(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】モバイル端末、モバイル端末のアプリケーション管理方法、ターゲット広告提供システム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 1/72 20210101AFI20231003BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20231003BHJP
【FI】
H04M1/72
H04M11/00 302
(21)【出願番号】P 2019001610
(22)【出願日】2019-01-09
【審査請求日】2021-12-17
(31)【優先権主張番号】10-2018-0004319
(32)【優先日】2018-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】313011434
【氏名又は名称】エヌエイチエヌ コーポレーション
【住所又は居所原語表記】(Sampyeong-dong),16,Daewangpangyo-ro 645 beon-gil,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】リ デボン
(72)【発明者】
【氏名】パク ジュンソン
(72)【発明者】
【氏名】リ ジュンホ
(72)【発明者】
【氏名】クォン ドンフン
(72)【発明者】
【氏名】キム ジュンソン
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0310739(US,A1)
【文献】特開2016-181154(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第103971265(CN,A)
【文献】米国特許第09460461(US,B1)
【文献】特表2016-524227(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00-11/00
G06Q 30/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のアプリケーションが格納されたメモリと、
前記複数のアプリケーションのそれぞれに対応するアプリケーション情報を受信し、前記アプリケーション情報に対応するアプリケーションの状態情報を生成するアプリケーション管理モジュールと、
前記アプリケーション管理モジュールから提供される前記状態情報に基づき、前記アプリケーションの実行履歴を判断する制御部と、を含み、
前記アプリケーション管理モジュールは、
前記複数のアプリケーションのそれぞれに対するキャッシュデータサイズを予め設定された時間間隔で収集するアプリケーション情報収集部と、
前記アプリケーション情報収集部を介して収集した各アプリケーションのキャッシュデータサイズ情報を、前記各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する前記状態情報を生成する比較部とを含むモバイル端末。
【請求項2】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報を、前記制御部の制御によって、ネットワークを介して外部のサーバに伝送する通信モジュールをさらに含む、請求項1に記載のモバイル端末。
【請求項3】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づき、前記制御部によって検知された結果をユーザに表示するディスプレイモジュールをさらに含む、請求項1に記載のモバイル端末。
【請求項4】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づき、前記制御部によって検知された結果をユーザにオーディオとして出力するオーディオ出力モジュールをさらに含む、請求項1に記載のモバイル端末。
【請求項5】
前記各アプリケーションに対応する基準値は、前記アプリケーション情報収集部で収集される前の前記各アプリケーションのキャッシュデータの累積サイズである、請求項1に記載のモバイル端末。
【請求項6】
メモリに格納された複数のアプリケーションのそれぞれに対応するキャッシュデータサイズ情報を受信するステップと、
前記受信されたキャッシュデータサイズ情報に対応する前記各アプリケーションの基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する状態情報を生成するステップと、
前記状態情報に基づいて前記各アプリケーションの実行履歴を判断するステップと、
前記各アプリケーションの前記実行履歴の情報および前記各アプリケーションに該当する前記状態情報を格納するステップと、を含むモバイル端末のアプリケーション管理方法。
【請求項7】
前記各アプリケーションに対応する基準値は、前記受信された各アプリケーションのキャッシュデータが収集される前の前記各アプリケーションのキャッシュデータの累積サイズである、請求項6に記載のモバイル端末のアプリケーション管理方法。
【請求項8】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報を、ネットワークを介して外部のサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項6に記載のモバイル端末のアプリケーション管理方法。
【請求項9】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づいて生成された検知結果をユーザに表示するステップをさらに含む、請求項6に記載のモバイル端末のアプリケーション管理方法。
【請求項10】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づいて生成された検知結果をユーザにオーディオとして出力するステップをさらに含む、請求項6に記載のモバイル端末のアプリケーション管理方法。
【請求項11】
複数のアプリケーションがインストールされたモバイル端末と、
前記モバイル端末に無線通信環境を提供するネットワークと、
前記ネットワークを介して前記モバイル端末と通信し、前記モバイル端末から伝送されたアプリケーションのキャッシュデータサイズ情報
に基づき前記モバイル端末において生成されたアプリケーションの実行履歴情報を受信し、前記
実行履歴情報に基づいてターゲット広告コンテンツを選定し、前記ターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末に伝送するターゲット広告提供サーバとを含むターゲット広告提供システム。
【請求項12】
前記モバイル端末は、
前記複数のアプリケーションが格納されたメモリと、
前記複数のアプリケーションのそれぞれに対する前記キャッシュデータサイズ情報を予め設定された時間間隔で収集するアプリケーション情報収集部、および前記アプリケーション情報収集部を介して収集した各アプリケーションの前記キャッシュデータサイズ情報を、前記各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する状態情報を生成する比較部を含むアプリケーション管理モジュールと、
前記アプリケーション管理モジュールから提供される前記状態情報に基づき、前記アプリケーションの実行履歴を判断する制御部と、を含む、請求項11に記載のターゲット広告提供システム。
【請求項13】
前記各アプリケーションに対応する基準値は、前記アプリケーション情報収集部で収集される前の前記各アプリケーションのキャッシュデータの累積サイズである、請求項12に記載のターゲット広告提供システム。
【請求項14】
前記ターゲット広告提供サーバは、メモリと、データベースと、プロセッサと、通信モジュールと、入出力インタフェースとを含み、
前記データベースには、前記ターゲット広告提供サーバで提供できる広告コンテンツが分野別に区分されて格納および保持される、請求項11に記載のターゲット広告提供システム。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記モバイル端末から伝送されたアプリケーションの前
記実行履歴情報を収集するデータ収集部と、
前記モバイル端末の前記実行履歴情報に基づいてユーザの関心の性向を分析処理するデータ処理部と、
前記データ処理部の分析結果に対応して、前記データベースに格納および保持される広告コンテンツのうちユーザの関心分野に適したターゲット広告コンテンツを選定する広告コンテンツ選定部と、
前記選定されたターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末に伝送する広告コンテンツ提供部と、を含む、請求項14に記載のターゲット広告提供システム。
【請求項16】
メモリに格納された複数のアプリケーションのそれぞれに対応するキャッシュデータサイズ情報を受信し、
前記受信されたキャッシュデータサイズ情報に対応する前記各アプリケーションの基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する状態情報を生成し、
前記状態情報に基づいて前記各アプリケーションの実行履歴を判断し、
前記各アプリケーションの前記実行履歴の情報および前記各アプリケーションに該当する前記状態情報を格納することをモバイル端末のプロセッサに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、モバイル端末およびそのアプリケーション管理方法に関し、特に、端末内にインストールされたアプリケーションの実行履歴を確認してこれを管理するモバイル端末およびそのアプリケーション管理方法とこれを活用したターゲット広告提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、コンピュータ、電子、通信技術の飛躍的な発展に伴い、無線通信網(Wireless Network)を用いた多様な無線通信サービスが提供されており、これによって、各種のユーザ便利機能が具備されたモバイル端末はユーザの必需品となってきた。このようなユーザ便利機能は、ユーザがモバイル端末にインストールされたアプリケーションを介して実現される。
【0003】
一般的に、アプリケーション(application)とは、例えば、日程管理、住所録、ゲーム、動画、音楽再生などのコンテンツアプリケーションプログラムを意味するものであって、これは、オンライン上のアプリケーションストア(Application Store)などを介してダウンロードされ、ユーザのモバイル端末にインストールすることができる。
【0004】
また、最近は、このような通信網の発展によってモバイル端末を活用した広告が広く用いられている。しかし、このような広告媒体の増加によって、ユーザが無制限的にまたは関心のない分野の広告に過度に接することにより、広告への関心を失う傾向が現れており、これは、アドバタイザが支払う広告費に比べて広告効果が低くなり得る原因になる。
【0005】
これによって、個別ユーザの関心事に適合する最適な広告を提供できる方策が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、ユーザのモバイル端末にインストールされたアプリケーションのうちユーザが使用するアプリケーションの実行履歴を把握し、当該実行履歴を活用して前記アプリケーションを効率的に管理できるモバイル端末およびそのアプリケーション管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、前記各モバイル端末で管理されるアプリケーションの実行履歴情報に基づいて前記モバイル端末のユーザに適したターゲット広告コンテンツを決定し、当該ターゲット広告コンテンツを当該モバイル端末に伝送するターゲット広告提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態に係るモバイル端末は、複数のアプリケーションが格納されたメモリと、前記複数のアプリケーションのそれぞれに対応するアプリケーション情報を受信し、前記アプリケーション情報に対応するアプリケーションの状態情報を生成するアプリケーション管理モジュールと、前記アプリケーション管理モジュールから提供される状態情報に基づき、前記アプリケーションの実行履歴を判断する制御部と、を含み、前記アプリケーション管理モジュールは、前記複数のアプリケーションのそれぞれに対するキャッシュデータサイズを予め設定された時間間隔で収集するアプリケーション情報収集部と、前記アプリケーション情報収集部を介して収集した各アプリケーションのキャッシュデータサイズ情報を、前記各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する前記状態情報を生成する比較部とを含む。
【0009】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報を、前記制御部の制御によって、ネットワークを介して外部のサーバに伝送する通信モジュールをさらに含んでもよい。
【0010】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づき、前記制御部によって検知された結果をユーザに表示するディスプレイモジュールをさらに含んでもよい。
【0011】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づき、前記制御部によって検知された結果をユーザにオーディオとして出力するオーディオ出力モジュールをさらに含んでもよい。
【0012】
前記各アプリケーションに対応する基準値は、前記アプリケーション情報収集部で収集される前の前記各アプリケーションのキャッシュデータの累積サイズである。
【0013】
本発明の実施形態に係るモバイル端末のアプリケーション管理方法は、メモリに格納された複数のアプリケーションのそれぞれに対応するアプリケーション情報を受信するステップと、前記受信されたアプリケーション情報に対応する前記各アプリケーションの基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する状態情報を生成するステップと、前記状態情報に基づいて前記各アプリケーションの実行履歴を判断するステップと、前記各アプリケーションの前記実行履歴の情報および前記各アプリケーションに該当する前記状態情報を格納するステップと、を含む。
【0014】
前記各アプリケーションに対応するアプリケーション情報は、前記各アプリケーションに対するキャッシュデータサイズである。
【0015】
前記各アプリケーションに対応する基準値は、前記受信された各アプリケーションのキャッシュデータが収集される前の前記各アプリケーションのキャッシュデータの累積サイズである。
【0016】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報を、ネットワークを介して外部のサーバに伝送するステップをさらに含んでもよい。
【0017】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づいて生成された検知結果をユーザに表示するステップをさらに含んでもよい。
【0018】
前記アプリケーションの前記状態情報または前記実行履歴の情報に基づいて生成された検知結果をユーザにオーディオとして出力するステップをさらに含んでもよい。
【0019】
本発明の実施形態に係るターゲット広告提供システムは、複数のアプリケーションがインストールされたモバイル端末と、前記モバイル端末に無線通信環境を提供するネットワークと、前記ネットワークを介して前記モバイル端末と通信し、前記モバイル端末から伝送されたアプリケーションの状態情報または実行履歴情報を受信し、前記状態情報または前記実行履歴情報に基づいてターゲット広告コンテンツを選定し、前記ターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末に伝送するターゲット広告提供サーバとを含む。
【0020】
前記モバイル端末は、前記複数のアプリケーションが格納されたメモリと、前記複数のアプリケーションのそれぞれに対するキャッシュデータサイズを予め設定された時間間隔で収集するアプリケーション情報収集部、および前記アプリケーション情報収集部を介して収集した各アプリケーションのキャッシュデータサイズ情報を、前記各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する前記状態情報を生成する比較部を含むアプリケーション管理モジュールと、前記アプリケーション管理モジュールから提供される前記状態情報に基づき、前記アプリケーションの実行履歴を判断する制御部と、を含むことができる。
【0021】
前記各アプリケーションに対応する基準値は、前記アプリケーション情報収集部で収集される前の前記各アプリケーションのキャッシュデータの累積サイズである。
【0022】
前記ターゲット広告提供サーバは、メモリと、データベースと、プロセッサと、通信モジュールと、入出力インタフェースとを含み、前記データベースには、前記ターゲット広告提供サーバで提供できる広告コンテンツが分野別に区分されて格納および保持される。
【0023】
前記プロセッサは、前記モバイル端末から伝送されたアプリケーションの前記実行履歴情報を収集するデータ収集部と、前記モバイル端末の前記実行履歴情報に基づいてユーザの関心の性向を分析処理するデータ処理部と、前記データ処理部の分析結果に対応して、前記データベースに格納および保持される広告コンテンツのうちユーザの関心分野に適したターゲット広告コンテンツを選定する広告コンテンツ選定部と、前記選定されたターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末に伝送する広告コンテンツ提供部と、を含むことができる。
【発明の効果】
【0024】
このような本発明の実施形態によれば、ユーザのモバイル端末にインストールされたアプリケーションのうちユーザが使用するアプリケーションの実行履歴を把握し、当該実行履歴を活用して前記アプリケーションを効率的に管理することができる。
【0025】
また、前記各モバイル端末で管理されるアプリケーションの実行履歴情報に基づき、モバイル端末のユーザに対するターゲット広告の提供などといった多様な便利機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の実施形態に係るモバイル端末の内部構成の一実施例を概略的に示すブロック図。
【
図2】
図1に示されたアプリケーション管理モジュールの一実施例を概略的に示すブロック図。
【
図3】本発明の実施形態に係るアプリケーション管理方法を示すフロー図。
【
図4】
図1に示されたモバイル端末を活用したターゲット広告提供システムを示すブロック図。
【
図5】
図4に示されたターゲット広告提供サーバの内部構成の一実施例を概略的に示すブロック図。
【
図6】
図5のターゲット広告提供サーバに含まれるプロセッサの内部構成の一実施例を概略的に示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0027】
上記の背景技術の欄に記載の内容は単に本発明の技術的思想に対する背景技術の理解のためのものである。つまり、当該記載内容は本発明の技術分野における当業者に知られた先行技術に該当する内容ではない。
【0028】
以下の記述において、説明の目的として、多様な実施例の理解のために多くの具体的な細部内容が提示される。しかし、多様な実施例にかかる具体的な細部の内容がなくても、または1つ以上の同等の方式で実施できることは明らかである。他の例示において、よく知られた構造と装置は、多様な実施例を不必要に理解しにくくすることを避けるためにブロック図で表される。
【0029】
添付したブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラムインストラクション(実行エンジン)によって行われてもよい。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されてもよい。したがって、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備の、プロセッサを介して行われるそのインストラクションは、ブロック図の各ブロックで説明された機能を行う手段を生成する。
【0030】
これらのコンピュータプログラムインストラクションは、特定方式で機能を実現するために、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できる、コンピュータ利用可能またはコンピュータ読取可能なメモリに格納されることも可能である。したがって、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読取可能なメモリに格納されたインストラクションは、ブロック図の各ブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を含むリストを生成することも可能である。
【0031】
そして、コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装置に搭載されることも可能である。したがって、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装置で一連の動作ステップが行われ、コンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装置が実行するインストラクションは、ブロック図の各ブロックで説明される機能を実行するための機能を提供することも可能である。
【0032】
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための、1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部であってもよく、いくつかの代替実施例では、ブロックまたはステップで言及された機能が順序から外れて発生することも可能である。
【0033】
すなわち、図示の2つのブロックは、実質的に同時に実行されることも可能である。また、そのブロックが必要に応じて該当する機能の逆順に実行されることも可能である。
【0034】
ここで使われた用語は、特定の実施例を説明する目的であり制限するための目的ではない。明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに包含できることを意味する。別の定義がない限り、ここに使われた用語は、本発明の属する分野における通常の知識を有する者に一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
【0035】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態をより詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の実施形態に係るモバイル端末の内部構成の一実施例を概略的に示すブロック図である。
図2は、
図1に示されたアプリケーション管理モジュールの一実施例を概略的に示すブロック図である。また、
図3は、本発明の実施形態に係るアプリケーション管理方法を示すフロー図である。
【0037】
まず、
図1を参照すれば、モバイル端末110は、通信モジュール111と、メモリ112と、ディスプレイモジュール113と、オーディオ出力モジュール114と、アプリケーション管理モジュール115と、制御部116とを含むことができる。
【0038】
通信モジュール111は、ネットワーク120を介して、モバイル端末110の内部の任意の構成要素またはモバイル端末110の外部の任意の少なくとも1つの機器と通信連結することができる。この時、外部の任意の機器は、一例として、
図4に示されたターゲット広告提供サーバ130を含むことができる。ここで、無線インターネット技術には、無線LAN(Wireless LAN:WLAN)、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)、ワイブロ(Wireless Broadband:Wibro)、ワイマックス(World Interoperability for Microwave Access:Wimax)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、IEEE802.16、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)、広帯域無線移動通信サービス(Wireless Mobile Broadband Service:WMBS)などがある。前記通信モジュール111は、前記で挙げられていないインターネット技術までを含む範囲で少なくとも1つの無線インターネット技術によりデータを送受信する。さらに、近距離通信技術には、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee)、近接磁場通信(Near Field Communication:NFC)、超音波通信(Ultra Sound Communication:USC)、可視光通信(Visible Light Communication:VLC)、ワイファイ(Wi-Fi)、ワイファイダイレクト(Wi-Fi Direct)などが含まれてもよい。
【0039】
また、通信モジュール111は、移動通信のための技術標準または通信方式(例えば、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access2000)、EV-DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTEA(Long Term Evolution-Advanced)など)により構築された移動通信網上で基地局と無線信号を送受信することができる。
【0040】
メモリ112は、多様なユーザインタフェース(User Interface:UI)、グラフィックユーザインタフェース(Graphic User Interface:GUI)などを格納する。また、メモリ112は、モバイル端末110が動作するのに必要なデータとプログラムなどを格納する。すなわち、メモリ112は、モバイル端末110で駆動される複数のアプリケーションプログラム(application program、以下、「アプリケーション」)、モバイル端末110の動作のためのデータ、および命令語を格納することができる。このようなアプリケーションの少なくとも一部は、無線通信を介して外部サーバからダウンロードされる。前記アプリケーションは、自動音声認識(ASR)アプリケーション、対話アプリケーション、地図アプリケーション、メディアアプリケーション(例えば、QuickTime、MobileMusic.app、またはMobileVideo.app)、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(social networking applications)(例えば、フェイスブック、ツイッター(登録商標)など)、インターネットブラウジングアプリケーションなどで実現される。また、前記アプリケーションは、コミュニケーション動作を行う1つまたは数個のアプリケーションを含むことができる。例えば、前記アプリケーションは、メッセージアプリケーション、メールプログラム、ボイスメールプログラム、インスタントメッセージングアプリケーション(例えば、チャット)、ビデオ会議アプリケーション、ファックスアプリケーションまたは1つ以上のアプリケーションで組み合わされたものと理解される。一方、前記アプリケーションは、メモリ112に格納され、モバイル端末110にインストールされて、制御部116によってモバイル端末110の動作(または機能)を行うように駆動される。また、メモリ112は、フラッシュメモリタイプ(Flash Memory Type)、ハードディスクタイプ(Hard Disk Type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(Multimedia Card Micro Type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDまたはXDメモリなど)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスク、ラム(Random Access Memory:RAM)、SRAM(Static Random Access Memory)、ロム(Read-Only Memory:ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)の少なくとも1つの格納媒体を含むことができる。また、モバイル端末110は、インターネット(internet)上でメモリ112の格納機能を行うウェブストレージ(web storage)を運営したり、またはウェブストレージに関連して動作してもよい。
【0041】
また、前記通信モジュール111は、制御部116の制御によって、前記アプリケーションに関する情報を、前記ネットワーク120を介してターゲット広告提供サーバ130に伝送することができる。一例として、前記アプリケーション情報は、前記アプリケーション管理モジュール115によって生成されたアプリケーションの状態情報またはアプリケーションの実行履歴情報であってもよい。よって、前記ターゲット広告提供サーバ130は、前記モバイル端末110で管理されるアプリケーションの実行履歴情報に基づいて前記モバイル端末のユーザに適したターゲット広告コンテンツを決定し、これを当該モバイル端末に伝送することができる。
【0042】
また、メモリ112は、制御部116の制御によって、先に言及したモバイル端末110にインストールされたアプリケーションの実行履歴情報などを格納することができる。
【0043】
ディスプレイモジュール113は、制御部116の制御によって、メモリ112に格納されたユーザインタフェースおよび/またはグラフィックユーザインタフェースを用いて多様なメニュー画面などといった多様なコンテンツを表示し、前記制御部116の制御によって実行されたアプリケーション実行結果画面を表示することができる。ここで、ディスプレイモジュール113に表示されるコンテンツは、多様なテキストまたはイメージデータ(各種情報データを含む)と、アイコン、リストメニュー、コンボボックスなどのデータを含むメニュー画面などを含む。ディスプレイモジュール113は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)、フレキシブルディスプレイ(Flexible Display)、3次元ディスプレイ(3D Display)、電子インクディスプレイ(e-ink display)、LED(Light Emitting Diode)などで実現される。
【0044】
オーディオ出力モジュール114は、制御部116の制御によって、所定の信号処理をされた信号に含まれた音声情報を出力することができる。ここで、オーディオ出力モジュール114には、レシーバ(receiver)、スピーカ(speaker)、ブザー(buzzer)などが含まれてもよい。また、オーディオ出力モジュール114は、制御部116の制御によって実行されたアプリケーション実行結果画面に対応する案内情報を出力することができる。
【0045】
アプリケーション管理モジュール115は、前記メモリ112に格納された複数のアプリケーションの情報を受信し、当該アプリケーションに対応するアプリケーションの状態情報を生成する動作を行う。より具体的には、前記アプリケーション管理モジュール115は、前記モバイル端末110にインストールされた複数のアプリケーションが実際に実行されたかどうかを確認する機能を実行する。前記アプリケーション管理モジュール115は、無線通信を介して外部サーバからダウンロードされ、前記メモリ112に格納されモバイル端末110にインストールされて、制御部116によって前記アプリケーションに対する管理動作(機能)を行うように駆動される。つまり、前記アプリケーション管理モジュール115は、モバイル端末110に搭載されたアプリケーションの情報を収集し、前記アプリケーションのうちユーザがどのアプリケーションを実際に使用するかを確認できる情報を生成する。一例として、前記アプリケーションの情報は、各アプリケーションのキャッシュ(cache)データサイズ情報であってもよい。前記サイズ(size)は、データの大きさを意味するもので、一般的にビット(bit)をその単位とする。前記アプリケーション管理モジュール115は、収集した各アプリケーションのキャッシュデータサイズ情報を、各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記モバイル端末110にインストールされた複数のアプリケーションの状態情報すなわち、前記アプリケーションの実行履歴情報を生成することができる。
【0046】
つまり、アプリケーションが実行されると、動画を含めたイメージが変更される、または各種スクリプトが新たに呼び出され、かかる機能実現のために自動的に格納されるアプリケーションのキャッシュデータも変更されるしかない。これによって、アプリケーションのキャッシュデータサイズが変化するか否かの確認を通じて、ユーザが実際に使用するアプリケーションが何かを知ることができる。すなわち、アプリケーション管理モジュール115を介して生成されるアプリケーションの状態情報は、前記モバイル端末110にインストールされた複数のアプリケーションに関する実行履歴情報として活用される。
【0047】
以下、
図2および
図3を参照して、本発明の実施形態に係るアプリケーション管理モジュール115の構成およびこれによるアプリケーション管理方法を説明する。
【0048】
前記アプリケーション管理モジュール115は、アプリケーション情報収集部210と、比較部220とを含む。
【0049】
アプリケーション情報収集部210は、モバイル端末110にインストールされた複数のアプリケーションのキャッシュデータサイズを、予め設定された時間間隔で収集する(ST310)。この時、前記時間間隔は、一例として24時間になってもよいが、これは、一つの実施例であって、本発明の構成がこれに限定されるものではない。すなわち、ユーザは、前記時間間隔を制御部116によって制御可能である。
【0050】
前記比較部220は、前記アプリケーション情報収集部210を介して収集した各アプリケーションのキャッシュデータサイズ情報を、各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記各アプリケーションに該当する状態情報を生成する役割を果たす(ST320)。一例として、キャッシュデータサイズの変化は、前記アプリケーション情報収集部210がキャッシュデータサイズを収集する前までに、最終的に累積された各アプリケーション別キャッシュデータのサイズと、前記アプリケーション情報収集部210で収集された各アプリケーション別キャッシュデータのサイズとを比較することで得るができる。すなわち、前記基準値は、前記アプリケーション情報収集部210がキャッシュデータサイズを収集する前までに、最終的に累積された各アプリケーション別キャッシュデータのサイズになってもよい。また、前記比較部220による比較が完了すると、前記アプリケーション情報収集部210で収集されたアプリケーションのキャッシュデータサイズは、これに対応するアプリケーションの累積キャッシュデータのサイズにアップデートされる。
【0051】
前記アプリケーション管理モジュール115によって生成された各アプリケーションの状態情報は、前記制御部116に伝送され、前記モバイル端末110にインストールされた複数のアプリケーションに関する実行履歴を判断する情報として活用される(ST330)。
【0052】
ここで、前記アップデートされた情報および前記比較部220を介して得た各アプリケーションの実行履歴情報はメモリ112に格納される(ST340)。
【0053】
制御部116は、前記アプリケーションに関する実行履歴情報に基づいて、特定のアプリケーションに過度なキャッシュが使用されることを検知することができる。過度なキャッシュを使用したアプリケーションがある場合、モバイル端末110の性能に悪影響がある可能性がある。したがって、制御部116は、過度なキャッシュが使用されたアプリケーションが検知されると、これをディスプレイモジュール113および/またはオーディオ出力モジュール114を介してユーザに警告することができ、ユーザは当該アプリケーションを削除することができる。
【0054】
また、制御部116は、前記アプリケーションに関する実行履歴情報に基づいて、ユーザが実際に実行しないアプリケーションであるにもかかわらず自動的にバックグラウンドで実行されて動作し続けることを検知することができる。この場合、制御部116は、前記検知結果をディスプレイモジュール113および/またはオーディオ出力モジュール114を介してユーザに警告することができ、ユーザは当該アプリケーションを削除することができる。
【0055】
さらに、制御部116は、前記アプリケーションに関する実行履歴情報に基づいて、ユーザがよく使用しないアプリケーションが何かを検知することができる。この場合、制御部116は、前記検知結果をディスプレイモジュール113および/またはオーディオ出力モジュール114を介してユーザに警告することができ、ユーザは当該アプリケーションを削除することができる。
【0056】
制御部116は、モバイル端末110の全般的な制御機能を実行する。また、制御部116は、メモリ112に格納されたプログラムおよびデータを用いてモバイル端末110の全般的な制御機能を実行する。制御部116は、RAM、ROM、CPU、GPU、バスを含むことができ、RAM、ROM、CPU、GPUなどは、バスを介して互いに接続される。CPUは、メモリ112にアクセスして、メモリ112に格納されたO/S(オペレーションシステム)を用いて起動され、メモリ112に格納された各種プログラム、コンテンツ、データなどを用いて多様な動作を実行することができる。さらに、制御部116は、前記アプリケーション管理モジュール115を実行させ、前記アプリケーションに対する管理動作(機能)を行うことができる。すなわち、先に説明したように、前記アプリケーション管理モジュール115は、制御部116によって活性化され、各アプリケーションのキャッシュデータサイズ情報を、各アプリケーションに対応する基準値と比較して、前記モバイル端末110にインストールされた複数のアプリケーションに関する実行履歴情報として用いることができる。
【0057】
また、モバイル端末110は、当該モバイル端末110に接続されるすべての外部機器とのインタフェースの役割を果たすインタフェースモジュール(図示せず)をさらに含んでもよい。例えば、インタフェースモジュールは、有線/無線ヘッドセットポート(Headset Port)、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカード(Memory Card)ポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/O(Input/Output)ポート、イヤホンポートなどから構成される。
【0058】
さらに、モバイル端末110は、ユーザによるボタン操作または任意の機能の選択による信号を受信する、または表示される画面をタッチ/スクロールするなどの操作によって生成された命令または制御信号を受信するための入力モジュール(図示せず)をさらに含んでもよい。入力モジュールは、ユーザの命令、選択、データ、情報のうち少なくとも1つを受信するための手段であって、数字または文字情報が入力され、多様な機能を設定するための複数の入力キーおよび機能キーを含むことができる。また、入力モジュールは、キーパッド(Key Pad)、ドームスイッチ(Dome Switch)、タッチパッド(静圧/静電)、タッチスクリーン(Touch Screen)、ジョグホイール、ジョグスイッチ、ジョグシャトル(Jog Shuttle)、マウス(mouse)、スタイラスペン(Stylus Pen)、タッチペン(Touch Pen)などの多様な装置が使用可能である。特に、ディスプレイモジュール113がタッチスクリーン形態である場合、入力の機能の一部または全部は、ディスプレイモジュール113を介して行われる。また、モバイル端末110の構成要素またはモジュールは、モバイル端末110のメモリ112上に格納されるソフトウェアによって実現されてもよい。当該ソフトウェアは、実行時にモバイル端末110に特定動作を行わせる命令語セットを含むことができる。
【0059】
図4は、
図1に示されたモバイル端末を活用したターゲット広告提供システムを示すブロック図である。
【0060】
図4を参照すれば、本発明の実施形態に係るネットワーク環境は、複数のモバイル端末110_1、110_2、・・・、110_nと、ネットワーク120と、ターゲット広告提供サーバ130とを含んで構成される。
【0061】
前記モバイル端末110_1、110_2、・・・、110_nおよびネットワーク120は、前記
図1~
図3を通じて説明したものと同一である。
【0062】
ターゲット広告提供サーバ130は、前記モバイル端末110とネットワーク120とを介して通信してターゲット広告コンテンツを提供する主体である。ターゲット広告提供サーバ130は、命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する少なくとも1つのサーバ装置から構成される。すなわち、ターゲット広告提供サーバ130は、前記それぞれのモバイル端末110_1、110_2、・・・、110_nのユーザが実際に使用するアプリケーションの実行履歴情報に基づいて、前記モバイル端末のユーザに適したターゲット広告コンテンツを決定し、これを当該モバイル端末に伝送することができる。
【0063】
図5は、
図4に示されたターゲット広告提供サーバの内部構成の一実施例を概略的に示すブロック図である。
【0064】
図5を参照すれば、ターゲット広告提供サーバ130は、メモリ132と、データベース133と、プロセッサ134と、通信モジュール136と、入出力インタフェース138とを含む。
【0065】
メモリ132は、コンピュータで読取可能な記録媒体であって、RAM、ROMおよびディスクドライブのような不消滅性大容量記録装置を含むことができる。また、メモリ132には、O/Sと少なくとも1つのプログラムコードが格納される。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズムを利用して、メモリ132とは別のコンピュータで読取可能な記録媒体からローディングされる。このような別のコンピュータで読取可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどの記録媒体を含むことができる。また、前記ソフトウェア構成要素は、通信モジュール136を介してメモリ132にローディングされてもよい。
【0066】
データベース133には、本発明の実施形態に係るターゲット広告提供サーバ130で提供できる広告コンテンツが格納および保持される。また、前記広告コンテンツは、分野別に区分されて格納および保持される。一例として、ファッション、ショッピング、図書、旅行、食生活、家電/家具、および地域特性別に区分されてもよい。
【0067】
プロセッサ134は、基本的な算術、ロジック演算、および入出力演算を行うことにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成される。当該命令は、メモリ132または通信モジュール136によってプロセッサ134に提供される。一例として、プロセッサ134は、メモリ132のような記録装置に格納されたプログラムコードに応じて受信される命令を実行するように構成される。
【0068】
通信モジュール136は、ネットワーク120を介してモバイル端末110とターゲット広告提供サーバ130とが互いに通信するための機能を提供することができる。一例として、サーバ130のプロセッサ134の制御によって提供される制御信号、命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール136を介してネットワーク120を経てモバイル端末110に伝送される。
【0069】
入出力インタフェース138は、キーボードまたはマウスなどで実現される入力装置およびディスプレイなどのような出力装置の間のインタフェースを提供する役割を果たすことができる。
【0070】
本発明の実施形態に係るターゲット広告提供サーバ130は、モバイル端末110から伝送されたアプリケーションの実行履歴情報に基づいてユーザ行動情報を分析し、分析結果に対応してユーザの関心分野に適したターゲット広告コンテンツを選定した後、当該ターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末110に伝送する役割を果たす。すなわち、ターゲット広告提供サーバ130は、前記アプリケーションの実行履歴に基づいて、モバイル端末110で最近使用されたアプリケーションを確認することができる。この場合、ターゲット広告提供サーバ130は、最近使用したアプリケーションに関連する広告コンテンツをターゲット広告コンテンツとして選定して提供することができる。
【0071】
図6は、
図5のターゲット広告提供サーバに含まれるプロセッサの内部構成の一実施例を概略的に示すブロック図である。
【0072】
図6を参照すれば、ターゲット広告提供サーバ130のプロセッサ134は、データ収集部310と、データ処理部320と、広告コンテンツ選定部330と、広告コンテンツ提供部340とを含むことができる。ここで、前記プロセッサ134は、メモリ132が含むO/Sのコードと少なくとも1つのプログラムコードによる命令(instruction)を実行するように実現される。この時、プロセッサ134内の構成要素すなわち、データ収集部310、データ処理部320、広告コンテンツ選定部330および広告コンテンツ提供部340は、サーバ130に格納されたプログラムコードが提供する制御命令によって、プロセッサ134によって実行される異なる機能を互いに区分して表現したものと理解することもできる。
【0073】
一例として、前記データ収集部310は、モバイル端末110から伝送されたアプリケーションの実行履歴情報を収集する機能を意味してもよく、データ処理部320は、前記各モバイル端末110の実行履歴情報に基づいてユーザの関心の性向を分析処理する機能を意味してもよい。また、広告コンテンツ選定部330は、前記データ処理部320の分析結果に対応して、前記データベース133に格納および保持される広告コンテンツのうちユーザの関心分野に適したターゲット広告コンテンツを選定する機能を意味してもよく、広告コンテンツ提供部340は、前記選定されたターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末110に伝送する機能を意味してもよい。
【0074】
前記データ処理部320は、このようなユーザの関心の性向に基づいてユーザ個別の特性を分類することができ、このように分類されたユーザ個別の特性に対応して、ファッション、ショッピング、図書、旅行、食生活、家電/家具および地域特性などを反映した分野別ターゲット顧客として設定することができる。
【0075】
このように、広告識別値に基づいて分析したユーザの行動情報によりユーザが特定分野のターゲット顧客に含まれると、広告コンテンツ選定部330は、前記データベース133に格納および保持される広告コンテンツのうちユーザの関心分野に適したターゲット広告コンテンツを選定することができる。
【0076】
前記各モバイル端末110に対するアプリケーションの実行履歴情報を分析すると、ユーザが最近使用するアプリケーションの性向を把握することができ、これを通じてより正確なユーザの関心の性向を決定することができる。一例として、ショッピングアプリケーションに対する最近の使用頻度が高ければ、ショッピング購買欲求が高いユーザの性向と判断することができ、健康関連アプリケーションに対する最近の使用頻度が高ければ、健康に関心が多いユーザの性向と判断することができる。このような各モバイル端末に対するアプリケーションの実行履歴情報の分析結果に基づいてユーザ別の最近の関心事を決定し、このような関心事に関連するターゲット広告コンテンツを選定することができる。
【0077】
この後、広告コンテンツ提供部340は、前記選定されたターゲット広告コンテンツを前記モバイル端末110に伝送することにより、前記ユーザに最適化されたターゲット広告を提供することができる。
【0078】
以上、本発明では、具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施例および図面によって説明されたが、これは、本発明のより全般的な理解のために提供されたものに過ぎず、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者であればこのような記載から多様な修正および変形が可能である。
【0079】
したがって、本発明の思想は説明された実施例に限って定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等または等価的変形があるすべてのものは本発明の思想の範疇に属するというべきである。