(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】インテリジェント音声システム及び投影機制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/16 20060101AFI20231003BHJP
G03B 21/00 20060101ALI20231003BHJP
G10L 15/00 20130101ALI20231003BHJP
G10L 15/10 20060101ALI20231003BHJP
【FI】
G06F3/16 650
G03B21/00 D
G10L15/00 200F
G10L15/10 200W
(21)【出願番号】P 2019164079
(22)【出願日】2019-09-10
【審査請求日】2022-01-31
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】201811196308.2
(32)【優先日】2018-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】500093133
【氏名又は名称】中強光電股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】林 明政
(72)【発明者】
【氏名】陳 玉孟
(72)【発明者】
【氏名】甘 偉欣
(72)【発明者】
【氏名】戴 基城
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/100743(WO,A1)
【文献】特開2005-241971(JP,A)
【文献】特開2014-132756(JP,A)
【文献】特開2017-076393(JP,A)
【文献】特開2011-164538(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/16
G06F 3/01
G10L 15/10
G10L 15/00
G03B 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一音声アシスタント、第一クラウド型プラットフォーム、第一投影機、及び管理サーバを含むインテリジェント音声システムであって、
前記第一クラウド型プラットフォームは、前記第一音声アシスタントに接続され、前記第一音声アシスタントを管理し、
前記管理サーバは、前記第一クラウド型プラットフォーム及び前記第一投影機に接続され、前記第一投影機を管理及び制御し、
前記第一音声アシスタントが前記第一投影機を制御するための第一音声信号を受信するときに、前記第一音声アシスタントは、前記第一音声信号から複数の第一キーワードを抽出し、前記複数の第一キーワードを前記第一クラウド型プラットフォームに伝送し、
前記複数の第一キーワードは、前記第一投影機に対応する第一エイリアス及び第一制御命令を含み、前記第一クラウド型プラットフォームは、第一セマンティック解析プログラムを含み、前記第一クラウド型プラットフォームは、複数の第二制御命令を含み、前記第一クラウド型プラットフォームは、前記第一セマンティック解析プログラムにより前記第一制御命令を解析し、前記第一制御命令に基づいて対応する前記第二制御命令を取得又はテイクアウト又は生成し、前記第一投影機の前記第一エイリアス及び対応する前記第二制御命令を前記管理サーバに伝送し、前記管理サーバは、前記第一エイリアスに従って前記第一投影機にアクセスし、前記対応する前記第二制御命令に基づいて前記第一投影機を第一作動状態に調整
し、
前記インテリジェント音声システムは、
第二音声アシスタント;及び
前記第二音声アシスタント及び前記管理サーバに接続され、前記第二音声アシスタントを管理するための第二クラウド型プラットフォームをさらに含み、
前記第二音声アシスタントが前記第一投影機を制御するための第二音声信号を受信するときに、前記第二音声アシスタントは、前記第二音声信号から複数の第二キーワードを抽出し、前記複数の第二キーワードを前記第二クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第二キーワードは、前記第一投影機に対応する前記第一エイリアス及び第六制御命令を含み、
前記第二クラウド型プラットフォームは、第二セマンティック解析プログラムを含み、前記第二クラウド型プラットフォームは、複数の第七制御命令を含み、前記第二クラウド型プラットフォームは、前記第二セマンティック解析プログラムにより前記第六制御命令を解析し、前記第六制御命令に基づいて対応する前記第七制御命令を取得し、前記第一投影機の前記第一エイリアス及び前記第六制御命令に対応する前記第七制御命令を前記管理サーバに伝送し、前記管理サーバは、前記第一エイリアスに従って前記第一投影機にアクセスし、前記第六制御命令に対応する前記第七制御命令に基づいて前記第一投影機を第二作動状態に調整し、
前記第一音声信号の語系は、前記第二音声信号の語系と同じであり、
前記第一音声アシスタントが前記第一投影機を制御するための前記第二音声信号も受信するときに、前記第一音声アシスタントは、前記第二音声信号から前記複数の第二キーワードを抽出し、前記複数の第二キーワードを前記第一クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第二キーワードは、前記第一投影機に対応する前記第一エイリアス及び前記第六制御命令を含み、
前記第一クラウド型プラットフォームは、前記第一セマンティック解析プログラムにより前記第六制御命令を解析し、前記第六制御命令に基づいて第八制御命令を取得し、前記第一投影機の前記第一エイリアス及び前記第八制御命令を前記管理サーバに伝送し、
前記管理サーバは、前記第一エイリアスに従って前記第一投影機にアクセスし、前記第六制御命令に対応する前記第八制御命令に基づいて前記第一投影機を再び前記第二作動状態に調整する、インテリジェント音声システム。
【請求項2】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機は、予め、前記第一エイリアス及び前記第一投影機の唯一な識別情報に基づいて、前記管理サーバに登録されている、インテリジェント音声システム。
【請求項3】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機の前記第一エイリアスは、前記管理サーバが前記第一投影機の登録プロセスにおいて提供する複数の所定エイリアスから選択される、インテリジェント音声システム。
【請求項4】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機が前記第一作動状態に調整された後に、前記第一投影機は、前記第一作動状態を前記管理サーバに報告し、前記管理サーバは、前記第一作動状態を前記第一クラウド型プラットフォームに転送し、前記第一クラウド型プラットフォームは、前記第一作動状態に基づいて第一応答語句を生成し、前記第一応答語句を前記第一音声アシスタントに伝送し、前記第一音声アシスタントに前記第一応答語句を出力させる、インテリジェント音声システム。
【請求項5】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第二制御命令は、予め、前記第一クラウド型プラットフォームに生成されており、或いは、人工知能又は機器学習の方式で生成されている、インテリジェント音声システム。
【請求項6】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一セマンティック解析プログラムは、第一ルックアップテーブルを含み、前記第二制御命令は、前記第一ルックアップテーブルに生成される、インテリジェント音声システム。
【請求項7】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一セマンティック解析プログラムは、前記複数の第二制御命令に対応する情報を含む、インテリジェント音声システム。
【請求項8】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一クラウド型プラットフォームは、データベースを含み、前記第二制御命令は、前記データベースに記憶され、前記データベースは、第一ルックアップテーブルを含み、前記第二制御命令は、前記第一ルックアップテーブルに生成される、インテリジェント音声システム。
【請求項9】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機の前記第一作動状態の調整は、前記第一投影機の電源を入れることである、インテリジェント音声システム。
【請求項10】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機の前記第一作動状態の調整は、前記第一投影機のOSD(on screen display)をスタートすることである、インテリジェント音声システム。
【請求項11】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機の前記第一作動状態の調整は、前記第一投影機の投影輝度を調整することである、インテリジェント音声システム。
【請求項12】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記管理サーバは、前記第一制御命令に対応する前記第二制御命令に基づいて、対応する第三制御命令を生成し、前記第三制御命令を前記第一投影機のマイクロ制御ユニットに伝送し、前記第一投影機の前記マイクロ制御ユニットは、前記第三制御命令を受信し、前記第三制御命令に基づいて前記第一投影機の前記第一作動状態を調整する、インテリジェント音声システム。
【請求項13】
請求項12に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機の前記マイクロ制御ユニットは、第一プログラムを含み、前記第一投影機の前記マイクロ制御ユニットは、前記第三制御命令を受信し、前記第一プログラムにより第四制御命令を取得し、前記第四制御命令に基づいて前記第一投影機の前記第一作動状態を調整し、前記第四制御命令は、デジタル信号を含む、インテリジェント音声システム。
【請求項14】
請求項13に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機の前記第一プログラムは、第二ルックアップテーブルを含み、前記第二ルックアップテーブルは、予め生成されている第五制御命令及び対応する前記第四制御命令を含み、前記第五制御命令は、第三制御命令と同じである、インテリジェント音声システム。
【請求項15】
請求項
12に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第一投影機は、少なくとも1つの電子素子を含み、前記第三制御命令は、前記少なくとも1つの電子素子の情報及び前記少なくとも1つの電子素子を制御する信号を含み、前記少なくとも1つの電子素子は、ファン、光源駆動器、及びスピーカーのうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つの電子素子の情報は、前記少なくとも1つの電子素子の識別コードを含み、前記少なくとも1つの電子素子を制御する信号は、電圧又は電流に関する信号を含む、インテリジェント音声システム。
【請求項16】
請求項
1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第八制御命令は、前記複数の第二制御命令のうちの1つである、インテリジェント音声システム。
【請求項17】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記管理サーバに接続され、前記管理サーバにより制御される第二投影機をさらに含み、
前記第一音声アシスタントが前記第二投影機を制御するための第三音声信号を受信するときに、前記第一音声アシスタントは、前記第三音声信号から複数の第三キーワードを抽出し、前記複数の第三キーワードを前記第一クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第三キーワードは、前記第二投影機に対応する第二エイリアス及び第九制御命令を含み、
前記第一クラウド型プラットフォームは、前記第一セマンティック解析プログラムにより前記第九制御命令を解析し、前記第九制御命令に基づいて第十制御命令を取得し、前記第一投影機の前記第二エイリアス及び前記第九制御命令に対応する前記第十制御命令を前記管理サーバに伝送し、前記管理サーバは、前記第二エイリアスに従ってス前記第二投影機にアクセスし、前記第九制御命令に対応する前記第十制御命令に基づいて前記第一投影機を第三作動状態に調整する、インテリジェント音声システム。
【請求項18】
請求項
17に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第十制御命令は、前記複数の第二制御命令のうちの1つである、インテリジェント音声システム。
【請求項19】
請求項
17に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第二投影機は、予め、前記第二エイリアス及び前記第二投影機の唯一な識別情報に基づいて前記管理サーバに登録されている、インテリジェント音声システム。
【請求項20】
請求項
17に記載のインテリジェント音声システムであって、
前記第二投影機の前記第二エイリアスは、前記管理サーバが前記第二投影機の登録プロセスにおいて提供する複数の所定エイリアスから選択される、インテリジェント音声システム。
【請求項21】
請求項1に記載のインテリジェント音声システムに用いる、投影機を制御する方法であって、
前記第一音声アシスタントが前記第一投影機を制御するための第一音声信号を受信するときに、前記第一音声アシスタントが、前記第一音声信号から複数の第一キーワードを抽出し、前記複数の第一キーワードを前記第一クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第一キーワードは、前記第一投影機に対応する第一エイリアス及び第一制御命令を含み、前記第一クラウド型プラットフォームは、第一セマンティック解析プログラムを含み、前記第一クラウド型プラットフォームは、複数の第二制御命令を含み;
前記第一クラウド型プラットフォームが前記第一セマンティック解析プログラムにより前記第一制御命令を解析し、前記第一制御命令に基づいて対応する前記第二制御命令を取得又はテイクアウト又は生成し、前記第一投影機の前記第一エイリアス及び対応する前記第二制御命令を前記管理サーバに伝送し;及び
前記管理サーバが前記第一エイリアスに従って前記第一投影機にアクセスし、前記第一制御命令に対応する前記第二制御命令に基づいて前記
第一投影機を第一作動状態に調整するステップを含
み、
前記インテリジェント音声システムは、第二音声アシスタント及び第二クラウド型プラットフォームをさらに含み、前記第二クラウド型プラットフォームは、前記第二音声アシスタント及び前記管理サーバに接続され、前記第二音声アシスタントを管理し、
前記方法は、さらに、
前記第二音声アシスタントが前記第一投影機を制御するための第二音声信号を受信するときに、前記第二音声アシスタントが、前記第二音声信号から複数の第二キーワードを抽出し、前記複数の第二キーワードを前記第二クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第二キーワードは、前記第一投影機に対応する前記第一エイリアス及び第六制御命令を含み、前記第二クラウド型プラットフォームは、第二セマンティック解析プログラムを含み、前記第二クラウド型プラットフォームは、複数の第七制御命令を含み;
前記第二クラウド型プラットフォームが、前記第二セマンティック解析プログラムにより前記第六制御命令を解析し、前記第六制御命令に基づいて対応する前記第七制御命令を取得し、前記第一投影機の前記第一エイリアス及び前記第六制御命令に対応する前記第七制御命令を前記管理サーバに伝送し;及び
前記管理サーバが、前記第一エイリアスに従って前記第一投影機にアクセスし、前記第六制御命令に対応する前記第七制御命令に基づいて前記第一投影機を第二作動状態に調整するステップを含み、
前記第一音声信号の語系は、前記第二音声信号の語系と同じであり、
前記方法は、さらに、
前記第一音声アシスタントが前記第一投影機を制御するための前記第二音声信号も受信するときに、前記第一音声アシスタントが、前記第二音声信号から前記複数の第二キーワードを抽出し、前記複数の第二キーワードを前記第一クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第二キーワードは、前記第一投影機に対応する前記第一エイリアス及び前記第六制御命令を含み;
前記第一クラウド型プラットフォームが、前記第一セマンティック解析プログラムにより前記第六制御命令を解析し、前記第六制御命令に基づいて第八制御命令を取得し、前記第一投影機の前記第一エイリアス及び前記第八制御命令を前記管理サーバに伝送し;及び
前記管理サーバが、前記第一エイリアスに基づいて前記第一投影機にアクセスし、前記第六制御命令に対応する前記第八制御命令に基づいて前記第一投影機を再び前記第二作動状態に調整するステップを含む、方法。
【請求項22】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一投影機は、予め、前記第一エイリアス及び前記第一投影機の唯一な識別情報に基づいて前記管理サーバに登録されている、方法。
【請求項23】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一投影機の前記第一エイリアスは、前記管理サーバが前記第一投影機の登録プロセスにおいて提供する複数の所定エイリアスから選択去れる、方法。
【請求項24】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一投影機が前記第一作動状態に調整された後に、さらに、
前記第一投影機が前記第一作動状態を前記管理サーバに報告し;
前記管理サーバが前記第一作動状態を前記第一クラウド型プラットフォームに転送し;及び
前記第一クラウド型プラットフォームが前記第一作動状態に基づいて第一応答語句を生成し、前記第一応答語句を前記第一音声アシスタントに伝送し、前記第一音声アシスタントに、前記第一応答語句を出力させるステップを含む、方法。
【請求項25】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第二制御命令は、予め、前記第一クラウド型プラットフォームに生成されており、或いは、人工知能又は機器学習の方式で生成されている、方法。
【請求項26】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一セマンティック解析プログラムは、第一ルックアップテーブルを含み、前記第二制御命令は、前記第一ルックアップテーブルに生成される、方法。
【請求項27】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一セマンティック解析プログラムは、前記複数の第二制御命令に対応する情報を含む、方法。
【請求項28】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一クラウド型プラットフォームは、データベースを含み、前記第二制御命令は、前記データベースに記憶され、前記データベースは、第一ルックアップテーブルを含み、前記第二制御命令は、前記第一ルックアップテーブルに生成される、方法。
【請求項29】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一投影機の前記第一作動状態の調整は、前記第一投影機の電源を入れることである、方法。
【請求項30】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一投影機の前記第一作動状態の調整は、前記第一投影機のOSD(on screen display)をステートすることである、方法。
【請求項31】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第一投影機の前記第一作動状態の調整は、前記第一投影機の投影輝度を調整することである。
【請求項32】
請求項
21に記載の方法であって、
前記管理サーバが前記第一制御命令に対応する前記第二制御命令に基づいて、対応する第三制御命令を生成し、前記第三制御命令を前記第一投影機のマイクロ制御ユニットに伝送し;及び
前記第一投影機の前記マイクロ制御ユニットが前記第三制御命令を受信し、前記第三制御命令に基づいて前記第一投影機の前記第一作動状態を調整するステップをさらに含む、方法。
【請求項33】
請求項
32に記載の方法であって、
前記第一投影機の前記マイクロ制御ユニットは、第一プログラムを含み、前記第一投影機の前記マイクロ制御ユニットは、前記第三制御命令を受信し、前記第一プログラムにより第四制御命令を取得し、前記第四制御命令に基づいて前記第一投影機の前記第一作動状態を調整し、前記第四制御命令は、デジタル信号を含む、方法。
【請求項34】
請求項
33に記載の方法であって、
前記第一投影機の前記第一プログラムは、第二ルックアップテーブルを含み、前記第二ルックアップテーブルは、予め生成されている第五制御命令及び対応する前記第四制御命令を含み、前記第五制御命令は、第三制御命令と同じである、方法。
【請求項35】
請求項
32に記載の方法であって、
前記第一投影機は、少なくとも1つの電子素子を含み、前記第三制御命令は、前記少なくとも1つの電子素子の情報及び前記少なくとも1つの電子素子を制御する信号を含み、前記少なくとも1つの電子素子は、ファン、光源駆動器、及びスピーカーのうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つの電子素子の情報は、前記少なくとも1つの電子素子の識別コードを含み、前記少なくとも1つの電子素子を制御する信号は、電圧又は電流に関する信号を含む、方法。
【請求項36】
請求項
21に記載の方法であって、
前記第八制御命令は、前記複数の第二制御命令のうちの1つである、方法。
【請求項37】
請求項
21に記載の方法であって、
前記インテリジェント音声システムは、さらに、前記管理サーバに接続され、前記管理サーバにより制御される第二投影機を含み、
前記方法は、さらに、
前記第一音声アシスタントが前記第二投影機を制御するための第三音声信号を受信するときに、前記第一音声アシスタントが、前記第三音声信号から複数の第三キーワードを抽出し、前記複数の第三キーワードを前記第一クラウド型プラットフォームに伝送し、前記複数の第三キーワードは、前記第二投影機に対応する第二エイリアス及び第九制御命令を含み;
前記第一クラウド型プラットフォームが、前記第一セマンティック解析プログラムにより前記第九制御命令を解析し、前記第九制御命令に基づいて第十制御命令を取得し、前記第一投影機の前記第二エイリアス及び前記第九制御命令に対応する前記第十制御命令を前記管理サーバに伝送し;及び
前記管理サーバが、前記第二エイリアスに従って前記第二投影機にアクセスし、前記第九制御命令に対応する前記第十制御命令に基づいて前記第一投影機を第三作動状態に調整するステップを含む、方法。
【請求項38】
請求項
37に記載の方法であって、
前記第十制御命令は、前記複数の第二制御命令のうちの1つである、方法。
【請求項39】
請求項
37に記載の方法であって、
前記第二投影機は、予め、前記第二エイリアス及び前記第二投影機の唯一な識別情報に基づいて前記管理サーバに登録されている、方法。
【請求項40】
請求項
37に記載の方法であって、
前記第二投影機の前記第二エイリアスは、前記管理サーバが前記第二投影機の登録プロセスにおいて提供する複数の所定エイリアスから選択される、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インテリジェント音声システム及び制御方法に関し、特に、インテリジェント音声システム及びインテリジェント音声システムを用いて投影機を制御する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴い、インテリジェント音声アシスタント、インテリジェント家具などのインテリジェント設備が益々消費者に愛用されるようになる。インテリジェント音声アシスタントは、使用者が音声対話だけでタスクを遂行し得るようにさせることができるから、仕事の効率を有効に向上させることができる。
【0003】
幾つかの応用では、使用者は、インテリジェント音声アシスタントに音声信号を送信する方式で、インテリジェント音声アシスタントが一部のインテリジェント家具、例えば、ある空間内の空調、電灯などを制御するようにさせることができる。そのため、使用者は、インテリジェント家具をより便利且つ直覚的に制御することができる。
【0004】
しかし、従来技術では、使用者がインテリジェント音声アシスタントで投影機を制御し得るようにさせる技術的手段が存在しないので、当業者にとっては、如何に、インテリジェント音声アシスタントが使用者の音声信号に応じて投影機を制御し得るようにさせるシステムを設計するかが重要な課題になっている。
【0005】
なお、この「背景技術」の部分は、本発明の内容への理解を助けるためだけのものであるため、この「背景技術」の部分に開示されている内容は、当業者に知られていない技術を含む可能性がある。よって、この「背景技術」の部分に開示されている内容は、該内容、又は、本発明の1つ又は複数の実施例が解決しようとする課題が本発明の出願前に既に当業者に周知されていることを意味しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上述の問題に鑑み、インテリジェント音声システム及びインテリジェント音声システムを用いて投影機を制御し得る方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的及び利点は、本発明に開示されている技術的特徴からさらに理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるインテリジェント音声システムは、第一音声アシスタント、第一クラウド型プラットフォーム、第一投影機、及び管理サーバを含む。第一クラウド型プラットフォームは、第一音声アシスタントに接続されてそれを管理する。管理サーバは、第一クラウド型プラットフォーム及び第一投影機に接続され、第一投影機を管理及び制御するために用いられる。第一音声アシスタントが第一投影機を制御するための第一音声信号を受信するときに、第一音声アシスタントは、第一音声信号から複数の第一キーワードを抽出し、そして、前述の第一キーワードを第一クラウド型プラットフォームに伝送し、そのうち、前述の第一キーワードは、第一投影機に対応する第一エイリアス(alias)及び第一制御命令を含み、そのうち、第一クラウド型プラットフォームは、第一セマンティック解析プログラム(semantic analysis program)を含み、第一クラウド型プラットフォームは、複数の第二制御命令を含む。第一クラウド型プラットフォームは、第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令を解析し、第一制御命令に基づいて対応する第二制御命令を取得又はテイクアウト(take out)又は生成し、そして、第一投影機の第一エイリアス及び対応する第二制御命令を管理サーバに伝送する。管理サーバは、第一エイリアスに応じて第一投影機にアクセスし、対応する第二制御命令に基づいて第一投影機を第一作動状態に調整する。
【0009】
本発明によるインテリジェント音声システムは、第一音声アシスタント、第一投影機、及び第一クラウド型サーバを含む。第一クラウド型サーバは、第一音声アシスタント及び第一投影機に接続され、第一音声アシスタント及び第一投影機を管理及び制御するために用いられる。第一音声アシスタントが第一投影機を制御するための第一音声信号を受信するときに、第一音声アシスタントは、第一音声信号から複数の第一キーワードを抽出し、そして、前述の第一キーワードを第一クラウド型サーバに伝送し、そのうち、前述の第一キーワードは、第一投影機に対応する第一エイリアス及び第一制御命令を含み、そのうち、第一クラウド型サーバは、第一セマンティック解析プログラムを含み、第一クラウド型サーバは、複数の第二制御命令を含む。第一クラウド型サーバは、第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令を解析し、第一制御命令に基づいて、対応する第二制御命令を取得又はテイクアウト又は生成し、第一エイリアスに従って第一投影機をアクセスし、そして、対応する第二制御命令に基づいて第一投影機を第一作動状態に調整する。
【0010】
本発明による投影機制御方法は、上述のインテリジェント音声システムに適用され、この方法は、第一音声アシスタントが第一投影機を制御するための第一音声信号を受信するときに、第一音声アシスタントが第一音声信号から複数の第一キーワードを抽出し、そして、前述の第一キーワードを第一クラウド型プラットフォームに伝送し、そのうち、前述の第一キーワードは、第一投影機に対応する第一エイリアス及び第一制御命令を含み、そのうち、第一クラウド型プラットフォームは、第一セマンティック解析プログラムを含み、第一クラウド型プラットフォームは、複数の第二制御命令を含み;第一クラウド型プラットフォームが第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令を解析し、第一制御命令に基づいて対応する第二制御命令を取得又はテイクアウト又は生成し、そして、第一投影機の第一エイリアス及び対応する第二制御命令を管理サーバに伝送し;及び、管理サーバが第一エイリアスに従って第一投影機にアクセスし、対応する第二制御命令に基づいて第一投影機を第一作動状態に調整することを含む。
【0011】
本発明によるインテリジェント音声システムは、第一投影機及び第一クラウド型サーバを含む。第一投影機は、第一音声アシスタントを含み、第一クラウド型サーバは、第一音声アシスタント及び第一投影機に接続され、第一音声アシスタント及び第一投影機管理及び制御するために用いられる。第一音声アシスタントが第一投影機を制御するための第一音声信号を受信するときに、第一音声アシスタントは、第一音声信号から複数の第一キーワードを抽出し、前述の第一キーワードを第一クラウド型サーバに伝送し、そのうち、前述の第一キーワードは、第一投影機に対応する第一エイリアス及び第一制御命令を含み、そのうち、第一クラウド型サーバは、第一セマンティック解析プログラムを含み、第一クラウド型サーバは、複数の第二制御命令を含む。第一クラウド型サーバは、第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令を解析し、第一制御命令に基づいて対応する第二制御命令を取得又はテイクアウト又は生成し、第一エイリアスに従って第一投影機にアクセスし、そして、対応する第二制御命令に基づいて第一投影機を第一作動状態に調整する。
【0012】
上述により、本発明による投影機制御方法は、使用者が音声アシスタントに音声信号を与える方式で投影機の操作状態を制御し得るようにさせることができ、新規で直覚的且つ便利な投影機制御システムを提供することができる。
【0013】
本発明の上述の特徴及び利点をより明らかにするために、以下、実施例を挙げて、添付した図面を参照することにより、詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施例に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
【
図2】本発明の一実施例に基づく投影機制御方法のフローチャートである。
【
図3】
図1に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
【
図4】
図3に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
【
図5】
図1に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
【
図7A】
図1に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
【
図7B】
図1に基づくもう1つのインテリジェント音声システムを示す図である。
【
図8】
図1に基づくインテリジェント音声システムにより映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を制御することを示す図である。
【
図9】
図8に基づく投影機制御方法のフローチャートである。
【
図10】
図8及び
図9に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中で検索操作を行うことを示す図である。
【
図11】
図10に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中でインターフェーススクロールを行うことを示す図である。
【
図12】
図11に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中で再生操作を行うことを示す図である。
【
図13】
図12に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中でブックマーク追加操作を行うことを示す図である。
【
図14】
図13に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中でブックマーク追加操作を行うことを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の上述及び他の技術的内容、特徴、機能及び効果は、添付した図面に基づく以下のような好ましい実施例における詳細な説明により明確になる。なお、以下の実施例に言及されている方向についての用語、例えば、上、下、左、右、前、後などは、添付した図面の方向に過ぎない。よって、使用されている方向の用語は、本発明を説明するためだけのものであり、本発明を限定するためのものではない。
【0016】
図1を参照する。それは、本発明の一実施例に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
図1に示すように、インテリジェント音声システム100は、音声アシスタント102a、クラウド型プラットフォーム104a、投影機106a、及び管理サーバ108を含み、これらの装置は、全て、ネットワーク(Internetインターネット)110により互いに接続することができる。なお、接続は、信号の相互伝達と定義される。
【0017】
本実施例では、投影機106aは、マイクロ制御ユニット106a1及び光源装置106a2を含む。音声アシスタント102aは、例えば、信号により投影機106aに接続される外部装置であり、音声アシスタント102aは、マイクロフォン(microphone)及びスピーカー(Speaker)及び無線ネットワーク媒体及び/又は有線ネットワーク媒体(例えば、ネットワークカード又は関連するdongle、或いは、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、Zigbee又は他の無線伝送媒体を用いて伝送を行っても良いが、これに限られず、或いは、光ファイバー又は他の有線伝送インターフェースを採用して伝送を行っても良いが、これに限定されない)を有する。音声アシスタント102aは、例えば、インテリジェントスピーカー(例えば、AmazonTM製Amazon Echo又はGoogleTM製Google assistantであっても良いが、これに限られない)、或いは、使用者が音声信号AS1で入力指令を表することでそれ相応の操作を行うことができる他のインテリジェント装置であっても良く;或いは、音声アシスタント102aは、投影機106aに内蔵される音声回路装置であっても良く、該音声回路装置は、例えば、音声認識処理器、AI処理器(Artificial intelligence Processing Unit、AI processing chip)を含み、又は、ニューラルネットワーク処理器(Neural-network Processing Unit;Neural-network Processing chip)である。他の実施例では、使用者が音声信号により音声アシスタント102aに特定の操作の実行を指示する前に、使用者は、まず、音声アシスタント102aに特定のウェイクワード(wake word)をかけて音声アシスタント102aをウェイクすることができる。ここでのウェイクとは、スタート又は起動である。例を挙げて言えば、音声アシスタント102aがAmazon Echoである場合、使用者は、音声アシスタント102aに「Alexa」及び/又は「Echo」などのウェイクワードをかけて音声アシスタント102aをウェイクすることができる。また、音声アシスタント102aがGoogle assistantである場合、使用者は、音声アシスタント102aに「OK Google」及び/又は「Hey Google」などのウェイクワードをかけて音声アシスタント102aをウェイクすることができるが、本発明は、これに限定されない。
【0018】
クラウド型プラットフォーム104aは、ネットワーク110により音声アシスタント102aに接続され、音声アシスタント102aのメーカーにより設定されている、音声アシスタント102aを管理するネットワークプラットフォームであっても良い。例えば、音声アシスタント102aがAmazon Echoである場合、それ相応のクラウド型プラットフォーム104aは、Amazon Webサービス(Amazon Web Service、AWS)であっても良い。他の例を挙げて言えば、音声アシスタント102aがGoogle assistantであるときに、それ相応のクラウド型プラットフォーム104aは、Googleクラウドサーバ又はGoogleサービスプラットフォームであっても良い。
【0019】
他の実施例では、クラウド型プラットフォーム104aには、音声アシスタント102aに対応するスキルアプリケーション(skill application)を記憶/記録することができ、これらのスキルアプリケーションは、アプリケーション(application)のメーカー(例えば、投影機のメーカー)により作られ、クラウド型プラットフォーム104aにインストールされても良い。
【0020】
一実施例では、使用者は、音声アシスタント102aに音声信号AS1を与えることができ、音声信号AS1は、使用しようとするスキルアプリケーションに対応する呼び出し名(invocation name)及び意図(intent)を含んでも良いが、その並び順序については、限定しない。音声アシスタント102aが上述の呼び出し名及び意図を含む音声信号を受信するときに、音声アシスタント102aは、この音声信号から上述の呼び出し名及び意図などのキーワードを抽出/取得し、そして、クラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。続いて、クラウド型プラットフォーム104aは、上述の呼び出し名に基づいて、対応するスキルアプリケーションを見つけ、そして、それ相応に使用者が話した/入力した意図に基づいて、音声アシスタント102aがそれに対応する操作(例えば、使用者からの問題に答えるなどであっても良いが、これに限定されない)を行うように制御することができる。例を挙げて言えば、使用者は、A会社の投影機の起動のための音声信号を与え、A会社の投影機は、使用しようとするスキルアプリケーションに対応する呼び出し名(invocation name)を表し、起動は、意図(intent)を表すとする。この場合、音声アシスタント102aがA会社の投影機の起動のための音声信号を受信すると、音声アシスタント102aは、音声信号をクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。続いて、クラウド型プラットフォーム104aは、上述の呼び出し名に基づいて、A会社により提供されるスキルアプリケーションを見つけ、そして、クラウド型プラットフォーム104aは、第一応答信号R1を音声アシスタント102aにフィードバックし、音声アシスタント102aが「A会社の投影機を起動している」という内容の応答音声信号RS1を回答するように制御することができる。
【0021】
管理サーバ108は、クラウド型プラットフォーム104a及び投影機106aに接続され、投影機106aを管理及び制御するために用いられる。一実施例では、管理サーバ108は、投影機106aのメーカーにより設置及び保守されても良く、クラウド型プラットフォーム104からの制御命令に基づいてそれ相応に投影機106aを制御することができる。なお、本発明では、管理サーバ108及びクラウド型プラットフォーム104aが異なるサーバに設置されることについて限定しない。他の実施例では、クラウド型プラットフォーム104a及び管理サーバ108は、同じサーバに設置されても良く、即ち、クラウド型プラットフォーム104aは、同じサーバに位置する方式で管理サーバ108に接続されても良い。
【0022】
一実施例では、クラウド型プラットフォーム104aには、投影機106aを制御するための特定のスキルアプリケーションをインストールしても良く、それは、使用者が音声アシスタント102aにより投影機106aの操作状態を制御するようにさせることができる。この場合、使用者が音声アシスタント102aに特定のスキルアプリケーションの呼び出し名及び意図を話した後に、クラウド型プラットフォーム104aは、この呼び出し名に基づいて、使用者の意図を、投影機106aを管理する管理サーバ108に転送し、管理サーバ108に、それ相応に投影機106aの操作状態を調整させることができる。なお、関連する操作の細部については、
図2に基づいて説明する。
【0023】
図2を参照する。それは、本発明の一実施例に基づく投影機制御方法のフローチャートである。
図2に示す方法は、
図1におけるインテリジェント音声システム100により実行することができる。以下、
図1に示す装置を参照しながら
図2の各ステップの細部について説明する。
【0024】
まず、ステップS210では、音声アシスタント102aが投影機106aを制御するための音声信号AS1を受信するときに、音声アシスタント102aは、音声信号AS1から複数の第一キーワードを抽出/取得し、そして、これらの第一キーワードをクラウド型プラットフォーム104aに伝送する。
【0025】
一実施例では、上述の第一キーワードは、投影機106aに対応する第一エイリアス(alias)AL1及び第一制御命令CMD1を含んでも良い。他の実施例では、使用者は、投影機のメーカーの管理サーバ108に対応するホームページ上で登録を行うことができる。言い換えると、投影機106aは、予め、第一エイリアスAL1及び投影機106aの唯一な識別情報(例えば、順番号)に基づいて管理サーバ108に登録されている。また、投影機106aの第一エイリアスAL1は、管理サーバ108が投影機106aの登録プロセスにおいて提供する複数の所定エイリアス(例えば、リビングルーム、ベッドルームなど)から選択されても良い。また、第一制御命令CMD1は、使用者の意図に対応しても良く、即ち、投影機106aに対して実施しようとする制御操作(例えば、電源を入れる、電源を切る、輝度を増加/減少させる、コントラストを増加/減少させる、OSD(on screen display)をスタートするなど)である。
【0026】
本実施例では、クラウド型プラットフォーム104aは、第一セマンティック解析プログラム及び複数の第二制御命令CMD2を含んでも良く、そのうち、前述の各第二制御命令CMD2は、例えば、投影機106aのメーカーにより予め生成される制御命令(例えば、電源を入れる、電源を切る、輝度を増加/減少させる、コントラストを増加/減少させる、OSDをスタートするなど)であっても良い。
【0027】
一実施例では、第一音声解析プログラムには、第一ルックアップテーブルが含まれても良く、前述の各第二制御命令CMD2は、この第一ルックアップテーブルに、検索されるよう記録されても良いが、本発明は、これに限定されない。もう1つの実施例では、第一音声解析プログラムには、前述の各第二制御命令CMD2の情報が含まれても良い。他の実施例では、前述の各第二制御命令CMD2を記録している第一ルックアップテーブルは、クラウド型プラットフォーム104a中のデータベース(図示せず)に記憶されても良い。他の実施例では、前述の各第二制御命令CMD2は、人工知能(artificial intelligence)又は機械学習(machine learning)の方式で生成されても良い。例を挙げて言うと、クラウド型プラットフォーム104aは、使用者が入力した音声履歴記録に基づいて深層学習を行い、使用者のイディオム及び文法を学習することで、複数の第二制御命令CMD2を生成しても良いが、本発明は、これに限られない。
【0028】
よって、クラウド型プラットフォーム104aは、ステップS220で第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令CMD1を解析し、第一制御命令CMD1に基づいて対応する第二制御命令CMD2を取得/テイクアウト又は生成し、そして、投影機106aの第一エイリアスAL1及び対応する第二制御命令CMD2を管理サーバ108に伝送することができる。なお、クラウド型プラットフォーム104aは、元々が音声信号である第一制御命令CMD1をテキストに変換し、クラウド型プラットフォーム104a中の第二制御命令CMD2と比較するために用いられる。一実施例では、第二制御命令CMD2は、テキストであっても良いが、これに限定されない。
【0029】
例えば、使用者が入力する第一制御命令CMD1が「電源を入れる」である場合、クラウド型プラットフォーム104aに「電源を入れる」に対応する第二制御命令CMD2が記憶されているときに、クラウド型プラットフォーム104aは、それに基づいて、「電源を入れる」に対応する第二制御命令CMD2をテイクアウトすることができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、投影機106aの第一エイリアスAL1及び「電源を入れる」に対応する第二制御命令CMD2を管理サーバ108に伝送することができる。他の例を挙げて言えば、使用者が入力する第一制御命令CMD1が「輝度を増加させる」である場合、クラウド型プラットフォーム104aに「輝度を増加させる」に対応する第二制御命令CMD2が記憶されているときに、クラウド型プラットフォーム104aは、それに基づいて、「輝度を増加させる」に対応する第二制御命令CMD2をテイクアウトすることができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、投影機106aの第一エイリアスAL1及び「輝度を増加させる」に対応する第二制御命令CMD2を管理サーバ108に伝送することができる。
【0030】
他の実施例では、クラウド型プラットフォーム104aに使用者入力の第一制御命令CMD1(例えば、ライトをオンにする)に対応する第二制御命令CMD2が存在しないときに、クラウド型プラットフォーム104aは、音声アシスタント102aが、認識できないとの応答(例えば、「すみません。分かりません。」)を出力/回答するように制御しても良いが、本発明は、これに限定されない。
【0031】
その後、ステップS230では、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に従って投影機106aをアクセス/制御し、対応する第二制御命令CMD2に基づいて投影機106aを第一作動状態(例えば、電源を入れる、電源を入れる、電源を切る、輝度を増加/減少させる、コントラストを増加/減少させる、OSDをスタートするなど)に調整することができる。
【0032】
一実施例では、管理サーバ108は、第二制御命令CMD2に基づいて、対応する第三制御命令CMD3を生成し、そして、第三制御命令CMD3を投影機106aのマイクロ制御ユニット106a1に伝送することができる。
【0033】
それ相応に、投影機106aのマイクロ制御ユニット106a1は、第三制御命令CMD3を受信し、そして、第三制御命令CMD3に基づいて投影機106の第一作動状態を調整することができる。マイクロ制御ユニット106a1は、例えば、中央処理ユニット(central processing unit,CPU)を含み、或いは、一般用途又は特殊用途のプログラマブルなマイクロプロセッサ(Microprocessor)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、プログラマブルな制御器、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)又は他の類似する装置又はこれらの装置の組み合わせであっても良い。一実施例では、マイクロ制御ユニット106a1は、第一プログラム(図示せず)を含んでも良く、マイクロ制御ユニット106a1は、第三制御命令CMD3を受信した後に、第一プログラムにより第四制御命令CMD4を取得し、そして、それに基づいて投影機106aの第一作動状態を調整することができる。本実施例では、第四制御命令CMD4は、デジタル信号を含んでも良く、それは、具体的に、第三制御命令CMD3に応じて、投影機106aのハードウェアの作動状態を調整することで、上述の第一作動状態を実現するために用いられる。例えば、第三制御命令CMD3が「輝度を増加させる」であるときに、マイクロ制御ユニット106a1は、第一プログラムを実行することで、光源の駆動電流及び/又はファンの回転速度を高く調整するためのデジタル信号を生成し、そして、このデジタル信号を第四制御命令CMD4とすることができ、また、この第四制御命令CMD4は、マイクロ制御ユニット106a1により光源装置106a2に提供されるが、本発明は、これに限定されない。
【0034】
もう1つの実施例では、投影機106aの第一プログラムは、第二ルックアップテーブルを含んでも良く、この第二ルックアップテーブルは、予め生成される第五制御命令及び対応する第四制御命令CMD4を記録しても良く、そのうち、第五制御命令は、第三制御命令CMD3と同じである。即ち、投影機106aの第一プログラムは、第二ルックアップテーブルに各第五制御命令と第四制御命令CMD4との対応関係を記録することができる。この場合、マイクロ制御ユニット106a1は、第三制御命令CMD3を受信するときに、直接、第二ルックアップテーブルから第三制御命令CMD3と同じである第五制御命令、及び対応する第四制御命令CMD4を見つけ、そして、これに基づいて投影機106aのハードウェアの作動状態を調整することで、上述の第一作動状態を実現することができる。例えば、第二ルックアップテーブルには、相互対応の「輝度を増加させる」としての第五制御命令及び「光源の駆動電流及び/又はファンの回転速度を高く調整するためのデジタル信号を生成する」としての第四制御命令CMD4を記録することができる。これに基づいて、第三制御命令CMD3が「輝度を増加させる」であるときに、マイクロ制御ユニット106a1は、第二ルックアップテーブルをルックアップして第三制御命令CMD3と同じである「輝度を増加させる」としての第五制御命令を見つけ、そして、この第五制御命令に対応する第四制御命令CMD4(即ち、「光源の駆動電流及び/又はファンの回転速度を高く調整するためのデジタル信号を生成する」)を取得することができる。その後、投影機106aは、第四制御命令CMD4に基づいて、投影機106aのハードウェアの作動状態を調整することで、上述の第一作動状態を実現することができるが、本発明は、これに限られない。
【0035】
また、一実施例では、投影機106aは、ファン、光源駆動器、スピーカーなどの電子素子を含んでも良く、第三制御命令CMD3は、前述の電子素子の情報及び前述の電子素子を制御する信号を含んでも良い。前述の電子素子の情報は、例えば、識別コードを含み、前述の電子素子を制御する信号は、電圧又は電流に関する信号を含んでも良い。これにより、投影機106aは、第三制御命令CMD3に応じて、具体的に、関連電子素子の作動状態を調整することができ、例えば、あるファンの回転速度及び/又はある光源駆動器の電圧又は電流を高く調整するなどであるが、本発明は、これに限定されない。
【0036】
以上から分かるように、本発明による投影機制御方法は、使用者が音声アシスタント102aに音声信号AS1を与える方式で投影機106aの操作状態を制御するようにさせることができる。よって、新規で直覚的且つ便利な投影機制御システムを提供することができる。
【0037】
一実施例では、管理サーバ108が投影機106aをアクセス/制御するときに、投影機106aは、第二応答信号を管理サーバ108に提供する。即ち、投影機106aは、対応して投影機106aの作動状態及び各素子の現在の情報(例えば、光源の使用時間、使用者の設定の投影機の関連パラメータデータ)を管理サーバ108にフィードバックすることができる。
【0038】
一実施例では、投影機106aが第一作動状態に調整された後に、投影機106aは、さらに、第一作動状態を管理サーバ108に報告することができる。その後、管理サーバ108は、第一作動状態をクラウド型プラットフォーム104aに転送することができる。それ相応に、クラウド型プラットフォーム104aは、第一作動状態に基づいて、第一応答語句を生成し、そして、第一応答語句を音声アシスタント102aに送信することで、音声アシスタント102aに第一応答語句を出力させる。例えば、投影機106aが電源を入れる状態に調整される場合、音声アシスタント102aが出力する第一応答語句は、「投影機の電源を入れている」などであっても良い。他の例を挙げて言うと、投影機106aが電源を切る状態に調整されれば、音声アシスタント102aが出力する第一応答語句は、「投影機の電源を切りました」などであっても良いが、本発明は、これに限られない。
【0039】
他の実施例では、本発明による投影機制御方法は、さらに、使用者が異なる音声アシスタントで同一の投影機を制御するようにさせることができる。その説明は、以下の通りである。
【0040】
図3を参照する。それは、
図1に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
図3に示すように、本実施例におけるインテリジェント音声システム300は、音声アシスタント102a、102b、クラウド型プラットフォーム104a、104b、投影機106a、及び管理サーバ108を含む。
【0041】
本実施例では、音声アシスタント102a及び102bは、それぞれ、異なるメーカーにより製造され、また、それぞれ、異なるクラウド型プラットフォームにより管理されても良い。例えば、音声アシスタント102aがAmazon Echoであれば、音声アシスタント102bは、Google assistantであっても良い。それ相応に、音声アシスタント102a及び102bは、それぞれ、クラウド型プラットフォーム104a及び104bにより管理されても良く、そのうち、クラウド型プラットフォーム104aは、例えば、AWSであり、クラウド型プラットフォーム104bは、Googleクラウドサーバであっても良いが、本発明は、これに限定されない。
【0042】
本実施例では、使用者は、音声アシスタント102aに音声信号を与える方式で投影機106aを制御し得る以外に、音声アシスタント102bに音声信号を与える方式で投影機106aを制御することもできる。
【0043】
詳細に言えば、音声アシスタント102bが投影機106aを制御するための第二音声信号AS2を受信するときに、音声アシスタント102bは、第二音声信号AS2から複数の第二キーワードを抽出し、そして、前述の第二キーワードをクラウド型プラットフォーム104bに伝送することができ、そのうち、前述の第二キーワードは、投影機106aに対応する第一エイリアスAL1及び第六制御命令CMD6を含む。
【0044】
クラウド型プラットフォーム104aと同様に、クラウド型プラットフォーム104bは、第二セマンティック解析プログラム及び複数の第七制御命令CMD7を含み、そのうち、前述の各第七制御命令CMD7は、例えば、投影機106aのメーカーにより予め形成される制御命令(例えば、電源を入れる、電源を入れる、電源を切る、輝度を増加/減少させる、コントラストを増加/減少させる、OSDをスタートするなど)であっても良い。
【0045】
また、本実施例では、クラウド型プラットフォーム104bは、第二セマンティック解析プログラムにより第六制御命令CMD6を解析し、第六制御命令CMD6に基づいて対応する第七制御命令CMD7を取得し、そして、投影機106aの第一エイリアスAL1及び第六制御命令CMD6に対応する第七制御命令CMD7を管理サーバ108に伝送することができる。その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に基づいて投影機106aにアクセスし、そして、第六制御命令CMD6に対応する第七制御命令CMD7に基づいて投影機106aを第二作動状態に調整することができる。
【0046】
なお、音声アシスタント102b、クラウド型プラットフォーム104b、及び管理サーバ108がこのように協同して投影機106aに対しての制御を行う操作の細部が、前に記載の音声アシスタント102a、クラウド型プラットフォーム104a、及び管理サーバ108が協同して実行する操作とほぼ同じであり、且つ上述の第二セマンティック解析プログラム、第六制御命令CMD6、及び第七制御命令CMD7の役割も、前に説明の第一セマンティック解析プログラム、第一制御命令CMD1、及び第二制御命令CMD2とほぼ同様であるから、その細部は、前の実施例中の説明を参照することができ、ここではその記載を省略する。
【0047】
一実施例では、音声アシスタント102a、102bの位置が互いに接近するときに、使用者が話した音声信号AS1及びAS2は、同時に音声アシスタント102a及び102bにより受信される場合がある。
【0048】
一実施例では、音声アシスタント102aが受信し得るウェイクワードが、音声アシスタント102bが受信し得るウェイクワードと異なるので、音声アシスタント102a及び102bが行う操作も、ウェイクワードの違いにより異なり、即ち、1つのみの音声アシスタントをウェイクウェイクすることができる。
【0049】
他の実施例では、音声アシスタント102aが処理し得る語系が、音声アシスタント102bが処理し得る語系と同じであり又は異なる(即ち、音声信号AS1の語系が音声信号AS2の語系と同じであり又は異なる)可能性があり、また、音声アシスタント102a及び102bが行う操作も、語系が同じであり又は異なることによって異なる。
【0050】
例を挙げて言えば、音声信号AS1の語系(例えば、英語)が音声信号AS2の語系(例えば、日本語)と異なるとする場合、音声アシスタント102aが音声信号AS2を受信し、且つ第一音声解析プログラムが音声信号AS2を認識することができないときに、音声アシスタント102aは、認識できないとの応答語句を出力することができる。同様に、音声アシスタント102bが音声信号AS1を受信し、且つ第二音声解析プログラムが音声信号AS1を認識することができないときに、音声アシスタント102bは、認識できないとの応答語句を出力することもできる。
【0051】
逆に、音声信号AS1の語系が音声信号AS2の語系と同じである(例えば、ともに日本語である)場合、インテリジェント音声システム300は、他の操作を行って投影機106aを制御することができ、その細部は、
図4に基づいて説明する。
【0052】
図4を参照する。それは、
図3に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。本実施例では、音声アシスタント102aが投影機106aを制御するための音声信号AS2も受信するときに、音声アシスタント102aは、音声信号AS2から前述の第二キーワードを抽出し、そして、前述の第二キーワードをクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができ、そのうち、前述の第二キーワードは、投影機106aに対応する第一エイリアスAL1及び第六制御命令CMD6を含む。
【0053】
その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一セマンティック解析プログラムにより、第六制御命令CMD6を解析し、そして、第六制御命令CMD6に基づいて第八制御命令CMD8を取得することができ、そのうち、第八制御命令CMD8は、前述の第二制御命令CMD2のうちの1つである。また、クラウド型プラットフォーム104aは、投影機106aの第一エイリアスAL1及び第八制御命令CMD8を管理サーバ108に伝送することができる。その後、管理サーバ108、第一エイリアスAL1に応じて投影機106aにアクセスし、そして、第六制御命令CMD6に対応する第八制御命令CMD8に基づいて投影機106aを再び第二作動状態に調整することができる。
【0054】
要するに、音声アシスタント102a及び102bが処理し得る語系が同じであり、且つ同一の音声信号を受信するときに、音声アシスタント102a及び102bは各自で、対応するクラウド型プラットフォーム104a及び104bにより、影機106aへの重複(repeated)制御を実現し、例えば、連続して2回電源を入れること又は連続して2回輝度を増加させることを行うなどである。
【0055】
他の実施例では、本発明による投影機制御方法は、さらに、使用者が1つの音声アシスタントで異なる投影機を制御するようにさせることもでき、その説明は、以下の通りである。
【0056】
図5を参照する。それは、
図1に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
図5に示すように、本実施例におけるインテリジェント音声システム500は、音声アシスタント102a、クラウド型プラットフォーム104a、投影機106a、106b、及び管理サーバ108を含む。
【0057】
本実施例では、投影機106a及び106bは、同じメーカーにより製造されても良い。投影機106aと同様に、投影機106bも、予め、第二エイリアスAL2及び投影機106bの唯一な識別情報(例えば、順番号)に基づいて管理サーバ108に登録されても良い。また、投影機106bの第二エイリアスAL2は、管理サーバ108が投影機106bの登録プロセスにおいて提供する複数の所定エイリアス(例えば、リビングルーム、ベッドルームなど)から選択されても良い。
【0058】
本実施例では、使用者は、音声アシスタント102aに音声信号を与える方式で投影機106aを制御し得る以外に、音声アシスタント102aに音声信号を与える方式で投影機106bを制御することもできる。
【0059】
詳細に言えば、音声アシスタント102aが投影機106bを制御するための音声信号AS3を受信するときに、音声アシスタント102aは、音声信号AS3から複数の第三キーワードを抽出し、そして、前述の第三キーワードをクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができ、そのうち、前述の第三キーワードは、投影機106bに対応する第二エイリアスAL2及び第九制御命令CMD9を含む。
【0060】
続いて、クラウド型プラットフォーム104aは、第一セマンティック解析プログラムにより第九制御命令CMD9を解析して第十制御命令CMD10を取得することができ、そのうち、第十制御命令CMD10は、前述の第二制御命令CMD2のうちの1つである。
【0061】
また、クラウド型プラットフォーム104aは、投影機106bの第二エイリアスAL2及び第九制御命令CMD9に対応する第十制御命令CMD10を管理サーバ108に伝送することができる。その後、管理サーバ108は、第二エイリアスAL2に応じて投影機106bにアクセスし、そして、第九制御命令CMD9に対応する第十制御命令CMD10に基づいて投影機106bを第三作動状態に調整することができる。
【0062】
なお、音声アシスタント102a、クラウド型プラットフォーム104a、及び管理サーバ108がこのように協同して投影機106bに対しての制御を行う操作の細部が、前に記載の音声アシスタント102a、クラウド型プラットフォーム104a、及び管理サーバ108が協同して投影機106aに対しての制御を行う操作とほぼ同じであり、且つ第九制御命令CMD9及び第十制御命令CMD10の役割も、前に説明の第一制御命令CMD1及び第二制御命令CMD2と同様であるため、その細部は、前の実施例中の説明を参照することができ、ここでは、その詳しい記載を割愛する。
【0063】
図6を参照する。それは、
図1、
図3、
図4及び
図5に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
図6に示すように、インテリジェント音声システム600は、音声アシスタント102a、102b、クラウド型プラットフォーム104a、104b、投影機106a、106b、及び管理サーバ108を含む。本実施例におけるインテリジェント音声システム600は、前述のインテリジェント音声システム100、300及び500の組み合わせと見なすことができる。即ち、使用者が投影機106a及び/又は106bを制御しようとするときに、使用者は、音声アシスタント102a及び/又は102bに音声信号を与える方式で、音声アシスタント102a及び/又は102b、対応するクラウド型プラットフォーム104a及び/又は104b、及び管理サーバ108が協同してワーキングすることで、投影機106a及び/又は106bの相関制御を実現するようにさせることができる。なお、関連する細部については、前の実施例中の説明を参照することができるため、ここでは、その詳しい記載を省略する。
【0064】
図7Aを参照する。それは、
図1に基づくインテリジェント音声システムを示す図である。
図7Aに示すように、インテリジェント音声システム700は、音声アシスタント102a、クラウド型サーバ710、及び投影機106aを含み、そのうち、クラウド型サーバ710は、音声アシスタント102a及び投影機106aに接続され、音声アシスタント102a及び投影機106aを管理及び制御するために用いられる。本実施例では、クラウド型サーバ710は、
図1におけるクラウド型プラットフォーム104a及び管理サーバ108の組み合わせと見なすことができるため、元々
図1におけるクラウド型プラットフォーム104a及び管理サーバ108がそれぞれ実行する操作を統合することができる。
【0065】
例を挙げて言うと、音声アシスタント102aが投影機106aを制御するための音声信号AS1を受信するときに、音声アシスタント102aは、音声信号AS1から複数の第一キーワードを抽出し、そして、前述の第一キーワードを該クラウド型サーバ710に伝送することができる。
図1に関連する説明と同様に、前述の第一キーワードは、投影機106aに対応する第一エイリアスAL1及び第一制御命令CMD1を含んでも良い。
【0066】
また、クラウド型サーバ710は、
図1中のクラウド型プラットフォーム104aに含まれる第一セマンティック解析プログラム及び複数の第二制御命令CMD2を含んでも良い。クラウド型プラットフォーム104aと同様に、クラウド型サーバ710は、第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令CMD1を解析し、そして、第一制御命令CMD1に基づいて対応する第二制御命令CMD2を取得又はテイクアウト又は生成することができる。
【0067】
その後、管理サーバ108と同様に、クラウド型サーバ710は、第一エイリアスAL1に従って投影機106aにアクセスし、そして、第一制御命令に対応する第二制御命令CMD1に基づいて投影機106aを第一作動状態に調整することができる。なお、本実施例の関連操作の細部も前の実施例中の説明を参照することができるから、ここでは、その詳細な記載を割愛する。
【0068】
図7Bを参照する。それは、
図1に基づくもう1つのインテリジェント音声システムを示す図である。該インテリジェント音声システムは、
図7Aにおけるインテリジェント音声システムとほぼ同じである。
図7Bに示すように、インテリジェント音声システム700は、クラウド型サーバ710及び投影機106aを含み、そのうち、クラウド型サーバ710は、投影機106aに接続され、音声アシスタント102a及び投影機106aを管理及び制御するために用いられる。本実施例では、クラウド型サーバ710は、
図1中のクラウド型プラットフォーム104a及び管理サーバ108の組み合わせと見なすことができるので、元々
図1におけるクラウド型プラットフォーム104a及び管理サーバ108がそれぞれ実行する操作を統合することができる。また、音声アシスタント102aは、投影機106aに統合されるため、元々
図1中の音声アシスタント102a及び投影機106aがそれぞれ実行する操作を統合することができる。
【0069】
例を挙げて言えば、投影機106aの音声回路装置102aが投影機106aの制御のための音声信号AS1を受信するときに、音声アシスタント102aは、音声信号AS1から複数の第一キーワードを抽出し、そして、前述の第一キーワードを該クラウド型サーバ710に伝送することができる。
図1に関連する説明と同様に、前述の第一キーワードは、投影機106aに対応する第一エイリアスAL1及び第一制御命令CMD1を含んでも良い。
【0070】
また、クラウド型サーバ710は、
図1のクラウド型プラットフォーム104aに含まれる第一セマンティック解析プログラム及び複数の第二制御命令CMD2を含んでも良い。クラウド型プラットフォーム104aと同様に、クラウド型サーバ710は、第一セマンティック解析プログラムにより第一制御命令CMD1を解析し、そして、第一制御命令CMD1に基づいて対応する第二制御命令CMD2を取得又はテイクアウト又は生成することができる。
【0071】
その後、管理サーバ108と同様に、クラウド型サーバ710は、第一エイリアスAL1に基づいて投影機106aにアクセスし、そして、第一制御命令に対応する第二制御命令CMD1に従って投影機106aを第一作動状態に調整することができる。なお、本実施例の関連操作の細部も前の実施例における説明を参照することができるため、ここでは、その詳しい記載を省略する。
【0072】
以上のことから分かるように、本発明によるインテリジェント音声システム及び投影機制御方法は、使用者が音声アシスタントに音声信号を与える方式で投影機を制御する目的を達成するようにさせることができる。また、異なるメーカーにより製造される音声アシスタントについて、本発明は、それ相応のシステムを提案することで、使用者がスムーズに、これらの音声アシスタントを用いて1つ又は複数の同じメーカーにより製造される投影機を制御するようにさせることもできる。これにより、本発明は、新規で直覚的且つ便利な投影機制御システムを提供することができる。
【0073】
他の実施例では、本発明は、さらに、使用者は、音声アシスタントにより、投影機が映像・音声プラットフォームインターフェースを投影するように制御し得る技術を提供する。以下、詳細に説明する。
【0074】
まず、使用者は、
図1に示す方式で、投影機106aが映像・音声プラットフォームインターフェース(例えば、Youtube
TMインターフェース)を投影するように制御することができる。具体的に言えば、
図1中の音声信号AS1が、投影機106aの映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を制御するためのものであるとすれば、音声アシスタント102aは、音声信号AS1から複数のキーワードを抽出し、そして、これらのキーワードをクラウド型プラットフォーム104aに転送することができる。上述のキーワードは、投影機106aの第一エイリアスAL1及び第一制御命令CMD1(例えば、「映像・音声プラットフォームインターフェースをスタートする」)を含んでも良い。
【0075】
その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一音声解析プログラムにより第一制御命令CMD1を解析し、そして、第一制御命令CMD1に基づいて対応する第二制御命令CMD2を見つけることができる。続いて、クラウド型プラットフォーム104aは、投影機106aの第一エイリアスAL1及び第一制御命令CMD1に対応する第二制御命令CMD2を管理サーバ108に転送することができる。それ相応に、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に応じて投影機106aをアクセス/制御し、そして、第二制御命令CMD2に基づいて投影機106aの第一応用プログラムを起動することができる。
【0076】
本実施例では、上述の第一応用プログラムは、投影機106aの記憶装置(例えば、記憶器、フラッシュメモリなど)(図示せず)に記憶することができる。上述の第一応用プログラム(例えば、YoutubeTMを実行可能な応用プログラム)が起動されると、投影機106aは、それ相応に上述の映像・音声プラットフォームインターフェースを提供する第一Webサイト(例えば、YoutubeTM Webサイト)に接続することができる。投影機106aは、第一Webサイトからの映像・音声信号を受信した後に、それ相応に上述の映像・音声プラットフォームインターフェースを投影表面に投影することができ、この投影表面は、例えば、スクリーン又は壁面である。他の実施例では、投影機106aは、無線ネットワーク媒体及び/又は有線ネットワーク媒体(例えば、ネットワークカード又は関連dongle、或いは、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、Zigbee又は他の無線伝送媒体を用いて伝送を行っても良いが、これに限定されず、或いは、光ファイバー又は他の有線伝送インターフェースを採用して伝送を行っても良いが、これに限定されない)が備わり、これにより、上述の映像・音声信号を受信することができる。
【0077】
投影機106aが制御されて上述の映像・音声プラットフォームインターフェースを投影した後に、本発明は、さらに、使用者が音声アシスタント102aにより、投影機106aの映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を制御するようにさせることができ、その細部は、以下の通りである。
【0078】
図8及び
図9を参照する。そのうち、
図8は、
図1に基づくインテリジェント音声システムにより、映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を制御することを示す図であり、
図9は、
図8に基づく投影機制御方法のフローチャートである。
図9に示す方法は、
図8におけるインテリジェント音声システム100により実行することができ、以下、
図8に示す装置を参照しながら
図9の各ステップの細部を説明する。
【0079】
まず、ステップS910では、音声アシスタント102aが映像・音声プラットフォームインターフェースの制御のための音声信号AS1’を受信するときに、音声アシスタント102aは、音声信号AS1’から複数のキーワードを抽出/取得し、そして、これらのキーワードをクラウド型プラットフォーム104aに転送することができ、そのうち、前述のキーワードは、投影機106aに対応する第一エイリアスAL1及び第一インターフェース制御命令ICMD1を含む。前述のキーワードは、さらに、映像・音声プラットフォームインターフェースをウェークするための呼び名を含んでも良い。本実施例では、クラウド型プラットフォーム104aは、さらに、複数の第二インターフェース制御命令ICMD2を含む。
【0080】
その後、ステップS920では、クラウド型プラットフォーム104aは、第一セマンティック解析プログラムにより第一インターフェース制御命令ICMD1を解析し、第一インターフェース制御命令ICMD1に基づいて対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を取得し、そして、投影機106aの第一エイリアスAL1及び第一インターフェース制御命令ICMD1に対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を管理サーバ108に伝送することができる。
【0081】
続いて、ステップS930では、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に基づいて投影機106aをアクセス/制御し、そして、投影機106aの映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を調整することができる。本実施例では、投影機106aのマイクロプロセッサ106a1は、第二インターフェース制御命令ICMD2を受信し、そして、対応する第三インターフェース制御命令ICMD3を、上述の第一応用プログラムの操作を制御するために生成し、これにより、映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を調整する効果を達成することができる。
【0082】
他の実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2及びそれに対応する第三インターフェース制御命令ICMD3は、異なる態様を有しても良く、これにより、使用者は、ニーズに応じて映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を制御することができる。以下、本発明のコンセプトをより明確にするために、複数の具体的な実施例を挙げてさらに説明する。
【0083】
図10を参照する。それは、
図8及び
図9に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中での検索操作の実行を示す図である。本実施例では、映像・音声プラットフォームインターフェース1010aは、例えば、投影機106aが第二制御命令CMD2に基づいて第一応用プログラムを起動した後に表示する所定の画面であり、それは、検索ボックス1011を含む。さらに説明すると、この所定の画面は、映像・音声プラットフォームインターフェース1010aの画面であり、例えば、Youtube
TMホームページの最初のページである。
【0084】
本実施例では、映像・音声プラットフォームインターフェースを既にスタートしているときに、使用者は、例えば、音声アシスタント102aに、第一エイリアスAL1及び「xxxを検索する」(xxxは、検索しようとする映像・音声のキーワードである)などのキーワードを含む音声信号AS1’を与えることができる。それ相応に、音声アシスタント102aは、「xxxを検索する」を第一インターフェース制御命令ICMD1とし、そして、それを第一エイリアスAL1とともにクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一インターフェース制御命令ICMD1を解析することで対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を見つけることができる。本実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2は、「検索する」との映像・音声検索命令及び「xxx」との検索キーワードを含んでも良い。
【0085】
その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に従って投影機106aにアクセスし、そして、第二インターフェース制御命令ICMD2に基づいて投影機106aの投影を制御することができる。それ相応に、投影機106aの第一応用プログラムは、上述の検索キーワードに基づいて第一Webサイト上で検索を行い、上述の検索キーワードに対応する1つ又は複数の映像・音声項目1021、1022などを見つけることができる。そ後、投影機106aは、それ相応に映像・音声プラットフォームインターフェース1010bを投影することができ、それは、検索した映像・音声項目1021、1022を含み、
図10に示すようである。これにより、使用者は、音声アシスタント102aにより、映像・音声プラットフォームインターフェース上での検索操作を実現することができる。
【0086】
図11を参照する。それは、
図10に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中でインターフェーススクロールの実行を示す図である。本実施例では、投影機106aは、映像・音声プラットフォームインターフェース1010bを投影しており、それは、映像・音声項目1021、1022などを含むとする。
【0087】
本実施例では、使用者は、例えば、音声アシスタント102aに、第一エイリアスAL1及び「下にスクロールする」などのキーワードを含む音声信号AS1’を与えることができる。それ相応に、音声アシスタント102aは、「下にスクロールする」を第一インターフェース制御命令ICMD1とし、そして、それを第一エイリアスAL1と一緒にクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一インターフェース制御命令ICMD1を解析して対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を見つけることができる。本実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2は、「下にスクロールする」とのインターフェーススクロール指令信号を含んでも良い。
【0088】
その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に応じて投影機106aにアクセスし、そして、第二インターフェース制御命令ICMD2に基づいて、投影機106aの投影を制御することができる。それ相応に、投影機106aの第一応用プログラムは、上述のインターフェーススクロール指令信号に基づいて、映像・音声プラットフォームインターフェース1010bをスクロールすることができる。その後、投影機106aは、それ相応に、スクロール中の映像・音声プラットフォームインターフェース1010bを投影することができる。
【0089】
一実施例では、使用者は、映像・音声プラットフォームインターフェース1010bがスクロールされている過程で音声アシスタント102aに、第一エイリアスAL1及び「スクロールを停止する」などのキーワードを含む音声信号AS1’を与えることができる。それ相応に、音声アシスタント102aは、「スクロールを停止する」を第一インターフェース制御命令ICMD1とし、そして、それを第一エイリアスAL1とともにクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一インターフェース制御命令ICMD1を解析して対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を見つけることができる。本実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2は、「スクロールを停止する」とのスクロール停止指令信号を含んでも良い。
【0090】
その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に基づいて投影機106aにアクセスし、そして、第二インターフェース制御命令ICMD2に従って投影機106aの投影を制御することができる。それ相応に、投影機106aの第一応用プログラムは、上述のスクロール停止指令信号に基づいて、映像・音声プラットフォームインターフェース1010bのスクロールを停止することができる。その後、投影機106aは、それ相応に、映像・音声プラットフォームインターフェース1010c(即ち、スクロール停止後の映像・音声プラットフォームインターフェース1010b)を投影することができ、それは、検索した映像・音声項目1022、1023、…、102Nを含み、
図11に示すようである。これにより、使用者は、音声アシスタント102aにより、映像・音声プラットフォームインターフェース上でのインターフェーススクロール操作を実現することができる。
【0091】
図12を参照する。それは、
図11に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中での再生操作の実行を示す図である。本実施例では、投影機106aは、現在に映像・音声プラットフォームインターフェース1010cを投影しており、それは、映像・音声項目1022、1023、…、102Nを含み、且つ各映像・音声項目1022~102Nは、それぞれ、対応する項目ラベル1022a、1023a、…、102Naを有するとする。
【0092】
本実施例では、使用者は、例えば、音声アシスタント102aに、第一エイリアスAL1及び「ラベルooを再生する」(ラベルooは、再生しようとする映像・音声項目に対応する項目ラベルである)などのキーワードを含む音声信号AS1’を与えることができる。説明の便宜のため、以下、使用者は映像・音声項目102Naを再生しようとし、即ち、使用者は「ラベルNを再生する」とのように言うとするが、本発明は、これに限定されない。
【0093】
それ相応に、音声アシスタント102aは、「ラベルNを再生する」を第一インターフェース制御命令ICMD1とし、そして、それを第一エイリアスAL1と一緒にクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一インターフェース制御命令ICMD1を解析して対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を見つけることができる。本実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2は、「再生する」との再生指令及び「ラベルN」との再生ラベルを含んでも良い。
【0094】
その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に従って投影機106aにアクセスし、そして、第二インターフェース制御命令ICMD2に基づいて投影機106aの投影を制御することができる。それ相応に、投影機106aの第一応用プログラムは、上述の再生指令及び再生ラベルに基づいて、「ラベルN」に対応する映像・音声項目102Nを再生することができる。その後、投影機106aは、それ相応に、映像・音声プラットフォームインターフェース1010dを投影することができ、それは、例えば、映像・音声項目102Nの映像・音声コンテンツを含み、
図12に示すようである。これにより、使用者は、音声アシスタント102aにより、映像・音声プラットフォームインターフェース上での再生操作を実現することができる。
【0095】
図13を参照する。それは、
図12に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中でのブックマーク追加操作の実行を示す図である。本実施例では、投影機106aは現在に映像・音声プラットフォームインターフェース1010dを投影しており、それは、例えば、映像・音声項目102Nの映像・音声コンテンツであるとする。
【0096】
本実施例では、使用者は、例えば、音声アシスタント102aに、第一エイリアスAL1及び「ブックマークzzzを追加する」(そのうち、zzzは、使用者がニーズに応じて設定するブックマークの名前である)などのキーワードを含む音声信号AS1’を与えることができる。
【0097】
それ相応に、音声アシスタント102aは、「ブックマークzzzを追加する」を第一インターフェース制御命令ICMD1とし、そして、それを第一エイリアスAL1とともにクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一インターフェース制御命令ICMD1を解析して対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を見つけることができる。本実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2は、「ブックマークを追加する」とのブックマーク追加指令及び「zzz」とのブックマークの名前を含んでも良い。
【0098】
その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に従って投影機106aにアクセスし、そして、第二インターフェース制御命令ICMD2に基づいて投影機106aの投影を制御することができる。それ相応に、投影機106aの第一応用プログラムは、上述のブックマーク追加指令及びブックマークの名前に基づいて映像・音声プラットフォームインターフェース1010d上で映像・音声項目102Nの映像・音声コンテンツをブックマークの名前(即ち、zzz)として示すことができる。その後、投影機106aは、それ相応に映像・音声プラットフォームインターフェース1010eを投影することができ、それは、例えば、ブックマークが成功裏に追加されている(Bookmark zzz added)とのような情報1310を表示することができ、
図13に示すようである。なお、投影機106aの第一応用プログラムにより映像・音声項目102Nの映像・音声コンテンツをブックマークの名前(即ち、zzz)として示す情報は、映像・音声プラットフォームのサーバ(図示せず)に記憶することができる。
【0099】
上述のブックマーク追加操作が行われた後に、本発明は、使用者が直覚的且つ簡単に追加済みのブックマークを再生する技術を提供することもでき、その細部は、以下の通りである。
【0100】
図14を参照する。それは、
図13に基づく映像・音声プラットフォームインターフェース中でのブックマーク追加操作の実行を示す図である。本実施例では、投影機106aは現在に映像・音声プラットフォームインターフェース1010aを投影しているとする。
【0101】
本実施例では、使用者は、例えば、音声アシスタント102aに、第一エイリアスAL1及び「ブックマークzzzを再生する」(そのうち、zzzは、使用者が追加したブックマークであり、
図13に示すようである)などのキーワードを含む音声信号AS1’を与えることができる。
【0102】
それ相応に、音声アシスタント102aは、「ブックマークzzzを再生する」を第一インターフェース制御命令ICMD1とし、そして、それを第一エイリアスAL1とともにクラウド型プラットフォーム104aに伝送することができる。その後、クラウド型プラットフォーム104aは、第一インターフェース制御命令ICMD1を解析して対応する第二インターフェース制御命令ICMD2を見つけることができる。本実施例では、第二インターフェース制御命令ICMD2は、「ブックマークを再生する」とのブックマーク再生指令及び「zzz」とのブックマークの名前を含んでも良い。
【0103】
その後、管理サーバ108は、第一エイリアスAL1に基づいて投影機106aにアクセスし、そして、第二インターフェース制御命令ICMD2に従って投影機106aの投影を制御することができる。それ相応に、投影機106aの第一応用プログラムは、上述のブックマーク再生指令及びブックマークの名前に基づいて、映像・音声プラットフォームのサーバに記憶されている、ブックマークの名前に対応する映像・音声コンテンツを投影機106aに提供し、これにより、投影機106aは、ブックマークの名前に対応する映像・音声コンテンツを再生することができる。
図13に示すように、投影機106aは、それ相応に、映像・音声プラットフォームインターフェース1010dを投影することができ、それは、映像・音声項目102Nの映像・音声コンテンツの他に、ブックマークが成功裏に再生されている(Bookmark zzz played)とのような情報1410を表示することもできる。
【0104】
以上から分かるように、本発明は、使用者が音声アシスタント102aにより映像・音声プラットフォームインターフェース上でのブックマーク追加操作を実現するようにさせることができる。また、本発明は、さらに、使用者が音声信号を与える方式で、前に追加されたブックマークを再生するようにさせることで、新規で直覚的且つ便利な操作方法を提供することができる。
【0105】
以上のことをまとめると、本発明の実施例によるインテリジェント音声システム及び投影機制御方法は、使用者が音声アシスタントに音声信号を与える方式で投影機を制御する目的を達成するようにさせることができる。また、異なるメーカーにより製造される音声アシスタントについて、本発明は、それ相応のシステムを提案することで、使用者がスムーズに、これらの音声アシスタントを用いて1つ又は複数の同じメーカーにより製造される投影機を制御するようにさせることもできる。
【0106】
また、本発明の実施例によるインテリジェント音声システムは、使用者が投影機に統合される音声回路装置に音声信号を与える方式で投影機の制御の目的を達成するようにさせることができる。
【0107】
使用者が音声アシスタントにより投影機の映像・音声プラットフォームインターフェースの投影を制御した後に、本発明は、さらに、更なる制御システムを提案し、これによって、使用者が音声アシスタントに音声信号を与える方式で投影機の映像・音声プラットフォームインターフェースの投影に関する操作、例えば、検索、スクロール、スクロールの停止、ある映像・音声項目の再生、ある映像・音声項目に対応するブックマークの追加、あるブックマークの再生などを制御するようにさせることができる。これにより、使用者に、新規で直覚的且つ便利な投影機制御システムを提供することができる。
【0108】
本発明は、前述した好適な実施例に基づいて以上のように開示されたが、前述した好適な実施例は、本発明を限定するためのものでなく、当業者は、本発明の技術的思想と範囲を離脱しない限り、本発明に対して些細な変更と潤色を行うことができるので、本発明の保護範囲は、添付した特許請求の範囲に定まったものを基準とする。また、本発明の何れの実施例又は特許請求の範囲は、本発明に開示されたすべての目的又は利点又は特徴を達成する必要がない。また、要約の一部と発明の名称は、文献の検索を助けるためのみのものであり、本発明の技術的範囲を限定するものでない。また、本明細書又は特許請求の範囲に言及されている「第一」、「第二」などの用語は、要素(element)に名前を付け、又は、他の実施例又は範囲を区別するためのものみであり、要素の数量上での上限又は下限を限定するためのものでない。