(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】照明装置及びベッド装置
(51)【国際特許分類】
F21V 33/00 20060101AFI20231003BHJP
A47C 21/00 20060101ALI20231003BHJP
A47C 19/02 20060101ALI20231003BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20231003BHJP
F21V 13/02 20060101ALI20231003BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20231003BHJP
【FI】
F21V33/00 100
A47C21/00
A47C19/02 A
F21S2/00 340
F21V13/02 400
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2020032059
(22)【出願日】2020-02-27
【審査請求日】2022-07-13
(73)【特許権者】
【識別番号】390039985
【氏名又は名称】パラマウントベッド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004026
【氏名又は名称】弁理士法人iX
(72)【発明者】
【氏名】松本 孝樹
(72)【発明者】
【氏名】渡部 竜志
(72)【発明者】
【氏名】奥 俊介
(72)【発明者】
【氏名】石本 昭雄
【審査官】安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3140490(JP,U)
【文献】特開2015-222693(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 33/00
A47C 21/00
A47C 19/02
F21S 2/00
F21V 13/02
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを互いに接続する第3部分とを含む、第1構造体と、
前記第1部分に含まれ、前記第2部分と対向する第1面と、
前記第1面に設けられ、出射時に前記第2部分に向かって光を出射する光源と、
を備え、
前記第1部分と前記第2部分のとの間にベッドの部材の少なくとも一部が挿入可能であ
り、
前記第2部分は、前記第1部分と対向する第2面を含み、
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記第1面から前記第2部分に向かって前記光源から出射された前記光は、前記挿入された部材の一部で反射される、照明装置。
【請求項2】
前記第1面と前記第2面との間の距離は、前記第3部分から離れると長くなる、請求項
1記載の照明装置。
【請求項3】
前記第3部分は、前記第1部分と前記第2部分との間の領域を向く第3面を含み、
前記第1面と前記第3面との間の第1角度は、90度よりも大きい、請求項
1または
2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1構造体に接続された第2構造体をさらに備え、
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記第2構造体の少なくとも一部は、前記第1構造体と前記部材との間にある、請求項
1~
3のいずれか1つに記載の照明装置。
【請求項5】
前記第2構造体は、
前記第1部分と対向する第1対向部分と、
前記第2部分と対向する第2対向部分と、
前記第3部分と対向する第3対向部分と、
を含む、請求項
4記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1面は、第1凹部を有し、かつ、前記第1凹部の周りの周囲部を含み、
前記光源の少なくとも一部は、前記第1凹部に設けられ、
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記周囲部は前記部材の前記少なくとも一部と接する、請求項1に記載の照明装置。
【請求項7】
請求項1~
6のいずれか1つに記載の照明装置と、
前記ベッドの前記部材と、
を備えたベッド装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、照明装置及びベッド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ベッドに照明などが設けられる。より使いやすい照明装置及びベッド装置が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、より使いやすい照明装置及びベッド装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、照明装置は、第1構造体及び光源を含む。前記第1構造体は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを互いに接続する第3部分と、を含む。前記第1部分は、前記第2部分と対向する第1面を含む。前記光源は、前記第1部分に設けられ、前記第2部分に向かって光を出射する。前記第1部分と前記第2部分との間にベッドの部材の少なくとも一部が挿入可能である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態は、より使いやすい照明装置及びベッド装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
【
図2】
図2(a)及び
図2(b)は、第1実施形態に係る照明装置の使用状態を例示する模式的斜視図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係る照明装置の一部を例示する模式的斜視図である。
【
図5】
図5(a)及び
図5(b)は、第1実施形態に係る照明装置の一部を例示する模式的断面図である。
【
図6】
図6は、第1実施形態に係る照明装置の一部を例示する模式的断面図である。
【
図7】
図7(a)~
図7(c)は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
【
図8】
図8は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的断面図である。
【
図9】
図9は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的側面図である。
【
図10】
図10は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
【
図11】
図11は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式図である。
【
図12】
図12は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
【
図13】
図13は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的斜視図である。
【
図14】
図14(a)及び
図14(b)は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものである。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
図2(a)及び
図2(b)は、第1実施形態に係る照明装置の使用状態を例示する模式的斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係る照明装置160は、第1構造体10を含む。実施形態に係るベッド装置310は、照明装置160と、ベッド70Bの部材78Mを含む。ベッドの部材78Mは、例えば、ヘッドボード78H、フットボード、及び、サイドレールのいずれかである。照明装置160が、ベッド70Bの部材78M(この例では、ヘッドボード78H)に取り付けられる。
【0010】
第1構造体10は、第1部分11、第2部分12及び第3部分13を含む。これらの部分は、第1構造体10に含まれる、部分的な領域である。第3部分13は、第1部分11と第2部分12とを互いに接続する。例えば、第1~第3部分11~13は互いに連続している。例えば、第1~第3部分11~13は、互いに独立した複数の部品を含み、これらの複数の部品が組み合わされても良い。
【0011】
図1に示すように、第1部分11は、第1面11aを含む。第1面11aは、第2部分12と対向する。第2部分12は、第2面12bを含む。第2面12bは、第1部分11と対向する。第3部分13は、第3面13cを含む。第3面13cは、第1部分11と第2部分12との間の領域10S(例えば空間)を向く。領域10Sは、第1構造体10の凹状の部分である。
【0012】
図1に示すように、照明装置160は、他の構造体(例えば、第2構造体20及び第3構造体30など)を含む。他の構造体の例については、後述する。
【0013】
図1、
図2(a)及び
図2(b)に示すように、領域10Sに、ベッド70Bの部材78M(この例では、ヘッドボード78H)が挿入される。
【0014】
図2(a)は、ベッド70Bの内側からヘッドボード78Hを見たときの斜視図である。例えば、照明装置160が部材78M(この例では、ヘッドボード78H)に取り付けられたときに、第1部分11はベッド70Bの内側にある。
【0015】
図2(b)は、ベッド70Bの外側からヘッドボード78Hを見たときの斜視図である。照明装置160が部材78M(この例では、ヘッドボード78H)に取り付けられたときに、第2部分12はベッド70Bの外側にある。
【0016】
例えば、ベッド70Bの上下方向(頭側から足側への方向)をX軸方向とする。ベッド70Bの左右方向をY軸方向とする。ベッド70Bの高さ方向をZ軸方向とする。
【0017】
図2(a)及び
図2(b)に示すように、第1構造体10は、凹部(例えば、第2凹部12D及び第3凹部13Dなど)を含んでも良い。これらの凹部は、ベッド70Bの使用者または介護者などの物品(例えば、めがね、携帯電話及び本など)を入れる場所として使用できる。
【0018】
図2(b)に示すように、例えば、照明装置160の下側に収納スペース78Haがある。収納スペース78Haに種々の物品を収納できる。
【0019】
図3に示すように、この例では、照明装置160は、第1構造体10、第2構造体20及び第3構造体30を含む。第2構造体20は、例えば、部品20A及び部品20Bを含む。第2構造体20は、第1構造体10及び第3構造体30に取り付けられる。第3構造体30は、第1構造体10に取り付けられる。例えば、第3構造体30は、第1構造体10を支持する。後述するように、第2構造体20が、ベッド70Bの部材78M(例えば、ヘッドボード78Hなど)に取り付けられても良い。第2構造体20は、第1構造体10を部材78Mに取り付ける際のアタッチメントとして使用される。
【0020】
以下では、第1構造体10の例について説明する。
【0021】
図4は、第1実施形態に係る照明装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図5(a)及び
図5(b)は、第1実施形態に係る照明装置の一部を例示する模式的断面図である。
図6は、第1実施形態に係る照明装置の一部を例示する模式的断面図である。
図4は、第1構造体10を例示している。
図5(a)及び
図5(b)は、
図4のA1-A2線断面図である。
図6は、
図4のB1-B2線断面図である。
【0022】
図5(a)に示すように、既に説明したように、第1構造体10は、第1部分11、第2部分12及び第3部分13を含む。
【0023】
図5(b)は、照明装置160が、ベッド70Bの部材78M(この例では、ヘッドボード78H)に取り付けられた状態を例示している。第1部分11と第2部分12との間にベッド70Bの部材78M(この例では、ヘッドボード78H)の少なくとも一部が挿入される。例えば、第1部分11の第1面11aと、第2部分12の第2面12bと、の間にベッド70Bの部材78M(この例では、ヘッドボード78H)の少なくとも一部が挿入される。
図5(b)に示すように、第1部分11の第1面11aは、部材78M(この例では、ヘッドボード78H)と対向する。第2部分12の第2面12bは、部材78M(この例では、ヘッドボード78H)と対向する。第3部分13の第3面13cは、部材78M(この例では、ヘッドボード78H)と対向する。
【0024】
図5(a)に示すように、照明装置160は、光源40を含む。光源40は、第1部分11に設けられる。例えば、光源40は、第1面11aに設けられる。光源40は、第2部分12に向かって光11Lを出射する。光源40は、例えば、LED(light emitting diode)を含む。この例では、光源40と第2部分12との間に、光透過部材45が設けられている。光11Lは、光透過部材45を通過して第2部分12に向かって進行できる。光透過部材45は、例えば、光源40を保護し、光を拡散させる。
【0025】
図5(b)に示すように、第1面11aと第2面12bとの間に部材78M(この例では、ヘッドボード78H)の少なくとも一部が挿入されたときに、光11Lは、部材78Mで反射する。反射した光11Lが、ベッド70B、及び、ベッド70Bの使用者を弱く照らす。例えば、間接照明が提供できる。
【0026】
ベッド70Bに照明装置を設ける参考例がある。この参考例では、この照明装置は、ベッド70Bの使用者が本などを読む際に用いられる。このような照明装置は、使用者を明るく照らす。このような照明装置は、使用者が睡眠中のときは、睡眠を妨げないようにオフにされる。
【0027】
使用者が睡眠中に、介護者などが使用者の状態を観察する場合がある。このような場合に、上記の参考例の照明装置で使用者を照らすと、使用者の睡眠を妨げてしまい易い。介護者などが使用者の状態を観察するときに使用者の睡眠を妨げないような新たな照明装置へのニーズが高いことが分かった。
【0028】
実施形態に係る照明装置160は、間接照明光でベッド70Bを照らすことができる。光11Lは、使用者を直接に入射しない。ベッド70Bの部材78M(例えば、ヘッドボード78H)で反射した光11Lが、使用者に入射する。これにより、使用者の睡眠を妨げることが抑制できる。実施形態によれば、より使いやすい照明装置及びベッド装置が提供できる。
【0029】
例えば、
図5(b)に示すように、第1面11aと第2面12bとの間に部材78Mの少なくとも一部が挿入されたときに、第1面11aの少なくとも一部と、部材78Mの少なくとも一部と、の間に隙間SPがある。隙間SPがあることで、隙間SPで光11Lが反射し、反射した光11Lが、ベッド70Bに向けて出射する。効果的な間接明照光が得られる。
【0030】
図5(a)に示すように、例えば、第1面11aは、第1凹部11Dを有しても良い。光源40の少なくとも一部は、第1凹部11Dに設けられる。光源40が第1凹部11Dに設けられることで、例えば、光源40から部材78Mまでの光路長が長くできる。これにより、適切な反射を得易くできる。隙間SP(
図5(b)参照)で、光11Lが効果的に反射して、隙間SPの外部に出射できる。光源40が第1凹部11Dに設けられることで、例えば、第1面11aと第2面12bとの間に部材78Mの少なくとも一部が挿入されたときに、光源40が損傷することが抑制される。
【0031】
図5(a)に示すように、第1面11aと第2面12bとの間の距離Lxは、第3部分13から離れるにつれて長くなる。距離Lxは、X軸方向に沿う長さである。第1面11aと第2面12bとの間の空間は、第3部分13から離れるにつれて広くなる。
【0032】
既に説明したように、第3部分13は、第1部分11と第2部分12との間の領域10Sを向く第3面13cを含む。第1面11aと第3面13cとの間の第1角度θ1は、90度よりも大きい。例えば、第1面11aを含む平面PL1と、第3面13cを含む平面PL3との間の第1角度θ1は、90度よりも大きい。第1面11aは、第3面13cに対して傾斜している。
【0033】
第1面11aは、第3面13cに対して傾斜していることで、
図5(b)に示すように、第1面11aと部材78Mとの間の隙間SPが、第3部分13から離れるにつれて大きくなる。隙間SPで反射した光11Lが外部に出射し易くなる。効果的な間接明照光が得易くなる。
【0034】
例えば、第2面12bと第3面13cとの間の第2角度θ2は、90度よりも大きくても良い。例えば、第2面12bを含む平面PL2と、第3面13cを含む平面PL3との間の第2角度θ2は、90度よりも大きくても良い。例えば、第1面11aと第2面12bとの間に部材78Mを挿入しやすく、部材78Mの少なくとも一部が挿入されたときに、部材78Mの位置が安定になる。
【0035】
図5(b)に示すように、第3部分13は、第3凹部13Dを含んでも良い。第3凹部13Dは、第3面13cとは反対の面に設けられる。第3凹部13Dに、任意の物品をおくことができる。
【0036】
図5(a)に示すように、第1構造体10は、第4部分14及び第5部分15を含んでも良い。第2部分12の少なくとも一部は、第1部分11の少なくとも一部と、第5部分15と、の間にある。第4部分14は、第2部分12と第5部分15とを互いに接続する。第4部分14は、第2部分12と第5部分15との間の第2凹部12Dの底部である。第2凹部12Dに、任意の物品を収容できる。
【0037】
図5(b)に示すように、第3凹部13Dは、Z軸方向において、ベッド70Bの部材78Mと重なる。第2凹部12Dは、Z軸方向において、部材78Mと重ならない。第2凹部12Dは、X軸方向において、部材78Mと重なる。第2凹部12Dは、深くできる。
図5(a)に示すように、例えば、第2凹部12Dの深さD2は、第3凹部13Dの深さD3よりも深い。第2凹部12Dの深さD2が深いことで、例えば、より多くの物品(例えば大きな部品など)を第2凹部12Dに収容できる。
【0038】
図6に示すように、第1面11aは、第1凹部11Dの周りの周囲部11pを含む。周囲部11pは、第1凹部11Dを基準にすると、例えば、突出部である。第1面11aと第2面12bとの間に、ベッド70Bの部材78M(例えばヘッドボード78H)の少なくとも一部が挿入されたときに、周囲部11pは部材78Mの少なくとも一部と接する。
【0039】
これにより、例えば、第1凹部11Dの部分において、第1面11aの少なくとも一部と、部材78Mの少なくとも一部と、の間の隙間SPが大きくできる。光が不要な方向へ漏れることが抑制され、効果的な間接照明光が得やすくなる。
【0040】
図6に示すように、例えば、第1部分11は、第2部分12から第1部分11への第1方向(例えばX軸方向)と交差する第2方向(例えばY軸方向)に沿って延びる。光源40は、この第2方向に沿って延びる。広い範囲に間接照明光を入射させることができる。
【0041】
以下、第2構造体20及び第3構造体30の例について説明する。
図7(a)~
図7(c)は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
図8は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的断面図である。
図9は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的側面図である。
図7(a)は、第1~第3構造体10~30を組み合わせた状態を例示している。
図7(b)は、第1構造体10を例示している。
図7(c)は、第2構造体20及び第3構造体30を例示している。
図8及び
図9は、第1面11aと第2面12bとの間にベッド70Bの部材78M(この例では、ヘッドボード78H)が挿入された時の状態を例示している。
図8では、部材78M及び光源40は省略されている。
【0042】
第2構造体20は、第1構造体10に接続される。
図8に示すように、第1面11aと第2面12bとの間に部材78Mの少なくとも一部が挿入されたときに、第2構造体20の少なくとも一部は、第1構造体10と部材78Mとの間にある。
【0043】
図7(c)に示すように、第2構造体20(例えば部品20A)は、第1対向部分21、第2対向部分22及び第3対向部分23を含む。
図8に示すように、第1対向部分21は、第1部分11と対向する。第2対向部分22は、第2部分12と対向する。第3対向部分23は、第3部分13と対向する。
【0044】
図8に示すように、第3構造体30は、第4対向部分34及び第5対向部分35を含む。第4対向部分34は、第1構造体10の一部(例えば、第4部分14)と対向する。第5対向部分35は、第2構造体20の一部と対向する。
【0045】
図9に示すように、第2構造体20は、照明装置160と部材78Mとの間の隙間を小さくする。第2構造体20は、例えばアタッチメントとして利用できる。第2構造体20を用いることで、例えば、1つの形の第1構造体10を、種々の形状を有する複数の部材78Mに取り付けることができる。互いに異なる形状を有する複数の第2構造体20を準備することで、種々のベッド70Bに照明装置160を容易に取り付けることが可能になる。
【0046】
照明装置160をベッド70Bの部材78Mに取り付けたときに、部材78Mの上に、第3対向部分23がある。これにより、第2構造体20が部材78Mから落ちることがない。部材78Mの少なくとも一部は、第1対向部分21と第2対向部分22との間にある。第2構造体20は、安定して部材78Mに取り付けられる。これにより、照明装置160が安定して部材78Mに取り付けられる。
【0047】
第3構造体30により、第1構造体10の第4部分14及び第5部分15が支持される。第1構造体10の強度が向上できる。
【0048】
例えば、第1構造体10は、樹脂の一体成型体でも良い。例えば、第3構造体30は、樹脂の一体成型体でも良い。軽い照明装置160が得やすくなる。
【0049】
図10、
図12は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式的斜視図である。
図11は、第1実施形態に係る照明装置を例示する模式図である。
図10及び
図11に示すように、照明装置160は、電気部品51を含んでも良い。電気部品51は、電源用のプラグ受けを含んでも良い。この例では、電気部品51と第1部分11との間に第2部分12がある。
図10及び
図6に示すように、例えば、電気部品51は、ベッド70Bの外側にあっても良い。電気部品51には、例えば、USB端子が含まれていても良い。電気部品51には、LEDの調光装置が含まれても良い。
図12に示すように第1構造体10に凹部10dが設けられても良い。凹部10dに、調光器などのユニットが設けられても良い。
【0050】
図11及び
図12に示すように、ベッド70Bの部材78Mは、凹部55を含んでも良い。凹部55は照明装置160のための配線56(例えば電源配線)を保持可能でも良い。照明装置160には、凹部55とは別に、配線56を保持するための凹部(図示せず)が設けられても良い。便利な照明装置及びベッド装置が提供できる。
【0051】
(第2実施形態)
第2実施形態は、ベッド装置に係る。実施形態に係るベッド装置は、第1実施形態に係る照明装置160及びその変形と、ベッド70Bの部材78Mと、を含む。
【0052】
図13は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図13に示すように、実施形態に係るベッド装置310は、フレーム70Fを含む。フレーム70Fは、例えば、ベースフレーム70BFに支持される。この例では、フレーム70Fに、背ボトム70a、膝ボトム70c、足ボトム70d、ヘッドボード78H及びフットボード78Fなどが設けられる。例えば、ヘッドボード78H及びフットボード78Fなどに照明装置160を取り付けることができる。第2実施形態によれば、便利なベッド装置が提供できる。
【0053】
図14(a)及び
図14(b)は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式図である。
図14(a)は、斜視図である。
図14(b)は、側面図である。
図14(a)及び
図14(b)に示すように、実施形態に係るベッド装置320は、フレーム70Fを含む。フレーム70Fに、ヘッドボード78H及びフットボード78Fなどが設けられる。例えば、ヘッドボード78H及びフットボード78Fなどに照明装置160を取り付けることができる。
【0054】
実施形態においては、照明装置160は、例えば、ヘッドボード78H用の収納部として利用できる。照明装置160は、例えば、ヘッドボード78Hから取り外し可能である。この場合、照明装置160は、光源40を含まなくても良い。この場合、照明装置160は、収納装置として機能する。
【0055】
例えば、照明装置160(または収納装置)において、ヘッドボード78Hとの勘合部分として、第2構造体20(例えば、アタッチメント)が用いられる。これにより、組み換えが容易になる。アタッチメントを変更することで、他のベッド70Bのヘッドボード78Hに、照明装置160(または収納装置)を取り付けることができる。収納装置を管理するディーラーなどにおいて、収納装置の管理が容易になる。資産を有効に活用することができる。
【0056】
実施形態は、以下の構成を含んでも良い。
(構成1)
第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを互いに接続する第3部分とを含み、前記第1部分は、前記第2部分と対向する第1面を含み、前記第2部分は、前記第1部分と対向する第2面を含む、第1構造体と、
前記第1部分に設けられ、前記第2部分に向かって光を出射する光源と、
を備え、
前記第1面と前記第2面との間にベッドの部材の少なくとも一部が挿入可能である照明装置。
【0057】
(構成2)
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記光は、前記部材で反射する、構成1記載の照明装置。
【0058】
(構成3)
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記第1面の少なくとも一部と、前記部材の前記少なくとも一部と、の間に隙間がある、構成1または2に記載の照明装置。
【0059】
(構成4)
前記第1面は、第1凹部を有し、
前記光源の少なくとも一部は、前記第1凹部に設けられた、構成1~3のいずれか1つに記載の照明装置。
【0060】
(構成5)
前記第1面は、前記第1凹部の周りの周囲部を含み、
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記周囲部は前記部材の前記少なくとも一部と接する、構成4記載の照明装置。
【0061】
(構成6)
前記第1面と前記第2面との間の距離は、前記第3部分から離れると長くなる、構成1~5のいずれか1つに記載の照明装置。
【0062】
(構成7)
前記第3部分は、前記第1部分と前記第2部分との間の領域を向く第3面を含み、
前記第1面と前記第3面との間の第1角度は、90度よりも大きい、構成1~6のいずれか1つに記載の照明装置。
【0063】
(構成8)
前記第3部分は、前記第1部分と前記第2部分との間の領域を向く第3面を含み、
前記第2面と前記第3面との間の第2角度は、90度よりも大きい、構成1~6のいずれか1つに記載の照明装置。
【0064】
(構成9)
前記第3部分は、前記第3面とは反対の面に設けられた第3凹部を含む、構成7または8に記載の照明装置。
【0065】
(構成10)
前記第1構造体は、第4部分及び第5部分を含み、
前記第2部分の少なくとも一部は、前記第1部分の少なくとも一部と、前記第5部分と、の間にあり、
前記第4部分は、前記第2部分と前記第5部分とを互いに接続し、
前記第4部分は、前記第2部分と前記第5部分との間の第2凹部の底部である、構成1~9のいずれか1つに記載の照明装置。
【0066】
(構成11)
前記第2凹部の深さは、前記第3凹部の深さよりも深い、構成10記載の照明装置。
【0067】
(構成12)
前記第1部分は、前記第2部分から前記第1部分への第1方向と交差とする第2方向に沿って延び、
前記光源は、前記第2方向に沿って延びる、構成1~11のいずれか1つに記載の照明装置。
【0068】
(構成13)
前記第1構造体に接続された第2構造体をさらに備え、
前記第1面と前記第2面との間に前記部材の前記少なくとも一部が挿入されたときに、前記第2構造体の少なくとも一部は、前記第1構造体と前記部材との間にある、構成1~12のいずれか1つに記載の照明装置。
【0069】
(構成14)
前記第2構造体は、
前記第1部分と対向する第1対向部分と、
前記第2部分と対向する第2対向部分と、
前記第3部分と対向する第3対向部分と、
を含む、構成13記載の照明装置。
【0070】
(構成15)
第3構造体をさらに備え、
前記第3構造体は、
前記第1構造体の一部と対向する第4対向部分と、
前記第2構造体の一部と対向する第5対向部分と、
を含む、構成14記載の照明装置。
【0071】
(構成16)
前記第1構造体及び前記第3構造体のそれぞれは、樹脂の一体成型体である、構成15記載の照明装置。
【0072】
(構成17)
電源用のプラグ受けを含む電気部品をさらに備えた、構成1~16のいずれか1つに記載の照明装置。
【0073】
(構成18)
前記部材は、電源用の配線を保持可能な凹部を含む、構成1~17のいずれか1つに記載の照明装置。
【0074】
(構成19)
前記ベッドの前記部材は、ヘッドボード、フットボード、及び、サイドレールのいずれかである、構成1~18のいずれか1つに記載の照明装置。
【0075】
(構成20)
構成1~19のいずれか1つに記載の照明装置と、
前記ベッドの前記部材と、
を備えたベッド装置。
【0076】
実施形態によれば、より使いやすい照明装置及びベッド装置が提供できる。
【0077】
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、照明装置及びベッド装置に含まれる構造体及びベッドの部材などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
【0078】
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
【0079】
その他、本発明の実施形態として上述した照明装置及びベッド装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての照明装置及びベッド装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
【0080】
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
【0081】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0082】
10…第1構造体、 10S…領域、 10d…凹部、 11~15…第1~第5部分、 11D…第1凹部、 11L…光、 11a…第1面、 11p…周囲部、 12D…第2凹部、 12b…第2面、 13D…第3凹部、 13c…第3面、 20…第2構造体、 20A、20B…部品、 21~23…第1~第3対向部分、 30…第3構造体、 34、35…第4、第5対向部分、 40…光源、 45…光透過部材、 51…電気部品、 55…凹部、 56…配線、 70B…ベッド、 70BF…ベースフレーム、 70F…フレーム、 70a…背ボトム、 70c…膝ボトム、 70d…足ボトム、 78F…フットボード、 78H…ヘッドボード、 78Ha…収納スペース、 78M…部材、 θ1、θ2…第1、第2角度、 160…照明装置、 310、320…ベッド装置、 D2、D3…深さ、 Lx…距離、 PL1~PL3…平面、 SP…隙間