(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】ネットワークライブブロードキャスト方法及びデバイス、端末並びにサーバ
(51)【国際特許分類】
H04N 21/44 20110101AFI20231003BHJP
H04N 21/435 20110101ALI20231003BHJP
【FI】
H04N21/44
H04N21/435
(21)【出願番号】P 2020563711
(86)(22)【出願日】2019-05-15
(86)【国際出願番号】 CN2019086961
(87)【国際公開番号】W WO2019228187
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2022-05-09
(31)【優先権主張番号】201810524204.3
(32)【優先日】2018-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511050697
【氏名又は名称】アリババ グループ ホウルディング リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ジュフォン
(72)【発明者】
【氏名】グアン,ユーホン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,チャンディン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ガオウェイ
(72)【発明者】
【氏名】シ,ジー
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ウェンタオ
(72)【発明者】
【氏名】ミアオ,シュンツアイ
(72)【発明者】
【氏名】ビ,チェン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ペィフォン
(72)【発明者】
【氏名】シエ,イ
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ヨウリ
(72)【発明者】
【氏名】チン,ドン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,チュアン
(72)【発明者】
【氏名】レー,チンフォン
【審査官】醍醐 一貴
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106488291(CN,A)
【文献】米国特許第06728753(US,B1)
【文献】特表2015-520536(JP,A)
【文献】特開2004-048782(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
H04L 9/00-9/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、前記ライブブロードキャストデータを再生することと、
前記サーバ側からサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすることと、
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、前記キー情報が、前記サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によって前記ライブブロードキャストデータに挿入される、検出することと、
前記サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従って、前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定することと、
前記キー情報に応答して、前記サービスデータが前記所定のコンテンツと同期して出力されるように、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することと
を含
み、
前記出力することが、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力し、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力すること
を含む、ネットワークライブブロードキャスト方法。
【請求項2】
前記サーバ側からサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすることが、
前記サーバ側から、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすること
を含み、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することが、
前記キー情報に応答して、第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することと、
前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記復号済みのサービスデータを出力することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サービスデータの前記最遅表示時刻に達した際に前記キー情報が検出も取得もされていない場合は、前記サーバ側から暗号化されていない前記サービスデータを取得することを要求し、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力すること
をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記キー情報が前記第1の鍵を含み、
前記キー情報に応答して、前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することが、
前記キー情報に応答して、前記キー情報に含まれる前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号すること
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記キー情報に応答して、前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することが、
前記キー情報に応答して、前記サーバ側から前記第1の鍵を取得することと、
前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することと
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記キー情報に応答して、前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することが、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号し、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号すること
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを取得した後、第1の所定の時間の後に、前記サーバ側から、第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを取得することと、
前記サービスデータの前記最遅表示時刻に達したときに前記キー情報が検出も取得もされていない場合は、第2の鍵を使用して前記サービスデータを復号し、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記復号済みのサービスデータを出力することと
をさらに含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の所定の時間が、所定のアクセス回数に対応する間隔時間である、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記サーバ側から、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすることが、
前記第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを取得することを要求するために前記サーバ側に周期的にアクセスし、前記サービスデータをキャッシュすること
を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記サーバ側からサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすることが、
前記サーバ側から有効状態のサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすることを含み、前記有効状態が、前記サービスデータに対する前記ライブブロードキャスト側からの制御命令に応答して、前記サーバ側によって設定され、前記制御命令が、前記ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合に、前記ライブブロードキャスト側によって生成される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することが、
前記キー情報を保持する補助強化情報(SEI)フレームが前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記サービスデータが、テキストデータ又は画像データであり、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することが、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータ又は前記画像データを表示すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記サービスデータが質問情報を含み、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することが、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを含む回答ウィジェットを表示すること
を含み、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを含む回答ウィジェットを表示した後に、前記方法は、
前記回答ウィジェットにおける入力動作に応答して、前記質問情報に対するユーザ回答データを取得すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記サーバ側から前記質問情報の標準回答データを取得することと、
トリガ情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、前記トリガ情報が、前記ライブブロードキャストデータが前記標準回答データに対応するライブブロードキャストコンテンツを含む場合に、前記ライブブロードキャスト側によって挿入される、検出することと、
前記トリガ情報に応答して、前記標準回答データ及び前記ユーザ回答データを前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に出力することと
をさらに含む、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ライブブロードキャストデータを収集することと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、前記サービスデータに対応するキー情報を前記ライブブロードキャストデータに挿入することと、
前記ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信することとを
含むネットワークライブブロードキャスト方法であって、クライアント側が、前記ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつ前記キー情報が前記ライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サーバ側から取得された前記サービスデータを出力できるように、前記ライブブロードキャストデータが前記クライアント側に送信され
、前記ネットワークライブブロードキャスト方法が、
前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、制御命令を前記サーバ側に送信することであって、前記制御命令が、前記所定のコンテンツに対応する前記サービスデータを決定し、前記クライアント側が取得できるように前記サービスデータを有効状態に設定するようにサービス側をトリガするために使用される、送信すること
をさらに含む、ネットワークライブブロードキャスト方法。
【請求項16】
サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、前記サービスデータに対応するキー情報を前記ライブブロードキャストデータに挿入することが、
プッシュ要求が受信された場合に、前記サービスデータに対応する前記所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれていると決定し、前記サービスデータに対応する前記キー情報を前記ライブブロードキャストデータに挿入すること
を含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ライブブロードキャストデータが映像データを含み、
サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、前記サービスデータに対応するキー情報を前記ライブブロードキャストデータに挿入することが、
前記サービスデータに対応する前記所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、前記キー情報を保持するSEIフレームを前記映像データに挿入すること
を含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信することであって、前記ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合にキー情報が挿入される、受信することと、
クライアント側が前記ライブブロードキャストデータを再生できるように、前記クライアント側に前記ライブブロードキャストデータを送信することと、
前記クライアント側が、前記キー情報が前記ライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力できるように、前記クライアント側に前記サービスデータを提供することと
、
前記サービスデータの所定のレイテンシパラメータを設定することと、
前記クライアント側が前記サービスデータの取得時刻及び前記所定のレイテンシパラメータに従って前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定できるように、前記所定のレイテンシパラメータを前記クライアント側に提供することと、
を含み、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータが出力され、前記キー情報の前記受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータが出力される、ネットワークライブブロードキャスト方法。
【請求項19】
第1の暗号化アルゴリズムを使用して前記サービスデータを暗号化することと、
前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合にライブブロードキャスト側が第1の鍵を含むキー情報を挿入できるように、前記第1の暗号化アルゴリズムに対応する前記第1の鍵を前記ライブブロードキャスト側に送信することと
をさらに含み、
前記クライアント側に前記サービスデータを提供することが、
前記クライアント側から送信された取得要求を受信することと、
前記ライブブロードキャストデータから前記キー情報を検出して取得した場合にクライアントサーバが前記キー情報内の前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号して前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記復号済みのサービスデータを出力できるように、前記第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを前記クライアントサーバに送信することと
を含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ライブブロードキャスト側によって送信された制御命令を受信することであって、前記制御命令が、前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に前記ライブブロードキャスト側によって送信される、受信することと、
前記制御命令によって示された前記サービスデータを有効状態に設定することと
をさらに含み、
前記クライアント側に前記サービスデータを提供することが、
前記クライアント側から送信された取得要求を受信することと、
前記有効状態の前記サービスデータをクライアントサーバに送信することと
を含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項21】
第2の暗号化アルゴリズムを使用して前記サービスデータを暗号化することと、
前記第2の暗号化アルゴリズムに対応する第2の鍵を前記クライアント側に送信することと
をさらに含み、
前記第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを前記クライアントサーバに送信した後に、前記方法は、
所定の時間の後に、前記サービスデータの最遅表示時刻に達した場合に前記キー情報が検出も取得もされていない場合に、前記クライアント側が前記第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを前記第2の鍵を使用して復号して前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記復号済みのサービスデータを出力できるように、前記第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化された前記サービスデータを前記クライアント側に送信すること
をさらに含む、
請求項19に記載の方法。
【請求項22】
異なるクライアント側における前記キー情報の前記受信時刻が、前記サービスデータの前記最早表示時刻及び前記最遅表示時刻によって定義された表示時間範囲内であるかどうかをカウントすることと、
カウント結果に基づいて、前記所定のレイテンシパラメータを調整することと
をさらに含む、
請求項18に記載の方法。
【請求項23】
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、前記ライブブロードキャストデータを再生することと、
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、前記キー情報が、前記ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によって前記ライブブロードキャストデータに挿入される、検出することと、
前記キー情報に応答して、前記キー情報に含まれる前記サービスデータを取得することと、
前記サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従って、前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定することと、
前記サービスデータが前記所定のコンテンツと同期して出力されるように、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することとを含
み、
前記出力することが、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力し、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力すること
を含む、ネットワークライブブロードキャスト方法。
【請求項24】
前記サービスデータが、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化され、前記方法は、
前記サーバ側から有効状態の第1の鍵を取得することであって、前記有効状態が、前記第1の鍵に対する前記ライブブロードキャスト側からの制御命令に応答して、前記サーバ側によって設定され、前記制御命令が、前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、前記ライブブロードキャスト側によって生成される、取得すること
をさらに含み、
前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することが、
前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することと、
前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記
復号済みのサービスデータを出力することと
を含む、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、前記ライブブロードキャストデータを再生するように構成された第1の再生モジュールと、
前記サーバ側からサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュするように構成された第1のデータ取得モジュールと、
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第1の検出モジュールであって、前記キー情報が、前記サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によって前記サービスデータに挿入される、第1の検出モジュールと、
前記サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従って、前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定するように構成された時間計算モジュールと、
前記キー情報に応答して、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力するように構成された第1の出力モジュールと
を含
み、
前記サービスデータを出力することが、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力し、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することを含む、ネットワークライブブロードキャストデバイス。
【請求項26】
ライブブロードキャストデータを収集するように構成されたデータ収集モジュールと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、前記サービスデータに対応するキー情報を前記ライブブロードキャストデータに挿入するように構成された情報挿入モジュールと、
前記ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信するように構成された第1のデータ送信モジュールとを含
むネットワークライブブロードキャストデバイスであって、クライアント側が、前記ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつ前記キー情報が前記ライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サーバ側から取得された前記サービスデータを出力できるように、前記ライブブロードキャストデータが前記クライアント側に送信され
、前記ネットワークライブブロードキャストデバイスが、
前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、制御命令を前記サーバ側に送信するように構成された命令送信モジュールであって、前記制御命令が、前記所定のコンテンツに対応する前記サービスデータを決定し、前記クライアント側が取得できるように前記サービスデータを有効状態に設定するようにサービス側をトリガするために使用される、命令送信モジュールをさらに含む、ネットワークライブブロードキャストデバイス。
【請求項27】
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信するように構成されたデータ受信モジュールであって、キー情報が、前記ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、データ受信モジュールと、
クライアント側が前記ライブブロードキャストデータを再生できるように、前記クライアント側に前記ライブブロードキャストデータを送信するように構成された第2のデータ送信モジュールと、
前記クライアント側が、前記キー情報が前記ライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力できるように、前記クライアント側に前記サービスデータを提供するように構成されたデータ提供モジュールと
、
前記サービスデータの所定のレイテンシパラメータを設定するように構成されたパラメータ設定モジュールと、
前記クライアント側が前記サービスデータの取得時刻及び前記所定のレイテンシパラメータに従って前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定できるように、前記所定のレイテンシパラメータを前記クライアント側に提供するように構成されたパラメータ提供モジュールと、
を含み、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータが出力され、前記キー情報の前記受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータが出力される、ネットワークライブブロードキャストデバイス。
【請求項28】
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、前記ライブブロードキャストデータを再生するように構成された第2の再生モジュールと、
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第2の検出モジュールであって、前記キー情報が、前記ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によって前記ライブブロードキャストデータに挿入される、第2の検出モジュールと、
前記キー情報に応答して、前記キー情報に含まれる前記サービスデータを取得するように構成された第2のデータ取得モジュールと、
前記サービスデータが前記所定のコンテンツと同期して出力されるように、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力するように構成された第2の出力モジュールと
を含む、ネットワークライブブロードキャストデバイス
であって、
前記サービスデータが、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化され、
前記ネットワークライブブロードキャストデバイスが、
前記サーバ側から有効状態の第1の鍵を取得するように構成された鍵取得モジュールであって、前記有効状態が、前記第1の鍵に対する前記ライブブロードキャスト側からの制御命令に応答して、前記サーバ側によって設定され、前記制御命令が、前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、前記ライブブロードキャスト側によって生成される、鍵取得モジュールをさらに含み、
前記第2の出力モジュールが、
前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号し、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記復号済みのサービスデータを出力するようにさらに構成される、ネットワークライブブロードキャストデバイス。
【請求項29】
記憶アセンブリ、処理アセンブリ及び表示アセンブリを含む端末であって、
前記記憶アセンブリが、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、前記1つ又は複数のコンピュータプログラム命令が、前記処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
前記処理アセンブリが、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、前記ライブブロードキャストデータを再生することと、
前記サーバ側からサービスデータを取得し、前記サービスデータをキャッシュすることと、
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、前記キー情報が、前記サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によって前記サービスデータに挿入される、検出することと、
前記サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従って、前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定することと、
前記キー情報に応答して、前記サービスデータが前記所定のコンテンツと同期して出力されるように、前記表示アセンブリによって提供される前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することと
を行うように構成され
、
前記サービスデータを出力することが、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力し、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータを出力すること
を含む、端末。
【請求項30】
記憶アセンブリ及び処理アセンブリを含む端末であって、
前記記憶アセンブリが、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、前記1つ又は複数のコンピュータプログラム命令が、前記処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
前記処理アセンブリが、
ライブブロードキャストデータを収集することと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツが前記ライブブロードキャストデータに含まれている場合に、前記サービスデータに対応するキー情報を前記ライブブロードキャストデータに挿入することと、
前記ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信することとを行うように構成され、クライアント側が、前記ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつ前記キー情報が前記ライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サーバ側から取得された前記サービスデータを出力できるように、前記ライブブロードキャストデータが前記クライアント側に送信され
、
前記処理アセンブリが、
前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、制御命令を前記サーバ側に送信することであって、前記制御命令が、前記所定のコンテンツに対応する前記サービスデータを決定し、前記クライアント側が取得できるように前記サービスデータを有効状態に設定するようにサービス側をトリガするために使用される、送信すること
を行うようにさらに構成される、端末。
【請求項31】
記憶アセンブリ及び処理アセンブリを含むサーバであって、
前記記憶アセンブリが、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、前記1つ又は複数のコンピュータプログラム命令が、前記処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
前記処理アセンブリが、
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信することであって、キー情報が、前記ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、受信することと、
クライアント側が前記ライブブロードキャストデータを再生できるように、前記クライアント側に前記ライブブロードキャストデータを送信することと、
前記クライアント側が、前記キー情報が前記ライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力できるように、前記クライアント側に前記サービスデータを提供することと
前記サービスデータの所定のレイテンシパラメータを設定することと、
前記クライアント側が前記サービスデータの取得時刻及び前記所定のレイテンシパラメータに従って前記サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定できるように、前記所定のレイテンシパラメータを前記クライアント側に提供することと、
を行うように構成され
、
前記キー情報の受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より早い場合は、前記最早表示時刻まで待ってから、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータが出力され、前記キー情報の前記受信時刻が前記サービスデータの前記最早表示時刻より遅く且つ前記サービスデータの前記最遅表示時刻より早い場合は、前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記サービスデータが出力される、サーバ。
【請求項32】
記憶アセンブリ、処理アセンブリ及び表示アセンブリを含む端末であって、
前記記憶アセンブリが、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、前記1つ又は複数のコンピュータプログラム命令が、前記処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
前記処理アセンブリが、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、前記ライブブロードキャストデータを再生することと、
キー情報が前記ライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、前記キー情報が、前記ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によって前記ライブブロードキャストデータに挿入される、検出することと、
前記キー情報に応答して、前記キー情報に含まれる前記サービスデータを取得することと、
前記サービスデータが前記所定のコンテンツと同期して出力されるように、前記表示アセンブリによって提供される前記ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に前記サービスデータを出力することと
を行うように構成され
、
前記サービスデータが、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化され、
前記処理アセンブリが、
前記サーバ側から有効状態の第1の鍵を取得することであって、前記有効状態が、前記第1の鍵に対する前記ライブブロードキャスト側からの制御命令に応答して、前記サーバ側によって設定され、前記制御命令が、前記ライブブロードキャストデータが前記サービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、前記ライブブロードキャスト側によって生成される、取得することと、
前記第1の鍵を使用して前記サービスデータを復号することと、
前記ライブブロードキャストデータの前記再生インタフェース上に前記復号済みのサービスデータを出力することと
を行うようにさらに構成される、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、「ネットワークライブブロードキャスト方法及びデバイス、端末並びにサーバ(NETWORK LIVE-BROADCASTING METHOD AND DEVICE, TERMINAL, AND SERVER)」と称する2018年5月28日に出願された中国特許出願第201810524204.3号への優先権を主張し、同特許の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本発明の実施形態は、コンピュータ応用の技術分野に関し、具体的には、ネットワークライブブロードキャスト方法及びデバイス、端末並びにサーバに関する。
【背景技術】
【0003】
技術背景
インターネット技術及びストリーム媒体技術の開発と共に、ネットワークライブブロードキャストが急速に開発された。ネットワークライブブロードキャストのデータは、主に、ライブブロードキャストデータ及びサービスデータを含む。ここでは、ライブブロードキャストデータは、ライブブロードキャスト側によるライブブロードキャストサイトからのリアルタイム収集を通じて取得され(画像、テキスト、音声などを含み得る)、次いで、符号化、サーバ側へのアップロード及びサーバ側によるクライアント側への配信などの処理が行われ、復号などの処理が行われ、クライアント側で再生され、その結果、視聴ユーザは、クライアント側を通じてライブブロードキャストデータを視聴することができる。サービスデータは、主に、オンライン視聴者の数、コメントデータ及び同様のものなど、ライブブロードキャストデータに関連するデータを指し、サーバ側によって提供されるものであり、サーバ側から取得されたサービスデータは、クライアント側によって、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に表示することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ライブブロードキャストデータは、ライブブロードキャスト側によって、符号化し、次いで、サーバ側にアップロードし、サーバ側によってクライアント側に配信するなど、処理を行う必要がある一方で、サービスデータは、クライアント側によって、サーバ側から直接取得されるため、ライブブロードキャストデータのネットワークレイテンシは、サービスデータのレイテンシより大きい。実用的な応用では、サービスデータ及びライブブロードキャストデータの所定のコンテンツが同時に出力されるという事例がある。しかし、ライブブロードキャストデータのネットワークレイテンシの方が大きいため、サービスデータが出力されている際に、ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツが再生されない場合があり、ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツをサービスデータと同期して出力することができないという問題に至る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
本出願の実施形態は、サービスデータと、ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツとを同期して出力することができないという先行技術における技術的問題を解決するためのネットワークライブブロードキャスト方法及びデバイス、端末並びにサーバを提供する。
【0006】
第1の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャスト方法が提供され、方法は、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生することと、
サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをキャッシュすることと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、キー情報が、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入される、検出することと、
キー情報に応答して、サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することと
を含む。
【0007】
第2の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャスト方法が提供され、方法は、
ライブブロードキャストデータを収集することと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入することと、
ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信することとを含み、クライアント側が、ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつキー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサーバ側から取得されたサービスデータを出力できるように、ライブブロードキャストデータがクライアント側に送信される。
【0008】
第3の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャスト方法が提供され、方法は、
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信することであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、受信することと、
クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるように、クライアント側にライブブロードキャストデータを送信することと、
キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、クライアント側がライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力できるように、クライアント側にサービスデータを提供することと
を含む。
【0009】
第4の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャスト方法が提供され、方法は、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生することと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入される、検出することと、
キー情報に応答して、キー情報に含まれるサービスデータを取得することと、
サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することと
を含む。
【0010】
第5の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャストデバイスが提供され、デバイスは、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生するように構成された第1の再生モジュールと、
サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをキャッシュするように構成された第1のデータ取得モジュールと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第1の検出モジュールであって、キー情報が、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によってサービスデータに挿入される、第1の検出モジュールと、
キー情報に応答して、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力するように構成された第1の出力モジュールと
を含む。
【0011】
第6の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャストデバイスが提供され、デバイスは、
ライブブロードキャストデータを収集するように構成されたデータ収集モジュールと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入するように構成された情報挿入モジュールと、
ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信するように構成された第1のデータ送信モジュールとを含み、クライアント側が、ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつキー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサーバ側から取得されたサービスデータを出力できるように、ライブブロードキャストデータがクライアント側に送信される。
【0012】
第7の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャストデバイスが提供され、デバイスは、
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信するように構成されたデータ受信モジュールであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、データ受信モジュールと、
クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるように、クライアント側にライブブロードキャストデータを送信するように構成された第2のデータ送信モジュールと、
クライアント側が、キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力できるように、クライアント側にサービスデータを提供するように構成されたデータ提供モジュールと
を含む。
【0013】
第8の態様では、本出願の実施形態におけるネットワークライブブロードキャストデバイスが提供され、デバイスは、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生するように構成された第2の再生モジュールと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第2の検出モジュールであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入される、第2の検出モジュールと、
キー情報に応答して、キー情報に含まれるサービスデータを取得するように構成された第2のデータ取得モジュールと、
サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力するように構成された第2の出力モジュールと
を含む。
【0014】
第9の態様では、本出願の実施形態における端末が提供され、端末は、記憶アセンブリ、処理アセンブリ及び表示アセンブリを含み、
記憶アセンブリは、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリは、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生することと、
サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをキャッシュすることと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、キー情報が、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によってサービスデータに挿入される、検出することと、
キー情報に応答して、サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、表示アセンブリによって提供されるライブブロードキャストデータの再生インタフェースを通じてサービスデータを出力することと
を行うように構成される。
【0015】
第10の態様では、本出願の実施形態における端末が提供され、端末は、記憶アセンブリ、処理アセンブリ及び表示アセンブリを含み、
記憶アセンブリは、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリは、
ライブブロードキャストデータを収集することと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入することと、
ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信することとを行うように構成され、クライアント側が、ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつキー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサーバ側から取得されたサービスデータを出力できるように、ライブブロードキャストデータがクライアント側に送信される。
【0016】
第11の態様では、本出願の実施形態におけるサーバが提供され、サーバは、記憶アセンブリ、処理アセンブリ及び表示アセンブリを含み、
記憶アセンブリは、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリは、
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信することであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、受信することと、
クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるように、クライアント側にライブブロードキャストデータを送信することと、
クライアント側が、キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力できるように、クライアント側にサービスデータを提供することと
を行うように構成される。
【0017】
第12の態様では、本出願の実施形態における端末が提供され、端末は、記憶アセンブリ、処理アセンブリ及び表示アセンブリを含み、
記憶アセンブリは、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリは、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生することと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入される、検出することと、
キー情報に応答して、キー情報に含まれるサービスデータを取得することと、
サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、表示アセンブリによって提供されるライブブロードキャストデータの再生インタフェースを通じてサービスデータを出力することと
を行うように構成される。
【0018】
本出願の実施形態では、クライアント側は、サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをローカルにキャッシュし、ライブブロードキャスト側は、所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合にキー情報を挿入し、従って、クライアント側は、ライブブロードキャストデータ内のキー情報を検出し、キー情報が検出されて取得された場合にサービスデータを出力する。サービスデータは、所定のコンテンツに関連し、サービスデータの出力タイミングは、キー情報によって制御され、その結果、ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツとサービスデータとを同期して出力することができ、それにより、ライブブロードキャストデータとサービスデータとの間の同期速度が改善される。
【0019】
本出願のこれらの態様又は他の態様は、以下の実施形態の説明において、より明確になり、より理解し易くなるであろう。
【0020】
図面の簡単な説明
本出願の実施形態又は先行技術の技術的解決法をより明確に説明するため、実施形態又は先行技術を説明するために必要な添付の図面を以下で簡単に紹介する。以下で説明される添付の図面は、本出願の実施形態の単なる一部であり、当業者は、創造的な取り組みを行うことなく、依然として、これらの添付の図面から他の図面を導出できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本出願によるライブブロードキャスト方法の実施形態のフローチャートである。
【
図2】本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態のフローチャートである。
【
図3】本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態のフローチャートである。
【
図4】本出願によるライブブロードキャストシステムの実施形態の概略構造図である。
【
図5】本出願の実施形態におけるクライアント側からのデータ出力の時系列図である。
【
図6】本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態のフローチャートである。
【
図7】本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態のフローチャートである。
【
図8】本出願によるライブブロードキャストデバイスの実施形態の概略構造図である。
【
図9】本出願による端末の実施形態の概略構造図である。
【
図10】本出願によるライブブロードキャストデバイスの別の実施形態の概略構造図である。
【
図11】本出願による端末の別の実施形態の概略構造図である。
【
図12】本出願によるライブブロードキャストデバイスの別の実施形態の概略構造図である。
【
図13】本出願によるサーバの実施形態の概略構造図である。
【
図14】本出願によるライブブロードキャストデバイスの別の実施形態の概略構造図である。
【
図15】本出願による端末の別の実施形態の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
詳細な説明
当業者が本出願の技術的解決法をより良く理解できるようにするため、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態の技術的解決法を明確且つ完全に説明する。
【0023】
本出願の明細書及び特許請求の範囲並びに上記の添付の図面において説明されるいくつかのフローには、特定の順番で起こる複数の動作が含まれる。しかし、これらの動作を本明細書の順番とは異なる順番で実行することも、並列に実行することもできることを明確に理解すべきである。101、102及び同様のものなどの動作の番号は、様々な動作を区別するためだけに使用され、番号自体は、いかなる実行順番も表さない。それに加えて、これらのフローは、より多くの又はより少ない動作を含むことができ、これらの動作は、順番に実行することも、並列に実行することもできる。本明細書における「第1の」、「第2の」という用語及び同様のものは、異なるメッセージ、デバイス、モジュールなどを区別するために使用され、順序を表すものではないこと又は「第1の」と「第2の」が異なるタイプであることを定義するものであることに留意すべきである。
【0024】
本出願の実施形態の技術的解決法は、主に、ネットワークライブブロードキャストシナリオ(具体的には、映像ライブブロードキャストシナリオ)において使用される。ネットワークライブブロードキャストは、ネットワークシステムを通じて異なる通信プラットフォーム上でライブブロードキャストデータを同時に視聴することができ、オンライン対話も実現できる方法を指す。
【0025】
ネットワークライブブロードキャストのデータは、主に、ライブブロードキャストデータ及びサービスデータを含む。ライブブロードキャストデータは、ライブブロードキャスト側によって収集され、サーバ側にアップロードされる。ライブブロードキャスト側は、OBS(オープンブロードキャスタソフトウェア)プッシュデバイスを使用して、収集デバイスによって収集されたライブブロードキャストデータを処理し、次いで、同ライブブロードキャストデータをサーバ側にプッシュする場合が多い。ライブブロードキャストデータは、オーディオデータ又は映像データであり得、画像、テキスト、音声などの豊富な要素を統合することができる。実用的な応用では、ライブブロードキャストデータは、典型的には、ライブブロードキャストサイトにおけるイベントの発生及び進行を把握し、フィールド画像及びオーディオ並びに実況解説を収集することによって取得される。従って、視聴ユーザは、ライブブロードキャストデータのライブブロードキャストコンテンツに従って、サイトのイベントを直観的に感じることができる。
【0026】
サービスデータは、オンライン視聴者の数、コメントデータ及び同様のものなど、ライブブロードキャストデータに関連するデータを指し、サーバ側によって提供されるものである。実用的な応用では、より良いオンライン対話を実現するため、ライブブロードキャストサイトのホストが質問情報をブロードキャストすることができるか、又は、ライブブロードキャストサイトにおいてテキスト若しくは他の方法で質問情報を表示し、対話形式で質問に対する回答を視聴ユーザに求めることができる。視聴ユーザによる対話形式での質問回答を実現するため、サービスデータは、質問情報を含む表示可能なデータ(テキストデータ又は画像データなど)を指し得、その結果、ライブブロードキャストサイトのホストが質問情報をブロードキャストし、質問に対する回答を視聴ユーザに求めた場合、クライアント側は、回答ウィジェットを出力して、質問情報を含むサービスデータを提示することができ、それにより、視聴ユーザは、質問情報を取得するためにライブブロードキャストデータを聴くか又は見ることと、クライアント側によって出力される回答ウィジェット(質問情報を含む)を通じて回答動作を実行することの両方を行うことができる。この実用的な応用では、サービスデータとライブブロードキャストデータの特定のライブブロードキャストコンテンツとを同じ時点で視聴ユーザに提示する(すなわち、クライアント側で同期して出力する)必要があることが分かる。しかし、実用的な応用では、ネットワークレイテンシのような理由により、ホストは質問をブロードキャストしたが、質問情報は出力されないという状況、又は、質問情報は出力されているが、ホストは質問をブロードキャストしていないという状況が起こり得る。
【0027】
ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツをサービスデータと同期して出力することができないという技術的問題を解決するため、本発明人は、一連の研究を通じて本出願の技術的解決法を提案する。本出願の実施形態では、クライアント側は、サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをローカルにキャッシュし、ライブブロードキャスト側は、所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合にキー情報を挿入し、従って、クライアント側は、ライブブロードキャストデータ内のキー情報を検出し、キー情報が検出されて取得された場合にライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力する。サービスデータは、所定のコンテンツに関連し、サービスデータの出力タイミングは、キー情報によって制御され、その結果、ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツとサービスデータとを同期して出力することができ、それにより、ライブブロードキャストデータとサービスデータとの間の同期速度が改善される。
【0028】
以下では、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態の技術的解決法を明確且つ完全に説明する。以下で説明される添付の図面は本出願の実施形態のすべてではなく単なる一部であることは明らかである。創造的な取り組みを行うことなく本出願の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本出願の保護範囲内に収まるものとする。
【0029】
図1は、本出願によるライブブロードキャスト方法の実施形態のフローチャートである。本実施形態の技術的解決法は、クライアント側によって実施される。方法は、以下のステップを含み得る。
【0030】
101:サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生する。
【0031】
102:サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをキャッシュする。
【0032】
クライアント側によってサーバ側から取得されたサービスデータは、最初に、ローカルにキャッシュすることができる。
【0033】
103:キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出する。
【0034】
ここでは、キー情報は、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によって挿入され、
所定のコンテンツは、例えば、ライブブロードキャストサイトのホストによってブロードキャストされる特定のコンテンツ又はライブブロードキャストサイトで提示される特定のコンテンツであり得る。
【0035】
ライブブロードキャスト側は、プッシュ要求を受信次第、所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれていると決定することができる。プッシュ要求は、ライブブロードキャストサイトのホストが特定のコンテンツをブロードキャストしていること又は特定のコンテンツがライブブロードキャストサイトに提示されていることにコントローラが気付いた場合にトリガすることができる。
【0036】
104:キー情報に応答して、サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力する。
【0037】
すなわち、キー情報が検出されて取得された場合に、視聴ユーザが再生インタフェース上でライブブロードキャストデータの所定のコンテンツとサービスデータとを同時に見ることができるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することができる。
【0038】
ここでは、サービスデータは、所定のコンテンツに関連する。キー情報が検出されて取得された場合、クライアント側によって再生されるライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含むことを示し、従って、所定のコンテンツとサービスデータとを同期して出力することができるようにサービスデータを出力することができ、それにより、ライブブロードキャストデータとサービスデータとの間の同期速度が改善される。
【0039】
任意選択により、キー情報はトリガ命令を含み得、その結果、クライアント側は、トリガ命令に応答することができる(すなわち、サービスデータを出力することができる)。従って、サービスデータを表示するタイミングの制御は、キー情報を通じて実現される。
【0040】
当然ながら、キー情報は、他のコンテンツをさらに含み得、それについては、以下の実施形態で詳細に説明する。
【0041】
図2は、本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態のフローチャートである。本実施形態の技術的解決法は、ライブブロードキャスト側によって実施される。方法は、以下のステップを含み得る。
【0042】
201:ライブブロードキャストデータを収集する。
【0043】
202:サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入する。
【0044】
任意選択により、プッシュ要求が受信された場合、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれていると決定され、従って、キー情報は、ライブブロードキャストデータに挿入される。
【0045】
プッシュ要求は、ライブブロードキャストサイトでコントローラによってトリガすることができる。コントローラは、ライブブロードキャストサイトにおけるイベントの進行を観察し、所定のコンテンツが現れた場合にプッシュ要求をトリガすることができ、その結果、ライブブロードキャスト側は、現在収集されているライブブロードキャストデータにキー情報を挿入する。
【0046】
203:ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信する。
【0047】
ここでは、ライブブロードキャストデータは、クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるようにクライアント側に送信され、サーバ側から取得されたサービスデータは、キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に出力される。
【0048】
ここでは、ライブブロードキャスト側は、リアルタイムでライブブロードキャストデータを収集し、現在収集されているライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合は、サービスデータに対応するキー情報を現在収集されているライブブロードキャストデータに挿入し、次いで、サービス側に送信することができる。そうでなければ、クライアント側がライブブロードキャストデータを正常に再生できることを保証するために、現在収集されているライブブロードキャストデータをサービス側に直接送信し、キー情報がライブブロードキャストデータ内に存在することが検出された場合に同期してサービスデータを出力することができる。
【0049】
図3は、本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態のフローチャートである。本実施形態の技術的解決法は、サーバ側によって実施される。方法は、以下のステップを含み得る。
【0050】
301:ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信する。
【0051】
ここでは、ライブブロードキャスト側は、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、キー情報を挿入する。
【0052】
302:クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるように、クライアント側にライブブロードキャストデータを送信する。
【0053】
303:クライアント側が、キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力できるように、クライアント側にサービスデータを提供する。
【0054】
図1~
図3に示される実施形態は、異なる実行エンティティの視点からの本出願の実施形態の技術的解決法をそれぞれ説明している。本出願の実施形態の技術的解決法は、
図4に示されるようなネットワークライブブロードキャストシステムに適用することができる。ネットワークライブブロードキャストシステムは、サーバ側401、ライブブロードキャスト側402及びクライアント側403から成り、少なくとも1つのクライアント側403が存在し、クライアント側は、電子デバイス(携帯電話、タブレットコンピュータ、コンピュータ、スマートウォッチ及び同様のものなど)において構成することができ、サーバ側401は、CDN(コンテンツ伝達ネットワーク)システムを使用することによって実装することができ、ライブブロードキャスト側402は、収集機能及びOBSプッシュ機能を有する電子デバイス(カメラを有する携帯電話、タブレット及び同様のもののようなスマートデバイスなど)から成り得る。ネットワークライブブロードキャストシステムのシステムアーキテクチャは、先行技術のものと同じであり得、ここでは詳述しない。
【0055】
ここでは、ライブブロードキャスト側402は、ライブブロードキャストデータを取得し、且つライブブロードキャストデータをサーバ側401にアップロードするために、ライブブロードキャストサイトの音声及び/又は画像をリアルタイムで収集することに対する責任を有し、サーバ側401は、ライブブロードキャストデータをクライアント側403に送信することに対する責任を有し、クライアント側403は、ライブブロードキャストデータを再生するために再生インタフェースを提供することができる。ライブブロードキャストデータは、符号化、トランスコード化及び圧縮のような処理を行った後にのみサーバ側にアップロードすることができ、それに従って、クライアント側は、復号、解凍などのような処理を行った後にのみライブブロードキャストデータを再生できることを理解すべきであり、それは、先行技術と同じであり、ここでは詳述しない。
【0056】
実用的な応用では、現時点T0においてライブブロードキャスト側によって収集されたライブブロードキャストデータは、恐らくは時点T1においてクライアント側で表示することができ、現在のネットワーク環境状態によれば、T1とT0との間の時間間隔は、5秒~15秒であり得る。しかし、クライアント側がサーバ側からサービスデータを取得することを要求し、サービスデータが1秒以内に返信されることがある。サービスデータが直ちに出力される場合は、ネットワークレイテンシが原因で、サービスデータとライブブロードキャストデータの所定のコンテンツを同期して出力することはできない。
【0057】
従って、本出願の実施形態では、ライブブロードキャスト側402は、ライブブロードキャストデータを収集し、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、キー情報をライブブロードキャストデータに挿入する。
【0058】
サーバ側401は、所定のコンテンツに関連するサービスデータをクライアント側403に提供することができる。
【0059】
サービスデータを取得した後、クライアント側403は、最初に、サービスデータをローカルにキャッシュし、ライブブロードキャストデータを検出し、キー情報が検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力し、その結果、サービスデータをライブブロードキャストデータの所定のコンテンツと同期して出力できることを保証し、それにより、サービスデータとライブブロードキャストデータとの間の同期速度が改善される。
【0060】
ライブブロードキャスト質問回答のシナリオでは、サービスデータは質問情報であり得、所定のコンテンツは、例えば、質問情報に対してライブブロードキャストサイトのホストによってブロードキャストされた特定の音声、例えば、「質問への回答を始めてください」であり得、その結果、視聴ユーザがライブブロードキャストデータを視聴しており、ホストが「質問への回答を始めてください」とブロードキャストした場合、クライアント側は、視聴ユーザが質問情報に対する回答動作を即座に実行できるように、回答ウィジェットにおいて質問情報を即座に出力することができる。
【0061】
いくつかの実施形態では、サーバ側の処理圧力を低減するため、クライアント側は、サーバ側に周期的にアクセスすることによってサービスデータを取得することを要求することができる。
【0062】
それに加えて、ネットワークライブブロードキャストの間、異なるライブブロードキャストコンテンツが、それぞれのライブブロードキャストコンテンツと同期して出力する必要がある対応するサービスデータをそれぞれ有するという事例があり得る。例えば、ライブブロードキャスト質問回答のシナリオでは、複数の質問情報片が存在し得、ライブブロードキャストサイトのホストが質問を1つブロードキャストする度に、視聴ユーザは、回答動作を1つずつ実行するように求められることになる。
【0063】
クライアント側が所定のコンテンツに対応するサービスデータを取得することができるようにするため、いくつかの実施形態では、サーバ側の異なるサービスデータ片が無効状態である場合がある。
【0064】
ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合は、ライブブロードキャスト側は、キー情報をライブブロードキャストデータに挿入する場合に同時に制御命令をサーバ側に送信することができる。制御命令は、サービスデータのデータ識別子を保持することができ、その結果、サーバ側は、制御命令を受信次第、所定のコンテンツに対応するサービスデータを決定し、サービスデータが有効状態になるように設定することができる一方で、クライアント側は、有効状態のサービスデータしか取得することができない。
【0065】
クライアント側から送信された取得要求を受信した場合は、サーバ側は、有効状態のサービスデータのみをクライアント側に送信する。クライアント側はサーバ側に周期的にアクセスすることができるため、クライアント側は、サーバ側に上記データが存在する場合は、有効状態のサービスデータを取得し、同サービスデータをローカルにキャッシュすることができ、所定のコンテンツ及び所定のコンテンツに対応するサービスデータは、制御命令を通じて同期して出力することができる。
【0066】
その上、ネットワークレイテンシの存在により、ライブブロードキャストデータのネットワークレイテンシが5秒であり、サービスデータのネットワークレイテンシが1秒であると想定すると、サービスデータは、キー情報を保持するライブブロードキャストデータが到着するまでに約4秒間ローカルで待つ必要がある。従って、サービスデータは、送信プロセスにおいて又はローカルキャッシュにおいて盗まれる可能性があり、データセキュリティを保証する必要がある。具体的には、ライブブロードキャスト質問回答のシナリオでは、サービスデータの出力に対する制限時間がある(すなわち、ユーザの質問回答に対する制限時間がある)。質問情報が盗まれ、一部のユーザがその質問情報について前もって知っている場合は、質問回答時間は増大し、公平性が弱まる。
【0067】
従って、いくつかの実施形態では、サーバ側は、第1の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化することができ、
任意選択の方法として、サーバ側は、第1の暗号化アルゴリズムの第1の鍵をライブブロードキャスト側に送信することができ、第1の鍵は、サービスデータを復号するために使用される。
【0068】
それに従って、ライブブロードキャスト側は、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合は、第1の鍵を含むキー情報を挿入することができる。
【0069】
従って、クライアント側がサーバ側からサービスデータを取得することは、
サーバ側から第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得することを含み得、
クライアント側が、キー情報に応答して、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することは、
キー情報に応答して、キー情報に含まれる第1の鍵を使用してサービスデータを復号することと、
ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力することとを含み得る。
【0070】
別の任意選択の方法として、クライアント側がキー情報を検出して取得した場合は、クライアント側は、キー情報に応答してサーバ側から第1の鍵を取得し、次いで、第1の鍵を使用してサービスデータを復号することができる。
【0071】
暗号化済みのサービスデータの送信を実行することにより、データセキュリティを改善することができ、盗まれるリスクは低減する。その上、鍵とサービスデータは別々に送信され、それにより、同時傍受の結果として生じる潜在的なセキュリティリスクが回避される。サービスデータは、クライアント側にいち早く到着するが、鍵を知らなければ復号できないものであり、それにより、ライブブロードキャストデータとサービスデータとが同期することを保証することができ、また、鍵がオンデマンドで到着し、いち早い復号のためにいち早く到着することはないことも保証することができる。
【0072】
ここでは、第1の暗号化アルゴリズムは、対称暗号化アルゴリズムであり得、第1の鍵は秘密鍵である。対称暗号化アルゴリズムは、例えば、高度暗号化規格(AES:Advanced Encryption Standard)、データ暗号化規格(DES:Data Encryption Standard)、トリプルDES(3DES:Triple DES)、ブロック暗号アルゴリズム(RC5:block cipher algorithm)、国際データ暗号化アルゴリズム(IDEA:International Data Encryption Algorithm)及び同様のものから選択することができ、本出願では具体的には定義されていない。
【0073】
異なるクライアント側は異なるハードウェアデバイス及びネットワーク環境に対応するため、ライブブロードキャストデータのネットワークレイテンシは、クライアント側ごとに異なり得、その結果、クライアント側ごとにキー情報が到着する時刻も異なり得、異なるクライアント側におけるサービスデータの出力時刻に対する一貫性がなくなり、その結果、異なるクライアント側に対応する異なる視聴ユーザは、異なる時刻にサービスデータを閲覧し、公平性に対して比較的高い要件を有するライブブロードキャストシナリオにおいて十分な公平性を保証することが不可能になる。
【0074】
従って、いくつかの実施形態では、サーバ側は、サービスデータの所定のレイテンシパラメータを設定することができ、所定のレイテンシパラメータは、2つの時間間隔(第1の時間間隔及び第2の時間間隔)を含み得、第1の時間間隔は、第2の時間間隔より小さい。
【0075】
サーバ側は、所定のレイテンシパラメータをクライアント側に送信することができ、所定のレイテンシパラメータは、サービスデータと共にクライアント側に送信することができる。
【0076】
クライアント側は、サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータを組み合わせることによって、サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定することができ、具体的には、第1の時間間隔に基づいて最早表示時刻を決定し、第2の時間間隔に基づいて最遅表示時刻を決定することができる。
【0077】
従って、クライアント側がキー情報に応答してライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することは、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力し、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することを含み得る。
【0078】
ここでは、サービスデータが第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化される場合、
任意選択の方法として、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、キー情報に含まれる第1の鍵を使用してサービスデータを復号し、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、直ちに、キー情報に含まれる第1の鍵を使用してサービスデータを復号し、
別の任意選択の方法として、最初に、キー情報内の第1の鍵を使用してサービスデータを復号し、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、復号済みのサービスデータを出力することも実現可能である。
【0079】
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、直ちに、サービスデータを取得するために復号し、次いで、復号済みのサービスデータを出力する。
【0080】
それに加えて、方法は、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最遅表示時刻より遅いとクライアント側が決定した場合は、サービスデータを破棄し、
キー情報の受信時刻がサービスデータの取得時刻より早いとクライアント側が決定した場合は、キー情報を破棄することをさらに含み得る。
【0081】
最早表示時刻及び最遅表示時刻による制限により、異なるクライアント側においてサービスデータがライブブロードキャストデータと同期して表示されることをある程度保証することができる。
【0082】
ここでは、任意選択の方法として、サービスデータの最遅表示時刻に達した場合に、クライアント側がキー情報の検出も取得もしていない場合は、クライアント側は、サーバ側から暗号化されていないサービスデータを取得することを要求し、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することができる。
【0083】
それに加えて、さらなるセキュリティを保証するため、別の任意選択の方法として、サーバ側は、第2の鍵及び第2の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化し、第2の鍵をクライアント側に送信することもでき、
任意選択により、クライアント側からライブブロードキャスト要求を受信次第、クライアント側に第2の鍵を送信することも、クライアント側から取得要求を受信次第、クライアント側に第2の鍵を送信することもできる。
【0084】
従って、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータをクライアント側が取得した後、クライアント側は、第1の所定の時間の後に、サーバ側から第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得することができ、
サービスデータの最遅表示時刻に達した場合に、クライアント側がキー情報の検出も取得もしていない場合は、クライアント側は、第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを第2の鍵を使用して復号し、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力することができる。
【0085】
ここでは、第1の所定の時間は、ライブブロードキャストデータのネットワークレイテンシ時間に従って決定することができ、ライブブロードキャストデータのネットワークレイテンシ時間より短いか又はそれに等しいものであり得る。
【0086】
それに加えて、クライアント側がサーバ側に周期的にアクセスする場合は、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータをクライアント側が取得した後、クライアント側は、所定のアクセス回数の後に、サーバ側から第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得し、
第1の所定の時間は、所定のアクセス回数に対応する間隔時間に等しいものであり得、例えば、クライアント側は、2秒間の間隔でアクセスを開始し、第1の所定の時間は、2回のアクセス分の間隔時間(すなわち、4秒間)であり得る。
【0087】
理解し易くするため、
図5に示されるように、クライアント側がサービスデータを出力する時系列図を示す。
時点ST1では、サーバ側から第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得し、時点ST1は、サービスデータの受信時刻であり、
時点ST1から第1の所定の時間T1の後に時点ST2に達し、時点ST2では、サーバ側から第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得し、
時点ST1から第1の時間間隔T2の後に時点ST3(すなわち、サービスデータの最早表示時刻)に達し、
時点ST1から第2の時間間隔T3の後に時点ST4(すなわち、サービスデータの最遅表示時刻)に達し、時点ST3及び時点ST4は、サービスデータの表示時間範囲を定義する。
【0088】
図5では、キー情報の受信時刻が時点ST1より早い場合は、キー情報が破棄されることが分かる。
【0089】
キー情報の受信時刻が時点ST1より遅く且つ時点ST3より早い場合は、サービスデータを出力するために時点ST3に達する必要がある。
【0090】
キー情報の受信時刻が時点ST3より遅く且つ時点ST4より早い場合は、直ちに、サービスデータが出力される。
【0091】
時点ST4に達したが、キー情報が取得されていない場合は、第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータが第2の鍵を使用して復号され、復号済みのサービスデータが出力される。
【0092】
時点ST4を越えた場合は、サービスデータが破棄される。
【0093】
ここでは、所定のレイテンシパラメータの第1の時間間隔及び第2の時間間隔は、動的に調整することができ、その結果、キー情報の受信時刻は、サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻によって定義された時間範囲内であり得、サービスデータをライブブロードキャストデータの所定のコンテンツと同期して出力できることが保証される。
【0094】
従って、サーバ側は、異なるクライアント側におけるキー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻によって定義された表示時間範囲内であるかどうかをカウントすることができ、
カウント結果に基づいて、所定のレイテンシパラメータを調整することができる。
【0095】
カウント結果は、例えば、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻によって定義された表示時間範囲内であるカウント回数を含み得、その結果、カウント回数が所定の回数より大きい場合は、調整は不要であり、カウント回数が所定の回数より小さい場合は、カウント回数が所定の回数より大きくなるまで、所定のレイテンシパラメータが調整される。
【0096】
当然ながら、カウント結果は、異なるクライアント側に対応するキー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻によって定義された表示時間範囲内にある第1の回数と、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い第2の回数と、キー情報の受信時刻がサービスデータの最遅表示時刻より遅い第3の回数とをさらに含み得、従って、第1の回数、第2の回数及び第3の回数を組み合わせて、所定のレイテンシパラメータを動的に調整することができ、例えば、第1の回数が所定の回数より小さく且つ、第2の回数が第1の設定値より大きい場合は、所定のレイテンシパラメータの第1の時間間隔を低減することができ、第3の回数が第1の設定値より大きい場合は、所定のレイテンシパラメータの第2の時間間隔を増大することができる。
【0097】
ここでは、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入されるキー情報は、様々な方法で実装することができ、
ライブブロードキャストデータが映像データを含む場合は、キー情報に基づいて補助強化情報(SEI:supplemental enhancement information)フレームを生成することができ、SEIフレームは、ライブブロードキャストデータがキー情報を保持するように映像データに挿入することができ、SEIフレームは、ライブブロードキャスト側によって映像データの符号化のプロセスにおいて挿入することができる。
【0098】
それに加えて、ライブブロードキャストデータがオーディオデータを含む場合は、キー情報を特定のオーディオに変換し、オーディオデータに挿入することもできる。本出願は、キー情報が保持される方法については、具体的には定義しない。
【0099】
図6は、本出願によるライブブロードキャスト方法の別の実施形態の信号伝達図である。
【0100】
601:サーバ側は、第1の暗号化アルゴリズム及び第2の暗号化アルゴリズムをそれぞれ使用してサービスデータを暗号化する。
【0101】
602:サーバ側は、第1の暗号化アルゴリズムに対応する第1の鍵をライブブロードキャスト側に送信する。
【0102】
サーバ側は、具体的には、第1の鍵を通じて第1の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化し、第2の鍵を通じて第2の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化する。
【0103】
サーバ側は、クライアント側からライブブロードキャスト要求を受信した場合に、第2の暗号化アルゴリズムに対応する第2の鍵をクライアント側に送信することができる。
【0104】
ここでは、任意選択により、異なるサービスデータ片に対応する第1の鍵は、互いに異なり得る一方で、異なるサービスデータ片に対応する第2の鍵は、同じであり得る(すなわち、第2の鍵は一般鍵である)。
【0105】
ライブブロードキャスト質問回答のシナリオでは、異なるサービスデータ片は、異なる質問情報片を指し、従って、異なる質問情報片は、ユニークな第1の鍵のそれぞれを通じて第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化することができ、第2の一般鍵を通じて第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化することができる。
【0106】
603:ライブブロードキャスト側はライブブロードキャストデータを収集し、ライブブロードキャストデータをサーバ側にアップロードする。
【0107】
604:サーバ側は、ライブブロードキャストデータをクライアント側に送信する。
【0108】
サーバ側は、クライアント側からライブブロードキャスト要求を受信した場合に、ライブブロードキャストデータをクライアント側に送信することができる。
【0109】
605:クライアント側は、ライブブロードキャストデータを再生する。
【0110】
606:ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合は、ライブブロードキャスト側は、制御命令をサーバ側に送信すると同時に、第1の鍵を含むキー情報をライブブロードキャストデータに挿入する。
【0111】
任意選択により、ライブブロードキャスト側は、プッシュ要求を受信した場合に、第1の鍵を含むキー情報をライブブロードキャストデータに挿入することができる。
【0112】
プッシュ要求は、ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含むことをコントローラが検出した場合にトリガすることができる。
【0113】
607:サーバ側は、制御命令に従って、所定のコンテンツに対応するサービスデータを決定し、サービスデータを有効状態に設定する。
【0114】
608:クライアント側は、有効状態であり且つ第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得することを要求するために、サーバ側に周期的にアクセスする。
【0115】
609:クライアント側は、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得した後、第1の所定の時間の後に、有効状態であり且つ第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得する。
【0116】
610:クライアント側は、キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出する。
【0117】
611:キー情報に応答して、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、キー情報に含まれる第1の鍵を使用してサービスデータを復号する。
【0118】
612:キー情報に応答して、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、キー情報に含まれる第1の鍵を使用してサービスデータを復号する。
【0119】
613:キー情報に応答して、キー情報の受信時刻がサービスデータの取得時刻より早い場合は、キー情報を破棄する。
【0120】
614:サービスデータの最遅表示時刻に達した場合にキー情報が検出も取得もされていない場合は、第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを第2の鍵を使用して復号する。
【0121】
615:ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力する。
【0122】
ここでは、最遅表示時刻にサービスデータが表示されない場合は、サービスデータは破棄される。
【0123】
本出願の実施形態により、サービスデータがライブブロードキャストデータの所定のコンテンツと同期して出力されることを保証することができ、それにより、サービスデータとライブブロードキャストデータとの間の同期速度が改善され、データセキュリティが改善され、データ出力の公平性が保証される。
【0124】
実用的な応用では、本出願の実施形態の技術的解決法は、ライブブロードキャスト質問回答のシナリオに応用することができ、サービスデータは質問情報を含み得、クライアント側は、キー情報を検出して取得した場合は、サービスデータを含む回答ウィジェットを出力することができる。
【0125】
任意選択により、サービスデータは、直接的には、質問情報を含む回答ウィジェットであり得る。
【0126】
ライブブロードキャストデータの所定のコンテンツは、ライブブロードキャストサイトのホストによってブロードキャストされた質問回答信号を含み得、質問回答信号は、ホストが質問情報をブロードキャストした後にブロードキャストすることができる。
【0127】
ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合は、キー情報をライブブロードキャストデータに挿入することができ、キー情報は、SEIフレームの形態で、ライブブロードキャストデータの映像データに挿入することができる。
【0128】
ライブブロードキャスト質問回答のシナリオでは、サービスデータは、典型的には、所定の時間の間(例えば、10秒間)出力することができ、視聴ユーザは、所定の時間内に回答ウィジェットを通じて回答動作を実行する必要がある。
【0129】
本出願の実施形態の技術的解決法により、質問がライブブロードキャストデータ内の回答命令と同期して出力されることを保証することができ、また、質問送信セキュリティ及び回答公平性を保証することもできる。
【0130】
従って、サービスデータが質問情報を含む場合は、いくつかの実施形態では、キー情報に応答して、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することは、
キー情報に応答して、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを含む回答ウィジェットを出力することを含み、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されている場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力した後、方法は、
回答ウィジェットにおける入力動作に応答して、ユーザ回答データを取得することをさらに含む。
【0131】
ここでは、ユーザ回答データは、クライアント側にキャッシュすることができる。
【0132】
ライブブロードキャスト質問回答のシナリオでは、ユーザが回答を終えた後、ライブブロードキャストサイトのホストが質問情報に対する標準回答をブロードキャストすると同時に、クライアント側がサーバ側から標準回答データを取得し、標準回答データを表示することもできる。標準回答データをライブブロードキャストデータのホストによってブロードキャストされたコンテンツと同期して出力させるため、方法は、
サーバ側から質問情報の標準回答データを取得することと、
トリガ情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、トリガ情報が、ライブブロードキャストデータが標準回答データに対応するライブブロードキャストコンテンツを含む場合にライブブロードキャスト側によって挿入され、ライブブロードキャストコンテンツが、ライブブロードキャストサイトのホストによってブロードキャストされた標準回答を収集することによって取得される、検出することと、
トリガ情報に応答して、質問情報に対する標準回答データ及びユーザ回答データをライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に出力することと
をさらに含み得る。
【0133】
当然ながら、標準回答データとユーザ回答データが一貫しているかどうかに関する決定結果を出力することもできる。
【0134】
それに加えて、本出願の実施形態は、ネットワークライブブロードキャスト方法をさらに提供し、
図7に示されるように、方法は、以下のステップを含み得る。
【0135】
701:サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生する。
【0136】
702:キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出し、キー情報は、ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入される。
【0137】
本実施形態の技術的解決法は、クライアント側によって実施される。
【0138】
ライブブロードキャストデータは、ライブブロードキャスト側によって収集され、サーバ側にアップロードされ、次いで、サーバ側によってクライアント側に送信される。サーバ側は、クライアント側からライブブロードキャスト要求を受信次第、ライブブロードキャストデータをクライアント側に送信することができる。
【0139】
ここでは、キー情報は、所定のコンテンツに対応するサービスデータを含む。
【0140】
サーバ側は、所定のコンテンツに対応するサービスデータをライブブロードキャスト側に事前に発行することができ、その結果、ライブブロードキャスト側は、ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合に、サービスデータを含むキー情報をライブブロードキャストデータに挿入する。
【0141】
703:キー情報に応答して、キー情報に含まれるサービスデータを取得する。
【0142】
すなわち、キー情報が検出されて取得された場合は、キー情報に含まれるサービスデータが取得される。
【0143】
704:サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力する。
【0144】
クライアント側は、キー情報を検出して取得した場合は、キー情報に含まれるサービスデータを取得することができ、従って、サービスデータを出力することができる。サービスデータ及びライブブロードキャストデータは、クライアント側に一緒に発行され、同じネットワークレイテンシを有するものであり、その結果、サービスデータをライブブロードキャストデータの所定のコンテンツと同期して出力することができ、それにより、サービスデータとライブブロードキャストデータとの間の同期速度が改善される。
【0145】
任意選択により、セキュリティを改善するため、サービス側は、第1の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化し、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを、ライブブロードキャスト側に発行することができる。
【0146】
クライアント側は、サービス側から第1の暗号化アルゴリズムに対応する第1の鍵を取得することができ、
従って、クライアント側がライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力することは、
第1の鍵を使用してサービスデータを復号することと、
ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力することとを含み得る。
【0147】
さらなるセキュリティを提供するため、クライアント側は、具体的には、サービス側から有効状態の第1の鍵を取得することができる。ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合は、ライブブロードキャスト側は、キー情報をライブブロードキャストデータに挿入する場合に同時に制御命令をサーバ側に送信することができる。制御命令に基づいて、サーバ側は、サービスデータに対応する第1の鍵を有効状態に設定することができ、その結果、クライアント側は、有効状態の第1の鍵を取得することができる。
【0148】
図8は、本出願の実施形態によるライブブロードキャストデバイスの実施形態の概略構造図であり、デバイスは、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生するように構成された第1の再生モジュール801と、
サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをキャッシュするように構成された第1のデータ取得モジュール802と、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第1の検出モジュール803であって、キー情報が、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によって挿入される、第1の検出モジュール803と、
キー情報に応答して、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力するように構成された第1の出力モジュール804と
を含み得る。
【0149】
データセキュリティを保証するため、いくつかの実施形態では、第1のデータ取得モジュールは、具体的には、サーバ側から第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得するように構成され、
第1の出力モジュールは、具体的には、キー情報に応答して、第1の鍵を使用してサービスデータを復号し、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力するように構成される。
【0150】
任意選択により、キー情報は第1の鍵を含み、キー情報に応答して第1の鍵を使用してサービスデータを復号する第1の出力モジュールは、キー情報に応答して、キー情報に含まれる第1の鍵を使用してサービスデータを復号することができる。
【0151】
任意選択により、キー情報に応答して第1の鍵を使用してサービスデータを復号する第1の出力モジュールは、キー情報に応答してサーバ側から第1の鍵を取得し、第1の鍵を使用してサービスデータを復号することができる。
【0152】
いくつかの実施形態では、第1のデータ取得モジュールは、具体的には、サーバ側から有効状態のサービスデータを取得するように構成することができる。有効状態は、サービスデータに対するライブブロードキャスト側からの制御命令に応答して、サーバ側によって設定され、制御命令は、ライブブロードキャストデータが所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によって生成される。
【0153】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従って、サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定するように構成された時間計算モジュールをさらに含み得、
第1の出力モジュールがキー情報に応答して第1の鍵を使用してサービスデータを復号することは、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、第1の鍵を使用してサービスデータを復号し、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、第1の鍵を使用してサービスデータを復号することを含み得る。
【0154】
それに加えて、いくつかの実施形態では、デバイスは、
第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得した後、第1の所定の時間の後に、サーバ側から第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得するように構成された第3のデータ取得モジュールと、
サービスデータの最遅表示時刻に達した際にキー情報が検出も取得もされていない場合は、第2の鍵を使用してサービスデータを復号し、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力するように構成された第1のデータ処理モジュールとをさらに含み得る。
【0155】
いくつかの実施形態では、第1の出力モジュールは、具体的には、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを取得することを要求するために、サーバ側に周期的にアクセスするように構成することができる。
【0156】
任意選択により、第1の所定の時間は、所定のアクセス回数に対応する間隔時間であり得る。
【0157】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
サービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従って、サービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定するように構成された時間計算モジュールをさらに含み得、
第1の出力モジュールが、キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されている場合に、第1の鍵を使用してサービスデータを復号することは、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力し、
キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力することを含み得る。
【0158】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
サービスデータの最遅表示時刻に達した際にキー情報が検出も取得もされていない場合は、サーバ側から暗号化されていないサービスデータを取得することを要求し、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力するように構成された第2のデータ処理モジュールをさらに含み得る。
【0159】
いくつかの実施形態では、第1の検出モジュールは、具体的には、キー情報を保持するSEIフレームがライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成することができる。
【0160】
いくつかの実施形態では、サービスデータは質問情報を含み、
第1の出力モジュールは、具体的には、キー情報に応答して、質問情報を含む回答ウィジェットをライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に出力するように構成され、
デバイスは、
回答ウィジェットにおける入力動作に応答して、質問情報に対するユーザ回答データを取得するように構成された応答モジュールをさらに含み得、
それに加えて、いくつかの実施形態では、デバイスは、
トリガ情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第4のデータ取得モジュールであって、
トリガ情報が、ライブブロードキャストデータが標準回答データに対応するライブブロードキャストコンテンツを含む場合にライブブロードキャスト側によって挿入される、第4のデータ取得モジュールと、
トリガ情報に応答して、標準回答データ及びユーザ回答データをライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に出力するように構成された第3の出力モジュールとをさらに含み得る。
【0161】
上記の実施形態のネットワークライブブロードキャストデバイスに関し、方法の実施形態において、その中のすべてのモジュール及びユニットを操作する具体的な方法について詳細に説明しており、ここでは詳細には説明しない。
【0162】
想定される設計では、
図8に示される実施形態のネットワークライブブロードキャストデバイスは、端末として実装することができ、
図9に示されるように、端末は、記憶アセンブリ901、処理アセンブリ902及び表示アセンブリ903を含み得、
記憶アセンブリ901は、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリ902は、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生することと、
サーバ側からサービスデータを取得し、サービスデータをキャッシュすることと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、キー情報が、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、ライブブロードキャスト側によって挿入される、検出することと、
キー情報に応答して、サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、表示アセンブリ903によって提供されるライブブロードキャストデータの再生インタフェースを通じてサービスデータを出力することとを行うように構成される。
【0163】
ここでは、処理アセンブリ902は、上記の方法のすべての又はいくつかのステップを完了するために、コンピュータ命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサを含み得る。当然ながら、処理アセンブリは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子要素によって実装することもでき、上記の方法を実行するように構成される。
【0164】
記憶アセンブリ901は、端末上の動作をサポートするために様々なタイプのデータを格納するように構成される。記憶アセンブリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは不揮発性記憶装置又はそれらの組合せによっても実装することができる。
【0165】
表示アセンブリ903は、エレクトロルミネッセンス(EL)素子、液晶ディスプレイ若しくは同様の構造を有するマイクロディスプレイ、網膜上に直接表示することができるレーザ走査ディスプレイ又は同様のものであり得る。
【0166】
本出願の実施形態は、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行されると、
図1に示される実施形態のネットワークライブブロードキャスト方法を実施することができる。
【0167】
図10は、本出願の実施形態によるライブブロードキャストデバイスの別の実施形態の概略構造図であり、デバイスは、
ライブブロードキャストデータを収集するように構成されたデータ収集モジュール1001と、
サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入するように構成された情報挿入モジュール1002と、
ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信するように構成された第1のデータ送信モジュール1003であって、ライブブロードキャストデータが、クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるようにクライアント側に送信され、サーバ側から取得されたサービスデータが、キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に出力される、第1のデータ送信モジュール1003と
を含み得る。
【0168】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に制御命令をサーバ側に送信するように構成された命令送信モジュールであって、制御命令が、所定のコンテンツに対応するサービスデータを決定し、クライアント側が取得できるようにすべくサービスデータを有効状態に設定するようにサービス側をトリガするために使用される、命令送信モジュールをさらに含み得る。
【0169】
いくつかの実施形態では、情報挿入モジュールは、具体的には、プッシュ要求が受信された場合に、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれていると決定し、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入するように構成される。
【0170】
いくつかの実施形態では、ライブブロードキャストデータは映像データを含み、
情報挿入モジュールは、具体的には、サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、キー情報を保持するSEIフレームを映像データに挿入するように構成される。
【0171】
想定される設計では、
図10に示される実施形態のネットワークライブブロードキャストデバイスは、端末として実装することができ、
図11に示されるように、端末は、記憶アセンブリ1101及び処理アセンブリ1102を含み得、
記憶アセンブリ1101は、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリ1102は、
ライブブロードキャストデータを収集することと、
サービスデータに対応する所定のコンテンツがライブブロードキャストデータに含まれている場合に、サービスデータに対応するキー情報をライブブロードキャストデータに挿入することと、
ライブブロードキャストデータをサーバ側に送信することとを行うように構成され、クライアント側が、ライブブロードキャストデータを再生できるように、かつキー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、サーバ側から取得されたサービスデータを出力できるように、ライブブロードキャストデータがクライアント側に送信される。
【0172】
ここでは、処理アセンブリ1102は、上記の方法のすべての又はいくつかのステップを完了するために、コンピュータ命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサを含み得る。当然ながら、処理アセンブリは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子要素によって実装することもでき、上記の方法を実行するように構成される。
【0173】
記憶アセンブリ1101は、端末上の動作をサポートするために様々なタイプのデータを格納するように構成される。記憶アセンブリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは不揮発性記憶装置又はそれらの組合せによっても実装することができる。
【0174】
本出願の実施形態は、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行されると、
図2に示される実施形態のネットワークライブブロードキャスト方法を実施することができる。
【0175】
図12は、本出願の実施形態によるライブブロードキャストデバイスの別の実施形態の概略構造図であり、デバイスは、
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信するように構成されたデータ受信モジュール1201であって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、データ受信モジュール1201と、
クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるように、クライアント側にライブブロードキャストデータを送信するように構成された第2のデータ送信モジュール1202と、
キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、クライアント側がライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力できるように、クライアント側にサービスデータを提供するように構成されたデータ提供モジュール1203とを含み得る。
【0176】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
第1の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化することと、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合にライブブロードキャスト側が第1の鍵を含むキー情報を挿入できるように、第1の暗号化アルゴリズムに対応する第1の鍵をライブブロードキャスト側に送信することとを行うように構成された第1の暗号化モジュールをさらに含み得、
データ提供モジュールは、具体的には、クライアント側から送信された取得要求を受信することと、ライブブロードキャストデータからキー情報を検出して取得した場合にクライアントサーバがキー情報内の第1の鍵を使用してサービスデータを復号してライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力できるように、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータをクライアントサーバに送信することとを行うように構成することができる。
【0177】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
ライブブロードキャスト側によって送信された制御命令を受信することであって、制御命令が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合にライブブロードキャスト側によって送信される、受信することと、
制御命令によって示されたサービスデータを有効状態に設定することと
を行うように構成された命令受信モジュールをさらに含み得、
データ提供モジュールは、具体的には、クライアント側から送信された取得要求を受信し、有効状態のサービスデータをクライアントサーバに送信するように構成することができる。
【0178】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
第2の暗号化アルゴリズムを使用してサービスデータを暗号化し、第2の暗号化アルゴリズムに対応する第2の鍵をクライアント側に送信するように構成された第2の暗号化モジュールと、
所定の時間の後に、サービスデータの最遅表示時刻に達した場合にキー情報が検出も取得もされていない場合にクライアント側が第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータを第2の鍵を使用して復号してライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に暗号解読済みのサービスデータを出力できるように、第2の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されたサービスデータをクライアント側に送信するように構成された送信モジュールと
をさらに含み得る。
【0179】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
サービスデータの所定のレイテンシパラメータを設定するように構成されたパラメータ設定モジュールと、
クライアント側がサービスデータの取得時刻及び所定のレイテンシパラメータに従ってサービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻を決定できるように、所定のレイテンシパラメータをクライアント側に提供するように構成されたパラメータ提供モジュールとをさらに含み得、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より早い場合は、最早表示時刻まで待ってから、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータが出力され、キー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻より遅く且つサービスデータの最遅表示時刻より早い場合は、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータが出力される。
【0180】
いくつかの実施形態では、デバイスは、
異なるクライアント側におけるキー情報の受信時刻がサービスデータの最早表示時刻及び最遅表示時刻によって定義された表示時間範囲内であるかどうかをカウントするように構成されたカウントモジュールと、
カウント結果に基づいて、所定のレイテンシパラメータを調整するように構成されたパラメータ更新モジュールと
をさらに含み得る。
【0181】
想定される設計では、
図12に示される実施形態のネットワークライブブロードキャストデバイスは、端末として実装することができ、
図13に示されるように、端末は、記憶アセンブリ1301及び処理アセンブリ1302を含み得、
記憶アセンブリ1301は、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリ1302は、
ライブブロードキャスト側によってアップロードされたライブブロードキャストデータを受信することであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に挿入される、受信することと、
クライアント側がライブブロードキャストデータを再生できるように、クライアント側にライブブロードキャストデータを送信することと、
キー情報がライブブロードキャストデータから検出されて取得された場合に、クライアント側がライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力できるように、クライアント側にサービスデータを提供することと
を行うように構成される。
【0182】
ここでは、処理アセンブリ1302は、上記の方法のすべての又はいくつかのステップを完了するために、コンピュータ命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサを含み得る。当然ながら、処理アセンブリは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子要素によって実装することもでき、上記の方法を実行するように構成される。
【0183】
記憶アセンブリ1301は、端末上の動作をサポートするために様々なタイプのデータを格納するように構成される。記憶アセンブリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは不揮発性記憶装置又はそれらの組合せによっても実装することができる。
【0184】
本出願の実施形態は、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行されると、
図3に示される実施形態のネットワークライブブロードキャスト方法を実施することができる。
【0185】
図14は、本出願によるライブブロードキャストデバイスの別の実施形態の概略構造図であり、デバイスは、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生するように構成された第2の再生モジュール1401と、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出するように構成された第2の検出モジュール1402であって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によってライブブロードキャストデータに挿入される、第2の検出モジュール1402と、
キー情報に応答して、キー情報に含まれるサービスデータを取得するように構成された第2のデータ取得モジュール1403と、
サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上にサービスデータを出力するように構成された第2の出力モジュール1404と
を含み得る。
【0186】
いくつかの実施形態では、サービスデータは、第1の暗号化アルゴリズムを使用して暗号化され、
デバイスは、
サーバ側から有効状態の第1の鍵を取得するように構成された鍵取得モジュールであって、有効状態が、第1の鍵に対するライブブロードキャスト側からの制御命令に応答して、サーバ側によって設定され、制御命令が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によって生成される、鍵取得モジュール
をさらに含み得、
第2の出力モジュールは、具体的には、第1の鍵を使用してサービスデータを復号し、ライブブロードキャストデータの再生インタフェース上に復号済みのサービスデータを出力するように構成される。
【0187】
想定される設計では、
図14に示される実施形態のネットワークライブブロードキャストデバイスは、端末として実装することができ、
図15に示されるように、端末は、記憶アセンブリ1501、処理アセンブリ1502及び表示アセンブリ1503を含み得、
記憶アセンブリ1501は、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令を格納し、1つ又は複数のコンピュータプログラム命令は、処理アセンブリによって呼び出されて実行され、
処理アセンブリ1502は、
サーバ側からライブブロードキャストデータを取得し、ライブブロードキャストデータを再生することと、
キー情報がライブブロードキャストデータに挿入されているかどうかを検出することであって、キー情報が、ライブブロードキャストデータがサービスデータに対応する所定のコンテンツを含む場合に、ライブブロードキャスト側によって挿入される、検出することと、
キー情報に応答して、キー情報に含まれるサービスデータを取得することと、
サービスデータが所定のコンテンツと同期して出力されるように、表示アセンブリ1503によって提供されるライブブロードキャストデータを出力するための再生インタフェースを通じてサービスデータを出力することとを行うように構成される。
【0188】
ここでは、処理アセンブリ1502は、上記の方法のすべての又はいくつかのステップを完了するために、コンピュータ命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサを含み得る。当然ながら、処理アセンブリは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子要素によって実装することもでき、上記の方法を実行するように構成される。
【0189】
記憶アセンブリ1501は、端末上の動作をサポートするために様々なタイプのデータを格納するように構成される。記憶アセンブリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去型プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは不揮発性記憶装置又はそれらの組合せによっても実装することができる。
【0190】
表示アセンブリ1503は、エレクトロルミネッセンス(EL)素子、液晶ディスプレイ若しくは同様の構造を有するマイクロディスプレイ、網膜上に直接表示することができるレーザ走査ディスプレイ又は同様のものであり得る。
【0191】
本出願の実施形態は、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行されると、
図7に示される実施形態のネットワークライブブロードキャスト方法を実施することができる。
【0192】
当業者は、便宜上及び説明を簡潔にするため、上記で説明されるシステム、デバイス及びユニットの特定の動作プロセスに対して、上記で説明される方法の実施形態の対応するプロセスを参照できることを明確に知ることができ、ここでは詳述しない。
【0193】
上記で説明されるデバイスの実施形態は、単なる例示であり、別個の部品として説明されるユニットは、物理的に分離されても、物理的に分離されなくともよく、ユニットとして説明される部品は、物理的なユニットであっても物理的なユニットでなくともよく、すなわち、それらは、1つの場所に位置するものであっても、複数のネットワークユニットにわたって分散されるものであってもよい。そのモジュールのいくつか又はすべては、実施形態の目的を達成するために実際のニーズに従って選択することができ、創造的な取り組みを行うことなく、当業者は理解して実装することができる。
【0194】
実装方法の上記の説明を通じて、当業者は、ソフトウェア及び必要な一般的なハードウェアプラットフォームによって又は当然ながらハードウェアによって、すべての実装方法を実現できることを明確に知ることができる。そのような理解に基づいて、上記で説明される技術的解決法を本質的にソフトウェア製品の形態で具体化するか、又は、先行技術に寄与するその一部をソフトウェア製品の形態で具体化することができる。コンピュータソフトウェア製品は、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク及び同様のものなどのコンピュータ可読記憶媒体に格納することができ、各実施形態又は実施形態の一部の方法をコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスであり得る)に実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0195】
最後に、上記で説明される実施形態は、本出願の技術的解決法を、制限するというよりむしろ、説明するためだけに使用されることに留意すべきである。本出願は、上記で説明される実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、依然として、上記で説明される実施形態に従って技術的解決法を補正できること又はそのいくつかの技術特徴の均等な代用物を作成できる一方で、それらの補正又は代用により、対応する技術的解決法の本質が本出願の実施形態の技術的解決法の精神及び範囲から逸脱することはないことを理解すべきである。