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特許7360710ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-04
(45)【発行日】2023-10-13
(54)【発明の名称】ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ
(51)【国際特許分類】
   B60T 11/06 20060101AFI20231005BHJP
   F16D 65/28 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
B60T11/06
F16D65/28
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020147181
(22)【出願日】2020-09-02
(65)【公開番号】P2021046194
(43)【公開日】2021-03-25
【審査請求日】2020-09-02
【審判番号】
【審判請求日】2022-04-19
(31)【優先権主張番号】108133629
(32)【優先日】2019-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】520325555
【氏名又は名称】亞慶股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100175064
【弁理士】
【氏名又は名称】相澤 聡
(72)【発明者】
【氏名】許瑜容
【合議体】
【審判長】平城 俊雅
【審判官】尾崎 和寛
【審判官】久島 弘太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-109542(JP,A)
【文献】特開平7-295640(JP,A)
【文献】登録実用新案第3198430(JP,U)
【文献】特開2018-43745(JP,A)
【文献】特開2002-178896(JP,A)
【文献】特許第4068741(JP,B2)
【文献】特開2000-230594(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 7/12
B60T 11/06
A63B 55/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輪側ブレーキケーブル接続部と、ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部と、が含まれ、ゴルフカートのブレーキシステムに用いられる自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材であって、
前記車輪側ブレーキケーブル接続部が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の片側に設置され、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の前記片側で、横方向に排列するように設置される2つの被制御ブレーキケーブルを横方向に排列させて前記車輪側ブレーキケーブル接続部に接続させ、2つの前記被制御ブレーキケーブルが前記ゴルフカートの車体の横方向に排列するようにそれぞれ前記ゴルフカートのレフトタイヤブレーキ及びライトタイヤブレーキに接続され、
前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材のもう片側に設置され、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の前記もう片側で、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルの一端および人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルの一端を前記横方向に対して垂直になる縦方向に排列させて前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部に接続させ、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルのもう一端が自動運転ブレーキ装置に接続され、前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルのもう一端が人力制御ブレーキ装置に接続され、
前記自動運転ブレーキ装置による前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルに対する引っ張る動作且つ/或は前記人力制御ブレーキ装置による前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルに対する引っ張る動作によって、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部が引っ張られて、前記車輪側ブレーキケーブル接続部に横方向に接続する2つの前記被制御ブレーキケーブルが前記ゴルフカートのレフトタイヤブレーキ及びライトタイヤブレーキを同時に掛けることを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材。
【請求項2】
前記車輪側ブレーキケーブル接続部が2つの横方向接続点を有し、1つの接続点が1本のブレーキケーブルに接続し、他方の1つの接続点がもう1本のブレーキケーブルに接続することを特徴とする、請求項1のゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材。
【請求項3】
前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部が2つの縦方向作動側接続点を有し、1つの縦方向作動側接続点が前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続し、他方の1つの縦方向作動側接続点が人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続することを特徴とする、請求項1のゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材。
【請求項4】
前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続する1つの縦方向作動側接続点が上に設置され、前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続する他方の1つの縦方向作動側接続点が下に設置されることを特徴とする、請求項1のゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材。
【請求項5】
2つの前記被制御ブレーキケーブル、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブル及び人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルがワイヤであることを特徴とする、請求項1のゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材。
【請求項6】
2つの前記被制御ブレーキケーブルが同時に力作用を受け、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブル及び前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルがそれぞれ力作用を受けて作動することを特徴とする、請求項1のゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフカートブレーキシステムに関するもので、特に、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材に関する。
【背景技術】
【0002】
自動運転車とは、環境検出のデータによって自動や半自動で運転できる車両である。車両の決定判断、命令伝達、機構動作などの研究が進められており、自動運転車の技術について、飛躍的な発展も遂げている。将来、自動運転車の技術は生活の様々な場面で応用されると考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
自動運転車の技術の発展が進められていることに伴い、ゴルフカートには手動運転機能と自動運転機能が整合される傾向があり、ゴルフカートは予め設定した条件に沿って自動運転の状態で行進し、或は、場合によって突発な緊急状況で手動運転を行う。しかしながら、現有のゴルフカートの手動運転ブレーキシステムに自動運転ブレーキシステムが加えられる場合、手動運転ブレーキシステムと自動運転ブレーキシステムの両方に適用できるブレーキシステムが求められ、且つ、そのブレーキシステムには良好な改造効能があれば、低コスト、構造が簡便、高制動効率、誤制動発生しにくい状況にて、手動運転ブレーキ機能と自動運転ブレーキ機能の両方を備える自動運転ゴルフカートが得られる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このため、本発明の目的は、ゴルフカートの手動運転ブレーキシステムを自動式と手動式の両方を備えるブレーキ機能を行えるブレーキ操縦に改装することで、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0005】
本発明が従来の技術問題を解決するために用いる技術手段は、車輪側ブレーキケーブル接続部と、自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部と、が含まれ、ゴルフカートのブレーキシステムに用いられる自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材であって、前記車輪側ブレーキケーブル接続部が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の片側に設置され、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の前記片側で、横方向に排列するように設置される2つの被制御ブレーキケーブルを横方向に排列させて前記車輪側ブレーキケーブル接続部に接続させ、2つの前記被制御ブレーキケーブルがそれぞれ前記ゴルフカートのレフトタイヤブレーキ及びライトタイヤブレーキに接続され、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材のもう片側に設置され、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の前記もう片側で、自動運転の作動ブレーキケーブルの一端および人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルの一端を縦方向に排列させて前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部に接続させ、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルのもう一端が自動運転ブレーキ装置に接続され、前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルのもう一端が人力制御ブレーキ装置に接続され、前記自動運転ブレーキ装置による前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルに対する引っ張る動作且つ/或は前記人力制御ブレーキ装置による前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルに対して引っ張る動作によって、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部が縦方向に引っ張られて、前記車輪側ブレーキケーブル接続部に横方向に接続する2つの前記被制御ブレーキケーブルが前記ゴルフカートのレフトタイヤブレーキ及びライトタイヤブレーキを同時に掛けることを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0006】
本発明の1つの実施例では、前記ゴルフカートの前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材が前記ゴルフカートの前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルを有しない人力制御接続組立部材に替わって、前記ゴルフカートをゴルフカート人力制御ブレーキシステムからゴルフカート自動運転ブレーキシステムに切り替えさせることを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0007】
本発明の1つの実施例では、前記車輪側ブレーキケーブル接続部が2つの横方向接続点を有し、1つの接続点が1本のブレーキケーブルに接続し、他方の1つの接続点がもう1本のブレーキケーブルに接続することを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0008】
本発明の1つの実施例では、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部が2つの縦方向作動側接続点を有し、1つの縦方向作動側接続点が前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続し、他方の1つの縦方向作動側接続点が人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続することを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0009】
本発明の1つの実施例では、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続する1つの縦方向作動側接続点が上に設置され、前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルに接続する他方の1つの縦方向作動側接続点が下に設置されることを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0010】
本発明の1つの実施例では、2つの前記被制御ブレーキケーブル、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブル及び人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルがワイヤであることを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【0011】
本発明の1つの実施例では、2つの前記被制御ブレーキケーブルが同時に力作用を受け、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブル及び前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルがそれぞれ力作用を受けて作動することを特徴とする、ゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明のゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材に採用される技術手段によって、以下の効果を達成する。本発明によって、ゴルフカートにおいて手動運転ブレーキシステムに自動運転ブレーキシステムを加えることができ、ゴルフカートは手動運転ブレーキシステムと自動運転ブレーキシステムの両方を適用することができ、現有の手動操縦型のゴルフカートに直接に設置することができ、良好な改造効能を有し、低コスト、構造が簡便、高制動効率、誤制動発生しにくいい状況にて、手動運転ブレーキ機能と自動運転ブレーキ機能の両方を備える自動運転ゴルフカートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を転ゴルフカートに適用することを示す構造概略図である。
図2】本発明に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材の接続関係を示す概略図である。
図3】本発明に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を示す斜視図である。
図4】本発明に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を示すもう一つの斜視図である。
図5】本発明に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を上から見る概略図である。
図6】本発明に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材を横から見る概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図1図6に基いて本発明の実施形態を説明する。その説明は本発明を制限するものではなく、本発明の一つの実施例である。
【0015】
図1図4に示すように、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100は、ゴルフカートGのブレーキシステムBに用いられる。ゴルフカートブレーキシステムBの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100は、車輪側ブレーキケーブル接続部1と、自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2と、が含まれる。
【0016】
図1図3に示すように、前記車輪側ブレーキケーブル接続部1が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100の片側に設置される。前記車輪側ブレーキケーブル接続部1が、横方向に排列するように設置される2つの被制御ブレーキケーブルC1、C2を横方向に排列させて接続させ、2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2がそれぞれ前記ゴルフカートGのレフトタイヤブレーキL及びライトタイヤブレーキRに接続される。
【0017】
図1図4に示すように、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100のもう片側に設置される。ここで、注意すべくことは、図1及び図2において、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMが、水平設置の形で前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100の片側に表示されるが、実際に、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMが、垂直の形で、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2に設置される。具体的には、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2が、自動運転の作動ブレーキケーブルSの一端および人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMの一端を縦方向に排列させる。前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSのもう一端が自動運転ブレーキ装置Aに接続され、前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMのもう一端が人力制御ブレーキ装置Vに接続される。
【0018】
さらに詳しく言うと、図1図4に示すように、本発明の自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100は、前記自動運転ブレーキ装置Aによる前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSに対する引っ張る動作且つ/或は前記人力制御ブレーキ装置Vによる前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMに対する引っ張る動作によって、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2が縦方向に引っ張られて、前記車輪側ブレーキケーブル接続部1に横方向に接続する2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2が前記ゴルフカートGのレフトタイヤブレーキL及びライトタイヤブレーキRを同時に掛ける。
【0019】
言い換えると、図1図4に示すように、ゴルフカート自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキの作動側ブレーキケーブル接続部2が、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSで伝送されるブレーキ作動(前記自動運転ブレーキ装置Aによる)を受け、或は、前記人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMで伝送されるブレーキ作動(前記人制御ブレーキ装置Vにより、即ち、運転者が運転する)を受けるとき、前記車輪側ブレーキケーブル接続部1が前述のブレーキ作動を2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2に伝送し、前記ゴルフカートGのレフトタイヤブレーキL及びライトタイヤブレーキRがブレーキ作動を行う。同じく、図1及び図2において、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMが、水平設置の形で前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100の片側に表示されるが、実際に、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMが、垂直の形で、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2に設置される。勿論、本発明の明細書及び図面に記載される前記車輪側ブレーキケーブル接続部1と2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2との接続、及び、前記ゴルフカート自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキの作動側ブレーキケーブル接続部2と前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルS、前記人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMとの接続が、一つの実施例というわけではなく、本発明の請求の範囲を限定するものではない。
【0020】
図2図4に示すように、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によると、前記ゴルフカートGの前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100が前記ゴルフカートの人力制御接続組立部材に替わって、前記ゴルフカートGをゴルフカート人力制御ブレーキシステムからゴルフカート自動運転ブレーキシステムに切り替えさせ、前記人力制御接続組立部材が前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSを有しない。つまり、本発明の明細書及び図面に記載される前記ゴルフカートGの前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100には、ゴルフカートのブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキの機能が整合されることで、自動運転ゴルフカートを運転する運転者が、人制御ブレーキ装置Vでブレーキを掛けられ、同時に、自動運転ゴルフカートも自動運転ブレーキ装置Aでブレーキを掛けられる。
【0021】
詳細を申すと、図1図3及び図5に示すように、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によると、前記車輪側ブレーキケーブル接続部1が2つの横方向接続点11、12を有する。本発明の明細書及び図面に記載される技術手段によれば、1つの接続点11が1本のブレーキケーブルC1に接続し、他方の1つの接続点12がもう1本のブレーキケーブルC2に接続する。つまり、2つの横方向接続点11、12が水平線に沿って横方向に前記車輪側ブレーキケーブル接続部1に設置され、ブレーキケーブルC1で横方向接続点11と接続し、ブレーキケーブルC2で横方向接続点12と接続する。
【0022】
更に、図1図2図4及び図6に示すように、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によると、前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2が、2つの縦方向作動側接続点21、22を有する。本発明の明細書及び図面に記載される技術手段によれば、1つの縦方向作動側接続点21が前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSに接続し、他方の1つの縦方向作動側接続点22が人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMに接続する。図1及び図2において、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMが、水平設置の形で前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100の片側に表示されるが、実際に、自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMが、垂直の形で設置される。更に、本発明の明細書及び図面に記載される技術手段によれば、2つの縦方向作動側接続点21、22が垂直線に沿って縦方向に前記ゴルフカート自動運転制御ブレーキ及び手動運転制御ブレーキ作動側ブレーキケーブル接続部2に設置され、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSで縦方向接続点21と接続し、前記人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMで縦方向接続点22と接続する。
【0023】
つまり、図1図2図4及び図6に示すように、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によると、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSに接続する1つの縦方向作動側接続点21が上に設置され、前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMに接続する他方の1つの縦方向作動側接続点22が下に設置される。勿論、本発明の明細書及び図面に記載される前記ゴルフカート自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキの作動側ブレーキケーブル接続部2の縦方向作動側接続点21、22に関する内容が、一つの実施例というわけではなく、本発明の請求の範囲を限定するものではない。
【0024】
例えば、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によると、2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルS及び人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMがワイヤである。勿論、本発明の明細書及び図面に記載される前記被制御ブレーキケーブルC1、C2、前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルS及び人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMがワイヤに限らず、例えば、液圧ポンプと液圧チューブの組合など、他のブレーキ作動の力を伝送できる伝送部材であることができる。
【0025】
更に、図1及び図2に示すように、本発明の一つの実施例に係るゴルフカートブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によると、2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2が同時に力作用を受ける。前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルS及び前記人力制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMがそれぞれ力作用を受けて作動する。言い換えると、前記自動運転ブレーキ装置Aが前記自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSによってブレーキ作動力を伝送するとき、本発明の前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100が前記車輪側ブレーキケーブル接続部1を経て、前記ブレーキ作動力を同時に2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2に伝送し、前記ゴルフカートGのレフトタイヤブレーキLとライトタイヤブレーキRが同時にブレーキを行う。或は、運転者が前記人制御ブレーキ装置Vを操縦して前記人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMによってブレーキ作動力を伝送するとき、本発明の前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100が前記車輪側ブレーキケーブル接続部1を経て、前記ブレーキ作動力を同時に2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2に伝送し、前記ゴルフカートGのレフトタイヤブレーキLとライトタイヤブレーキRが同時にブレーキを行う。
【0026】
上述のように、本発明の実施例のゴルフカートのブレーキシステムの自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100は、前記車輪側ブレーキケーブル接続部1が横方向に接続することで2つの前記被制御ブレーキケーブルC1、C2を接続し、前記ゴルフカート自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキの作動側ブレーキケーブル接続部2が縦方向に接続することで自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブルSと人制御ブレーキ作動ブレーキケーブルMとを接続するので、ゴルフカートにおいて手動運転ブレーキシステムに自動運転ブレーキシステムを加えることができる。これにより、本発明によれば、前記人制御ブレーキ装置Vの人制御ブレーキと前記自動運転ブレーキ装置Aの自動運転ブレーキの両方が、前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100によって、ゴルフカートGに適用することができる。また、本発明の前記自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材100が、現有の手動操縦型のゴルフカートGに直接に改装することができ、良好な改造効能を有し、低コスト、高制動効率、誤制動発生し難い場合で、手動運転ブレーキ機能と自動運転ブレーキ機能の両方を備える自動運転ゴルフカートが得られる。
【0027】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【符号の説明】
【0028】
100 自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキ接続組立部材
1 車輪側ブレーキケーブル接続部
11 横方向接続点
12 横方向接続点
2 ゴルフカート自動運転ブレーキ及び手動運転ブレーキの作動側ブレーキケーブル接続部
21 縦方向作動側接続点
22 縦方向作動側接続点
A 自動運転ブレーキ装置
B ゴルフカートブレーキシステム
C1 ブレーキケーブル
C2 ブレーキケーブル
G ゴルフカート
L レフトタイヤブレーキ
M 人制御ブレーキ作動ブレーキケーブル
R ライトタイヤブレーキ
S 自動運転ブレーキ作動ブレーキケーブル
V 人制御ブレーキ装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6