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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-04
(45)【発行日】2023-10-13
(54)【発明の名称】便器装置
(51)【国際特許分類】
   E03D 9/08 20060101AFI20231005BHJP
   E03D 9/00 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
E03D9/08 B
E03D9/08 F
E03D9/00 C
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020010209
(22)【出願日】2020-01-24
(65)【公開番号】P2021116584
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2022-11-02
(73)【特許権者】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】尾田 颯太郎
(72)【発明者】
【氏名】小池 英也
【審査官】神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-166452(JP,A)
【文献】特開2006-283400(JP,A)
【文献】特開2009-281113(JP,A)
【文献】特開平08-093034(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0114530(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0060556(KR,A)
【文献】特開2017-048557(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03D 9/08
E03D 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部が開口した便鉢部を有する便器本体と、
便器本体の上部に配置され、機能部品が取り付けられるベース部と、
前記ベース部側と便鉢部側との間を進退移動し、ユーザを洗浄する洗浄水を吐出するノズル部を有する洗浄機構と、を備え、
前記ベース部は、前記ノズル部が内部を挿通するノズル部挿通孔と、前記ノズル部挿通孔の近傍に配置される排水孔と、を有し、
前記ノズル部の進退移動に連動して前記排水孔を清掃する清掃機構を有する、便器装置。
【請求項2】
前記清掃機構は、前記ノズル部に設けられる突起部を有し、前記突起部は、前記ノズル部が所定の位置に移動した際に前記排水孔を貫通する、請求項1に記載の便器装置。
【請求項3】
前記清掃機構は、前記ノズル部に取り付けられる管状部と、
前記管状部に接続され、前記管状部に液体を供給する液体供給機構と、を有し、
前記ノズル部の移動に伴って前記管状部が所定の位置に移動し、前記液体供給機構から供給される液体を前記排水孔に吐出する請求項1に記載の便器装置。
【請求項4】
前記清掃機構は、前記排水孔の後方に配置され、前記排水孔へ向けて液体を噴射可能な噴射機構と、
前記噴射機構に接続され、前記噴射機構に液体を供給する液体供給機構と、を有し、
前記噴射機構は、前記ベース部に設けられた制御部により液体の噴射及び止水を制御され、前記ノズル部の移動を契機として前記排水孔に向けて液体を噴射する、請求項1に記載の便器装置。
【請求項5】
前記液体供給機構は、前記洗浄機構に洗浄水を供給する洗浄水の給水部に接続され、
前記液体は、洗浄水である、請求項3又は4に記載の便器装置。
【請求項6】
前記ベース部内に配置され、前記便鉢部内を洗浄する洗浄水に供給される薬剤を貯留する薬剤タンクを有し、
前記液体供給機構には、前記薬剤タンクから前記薬剤が供給される、請求項3~5のいずれか1項に記載の便器装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、便器装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、便器本体の上部に配置され、各種の機能部品が取り付けられるベース部に、ユーザの臀部の洗浄機構を設けることが知られている。臀部の洗浄機構は、便器本体側とベース部側との間を進退移動し、洗浄水を吐出するノズル部を有する(例えば、特許文献1参照)。ベース部には、ノズル部から吐出された水が漏れたり、跳ね返ったりしてベース部上に溜まることを防止するため、排水孔が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-48557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
便器装置を長期間掃除しない場合等に、便器装置の周囲の環境等によって、汚れを含む水膜が形成されて排水孔を塞ぎ、水を排出することができない場合があった。ノズル部の周囲に汚れを含んだ水が溜まると、衛生面で懸念が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、上部が開口した便鉢部を有する便器本体と、便器本体の上部に配置され、機能部品が取り付けられるベース部と、前記ベース部側と便鉢部側との間を進退移動し、ユーザを洗浄する洗浄水を吐出するノズル部を有する洗浄機構と、を備え、前記ベース部は、前記ノズル部が内部を挿通するノズル部挿通孔と、前記ノズル部挿通孔の近傍に配置される排水孔と、を有し、前記ノズル部の進退移動に連動して前記排水孔を清掃する清掃機構を有する、便器装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】第1実施形態の便器装置を示す斜視図である。
図2】第1実施形態のリアベース部を示す斜視図である。
図3】第1実施形態のフロントベース部を示す上面図である。
図4】第1実施形態のフロントベース部を示す斜視図である。
図5A】第1実施形態の清掃機構を示す図である。
図5B】第1実施形態の清掃機構を示す図である。
図6】第2実施形態の清掃機構を示す図である。
図7】第3実施形態の清掃機構を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、便器装置1の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、便器装置1の便座21に座った人から視た場合の前後の方向を前後方向と定義する。前後方向に交差する左右を結ぶ方向を幅方向と定義する。鉛直方向を上下方向と定義する。図中、Fは便器装置1の前方を、Rは後方を示す。
【0008】
図1に示すように、便器装置1は、便器本体10と、便座21と、便蓋22と、ベース部3と、洗浄機構としての臀部洗浄機構4と、清掃機構5(図5A図5B参照)と、を有する。便器装置1は、例えばトイレルーム(図示省略)に配置され、汚物を下水へ流して洗浄する水洗式の装置である。便器本体10は、上部が開口した便鉢部11を有する容器であり、下部に排水口が形成されている。便座21は、中央が便器本体10の開口に連通するように開口した略環状で平坦な部材であり、便器本体10の上面に載置され、開閉可能に取り付けられている。便蓋22は、便座21の上に開閉可能に取り付けられて、便座21及び便器本体10の便鉢部11を覆っている。
【0009】
ベース部3は、便器本体10の後部の上部に配置される。ベース部3は、機能部品9と、フロントベース部31と、リアベース部32と、カバー部33と、を有する。機能部品9は、例えば、便座21及び便蓋22の開閉機構や、温度センサ、着座センサ、(いずれも図示省略)、洗剤タンク91、バルブユニット92(図2参照)、臀部洗浄機構4、空気清浄機構903、脱臭機構902、ヒーター904、温水生成機構906等(図4参照)、これらを接続する各種の電気配線や配管等であり、例示の各機構のうち、1つ以上を備えていればよい。機能部品9は、各種機能及び他の部材との位置関係等を考慮して、ベース部3に取り付けられる。
【0010】
カバー部33は、以下に説明するリアベース部32及びフロントベース部31の上部を覆う樹脂製の蓋である。
【0011】
リアベース部32は、図1に示すように、フロントベース部31の後方の空間に配置される。図2に示すように、リアベース部32には、各機構を構成する機能部品9の外形形状に合わせた凹凸が形成されており、機能部品9が取り付けられている。例えば、リアベース部32には、便器本体10を洗浄する洗浄水に供給するための薬剤としての洗剤が貯留された洗剤タンク91が配置されている。
【0012】
フロントベース部31は、図1に示すように、便器本体10の後部の上方において、リアベース部32の前方に配置される。図3に示すように、フロントベース部31は、長手方向が便器装置1の幅方向に沿って延びる縦長の形状を有する。図3では、フロントベース部31に設けられた機能部品9等は省略して示されている。図4に示すように、フロントベース部31には、後述する臀部洗浄機構4及び清掃機構5(図5A図5B参照)が配置される。
【0013】
フロントベース部31は、図3に示すように、便器本体10の上面に略平行となる底面部310を有する。底面部310の前方側の幅方向中央部は、外縁側が上方に位置するように傾斜している。フロントベース部31は、ノズル部挿通孔311と、排水孔312と、を有する。
【0014】
ノズル部挿通孔311は、底面部310の前方側の幅方向中央部に形成される。ノズル部挿通孔311は、後述する臀部洗浄機構4におけるノズル部41が内部を挿通するための貫通孔である。ノズル部挿通孔311は、幅方向に二つ並んで形成されている。
【0015】
排水孔312は、ノズル部挿通孔311近傍の下方に配置され、フロントベース部31内に侵入した水を排水する貫通孔である。
【0016】
臀部洗浄機構4は、図4に示すように、フロントベース部31の幅方向中央部に配置され、便器本体10の便鉢部11側へ洗浄水を吐出して、ユーザの臀部を洗浄する機構である。図4に示すように、ノズル部41と、シャッター部42と、給水部43と、カバー44と、を有する。
【0017】
ノズル部41は、図5A及び図5Bに示すように、肛門洗浄及びビデに用いられる一対の筒状の部材で構成される。図5A及び5Bにおいて、フロントベース部31の底面部310は、部分的に省略されており、ノズル部挿通孔311及び排水孔312の周囲の部分だけが示されている。ノズル部41は、先端に複数の吐出孔41aを有し、内部に洗浄水が給水されて、吐出孔41aからユーザに洗浄水を吐出する。ノズル部41には、図示を省略するラックピニオン機構が設けられる。ラックピニオン機構がモーターに駆動されて移動することで、ノズル部41がベース部3側と便鉢部11側との間を前後に進退移動する。
【0018】
シャッター部42は、図4に示すように、フロントベース部31の前側の幅方向中央部に取り付けられる縦長で平坦な面を有する。ノズル部41がフロントベース部31側へ退避している間、シャッター部42は、ノズル部41の先端を覆うようにフロントベース部31の前方側の縁に沿って配置される。図4は、シャッター部42を、閉じた状態で示している。ノズル部41が便鉢部11側へ突出すると、ノズル部41の先端に押圧されて上方へ開く。シャッター部42は、ノズル部41が退避している間にフロントベース部31内へ汚水等が侵入することを防止する。
【0019】
給水部43は、ノズル部41の周囲に配置され、ノズル部41に臀部を洗浄する洗浄水を供給する給水ホース及び洗浄水の供給及び止水を行うバルブユニットを有する。
【0020】
カバー44は、一対のノズル部41の上部を覆い、給水ホースや電気配線の取付けを可能にする面である。
【0021】
図5A及び図5Bは、清掃機構5とフロントベース部31の前縁31a側の一部を示している。図5A及び図5Bでは、底面部310は、ノズル部挿通孔311及び排水孔312の周囲の一部だけを示している。清掃機構5は、図5Aに示すように、ノズル部41の下面から下方へ突出するように設けられる突起部51により構成される。
【0022】
突起部51は、図5Bに示すように、ノズル部41が吐出のため下方に移動した際に、ノズル部41が最も下方に移動した吐出位置で、排水孔312を貫通する位置に配置される。突起部51は、ノズル部41の下端から常に突出した状態で固定されている。突起部51は、ノズル部41が下方に移動した際に、突起部51がフロントベース部31の底面の他の部分に干渉したり、フロントベース部31の厚みと排水孔312との段差に引っかかったりしない位置に取り付けられ、ノズル部挿通孔311は、突起部51の干渉や衝突を回避するような形状に構成される。突起部51は、ノズル部41の進退移動に連動して、排水孔312を貫通する。突起部51が排水孔312を貫通することで、排水孔312が清掃機構5により清掃される。
【0023】
第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。便器装置1を、上部が開口した便鉢部11を有する便器本体10と、便器本体10の上部に配置され、機能部品9が取り付けられるベース部3と、ベース部3側と便鉢部11側との間を進退移動し、ユーザを洗浄する洗浄水を吐出するノズル部41を有する臀部洗浄機構4と、を含んで構成した。ベース部3を、ノズル部41が内部を挿通するノズル部挿通孔311と、ノズル部挿通孔311の近傍に配置される排水孔312と、を含んで構成し、ノズル部41の進退移動に連動して排水孔312を清掃する清掃機構5を含んで構成した。ノズル部41の進退移動に連動して排水孔312を清掃する清掃機構5を設けたので、臀部洗浄機構4が動作しているだけで、排水孔312が塞がれることを防止し、清潔に保つことができる。
【0024】
第1実施形態によれば、清掃機構5を、ノズル部41に設けられる突起部51を含んで構成した。突起部51を、ノズル部41が所定の位置に移動した際に排水孔312を貫通させた。突起部51が排水孔312を貫通することで、排水孔312に溜まる水を抜きベース部3内に水が溜まることを防止することができる。よって、上記と同様の効果を奏する。
【0025】
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、変形、改良等は本開示に含まれる。例えば、突起部51は、ノズル部41が下方に移動するまでの間は、ノズル部41の内部係合した状態で収容されており、下方に移動した際にノズル部41の移動を契機としてばね等の付勢力により係合を外し、下方に突出するように構成してもよい。
【0026】
次に、図6を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態以降の説明において、第1実施形態と共通する構成については、説明を省略し、説明する場合は同じ符号及び共通する符号のいずれかを用いる。図6に示すように、第2実施形態の清掃機構5Aは、管状部としての清掃ホース52と、切替弁ユニット53と、を有する。第2実施形態において、清掃ホース52から吐出される液体は洗浄水である。
【0027】
清掃ホース52はノズル部41に固定して取り付けられており、ノズル部41の進退移動に連動して移動するように構成されている。具体的には、ノズル部41の下面に、上方に向かって開口した略コの字状の支持部45が形成されている。支持部45のコの字の内側に清掃ホース52を通して係合させることで、清掃ホース52が保持される。
【0028】
切替弁ユニット53は、臀部洗浄機構4のノズル部41へ洗浄水を供給する給水部43に接続されている。切替弁ユニット53は、第2実施形態における清掃ホース52に洗浄水を供給する液体供給機構を構成する。切替弁ユニット53は、給水部43に洗浄水を供給する配管に取り付けられる弁である。切替弁ユニット53は、ノズル部41及び清掃ホース52に接続されている。切替弁ユニット53は、給水部43からノズル部41へ供給される洗浄水の一部を、流路を切替えることで清掃ホース52へ流して供給する。
【0029】
清掃機構5Aでは、ノズル部41の移動に伴って清掃ホース52が排水孔312の上方へ移動する。切替弁ユニット53は、給水部43からノズル部41に供給される洗浄水の流路を切替え、切替弁ユニット53から供給される洗浄水の一部を、清掃ホース52に供給する。洗浄水は、清掃ホース52を通って排水孔312へ吐出される。これにより、排水孔312の詰まりが抜け、排水孔312からベース部3内の水を排水できるようにすることができる。よって、第1実施形態と同様の効果を奏する。洗浄水を排水孔312に吐出することで排水孔312の詰まりを抜くことができるので、同時に排水孔312を洗浄することが可能になる。
【0030】
次に、図7を参照して、第3実施形態について説明する。図7に示すように、第3実施形態の清掃機構5Bは、噴射機構54と、切替弁ユニット53Bと、制御部6と、を有する。第3実施形態において、噴射機構54から噴出される液体は洗浄水である。
【0031】
切替弁ユニット53Bは、洗浄水を供給する給水部43に接続されており、第3実施形態における液体供給機構を構成する。切替弁ユニット53Bは、給水部43に洗浄水を供給する配管に取り付けられる弁である。切替弁ユニット53Bは、ノズル部41及び噴射機構54に接続されている。切替弁ユニット53Bは、給水部43からノズル部41に供給される洗浄水の流路を切替え、切替弁ユニット53から供給される洗浄水の一部を、噴射機構54に供給する。洗浄水は、噴射機構54を介して排水孔312へ噴射される。
【0032】
噴射機構54は、噴射ヘッド541と、接続管542と、を有する。噴射ヘッド541は、複数の微小な噴射孔を有し、水流に圧力をかけて霧状の液体を噴射させる部品である。噴射ヘッド541は、排水孔312の後方かつ上方に配置されており、ノズル部41とは接続されていない。接続管542は、切替弁ユニット53Bと噴射ヘッド541とをつなぐ管である。
【0033】
制御部6は、ベース部3に設けられた回路基板である。制御部6は、ユーザが便座の近傍のボタン(図示省略)を操作することで、電気信号を受け、ノズル部41を進退移動させるよう制御する。制御部6は、噴射機構54による洗浄水の噴射及び止水を制御する。ノズル部41が所定の位置に移動したとき、例えば前進して便鉢部11側へ突出した際に、噴射機構54は、噴射機構54から排水孔312へ向けて洗浄水を噴射するように制御される。
【0034】
第3実施形態によれば、ノズル部41の移動を契機として、洗浄水が霧状になって排水孔312へ噴射される。これにより、排水孔312の詰まりが抜け、排水孔312からベース部3内の水を排水できるようにすることができる。よって、第1及び第2実施形態と同様の効果を奏する。噴射機構54は、洗浄水の噴射を制御部6により制御されるので、ノズル部41と接続されずに、噴射位置が固定されている。このため、ノズル部41に余計な荷重がかからないので、ノズル部41の耐久性が向上する。噴射機構54の位置を固定することで、高い水圧をかけても安定して決まった位置に洗浄水を噴射しやすくなる。このため、排水孔312の清掃が容易になる。
【0035】
第2及び第3実施形態の変形例として、洗剤タンク91から液体給水機構へと洗剤を供給する洗剤供給路を設け、排水孔312へ吐出及び噴射する洗浄水に薬剤としての洗剤を混合してもよい。洗浄水に洗剤を混合することで、排水孔及びその周囲に汚れを効果的に落とすことができる。
【符号の説明】
【0036】
1 便器装置、 3 ベース部、 4 臀部洗浄機構(洗浄機構)、 5 清掃機構、 6 制御部、 9 機能部品、 10 便器本体、 11 便鉢部、 41 ノズル部、 43 給水部、 51 突起部、 53 切替弁ユニット(液体供給機構)、 52 清掃ホース(管状部)、 54 噴射機構、 91 洗剤タンク(薬剤タンク)、 311 ノズル部挿通孔、 312 排水孔
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7