(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-04
(45)【発行日】2023-10-13
(54)【発明の名称】契約管理業務支援装置、契約管理業務支援プログラムおよび契約管理業務支援方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/12 20230101AFI20231005BHJP
G06Q 10/20 20230101ALI20231005BHJP
【FI】
G06Q40/12
G06Q10/20
(21)【出願番号】P 2020183017
(22)【出願日】2020-10-30
【審査請求日】2023-05-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大関 健
(72)【発明者】
【氏名】岩▲崎▼ 駿
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-166623(JP,A)
【文献】特開2019-12348(JP,A)
【文献】特開2019-204276(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備える契約管理業務支援装置であって、
前記制御部は、
定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、当該契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データと、当該契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データを作成する契約登録時データ作成手段と、
契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、前記請求データに反映させる契約更新時データ処理手段と、
を備えること、
を特徴とする契約管理業務支援装置。
【請求項2】
前記契約更新時データ処理手段は、
契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータがない場合、前記請求データの作業時期を更新後の契約に含まれる契約期間にずらして自動作成し、前記請求データに反映させること、
を特徴とする請求項1に記載の契約管理業務支援装置。
【請求項3】
前記契約更新時データ処理手段は、
前記管理データに格納されているデータのうち、前記請求データに反映させたデータを削除し、前記請求データに反映させていないデータを保持すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の契約管理業務支援装置。
【請求項4】
制御部を備える契約管理業務支援装置の前記制御部に実行させるための、
定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、当該契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データと、当該契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データを作成する契約登録時データ作成ステップと、
契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、前記請求データに反映させる契約更新時データ処理ステップと、
を含む契約管理業務支援プログラム。
【請求項5】
制御部を備える契約管理業務支援装置の前記制御部が実行する、
定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、当該契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データと、当該契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データを作成する契約登録時データ作成ステップと、
契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、前記請求データに反映させる契約更新時データ処理ステップと、
を含む契約管理業務支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、契約管理業務支援装置、契約管理業務支援プログラムおよび契約管理業務支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する契約の管理を支援する契約管理業務支援装置が用いられている。例えば、ビルメンテナンス会社は、顧客と建物の管理契約を締結し、清掃や点検等のサービスを定期的に提供する。建物の管理契約は、契約期間を1年とし、1年ごとに契約を更新することが多い。
【0003】
なお、特許文献1には、定期的に売上が計上される定期契約データの変動内容を把握し、差違分析を行うことが可能な契約情報分析装置等について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建物の管理契約には、複数年に一度しか行わない法定点検等が含まれる。その結果、現在締結している契約の契約期間外の作業を管理する必要がある。そして、この契約期間外の作業は、契約管理業務支援装置のシステム内で管理することができず、システム外で管理するため、手間が掛かっていた。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する契約を管理するオペレータの負担を低減することができる契約管理業務支援装置、契約管理業務支援プログラムおよび契約管理業務支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る契約管理業務支援装置は、制御部を備える契約管理業務支援装置であって、前記制御部は、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、当該契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データと、当該契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データを作成する契約登録時データ作成手段と、契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、前記請求データに反映させる契約更新時データ処理手段と、を備えること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る契約管理業務支援装置において、前記契約更新時データ処理手段は、契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータがない場合、前記請求データの作業時期を更新後の契約に含まれる契約期間にずらして自動作成し、前記請求データに反映させてもよい。
【0009】
また、本発明に係る契約管理業務支援装置において、前記契約更新時データ処理手段は、前記管理データに格納されているデータのうち、前記請求データに反映させたデータを削除し、前記請求データに反映させていないデータを保持してもよい。
【0010】
また、本発明に係る契約管理業務支援プログラムは、制御部を備える契約管理業務支援装置の前記制御部に実行させるための、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、当該契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データと、当該契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データを作成する契約登録時データ作成ステップと、契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、前記請求データに反映させる契約更新時データ処理ステップと、を含む。
【0011】
また、本発明に係る契約管理業務支援方法は、制御部を備える契約管理業務支援装置の前記制御部が実行する、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、当該契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データと、当該契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データを作成する契約登録時データ作成ステップと、契約業務ごとに、前記管理データに格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、前記請求データに反映させる契約更新時データ処理ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する契約を管理するオペレータの負担を低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、契約管理業務支援装置の構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、契約基本情報データの一例を示す図である。
【
図3】
図3は、契約売上明細データの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、契約売上詳細データの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、契約売上詳細予定データの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、契約更新処理画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、契約基本情報データの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、契約売上明細データの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、契約売上詳細データの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、契約売上詳細予定データの一例を示す図である。
【
図12】
図12は、契約基本情報データの一例を示す図である。
【
図13】
図13は、契約売上明細データの一例を示す図である。
【
図14】
図14は、契約売上詳細データの一例を示す図である。
【
図15】
図15は、契約売上詳細予定データの一例を示す図である。
【
図17】
図17は、契約基本情報データの一例を示す図である。
【
図18】
図18は、契約売上明細データの一例を示す図である。
【
図19】
図19は、契約売上詳細データの一例を示す図である。
【
図20】
図20は、契約売上詳細予定データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る契約管理業務支援装置、契約管理業務支援プログラムおよび契約管理業務支援方法の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0015】
[1.構成]
本実施形態に係る契約管理業務支援装置の構成の一例について、
図1等を参照して説明する。
図1は、契約管理業務支援装置の構成の一例を示す図である。
【0016】
契約管理業務支援装置100は、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する契約を管理するオペレータの業務を支援する。契約管理業務支援装置100は、例えばビルメンテナンス会社と顧客との建物の管理契約を管理するために用いられ、この建物の管理契約を管理する業務を行うオペレータの負担を低減する。
【0017】
契約管理業務支援装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、契約管理業務支援装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0018】
契約管理業務支援装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。契約管理業務支援装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0019】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、契約管理業務支援装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、契約管理業務支援装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0020】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0021】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
【0022】
記憶部106には、例えば、契約基本情報データ106a、契約売上明細データ106b、契約売上詳細データ106cおよび契約売上詳細予定データ106dが格納されている。
【0023】
図2は、契約基本情報データの一例を示す図である。契約基本情報データ106aは、例えば契約NO、プロジェクト名、契約先、物件、契約開始日、契約終了日、次回契約開始日および次回契約終了日などを保持するテーブルである。以下において、契約期間は、1年であり、1年ごとに契約が更新されるものとして説明するが、契約期間は特に限定されない。
【0024】
図3は、契約売上明細データの一例を示す図である。契約売上明細データ106bは、例えば契約NO、売上明細行、業務および請求額(月額)などを保持するテーブルである。
【0025】
図4は、契約売上詳細データの一例を示す図である。契約売上詳細データ106cは、例えば契約NO、売上明細行、作業月および請求額などを保持するテーブルである。
【0026】
図5は、契約売上詳細予定データの一例を示す図である。契約売上詳細予定データ106dは、例えば契約NO、売上明細行、作業月および請求額などを保持するテーブルである。
【0027】
制御部102は、契約管理業務支援装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、記憶部106に格納されている契約基本情報データ106a~契約売上詳細予定データ106dにアクセス可能である。
【0028】
制御部102は、機能概念的に、契約登録時データ作成部102aおよび契約更新時データ処理部102bを備える。
【0029】
契約登録時データ作成部102aは、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する当初の契約に含まれる契約期間、契約業務および契約業務別の所定期間単位の請求額を基に、各契約業務に応じた作業周期を踏まえて、この契約期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された請求データ(契約売上詳細データ106c)と、この契約期間に続く所定の期間の範囲で各契約業務の作業時期と請求額が展開された管理データ(契約売上詳細予定データ106d)を作成する情報処理手段である。また、契約登録時データ作成部102aは、契約基本情報データ106aおよび契約売上明細データ106bを作成する。
【0030】
契約更新時データ処理部102bは、契約業務ごとに、管理データ(契約売上詳細予定データ106d)に格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータを、請求データ(契約売上詳細データ106c)に反映させる情報処理手段である。また、契約更新時データ処理部102bは、契約業務ごとに、管理データ(契約売上詳細予定データ106d)に格納されているデータのうち更新後の契約に含まれる契約期間に該当するデータがない場合、請求データ(契約売上詳細データ106c)の作業時期を更新後の契約に含まれる契約期間にずらして自動作成し、請求データ(契約売上詳細データ106c)に反映させる。また、契約更新時データ処理部102bは、管理データ(契約売上詳細予定データ106d)に格納されているデータのうち、請求データ(契約売上詳細データ106c)に反映させたデータを削除し、請求データ(契約売上詳細データ106c)に反映させていないデータを保持する。
【0031】
[2.処理の具体例]
ここでは、契約管理業務支援装置100で実行される処理の具体例について、
図7~20を参照して説明する。
【0032】
本説明では、契約管理業務支援装置100が、建物の管理契約に基づいて、契約基本情報データ106a~契約売上詳細予定データ106dを作成し、契約売上詳細予定データ106dを参照して、契約売上詳細データ106cを更新する処理を説明する。
【0033】
[S1:契約入力]
契約登録時データ作成部102aは、オペレータの入力に基づいて、契約基本情報データ106a~契約売上詳細予定データ106dを記憶部106に登録する(
図2から
図5参照)。登録された建物の管理契約の契約NOは、T0001-0であり、この契約NOに紐づいて各種情報が登録される。登録時の契約期間は、2020/04/01~2021/03/31である(
図2参照)。この契約により行われる作業は、売上明細行1に対応する月額25,000円の日常清掃、売上明細行2に対応する月額40,000円の貯水槽点検および売上明細行3に対応する月額35,000円の消防設備点検である(
図3参照)。そして、これらの作業が契約売上詳細データ106cの作業月に行われ、その後、契約売上詳細データ106cに基づいて、順次顧客に請求が行われる。なお、契約売上詳細データ106cに基づいて、2020/04に日常清掃が行われるが、契約期間の開始月は日割りが発生することがあるので、契約売上明細データ106bの月額25,000円より安い月額15,000円を請求する(
図4参照)。また、契約売上詳細予定データ106dには、2021/04に日常清掃を行い、月額25,000円を請求することが登録されている(
図5参照)。さらに、契約売上詳細予定データ106dには、2022/06、2025/06、2028/06、2031/06および2034/06に消防設備点検を行い、月額35,000円を請求することが登録されている。なお、消防設備点検の予定は、2034/06以降も登録しておいてもよく、登録する期間は特に限定されない。
【0034】
[S2:契約更新(1回目)]
契約更新時データ処理部102bは、オペレータの入力に基づいて、契約基本情報データ106a~契約売上詳細予定データ106dを更新する(
図6から
図10参照)。具体的には、ステップS1において登録した契約期間の終了日(2021/03/31)が近づくと、オペレータは、
図6に示す契約更新処理画面A1において、更新ボタンA2を選択することにより、契約更新処理を行う。
【0035】
契約更新処理が行われると、契約更新時データ処理部102bは、契約NOの末尾に1を加えT0001-1とし、契約期間を2021/04/01~2022/03/31に更新する(
図7参照)。さらに、契約売上詳細予定データ106dから更新した契約期間に含まれる業務を、契約売上詳細データ106cに反映させる。すなわち、契約売上詳細データ106cに、2021/04~2022/03の日常清掃が月額25,000円で登録される(
図9参照)。そして、契約売上詳細データ106cに登録された日常清掃のデータは、契約売上詳細予定データ106dから削除される(
図10参照)。また、契約売上詳細予定データ106dに登録されていない業務については、前年のデータの作業月を1年分ずらして自動作成し、契約売上詳細データ106cに反映させる。すなわち、2021/06、2021/12の貯水槽点検が月額40,000円で登録される(
図9参照)。なお、契約売上詳細予定データ106dにおいて、2022/06、2025/06および2028/06の消防設備点検は、契約NOを更新して保持される。また、2031/06および2034/06の消防設備点検は、契約NOを更新せずに保持される。
【0036】
[S3:契約更新(2回目)]
契約更新時データ処理部102bは、オペレータの入力に基づいて、契約基本情報データ106a~契約売上詳細予定データ106dを更新する(
図11から
図15参照)。具体的には、ステップS2において更新した契約期間の終了日(2022/03/31)が近づくと、オペレータは、
図11に示す契約更新処理画面A1において、更新ボタンA2を選択することにより、契約更新処理を行う。
【0037】
契約更新処理が行われると、契約更新時データ処理部102bは、契約NOの末尾に1を加えT0001-2とし、契約期間を2022/04/01~2023/03/31に更新する(
図12参照)。さらに、契約売上詳細予定データ106dから更新した契約期間に含まれる業務を、契約売上詳細データ106cに反映させる。すなわち、契約売上詳細データ106cに、2022/06の消防設備点検が月額35,000円で登録される(
図14参照)。そして、契約売上詳細データ106cに登録された消防設備点検のデータは、契約売上詳細予定データ106dから削除される(
図15参照)。また、契約売上詳細予定データ106dに登録されていない業務については、前年のデータの作業月を1年分ずらして自動作成し、契約売上詳細データ106cに反映させる。すなわち、2022/04~2023/03の日常清掃が月額25,000円で登録され、2022/06、2022/12の貯水槽点検が月額40,000円で登録される(
図14参照)。なお、契約売上詳細予定データ106dにおいて、2025/06および2028/06の消防設備点検は、契約NOを更新して保持される。また、2031/06および2034/06の消防設備点検は、契約NOを更新せずに保持される。
【0038】
[S4:契約更新(3回目)]
契約更新時データ処理部102bは、オペレータの入力に基づいて、契約基本情報データ106a~契約売上詳細予定データ106dを更新する(
図16から
図20参照)。具体的には、ステップS3において更新した契約期間の終了日(2023/03/31)が近づくと、オペレータは、
図16に示す契約更新処理画面A1において、更新ボタンA2を選択することにより、契約更新処理を行う。
【0039】
契約更新処理が行われると、契約更新時データ処理部102bは、契約NOの末尾に1を加えT0001-3とし、契約期間を2023/04/01~2024/03/31に更新する(
図17参照)。さらに、契約売上詳細予定データ106dから更新した契約期間に含まれる業務を、契約売上詳細データ106cに反映させる。ここでは、更新した契約期間に含まれる業務が契約売上詳細予定データ106dにないため、契約売上詳細データ106cは変更されず、契約売上詳細予定データ106dも変更されない。また、契約売上詳細予定データ106dに登録されていない業務については、前年のデータの作業月を1年分ずらして自動作成し、契約売上詳細データ106cに反映させる。すなわち、2023/04~2024/03の日常清掃が月額25,000円で登録され、2023/06および2023/12の貯水槽点検が月額40,000円で登録される(
図19参照)。なお、契約売上詳細予定データ106dにおいて、2025/06および2028/06の消防設備点検は、契約NOを更新して保持される。また、2031/06および2034/06の消防設備点検は、契約NOを更新せずに保持される。
【0040】
以上、本実施形態によれば、契約更新時データ処理部102bが、契約売上詳細予定データ106dを参照して契約売上詳細データ106cを更新する。その結果、契約売上詳細データ106cが自動で作成されるため、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する契約を管理するオペレータの負担を低減することができる。特に、複数年に一度しか行わない法定点検等を契約売上詳細予定データ106dに登録しておくことができるため、作業漏れや請求漏れを防ぐことができる。また、契約売上詳細予定データ106dに登録されていない業務については、前年のデータの作業月をずらして自動作成されるため、オペレータの負担を低減することができる。また、契約売上詳細予定データ106dから契約売上詳細データ106cに反映したデータは自動的に削除されるため、オペレータの負担を低減することができる。
【0041】
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0042】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0043】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0044】
また、契約管理業務支援装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0045】
例えば、契約管理業務支援装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて契約管理業務支援装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0046】
また、このコンピュータプログラムは、契約管理業務支援装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0047】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0048】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0049】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0050】
また、契約管理業務支援装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、契約管理業務支援装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0051】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、例えば、定期的に売上が計上されるサービスの提供に関する契約を管理する際に有用である。
【符号の説明】
【0053】
100 契約管理業務支援装置
102 制御部
102a 契約登録時データ作成部
102b 契約更新時データ処理部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 契約基本情報データ
106b 契約売上明細データ
106c 契約売上詳細データ
106d 契約売上詳細予定データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク