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特許7361358レシピ抽出装置、レシピ抽出方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-05
(45)【発行日】2023-10-16
(54)【発明の名称】レシピ抽出装置、レシピ抽出方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/60 20180101AFI20231006BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20231006BHJP
【FI】
G16H20/60
G06Q50/10
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2019040556
(22)【出願日】2019-03-06
(65)【公開番号】P2020144593
(43)【公開日】2020-09-10
【審査請求日】2022-02-17
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】519078514
【氏名又は名称】守安 博章
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】弁理士法人湘洋特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】守安 博章
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-329006(JP,A)
【文献】特開2003-216737(JP,A)
【文献】特開2004-310205(JP,A)
【文献】特開2013-050809(JP,A)
【文献】特開2003-044495(JP,A)
【文献】特開2003-316890(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材毎に栄養成分量を関連付ける食材成分量情報を記憶する記憶部と、
ネットワークを介して閲覧可能なウェブサイトをクローリングし、ウェブページに含まれるテキスト情報を用いてレシピ情報を特定し、前記レシピ情報を前記記憶部に記憶させるレシピ取得部と、
前記レシピ取得部の取得した前記レシピ情報に含まれる前記食材を抽出し、前記食材成分量情報を用いて特定された前記栄養成分量とレシピとを関連付けたレシピ別栄養成分量情報を生成して前記記憶部に記憶させる栄養成分量設定部と、
抽出する前記レシピの目的を示す情報を1又は複数取得する目的取得部と、
前記目的取得部の取得した前記目的に対応する前記栄養成分量の目標値を設定する目標値設定部と、
抽出の期間を示す情報を取得するスケジュール取得部と、
前記レシピ別栄養成分量情報を参照し、前記目標値設定部の設定した前記目標値を満たす前記栄養成分量と関連する前記レシピであって、前記スケジュール取得部の取得した前記期間に摂取する複数回分の前記レシピを抽出するレシピ抽出部と、を備えることを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項2】
請求項1に記載のレシピ抽出装置であって、
前記記憶部は、レシピの目的毎に目標値設定ルールを関連付ける目標値設定ルール情報を記憶しており、
前記レシピ抽出部は、前記スケジュール取得部の取得した前記期間に摂取する複数日分の前記レシピを抽出し、
前記目標値設定部は、前記目的取得部が所定の目的を示す情報を取得した場合に、前記抽出の期間に対応する複数日分の食事の前記栄養成分量の推移が前記目的に適うよう、複数日分の前記目標値を設定することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項3】
請求項2に記載のレシピ抽出装置であって、
前記目標値設定部は、前記目的取得部が複数の目的を取得した場合に、前記複数の目的が併存可能であるか否かを判定し、並存可能であると判定する場合に、前記複数の目的に対応する前記目標値設定ルールを各々抽出し、抽出した前記目標値設定ルールを用いて新たな目標値設定ルールを生成することを特徴とする、レシピ抽出装置
【請求項4】
請求項1からのいずれか一項に記載のレシピ抽出装置であって、
前記レシピ取得部は、抽出した複数の前記レシピの中から変更する前記レシピの指定を受け付けると共に、変更後のレシピを取得し、
前記目標値設定部は、前記変更後のレシピの前記栄養成分量を用いて、前記複数のレシピのうち前記変更後のレシピを除いた1又は複数の前記レシピの目標値を各々設定し、
前記レシピ抽出部は、前記目標値を用いて前記変更後のレシピを除いた1又は複数のレシピを抽出することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項5】
請求項に記載のレシピ抽出装置であって、
前記目標値設定部は、前記変更後のレシピの後に摂取予定の1又は複数のレシピの目標値を各々設定し、
前記レシピ抽出部は、前記変更後のレシピの後に摂取予定の1又は複数のレシピを抽出することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項6】
請求項1からのいずれか一項に記載のレシピ抽出装置であって、
前記レシピ抽出部は、抽出した複数の前記レシピの材料を抽出し、材料一覧を示す情報を生成することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項7】
請求項1からのいずれか一項に記載のレシピ抽出装置であって、
前記レシピ取得部は、通信可能に接続された他の装置から食材を指定した前記レシピ情報の登録要求を受け付けることを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項8】
請求項1からのいずれか一項に記載のレシピ抽出装置であって、
前記記憶部は、前記レシピ抽出部の抽出した複数の前記レシピの中から選択されたレシピを教師データとして機械学習された嗜好情報を記憶し、
前記レシピ抽出部は、抽出した複数の前記レシピの中から前記嗜好情報を用いてさらにレシピを抽出することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項9】
請求項1からのいずれか一項に記載のレシピ抽出装置であって、
前記目標値設定部は、摂取する栄養成分量の指定を受け付けると、該栄養成分量を目標値に設定することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項10】
請求項2又は3に記載のレシピ抽出装置であって、
前記目標値設定部は、前記スケジュール取得部が前記抽出の期間を示す情報を取得した場合と、取得していない場合とで、異なる前記目標値設定ルールを用いて前記目標値を設定することを特徴とする、レシピ抽出装置。
【請求項11】
レシピ抽出装置が行うレシピ抽出方法であって、
前記レシピ抽出装置は、記憶部と、レシピ取得部と、栄養成分量設定部と、目的取得部と、目標値設定部と、スケジュール取得部と、レシピ抽出部と、を備え、
前記記憶部は、食材毎に栄養成分量を関連付ける食材成分量情報を記憶しており、
前記レシピ取得部は、ネットワークを介して閲覧可能なウェブサイトをクローリングし、ウェブページに含まれるテキスト情報を用いてレシピ情報を特定し、前記レシピ情報を前記記憶部に記憶させるレシピ取得手順を実行し、
前記栄養成分量設定部は、前記レシピ取得部の取得した前記レシピ情報に含まれる前記食材を抽出し、前記食材成分量情報を用いてレシピの栄養成分量を特定し、前記レシピと前記栄養成分量を関連付けたレシピ別栄養成分量情報を生成して前記記憶部に記憶させる栄養成分量設定手順を実行し、
前記目的取得部は、抽出する前記レシピの目的を示す情報を1又は複数取得する目的取得手順を実行し、
前記目標値設定部は、前記目的取得部の取得した前記目的に対応する前記栄養成分量の目標値を設定する目標値設定手順を実行し、
前記スケジュール取得部は、抽出の期間を示す情報を取得するスケジュール取得手順を実行し、
前記レシピ抽出部は、前記レシピ別栄養成分量情報を参照し、前記目標値設定部の設定した前記目標値を満たす前記栄養成分量と関連する前記レシピであって、前記スケジュール取得部の取得した前記期間に摂取する複数回分の前記レシピを抽出するレシピ抽出手順を実行することを特徴とする、レシピ抽出方法。
【請求項12】
コンピューターの処理部にレシピ抽出方法を実行させるプログラムであって、
ネットワークを介して閲覧可能なウェブサイトをクローリングし、ウェブページに含まれるテキスト情報を用いてレシピ情報を特定し、前記レシピ情報を記憶部に記憶させるレシピ取得手順と、
前記レシピ取得手順において取得した前記レシピ情報に含まれる食材を抽出し、食材毎に栄養成分量を関連付ける食材成分量情報を用いて特定された前記栄養成分量とレシピとを関連付けたレシピ別栄養成分量情報を生成して記憶部に記憶させる栄養成分量設定手順と、
抽出する前記レシピの目的を示す情報を1又は複数取得する目的取得手順と、
前記目的取得手順において取得した前記目的に対応する前記栄養成分量の目標値を設定する目標値設定手順と、
抽出の期間を示す情報を取得するスケジュール取得手順と、
前記レシピ別栄養成分量情報を参照し、前記目標値設定手順において設定した前記目標値を満たす前記栄養成分量と関連する前記レシピであって、前記スケジュール取得手順において取得した前記期間に摂取する複数回分の前記レシピを抽出するレシピ抽出手順と、を実行させることを特徴とする、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レシピ抽出装置、レシピ抽出方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
食材名を入力すると、レシピを検索して表示するウェブサイトが普及している。
【0003】
なお、特許文献1には、レシピ栄養価計算装置に関する技術が開示されている。レシピ栄養価計算装置は、「調理用レシピをインターネット上で外部からのアクセスに対して提供するレシピ提供サーバから、通信ネットワークを介して、前記調理用レシピの食材に関する食材データを取得する食材データ取得手段と、前記食材データより食材名及び食材毎の分量を読取る読取り手段と、前記食材名及び食材毎の分量に基づいて前記調理用レシピの栄養価を計算する栄養価計算手段と、前記栄養価計算手段が計算した計算結果を、前記レシピ提供サーバ、または前記レシピ提供サーバにアクセスして前記調理用レシピの提供を受けるクライアントに、通信ネットワークを介して提供する栄養価データ提供手段と、」を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-216737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
食物を摂取する際に、健康増進やダイエット等の目的をもって摂取することがある。従来は、ユーザーが目的に合う食材を定め、入力することにより、目的に適うレシピを抽出している。しかしながら、ユーザーが目的に合う食材を定めるために、目的と栄養素との関連に関する知識や、食材に関する知識を要する。特許文献1は、食物を摂取する目的を考慮したものではない。
【0006】
また、目的を達成するために、一定期間継続した取り組みが必要となることがあるが、特許文献1は、継続した取り組みを考慮していない。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、目的に応じたレシピを適切に抽出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決する本発明の一態様は、レシピ抽出装置であって、食材毎に栄養成分量を関連付ける食材成分量情報を記憶する記憶部と、ネットワークを介して閲覧可能なウェブサイトからレシピ情報を取得するレシピ取得部と、前記レシピ取得部の取得した前記レシピ情報に含まれる前記食材を抽出し、前記食材成分量情報を用いて特定された前記栄養成分量とレシピとを関連付けたレシピ別栄養成分量情報を生成して前記記憶部に記憶させる栄養成分量設定部と、抽出する前記レシピの目的を示す情報を1又は複数取得する目的取得部と、前記目的取得部の取得した前記目的に対応する前記栄養成分量の目標値を設定する目標値設定部と、抽出の期間を示す情報を取得するスケジュール取得部と、前記レシピ別栄養成分量情報を参照し、前記目標値設定部の設定した前記目標値を満たす前記栄養成分量と関連する前記レシピであって、前記スケジュール取得部の取得した前記期間に摂取する複数回分の前記レシピを抽出するレシピ抽出部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記のレシピ抽出装置において、前記記憶部は、レシピの目的毎に目標値設定ルールを関連付ける目標値設定ルール情報を記憶しており、前記目標値設定部は、前記目的取得部の取得した1又は複数の前記目的と関連する前記目標値設定ルールを用いて、前記栄養成分量の目標値を設定することを特徴としてもよい。
【0010】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記目標値設定ルール情報において、所定の目的に対し、複数回分の食事のある前記栄養成分量の配分又は推移が前記目的に適うよう各回の前記目標値を調整する前記目標値設定ルールが関連付けられており、前記目標値設定部は、前記目的取得部が前記所定の目的を示す情報を取得した場合に、前記目標値設定ルールを用いて前記複数回分の前記目標値を調整することを特徴としてもよい。
【0011】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記レシピ抽出部は、前記目的取得部が所定の目的を取得した場合、複数回分の食事のある前記栄養成分量の合計が前記目標値を満たすよう、前記1又は複数食の前記レシピを抽出することを特徴としてもよい。
【0012】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記レシピ取得部は、抽出した複数の前記レシピの中から変更する前記レシピの指定を受け付けると共に、変更後のレシピを取得し、前記目標値設定部は、前記変更後のレシピの前記栄養成分量を用いて、前記複数のレシピのうち前記変更後のレシピを除いた1又は複数の前記レシピの目標値を各々設定し、前記レシピ抽出部は、前記目標値を用いて前記変更後のレシピを除いた1又は複数のレシピを抽出することを特徴としてもよい。
【0013】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記目標値設定部は、前記変更後のレシピの後に摂取予定の1又は複数のレシピの目標値を各々設定し、前記レシピ抽出部は、前記変更後のレシピの後に摂取予定の1又は複数のレシピを抽出することを特徴としてもよい。
【0014】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記レシピ抽出部は、抽出した複数の前記レシピの材料を抽出し、材料一覧を示す情報を生成することを特徴としてもよい。
【0015】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記レシピ取得部は、通信可能に接続された他の装置から食材を指定した前記レシピ情報の登録要求を受け付けることを特徴としてもよい。
【0016】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において前記記憶部は、前記レシピ抽出部の抽出した複数の前記レシピの中から選択されたレシピを教師データとして機械学習された嗜好情報を記憶し、前記レシピ抽出部は、抽出した複数の前記レシピの中から前記嗜好情報を用いてさらにレシピを抽出することを特徴としてもよい。
【0017】
上記のいずれかのレシピ抽出装置において、前記目標値設定部は、摂取する栄養成分量の指定を受け付けると、該栄養成分量を目標値に設定することを特徴としてもよい。
【0018】
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、レシピ抽出装置が行うレシピ抽出方法であって、前記レシピ抽出装置は、記憶部と、レシピ取得部と、栄養成分量設定部と、目的取得部と、目標値設定部と、スケジュール取得部と、レシピ抽出部と、を備え、前記記憶部は、食材毎に栄養成分量を関連付ける食材成分量情報を記憶しており、前記レシピ取得部は、ネットワークを介して閲覧可能なウェブサイトからレシピ情報を取得するレシピ取得手順を実行し、前記栄養成分量設定部は、前記レシピ取得部の取得した前記レシピ情報に含まれる前記食材を抽出し、前記食材成分量情報を用いてレシピの栄養成分量を特定し、前記レシピと前記栄養成分量を関連付けたレシピ別栄養成分量情報を生成して前記記憶部に記憶させる栄養成分量設定手順を実行し、前記目的取得部は、抽出する前記レシピの目的を示す情報を1又は複数取得する目的取得手順を実行し、前記目標値設定部は、前記目的取得部の取得した前記目的に対応する前記栄養成分量の目標値を設定する目標値設定手順を実行し、 前記スケジュール取得部は、抽出の期間を示す情報を取得するスケジュール取得手順を実行し、前記レシピ抽出部は、前記目標値設定部の設定した前記目標値を満たす前記栄養成分量と関連する前記レシピであって、前記スケジュール取得部の取得した前記期間に摂取する複数回分の前記レシピを抽出するレシピ抽出手順を実行することを特徴とする。
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、コンピューターの処理部にレシピ抽出方法を実行させるプログラムであって、ネットワークを介して閲覧可能なウェブサイトからレシピ情報を取得するレシピ取得手順と、前記レシピ取得手順において取得した前記レシピ情報に含まれる食材を抽出し、食材毎に栄養成分量を関連付ける食材成分量情報を用いて特定された前記栄養成分量とレシピとを関連付けたレシピ別栄養成分量情報を生成して記憶部に記憶させる栄養成分量設定手順と、抽出する前記レシピの目的を示す情報を1又は複数取得する目的取得手順と、前記目的取得手順において取得した前記目的に対応する前記栄養成分量の目標値を設定する目標値設定手順と、抽出の期間を示す情報を取得するスケジュール取得手順と、前記レシピ別栄養成分量情報を参照し、前記目標値設定手順において設定した前記目標値を満たす前記栄養成分量と関連する前記レシピであって、前記スケジュール取得手順において取得した前記期間に摂取する複数回分の前記レシピを抽出するレシピ抽出手順と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明の一態様によれば、目的に応じたレシピを適切に抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】レシピ抽出システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2】食材重量変換情報のデータ構造の一例を示す図である。
図3】食材成分量情報のデータ構造の一例を示す図である。
図4】レシピ別栄養成分量情報のデータ構造の一例を示す図である。
図5】目標値設定ルール情報のデータ構造を示す情報である。
図6】目標値設定ルールの一例を説明するためのイメージ図(その1)である。
図7】目標値設定ルールの一例を説明するためのイメージ図(その2)である。
図8】レシピ抽出装置のハードウェア構成例を示す図である。
図9】レシピ登録処理Aの一例を示すフローチャートである。
図10】レシピ登録処理Bの一例を示すフローチャートである。
図11】目的設定処理の一例を示すフローチャートである。
図12】スケジュール設定処理の一例を示すフローチャートである。
図13】スケジュール変更処理の一例を示すフローチャートである。
図14】目標値設定処理の一例を示すフローチャートである。
図15】当日レシピ表示処理の一例を示すフローチャートである。
図16】レシピ登録画面の一例を示す図である。
図17】目的設定画面の一例を示す図である。
図18】スケジュール設定画面の一例を示す図である。
図19】レシピスケジュール表示画面の一例を示す図である。
図20】材料一覧画面の一例を示す図である。
図21】当日レシピ表示画面の一例を示す図である。
図22】成分指定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
<レシピ抽出システム1>
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、レシピ抽出システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
本実施形態に係るレシピ抽出システム1では、レシピ抽出装置10と、1又は複数の端末装置20とが、ネットワークnを介して通信可能に接続されている。
【0023】
レシピ抽出装置10は、例えばPC(Personal Computer)、又はサーバコンピュータ等の情報処理装置であって、端末装置20からの要求に応じてレシピを抽出し、端末装置20に送信する。レシピ抽出装置10は、例えばレシピ抽出サービスを実行する事業者によって操作される。端末装置20は、PC、又はスマートフォン等の情報処理装置であって、例えばレシピ抽出サービスのユーザーにより操作される。
【0024】
レシピ抽出装置10は、レシピ抽出アプリケーション、即ちレシピ抽出ソフトウェアを端末装置20に提供している。レシピ抽出ソフトウェアは、端末装置20にダウンロードされ、インストールされる。レシピ抽出装置10が抽出したレシピを端末装置20に送信すると、端末装置20はレシピ抽出ソフトウェアを用いてレシピを表示する。
【0025】
レシピ抽出装置10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130とを備える。制御部110は、レシピ抽出装置10の全体を統括的に制御する。記憶部120は、制御部110が実行する処理に必要な情報を記憶する。通信部130は、ネットワークnを介して接続された端末装置20との間で情報の送信及び受信を実行する。
【0026】
制御部110は、レシピ取得部111と、栄養成分量設定部112と、目的取得部113と、目標値設定部114と、スケジュール取得部115と、レシピ抽出部116とを備える。レシピ取得部111は、ネットワークnを介して閲覧可能なウェブサイトをクローリングし、レシピ情報を含むウェブページを特定し、特定したウェブページからレシピ情報を取得する。レシピ情報には、レシピ名と、食材の種類と、食材の分量とが含まれる。レシピ取得部111は、例えばウェブページからテキスト情報を抽出し、図示しない辞書データを用いてレシピ情報を特定する。レシピ取得部111は、取得したレシピ情報を記憶部120に記憶させる。
【0027】
また例えば、レシピ取得部111は、端末装置20から食材を指定したレシピ情報の登録要求を受け付けると、レシピ情報を記憶部120に記憶させる。また例えば、レシピ取得部111は、後に詳述するレシピ抽出部116の抽出した複数のレシピの中から、変更するレシピの指定を受け付けると共に、変更後のレシピを取得する。
【0028】
栄養成分量設定部112は、レシピ情報に含まれる食材を抽出し、後述する食材成分量情報122を用いてレシピの栄養成分量を特定する。栄養成分量設定部112は、特定した栄養成分量とレシピとを関連付けて後述のレシピ別栄養成分量情報123を生成して記憶部120に記憶させる。目的取得部113は、抽出を希望するレシピの目的を示す情報を1又は複数取得する。より具体的には、目的取得部113は、端末装置20に対して入力された、栄養摂取の目的を示す情報を、端末装置20から取得する。
【0029】
目標値設定部114は、目的取得部113の取得した1又は複数の目的に対応する栄養成分量の目標値を設定する。具体的には、目標値設定部114は、目的取得部113の取得した1又は複数の目的と関連する目標値設定ルールを用いて、栄養成分量の目標値を設定する。目標値設定ルールとは、目的に対する目標値の設定法則を示す情報である。目標値設定部114は、取得された目的が1つである場合、該目的と関連する目標値設定ルールを用いて目標値を設定する。取得された目的が複数である場合、目標値設定部114は、例えば各々の目的と関連する複数の目標値設定ルールを用いて新たな目標値設定ルールを生成し、生成した目標値設定ルールを用いて目標値を設定する。
【0030】
また、目標値設定部114は、摂取を希望する栄養成分量の指定を受け付けると、指定された栄養成分量を目標値に設定する。
【0031】
スケジュール取得部115は、レシピの抽出を希望する期間を示す情報を取得する。レシピ抽出部116は、目標値を用いて後述するレシピ別栄養成分量情報123を参照し、目標値を満たす栄養成分量と関連するレシピを抽出する。以下、レシピ抽出部116は、1又は複数の品目の料理からなる1回分の食事(即ち、朝食、昼食、又は夕食等、同じタイミングで摂取する1食分)のレシピを1単位として抽出するものとして説明する。しかしながら、レシピ抽出部116は、1つの品目の料理を1単位として抽出するものであってもよい。
【0032】
レシピ抽出部116は、複数回の食事を摂取する期間の情報をスケジュール取得部115が取得した場合、複数回分(即ち複数単位)のレシピを抽出する。また、レシピ抽出部116は、抽出した複数のレシピの中から、レシピ取得部111が変更後のレシピの指定を受け付けた場合、新たに設定された目標値を用いて期間内のレシピを再度抽出する。
また、レシピ抽出部は、抽出した複数のレシピの中から、後述する嗜好情報を用いてさらにレシピを抽出する。
【0033】
また、レシピ抽出部116は、複数回分のレシピを抽出した場合において、材料一覧の表示指示を受け付けた場合に、抽出した複数回分のレシピの材料を抽出し、材料一覧を示す情報を生成する。材料一覧を示す情報は、表示指示を送信した端末装置20に送信され、材料一覧画面として表示される。
【0034】
記憶部120は、食材重量変換情報121と、食材成分量情報122と、レシピ別栄養成分量情報123と、目標値設定ルール情報124と、嗜好情報125とを含む。食材重量変換情報121は、食材の重量を含む情報である。例えば、食材の量に関し、異なる複数の単位が用いられている場合、食材重量変換情報121を参照することにより、重量を示す共通の単位に変換することができる。
【0035】
食材成分量情報122は、食材に含まれる栄養成分量を食材毎に関連付けた情報である。レシピ別栄養成分量情報123は、レシピ毎に栄養成分量を関連付けた情報である。目標値設定ルール情報124は、レシピの目的毎に目標値設定ルールを関連付けた情報である。嗜好情報125は、端末装置20を操作するユーザーの嗜好に関する情報である。例えば制御部110は、抽出したレシピの詳細を表示する指示を端末装置20から受け付けた場合に、指示されたレシピに含まれる材料や調理法を抽出して嗜好情報125を生成する。
換言すれば、制御部110は、指示されたレシピを教師データとして機械学習された嗜好情報125を生成する。
【0036】
端末装置20は、制御部210と、通信部220と、入力部230と、出力部240とを備える。制御部210は、端末装置20の全体を統括的に制御する。通信部220は、レシピ抽出装置10との間の情報の送信及び受信を行う。入力部230は、入力装置を介した端末装置20への入力操作を受け付ける。出力部240は、端末装置20の有する情報を出力する。例えば、出力部240は、レシピ抽出ソフトウェアがその機能を発揮することにより生成される画面の表示情報を、端末装置20の有するディスプレイ等の表示装置に表示させる。
【0037】
<食材重量変換情報121及び食材成分量情報122>
図2は、食材重量変換情報121のデータ構造の一例を示す図である。食材重量変換情報121は、食材121aと、単位121bと、重量121cとを含む。食材121aは、レシピに用いられる食材を示す情報である。単位121bは、レシピの表記に含まれる食材の単位を示す情報である。重量121cは、単位121bに含まれる1単位分の食材121aの重量を示す情報である。なお、図2に示す食材重量変換情報121の重量121cの単位は「グラム」だが、重量121cの単位はこれに限定されない。
【0038】
図3は、食材成分量情報122のデータ構造の一例を示す図である。食材成分量情報122は、食材122aと、栄養成分122bとを含む。食材122aは、レシピに用いられる食材を示す情報である。栄養成分122bは、食材122aの1単位当たりの栄養成分量を示す情報である。例えば食材の1単位とは、食材重量変換情報121の食材121aにおいて、重さ121cにより特定される分量である。食材成分量情報122の食材122aには、1又は複数の栄養成分122bが関連付けられている。
【0039】
<レシピ別栄養成分量情報123>
図4は、レシピ別栄養成分量情報123のデータ構造の一例を示す図である。レシピ別栄養成分量情報123は、レシピ名123aと、識別情報123bと、食材123cと、栄養成分123dとが含まれる。レシピ名123aは、レシピの名前を示す情報である。識別情報123bは、レシピを特定する識別情報である。食材123cは、識別情報123bにより特定されるレシピに含まれる食材を示す情報である。
【0040】
栄養成分123dは、食材123cにより特定される食材の栄養成分量を示す情報である。なお、栄養成分123dは、識別情報123bにより特定されるレシピの、1食分に含まれる食材123cの栄養成分量を示している。また、レシピ別栄養成分量情報123は、図4に示すように、レシピ毎の各栄養成分量の合計値を含む。
【0041】
<目標値設定ルール情報124>
図5は、目標値設定ルール情報124のデータ構造を示す情報である。目標値設定ルール情報124は、目的124aと、期間設定124bと、ルール124cとを含む。目的124aは、栄養摂取の目的を示す情報である。期間設定124bは、レシピを抽出する期間の設定を受け付けたか否かを示す情報である。スケジュール取得部115が、レシピを抽出する期間を示す情報を取得した場合、期間設定を受け付けたものとして取り扱われる。ルール124cは、目標値設定ルールを示す情報である。
【0042】
例えば、図5に示す目標値設定ルール情報124の最上位のレコードは、目的124aが「ダイエット」であって、期間設定124bが「なし」を示す情報に対し、あるルール124cが設定されている。このレコードにおけるルール124cは、栄養摂取の目的として「ダイエット」が入力され、レシピ抽出の期間設定がなされていない場合における、目標値設定ルールである。
【0043】
なお、図5に示す目標値設定ルール情報124において、目的124aが「糖尿病対策」であるレコードについて、期間設定124bが設定されていない。これは、「糖尿病対策」の目的については、期間設定の有無に係らず共通の目標値設定ルールが設定されていることを示している。
【0044】
本実施形態では、ある目的において、期間設定がある場合とない場合とで目標値設定ルールが異なるため、目標値設定ルール情報124に期間設定124bのカラムを設けている。しかしながら、期間設定の有無に係らず目的124aに対して目標値設定ルールが一意に定まる場合、必ずしも目標値設定ルール情報124に期間設定124bを設ける必要はない。
【0045】
<目標値設定ルール>
図6は、目標値設定ルールの一例を説明するためのイメージ図(その1)である。図6に示す3つのグラフは、いずれも縦軸を栄養成分、横軸を分量としている。3つのグラフのうち、左のグラフは標準パターン(特に目的を設定しない場合)での栄養成分量の目標値を示している。一例として、目標値設定部114は、厚生労働省により開示されている食事摂取基準を用いて、利用者の年齢や体重から栄養成分毎に標準パターンの目標値を設定する。
【0046】
中央のグラフは、目的が「ダイエット」である場合の目標値設定ルールのイメージを示すものである。本グラフでは、例えば脂肪や炭水化物など、ダイエットに効果的な2つの栄養成分量の目標値が、標準パターンの目標値よりも低くなるよう設定されている。
【0047】
右のグラフは、目的が「身体を大きくする」である場合の目標値設定ルールのイメージを示している。本グラフでは、例えばアルギニン等のたんぱく質や、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB及びCなど、身体を大きくするのに効果的な栄養成分の中から、4つの栄養成分量の目標値が、標準パターンの目標値より高くなるよう設定されている。
【0048】
目標値設定ルールは、目的に応じて各栄養成分量の目標値が定められるものであればよい。例えば、目標値設定ルールは、標準パターンからの各栄養成分量の差分を示すものであってもよいし、標準パターンからの各栄養成分量の増減の割合を示すものであってもよい。また、目標値設定ルールは、各栄養成分量の固定値であってもよい。
【0049】
図7は、目標値設定ルールの一例を説明するためのイメージ図(その2)である。図7に示す2つのグラフは、どちらも一定期間における複数回分の食事の目標値設定ルールのイメージを示すものであり、縦軸を栄養成分量の配分比、横軸を日程としている。領域sが、たんぱく質の摂取割合であり、領域tが炭水化物の摂取割合である。複数回分の食事の目標値設定ルールについては、各栄養成分量の配分、増減又は推移を、目的に適うよう、期間内で変化させることができる。
【0050】
図7に示す2つのグラフのうち、左のグラフは、目的が「カーボローディング」である場合の目標値設定ルールを示している。なお、「カーボローディング」とは、計画的にエネルギーを身体に蓄える食事方法の1つであって、例えば激しい運動を予定している場合等に行われる。
【0051】
目的が「カーボローディング」である場合、日程が進行するにつれ、たんぱく質の摂取割合を減少させ、炭水化物の摂取割合を増加させるよう、目標値設定ルールが定められている。即ち、「カーボローディング」の目的と関連付けられた目標値設定ルールによれば、レシピの抽出を希望する期間に摂取する予定の複数回分の食事の栄養成分量の推移が目的に適うよう、各回の食事の目標値が調整される。即ち、連続するタイミングで摂取する栄養成分量を対象期間内で変化させることにより、目的に対する効果を促進する。
【0052】
図7右のグラフは、目的が「ダイエット」であって、期間設定がある場合の目標値設定ルールを示している。本例では、たんぱく質の摂取割合と炭水化物の摂取割合とを周期的に増減させるよう、目標値設定ルールが定められている。「ダイエット」を行う際に、炭水化物や糖質等を極端に制限すると、通常の食事に戻した場合にリバウンドが生じることがある。これを防ぐため、例えばスケジュール期間内で低糖質摂取期間と標準バランス食摂取期間とを繰り返すなど、不足しがちな栄養成分を適切なタイミングで摂取するよう目標値を設定する。これにより、無理なく持続可能な目的達成を支援することができる。
【0053】
なお、期間設定がある場合において、例えば複数回分の食事のうち所定の栄養成分量の合計が目的に適うよう、目標値設定ルールが定められていてもよい。その場合、例えば1回分の炭水化物の分量が多いとしても、他のタイミングの食事で炭水化物の分量を減少させることにより、複数回分の食事の炭水化物の合計が目的を達成するよう、目標値設定ルールが定められている。また、日程が進行するにつれ、所定の栄養成分量が減少するよう、目標値設定ルールが定められていてもよい。
【0054】
<ハードウェア構成>
図8は、レシピ抽出装置10のハードウェア構成例を示す図である。レシピ抽出装置10は、演算装置11と、メモリ12と、外部記憶装置13と、入力装置14と、出力装置15と、通信装置16と、記憶媒体駆動装置17とを備え、各構成要素はバスにより接続されている。
【0055】
演算装置11はCPU(Central Processing Unit)等の中央演算装置であり、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたプログラムに従って処理を実行する。レシピ抽出装置10では、メモリ12又は外部記憶装置13上に読み出されたプログラムに従って動作する演算装置11により処理が行われる。制御部110を構成する各処理部は、演算装置11がプログラムを実行することにより各々の機能を実現する。
【0056】
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。外部記憶装置13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、CD-R(Compact Disc- Recordable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disk-Random Access Memory)等の書き込み及び読み出し可能な記憶メディア及び記憶メディア駆動装置等である。記憶部120は、メモリ12又は外部記憶装置13によりその機能が実現される。なお、記憶部120は、通信装置16を介して接続される記憶装置によってその機能が実現されてもよい。
【0057】
入力装置14は、ユーザーからの入力操作を受け付ける装置であり、例えばタッチパネル、キーボード、マウス、マイク等である。出力装置15は、レシピ抽出装置10に格納されたデータの表示を行う装置であって、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
【0058】
通信装置16は、レシピ抽出装置10をネットワークnに接続するための装置であって、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信デバイスである。記憶媒体駆動装置17は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性のメディア18から情報を入出力する装置である。なお、レシピ抽出装置10は、記憶媒体駆動装置17を備えていなくてもよい。
【0059】
なお、レシピ抽出装置10の各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、レシピ抽出装置10の各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
【0060】
端末装置20は、レシピ抽出装置10と同様のハードウェア構成を備えるため、端末装置20のハードウェア構成については、説明を省略する。
【0061】
<レシピ登録処理>
図9は、レシピ登録処理Aの一例を示すフローチャートである。本処理は、例えばレシピ抽出装置10において定期的に実行される。
【0062】
まず、レシピ取得部111は、ネットワークn上のレシピ情報を抽出し、レシピ名・食材名・分量・及び単位を取得する(ステップS11)。具体的には、レシピ取得部111は、ネットワークnを介して閲覧可能なウェブサイトをクローリングし、ウェブページのテキスト情報を取得する。レシピ取得部111は、例えば図示しない辞書データを参照し、テキスト情報に食材名及び食材の分量が含まれるか否かを判定する。レシピ取得部111は、テキスト情報に食材名及び分量が含まれると判定する場合に、レシピ名と、レシピで使用される食材の名称と、使用される分量と、分量の単位とをテキスト情報から取得する。なお、レシピ取得部111は、料理の作成手順を取得してもよい。
【0063】
次に、栄養成分量設定部112は、入力された分量に応じた食材の重量を算出する(ステップS12)。具体的には、栄養成分量設定部112は、ステップS11で取得した食材名と、分量の単位とを用いて食材重量変換情報121を参照し、入力された分量に相応する食材の重量を算出する。なお、栄養成分量設定部112は、レシピで用いられる食材が複数種類の場合、各食材の重量を算出する。
【0064】
次に、栄養成分量設定部112は、重量に応じた各栄養成分の分量(1~n)を算出する(ステップS13)。具体的には、栄養成分量設定部112は、食材成分量情報122を参照し、ステップS12で重量を算出した食材に含まれる各栄養成分の分量を算出する。なお、レシピで用いられる食材が複数種類の場合、栄養成分量設定部112は、すべての食材について各栄養成分量を算出する。
【0065】
次に、栄養成分量設定部112は、栄養成分毎に分量を合計し、レシピ別栄養成分量情報を生成する(ステップS14)。具体的には、栄養成分量設定部112は、レシピに含まれる栄養成分毎に、栄養成分量を合計する。栄養成分量設定部112は、ステップS13で算出された栄養成分量を特定し、食材に関連付けてレシピ別栄養成分量情報123を生成する。栄養成分量設定部112は、生成したレシピ別栄養成分量情報123に、算出した合計値を記録する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0066】
なお、栄養成分量設定部112は、1つのレシピに含まれる品目が複数である場合、例えば各品目の栄養成分量を合計して、品目毎にレシピ別栄養成分量情報123を生成する。付言すると、栄養成分量設定部112は、複数の品目の栄養成分量を合計して、1回分の食事のレシピ毎にレシピ別栄養成分量情報123を生成してもよい。
【0067】
図10は、レシピ登録処理Bの一例を示すフローチャートである。本処理は、例えばレシピ抽出装置10が、端末装置20の要求に応じてレシピ抽出ソフトウェアのユーザーの認証を行った後、該端末装置20からレシピ登録画面の要求を受信した場合に実行される。
【0068】
まず、レシピ取得部111は、レシピ登録画面に対して入力されたレシピ名・食材名・分量・単位を取得する(ステップS21)。その後、ステップS22からステップS24で行われる処理は、図9に示すステップS12からステップS14で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0069】
図16は、レシピ登録画面250の一例を示す図である。端末装置20において、レシピ抽出ソフトウェアが起動されると、メニュー画面200が表示される。メニュー画面200は、レシピ登録ボタン201と、目的設定ボタン202と、スケジュール設定ボタン203と、当日レシピ表示ボタン204とを含む。レシピ登録ボタン201が選択されると、レシピ抽出装置10はレシピ登録画面250の要求を端末装置20から受信し、端末装置20の表示画面はレシピ登録画面250に遷移する。
【0070】
レシピ登録画面250は、レシピ名と、食材と、分量と、単位との入力が可能である。図16に示すように、レシピ登録画面250において、所定の入力がなされると、詳細設定画面251に表示画面が遷移してもよい。
【0071】
以上、本実施形態によれば、1又は複数のウェブサイトに開示されたレシピ情報を効率的に取得することができる。また、ユーザーにより入力されたレシピ情報の登録が可能である。即ち、インターネット上に開示された既存のレシピ情報や、新規に登録されたレシピ情報を活用し、多様な栄養成分に関する情報を取得することで、よりユーザーの希望に添ったレシピの抽出を行うことができる。
【0072】
<目的設定処理>
図11は、目的設定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えばレシピ抽出装置10が、端末装置20の要求に応じてレシピ抽出ソフトウェアのユーザーの認証を行った後、該端末装置20から目的設定画面の要求を受信した場合に開始される。
【0073】
目的取得部113は、目的設定画面に対する目的の選択を受け付け、入力された年齢、性別、及び体重を取得する(ステップS31)。目的取得部113は、取得した情報をユーザーの識別情報と関連付け、記憶部120の図示しない領域に記憶させる。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0074】
図17は、目的設定画面260の一例を示す図である。メニュー画面200において、目的設定ボタン202が選択されると、目的設定画面260の要求を受け付けたものとして、表示画面が目的設定画面260に遷移する。目的設定画面260は、目的選択領域261と、基本事項入力領域262とを有する。目的選択領域261は、レシピ抽出の目的を選択可能に表示する。例えば、レシピ抽出装置10の目的取得部113は、目標値設定ルール情報124の目的124aに含まれる情報を端末装置20に送信する。端末装置20の制御部210は、受信した情報を目的選択領域261に選択可能に表示するよう、目的設定画面260の表示情報を生成する。
【0075】
基本事項入力領域262は、ユーザーの年齢と、性別と、体重等の基本事項の入力を受け付ける領域である。なお、基本事項として入力を要求する情報は、年齢、性別、及び体重に限られない。
【0076】
<スケジュール設定処理>
図12は、スケジュール設定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えばレシピ抽出装置10が、端末装置20の要求に応じてレシピ抽出ソフトウェアのユーザーの認証を行った後、該端末装置20からスケジュール設定画面の要求を受信した場合に実行される。
【0077】
まず、スケジュール取得部115は、目的設定があるか否かを判定する(ステップS41)。具体的には、スケジュール取得部115は、記憶部120を参照し、レシピ抽出ソフトウェアにログインしたユーザーの識別情報に、目的を示す情報が関連付けられているか否かを判定する。スケジュール取得部115は、目的設定があると判定する場合(ステップS41で「YES」の場合)、処理をステップS43に移行する。
【0078】
スケジュール取得部115が、目的設定がないと判定する場合(ステップS41で「NO」の場合)、目的取得部113は、ステップS42の処理を実行する。ステップS42において行われる処理は、図11におけるステップS31の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0079】
ステップS42の処理の後、又はステップS41において「YES」と判定された後、スケジュール取得部115は、スケジュール設定画面を表示させ、期間及び目標パラメーターを取得する(ステップS43)。
【0080】
図18は、スケジュール設定画面270の一例を示す図である。メニュー画面200において、スケジュール設定ボタン203が選択されると、スケジュール設定画面270の要求を受け付けたものとして取り扱われる。即ち、目的設定があると判定されると、端末装置20の表示画面がスケジュール設定画面270に遷移する。スケジュール設定画面270は、目的表示領域271と、開始日入力領域272と、終了日入力領域273と、目標パラメーター入力領域274と、スケジューリング実行指示受付ボタン275とを含む。
【0081】
目的表示領域271は、設定された目的を表示する領域である。開始日入力領域272と、終了日入力領域273とは、各々開始日と、終了日との入力を受け付ける領域である。開始日と終了日とにより、レシピを抽出する期間が決定する。目標パラメーター入力領域274は、目的を達成するにあたり、目標となるパラメーターの入力を受け付ける領域である。例えば目標パラメーターは、図18に示す通り、目標体重である。
【0082】
なお、例えば病気予防など、目標パラメーターを必要としない目的も存在する。レシピ抽出装置10の記憶部120の図示しない領域には、目的に対し入力を必要とする目標パラメーターの種別が記憶されている。スケジュール取得部115は、登録されている目的に応じた目標パラメーターの種別を特定して端末装置20に通知する。端末装置20の出力部240は、通知された種別の目標パラメーターが入力されるよう、目標パラメーター入力領域274に入力を要する目標パラメーターの種別を表示させる。
【0083】
スケジューリング実行指示受付ボタン275は、スケジューリングの実行指示の入力操作を受け付けるボタンである。スケジューリング実行指示受付ボタン275が選択されると、表示画面が後述のレシピスケジュール表示画面280に遷移する。
【0084】
説明を図12に戻す。次に、目標値設定部114は、目標値設定処理を実行する(ステップS44)。本処理については後に詳述する。目標値設定処理を実行した結果、ステップS43でスケジュール取得部115の取得した期間に摂取が予定されている食事1単位毎(即ち、朝、昼、又は夜など、一回の食事毎)に、各栄養成分量の目標値が設定される。
【0085】
次に、レシピ抽出部116は、目標値を満たすレシピを抽出する(ステップS45)。具体的には、レシピ抽出部116は、ステップS44で取得した目標値を参照し、スケジュール取得部115の取得した期間において各々目標値を満たす1又は複数回分(即ち複数単位)のレシピを抽出する。なお、目標値を満たすか否かの基準は、例えばレシピの各栄養成分量が目標値を下回る場合に目標値を満たすと判定するなど、一律に定められていてもよいし、各目的に応じて定められていてもよい。
【0086】
一例として、レシピ抽出部116は、1単位分の各栄養成分量の目標値をグラフ化した目標値グラフと、レシピ別栄養成分量情報123に含まれる各レシピの栄養成分をグラフ化したレシピグラフとを用いてパターンマッチングを行い、最も近似するレシピグラフのレシピを、目標値を満たす栄養成分量を有するレシピとして抽出する。
【0087】
他の例として、ある目的では目標値以下で、目標値に最も近い栄養成分量を有するレシピを目標値を満たすレシピとして抽出し、他の目的では目標値以上で、目標値に最も近い栄養成分量を有するレシピを目標値を満たすレシピとして抽出する。このように、目的毎に目標値を満たすレシピの抽出方法が定められていれば、目的に適したレシピの抽出を行うことが可能となる。
【0088】
また、他の例として、ある目的について、各栄養成分に対して設定された優先度情報を用いて目標値を満たすか否かを判断するよう、レシピ抽出方法が設定されている。レシピ抽出部116は、優先度情報を参照することにより、優先度の高い栄養成分量が目標値に近いレシピを、目標値を満たすレシピとして抽出する。
【0089】
他の例として、ある目的について、複数回分の食事における所定の栄養成分の合計値が目標値を満たすよう、レシピ抽出方法が設定されている。その場合、レシピ抽出部116は、当該栄養成分量の合計が目標値を満たすよう、複数回分のレシピを調整して抽出する。これにより、1回分の食事の当該栄養成分量が目標値を超えていたとしても、他の食事について、当該栄養成分量を減少させるよう、レシピが抽出される。
【0090】
なお、レシピ抽出部116は、1回分の食事につき複数単位のレシピを抽出した後、ユーザーの嗜好が記録された嗜好情報125を用いて、レシピをさらに絞り込んでもよい。嗜好情報125は、複数のレシピから詳細情報を表示するレシピとして選択されたレシピを教師データとして機械学習された情報である。レシピ抽出部116は、抽出した複数のレシピの中から、嗜好情報125を用いてさらにレシピを調整して抽出してもよい。
【0091】
また、レシピ抽出部116は、嗜好情報125を用いて、抽出したレシピを組み替えることにより、さらにレシピを調整して抽出してもよい。例えばレシピ抽出部116は、抽出したレシピに含まれるある食材を、嗜好情報125に含まれる、ユーザーの好みの食材に入れ替えてもよい。
【0092】
また、レシピ抽出部116は、1単位のレシピを構成する複数品目の料理を抽出するにあたり、レシピ別栄養成分量情報123に含まれる複数レコードのレシピを抽出してもよい。例えばレシピ抽出部116は、複数レコードに含まれる栄養成分量を各栄養成分毎に合計して得た値が目標値を満たすよう、レシピを抽出する。
【0093】
次に、レシピ抽出部116は、レシピ一覧を通知する(ステップS46)。具体的には、レシピ抽出部116は、ステップS45で抽出した1又は複数回分のレシピを、端末装置20に通知する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0094】
図19は、レシピスケジュール表示画面280の一例を示す図である。図18に示すスケジュール設定画面270において、スケジューリング実行指示受付ボタン275が選択されると、レシピ抽出装置10において図12に示すフローチャートの目標値設定処理が実行され、レシピ一覧が端末装置20に通知される。端末装置20の出力部240は、通知されたレシピ一覧を表示するレシピスケジュール表示画面280を表示する。
【0095】
レシピスケジュール表示画面280は、レシピスケジュール表示領域281と、変更受付ボタン282と、材料抽出ボタン283とを含む。レシピスケジュール表示領域281は、レシピ抽出装置10から通知された1又は複数回分のレシピを一覧にして表示する領域である。レシピスケジュール表示領域281には、スケジュール取得部115の取得した期間において、どのタイミングで摂取するレシピかを示す情報(「1日目 朝」など)が、レシピと併せて表示される。レシピスケジュール表示領域281に表示される各レシピは、選択可能である。なお、図19に示すレシピスケジュール表示領域281には、1回のタイミングにつき1回分の食事のレシピが表示されているが、レシピの表示数についてはこれに限られない。例えば、1回のタイミングにつき複数単位のレシピの候補が表示されてもよい。
【0096】
変更受付ボタン282は、レシピスケジュール表示領域281で選択されたレシピの変更を受け付けるボタンである。レシピスケジュール表示領域281でレシピが選択され、変更受付ボタン282が選択されると、変更受付画面2820に表示画面が遷移する。
【0097】
変更受付画面2820は、変更レシピ入力領域2821と、以降予定変更ボタン2822と、全体予定変更ボタン2823とを含む。変更レシピ入力領域2821は、変更後のレシピの入力を受け付ける領域である。なお、変更レシピ入力領域2821には、レシピ別栄養成分量情報123に含まれる複数のレシピが選択可能に表示されていてもよい。また、変更レシピ入力領域2821には、外食等により提供されるパターン化されたレシピが、選択可能に表示されていてもよい。
【0098】
以降予定変更ボタン2822は、変更後のレシピの後に摂取予定のレシピの変更指示を受け付けるボタンである。以降予定変更ボタン2822が選択されると、変更後のレシピの後に摂取する1又は複数のレシピの目標値が再設定される。その結果、レシピ抽出部116は、変更後のレシピの後に摂取予定の1又は複数のレシピを抽出する。
【0099】
全体予定変更ボタン2823は、スケジュール全体の変更を受け付けるボタンである。全体予定変更ボタン2823が選択されると、スケジュール取得部115の取得した期間において、変更後のレシピの摂取タイミング以外のタイミングで摂取されるレシピの目標値が再設定される。即ち、目標値設定部114は、レシピ抽出部116の抽出した複数のレシピのうち、レシピ取得部111が指定を受け付けたレシピを除いた1又は複数のレシピの目標値を各々設定する。その結果、レシピ抽出部116は、変更後のレシピの摂取タイミング以外で摂取予定の1又は複数のレシピを抽出する。
【0100】
材料抽出ボタン283は、レシピスケジュール表示領域281に表示された複数回分のレシピに用いられる材料の抽出指示を受け付けるボタンである。材料抽出ボタン283が選択されると、材料一覧画面に表示画面が遷移する。
【0101】
図20は、材料一覧画面2830の一例を示す図である。レシピスケジュール画面の材料抽出ボタン283が選択されると、レシピ抽出装置10のレシピ抽出部116は、抽出したレシピで用いられている食材と食材の量とを抽出し、端末装置20に送信する。端末装置20の出力部240は、レシピ抽出装置10から受信した材料を一覧にして材料一覧画面2830に表示する。
【0102】
<スケジュール変更処理>
図13は、スケジュール変更処理の一例を示すフローチャートである。例えば、変更受付画面2820の変更レシピ入力領域2821にレシピが入力され、以降予定変更ボタン2822又は全体予定変更ボタン2823が選択されると、本フローチャートの処理が開始される。
【0103】
まず、レシピ取得部111は、変更レシピ入力領域2821に入力されたレシピのレシピ名・食材・分量・単位を取得する(ステップS51)。
【0104】
ステップS52からステップS54で行われる処理は、図9のステップS12からステップS14で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
【0105】
次に、スケジュール取得部115は、レシピ抽出対象となる期間を特定する(ステップS55)。具体的には、スケジュール取得部115は、以降予定変更ボタン2822が選択された場合、変更後のレシピの摂取タイミングを始期とし、スケジュール設定画面270の終了日入力領域273に入力されたタイミングを終期とする期間を、レシピ抽出対象の期間として特定する。
【0106】
又は、スケジュール取得部115は、全体予定変更ボタン2823が選択された場合、図12のスケジュール設定処理において、ステップS43で取得した期間を、レシピ抽出対象の期間として特定する。
【0107】
次に、目標値設定部114は、目標値設定処理を実行する(ステップS56)。本処理は後に詳述する。目標値設定処理を実行した結果、ステップS55で特定した期間内に摂取が予定されている食事1単位毎に、各栄養成分量の目標値が設定されている。
【0108】
ステップS57及びステップS58で行われる処理は、図12に示すステップS45及びステップS46で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
【0109】
付言すれば、あるタイミングに摂取予定のレシピが選択され、以降予定変更ボタン2822が選択された場合、そのタイミングより後に摂取予定の1又は複数回分の食事の目標値が設定される。その結果、そのタイミングより後に摂取予定の1又は複数のレシピが再抽出され、入力された変更後のレシピと共にレシピスケジュール画面に表示される。
【0110】
例えば、複数回分の食事の栄養成分量の合計値が所定値以内となるよう目標値を設定する目標値設定ルールが定められているとする。目的取得部113が、該目標値設定ルールと目標値設定ルール情報において関連付けられている目的を取得した場合において、変更後のレシピについて、ある栄養成分量が多量であった場合、目標値設定部114は、変更後のレシピの摂取タイミングより後に摂取するレシピの該栄養成分量を減少させる。即ち、目標値設定部114は、期間内の栄養成分量の合計が目標値に近づくように、栄養成分量の過不足を調整する。これにより、例えばスケジュールを設定している期間中に、外食等により予定外の食事を摂取した場合等にも、目的に応じて、その食事より後のレシピの変更を行うことができる。
【0111】
また、あるタイミングに摂取予定のレシピが選択され、全体予定変更ボタン2823が選択された場合、そのタイミング以外のタイミングで摂取予定の1又は複数回分の食事の目標値が設定される。その結果、そのタイミング以外のタイミングに摂取予定の1又は複数のレシピが再抽出され、入力された変更後のレシピと共に、レシピスケジュール画面に表示される。
【0112】
これにより、スケジュールを設定している場合において、好みでないレシピが抽出されたり、ある特定のタイミングで摂取する食事が予め判明したりしている場合においても、目的に応じて全体のレシピの変更を行うことができる。
【0113】
<目標値設定処理>
図14は、目標値設定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば先述のタイミング(図12のステップS44、又は図13のステップS56)において実行される。
【0114】
まず、目標値設定部114は、取得した目的を参照する(ステップS61)。具体的には、目標値設定部114は、目的設定処理(図11のステップS31、又は図12のステップS42等)で設定された目的を参照する。なお、目的が設定されていない場合、目的取得部113は、目的の入力を促す画面を端末装置20に表示させてもよいし、予め定められた所定の目的に設定してもよい。
【0115】
次に、目標値設定部114は、スケジュール設定があるか否かを判定する(ステップS62)。具体的には、目標値設定部114は、図12に示すスケジュール設定処理が実行され、レシピを抽出する期間が設定されているか否かを判定する。
【0116】
目標値設定部114は、スケジュール設定処理がされていないと判定する場合(ステップS62で「NO」の場合)、目標値設定部114は、並存可能な目的が複数あるか否かを判定する(ステップS63)。例えば、記憶部120の図示しない記憶領域に、並存不可能な目的の組み合わせのパターンが記憶されている。目標値設定部114は、設定された目的が複数である場合、目的が当該パターンに該当するか否かを判定する。
【0117】
目標値設定部114が、並存可能な目的が複数ないと判定する場合(ステップS63で「NO」の場合)、即ち、目的が1つであるか、又は複数であっても並存が不可能である場合、目標値設定部114は、目的に応じた目標値設定ルールを抽出する(ステップS64)。具体的には、目標値設定部114は、目的が1つである場合、目標値設定ルール情報124を参照し、該目的と関連するルール124cを抽出する。並存しない目的が複数ある場合、目標値設定部114は、複数の目的の中から任意の目的を選択し、目標値設定ルール情報124において該目的と関連するルール124cを抽出する。
【0118】
次に、目標値設定部114は、目標値設定ルールを用いて、目標値を定める(ステップS65)。具体的には、目標値設定部114は、ステップS64で抽出したルール124cを用いて、目標値を定める。目標値設定部114は、定めた目標値を記憶部120に記憶させる。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0119】
なお、ステップS63において、目標値設定部114が、並存不可能な目的が複数あると判定する場合、目標値設定部114は、目標値を設定しなくてもよい。その場合、レシピ抽出装置10は、並存不可能な目的が複数選択されていることを示す情報を、端末装置20に送信する。端末装置20の出力部240は、並存不可能な目的が複数選択されているため、目的の再選択を促す情報を、表示画面に表示してもよい。
【0120】
また、目標値設定部114は、複数の目的の各々に応じた目標値設定ルール(即ち、ステップS64で抽出される複数の目標値設定ルール)のそれぞれを用いて複数の目標値を定め、期間内の各回の食事に該目標値を順次適用するものであってもよい。その場合、例えばAの目的に応じた目標値設定ルールにより定まる目標値aを1日目の3食に適用し、Bの目的に応じた目標値設定ルールにより定まる目標値bを2日目の3食に適用するなど、目的に応じて日毎に目標値を変更してもよい。
【0121】
また、目標値設定部114は、複数の目的の各々に応じた目標値設定ルールのそれぞれを用いて、1回分の食事につき複数パターンの目標値を設定してもよい。なお、1回分の食事につき複数パターンの目標値が設定される結果、レシピ抽出部は各パターンの目標値を満たすレシピを各々抽出する。
【0122】
目標値設定部114が、並存可能な目的が複数選択されていると判定する場合(ステップS63で「YES」の場合)、目標値設定部114は、複数の目的に応じた目標値設定ルールを抽出する(ステップS66)。具体的には、目標値設定部114は、ステップS61で取得した複数の目的を用いて目標値設定ルール情報124を参照し、各々の目的に関連するルール124cを抽出する。
【0123】
次に、目標値設定部114は、新たな目標値設定ルールを生成する(ステップS67)。具体的には、目標値設定部114は、ステップS66で参照する複数の目標値設定ルールを用いて、新たな目標値設定ルールを生成する。目標値設定ルールの生成方法は限定されない。例えば、目標値設定部114は、各々の目標値設定ルールに基づいて生成される目標値の中央値を新たな目標値とする目標値設定ルールを生成する。
【0124】
一例として、複数の目的の組み合わせのパターン毎に、予め新たな目標値設定ルールの生成方法が定められている。目標値設定部114は、ステップS61で参照した目的の組み合わせと関連付けられた生成方法を用いて、新たな目標値設定ルールを生成する。
【0125】
ステップS68で行われる処理は、ステップS65で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0126】
目標値設定部114が、スケジュール設定処理がされていると判定する場合(ステップS62で「YES」の場合)、目標値設定部114は、期間・目標パラメーターを参照する(ステップS69)。具体的には、目標値設定部114は、スケジュール設定処理の際に取得されたスケジュールの期間及び目標パラメーターを取得する。
【0127】
ステップS70、及びステップS71で行われる処理は、ステップS63、及びステップS64で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
【0128】
次に、目標値設定部114は、目標値設定ルール・目標パラメーターを用いて、各回の食事毎に目標値を定める(ステップS72)。具体的には、目標値設定部114は、ステップS71で抽出した目標値設定ルールと、ステップS69で参照した目標パラメーターとを用いて、ステップS69で参照する期間内に摂取する各回の食事について、目標値を定める。目標値設定部114は、定めた目標値を記憶部120に記憶させる。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0129】
ステップS70において、目標値設定部114が、並存可能な目的が複数あると判定する場合(ステップS63で「YES」の場合)に行われる、ステップS73及びステップS74の処理は、ステップS66及びステップS67の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0130】
なお、ステップS74において、目標値設定部114は、複数の目的に応じた目標値設定ルールを生成する。本ステップの処理は、スケジュール設定がなされており、かつ複数の並存可能な目的が存在する場合に実行される。その場合の目標値設定ルールは、複数の目的の各々に応じた目標値設定ルール(即ち、ステップS73で抽出される複数の目標値設定ルール)のそれぞれを用いて複数の目標値を定め、期間内の各回の食事に該目標値を順次適用するものであってもよい。その場合、例えばAの目的に応じた目標値設定ルールにより定まる目標値aを1日目の3食に適用し、Bの目的に応じた目標値設定ルールにより定まる目標値bを2日目の3食に適用するなど、目的に応じて日毎に目標値を変更してもよい。
【0131】
次に、目標値設定部114は、目標値設定ルール・目標パラメーターを用いて、各食毎に目標値を定める(ステップS75)。具体的には、目標値設定部114は、ステップS74で生成した目標値設定ルール、及びステップS69で参照した目標パラメーターを用いて、ステップS69で参照した期間内の各回の食事毎に、目標値を定める。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0132】
本実施形態によれば、目的に応じて目標値を設定することができる。本実施形態により設定された目標値を用いてレシピを抽出すれば、よりユーザーのニーズに柔軟に対応したレシピの抽出を行うことができる。
【0133】
<並存不可能な目的の判定方法>
上記の実施形態では、目標値設定処理において、目的が複数ある場合、目的が並存可能であるかを判定する(図14のステップS63及びステップS70)。この場合、記憶部120の図示しない記憶領域に、並存不可能な目的の組み合わせのパターンが記憶されているものとして説明した。しかしながら、目的取得部113は、複数の目的と関連する目標値設定ルールを参照して比較することにより、ステップS63やステップS70の処理の都度、目的が並存可能であるか否かを判定してもよい。例えば、目的取得部113は、同じ栄養成分について、一方の目標値設定ルールでは栄養成分量を増加させ、他方の目標値設定ルールでは栄養成分量を減少させるなど、矛盾する目標値設定ルールが設定されている場合に、複数の目的が並存不可能であると判定する。
【0134】
また、目的取得部113が、いわゆる機械学習を行うことにより、複数の目的が並存可能であるか否かの判定を行ってもよい。その場合、例えば目的取得部113は、過去に取得した複数の目的の組み合わせと、該組み合わせに応じて抽出されたレシピの数とを教師データとして機械学習された予測データを生成する。目的取得部113は、ステップS61で取得した複数の目的の組み合わせと予測データとを用いて、該組み合わせから抽出されると予測されるレシピの数を特定する。目的取得部113は、特定したレシピの数が所定数以下である場合に、複数の目的が並存不可能であると判定する。
【0135】
本実施形態によれば、複数の目的が並存可能か否かを人間が判断する場合に比べ、より実情に応じた客観的な判定を行うことが可能となる。
【0136】
<当日レシピ表示処理>
図15は、当日レシピ表示処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えばレシピ抽出装置10が、端末装置20の要求に応じてレシピ抽出ソフトウェアのユーザーの認証を行った後、該端末装置20から当日レシピ表示画面の要求を受信した場合に実行される。
【0137】
まず、レシピ抽出部116は、スケジュール設定があるか否かを判定する(ステップS81)。具体的には、レシピ抽出部116は、図12に示すスケジュール設定処理が実行され、レシピを抽出する期間が設定されているか否かを判定する。
【0138】
ステップS81において、レシピ抽出部116が、スケジュール設定処理がされていると判定する場合(ステップS81で「YES」の場合)、レシピ抽出部116は、スケジューリング時に設定したレシピのうち、当日のレシピを通知する(ステップS82)。具体的には、レシピ抽出部116は、スケジュール設定処理又はスケジュール変更処理で端末装置20に送信したレシピ一覧を参照する。レシピ抽出部116は、当日レシピ表示画面の要求を受信した日に摂取予定のレシピを、レシピ一覧の中から抽出し、当日のレシピとして端末装置20に通知する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0139】
図21は、当日レシピ表示画面290の一例を示す図である。メニュー画面200において、当日レシピ表示ボタン204が選択されると、当日レシピ表示画面290の要求を受け付けたものとして、表示画面が当日レシピ表示画面290に遷移する。
【0140】
当日レシピ表示画面290は、当日レシピ表示領域291と、詳細表示ボタン292とを含む。当日レシピ表示領域291は、レシピ抽出部116により抽出された、当日レシピ表示画面290の要求を受け付けた日に摂取予定の1又は複数のレシピが選択可能に表示される領域である。詳細表示ボタン292は、当日レシピ表示領域291で選択されたレシピの詳細の表示要求を受け付けるボタンである。
【0141】
詳細表示ボタン292が選択されると、当日レシピ表示領域291で選択されたレシピの詳細を示す画面に表示画面が遷移する。また、詳細表示ボタン292が選択されると、当日レシピ表示領域291で選択されたレシピを用いて、制御部110が嗜好情報125を生成する。
【0142】
ユーザーが詳細を参照するレシピは、当日に摂取される蓋然性が高いレシピとして取り扱われる。即ち、詳細を表示するレシピを用いて嗜好情報125を生成することにより、ユーザーの好みに合うレシピを抽出するために役立てることができる。なお、当日レシピ表示画面290又はレシピの詳細を示す画面において、レシピを確定する入力操作を受け付けてもよい。その場合、制御部110は、確定したレシピを用いて嗜好情報125を生成してもよい。
【0143】
説明を図15に戻す。レシピ抽出部116が、スケジュール設定処理がされていないと判定する場合(ステップS81で「NO」の場合)、レシピ抽出部116は、目的設定があるか否かを判定する(ステップS83)。具体的には、レシピ抽出部116は、記憶部120を参照し、レシピ抽出ソフトウェアにログインしたユーザーの識別情報に、目的を示す情報が関連付けられているか否かを判定する。
【0144】
レシピ抽出部116が、目的設定がないと判定する場合(ステップS83で「NO」の場合)、レシピ抽出部116は、成分指定有無を問い合わせる(ステップS84)。具体的には、レシピ抽出部116は、端末装置20に対し、成分指定の有無を問い合わせる情報を送信する。なお、端末装置20は、その後成分指定を受け付けるための成分指定画面を表示する。
【0145】
図22は、成分指定画面2920の一例を示す図である。成分指定画面2920は、1又は複数の栄養成分に対し、摂取希望の分量の指示を受け付ける画面である。なお、図22に示すように、成分指定画面2920には、参考表示として、栄養成分に対する摂取量の標準値が表示されていてもよい。標準値は、例えば先述の食事摂取基準に示される値である。
【0146】
なお、成分指定画面2920において成分指定が入力されると、指定された栄養成分量を目標値として、レシピが抽出される。抽出されたレシピは、レシピ表示画面に表示される。
【0147】
説明を図15に戻す。次に、レシピ抽出部116は、成分指定があるか否かを判定する(ステップS85)。具体的には、レシピ抽出部116は、成分指定画面2920に成分指定が入力された場合に、成分指定があると判定する。レシピ抽出部116は、成分指定画面2920に一定期間が入力されない場合、又は図示しないキャンセルボタンが選択された場合に、成分指定がないと判定する。
【0148】
レシピ抽出部116が、成分指定がないと判定する場合(ステップS85で「NO」の場合)、レシピ抽出部116は、任意のレシピを抽出する(ステップS86)。なお、レシピ抽出部116は、予め設定された標準パターンの目標値を用いてレシピを抽出してもよい。
【0149】
ステップS87で行われる処理は、図12のステップS46で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0150】
レシピ抽出部116が、成分指定があると判定する場合(ステップS85で「YES」の場合)、目標値設定部114は、成分指定画面2920に対して指定された栄養成分量を、目標値に定める(ステップS88)。
【0151】
ステップS89及びステップS90で行われる処理は、図12のステップS45及びステップS46で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0152】
レシピ抽出部116が、目的設定があると判定する場合(ステップS83で「YES」の場合)、目標値設定部114は、図14に示す目標値設定処理を実行する(ステップS91)。その後、ステップS92及びステップS93で行われる処理は、図12のステップS45及びステップS46で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0153】
なお、本実施形態において、当日レシピ表示画面290の詳細表示ボタンが選択されると、制御部110が嗜好情報125を生成した。しかしながら、嗜好情報125の生成方法についてはこれに限られない。例えば、図示しない嗜好情報入力画面に対し、ユーザーの好みの味付けや好みの食材、好みの調理法、好みの品目の組み合わせ等の嗜好に関する情報の入力を受け付け、制御部110が嗜好情報125を生成してもよい。その際、制御部110は、流行している品目のレシピや流行している組み合わせ等を機械学習により用いてもよい。
【0154】
また、制御部110は、嗜好情報125の他、ユーザーが好まないレシピに関する忌避情報を収集してもよい。制御部110は、例えば図示しない忌避情報入力画面に対し、ユーザーが好まない食材や調味料、調理法等の忌避する料理に関する情報の入力を受け付けることにより、忌避情報を生成してもよい。レシピ抽出部116は、忌避情報に含まれる食材や調味料が、抽出したレシピに含まれる場合、当該食材や調味料を含まないようレシピを構成する。例えば、レシピ抽出部116は、該当する食材を削除してもよいし、嗜好情報125に含まれる食材に入れ替えてもよい。
【0155】
本実施形態によれば、ウェブサイト上の多種のレシピを蓄積できるほか、ユーザーの入力操作に応じたレシピを蓄積することができる。また、栄養成分量を用いてレシピを抽出するため、レシピがユーザーの目的に適うか否かが客観的に判定される。即ち、蓄積されたレシピの中から、ユーザーの目的に応じたレシピを効率的に抽出することができる。
【0156】
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0157】
また、上記のレシピ抽出装置10、及び端末装置20の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。レシピ抽出装置10、及び端末装置20の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【符号の説明】
【0158】
1:レシピ抽出システム、10:レシピ抽出装置、11:演算装置、12:メモリ、13:外部記憶装置、14:入力装置、15:出力装置、16:通信装置、17:記憶媒体駆動装置、18:メディア、20:端末装置、110・210:制御部、111:レシピ取得部、112:栄養成分量設定部、113:目的取得部、114:目標値設定部、115:スケジュール取得部、116:レシピ抽出部、120:記憶部、121:食材重量変換情報、122:食材成分量情報、123:レシピ別栄養成分量情報、124:目標値設定ルール情報、125:嗜好情報、130・220:通信部、200:メニュー画面、201:レシピ登録ボタン、202:目的設定ボタン、203:スケジュール設定ボタン、204:当日レシピ表示ボタン、230:入力部、240:出力部、250:レシピ登録画面、251:詳細設定画面、260:目的設定画面、261:目的選択領域、262:基本事項入力領域、270:スケジュール設定画面、271:目的表示領域、272:開始日入力領域、273:終了日入力領域、274:目標パラメーター入力領域、275:スケジューリング実行指示受付ボタン、280:レシピスケジュール表示画面、281:レシピスケジュール表示領域、282:変更受付ボタン、283:材料抽出ボタン、290:当日レシピ表示画面、291:当日レシピ表示領域、292:詳細表示ボタン、2820:変更受付画面、2821:変更レシピ入力領域、2822:以降予定変更ボタン、2823:全体予定変更ボタン、2830:材料一覧画面、2920:成分指定画面、n:ネットワーク
図1
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