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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-05
(45)【発行日】2023-10-16
(54)【発明の名称】鉄道車両用制輪子
(51)【国際特許分類】
   F16D 65/06 20060101AFI20231006BHJP
   B61H 1/00 20060101ALI20231006BHJP
   B61H 13/34 20060101ALI20231006BHJP
【FI】
F16D65/06 J
B61H1/00
B61H13/34
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020191914
(22)【出願日】2020-11-18
(65)【公開番号】P2022080703
(43)【公開日】2022-05-30
【審査請求日】2023-01-10
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)東日本の鉄道会社A社向け:「鉄道車両用制輪子」製品の正面写真 (2)西日本の鉄道会社B社向け:「鉄道車両用制輪子」製品の正面写真 (3)西日本の鉄道会社C社向け:「鉄道車両用制輪子」製品の正面写真
(73)【特許権者】
【識別番号】000189453
【氏名又は名称】上田ブレーキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000040
【氏名又は名称】弁理士法人池内アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】上田 博之
(72)【発明者】
【氏名】小河 清浩
【審査官】大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】特開昭55-163338(JP,A)
【文献】特許第6214517(JP,B2)
【文献】特開2018-204626(JP,A)
【文献】特開2015-010635(JP,A)
【文献】特表2001-521609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16D 65/06
B61H 1/00
B61H 13/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道車両の車輪踏面に摺接して車輪にブレーキをかけるための制輪子であって、
前記制輪子の中央部の幅方向には溝部が形成され、前記溝部は幅方向に沿った対立面と、前記車輪の非フランジ側に開く傾斜面を備え、
前記制輪子の両端部は傾斜面で形成され、前記傾斜面は前記車輪のフランジ側が長く非フランジ側が短かく、かつ背面側が高く車輪摺接面側が低い傾斜であり、
前記傾斜面の前記フランジ側の角部は円弧状に形成されていることを特徴とする鉄道車両用制輪子。
【請求項2】
前記溝部は、車輪摺接面側から見た対立面の長さL1が前記車輪の非フランジ側に開く傾斜面の長さL2に比べて長い請求項1に記載の鉄道車両用制輪子。
【請求項3】
前記制輪子は台金に保持されており、前記台金及び前記台金に接する一部の制輪子は矩形である請求項1又は2に記載の鉄道車両用制輪子。
【請求項4】
前記両端部の傾斜面は、前記制輪子を保持する台金を含めて形成されている請求項1又は2に記載の鉄道車両用制輪子。
【請求項5】
前記制輪子の車輪摺接面の各辺は円弧状に形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の鉄道車両用制輪子。
【請求項6】
前記車輪摺接面は、前記溝部の中心線を中心とする対称の関係にある請求項1~5のいずれか1項に記載の鉄道車両用制輪子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は鉄道車両用制輪子に関する。とくに排水性や排雪性の高い鉄道車両用制輪子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、鉄道車両用摩擦ブレーキの機構には、踏面方式とディスク方式があり、在来線には踏面方式が多く採用されている。前記踏面方式は、鉄道車輪の車輪踏面に制輪子の摩擦面を押付けることで、ブレーキ力を発生させるものである。前記制輪子には、鋳鉄制輪子や焼結制輪子等の金属素材からなる摺動材で構成されるものがあるが、鋳鉄制輪子では制輪子寿命が短く取り換え頻度が多いことや、焼結制輪子では高価になる等、デメリットが存する事等があることから、比較的長寿命で安価な材質である合成樹脂を結合材とし、これに炭素粉、鉄粉等の摩擦調整材を混合して成形した摩擦体を有する合成制輪子が用いられている。
特許文献1には、金属ブロック挿入型合成制輪子が記載されている。特許文献2~3には中央の幅方向に溝部を有する制輪子が提案されている。本出願人は特許文献4~5において、両端部を車両の進行方向又は逆行方向と直交する面と傾斜面を有する制輪子を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2000-230589号公報
【文献】特許第2835151号公報
【文献】特許第3185139号公報
【文献】特許第6214517号公報
【文献】特開2018-204626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の特許文献1~3の鉄道車両用制輪子は、幅方向(車両の進行方向と直交する方向)は面一であり、水、雪、グリス等の付着物は制輪子と車両踏面との間に入りやすいという問題があった。水、雪、グリス等の付着物は制輪子と車両踏面との間に入ってしまうと、ブレーキ性能は低下する。また、制輪子の前面を傾斜面にすることも考えられるが、前面全部を傾斜面にすると先端部分の強度は低下し、耐久性の問題が発生する。また、特許文献4~5の制輪子は、排水、排雪の効果は高いものの、さらに高い排水、排雪性能が求められている。
【0005】
本発明は前記従来の問題を解決するため、水、雪、グリス等の付着物は排除しやすく、制輪子と車両踏面との間に入りにくく、耐久性も高い鉄道車両用制輪子を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の鉄道車両用制輪子は、鉄道車両の車輪踏面に摺接して車輪にブレーキをかけるための制輪子であって、前記制輪子の中央部の幅方向には溝部が形成され、前記溝部は幅方向に沿った対立面と、前記車輪の非フランジ側に開く傾斜面を備え、前記制輪子の両端部は傾斜面で形成され、前記傾斜面は前記車輪のフランジ側が長く非フランジ側が短かく、かつ背面側が高く車輪摺接面面側が低い傾斜であり、前記傾斜面の前記フランジ側の角部は円弧状に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の鉄道車両用制輪子は、中央部の幅方向には溝部が形成され、溝部は幅方向に沿った対立面と、車輪の非フランジ側に開く傾斜面を備え、両端部は傾斜面で形成され、前記傾斜面は車輪のフランジ側が長く非フランジ側が短かく、かつ背面側が高く車輪摺接面側が低い傾斜であり、前記傾斜面の前記フランジ側の角部は円弧状に形成されていることにより、水、雪、グリス等の付着物は排除しやすく、制輪子と車両踏面との間に入りにくく、耐久性も高い鉄道車両用制輪子を提供できる。すなわち、制輪子の両端部は車輪のフランジ側が長く非フランジ側が短かく、かつ車輪摺接面側に向いた一方向傾斜面となっているため、この傾斜面に当たる水、雪、グリス等の付着物は傾斜面に沿って排除しやすい。また、排除した前記付着物が再度制輪子に当たっても、溝部の傾斜面により排除しやすい。さらに、前記傾斜面の車輪のフランジ側の角部は円弧状に形成されていることにより、ブレーキ時の衝撃によっても破損しにくい。この結果、車輪と制輪子との摩擦係数を高く維持でき、雨天や降雪時のブレーキ性能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は本発明の一実施形態における制輪子の車輪摺接面から見た斜視図である。
図2図2は同制輪子の側面の非フランジ面側から見た側面図である。
図3図3は同制輪子の車輪摺接面から見た平面図である。
図4図4は同制輪子の雨天時における水の排除方向を示す説明図である。
図5図5は同降雪時の雪が排除される状態を示す説明図である。
図6図6は本発明の別の実施形態における制輪子の車輪摺接面から見た斜視図である。
図7図7は本発明のさらに別の実施形態における制輪子の車輪摺接面から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の制輪子は、鉄道車両の車輪踏面に摺接して車輪にブレーキをかけるための制輪子である。この制輪子の材料には特に限定はなく、任意のものを使用できる。例えば、フェノール樹脂などの合成樹脂を結合材とし、これに炭素粉、鉄粉等の摩擦調整材を混合して成形した摩擦体を有する合成制輪子が好ましい。さらに金属ブロックやセラミックスブロックを挿入させたハイブリッド型制輪子であっても良い。
【0010】
本発明の制輪子の両端部は傾斜面で形成されている。この傾斜面は一方向傾斜面であり、車輪のフランジ側が長く非フランジ側が短かく、かつ背面側が高く車輪摺接面側が低い傾斜である。これにより、水、雪、グリス等の付着物は排除しやすく、制輪子と車両踏面との間に入りにくく、強度も確保できる。さらに、傾斜面の前記フランジ側の角(かど)部は円弧状に形成されている。これにより、ブレーキ時の衝撃によっても破損しにくい構造となる。
【0011】
前記傾斜面から排除された水等は制輪子の非フランジ側の側面を伝わって溝内に入ることもあるので、溝部の両面も直交面と非フランジ側に傾斜面を形成している。これにより、排除した水、雪、グリス等の付着物が再度制輪子に当たっても、溝部の傾斜面により排除しやすい。
【0012】
制輪子の中央部の幅方向に溝部が形成されている。溝部があると応力集中を防ぐことができ、たわみを持たせて破損を防止できる。
【0013】
溝部は、車輪摺接面側から見た対立面の長さL1が車輪の非フランジ側に開く傾斜面の長さL2に比べて長くすることが好ましい。より好ましくは、L1はL2の1.5倍以上であり、さらに好ましくは、L1はL2の2倍以上である。これにより、車輪摺接面の面積を広くすることができ、ブレーキ効率を高く保てる。
【0014】
制輪子は台金(背面板)に保持されており、台金及び台金に接する一部の制輪子は矩形とするのが好ましい。台金に接する一部の制輪子の厚さ(傾斜面の背面に残す制輪子の好ましい厚さ)は15~30mmが好ましい。
【0015】
制輪子の両端部の傾斜面は、制輪子を保持する台金(背面板)を含めて同一の傾斜面とすることもできる。
【0016】
制輪子の車輪摺接面の各辺は円弧状、すなわち丸みを付けて形成してもよい。これにより、ブレーキ時の衝撃によっても破損しにくい構造となる。
【0017】
制輪子の車輪摺接面は、溝部の中心線を中心とする対称の関係にあることが好ましい。鉄道車両は双方向に走行するので、対称であればどちらの方向に走行しても同様な作用効果が得られる。
【0018】
制輪子本体の少なくとも両端部には、撥水・撥油塗料がコーティングされていてもよい。制輪子本体の側部、両端部及び溝部の両側部には撥水・撥油塗料がコーティングされていてもよい。これにより、さらに塵埃は溜まりにくく、溜まっても除去が容易となる。撥水・撥油塗料としては、例えば市販のフッ素系塗料を使用できる。
【0019】
以下図面を用いて説明する。以下の図面において、同一符号は同一部品又は同一物を示す。図1は本発明の一実施例における制輪子10の車輪摺接面2a,2bから見た斜視図である。制輪子10は制輪子本体1と台金8と取付板9で構成されている。制輪子本体1は、両端は傾斜面3a,3bで形成されており、車輪のフランジ側の角部は円弧状に形成されている。4a,4bは円弧状角部である。円弧状角部4a,4bの半径(R)は5~30mmが好ましく、さらに好ましくは10~25mmである。この例では15mmとした。
溝部5には対立面6a,6bと、傾斜面7a,7bがある。対立面6a,6b車輪摺接面2a,2bに向かって開いているのが好ましい。
車両進行方向を左向きとした場合の運転時を例にとると、水、雪、グリス等の物質は、まず傾斜面3aで受け、次いで非フランジ側(上側)に排除され、そのまま脱落してしまうものもあるが、一部は制輪子10の非フランジ側側面を伝わって溝部5に入るので、これは傾斜面7bから排除される。逆行方向の場合は逆の傾斜面が同じ作用を発揮する。制輪子10の全体の大きさは、直線長さで300~370mmが好ましく、より好ましくは310~360mmであり、幅は70~90 mmが好ましく、より好ましくは75~85mmである。制輪子本体1の厚さは45~65mmが好ましく、より好ましくは50~60mmである。
【0020】
図2は同制輪子10の側面の非フランジ面側から見た側面図、図3は同制輪子10の車輪摺接面から見た平面図である。図3から明らかなとおり、車輪摺接面2a,2bは変形した5角形状をしている。溝部の車輪摺接面側から見た対立面の長さL1は、車輪の非フランジ側に開く傾斜面の長さL2に比べて長い。L1は30~50mmが好ましく、L2はLIより短い。この例においては、L1はL2に比べて約2倍である。これにより、車輪摺接面の面積を広くすることができ、ブレーキ効率を高く保てる。また、溝部5の対立面の好ましい幅は18~30mmである。図2の11a,11bは受金である。図3の14は中央線である。
【0021】
ここで傾斜面の傾斜角について説明する。図1に示す傾斜角(θ1)は、制輪子本体1の背面側が高く車輪摺接面側が低い傾斜角のことである。台金8からの垂線を、制輪子本体1の傾斜面3aと車輪摺接面2aとの接点まで引き、この線と、傾斜面3aと車輪の非フランジ側面が接する線との傾斜角(θ1)は5~45°が好ましく、さらに好ましくは15~35°である。この例では32.5°とした。
次に、図3に示す傾斜角(θ2)は、車輪のフランジ側が長く非フランジ側が短かく、かつ背面側が高く車輪摺接面側が低い傾斜角のことである。制輪子本体1の左側端部の線と、傾斜面3aの線との傾斜角(θ2)は5~35°が好ましく、さらに好ましくは15~ 25°である。この例では19°とした。
溝部5の傾斜面7a,7bの傾斜角(θ3)は45~88°が好まし、さらに好ましくは48~85°である。この例では82.6°とした。
【0022】
図4は同制輪子の雨天時における水の排除方向を示す説明図である。まず、水12aは傾斜面3aにあたり、そのまま外側に排除され(水12b)、非フランジ側側面を伝わって流れて溝部5に入り(水12c)、傾斜面7bから排除され(水12d)、再度非フランジ側側面を伝わって流れ落ちる(水12e)。
【0023】
図5は同制輪子の降雪時の雪15が排除される状態を示す説明図である。降雪時に雪15が付着しても、水と同様に傾斜面3aから排除する。雪と水が混ざったシャーベット状の雪も同様に排除できる。これはグリスでも同様である。通常の鉄道車両はグリス等を車輪に供給しながら運転走行している。これはレールと車輪の異音や摩擦量を減少するためである。したがって、車輪踏面にはグリス等が付着しやすい。本実施例の制輪子は、グリス等が車輪踏面に付着しても図4~5に示すように傾斜面3aから排除する。13aは車輪の踏面、13bは車輪のフランジである。
【0024】
図6は本発明の別の実施形態における制輪子の車輪摺接面から見た斜視図である。この例においては、台金8の角部を丸め部16a,16bに形成している。
図7は本発明のさらに別の実施例における制輪子の車輪摺接面から見た斜視図である。この例においては、台金8と制輪子本体1の背面側を背面カット部17a,17bに形成している。
【実施例
【0025】
以下実施例を用いて本発明を説明する。本発明は以下の実施例に限定して解釈されるものではない。
【0026】
(実施例1)
図1~3に示す制輪子を製作した。全体の大きさは、側面から見た直線長さ320mm,幅79mm、制輪子本体の厚さ60mmである。材料は従来品と同じフェノール樹脂などの合成樹脂を結合材とし、これに炭素粉、鉄粉等の摩擦調整材を混合して成形した。
【0027】
(比較例1)
現在使われている一般的形状の合成制輪子(図1~3における傾斜部はなく直交面のみのもの、車輪摺接面の溝部の間隔は45mm)を使用し、それ以外は実施例1と同様に実験した。
【0028】
評価1:摩耗量と寿命
在来線の鉄道車両、慣性モーメントI=1200kg・m、等価慣性質量約51.7ton相当で通常運転し、摩耗量と寿命を測定した。その結果、実施例1及び比較例1の制輪子の摩耗量は平均約3.3mm、寿命約9.3か月であり、差異は認められなかった。このことから、実施例1の制輪子は、基本的問題はないことが確認できた。
【0029】
評価2:乾燥条件定速試験、散水条件定速試験、降雪模擬散水試験を行った。各試験条件は表1~2に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
以上の条件における乾燥試験の結果を表3に、散水試験の結果を表4に、降雪模擬散水試験の結果を表5に示す。各データは平均値を示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
表3~5から明らかなとおり、実施例1の制輪子と現行品の比較例1とを比較すると、次のことが分かった。
(1)乾燥条件では現行品と同等の摩擦性能であった。
(2)散水試験(200ml/min)では、実施例1の制輪子は現行品に比べてやや高い摩擦性能であった。
(3)降雪試験(200ml/min)では、実施例1の制輪子は現行品に比べて排水効果が顕著であった。
(4)降雪試験(500 ml/min、1000ml/min)では、実施例1の制輪子は現行品に比べてやや高い摩擦性能であった。
【0037】
次に、実施例1の制輪子と、特許文献4に記載の制輪子とを、屋外の自然状態の降雪時の状態で目視観察により評価した。その結果、実施例1の制輪子にはほとんど雪は付着しなかった。これに対して、特許文献4に記載の制輪子は、端部の平坦部分に雪の付着が若干認められ、実施例1の制輪子には優位性があった。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の鉄道車両用制輪子は、雨水及び降雪に強いことから、高速鉄道や通常の鉄道車両に好適なほか、地上を走行することが予定されている地下鉄車両や路面電車車両などにも好適である。
【符号の説明】
【0039】
1 制輪子本体
2a,2b 車輪摺接面
3a,3b,7a,7b 傾斜面
4a,4b 傾斜面の角部
5 溝部
8 台金
9 取付板
10 制輪子
11a,11b 受金
12a~12e 水の流れ方向
13a 車輪の踏面
13b 車輪のフランジ
14 中央線
15 雪
16a,16b 丸め部
17a,17b 背面カット部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7