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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-05
(45)【発行日】2023-10-16
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20231006BHJP
   F21V 8/00 20060101ALI20231006BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20231006BHJP
   F21V 7/06 20060101ALI20231006BHJP
   F21V 9/30 20180101ALI20231006BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20231006BHJP
   F21V 29/74 20150101ALI20231006BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20231006BHJP
【FI】
F21S2/00 350
F21V8/00 200
F21V23/00 113
F21V23/00 140
F21V7/06 100
F21V9/30
F21V29/503
F21V29/74
F21Y115:10
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019233280
(22)【出願日】2019-12-24
(65)【公開番号】P2021103610
(43)【公開日】2021-07-15
【審査請求日】2022-05-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100139491
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 隆慶
(74)【代理人】
【識別番号】100195534
【弁理士】
【氏名又は名称】内海 一成
(72)【発明者】
【氏名】三宅 徹
(72)【発明者】
【氏名】加藤 秀崇
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-178974(JP,A)
【文献】特開2013-168585(JP,A)
【文献】特開2016-085991(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0236586(US,A1)
【文献】特開2009-099470(JP,A)
【文献】特開2018-120749(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 8/00
F21V 23/00
F21V 7/06
F21V 9/30
F21V 29/503
F21V 29/74
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明光を射出する少なくとも2つの発光装置と、前記照明光を伝搬するとともに第1端及び第2端を有する第1ファイバと、制御装置とを備え、
前記各発光装置は、所定のピーク波長を有する励起光を射出する発光素子と、前記励起光の少なくとも一部を、前記所定のピーク波長と異なるピーク波長を有する変換光に変換する波長変換部材と、前記変換光の少なくとも一部の進行方向を前記第1ファイバの前記第1端に向けるリフレクタとを有し、
前記リフレクタは、前記変換光の少なくとも一部を、前記第1ファイバの前記第1端に向けて反射する反射面を有し、
前記第1ファイバの前記第1端に入射した前記変換光は、前記照明光として前記第1端から前記第2端まで伝搬し、前記第2端から射出され、
前記制御装置は、前記第1ファイバの前記第2端から射出された前記照明光の所定の波長における強度の情報を取得するインタフェースと、前記情報に基づいて前記発光素子を制御するプロセッサとを有する、
照明装置。
【請求項2】
前記少なくとも2つの発光装置は、前記発光素子としての第1発光素子と前記波長変換部材としての第1波長変換部材とを有する第1発光装置、及び、前記発光素子としての第2発光素子と、前記波長変換部材としての第2波長変換部材とを有する第2発光装置を含み、
前記第1発光素子は、前記励起光としての第1励起光を射出し、
前記第2発光素子は、前記励起光としての第2励起光を射出し、
前記第1波長変換部材は、前記第1励起光を前記変換光としての第1変換光に変換し、
前記第2波長変換部材は、前記第2励起光を前記変換光としての第2変換光に変換し、
前記制御装置は、前記照明光の第1波長における強度の情報及び前記照明光の第2波長における強度の情報のうち少なくとも一方の情報に基づき、取得した情報に基づく前記第1発光素子及び/又は前記第2発光素子を制御する、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記各発光装置において、前記発光素子は、前記波長変換部材と前記リフレクタの端部とを結ぶ線の延長線よりも前記リフレクタの軸に近い側に位置する、請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記反射面は、回転放物面の少なくとも一部を含み、
前記波長変換部材の少なくとも一部は、前記回転放物面の焦点に位置する、請求項1から3までのいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記発光素子は、前記リフレクタの前記第1ファイバに近い側の端部と前記第1ファイバの前記第1端とを結ぶ仮想線から外れて位置する、請求項1から4までのいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記リフレクタは、前記励起光が通過する孔を有し、
前記発光素子の少なくとも一部は、前記波長変換部材の少なくとも一部と前記孔の少なくとも一部とを結ぶ仮想線の上に位置する、請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項7】
前記発光素子は、前記反射面よりも外側に位置する、請求項6に記載の照明装置。
【請求項8】
前記発光装置は、前記励起光が伝搬する第2ファイバを有し、
前記第2ファイバの先端は、前記孔の中に位置する、請求項6に記載の照明装置。
【請求項9】
前記リフレクタは、前記反射面の反対側の面から突出するフィンを有する、請求項から8までのいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項10】
前記各発光装置は、前記変換光を前記第1ファイバの前記第1端に収束させるレンズを更に有する、請求項1から9までのいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1ファイバの前記第2端から射出された前記照明光の所定の波長における強度の情報を検出する検出装置を更に備える、請求項1から10までのいずれか一項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザ光による励起によって白色光を発する蛍光体を有する発光素子部と、発光素子部からの白色光が入射するライトガイドとを備える装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-95911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
射出する光のスペクトルを所定のスペクトルに制御することが求められる。
【0005】
本開示の目的は、射出する光のスペクトルを所定のスペクトルに制御し得る照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る照明装置は、照明光を射出する少なくとも2つの発光装置と、第1ファイバと、制御装置とを備える。前記第1ファイバは、前記照明光を伝搬するとともに第1端及び第2端を有する。前記各発光装置は、発光素子と、波長変換部材と、光学部材とを有する。前記発光素子は、所定のピーク波長を有する励起光を射出する。前記波長変換部材は、前記励起光の少なくとも一部を、前記所定のピーク波長と異なるピーク波長を有する変換光に変換する。前記光学部材は、前記変換光の少なくとも一部の進行方向を前記第1ファイバの前記第1端に向ける。前記第1ファイバの前記第1端に入射した前記変換光は、前記照明光として前記第1端から前記第2端まで伝搬し、前記第2端から射出される。前記制御装置は、インタフェースとプロセッサとを有する。前記インタフェースは、前記第1ファイバの前記第2端から射出された前記照明光の所定の波長における強度の情報を取得する。前記プロセッサは、前記情報に基づいて前記発光素子を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態に係る照明装置によれば、射出する光のスペクトルが所定のスペクトルに制御され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係る照明装置の構成例を示す模式図である。
図2】一実施形態に係る照明装置の構成例を示すブロック図である。
図3】発光装置の構成例を示す図である。
図4】波長変換部材の構成例を示す断面図である。
図5】照明装置を壁面及び天井面に設置する構成例を示す図である。
図6】発光素子が光学部材の孔に位置する発光装置の構成例を示す図である。
図7】励起光を伝搬するファイバが光学部材の孔に挿入されている発光装置の構成例を示す図である。
図8】発光装置の他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(照明装置1の概要)
図1及び図2に示されるように、一実施形態に係る照明装置1は、発光装置10と、第1ファイバ40と、制御装置50とを備える。照明装置1は、少なくとも2つの発光装置10を備える。本実施形態において、発光装置10は、第1発光装置11と、第2発光装置12とを含むとする。発光装置10は、発光素子20と、波長変換部材30とを備える。
【0010】
照明装置1が照明光45を射出する動作が図2のブロック図を参照して説明される。発光装置10において、発光素子20は、励起光25を波長変換部材30に向けて射出する。波長変換部材30は、励起光25を変換光75に変換する。このようにすることで、発光装置10は、変換光75を射出する。各発光装置10から射出される変換光75は、第1ファイバ40に入射する。第1ファイバ40に入射した変換光75は、合成された照明光45として射出される。このようにすることで、照明装置1は、照明光45を射出できる。照明装置1は、照明光45で照明対象80を照らすことができる。
【0011】
照明装置1は、検出装置60を更に備えてよい。照明光45の一部は、検出装置60に入射する。検出装置60は、後述するように、照明光45の所定の波長の強度を検出する。検出装置60は、照明光45の所定の波長の強度の情報、つまり検出結果を、照明光45のスペクトル情報として出力する。制御装置50は、検出装置60から照明光45のスペクトル情報を取得する。制御装置50は、照明光45のスペクトル情報に基づいて発光素子20を制御し、励起光25の強度を変更する。励起光25の強度が変更されることによって、変換光75の強度が変更される。変換光75の強度が変更されることによって、変換光75が合成された照明光45のスペクトルが変更される。つまり、制御装置50は、照明光45のスペクトル情報をフィードバックして照明光45のスペクトルを制御できる。
【0012】
第1発光装置11は、励起光25を、第1ピーク波長を有する変換光75に変換して第1ファイバ40に向けて射出する。第1ピーク波長を有する変換光75は、第1変換光とも称される。第1発光装置11が備える発光素子20は、第1発光素子とも称される。第1発光素子が射出する励起光25は、第1励起光とも称される。第1発光装置11が備える波長変換部材30は、第1波長変換部材とも称される。
【0013】
第2発光装置12は、励起光25を、第2ピーク波長を有する変換光75に変換して第1ファイバ40に向けて射出する。第2ピーク波長を有する変換光75は、第2変換光とも称される。第2発光装置12が備える発光素子20は、第2発光素子とも称される。第2発光素子が射出する励起光25は、第2励起光とも称される。第2発光装置12が備える波長変換部材30は、第2波長変換部材とも称される。
【0014】
励起光25の一部は、波長変換部材30において変換されず励起光25のままで第1ファイバ40に向けて射出されることがある。波長変換部材30で変換されずそのまま第1ファイバ40に向けて射出される励起光25は、未変換光とも称される。
【0015】
照明光45は、第1変換光と第2変換光と未変換光とを含む。照明光45のスペクトルは、第1変換光の強度と、第2変換光の強度と、未変換光の強度とに基づいて定まる。なお、光の強度の単位はW/m2である。
【0016】
制御装置50は、第1励起光の強度を第1発光素子に変更させる制御情報を生成し、第1発光素子に出力する。制御装置50は、第2励起光の強度を第2発光素子に変更させる制御情報を生成し、第2発光素子に出力する。このようにすることで、制御装置50は、各発光素子20が射出する励起光25の強度を制御する。制御装置50は、励起光25の強度を制御することによって、第1変換光及び第2変換光それぞれの強度を制御する。制御装置50は、第1変換光の強度と第2変換光の強度との比率を制御することによって、照明光45のスペクトルを制御する。
【0017】
制御装置50は、照明光45のスペクトルを所定のスペクトルに近づけるように、照明光45のスペクトル情報に基づいて、励起光25の強度を制御する。このようにすることで、照明装置1は、実際に第1ファイバ40から射出される照明光45のスペクトル情報をフィードバックできる。その結果、照明光45のスペクトルが所定のスペクトルに近づけられやすくなる。
【0018】
(照明装置1の各構成の説明)
以下、照明装置1が備える各構成が詳細に説明される。
【0019】
<第1ファイバ40>
第1ファイバ40は、第1端40aと、第2端40bとを有する。本実施形態において、変換光75は、第1端40aから第1ファイバ40に入射し、第2端40bから射出されるとする。第1ファイバ40は、変換光75の進行方向に交差する断面視において、内側に位置するコア41と、外側に位置するクラッド42とを有する。変換光75は、第1ファイバ40の第1端40aからコア41に入射し、コア41の内部を伝搬し、第2端40bから射出される。
【0020】
照明装置1は、第1ファイバ40の第1端40aに位置するレンズ44を更に有してよい。レンズ44は、第1ファイバ40の第1端40a側から入射してくる変換光75を、コア41に収束させる。レンズ44が第1ファイバ40の第1端40aに位置する場合、レンズ44に入射した変換光75が第1ファイバ40の第1端40aに入射し得る。レンズ44の口径が大きいほど、第1ファイバ40に入射する変換光75が多くなる。レンズ44の口径は、レンズ44に入射した変換光75を第1ファイバ40のコア41に収束させることができる範囲の径に対応する。レンズ44に入射した変換光75を第1ファイバ40のコア41に収束させることができる範囲は、収束範囲とも称される。
【0021】
照明装置1は、第1ファイバ40を覆うカバー48を更に備えてもよい。カバー48は、第1ファイバ40を支持してよい。カバー48は、検出装置60を支持してもよい。カバー48は、検出装置60と制御装置50とを接続する通信線を支持してもよい。
【0022】
<発光装置10>
図3に示されるように、発光装置10は、発光素子20と、波長変換部材30とを備える。発光装置10は、波長変換部材30から射出される変換光75を、第1ファイバ40の第1端40aに向かう方向に反射するリフレクタ70を更に備えてよい。リフレクタ70は、光学部材とも称される。
【0023】
<<リフレクタ70>>
リフレクタ70は、変換光75を第1ファイバ40の第1端40aに向けて反射する反射面76を有する。変換光75を射出する波長変換部材30は、リフレクタ70から見て反射面76の側に位置する。変換光75の少なくとも一部は、波長変換部材30から直接第1ファイバ40の第1端40aに向かって進行し得る。変換光75の少なくとも一部は、反射面76で反射して第1ファイバ40の第1端40aに向かって進行し得る。反射面76で反射した変換光75が第1ファイバ40に入射する場合、発光装置10がリフレクタ70を備えない場合と比べて、第1ファイバ40に入射する変換光75が増加し得る。
【0024】
ここで、第1ファイバ40の第1端40aに向かう軸70aが仮定される。反射面76は、軸70aから見た軸まわりの方向に沿って波長変換部材30の少なくとも一部を囲んでよい。反射面76が波長変換部材30を囲むことによって、反射面76で第1ファイバ40の第1端40aに向けて反射される変換光75が増加し得る。反射面76が軸70aの方向に沿って第1ファイバ40の方に延びるほど、反射面76に入射する変換光75が増加し得る。
【0025】
リフレクタ70は、第1ファイバ40に近い側に端部74を有する。波長変換部材30とリフレクタ70の端部74とを結ぶ線を第1ファイバ40の側に延長した線がレンズ44の収束範囲に入る場合、反射面76で反射されずに直接第1ファイバ40に向かう変換光75のすべてが第1ファイバ40の第1端40aに入射し得る。その結果、第1ファイバ40に入射する変換光75が増加し得る。
【0026】
反射面76は、軸70aの周りで軸対称となる形状を有してよい。波長変換部材30の少なくとも一部は、軸70a上に位置してよい。このようにすることで、第1ファイバ40の第1端40a又はレンズ44に入射する変換光75が収束しやすくなる。その結果、第1ファイバ40に入射する変換光75が増加し得る。
【0027】
反射面76は、放物線の回転体である回転放物面の少なくとも一部を有してよい。回転放物面は、軸70aを回転軸として構成されるとする。変換光75が放物線の焦点から回転放物面に向かって射出される場合、回転放物面で反射した変換光75は、回転放物面の回転軸である軸70aに平行な方向に進行する。波長変換部材30の少なくとも一部は、回転放物面の焦点に位置してよい。波長変換部材30の少なくとも一部が回転放物面の焦点に位置することによって、反射面76で反射した変換光75は、第1ファイバ40の第1端40aに向けて進行しやすくなる。その結果、反射面76で反射した変換光75のうち第1ファイバ40の第1端40aに到達し、第1ファイバ40に入射する光の割合が増加し得る。
【0028】
励起光25は、リフレクタ70の端部74で囲まれる開口から入射してよい。つまり、発光素子20は、波長変換部材30と端部74とを結ぶ線の延長線よりも軸70aに近い側に位置してよい。この場合、発光素子20は、リフレクタ70の端部74と第1ファイバ40の第1端40a又はレンズ44の収束範囲とを結ぶ仮想線79から外れて位置してよい。つまり、収束範囲と離れたところに、収束範囲の延長線上ではないところに発光素子20が位置していてもよい。このようにすることで、第1ファイバ40に入射する変換光75が増加し得る。
【0029】
リフレクタ70は、反射面76の一部に、励起光25が通過する孔78を有してよい。この場合、発光素子20の少なくとも一部は、波長変換部材30と孔78とを結ぶ仮想線29の延長線上に位置してよい。このようにすることで、発光素子20は、リフレクタ70と第1ファイバ40の第1端40a又はレンズ44の収束範囲との間から外れて位置できる。その結果、リフレクタ70から第1ファイバ40に入射する変換光75が増加し得る。また、発光装置10の構造の設計の自由度が高くなり得る。
【0030】
<<発光素子20>>
発光素子20は、励起光25を射出する。本実施形態において、励起光25は、360nmから430nmまでの波長領域にピーク波長を有するレーザ光であるとする。360nmから430nmまでの波長領域は、紫色光領域とも称される。紫色光領域に含まれるピーク波長を有する光は、紫色光とも称される。つまり、本実施形態において、励起光25として紫色光が用いられるとする。紫色光は、可視光に含まれる。紫色光に対する人間の視感度は、可視光の中の他の色の光と比べて低い。励起光25として紫色光が用いられることによって、励起光25の強度の制御が演色性に影響を及ぼしにくくなる。励起光25としてレーザ光が用いられることによって、励起光25の単色性及び指向性が高められ得る。励起光25のエネルギーが制御されやすくなるとともに、励起光25の進行方向が制御されやすくなる。
【0031】
発光素子20は、LD(Laser Diode)等の半導体レーザを含んで構成されてよい。発光素子20は、これに限られず、例えばLED(Light Emission Diode)等の他の種々のデバイスを含んで構成されてもよい。
【0032】
<<波長変換部材30>>
図4に示されるように、波長変換部材30は、蛍光体35を備える。波長変換部材30は、透光性を有する透光部材38を更に備えてよい。透光部材38は、蛍光体35を内部に含有することによって、略均一に分散された状態で蛍光体35を保持してよい。
【0033】
蛍光体35は、波長変換部材30に入射してきた励起光25によって励起され、蛍光を発する。蛍光体35が発する蛍光は、360nmから780nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有する。360nmから780nmまでの波長領域は、可視光領域とも称される。可視光領域に含まれるピーク波長を有する光は、可視光とも称される。蛍光体35が蛍光を発することによって、波長変換部材30は、励起光25としての紫色光を、変換光75としての可視光に変換する。
【0034】
透光部材38は、例えば、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂若しくはエポキシ樹脂等の透光性を有する絶縁樹脂、又は透光性を有するガラス材料等で形成されていてよい。
【0035】
蛍光体35は、紫色光を、例えば400nmから500nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり青色の光に変換してよい。この場合、蛍光体35は、例えば、BaMgAl1017:Eu、又は(Sr,Ca,Ba)10(PO46Cl2:Eu,(Sr,Ba)10(PO46Cl2:Eu等を含んで構成されてよい。
【0036】
蛍光体35は、紫色光を、例えば450nmから550nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり青緑色の光に変換してよい。蛍光体35は、例えば、(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Eu,Sr4Al1425:Eu等を含んで構成されてよい。
【0037】
蛍光体35は、紫色光を、例えば500nmから600nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり緑色の光に変換してよい。蛍光体35は、例えば、SrSi2(O,Cl)22:Eu、(Sr,Ba,Mg)2SiO4:Eu2+、又はZnS:Cu,Al、Zn2SiO4:Mn等を含んで構成されてよい。
【0038】
蛍光体35は、紫色光を、例えば600nmから700nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり赤色の光に変換してよい。蛍光体35は、例えば、Y22S:Eu、Y23:Eu、SrCaClAlSiN3:Eu2+、CaAlSiN3:Eu、又はCaAlSi(ON)3:Eu等を含んで構成されてよい。
【0039】
蛍光体35は、紫色光を、例えば680nmから800nmまでの波長領域に含まれるピーク波長を有するスペクトルで特定される光、つまり近赤外光に変換してよい。近赤外光は、680から2500nmまでの波長領域の光を含んでよい。蛍光体35は、例えば、3Ga512:Cr等を含んで構成されてよい。
【0040】
蛍光体35は、上述してきた材料に限られず、他の種類の材料を含んで構成されてもよい。蛍光体35は、複数の種類の材料を任意に組み合わせて構成されてもよい。蛍光体35の材料の組み合わせは、特に限定されない。
【0041】
波長変換部材30は、1種類の蛍光体35を含んでよい。波長変換部材30は、蛍光体35として、第1蛍光体35aと第2蛍光体35bとを含んでよい。第1蛍光体35aで変換される光のピーク波長と、第2蛍光体35bで変換される光のピーク波長とは、互いに異なってよい。
【0042】
波長変換部材30は、励起光25を、他の波長領域にピーク波長を有する変換光75に変換する。波長変換部材30は、蛍光体35の組み合わせによって、励起光25を、種々のスペクトルを有する変換光75に変換できる。波長変換部材30は、励起光25を、例えば、太陽からの直射日光のスペクトル、海中の所定の深さまで到達した日光のスペクトル、ろうそくの炎が発する光のスペクトル、又は、蛍の光のスペクトル等を有する変換光75に変換できる。言い換えれば、波長変換部材30は、励起光25を種々の色を有する変換光75に変換できる。波長変換部材30は、励起光25を種々の色温度を有する変換光75に変換できる。その結果、変換光75を合成した照明光45の演色性が高められ得る。
【0043】
励起光25の一部は、波長変換部材30で変換されずに未変換光として第1ファイバ40に向けて射出されることがある。波長変換部材30における励起光25の変換効率が高いほど、未変換光が少なくなるとともに、変換光75が多くなる。波長変換部材30は、例えば、励起光25が通過する距離を長くするように配置されてよい。このようにすることで、励起光25の変換効率が高められるので、変換光75が増加し得る。その結果、発光素子20に入力されるエネルギーが削減され得る。
【0044】
本実施形態において、照明装置1は、発光装置10を2つ備える。発光装置10の数は、2つに限られず、3つ以上であってもよい。各発光装置10が備える波長変換部材30で生じる変換光75のスペクトルは、異なってよいし、同じであってもよい。少なくとも2つの波長変換部材30において、変換光75のスペクトルが互いに異なるとする。例えば、照明装置1は、互いに独立に制御できる3つの発光装置10を備えてよい。各発光装置10は、励起光25を、赤色、緑色及び青色それぞれの色の変換光75に変換して射出する波長変換部材30を有してよい。各発光装置10が独立に制御されることによって、赤色、緑色及び青色それぞれの色の強度が独立に制御される。このようにすることで、照明装置1は、種々の色の照明光45を射出できる。独立に制御できる色の数が多いほど、照明光45の色の自由度が増大し得る。例えば、照明装置1は、8つの発光装置10を備えることによって、照明光45の色をより一層自由に制御し得る。
【0045】
<制御装置50>
制御装置50は、図2に示されるように、プロセッサ52と、インタフェース54とを備える。プロセッサ52は、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行するCPU(Central Processing Unit)等の汎用のプロセッサを含んでもよい。プロセッサ52は、特定の処理に特化したASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用のプロセッサを含んでよい。インタフェース54は、他のデバイスとの間でデータ又は情報を入出力するためのI/Oデバイスを含んでよい。インタフェース54は、LAN(Local Area Network)等の通信インタフェースを含んでもよい。制御装置50は、インタフェース54を介して、第1ファイバ40から射出される照明光45のスペクトル情報を取得してよい。制御装置50は、検出装置60から、第1ファイバ40から射出される照明光45のスペクトル情報を取得してよい。
【0046】
<検出装置60>
検出装置60は、照明光45の所定の波長の強度を検出し、検出結果を照明光45のスペクトル情報として出力する。検出装置60は、照明光45の可視光領域に含まれる所定の波長の強度を検出してよい。
【0047】
検出装置60は、有線又は無線で制御装置50と通信可能に接続される。検出装置60は、例えばLAN等によって制御装置50と通信してよい。
【0048】
検出装置60は、照明光45の可視光領域に含まれる1つの波長の強度を検出できるモノクロメータを含んでよい。検出装置60がモノクロメータを含んで構成される場合、モノクロメータの数は2つ以上であるとする。検出装置60は、照明光45の可視光領域に含まれる複数の波長の強度を検出できるカラーセンサを含んでもよい。検出装置60は、可視光領域に含まれる各波長の強度を検出できるスペクトルメータを含んでもよい。言い換えれば、検出装置60は、可視光領域に含まれる少なくとも2つの波長の強度を検出できる。
【0049】
検出装置60は、PD(Photo Diode)を含んで構成されてよい。検出装置60は、フォトカプラを含んで構成されてよい。検出装置60は、これらに限られず、他の種々の受光デバイスを含んで構成されてよい。検出装置60は、所定の波長の光を通過させるフィルタと受光デバイスとを組み合わせて構成されてもよい。
【0050】
制御装置50は、照明装置1の外部に接続される装置から照明光45のスペクトル情報を取得してよい。照明装置1の外部に接続される装置は、例えば、スマートフォン等の携帯端末を含んでよい。携帯端末は、例えば撮像素子を備えてもよい。携帯端末は、撮像素子によって照明光45の可視光領域に含まれる少なくとも2つの波長の強度を検出し、照明光45のスペクトル情報として出力してもよい。携帯端末は、例えばカラーセンサ又はスペクトルメータを備えてもよい。携帯端末は、カラーセンサ又はスペクトルメータによる検出結果を照明光45のスペクトル情報として出力してもよい。
【0051】
(スペクトルの制御例)
制御装置50は、照明光45のスペクトル情報に基づいて、第1変換光の強度と第2変換光の強度との比率を制御し、照明光45のスペクトルを制御する。具体的には、制御装置50は、各発光装置10の発光素子20を制御し、各発光装置10の波長変換部材30に入射する励起光25の強度を制御する。励起光25の強度が制御されることによって、変換光75の強度が制御される。変換光75の強度が制御されることによって、変換光75を合成した照明光45のスペクトルが制御される。
【0052】
例えば、照明装置1が赤色の変換光75を射出する発光装置10を備える場合に、制御装置50が照明光45に含まれる赤色の強度を制御する動作が説明される。ここで、赤色の光のピーク波長は、650nmであるとする。制御装置50は、照明光45に含まれる赤色の光の強度が所定の強度になるように、励起光25の強度を発光素子20に制御させる制御情報を生成し、発光素子20に出力する。制御装置50は、照明光45のスペクトル情報として、照明光45に含まれる赤色の光の強度の検出値を取得する。制御装置50は、照明光45に含まれる赤色の光の強度の検出値が所定の強度より小さい場合、励起光25の強度を増加させる制御情報を生成し、発光素子20に出力する。逆に、制御装置50は、照明光45に含まれる赤色の光の強度の検出値が所定の強度より大きい場合、励起光25の強度を減少させる制御情報を生成し、発光素子20に出力する。このようにすることで、制御装置50は、照明光45に含まれる赤色の強度を所定の強度に近づけることができる。
【0053】
制御装置50は、赤色に限られず、緑色又は青色等の他の色の強度についても、同じ動作によって所定の強度に近づけることができる。
【0054】
検出装置60で検出する波長は、発光装置10が射出する変換光75が有するピーク波長と一致してもよいし、異なってもよい。検出装置60で検出する波長と発光装置10が射出する変換光75のピーク波長とが一致する場合、制御装置50は、変換光75のピーク波長の光の強度の検出値に基づいて、発光装置10の励起光25の強度を制御してよい。
【0055】
検出装置60で検出する波長と発光装置10が射出する変換光75のピーク波長とが異なるとする。この場合、制御装置50は、検出装置60で検出する波長のうち変換光75のピーク波長に最も近い波長の光の強度の検出値に基づいて、発光装置10の励起光25の強度を制御してよい。例えば、制御装置50は、検出装置60による橙色の光の強度の検出値に基づいて、赤色の変換光75を射出する発光装置10を制御してよい。制御装置50は、検出装置60による黄緑色の光の強度の検出値に基づいて、緑色の変換光75を射出する発光装置10を制御してよい。
【0056】
仮に、照明装置1が赤色の変換光75を射出する発光装置10と、緑色の変換光75を射出する発光装置10とを備えるとする。ここで、赤色の光のピーク波長は、650nmであるとする。橙色の光のピーク波長は、600nmであるとする。黄緑色の光のピーク波長は、570nmであるとする。緑色の光のピーク波長は、530nmであるとする。赤色の波長と橙色の波長との差は、緑色の波長と橙色の波長との差よりも小さい。この場合、制御装置50は、橙色の光の強度の検出値に基づいて、橙色に近い赤色の変換光75を射出する発光装置10を制御してよい。緑色の波長と黄緑色の波長との差は、赤色の波長と黄緑色の波長との差よりも小さい。この場合、制御装置50は、黄緑色の光の強度の検出値に基づいて、黄緑色に近い緑色の変換光75を射出する発光装置10を制御してよい。
【0057】
制御装置50は、検出装置60による所定の波長の強度の検出値と変換光75のピーク波長の強度との間の関係を表すテーブル又は数式に基づいて、発光装置10の励起光25の強度を制御してよい。制御装置50は、テーブル又は数式をあらかじめ取得してよい。テーブル又は数式は、検量線に対応してよい。
【0058】
以上述べてきたように、制御装置50は、検出装置60による照明光45の複数の波長の強度の検出値に基づいて、複数の発光装置10を制御できる。検出装置60は、照明光45の第1波長における強度と、第2波長における強度とをそれぞれ検出できるとする。第1波長における強度は、第1強度とも称される。第2波長における強度は、第2強度とも称される。制御装置50は、第1強度の情報(検出結果)及び第2強度の情報(検出結果)のうち少なくとも一方の情報(検出結果)に基づいて、少なくとも2つの発光装置10それぞれが備える発光素子20のうち一方又は両方を制御できるといえる。言い換えれば、制御装置50は、第1強度の情報及び第2強度の情報のうち少なくとも一方の情報に基づき、取得した情報に基づく第1発光素子及び/又は第2発光素子を制御してよい。
【0059】
本実施形態に係る照明装置1は、照明光45のスペクトルの情報(検出結果)をフィードバックすることで、照明光45のスペクトルを所定のスペクトルに近づけることができる。
【0060】
(照明装置1の設置例)
図5に示されるように、照明装置1は、部屋の壁面82又は天井面84に設置されてよい。照明装置1は、第1ファイバ40の第2端40bが壁面82又は天井面84から見えるように設置されてよい。照明装置1は、第1ファイバ40から照明光45を射出することによって、部屋の中を照明できる。部屋にいる人は、照明装置1の第1ファイバ40だけ視認する。照明装置1の発光装置10等が部屋にいる人から見えないことによって、壁面82又は天井面84の美観に影響を及ぼしにくい。
【0061】
(発光装置10の他の構成例)
図6に示されるように、発光装置10において、リフレクタ70は、反射面76の反対側に外面72を有する。リフレクタ70は、反射面76の側と外面72の側とを貫通する孔78を有してよい。発光素子20の一部または全部、つまり発光素子20の少なくとも一部は、リフレクタ70の孔78の中に位置してよい。発光素子20は、反射面76と面一に位置してもよい。発光素子20が、反射面76と面一とは、発光素子20の上面が反射面76と段差なく連続している状態をいう。発光素子20が孔78の中に位置することによって、励起光25が波長変換部材30に到達しやすくなる。その結果、励起光25の利用効率が高められ得る。発光素子20は、基板28に実装されてよい。基板28は、リフレクタ70に取り付けられてよい。基板28は、外面72に取り付けられるとする。このようにすることで、反射面76で反射される変換光75が増加し得る。
【0062】
図7に示されるように、発光装置10は、発光素子20から射出された励起光25が伝搬する第2ファイバ26を更に備えてよい。第2ファイバ26の先端は、リフレクタ70の反射面76の側に位置してよい。この場合、第2ファイバ26は、リフレクタ70の外面72の側から反射面76の側まで孔78を通ってよい。第2ファイバ26の先端は、反射面76と面一に位置してもよいし、孔78の中に位置してもよい。言い換えれば、第2ファイバ26の少なくとも一部が孔78の中に位置してよい。発光装置10が第2ファイバ26を備える場合、第2ファイバ26の先端は、波長変換部材30に近づけられたとしても、変換光75が反射面76に向かって進行することを妨げにくい。その結果、反射面76で反射される変換光75が増加し得る。また、発光素子20は、リフレクタ70から離れて位置し得る。これによって、発光素子20の配置の自由度が高められ得る。
【0063】
図8に示されるように、発光装置10は、レンズ77を更に備えてよい。レンズ77は、発光装置10から第1ファイバ40の第1端40aに向かう変換光75の向きを変化させる。レンズ77は、変換光75を第1端40a又はレンズ44の収束範囲内に収束させてもよい。レンズ77は、リフレクタ70の端部74よりも第1ファイバ40の近くに位置してもよい。レンズ77は、リフレクタ70の端部74よりも波長変換部材30の近くに位置してもよい。発光装置10がレンズ77を備えることによって、第1ファイバ40の第1端40aに入射する変換光75が増加し得る。レンズ77は、リフレクタ70とあわせて光学部材とも称される。
【0064】
リフレクタ70は、外面72の側から突出するフィン73を更に有してよい。波長変換部材30は、励起光25の入射によって発熱し得る。波長変換部材30が発熱によって高温になった場合、波長変換部材30の変換効率が低下することがある。波長変換部材30の温度は、波長変換部材30で生じた熱がリフレクタ70に拡散することによって、変換効率が低下しにくい温度より低い温度に維持され得る。リフレクタ70がフィン73を有することによって、熱が外面72の側から放散されやすくなる。このようにすることで、波長変換部材30の変換効率が低下しにくくなる。その結果、変換光75が増加し得る。
【0065】
本開示に係る実施形態について説明する図は模式的なものである。図面上の寸法比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。
【0066】
本開示に係る実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0067】
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1変換光は、第2変換光と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
【符号の説明】
【0068】
1 照明装置
10 発光装置(11:第1発光装置、12:第2発光装置)
20 発光素子
25 励起光
26 第2ファイバ
28 基板
29 仮想線
30 波長変換部材
35 蛍光体(35a:第1蛍光体、35b:第2蛍光体)
38 透光部材
40 第1ファイバ(40a:第1端、40b:第2端、41:コア、42:クラッド)
44 レンズ
45 照明光
48 カバー
50 制御装置(52:プロセッサ、54:インタフェース)
60 検出装置
70 リフレクタ(70a:軸、72:外面、73:フィン、74:端部、76:反射面、78:孔)
75 変換光
77 レンズ
79 仮想線
80 照明対象
82 壁面
84 天井面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8