(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-06
(45)【発行日】2023-10-17
(54)【発明の名称】保存容器
(51)【国際特許分類】
B65D 81/34 20060101AFI20231010BHJP
【FI】
B65D81/34 U
(21)【出願番号】P 2020217159
(22)【出願日】2020-12-25
【審査請求日】2022-08-04
(73)【特許権者】
【識別番号】597137992
【氏名又は名称】株式会社穂苅製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110003063
【氏名又は名称】弁理士法人牛木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】穂苅 純一
【審査官】吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-202254(JP,A)
【文献】実開平05-037088(JP,U)
【文献】実用新案登録第2505053(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と、
前記容器本体の開口部を閉じる蓋体と
を備えた保存容器であって、
前記開口部を閉じた状態で前記蓋体を前記容器本体に固定するロック手段と、
前記蓋体の固定位置において前記容器本体と前記蓋体との間に隙間を保持する保持手段とを備え
、
前記保持手段は、前記蓋体に突設された支持部とし、
前記ロック手段は、前記容器本体の四隅の開口縁部と前記蓋体の四隅の蓋側壁部とを固定する角部ロック手段を備え、前記支持部は前記蓋体の平面部に突設され、
前記蓋体の平面部の板厚は、前記蓋体の前記蓋側壁部の四隅に形成された角部の板厚より小さく形成されており、前記平面部は前記角部より弾性変形しやすく設計されたものとすることを特徴とする保存容器。
【請求項2】
前記ロック手段は、前記容器本体の四隅を除く開口縁部と前記蓋体の四隅を除く蓋側壁部とを固定する縁部ロック手段を備えたことを特徴とする請求項
1記載の保存容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体をしたまま電子レンジを用いた加熱を行うことのできる保存容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食品を収容したまま電子レンジで加熱できる保存容器は種々提供されている。保存容器は、容器本体に収容された食品が外部に漏れ出ないように、容器本体の開口部は蓋体により密閉される。保存容器においては、加熱時に容器内部の空気が膨張し、容器が変形する等して食品が飛散するおそれがある。これを防ぐため、保存容器内部の空気を外部に逃がすための隙間を形成する様々な工夫がなされてきた。
【0003】
例えば、容器本体およびその開口を閉じる蓋体よりなる保存容器としての食品保存容器において、容器本体及び蓋体は、互いに接する本体側壁及び蓋側壁を有し、本体側壁又は蓋側壁の一方に他方側壁の全周に気密接触する環状のリングリブを設け、他方の側壁に蓋体の下降位置にて該リングリブと全周で気密接触して保存容器の密閉を形成する密閉摺動壁を設けると共に、蓋体の上昇位置において、同他方側壁の一部又は全周に、該リングリブとの接触から解放され容器本体と蓋体とに間隙を形成するエア抜きが設けられてなる食品保存容器がある(特許文献1)。この食品保存容器は、該保存容器をそのまま電子レンジに入れ、所望の加熱条件にて電子レンジによる通常の加熱、温め操作を行う。加熱、加温の開始時の保存容器は密閉され、加熱が進行して容器内部の温度が上昇し、内部に蒸気が発生して密閉容器の内圧が上昇し始めると蓋体が上昇位置に到達して、リングリブは本体側壁のエア抜きの位置に到達し、容器本体と蓋体との間に間隙が生じ圧力の放出が継続して行われ、容器内部の食品が漏れ出したり噴出したりすることなく、加熱、加温を安定して継続する、というものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来例では、加熱終了後、電子レンジより取り出した容器温度が低下しても、一旦押し上げられた蓋体は自重では下降せず、蓋体を容器に固定する手間が生じる、という問題点がある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、蓋体をしたまま電子レンジを用いた加熱を行うことのできる保存容器、特に加熱後も蓋体の固定が保持される保存容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、容器本体と、前記容器本体の開口部を閉じる蓋体とを備えた保存容器であって、前記開口部を閉じた状態で前記蓋体を前記容器本体に固定するロック手段と、前記蓋体の固定位置において前記容器本体と前記蓋体との間に隙間を保持する保持手段とを備え、前記保持手段は、前記蓋体に突設された支持部とし、前記ロック手段は、前記容器本体の四隅の開口縁部と前記蓋体の四隅の蓋側壁部とを固定する角部ロック手段を備え、前記支持部は前記蓋体の平面部に突設され、前記蓋体の平面部の板厚は、前記蓋体の前記蓋側壁部の四隅に形成された角部の板厚より小さく形成されており、前記平面部は前記角部より弾性変形しやすく設計されたものとすることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記ロック手段は、前記容器本体の四隅を除く開口縁部と前記蓋体の四隅を除く蓋側壁部とを固定する縁部ロック手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、食品を密閉保存している状態から電子レンジによる加熱を行うにあたり、容器に対し加熱にあたっての特別な操作を行わずとも、そのまま作業を行うことができる。また、加熱後も蓋体の固定が保持される保存容器を提供することができる。また、隙間を保持する構造を簡便なものとすることができるとともに、保存容器の洗浄も容易となる。また、加熱時の蒸気発生による蓋体の変形時に保存容器の四隅以外に蒸気を放出する隙間を確保することができる。
【0010】
請求項2の発明によれば、蓋体の固定を確実にし、隙間を支持部周辺のみとすることで保存容器の密閉性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施例1において蓋体が固定位置にある状態を示す保存容器の斜視図である。
【
図7】同上、
図4の状態から保存容器を加熱した状態を示すA-A線断面図である。
【
図8】同上、蓋体が非固定位置にある状態を示す保存容器のA-A線断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明における好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須条件であるとは限らない。
【実施例1】
【0013】
図1~
図8は本発明の実施形態にかかる保存容器を示したものである。保存容器1は、上部に開口部2を有する容器本体3と、開口部2を閉じる蓋体4を備えている。容器本体2と蓋体4は別体である。
【0014】
容器本体2及び蓋体4は、電子レンジで使用可能な耐熱性の良いプラスチックにより成形されることが好ましい。本実施例において容器本体2はポリメチルペンテン製(耐熱温度200度、耐冷温度-20度)、蓋体4はポリプロピレン製(耐熱温度140度、耐冷温度-20度)から成形される。尚、容器本体2及び蓋体4は上記の材質以外の耐熱性の良いプラスチックから成形してもよい。
【0015】
図2に示す容器本体3は、全体として
図3に示す蓋体4に対応した形状を有する。容器本体3は、底面部5と、底面部5の外周縁よりほぼ垂直上向きに立設された本体側壁部6と、本体側壁部6の上端部7を開口縁部とする開口部2を備えている。底面部5は、四隅を丸め平面視において略長方形となるように形成されている。本体側壁部6の上端部7には外向き水平に延設されたフランジ部8を備えている。
【0016】
図3に示す蓋体4は、容器本体3の開口部2に対応した平面部9と、平面部9の外周縁より垂直に立ち上げられた蓋側壁部10とを備える。平面部9は、四隅を丸め平面視において略長方形となるように形成されている。蓋側壁部10の各角部11における内周面には、平面部9の外周縁と平行となるように内向きに突設された突条からなる角側リブ12が形成されている。蓋側壁部10の対向する2つの短辺13における内周面には、平面部9の外周縁と平行となるように内向きに突設された突条からなる辺側リブ14が形成されている。
【0017】
図5に示すように蓋側壁部10の角側リブ12および辺側リブ14と、平面部9の外周縁とは、蓋体4の上下方向において所定の間隔L1を有している。
【0018】
さらに、
図3に示すように角側リブ12と辺側リブ14は、蓋側壁部10の内周面に沿って所定の間隔L2を有している。
【0019】
図3に示すように平面部9の外周縁における対向する2つの長辺15のそれぞれの中間部分において、容器本体3の開口部3と対向する面には、その外周縁に沿ってわずかにテーパ状に盛り上がるように肉付けされて突出する支持部16が形成されている。
【0020】
図4に示す支持部16における蓋体4の上下方向の突出量L3は、
図5に示す角側リブ12および辺側リブ14と外周縁の前記間隔L1より小さい、わずかなものとする。角側リブ12および辺側リブ14の外周縁は、それぞれ断面円弧状に形成されている。
【0021】
蓋体4の容器本体3への固定は、
図8に示すような蓋体4の平面部9が容器本体3の開口部2を上方から覆った状態で角側リブ12と辺側リブ14がフランジ部8より上方に載置された蓋体4の非固定位置から降下して、角側リブ12と辺側リブ14がフランジ部9の下方へ乗り越え、フランジ部8が蓋体4の平面部9と角側リブ12および辺側リブ14によって上下方向に挟持されて、フランジ部8が角側リブ12および辺側リブ14に係合された
図4~
図6に示すような固定位置となると蓋体4は容器本体3に固定される。ここで、フランジ部9と、角側リブ12及び辺側リブ14が係合することによって、蓋体4を容器本体3に固定するロック手段17が構成されている。
【0022】
ロック手段17は、
図5及び
図6に示すようなフランジ部8と角側リブ12からなり容器本体3の四隅と蓋体2の四隅とを固定する角部ロック手段17Aと、
図4及び
図7に示すようなフランジ部8と辺側リブ14からなり容器本体3の四隅を除く上端縁7と、蓋体4の四隅以外とを固定する縁部ロック手段17Bからなる。
【0023】
ここで、容器本体3と蓋体4の各部の関係について説明する。
図5に示すようにフランジ部8の上面は平坦な面とし、またフランジ部8の厚みT1は蓋側壁部10の角側リブ12および辺側リブ14と、平面部9の外周縁との間隔L1よりわずかに小さく形成されている。
【0024】
そして、間隔L1は、フランジ部8の厚みT1と支持部16の突出量L3を合わせた寸法と同一かわずかに大きく設定されている。また、フランジ部8の外周縁は断面円弧状に形成されている。
【0025】
容器本体3のフランジ部8の外周縁は、蓋体4の平面部9の外周縁に対応しており、蓋体4の平面部9の外周縁よりわずかに小さく形成されている。すなわち、
図5に示すように容器本体3の開口部2を蓋体4で閉じた固定位置で、容器本体3のフランジ部8の外周縁と蓋体4の蓋側壁部10の内周面との間にはわずかな隙間L4が保持される。
【0026】
尚、
図5に示すように角側リブ12、辺側リブ14及びフランジ部8の外周縁が、それぞれ断面円弧状に形成されているため、前述の角側リブ12および辺側リブ14のフランジ部8への乗り越え動作が引っ掛かりなくスムーズに行われる。
【0027】
ここで
図4に示す固定位置では、フランジ部8の上面に蓋体4の平面部9の外周縁下面が面接触状態で載置されるが、フランジ部8の2つの対向する長辺においては、蓋体4の支持部16がフランジ部8の上面に当接して、支持部16周辺のフランジ部8と平面部9との間に隙間Sが形成される。
【0028】
尚、固定位置において、
図4に示す支持部16周辺の隙間Sは、
図5に示すように容器本体3のフランジ部8と蓋体4の蓋側壁部10の隙間L4と連通しており、
図5において矢印にて図示された容器本体3と外部を連通する通気路Pが形成される。
【0029】
図6に示すように蓋体4では、平面部9の板厚T2は、蓋側壁部10の四隅に形成された角部11の板厚T3より小さく形成されており、角部11より弾性変形しやすく設計されている。また、蓋側壁部10の角部11の板厚T3が平面部9の板厚T2より大きく形成されたことで、角側リブ12の強度を高めてフランジ部8との固定を強固なものとする。
【0030】
このように蓋体4は、平面部9と蓋側壁部10の角部11で異なる板厚T2、T3となるように設計されている。また、
図1、
図3、
図6に示すように蓋側壁部10の角部11の一部を外向きに延設して、つまみ部17を備えている。
【0031】
次に本実施例の保存容器1を使用した食品Fの保存、加熱について説明する。容器本体3に食品Fを収容し、容器本体3の開口部2に蓋体4を取り付ける。
図8に示すような蓋体4において角側リブ12及び辺側リブ14がフランジ部8の上部に載置された非固定位置から、蓋体4を上方から押し込むことにより、角側リブ12及び辺側リブ14がフランジ部8を下方に乗り越えて、蓋体4の平面部9がフランジ部8の上面に当接して、角側リブ12及び辺側リブ14がフランジ部8が係合すると、蓋体4が
図1、
図4~
図6に示す固定位置となり、保存容器1の密閉が完了する。この状態の保存容器1を冷蔵庫、冷凍庫に保存する。
【0032】
保存容器1を冷蔵庫、冷凍庫から取り出し、保存容器1を電子レンジに入れ所望の加熱条件にて電子レンジによる加熱又は温め操作を行う。加熱では、従来の保存容器のように、エア抜き用の蓋を開ける、蓋の位置を変更・調整するなどの格別な操作を行う必要はなく、蓋体4は固定位置のまま容器本体3に固定され、保存容器1は密閉されている。
【0033】
加熱により保存容器1の内部温度が上昇し、内部に蒸気が発生し、保存容器1の内圧が上昇し始めると、
図5に示すように蒸気の一部は支持部16周辺の隙間Sから容器本体3のフランジ部8と蓋体4の蓋側壁部10の隙間L4による通気路Pを介して外部へ放出され、保存容器1の内圧上昇により蓋体4が蒸気によって押し上げられてロック手段17による蓋体4の固定が解除され蓋体4が外れることを防いでいる。
【0034】
さらに加熱が進んで保存容器1の内圧が上昇すると、
図7に示すように蓋体4の平面部9が蒸気Jによって押し上げられ、蓋体4の平面部9においてロック手段17によって固定されていない側である、2つの対向する長辺15、15側が上向き弓なりに湾曲する平面部9の弾性変形が発生する。この2つの対向する長辺15、15の弾性変形において、蓋体4において最も上下方向の変化量が大きい2つの長辺15、15の中間部分にある支持部16は容器本体2のフランジ部8の上面から離れるように上昇し、支持部16周辺の隙間Sが拡大する。支持部16周辺の隙間Sの拡大により、この隙間Sを介して放出される蒸気Jの放出量が増加すると、ロック手段17による蓋体4の固定が保持されたままの状態で蓋体4の平面部9の弾性変形は一定に保たれ、蒸気の放出が継続して行われる。このように、保存容器1内部の食品Fが漏れ出したり、噴き出したりすることなく、加熱又は温め操作を安定して継続することができる。
【0035】
そして、加熱が完了して、保存容器1内部の蒸気の放出が収まり、蒸気によって平面部9が押し上げられて弾性変形していた蓋体4は、
図4に示すような元の形状に戻る。そして、弾性変形時に上昇していた支持部16が降下して容器本体2のフランジ部8に当接することで、支持部16周辺の隙間Sも元の大きさに戻り、保存容器1は、蓋体4が固定位置のまま容器本体3に固定されている密閉状態に戻る。このように本実施例の保存容器1では、蓋体4の弾性変形によるしなりを活かして、加熱の開始から終了まで蓋体4が容器本体3から外れることはない。
【0036】
以上の本実施例の保存容器1は、容器本体3と、容器本体3の開口部2を閉じる蓋体4とを備えた保存容器1であって、前記開口部2を閉じた状態で前記蓋体4を前記容器本体3に固定するロック手段17と、前記ロック手段17による前記蓋体4の固定位置において前記容器本体3と前記蓋体4との間に隙間Sを保持する保持手段としての支持部16とを備えている。
【0037】
この場合、食品Fを密閉保存している状態から電子レンジによる加熱を行うにあたり、保存容器1に対し加熱にあたっての特別な操作を行わずとも、そのまま作業を行うことができる。また、加熱後も蓋体4の固定が保持される保存容器1を提供することができる。
【0038】
また、本実施例の保存容器1は、前記保持手段は、前記蓋体4に突設された支持部16とすることにより、隙間Sを保持する構造を簡便なものとすることができるとともに、保存容器1の洗浄も容易となる。
【0039】
また、本実施例の保存容器1は、前記ロック手段17は、前記容器本体3の四隅の開口縁部である上端部7に形成されたフランジ部9と前記蓋体4の四隅の蓋側壁部10とを固定する角部ロック手段17Aを備え、前記支持部16は前記蓋体4の平面部9に突設されたものとすることにより、加熱時の蒸気発生による蓋体4の変形時に保存容器1の四隅以外に蒸気を放出する隙間を確保することができる。
【0040】
また、本実施例の保存容器1は、前記ロック手段17は、前記容器本体3の四隅を除く開口縁部である上端部7に形成されたフランジ部9と前記蓋体4の四隅を除く蓋側壁部10とを固定する縁部ロック手段17Bを備えたことにより、蓋体4の固定を確実にし、隙間Sを支持部16周辺のみとすることで保存容器1の密閉性を保持することができる。
【0041】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、容器本体と蓋体の平面形状を長方形以外にしてもよいものとする。また、摘み部18は複数備えてもよいものとする。また隙間Sを保持する支持部16は、蓋体4の平面部9ではなく、容器本体3のフランジ部8の上面に備えてもよいものとする。また保存容器には食品F以外を収容してもよいものとする。
【符号の説明】
【0042】
1 保存容器
2 開口部
3 容器本体
4 蓋体
7 上端部(開口縁部)
8 フランジ部(ロック手段)
9 平面部
11 角部
12 角側リブ(ロック手段)
14 辺側リブ(ロック手段)
16 支持部(保持手段)
17 ロック手段
17A 角部ロック手段
17B 縁部ロック手段
T2 板厚(平面部)
T3 板厚(角部)