(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-10
(45)【発行日】2023-10-18
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
G03G 15/08 20060101AFI20231011BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20231011BHJP
【FI】
G03G15/08 343
G03G15/08 322C
G03G15/08 330
G03G21/00 370
G03G21/00 386
(21)【出願番号】P 2019131885
(22)【出願日】2019-07-17
【審査請求日】2022-06-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】田嶋 真一
【審査官】稲荷 宗良
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-125338(JP,A)
【文献】特開2017-009705(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/08
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
トナーを収容する収容室及び前記トナーを前記収容室から排出する排出口を有する容器本体と、前記収容室内に配置され前記排出口に近づく方向に回転しながら移動して前記トナーを前記排出口へ搬送する搬送体と、前記搬送体の外周面に係合して前記搬送体の回転に基づいて回転する複数の第1回転体と、前記複数の第1回転体の回転により発生する第1駆動力に基づいて回転する第2回転体とを有し、前記第2回転体は、その外周面に回転したことを示す被検知部を含むトナーコンテナと、
前記搬送体を駆動する第2駆動力を発生する駆動部と、
前記第2回転体が回転すると、前記第2回転体から前記被検知部を検知する検知部と、
前記検知部が検知した検知結果に基づいて、前記トナーの残量を算出する処理部と
を備え
、
前記複数の第1回転体は、互いに異なる所定の位置に配置され、
前記複数の第1回転体は、それぞれ、対応する前記所定の位置に前記搬送体が到達したことに応じて回転し、
前記第2回転体は、前記複数の第1回転体のいずれかと前記搬送体が係合するごとに回転し、
前記複数の第1回転体は、前記搬送体が始点から終点まで移動すると、前記第2回転体を1回転させる、画像形成装置。
【請求項2】
情報を表示する表示部を更に備え、
前記処理部は、
前記トナーの残量が所定量未満であるか否かを判定し、
前記トナーの残量が所定量未満であると判定した場合、前記トナーコンテナの交換メッセージを前記表示部に表示させる、請求項
1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検知部は、受発光部を有し、
前記受発光部は、光を発光する発光素子と、光を受光する受光素子とを含む、請求項1又は請求項
2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記トナーコンテナは
、記憶
部を有し
、
前記記憶部は、前記複数の第1回転体の各々に関連付けられた所定の特徴値を記憶し、
前記検知部は、前記第2回転体が回転するごとに、前記被検知部を検知し、
前記処理部は、前記検知部の検知結果から所定の特徴値を取得し、前記記憶部に記憶されている前記所定の特徴値のうちから、対応する第1特徴値を読み出し、取得した前記所定の特徴値である第2特徴値と、前記第1特徴値とを比較し、
前記処理部は、前記第1特徴値と前記第2特徴値とが一致しない場合、前記トナーコンテナが正規品でないと判定する、請求項
1~請求項
3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記所定の特徴値は、前記被検知部の数を示す、請求項
4に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナーコンテナ、及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジが開示されている。プロセスカートリッジは、感光体と、帯電装置と、クリーニング装置と、現像装置と、駆動伝達装置とが一体化されたものである。現像装置は、トナー容器と、現像部と、攪拌部とを有する。トナー容器は、トナーを収容する。攪拌部は、トナー容器内でトナーを攪拌する。詳しくは、攪拌部は、攪拌駆動軸と、攪拌駆動軸に取りけられたトナー攪拌部材とを有する。攪拌駆動軸が回転することにより、トナー攪拌部材が回転して、トナーが攪拌される。画像形成装置本体は、駆動モーターと、制御手段とを有する。駆動伝達装置は、画像形成装置本体の駆動モーターの駆動力を現像部の攪拌駆動軸に伝達する。駆動伝達装置は、回転数検出手段を備える。回転数検出手段は、攪拌駆動軸の回転数を検出する。回転数検出手段は、検知板と、検知部材とを有する。検知板は、攪拌駆動軸に固定されている。検知板は、スリットを有する円盤状物である。検知部材は、検知板の回転を検知する。回転数検出手段は、検出した攪拌駆動軸の回転数を示す信号を制御手段に出力する。制御手段は、検知部材が検出した攪拌駆動軸の回転数に基づいて、トナーの残量を検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示のプロセスカートリッジでは、画像形成装置本体が駆動モーターを駆動して攪拌駆動軸を回転させている間、回転数検出手段は、攪拌駆動軸の回転数を示す信号を制御手段に常に出力する。そのため、画像形成装置本体の制御手段にかかる負荷が大きくなるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、画像形成装置の処理部にかかる負荷を軽減できるトナーコンテナ、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のトナーコンテナは、容器本体と、搬送体と、少なくとも1つの第1回転体と、第2回転体とを備える。前記容器本体は、収容室及び排出口を有する。収容室は、トナーを収容する。前記排出口は、前記トナーを前記収容室から排出する。前記搬送体は、前記収容室内に配置されている。前記搬送体は、前記排出口に近づく方向に回転しながら移動して、前記トナーを前記排出口へ搬送する。前記第1回転体は、前記搬送体の外周面に係合して、前記搬送体の回転に基づいて回転する。前記第2回転体は、前記第1回転体の回転により発生する第1駆動力に基づいて回転する。前記第1回転体は、所定の位置に配置されている。前記第1回転体は、前記搬送体が前記所定の位置に到達したことに応じて回転する。
【0007】
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する。当該画像形成装置は、前記トナーコンテナと、駆動部と、検知部と、処理部とを備える。前記第2回転体は、その外周面に、前記第2回転体が回転したことを示す被検知部を有する。
前記駆動部は、前記搬送体を駆動する第2駆動力を発生する。前記検知部は、前記第2回転体が回転すると、前記第2回転体から前記被検知部を検知する。前記処理部は、前記検知部が検知した検知結果に基づいて、前記トナーの残量を算出する。
【発明の効果】
【0008】
本発明のトナーコンテナ、及び画像形成装置によれば、画像形成装置の処理部にかかる負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態1に係るトナーコンテナの断面を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態1に係る搬送体の斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態1に係る第1回転体及び第2回転軸の斜視図である。
【
図6】(a)は、本発明の実施形態1に係る第2回転体及び第2回転軸の斜視図である。(b)は、(a)の矢印方向Eから観た、実施形態1に係る第2回転体を示す図である。
【
図7】(a)~(d)は、本発明の実施形態1に係る搬送体、第1回転軸、第1回転体群、第2回転軸、及び第2回転体の斜視図である。
【
図8】本発明の実施形態1に係る画像形成装置100の表示処理を示すフローチャートである。
【
図9】本発明の実施形態2に係るトナーコンテナの断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明に係るトナーコンテナ、及び画像形成装置の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0011】
[実施形態1]
図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100について説明する。
図1は、実施形態1に係る画像形成装置100の構成を示す図である。実施形態1において画像形成装置100は、電子写真方式のカラー複写機である。
【0012】
図1に示すように、画像形成装置100は、シートPに画像を形成する。画像形成装置100は、給送部1、搬送部M、トナー補給ユニット1000、画像形成部2、転写部3、定着部4、排出部5、及び操作パネル部6を備える。
【0013】
給送部1は、シートPを搬送部Mへ供給する。給送部1は、複数枚のシートPを収容可能であって、最上部のシートPを1枚ずつ搬送部Mへ供給する。
【0014】
搬送部Mは、給送部1によって供給されたシートPを、転写部3及び定着部4を経由して排出部5まで搬送する。
【0015】
トナー補給ユニット1000は、画像形成部2にトナーTを供給する。実施形態1では、トナー補給ユニット1000は、4つのトナーコンテナ10c、10m、10y、及び、10kを備える。トナーコンテナ10cには、シアン色のトナーTが収容される。トナーコンテナ10mには、マゼンタ色のトナーTが収容される。トナーコンテナ10yには、イエロー色のトナーTが収容される。トナーコンテナ10kには、ブラック色のトナーTが収容される。以下、トナーコンテナ10c、10m、10y、及び、10kの各々を「トナーコンテナ10」と総称する場合がある。トナーコンテナ10は、画像形成装置100に着脱可能である。
【0016】
転写部3は、中間転写ベルト34を備える。転写部3は、画像形成部2によって中間転写ベルト34上に形成されたトナー像を、シートP上に転写する。
【0017】
画像形成部2は、中間転写ベルト34上にトナー像を形成する。詳しくは、画像形成部2は、4つの画像形成部2c、2m、2y、2kを含む。画像形成部2cには、トナーコンテナ10cからシアントナーが供給される。画像形成部2mには、トナーコンテナ10mからマゼンタトナーが供給される。画像形成部2yには、トナーコンテナ10yからイエロートナーが供給される。画像形成部2kには、トナーコンテナ10kからブラックトナーが供給される。4つの画像形成部2c、2m、2y、2kの各々は、トナー残量センサーを有する。トナー残量センサーは、4つの画像形成部2c、2m、2y、2kの各々のトナー残量を検知する。
【0018】
定着部4は、転写部3によってシートPに転写されたトナー像を定着するローラー対を有する。ローラー対は、加熱ローラー41及び加圧ローラー42を備える。シートPは、加熱ローラー41及び加圧ローラー42によって加熱及び加圧される。その結果、定着部4によって、未定着のトナー像がシートPに定着される。排出部5は、トナー像が定着されたシートPを画像形成装置100の外部へ排出する。
【0019】
操作パネル部6は、ユーザーからの指示を受け付ける。操作パネル部6は、表示部61及び操作ボタン62を含む。表示部61は、各種処理結果を表示する。表示部61は、例えば、液晶ディスプレーパネル又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーパネルである。操作ボタン62は、スタートボタン、矢印キー、及びテンキーを含む。
【0020】
続いて、
図2を参照して、画像形成装置100の構成について更に説明する。
図2は、実施形態1に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
【0021】
図2に示すように、画像形成装置100は、4つの駆動部7c、7m、7y、7kと、読取部8と、制御部9と、光センサー20とを更に備える。4つの駆動部7c、7m、7y、及び7kの各々は、トナーコンテナ10c、10m、10y、及び10kに対応して設けられている。以下、駆動部7c、7m、7y、及び7kの各々を「駆動部7」と総称する場合がある。光センサー20は、
図3を参照して後述する。光センサー20は、検知部の一例である。
【0022】
トナーコンテナ10は、第1回転軸13と、第2記憶部16とを有する。第1回転軸13については、
図3を参照して後述する。第2記憶部16は、コンテナ固有情報を記憶している。コンテナ固有情報は、
図3を参照して説明する第1回転体14a~14cの各々に関連付けられたラベルLの数を示す情報を含む。第2記憶部16は、例えば、IC(Integrated Circuits)タグである。ラベルLは、被検知部の一例である。第1回転体14a~14cの各々に関連付けられたラベルLの数は、第1特徴値の一例である。
【0023】
駆動部7は、トナーコンテナ10から画像形成部2へのトナー供給のための駆動力を発生する。詳しくは、駆動部7は、トナーコンテナ10の第1回転軸13の回転の駆動源となる。駆動部7は、例えば、モーターである。駆動部7の駆動力をトナーコンテナ10の第1回転軸13に伝達する機構については、
図3を参照して後述する。
【0024】
読取部8は、トナーコンテナ10の第2記憶部16からコンテナ固有情報を読み取る。読取部8は、例えば、トナーコンテナ10が画像形成装置100に装着された時点で、コンテナ固有情報を読み取る。読取部8は、例えば、アンテナを有する。アンテナは、トナーコンテナ10の第2記憶部16と通信するために電波の送受信を行う。第1回転体14a~14cの各々に関連付けられたラベルLの数は、所定の特徴値の一例である。
【0025】
制御部9は、処理部91と、第1記憶部92とを有する。
【0026】
処理部91は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含むハードウェア回路である。処理部91は、第1記憶部92に格納された制御プログラムを実行することにより、給送部1、画像形成部2、転写部3、定着部4、排出部5、操作パネル部6、駆動部7、読取部8、及び光センサー20を制御する。
【0027】
処理部91は、4つの画像形成部2c、2m、2y、2kの各々に配置されたトナー残量センサーの出力結果に基づいて、4つの画像形成部2c、2m、2y、2kの各々に対応する駆動部7に駆動力を発生させる。処理部91は、光センサー20が検知した検知結果に基づいて、トナーTの残量を算出する。処理部91は、読取部8が読み取ったコンテナ固有情報を第1記憶部92に記憶させる。
【0028】
処理部91は、表示処理を実行する。表示処理は、処理部91がトナーコンテナ10の状態に関する各種メッセージを表示部61に表示させる処理を示す。表示処理については、
図8を参照して、後述する。
【0029】
第1記憶部92は、制御プログラムを記憶している。第1記憶部92は、ストレージデバイス及び半導体メモリーによって構成される。ストレージデバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)によって構成される。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を構成する。
【0030】
続いて、
図1~
図3を参照して、実施形態1に係るトナーコンテナ10の構成について更に説明する。
図3は、実施形態1に係るトナーコンテナ10の断面を示す。
【0031】
図3に示すように、トナーコンテナ10は、容器本体11と、搬送体12と、第1回転軸13と、第1回転体群14と、第2回転軸17と、第2回転体15とを有する。第1回転体群14は、第1回転体14a~14cを有する。
【0032】
容器本体11は、その内部に、第1収容室S1と、第2収容室S2とを有する。第1収容室S1と第2収容室S2とは、仕切り壁111によって仕切られている。第1収容室S1は、トナーT、搬送体12、及び第1回転軸13を収容する。第1収容室S1は、搬送体12の形状に合わせた略円柱状の空間である。第1収容室S1は、搬送体12によって、第1空間S11と、第2空間S12とに仕切られている。第1空間S11には、トナーTが収容されている。第2収容室S2は、第1回転体群14、第2回転軸17、及び第2回転体15を収容する。
【0033】
第1収容室S1は、排出口11aを有する。排出口11aは、トナーTを第1収容室S1から容器本体11の外部に排出する。トナーコンテナ10が画像形成装置100に装着されている場合、排出口11aから排出されたトナーTは、画像形成部2に供給される。
【0034】
第2収容室S2は、開口部11bを有する。開口部11bは、光センサー20に第2回転体15の回転を検知させるために形成されている。
【0035】
光センサー20は、第2回転体15が回転するごとに、第2回転体15の外周面15Pに固定されたラベルLの有無を検知する。ラベルLは、第2回転体15が回転したことを示す。光センサー20は、受発光部を有する。受発光部は、発光素子と、受光素子とを有する。発光素子は、第2回転体15の外周面15Pに向けて光を発光する。受光素子は、第2回転体15の外周面15Pからの光を受光する。発光素子は、例えば、LED(Light Emitting Diode)ダイオードである。受光素子は、例えば、フォトダイオードである。
【0036】
仕切り壁111は、貫通孔111a~111cを有する。貫通孔111a~111cの各々は、仕切り壁111の所定の位置に形成されている。
【0037】
第1回転軸13は、容器本体11の内部に回転可能に取り付けられている。第1回転軸13は、駆動部7の駆動力を搬送体12に伝達して、搬送体12を回転しながら移動させる。第1回転軸13は、搬送体12が排出口11aに近づく方向に沿って延びている。以下、搬送体12が排出口11aに近づく方向を「排出口方向D」と記載する。第1回転軸13は、外周面13Pに第1螺旋溝G1Aが形成されている。第1回転軸13の一端は、容器本体11の外部に突出している。画像形成装置100は、ギア71を備える。ギア71は、駆動部7の駆動力によって回転する。トナーコンテナ10は、ギア131を有する。ギア131は、第1回転軸13の一端に固定されている。トナーコンテナ10のギア131と、画像形成装置100のギア71とは、噛み合っている。そのため、駆動部7に駆動力が発生すると、画像形成装置100のギア71が回転する。画像形成装置100のギア71が回転すると、トナーコンテナ10のギア131が回転する。トナーコンテナ10のギア131が回転すると、トナーコンテナ10の第1回転軸13が回転する。
【0038】
次に、
図1、
図3及び
図4を参照して、搬送体12について説明する。
図4は、実施形態1に係る搬送体12の斜視図である。搬送体12は、排出口方向Dに回転しながら移動して、トナーTを排出口11aに搬送する。
図4に示すように、搬送体12は、トーラス状物である。搬送体12は、第1回転軸13に軸支されている。搬送体12の内周面12Iには、第1螺旋溝G1Bが形成されている。搬送体12の第1螺旋溝G1Bは、第1回転軸13の第1螺旋溝G1Aと噛み合っている。実施形態1では、第1回転軸13が回転すると、搬送体12は、排出口方向Dに回転しながら移動する。搬送体12の外周面12Pには、第2螺旋溝G2Aが形成されている。
【0039】
次に、
図1、
図3、
図5、
図6(a)及び
図6(b)を参照して、第1回転体群14、第2回転軸17、及び第2回転体15について説明する。
図5は、実施形態1に係る第1回転体14a及び第2回転軸17の斜視図である。
図6(a)は、実施形態1に係る第2回転体15及び第2回転軸17の斜視図である。
【0040】
第1回転体群14、及び第2回転体15は、第2回転軸17に固定されている。つまり、第2回転軸17は、第1回転体群14、及び第2回転体15の回転軸として機能する。従って、第1回転体群14が回転すると、第2回転体15及び第2回転軸17は、回転する。
【0041】
第2回転軸17は、第1回転体群14の回転により発生する駆動力を第2回転体15に伝達する。
図3に示すように、第2回転軸17は、容器本体11の内部に回転可能に取り付けられている。第2回転軸17は、排出口方向Dに沿って延びている。
【0042】
第1回転体14aは、搬送体12の外周面12Pに係合して、搬送体12の回転に基づいて回転する。
図5に示すように、第1回転体14aは、円筒状物である。第1回転体14aは、貫通孔14H及び外周面14Pを有する。第1回転体14aの貫通孔14Hには、第2回転軸17が挿通されている。第1回転体14aの外周面14Pには、第2螺旋溝G2Bが形成されている。第1回転体14aの第2螺旋溝G2Bは、搬送体12の第2螺旋溝G2Aと係合可能である。第2螺旋溝G2Bと、第2螺旋溝G2Aとが係合すると、搬送体12の回転によって第1回転体14aが回転する。第1回転体14aの厚みNは、搬送体12が回転しながら移動することに起因して、第2螺旋溝G2Aと第2螺旋溝G2Bとが係合し始めてから係合し終わるまでの間に、第2回転体15が120℃回転するように設定されている。
【0043】
第1回転体14b及び第1回転体14cの構成は、第1回転体14aの構成と同様である。そのため、搬送体12が始点から終点まで移動すると、第2回転体15を1回転させる。
図3に示すように、容器本体11は、第1収容室S1において、第1内壁112及び第2内壁113を有する。実施形態1において、始点とは、搬送体12が第1内壁112と当接する際の搬送体12の位置を示す。終点とは、搬送体12が第2内壁113と当接する際の搬送体12の位置を示す。搬送体12が始点に位置する場合、第1空間S11内に収容されるトナーTの量は最大となる。搬送体12が終点に位置する場合、第1空間S11内に収容されるトナーTの量は略ゼロとなる。
【0044】
図3に示すように、第1回転体14aの一部は、仕切り壁111の貫通孔111aに収容されている。第1回転体14bの一部は、仕切り壁111の貫通孔111bに収容されている。第1回転体14cの一部は、仕切り壁111の貫通孔111cに収容されている。従って、搬送体12が貫通孔111a~111bのいずれかを到着する度に、第1回転体群14は、回転する。
【0045】
第2回転体15は、第1回転体14a~14cのいずれかと搬送体12とが係合するごとに、第1回転体群14の回転により発生する駆動力に基づいて回転する。
図6(a)に示すように、第2回転体15は、トーラス状物である。第2回転体15は、貫通孔15H及び外周面15Pを有する。第2回転体15の貫通孔15Hには、第2回転軸17が挿通されている。第2回転体15の外周面15Pには、複数のラベルLが固定されている。
【0046】
ラベルLは、反射率が第2回転体15の外周面15Pと異なる。詳しくは、ラベルLの光センサー20が発光する光に対する光反射率は、第2回転体15の外周面15Pと異なる。実施形態1では、ラベルLは、黒色であるの対し、第2回転体15の外周面15Pは黒色ではない。ラベルLは、接着剤によって、第2回転体15の外周面15pに固定されている。ラベルLは、例えば、黒色のシールである。
【0047】
次に、
図6(b)を参照して、ラベルLの数について説明する。
図6(b)は、
図6(a)の矢印方向Eから観た、実施形態1に係る第2回転体15を示す図である。
図6(b)中、検知位置D1は、光センサー20がラベルLの有無を検出する位置である。
図6(b)中、回転角度DR1は、第1回転体14aが搬送体12と係合し始めてから係合し終わるまでに第2回転体15が回転した角度を示す。
図6(b)中、回転角度DR2は、第1回転体14bが搬送体12と係合し始めてから係合し終わるまでに第2回転体15が回転した角度を示す。
図6(b)中、回転角度DR3は、第1回転体14cが搬送体12と係合し始めてから係合し終わるまでに第2回転体15が回転した角度を示す。実施形態1では、回転角度DR1~DR3の各々は、120度である。
【0048】
図6(b)に示すように、第2回転体15の外周面15Pのうち第2回転体15が回転角度DR1だけ回転する間に検知位置D1を通過する領域には、3枚のラベルLが固定されている。第2回転体15の外周面15Pのうち第2回転体15が回転角度DR2だけ回転する間に検知位置D1を通過する領域には、2枚のラベルLが固定されている。第2回転体15の外周面15Pのうち第2回転体15が回転角度DR3だけ回転する間に検知位置D1を通過する領域には、4枚のラベルLが固定されている。
【0049】
次に、
図7(a)~
図7(d)を参照して、第2回転体15の回転機構について説明する。
図7(a)~
図7(d)は、実施形態1に係る搬送体12、第1回転軸13、第1回転体群14、第2回転軸17、及び第2回転体15の斜視図である。詳しくは、
図7(a)は、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体群14とが係合していない状態を示す。
図7(b)は、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体14aとが係合している状態を示す。
図7(c)は、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体14bとが係合している状態を示す。
図7(d)は、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体14cとが係合している状態を示す。
【0050】
図7(a)に示すように、第1回転軸13が回転方向Rに回転すると、搬送体12は、回転しながら排出口方向Dに移動する。回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体群14とが係合していない場合、第1回転体群14は、回転しない。そのため、第2回転体15は、回転しない。
【0051】
図7(b)に示すように、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体14aとが係合すると、第1回転体14aは、回転方向Raに回転する。第1回転体14aが回転方向Raに回転すると、第2回転軸17は、第1回転体14aと同一の回転速度で回転方向Raに回転する。つまり、第2回転体15は、第1回転体14aと同一の回転速度で回転方向Raに回転する。
【0052】
図7(c)に示すように、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体14bとが係合すると、第1回転体14bは、回転方向Rbに回転する。第1回転体14bが回転方向Rbに回転すると、第2回転軸17は、第1回転体14bと同一の回転速度で回転方向Rbに回転する。つまり、第2回転体15は、第1回転体14bと同一の回転速度で回転方向Rbに回転する。
【0053】
図7(d)に示すように、回転しながら排出口方向Dに移動する搬送体12と、第1回転体14cとが係合すると、第1回転体14cは、回転方向Rcに回転する。第1回転体14cが回転方向Rcに回転すると、第2回転軸17は、第1回転体14cと同一の回転速度で回転方向Rcに回転する。つまり、第2回転体15は、第1回転体14cと同一の回転速度で回転方向Rcに回転する。
【0054】
次に、
図8を参照して、表示処理について説明する。
図8は、実施形態1に係る画像形成装置100の表示処理を示すフローチャートである。表示処理は、光センサー20の検知結果に基づいて、処理部91が第2回転体15の回転を検知したことに応じて、スタートする。第1記憶部92は、第2回転体15の回転の検知回数を記憶している。以下、表示処理のスタート時点において、搬送体12と係合している第1回転体14a~14cのうちの1つを「特定第1回転体」と記載する。
【0055】
第2回転体15の検知回数が0回である場合、搬送体12は、第1回転体14a~14cのいずれとも未だ係合していないことを示す。検知回数が1回である場合、搬送体12は、第1回転体14aとは係合し終え、第1回転体14b、14cとは未だ係合していないことを示す。検知回数が2回である場合、搬送体12は、第1回転体14a、14bとは係合し終え、第1回転体14cとは未だ係合していないことを示す。検知回数が3回である場合、搬送体12は、第1回転体14a~14cと係合し終えていることを示す。検知回数は、例えば、次のようにして加算される。例えば、処理部91が駆動部7に駆動力を発生させ、第2回転体15の回転を検知している場合、駆動部7に駆動力を発生させている間、所定時間経過しても第2回転体15の回転を検知しなくなった時点で、処理部91は、第1記憶部92が記憶する検知回数に1を加算する。
【0056】
ステップS10:処理部91は、駆動部7に駆動力を発生させている間に、光センサー20の検知結果に基づいて、第2回転体15が回転しなくなった時点から所定時間経過したか否かを判定する。第2回転体15が回転しなくなった時点から所定時間経過したと処理部91が判定した場合(ステップS10;Yes)、換言すると回転しながら移動する搬送体12が特定第1回転体と係合し終えた場合、処理は、ステップS20へ進む。この場合、処理部91は、特定第1回転体が搬送体12と係合し始めてから係合し終えるまでに光センサー20が検知したラベルLの数を、検知枚数として第1記憶部92に記憶させる。第2回転体15が回転しなくなった時点から所定時間経過していないと処理部91が判定した場合(ステップS10;No)、換言すると回転しながら移動する搬送体12が特定第1回転体と係合している可能性がある場合、処理は、ステップS10へ戻る。
【0057】
ステップS20:処理部91は、第1記憶部92が記憶する検知回数に1を加算する。ステップS30へ進む。
【0058】
ステップS30:処理部91は、検知回数が3であるか否かを判定する。検知回数が3であると処理部91が判定した場合(ステップS30;Yes)、換言すると搬送体12が第1回転体14a~14cと係合し終えている場合、処理は、ステップS52へ進む。検知回数が3でないと処理部91が判定した場合(ステップS30;Yes)、換言すると搬送体12が第1回転体14a~14cと係合し終えていない場合、処理は、ステップS40へ進む。
【0059】
ステップS40:処理部91は、第1記憶部92が記憶するコンテナ固有情報から特定第1回転体に関連付けられたラベルLの数を取得する。以下、コンテナ固有情報からのラベルLの数を「規定枚数」と記載する。処理部91は、第1記憶部92が記憶する検知枚数を取得する。処理部91は、ラベルLの規定枚数と、ラベルLの検知枚数とが一致するか否かを判定する。ラベルLの規定枚数と、ラベルLの検知枚数とが一致すると処理部91が判定した場合(ステップS40;Yes)、換言するとトナーコンテナ10が正規品である可能性がある場合、処理は、ステップS50に進む。ラベルLの規定枚数と、ラベルLの検知枚数とが一致しないと処理部91が判定した場合(ステップS40;No)、換言するとトナーコンテナ10が正規品でない場合、処理は、ステップS51に進む。
【0060】
ステップS50:処理部91は、第1メッセージを表示部61に表示させる。第1メッセージは、トナーコンテナ10のトナー残量を示す。詳しくは、第1メッセージにおけるトナーコンテナ10のトナー残量は、後述する「多」、「中」及び「少」のいずれか1つであることを示す。処理は、終了する。
【0061】
実施形態1では、トナーコンテナ10のトナー残量は、4段階に設定されている。詳しくは、トナーコンテナ10のトナー残量は、「多」、「中」、「少」、及び「極少」に区分されている。「多」、「中」、「少」、及び「極少」は、この順にトナーコンテナ10のトナー残量が多いことを示す。処理部91は、光センサー20が検知した検知結果に基づいて、トナーTの残量を算出する。詳しくは、実施形態1では、処理部91は、第1記憶部92が記憶する検知回数に応じて、トナーコンテナ10のトナー残量を4段階のうちのいずれかに区分する。具体的に、検知回数が0回である場合、処理部91は、トナーコンテナ10のトナー残量を「多」に区分する。検知回数が1回である場合、処理部91は、トナーコンテナ10のトナー残量を「中」に区分する。検知回数が2回である場合、処理部91は、トナーコンテナ10のトナー残量を「少」に区分する。検知回数が3回である場合、処理部91は、トナーコンテナ10のトナー残量を「極少」に区分する。実施形態1では、検知回数が3であることは、トナーTの残量が所定量未満であることを示す。
【0062】
ステップS51:処理部91は、第2メッセージを表示部61に表示させる。第2メッセージは、トナーコンテナ10のトナー残量と、トナーコンテナ10は正規品ではない旨とを示す。詳しくは、第2メッセージにおけるトナーコンテナ10のトナー残量は、「多」、「中」及び「少」のいずれか1つであることを示す。処理は、終了する。
【0063】
ステップS52:処理部91は、第3メッセージを表示部61に表示させる。第3メッセージは、トナーコンテナ10の交換を促す旨を示す。つまり、表示部61は、トナーコンテナ10のトナー残量が「極少」であることを、ユーザーに報知する。処理は、終了する。
【0064】
図1~
図8を参照して説明したように、トナーコンテナ10は、容器本体11と、搬送体12と、第1回転体14a~14cと、第2回転体15とを備える。第1回転体14a~14cの各々は、所定の位置に配置されている。第1回転体14a~14cの各々は、搬送体12が所定の位置に到達したことに応じて回転する。トナーコンテナ10では、搬送体12が回転しながら排出口方向Dに移動する際、第1回転体14a~14cのいずれかと、搬送体12とが係合した場合のみ、第2回転体15は回転する。例えば、第2回転体15の回転状態を検知する光センサー20を有する画像形成装置100に、トナーコンテナ10が装着された場合、光センサー20は、第1回転体14a~14cのいずれかと、搬送体12とが係合している間のみ、第2回転体15の回転状態を示す信号を画像形成装置100の処理部91に出力する。その結果、トナーコンテナ10は、画像形成装置100の処理部91にかかる負荷を軽減できる。
【0065】
第2回転体15は、第1回転体14a~14cのいずれかと搬送体12が係合するごとに回転する。第1回転体14a~14cは、搬送体12が始点から終点まで移動すると、第2回転体15を1回転させる。トナーコンテナ10が画像形成装置100に装着された場合、トナーコンテナ10は、容器本体11に収容されているトナーTの残量を画像形成装置100により正確に把握させることを可能にする。
【0066】
第2回転体15は、その外周面15PにラベルLを有する。これにより、トナーコンテナ10は、第2回転体15が検知板を備える場合よりも、小型となる。
【0067】
画像形成装置100は、トナーコンテナ10と、駆動部7と、光センサー20と、処理部91とを備える。処理部91は、光センサー20が検知した検知結果に基づいて、トナーTの残量を算出する。画像形成装置100は、情報を表示する表示部61を備える場合、トナーTの残量をユーザーに報知することができる。
【0068】
画像形成装置100は、表示部61を更に備える。処理部91は、検知回数が3であるか否かを判定する。換言すると、処理部91は、トナーTの残量が所定量未満であるか否かを判定する。処理部91は、検知回数が3である場合、換言するとトナーTの残量が所定量未満であると判定した場合、トナーコンテナ10の交換メッセージを表示部61に表示させる。画像形成装置100は、トナーTの残量がなくなる前に、トナーTの残量が少ない旨をユーザーに報知することができる。
【0069】
光センサー20は、受発光部を有する。受発光部は、発光素子と、光素子とを含む。画像形成装置100は、検知部として、スリットを有する円盤状の検知板と、検知板のスリットの有無を検知する検知部材とを用いて第2回転体15の回転数を検知する構成よりも小型になる。
【0070】
トナーコンテナ10は、第1回転体14a~14cと、第2記憶部16とを有する。第2記憶部16は、コンテナ固有情報を記憶している。処理部91は、光センサー20の検知結果からラベルLの検知枚数を取得する。処理部91は、第2記憶部16に記憶されているコンテナ固有情報の第1回転体14a~14cの各々に関連付けられたラベルLの数のうちから、対応するラベルLの規定枚数を読み出す。処理部91は、ラベルLの規定枚数と、ラベルLの検知枚数とを比較する。処理部91は、ラベルLの規定枚数と、ラベルLの検知枚数とが一致しない場合、トナーコンテナ10が正規品でないと判定する。画像形成装置100は、装着されたトナーコンテナ10が正規品であるか否かを容易に判定することができる。
【0071】
[実施形態2]
図9を参照して、実施形態2に係るトナーコンテナ30について説明する。
図9は、実施形態2に係るトナーコンテナ30の断面を示す図である。
【0072】
トナーコンテナ30は、実施形態1のトナーコンテナ10と比較して、容器本体11の構成が異なる。
【0073】
図9に示すように、トナーコンテナ30は、容器本体11と、搬送体12と、第1回転軸13と、第1回転体群14と、第2回転軸17と、第2回転体15とを有する。トナーコンテナ30は、第2記憶部16を更に有する。
【0074】
実施形態2の容器本体11は、実施形態1の容器本体11と異なり、第2収容室S2を有しない。実施形態2の第1収容室S1は、トナーT、搬送体12、第1回転軸13、第1回転体群14、第2回転軸17、及び第2回転体15を収容する。実施形態2の容器本体11は、第1収容室S1において、実施形態1の第1内壁112の代わりに、第3内壁114を有する。第3内壁114は、トナーTが第2回転体15に移動することを抑制する。
【0075】
以上、図面(
図1~
図9)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)~(3))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0076】
(1)
図1~
図9を参照して説明したように、本発明の実施形態1及び実施形態2では、第1回転体14a~14cの数は3つであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1回転体の数は1つ、2つ、又は4つ以上であってもよい。
【0077】
(2)
図1~
図9を参照して説明したように、本発明の実施形態1及び実施形態2では、第2回転体15は、その外周面15Pに、被検出部としてラベルLが固定されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、被検出部は、凹凸形状であってもよいし、スリットであってもよい。
【0078】
(3)
図1~
図9を参照して説明したように、本発明の実施形態1及び実施形態2では、検知部として光センサー20を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、検知部は、電子カメラであってもよい。また、本発明の実施形態1及び実施形態2では、画像形成装置100は光センサー20を備えるが、本発明はこれに限定されない。例えば、トナーコンテナ10が光センサー20を備えていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明は、例えば、トナーコンテナ、及び画像形成装置の分野に有用である。
【符号の説明】
【0080】
10 トナーコンテナ
11 容器本体
11a 排出口
12 搬送体
12P 外周面
14 第1回転体
15 第2回転体
S1 収容室
T トナー