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特許7364145チャネル状態情報フィードバック方法および装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-10
(45)【発行日】2023-10-18
(54)【発明の名称】チャネル状態情報フィードバック方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20231011BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20231011BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20231011BHJP
   H04B 17/24 20150101ALI20231011BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W84/12
H04W16/28
H04B17/24
【請求項の数】 18
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022128767
(22)【出願日】2022-08-12
(62)【分割の表示】P 2021524153の分割
【原出願日】2019-11-07
(65)【公開番号】P2022184835
(43)【公開日】2022-12-13
【審査請求日】2022-11-07
(31)【優先権主張番号】201811321478.9
(32)【優先日】2018-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユ、ジアン
(72)【発明者】
【氏名】ウ、ウェイミン
(72)【発明者】
【氏名】ダイ、ジン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】Xiaogang Chen (Intel),Discussions on the PHY Features for EHT, IEEE 802.11-18/1461r0 ,米国,IEEE, インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/18/11-18-1461-00-0eht-discussions-on-the-phy-features-for-eht.pptx>,2018年09月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
H04B17/24
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャネル状態情報フィードバック方法であって、
ビームフォーマーによりNDPAフレームを生成する段階であって、前記NDPAフレームは、測深ダイアログトークンフィールドを含み、前記測深ダイアログトークンフィールドは、NDPAタイプを含み、前記NDPAタイプは、前記NDPAフレームのタイプを示すために使用され、前記NDPAタイプは2ビットを占有し、前記2ビットの値が00である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームがVHT NDPAフレームであることを示し、前記2ビットの値が01である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームがHE NDPAフレームであることを示し、前記2ビットの値が10である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームが測距NDPAフレームであることを示し、前記2ビットの値が11である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームがEHT NDPAフレームであることを示す、段階と、
前記ビームフォーマーにより前記NDPAフレームを送信する段階と
を備えるチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項2】
前記測深ダイアログトークンフィールドは、測深ダイアログトークン番号をさらに含み、前記測深ダイアログトークン番号は、測深ダイアログを識別するために使用される
請求項1に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項3】
前記NDPAフレームは、MACヘッダ、1つ以上のステーション情報、およびフレームチェックシーケンス(FCS)フィールドを含む
請求項1または2に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項4】
前記MACヘッダは、MACフレームのタイプを示すために使用されるフレーム制御フィールド、前記MACフレームおよび対応する肯定応答フレームによりチャネルが占有される持続時間を示すために使用される持続時間フィールド、前記MACフレームの受信端を識別するために使用される受信アドレス(RA)フィールド、および、前記MACフレームの伝送端を識別するために使用される伝送アドレス(TA)フィールドを含む
請求項3に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項5】
前記ステーション情報は、処理モードビットマップを含み、前記ステーション情報に含まれる前記処理モードビットマップは、前記ステーション情報に対応するビームフォーミーにのみ適用可能である
請求項3または4に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項6】
前記処理モードビットマップにおけるそれぞれのnビットが1つのフィードバックユニットに対応し、前記nビットの値が、対応する前記フィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である
請求項5に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項7】
チャネル状態情報フィードバック方法であって、
ビームフォーミーによりNDPAフレームを受信する段階であって、前記NDPAフレームは、測深ダイアログトークンフィールドを含み、前記測深ダイアログトークンフィールドは、NDPAタイプを含み、前記NDPAタイプは、前記NDPAフレームのタイプを示すために使用され、前記NDPAタイプは2ビットを占有し、前記2ビットの値が00である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームがVHT NDPAフレームであることを示し、前記2ビットの値が01である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームがHE NDPAフレームであることを示し、前記2ビットの値が10である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームが測距NDPAフレームであることを示し、前記2ビットの値が11である場合、前記NDPAタイプは前記NDPAフレームがEHT NDPAフレームであることを示す、段階と、
前記ビームフォーミーにより前記NDPAフレームの前記タイプを決定する段階と
を備えるチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項8】
前記ビームフォーミーにより、前記測深ダイアログトークンフィールドに含まれる測深ダイアログトークン番号に基づいて、測深ダイアログを判断する段階
をさらに備える請求項7に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項9】
前記NDPAフレームは、MACヘッダ、1つ以上のステーション情報、およびフレームチェックシーケンス(FCS)フィールドを含む
請求項7または8に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項10】
前記MACヘッダは、MACフレームのタイプを示すために使用されるフレーム制御フィールド、前記MACフレームおよび対応する肯定応答フレームによりチャネルが占有される持続時間を示すために使用される持続時間フィールド、前記MACフレームの受信端を識別するために使用される受信アドレス(RA)フィールド、および、前記MACフレームの伝送端を識別するために使用される伝送アドレス(TA)フィールドを含む
請求項9に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項11】
前記ステーション情報は、処理モードビットマップを含み、前記ステーション情報に含まれる前記処理モードビットマップは、前記ステーション情報に対応するビームフォーミーにのみ適用可能である
請求項9または10に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項12】
前記処理モードビットマップにおけるそれぞれのnビットが1つのフィードバックユニットに対応し、前記nビットの値が、対応する前記フィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、
請求項11に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
【請求項13】
請求項1から6のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成されたチャネル状態情報フィードバック装置。
【請求項14】
請求項7から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成されたチャネル状態情報フィードバック装置。
【請求項15】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項1から6のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するために使用される命令を含む
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項7から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するために使用される命令を含む
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、請求項1から6のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するために使用される命令を含む
コンピュータプログラム。
【請求項18】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、請求項7から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するために使用される命令を含む
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年11月7日に中国特許庁に出願された、「CHANNEL STATE INFORMATION FEEDBACK METHOD AND APPARATUS」と題する中国特許出願第201811321478.9号の優先権を主張し、これは、参照により本明細書にその全体が組み込まれる。
【0002】
本願は、通信技術の分野、特に、チャネル状態情報フィードバック方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)などの無線通信システムにおいて、多入力多出力(multiple-input multiple-output,MIMO)技術は、広く使用されている技術である。MIMO技術が使用される場合、ビームフォーマー(beamformer)はビームフォーミー(beamformee)からチャネル状態情報を取得する必要があり、その結果、ビームフォーマーは、チャネル状態情報に基づいてビームフォーミング、速度制御、およびリソース割当などの機能を実装する。
【0004】
802.11規格は、汎用WLAN規格である。現在、電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics engineers,IEEE)は、802.11axに次ぐ次世代の802.11規格を議論している。前の802.11規格と比較して、次世代の802.11規格は、極めて高いスループット(extremely high throughput,EHT)でデータ伝送をサポートする。すなわち、次世代の802.11規格は、より広い帯域幅(例えば、320MHz)およびより多くのストリーム(例えば、16の空間ストリーム)をサポートする。このように、ビームフォーミーは、より多くのチャネル状態情報をビームフォーマーにフィードバックする必要があり、極端に高いフィードバックオーバーヘッドがもたらされる。したがって、次世代の802.11規格について、どのようにチャネル状態情報をフィードバックして、チャネル状態情報のフィードバックオーバーヘッドとフィードバック精度との間のバランスを実装するかが、解決すべき喫緊の課題である。
【発明の概要】
【0005】
本願は、チャネル状態情報のフィードバックオーバーヘッドとフィードバック精度との間のバランスを実装するためにチャネル状態情報を柔軟にフィードバックするためのチャネル状態情報フィードバック方法および装置を提供する。
【0006】
先述の目的を達成するために、本願は、以下の技術的解決手段を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、チャネル状態情報フィードバック方法が提供され、以下の段階、すなわち、ビームフォーマーが媒体アクセス制御(media access control,MAC)フレームを送信する段階であって、MACフレームが処理モードビットマップを含み、処理モードビットマップにおける各n個のビットが1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値が、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、送信する段階と、ビームフォーマーが、ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを受信する段階であって、ビームフォーミングレポートが1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドが1つのフィードバックユニットに対応し、フィードバックフィールドが、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報を含み、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報が、処理モードビットマップにより示される処理モードで処理される、受信する段階とを含む。
【0008】
先述の技術的解決手段に基づき、処理モードビットマップにおける各n個のビットは1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値は、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用される。異なる処理モードは、異なるフィードバックオーバーヘッドおよび異なるフィードバック精度に対応することが理解され得る。したがって、いくつかのフィードバックユニット(例えば、比較的重要なチャネル)のチャネル状態情報について、フィードバック精度を保証するために、ビームフォーマーは、処理モードビットマップを使用することにより、フィードバック精度が比較的高い処理モードを使用することをビームフォーミーに示し得る。いくつかの他のフィードバックユニット(例えば、重要でないチャネル)のチャネル状態情報について、フィードバックオーバーヘッドを低減するために、ビームフォーマーは、処理モードビットマップを使用することにより、フィードバックオーバーヘッドが比較的低い処理モードを使用することをビームフォーミーに示し得る。このように、チャネル状態情報がフィードバックされるときに、チャネル状態情報のフィードバックオーバーヘッドとフィードバック精度との間のバランスを実装するために、ビームフォーマーは、要件に基づいて適切な処理モードを構成し、異なる処理モードで異なるフィードバックユニットのチャネル状態情報を処理することをビームフォーミーに示し得る。
【0009】
可能な設計において、フィードバックユニットは、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである。
【0010】
可能な設計において、MACフレームは、ヌルデータパケット告知(null data packet announcement,NDPA)フレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0011】
第2の態様によれば、チャネル状態情報フィードバック方法が提供され、以下の段階、すなわち、ビームフォーミーが、ビームフォーマーにより送信されたMACフレームを受信する段階であって、MACフレームが処理モードビットマップを含み、処理モードビットマップにおける各n個のビットが1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値が、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、受信する段階と、ビームフォーミーがビームフォーミングレポートをビームフォーマーに送信する段階であって、ビームフォーミングレポートが1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドが1つのフィードバックユニットに対応し、フィードバックフィールドが、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報を含み、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報が、処理モードビットマップにより示される処理モードで処理される、送信する段階とを含む。
【0012】
先述の技術的解決手段に基づき、処理モードビットマップにおける各n個のビットは1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値は、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用される。異なる処理モードは、異なるフィードバックオーバーヘッドおよび異なるフィードバック精度に対応することが理解され得る。したがって、いくつかのフィードバックユニット(例えば、比較的重要なチャネル)のチャネル状態情報について、フィードバック精度を保証するために、ビームフォーマーは、処理モードビットマップを使用することにより、フィードバック精度が比較的高い処理モードを使用することをビームフォーミーに示し得る。いくつかの他のフィードバックユニット(例えば、重要でないチャネル)のチャネル状態情報について、フィードバックオーバーヘッドを低減するために、ビームフォーマーは、処理モードビットマップを使用することにより、フィードバックオーバーヘッドが比較的低い処理モードを使用することをビームフォーミーに示し得る。このように、チャネル状態情報がフィードバックされるときに、チャネル状態情報のフィードバックオーバーヘッドとフィードバック精度との間のバランスを実装するために、ビームフォーマーは、要件に基づいて適切な処理モードを構成し、異なる処理モードで異なるフィードバックユニットのチャネル状態情報を処理することをビームフォーミーに示し得る。
【0013】
可能な設計において、フィードバックユニットは、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである。
【0014】
可能な設計において、MACフレームは、NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0015】
第3の態様によれば、チャネル状態情報フィードバック方法が提供され、以下の段階、すなわち、ビームフォーマーが媒体アクセス制御(MAC)フレームを送信する段階であって、MACフレームが、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータが異なる値を有する、送信する段階と、ビームフォーマーが、対象ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを受信する段階であって、ビームフォーミングレポートが、少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む、受信する段階とを含む。
【0016】
先述の技術的解決手段に基づき、MACフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み得、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。具体的には、ビームフォーマーは、MACフレームにおける対象ビームフォーミーに対応する複数のユーザ情報を使用することにより、複数のチャネル状態情報をフィードバックすることを対象ビームフォーミーに示し得、複数のチャネル状態情報は異なる処理モードで処理され得、および/または複数のチャネル状態情報は、異なる部分におけるリソースユニットのチャネル状態情報である。このように、チャネル状態情報が柔軟にフィードバックされる。
【0017】
可能な設計において、ユーザ情報は、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、またはコードブック情報のうちの1または複数を含む。
【0018】
可能な設計において、MACフレームは、NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0019】
第4の態様によれば、チャネル状態情報フィードバック方法が提供され、以下の段階、すなわち、対象ビームフォーミーが、ビームフォーマーにより送信された媒体アクセス制御(MAC)フレームを受信する段階であって、MACフレームが、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータが異なる値を有する、受信する段階と、対象ビームフォーミーがビームフォーミングレポートをビームフォーマーに送信する段階であって、ビームフォーミングレポートが、少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む、送信する段階とを含む。
【0020】
先述の技術的解決手段に基づき、MACフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み得、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。具体的には、ビームフォーマーは、MACフレームにおける対象ビームフォーミーに対応する複数のユーザ情報を使用することにより、複数のチャネル状態情報をフィードバックすることを対象ビームフォーミーに示し得、複数のチャネル状態情報は異なる処理モードで処理され得、および/または複数のチャネル状態情報は、異なる部分におけるリソースユニットのチャネル状態情報である。このように、チャネル状態情報が柔軟にフィードバックされる。
【0021】
可能な設計において、ユーザ情報は、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、またはコードブック情報のうちの1または複数を含む。
【0022】
可能な設計において、MACフレームは、NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0023】
第5の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0024】
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0025】
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0026】
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0027】
第9の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、プロセッサと送受信機とを含み、任意でメモリをさらに含む。プロセッサは、内部接続を介して送受信機およびメモリと通信する。プロセッサは、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機はプロセッサにより制御され、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、プロセッサにより呼び出されて、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行する。
【0028】
第10の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、プロセッサと送受信機とを含み、任意でメモリをさらに含む。プロセッサは、内部接続を介して送受信機およびメモリと通信する。プロセッサは、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機はプロセッサにより制御され、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、プロセッサにより呼び出されて、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行する。
【0029】
第11の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、プロセッサと送受信機とを含み、任意でメモリをさらに含む。プロセッサは、内部接続を介して送受信機およびメモリと通信する。プロセッサは、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機はプロセッサにより制御され、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、プロセッサにより呼び出されて、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行する。
【0030】
第12の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、プロセッサと送受信機とを含み、任意でメモリをさらに含む。プロセッサは、内部接続を介して送受信機およびメモリと通信する。プロセッサは、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機はプロセッサにより制御され、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、プロセッサにより呼び出されて、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行する。
【0031】
第13の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムは、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0032】
第14の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムは、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0033】
第15の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムは、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0034】
第16の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムは、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0035】
第17の態様によれば、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0036】
第18の態様によれば、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0037】
第19の態様によれば、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0038】
第20の態様によれば、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するために使用される命令を含む。
【0039】
第21の態様によれば、チップが提供される。チップは、処理回路と送受信機ピンとを含み、任意で、メモリをさらに含む。処理回路は、内部接続を介して送受信機ピンおよびメモリと通信する。処理回路は、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機ピンは、処理回路により制御され、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、第1の態様、または第1の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように、処理回路により呼び出される。
【0040】
第22の態様によれば、チップが提供される。チップは、処理回路と送受信機ピンとを含み、任意で、メモリをさらに含む。処理回路は、内部接続を介して送受信機ピンおよびメモリと通信する。処理回路は、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機ピンは、処理回路により制御され、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、第2の態様、または第2の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように、処理回路により呼び出される。
【0041】
第23の態様によれば、チップが提供される。チップは、処理回路と送受信機ピンとを含み、任意で、メモリをさらに含む。処理回路は、内部接続を介して送受信機ピンおよびメモリと通信する。処理回路は、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機ピンは、処理回路により制御され、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、第3の態様、または第3の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように、処理回路により呼び出される。
【0042】
第24の態様によれば、チップが提供される。チップは、処理回路と送受信機ピンとを含み、任意で、メモリをさらに含む。処理回路は、内部接続を介して送受信機ピンおよびメモリと通信する。処理回路は、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。送受信機ピンは、処理回路により制御され、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように構成される。メモリは、命令を記憶するように構成される。命令は、第4の態様、または第4の態様の任意の実行可能な実装形態による方法を実行するように、処理回路により呼び出される。
【0043】
第5の態様から第24の態様の任意の実装によりもたらされる技術的効果については、先述の説明において提供される対応する方法における有益な効果を参照されたい。本明細書において詳細を再度説明しない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】802.11ax規格でのチャネル状態情報のシングルユーザフィードバック手順の概略図である。
【0045】
図2】802.11ax規格でのチャネル状態情報のマルチユーザフィードバック手順の概略図である。
【0046】
図3】本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法のフローチャート1である。
【0047】
図4】本願の一実施形態によるMIMO制御フィールドの概略構造図1である。
【0048】
図5】本願の一実施形態によるMIMO制御フィールドの概略構造図2である。
【0049】
図6】本願の一実施形態によるMIMO制御フィールドの概略構造図3である。
【0050】
図7】本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法のフローチャート2である。
【0051】
図8】本願の一実施形態によるNDPAフレームの概略構造図1である。
【0052】
図9】本願の一実施形態によるNDPAフレームの概略構造図2である。
【0053】
図10】本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法のフローチャート3である。
【0054】
図11】本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図1である。
【0055】
図12】本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図2である。
【0056】
図13】本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法のフローチャート4である。
【0057】
図14】本願の一実施形態によるMIMO制御フィールドの概略構造図4である。
【0058】
図15】本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法のフローチャート5である。
【0059】
図16】本願の一実施形態によるNDPAフレームの概略構造図3である。
【0060】
図17】本願の一実施形態によるNDPAフレームの概略構造図4である。
【0061】
図18】本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法のフローチャート6である。
【0062】
図19】本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図3である。
【0063】
図20】本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図4である。
【0064】
図21】本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図5である。
【0065】
図22】本願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
【0066】
図23】本願の一実施形態による通信デバイスの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0067】
以下では、まず、いくつかの概念を説明する。
【0068】
(1)802.11ax規格でのチャネル状態情報のフィードバック手順
【0069】
現在、802.11ax規格でのチャネル状態情報のフィードバック手順は、シングルユーザフィードバック手順およびマルチユーザフィードバック手順に分類されている。以下では、ビームフォーマーがアクセスポイント(access point,AP)であり、ビームフォーミーがステーション(station,STA)である例を説明のために使用する。
【0070】
図1に示されるように、シングルユーザフィードバック手順では、対象STA(例えば、図1のSTA1)を示してチャネル推定に備えるために、APはNDPAフレームを送信する。次に、APはヌルデータパケット(null data packet,NDP)を送信し、それにより対象STAがNDP内の長いトレーニングシーケンスに基づいてチャネル推定を実行して、チャネル状態情報を決定する。対象STAはビームフォーミングレポートをAPに送信し、ビームフォーミングレポートはチャネル状態情報を含む。
【0071】
例えば、NDPAフレームとNDPとの間のフレーム間隔およびNDPとビームフォーミングレポートとの間のフレーム間隔はいずれも、短フレーム間隔(short interframe space,SIFS)である。
【0072】
図2に示されるように、マルチユーザフィードバック手順では、複数の対象STA(例えば、図2のSTA1、STA2、およびSTA3)を示してチャネル推定に備えるために、APはNDPAフレームを送信する。次に、APはNDPを送信し、それにより、複数の対象STAがチャネル推定を実行する。APはビームフォーミングレポートポーリング(beamforming report poll,BRP)トリガフレームを送信して、チャネル状態情報をフィードバックするように複数の対象STAをトリガする。複数の対象STAは各々、ビームフォーミングレポートをAPに送信する。
【0073】
NDPAフレーム、BRPトリガフレーム、およびビームフォーミングレポートはすべてMACフレームであることに留意されたい。
【0074】
(2)リソースユニット(resource unit,RU)
【0075】
リソースユニットは周波数ドメインリソースであり、リソースユニットは1または複数のサブキャリアを含む。現在、以下のタイプのRUがWLANシステムにおいて規定されている:26サブキャリア(subcarrier)RU(具体的には、1つのRUが26個のサブキャリアを含む)、52サブキャリアRU(具体的には、1つのRUが52個のサブキャリアを含む)、106サブキャリアRU(具体的には、1つのRUが106個のサブキャリアを含む)、242サブキャリアRU(具体的には、1つのRUが242個のサブキャリアを含む)、484サブキャリアRU(具体的には、1つのRUが484個のサブキャリアを含む)、および996サブキャリアRU(具体的には、1つのRUが996個のサブキャリアを含む)など。
【0076】
現在、802.11ax規格によりサポートされるチャネル帯域幅(channel bandwidth,CBW)は、20MHz、40MHz、80MHz、80+80MHz(具体的には、80MHzの帯域幅を有する2つのチャネルがサポートされ、2つのチャネルは不連続であり非重複である)、および160MHzである。表1は、各チャネル帯域幅におけるRUの総数を示す。
[表1]
【表1】
【0077】
(3)セグメント
【0078】
ビームフォーミングレポートは、8個のセグメントに分割され得る。この場合、ビームフォーミングレポートに含まれるチャネル状態情報もまた8個の部分に分割され、各セグメントは、チャネル状態情報の1つの部分を保持する。
【0079】
以下では、本願の実施形態における添付図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決手段を説明する。本願の説明において、特に指定がない限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを表し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられる対象物を説明するための対応関係のみを説明するものであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、および、Bのみが存在するという3つの場合を表すことができる。加えて、「少なくとも1つ」とは、1または複数を意味し、「複数の」とは、2以上を意味する。「第1」および「第2」などの用語は、数量および実行順序を限定するものではなく、「第1」および「第2」などの用語は、明確な差異を示すものではない。
【0080】
本願の技術的解決手段は、WLANに適用される。WLANに使用される規格は、IEEE802.11規格、例えば、802.11ac規格、802.11ax規格、または次世代の802.11規格であり得る。本願の技術的解決手段は、APとSTAとの間の通信、AP間の通信、およびSTA間の通信などのシナリオに適用できる。本願の実施形態では、APはビームフォーマーとして使用されてもよく、またはビームフォーミーとして使用されてもよい。STAはビームフォーマーとして使用されてもよく、またはビームフォーミーとして使用されてもよい。APは無線ルータ、無線送受信機、または無線スイッチなどであり得る。STAは、加入者ユニット、アクセス端末、移動局、モバイルコンソール、モバイルデバイス、端末、およびユーザ機器などの様々な名称を有する。実際の適用中に、STAは、携帯電話、スマートフォン、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)、無線ローカルエリアネットワーク通信機能を有する別の手持ち型デバイス、またはコンピュータデバイスであり得る。
【0081】
図3は、本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法を示す。本方法は、以下の段階を含む。
【0082】
S101:ビームフォーマーがMACフレームを生成して送信する。ここで、MACフレームは処理モードビットマップを含む。
【0083】
MACフレームはNDPAフレームまたはBRPトリガフレームである。
【0084】
実行可能な実装形態では、ビームフォーマーはブロードキャスト方式でMACフレームを送信する。
【0085】
処理モードビットマップは、複数のフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、複数のフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードは、同じあっても異なっていてもよいことに留意されたい。
【0086】
本願のこの実施形態では、ビームフォーマーとビームフォーミーとの間で複数の異なる処理モードが予め指定されている。任意で、異なる処理モードに対応するフィードバックオーバーヘッドは異なる。例えば、異なる処理モードで使用されるグループ化の数が異なり、および/または異なる処理モードで使用される量子化レベルが異なる。グループ化の数は、1つのグループにグループ化されたサブキャリアの数量を示すために使用されることに留意されたい。サブキャリアのグループについて、フィードバックオーバーヘッドを低減するために、ビームフォーミーは、サブキャリアのグループのうち1つのみのサブキャリアのチャネル状態情報をフィードバックする必要があることに留意されたい。
【0087】
例えば、先述の処理モードは、第1の処理モードおよび第2の処理モードを含む。以下の場合のうちの1つでは、第1の処理モードに対応するフィードバックオーバーヘッドは、第2の処理モードに対応するフィードバックオーバーヘッドよりも高い:(1)第1の処理モードで使用されるグループ化の数が、第2の処理モードで使用されるグループ化の数よりも少ない;(2)第1の処理モードで使用されるグループ化の数が、第2の処理モードで使用されるグループ化の数よりも多い;および(3)第1の処理モードが非差分処理モードであり、第2の処理モードが差分処理モードである。差分処理モードは、現在のチャネル状態情報および前にバッファリングされたチャネル状態情報に対して差分計算を実行して、チャネル状態情報差を決定することである。このように、ビームフォーミーは、チャネル状態情報差をビームフォーマーにフィードバックする。ビームフォーマーは、チャネル状態情報差および前にバッファリングされたチャネル状態情報に基づいて現在のチャネル状態情報を決定する。チャネル状態情報の絶対値と比較して、チャネル状態情報差はより小さい 変動範囲を有する。したがって、フィードバックオーバーヘッドを低減するために、チャネル状態情報差を表すのにより少ない量子化ビットが使用され得る。
【0088】
例えば、チャネル状態情報は、フィードバック行列(例えば、V行列)および信号対雑音比(signal-to-noise ratio,SNR)を含む。任意で、先述の処理モードは、チャネル状態情報内の1つのパラメータ(例えば、フィードバック行列または信号対雑音比)用の処理モードであり得るか、または、チャネル状態情報内の複数のパラメータ(例えば、フィードバック行列および信号対雑音比)用の処理モードであり得る。
【0089】
本願のこの実施形態では、1つのフィードバックユニットは少なくとも1つのセグメント、少なくとも1つのRU、または少なくとも1つのチャネルを含み得る。例えば、フィードバックユニットは、26サブキャリアRU、52サブキャリアRU、または242サブキャリアRUである。別の例として、フィードバックユニットは、20MHzの帯域幅を有するチャネル、40MHzの帯域幅を有するチャネル、または80MHzの帯域幅を有するチャネルである。
【0090】
例えば、処理モードビットマップにおいて、各n個のビットは1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値は、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nは正の整数である。例えば、処理モードビットマップにおいて、1番目からn番目のビットが1番目のフィードバックユニットに対応し、(n+1)番目から(2n)番目のビットが第2のフィードバックユニットに対応し、類推によって、(Ln+1)番目から(Ln+n)番目のビットはL番目のフィードバックユニットに対応する。Lは0よりも大きい、または0に等しい整数である。
【0091】
本願のこの実施形態では、nの具体的な値は予め構成されるか、規格において規定されるか、またはビームフォーマーにより示される。例えば、MACフレームは値指示フィールドをさらに含み、値指示フィールドは、nの値を示すために使用される。
【0092】
任意で、nの値と処理モードの数量との間に対応関係が存在する。例えば、2n-1≦M≦2、またはM≦2であり、式中、Mは、処理モードの数量である。例えば、処理モードが第1の処理モードおよび第2の処理モードのみを含む場合、nの値は1である。言い換えれば、処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応する。別の例として、処理モードが第1の処理モード、第2の処理モード、および第3の処理モードを含む場合、nの値は2である。言い換えれば、処理モードビットマップにおける各2ビットが1つのフィードバックユニットに対応する。
【0093】
任意で、処理モードビットマップにおけるn個のビットに対応するフィードバックユニットのタイプは、予め構成されるか、または規格において規定されている。具体的には、処理モードビットマップにおけるn個のビットが26サブキャリアRUもしくは52サブキャリアRUに対応するか、または40MHzの帯域幅を有するチャネルに対応するかは、予め構成されるか、または規格において規定されている。
【0094】
任意で、処理モードビットマップにおけるn個のビットに対応するフィードバックユニットのタイプは、ビームフォーマーにより示される。
【0095】
一実装形態では、ビームフォーマーは、暗示的な方式で、処理モードビットマップにおけるn個のビットに対応するフィードバックユニットのタイプを示す。例えば、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が、フィードバックユニットのタイプを示すために使用される。例えば、処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が8である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプはセグメントであり、すなわち、処理モードビットマップにおける各ビットは1つのセグメントに対応する。別の例として、検出すべきチャネルの帯域幅が320MHzであると仮定する。処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が8である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプは、40MHzの帯域幅を有するチャネルである。別の例として、検出すべきチャネルの帯域幅が320MHzであると仮定する。処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が16である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプは、20MHzの帯域幅を有するチャネルである。別の例として、表1を参照して説明を提供する。検出すべきチャネルの帯域幅が160MHzであると仮定する。処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が16である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプは106サブキャリアRUである。別の例として、表1を参照して説明を提供する。検出すべきチャネルの帯域幅が160MHzであると仮定する。処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が74である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプは26サブキャリアRUである。
【0096】
MACフレームは部分的帯域幅情報を含んでも含まなくてもよく、部分的帯域幅情報は、部分的チャネル帯域幅を示すために使用されることに留意されたい。例えば、部分的帯域幅情報は、リソースユニット開始インデックスおよびリソースユニット終了インデックスを含む。リソースユニット開始インデックスおよびリソースユニット終了インデックスは、連続するリソースユニットのセグメントを示すために使用される。例えば、リソースユニット開始インデックスが0であり、リソースユニット終了インデックスが10である場合、リソースユニット開始インデックスおよびリソースユニット終了インデックスは、1番目から11番目の26サブキャリアRUを示すために使用される。リソースユニットのインデックスは、規格において規定されることに留意されたい。MACフレームが部分的帯域幅情報を含まない場合、MACフレームは、全チャネル帯域幅でのチャネル状態情報をフィードバックするようにビームフォーミーに要求するために使用される。MACフレームが部分的帯域幅情報を含む場合、MACフレームは、部分的チャネル帯域幅でのチャネル状態情報をフィードバックするようにビームフォーミーに要求するために使用される。
【0097】
任意で、処理モードビットマップにおける各n個のビットに対応するフィードバックユニットのタイプは、MACフレームが部分的帯域幅情報を含むかどうかに関連する。例えば、MACフレームは部分的帯域幅情報を含まず、全チャネル帯域幅は320MHzである。この場合、処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が16である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプは、20MHzの帯域幅を有するチャネルである。別の例として、MACフレームは部分的帯域幅情報を含み、部分的帯域幅情報におけるリソースユニット開始インデックスは0であり、部分的帯域幅情報におけるリソースユニット終了インデックスは15である。この場合、処理モードビットマップにおける各ビットが1つのフィードバックユニットに対応し、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が16である場合、処理モードビットマップにおける1ビットに対応するフィードバックユニットのタイプは26サブキャリアRUである。
【0098】
任意で、MACフレームが部分的帯域幅情報を含み、フィードバックユニットがRUである場合、どのRUが具体的に処理モードビットマップにおける各n個のビットに対応するかは、部分的帯域幅情報に関連して決定され得る。例えば、MACフレームは部分的帯域幅情報を含み、部分的帯域幅情報におけるリソースユニット開始インデックスが7であり、部分的帯域幅情報におけるリソースユニット終了インデックスが14である。この場合、処理モードビットマップに含まれるビットの総数が8である場合、処理モードビットマップにおいて、1番目のビットは8番目の26サブキャリアRUに対応し、2番目のビットは9番目の26サブキャリアRUに対応し、類推によって、8番目のビットは15番目の26サブキャリアRUに対応する。
【0099】
別の実装形態では、ビームフォーマーは、明示的な方式で、処理モードビットマップにおけるn個のビットに対応するフィードバックユニットのタイプを示す。例えば、MACフレームはまた、フィードバックユニット指示フィールドを含み、フィードバックユニット指示フィールドは、処理モードビットマップにおけるn個のビットに対応するフィードバックユニットのタイプを示すために使用される。
【0100】
S102:ビームフォーマーが、ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを受信する。
【0101】
ビームフォーミングレポートは1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドは1つのフィードバックユニットに対応し、フィードバックフィールドは、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報を含み、フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにより示される処理モードで処理される。
【0102】
一実装形態では、ビームフォーミングレポートは、1または複数のMIMO制御フィールドをさらに含み得、各MIMO制御フィールドは1つのフィードバックフィールドに対応し、MIMO制御フィールドは、対応するフィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用される構成パラメータを示すために使用される。
【0103】
例えば、この場合、ビームフォーミングレポートの構造について、表2を参照されたい。
【0104】
表2を参照して説明のために例を使用する。ビームフォーミングレポートにおいて、MIMO制御フィールド1は、フィードバックフィールド1に含まれるチャネル状態情報に使用される構成パラメータを示すために使用される。フィードバックフィールド1に含まれるチャネル状態情報は、段階S101での処理モードビットマップにおける1番目からn番目のビットに対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報であり、フィードバックフィールド1に含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにおける1番目からn番目のビットの値により示される処理モードで処理される。MIMO制御フィールド2は、フィードバックフィールド2に含まれるチャネル状態情報に使用される構成パラメータを示すために使用される。フィードバックフィールド2に含まれるチャネル状態情報は、段階S101での処理モードビットマップにおける(n+1)番目から(2n)番目のビットに対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報であり、フィードバックフィールド2に含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにおける(n+1)番目から(2n)番目のビットの値により示される処理モードで処理される。
[表2]
【表2】
【0105】
任意で、ビームフォーミングレポートが表2に示される構造を使用する場合、MIMO制御フィールドについて、図4に示される構造を参照されたい。図4に示されるように、MIMO制御フィールドは、列の数(number of columns,Nc)インデックス、行の数(number of rows,Nr)インデックス、チャネル帯域幅、グループ化の数(number of grouping,Ng)、コードブック情報(codebook information)、フィードバックタイプ(feedback type)、残りのフィードバックセグメント(remaining feedback segment)、第1のフィードバックセグメント(first feedback segment)、リソースユニット開始インデックス(RU start index)、リソースユニット終了インデックス(RU end index)、測深ダイアログトークン番号、および1または複数の予備(reserved)ビットを含む。
【0106】
代替的には、ビームフォーミングレポートが表2に示される構造を使用する場合、MIMO制御フィールドについて、図5に示される構造を参照されたい。図5に示されるように、MIMO制御フィールドは、処理モード指示情報をさらに含む。処理モード指示情報は、対応するフィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用される処理モードを示すために使用される。
【0107】
別の実装形態では、ビームフォーミングレポートは1つのMIMO制御フィールドのみを含み、MIMO制御フィールドは、ビームフォーミングレポートにおけるすべてのフィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用される構成パラメータを示すために使用される。
【0108】
例えば、この場合、ビームフォーミングレポートの構造について、表3を参照されたい。
【0109】
表3を参照して説明のために例を使用する。ビームフォーミングレポートにおいて、MIMO制御フィールドは、フィードバックフィールド1、フィードバックフィールド2、フィードバックフィールド3、および別のフィードバックフィールド(表3に示さない)に含まれるチャネル状態情報に使用される構成パラメータを示すために使用される。フィードバックフィールド1に含まれるチャネル状態情報は、段階S101での処理モードビットマップにおける1番目からn番目のビットに対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報であり、フィードバックフィールド1に含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにおける1番目からn番目のビットの値により示される処理モードで処理される。フィードバックフィールド2に含まれるチャネル状態情報は、段階S101での処理モードビットマップにおける(n+1)番目から(2n)番目のビットに対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報であり、フィードバックフィールド2に含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにおける(n+1)番目から(2n)番目のビットの値により示される処理モードで処理される。フィードバックフィールド3に含まれるチャネル状態情報は、段階S101での処理モードビットマップにおける(2n+1)番目から(3n)番目のビットに対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報であり、フィードバックフィールド3に含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにおける(2n+1)番目から(3n)番目のビットの値により示される処理モードで処理される。
[表3]
【表3】
【0110】
任意で、ビームフォーミングレポートが表3に示される構造を使用する場合、MIMO制御フィールドについて、図4に示される構造を参照されたい。
【0111】
代替的には、ビームフォーミングレポートが表3に示される構造を使用する場合、MIMO制御フィールドについて、図6に示される構造を参照されたい。図6に示されるように、MIMO制御フィールドは、処理モードビットマップをさらに含む。処理モードビットマップは、ビームフォーミングレポートにおける各フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用される処理モードを示すために使用される。
【0112】
任意で、表4に示されるように、処理モードビットマップはまた、ビームフォーミングレポートにおける独立したフィールドとして使用されてもよく、独立したシーケンス数を有してもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
[表4]
【表4】
【0113】
任意で、本願のこの実施形態で提供されるMIMO制御フィールドが次世代の802.11規格に適用される場合、802.11ax規格のMIMO制御フィールドと比較して、図4から図6に示されるMIMO制御フィールドにおいて、チャネル帯域幅、リソースユニット開始インデックス、およびリソースユニット終了インデックスはより多くのビットを占有し、それにより、より広い帯域幅およびより多いRUが示され得る。図4から図6に示されるMIMO制御フィールドにおいて、列インデックスの数および行インデックスの数はより多くのビットを占有し、それにより、より多くの空間ストリームが示され得る。
【0114】
加えて、表2、表3、または表4において、MACフレームが属するカテゴリを示すためにカテゴリフィールドが使用されることに留意されたい。アクションフィールドは、MACフレームが属するサブカテゴリを示すために使用される。
【0115】
図3に示される技術的解決手段に基づき、処理モードビットマップにおける各n個のビットは1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値は、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用される。異なる処理モードは、異なるフィードバックオーバーヘッドおよび異なるフィードバック精度に対応することが理解され得る。したがって、いくつかのフィードバックユニット(例えば、比較的重要なチャネル)のチャネル状態情報について、フィードバック精度を保証するために、ビームフォーマーは、処理モードビットマップを使用することにより、フィードバック精度が比較的高い処理モードを使用することをビームフォーミーに示し得る。いくつかの他のフィードバックユニット(例えば、重要でないチャネル)のチャネル状態情報について、フィードバックオーバーヘッドを低減するために、ビームフォーマーは、処理モードビットマップを使用することにより、フィードバックオーバーヘッドが比較的低い処理モードを使用することをビームフォーミーに示し得る。このように、チャネル状態情報がフィードバックされるときに、チャネル状態情報のフィードバックオーバーヘッドとフィードバック精度との間のバランスを実装するために、ビームフォーミーは適切な処理モードで異なるフィードバックユニットのチャネル状態情報を処理し得る。
【0116】
以下では、特定の応用シナリオに関連して、図3のチャネル状態情報フィードバック方法を説明する。
【0117】
図7は、本願によるチャネル状態情報フィードバック方法を示す。本方法は、以下の段階を含む。
【0118】
S201:ビームフォーマーがNDPAフレームを生成して送信する。ここで、NDPAフレームは処理モードビットマップを含む。
【0119】
例えば、図8は、本願の一実施形態によるNDPAフレームの概略構造図である。図8に示されるように、NDPAフレーム内のステーション情報は、処理モードビットマップを含み得る。ステーション情報に含まれる処理モードビットマップは、ステーション情報に対応するビームフォーミーにのみ適用できる。NDPAフレームにおいて、異なるステーション情報に含まれる処理モードビットマップは同じ合ってもよく、または異なっていてもよいことに留意されたい。
【0120】
例えば、図9は、本願の一実施形態による別のNDPAフレームの概略構造図である。図9に示されるように、NDPAフレームの共通情報は、処理モードビットマップを含む。処理モードビットマップは、NDPAフレーム内の各ステーション情報に対応するビームフォーミーに適用できる。
【0121】
本願の一実施形態では、NDPAフレームに含まれる処理モードビットマップの詳しい説明のために段階S101を参照されたいことに留意されたい。本願のこの実施形態では、詳細は再度説明しない。
【0122】
図8および図9に関連して、NDPAフレームは、MACヘッダ、測深ダイアログトークン(sounding dialog token)フィールド、1または複数のステーション情報、およびフレームチェックシーケンス(frame check sequence,FCS)フィールドを含む。
【0123】
MACヘッダは、(1)MACフレームのタイプを示すために使用されるフレーム制御(frame control)フィールド、(2)MACフレームおよび対応する肯定応答フレームによりチャネルが占有される持続時間を示すために使用される持続時間(duration)フィールド、(3)MACフレームの受信端を識別するために使用される受信アドレス(receiving address,RA)フィールド、および(4)MACフレームの伝送端を識別するために使用される伝送アドレス(transmitting address,TA)フィールドを含む。
【0124】
ステーション情報はさらに、以下のパラメータ、すなわち、関連識別子(association identifier,AID)、部分的帯域幅情報(partial bandwidth information)、フィードバックタイプ、Ng、曖昧性除去(disambiguation)ビット、コードブックサイズ(codebook size)、または列インデックスの数のうちの1または複数を含み得る。部分的帯域幅情報は、リソースユニット開始インデックスおよびリソースユニット終了インデックスを含む。
【0125】
フレームチェックシーケンスフィールドは、受信端を有効化して、受信したMACフレームが正しいかどうかを検出するために使用される。
【0126】
任意で、図8に示されるように、NDPAフレーム内の測深ダイアログトークンフィールドは、NDPAタイプおよび測深ダイアログトークン番号を含む。NDPAタイプは、NDPAフレームのタイプを示すため、すなわち、NDPAフレームが超高スループット(very high thgourhput,VHT)NDPAフレーム(すなわち、802.11ac規格のNDPAフレーム)、HE NDPAフレーム、測距(ranging)NDPAフレーム、またはEHT NDPAフレームであることを示すために使用される。例えば、NDPAタイプは、2ビットを占有する。2ビットの値が00である場合、NDPAタイプは、NDPAフレームがVHT NDPAフレームであることを示す。2ビットの値が01である場合、NDPAタイプは、NDPAフレームがHE NDPAフレームであることを示す。2ビットの値が10である場合、NDPAタイプは、NDPAフレームが測距NDPAフレームであることを示す。2ビットの値が11である場合、NDPAタイプは、NDPAフレームがEHT NDPAフレームであることを示す。測深ダイアログトークン番号は、測深ダイアログを識別するために使用される。
【0127】
任意で、図8に示されるように、NDPAフレームにおいて、ステーション情報が特別なAIDを含む場合、すなわち、ステーション情報内のAIDフィールドの値が特別な値、例えば、2045である場合、ステーション情報は、チャネル状態情報をフィードバックするようにビームフォーミーに要求する機能以外の別の機能のために使用され得る。この場合、他の情報を示すために、ステーション情報内の別のフィールドが使用される。任意で、ステーション情報が別の機能のための使用される場合、ステーション情報はNDPAサブタイプ(subtype)をさらに含み、NDPAサブタイプは、NDPAフレームが属するサブタイプを示すために使用される。
【0128】
S202:ビームフォーマーがNDPを送信する。
【0129】
S203(任意):ビームフォーマーがBRPトリガフレームを送信する。
【0130】
具体的な実装中、シングルユーザフィードバック手順では、ビームフォーマーは段階S203を実行せず、マルチユーザフィードバック手順では、ビームフォーマーは段階S203を実行する。
【0131】
S204は、段階S102と同じである。詳しい説明のために、図3に示される実施形態を参照されたい。本明細書において詳細を再度説明しない。
【0132】
図10は、本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法を示す。本方法は、以下の段階を含む。
【0133】
S301:ビームフォーマーがNDPAフレームを送信する。
【0134】
S302:ビームフォーマーがNDPを送信する。
【0135】
S303:ビームフォーマーが、BRPトリガフレームを生成して送信する。ここで、BRPトリガフレームは処理モードビットマップを含む。
【0136】
任意で、図11は、本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図である。図11に示されるように、BRPトリガフレームのユーザ情報は処理モードビットマップを含み得る。ユーザ情報に含まれる処理モードビットマップは、ユーザ情報に対応するビームフォーミーにのみ適用できる。BRPトリガフレームにおいて、異なるユーザ情報に含まれる処理モードビットマップは同じ合ってもよく、または異なっていてもよいことに留意されたい。
【0137】
任意で、図12は、本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図である。図12に示されるように、BRPトリガフレームの共通情報は処理モードビットマップを含む。処理モードビットマップは、BRPトリガフレーム内の各ユーザ情報に対応するビームフォーミーに適用できる。
【0138】
本願の一実施形態では、BRPトリガフレームに含まれる処理モードビットマップの詳しい説明のために段階S101を参照されたいことに留意されたい。本願のこの実施形態では、詳細は再度説明しない。
【0139】
図11および図12に関連して、BRPトリガフレームは、MACヘッダ、共通情報、ユーザ情報リスト、およびFCSフィールドを含む。共通情報は、トリガタイプ(trigger type)およびアップリンク長(uplink length)などのいくつかの共通情報を含む。具体的な内容については、802.11規格を参照されたい。本明細書では詳細を説明しない。ユーザ情報リストは、1または複数のユーザ情報を含む。ユーザ情報は、以下のパラメータ、すなわち、AID、リソースユニット割当(RU allocation)、アップリンク前方誤り訂正符号化タイプ(uplink forward error correction coding type,UL FEC coding type)、アップリンク変調および符号化スキーム(uplink modulation and coding scheme,UL MCS)、アップリンクデュアルキャリア変調(uplink dual carrier modulation,UL DCM)、空間ストリーム割当/ランダムアクセスリソースユニット情報(spatial stream allocation/random access resource unit information)、アップリンク対象受信信号強度指示(uplink target received signal strength indication)、フィードバックセグメント再送ビットマップ(feedback segment retransmission bitmap)、または1もしくは複数の予備ビットのうちの1または複数を含む。先述のパラメータの具体的な特定については、802.11規格を参照されたい。本明細書では詳細を説明しない。
【0140】
S304は、段階S104と同じである。詳しい説明については、図3に示される実施形態を参照されたい。本明細書では詳細を再度説明しない。
【0141】
図13は、本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法を示す。本方法は以下の段階を含む。
【0142】
S401:ビームフォーマーがMACフレームを生成して送信する。ここで、MACフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。
【0143】
ユーザ情報は、チャネル状態情報をフィードバックするように対応するビームフォーミーに示すために使用される。例えば、ユーザ情報に含まれる構成パラメータは、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、またはコードブック情報のうちの1または複数を含む。処理モード指示情報は、チャネル状態情報の処理モードを示すために使用される。
【0144】
リソースユニット開始インデックスおよびリソースユニット終了インデックスは、特定の部分におけるリソースユニットのチャネル状態情報をフィードバックするようにビームフォーミーに示すために使用される。したがって、少なくとも2つのユーザ情報が異なるリソースユニット開始インデックスおよび/または異なるリソースユニット終了インデックスを含む場合、対象ビームフォーミーは、少なくとも2つのユーザ情報に基づいて、異なる部分におけるリソースユニットのチャネル状態情報を別個にフィードバックする。
【0145】
処理モード指示情報、グループ化の数、およびコードブック情報は、チャネル状態情報の処理モードを示すために使用される。したがって、少なくとも2つのユーザ情報が、異なる処理モード指示情報、異なるグループ化の数、および/または異なるコードブック情報を含む場合、対象ビームフォーミーは、少なくとも2つのユーザ情報に対応するチャネル状態情報に対して異なる処理モードを使用する。
【0146】
任意で、MACフレームは、NDPAフレームまたはBRPトリガフレームである。NDPAフレームにおいて、MACフレームに含まれるユーザ情報は通常、ステーション情報と称されることに留意されたい。
【0147】
任意の実装形態では、ビームフォーマーはブロードキャスト方式でMACフレームを送信する。
【0148】
S402:ビームフォーマーが対象ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを受信する。ここで、ビームフォーミングレポートは、少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む。
【0149】
任意で、ビームフォーミングレポートは複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドは1つのユーザ情報に対応し、フィードバックフィールドは、対応するユーザ情報により要求されるチャネル状態情報を含む。
【0150】
一実装形態では、ビームフォーミングレポートは複数のMIMO制御フィールドを含み、各MIMO制御フィールドは1つのフィードバックフィールドに対応し、MIMO制御フィールドは、対応するフィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用される構成パラメータを示すために使用される。例えば、この場合、ビームフォーミングレポートの構造については表2を参照し、MIMO制御フィールドの構造については図4または図5を参照されたい。
【0151】
別の実装形態では、ビームフォーミングレポートは、1つのMIMO制御フィールドのみを含み、MIMO制御フィールドは、ビームフォーミングレポートにおけるすべてのフィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報のために使用される構成パラメータを示すために使用される。例えば、この場合、ビームフォーミングレポートの構造については表3を参照し、MIMO制御フィールドについては図4図6、または図14を参照されたい。
【0152】
図14に示されるように、MIMO制御フィールドは、数量指示情報、処理モードビットマップ、グループ化の数ビットマップ、およびコードブック情報ビットマップを含む。数量指示情報は、ビームフォーミングレポートに含まれるフィードバックフィールドの数量を示すために使用される。処理モードビットマップは、ビームフォーミングレポートにおける各フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用される処理モードを示すために使用される。グループ化の数ビットマップは、ビームフォーミングレポートにおける各フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用されるグループ化の数を示すために使用される。コードブック情報ビットマップは、ビームフォーミングレポートにおける各フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報に使用されるコードブック情報を示すために使用される。
【0153】
加えて、図14に示されるように、MIMO制御フィールドは複数の部分的帯域幅情報をさらに含み得、部分的帯域幅情報は、リソースユニット開始インデックスおよびリソースユニット終了インデックスを含む。部分的帯域幅情報の各々は1つのフィードバックフィールドに対応し、部分的帯域幅情報は、対応するフィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報が特定の部分におけるリソースユニットのチャネル状態情報であることを示すために使用される。図14を例として使用すると、リソースユニット開始インデックス1およびリソースユニット終了インデックス1はフィードバックフィールド1に対応し、類推によって、リソースユニット開始インデックスnおよびリソースユニット終了インデックスnはフィードバックフィールドnに対応する。
【0154】
図13に示される技術的解決手段に基づいて、MACフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み得、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。具体的には、ビームフォーマーは、MACフレームにおける対象ビームフォーミーに対応する複数のユーザ情報を使用することにより、複数のチャネル状態情報をフィードバックすることを対象ビームフォーミーに示し得、複数のチャネル状態情報は異なる処理モードで処理され得、および/または複数のチャネル状態情報は、異なる部分におけるリソースユニットのチャネル状態情報である。このように、チャネル状態情報が柔軟にフィードバックされる。
【0155】
以下では、特定の応用シナリオに関連して、図13の技術的解決手段を説明する。
【0156】
図15は、本願の一実施形態によるチャネル状態情報フィードバック方法を示す。本方法は以下の段階を含む。
【0157】
S501:ビームフォーマーがNDPAフレームを生成して送信する。ここで、NDPAフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのステーション情報を含み、少なくとも2つのステーション情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。
【0158】
一実装形態では、NDPAフレームは複数のステーション情報を含み、複数のステーション情報のうちの少なくとも2つは同じAIDを有する。同じAIDを有する少なくとも2つのステーション情報は同じビームフォーミーに対応することが理解され得る。例えば、図16に示されるように、NDPAフレームにおけるステーション情報1およびステーション情報2のAIDはいずれもAID1である。加えて、ステーション情報1およびステーション情報2に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。例えば、ステーション情報1において、リソースユニット開始インデックスは0であり、リソースユニット終了インデックスは8であり、ステーション情報2において、リソースユニット開始インデックスは18であり、リソースユニット終了インデックスは26である。このように、ステーション情報1は、1番目から9番目の26サブキャリアRUのチャネル状態情報をフィードバックするようにビームフォーミーに要求するために使用される。ステーション情報2は、19番目から27番目の26サブキャリアRUのチャネル状態情報をフィードバックするようにビームフォーミーに要求するために使用される。言い換えれば、ステーション情報1およびステーション情報2はそれぞれ、同じビームフォーミーから異なるRUのチャネル状態情報を要求するために使用される。別の例として、ステーション情報1に含まれるNg指示は4であり、ステーション情報2に含まれるNg指示は16である。このように、ステーション情報1により要求されるチャネル状態情報のグループ化の数は、ステーション情報2により要求されるチャネル状態情報のグループ化の数とは異なる。
【0159】
任意で、ステーション情報1に含まれる部分的帯域幅情報は、ステーション情報2に含まれる部分的帯域幅情報とは異なる。
【0160】
任意で、NDPAフレームにおいて、同じAIDを有する複数のステーション情報の位置は隣接している。このように、NDPAフレームを読み出す処理において、2つの隣接するステーション情報に含まれるAIDが異なっているとビームフォーミーが決定し、2つの隣接するステーション情報のうちの前のステーション情報に含まれるAIDがビームフォーミーのAIDと同じである場合、ビームフォーミーは後続のステーション情報を読み出し続ける必要がなく、それにより、ビームフォーミーが情報を読み出す持続時間が短縮される。
【0161】
さらに、NDPAフレームにおいて、複数の隣接するステーション情報が同じAIDを有する場合、AIDフィールドは、複数のステーション情報における第1のステーション情報以外のステーション情報では省略されて、伝送オーバーヘッドが低減される。加えて、複数のステーション情報における第1のステーション情報に数量指示情報が追加され、数量指示情報は、同じAIDを有するステーション情報の数量を示すために使用される。図17に関連して、NDPAフレームにおけるステーション情報2およびステーション情報3が同じAIDを有する場合、AIDフィールドはステーション情報3から除去される。加えて、ステーション情報2に数量指示情報が追加され、数量指示情報は、同じAIDを有するステーション情報の数量が2であることを示すために使用される。
【0162】
S502:ビームフォーマーがNDPを送信する。
【0163】
S503(任意):ビームフォーマーがBRPトリガフレームを送信する。
【0164】
具体的な実装中、シングルユーザフィードバック手順では、ビームフォーマーは段階S503を実行せず、マルチユーザフィードバック手順では、ビームフォーマーは段階S503を実行する。
【0165】
S504は段階S402と同じである。詳しい説明については、図13に示される実施形態を参照されたい。本明細書では詳細を再度説明しない。
【0166】
図18は、本願の一実施形態による別のチャネル状態情報フィードバック方法を示す。本方法は以下の段階を含む。
【0167】
S601:ビームフォーマーがNDPAフレームを送信する。
【0168】
S602:ビームフォーマーがNDPを送信する。
【0169】
S603:ビームフォーマーがBRPトリガフレームを生成して送信する。ここで、BRPトリガフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。
【0170】
任意で、図19は、本願の一実施形態によるBRPトリガフレームの概略構造図である。図19に示されるように、BRPトリガフレームはさらに、以下のパラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、およびコードブック情報を含む。
【0171】
一実装形態では、BRPトリガフレームは複数のユーザ情報を含み、複数のユーザ情報のうちの少なくとも2つが同じAIDを有する。例えば、図20に示されるように、BRPトリガフレームにおいて、ユーザ情報4およびユーザ情報5の両方におけるAIDはAID1である。加えて、ユーザ情報4およびユーザ情報5に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。例えば、ユーザ情報4において、リソースユニット開始インデックスが6であり、リソースユニット終了インデックスが10であり、Ng指示が4であり、ユーザ情報5において、リソースユニット開始インデックスが20であり、リソースユニット終了インデックスが25であり、Ng指示が8であると仮定する。このように、ユーザ情報4は、7番目から11番目の26サブキャリアRUのチャネル状態情報をフィードバックするようにAID1に対応するビームフォーミーに要求するために使用され、チャネル状態情報に使用されるグループ化の数は4である。ユーザ情報5は、21番目から26番目の26サブキャリアRUのチャネル状態情報をフィードバックするようにAID1に対応するビームフォーミーに要求するために使用され、チャネル状態情報に使用されるグループ化の数は8である。
【0172】
任意で、BRPトリガフレームにおいて、ビームフォーミーが情報を読み出す持続時間を短縮するために、同じAIDを有する複数のユーザ情報の位置は隣接している。
【0173】
さらに、BRPトリガフレームにおいて、隣接する複数のステーション情報が同じAIDを有する場合、AIDフィールドは、複数のステーション情報における第1のステーション情報以外のステーション情報では省略されて、伝送オーバーヘッドが低減される。加えて、複数のステーション情報における第1のステーション情報に数量指示情報が追加され、数量指示情報は、同じAIDを有するステーション情報の数量を示すために使用される。図21に関連して、BRPトリガフレームにおけるユーザ情報4、ユーザ情報5、およびユーザ情報6が同じAIDを有する場合、AIDフィールドはユーザ情報5およびユーザ情報6の各々から除去される。加えて、ユーザ情報4に数量指示情報が追加され、数量指示情報は、同じAIDを有するユーザ情報の数量が3であることを示すために使用される。
【0174】
S604は段階S402と同じである。詳しい説明については、図13に示される実施形態を参照されたい。本明細書では詳細を再度説明しない。
【0175】
先述の説明は、主に、ネットワーク要素間の相互作用の観点から、本願の実施形態で提供される解決策を説明している。先述の機能を実装するためには、各ネットワーク要素、例えば、ビームフォーマーおよびビームフォーミーは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者であれば、本明細書に開示される実施形態に記載される実施例のユニットおよびアルゴリズム段階と組み合わせて、本願は、ハードウェア形態で、またはハードウェアとコンピュータソフトウェアとを組み合わせた形態で実装され得ることを容易に認識すべきである。ある機能がハードウェアで実行されるのか、またはコンピュータソフトウェアで駆動するハードウェアで実行されるのかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計上の制約条件に依存する。当業者であれば、異なる方法を使用して、説明された機能を特定の用途ごとに実装するであろうが、この実装例が本願の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
【0176】
本願の実施形態では、装置は、先述の方法の例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、各機能モジュールは、対応する各機能に基づく分割によって取得されてもよく、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装され得るか、または、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装され得る。本願の実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、単に論理的機能分割に過ぎないことに留意されたい。実際の実装中、別の分割方式を使用してもよい。対応する各機能に基づく分割を通じて各機能モジュールが取得される例が、説明のために以下で使用される。
【0177】
図22は、本願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。図22に示されるように、通信装置は、受信モジュール101、送信モジュール102、および処理モジュール103を含む。
【0178】
一実装形態では、通信装置がビームフォーマーとして使用される場合、処理モジュール103は、MACフレームを生成するように構成される。MACフレームは処理モードビットマップを含み、処理モードビットマップにおける各n個のビットは1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値は、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nは正の整数である。送信モジュール102は、処理モジュール103により生成されるMACフレームを送信するように構成される。受信モジュール101は、ビームフォーミーにより送信されるビームフォーミングレポートを受信するように構成される。
ビームフォーミングレポートは1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドは1つのフィードバックユニットに対応し、フィードバックフィールドは、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報を含み、フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにより示される処理モードで処理される。
【0179】
任意で、フィードバックユニットは、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである。
【0180】
任意で、MACフレームは、NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0181】
一実装形態では、通信装置がビームフォーミーとして使用される場合、受信モジュール101は、MACフレームを受信するように構成される。MACフレームは処理モードビットマップを含み、処理モードビットマップにおける各n個のビットは1つのフィードバックユニットに対応し、n個のビットの値は、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nは正の整数である。処理モジュール103は、ビームフォーミングレポートを生成するように構成される。
ビームフォーミングレポートは1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドは1つのフィードバックユニットに対応し、フィードバックフィールドは、対応するフィードバックユニットのチャネル状態情報を含み、フィードバックフィールドに含まれるチャネル状態情報は、処理モードビットマップにより示される処理モードで処理される。送信モジュール102は、ビームフォーミングレポートをビームフォーマーに送信するように構成される。
【0182】
任意で、フィードバックユニットは、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである。
【0183】
任意で、MACフレームは、NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0184】
別の実装形態では、通信装置がビームフォーマーとして使用される場合、処理モジュール103はMACフレームを生成するように構成される。MACフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。送信モジュール102は、処理モジュール103により生成されたMACフレームを送信するように構成される。受信モジュール101は、対象ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを受信するように構成される。ビームフォーミングレポートは、少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む。
【0185】
任意で、ユーザ情報は、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、またはコードブック情報のうちの1または複数を含む。
【0186】
任意で、MACフレームは、NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである。
【0187】
別の実装形態では、通信装置が対象ビームフォーミーとして使用される場合、受信モジュール101はMACフレームを受信するように構成される。MACフレームは、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、少なくとも2つのユーザ情報に含まれる構成パラメータにおける少なくとも1つのタイプの構成パラメータは異なる値を有する。処理モジュール103は、ビームフォーミングレポートを生成するように構成される。ビームフォーミングレポートは、少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む。送信モジュール102は、ビームフォーミングレポートをビームフォーマーに送信するように構成される。
【0188】
図3図7図10図13図15、および図18に関連して、通信装置がビームフォーマーとして使用される場合、受信モジュール101は、図3の段階S102、図7の段階S204、図10の段階S304、図13の段階S402、図15の段階S504、図18の段階S604、および/または本明細書に記載の技術的解決手段に使用される別のプロセスを実行するように構成される。送信モジュール102は、図3の段階S101、図7の段階S201からS203、図10の段階S301からS303、図13の段階S401、図15の段階S501からS503、図18の段階S601からS603、および/または本明細書に記載の技術的解決手段に使用される別のプロセスを実行するように構成される。
【0189】
通信装置がビームフォーミーとして使用される場合、受信モジュール101は、図3の段階S101、図7の段階S201からS203、図10の段階S301からS303、図13の段階S401、図15の段階S501からS503、図18の段階S601からS603、および/または本明細書に記載の技術的解決手段に使用される別のプロセスを実行するように構成される。送信モジュール102は、図3の段階S102、図7の段階S204、図10の段階S304、図13の段階S402、図15の段階S504、図18の段階S604、および/または本明細書に記載の技術的解決手段に使用される別のプロセスを実行するように構成される。先述の方法の実施形態における段階のすべての関連内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得る。本明細書では詳細を再度説明しない。
【0190】
本願の実施形態に提供される通信装置は、複数の製品形態において実装され得る。例えば、通信装置は、汎用処理システムとして構成され得る。別の例として、通信装置は、一般的なバスアーキテクチャを使用することによって実装され得る。別の例として、通信装置は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)により実装され得る。以下では、本願の実施形態における通信装置のいくつかの可能な製品形態を提供する。以下の製品形態は例に過ぎず、本願の実施形態における通信装置の可能な製品形態を限定しないことを理解すべきである。
【0191】
図23は、本願の一実施形態による通信装置の可能な製品形態の構造図である。
【0192】
可能な製品形態では、本願のこの実施形態における通信装置は通信デバイスであり得、通信デバイスは、プロセッサ201および送受信機202を含む。任意で、通信デバイスは記憶媒体203をさらに含む。プロセッサ201は、図3図7図10図13図15、および図18に示されるチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成される。送受信機202はプロセッサ201により制御され、図3図7図10図13図15、および図18に示されるチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成される。
【0193】
別の可能な製品形態では、本願のこの実施形態における通信装置は、代替的には、汎用プロセッサにより実装され得、すなわち、一般的に既知のチップにより実装され得る。汎用プロセッサは、処理回路201および送受信機ピン202を含む。任意で、汎用プロセッサは記憶媒体203をさらに含み得る。処理回路201は、図3図7図10図13図15、および図18に示されるチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成される。送受信機ピン202は処理回路201により制御され、図3図7図10図13図15、および図18に示されるチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成される。
【0194】
別の可能な製品形態では、本願のこの実施形態における通信装置は、代替的には、以下の回路または構成要素、すなわち、1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device,PLD)、コントローラ、状態マシン、ゲート論理、個別のハードウェア部品、任意の他の好適な回路、または本願に記載される様々な機能を実行し得る回路の任意の組み合わせを使用することにより実装され得る。
【0195】
本願は、実施形態に関連して説明されるが、保護を主張する本願を実装するプロセスにおいて、当業者であれば、添付図面、開示される内容、および、添付の特許請求の範囲を閲覧することによって、開示される実施形態の別の変形形態を理解および実装し得る。特許請求の範囲において、「備える」(comprising)は、別の構成要素または別の段階を排除するものではなく、「a」または「one」は、複数の場合を排除するものではない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、特許請求の範囲において列挙されている複数の機能を実装し得る。複数の従属請求項において、互いに異なるいくつかの手段が記録されているが、このことは、これらの手段を組み合わせてより良い効果を生み出すことができないことを意味するものではない。
【0196】
本願は、具体的な特徴およびその実施形態に関連して説明されているものの、本願の趣旨および範囲から逸脱することなく、本願に対して様々な変更および組み合わせをなし得ることは明確である。同様に、本明細書および添付図面は、添付の特許請求の範囲により定められる本願の単に例示的な説明であり、本願の範囲を包含する変更、変形、組み合わせ、もしくは均等物のうちのいずれかまたはすべてとみなされる。当業者であれば、本願の趣旨および範囲から逸脱することなく、本願に対して様々な変更および変形を加えることができることは明確である。本願は、本願の特許請求の範囲およびそれらの同等の技術の範囲に含まれる限り、本願のこれらの変更および変形を包含することを目的としている。
[他の考えられる項目]
[項目1]
チャネル状態情報フィードバック方法であって、
ビームフォーマーにより媒体アクセス制御MACフレームを送信する段階であって、上記MACフレームが処理モードビットマップを含み、上記処理モードビットマップにおける各n個のビットが、1つのフィードバックユニットに対応し、上記n個のビットの値が、対応する上記フィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、送信する段階と、
ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを上記ビームフォーマーにより受信する段階であって、上記ビームフォーミングレポートが1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドが1つのフィードバックユニットに対応し、上記フィードバックフィールドが、対応する上記フィードバックユニットの上記チャネル状態情報を含み、上記フィードバックフィールドに含まれる上記チャネル状態情報が、上記処理モードビットマップにより示される上記処理モードで処理される、受信する段階とを含む、
チャネル状態情報フィードバック方法。
[項目2]
上記ィードバックユニットが、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである、項目1に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目3]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知(NDPA)フレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目1または2に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目4]
チャネル状態情報フィードバック方法であって、
ビームフォーマーにより送信された媒体アクセス制御(MAC)フレームをビームフォーミーにより受信する段階であって、上記MACフレームが処理モードビットマップを含み、上記処理モードビットマップにおける各n個のビットが、1つのフィードバックユニットに対応し、上記n個のビットの値が、対応する上記フィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、受信する段階と、
上記ビームフォーミーによりビームフォーミングレポートを上記ビームフォーマーに送信する段階であって、上記ビームフォーミングレポートが1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドが1つのフィードバックユニットに対応し、上記フィードバックフィールドが、対応する上記フィードバックユニットのチャネル状態情報を含み、上記フィードバックフィールドに含まれる上記チャネル状態情報が、上記処理モードビットマップにより示される処理モードで処理される、送信する段階とを含む、
チャネル状態情報フィードバック方法。
[項目5]
上記フィードバックユニットが、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである、項目4に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目6]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知(NDPA)フレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目4または5に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目7]
チャネル状態情報フィードバック方法であって、
ビームフォーマーにより媒体アクセス制御(MAC)フレームを送信する段階であって、上記MACフレームが、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、上記少なくとも2つのユーザ情報に含まれる少なくとも1つの構成パラメータが異なる値を有する、送信する段階と、
上記対象ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを上記ビームフォーマーにより受信する段階であって、上記ビームフォーミングレポートが、上記少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む、受信する段階とを含む、
チャネル状態情報フィードバック方法。
[項目8]
上記ユーザ情報が、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、およびコードブック情報、のうちの少なくとも1または複数を含む、項目7に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目9]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知(NDPA)フレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目7または8に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目10]
チャネル状態情報フィードバック方法であって、
ビームフォーマーにより送信された媒体アクセス制御MACフレームを対象ビームフォーミーにより受信する段階であって、上記MACフレームが、上記対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、上記少なくとも2つのユーザ情報に含まれる少なくとも1つの構成パラメータが異なる値を有する、受信する段階と、
上記対象ビームフォーミーによりビームフォーミングレポートを上記ビームフォーマーに送信する段階であって、上記ビームフォーミングレポートが、上記少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む、送信する段階とを含む、
チャネル状態情報フィードバック方法。
[項目11]
上記ユーザ情報が、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、およびコードブック情報、のうちの少なくとも1または複数を含む、項目10に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目12]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目10または11に記載のチャネル状態情報フィードバック方法。
[項目13]
通信装置であって、
媒体アクセス制御MACフレームを送信するように構成された送信モジュールであって、上記MACフレームが処理モードビットマップを含み、上記処理モードビットマップにおける各n個のビットが、1つのフィードバックユニットに対応し、上記n個のビットの値が、対応する上記フィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、送信モジュールと、
ビームフォーミーにより送信されるビームフォーミングレポートを受信するように構成された受信モジュールであって、上記ビームフォーミングレポートが1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドが1つのフィードバックユニットに対応し、上記フィードバックフィールドが、対応する上記フィードバックユニットの上記チャネル状態情報を含み、上記フィードバックフィールドに含まれる上記チャネル状態情報が、上記処理モードビットマップにより示される上記処理モードで処理される、受信モジュールとを備える、
通信装置。
[項目14]
上記フィードバックユニットが、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである、項目13に記載の通信装置。
[項目15]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目13または14に記載の通信装置。
[項目16]
通信装置であって、
ビームフォーマーにより送信された媒体アクセス制御MACフレームを受信するように構成された受信モジュールであって、上記MACフレームが処理モードビットマップを含み、上記処理モードビットマップにおける各n個のビットが1つのフィードバックユニットに対応し、上記n個のビットの値が、対応する上記フィードバックユニットのチャネル状態情報の処理モードを示すために使用され、nが正の整数である、受信モジュールと、
ビームフォーミングレポートを上記ビームフォーマーに送信するように構成された送信モジュールであって、上記ビームフォーミングレポートが1または複数のフィードバックフィールドを含み、各フィードバックフィールドが1つのフィードバックユニットに対応し、上記フィードバックフィールドが、対応する上記フィードバックユニットの上記チャネル状態情報を含み、上記フィードバックフィールドに含まれる上記チャネル状態情報が、上記処理モードビットマップにより示される上記処理モードで処理される、送信モジュールとを備える、
通信装置。
[項目17]
上記フィードバックユニットが、セグメント、リソースユニット、またはチャネルである、項目16に記載の通信装置。
[項目18]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目16または17に記載の通信装置。
[項目19]
通信装置であって、
媒体アクセス制御MACフレームを送信するように構成された送信モジュールであって、上記MACフレームが、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、上記少なくとも2つのユーザ情報に含まれる少なくとも1つの構成パラメータが異なる値を有する、送信モジュールと、
上記対象ビームフォーミーにより送信されたビームフォーミングレポートを受信するように構成された受信モジュールであって、上記ビームフォーミングレポートが、上記少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む、受信モジュールとを備える、
通信装置。
[項目20]
上記ユーザ情報が、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、およびコードブック情報、のうちの少なくとも1または複数を含む、項目19に記載の通信装置。
[項目21]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目19または20に記載の通信装置。
[項目22]
通信装置であって、
ビームフォーマーにより送信された媒体アクセス制御MACフレームを受信するように構成された受信モジュールであって、上記MACフレームが、対象ビームフォーミーに対応する少なくとも2つのユーザ情報を含み、上記少なくとも2つのユーザ情報に含まれる少なくとも1つの構成パラメータが異なる値を有する、受信モジュールと、
ビームフォーミングレポートを上記ビームフォーマーに送信するように構成された送信モジュールであって、上記ビームフォーミングレポートが、上記少なくとも2つのユーザ情報にそれぞれ対応するチャネル状態情報を含む、送信モジュールとを備える、
通信装置。
[項目23]
上記ユーザ情報が、以下の構成パラメータ、すなわち、リソースユニット開始インデックス、リソースユニット終了インデックス、処理モード指示情報、グループ化の数、およびコードブック情報、のうちの少なくとも1または複数を含む、項目22に記載の通信装置。
[項目24]
上記MACフレームが、ヌルデータパケット告知NDPAフレームまたはビームフォーミングレポートポーリングトリガフレームである、項目22または23に記載の通信装置。
[項目25]
プロセッサと送受信機とを備える通信デバイスであって、上記プロセッサおよび上記送受信機が内部接続を介して互いに通信し、上記プロセッサが、項目1から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成され、上記送受信機が、上記プロセッサにより制御され、項目1から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成される、通信デバイス。
[項目26]
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータプログラムが、項目1から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように使用される命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
[項目27]
項目1から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するために使用される命令を含む、コンピュータプログラム製品。
[項目28]
処理回路と送受信機ピンとを備えるチップであって、上記処理回路および上記送受信機ピンが、内部接続を介して互いに通信し、上記処理回路が、項目1から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成され、上記送受信機ピンが、上記処理回路により制御され、項目1から12のいずれか一項に記載のチャネル状態情報フィードバック方法を実行するように構成される、チップ。
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