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特許7364173通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-10
(45)【発行日】2023-10-18
(54)【発明の名称】通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20231011BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20231011BHJP
【FI】
H04L51/04
G06Q50/10
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022027248
(22)【出願日】2022-02-24
(65)【公開番号】P2022130346
(43)【公開日】2022-09-06
【審査請求日】2022-02-24
(31)【優先権主張番号】10-2022-0021613
(32)【優先日】2022-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0025718
(32)【優先日】2021-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0025726
(32)【優先日】2021-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517245442
【氏名又は名称】デルタ ピーディーエス カンパニー,リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】517245383
【氏名又は名称】チェ,ジェ ホ
(73)【特許権者】
【識別番号】522070569
【氏名又は名称】チェ,ヒョン キュ
(73)【特許権者】
【識別番号】522070570
【氏名又は名称】チェ,ソ ヒョン
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジェ ホ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ヒョン キュ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ソ ヒョン
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-018794(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0191000(US,A1)
【文献】特開2018-077847(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザー端末と連結されたチャットルームを開設するチャットルーム開設部と、
前記複数のユーザー端末のそれぞれに関して、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定する個別通知条件設定部と、
前記複数のユーザー端末のうち、チャット発信ユーザー端末から前記チャットルームを介してチャットメッセージを受信し、前記チャットルームと関連したメッセージのスレッドに前記チャットメッセージを挿入するチャットメッセージ処理部と、
前記複数のユーザー端末の少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末を決定し、前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに対する個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージの通知方式を決定するチャットメッセージ通知方式決定部と、
前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに前記チャットメッセージの通知方式で前記チャットメッセージを知らせるチャットメッセージ通知部と、を含み、
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、
前記個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージのメイン通知方式及び補助通知方式を決定し、前記メイン通知方式でプッシュ通知の有無を設定し、
前記メイン通知方式又は前記補助通知方式は選択的である、ことを特徴とする通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項2】
前記個別通知条件設定部は、
前記個別通知条件にある通知可能時間をタイムゾーンベースの基準時間帯に変換して通知基準時間を生成し、前記チャットメッセージに前記通知基準時間をタギングして通知メッセージリストに挿入する、ことを特徴とする請求項1に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項3】
前記個別通知条件設定部は、
前記変換の過程で当該チャット受信ユーザー端末のタイムゾーンを適用する、ことを特徴とする請求項2に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項4】
前記個別通知条件設定部は、
前記通知メッセージリストを分析し、前記通知基準時間が満たされるまで前記チャットメッセージの提供を遅延させる、ことを特徴とする請求項2に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項5】
前記個別通知条件設定部は、
ユーザーの勤務時間に基づいて前記ユーザーの状態を決定し、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージに基づいて前記メッセージの種類を決定して前記個別通知条件を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項6】
前記個別通知条件設定部は、
前記チャットルームで未読のチャットメッセージの数に基づいて前記個別通知条件を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項7】
前記チャットメッセージ処理部は、
前記個別通知条件と関係なく、前記チャットメッセージを前記チャットルームにすぐに提供する、ことを特徴とする請求項1に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項8】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、
前記メイン通知方式でプッシュ通知の遅延可否を設定し、前記補助通知方式でセルラー伝送ベースのテキストメッセージの発送有無又は電子メールの発送有無を設定する、ことを特徴とする請求項に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項9】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、
前記チャットルームの説明と共に未読のチャットメッセージの数を前記プッシュ通知を介したプッシュメッセージに含ませる、ことを特徴とする請求項に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項10】
前記個別通知条件設定部は、
前記メッセージのスレッドで業務指示者、業務処理者、業務内容、業務状態及び業務締切日で構成された少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する個別業務アラーム条件を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項11】
前記個別通知条件設定部は、
前記少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する前記業務状態の無変化時間及び前記業務締切日の残り時間の少なくとも1つに基づいて前記個別業務アラーム条件を設定する、ことを特徴とする請求項10に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項12】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、
前記業務状態が業務完了する前まで前記少なくとも1つの業務客体を前記業務処理者に継続的に知らせることができるように前記個別業務アラーム条件を更新する、ことを特徴とする請求項10に記載の通知条件カスタムメッセージ処理装置。
【請求項13】
複数のユーザー端末と連結されたチャットルームを開設するチャットルーム開設ステップと、
前記複数のユーザー端末のそれぞれに関して、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定する個別通知条件設定ステップと、
前記複数のユーザー端末のうち、チャット発信ユーザー端末から前記チャットルームを介してチャットメッセージを受信し、前記チャットルームと関連したメッセージのスレッドに前記チャットメッセージを挿入するチャットメッセージ処理ステップと、
前記複数のユーザー端末の少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末を決定し、前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに対する個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージの通知方式を決定するチャットメッセージ通知方式決定ステップと、
前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに前記チャットメッセージの通知方式で前記チャットメッセージを知らせるチャットメッセージ通知ステップと、を含み、
前記チャットメッセージ通知方式決定ステップは、
前記個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージのメイン通知方式及び補助通知方式を決定し、前記メイン通知方式でプッシュ通知の有無を設定し、
前記メイン通知方式又は前記補助通知方式は選択的ある、ことを特徴とする通知条件カスタムメッセージ処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通知条件カスタムメッセージ処理技術に係りより詳細には、チャットルームのチャットメッセージに関する通知をチャット受信ユーザー別に通知条件に合わせて提供できる通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットメッセンジャーは、ユーザー間のテキスト又はグラフィックを含むメッセージを伝達するアプリケーションに該当し、複数のユーザーにより参加されるチャットルームで実現されることができる。一実施形態において、インターネットメッセンジャーは、モバイル環境(例えば、携帯電話)で行われるモバイルメッセンジャーを含み得、例えば、カカオトーク(登録商標)、LINE(登録商標)、WeChat(登録商標)、Facebook(登録商標)メッセンジャーを含み得る。
【0003】
インターネットメッセンジャーは、メッセージを介して相手にユーザーの意思を伝達することをサポートするために、相手のメッセージ確認可否及び相手のチャットルームの参加状態をユーザーに知らせることができる。また、メッセージを介してユーザーに相手の意思を伝達することをサポートするために、相手のメッセージ受信を相手に知らせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許公報第10-2019-0125288号
【文献】韓国公開特許公報第10-2020-0020192号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は、チャットルームのチャットメッセージに関する通知をチャット受信ユーザー別に通知条件に合わせて提供できる通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法を提供する。
【0006】
本発明の一実施形態は、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定し、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに対する個別通知条件に基づいてチャットメッセージの通知方式を決定してチャットメッセージを知らせることができる通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法を提供する。
【0007】
本発明の一実施形態は、ユーザーの勤務時間及びメッセージの種類に基づいて個別通知条件を設定し、勤務時間外のチャットメッセージの通知を遅延することができる通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の中、通知条件カスタムメッセージ処理装置は、複数のユーザー端末と連結されたチャットルームを開設するチャットルーム開設部と、前記複数のユーザー端末のそれぞれに関して、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定する個別通知条件設定部と、前記複数のユーザー端末のうち、チャット発信ユーザー端末から前記チャットルームを介してチャットメッセージを受信し、前記チャットルームと関連したメッセージのスレッドに前記チャットメッセージを挿入するチャットメッセージ処理部と、前記複数のユーザー端末の少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末を決定し、前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末それぞれに対する個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージの通知方式を決定するチャットメッセージ通知方式決定部と、前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに前記チャットメッセージの通知方式で前記チャットメッセージを知らせるチャットメッセージ通知部と、を含む。
【0009】
前記個別通知条件設定部は、前記個別通知条件にある通知可能時間をタイムゾーンベースの基準時間帯に変換して通知基準時間を生成し、前記チャットメッセージに前記通知基準時間をタギングして通知メッセージリストに挿入することができる。
【0010】
前記個別通知条件設定部は、前記変換の過程で当該チャット受信ユーザー端末のタイムゾーンを適用することができる。
【0011】
前記個別通知条件設定部は、前記通知メッセージリストを分析し、前記通知基準時間が満たされるまで前記チャットメッセージの提供を遅延させることができる。
【0012】
前記個別通知条件設定部は、ユーザーの勤務時間に基づいて前記ユーザーの状態を決定し、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージに基づいて前記メッセージの種類を決定して前記個別通知条件を設定することができる。
【0013】
前記個別通知条件設定部は、前記チャットルームで未読のチャットメッセージの数に基づいて前記個別通知条件を設定することができる。
【0014】
前記チャットメッセージ処理部は、前記個別通知条件と関係なく、前記チャットメッセージを前記チャットルームにすぐに提供できる。
【0015】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、前記個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージのメイン通知方式及び補助通知方式を決定し、前記メイン通知方式又は補助通知方式は選択的であり得る。
【0016】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、前記メイン通知方式でプッシュ通知の有無及びプッシュ通知の遅延可否を設定し、前記補助通知方式でセルラー伝送ベースのテキストメッセージの発送有無及び電子メールの発送有無を設定することができる。
【0017】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、前記チャットルームの説明と共に未読のチャットメッセージの数を前記プッシュ通知を介したプッシュメッセージに含ませることができる。
【0018】
前記個別通知条件設定部は、前記メッセージのスレッドで業務指示者、業務処理者、業務内容、業務状態及び業務締切日で構成された少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する個別業務アラーム条件を設定することができる。
【0019】
前記個別通知条件設定部は、前記少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する前記業務状態の無変化時間及び前記業務締切日の残り時間の少なくとも1つに基づいて前記個別業務アラーム条件を設定することができる。
【0020】
前記チャットメッセージ通知方式決定部は、前記業務状態が業務完了する前まで前記少なくとも1つの業務客体を前記業務処理者に継続的に知らせることができるように前記個別業務アラーム条件を更新することができる。
【0021】
実施形態の中で、通知条件カスタムメッセージ処理方法は、複数のユーザー端末と連結されたチャットルームを開設するチャットルーム開設ステップと、前記複数のユーザー端末のそれぞれに関して、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定する個別通知条件設定ステップと、前記複数のユーザー端末のうち、チャット発信ユーザー端末から前記チャットルームを介してチャットメッセージを受信し、前記チャットルームと関連したメッセージのスレッドに前記チャットメッセージを挿入するチャットメッセージ処理ステップと、前記複数のユーザー端末の少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末を決定し、前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに対する個別通知条件に基づいて前記チャットメッセージの通知方式を決定するチャットメッセージ通知方式決定ステップと、前記少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに前記チャットメッセージの通知方式で前記チャットメッセージを知らせるチャットメッセージ通知ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0022】
開示する技術は次の効果を有することができる。但し、特定の実施形態が次の効果を全て含むべきであるか、又は次の効果のみを含むべきであるという意味ではないので、開示する技術の権利範囲は、これによって制限されるものと理解されてはならない。
【0023】
本発明の一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法は、チャットルームのチャットメッセージに関する通知をチャット受信ユーザー別に通知条件に合わせて提供することができる。
【0024】
本発明の一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法は、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定し、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに対する個別通知条件に基づいてチャットメッセージの通知方式を決定してチャットメッセージを知らせることができる。
【0025】
本発明の一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理装置及び方法は、ユーザーの勤務時間及びメッセージの種類に基づいて個別通知条件を設定し、勤務時間外のチャットメッセージの通知を遅延することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理システムを説明する図である。
図2図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置の物理的構成を示す図である。
図3図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置の機能的構成を説明する図である。
図4図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置で通知条件カスタムメッセージ処理過程を説明するフローチャートである。
図5図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置で業務客体に関する業務アラーム条件カスタムメッセージ処理過程を説明するフローチャートである。
図6図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置がユーザー端末を介して当該関連したチャットルームにアラームチャットメッセージを提供する過程を示す図である。
図7a】一実施形態に係る個別通知条件のうち、通知時間条件の設定及びプッシュメッセージの提供過程を示す図である。
図7b】一実施形態に係る個別通知条件のうち、通知時間条件の設定及びプッシュメッセージの提供過程を示す図である。
図8】一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理装置のチャットメッセージ通知のための例示的な方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明に関する説明は、構造的乃至機能的説明のための実施形態に過ぎないので、本発明の権利範囲は、本文に説明された実施形態により制限されるものと解釈されてはならない。すなわち、実施形態は、様々な変更が可能であり、様々な形態を有することができるので、本発明の権利範囲は、技術的思想を実現することができる均等物を含むものと理解されるべきである。また、本発明で提示された目的又は効果は、特定の実施形態がこれを全て含むべきであるか、又はそのような効果のみを含むべきであるという意味ではないので、本発明の権利範囲は、これによって制限されるものと解釈されてはならない。
【0028】
一方、本出願で叙述されている用語の意味は、次のように理解されるべきである。
【0029】
「第1」、「第2」などの用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別するためのものであって、これらの用語により権利範囲が限定されてはならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と名付けられてもよく、同様に第2構成要素も第1構成要素と名付けられてもよい。
【0030】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いると言及された際には、その他の構成要素に直接的に連結されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在していてもよいと理解されるべきである。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いると言及された際には、中間に他の構成要素が存在しないと理解されるべきである。一方、構成要素間の関係を説明する他の表現、即ち「~間に」と「すぐに~間に」又は「~に隣り合う」と「~に直接隣り合う」なども同様に解釈されるべきである。
【0031】
単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味ではない限り、複数の表現を含むものと理解されるべきであり、「含む」又は「有する」等の用語は、実施された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものが存在するということを指定しようとするものであり、一つ又はそれ以上の異なる特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0032】
各ステップにおいて、識別符号(例えば、a、b、c等)は、説明の便宜のために使用されるものであって、識別符号は各ステップの順序を説明するものではなく、各ステップは文脈上明らかに特定の順序を記載しない以上、明記された順序と異なって生じ得る。すなわち、各ステップは、明記された順序と同一に生じることもあり、実質的に同時に行われることもあり、逆の順序通りに行われることもある。
【0033】
ここで使用される全ての用語は、特に定義されない限り、本発明が属する分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致するものと解釈されなければならず、本出願で明らかに定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味を有するものと解釈されることができない。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理システムを説明する図である。
【0035】
図1を参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理システム100は、通知条件カスタムメッセージ処理装置110及び複数のユーザー端末120を含み、これらはネットワークを介して連結されることができる。
【0036】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120とネットワークを介して連結されることができるコンピューティング装置に該当する。一実施形態において、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120から送信されるメッセージをグループ化したメッセージのスレッドを管理することができる。ここで、メッセージのスレッドはインターネットメッセンジャーのチャットルームで実現されることができる。例えば、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は複数のメッセージのスレッドを管理することができ、メッセージのスレッドそれぞれは、複数のユーザー端末120を含むことができ、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、メッセージのスレッドそれぞれに対する複数のユーザー端末120を管理することができる。
【0037】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120が参加可能なチャットルームを提供することができる。このため、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120にチャット機能の提供及びユーザーのチャットルームの使用のためのアプリケーション等のインタフェースを予め提供して設置されるようにすることができる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、チャットルーム機能を提供すると共に、チャットメッセージに関する通知条件カスタムプロシージャを実行することができ、このような過程で読み込まれたり作成されるメモリを管理することができる。
【0038】
複数のユーザー端末120は通知条件カスタムメッセージ処理装置110とネットワークを介して連結されることができるコンピューティング装置に該当し、例えば、デスクトップ、ノートパソコン、タブレットPC又はスマートフォンで実現された各種端末であり得る。一実施形態において、第1ユーザー端末120aはモバイル端末に該当し得、通知条件カスタムメッセージ処理装置110とセルラー通信又はWi-Fi(登録商標)通信を介して連結され得る。別の一実施形態において、第2ユーザー端末120bはデスクトップに該当し得、通知条件カスタムメッセージ処理装置110とインターネットを介して連結され得る。
【0039】
図2は、図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置の物理的構成を説明する図である。
【0040】
図2を参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、プロセッサ210、メモリ220、ユーザー入出力部250及びネットワーク入出力部240を含むことができる。
【0041】
プロセッサ210は、本発明の一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ提供のプロシージャを実行することができ、このような過程で読み込まれたり作成されるメモリ220を管理することができ、メモリ220にある揮発性メモリと不揮発性メモリとの間の同期化時間をスケジューリングすることができる。
【0042】
プロセッサ210は、通知条件カスタムメッセージ処理装置110の動作全般を制御することができ、メモリ220、ユーザー入出力部230及びネットワーク入出力部240と電気的に連結され、これら間のデータフローを制御することができる。プロセッサ210は、通知条件カスタムメッセージ処理装置110のCPU(Central Processing Unit)で実現されることができる。プロセッサ210のより具体的な動作内容については、追って図3を参照して詳細に説明するようにする。
【0043】
メモリ220は、SSD(Solid State Disk)又はHDD(Hard Disk Drive)のような不揮発性メモリで実現され、通知条件カスタムメッセージ処理装置110に必要なデータ全般を格納するのに使用される補助記憶装置を含み得、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリで実現された主記憶装置を含み得る。このように、メモリ220は揮発性及び不揮発性メモリで実現されることができ、万が一、不揮発性メモリで実現されると、ハイパーリンクを介して連結されるように実現され得る。
【0044】
ユーザー入出力部230は、ユーザー入力を受信するための環境及びユーザーに特定の情報を出力するための環境を含み、例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、グラフィックタブレット、スキャナー、タッチスクリーン、キーボード又はポインティング装置のようなアダプターを含むか、これと連結される入力装置及びモニター又はタッチスクリーンのようなアダプターを含む出力装置を含み得る。一実施形態において、ユーザー入出力部230はリモートアクセスを介して接続されるコンピューティング装置に該当し得、そのような場合、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はサーバとしての役割をすることができる。
【0045】
ネットワーク入出力部240はネットワークを介してユーザー端末120と連結するための環境を含み、例えば、LAN(Local Area Network)通信のためのアダプターを含み得る。
【0046】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、ユーザー入出力部230又はネットワーク入出力部240を介して様々なユーザー信号の入力を受けることができる。
【0047】
図3は、図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置の機能的構成を説明する図である。
【0048】
図3を参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はプロセッサ210を介して通知条件カスタムメッセージ処理を実行することができる。このため、プロセッサ210は、チャットルーム開設部310、個別通知条件設定部320、チャットメッセージ処理部330、チャットメッセージ通知方式決定部340、及びチャットメッセージ通知部350を含むことができる。
【0049】
但し、本発明の実施形態に係るプロセッサ210が前記の構成部を同時に全て含まなければならないわけではなく、それぞれの実施形態によって、前記の構成部のうちの一部は省略され得、プロセッサ210は前記の構成部のうちの一部又は全部を選択的に含み得る。
【0050】
チャットルーム開設部310は、複数のユーザー端末120と連結されたチャットルームを開設することができる。ここで、複数のユーザー端末120は、チャット発信ユーザー端末と少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末とを含むことができる。まず、チャットルーム開設部310は、複数のユーザーに対する情報をユーザー端末120から入力を受けてチャットに参加するユーザーのユーザー情報を格納、管理、アップデートすることができる。
【0051】
また、チャットルーム開設部310はユーザーからチャットルームのためのユーザーグループの生成の要請を受けると、ユーザーグループを生成し、各ユーザーグループの名称やユーザーグループの分類基準、構成員等に対する情報、ユーザーグループ別にマッチングされるチャットルームの識別情報、ユーザーのグループ別分類、各ユーザー又は各ユーザーグループの権限管理等に対する情報を格納して管理できる。
【0052】
チャットルーム開設部310は、前述した過程を通じて収集されたユーザー情報、及びこれを用いて生成されたユーザーグループ情報を用いて、チャット参加者の一部又は全部が参加するチャットルームを開設することができる。
【0053】
個別通知条件設定部320は、複数のユーザー端末120のそれぞれに関して、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定することができる。個別通知条件設定部320は、チャットルームが開設されるとチャットルームを介して受信されるチャットメッセージを知らせるために、複数のユーザー端末120のそれぞれに関して個別通知条件を設定することができる。ここで、通知はチャットメッセージに関する進行状態をチャット参加者に思い出させて、チャットルームを通じたチャットの参加率を増進させるための一連の過程を総称する。通知条件は、少なくとも1つのチャットメッセージに関する通知の必要可否を判断するための少なくとも1つの基準条件を意味する。個別通知条件は、複数のユーザー端末120のそれぞれに関連したチャットルームの開設者又はチャットルームの参加者によりそれぞれ設定されることができる。チャット受信ユーザーは、各自の状況に合わせて、チャットメッセージの通知可能時間を含めて個別通知条件を設定することができる。ユーザーはチャットメッセージの通知が希望する時間に提供されるように設定することができる。
【0054】
個別通知条件設定部320は、個別通知条件にある通知可能時間をタイムゾーン(Time zone)ベースの基準時間帯に変換して通知基準時間を生成し、チャットメッセージに通知基準時間をタギングして通知メッセージリストに挿入できる。個別通知条件設定部320は変換の過程で当該チャット受信ユーザー端末120のタイムゾーンを持ってくることができ、通知メッセージリストを分析し、通知基準時間が満たされるまでチャットメッセージの提供を遅延させることができる。ここで、タイムゾーンは特定作業を行うにあたって基準になるローカルタイムに該当する。個別通知条件設定部320は、当該チャット受信ユーザー端末120が位置する地域基準の現在時刻を当該チャット受信ユーザー端末120のタイムゾーンに検出できる。
【0055】
一実施形態において、個別通知条件設定部320は、当該チャット受信ユーザー端末120から受信されたタイムゾーンに関する固定要請が確認されないと、当該チャット受信ユーザー端末120のローカルタイムに基づいてタイムゾーンを検出し、確認されると、当該固定要請に基づいてタイムゾーンを検出することができる。より具体的に、個別通知条件設定部320は当該チャット受信ユーザー端末120から当該タイムゾーンに関する固定要請の受信可否を確認することができ、受信されていないと、当該チャット受信ユーザー端末120が位置する地域基準の現在時刻を当該チャット受信ユーザー端末120のタイムゾーンに検出し、受信されていると、当該固定要請の内容に含まれた特定基準のローカルタイムを当該チャット受信ユーザー端末120のタイムゾーンに検出できる。例えば、ユーザーが出張により米国ニューヨークにいる場合、当該チャット受信ユーザーと関連したユーザー端末120のローカルタイムは、個別通知条件設定部320で基準とする基準時間(例えば、国内基準の現在時間)に比べて差が発生することがあり、個別通知条件設定部320は、当該チャット受信ユーザー端末120からタイムゾーンの固定要請がない場合、ニューヨーク基準のローカルタイムをタイムゾーンに検出し、当該チャット受信ユーザーが予め決めた特定のローカルタイムに関する情報を含むタイムゾーンの固定要請が存在すると(例えば、米国ニューヨーク時間を基準に午前11時又は韓国時間を基準に午前10時にタイムゾーン固定)、当該ローカルタイムに応じてタイムゾーンと決定できる。個別通知条件設定部320は、タイムゾーンに基づいて当該チャット受信ユーザー端末120に関して設定された通知可能時間を基準時間帯に変換し、通知基準時間を生成することができる。ここで、ユーザーの個別通知条件は、当該チャット受信ユーザー端末120の要請により特定の時間区間(例えば、ユーザー端末120が位置した地域基準のローカルタイムであって、午前9時から午後6時まで)に予め設定されることができる。一実施形態において、個別通知条件設定部320は検出されたタイムゾーンに基づいて、当該チャット受信ユーザー端末120の個別通知条件が当該ユーザーの勤務時間(国内時間基準に午前9時~午後6時)と自動マッチングされるように当該チャット受信ユーザー端末120のチャットメッセージ通知基準時間を検出されたタイムゾーンのローカルタイムを基準に演算して導出できる。
【0056】
個別通知条件設定部320は、ユーザーの勤務時間に基づいてユーザーの状態を決定し、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージに基づいてメッセージの種類を決定して個別通知条件を設定することができる。一実施形態において、個別通知条件設定部320はユーザー別に勤務時間と勤務時間外とに分けて、ユーザーの状態を決定して個別通知条件を設定することができる。個別通知条件設定部320は、ユーザーの勤務時間には当該ユーザー端末にチャットメッセージの通知をすぐに提供し、勤務時間外には通知基準時間が満たされるまでチャットメッセージの提供を遅延させるように個別通知条件を設定することができる。個別通知条件設定部320は、メッセージの種類に応じて個別通知条件を設定することができる。メッセージの種類には、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージが含まれ得る。一般メッセージは、チャットルームでチャットメッセージの受信者が特定されていないテキストメッセージをいう。メンションメッセージは、チャットルームでチャットメッセージの受信者が特定されているメッセージをいう。客体メッセージは、業務又はイメージ等の客体を含む二進メッセージであって、業務処理者指定のメッセージと業務処理者非指定のメッセージとが含まれ得る。応答メッセージは、既存のメッセージの関心メッセージであって、例えば、いいです、うれしいです等をいう。
【0057】
一実施形態において、個別通知条件設定部320は、チャットルームでチャットメッセージの種類に応じて個別通知条件を設定することができる。個別通知条件設定部320は、チャットルームで当該ユーザー端末120と関連したユーザー指定のメンションメッセージの存在有無によって、個別通知時間をすぐに又は遅延に設定することができる。すなわち、個別通知条件設定部320は、ユーザー指定のメンションメッセージの存在に基づいて通知の緊急性を関連付けて個別通知条件を設定することができる。
【0058】
個別通知条件設定部320は、チャットルームで未読のチャットメッセージの数に基づいて個別通知条件を設定することができる。チャットルームと連結された複数のユーザー端末120のそれぞれに関連した当該ユーザーは、まだ未読のメッセージが特定の数に到達すると、通知メッセージが提供されるように未読のチャットメッセージの数を個別通知条件に含み得る。例えば、ユーザーが当該ユーザー端末120に個別通知条件にある未読のチャットメッセージの数が10個以上に設定された場合には、10個以上の未読のチャットメッセージが発生する前までプッシュ通知を通じたプッシュメッセージの発生を遅延させて、発生するとチャットメッセージに関するプッシュメッセージが当該ユーザー端末120に提供されるようにできる。
【0059】
チャットメッセージ処理部330は、複数のユーザー端末120のうち、チャット発信ユーザー端末からチャットルームを介してチャットメッセージを受信し、チャットルームと関連したメッセージのスレッドにチャットメッセージを挿入することができる。ここで、チャットメッセージはチャット発信ユーザーとメッセージ内容を含み、一実施形態において、メッセージの発信時刻及びメッセージの種類(例えば、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ、応答メッセージ等)の少なくとも1つをさらに含み得る。
【0060】
チャットメッセージ処理部330は、チャットメッセージが挿入されると、チャットルームを介して複数のユーザー端末120のうちチャット発信ユーザー端末を除いた少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末に挿入されたチャットメッセージを提供することができる。チャットメッセージ処理部330は、チャットメッセージが挿入されると、個別通知条件と関係なくチャットメッセージを当該チャットルームにすぐに提供することができる。例えば、チャットメッセージ処理部330は、現在のチャットルームを開設した状態にあり、挿入されたチャットメッセージをすぐに確認したチャット受信ユーザーとチャット発信ユーザーを除いた残りのチャット受信ユーザーのそれぞれに当該挿入されたチャットメッセージをすぐに提供し、当該残りのチャット受信ユーザーが当該メッセージに対するユーザー応答を行うようにできる。
【0061】
チャットメッセージ処理部330は、ユーザーがまだ未読のメッセージに関する情報を示すメッセージ未確認のカウントを介して、ユーザーにより確認されていない未読のチャットメッセージの数を提供することができる。一実施形態において、チャットメッセージ処理部330はチャットメッセージが挿入される毎にユーザーにより確認されていない未確認のチャットメッセージの数を検出し、メッセージ未確認のカウントに反映できる。チャットメッセージ処理部330は、メッセージ未確認のカウントを行い、未読のチャットメッセージの数を当該ユーザー端末120に提供できる。未読のチャットメッセージの数は、当該ユーザー端末がチャットルームを介して受信したチャットメッセージの合計数から当該ユーザーが確認したチャットメッセージの数を差し引く方式で算出できる。すなわち、累積されたチャットメッセージが当該チャットメッセージに相応するユーザーにより読み込まれると、チャットメッセージ処理部330は読み込まれたチャットメッセージの数をリアルタイムでカウントできる。そして、チャットメッセージ処理部330は、読み込まれたチャットメッセージの数だけ最終累積されたチャットメッセージの未読数を差し引くことができる。
【0062】
一実施形態において、チャットメッセージ処理部330はチャットメッセージを提供する過程で、当該メッセージの一部に視覚的な表示を追加し、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージ等のメッセージの種類を区分可能にすることができる。一実施形態において、チャットメッセージ処理部330はチャットメッセージを提供する過程で、当該メッセージの一部に視覚的な表示を追加し、一般のチャットメッセージと緊急のチャットメッセージとを区分可能にすることができる。ここで、チャットメッセージ処理部330は、ユーザー指定のメンションメッセージの存在有無によって、一般及び緊急にチャットメッセージを区分することができる。
【0063】
チャットメッセージ通知方式決定部340は、複数のユーザー端末の少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末120を決定し、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末120のそれぞれに対する個別通知条件に基づいてチャットメッセージの通知方式を決定することができる。チャットメッセージ通知方式決定部340は個別通知条件に基づいてチャットメッセージのメイン通知方式及び補助通知方式を選択的に決定できる。チャットメッセージ通知方式決定部340は、メイン通知方式でプッシュ通知の有無及びプッシュ通知の遅延可否を設定し、補助通知方式でセルラー伝送ベースのテキストメッセージの発送有無及び電子メールの発送有無を設定することができる。チャットメッセージ通知方式決定部340は、チャットルームの説明と共に未読のチャットメッセージの数をプッシュ通知を介したプッシュメッセージに含ませることができる。
【0064】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、それぞれのユーザーがユーザーの状態及びメッセージの種類に応じて通知条件及び通知方式を個別に設定できる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、メッセージの種類別に勤務時間と勤務時間外とに分けて、プッシュ通知の有無及びプッシュ通知の遅延可否を別々に設定でき、テキスト又は電子メールを利用した補助通知の有無も別々に設定できる。例えば、個別通知条件及びチャットメッセージの通知方式は、下記の表1のように設定できる。
【0065】
【表1】
【0066】
個別通知条件設定部320は、メッセージのスレッドで業務指示者、業務処理者、業務内容、業務状態及び業務締切日で構成された少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する個別業務アラーム条件を設定することもできる。ここで、業務状態は業務に関する処理段階別の進行状態を要約した内容であって、「新たな」、「している」、「済み」、及び「確認」を含み得る。「新たな」は、新たに生成された業務客体であって、業務処理者の応答を受信していない業務客体を示し、「している」は、業務処理者から当該業務客体に対する応答を受信した状態であって、業務処理者が当該業務客体を処理中の状況を示し、「済み」は、業務処理者が当該業務客体を完了した状態であって、業務指示者から業務完了に対する応答を待っている状態を示し、「確認」は業務指示者が業務処理者の完了した業務を確認した状態を示す。
【0067】
個別通知条件設定部320は、業務状態及び業務締切日の少なくとも1つに基づいて個別業務アラーム条件を設定することができる。個別通知条件設定部320は少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する業務状態の無変化時間及び業務締切日の残り時間の少なくとも1つに基づいて個別業務アラーム条件を設定することができる。例えば、業務状態が「新たな」状態であると、当該業務状態が「新たな」状態になった翌日から当該業務状態が「している」状態に変更される時まで、業務状態が「している」状態であると、業務締切日の前日から当該業務状態が「済み」状態に変更される時まで、業務状態が「済み」状態であると、当該業務状態が「済み」状態に変更された翌日から当該業務状態が「完了」状態に変更される時まで通知が必要な少なくとも1つの業務客体それぞれに関する個別業務アラーム条件を設定することができる。
【0068】
個別通知条件設定部320は、複数個の業務状態のうち、業務状態が完了状態に該当しないとアラームが必要なものと判断するように個別業務アラーム条件を設定することができる。例えば、個別通知条件設定部320は業務客体それぞれの業務状態が「新たな」、「している」又は「済み」の状態に該当するとアラームが必要なものと判断し、「確認」状態に該当するとアラームが必要ではないものと判断するように個別業務アラーム条件を設定することができる。個別通知条件設定部320は、業務状態が業務完了する前まで少なくとも1つの業務客体を業務処理者に継続的に知らせることができるように個別業務アラーム条件を更新することができる。
【0069】
チャットメッセージ通知部350は、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末120のそれぞれにチャットメッセージの通知方式でチャットメッセージを知らせることができる。チャットメッセージ通知部350は、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末120のそれぞれに通知方式に基づいてチャットメッセージに関するプッシュメッセージを生成することができる。チャットメッセージ通知部350は少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末120が複数である場合には、それぞれの個別通知条件によって当該プッシュメッセージを処理することができる。
【0070】
一実施形態において、チャットメッセージ通知部350はチャットルームのチャット受信ユーザーを確認し、チャット受信ユーザー端末120が当該チャット受信ユーザーにより設定された個別通知条件による通知方式に基づいてチャットメッセージに関するプッシュメッセージを処理するようにできる。チャットメッセージ通知部350は通知メッセージリストを分析し、通知基準時間が満たされるまでチャットメッセージの提供を遅延させることができる。すなわち、チャットメッセージはチャットルームにリアルタイムで提供でき、当該チャットメッセージに関するプッシュメッセージはユーザーにより設定した通知基準時間が満たされるまで遅延させて提供できる。通知メッセージリストにはチャットメッセージに関するプッシュメッセージ及びプッシュメッセージのプッシュ通知基準時間が含まれ得る。ここで、プッシュ通知基準時間は当該ユーザー端末120のタイムゾーンに基づいて個別プッシュ通知時間から導出できる。
【0071】
チャットメッセージ通知部350は当該ユーザー端末120のタイムゾーンに合わせてプッシュメッセージを当該ユーザー端末120に提供し、チャットルームにチャットメッセージが提供されたことを知らせることができる。チャットメッセージ通知部350はタイムゾーンに基づいて、当該チャット受信ユーザーのプッシュ通知基準時間が満たされるまで当該プッシュメッセージを当該メッセージのスレッドに追加することを遅延させることができる。一実施形態において、チャットメッセージ通知部350は、万が一プッシュメッセージの生成時刻が当該ユーザー端末120に設定した通知基準時間に該当しないと、当該プッシュメッセージをメモリに一時保管し、当該ユーザー端末120に設定した通知基準時間が満たされる時刻(例えば、午前9時)に当該プッシュメッセージと関連したチャットルームに対応するメッセージのスレッドに追加できる。
【0072】
チャットメッセージ通知部350はプッシュメッセージにチャットルームの当該チャットメッセージに関するリンクを含ませて、ユーザーがプッシュメッセージを介して当該チャットメッセージをすぐに接続できるようにする。一実施形態において、チャットメッセージ通知部350は生成された少なくとも1つのプッシュメッセージを第1時間まで一時保管し、第2時間になると、当該第1時間まで一時保管されたプッシュメッセージのそれぞれを当該関連したメッセージのスレッドに一括又は順次に追加できる。例えば、チャットメッセージ通知部350は国内時間を基準に前日0時から24時までメモリに一時保管して取り合わせられたプッシュメッセージを翌日午前9時に当該関連した少なくとも1つのメッセージのスレッドそれぞれに一括して追加できる。一実施形態において、チャットメッセージ通知部350は、前記の過程を当該ユーザー端末120のタイムゾーンに基づいて実行できる。例えば、チャットメッセージ通知部350は、当該ユーザー端末120が位置する地域のローカルタイムを基準に前日0時から24時までメモリに一時保管して取り合わせられたプッシュメッセージを当該ローカルタイムを基準に翌日午前9時に当該関連した少なくとも1つのメッセージのスレッドそれぞれに一括して追加できる。
【0073】
チャットメッセージ通知部350は、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末120が複数である場合には、それぞれの個別通知条件を検出し、それぞれに関するプッシュメッセージを生成することができる。一実施形態において、チャットメッセージ通知部350はチャット受信ユーザー端末120が複数である場合、複数のユーザー端末それぞれのタイムゾーンを検出し、当該ユーザー端末の個別プッシュ通知時間のうち積集合の時間まで当該プッシュメッセージを提供することを遅延させることができる。例えば、チャットメッセージ通知部350は、チャットルームに参加している複数のユーザー端末のそれぞれのタイムゾーンが相互一致しないと、それぞれのタイムゾーンを検出してそれぞれの個別プッシュ通知時間(例えば、A端末は国内時間基準午前9時~午後9時であり、B端末は米国ニューヨーク時間基準午前9時~午後9時(国内時間基準午後10時~午前10時))のうち相互重なる積集合の時間(国内時間基準午前9時~午前10時)を検出し、積集合の時間が始まるまで当該プッシュメッセージを提供することを遅延させることができる。
【0074】
チャットメッセージ通知部350は、個別通知条件にあるチャットルームで未読のチャットメッセージの数に応じて当該プッシュメッセージを処理することができる。ここで、プッシュメッセージはチャットルームの説明と共に未読のチャットメッセージの数が含まれ得る。チャットメッセージ通知部350は未読のチャットメッセージの数が設定した個別通知条件を満たすまでプッシュメッセージの生成を遅延させるか、又は生成されたプッシュメッセージの提供を遅延させることができる。例えば、当該ユーザー端末で当該個別通知条件として未読のチャットメッセージの数が10個以上に設定された場合、チャットメッセージ通知部350は当該ユーザー端末に10個以上の未読のチャットメッセージが発生するときにプッシュメッセージを提供し、当該ユーザー端末にチャットメッセージを知らせることができる。チャットメッセージ通知部350はチャットルームの説明と共に未読のチャットメッセージの数が含まれるプッシュメッセージを生成して当該ユーザー端末120に提供できる。その際、チャットメッセージ通知部350は未読のチャットメッセージの数を提供する際、未確認のチャットメッセージを確認できるようにそれぞれの未確認のチャットメッセージへの接近経路又は位置に対する情報を共に提供できる。
【0075】
チャットメッセージ通知部350は、チャットメッセージの通知方式としてプッシュ通知の有無に基づいてプッシュメッセージを生成することができ、プッシュ通知の遅延可否に基づいてプッシュメッセージをすぐに又は遅延させて当該ユーザー端末に提供できる。また、チャットメッセージ通知部350はチャットメッセージの通知方式として補助通知方式がさらに選択された場合、当該ユーザー端末にテキストメッセージ又は電子メールの発送を通じてチャットメッセージを知らせることができる。
【0076】
チャットメッセージ通知部350はチャットルームでユーザー指定のメンションメッセージの存在に基づいてプッシュメッセージを生成することができる。ここで、プッシュメッセージはチャットルームの説明と共にチャットメッセージの緊急性が含まれ得る。チャットメッセージ通知部350は、当該ユーザーの個別通知条件にある通知可能時間に関係なくユーザー指定のメンションメッセージに関するプッシュメッセージを当該ユーザー端末120にすぐに提供できる。チャットメッセージ通知部350はチャットルームでユーザー指定のメンションメッセージが存在すると緊急のチャットメッセージと判断し、当該ユーザー端末120に設定した個別通知条件の通知可能時間に関係なくすぐにプッシュメッセージを提供し、指定された当該ユーザーに緊急のチャットメッセージが来たことを知らせることができる。
【0077】
一実施形態において、チャットメッセージ通知部350はチャットルームに連結された複数のユーザー端末120を介して、前記の遅延されている少なくとも1つのプッシュメッセージを管理することができる。例えば、チャットメッセージ通知部350は前記遅延によって一時保管されて発送待ち中にあるプッシュメッセージを含むプッシュメッセージの発送待ちトレイを介して、当該ユーザー端末が少なくとも1つの待機中のプッシュメッセージを取り消させたり、即刻に伝送するように変更できるようにサポートできる。
【0078】
図4は、図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置で通知条件カスタムメッセージ処理過程を説明するフローチャートである。
【0079】
図4を参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は複数のユーザー端末120と連結されたチャットルームを開設することができる(ステップS410)。
【0080】
また、通知条件カスタムチャットメッセージ処理装置110は複数のユーザー端末120のそれぞれに関して、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件を設定できる(ステップS420)。通知条件カスタムチャットメッセージ処理装置110は、個別通知条件にある通知可能時間をタイムゾーンベースの基準時間帯に変換して通知基準時間を生成し、チャットメッセージに通知基準時間をタギングして通知メッセージリストに挿入できる。また、通知条件カスタムチャットメッセージ処理装置110は、ユーザーの勤務時間に基づいてユーザーの状態を決定し、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージに基づいてメッセージの種類を決定して個別通知条件を設定することができる。さらに、通知条件カスタムチャットメッセージ処理装置110は、メッセージのスレッドで業務指示者、業務処理者、業務内容、業務状態及び業務締切日で構成された少なくとも1つの業務客体のそれぞれに関する個別業務通知条件を設定することができる。
【0081】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120のうちチャット発信ユーザー端末からチャットルームを介してチャットメッセージを受信し、チャットルームと関連したメッセージのスレッドにチャットメッセージを挿入することができる(ステップS430)。
【0082】
また、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120の少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末を決定し、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれに対する個別通知条件に基づいてチャットメッセージの通知方式を決定することができる(ステップS440)。
【0083】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、少なくとも1つのチャット受信ユーザー端末のそれぞれにチャットメッセージの通知方式でチャットメッセージを知らせることができる(ステップS450)。
【0084】
本発明の一実施形態において、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はチャットルームと関連したチャットメッセージをリアルタイムで提供しつつ、当該チャットメッセージに関するプッシュ通知を当該ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件に応じてリアルタイム又は遅延させてチャットメッセージの通知方式で提供し、チャット受信ユーザーがそれぞれメッセージの種類別に希望する時間に希望する方式でチャットメッセージに関するプッシュ通知を受けることができ、チャットルームの参加ユーザーの便宜性及び効率性を増進させることができる。
【0085】
図5は、図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置で業務客体に関する業務アラーム条件カスタムメッセージ処理過程を説明するフローチャートである。
【0086】
図5を参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は少なくとも1つの業務客体を含む業務客体の集合を決定することができる(ステップS510)。少なくとも1つの業務客体は、複数のユーザー端末と連結されたチャットルームを介して受信されることができる。少なくとも1つの業務客体はそれぞれが業務指示者、業務処理者等の業務参加者に関する情報と業務内容、業務状態及び業務締切日を含むことができ、業務内容に関連した諸般事項をさらに含み得る。
【0087】
また、通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、業務客体の集合を分析し、業務アラーム条件を満たすアラーム業務客体の存在可否を決定することができる(ステップS520)。業務アラーム条件は、業務状態の無変化時間及び業務締切日の残り時間の少なくとも1つであり得る。
【0088】
さらに、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はアラーム業務客体に関するアラームチャットメッセージを生成し、チャットルームを介してアラームチャットメッセージを提供することができる(ステップS530)。アラームチャットメッセージはチャットルームにリアルタイムで提供できる。アラームチャットメッセージには、チャットルームのメッセージのスレッドにある業務客体を指定した業務客体リンク及び/又は業務処理者のアラームの確認要請を含ませることができる。アラームチャットメッセージは業務客体の要約説明と共にチャットルームに提供できる。アラーム条件カスタムメッセージ処理装置110は、業務状態及び業務締切日に基づいてアラームチャットメッセージの提供回数を算出することができ、業務進行の緊急性に応じてアラームチャットメッセージの提供回数を調節することができる。アラームチャットメッセージは業務締切日の残り時間の間に算出された提供回数だけチャットルームに提供できる。
【0089】
また、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はアラーム業務客体に関するプッシュアラームメッセージを生成することができる(ステップS540)。プッシュアラームメッセージにはチャットルームの当該アラームチャットメッセージに関するリンクを含ませることができる。
【0090】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、アラーム業務客体の業務処理者を確認し、業務処理者により設定された個別業務アラーム条件が満たされるまでプッシュアラームメッセージの提供を遅延させて、業務処理者が希望する時間に希望する方式でプッシュアラームメッセージを受けるようにできる(ステップS550)。
【0091】
本発明の一実施形態において、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はアラーム業務客体に関するプッシュアラームメッセージを業務処理者により設定された業務アラーム条件に満たして提供し、業務効率性を増進させることができる。
【0092】
図6は、図1にある通知条件カスタムメッセージ処理装置がユーザー端末を介して当該関連したチャットルームにアラームチャットメッセージを提供する過程を示す図である。
【0093】
図6において、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はユーザー端末120を介して当該ユーザー端末120と関連したチャットルーム600を提供することができ、当該チャットルーム内で関連する業務客体610の生成や進行状態の変更等を提供することができ、関連したアラームチャットメッセージ620をリアルタイムで当該関連したメッセージのスレッドに追加させる過程を通じてユーザー端末120に提供できる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、業務アラーム条件と関係なくアラームチャットメッセージを生成してすぐにチャットルームに提供でき、業務処理者のアラームチャットメッセージの確認可否を知らせることができるアラーム確認要請ボタン630を含んでアラームチャットメッセージ620に提供できる。
【0094】
図7a及び7bは、一実施形態に係る個別通知条件のうち、通知時間条件の設定及びプッシュメッセージの提供過程を示す図である。
【0095】
図7a及び7bを参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はユーザー端末120を介して当該ユーザー端末120のプッシュメッセージ設定メニュー700を提供することができる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110はプッシュメッセージ設定メニュー700を介してユーザー端末120からタイムゾーンの固定710又はタイムゾーンの自動検出720に関する設定要請を受信することができ、チャット発信ユーザーを除いた少なくとも1つのチャット受信ユーザーを対象にプッシュメッセージを生成する過程で、当該チャット受信ユーザーの個別通知条件にある通知可能時間を当該設定要請に基づいて検出し、受信対象に最適化されたプッシュメッセージを提供することができる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110はチャットメッセージにアラーム基準時間をタギングして通知メッセージリストに挿入した後、通知メッセージリストを分析して通知基準時間が満たされるまでプッシュメッセージ730を当該業務処理者のユーザー端末120に提供できる。例えば、当該ユーザーの個別通知時間を9時に設定した場合、プッシュメッセージの提供を遅延させて、9時になるときにプッシュメッセージを提供することができる。プッシュメッセージ730にはチャットルームの説明と共に未読のチャットメッセージの数を含ませて、当該チャット参加のユーザーが未確認のチャットメッセージの数が分かる。
【0096】
図8は、一実施形態に係る通知条件カスタムメッセージ処理装置のチャットメッセージ通知のための例示的な方法を示す図である。
【0097】
図8を参照すると、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はチャットルームを提供することができる。複数のユーザー端末120は、チャットルームを介して多様なコミュニケーションを行うことができる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、複数のユーザー端末120のうち、チャット発信ユーザー端末からチャットルームを介してチャットメッセージを受信することができる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110はチャットメッセージが受信されると、当該チャット受信ユーザー端末のユーザーの状態及び受信されたメッセージの種類を決定することができる。通知条件カスタムメッセージ処理装置110はチャットメッセージの受信時刻がユーザーの勤務時間に該当するか、又は勤務時間外に該当するかを決定することができ、当該チャットメッセージの種類、すなわち、一般メッセージ、メンションメッセージ、客体メッセージ又は応答メッセージであるかを決定することができる。
【0098】
通知条件カスタムメッセージ処理装置110は、ユーザーの状態及びメッセージの種類による個別通知条件に基づいて当該チャットメッセージの通知方式を設定することができる。前述した表1のように、通知条件カスタムメッセージ処理装置110はチャットメッセージの通知をすぐに又は遅延し、プッシュ通知するメイン通知方式と電子メール又はテキストメッセージの発送を通じて通知する補助通知方式を選択してチャットメッセージを知らせることができる。例えば、ユーザーの勤務時間に一般メッセージ又は客体メッセージが受信されると、プッシュ通知を介したプッシュメッセージを当該チャット受信ユーザー端末にすぐに提供してチャットメッセージを知らせることができる((1))。ユーザーの勤務時間に当該ユーザーをメンションした一般メッセージ又は客体メッセージが受信されると、プッシュ通知を介してプッシュメッセージを当該チャット受信ユーザー端末にすぐに提供すると共に、電子メールを発送してチャットメッセージを知らせることができる((2))。ユーザーの勤務時間外に一般メッセージ又は客体メッセージが受信されると、プッシュ通知を行わずに当該チャット受信ユーザー端末にテキストメッセージを発送してチャットメッセージを知らせることができる((3))。ユーザーの勤務時間外に当該ユーザーをメンションした一般メッセージが受信されると、当該チャット受信ユーザー端末の通知基準時間が満たされるまでプッシュ通知を遅延させてプッシュメッセージを提供すると共に、電子メールを発送してチャットメッセージを知らせることができる((4))。ユーザーの勤務時間外に当該ユーザーをメンションした客体メッセージが受信されると、プッシュ通知を遅延させてプッシュメッセージを提供すると共に、テキストメッセージを発送してチャットメッセージを知らせることができる((5))。
【0099】
前記では、本発明の好ましい実施形態を参照として説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から外れない範囲内で本発明を様々に修正及び変更させることができるということを理解すべきである。
【符号の説明】
【0100】
100 通知条件カスタムメッセージ処理システム
110 通知条件カスタムメッセージ処理装置
120 複数のユーザー端末
210 プロセッサ
220 メモリ
230 ユーザー入出力部
240 ネットワーク入出力部
310 チャットルーム開設部
320 個別通知条件設定部
330 チャットメッセージ処理部
340 チャットメッセージ通知方式決定部
350 チャットメッセージ通知部
610 業務客体
620 アラームチャットメッセージ
630 アラーム確認要請ボタン
710 タイムゾーンの固定
720 タイムゾーンの自動検出
730 プッシュメッセージ

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7a
図7b
図8