(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-10
(45)【発行日】2023-10-18
(54)【発明の名称】個人向け水分補給溶液を含むスポーツドリンク用飲料分配システム
(51)【国際特許分類】
B67D 1/08 20060101AFI20231011BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
(21)【出願番号】P 2020508607
(86)(22)【出願日】2018-08-16
(86)【国際出願番号】 IB2018056183
(87)【国際公開番号】W WO2019035043
(87)【国際公開日】2019-02-21
【審査請求日】2021-07-16
(32)【優先日】2017-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】391026058
【氏名又は名称】ザ コカ・コーラ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Coca‐Cola Company
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ヴァンアッシュ,レイモンド
(72)【発明者】
【氏名】チャン,フランチョット
(72)【発明者】
【氏名】シュワーバー,ジョシュア
【審査官】北村 一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2011/0121032(US,A1)
【文献】特表2015-520079(JP,A)
【文献】特表2004-517385(JP,A)
【文献】特表2010-539911(JP,A)
【文献】特許第4881472(JP,B1)
【文献】特開2006-181507(JP,A)
【文献】国際公開第2016/058919(WO,A1)
【文献】特開2014-176439(JP,A)
【文献】特開2016-099768(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B67D 1/00- 3/04
G07F 13/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体測定データに基づく1つ以上の添加物を含む個人向けスポーツドリンクを提供するための飲料分配システムであって、
前記生体測定データの入力セクションと、
前記生体測定データを分析し、前記分析に基づく前記個人向けスポーツドリンク用のレシピを提供するための分析セクションと、
前記個人向けスポーツドリンクを分配するための飲料ディスペンサと、を備え、
前記レシピは、1つ以上の微量成分フレーバ、甘味料、希釈液及び前記1つ以上の添加物を含み、
前記分析セクションは、飲料のタイプと、前記1つ以上の添加物のレベルとを決定し、
前記飲料ディスペンサが、内部に前記1つ以上の微量成分フレーバ及び前記1つ以上の添加物を含む複数のカートリッジを備える、飲料分配システム。
【請求項2】
前記入力セクションが複数のセンサを備える、請求項1に記載の飲料分配システム。
【請求項3】
前記複数のセンサが体重計を備える、請求項2に記載の飲料分配システム。
【請求項4】
前記複数のセンサが、生体インピーダンスセンサを備える、請求項2又は3に記載の飲料分配システム。
【請求項5】
前記複数のセンサが、ウェアラブルセンサを備える、請求項2から4のいずれか一項に記載の飲料分配システム。
【請求項6】
前記入力セクションが、入力グラフィカルユーザインターフェースを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の飲料分配システム。
【請求項7】
前記分析セクションが、プロセッサ及び1つ以上のデータベースを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の飲料分配システム。
【請求項8】
前記1つ以上のデータベースが、前記個人向けスポーツドリンクの前記レシピを決定するための1つ以上のアルゴリズムを含む、請求項7に記載の飲料分配システム。
【請求項9】
前記複数のカートリッジ内の前記1つ以上の添加物が電解質を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の飲料分配システム。
【請求項10】
前記複数のカートリッジ内の前記1つ以上の添加物がタンパク質を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の飲料分配システム。
【請求項11】
前記飲料ディスペンサが、ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースを備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の飲料分配システム。
【請求項12】
前記ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースが、複数のブランド選択アイコンを含む、請求項11に記載の飲料分配システム。
【請求項13】
前記ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースが、複数の個人向け目盛りを含む、請求項11又は12に記載の飲料分配システム。
【請求項14】
前記複数の個人向け目盛りが、炭水化物のレベル、フレー
バのレベル、甘味のレベル、及び/又は1つ以上の添加物をユーザが変えることを可能にする、請求項13に記載の飲料分配システム。
【請求項15】
スポーツドリンクを提供するための飲料ディスペンサであって、
生体測定データの入力セクションと、
前記生体測定データを分析し、前記分析に基づく前
記スポーツドリンク用のレシピを提供するための分析セクションと、
内部
に1つ以上の添加物を含む複数のカートリッジと、
ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースと、を備え、
前記レシピは、前記1つ以上の添加物を含み、
前記ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースは、前記1つ以上の添加物をユーザが追加するかどうかを選択することを可能にする個人向け目盛りを含む、飲料ディスペンサ。
【請求項16】
前記ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースは、炭水化物のレベル、フレー
バのレベル、及び/又は甘味のレベルをユーザが変えることを可能にする1つ以上の追加の個人向け目盛りを含む、請求項15に記載の飲料ディスペンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
本出願及び結果として得られる特許は、一般的に飲料分配システムに関し、より詳細には、生体測定及び他のタイプのデータを使用して、アスリート及び他のタイプの消費者に対する個人向け水分補給溶液を含むスポーツドリンクを提供する飲料分配システムに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ジョージア州アトランタのコカ・コーラ社が提供する「POWERADE(登録商標)」スポーツドリンクなどのスポーツドリンクは、適切な水分補給を優れた風味で提供することで消費者に人気がある。スポーツドリンクは、非アスリート及びアスリートに、同様にカジュアルなアスリートからプロのアスリートまでに好まれ得る。特に、高校、大学、及びプロのスポーツチームは、適切なアスリートの水分補給を維持することにかなりの重点を置いている。スポーツドリンクには通常、発汗中に失われる電解質が含まれ得る。例えば、「POWERADE ION4(登録商標)」スポーツドリンクは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、及びカルシウムなどの電解質を提供できる。
【0003】
トレーナーなどは、アスリートの生体測定データ及び栄養摂取量を観察して、最高のパフォーマンスを増進することができる。このデータには、体重、水分補給レベル、心拍数、水分摂取量、炭水化物摂取量、タンパク質摂取量、サプリメント摂取量、ナトリウム摂取量、血圧、消費及び意図される運動、体温、血中酸素レベル、及び他のメトリクスが含まれ得る。従って、トレーナーは、特定のアスリート又は特定のタイプのアスリート向けに、所与のタイプのスポーツドリンクをいくつかの添加物で調整しようとする場合がある。しかしながら、複数のアスリート向けにそのような添加物をミックスすることは、特に試合中又は練習場で時間を消費するプロセスになり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の概要
従って、本出願及び結果として得られる特許は、生体測定データに基づく1つ以上の添加物を含む個人向けスポーツドリンクを提供するための飲料分配システムを提供する。飲料分配システムには、生体測定データの入力セクション、生体測定データを分析し、分析に基づく個人向けスポーツドリンク用のレシピを提供する分析セクション、及び個人向けスポーツドリンクを分配するための飲料ディスペンサを含み得る。飲料ディスペンサは、内部に1つ以上の添加物を含む複数のカートリッジを含んでもよい。
【0005】
本出願及び結果として得られる特許は、1つ以上の添加物を含む個人向けスポーツドリンクを提供するための飲料ディスペンサを更に提供する。飲料ディスペンサは、内部に1つ以上の添加物を含む複数のカートリッジと、ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースと、を含み得る。ディスペンサグラフィカルユーザインターフェースは、炭水化物のレベル、強度のレベル、甘味のレベル、及び/又は内部の1つ以上の添加物をユーザが変えることを可能にするように、複数の個人向けスケールを含んでもよい。
【0006】
本出願及び結果として得られる特許のこれら及び他の特徴及び改良は、いくつかの図面及び添付の特許請求の範囲と併せて解釈して以下の詳細な説明を検討すると、当業者に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図面の簡単な説明
【
図1】
図1は、本明細書で説明され得る飲料分配システムの一例の斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1の飲料分配システムの機能の概略図である。
【
図3】
図3は、
図1の飲料分配システムと共に使用され得る飲料ディスペンサの斜視図である。
【
図4】
図4は、
図3の飲料ディスペンサの内部構成要素の斜視図である。
【
図5】
図5は、
図3の飲料ディスペンサ上で使用されるグラフィカルユーザインターフェースの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
詳細な説明
ここで、いくつかの図を通して同様の数字が同様の要素を指す図面を参照すると、
図1及び
図2は、本明細書で説明され得る飲料分配システム100の一例を示す。飲料分配システム100は、多くの異なるタイプの飲料、他のタイプの液体、及び/又は他のタイプの製品だけでなく、個人向けスポーツドリンクを分配することもできる。一般的に説明すると、飲料分配システム100は、3つの主要セクション、すなわち、入力セクション110、分析セクション120、及び飲料ディスペンサ130を含み得る。本明細書では、他のセクション及び他のタイプの機能が使用されてもよい。
【0009】
入力セクション110は、多くのタイプの生体測定及び他のタイプのデータを受信してもよい。上述のように、この生体測定データには、体重、水分補給レベル、心拍数、水分摂取量、炭水化物摂取量、タンパク質摂取量、サプリメント摂取量、ナトリウム摂取量、血圧、摂取及び意図される運動、体温、血中酸素レベル、及び他のメトリクスが含まれ得る。このデータは、体重計140、異なるタイプのセンサ150、又はタッチスクリーンなどの入力グラフィカルユーザインターフェース160上の直接入力から収集されてもよい。センサ150は、例えば、生体インピーダンスセンサ、分光計、汗又は他のタイプのスマートパッチ、加速度計や歩数計やGPSなどのウェアラブルデバイス、並びにユーザの活動及び/又は身体状態を検出する任意のデバイスを含み得る。他のセンサ140は、時間、温度、天気、場所、トレーニングのタイプなどのローカルな条件用に使用されてもよい。任意の数のセンサ150又は他のタイプの入力ソースからの入力が、一緒に使用されてもよい。センサ150はまた、トレーニング機器、ユニフォーム、飲料ボトルなどに組み込まれてもよい。本明細書では、任意のソースからの任意のタイプのデータを使用することができる。ユーザは、名前、プレーヤ番号、又は任意のタイプの識別子によって個別に識別できる。識別は、ユーザ入力、コード、RFID、Bluetooth、スマートフォン、又は任意の従来の方法によって行うことができる。入力グラフィカルユーザインターフェース160により、個別の好みを提供するだけでなく、データを入力し、及び/又は任意の数の異なる飲料若しくは製品のブランド、タイプ、及び/又は調合をユーザが選択することも可能にし得る。本明細書では、他の構成要素及び他の構成を使用することができる。
【0010】
分析セクション120は、1つ以上のデータベース180又は他のタイプのメモリに結合されたコントローラ又はプロセッサ170を含んでもよい。プロセッサ170は、任意のタイプのプログラマブルロジックデバイスであってもよい。プロセッサ170は、ローカルでもリモートでもよい。本明細書では、複数のプロセッサ170を使用することができる。プロセッサ170は、データベース180に保存されたコンピュータ実行可能プログラム命令を実行してもよい。コンピュータ実行可能プログラム命令は、飲料分配システム100を動作させるのに必要な任意の数のモジュールアプリケーションプログラムを含んでもよい。具体的には、データベース180は、コード命令、情報構造などを含んでもよい。そのような命令及び情報構造は、本明細書で説明する機能を実施するために利用できる機械学習技術(例えば、パターン認識アルゴリズム、推論アルゴリズム、三角測量又は場所推定アルゴリズム、時間的アルゴリズムなど)を具現化又は構成してもよい。
【0011】
この例では、分析セクション120は、プレーヤデータデータベース190及び消費データベース200を含んでもよい。入力セクション110からのプレーヤデータは、個別の識別が取り除かれて、特定の水分補給の必要性を決定するための水分補給アルゴリズムを介して消費データベース200で比較されてもよい。全体的な精度を向上させるために、スマート学習技術が経時的に使用されてもよい。消費データベース200で決定された特定の水分補給の必要性は、プレーヤデータベース190に戻され、そこでミックスアルゴリズムを介して比較されて、適切なスポーツドリンクミックス又はレシピを決定され得る。具体的には、飲料のタイプ、並びに炭水化物、甘味料、電解質、タンパク質、サプリメントなどのレベルを決定することができる。特定の成分は、パフォーマンスを延長するために時間的にリリースされ得る。飲料の温度も決定できる。本明細書では、他のタイプのアルゴリズム及び他のタイプの出力が使用されてもよい。出力グラフィカルユーザインターフェース210を使用して、レシピ、成分、成分量、カロリーなどを表示してもよい。ログ220はまた、プレーヤデータ、飲用日、パフォーマンスデータなどの履歴と共に使用されてもよい。本明細書では、他の構成要素及び他の構成を使用することができる。
【0012】
図3~
図5は、本明細書で説明する飲料分配システム100で使用され得る飲料ディスペンサ130の一例を示している。飲料ディスペンサ130は、ジョージア州アトランタのコカ・コーラ社によって提供される「COCA-COLA FREESTYLE(登録商標)」冷蔵飲料分配ユニットであってもよい。一般的に説明すると、「COCA-COLA FREESTYLE(登録商標)」冷蔵飲料分配ユニットは、複数の高濃度の微量成分を、甘味料及び希釈液などの多量成分と組み合わせることによって飲料を作成する。微量成分及び他の添加物は、一般的に、飲料ディスペンサ自体内に配置されたカートリッジ230に保存される。従って、飲料ディスペンサ100によって提供される飲料の数及びタイプは、その中に配置されるカートリッジ230の数及びタイプのみによって制限され得る。或いは、従来のバッグインボックスベースの飲料ディスペンサなども、本明細書で使用することができる。
【0013】
飲料ディスペンサ130は、アクセスドア250を有する外側シェル240を含んでもよい。カートリッジ230及び他のタイプの飲料成分は、アクセスドア250を通して装填されてもよい。カートリッジ230はまた、微量成分に加えて、異なるタイプの添加物、甘味料、香味料、着色料などを含んでもよい。
図4に示すように、カートリッジ230は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、及びカルシウムなどの電解質を含んでもよい。タンパク質、サプリメントなども使用できる。添加物は、一般的に、微量成分の形態であってもよい。外側シェル240は、1つ以上の分配ノズル270を有する分配領域260を画定してもよい。飲料ディスペンサ130、及びその構成要素は、任意の適切なサイズ、形状、又は構成を有してもよい。
【0014】
飲料ディスペンサ130は、その上に配置されたディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280を含んでもよい。ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280は、任意の数の異なる飲料又は製品のブランド、タイプ、及び/又は調合を消費者が選択することを可能にするように、タッチスクリーンなどを含むことができる。ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280は、一連の動的に生成されたメニュー及び/又は静的なメニューを消費者に提示してもよい。メニュー項目を選択することにより、飲料ディスペンサ130は、飲料を調合し分配することができる。ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280はまた、任意のタイプのグラフィックス、メッセージング、ビデオなどを表示してもよい。音もまた、ここに組み込むことができる。1つ以上の別個のディスプレイ画面、バナー画面なども使用することができる。注ぎボタン290などの異なるタイプの機械的及び/又は電気機械的プッシュボタンも使用できる。本明細書では、他の構成要素及び他の構成も使用することができる。
【0015】
飲料ディスペンサ130は、入力セクション110及び分析セクション120と通信してもよい。具体的には、入力セクション110からのデータに基づいて分析セクション120で決定された個人向け飲料タイプ及び成分は、飲料ディスペンサ130に送られてそこから分配され得る。或いは、飲料ディスペンサ130によるアクセス用に、飲料のタイプ及び成分をリモート又はローカルに保存してもよい。更に、ユーザは、例えば、スマートフォン、Bluetooth、RFIDなどを介して、飲料ディスペンサ130に飲料タイプ及び成分を提供してもよい。任意の従来の通信方法を使用して、選択された飲料タイプ及び成分を飲料ディスペンサ130に伝達することができる。本明細書では、他の構成要素及び他の構成を使用することができる。
【0016】
或いは、ユーザは、ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280上で、飲料のタイプ及び他の飲料特性を直接選択してもよい。
図5は、ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280の一例を示す。ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280は、複数のブランド選択アイコン300を含んでもよい。この例では、ブランド選択アイコン300には、「POWERADE ION4(登録商標)」スポーツドリンクの異なるフレーバが含まれている。示されるように、「マウンテンベリーブラスト」フレーバが選択されている。ディスペンサグラフィカルユーザインターフェース280はまた、複数の個人向け設定スケール310を有する。この例では、ユーザは、フル炭水化物とロー炭水化物の間で、フル強度とロー強度の間で、フル甘味とロー甘味の間で選択でき、及びブースト成分を追加するか否かを選択することができる(上記の例には、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、及びカルシウムなどの電解質が含まれる)。本明細書では、他のタイプの成分及び強度も使用することができる。複数の注ぎアイコン320が使用できる。従って、ユーザは、自分のスポーツドリンクを思い通りにカスタマイズできる。本明細書では、他の構成要素及び他の構成を使用することができる。
【0017】
このように、飲料分配システム100は、個人向けスポーツドリンクをユーザに提供する。スポーツドリンクの性質は、ユーザの生体測定データ及び/又は個人の好みに基づいていてもよい。飲料分配システム100は、ユーザの水分補給の必要性のリアルタイム分析のために生体測定データを使用し、それらのリアルタイム必要性に合わせたスポーツドリンクを生成することができる。そのようなリアルタイム分析及び生成は、ユーザに、改善された及び/又は維持された運動パフォーマンスを提供することができる。同様に、適切な水分補給を維持することにより、怪我やダウンタイムを回避することができる。
【0018】
上記は、本出願及び結果として得られる特許の特定の実施形態のみに関することは明らかであろう。本明細書では、以下の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される本発明の一般的な精神及び範囲から逸脱することなく、当業者によって多数の変更及び修正を行うことができる。