(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-11
(45)【発行日】2023-10-19
(54)【発明の名称】破砕機
(51)【国際特許分類】
B02C 23/00 20060101AFI20231012BHJP
B02C 13/31 20060101ALI20231012BHJP
B02C 13/26 20060101ALI20231012BHJP
【FI】
B02C23/00 Z
B02C13/31
B02C13/26 Z
(21)【出願番号】P 2019091475
(22)【出願日】2019-05-14
【審査請求日】2022-05-06
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 発表会名:株式会社モリタ環境テック「新製品発表会」 開催日 :平成30年10月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000192073
【氏名又は名称】株式会社モリタホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100067448
【氏名又は名称】下坂 スミ子
(74)【代理人】
【識別番号】100167117
【氏名又は名称】打越 佑介
(72)【発明者】
【氏名】西野 達也
(72)【発明者】
【氏名】丸山 広幸
(72)【発明者】
【氏名】高野 久仁夫
【審査官】佐々木 典子
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-023402(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104525313(CN,A)
【文献】特開昭54-001973(JP,A)
【文献】特開2011-064254(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02C 13/00-13/31、
18/00-18/38、
23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物を投入する部分に設置された筒状のカバーと、
前記カバーの下方に位置して前記対象物を破砕する破砕機本体と、
閉じた状態で前記破砕機本体の外殻を構成する扉と、
前記カバーに固定された上端部から下方へ延伸して、前記破砕機本体の外殻の外方で起立する支持部材と、
前記破砕機本体の外殻の下側にある部材に固定された下端部から、破砕機本体の外殻の外方で鉛直方向に延びて、上端部が前記カバーに固定された支軸と、
を備え、
前記扉は、相互に隣接する一端を軸を介して前記支軸にそれぞれ回動自在に接続される一対の扉であって、前記軸により形成された回動軸まわりに、他端を自由端として開閉可能である
ことを特徴とする破砕機。
【請求項2】
前記支軸に対して前記扉を昇降させる昇降機構を有し、
前記昇降機構は、油圧式である
請求項1に記載の破砕機。
【請求項3】
前記昇降機構は、前記扉をヒンジ式にするために前記支軸に接続された軸を有し、
前記軸は、前記支軸に固定されたシリンダと、前記シリンダ内の油圧で昇降するピストンとを有する
請求
項2に記載の破砕機。
【請求項4】
前記シリンダに油圧を加えて前記ピストンを上昇させ、
前記ピストンと共に上昇した前記扉を前記支軸に対して離間させる
請求項3に記載の破砕機。
【請求項5】
前記軸は、前記ピストンの周囲に同軸的に配置されているベアリングを有する
請求
項3又は4に記載の破砕機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、破砕機に関し、詳細には、破砕機の開閉構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、廃棄された家庭用小型電化製品等の各種スクラップ品を破砕する竪型破砕機が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、処理物が投入される機函と、機函内に処理物を供給するための供給口と、機函内に設けられ、機函内に供給された処理物を破砕するための撹拌羽根と、機函内で破砕された処理物を排出する排出口と、を有する竪型破砕機が開示されている。また、この竪型破砕機は、機函に設けられた扉を有し、この扉を開くことにより、機函内部のメンテナンスを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の竪型破砕機では、装置の安全性を確保するために機函や扉を堅牢で重厚な構成とする必要がある。また、機函と扉との摩擦抵抗も大きくなり易い。そのため、特許文献1に記載の竪型破砕機では、扉の開閉に大きな力が必要となり、扉の開閉が困難となる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、扉の開閉が容易な破砕機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、対象物を投入する部分を覆う筒状のカバーと、前記カバーの下方に位置して前記対象物を破砕する破砕機本体と、前記カバーを支持して前記対象物の一部を回収するシューターとを備え、前記破砕機本体は、前記シューターと共に前記カバーを支持する支軸と、前記支軸を中心に開閉する扉とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明における破砕機では、前記支軸に対して前記扉を昇降させる昇降機構を有し、前記昇降機構は、油圧式であることが望ましい。
【0009】
また、本発明における破砕機では、前記昇降機構は、前記扉をヒンジ式にするために前記支軸に接続された軸を有し、前記軸は、前記支軸に固定されたシリンダと、前記シリンダ内の油圧で昇降するピストンとを有することが望ましい。
【0010】
また、本発明における破砕機では、前記シリンダに油圧を加えて前記ピストンを上昇させ、前記ピストンと共に上昇した前記扉を前記支軸に対して離間させることが望ましい。
【0011】
また、本発明における破砕機では、前記軸は、前記ピストンの周囲に同軸的に配置されているベアリングを有することが望ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明による破砕機によれば、シューターと支軸とで破砕機本体を支持しているため、支軸に取り付けられた扉を開閉し易くなる。特に、昇降機構によって扉を支軸に対して上昇させることにより、扉の下端部に対する摩擦抵抗、及び扉と支軸との間の摩擦抵抗が小さくなり、扉の開閉がさらに容易となる。これにより、破砕機構の消耗部分のメンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態における破砕機を示す斜視図である。
【
図5】
図1の破砕機が有する昇降機構を示す断面図である。
【
図6】昇降機構により扉が上昇した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、
図1~
図6を参照しつつ、本発明の一実施形態における破砕機について説明する。なお、これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番した部分もある。説明の便宜上、所定の部位やこの引き出し線をかくれ線(破線)や想像線(二点鎖線)で示し、断面部分をハッチングで示した部分もある。また、説明において、上方、下方、側方、垂直方向、水平方向等の方向を示す用語は、基本的に、通常使用する向きで破砕機を設置した状態における位置関係とする。
【0015】
図1に示す通り、破砕機1は、竪型破砕機であり、対象物Wを投入する部分を覆う筒状のカバー2と、カバー2の下方に位置して対象物Wを破砕する破砕機本体4と、破砕機本体4の下方に位置する台座3と、破砕機本体4と台座3との間に設けられた収容室4aと、カバー2に対象物Wを供給するコンベア5と、破砕機本体4で破砕されなかった対象物Wの一部を回収するシューター7とを有する。なお、以下では、破砕機本体4で破砕された対象物Wを「破砕物Wa」、破砕機本体4で破砕されなかった対象物Wの一部を「破砕不適物Wb」とも言う。シューター7には、破砕機本体4内からカバー2の開口に向かって跳ね上がった破砕不適物Wbを回収する第1シューター7aと、破砕本体4内から収容室4aに落下した破砕物Waを回収する第2シューター7bとがある。
【0016】
カバー2は、破砕機本体4内に対象物Wを投入する投入口を覆うものであり、側部には2つの開口が設けられている。一方の開口には、コンベア5が直結され、他方の開口には、第1シューター7aが直結されている。コンベア5により搬送された対象物Wが、カバー2を介して破砕機本体4に投入される。ただし、破砕機本体4への対象物Wの投入方法は、コンベア5を用いた方法に限定されない。
【0017】
破砕機本体4は、例えば、図示しないモーターで回転するローター等を含む破砕機構9を有し、破砕機構9を高速で回転させて、衝撃・せん断・圧縮・摩擦等による複合破砕作用を繰り返すことにより、設定された粒度まで対象物Wを破砕する。ただし、破砕機本体4の構成は、対象物Wを破砕することができれば、特に限定されず、回転式でなくてもよい。また、破砕する対象物Wとしては、特に限定されず、例えば、パソコン、プリンタ、炊飯器、電子レンジ等の電化製品が挙げられる。破砕機本体4での破砕により、破砕物Waから、鉄、銅、金、アルミニウム、プラスチックなどの資源を抽出し、回収することができる。
【0018】
また、第1シューター7aは、カバー2と台座3とを接続し、カバー2を支持して台座3に固定している。具体的には、第1シューター7aの下端部が台座3に固定され、第1シューター7aの上端部にカバー2が固定されている。また、第1シューター7aの下端部には回収用袋8を装着できるようになっており、第1シューター7aで回収した破砕不適物Wbを回収用袋8に移し替えることができる。なお、第1シューター7aは、下端部を地面に直接接触させて立ち上がるように設けられ、又は台座3に固定或いは地面に接触させないで設けられていてもよく、カバー2を支持していれば設置態様に限定はない。
【0019】
収容室4aは、台座3と破砕機本体4との間に位置する。収容室4aには、破砕機構9と同軸上に位置する図示しない回転軸と、回転軸に取り付けて回転する図示しない破砕物Waの収集部とが収容されている。収容室4aの側部には、図示しない開口が設けられており、開口から収集した破砕物Waを回収する第2シューター7bが外付けされている。ただし、収容室4に収容されているものとしては、特に限定されない。
【0020】
図2および
図3に示す通り、破砕機本体4は、台座3に対してカバー2を支持する支軸41と、支軸41に支持され、支軸41を中心に開閉する一対の扉42、43とを有している。破砕機本体4は、収容室4aの上端に荷重している。換言すれば、扉42、43の下端は、収容室4aの上端に接触しており、扉42、43の自重が、収容室4aに加わっている。
【0021】
支軸41は、第1シューター7aと共にカバー2を支持している。支軸41は、鉛直方向に延び、下端部が台座3に固定され、上端部にカバー2が固定されている。支軸41の固定は、例えば、溶接やボルト締結により行われる。鉛直方向からの平面視で、支軸41は、破砕機本体4の中心に対して第1シューター7aと反対側に位置し、コンベア5の上端部の真下に位置している。すなわち、支軸41と第1シューター7aとは、破砕機本体4の中心を間に挟んで設けられている。そのため、支軸41と第1シューター7aとで破砕機本体4をバランスよく支持することができる。
【0022】
一対の扉42、43は、観音開き式である。扉42は、上端部付近、中央部付近および下端部付近において、同軸的に設けられた軸421、422、423を介して支軸41に接続され、これら軸421、422、423により形成された回動軸J1まわりに開閉可能なヒンジ式の扉である。同様に、扉43は、上端部付近、中央部付近および下端部付近において、同軸的に設けられた軸431、432、433を介して支軸41に接続され、これら軸431、432、433により形成された回動軸J2まわりに開閉可能なヒンジ式の扉である。ただし、扉42、43と支軸41とを接続する軸の数や配置は、特に限定されない。
【0023】
図4に示す通り、扉42、43は、破砕機本体4の外殻を構成する部位であり、互いに同じ形状の半円筒状であり、閉じられた状態ではこれらの自由端同士が合わさって円筒状となる。また、扉42、43を開くと、破砕機本体4内に設けられた破砕機構9が外部に露出し、破砕機構9のメンテナンスが可能となる。特に、扉42、43が観音開き式であるため、扉42、43を開いた時の開口が広く、破砕機構9のメンテナンスや清掃が容易となる。ただし、扉42、43の形状は、半円筒状や左右対称でなくてもよい。また、扉42、43の一方を省略してもよい。破砕機本体4に対する扉42、43の構造としては、扉42、43の下端部が、収容室4aの上端部に接して加重している構造でもよいが、破砕機本体4の外殻を構成する枠に接して加重している構造でもよい。
【0024】
また、扉42、43には図示しないロック機構が設けられ、扉42、43同士を固定することにより扉42、43を閉じた状態が維持される。なお、ロック機構の構成としては、特に限定されないし、ロック機構は、省略してもよい。
【0025】
また、
図2、
図3、及び
図5に示す通り、破砕機1は、支軸41に対して扉42、43を昇降させる昇降機構6を有する。また、昇降機構6は、支軸41に対して扉42を昇降させる第1昇降機構61と、支軸41に対して扉43を昇降させる第2昇降機構62とを有する。これら第1、第2昇降機構61、62は、油圧式である。そのため、第1、第2昇降機構61、62は、簡単な構成で、かつ、扉42、43を昇降させるのに十分な力を発生させることができる。
【0026】
第1昇降機構61は、扉42と支軸41とを接続する軸422を有する。また、軸422は、シリンダ611と、シリンダ611に対して回転可能で、かつ、シリンダ611に供給される高圧油の作用によりシリンダ611に対して上下に昇降するピストン612とを有する。また、シリンダ611は支軸41に固定されているが、ピストン612は扉42に固定されていても固定されていなくてもよい。そのため、ピストン612をシリンダ611に対して上昇させることにより、扉42を上昇させて支軸41及び収容室4aから離間させることができる。また、ピストン612にはナットで構成されたストッパー613が設けられており、ストッパー613が支軸41と当接することにより、それ以上の扉42の上昇が規制される。シリンダ611は、図示しない経路を介して油圧(作動油O)を供給するための油圧供給口611aを有する。ピストン612は、油圧供給口611aから供給された油圧により、シリンダ611内を上昇する。ピストン612は、シリンダ611の内側面に密着している第1ピストン612aと、第1ピストン612aの内側面に密着しているT字型の第2ピストン612bとを有する。油圧前、扉42は第2ピストン612bの上端部に接していなくても、接して加重していなくても、接して加重していてもよい。
【0027】
第2昇降機構62は、扉43と支軸41とを接続する軸432を有する。また、軸432は、シリンダ621と、シリンダ621に対して回転可能で、かつ、シリンダ621に供給される高圧油の作用によりシリンダ621に対して上下に昇降するピストン622とを有する。また、シリンダ621は支軸41に固定されているが、ピストン622は扉43に固定されていても、固定されていなくてもよい。そのため、ピストン622をシリンダ621に対して上昇させることにより、扉43を上昇させて支軸41及び収容室4aから離間させることができる。また、ピストン622にはナットで構成されたストッパー623が設けられており、ストッパー623が支軸41と当接することにより、それ以上の扉43の上昇が規制される。シリンダ621は、図示しない経路を介して油圧(作動油O)を供給するための油圧供給口621aを有する。ピストン622は、油圧供給口621aから供給された油圧により、シリンダ621内を上昇する。ピストン622は、シリンダ621の内側面に密着している第1ピストン622aと、第1ピストン622aの内側面に密着しているT字型の第2ピストン622bとを有する。油圧前、扉43は第2ピストン622bの上端部に接していなくても、接して加重していなくても、接して加重していてもよい。
【0028】
図6に示す通り、第1、第2昇降機構61、62で扉42、43を支軸41及び収容室4aに対して上昇させることにより、扉42、43と収容室4aの下端部分との間に隙間が形成される。そのため、扉42、43と収容室4aの下端部分との間の摩擦抵抗が低減する。したがって、扉42、43を支軸41に対して上昇させた状態では、扉42、43の開閉をより小さい力で容易に行うことができる。特に、本実施形態では、扉42、43の高さ方向の中央部付近に位置する軸422、432で扉42、43を昇降させるため、例えば、上端部付近に位置する軸421、421や下端部付近に位置する軸423、433で扉42、43を昇降させる場合と比べて、扉42、43を支軸41に対してバランスよく昇降させることができる。
【0029】
また、扉42と扉43とで昇降機構が別々に設けられているため、扉42、43をそれぞれ独立して昇降させることができる。そのため、例えば、扉42、43の一方だけを開閉する場合に有効である。また、仮に、第1、第2昇降機構61、62の一方が故障したとしても、他方が正常に駆動するため、扉42、43の一方だけは、その開閉が容易となる。ただし、昇降機構6の構成は、これに限定されず、例えば、扉42、43を同じ昇降機構で昇降する構成であってもよい。
【0030】
なお、第1、第2昇降機構61、62の構成は、扉42、43を支軸41に対して昇降させることができれば、特に限定されず、油圧式以外の方式、例えば、モーター等の駆動源を用いて軸422、432を昇降させる電動式の昇降機構、複数の歯車をハンドルで回転させて軸422、432を昇降させる手動式の昇降機構等を用いてもよい。また、第1昇降機構61は、軸422を昇降させるものに限定されず、例えば、軸421、422、423の少なくとも1つを昇降させるものであればよい。第2昇降機構62についても同様である。
【0031】
また、
図5および
図6に示す通り、軸422は、第2ピストン612bの周囲に同軸的に配置されたベアリング451を有する。ベアリング451は、第1ピストン612aと第2ピストン612bとの間に挟まれている。同様に、軸432は、第2ピストン622bの周囲に同軸的に配置されたベアリング452を有する。ベアリング452は、第1ピストン622aと第2ピストン622bとの間に挟まれている。そのため、油圧によるピストン612、622の上昇に伴う扉42、43の上昇により、扉42、43の自重が第2ピストン612b、622b、ベアリング451、452、第1ピストン612a、622aに加わり、扉42、43の動作に伴ってベアリング451、452が回転するため、第2ピストン612b、622bが第1ピストン612a、622aに対して回転しやすくなることにより、扉42、43が開閉し易くなる。
【0032】
なお、ベアリング451、452としては、特に限定されないが、例えば、スラスト玉軸受、スラストころ軸受等の各種スラスト軸受を好適に用いることができる。また、軸421、423と支軸41との接続部や軸431、433と支軸41との接続部にも同様にしてベアリング451、452を配置してもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 破砕機
2 カバー
3 台座
4 破砕機本体
41 支軸
42 扉
421、422、423 軸
43 扉
431、432、433 軸
451、452 ベアリング
4a 収容室
5 コンベア
6 昇降機構
61 第1昇降機構
611 シリンダ
611a 油圧供給口
612 ピストン
612a 第1ピストン
612b 第2ピストン
62 第2昇降機構
621 シリンダ
621a 油圧供給口
622 ピストン
622a 第1ピストン
622b 第2ピストン
623 ストッパー
7 シューター
7a 第1シューター
7b 第2シューター
8 回収用袋
9 破砕機構
G 隙間
J1、J2 回動軸
O 作動油
W 対象物
Wa 破砕物
Wb 破砕不適物