(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-12
(45)【発行日】2023-10-20
(54)【発明の名称】ドアホンシステム、携帯端末登録許可方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 9/00 20060101AFI20231013BHJP
【FI】
H04M9/00 D
(21)【出願番号】P 2022509754
(86)(22)【出願日】2020-03-23
(86)【国際出願番号】 JP2020012574
(87)【国際公開番号】W WO2021191937
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-08-18
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河村 剛
(72)【発明者】
【氏名】白川 佳裕
(72)【発明者】
【氏名】杉野 晋介
【審査官】石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-018170(JP,A)
【文献】特開2011-135221(JP,A)
【文献】特開2011-151737(JP,A)
【文献】特開2019-186704(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末と、
前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、
前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、
前記サーバに接続される端末と、
を有するドアホンシステムであって、
前記端末は、
アクセスキーを受付ける受付部と、
前記アクセスキーを前記サーバに送信する送信部と、
を有し、
前記サーバは、
前記アクセスキーを受信する受信部と、
アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得する取得部と、
前記許可情報ファイルに、前記受信部が受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する登録部と、
を有する、
ドアホンシステム。
【請求項2】
前記管理サーバにおいて管理される前記許可情報ファイルのアクセスキーには、前記ドアホンシステムに前記携帯端末を登録できる台数を示す台数情報が紐づけられ、
前記登録部は、前記台数情報が示す台数分、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する、
請求項1に記載のドアホンシステム。
【請求項3】
前記登録部は、前記携帯端末を前記ドアホンシステムに登録する度に、前記台数情報が示す台数を減算する、
請求項2に記載のドアホンシステム。
【請求項4】
前記端末は、
前記ドアホンシステムの設備情報を入力する入力部と、
前記設備情報に基づいて、前記携帯端末を前記ドアホンシステムに登録するための携帯端末登録情報を生成し、表示装置に表示する制御部と、をさらに有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のドアホンシステム。
【請求項5】
前記制御部は、前記携帯端末登録情報を印刷装置に出力する、
請求項4に記載のドアホンシステム。
【請求項6】
携帯端末と、
前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、
前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、
前記サーバに接続される端末と、を有する、
ドアホンシステムの携帯端末登録許可方法であって、
前記端末が、
受け付けたアクセスキーを前記サーバに送信し、
前記サーバが、
前記アクセスキーを受信し、
アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得し、
前記許可情報ファイルに、受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する、
携帯端末登録許可方法。
【請求項7】
携帯端末と、
前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、
前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、
前記サーバに接続される端末と、を有し、
前記サーバが、
アクセスキーを受信する受信部と、
アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得する取得部と、
前記許可情報ファイルに、前記受信部が受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末のドアホンシステムへの登録を許可する登録部と、を有する、
ドアホンシステムの前記端末のプログラムであって、
前記端末のプロセッサに、
受け付けたアクセスキーを前記サーバに送信する、
処理を実行させるプログラム。
【請求項8】
携帯端末と、
前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、
前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、
前記サーバに接続される端末と、を有し、
前記端末が、
アクセスキーを受付ける受付部と、
前記アクセスキーを前記サーバに送信する送信部と、を有する、
ドアホンシステムの前記サーバのプログラムであって、
前記サーバのプロセッサに、
前記アクセスキーを受信し、
アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得し、
前記許可情報ファイルに、受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する、
処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドアホンシステム、携帯端末登録許可方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
玄関への来訪者の確認を、玄関扉の近傍に配置された玄関子機を介して、室内の室内親機から行う事ができるドアホンシステムが広く普及している。また、室内親機に通信機能を設け、来訪者の確認をスマートフォン等の携帯可能な携帯端末から行う技術が注目されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、玄関子機を介した来訪者の呼出操作に応じて、親機を介して、玄関子機と携帯端末とを接続し、来訪者への対応を携帯端末から行うインターホンシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
料金の支払いによって、集合住宅の住人の携帯端末を、集合住宅のドアホンシステムに登録できるシステムが望まれる。
【0006】
本開示の非限定的な実施例は、料金の支払いによって、集合住宅の住人の携帯端末を、集合住宅のドアホンシステムに登録できるドアホンシステム、携帯端末登録許可方法、およびプログラムの提供に資する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施例に係るドアホンシステムは、携帯端末と、前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、前記サーバに接続される端末と、を有するドアホンシステムであって、前記端末は、アクセスキーを受付ける受付部と、前記アクセスキーを前記サーバに送信する送信部と、を有し、前記サーバは、前記アクセスキーを受信する受信部と、アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得する取得部と、前記許可情報ファイルに、前記受信部が受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する登録部と、を有する。
【0008】
本開示の一実施例に係る携帯端末登録許可方法は、携帯端末と、前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、前記サーバに接続される端末と、を有する、ドアホンシステムの携帯端末登録許可方法であって、前記端末が、受け付けたアクセスキーを前記サーバに送信し、前記サーバが、前記アクセスキーを受信し、アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得し、前記許可情報ファイルに、受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する。
【0009】
本開示の一実施例に係るプログラムは、携帯端末と、前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、前記サーバに接続される端末と、を有し、前記サーバが、アクセスキーを受信する受信部と、アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得する取得部と、前記許可情報ファイルに、前記受信部が受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末のドアホンシステムへの登録を許可する登録部と、を有する、ドアホンシステムの前記端末のプログラムであって、前記端末のプロセッサに、受け付けたアクセスキーを前記サーバに送信する、処理を実行させる。
【0010】
本開示の一実施例に係るプログラムは、携帯端末と、前記携帯端末を呼び出す呼び出し装置と、前記携帯端末と前記呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバと、前記サーバに接続される端末と、を有し、前記端末が、アクセスキーを受付ける受付部と、前記アクセスキーを前記サーバに送信する送信部と、を有する、ドアホンシステムの前記サーバのプログラムであって、前記サーバのプロセッサに、前記アクセスキーを受信し、アクセスキーとサーバ識別情報とを含む許可情報ファイルを管理する管理サーバから、前記許可情報ファイルを取得し、前記許可情報ファイルに、受信した前記アクセスキーと、前記サーバのサーバ識別情報とが含まれる場合、前記携帯端末の前記ドアホンシステムへの登録を許可する、処理を実行させる。
【0011】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータープログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータープログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本開示の一実施例によれば、料金の支払いによって、集合住宅の住人の携帯端末を、集合住宅のドアホンシステムに登録できる。
【0013】
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】第1の実施の形態に係るドアホンシステムの構成例を示した図
【
図4】ロビー用ドアホンのブロック構成例を示した図
【
図8】携帯端末のドアホンシステムへの登録を可能にするまでの流れを説明する図
【
図9】携帯端末の登録許可処理の一例を示したシーケンス図
【
図10】ユーティリティツールの設定例を説明する図
【
図11】携帯端末のドアホンシステムへの登録の概要を説明する図
【
図12】端末および携帯端末の画面遷移例を示した図
【
図13】第2の実施の形態に係る端末および携帯端末の画面遷移例を示した図
【
図14】プリントアウトされたQRコード(登録商標)の一例を示した図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0016】
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【0017】
図1は、第1の実施の形態に係るドアホンシステムの構成例を示した図である。ドアホンシステムは、例えば、マンションやアパート等の集合住宅1に適用される。集合住宅1は、例えば、制御室2と、ロビー3と、部屋4と、部屋4の玄関5と、を有している。
【0018】
制御室2には、サーバ11と、端末18と、が配置されている。ロビー3には、電話機12と、ロビー用ドアホン13と、カメラ14と、が配置されている。部屋4には、室内モニタ15a,15bが配置されている。部屋4の玄関5には、玄関用ドアホン17が配置されている。携帯端末16a,16bは、部屋4の住人が所持する携帯端末である。
【0019】
サーバ11は、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)サーバである。サーバ11は、ロビー3に配置されている機器(カメラ14を除く)と、部屋4に配置されている機器(ドアホンシステムに登録された携帯端末16a,16bを含む)との間の呼制御を行い、セッションを確立する。サーバ11は、例えば、コントロールボックスと称されてもよい。
【0020】
サーバ11には、端末18が接続されている。サーバ11は、端末18を介して、ドアホンシステムの設定等を受け付ける。端末18は、例えば、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0021】
集合住宅1では、ロビー3に受付係を配置している場合がある。このような集合住宅1では、来訪者は、受付係を介して、部屋4の住人を呼び出してもらう。例えば、受付係は、電話機12を用いて、部屋4の室内モニタ15a,15bおよび携帯端末16a,16bに電話を掛け、部屋4の住人を呼び出す。
【0022】
電話機12は、例えば、SIPフォンである。電話機12は、例えば、部屋4を識別する識別情報(例えば、部屋4の部屋番号または内線番号等)が入力されることにより、部屋4の室内モニタ15a,15bまたは携帯端末16a,16bを呼び出す。電話機12は、受付係と部屋4の住人とが会話するため、スピーカーフォンタイプの電話機ではなく、住人の声が外部に漏れない受話器型の電話機である。
【0023】
ロビー用ドアホン13は、例えば、通話機能と、カメラとを備えている。ロビー用ドアホン13は、例えば、部屋4を識別する識別情報が入力されることにより、部屋4の室内モニタ15a,15bまたは携帯端末16a,16bを呼び出す。ロビー用ドアホン13は、呼び出しを受け取った室内モニタ15a,15bまたは携帯端末16a,16bと通話することができる。ロビー用ドアホン13は、具備するカメラによって、例えば、ロビー用ドアホン13の前に立つ人物を撮影し、撮影した画像(例えば、動画像)を部屋4の室内モニタ15a,15bまたは携帯端末16a,16bに送信する。
【0024】
カメラ14は、例えば、ロビー3内の様子を撮影する監視カメラである。カメラ14は、例えば、音声通話機能を備えないIP(Internet Protocol)カメラである。カメラ14は、室内モニタ15a,15bまたは携帯端末16a,16bの要求に応じて、撮影した画像を室内モニタ15a,15bまたは携帯端末16a,16bに送信する。
【0025】
室内モニタ15a,15bは、ロビー3に配置されている電話機12またはロビー用ドアホン13から呼び出しを受け、電話機12またはロビー用ドアホン13と通話することができる。また、室内モニタ15a,15bは、玄関5に配置されている玄関用ドアホン17から呼び出しを受け、玄関用ドアホン17と通話することができる。
【0026】
室内モニタ15a,15bは、ディスプレイを有している。室内モニタ15a,15bのディスプレイには、ロビー用ドアホン13が撮影する画像、カメラ14が撮影する画像、または玄関用ドアホン17が撮影する画像が表示される。
【0027】
例えば、室内モニタ15a,15bのディスプレイには、室内モニタ15a,15bと電話機12とが通話をしているとき、カメラ14が撮影する画像が表示される。また、室内モニタ15a,15bのディスプレイには、室内モニタ15a,15bとロビー用ドアホン13とが通話をしているとき、ロビー用ドアホン13のカメラが撮影する画像が表示される。また、室内モニタ15a,15bのディスプレイには、室内モニタ15a,15bと玄関用ドアホン17とが通話をしているとき、玄関用ドアホン17のカメラが撮影する画像が表示される。
【0028】
携帯端末16a,16bは、例えば、部屋4の住人に所持される携帯端末である。携帯端末16a,16bは、例えば、スマートフォンである。
【0029】
携帯端末16a,16bは、携帯電話ネットワークおよびインターネット等を含むネットワークを介して、電話機12、ロビー用ドアホン13、または、玄関用ドアホン17からの呼び出しを受ける。携帯端末16a,16bは、プッシュサーバ(図示せず)から付与されたプッシュIDに基づいて、電話機12、ロビー用ドアホン13、または、玄関用ドアホン17からの呼び出しを受ける。
【0030】
これにより、携帯端末16a,16bは、電話機12、ロビー用ドアホン13、または玄関用ドアホン17と通話することができる。例えば、携帯端末16a,16bは、部屋4の室内のみならず外出先でも、電話機12、ロビー用ドアホン13、または玄関用ドアホン17と通話することができる。
【0031】
携帯端末16a,16bは、ディスプレイを有している。携帯端末16a,16bのディスプレイには、ロビー用ドアホン13が撮影する画像、カメラ14が撮影する画像、または玄関用ドアホン17が撮影する画像が表示される。
【0032】
例えば、携帯端末16aのディスプレイには、携帯端末16aと電話機12とが通話をしているとき、カメラ14が撮影する画像が表示される。また、携帯端末16aのディスプレイには、携帯端末16aとロビー用ドアホン13とが通話をしているとき、ロビー用ドアホン13のカメラが撮影する画像が表示される。また、携帯端末16aのディスプレイには、携帯端末16aと玄関用ドアホン17とが通話をしているとき、玄関用ドアホン17のカメラが撮影する画像が表示される。
【0033】
なお、
図1では、室内モニタ15a,15bは、2台しか示していないが、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。携帯端末16a,16bは、2台しか示していないが、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
【0034】
また、
図1では、部屋4に、室内モニタ15a,15bが配置されているが、これに限られない。部屋4には、室内モニタ15a,15bが配置されなくてもよい。すなわち、部屋4の住人の呼び出しは、携帯端末16a,16bにおいて行われてもよい。
【0035】
また、
図1では、ロビー3に、ロビー用ドアホン13が配置されているが、これに限られない。ロビー3には、ロビー用ドアホン13が配置されてなくてもよい。すなわち、部屋4の住人の呼び出しは、電話機12において行われてもよい。また、来訪者の撮影は、カメラ14によって行われてもよい。
【0036】
また、電話機12、ロビー用ドアホン13、および玄関用ドアホン17の各々は、携帯端末16a,16bを呼び出す呼び出し装置と称されてもよい。
【0037】
図2は、サーバ11のブロック構成例を示した図である。
図2に示すように、サーバ11は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、を有している。
【0038】
制御部21は、サーバ11全体を制御する。制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成されてもよい。
【0039】
記憶部22には、制御部21が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部22には、制御部21が計算処理を行うためのデータや、接続されている各部を制御するためのデータが記憶される。また、記憶部22には、サーバ11を識別するサーバ識別情報が記憶される。サーバ識別情報は、例えば、サーバ11のシリアル番号である。記憶部22は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、およびHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置によって構成されてもよい。
【0040】
通信部23は、集合住宅1に設置されているLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、電話機12、ロビー用ドアホン13、室内モニタ15a,15b、玄関用ドアホン17、および端末18と通信を行う。また、通信部23は、携帯電話ネットワークおよびインターネット等を含むネットワークを介して、携帯端末16a,16bと通信を行う。
【0041】
図3は、電話機12のブロック構成例を示した図である。
図3に示すように、電話機12は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、音声処理部34と、操作部35と、を有している。
【0042】
制御部31は、電話機12全体を制御する。制御部21は、例えば、CPUで構成されてもよい。
【0043】
記憶部32には、制御部31が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部32には、制御部31が計算処理を行うためのデータや、接続されている各部を制御するためのデータが記憶される。記憶部32は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、およびHDDなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0044】
通信部33は、集合住宅1に設置されているLAN等のネットワークを介して、サーバ11と通信を行う。
【0045】
音声処理部34は、電話機12の受話器に内蔵されているマイクロフォン(図示せず)から出力されるアナログ音声データを、例えば、デジタル音声データに変換し、制御部31に出力する。また、音声処理部34は、制御部31から出力されるデジタル音声データを、例えば、アナログ音声データに変換し、電話機12の受話器に内蔵されているスピーカ(図示せず)に出力する。
【0046】
操作部35は、例えば、ロビー3の受付係の操作を受け付ける。操作部35は、受け付けた操作に対応する情報を制御部31に出力する。操作部35は、例えば、部屋4を識別する識別情報の入力を受け付けるプッシュボタンである。
【0047】
図4は、ロビー用ドアホン13のブロック構成例を示した図である。
図4に示すように、ロビー用ドアホン13は、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、音声処理部44と、操作部45と、画像処理部46と、を有している。
【0048】
制御部41は、ロビー用ドアホン13全体を制御する。制御部41は、例えば、CPUで構成されてもよい。
【0049】
記憶部42には、制御部41が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部42には、制御部41が計算処理を行うためのデータや、接続されている各部を制御するためのデータが記憶される。記憶部42は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、およびHDDなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0050】
通信部43は、集合住宅1に設置されているLAN等のネットワークを介して、サーバ11と通信を行う。
【0051】
音声処理部44は、ロビー用ドアホン13に内蔵されているマイクロフォン(図示せず)から出力されるアナログ音声データを、例えば、デジタル音声データに変換し、制御部41に出力する。また、音声処理部44は、制御部41から出力されるデジタル音声データを、例えば、アナログ音声データに変換し、ロビー用ドアホン13に内蔵されているスピーカ(図示せず)に出力する。
【0052】
操作部45は、例えば、来訪者の操作を受け付ける。操作部45は、受け付けた操作に対応する情報を制御部41に出力する。操作部45は、例えば、部屋4を識別する識別情報の入力を受け付けるプッシュボタンである。
【0053】
画像処理部46は、ロビー用ドアホン13が具備する撮像素子(図示せず)が撮影したアナログ映像データを、例えば、デジタル信号に変換し、制御部41に出力する。画像処理部46は、アナログ映像信号またはデジタル映像データに対して、画質の調整、ノイズキャンセル、画像圧縮処理などの所定の画像処理を行ってもよい。
【0054】
図5は、室内モニタ15aのブロック構成例を示した図である。
図5に示すように、室内モニタ15aは、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、音声処理部54と、画像処理部55と、ディスプレイ56と、操作部57と、を有している。なお、室内モニタ15bも、
図5に示すブロック構成を有し、その説明を省略する。
【0055】
制御部51は、室内モニタ15a全体を制御する。制御部51は、例えば、CPUで構成されてもよい。
【0056】
記憶部52には、制御部51が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部52には、制御部51が計算処理を行うためのデータや、接続されている各部を制御するためのデータが記憶される。記憶部52は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、およびHDDなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0057】
通信部53は、集合住宅1に設置されているLAN等のネットワークを介して、サーバ11と通信を行う。また、通信部53は、集合住宅1に設置されているLAN等のネットワークを介して、カメラ14と通信を行う。また、通信部53は、集合住宅1に設置されているLAN等のネットワークを介して、玄関用ドアホン17と通信を行う。
【0058】
音声処理部54は、室内モニタ15aに内蔵されているマイクロフォン(図示せず)から出力されるアナログ音声データを、例えば、デジタル音声データに変換し、制御部51に出力する。また、音声処理部54は、制御部51から出力されるデジタル音声データを、例えば、アナログ音声データに変換し、室内モニタ15aに内蔵されているスピーカ(図示せず)に出力する。
【0059】
画像処理部55は、室内モニタ15aが具備する撮像素子(図示せず)が撮影したアナログ映像データを、例えば、デジタル信号に変換し、制御部51に出力する。画像処理部55は、アナログ映像信号またはデジタル映像データに対して、画質の調整、ノイズキャンセル、画像圧縮処理などの所定の画像処理を行ってもよい。
【0060】
ディスプレイ56は、制御部51から出力されるデジタル映像データに基づいて映像を表示する。ディスプレイ56は、例えば、液晶ディスプレイである。
【0061】
操作部57は、例えば、部屋4の住人の操作を受け付ける。操作部57は、受け付けた操作に対応する情報を制御部51に出力する。操作部57は、例えば、ディスプレイ56に重畳されるタッチパネルである。操作部57は、プッシュボタンであってもよい。
【0062】
図6は、携帯端末16aのブロック構成例を示した図である。
図6に示すように、携帯端末16aは、制御部61と、記憶部62と、通信部63と、音声処理部64と、画像処理部65と、ディスプレイ66と、操作部67と、を有している。
【0063】
制御部61は、携帯端末16a全体を制御する。制御部61は、例えば、CPUで構成されてもよい。
【0064】
記憶部62には、制御部61が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部62には、制御部61が計算処理を行うためのデータや、接続されている各部を制御するためのデータが記憶される。記憶部62は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、およびHDDなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0065】
通信部63は、例えば、携帯電話ネットワークおよびインターネット等を含むネットワークを介して、集合住宅1の制御室2に配置されているサーバ11と通信を行う。また、通信部63は、例えば、携帯電話ネットワークおよびインターネット等を含むネットワークを介して、ロビー3に配置されているカメラ14と通信を行う。
【0066】
音声処理部64は、携帯端末16aに内蔵されているマイクロフォン(図示せず)から出力されるアナログ音声データを、例えば、デジタル音声データに変換し、制御部61に出力する。また、音声処理部64は、制御部61から出力されるデジタル音声データを、例えば、アナログ音声データに変換し、携帯端末16aに内蔵されているスピーカ(図示せず)に出力する。
【0067】
画像処理部65は、携帯端末16aが具備する撮像素子(図示せず)が撮影したアナログ映像データを、例えば、デジタル信号に変換し、制御部61に出力する。画像処理部65は、アナログ映像信号またはデジタル映像データに対して、画質の調整、ノイズキャンセル、画像圧縮処理などの所定の画像処理を行ってもよい。
【0068】
ディスプレイ66は、制御部61から出力されるデジタル映像データに基づいて映像を表示する。ディスプレイ66は、例えば、液晶ディスプレイである。
【0069】
操作部67は、例えば、携帯端末16aの所持者の操作を受け付ける。操作部67は、受け付けた操作に対応する情報を制御部61に出力する。操作部67は、例えば、ディスプレイ66に重畳されるタッチパネルである。操作部67は、プッシュボタンであってもよい。
【0070】
図7は、端末18のブロック構成例を示した図である。
図7に示すように、端末18は、制御部71と、記憶部72と、通信部73と、音声処理部74と、ディスプレイ75と、操作部76と、を有している。
【0071】
制御部71は、端末18全体を制御する。制御部71は、例えば、CPUで構成されてもよい。
【0072】
記憶部72には、制御部71が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部72には、制御部71が計算処理を行うためのデータや、接続されている各部を制御するためのデータが記憶される。記憶部72は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、およびHDDなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0073】
通信部73は、例えば、LAN等のネットワークを介して、集合住宅1の制御室2に配置されているサーバ11と通信を行う。また、通信部73は、例えば、携帯電話ネットワークおよびインターネット等を含むネットワークを介して、他の装置と通信を行う。
【0074】
音声処理部74は、端末18に内蔵されているマイクロフォン(図示せず)から出力されるアナログ音声データを、例えば、デジタル音声データに変換し、制御部71に出力する。また、音声処理部74は、制御部71から出力されるデジタル音声データを、例えば、アナログ音声データに変換し、端末18に内蔵されているスピーカ(図示せず)に出力する。
【0075】
ディスプレイ75は、制御部71から出力されるデジタル映像データに基づいて映像を表示する。ディスプレイ75は、例えば、液晶ディスプレイである。
【0076】
操作部76は、例えば、端末18の所持者の操作を受け付ける。操作部76は、受け付けた操作に対応する情報を制御部71に出力する。操作部76は、例えば、キーボードである。操作部76は、ディスプレイ75に重畳されるタッチパネルであってもよい。
【0077】
図1のドアホンシステムでは、携帯端末16a,16bは、ドアホンシステムへの登録(登録操作)によって、呼び出し装置からの呼び出しを受信できる。すなわち、携帯端末16a,16bは、ドアホンシステムへの登録が行われないと、呼び出し装置からの呼び出しを受信できない。
【0078】
携帯端末16a,16bのドアホンシステムへの登録は、例えば、集合住宅1の販売業者が、ドアホンシステムのメーカから、携帯端末16a,16bをドアホンシステムに登録する権利を購入することによって可能になる。
【0079】
例えば、集合住宅1の販売業者は、ドアホンシステムメーカから、携帯端末16a,16bをドアホンシステムに登録するための登録チケットを購入する。集合住宅1の販売業者は、購入した登録チケットに記載されているアクセスキーを端末18に入力し、サーバ11に送信する。これにより、携帯端末16a,16bのドアホンシステムへの登録が可能になる(許可される)。アクセスキーは、パスワードと捉えてもよい。
【0080】
なお、アクセスキーの入力によって、携帯端末16a,16bのドアホンシステムへの登録が可能な状態になり、携帯端末16a,16bのドアホンシステムへの登録は、別の手続(操作)を要する。
【0081】
図8は、携帯端末のドアホンシステムへの登録を可能にするまでの流れを説明する図である。
図8には、
図1に示したサーバ11と、端末18と、が示してある。また、
図8には、
図1に示していない端末81と、サーバ82とが示してある。
【0082】
端末81およびサーバ82は、例えば、ドアホンシステムのメーカによって管理される。端末81およびサーバ82は、ドアホンシステムのメーカの工場に配置されてもよい。また、サーバ82は、ドアホンシステムのメーカの工場外に配置されてもよい。端末81は、例えば、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0083】
集合住宅1の販売業者(チケット購入者)は、端末18を用いて、ドアホンシステムのメーカに対し、登録チケットの発注を行う(S1)。チケット購入者は、登録チケットの発注の際、サーバ11のシリアル番号と、ドアホンシステムに登録したい携帯端末の台数(登録台数)とをドアホンシステムのメーカに通知する。チケット購入者は、例えば、集合住宅1の戸数および1戸当たりに入居する人数等を考慮して、ドアホンシステムに登録する携帯端末の登録台数をドアホンシステムのメーカに通知する。
【0084】
ドアホンシステムメーカの登録チケットの発行を担当するチケット発行担当者は、端末81を介して、登録チケットの発注を受信する。チケット発行担当者は、登録チケットの発注を受信すると、アクセスキーを発行する(S2)。アクセスキーは、ユニークなキーであり、例えば、数字、文字、および記号の組み合わせであってもよい。端末81には、アクセスキーを発行するプログラムが実装されてもよい。
【0085】
チケット発行担当者は、アクセスキーを発行すると、発行したアクセスキーに紐づけて、チケット購入者から受信したサーバ11のシリアル番号と、携帯端末の登録台数とを端末81に登録する(S3)。
【0086】
なお、以下では、発行したアクセスキーと、このアクセスキーに紐づけられたサーバ11のシリアル番号および携帯端末の登録台数とを、端末許可情報と称することがある。端末81のアクセスキーを発行するプログラムが、端末許可情報を管理してもよい。
【0087】
端末81は、S3にて、端末許可情報を登録すると、登録した端末許可情報をサーバ82に送信する(S4)。サーバ82は、S4の端末許可情報を受信すると、受信した端末許可情報を、サーバ82の記憶部に記憶している端末許可情報ファイルに追加する。
【0088】
チケット発行担当者は、S3にて、端末許可情報を登録すると、アクセスキーが記載された登録チケットをチケット購入者に送付(販売)する(S5)。例えば、チケット発行担当者は、チケット購入者からの入金を確認すると、登録チケットをチケット購入者に送付する。なお、登録チケットは、電子データにて、端末18に送信されてもよい。
【0089】
チケット購入者は、端末18を用いてサーバ11にログインし、S5にて受領した登録チケットに記載されているアクセスキーを端末18に入力する(S6)。端末18は、入力されたアクセスキーをサーバ11に送信する。
【0090】
サーバ11は、端末18からアクセスキーを受信すると、サーバ82にアクセスし、端末許可情報ファイルを取得(受信)する(S7)。サーバ11は、取得した端末許可情報ファイルを参照し、サーバ11のシリアル番号と、端末18から受信したアクセスキーとの両方に対応する登録台数を取得する。サーバ11は、取得した登録台数分において、携帯端末のドアホンシステムへの登録を許可する。
【0091】
一方、サーバ11は、端末許可情報ファイルを参照し、端末許可情報ファイルに、サーバ11のシリアル番号が含まれていない場合、または、端末18から受信したアクセスキーが含まれていない場合、携帯端末の登録台数を取得しない。すなわち、サーバ11は、携帯端末のドアホンシステムへの登録を許可しない。
【0092】
以上の手続によって、携帯端末を登録台数分、ドアホンシステムに登録することができる。
【0093】
なお、上記では、チケット購入者を集合住宅1の販売業者としたが、これに限られない。チケット購入者は、集合住宅1の管理組合または集合住宅1を建設した建設業者等であってもよい。
【0094】
また、上記では、チケット販売者をドアホンシステムのメーカとしたが、これに限られない。チケット販売者は、ドアホンシステムの設置業者または販売業者であってもよい。
【0095】
また、端末81は、管理端末と称されてもよい。サーバ82は、管理サーバと称されてもよい。
【0096】
また、チケット購入者は、端末18を用いて、登録チケットを発注したが(S1)、これに限られない。チケット購入者は、端末18とは別の端末を用いて、登録チケットを発注してもよい。例えば、チケット購入者は、集合住宅1の販売業者の社内に配置されている端末を用いて、登録チケットを発注してもよい。そして、チケット購入者は、端末18とは別の端末を用いて購入した登録チケットのアクセスキーを、端末18に入力してもよい。
【0097】
また、登録チケットを受注する端末は、端末81でなくてもよい。また、アクセスキーの発行およびアクセスキーのサーバ82への送信は、端末81でなくてもよい。
【0098】
図9は、携帯端末の登録許可処理の一例を示したシーケンス図である。端末18は、チケット購入者から、登録チケットの発注操作を受け付ける。登録チケットの発注操作には、サーバ11のシリアル番号の入力操作と、ドアホンシステムに登録する携帯端末の登録台数の入力操作とが含まれる。端末18は、登録チケットの発注操作に応じて、サーバ11のシリアル番号と、ドアホンシステムに登録する携帯端末の登録台数とを、端末81に送信する(S11)。
【0099】
ドアホンシステムメーカの端末81は、登録チケットの発注を受信する。端末81は、ドアホンシステムメーカのチケット発行担当者から、アクセスキーの発行操作を受付け、アクセスキーを発行する(S12)。
【0100】
端末81は、S12にてアクセスキーを発行すると、発行したアクセスキーに紐づけて、チケット購入者から受信したサーバ11のシリアル番号と、携帯端末の登録台数とを含む端末許可情報を登録する(S13)。
【0101】
なお、チケット発行担当者は、例えば、チケット購入者からの入金を確認すると、端末81が発行したアクセスキーが記載された登録チケットを、チケット購入者に送付する。
【0102】
端末81は、チケット発行担当者の操作に応じて、S13にて登録した端末許可情報をサーバ82に送信する(S14)。
【0103】
サーバ82は、S14にて送信された端末許可情報を、サーバ82の記憶部に記憶している端末許可情報ファイルに追加する(S15)。
【0104】
端末18は、登録チケットを受領したチケット購入者から、登録チケットに記載されているアクセスキーの入力を受け付け、受け付けたアクセスキーをサーバ11に送信する(S17)。
【0105】
サーバ11は、S17にて送信されたアクセスキーを受信すると、サーバ82にアクセスし、端末許可情報ファイルを取得する(S19)。
【0106】
サーバ11は、S17にて送信されたアクセスキーと、記憶部22に記憶されているサーバ11のシリアル番号とに基づいて、S19にて取得した端末許可情報ファイルを参照(確認)する(S20)。
【0107】
サーバ11は、受信した端末許可情報ファイルに、サーバ11のシリアル番号と、S17にて送信されたアクセスキーとが含まれている場合、サーバ11のシリアル番号と、S17にて送信されたアクセスキーとに対応する登録台数を取得する(S21)。
【0108】
一方、サーバ11は、受信した端末許可情報ファイルに、サーバ11のシリアル番号が含まれていない場合、または、S17にて送信されたアクセスキーが含まれていない場合、端末18にエラーを通知する(S22)。例えば、サーバ11は、アクセスキーまたはサーバ11のシリアル番号が間違っている旨を端末18に通知する。
【0109】
以上の処理によって、携帯端末を登録台数分、ドアホンシステムに登録することができる。
【0110】
端末18に実装されるユーティリティツール(プログラム)について説明する。端末18には、集合住宅1の住人の携帯端末16a,16bをドアホンシステムに登録するためのユーティリティツールが実装されている。
【0111】
図10は、ユーティリティツールの設定例を説明する図である。
図10には、
図1に示したサーバ11と、電話機12と、ロビー用ドアホン13と、室内モニタ15a,15bと、玄関用ドアホン17と、端末18と、が示してある。また、
図10には、端末91と、記憶媒体92と、が示してある。以下では、サーバ11、電話機12、ロビー用ドアホン13、室内モニタ15a,15b、および玄関用ドアホン17を、ドアホン機器と称することがある。
【0112】
端末91は、例えば、集合住宅1にドアホンシステムを設置する設置業者が使用する端末である。端末91は、例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータまたはタブレット端末であってもよい。端末91には、ドアホンシステムを構築するためのシステムセットアップツール(プログラム)が実装されている。
【0113】
記憶媒体92は、可搬型の記憶装置である。記憶媒体92は、例えば、SDカードまたはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等であってもよい。
【0114】
端末91は、集合住宅1のドアホンシステムのネットワークに接続される。端末91(システムセットアップツール)は、
図10の吹き出しA1に示すように、ドアホンシステムの設置業者から、例えば、集合住宅1の棟数、階数、戸数、および1戸あたりに登録を許可する携帯端末の台数等の情報を受付ける。
【0115】
端末91は、受け付けた情報に基づいて、集合住宅1に設置されたドアホン機器に、IP(Internet Protocol)アドレス、内線番号、およびパスワード等を振り分ける。端末91は、ドアホン機器に振り分けたIPアドレス、内線番号、およびパスワード等を、ドアホン機器に送信する。以下では、ドアホンシステムの設置業者が端末91に入力した情報およびドアホン機器に振り分けられた情報を、ドアホン設備情報と称することがある。
【0116】
図10の吹き出しA2に示すように、ドアホンシステムの設置業者は、端末91のシステムセットアップツールのドアホン設備情報を、記憶媒体92に記憶する。ドアホン設備情報は、記憶媒体92に記憶される際、暗号化される。
【0117】
ドアホンシステムの設置業者は、記憶媒体92に記憶されたドアホン設備情報を、端末18(ユーティリティツール)にインポートする。
【0118】
以上の手続により、端末18には、集合住宅1のドアホンシステムに関するドアホン設備情報が記憶される。端末18(ユーティリティツール)は、記憶したドアホン設備情報に基づいて、携帯端末をドアホンシステムに登録するための情報を生成する。
【0119】
なお、上記では、端末91の使用者を、ドアホンシステムを設置する設置業者としたが、これに限られない。端末91の使用者は、集合住宅1を建設する建設業者またはドアホンシステムを販売する販売業者であってもよい。
【0120】
また、端末18は、記憶媒体92が挿入され、記憶媒体92のドアホン設備情報を入力する入力部(例えば、ソケット)を備える。
【0121】
携帯端末のドアホンシステムへの登録について説明する。
【0122】
図11は、携帯端末のドアホンシステムへの登録の概要を説明する図である。
図11には、
図1に示したサーバ11と、端末18と、集合住宅1のドアホンシステムに登録する携帯端末16aと、が示してある。端末18には、
図10で説明したドアホン設備情報がインポートされている。また、
図11には、プッシュサーバ101が示してある。
【0123】
携帯端末16aは、
図11の吹き出しA11に示すように、プッシュサーバ101に対し、プッシュIDを付与するよう要求する。携帯端末16aは、
図11の吹き出しA12に示すように、プッシュサーバ101から、プッシュIDを受信(取得)する。
【0124】
集合住宅1の住人である携帯端末16aの所持者は、集合住宅1のドアホンシステムに、携帯端末16aを登録したい場合、端末18を操作する権限を有する権限者(以下、管理人)に、その旨を伝える。端末18を操作する管理人は、例えば、登録チケットのチケット購入者であってもよい。
【0125】
端末18の管理人は、携帯端末16aの所持者の要求に応じて、携帯端末16aを集合住宅1のドアホンシステムに登録するための携帯端末登録情報を、端末18のディスプレイに表示する。例えば、端末18は、
図11の吹き出しA13に示すように、携帯端末登録情報をQRコードで表示する。
【0126】
携帯端末登録情報は、端末18のユーティリティツールにインポートされたドアホン設備情報に基づいて、生成される。携帯端末登録情報には、サーバ11のIPアドレス、ポート番号、携帯端末16aに割り振られる内線番号、およびSIPパスワードが含まれる。携帯端末登録情報は、携帯端末16aが集合住宅1のドアホンシステムに登録されるための情報と言える。また、携帯端末登録情報は、SIP情報と言える。
【0127】
携帯端末16aは、
図11の吹き出しA14に示すように、端末18のディスプレイに表示されたQRコードを撮影し、携帯端末登録情報を取得する。また、携帯端末16aは、
図11の吹き出しA15に示すように、QRコードの撮影により取得した携帯端末登録情報を元に、サーバ11にアクセスし、取得したプッシュIDを送信する。
【0128】
サーバ11は、
図11の吹き出しA16に示すように、携帯端末16aから送信されたプッシュIDを記憶する。例えば、サーバ11は、携帯端末16aに割り振られた内線番号に紐付けて、プッシュIDを記憶する。
【0129】
これにより、サーバ11は、呼び出し装置から携帯端末16aの内線番号を受信すると、受信した内線番号に対応したプッシュIDを用いて、携帯端末16aを呼び出せる。また、プッシュIDによって呼び出された携帯端末16aは、カメラを用いて撮影した携帯端末登録情報に基づいてサーバ11と通信し、呼び出し装置と通話ができる。
【0130】
上記では、携帯端末16aの登録について説明したが、携帯端末16bを含む他の携帯端末も同様に、集合住宅1のドアホンシステムに登録できる。
【0131】
図12は、端末18および携帯端末16aの画面遷移例を示した図である。携帯端末16aの所持者は、携帯端末16aのドアホンシステムへの登録を、端末18の管理人に要求する。端末18の管理人は、携帯端末16aの所持者の要求に応じて、端末18に実装されているユーティリティツールを起動する。
【0132】
端末18は、ユーティリティツールの起動により、
図12の画面111aをディスプレイに表示する。
【0133】
画面111aには、ユーティリティツールにログインするためのアカウントを入力するテキストボックスと、パスワードを入力するテキストボックスとが表示される。管理人は、端末18にアカウントとパスワードとを入力する。
【0134】
端末18は、適切なアカウントとパスワードとを受け付けると、
図12の画面111bをディスプレイに表示する。
【0135】
画面111bには、管理人メニューが表示される。管理人メニューには、「居住者スマホ登録」のメニューが含まれる。居住者スマホ登録は、携帯端末16aを、集合住宅1のドアホンシステムに登録するためのメニューである。管理人は、端末18を操作し、「居住者スマホ登録」を選択する。
【0136】
端末18は、「居住者スマホ登録」のメニューが選択されると、
図12の画面111cをディスプレイに表示する。
【0137】
画面111cには、部屋番号を入力するテキストボックスと、OKボタンとが表示される。管理人は、携帯端末16aの所持者から、携帯端末16aの所持者の部屋番号を聞き、画面111cのテキストボックスに入力する。管理人は、例えば、身分証明書等によって、携帯端末16aの所持者が、テキストボックスに入力する部屋番号の正当な住人であるか否かを確認し、画面111cのOKボタンを押下(例えば、クリックまたはタップ)する。
【0138】
端末18は、画面111cのOKボタンが押下されると、
図12の画面111dをディスプレイに表示する。
【0139】
画面111dには、画面111cで入力された部屋番号における、携帯端末の登録状況を示すNo.1ボタン、…、No.4ボタンが表示される。名前が表示されたボタンは、すでに携帯端末がドアホンシステムに登録されていることを示す。
【0140】
例えば、画面111dのNo.1ボタンには、名前「John」が表示されている。従って、画面111cで入力した部屋番号の住人「John」が所持する携帯端末は、ドアホンシステムに登録されていることを示す。
【0141】
また、画面111dのNo.2ボタンには、名前「Tom」が表示されている。従って、画面111cで入力した部屋番号の住人「Tom」が所持する携帯端末は、ドアホンシステムに登録されていることを示す。
【0142】
一方、画面111dのNo.3ボタンおよびNo.4ボタンには、名前が表示されていない。従って、画面111cで入力した部屋番号の住人は、あと2台、携帯端末をドアホンシステムに登録できる。
【0143】
画面111dには、Addボタンと、Deleteボタンとが表示される。端末18は、携帯端末が未登録であることを示すNo.3ボタンおよびNo.4ボタン(名前が表示されていないボタン)のいずれかが押下され、Addボタンが押下されると、
図12の画面111eをディスプレイに表示する。
【0144】
なお、端末18は、携帯端末が登録されていることを示すNo.1ボタンおよびNo.2ボタン(名前が表示されているボタン)が押下され、Deleteボタンが押下されると、携帯端末の登録解除処理を実行する。例えば、端末18は、サーバ11に対し、対応する携帯端末のプッシュIDおよび内線番号を破棄するように指示する。
【0145】
画面111eには、携帯端末16aの登録準備ができたことを確認するメッセージと、OKボタンと、Cancelボタンとが表示される。管理人は、例えば、携帯端末16aの所持者が、QRコードを撮影する準備が整ったことを確認すると、OKボタンを押下する。なお、携帯端末16aの所持者は、管理人からの確認に応じて、通話アプリケーションを起動する。
【0146】
端末18は、画面111eにおいて、OKボタンが押下されると、
図12の画面111fをディスプレイに表示する。
【0147】
画面111fには、携帯端末16aをドアホンシステムに登録するための携帯端末登録情報と、携帯端末登録情報を示すQRコードとが表示される。
【0148】
携帯端末16aは、上記した通話アプリケーションの起動に応じて、
図12の画面112aをディスプレイに表示する。
【0149】
画面112aには、QRコードのスキャンを開始するQRコードスキャンボタンと、Cancelボタンとが表示される。
【0150】
携帯端末16aは、QRコードスキャンボタンが押下されると、端末18のディスプレイに表示されたQRコードを撮影する。
図12の画面112bは、QRコードを撮影した携帯端末16aの画面を示している。
【0151】
画面112cには、携帯端末16aの所持者の名前を入力するテキストボックスと、QRコードから読み取った情報とが表示される。携帯端末16aの所持者は、テキストボックスに名前を入力する。携帯端末16aの所持者は、名前をテキストボックスに入力すると、OKボタンを押下する。
【0152】
携帯端末16aは、画面112cのOKボタンが押下されると、画面112cにおいて入力された名前と、プッシュサーバ101から取得したプッシュIDとをサーバ11に送信する。
【0153】
以上の手続によって、携帯端末16aは、集合住宅1のドアホンシステムに登録される。
【0154】
なお、サーバ11は、例えば、携帯端末16aから、プッシュID等の情報を受信したとき、端末許可情報ファイルから取得した登録台数がいっぱいであった場合、エラーを携帯端末16aに通知する。例えば、サーバ11は、ドアホンシステムへの携帯端末の登録は一杯である旨のエラーを通知してもよい。
【0155】
また、上記では、携帯端末16aは、携帯端末登録情報をQRコードにて取得したが、これに限られない。携帯端末16aは、携帯端末16aの所持者から手入力により、携帯端末登録情報を受付けてもよい。
【0156】
以上説明したように、ドアホンシステムは、携帯端末16a,16bと、集合住宅1に配置され、携帯端末16a,16bを呼び出す呼び出し装置と、携帯端末16a,16bと呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバ11と、サーバ11に接続される端末18と、を有する。端末18は、購入によって得られたアクセスキーを受付ける操作部76と、アクセスキーをサーバ11に送信する通信部73と、を有する。サーバ11は、アクセスキーを受信する通信部23と、アクセスキーの受信に応じて、アクセスキーとシリアル番号とを含む端末許可情報ファイルを管理するサーバ82から、端末許可情報ファイルを取得する取得部と、端末許可情報ファイルに、通信部23が受信したアクセスキーと、サーバ11のシリアル番号とが含まれる場合、携帯端末16a,16bのドアホンシステムへの登録を許可する登録部と、を有する。取得部および登録部は、制御部21によってその機能が実現される。
【0157】
この構成により、携帯端末16a,16bは、携帯端末16a,16bと呼び出し装置との間のセッションを確立するサーバ11に接続された端末18に、購入によって得られたアクセスキーが入力されることによって、ドアホンシステムに登録されることができる。つまり、料金の支払いによって、集合住宅1の住人の携帯端末16a,16bを、集合住宅1のドアホンシステムに登録できる。
【0158】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、携帯端末登録情報を、サーバ11に接続された端末18のディスプレイに表示した。第2の実施の形態では、携帯端末登録情報を、プリントアウトする。プリントアウトされた携帯端末登録情報は、集合住宅1の住人に配布される。以下では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
【0159】
図13は、第2の実施の形態に係る端末18および携帯端末16aの画面遷移例を示した図である。端末18の管理人は、端末18に実装されているユーティリティツールを起動する。端末18は、ユーティリティツールの起動により、
図13の画面121aをディスプレイに表示する。画面121aは、
図12で説明した画面111aと同様であり、その説明を省略する。
【0160】
図13に示す画面121bには、
図12で説明した画面111bと同様の管理人メニューが表示される。
図12の画面111bでは、管理人は、「居住者スマホ登録」を選択したが、
図13の画面121bでは、管理人は、「一括登録印字」を選択する。
【0161】
端末18は、「一括登録印字」のメニューが選択されると、
図13の画面121cをディスプレイに表示する。
【0162】
画面121cには、携帯端末登録情報(QRコード)をプリントアウトする部屋を選択するためのチェックボックスが表示される。また、画面121cには、集合住宅1の全部屋選択する全部屋選択ボタンが表示される。全部屋選択ボタンが押下された場合、画面121cに示すチェックボックスは、すべて選択される。
【0163】
また、画面121cには、携帯端末16aをドアホンシステムに登録できる日時を設定するためのテキストボックスと、QRコードをプリントアウトするためのOKボタンが表示される。携帯端末16aは、画面121cに入力された日時の間において、ドアホンシステムに登録されることができる。
【0164】
例えば、管理人は、携帯端末16aの登録を可能にする日にちを、Dayのテキストボックスに入力する。管理人は、携帯端末16aの登録を可能にする時刻を、Start timeのテキストボックスに入力する。管理人は、携帯端末16aの登録を許可する期間をTimerのテキストボックスに入力する。端末18は、携帯端末16aの登録を許可する期間を、最大1週間に限定してもよい。
【0165】
端末18は、画面121cのOKボタンが押下されると、チェックボックスにおいて選択された部屋のQRコードをプリントアウトする。管理人は、プリントアウトしたQRコードを、集合住宅1の住人に配布する。
【0166】
図14は、プリントアウトされたQRコードの一例を示した図である。
図14には、部屋番号101号室の住人に配布される用紙131の例が示してある。
【0167】
図14に示すように用紙131には、携帯端末の登録が可能な日時と、ドアホンシステムに登録できる携帯端末の台数と、QRコードとが印刷されている。携帯端末の登録が可能な日時は、
図13の画面121cにおいて入力された情報に基づいて印刷される。
【0168】
図13の説明に戻る。管理人から用紙131が配布された携帯端末16aの所持者は、通話アプリケーションを起動する。携帯端末16aは、通話アプリケーションの起動に応じて、
図13の画面122aをディスプレイに表示する。画面122a~122cは、
図12で説明した画面112a~112cと同様であり、その説明を省略する。
【0169】
なお、携帯端末16aの住人は、用紙131に印刷されたQRコードを携帯端末16aで撮影する。
【0170】
また、画面121cでは、部屋ごとにQRコードを印刷するようにしたが、集合住宅1の棟ごと、または、フロアーごとに選択してQRコードを印刷してもよい。
【0171】
以上説明したように、QRコードを印刷し、そのQRコードを携帯端末16a,16bが撮影してもよい。これによっても、携帯端末16a,16bをドアホンシステムに登録できる。また、QRコードを印刷することにより、端末18の電源をオフすることができる。
【0172】
上述の実施の形態においては、各構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
【0173】
以上、図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかである。そのような変更例または修正例についても、本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態における各構成要素は任意に組み合わされてよい。
【0174】
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0175】
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
【0176】
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【産業上の利用可能性】
【0177】
本開示は、集合住宅に設置されるドアホンシステムに有用である。
【符号の説明】
【0178】
1 集合住宅
2 制御室
3 ロビー
4 部屋
5 玄関
11 サーバ
12 電話機
13 ロビー用ドアホン
14 カメラ
15a,15b 室内モニタ
16a,16b 携帯端末
17 玄関用ドアホン
18 端末
81 端末
82 サーバ
91 端末
92 記憶媒体
101 プッシュサーバ