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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-12
(45)【発行日】2023-10-20
(54)【発明の名称】発行ユニット
(51)【国際特許分類】
   G07B 3/04 20060101AFI20231013BHJP
   B65H 1/18 20060101ALI20231013BHJP
   B65H 1/28 20060101ALI20231013BHJP
【FI】
G07B3/04
B65H1/18 310
B65H1/28 320A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020129017
(22)【出願日】2020-07-30
(65)【公開番号】P2022025871
(43)【公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-01-31
(73)【特許権者】
【識別番号】592221908
【氏名又は名称】武蔵エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100212657
【弁理士】
【氏名又は名称】塚原 一久
(72)【発明者】
【氏名】三瓶 直樹
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 義一
(72)【発明者】
【氏名】清宮 裕明
【審査官】平野 貴也
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-232346(JP,A)
【文献】実開平01-036488(JP,U)
【文献】特開平10-188053(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07B 1/00 - 9/02
G07D 1/00 - 3/16,
9/00 - 13/00
G07F 19/00
B65H 1/00 - 3/68
G07G 1/00 - 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙片を発行する発行ユニットであって、
前記用紙片は、1枚の所定フォームに1枚、又は複数枚が備えられており、
前記発行ユニットは、前記所定フォームを収納するとともに、前記所定フォームを放出する1つ以上の放出部と、
放出された前記所定フォームに備えられている前記用紙片のうち、発行処理されなかった前記用紙片を収納する1つ以上の収納部と、
前記1つ以上の放出部の各々に保管されている前記用紙片の数をそれぞれ、及び、前記1つ以上の収納部の各々に保管されている前記用紙片の数をそれぞれ記憶している制御部と、を備えている発行ユニット。
【請求項2】
発行する用紙片を保管している放出部、及び、放出数が操作者により指定されると、
前記制御部は、操作者に次の操作を案内するとともに、前記指定された用紙片が保管される前記放出部と前記収納部との少なくとも何れか一方の在庫数から、前記放出数を合計として減算した値を、前記放出部と前記収納部との新たな在庫数として記憶する、請求項1に記載の発行ユニット。
【請求項3】
前記収納部は、前記発行処理されなかった用紙片を収納する収納ボックス部と、
前記収納ボックス部を開閉可能にするロック機構と、を備え、
前記ロック機構は、通常はロック状態であり、前記制御部が案内する操作案内に応じて、前記制御部によりアンロック状態に制御される、請求項1又は2に記載の発行ユニット。
【請求項4】
前記各放出部と、前記各収納部とに保管されている前記用紙片のそれぞれの在庫状況を表示する印字部を備える、請求項1~3の何れかに記載の発行ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収納している証紙を放出する発行ユニットに関し、特に放出されたものの発行処理されなかった証紙を保管可能に構成されている発行ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、金銭の支払い等を保証する書類として証紙が用いられており、証紙を発行する装置として、金融機関の窓口では、特許文献1に開示されているような発行ユニットが用いられている。特許文献1に記載されている発行ユニットでは、ロール状に巻かれた用紙に印刷された専用の証紙が用いられている。操作者は、放出する証紙の枚数を指定すると、発行ユニットはロール状に巻かれた証紙を指定された枚数分カットして放出する。
【0003】
証紙は、ロール状に形成された形態以外の形態でも用いられている。専用ロール証紙に無い種類の証紙として、例えば1枚に100枚、又は50枚等、複数枚印刷されたシート状の証紙も利用されている。1枚に複数枚印刷された証紙を販売する場合は、販売員がシートから必要枚数をカットして発行し、余りとして残った証紙は枚数管理されて保管され、次回発行の際に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-59145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、証紙は金券であるため、証紙を販売している金融機関では、不正防止として、証紙は、本金庫、鍵付きキャビネット、等に厳重に保管されている。また、証紙が発行される時には、役席者管理の基、担当者が必要枚数をチェックし、帳簿に記載してから発行されている。また、日々の業務終了後に帳簿上の在庫数と、現物の在庫数とのつき合わせ確認が行われている。すなわち、証紙発行業務は、完全に管理されて運用されているため、手間がかかる煩雑な業務となっていた。
【0006】
本発明は、この問題を解決するためになされ、証紙を確実に保管できるとともに、在庫管理を効率的に行うことができる発行ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の発行ユニットは、証紙等の用紙片を発行する発行ユニットであって、用紙片は、1枚の所定フォームに1枚、又は複数枚が備えられており、所定フォームを収納するとともに、所定フォームを放出する1つ以上の放出部と、放出された所定フォームに備えられている用紙片のうち、発行処理されなかった用紙片を収納する1つ以上の収納部と、1つ以上の放出部の各々に保管されている用紙片の数をそれぞれ、及び、前記1つ以上の収納部の各々に保管されている用紙片の数をそれぞれ記憶している制御部と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る発行ユニットは、1つ以上の放出部と、1つ以上の収納部と、放出部の各々に保管されている用紙片の数をそれぞれ、及び、前記1つ以上の収納部の各々に保管されている用紙片の数をそれぞれ記憶している制御部と、を備えているため、証紙を確実に保管できるとともに、効率的な在庫管理ができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の形態に係る発行ユニットの全体を示す斜視図である。
図2図1の発行ユニットにおける放出部と収納部とを示す斜視図である。
図3図1の発行ユニットにおける放出部と収納部とを示す正面図である。
図4図3におけるB-B断面を示す断面図である。
図5図1の発行ユニットが使用する所定フォームの一例を示す上面図である。
図6図1の発行ユニットが使用する所定フォームの一例を示す上面図である。
図7図1の発行ユニットによる操作案内の表示例を示す概要図である。
図8図1の発行ユニットによる操作案内の表示例を示す概要図である。
図9図1の発行ユニットによる操作案内の表示例を示す概要図である。
図10図1の発行ユニットによる操作案内の表示例を示す概要図である。
図11図1の発行ユニットによる操作案内の表示例を示す概要図である。
図12図1の発行ユニットの取引状況と在庫状況とを印字したジャーナル52の一例を示す概要図である。
図13図1の発行ユニットの制御部が記憶する在庫状況を印字したジャーナル53の一例を示す概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態に係る発行ユニット100について、添付図面とともに以下に説明する。本実施の形態の発行ユニット100は、主として銀行等、金融機関の窓口で使用される。発行ユニット100は、用紙片1a、1bが1枚以上備えられている所定フォーム1A、1Bを保管し、操作者に指定された数の用紙片1a、1bが含まれている所定フォーム1A、1Bを放出し、発行のため必要枚数の用紙片1bが切り取られた余りの用紙片1bを保管する装置である。
【0011】
発行ユニット100が発行する用紙片1a、1bとは、所定フォーム1A、1Bに所定の様式が1枚以上印刷されている書類であり、例えば、証紙、証書、切手である。証紙とは、代金を支払ったこと、又は品質・数量等の保証のために、書類等に貼って利用される紙片である。具体的な例としては、建設現場で働く労働者が働いた日数に応じた掛金を証明する建設業退職金共済証紙である。労働者は、事業主から建設業退職金共済証紙を入手し、各個人の台帳に貼って保管する。また、証書とは、一定の事実、又は権利義務関係を証明する書類である。例えば、金銭等の預かり証書である。この他に、発行ユニット100が発行する用紙片1a、1bには、例えば、預貯金通帳が挙げられる。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係る発行ユニット100の外観を示す斜視図である。まず、発行ユニット100の全体構成について説明する。本実施の形態に係る発行ユニット100は、床面据え置き型の縦長の筐体10と、タッチパネル部20と、放出部30と、収納部40と、印字部50と、制御部60と、を備えられている。
【0013】
筐体10は、発行ユニット100に備えられている機器類を収納している装置である。筐体10は、複数のフレーム部材と、パネル11と、天板12と、脚部13と、棚部16と、めくらパネル14と、を有している。
【0014】
筐体10は、図示しない長手形状のフレーム部材が互いに連結されて、全体として縦長の直方体形状に構成されている。筐体10の上面には、天板12が取り付けられている。天板12には、メインスイッチ15が設けられている。また、筐体10の両側面と、後面には、外壁であるパネル11がそれぞれ設けられている。筐体10の下端には、脚部13が設けられ、筐体10を支持している。
【0015】
筐体10は、高さ方向において、いくつかの空間に区切られており、それぞれ棚部16が設けられている。複数の棚部16には、放出部30と、収納部40とが備えられている。放出部30と、収納部40とが備えられた棚部16の下、すなわち筐体10の最下段には、放出部30、又は収納部40が設けられておらず空きスペースとなっており、目隠しパネル14が設けられている。なお、筐体10に複数設けられている棚部16のそれぞれに、放出部30、収納部40、又は、互いに対応する放出部30と収納部40との組、の何れを設けるかは、発行する用紙片1a、1bの種類数、保管数に応じて適宜変更できる。
【0016】
筐体10の上面に設けられた天板12には、メインスイッチ15が設けられている。また、天板12の前側の中央部にはタッチパネル部20、天板12の後側の右端には、印字部50が、それぞれ配置されている。また、筐体10に複数設けられた棚部16には、上記のように、放出部30と、収納部40とが備えられている。
【0017】
タッチパネル部20は、発行ユニット100に関する各種設定、用紙片1a、1bの在庫情報の表示、及び、用紙片1a、1bの発行操作を行う装置である。各種設定に関しては、それぞれの放出部30に収納している用紙片1a、1bの名称(証紙、証書、預貯金通帳、などの種類、等)の設定、所定フォーム1A、1Bの1枚あたりの用紙片1a、1bの枚数設定、放出部30からの用紙片1a、1bの放出時におけるモータ送り量の設定、放出部30に収納している用紙片1a、1bの残量警告時の枚数設定、等である。図7には、その設定画面の一例が示されている。
【0018】
放出部30は、所定の大きさの用紙に、所定の様式の用紙片1a、1bが印刷されている所定フォーム1A、1Bを収納し、操作者により指定された数の用紙片1a、1bを放出する装置である。放出部30は、放出する用紙片1a、1bの幅、厚さ、等に応じて形成されている。筐体10の上側から1番目と2番目の棚部16には、筐体10の横幅に3つの放出部30がそれぞれ収納されている。また、筐体10の上側から3番目の棚部16には、筐体10の横幅に2つの放出部30が収納されている。図1の発行ユニット100では、大きさ違いを含めて10個の放出部30が備えられている。
【0019】
10個の放出部30は、それぞれ番号が付けられている。上側1段目の棚部16の左側から右側に1番から3番、上側2段目の棚部16の左側から右側に4番から6番と付けられている。さらに、上側3段目の棚部16の左側から右側に7番と8番、上側4段目の棚部16の左側から右側に9番と10番と付けられている。また、9番と10番との放出部30の直下には、それぞれ対応して利用されている収納部40が設けられており、9番と10番との放出部30の直下に配置されている収納部40には、それぞれ9番と10番と付けられている。このように、発行ユニット100に備えられている放出部30と収納部40との全てに番号が付けられており、表示70においてその番号が表示されるとともに、操作の際に指定されて用いられている。そのため、発行ユニット100では、10種類までの所定フォーム1A、1Bを収納可能である。放出部30の構造については、後述する。
【0020】
放出部30は、所定フォーム1A、1Bを収納する所定フォーム収納部32を有している。所定フォーム収納部32は、所定の大きさの所定フォーム1A、1Bを収納するように箱状に形成されており、前面32aと、下面32bと、側面32cと、を有している。前面32aは、所定フォーム1A、1Bが放出されるスリット34と、所定フォーム収納部32を筐体10に対して、前面にスライドさせるための取手部33とを有している。所定フォーム1A、1Bを所定フォーム収納部32に補充する場合は、取手部33を掴んで前方に引き、所定フォーム収納部32を収納ボックス保持部41に対して前面側にスライドさせて、所定フォーム収納部32に所定フォーム1A、1Bを補充する。
【0021】
収納部40は、放出部30から放出され、発行されなかった余りの用紙片1a、1bを収納する装置である。収納部40は、用紙片1a、1bを収納する収納ボックス42と、筐体10に固定されており、収納ボックス42を前後方向に移動可能に保持する図示しない収納ボックス保持部41と、収納ボックス保持部41の後部に設けられ、収納ボックス42を選択的に引き出し可能にするロック機構44とを有している。収納ボックス42は、前側に前面42aを有しており、前面42aには取手部43が設けられている。収納ボックス保持部41は、複数の平面部材が組み合わされ、前側が開口している中空の箱状に形成された直方体形状であり、収納ボックス42を内部に格納可能である。収納ボックス42への用紙片1a、1bの出し入れは、収納ボックス42を引き出して行う。収納ボックス42の引き出しは、取手部43を掴んで前方に引き、収納ボックス42を収納ボックス保持部41に対して前面側にスライドさせる。収納ボックス42の引き出しは、ロック機構44が開状態、すなわちアンロック状態の時に可能である。ロック機構44は常閉であり、制御部60に制御されて、収納ボックス42を選択的に引き出し可能にしている。図1の発行ユニット100には、2個の収納部40が備えられており、用紙片1a、1bを2種類まで収納可能である。
【0022】
図1中のA部は、放出部30と、その放出部30の直下に配置されている収納部40とで構成されている棚部16を示している。また、図2には、図1のA部の放出部30と収納部40とが、図1と同じ視点の斜視図として示されている。また、図3には、図1のA部の放出部30と収納部40との正面図が示されている。A部の放出部30と、収納部40とは、操作者が使いやすいように、1組の放出部30と収納部40として利用される。A部の上側の放出部30から放出された用紙片1a、1bを発行後、残った余りがある場合は、A部の下側の収納部40に保管すると、同じ種類の用紙片1a、1bを近い場所に保管できるので使いやすい。
【0023】
図4は、図3におけるB-B断面図を示している。所定フォーム1A、1Bは、ホッパープレート35に載せられて、放出部30内に収納される。ホッパープレート35は、ばねを介して放出部30に上下動可能に保持されている。所定フォーム1A、1Bの枚数に応じた重量に応じて、所定フォーム1A、1Bを載せたホッパープレート35の上下方向位置は変動する。載せられた所定フォーム1A、1Bの枚数が多いとホッパープレート35の上下方向位置は下側に位置し、少ないとホッパープレート35の上下方向位置は上側に位置する。この機構により、ホッパープレート35に載せられた所定フォーム1A、1Bの一番上の用紙は、常に図4中のCで示す位置に保持されている。
【0024】
ピックローラ36は、ホッパープレート35に載せられた所定フォーム1A、1Bの最上面に接触するようになっており、所定フォーム1A、1Bの排出動作時に図示しないモータにより回転して、所定フォーム1A、1Bをスリット34の方向に移送させる。ピックローラ36のスリット34側には、ピックローラ36に隣接して、フィードローラ37が配置されており、ピックローラ36により移動させられる所定フォーム1A、1Bをスリット34の方向に移動させる。また、フィードローラ37の下側には、リバースローラ38が配置されている。所定フォーム1A、1Bの移送不良が起こった場合、等、所定フォーム1A、1Bの排出動作を中止する時に、リバースローラ38をピックローラ36とは逆回転方向に回転させ、排出しかけた所定フォーム1A、1Bを所定フォーム収納部32に戻す。
【0025】
発行ユニット100の天板12の上には、印字部50が配置されている。印字部50は、制御部60が記憶している各種情報、例えば、各放出部30と収納部40とのそれぞれの用紙片1a、1bの在庫状況、1日の放出件数、収納件数、等を印字し、記録として残すことができる。印字部50は、プリンタ51と、印字するロール紙であるジャーナル52とを有している。
【0026】
発行ユニット100の内部には、制御部60が備えられている。制御部60は、発行ユニット100の全体制御を行う他、以下に説明するように、用紙片1a、1bの発行及び収納の各段階において、操作を適切に行うように案内メッセージを表示して、効率的、かつ安全な発行管理を行う。
【0027】
図5は、発行ユニット100が発行する用紙片1a、1bの一例を示している。所定フォーム1A、1Bに、証紙、証書、等の所定の様式が印刷されて、用紙片1a、1bが形成されている。図5には、用紙片1aが1枚備えられている所定フォーム1Aが示されている。また、図6には、用紙片1bが100枚備えられている所定フォーム1Bが示されている。用紙片1bは、1枚の所定フォーム1Bに、100枚、50枚等、複数枚が備えられている。所定フォーム1A、1Bの大きさは、B5版、又はそれ以上の大きさである。所定フォーム1Aには、例えば、複数のページを有する預貯金通帳が含まれる。
【0028】
ここで、用紙片1aと、用紙片1bとを発行する場合における、放出後の収納部40への収納の要否の違いについて説明する。1枚の所定フォーム1Aに1枚が備えられている用紙片1aを発行する場合と、1枚の所定フォーム1Bに複数枚が備えられている用紙片1bを発行する場合とでは、発行処理後の収納部40への収納の要否が異なる。用紙片1aが1枚が備えられている所定フォーム1Aの場合は、必要数の用紙片1aを放出部30から放出して発行する。したがって、用紙片1aが1枚が備えられている所定フォーム1Aの場合は、通常は、保管すべき用紙片1aの余りは発生しない。
【0029】
一方、用紙片1bが複数枚備えられている所定フォーム1Bの場合は、放出部30から放出された所定フォーム1Bから必要枚数分の用紙片1bが切り取られ、それらが発行される。所定フォーム1Bに備えられている用紙片1bの全てを発行するとは限らないので、余りの用紙片1bが残ることになる。この余りの用紙片1bを収納部40に収納する。収納部40に収納された用紙片1bは、次回その種類の用紙片1bを発行する時に使われる。
【0030】
なお、収納部40には、上記で説明した場合、すなわち余りの用紙片1b以外にも収納される場合がある。例えば、放出部30から放出された用紙片1aが何らかの理由で発行処理されなかった場合には、発行処理されなかった用紙片1aは収納部40に収納される。又、放出部30から放出された所定フォーム1Bに含まれている用紙片1bが何らかの理由で1枚も発行されず、全く切り取られない状態の所定フォーム1Bも、そのまま収納部40に収納される。
【0031】
次に、発行ユニット100の操作方法を説明する。本発行ユニット100は、各種設定、用紙片1a、1bの放出、及び収納、等の各操作に関する手順を操作者に案内する。それにより、効率的な発行処理ができるとともに、余りの用紙片1a、1bを含め、用紙片1a、1bを確実に管理できる。以下に、操作方法を具体的に説明する。
【0032】
(1)発行ユニット100の各種設定に関する操作
図7には、発行ユニット100の各種設定を行う際に、タッチパネル部20に表示される表示70の一例70aが示されている。前述のように、発行ユニット100は、証紙、証書、預貯金通帳、等を取り扱い、用紙片1a、1bの大きさは様々である。そのため、以下のような設定をすることができる。
【0033】
(1-1)放出部30に収納する用紙片1a、1bの種類、表示名等の設定
発行ユニット100に備えられた複数の放出部30の1つずつに、収納する用紙片1a、1bの種類、1枚の所定フォーム1A、1Bに備えられている用紙片1a、1bの枚数、及び、各放出部30の表示名称を設定できる。図8には、発行ユニット100が備える10個の放出部30のそれぞれの表示名称を示している表示70の一例70bが示されている。前述したように、放出部30は、上側1段目の棚部16の左側から、下側最下段の棚部16の右側まで、10個の放出部30の全てに1番から10番の番号が付けられている。図8が示す設定では、上側から1段目~2段目の1番から6番の放出部30には、通帳0001から0006という名称が設定されている。また、上側から3段目の2個の7番から8番の放出部30には、証書0001から0002されている。また、上側から4段目の2個の9番から10番の放出部30には、証紙100と、証紙50という名称が設定されている。
【0034】
(1-2)制御関連の設定
次のような設定ができる。例えば、棚部16に収納する種々の所定フォーム1A、1Bに関連して、証紙、証書、及び、預貯金通帳を放出する際の、それぞれのモータ送り量が設定できる。また、無操作状態が続いた時に、発行ユニット100が自動的に待機状態にするまでの時間が設定できる。また、所定フォーム1A、1Bの放出用モータ作動中に、操作者が所定フォーム1A、1Bを引っ張った場合に、放出用モータの回転変動を電気的に検出してエラー表示をするか否かが設定できる。また、放出部30内に収納されている用紙片1a、1bの残量が少なくなった時の残量警告表示を出す残り枚数が設定できる。
【0035】
(2)放出部30への所定フォーム1A、1Bの補充に関する操作
図8には、放出部30の所定フォーム収納部32に所定フォーム1A、1Bを補充する時のタッチパネル部20に表示される表示70の一例70bが示されている。上述するように、各放出部30は、残量警告を出す残り枚数が放出部30ごとに設定されており、残り枚数が設定枚数になると、制御部60は残量警告を表示し、所定フォーム1A、1Bを補充するように案内する。
【0036】
(2-1)制御部60がモニターしている放出部30に収納されている所定フォーム1A、1Bの残り枚数が設定枚数になると、制御部60は表示70bの第2操作案内部75に、所定フォーム1A、1Bが残り少ないという警告メッセージが表示する。同時に、制御部60は、該当する放出部30の前面32aに設けられている警告ランプ39を点灯させる。
【0037】
(2-2)操作者は、上記案内を確認すると、入力部72を使って、所定フォーム1A、1Bを補充する放出部30を選択する。前述したように、上側1段目の棚部16の左側から、下側最下段の棚部16の右側まで、10個の放出部30の全てに1番から10番の番号が付けられている。ここでは、上側から4段目の左側、すなわち9番の放出部30に
所定フォーム1A、1Bを補充するため、9番を選択する。
【0038】
(2-3)上記操作に続き、制御部60は、第1操作案内部73に、補充する用紙片1a、1bの数を入力を促す表示をして、次の操作を案内する。操作者は、補充する用紙片1a、1bの用紙片数、例えば300を入力する。
【0039】
別な放出部30にも補充する場合は、他の放出部30の番号、例えば10番と、補充する用紙片1a、1bの数を入力する。なお、9番と10番との放出部30に収納される所定フォーム1A、1Bの1枚あたりの用紙片1a、1bの数は、それぞれ100、50と設定されているため、それぞれ100、50の整数倍のみ入力可能である。
【0040】
(2-3)上記入力後、操作者は、補充する9番と10番との放出部30に、補充する用紙片1a、1bの数を含む所定フォーム1A、1Bを補充する。
【0041】
(2-4)制御部60は、記憶していた9番と10番との放出部30の用紙片1a、1bの在庫数に、補充された用紙片1a、1bの数を加算し、それぞれの在庫数として記憶する。
【0042】
(3)用紙片1a、1bの発行に関する操作
次に、用紙片1a、1bを発行する場合の操作を説明する。用紙片1a、1bを発行する場合、1枚の所定フォーム1A、1Bに備えられている用紙片1a、1bの数と、発行する用紙片1a、1bの数との関係、及び、収納部40に収納している用紙片1a、1bの在庫数により、発行手順が異なる。
【0043】
(3-1)所定フォーム1Aに1枚備えられている用紙片1aを発行する場合であり、収納部40に在庫がない場合
発行する用紙片1aの枚数の数だけ、所定フォーム1Aが放出部30から発行される。例えば、所定フォーム1Aに1枚が備えられている用紙片1aを5枚発行する場合である。この場合、余りの用紙片1aは発生しない。この場合は、次の(3-2)の場合と、用紙片1aが含まれる所定フォーム1Aを放出するまでの手順は共通する。
【0044】
(3-2)1枚の所定フォーム1Bに含まれる用紙片数以下の用紙片1bを発行する場合であって、収納部40に発行する枚数の用紙片1bの在庫がない場合
例えば、所定フォーム1Bに100枚備えられている用紙片1bを10枚発行する場合である。
【0045】
(3-2-1)
図9には、上記の場合における、タッチパネル部20に表示される表示70の一例70cが示されている。第1操作案内部73に表示されている案内メッセージに従い、操作者は、発行する用紙片1bが収納されている9番の放出部30を選択し、発行数として放出数10を入力する。
【0046】
(3-2-2)
制御部60は、9番の放出部30から用紙片1bが備えられた所定フォーム1Bを1枚放出する。
【0047】
(3-2-3)
操作者は、9番の放出部30から放出された所定フォーム1Bから、用紙片1bを10枚切り取って発行する。用紙片1bの発行後、所定フォーム1Bに100枚備えられている用紙片1bのうち、発行しない余り分の90枚が残る。
【0048】
(3-2-4)
発行しない余り分の用紙片1bが90枚残るため、制御部60は、第2操作案内部75に「収納ボックスに、90枚返却してください」という案内メッセージを表示する。制御部60は、この案内を表示するとともに、余りの用紙片1bを収納する収納部40、例えば9番の放出部30の直下の収納部40が有するロック機構44をアンロックし、収納ボックス42を開閉可能にする。
【0049】
(3-2-5)
操作者は、収納ボックス42に余り分の90枚の用紙片1bを収納して収納ボックス42を閉じる。
【0050】
(3-2-6)
制御部60は、9番の放出部30の用紙片1bの在庫数を100枚減算した値(ここでは200枚)を記憶し、余りの用紙片1bを収納する9番の収納部40の在庫数に90枚加算して記憶して、処理を終了する。
【0051】
(3-3)1枚の所定フォーム1Bに含まれる用紙片数より多い用紙片1bを発行する場合であって、収納部40に発行する枚数の用紙片1bの在庫がない場合
例えば、所定フォーム1Bに100枚備えられている用紙片1bを110枚発行する場合である。なお、本手順は、上記(3-2)とほぼ共通しているため、図示は省略する。
【0052】
(3-3-1)
第1操作案内部73に表示されている案内メッセージに従い、操作者は、発行する用紙片1bが収納されている9番の放出部30を選択し、発行数に応じて放出数110を入力する。
【0053】
(3-3-2)
制御部60は、9番の放出部30から用紙片1bが備えられた所定フォーム1Bを2枚放出する。
【0054】
(3-3-3)
操作者は、9番の放出部30から放出された所定フォーム1Bの1枚から用紙片1bを10枚切り取り、他の所定フォーム1Bの1枚と合わせ、用紙片1bを110枚発行する。この場合には、所定フォーム1Bの1枚に100枚備えられている用紙片1bのうち、発行しない余り分の90枚が残る。
【0055】
(3-3-4)
発行しない余り分の用紙片1bが90枚残るため、制御部60は、第2操作案内部75に「収納ボックスに、90枚返却してください」という案内メッセージを表示する。制御部60は、この案内を表示するとともに、余りの用紙片1bを収納する収納部40、例えば9番の放出部30の直下の収納部40が有するロック機構44をアンロックし、収納ボックス42を開閉可能にする。
【0056】
(3-3-5)
操作者は、収納ボックス42に余り分の90枚の用紙片1bを収納して収納ボックス42を閉じる。
【0057】
(3-3-6)
制御部60は、9番の放出部30の用紙片1bの在庫数を200枚減算した値を記憶し、余りの用紙片1bを収納する9番の収納部40の在庫数に90枚加算して記憶して、処理を終了する。
【0058】
(3-4)用紙片1bを発行する場合であって、発行する用紙片1bの枚数以上が収納部40にある場合
例えば、所定フォーム1Bに100枚備えられている用紙片1bを100枚発行する場合であって、収納部40に発行する数の用紙片1bが100枚以上在庫されている場合である。制御部60は、各放出部30に収納されているそれぞれの用紙片1a、1bの枚数とともに、各収納部40に収納されているそれぞれの用紙片1a、1bの枚数も記憶している。ここで、収納部40に在庫されている用紙片1bの枚数とは、用紙片1bが切り取られてない状態の所定フォーム1B、及び、用紙片1bが何枚か切り取られている状態の所定フォーム1Bに含まれている用紙片1bの合計の数である。
【0059】
(3-4-1)
図10には、上記の場合における、タッチパネル部20に表示される表示70の一例70dが示されている。第1操作案内部73に表示されている案内メッセージに従い、操作者は、発行する用紙片1bが収納されている9番の放出部30を選択し、発行数に応じて放出数100を入力する。
【0060】
(3-4-2)
制御部60は、第2操作案内部75に、「所定フォームを放出する場合は、[リトライ]キー[実行]キーの順に押下してください。このまま[実行]キーを押下すると、収納ボックス取り出しになります。」と案内メッセージを表示する。発行した用紙片1bを手渡す利用者によっては、複数枚の用紙片1bの寄せ集めではなく、切り取りがない所定フォーム1Bの受け取りを希望する場合がある。そのため、この表示を行い、発行する100枚の用紙片1bについて、切り残りの用紙片1bを複数枚を合わせて発行するか、切り取りがない1枚の所定フォーム1Bを放出部30から発行するか、の何れかを操作者に選択するように案内する。図11には、上記の表示70dに続く表示例の一例である、表示70eが示されている。
【0061】
(3-4-3)
操作者は、第2操作案内部75に表示されている案内メッセージに従い、上記の何れかを選択して対応する操作を行う。ここでは、所定フォーム1Bの1枚を放出部30から発行することを選択する。
【0062】
(3-4-4)
操作者の操作に従い、制御部60は、第2操作案内部75に「所定フォーム放出が選択されました」と表示して、放出部30から用紙片1b100枚が含まれている所定フォーム1Bを1枚放出部30から放出する。
【0063】
(3-4-5)
制御部60は、9番の放出部30の用紙片1bの在庫数から100枚減算した値を、新たな在庫数として記憶し、処理を終了する。
【0064】
なお、上記(3-4-4)において、100枚の用紙片1bを、切り残りの用紙片1bを複数枚合わせて発行することを選択した場合の手順は、以下のとおりである。
(3-4-4‘)
操作者の操作に従い、制御部60は、第2操作案内部75に「収納ボックス取り出しが選択されました」と表示し、余りの用紙片1bが収納されている収納部40、例えば9番の放出部30の直下の収納部40が有するロック機構44をアンロックし、収納ボックス42を開閉可能にする。
【0065】
(3-4-5‘)
操作者は、収納ボックス42から用紙片1bを100枚取り出して発行し、収納ボックス42を閉じる。
【0066】
(3-4-6‘)
制御部60は、用紙片1bを取り出した9番の収納部40の在庫数から100枚減算した値を新たな在庫数として記憶し、処理を終了する。
【0067】
上記で説明した、用紙片1a、1bを発行する場合の、手順概略は以下のとおりである。操作者が、発行する用紙片1a、1bの種類と、枚数とを、選択、又は入力する。制御部60は、各放出部30、及び各収納部40に収納されているそれぞれの用紙片1a、1bの枚数を記憶しており、状況に応じて、放出部30に保管されている用紙片1a、1b、及び収納部40に保管されている用紙片1a、1bの何れを選択するか、案内メッセージを表示する。
【0068】
操作者が何れかを選ぶと、制御部60は該当する放出部30から放出、又は収納部40のロック機構をアンロックする。操作者は、用紙片1a、1bを発行する。制御部60は、用紙片1a、1bの余りがある場合は、案内メッセージを表示し、操作者は余りの用紙片1a、1bを収納部40に保管する。制御部60は、放出部30と収納部40との在庫数を更新する。制御部60は、用紙片1a、1bの発行、及び収納の各段階において、操作を適切に行うように案内メッセージを表示して、効率的、かつ安全な発行管理を行う。
【0069】
次に、日々の業務終了時に行う精査について説明する。精査とは、放出、放出取消、収納、収納取消の当日取引状況の集計管理と、用紙片1a、1bの在庫数管理を行うことである。精査業務は、管理者である役席者が行う。精査の実施にあたり、操作項目の「当日精査」によって、当日取引状況と、各放出部30と各収納部40とに収納されている用紙片1a、1bの在庫数、等を図12に示すジャーナル52に印刷する。その後、操作項目「現物精査」によって、発行ユニット100の制御部60が記憶する在庫数を図13に示すジャーナル53に印字し、各放出部30の収納部32と各収納部40の収納部42のロック機構44を開放した後、ジャーナル53の印字在庫数と現物の在庫数とをつき合わせて、現物精査を行う。
【0070】
図12には、精査に用いる情報が印刷されたジャーナル52の一例が示されている。1番から8番までの放出部30の収納物名と、業務開始時の各放出部30の用紙片1a、1bの在庫数と、その日の放出枚数と、操作取り消しと、最終的な用紙片1a、1bの在庫数(「残」の列)、等が印字されている。また、9番及び10番の放出部30及び収納部40についても同様に、収納物名と、業務開始時の各放出部30の用紙片1a、1bの在庫数と、その日の放出枚数と、操作取り消しと、最終的な在庫数(残の欄)と、最終的な在庫数の放出部30と収納部40との内訳、等が印字されている。放出部30は、収納操作、エラー処理、等が発生した時のみ開放されるが、その開放操作は役席者のみ可能である。そのため、日々の精査の際には、放出部30の現物確認は不要であり、収納部40についての現物確認が行われる。
9番及び10番の印字欄の左端に印字されている「*」の印は、前回の精査から今回の精査までの間に開閉動作があった収納部40、すなわち精査の際に現物確認が必要な収納部40を示している。現物確認が必要な収納部40がある個所の番号が示されていることで、間違いなく、かつ効率的に精査を行うことができる。
図13には、制御部60が記憶する在庫数が印刷されたジャーナル53の一例が示されている。ジャーナル53の印字在庫数と現物の在庫数とがつき合わされて、現物精査が行なわれる。
【0071】
本発明の発行ユニット100は、証紙等の用紙片1a、1bを発行する発行ユニットであって、用紙片1a、1bは、1枚の所定フォーム1A、1Bに1枚、又は複数枚が備えられており、所定フォーム1A、1Bを収納するとともに、所定フォーム1A、1Bを放出する1つ以上の放出部30と、放出された所定フォーム1A、1Bに備えられている用紙片1a、1bのうち、発行処理されなかった用紙片1a、1bを収納する1つ以上の収納部40と、1つ以上の放出部30の各々に保管されている用紙片1a、1bの数をそれぞれ、及び、前記1つ以上の収納部40の各々に保管されている用紙片1a、1bの数をそれぞれ記憶している制御部60と、を備えている。
【0072】
したがって、上記構成によれば、証紙等の用紙片1a、1bを確実に保管できる。
【0073】
また、本発明の発行ユニット100は、発行する用紙片1a、1bを保管している放出部30、及び、放出数が操作者により指定されると、制御部60は、指定された用紙片1a、1bが保管される放出部と収納部との少なくとも何れか一方の在庫数から、放出数を合計として減算した値を、放出部と収納部との新たな在庫数として記憶するように構成されてもよい。
【0074】
したがって、上記構成によれば、証紙等の用紙片1a、1bの効率的な在庫管理ができる。
【0075】
また、本発明の発行ユニット100の収納部40は、発行処理されなかった用紙片1a、1bを収納する収納ボックス部42と、収納ボックス部42を開閉可能にするロック機構44と、を備え、ロック機構44は、通常はロック状態であり、制御部60が案内する操作案内に応じて、制御部60によりアンロック状態に制御されるように構成されてもよい。
【0076】
したがって、上記構成によれば、証紙等の用紙片1a、1bを確実に保管できる。
【0077】
また、本発明の発行ユニット100は、各放出部30と、各収納部40とに保管されている用紙片1a、1bのそれぞれの在庫状況を表示する印字部50を備えるよう構成されてもよい。
【0078】
したがって、上記構成によれば、証紙等の用紙片1a、1bの効率的な在庫管理ができる。
【符号の説明】
【0079】
1A,1B 所定フォーム、1a,1b 用紙片、30 放出部、40 収納部、
42 収納ボックス、44 ロック機構、50 印字部、60 制御部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13