(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-12
(45)【発行日】2023-10-20
(54)【発明の名称】ページのテーマを決定するための方法、装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/9538 20190101AFI20231013BHJP
G06F 40/143 20200101ALI20231013BHJP
【FI】
G06F16/9538
G06F40/143
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021048630
(22)【出願日】2021-03-23
【審査請求日】2021-12-08
(31)【優先権主張番号】202010947215.X
(32)【優先日】2020-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000914
【氏名又は名称】弁理士法人WisePlus
(72)【発明者】
【氏名】チュ, ダー
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111104117(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0019441(US,A1)
【文献】特開2008-176777(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110968808(CN,A)
【文献】特開2007-079830(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06F 40/00-40/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページのテーマを決定するための
装置により実行される方法であって、
ターゲットページの現在の実行環境を取得するステップと、
前記現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定するステップと、
スタイルリソースリンクデータベースから、前記ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索し、前記スタイルリソースリンクデータベースに異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶されたステップ
であって、スタイルリソースリンクが指向しているスタイルリソースは、変数定義文を含む、ステップと、
前記ターゲットページに前記ターゲットスタイルリソースリンク
が指向しているスタイルリソースにおける
変数定義文に含まれるCSS変数値をロードし、前記ターゲットテーマを取得し、前記ターゲットスタイルリソースリンク
が指向しているスタイルリソースにおける
変数定義文に含まれるCSS変数値は、前記ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用されるステップと、
ユーザーが前記スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加する要求を受信するのに応答し、前記スタイルリソースリンクが指向しているスタイルリソースにおいて、変数定義文を増加するステップと、
ユーザーが前記スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除する要求を受信するのに応答し、前記スタイルリソースリンクが指向しているスタイルリソースにおいて、変数定義文を削除するステップと、
を含むページのテーマを決定するための
装置により実行される方法。
【請求項2】
前記方法はさらに、
前記ターゲットテーマに応じて、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを変更し、ターゲット識別データを取得するステップをさらに含み、
前記の前記ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索するのは、前記ターゲット識別データに対応するスタイルリソースリンクを検索し、ターゲットスタイルリソースリンクを取得するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データが変わったと検出するのに応答し、前記ターゲット識別データに対応する背景画像を選択してロードするステップをさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
ユーザーが前記スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更する要求を受信するのに応答し、前記スタイルリソースリンク
が指向しているスタイルリソース
における変数定義文に含まれるCSS変数値を変更するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ページのテーマを決定するための装置であって、
ターゲットページの現在の実行環境を取得するように配置される取得モジュールと、
前記現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定するように配置される決定モジュールと、
スタイルリソースリンクデータベースから、前記ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索し、前記スタイルリソースリンクデータベースに異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶されたように配置される検索モジュール
であって、スタイルリソースリンクが指向しているスタイルリソースは、変数定義文を含む、モジュールと、
前記ターゲットページに前記ターゲットスタイルリソースリンク
が指向しているスタイルリソースにおける
変数定義文に含まれるCSS変数値をロードし、前記ターゲットテーマを取得し、前記ターゲットスタイルリソースリンク
が指向しているスタイルリソースにおける
変数定義文に含まれるCSS変数値は、前記ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用されるように配置される第1ロードモジュールと、
ユーザーが前記スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加する要求を受信するのに応答し、前記スタイルリソースリンクが指向しているスタイルリソースにおいて、変数定義文を増加するように配置される増加モジュールと、
ユーザーが前記スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除する要求を受信するのに応答し、前記スタイルリソースリンクが指向しているスタイルリソースにおいて、変数定義文を削除するように配置される削除モジュールと、
を備えるページのテーマを決定するための装置。
【請求項6】
前記装置は、
前記ターゲットテーマに応じて、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを変更し、ターゲット識別データを取得するように配置される第1変更モジュールをさらに備え、
前記検索モジュールはさらに、前記ターゲット識別データに対応するスタイルリソースリンクを検索し、ターゲットスタイルリソースリンクを取得するように配置される請求項
5に記載の装置。
【請求項7】
前記装置は、
前記ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを検出するように配置される検出モジュールと、
前記ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データが変わった時に、前記ターゲット識別データに対応する背景画像を選択してロードするように配置される第2ロードモジュールと、をさらに備える請求項
6に記載の装置。
【請求項8】
前記装置は、
ユーザーが前記スタイルリソースリンク
が指向しているスタイルリソース
における変数定義文に含まれるCSS変数値を変更する要求を受信した後、前記スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更するように配置される第2変更モジュールをさらに備える請求項
5に記載の装置。
【請求項9】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、
前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる命令が記憶され、前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行され、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1-
4のいずれかに記載の方法を実行させることができる電子機器。
【請求項10】
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに請求項1-
4のいずれかに記載の方法を実行させるために使用されることを特徴とする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、請求項1-
4のいずれかに記載の方法を実行させるために使用されることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、コンピュータ技術分野に関し、具体的にインターフェース生成技術分野に関し、特に、ページのテーマを決定するための方法、装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
IOS13(International Organization for Standardization 13、第13世代インターネットオペレーティングシステム)ダークモードの推進に伴い、H5(HTML5、HyperText Mark-up Language5、第5世代ハイパーテキストマークアップ言語)ページは明るいテーマと暗いテーマの両方の表示をサポートする必要がある。ダークモードで、ページを暗いテーマに切り替える必要があり、非ダークモードで、それに対応して、ページを明るいテーマに切り替える必要がある。従って、実行環境に対応するテーマをすばやく切り替えるページのテーマを決定するための方法を提供する必要がある。
【0003】
関連する技術において、テーマを切り替える場合、複数のCSS(Cascading Style Sheets、カスケードスタイルシート)スタイルファイルを作成し、異なるCSSスタイルファイルを切り替えてページテーマの切り替えを実現する。或いは、less (Leaner Style Sheets、リーナースタイルシート)を使用して実行する時にフロントエンドページテーマをコンパイル及び構築する。
【発明の概要】
【0004】
ページのテーマを決定するための方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、ページのテーマを決定するための方法を提供し、ターゲットページの現在の実行環境を取得するステップと、前記現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定すると、異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶されたデータベースから、前記ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索するステップと、前記ターゲットページに前記ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、前記ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値は、前記ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用される。
【0006】
第2態様によれば、ページのテーマを決定するための装置を提供し、ターゲットページの現在の実行環境を取得するように配置される取得モジュールと、前記現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定するように配置される決定モジュールと、異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶されたデータベースから、前記ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索するように配置される検索モジュールと、前記ターゲットページに前記ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、前記ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値は、前記ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用されるように配置される第1ロードモジュールと、を備える。
【0007】
第3態様によれば、電子機器を提供し、前記電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる命令が記憶され、前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行され、前記少なくとも1つのプロセッサに第1態様に記載の方法を実行させることができる。
【0008】
第4態様によれば、コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに請求項1-5のいずれかに記載の方法を実行させるために使用される。
【0009】
第5態様によれば、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法を実行させるために使用される。
【0010】
異なるCSSスタイルファイルを切り替えてページテーマの切り替えを実現し、スタイルファイルに冗長な要素が多すぎて、ファイルサイズが大きいため、切り替え時間が長くなり、切り替えエクスペリエンスがスムーズではない従来の技術と比べて、本願の技術案によれば、ページ上のテーマを切り替える場合、テーマを切り替える時にターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードすればページテーマの切り替えを完成することができる。CSS変数値はテーマを切り替える時に変化するスタイルを示し、参加する冗長要素が多すぎることなく、切り替え速度を向上させ、切り替えをスムーズにする。
【0011】
なお、この部分で説明する内容は、本開示の実施例の肝心な又は重要な特徴を特定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定することを意図するものでもない。本開示の他の特徴は以下の明細書を通じて容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は、本開示をより良く理解するためのものであり、本出願を限定するものではない。
【
図1】本願による適用できるいくつかの例示的なシステムアーキテクチャの図である。
【
図2】本願によるページのテーマを決定するための方法の一実施例を示すフローチャートである。
【
図3】本願によるページのテーマを決定するための方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【
図4】本願によるページのテーマを決定するための方法の別の実施例を示すフローチャートである。
【
図5】本願のページのテーマを決定するための装置による一実施例を示す構造模式図である。
【
図6】本願のいくつかの実施例によるサーバ又は端末を実現するのに適するコンピュータシステムを示す構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本願の例示的な実施例を説明し、理解に役に立つように、本願の実施例の様々な細部を含み、単に例示的なものと見なされる。従って、当業者は、本願の範囲と精神から逸脱せずに、ここで説明する実施例に様々な変更と修正を加えることができることを認識すべきである。同様に、明確かつ簡潔にするために、以下の説明では、既知の機能と構造の説明を省略する。
【0014】
図1は、本願のページのテーマを決定するための方法及び装置を適用できる実施例の例示的なシステムアーキテクチャ100を示す。
【0015】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、端末機器101、102、103、ネットワーク104及びサーバ105を備えてもよい。ネットワーク104は、端末機器101、102、103及びサーバ105の間に通信リンクを提供する媒体である。ネットワーク104は、様々な接続タイプ、例えば有線、無線通信リンク或いは光ファイバケーブルなどを含んでもよい。
【0016】
ユーザーは、端末機器101、102、103を使用してネットワーク104を介してサーバ105と対話でき、メッセージなどを送受信するようにする。端末機器101、102、103にクライアントアプリケーション、マルチパーティインタラクティブアプリケーション、人工知能アプリケーションなどの様々なアプリケーションがインストールされることができる。
【0017】
端末機器101、102、103は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。端末機器101、102、103はハードウェアである場合、文書処理アプリケーションをサポートする様々な電子機器であってもよく、スマート端末、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含むが、これらに制限されない。端末機器101、102、103はソフトウェアである場合、上記で挙げられた電子機器にインストールされることができる。例えば分散サービスを提供するために使用される複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここで具体的に限定されない。
【0018】
サーバ105は、様々なサービスを提供するサーバ、例えば端末機器101、102、103のためにサポートを提供するバックグラウンドサーバである。バックグラウンドサーバは受信した要求などのデータに対して分析などの処理を行い、且つ処理結果を端末機器にフィードバックすることができる。
【0019】
説明する必要があるのは、サーバは、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。サーバはハードウェアである場合、複数のサーバからなる分散サーバークラスターとして実現されてもよいし、単一のサーバとして実現されてもよい。サーバはソフトウェアである場合、例えば分散サービスを提供するために使用される複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここで具体的に制限さない。
【0020】
実践には、本開示の実施例によるページのテーマを決定するための方法は、端末機器101、102、103又はサーバ105により実行でき、ページのテーマを決定するための装置は端末機器101、102、103又はサーバ105に取り付けられることもできる。
【0021】
理解すべきなのは、
図1中の端末装置、ネットワーク及びサーバの数は例示的なものだけである。実現の必要に応じて、任意の数の端末装置、ネットワーク及びサーバを備えることができる。
【0022】
従来の技術において、テーマを切り替える場合、複数のCSSスタイルファイルを作成し、異なるCSSスタイルファイルを切り替えてページテーマの切り替えを実現するという手段がある。この手段には、異なるスタイルファイルに冗長な要素が多すぎて、ファイルサイズが大きいため、切り替え時間が長くなり、切り替えエクスペリエンスがスムーズではないという欠点がある。lessを使用して実行する時、フロントエンドページテーマのコンパイル構築を行うという手段もある。この手段には、コンパイル時間が長く、切り替えエクスペリエンスがスムーズではないという欠点がある。
【0023】
図2を参照し、
図2は、本願によるページのテーマを決定するための方法の一実施例を示すフロー200である。該ページのテーマを決定するための方法は以下のステップを含む。
【0024】
S201、ターゲットページの現在の実行環境を取得する。
【0025】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はターゲットページの現在の実行環境を取得することができる。選択可能に、上記実行主体は上記の実行主体以外の電子機器或いは上記の実行主体ローカルから、ターゲットページの現在の実行環境を取得することができる。
【0026】
上記ターゲットページは、ユーザーに表示されるページを指すことができる。例えば、ユーザーがあるキーワードを検索したい場合、ブラウザーを開いた時に、ブラウザーのホームページをターゲットページにすることができ、ブラウザーのホームページから検索エンジンページに入った時、検索エンジンページをターゲットページにすることができ、キーワードを入力してクエリを実行する時、結果表示ページをターゲットページにすることができる。
【0027】
現在の実行環境は、自動的に調整された実行環境、或いはユーザーが切り替えることを選択する実行環境であってもよく、例えば、実行環境はダークモード、デイモード或いはナイトモードなどであってもよい。ターゲットページの現在の実行環境を取得する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。例えば、JavaScriptプログラミング言語を使用してプログラムを作成することによってターゲットページの現在の実行環境を取得することができ、クローラー技術又はクロールデータを有する小さなプログラムを使用してターゲットページにおけるデータを取得することによってターゲットページの現在の実行環境を取得する。
【0028】
S202、現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定する。
【0029】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)は現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定することができる。現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0030】
例えば、実行環境とテーマとの間の対応関係の対応関係表を予め記憶することができ、該対応関係表では、各実行環境が対応するテーマを有し、例えば、ダークモードはダークテーマに対応し、デイモードはデイテーマに対応し、ナイトモードはナイトテーマに対応する。現在の実行環境を決定した後、対応関係表から該現在の実行環境に対応するテーマをターゲットテーマとして見つけることができる。
【0031】
また、例えば、実行環境応じて対応するテーマを出力するためのモデルを使用して現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを予測することもできる。
【0032】
S203、スタイルリソースリンクデータベースから、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索し、スタイルリソースリンクデータベースに異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶された。
【0033】
本実施例において、スタイルリソースリンクとは、スタイルリソース指向のリンクを指す。スタイルリソースは、変数名と変数名の内容を示す変数値(即ち、CSS変数値)を含む変数定義文を含む。ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はスタイルリソースリンクデータベースから、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索することができる。選択可能に、上記スタイルリソースリンクデータベースは上記実行主体以外の電子機器或いは上記実行主体ローカルに記憶されることができる。
【0034】
理解できるのは、異なるテーマは異なるスタイルリソースリンクに対応する。上記ターゲットスタイルリソースリンクは、ターゲットテーマに対応するスタイルリソースリンクを指すことができる。実行主体によりターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0035】
例えば、上記スタイルリソースリンクデータベースに予め記憶された異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクのリンク名称にテーマ名が含まれることができ、実行主体はリンク名称のテーマ名にターゲットテーマが含まれるスタイルリソースリンクを、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクにすることができる。
【0036】
S204、ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、ターゲットテーマを取得し、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値は、ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用される。
【0037】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体はターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードすることができ、さらにターゲットページにターゲットテーマを表示する。
【0038】
さらに、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値を対応するCSS変数にロードすることができ、CSS変数がターゲットページのスタイルにおけるテーマを切り替える時に変化するスタイルに対応する。
【0039】
ターゲットスタイルリソースリンクが指向するスタイルリソースは、変数名と変数名の内容を示す変数値(即ち、CSS変数値)を含む変数定義文を含むことができる。CSS変数は属性名と属性値を含むことができ、属性値はvar( )関数を介して変数定義文における変数名を呼び出し、変数値を取得する。
【0040】
ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクをロードした後、CSS変数における属性値は変数値に応じて変化する。CSS変数における属性値が変わる時、ページスタイルが対応して変化し、即ち、ターゲットページのテーマがターゲットテーマに切り替えられる。
【0041】
例えば、CSS変数は、次の形式にすることができ、
.box{
color: var(--textcolor);
}
ターゲットスタイルリソースリンクにおける変数定義文は、次の形式にすることができ、
:root{
--textcolor:red;
}
【0042】
この例では、「box」と「root」は、文のカテゴリを示すためのラベルである。変数定義文における定義変数名「--textcolor」の変数値は「red」であり、テキストの色が赤色であることを示す。「color」は属性名であり、該CSS変数がページスタイルにおける色属性を示すために使用される。 「var(--textcolor)」は属性値であり、var()関数を介して変数名「--textcolor」を呼び出し、変数値「red」を取得する。ターゲットページに該ターゲットスタイルリソースリンクをロードした後、ターゲットページのテキスト色が赤色に表示される。
【0043】
上記のテーマを切り替える時に変化するスタイルは、ページテーマの切り替え中に、ページにおける属性が変化するスタイルを指すことができ、例えば、テーマを切り替える時に、背景色が変わったと、背景色を上記のテーマを切り替える時に変化するスタイルにすることができる。また例えば、テーマを切り替える時に、フォントの色が変わったと、フォントの色を上記テーマを切り替える時に変化するスタイルにすることができる。
【0044】
理解できるのは、ターゲットページのスタイルは、上記のテーマを切り替える時に変化するスタイル以外、テーマを切り替える時にテーマによって変化しないスタイル、例えば、テキストのフォントサイズ、テキストのフォントなどであってもよい。
【0045】
以上のように、本実施例によるページのテーマを決定するための方法において、実行主体は、ターゲットページの現在の実行環境を取得し、現在の実行環境に応じてマッチするターゲットテーマを決定し、さらに、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクをロードし、テーマ切り替えを完成し、ユーザーがテーマ切り替え命令を必要せずにユーザーに現在の実行環境にマッチするテーマを表示することができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。且つ、テーマを切り替える時にロードしたターゲットスタイルリソースリンクにターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すためのCSS変数値のみが含まれ、CSS変数値をロードする時にターゲットページの中で一部のスタイルのみが変わって、ロードされるデータの量はターゲットページのすべてのスタイルリソースを含むCSSスタイルシートと比較して大幅に減少し、ロード速度を加速し、テーマ切り替え時間を短縮し、さらに、切り替え速度と流暢さを向上させる。
【0046】
図3を参照し、
図3は本願によるページのテーマを決定するための方法の他の実施例を示すフロー300である。該ページのテーマを決定するための方法は、以下のステップを含む。
【0047】
S301、ターゲットページの現在の実行環境を取得する。
【0048】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はターゲットページの現在の実行環境を取得することができる。選択可能に、上記実行主体は上記の実行主体以外の電子機器或いは上記の実行主体ローカルから、ターゲットページの現在の実行環境を取得することができる。
【0049】
上記ターゲットページは、ユーザーに表示されるページを指すことができる。例えば、ユーザーがあるキーワードを検索したい場合、ブラウザーを開いた時に、ブラウザーのホームページをターゲットページにすることができ、ブラウザーのホームページから検索エンジンページに入った時、検索エンジンページをターゲットページにすることができ、キーワードを入力してクエリを実行する時、結果表示ページをターゲットページにすることができる。
【0050】
現在の実行環境は、端末装置の内部で自動的に調整された実行環境、或いはユーザーが切り替えることを選択する実行環境であってもよく、例えば、実行環境はダークモード、デイモード或いはナイトモードなどであってもよい。ターゲットページの現在の実行環境を取得する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0051】
S302、現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定する。
【0052】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)は現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定することができる。現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0053】
S303、ターゲットテーマに応じて、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを変更し、ターゲット識別データを取得し、スタイルリソースリンクデータベースから、ターゲット識別データに対応するスタイルリソースリンクを検索し、ターゲットスタイルリソースリンクを取得する。
【0054】
本実施例において、スタイルリソースリンクとは、スタイルリソース指向のリンクを指す。スタイルリソースは、変数名と変数名の内容を示す変数値(即ち、CSS変数値)を含む変数定義文を含む。ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はターゲットテーマに応じて、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを変更し、ターゲット識別データを取得することができる。次に、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はスタイルリソースリンクデータベースから、ターゲット識別データに対応するスタイルリソースリンクを検索し、ターゲットスタイルリソースリンクを取得することができる。選択可能に、上記スタイルリソースリンクデータベースは上記実行主体以外の電子機器或いは上記実行主体ローカルに記憶されることができる。
【0055】
当業者は知られるのは、上記bodyラベルはH5ページにおける1つのラベルであり、bodyラベルにおける要素はドキュメントの主体を定義し、bodyラベルにおける要素がドキュメントのすべての内容、例えばテキスト、ハイパーリンク、画像、表格、リストなどを含む。
【0056】
上記ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データは次の形式にすることができる。
【0057】
例えば、<body data-theme=「dark」>であってよく、「body」は位置を示すためのラベルであり、「data-theme」はテーマ名のデータであり、「dark」は、テーマ名のデータに値を割り当て、テーマの名称を表し、該識別データに応じてターゲットテーマをダークテーマとして決定することができる。
【0058】
例えば、<body data-theme=「light」>であってもよく、「body」は位置を示すためのラベルであり、「data-theme」はテーマ名のデータであり、「light」はテーマ名のデータに値を割り当て、テーマの名称を表し、該識別データに応じてターゲットテーマを明るいテーマとして決定することができる。
【0059】
例えば、上記ターゲットテーマに応じて、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを変更し、ターゲット識別データを取得するプロセスは、以下の通りである。
【0060】
ある時点でターゲットページのbodyラベルに記憶される識別データは<body data-theme=「light」>であり、実行主体はターゲットテーマをダークテーマとして決定した後、bodyラベルにおける識別データを<body data-theme=「dark」>に変更する。
【0061】
上記のターゲット識別データに対応するスタイルリソースリンクを検索し、ターゲットスタイルリソースリンクを取得するプロセスにおいて、key-value分散記憶システムの形に基づいて、CSSセレクターを介してターゲットデータに対応するスタイルリソースリンクを選択する。
【0062】
一例として、ターゲット識別データは<body data-theme=「light」>である場合、CSSセレクターによって対応するスタイルリソースリンク「light.css」をターゲットスタイルリソースリンクとして選択し、
//light.css
:root{
--textcolor:#999;
}
【0063】
「light.css」はスタイルリソースリンクの名称であり、該スタイルリソースリンクに対応するのは「<body data-theme=「light」>」明るいテーマであるのを示す。「root」は、「ルート」の意味を示すラベルであり、CSSセレクターが選択するために使用される。「--textcolor」は変数名であり、テキスト色の意味である。「#999」はCSS変数値であり、予め設定されたルールに従って色を指向する。
【0064】
他の例として、ターゲット識別データは<body data-theme=「dark」>である場合、CSSセレクターを介して対応するスタイルリソースリンク「dark.css」をターゲットスタイルリソースリンクとして選択し、
//dark.css
:root{
--textcolor:rgba(0,0,0,0,8);
}
【0065】
「dark.css」はスタイルリソースリンクの名称であり、該スタイルリソースリンクに対応するのは「<body data-theme=「dark」>」ダークテーマであるのを示す。「root」は、「ルート」の意味を示すラベルであり、CSSセレクターが選択するために使用される。「--textcolor」は変数名であり、テキスト色の意味である。「rgba(0,0,0,0,8)」は、CSS変数値であり、予め設定されたルールに従って色を指向する。
【0066】
このステップでは、bodyラベルにおける識別データは、現在のテーマ名を示し、検索する時に識別データに応じてターゲットテーマに対応するターゲットスタイルリソースリンクをすばやく取得することができる。
【0067】
S304、ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値は、ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用される。
【0068】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体はターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードすることができる。
【0069】
さらに、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値を対応するCSS変数にロードすることができ、CSS変数はターゲットページのスタイルにおけるテーマを切り替える時に変化するスタイルに対応する。
【0070】
ターゲットスタイルリソースリンクが指向するスタイルリソースは、変数名と変数名の内容を示す変数値(即ち、CSS変数値)を含む変数定義文を含むことができる。CSS変数は属性名と属性値を含むことができ、属性値はvar( )関数を介して変数定義文における変数名を呼び出し、変数値を取得する。
【0071】
ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクをロードした後、CSS変数における属性値は変数値に応じて変化する。CSS変数における属性値が変わる時、ページスタイルが対応して変化し、即ち、ターゲットページのテーマがターゲットテーマに切り替えられる。
【0072】
本実施例において、ステップS301、ステップS302、ステップS304の操作はステップS201、ステップS202、ステップS204の操作とほぼ同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0073】
S305、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データが変わると検出するのに応答して、ターゲット識別データに対応する背景画像を選択してロードする。
【0074】
本実施例において、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データが変わるかどうかを検出する場合、MutationObserver(ミューテーションビューア)或いはHttpSessionAttributeListener(リスナー)を通じてターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを監視することができる。
【0075】
ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データが変わると検出するのに応答して、ページのテーマを決定するための方法の実行主体はターゲット識別データに対応する背景画像を選択してロードすることができる。
【0076】
この例において、選択及びロードのために、ユーザーは異なるテーマに対してそれぞれ対応する背景画像を予め設定することができ、背景画像は端末或いはサーバなどに記憶されることができる。
【0077】
実行主体はkey-value分散記憶システムの形式に基づいて、CSSセレクターを介してターゲット識別データに対応する背景画像を選択してロードすることができる。
【0078】
例えば、以下のようなページ構造、
<body data-theme=“dark”>
...
<i class=“test-ico”></i>
...
</body>
【0079】
「body」は位置を示すためのラベルであり、「data-theme」はテーマ名のデータであり、「dark」は、テーマ名のデータに値を割り当て、テーマの名称を表し、該識別データに応じてターゲットテーマをダークテーマとして決定することができ、「i」は要素を示すためのラベルであり、「class」はラベルスタイルクラスであり、「test-ico」は、具体的なスタイルクラスの名称を表す。
【0080】
以下のような方法で対応する背景画像を選択してロードすることができ、
body[data-theme=“dark”] .test-ico {
background: url(′dark-icon.png′) no-repeat;
}
.test-ico[data-theme=“light”] {
background: url(′light-icon.png′) no-repeat;
}
【0081】
「body[data-theme=“dark”] .test-ico」は<body data-theme=「dark」>がダークテーマである場合にクラス名がtest-ico要素のスタイルセレクターであり、該スタイルセレクターを介して該要素がダークモードでの表示スタイルを定義することができ、「background」は背景画像のスタイル名であり、「url(′dark-icon.png′) no-repeat;」は、名称がdark-icon.pngの画像リソースを背景画像として使用することを示し、「body[data-theme=“light”] .test-ico」は<body data-theme=「light」>が明るいテーマである場合、クラスの名がtest-ico要素のスタイルセレクターであり、該スタイルセレクターを介して該要素が明るいモードでの表示スタイルを定義することができ、「background」は背景画像のスタイル名であり、「url(light-icon.png′) no-repeat;」は、名称がlight-icon.pngの画像リソースを背景画像として使用することを示す。
【0082】
該ステップを通じて、テーマを切り替える時にページの背景画像も適応的に変更されることができるため、テーマ切り替えのインテリジェンスを向上させ、ユーザーの多様な要求を満たす。
【0083】
以上のように、本実施例によるページのテーマを決定するための方法において、実行主体は、ターゲットページの現在の実行環境を取得し、現在の実行環境に応じてマッチするターゲットテーマを決定し、さらに、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクをロードし、テーマ切り替えを完成することができ、ユーザーがテーマ切り替え命令を必要せずにユーザーに現在の実行環境にマッチするテーマを表示することができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。且つテーマを切り替える時にロードしたターゲットスタイルリソースリンクにターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すためのCSS変数値のみが含まれ、CSS変数値をロードする時にターゲットページの中で一部のスタイルのみが変わって、ロードされるデータの量はターゲットページのすべてのスタイルリソースを含むCSSスタイルシートと比較して大幅に減少し、ロード速度を加速し、テーマ切り替え時間を短縮し、さらに、切り替え速度と流暢さを向上させる。
【0084】
なお、識別データを変更してターゲット識別データに応じてターゲットスタイルリソースリンクを検索することによって、ターゲットスタイルリソースリンクをすばやく取得することができる。ターゲット識別データを通じて対応する背景画像を選択してロードし、背景画像をテーマの切り替えに従って切り替えることができ、テーマ切り替えのインテリジェンスを向上させ、ユーザーのより多くの要求を満たす。
【0085】
図4を参照し、
図4は本願によるページのテーマを決定するための方法の他の実施例を示すフロー400である。該ページのテーマを決定するための方法は以下のステップを含む。
【0086】
S401、ターゲットページの現在の実行環境を取得する。
【0087】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はターゲットページの現在の実行環境を取得することができる。選択可能に、上記実行主体は上記の実行主体以外の電子機器或いは上記の実行主体ローカルから、ターゲットページの現在の実行環境を取得することができる。
【0088】
上記ターゲットページは、ユーザーに表示されるページを指すことができる。例えば、ユーザーがあるキーワードを検索したい場合、ブラウザーを開いた時に、ブラウザーのホームページをターゲットページにすることができ、ブラウザーのホームページから検索エンジンページに入った時、検索エンジンページをターゲットページにすることができ、キーワードを入力してクエリを実行する時、結果表示ページをターゲットページにすることができる。
【0089】
現在の実行環境は、自動的に調整された実行環境、或いはユーザーが切り替えることを選択する実行環境であってもよく、例えば、実行環境はダークモード、デイモード或いはナイトモードなどであってもよい。ターゲットページの現在の実行環境を取得する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0090】
S402、現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定する。
【0091】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)は現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定することができる。選択可能に、上記実行主体は上記の実行主体以外の電子機器或いは上記の実行主体ローカルから、現在の実行環境にマッチするターゲットページを取得することができる。
【0092】
現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0093】
S403、スタイルリソースリンクデータベースから、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索し、スタイルリソースリンクのデータベースに異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶された。
【0094】
本実施例において、スタイルリソースリンクとは、スタイルリソース指向のリンクを指す。スタイルリソースは、変数名と変数名の内容を示す変数値(即ち、CSS変数値)を含む変数定義文を含む。ページのテーマを決定するための方法の実行主体(例えば
図1に示すような端末又はサーバ)はスタイルリソースリンクデータベースから、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索することができる。選択可能に、上記スタイルリソースリンクデータベースは上記実行主体以外の電子機器或いは上記実行主体ローカルに記憶されることができる。
【0095】
理解できるのは、異なるテーマは異なるスタイルリソースリンクに対応する。上記ターゲットスタイルリソースリンクは、ターゲットテーマに対応するスタイルリソースリンクを指すことができる。
【0096】
実行主体によりターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索する方法は、従来の技術又は将来開発される技術におけるターゲットページの現在の実行環境を取得する方法であってもよく、本願はこれを限定しない。
【0097】
S404、ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、ターゲットテーマを取得し、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値は、ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用される。
【0098】
本実施例において、ページのテーマを決定するための方法の実行主体はターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、さらにターゲットページにターゲットテーマを表示することができる。
【0099】
さらに、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値を対応するCSS変数にロードすることができ、CSS変数はターゲットページのスタイルにおけるテーマを切り替える時に変化するスタイルに対応する。
【0100】
ターゲットスタイルリソースリンクが指向するスタイルリソースは、変数名と変数名の内容を示す変数値(即ち、CSS変数値)を含む変数定義文を含むことができる。CSS変数は属性名と属性値を含むことができ、属性値はvar( )関数を介して変数定義文における変数名を呼び出し、変数値を取得する。
【0101】
ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクをロードした後、CSS変数における属性値は変数値に応じて変化する。CSS変数における属性値が変わる時、ページスタイルが対応して変化し、即ち、ターゲットページのテーマがターゲットテーマに切り替えられる。
【0102】
本実施例において、ステップS401-S404の操作は上記ステップS201-S204の操作とほぼ同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0103】
S405、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更する要求を受信するのに応答し、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更する。
【0104】
本実施例において、実行主体はユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更する要求を受信するのに応答し、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更することができる。
【0105】
スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースの変更は変数定義文における変数値を変更することである。
【0106】
例えば、ユーザーがダークモードでのテキスト色に対する変更に応答し、
//dark.css
:root{
--textcolor:rgba(0,0,0,0,8);
}を
/dark.css
:root{
--textcolor:rgba(0,0,0,0,9);
}に変更し、
「dark.css」はスタイルリソースリンクの名称であり、該スタイルリソースリンクに対応するのはダークテーマであるのを示す。「root」は、「ルート」の意味を示すラベルであり、CSSセレクターが選択するために使用される。「--textcolor」は変数名であり、テキスト色の意味である。「rgba(0,0,0,0,8)」と「rgba(0,0,0,0,9)」は、CSS変数値であり、予め設定されたルールに従って色を指向する。
【0107】
このように、ユーザーはスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更することができ、ユーザーの個人化の要求を満たす。
【0108】
S406、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加する要求を受信するのに応答し、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加する。
【0109】
本実施例において、実行主体は、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加する要求を受信するのに応答し、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加することができる。
【0110】
スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースの増加は、スタイルリソースリンクに1つの変数定義文を増加することであってもよい。
【0111】
例えば、あるスタイルリソースリンクの内容は
//dark.css
:root{
--textcolor:white;
}であり、
スタイルリソースを増加したスタイルリソースリンクは、
//dark.css
:root{
--textcolor:white;
--bgcolor:black;
}であってもよく、
「dark.css」はスタイルリソースリンクの名称であり、該スタイルリソースリンクに対応するのはダークテーマであるのを示す。「root」は、「ルート」の意味を示すラベルであり、CSSセレクターが選択するために使用される。「--textcolor」と「--bgcolor」は変数名であり、テキスト色と背景色の意味である。「white」と「black」はそれぞれCSS変数値であり、変数定義文「--textcolor:white」はテキスト色が白色であるのを定義し、変数定義文「--bgcolor:black」は背景色が黒色であるのを定義する。
【0112】
このように、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加することができ、ユーザーの個人化の要求を満たす。
【0113】
S407、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除する要求を受信するのに応答し、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除する。
【0114】
本実施例において、実行主体は、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除する要求を受信するのに応答し、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除することができる。
【0115】
スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースの削除は、スタイルリソースリンクから1つの変数定義文を削除することであってもよい。
【0116】
例えば、スタイルリソースリンクの内容は、
//dark.css
:root{
--textcolor: white;
--bgcolor: black ;
}であり、
スタイルリソースを削除したスタイルリソースリンクは、
//dark.css
:root{
--textcolor: white;
}っであってもよく、
「dark.css」はスタイルリソースリンクの名称であり、該スタイルリソースリンクに対応するのはダークテーマであるのを示す。「root」は、「ルート」の意味を示すラベルであり、CSSセレクターが選択するために使用される。「--textcolor」と「--bgcolor」は変数名であり、それぞれテキスト色と背景色の意味である。「white」と「black」はそれぞれCSS変数値であり、変数定義文「--textcolor:white」はテキスト色が白色であるのを定義し、変数定義文「--bgcolor:black」は背景色が黒色であるのを定義する。
【0117】
このように、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除することができ、ユーザーの個人化の要求を満たす。
【0118】
以上のように、本実施例によるページのテーマを決定するための方法において、実行主体は、ターゲットページの現在の実行環境を取得し、且つ現在の実行環境に応じてマッチのターゲットテーマを決定し、さらにターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクをロードし、テーマ切り替えを完成することができ、ユーザーがテーマ切り替え命令を必要せずにユーザーに現在の実行環境にマッチするテーマを表示することができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。且つ、テーマを切り替える時にロードしたターゲットスタイルリソースリンクにターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すためのCSS変数値のみが含まれ、CSS変数値をロードする時にターゲットページの中で一部のスタイルのみが変わって、ロードされるデータの量はターゲットページのすべてのスタイルリソースを含むCSSスタイルシートと比較して大幅に減少し、ロード速度を加速し、テーマ切り替え時間を短縮し、さらに、切り替え速度と流暢さを向上させる。なお、ユーザーは、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースに対して変更、削除及び/又は増加操作を行うこともでき、ユーザーの個人化の要求を満たす。
【0119】
図5を参照し、
図5は、本願のページのテーマを決定するための装置による一実施例を示す構造模式図である。該ページのテーマを決定するための装置500は、ターゲットページの現在の実行環境を取得するように配置される取得モジュール501と、現在の実行環境にマッチするターゲットテーマを決定するように配置される決定モジュール502と、スタイルリソースリンクデータベースから、ターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクを検索し、スタイルリソースリンクのデータベースに異なるテーマに対応するスタイルリソースリンクが予め記憶されたように配置される検索モジュール503と、ターゲットページにターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値をロードし、ターゲットテーマを取得し、ターゲットスタイルリソースリンクにおけるCSS変数値は、ターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すために使用されるように配置される第1ロードモジュール504と、を備える。
【0120】
本実施例によるページのテーマを決定するための装置は、ターゲットページの現在の実行環境を取得し、現在の実行環境に応じてマッチするターゲットテーマを決定し、さらにターゲットテーマにマッチするターゲットスタイルリソースリンクをロードし、テーマの切り替えを完成することができ、ユーザーがテーマ切り替え命令を必要せずにユーザーに現在の実行環境にマッチするテーマを表示することができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。且つテーマを切り替える時にロードしたターゲットスタイルリソースリンクにターゲットページのスタイルからテーマを切り替える時に変化するスタイルを示すためのCSS変数値のみが含まれ、CSS変数値をロードする時にターゲットページの中で一部のスタイルのみが変わって、ロードされるデータの量はターゲットページのすべてのスタイルリソースを含むCSSスタイルシートと比較して大幅に減少し、ロード速度を加速し、テーマ切り替え時間を短縮し、さらに、切り替え速度と流暢さを向上させる。
【0121】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、該ページのテーマを決定するための装置は、ターゲットテーマに応じて、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを変更し、ターゲット識別データを取得するように配置される第1変更モジュール(図には図示せず)をさらに備える。検索モジュール503はさらに、ターゲット識別データに対応するスタイルリソースリンクを検索し、ターゲットスタイルリソースリンクを取得するように配置される。
【0122】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、該ページのテーマを決定するための装置は、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データを検出するように配置される検出モジュール(図には図示せず)と、ターゲットページのbodyラベルに記憶されたテーマ名を示すための識別データが変わった時、ターゲット識別データに対応する背景画像を選択してロードするように配置される第2ロードモジュール(図には図示せず)をさらに備える。
【0123】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、該ページのテーマを決定するための装置は、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更する要求を受信した後、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを変更するように配置される第2変更モジュール(図には図示せず)をさらに備える。
【0124】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、該ページのテーマを決定するための装置は、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加する要求を受信した後、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを増加するように配置される増加モジュール(図には図示せず)と、ユーザーがスタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除する要求を受信した後、スタイルリソースリンクにおけるスタイルリソースを削除するように配置される削除モジュール(図には図示せず)と、をさらに備える。
【0125】
本開示の実施例によれば、本開示は電子機器と読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0126】
図6に示すように、本願の実施例によるページのテーマを決定するための方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバー、ブレードサーバー、メインフレーム、その他の適切なコンピュータなどのさまざまな態様のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタル処理、セルラー方式の携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器、及び他の同様のコンピューティング装置などのさまざまな態様のモバイル装置を表すこともできる。本文に示されるコンポーネント、それらの接続及び関係、ならびにそれらの機能は、単なる例であり、本文に記載される及び/又は主張される本願の実現を限定することを意図しない。
【0127】
図6に示すように、該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサ601、メモリ602、及び高速インターフェース及び低速インターフェースを備える各コンポーネントを接続するためのインターフェースを備える。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続されており、共通のマザーボードにインストールしてもよいし、必要に応じて、他の方法でインストールしてもよい。プロセッサは、GUIのグラフィック情報を外部入/出力装置(インターフェースに結合されたディスプレイ機器など)に表示できるように、メモリ内又はメモリ上に記憶された命令を含む電子機器で実行された命令を処理でき、他の実施例では、必要とすれば、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを、複数のメモリ及び複数のメモリと共に使用することができる。同様に、複数の電子機器を接続でき、各機器はいくつかの必要なオペレーティングを提供する(例えば、サーバーアレイ、ブレードサーバーグループ、又はマルチプロセッサシステムとする)。
図6では、1つのプロセッサ601を例にする。
【0128】
メモリ602は、即ち、本願による非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ただし、前記メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶するので、前記少なくとも1つのプロセッサに本願によるページのテーマを決定するための方法を実行させる。本願の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータに本願によるページのテーマを決定するための方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶する。
【0129】
メモリ602は非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータによって実行可能なプログラム、及びモジュールを記憶することに用いられる。プロセッサ601は、メモリ602に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することによって、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記方法の実施例のページのテーマを決定するための方法を実現する。
【0130】
メモリ602は、記憶プログラム領域と記憶データ領域を含んでもよく、ただし、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶してもよく、記憶データ領域は、プッシュ情報の電子機器の使用のため、作成されたデータなどを記憶することができ、また、メモリ602は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに非一時的なメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶機器、フラッシュメモリ機器、又は他の非一時的なソリッドステートストレージ機器などの非一時的なメモリを含んでもよく、いくつかの実施例では、メモリ602は、任意選択で、プロセッサ1101に対してリモートで設定されたメモリを含み、これらのリモートメモリは、ネットワークを介してページのテーマを決定するための電子機器に接続されることができる。上記のネットワークの実施例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせなどを含むが、これらに限定されない。
【0131】
ページのテーマを決定するための方法の電子機器は、入力装置603と出力装置604を備えてもよい。プロセッサ601、メモリ602、入力装置603及び出力装置604は、バス又は他の方法で接続されてもよいが、
図6にバスによる接続を例にする。
【0132】
入力装置603は、入力デジタル又は文字情報を受信し、画像処理の電子機器のユーザー設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、1つ以上のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック、その他の入力装置。出力装置604は、ディスプレイ機器、補助照明装置(例えば、LED)、触覚フィードバック装置(例えば、振動モーター)などを備えてもよい。該ディスプレイ機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを備えてもよい。いくつかの実施例では、ディスプレイ機器はタッチスクリーンであってもよい。
【0133】
ここでは説明されるシステム及び技術の様々な実施例は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現できる。これらの様々な実施例形態は、以下を含んでもよく、1つ又は複数のコンピュータプログラムに実施され、該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行及び/又は解釈されてもよく、該プログラマブルプロセッサは、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータと命令を受信し、そのデータと命令をストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置に送信できる専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよい。
【0134】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高レベルのプロセス及び/又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語を利用してこれらのコンピュータプログラムを実施することができる。本文で使用されるように、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、プログラマブルプロセッサに機械命令及び/又はデータを提供するために用いられる任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジック装置(PLD))を指す。機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、プログラマブルプロセッサに機械命令及び/又はデータを提供するために用いられる任意の信号を指す。
【0135】
ユーザーとの対話を提供するために、コンピュータにここでは説明されるシステム及び技術を実施してもよく、該コンピュータは、ユーザーに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニター)、及びキーボードとポインティング装置(マウスやトラックボールなど)を備え、ユーザーが該キーボードとポインティング装置を介してコンピュータに入力を提供することができる。他のタイプの装置もユーザーとの対話を提供するために用いられ、例えば、ユーザーに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音入力、音声入力、又は触覚入力を含み)でユーザーからの入力を受信することができる。
【0136】
ここでは説明されるシステムと技術は、バックエンドコンポーネント(例えば、データサーバー)を含むコンピュータシステム、ミドルウェアコンポーネント(例えば、アプリケーションサーバー)を含むコンピュータシステム、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピュータシステム(例えば、グラフィカルユーザーインターフェイス又はWebブラウザーを備え、ユーザーが該ラフィカルユーザーインターフェイス又はWebブラウザーでシステムと技術の実施例と対話できるユーザーのコンピュータ)、又はそのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、又はフロントエンドコンポーネントを含む任意の組み合わせに実施してもよく、システムのコンポーネントは、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(通信ネットワークなど)を介して相互に接続してもよい。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、ブロックチェーンネットワークが挙げられる。
【0137】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバーを含んでもよい。クライアントとサーバーは、一般的に互いに離れており、通常は通信ネットワークを介して対話する。対応するコンピュータ上で、互いにクライアント/サーバー関係を持つコンピュータプログラムを実行することによりクライアントとサーバーの関係を生成する。
【0138】
なお、上記に示される様々な形態のプロセスを使用してソートし、ステップを追加し、削除できる。例えば、本願に記載される各ステップは、本願に開示される技術的解決手段の所望の結果を達成できる限り、並列、順次、又は異なる順序で実行されてもよく、ここでは本文に限定されない。
【0139】
上記の具体的な実施形態は、本願の特許範囲を限定するものではない。当業者は、設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び置換を行うことができると理解すべきである。本願の精神及び原則を逸脱せずに行われる補正、等価置換、改良などはすべて本願の特許範囲に含まれるべきである。