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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-12
(45)【発行日】2023-10-20
(54)【発明の名称】モーター
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/34 20060101AFI20231013BHJP
   H02K 3/18 20060101ALI20231013BHJP
   H02K 3/50 20060101ALI20231013BHJP
【FI】
H02K3/34 B
H02K3/18 P
H02K3/50 A
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021537425
(86)(22)【出願日】2019-09-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-04
(86)【国際出願番号】 KR2019011808
(87)【国際公開番号】W WO2020055151
(87)【国際公開日】2020-03-19
【審査請求日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】10-2018-0108437
(32)【優先日】2018-09-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【弁理士】
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソンジン
【審査官】服部 俊樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-215024(JP,A)
【文献】特開2013-110889(JP,A)
【文献】特開2017-050942(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 3/34
H02K 3/18
H02K 3/50
H02K 3/52
H02K 15/04
H02K 15/095
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されるステーターと、
前記ステーター内に配置されるローターと、
前記ローターと結合するシャフトと、を含み、
前記ステーターは、ステーターコア、前記ステーターコア上に配置されるインシュレーターおよび前記インシュレーターに配置されるコイルを含み、
前記インシュレーターは、コイルが配置されるボディー、前記ボディーの一側から延長される第1ガイド、前記第1ガイドの上面から突出する第1突起と第2突起を含み、
前記ステーターの中心を基準に円周方向に空間を形成するように前記第1突起と前記第2突起は、互いに離隔して配置され、
前記ボディーは、第1ボディーおよび前記第1ボディーの内側に配置される第2ボディーを含み、
前記インシュレーターは、前記第1ボディーと前記第2ボディーとの間で前記ボディーから上側に突出する第2ガイドを含み、
前記第1突起および前記第2突起は、前記インシュレーターの幅方向に、前記第2ガイドよりも突出した領域を含み、
前記ボディーの幅方向の中心を通る基準線を基準に
前記第1突起は、前記基準線の一側に配置され、
前記第2突起は、前記基準線の他側に配置され、
前記第1突起と前記第2突起は、前記基準線を基準に対称となるように配置され、
前記コイルは、前記第1ボディーに巻線される第1コイルと前記第2ボディーに巻線される第2コイルを含み、
前記第1コイルは、前記基準線を基準に一側に配置される第1端部と他側に配置される第2端部を含み、
前記第2コイルは、前記基準線を基準に一側に配置される第3端部と他側に配置される第4端部を含む、モーター。
【請求項2】
前記第1突起と前記第2突起は、前記第1ガイドの上面の上方方向に突出し、
前記第1ガイドは、第1内面および第1外面を含み、
前記第1突起および前記第2突起は、前記第1ガイドの幅方向を基準に、前記第1内面と前記第1外面との間に配置される請求項1に記載のモーター。
【請求項3】
前記第1突起および前記第2突起は、前記第1ガイドの上面上において、離隔して配置され、
前記第1突起および前記第2突起は、それぞれ第2内面、第2外面および溝を含み、
前記溝は、前記第2外面に配置され、前記第1ガイドの幅方向に沿って配置される請求項2に記載のモーター。
【請求項4】
前記第1突起および前記第2突起は、それぞれ前記第1ガイドの側面と上面が成すエッジと離隔して配置される請求項2または請求項3に記載のモーター。
【請求項5】
前記ステーターの上側に配置されるターミナルを含み、
前記ターミナルは、第1ターミナルと第2ターミナルを含み、
前記第1ターミナルは、前記第1端部および前記第3端部と結合し、
前記第2ターミナルは、前記第2端部および前記第4端部と結合する請求項に記載のモーター。
【請求項6】
前記ステーターの上側に配置されるターミナルを含み、
前記ターミナルは、第1ターミナルと第2ターミナルを含み、
前記第1ターミナルは、第1-1ターミナルと第1-2ターミナルを含み、
前記第2ターミナルは、第2-1ターミナルと第2-2ターミナルを含み、
前記第1-1ターミナルは、第1端部と結合し、
前記第1-2ターミナルは、第3端部と結合し、
前記第2-1ターミナルは、第2端部と結合し、
前記第2-2ターミナルは、第4端部と結合する請求項に記載のモーター。
【請求項7】
前記第1ターミナルは、U、V、W相ターミナルのうち、1つであり、
前記第2ターミナルは、中性ターミナルである請求項5又は6に記載のモーター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、モーターに関する。
【背景技術】
【0002】
モーターは、シャフト、ローターおよびステーターを含む。ステーターは、複数のティースを含む。絶縁のために、ティースには、インシュレーターが設けられる。インシュレーターの上にコイルが巻かれる。電源がデュアル方式で供給されるモーターの場合、1つのインシュレーターに2つのコイルがワインディングされることができる。この場合、二度のワインディングプロセスが必要な問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ここに、実施例は、前記のような問題点を解決するためのものであって、一度のワインディングプロセスで2つのコイルを1つのインシュレーターにワインディングできるモーターを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するための実施例は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるステーターと、前記ステーター内に配置されるローターと、前記ローターと結合するシャフトと、を含み、前記ステーターは、ステーターコア、前記ステーターコア上に配置されるインシュレーターおよび前記インシュレーターに配置されるコイルを含み、前記インシュレーターは、コイルが配置されるボディー、前記ボディーの一側から延長される第1ガイド、前記第1ガイドの上面から突出する第1突起と第2突起を含み、前記ステーターの中心を基準に円周方向に空間を形成するように前記第1突起と前記第2突起は、互いに離隔して配置されるモーターを提供し得る。
【0005】
好ましくは、前記第1ガイドは、第1内面および第1外面を含み、前記第1突起および前記第2突起は、前記第1ガイドの幅方向を基準に、前記第1内面と前記第2外面との間に配置され得る。
【0006】
好ましくは、前記第1突起および前記第2突起は、それぞれ第2内面、第2外面および溝を含み、前記溝は、前記第2外面に配置され、前記第1ガイドの幅方向に沿って配置され得る。
【0007】
好ましくは、前記第1突起および前記第2突起は、それぞれ前記第1ガイドの側面と上面が成すエッジと離隔して配置され得る。
【0008】
好ましくは、前記ボディーの幅方向を中心を通る基準線を基準に、前記第1突起は、前記基準線の一側に配置され、前記第2突起は、前記基準線の他側に配置され、前記第1突起と前記第2突起は、前記基準線を基準に対称となるように配置され得る。
【0009】
好ましくは、前記ボディーは、第1ボディーおよび前記第1ボディーの内側に配置される第2ボディーを含み、前記インシュレーターは、前記第1ボディーと前記第2ボディーとの間で前記ボディーから上側に突出する第2ガイドを含み得る。
【0010】
好ましくは、前記第1突起および前記第2突起は、前記インシュレーターの幅方向に、前記第2ガイドよりも突出した領域を含み得る。
【0011】
好ましくは、前記コイルは、前記第1ボディーに巻線される第1コイルと前記第2ボディーに巻線される第2コイルを含み得る。
【0012】
好ましくは、前記第1コイルは、前記基準線を基準に一側に配置される第1端部と他側に配置される第2端部を含み、前記第2コイルは、前記基準線を基準に一側に配置される第3端部と他側に配置される第4端部を含み得る。
【0013】
好ましくは、前記ステーターの上側に配置されるターミナルを含み、前記ターミナルは、第1ターミナルと第2ターミナルを含み、前記第1ターミナルは、前記第1端部および前記第3端部と結合し、前記第2ターミナルは、前記第2端部および前記第4端部と結合し得る。
【0014】
好ましくは、前記ステーターの上側に配置されるターミナルを含み、前記ターミナルは、第1ターミナルと第2ターミナルを含み、前記第1ターミナルは、第1-1ターミナルと第1-2ターミナルを含み、前記第2ターミナルは、第2-1ターミナルと第2-2ターミナルを含み、前記第1-1ターミナルは、第1端部と結合し、前記第1-2ターミナルは、第3端部と結合し、前記第2-1ターミナルは、第2端部と結合し、前記第2-2ターミナルは、第4端部と結合し得る。
【0015】
好ましくは、前記第1ターミナルは、U、V、W相ターミナルのうち、1つであり、前記第2ターミナルは、中性ターミナルであり得る。
【発明の効果】
【0016】
実施例によると、コイルの終端の位置が整列して製造自動化に有利であり、コイルについてのフュージングの品質を高める有利な効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施例によるモーターを示した図面、
図2】ステーターコアとインシュレーターを示した図面、
図3】インシュレーターの斜視図、
図4】インシュレーターの平面図、
図5】コイルのコーティング部分を示した図面、
図6】ワインディングプロセスを示した図面、
図7】カッティング後のコイルを示した図面、
図8】ターミナルとコイルの接続を示した図面、
図9】変形例によるターミナルとコイルの接続を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を具体的に説明する。
【0019】
ただし、本発明の技術思想は、説明される一部の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態として具現でき、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間のその構成要素のうち、1つ以上を選択的に結合、置換して使用できる。
【0020】
また、本発明の実施例で使用される用語(技術および科学的用語を含む)は、明らかに特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味として解釈されることができ、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるであろう。
【0021】
また、本発明の実施例で使用される用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
【0022】
本明細書において、単数形は、言句で特に言及しない限り、複数形も含み得、「Aおよび(と)B、Cのうち、少なくとも1つ(または1つ以上)」として記載される場合に、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち、1つ以上を含み得る。
【0023】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用できる。
【0024】
これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該構成要素の本質や順番または手順などに限定されない。
【0025】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載される場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素との間にあるまた他の構成要素によって「連結」、「結合」または「接続」される場合も含み得る。
【0026】
また、各構成要素の「上(うえ)または下(した)」に形成または配置されるものとして記載される場合、上(うえ)または下(した)は、2つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、1つ以上のまた他の構成要素が2つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(うえ)または下(した)」で表現される場合、1つの構成要素を基準に上側方向だけでなく、下側方向の意味も含み得る。
【0027】
図1は、実施例によるモーターを示した図面である。
【0028】
図1を参照すると、実施例によるモーター1は、回転軸100と、ローター200と、ステーター300と、バスバー400と、ハウジング500と、を含み得る。
【0029】
回転軸100は、ローター200に結合され得る。電流供給を通じてローター200とステーター300に電磁気的相互作用が発生すると、ローター200が回転し、これに連動して回転軸100が回転する。回転軸100は、車両の操向装置と連結されて操向力を補助する力を伝達することができる。
【0030】
ローター200は、ステーター300と電気的相互作用を通じて回転する。
【0031】
ローター200は、ローターコアと、マグネットを含み得る。ローターコアは、円形の薄い鋼板状の複数のプレートが積層された形状で実施されるか、または1つの筒状で実施され得る。ローターコアの中心には、回転軸100が結合するホールが形成され得る。
【0032】
ステーター300は、ローター200の外側に配置される。ステーター300は、ステーターコア310と、インシュレーター320と、コイル330と、を含み得る。インシュレーター320は、ステーターコア310に装着される。コイル330は、インシュレーター320に巻線される。
【0033】
ローター200とステーター300は、ハウジング500の内部に収容し得る。
【0034】
バスバー400は、ステーター300の上側に配置され得る。
【0035】
図2は、ステーターコアとインシュレーターを示した図面である。
【0036】
図2を参照すると、インシュレーター320は、ステーターコア310に装着される。インシュレーター320は、上部パートP1と下部パートP2からなり得る。上部パートP1は、ステーターコア310の上側で装着され、下部パートP2は、ステーターコア310の下側で装着され得る。
【0037】
図3は、インシュレーターの斜視図であり、図4は、インシュレーターの平面図である。
【0038】
図3を参照すると、インシュレーター320は、ボディー321と、第1ガイド322と、第2ガイド323と、を含み得る。
【0039】
ボディー321は、コイル330がワインディングされて配置される部分である。ボディー321は、第1ボディー321Aと第2ボディー321Bを含み得る。ステーター300の半径方向を基準に、第1ボディー321Aは、第2ボディー321Bの外側に配置され得る。第1ボディー321Aと第2ボディー321Bとの境界には、第2ガイド323が配置される。
【0040】
第1ガイド322は、ボディー321の外側から上側方向に延長されて配置される。第1ガイド322は、第1突起10と第2突起20を含む。第1突起10と第2突起20は、それぞれ第1ガイド322の上面322aから突出する。第1突起10と第2突起20は、第1ガイド322の幅方向に沿って整列して配置される。そして、第1突起10と第2突起20は、空間を挟んで向かい合って配置される。第1突起10と第2突起20との間の空間は、コイル330のカッティング空間である。
【0041】
第1ガイド322は、第1内面322cと第1外面322dを含み得る。第1突起10と第2突起20は、半径方向を基準に第1内面322cと第1外面322dとの間に配置され得る。
【0042】
第1突起10と第2突起20は、それぞれ第2外面11、21と、第2内面12、22と、側面13、23と、溝15、25と、を含み得る。溝15、25は、第2外側面11に凹状に配置され得る。そして、溝15、25は、第1ガイド322の幅方向に沿って配置され得る。
【0043】
第1突起10および第2突起20は、それぞれ第1ガイド322の上面322aと側面322bが成すエッジと離隔して配置され得る。これは、ワインディング後に、第1突起10または第2突起20の外側に移ってくるコイル330の迂回空間を確保するためである。
【0044】
第1ガイド322の幅方向の中心を通る基準線Lを基準に、第1突起10は、基準線Lの一側に配置され、第2突起20は、基準線Lの他側に配置され得る。第1突起10と第2突起20は、基準線Lを基準に対称となるように配置され得る。
【0045】
これは、第1突起10と第2突起20に移ってくるコイル330をバランスよく支持するためである。1次的に第1ボディー321Aにコイル330がワインディングされた後に、コイル330は、第1突起10および第2突起20に迂回した後、第2ボディー321Bに案内されてワインディングが進行される。したがって、第1突起10および第2突起20でコイル330をインシュレーター320の幅方向にバランスよく支持することは、第2ボディー321Bでワインディングを円滑に進行させる重要な要因となる。
【0046】
第1突起10および第2突起20は、それぞれ突出領域10A、10Bを含む。突出領域10A、10Bは、インシュレーター320の幅方向に第2ガイド323よりも突出する。これは、第1ボディー321Aにワインディング後、第1突起10に迂回する空間を確保するためである。そして、第1突起10および第2突起20に迂回後に第2ボディー321Bに案内されてワインディングを開始する空間を確保するためである。
【0047】
図5は、コイルのコーティング部分を示した図面であり、図6は、ワインディングプロセスを示した図面である。
【0048】
図5および図6を参照すると、第1突起10と第2突起20との間に位置するコイル330のカッティング領域Pにカッティングが進行される。
【0049】
第1ボディー321Aでワイディングが完了された後、コイル330は、第2突起20の外側に案内される。そして、コイル330は、第2突起20と第1突起10を経て第2ボディー321B側に案内される。コイル330は、第1突起10を経て第2ボディー321Bでワインディングが完了される。ワインディングが完了した状態で第1突起10と第2突起20との間の空間にコイル330が配置される。そして、カッティング領域Pでカッティングが進行される。
【0050】
図7は、カッティング後のコイルを示した図面である。
【0051】
図6および図7を参照すると、カッティングが進行されると、コイル330は、第1コイル330Aと第2コイル330Bに分離される。第1コイル330Aは、第1ボディー321Aにワインディングされた状態である。第2コイル330Bは、第2ボディー321Bにワインディングされた状態である。第1コイル330Aは、第1端部1と第2端部2を含む。第2コイル330Bは、第3端部3と第4端部4を含む。第2端部2と第4端部4は、カッティングによって形成されたものである。
【0052】
図8は、ターミナルとコイルの接続を示した図面である。
【0053】
図8を参照すると、第1端部1と第3端部3は、一緒に第1ターミナル410Aとフュージングして接続され得る。第1ターミナル410Aは、U相ターミナル、V相ターミナルおよびW相ターミナルのうち、いずれか1つであり得る。
【0054】
第2端部2と第4端部4は、一緒に第2ターミナル410Bにフュージングして接続され得る。第2ターミナル410Bは、中性ターミナルであり得る。
【0055】
図9は、変形例によるターミナルとコイルの接続を示した図面である。
【0056】
図9を参照すると、第1ターミナル410Aは、第1-1ターミナル410Aaと第1-2ターミナル410Abを含み得る。第1-1ターミナル410Aaと第1-2ターミナル410Abは、電気的に分離し得る。第2ターミナル410Bは、第2-1ターミナル410Baと第2-2ターミナル410Bbを含み得る。第2-1ターミナル410Baと第2-2ターミナル410Bbは、電気的に分離し得る。
【0057】
第1コイル330Aと第2コイル330Bは、電気的に分離し得る。
【0058】
第1コイル330Aの第1端部1は、第1-1ターミナル410Aaに結合され得る。第2コイル330Bの第3端部3は、第1-2ターミナル410Abに結合され得る。第2コイル330Bの第2端部2は、第2-1ターミナル410Baに結合され得る。第2コイル330Bの第4端部4は、第2-2ターミナル410Bbに結合され得る。ここで、第1-1ターミナル410Aaと第1-2ターミナル410Abは、それぞれU相ターミナル、V相ターミナルおよびW相ターミナルのうち、いずれか1つであり得る。そして、第2-1ターミナル410Baと第2-2ターミナル410Bbは、それぞれ中性ターミナルであり得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9