IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パラマウントベッド株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-マットレス 図1
  • 特許-マットレス 図2
  • 特許-マットレス 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-13
(45)【発行日】2023-10-23
(54)【発明の名称】マットレス
(51)【国際特許分類】
   A47C 27/15 20060101AFI20231016BHJP
   A47C 27/00 20060101ALI20231016BHJP
   A47C 27/08 20060101ALI20231016BHJP
   A61G 7/057 20060101ALI20231016BHJP
【FI】
A47C27/15 A
A47C27/00 B
A47C27/00 C
A47C27/08 A
A61G7/057
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019004775
(22)【出願日】2019-01-15
(65)【公開番号】P2020110456
(43)【公開日】2020-07-27
【審査請求日】2021-03-16
【審判番号】
【審判請求日】2022-08-26
(73)【特許権者】
【識別番号】390039985
【氏名又は名称】パラマウントベッド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004026
【氏名又は名称】弁理士法人iX
(72)【発明者】
【氏名】大野 健太
(72)【発明者】
【氏名】永井 秀和
(72)【発明者】
【氏名】有松 崇行
【合議体】
【審判長】藤井 昇
【審判官】中村 則夫
【審判官】沼生 泰伸
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-80252(JP,A)
【文献】特開平8-403(JP,A)
【文献】特開2002-315654(JP,A)
【文献】特開平10-304951(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C27/08-27/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高分子発泡体を含む第1層と、
第1ベース部と、
第2ベース部であって、前記第1ベース部から前記第2ベース部への方向は、前記第1ベース部から前記第1層への方向と交差し、前記第2ベース部から前記第1層への方向と交差した前記第2ベース部と、
第3ベース部と、
第4ベース部と、
前記第1ベース部から前記第1層への前記方向において前記第1ベース部と前記第1層との間、及び、前記第2ベース部から前記第1層への前記方向において前記第2ベース部と前記第1層との間に設けられ高分子発泡体を含む第2層と、
を備えたマットレスであって
前記第1ベース部と前記第4ベース部との間に前記第2ベース部が設けられ、
前記第2ベース部と前記第4ベース部との間に前記第3ベース部が設けられ、
前記第1ベース部がベッドの背ボトムの上に置かれ、
前記第2ベース部が前記ベッドの腰ボトムの上に置かれ、
前記第3ベース部が前記ベッドの膝ボトムの上に置かれ、
前記第4ベース部が前記ベッドの脚ボトムの上に置かれ、
前記第1層は、前記第2層と接合され、
前記第1ベース部は、前記第1ベース部から前記第1層への前記方向において前記第2層と接合され、
前記第2ベース部は、前記第2ベース部から前記第1層への前記方向において前記第2層と接合され、
前記第1ベース部と前記第2ベース部との間、及び、前記第2ベース部と前記第3ベース部との間には隙間があり、
前記マットレスは、前記背ボトム及び前記腰ボトムの角度の変化に応じて、前記第1ベース部と前記第2ベース部との間で折れ曲がることが可能であり、
前記第2層は、第1条件、第2条件、第3条件、及び第4条件の少なくともいずれかを満たし、
前記第1条件は、前記第2層の基準となる距離に含まれるセルの平均のサイズが前記第1層の基準となる距離に含まれるセルの平均のサイズの4倍以上であることであり、
前記第2条件は、前記第1層におけるJIS K 6400-1:2004付属書1に準拠したセル数が前記第2層におけるJIS K 6400-1:2004付属書1に準拠したセル数の2倍以上であることであり、
前記第3条件は、前記第2層のJIS K 6400-5:2012に準拠した引張強さが前記第1層のJIS K 6400-5:2012に準拠した引張強さの1.5倍以上であることであり、
前記第4条件は、前記第2層のJIS K6400-5:2012に準拠した伸びが前記第1層のJIS K6400-5:2012に準拠した伸びの1.2倍以上であることである、マットレス。
【請求項2】
前記第2層は、前記第1条件を満たす、請求項1記載のマットレス。
【請求項3】
前記第2層は、前記第2条件を満たす、請求項1記載のマットレス。
【請求項4】
前記第2層は、前記第3条件を満たす、請求項1記載のマットレス。
【請求項5】
前記第2層は、前記第4条件を満たす、請求項1記載のマットレス。
【請求項6】
前記第2層の厚さは、3mm以上である、請求項1~5のいずれか1つに記載のマットレス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、マットレスに関する。
【背景技術】
【0002】
マットレスにおいて、より快適なことが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-242798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、より快適なマットレスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、マットレスは、第1層、第2層、第1ベース部及び第2ベース部を含む。前記第1層は、高分子発泡体を含む。前記第1ベース部から前記第2ベース部への方向は、前記第1ベース部から前記第1層への方向と交差し、前記第2ベース部から前記第1層への方向と交差する。前記第2層は、前記第1ベース部と前記第1層との間、及び、前記第2ベース部と前記第1層との間に設けられ、高分子発泡体を含む。前記第2層は、前記第1層に含まれる第1セルの第2サイズよりも大きい第2サイズを有する第2セル、前記第1層における第1セル数よりも小さい第2セル数、前記第1層の第1引張強さよりも高い第2引張強さ、及び、前記第1層の第1伸びよりも高い第2伸び、の少なくともいずれかを有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態は、より快適なマットレスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1(a)及び図1(b)は、第1実施形態に係るマットレスを例示する模式図である。
図2図2(a)及び図2(b)は、第2実施形態に係るマットレスを例示する模式的斜視図である。
図3図3は、実施形態に係るマットレスを例示する顕微鏡写真像である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1(a)及び図1(b)は、第1実施形態に係るマットレスを例示する模式図である。
図1(a)は、実施形態に係るマットレス110を例示する斜視図である。図1(b)は、マットレス110の1つの使用例を示す断面図である。
【0010】
図1(a)に示すように、実施形態に係るマットレス110は、複数のベース部(例えば、第1ベース部41a及び第2ベース部41bなど)、第1層40a及び第2層40bを含む。この例は、複数のベース部は、ベース部41c及び41dをさらに含む。
【0011】
例えば、複数のベース部の上に、第2層40bが設けられ、第2層40bの上に、第1層40aが設けられる。
【0012】
複数のベース部、第1層40a及び第2層40bは、高分子発泡体を含む。高分子発泡体は、例えば、ウレタンフォームなどを含む。
【0013】
複数のベース部は、例えば、サイドエッジ部でも良い。2つのサイドエッジ部の間に、中央マットレス部が設けられても良い。後述するように、中央マットレス部は、例えば、気体収容体(例えばエアセル)を含んでも良い。
【0014】
複数のベース部は、第1方向(例えば、X軸方向)に沿って並ぶ。例えば、第1ベース部41aから第2ベース部41bへの方向は、第1方向に沿う。
【0015】
X軸方向に対して垂直な1つの方向をZ軸方向とする。X軸方向及びZ軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
【0016】
第1方向は、例えば、マットレス110に使用者が寝た時の、頭から足への方向に対応する。Y軸方向は、左右方向に対応する。Z軸方向は、マットレス110の下面から上面への方向に対応する。
【0017】
図1(a)に示すように、例えば、第1ベース部41aから第2ベース部41bへの方向(第1方向)は、第1ベース部41aから第1層40aへの方向(Z軸方向)と交差し、第2ベース部41bから第1層40aへの方向(Z軸方向)と交差する。
【0018】
第2層40bは、第1ベース部41aと第1層40aとの間、及び、第2ベース部41bと第1層40aとの間に設けられる。第2層40bは、第1層40aと接合される。複数のベース部は、第2層40bと接合される。第2層40bは、例えば、中間層である。実施形態において、「接合」は、接着または溶着などを含む。
【0019】
図1(b)に示すように、マットレス110の1つの使用例において、マットレス110が、ベッド70の上に置かれる。ベッド70は、例えば、電動ベッドである。ベッド70は、例えば、背ボトム70a(back section)、腰ボトム70b(hip section)、膝ボトム70c(upper leg section)、及び、脚ボトム70d(lower leg section)などを含む。これらのボトムは、例えば、フレーム75により支持される。これらのボトムの間の角度は、変更可能である。
【0020】
このようなベッド70の上にマットレス110が置かれる場合がある。マットレス110及びベッド70は、電動家具310に含まれる。
【0021】
ベッド70の上にマットレス110が置かれたときに、複数のボトムの角度の変化に応じて、マットレス110が変形する。マットレス110は、折れ曲がる。
【0022】
例えば、第2層40bが設けられず第1層40aだけが設けられる第1参考例がある。第1参考例においては、複数のベース部は、第1層40aと接合される。第1参考例では、マットレス110が折れ曲がったときに、複数のベース部が第1層40aから剥がれやすいか、第1層40aが破れ易い。例えば、第1層40aが裂け易い。
【0023】
一方、第2層40bに対応する中間層が、ウレタン樹脂膜(例えば布なども含む)である第2参考例がある。第2参考例では、中間層は、高分子発泡体ではない。ウレタン樹脂膜は、強固である。第2参考例においては、第1層40aと複数のベース部との間にウレタン樹脂膜が設けられ、ウレタン樹脂膜が第1層40a及び複数のベース部と接合される。第2参考例において、ウレタン樹脂膜により第1層40aが補強されるため、マットレスが折れ曲がったときに、第1層40aの破れが抑制できる。しかしながら、中間層としてウレタン樹脂膜を用いた場合には、ウレタン樹脂膜が薄いため、「寝心地」には実質的に寄与しない。快適な睡眠を提供し難い。
【0024】
実施形態においては、以下のように、第1層40a及び第2層40bは、適切な特性を有する。これにより、複数のベース部の剥がれ、及び、第2層40bの破れなどを抑制しつつ、良好な快適さを提供できる。
【0025】
第1層40a及び第2層40bは、例えば、複数のセルを含む。セルは、例えば、孔である。1つの例において、第2層40bに含まれるセル(孔)のサイズは、第1層40aに含まれるセル(孔)のサイズよりも大きい。セルのサイズとして、例えば、基準となる距離(例えば10mm)距離に含まれるセルの平均のサイズが用いられても良い。例えば、第2層40bに含まれるセルのサイズは、約1mmである。一方、例えば、第1層40aに含まれるセルのサイズは、約0.2mmである。例えば、第2層40bに含まれるセルのサイズは、第1層40aに含まれるセルのサイズの4倍以上でも良い。
【0026】
1つの例において、第2層40bにおけるセル数は、第1層40aにおけるセル数よりも小さい。セル数は、例えば、JIS K6400-1:2004付属書1に記載された「セル数」で定義される。セル数は、基準となる距離の間に存在するセルの数に対応する。例えば、第2層40bにおけるセル数は、22である。例えば、第1層40aにおけるセル数は、50である。例えば、第1層40aにおけるセル数は、第2層40bにおけるセル数の2倍以上でも良い。
【0027】
1つの例において、第2層40bの引張強さは、第1層40aの引張強さよりも高い。第2層40bの引張強さは、例えば、150kPaである。第2層40bの引張強さは、例えば、140kPa以上であることが好ましい。一方、第1層40aの引張強さは、例えば、30kPa以上140kPa未満である。このような引張強さにより、破れなどを抑制しつつ、良好なクッション性が得られる。引張強さは、例えば、JIS K6400-5:2012に記載された「引張強さ」で定義される。例えば、第2層40bの引張強さは、第1層40aの引張強の1.5倍以上でも良い。
【0028】
1つの例において、第2層40bの伸びは、第1層40aの伸びよりも高い。第2層40bの伸びは、例えば、115%である。第1層40aの伸びは、例えば、80%である。伸びは、例えば、伸びは、例えば、JIS K6400-5:2012に記載された「伸び」で定義される。例えば、第2層40bの伸びは、第1層40aの伸びの1.2倍以上でも良い。
【0029】
実施形態において、第2層40bは、第1層40aに含まれる第1セルの第2サイズよりも大きい第2サイズを有する第2セル、第1層40aにおける第1セル数よりも小さい第2セル数、第1層40aの第1引張強さよりも高い第2引張強さ、及び、第1層40aの第1伸びよりも高い第2伸び、の少なくともいずれかを有しても良い。
【0030】
実施形態においては、上記のような第2層40bにより、第1層40aが補強される。そして、第2層40bが高分子発泡体を含むことで、良好なクッション性が得られる。
【0031】
例えば、図1(b)に示すように、マットレス110が折れ曲がったときに、折れ曲がり箇所(部分40p)に強い応力が加わる。上記のような第1層40a及び第2層40bにより、折れ曲がり箇所(部分40p)に強い応力が加わった場合も、複数のベース部の剥がれ、及び、第1層40a及び第2層40bの破れなどが抑制できる。実施形態によれば、複数のベース部の剥がれを抑制しつつ、良好な快適さ(例えば柔らかさ)を提供できる。例えば、第1層40a及び第2層40bの破れなどを抑制しつつ、良好な快適さ(例えば柔らかさ)を提供できる。
【0032】
実施形態において、第2層40bの厚さt2(図1(a)参照)は、3mm以上であることが好ましい。これにより、良好なクッション性が得易くなる。第1層40aの厚さt1(図1(a)参照)は、3mm以上であることが好ましい。これにより、良好なクッション性が得易くなる。
【0033】
第1層40a、及び、第2層40b(例えば、中間層)の両方に高分子発泡体を用いることで、中間層としてウレタン樹脂膜(例えば布なども含む)用いる場合に比べて、低コストでマットレスを製造できる。
【0034】
(第2実施形態)
図2(a)及び図2(b)は、第2実施形態に係るマットレスを例示する模式的斜視図である。
これらの図においては、図を見やすくするために、実施形態に係るマットレス120に含まれる複数の要素が互いに離れて描かれている。図2(b)においては、図2(a)のZ軸方向(例えば、上下方向)が逆に描かれている。
【0035】
図2(a)及び図2(b)に示すように、実施形態に係るマットレス120は、第1層40a、第2層40b、第1ベース部41a、及び、第2ベース部41bに加えて、第3ベース部42c、第4ベース部42d及び気体収容部10をさらに含む。この例では、ベース部42eがさらに設けられている。第1ベース部41a及び第2ベース部41bは、例えば、第1サイドエッジ部41に含まれる。第3ベース部42c、第4ベース部42d及びベース部42eは、例えば、第2サイドエッジ部42に含まれる。
【0036】
気体収容部10は、複数の気体収容体11を含む。第1ベース部41aから気体収容部10への方向(この例では、Y軸方向)は、第1ベース部41aから第1層40aへの方向(例えば、Z軸方向)と交差する。第2ベース部41bから気体収容部10への方向(この例では、Y軸方向)は、第2ベース部41bから第1層40aへの方向(例えば、Z軸方向)と交差する。気体収容部10から第1層40aへの方向は、第1ベース部41aから第1層40aへの方向(例えば、Z軸方向)に沿う。
【0037】
図2(b)に示すように、第3ベース部42cから第4ベース部42dへの方向は、第1ベース部41aから第1層40aへの方向(例えば、Z軸方向)と交差する。第3ベース部42cから第4ベース部42dへの方向は、例えば、X軸方向に沿う。
【0038】
第3ベース部42cから第1層40aへの方向は、第1ベース部41aから第1層40aへの方向(Z軸方向)に沿う。第4ベース部42dから第1層40aへの方向は、第1ベース部41aから第1層40aへの方向(Z軸方向)に沿う。
【0039】
気体収容部10は、Y軸方向において、第1ベース部41aと第3ベース部42cとの間にある。気体収容部10は、Y軸方向において、第2ベース部41bと第4ベース部42dとの間にある。
【0040】
第2層40bは、第3ベース部42dと第1層40aとの間、及び、第4ベース部42dと第1層40aとの間に設けられる。
【0041】
マットレス120は、ポンプ部31をさらに含んでも良い。ポンプ部31は、複数の気体収容体11の給排気を行う。ポンプ部31とベース部42eとの間に、気体収容部10の一部が設けられても良い。
【0042】
第1サイドエッジ部41及び第2サイドエッジ部42において、複数のベース部の剥がれ、及び、第1層40a及び第2層40bの破れなどが抑制できる。
【0043】
図2(b)に示すように、エッジ部43及び44が設けられても良い。エッジ部43及び44は、高分子発泡体を含む。気体収容部10は、第1方向(X軸方向)において、エッジ部43とエッジ部44との間に設けられる。エッジ部43を設けることで、使用者の頭部側のエッジ部において、マットレスの形状が適切に維持できる。エッジ部44を設けることで、使用者の足部側のエッジ部において、マットレスの形状が適切に維持できる。
【0044】
図3は、実施形態に係るマットレスを例示する顕微鏡写真像である。
図3は、第1層40aまたは第2層40bに用いることができる高分子発泡体の表面(例えば断面)の顕微鏡写真像である。図3に示すように、セル48が観察される。セル48は、例えば、上記のセルに対応する。上記の「セルのサイズ」は、例えば、基準となる距離に含まれる複数のセル48の平均の径に対応する。
【0045】
実施形態によれば、より快適なマットレスが提供できる。
【0046】
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、マットレスに含まれる、ベース部、第1層、第2層、サイドエッジ部及びポンプ部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
【0047】
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
【0048】
その他、本発明の実施形態として上述したマットレスを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのマットレスも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
【0049】
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0050】
10…気体収容部、 11…気体収容体、 31…ポンプ部、 40a…第1層、 40b…第2層、 40p…部分、 41…第1サイドエッジ部、 41a、41b…第1、第2ベース部、 41c、41d…ベース部、 42…第2サイドエッジ部、 42c、42d…第3、第4ベース部、 42e…ベース部、 43、44…エッジ部、 48…セル、 70…ベッド、 70a…背ボトム、 70b…腰ボトム、 70c…膝ボトム、 70d…脚ボトム、 75…フレーム、 110、120…マットレス、 310…電動家具、 t1、t2…厚さ
図1
図2
図3