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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-13
(45)【発行日】2023-10-23
(54)【発明の名称】通信システム
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20231016BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20231016BHJP
   H04L 12/28 20060101ALI20231016BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20231016BHJP
【FI】
H04Q9/00 301D
G06F3/0482
H04L12/28 500F
H04M11/00 301
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019218920
(22)【出願日】2019-12-03
(65)【公開番号】P2021090123
(43)【公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-07-01
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金山 将也
(72)【発明者】
【氏名】丸谷 裕樹
(72)【発明者】
【氏名】中川 達也
(72)【発明者】
【氏名】瀧川 正史
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-111674(JP,A)
【文献】特開2017-123564(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0086700(US,A1)
【文献】特開2016-119560(JP,A)
【文献】特開2007-053530(JP,A)
【文献】特開2015-018502(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
G06F 3/0482
H04L 12/28
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器を遠隔操作又は監視可能な端末装置と、
前記電気機器の種類に固有の通知を示す固有通知情報を前記端末装置に提供するサーバと、
を備え、
前記端末装置は、第1の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されており、かつ、前記第1の電気機器とは異なる第2の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されていない状況において、前記第1の電気機器の種類に固有の通知を示す第1の固有通知情報と、前記第2の電気機器の種類に固有の通知を示す第2の固有通知情報と、を含む複数個の情報が前記サーバにアップロードされている場合に、前記複数個の情報の中から前記第2の固有通知情報を除いて選択された情報を含む通知画面を表示する、
通信システム。
【請求項2】
前記サーバは、前記複数個の情報が前記サーバにアップロードされている場合に、前記通知画面を表示するためのデータを前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、前記サーバから前記データを受信する場合に、前記データに従って、前記通知画面を表示する、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記サーバは、前記複数個の情報を前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、前記サーバから受信した前記複数個の情報の中から前記第2の固有通知情報を除いて前記情報を選択して、選択した前記情報を含む前記通知画面を表示する、請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記通知画面は、前記第1の電気機器の遠隔操作又は監視に関する第1の画面を表示するための第1のボタンを含み、前記第2の電気機器の遠隔操作又は監視に関する第2の画面を表示するための第2のボタンを含まない、メニュー画面である、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項5】
前記端末装置は、前記第1の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されている状況において、前記第1の固有通知情報を含む前記複数個の情報が前記サーバにアップロードされている場合に、前記第1の電気機器の遠隔操作又は監視に関する画面を表示し、
前記第1の電気機器の遠隔操作又は監視に関する前記画面は、前記第1の固有通知情報を表示可能に構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項6】
前記端末装置は、前記複数個の情報の中に優先通知情報が含まれている場合に、前記優先通知情報を含む前記通知画面を表示する、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項7】
前記端末装置は、
前記優先通知情報が前記サーバにアップロードされてから所定期間が経過する前のタイミングでは、前記優先通知情報を含む前記通知画面を表示し、
前記優先通知情報が前記サーバにアップロードされてから前記所定期間が経過した後のタイミングでは、前記優先通知情報を含まない特定の画面を表示する、請求項6に記載の通信システム。
【請求項8】
前記特定の画面は、前記第1の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されており、かつ、前記第2の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されていない状況において、前記複数個の情報が前記サーバにアップロードされている場合に、前記複数個の情報の中から前記第2の固有通知情報を除いて選択された情報を含む前記通知画面である、請求項7に記載の通信システム。
【請求項9】
複数種類の前記第1の固有通知情報が前記サーバにアップロードされている場合に、前記端末装置は、前記複数個の情報の中から前記第2の固有通知情報と複数種類の前記第1の固有通知情報のうちの過去の情報とを除いて選択された最新の情報を含む前記通知画面を表示する、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項10】
前記第1の固有通知情報には、前記第1の固有通知情報を表示する期間を示す通知期間が設定されており、
前記第1の固有通知情報の既読を示す既読操作が行われる場合に、現在日時が前記通知期間内であっても、前記端末装置は、前記通知画面とは異なる画面を表示する、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項11】
前記端末装置は、前記第1の固有通知情報と前記第2の固有通知情報より前に前記サーバにアップロードされた1個以上の固有通知情報を含む画面を表示可能である、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、端末装置とサーバとを備える通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末を用いて、外出先から家庭内のエアコン等の電気機器を遠隔操作するためのシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2003-304342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、電気機器に固有の通知をユーザに知らせる場合に、管理装置が当該通知を含む画面を携帯端末に表示させることが想定される。
【0005】
また、近年、複数個の電気機器を遠隔操作又は監視可能なシステムが登場している。
【0006】
複数個の電気機器の遠隔操作等が可能となると、遠隔操作等の対象の電気機器に固有の通知と、対象でない電気機器に固有の通知と、が混在し得る。特に、対象でない電気機器に固有の通知は、ユーザに知らせる必要性が低い情報である。
【0007】
本明細書では、2個以上の電気機器について、ユーザに知らせる必要性が低い情報が端末装置に表示されることを抑制するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書が開示する通信システムは、電気機器を遠隔操作又は監視可能な端末装置と、前記電気機器に固有の通知を示す固有通知情報を前記端末装置に提供するサーバと、を備え、前記端末装置は、第1の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されており、かつ、前記第1の電気機器とは異なる第2の電気機器が遠隔操作又は監視可能に設定されていない状況において、前記第1の電気機器に固有の通知を示す第1の固有通知情報と、前記第2の電気機器に固有の通知を示す第2の固有通知情報と、を含む複数個の情報が前記サーバにアップロードされている場合に、前記端末装置は、前記複数個の情報の中から前記第2の固有通知情報を除いて選択された情報を含む通知画面を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】通信システムの構成を示す。
図2】サーバのブロック図である。
図3】端末装置のブロック図である。
図4】登録処理のシーケンス図である。
図5】登録後にメニュー画面を表示する具体的なケースA1を示す。
図6】登録後にメニュー画面を表示する具体的なケースA2を示す。
図7】各画面を示す。
図8】登録後にメニュー画面を表示する具体的なケースA3、A4を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(通信システム2の構成;図1
図1に示されるように、通信システム2は、サーバ10と、通信装置100と、端末装置200と、3個の電気機器300、400、500と、を備える。サーバ10は、インターネット8に接続されており、家4外に設置されている。通信装置100、端末装置200、及び、3個の電気機器300、400、500は、家4内に設置されている。
【0011】
サーバ10は、電気機器(例えば300)を遠隔操作するためのサービスを提供するサーバである。例えば、サーバ10は、端末装置から遠隔操作のためのコマンドを受信すると、当該コマンドを電気機器に送信する。即ち、サーバ10は、端末装置と電気機器との間の通信を中継する。
【0012】
通信装置100は、家4内の装置(例えば端末装置200)とインターネット8上のサーバ(例えば10)との間の通信を中継するルータ機能を有する。通信装置100は、インターネット8に接続されており、家4内のLAN5を形成している。LAN5は、無線LANである。なお、変形例では、LAN5は、有線LANでもよい。
【0013】
端末装置200は、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置である。なお、変形例では、端末装置200は、デスクトップPC等の据置型の端末装置であってもよい。端末装置200は、LAN5に接続されることによって、通信装置100及びインターネット8を介して、サーバ(例えば10)と通信することができる。
【0014】
電気機器300は、エアコンである。電気機器400は、冷蔵庫である。電気機器500は、レンジオーブンである。なお、電気機器は、エアコン等に限らず、例えば、洗濯機、空気清浄機等であってもよい。エアコン300には、機器ID「ac01」が付与されている。同様に、冷蔵庫400、レンジオーブン500にも、機器ID「re01」、「mo01」が付与されている。電気機器(例えばエアコン300)は、LAN5に接続されることによって、通信装置100及びインターネット8を介して、サーバ(例えば10)と通信することができる。
【0015】
(サーバ10の構成;図2
サーバ10は、ネットワークインターフェース12と、制御部30と、を備える。各部12、30は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
【0016】
ネットワークI/F12は、インターネット8に接続して、インターネット8を介した通信を実行するためのI/Fである。
【0017】
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム40に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、さらに、登録テーブル44と、通知テーブル46と、を記憶する。
【0018】
登録テーブル44は、電気機器(例えばエアコン300)と端末装置200との間の通信を中継するための登録情報を登録するためのテーブルである。登録テーブル44は、複数のユーザのそれぞれについて、当該ユーザを示すユーザ情報と、当該ユーザが利用する1個以上の電気機器の1個以上の機器IDと、を対応付けて登録する(記憶する)。ユーザ情報は、例えば、ユーザアカウントである。登録情報は、後述する登録処理(図4参照)によって登録テーブル44に登録される。
【0019】
通知テーブル46は、電気機器に関する通知を示す情報を記憶するテーブルである。通知テーブル46は、複数個の通知のそれぞれについて、当該通知の種類を示す種類情報と、当該通知の内容を示す通知情報と、当該通知情報がサーバ10にアップロードされた日時を示す日時情報と、当該通知情報を表示する期間を示す通知期間情報と、を対応付けて記憶する。種類情報は、通知が電気機器に固有の通知である場合には、当該電気機器の種類名(例えば「エアコン」)であり、通知が電気機器の種類に関係なくユーザに優先的に知らせるべき特定の通知である場合には、特定の通知であることを示す文字列(例えば「全体」)である。電気機器に固有の通知は、例えば、電気機器がエアコンである場合には、エアコンに関する新しいサービスが提供される旨のエアコンに固有の通知等である。特定の通知は、例えば、サーバ10のメンテナンスを知らせる通知、後述する端末装置200内のアプリケーションプログラム242のアップデートを知らせる通知等である。なお、以下では、種類情報と通知情報と日時情報と通知期間情報を合わせて、「通知関係情報」と呼ぶ。通知関係情報は、例えば、電気機器のベンダが操作する端末装置(図示省略)によって、サーバ10にアップロードされる。
【0020】
(端末装置200の構成;図3
端末装置200は、LANI/F212と、操作部214と、表示部216と、カメラ218と、制御部230と、を備える。
【0021】
LANI/F212は、LAN5に接続されており、LAN5を介した通信を実行するためのI/Fである。操作部214は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部214を操作することによって、様々な指示を端末装置200に入力することができる。表示部216は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部216は、ユーザの指示を受け付けるための操作部(いわゆるタッチパネル)としても機能してもよい。
【0022】
制御部230は、CPU232と、メモリ234と、を備える。CPU232は、メモリ234に記憶されているプログラム240、242に従って、様々な処理を実行する。メモリ234は、OSプログラム240と、アプリケーションプログラム242(以下では、「アプリ242」と呼ぶ)と、を記憶する。OSプログラムは、端末装置200の基本的な動作を制御するためのプログラムである。アプリ242は、サーバ10が提供するサービスを利用するためのプログラムである。アプリ242は、電気機器(例えばエアコン300)のベンダによって提供され、例えば、ベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から端末装置200にインストールされてもよいし、電気機器と共に出荷されるメディアから端末装置200にインストールされてもよい。
【0023】
(登録処理;図4
図4を参照して、登録情報をサーバ10に登録する登録処理について説明する。登録情報がサーバ10に登録されることによって、端末装置200を利用して、登録情報内の機器IDによって識別される電気機器を遠隔操作することが可能となる(即ち、登録情報内の機器IDによって識別される電気機器が遠隔操作可能に設定される)。なお、サーバ10と端末装置200又は電気機器(例えばエアコン300)との間の通信は、インターネット8及び通信装置100を介して実行される。以下では、理解の容易さの観点から、当該通信を説明する際に、「インターネット8を介して」、「通信装置100を介して」という説明を省略する場合がある。さらに、理解の容易さの観点から、装置のCPU(例えば、サーバ10のCPU32)がプログラム(例えば、プログラム40)に従って実行する処理を、CPUを主体として説明せず、装置を主体として説明する場合がある。
【0024】
S10では、端末装置200は、操作部214においてユーザからアプリ242を起動するためのアプリ起動操作を受け付ける。S12では、端末装置200は、アプリ起動操作の受付に応じて、サーバ10にアクセスするためのアクセス信号をサーバ10に送信する。アクセス信号は、端末装置200に記憶されているユーザ情報UIを含む。
【0025】
サーバ10は、S12において、端末装置200からアクセス信号を受信すると、S20において、アクセス信号に含まれるユーザ情報UIに対応付けて、機器IDが登録テーブル44に登録されているのか否かを判断する。現時点では、ユーザ情報UIに対応付けて、機器IDが登録テーブル44に1個も登録されていない。このため、サーバ10は、ユーザ情報UIに対応付けて、機器IDが登録テーブル44に登録されていないと判断し、S22において、機器IDが未登録の場合に表示されるべきメニュー画面SC0を表すメニュー画面データD0を生成する。
【0026】
メニュー画面SC0は、追加ボタンBT1を含む。追加ボタンBT1は、機器IDをサーバ10に登録するための処理を開始するためのボタンである。
【0027】
サーバ10は、S22において、メニュー画面データD0を生成すると、S30において、メニュー画面データD0を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200は、S32において、メニュー画面データD0によって表されるメニュー画面SC0を表示部216に表示させる。
【0028】
端末装置200は、S34において、メニュー画面SC0内の追加ボタンBT1の選択を受け付けと、S36において、カメラ218を起動する。電気機器(例えばエアコン300)の機器IDは、電気機器の表面に張り付けてあるQRコード(登録商標)に記録されている。本ケースでは、端末装置200は、S38において、エアコン300の表面に張り付けてあるQRコードを撮影する。そして、端末装置200は、S40において、撮影済みのQRコードをデコードして、エアコン300の機器ID「ac01」を取得する。なお、機器IDの取得は、QRコードの撮影及びデコードに限らず、例えば、機器IDの手入力によって実現されてもよい。
【0029】
次いで、端末装置200は、S42において、機器ID「ac01」の登録を要求する登録要求をサーバ10に送信する。登録要求は、ユーザ情報UIと、S40で取得した機器ID「ac01」と、を含む。
【0030】
一方、ユーザは、エアコン300をLAN5に接続するための作業を実行する。例えば、ユーザは、通信装置100とエアコン300の双方について、WPS機能を有効にするための操作を行う。これにより、通信装置100とエアコン300との間にWPSに従った通信が実行されて、エアコン300がLAN5に接続される。なお、LAN5への接続は、WPS機能の利用に限らず、例えば、SSID及びパスワードの手入力によって実現されてもよい。
【0031】
エアコン300は、S50において、LAN5への接続が完了すると、S52において、機器ID「ac01」をサーバ10に送信する。
【0032】
サーバ10は、S42において、端末装置200から登録要求を受信し、かつ、S52において、エアコン300から機器ID「ac01」を受信すると、S60において、登録要求内の機器ID「ac01」がエアコン300から受信されていると判断する。そして、サーバ10は、S62において、登録要求内のユーザ情報UIと対応付けて、機器ID「ac01」を登録テーブル44に登録する(即ち、機器ID「ac01」によって識別される電気機器を遠隔操作可能に設定する)。なお、仮に、サーバ10は、登録要求の受信から所定の時間が経過するまでにエアコン300から機器ID「ac01」を受信しない場合に、機器ID「ac01」が登録できないことを示すエラー情報を端末装置200に送信する。
【0033】
(ケースA1;図5
図5を参照して、機器IDの登録後にメニュー画面を表示するケースA1について説明する。本ケースでは、初期状態において、登録テーブル44には、ユーザ情報UIと対応付けて、2個の機器ID「ac01」、「re01」が登録されている。また、通知テーブル46には、3個の通知関係情報が記憶されている。3個の通知関係情報は、種類情報「エアコン」と通知情報NCA1と日時情報「2019.10.9」と通知期間情報「1月」を含む第1の通知関係情報と、種類情報「エアコン」と通知情報NCA2と日時情報「2019.10.1」と通知期間情報「1月」とを含む第2の通知関係情報と、種類情報「冷蔵庫」と通知情報NCR1と日時情報「2019.10.10」と通知期間情報「1月」とを含む第3の通知関係情報と、を含む。なお、通知期間情報「1月」は、一例に過ぎない。
【0034】
S100、S102は、図4のS10、S12と同様である。S120では、サーバ10は、ユーザ情報UIに対応付けて、2個の機器ID「ac01」、「re01」が登録テーブル44に登録されていると判断する。そして、サーバ10は、登録テーブル44から2個の機器ID「ac01」、「re01」を取得する。
【0035】
S122では、サーバ10は、通知テーブル46から全ての通知関係情報を取得する。そして、サーバ10は、S124において、取得済みの2個の機器ID「ac01」、「re01」と、取得済みの全ての通知関係情報と、を利用して、機器IDが登録されている場合に表示されるべきメニュー画面SC1を表すメニュー画面データD1を生成する。
【0036】
メニュー画面SC1は、2個の機器ボタンBT2、BT3と、追加ボタンBT1と、通知欄NF1と、を含む。機器ボタンBT2は、機器ID「ac01」によって識別されるエアコン300の遠隔操作を受け付けるための操作画面(図7のSC16参照)を表示するためのボタンである。機器ボタンBT3は、機器ID「re01」によって識別される冷蔵庫400の遠隔操作を受け付けるための操作画面(図示省略)を表示するためのボタンである。通知欄NF1は、最新の通知情報の要約を含む。本ケースでは、サーバ10は、S122において、上記の第1~第3通知関係情報を取得する。サーバ10は、第1~第3の通知関係情報の中から、登録済みの機器ID「ac01」によって識別されるエアコン300の種類を示す種類情報「エアコン」を含む第1及び第2の通知関係情報と、登録済みの機器ID「re01」によって識別される冷蔵庫400の種類を示す種類情報「冷蔵庫」を含む第3の通知関係情報と、を選択する。サーバ10は、現在日時が選択済みの第1~第3の通知関係情報内の通知期間情報によって示される期間内であると判断する。そして、サーバ10は、選択済みの第1~第3の通知関係情報の中から、最新の日時情報「2019.10.10」を含む第3の通知関係情報を選択する。この結果、メニュー画面SC1内の通知欄NF1は、最新の通知関係情報として選択された第3の通知関係情報に含まれる通知情報NCR1の要約を含む。このような構成によれば、エアコンに固有の通知と、冷蔵庫に固有の通知と、が混在する状況、即ち、2種類以上の電気機器についての通知が混在する場合に、最新の通知情報を優先してユーザに知らせることができる。なお、通知欄NF1は、さらに、既読ボタンBT12を含む。既読ボタンBT12については、後述する。
【0037】
サーバ10は、S124において、メニュー画面データD1を生成すると、S130において、メニュー画面データD1を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200は、S132において、メニュー画面データD1によって表されるメニュー画面SC1を表示部216に表示させる。
【0038】
(ケースA2;図6
図6を参照して、機器IDの登録後にメニュー画面を表示する他のケースA2について説明する。本ケースの初期状態は、登録テーブル44に1個の機器ID「ac01」が登録されている点を除いて、図5のケースA1と同様である。
【0039】
S200、S202は、図5のS100、S102と同様である。S220は、登録テーブル44から1個の機器ID「ac01」が取得される点を除いて、図5のS120と同様である。S222は、図5のS122と同様である。
【0040】
S224では、サーバ10は、機器ID「ac01」と、S122で取得した全ての通知関係情報を利用して、メニュー画面SC2を表すメニュー画面データD2を生成する。
【0041】
メニュー画面SC2は、エアコンの機器ボタンBT2と、追加ボタンBT1と、通知欄NF2と、を含む。本ケースでは、サーバ10は、第1~第3の通知関係情報の中から、登録済みの機器ID「ac01」によって識別されるエアコン300の種類を示す種類情報「エアコン」を含む第1及び第2の通知関係情報を選択する(即ち、サーバ10は、遠隔操作可能に設定されていない電気機器の種類を示す種類情報「冷蔵庫」を除いて第1及び第2の通知関係情報を選択する)。サーバ10は、現在日時が選択済みの第1及び第2の通知関係情報内の通知期間情報によって示される期間内であると判断する。そして、サーバ10は、選択済みの第1及び第2の通知関係情報の中から、最新の日時情報「2019.10.9」を含む第1の通知関係情報を選択する(即ち、サーバ10は、過去の第2の固有関係情報を除いて、最新の第1の通知関係情報を選択する)。この結果、メニュー画面SC2内の通知欄NF2は、最新の通知関係情報として選択された第1の通知関係情報に含まれる通知情報NCA1の要約を含む。
【0042】
S230、S232は、メニュー画面データD2が利用される点を除いて、図5のS130、S132と同様である。これにより、メニュー画面SC2が端末装置200に表示される。
【0043】
このような構成によれば、登録情報として機器ID「ac01」がサーバ10に登録されており、かつ、エアコンに固有の通知を示す通知情報NCA1と、冷蔵庫に固有の通知を示す通知情報NCR1と、がサーバ10にアップロードされている図6のケースA2において、端末装置200は、通知情報NCA1の要約を含み、通知情報NCR1の要約を含まない通知欄NF2を含むメニュー画面SC2を表示する(T232)。即ち、登録情報として冷蔵庫400の機器ID「re01」が登録されていない状況において、ユーザに知らせる必要性の低い通知情報NCR1の要約は端末装置200に表示されない。このため、2個以上の電気機器について、ユーザに知らせる必要性の低い情報が端末装置に表示されることを抑制することができる。別言すれば、ユーザに知らせる必要性の高い情報である通知情報NCR1をユーザに迅速に知らせることができる。
【0044】
また、通知欄NF2は、メニュー画面(例えばSC2)に含まれる。メニュー画面は、各電気機器の操作画面を表示するためのボタンを含む画面である。即ち、メニュー画面は、各電気機器を操作する前に表示される画面である。通知欄NF2がメニュー画面に含まれることによって、各電気機器を操作する前に迅速に通知情報をユーザに知らせることができる。
【0045】
また、サーバ10は、第1及び第2の通知関係情報の中から最新の第1の通知関係情報を選択し、最新の第1の通知関係情報に含まれる通知情報NCA1の要約を含むメニュー画面SC2を端末装置200に表示させる(図6のT230、T232)。これにより、最新の通知情報を優先してユーザに知らせることができる。
【0046】
(各画面の構成;図7
図7を参照して、メニュー画面SC2内のボタンを操作することによって表示される各画面について説明する。なお、以下で説明する画面は、図5のメニュー画面SC1内のボタンが操作することによっても表示される。
【0047】
メニュー画面SC2内の通知欄NF2に含まれる通知情報NCA1の要約がユーザによって選択されると、端末装置200は、通知情報NCA1の全文を含む詳細画面SC12を表示する。これにより、ユーザは、通知情報NCA1の全文を知ることができる。ここで、詳細画面SC12は、さらに、一覧ボタンBT22を含む。一覧ボタンBT22がユーザによって選択されると、端末装置200は、通知一覧画面SC14を表示部216に表示させる。具体的には、端末装置200は、一覧ボタンBT22が選択される場合に、一覧ボタンBT22が選択されたことを示す情報を含むアクセス信号をサーバ10に送信する。サーバ10は、端末装置200から当該アクセス信号を受信すると、通知一覧画面SC14を表す画面データを生成し、当該画面データを端末装置200に送信する。これにより、端末装置200は、通知一覧画面SC14を表示部216に表示させる。
【0048】
通知一覧画面SC14は、サーバ10の通知テーブル46内の全ての通知関係情報のそれぞれについて、当該通知関係情報内の通知情報の要約を含む。通知一覧画面SC14により、ユーザは、サーバ10にアップロードされている全ての通知情報を知ることができる。特に、ユーザは、最新の通知情報だけでなく、当該最新の通知情報よりも前にアップロードされている過去の通知情報も知ることができる。
【0049】
また、メニュー画面SC2内の通知欄NF2内の既読ボタンBT12がユーザによって選択されると、端末装置200は、メニュー画面SC16を表示部216に表示させる。メニュー画面SC16は、通知情報NCA1の要約を含む通知欄NF2に代えて、当該要約を含まない通知欄NF16を含む点を除いて、メニュー画面SC2と同様である。例えば、現在日時が通知情報NCA1に対応する通知期間「1月」によって示される期間内であっても、端末装置200は、既読ボタンBT12の選択に応じて、メニュー画面SC16を表示する。このような構成によれば、既読ボタンBT12が選択されることによって、既読の通知が表示され続けることを抑制することができる。
【0050】
ここで、通知欄NF16は、通知情報NCA1の要約を再び表示させるための再表示ボタンBT14を含む。メニュー画面SC16内の通知欄NF16内の再表示ボタンBT14がユーザによって選択されると、端末装置200は、メニュー画面SC16に代えて、メニュー画面SC2を表示部216に再び表示させる。
【0051】
また、メニュー画面SC2内の機器ボタンBT2がユーザによって選択されると、端末装置200は、操作画面SC18を表示部216に表示させる。具体的には、端末装置200は、機器ボタンBT2が選択される場合に、機器ボタンBT2が選択されたことを示す情報を含むアクセス信号をサーバ10に送信する。サーバ10は、端末装置200から当該アクセス信号を受信すると、操作画面SC18を表す画面データを生成し、当該画面データを端末装置200に送信する。これにより、端末装置200は、操作画面SC18を表示部216に表示させる。
【0052】
操作画面SC18は、例えば、空調温度を変更するためのボタンと、エアコン300の動作を変更するためのボタン(例えば、空清機能の利用を開始するボタン、気流を変更するためのボタン等)と、エアコンのタイマをONするためのボタン等を含む。これらボタンの選択により、エアコン300の遠隔操作が実現される。ここで、操作画面SC18は、さらに、お知らせボタンBT24を含む。お知らせボタンBT24は、上記の詳細画面SC12を表示させるためのボタンである。これにより、例えば、ユーザがメニュー画面SC2内の通知欄NF2を見逃した場合でも、操作画面SC18内のお知らせボタンBT24を選択することによって、エアコンの最新の通知情報NCA1を知ることができる。
【0053】
(ケースA3、A4;図8
図8を参照して、機器IDの登録後にメニュー画面を表示する他のケースA3、A4について説明する。本ケースの初期状態は、通知テーブル46に第1~第3の通知関連情報に加えて第4の通知関連情報が記憶されている点を除いて、図5のケースA1と同様である。第4の通知関連情報は、種類情報「全体」と通知情報NCE1と日時情報「2019.10.8」と通知期間情報「2日」を含む。S300~S320は、図5のS100~S120と同様である。S322は、全ての通知関係情報として第1~第4の通知関係情報が取得される点を除いて、S122と同様である。なお、通知期間情報「2日」は、一例に過ぎない。
【0054】
(ケースA3)
ケースA3は、現在日時が「2019.10.10」のケースである。サーバ10は、S324において、取得済みの全ての通知関係情報の中に種類情報「全体」を含む通知関係情報が含まれているのか否かを判断する。本ケースでは、第1~第4の通知関係情報の中に種類情報「全体」を含む第4の通知関係情報が含まれているので、サーバ10は、取得済みの全ての通知関係情報の中に種類情報「全体」を含む通知関係情報が含まれていると判断する。なお、取得済みの全ての通知関係情報の中に種類情報「全体」を含む通知関係情報が含まれていないと判断されるケースは、例えば、図5のケースA1である。
【0055】
続けて、サーバ10は、現在日時が第4の通知関係情報に含まれる通知期間情報によって示される期間内、即ち、日時情報「2019.10.8」から「2日」後の判断日時「2019.10.10」の経過前であるのか以下かを判断する。本ケースでは、サーバ10は、現在日時「2019.10.10」が、判断日時「2019.10.10」の経過前であると判断する。そして、サーバ10は、S326において、メニュー画面SC3を表すメニュー画面データD3を生成する。メニュー画面SC3は、通知欄NF1に代えて通知欄NF3を含む点を除いて、図5のケースA1のメニュー画面SC1と同様である。通知欄NF3は、通知情報NCA1の要約に代えて、第4の通知関係情報に含まれる通知情報NCE1の要約(例えば、「アプリのアップデート」)が含まれる点を除いて、通知欄NF1と同様である。
【0056】
即ち、サーバ10は、全ての通知情報NCA1、NCA2、NCR1、NCE1のうち、通知情報NCR1が最新であるにも関わらず、通知情報NCE1の要約を含むメニュー画面SC3を端末装置200に表示させる。上記したように、種類情報が「全体」であることは、通知情報によって示される通知が、電気機器の種類に関係なくユーザに優先的に知らせるべき通知であることを意味する。このような構成によれば、ユーザに優先的に知らせるべき通知である通知情報NCE1をユーザに迅速に知らせることができる。
【0057】
(ケースA4)
ケースA4は、現在日時が「2019.10.11」のケースである。即ち、本ケースでは、サーバ10は、現在日時「2019.10.11」が判断日時「2019.10.10」の経過後であると判断する。この場合、サーバ10は、S326以降の処理を実行せずに、図5のケースA1と同様に、メニュー画面データD1を生成し、メニュー画面SC1を端末装置200に表示させる。即ち、電気機器に固有の通知を示す通知情報NCA1、NCA2、NCR1のうちの最新の通知情報NCR1の要約を含むメニュー画面SC1が表示される。
【0058】
通知情報NCE1は、例えば、アプリ242のアップデートを知らせる通知を示す。このような通知は、電気機器に固有の通知と比較して、ユーザに知らせるべき期間は短期間である。上記の構成によれば、短期間だけ表示されるべき通知が、長期間に亘って表示されることを抑制することができる。また、上記の構成によれば、判断日時の経過後に、電気機器に固有の最新の通知である通知情報NCR1の要約を含むメニュー画面SC1が表示される。これにより、判断日時の経過後に、電気機器に固有の最新の通知をユーザに迅速に知らせることができる。
【0059】
(対応関係)
通信システム2、サーバ10、端末装置200、エアコン300、冷蔵庫400が、それぞれ、「通信システム」、「サーバ」、「端末装置」、「第1の電気機器」、「第2の電気機器」の一例である。通知情報NCA1及びその要約が、「第1の固有通知情報」の一例であり、通知情報NCR1及びその要約が、「第2の固有通知情報」の一例であり、通知テーブル46内の複数個の通知情報が「複数個の情報」の一例である。通知情報の要約を含むメニュー画面(例えばSC2)が、「通知画面」の一例であり、通知情報の要約を含まないメニュー画面(例えばSC16)が、「通知画面とは異なる画面」の一例である。メニュー画面SC1内の機器ボタンBT2、BT3が、それぞれ、「第1のボタン」、「第2のボタン」の一例である。メニュー画面データが、「データ」の一例である。図7の操作画面SC18が、「電気機器の遠隔操作に関する画面」の一例である。通知情報NCE1及びその要約が、「優先通知情報」の一例である。図7の既読ボタンBT12を選択する操作が、「既読操作」の一例である。通知期間情報「2日」が、「所定期間」の一例である。図8のメニュー画面SC1が、「特定の画面」の一例である。通知情報NCA2が、「1個以上の固有通知情報」の一例である。通知情報NCA1、NCA2が、「複数種類の前記第1の固有通知情報」の一例であり、通知情報NCA2が、「過去の情報」の一例である。
【0060】
上記の各実施例の変形例を以下に記載する。
【0061】
サーバ10は、電気機器を遠隔操作するためのサービスに限らず、例えば、電気機器の動作状態(例えば、動作時間等)をユーザに提供するサービス(即ち電気機器を監視するサービス)を実行するサーバでもよい。この場合、メニュー画面は、電気機器の遠隔操作を受け付けるための操作画面を表示するためのボタン(例えば機器ボタンBT2)に代えて、電気機器の動作状態を閲覧可能な監視画面を表示するためのボタンを含んでもよい。監視画面が、「電気機器の監視に関する画面」の一例である。
【0062】
図4図6図8におけるサーバと端末装置との間の通信は、一例に過ぎない。例えば、図5において、端末装置200は、アクセス信号をサーバ10に送信することなく、メニュー画面(例えばSC1)を表示してもよい。
【0063】
サーバ10は、登録テーブル44(即ち機器ID)を記憶していなくてもよい。例えば、機器IDは、サーバ10とは異なる装置(例えば、他のサーバ、端末装置200)に記憶されていてもよい。
【0064】
上記の実施例では、図6のS224で通知情報NCR1を除いて選択された通知情報NCA1及びその要約が、「第2の固有通知情報を除いて選択された情報」の一例である。例えば、図6のケースにおいて、通知テーブル46に例えばサーバ10のメンテナンス等を知らせる通知情報NCE1がアップデートされている場合には、端末装置200は、通知テーブル46から通知情報NCR1を除いて選択された通知情報NCE1の要約を含むメニュー画面を表示してもよい。本変形例では、通知情報NCE1及びその要約が、「第2の固有通知情報を除いて選択された情報」の一例である。
【0065】
図4図6図8におけるサーバ及び端末装置が実行する処理は、一例に過ぎない。例えば、図5において、サーバ10は、端末装置200からアクセス信号を受信する場合(S102)に、S120で取得した機器IDと、S122で取得した全ての通知関係情報と、を示す特定のデータを端末装置200に送信してもよい。そして、端末装置200は、特定のデータによって示される全ての通知関係情報の中から最新の通知情報NCR1を選択して、通知情報NCR1の要約を含むメニュー画面SC1を表示してもよい。また、メニュー画面SC2を表示する場合でも、同様に、端末装置200が、特定のデータによって示される全ての通知関係情報の中から通知情報NCA1を選択してもよい。本変形例では、全ての通知関係情報が、「複数個の情報」の一例である。
【0066】
上記の実施例では、メニュー画面SC1は、冷蔵庫の通知情報NCR1を含む通知欄NF1を含む(図5)。これに代えて、メニュー画面SC1は、冷蔵庫の通知情報NCR1と、エアコンの通知情報(例えば、最新の通知情報NCA1)と、を含む通知欄を含んでもよい。
【0067】
「通知画面」は、メニュー画面に限らず、例えば、機器ボタンを含まないアプリ起動時の画面、アプリ242の設定を変更するための設定画面等であってもよい。
【0068】
上記の実施例では、操作画面SC18は、お知らせボタンBT24を含む(図7)。これに代えて、操作画面SC18は、エアコンの通知情報NCA1の要約を含んでもよい。一般的に言えば、「操作画面」は、第1の固有通知情報を表示可能に構成されていればよい。
【0069】
操作画面SC18は、お知らせボタンBT24を含まなくてもよい。本変形例では、「操作画面」は、第1の固有通知情報を表示可能に構成されていなくてもよい。
【0070】
上記の実施例では、ユーザに優先的に知らせるべき特定の通知(例えばサーバ10のメンテナンス等)を示す通知情報NCE1及びその要約(即ち、電気機器の種類に関係のない通知情報及びその要約)が、「優先通知情報」の一例である。「優先通知情報」は、これに限らず、例えば、特定の種類の電気機器(例えば冷蔵庫等)又は特定の型式の電気機器(例えば型番AB12345の冷蔵庫)に関係のある特定通知情報及びその要約であってもよい。特定通知情報は、例えば、電気機器の製造元によって指定される。この変形例では、例えば、端末装置200は、上記の特定の種類と同じ種類の電気機器の機器IDが登録テーブル44に登録されていなくても、特定通知情報の要約を含むメニュー画面を表示してもよい。また、例えば、端末装置200は、特定通知情報に対応する日時情報(即ちアップロードの日時)が、他の固有通知情報に対応する日時情報よりも古い日時を示す場合であっても、特定通知情報の要約を含むメニュー画面を表示してもよい。この変形例では、「優先通知情報」は、電気機器に固有の通知であってもよい。
【0071】
通知テーブル46には、種類情報「全体」の通知情報NCE1が記憶されなくてもよい。本変形例では、「優先通知情報」を省略可能である。
【0072】
種類情報「全体」の通知情報NCE1の通知期間情報は、省略可能である。本変形例では、「所定期間」を省略可能である。
【0073】
上記の実施例では、サーバ10は、現在日時が判断日時の経過後であると判断する場合に、メニュー画面SC1を端末装置200に表示させる(図8のケースA4)。これに代えて、サーバ10は、通知欄を含まないメニュー画面を端末装置200に表示させてもよい。本変形例では、通知欄を含まないメニュー画面が、「特定の画面」の一例である。
【0074】
通知テーブル46には、エアコンの通知情報として、2種類の通知情報NCA1、NCA2、即ち、複数種類の通知情報が記憶されなくてもよい。通知テーブル46には、1種類の通知情報が記憶されなくてもよい。本変形例では、「複数種類の第1の固有通知情報」を省略可能である。
【0075】
通知欄NF2は、既読ボタンBT12を含まなくてもよい。本変形例では、「既読操作」を省略可能である。
【0076】
通知テーブル46には、エアコンの通知情報として、最新の通知情報NCA1のみが記憶されてもよい。さらに、通知一覧画面SC14は表示されなくてもよい。本変形例では、「1個以上の固有通知情報」を省略可能である。
【0077】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0078】
2:通信システム、4:家、5:LAN、8:インターネット、10:サーバ、12:ネットワークI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、40:プログラム、44:登録テーブル、46:通知テーブル、100:通信装置、200:端末装置、212:LANI/F、214:操作部、216:表示部、218:カメラ、230:制御部、232:CPU、234:メモリ、240:OSプログラム、242:アプリ、300:エアコン、400:冷蔵庫、500:レンジオーブン、BT1:追加ボタン、BT2、BT3:機器ボタン、BT12:既読ボタン、BT14:再表示ボタン、BT22:一覧ボタン、BT24:お知らせボタン、D0、D1、D2、D3:メニュー画面データ、NCA1、NCA2、NCR1、NCE1:通知情報、NF1、NF2、NF3、NF16:通知欄、SC0、SC1、SC2、SC3、SC16:メニュー画面、SC12:詳細画面、SC14:通知一覧画面、SC18:操作画面、UI:ユーザ情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8