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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-13
(45)【発行日】2023-10-23
(54)【発明の名称】デバイスハンドオフ
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20231016BHJP
   H04W 4/16 20090101ALI20231016BHJP
【FI】
H04M11/00 301
H04W4/16
【請求項の数】 10
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022036748
(22)【出願日】2022-03-10
(65)【公開番号】P2022140390
(43)【公開日】2022-09-26
【審査請求日】2022-05-09
(31)【優先権主張番号】17/199,702
(32)【優先日】2021-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521212339
【氏名又は名称】アバイア マネジメント エル.ピー.
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィッド チャベス
(72)【発明者】
【氏名】カート ハセロッド
(72)【発明者】
【氏名】ヴァレンタイン シー. マチュラ
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-054202(JP,A)
【文献】特開2002-279091(JP,A)
【文献】特開2004-310476(JP,A)
【文献】特開2007-034507(JP,A)
【文献】特開2004-058777(JP,A)
【文献】特開2015-099471(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0087660(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0185079(US,A1)
【文献】特開2016-173691(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00-11/00
G08B 21/00-25/00
H04W 4/00-99/00
G06F 13/00
H04L 12/00
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークへのネットワークインターフェースと、
非一時的メモリに維持されている機械可読命令を含むプロセッサとを備えるシステムであって、前記機械可読命令は前記プロセッサによって読み取られると、
第1のデバイス上で実行するトランザクションを選択するステップであって、前記トランザクションは命令のセットに従ってデータセットを処理することを含むステップと、
前記ネットワークを介して前記第1のデバイスと第1の通信を実施し、前記第1の通信からデータセットを取得するステップと、
前記データセットが完全であるかどうかを判定するステップと、
前記データセットが完全であると判定すると、前記データセットを処理するステップと、
前記データセットが完全でないと判定すると、第2のデバイスと第2の通信を実施するステップであって、前記命令のセットおよび前記データセットは前記第2のデバイスに提供され、前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスは、補足データセットを取得するために前記プロセッサを介さない第3の通信を介して通信し、前記補足データセットは、前記データセットと組み合わされると、前記データセットを完成し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイス上で前記トランザクションを実行するための前記命令のセットを実行するステップとを前記プロセッサに実行させることを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記第2の通信は、前記ネットワーク上のアドレスを含み、前記第2のデバイスのプロセッサによって読み取られたときに、前記命令のセットを提供し、前記データセットが前記第2のデバイスに提供されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第3の通信は、前記第のデバイスのカメラ画像によってキャプチャされた視覚情報と前記カメラ画像から前記補足データセットを取得するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記第3の通信は、前記第のデバイスのマイクロフォンによってキャプチャされたサウンドを含み、前記補足データセットは前記サウンドから取得されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記第3の通信は、無線周波数通信タイプのセットのうちの1つを含み、
前記第2のデバイスは、前記無線周波数通信タイプのセットを通して繰り返し、
前記補足データセットは、前記無線周波数通信タイプのセットのうちの選択された1つを通じて取得されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのうちの少なくとも1つは、人工知能によって判定されたステップを含む前記トランザクションを実行することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記データセットが完全であると判定するステップは、前記命令のセットの少なくとも1つの動作が前記トランザクションを実行するために必要であるかおよび前記少なくとも1つの動作が前記データセットに存在しないデータムを必要とするかを判定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記命令のセットおよび前記データセットは前記第2のデバイスに提供され、前記第1のデバイスによって実行される前記命令のセットのうちの少なくとも1つの命令を省略することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記命令のセットおよび前記データセットは前記第2のデバイスに提供され、前記命令のセットを実行する前記第1のデバイスによって判定された前記データセット内の少なくとも1つの値を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記トランザクションは、診断動作、記憶されたデータ値の変更、前記第1のデバイスのプロセッサによる実行のための少なくとも1つの命令の変更、機能の実行、または機能の無効化のうちの1つまたは複数を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[著作権表示]
本特許文献の開示の一部は、著作権保護の対象となる資料を含む。著作権者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に現れるような特許文献または特許開示を誰でも複製することに異議を唱えていないが、その他の点において、すべての著作権を保有する。
【0002】
本発明は、概して、ネットワーク上のノード間で通信するためのシステムおよび方法に関し、特に、交換される命令の共通セットを実行するように通信する複数のノードに関する。
【背景技術】
【0003】
「スマート」家電は、しばしば、トラブルシューティングおよび修理のために、診断し、データをコンタクトセンターに送信するための機能性を提供される。コンタクトセンターは、必要に応じて、スマート家電の所有者に電話し、家電をリセットしたり正常動作を確認できる。テレビなどの特定のスマート家電は、特定の電話などの他のデバイスのアプリケーションと協調し、通信することができる。
【0004】
これらの利点にもかかわらず、デバイス上で特定の動作を実行することは、顧客と自宅またはビジネス内のスマート家電との間のインタラクションのようなとのヒューマンインタラクションを必要とする。デバイスをオンまたはオフにするなどのいくつかの動作は、通常、ほとんど困難なく実行されるが、他の動作は、より複雑であり、主観的であり、エラーが発生しやすくまたは理解するのが困難であり得る。
【発明の概要】
【0005】
コンタクトセンターがデジタル領域内へますます移行するにつれて、クライアント体験のタイプは、より多くのデバイス固有のサービスなど、以前には利用可能ではなかったサービスを含む。その結果、より多くのカスタマイズおよびターゲットサービスが、デバイスメンテナンスおよびサービスをサポートするために提供され得る。
【0006】
例えば、デバイスは、「ダム」デバイス、すなわち、メンテナンスを獲得するための構成要素などリモートサーバに接続するために必要な構成要素および論理が存在しないデバイスであり得る。しかしながら、そのような機能を備えるそのようなデバイスであっても、それらの現在の状態は、そのような機能を動作不能にする場合がある。例えば、電源がオフにされたデバイスは、デバイスの特徴にかかわらず任意のデバイスにネットワーキングすることができないか、または障害がネットワーキング構成要素内に存在し得る。
【0007】
これらおよび他の必要性は、本発明の様々な実施形態および構成によって対処される。本発明は、特定の構成に応じて多くの利点を提供することができる。これらおよび他の利点は、本明細書に含まれる本発明の開示から明らかになるであろう。
【0008】
概括的な導入として、一実施形態では、ターゲットデバイスがモバイルデバイスと統合することを可能にし、例えば、リモートサーバとの間で情報を通信し、直ちにまたは後で動作を実行するためのシステムおよび方法が提供される。モバイルデバイスは、モバイルデバイスが構成される任意の方法でターゲットデバイスから情報を取得することができる。例えば、デバイスとのBluetooth(登録商標)接続が確立され、ターゲットデバイスとモバイルデバイスとの間の双方向通信を提供することができる。加えて、モバイルデバイスは、デバイスの静止画像またはビデオ画像およびデバイスの視覚インジケータ(例えば、ステータスライト、ゲージ、ダイヤル位置、物理的接続、赤外線/熱値など)を取り込むためのものなどのカメラ、デバイスから放出される音(例えば、ステータストーン、意図しない音、振動など)を取り込むためのものなどのマイクロフォン、ターゲットデバイスまたはその一部の任意の動きまたは向きの変化を取り込むためのものなどの加速度計などを備え得る。追加または代替として、モバイルデバイスは、モバイルデバイスの動作を向上するように他のデバイスを構成するか、または他のデバイスとペアリングすることができる(例えば、マルチメーターなど)。
【0009】
別の実施形態では、モバイルデバイスは、ターゲットデバイスの電源が切られる前および/または以前に実行された診断ステップまたは構成変更の前に、揮発性メモリの内容などのコンテンツをターゲットデバイスから取得することができる。利点として、ターゲットデバイスがコンタクトセンターと通信できないときでも、コンタクトセンターにコンテンツが提供され得る。
【0010】
別の実施形態では、ターゲットデバイスおよび/またはコンタクトセンターは、モバイルデバイスを介して、追加の動作を実行することを可能にされ得る。例えば、異常に動作しているテレビは、テレビに提示される信号の欠陥の結果であり得る。したがって、モバイルデバイスは、ネットワーク(例えば、ホームネットワークまたはビジネスネットワーク、ルーターまたはアクセスポイントによってサービスされるデバイスなど)上のノードを掃引し、任意の同様のデバイスが存在するかどうかを判定することができる。見つかった場合、モバイルデバイスは、同様のデバイスから後続の情報を提供し、および/または同様のデバイスに接続し、それによって、テレビおよび/またはコンタクトセンターが追加のデバイスとインタラクションすることを可能にし得る。利益として、ターゲットデバイスにおいてルート付けされるかもしれない、またはルート付けされないかもしれない問題が判定され、対処され得る。
【0011】
別の実施形態では、コンタクトセンターのシステムによって提供される診断サービスは、ターゲットデバイス、モバイルデバイスおよび/またはコンタクトセンター間で分散されてもよい。例えば、ストリーミングメディアコンテンツを提供するサービスプロバイダは、ターゲットデバイスおよび/またはモバイルデバイス上のサービスアプリケーションへのアバタまたは他のインターフェースを利用して、いくつかのまたはすべての診断および/またはメンテナンス活動を実行することができる。インターフェースは、問題を説明し、説明された問題の診断および/または修復を開始するなど、ユーザからテキスト入力または音声入力を受信するなど、自然言語処理(NPL)を有し得る。利益として、インタラクティブ部分は、インタラクションのいくつかまたはすべてについて、コンタクトセンターへの接続を提供するためなど、外部ネットワークの使用を回避することができる。例えば、外部ネットワークまたはネットワークリソースを妨害することなく実行され得るいくつかの基本動作があり得る(例えば、それをオフにし、再びオンにすると、「エラーコードであるか」「黄色いライトが光っているか」)。コンタクトセンターリソースが必要とされる場合、以前のインタラクションおよび/または交換された情報は、潜在的問題のセットを低減し、後続アクションが潜在的問題のより限定された解決のセットを判定し、同様により限定された経穴のセットを選択し、実装することを可能にするために提供される。
【0012】
セルフサービス動作がターゲットデバイス上で開始されたが、充分な解決なしに利用可能なオプションが使い果たされたとき、コンタクトセンターのエージェント(自動および/または人間)とのインタラクションは、異なるデバイスの使用を必要とし得る。例えば、テレビなどのデバイスは、現在オフにされているか、マイクロフォンがないか、またはマイクロフォンを有するが、現在のプライバシー設定に起因してマイクロフォンが無効にされるプライバシーモードにあることがある。その結果、ターゲットデバイスをエンドポイントとして利用する双方向通信が不可能であり得る。他のあまり洗練されていないデバイス(例えば、サーモスタット)の場合、ユーザ入力およびアウトポイントを含む双方向通信は、そのようなインターフェースが存在しない場合、可能ではない場合がある。人工知能(AI)エージェントは、ターゲットデバイスから取得すべき情報、および/または実行すべき操作の少なくとも一部を判定すること、またはリモートリソース(例えば、コンタクトセンター)を解決プロセスにいつ組み込むべきかを判定することを支援することができ、これにより、テストデバイスが利用できない他のデバイスからのデータの取得を促すことができる(例えば、「他の部屋のテレビも同じ問題ですか」または「ルーターの設定が変更されていませんか」とたずねる)。
【0013】
別の実施形態では、クラウドベースのアプリケーションは、モバイルまたは「よりスマートな」デバイスを必要としなくてもよい。アプリケーションは、デバイスがクラウドへの接続性の経路を有する限り、電話(スマートデバイス)へのコールバックを生成することができる。
【0014】
例示的な態様は、以下を対象とする。
ネットワークへのネットワークインターフェースと、
非一時的メモリに維持されている機械可読命令を含むプロセッサとを備えるシステムであって、機械可読命令はプロセッサによって読み取られると、
第1のデバイス上で実行するトランザクションを選択するステップであって、トランザクションは命令のセットに従ってデータセットを処理することを含むステップと、
ネットワークを介して第1のデバイスと第1の通信を実施し、第1の通信からデータセットを取得するステップと、
データセットが完全であるかどうかを判定するステップと、
データセットが完全であると判定すると、データセットを処理するステップと、
データセットが完全でないと判定すると、第2のデバイスと第2の通信を実施するステップであって、命令のセットおよびデータセットは第2のデバイスに提供され、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、補足データセットを取得するためにプロセッサを省略する第3の通信を介して通信し、補足データセットは、データセットと組み合わされると、データセットを完成し、第2のデバイスが第1のデバイス上でトランザクションを実行するための命令のセットを実行するステップとを前記プロセッサに実行させるシステム。
ネットワークへのネットワークインターフェースと、
非一時的メモリに維持されている機械可読命令を含むプロセッサとを備えるシステムであって、機械可読命令はプロセッサによって読み取られると、
ネットワークを介した第1の通信において、第2のデバイスから、実施されると第3のデバイス上でトランザクションを完了する命令のセットを有するデータセットを受信するステップであって、命令のセットを実行し、トランザクションを完了するためにデータムが必要とされ、データムはデータセットに存在しないステップと、
第3のデバイスとの第2の通信を実施するステップであって、第2の通信は第2のデバイスを除外するステップと、
第2の通信を介して、データムを含みデータセットを完成する補足データセットを取得するステップと、
補足データセットと組み合わされたデータセット上で命令のセットを実行して、第1のデバイス上でトランザクションを完了するステップとを前記プロセッサに実行させるシステム。
第1のデバイス上で実行するトランザクションを選択するステップであって、トランザクションは命令のセットに従ってデータセットを処理することを含むステップと、
ネットワークを介して第1のデバイスと第1の通信を実施するステップであって、第1の通信からデータセットを取得するステップと、
データセットが完全であるかどうかを判定するステップと、
データセットが完全であると判定すると、データセットを処理するステップと、
データセットが完全でないと判定すると、第2のデバイスと第2の通信を実施するステップであって、命令のセットおよびデータセットは第2のデバイスに提供され、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、補足データセットを取得するためにネットワークを省略する第3の通信を介して通信し、補足データセットは、データセットと組み合わされると、データセットを完成し、第2のデバイスが第1のデバイス上でトランザクションを実行するための命令のセットを実行するステップとを備える方法。
【0015】
上記の態様のいずれかを含む。
第2の通信は、ネットワーク上のアドレスを含み、第2のデバイスのプロセッサによって読み取られたときに、命令のセットを提供し、データセットが第2のデバイスに提供される。
第3の通信は、第1のデバイスのカメラ画像によってキャプチャされた視覚情報およびカメラ画像から補足データセットを取得するステップを含む。
第3の通信は、第1のデバイスのマイクロフォンによってキャプチャされたサウンドを含み、補足データセットは、サウンドから取得される。
第3の通信は、無線周波数通信タイプのセットのうちの1つを含み、第2のデバイスは、無線周波数通信タイプのセットを通して繰り返し、補足データセットは、無線周波数通信タイプのセットのうちの選択された1つを通じて取得される。
第1のデバイスまたは第2のデバイスのうちの少なくとも1つは、人工知能によって判定されたステップを含むトランザクションを実行する。
データセットが完全であると判定するステップは、命令のセットの少なくとも1つの動作がトランザクションを実行するために必要であるかおよび少なくとも1つの動作がデータセットに存在しないデータムを必要とするかを判定するステップをさらに含む。
命令のセットおよびデータセットは第2のデバイスに提供され、第1のデバイスによって実行される命令のセットのうちの少なくとも1つの命令を省略する。
命令のセットおよびデータセットは第2のデバイスに提供され、命令のセットを実行する第1のデバイスによって判定されたデータセット内の少なくとも1つの値を含む。
トランザクションは、診断動作、記憶されたデータ値の変更、第1のデバイスのプロセッサによる実行のための少なくとも1つの命令の変更、機能の実行、または機能の無効化のうちの1つまたは複数を含む。
命令のセットとともにデータセットを受信するステップは、ネットワーク上のアドレスを受信するステップを含み、命令のセットおよびデータセットを取得するためにネットワーク上のアドレスにアクセスするステップをさらに含む。
カメラ画像をキャプチャし、カメラ画像をプロセッサに提供するように構成されたカメラをさらに備え、第2の通信は第1のデバイスのキャプチャされた視覚情報を含み、プロセッサはカメラ画像から補足データセットを取得する。
サウンドをキャプチャし、サウンドをプロセッサに構成されたカメラをさらに備え、第2の通信は第1のデバイスのサウンドを含み、プロセッサはサウンドから補足データセットを取得する。
第2の通信は無線周波数通信タイプのセットのうちの1つを含み、プロセッサは無線周波数通信タイプのセットを通して繰り返し、補足データセットは無線周波数通信タイプのセットのうちの選択された1つを通じて取得される。
トランザクションは、診断動作、記憶されたデータ値の変更、第1のデバイスのプロセッサによる実行のための少なくとも1つの命令の変更、機能の実行、または機能の無効化のうちの1つまたは複数を含む。
データセットが完全であると判定するステップは、命令のセットの少なくとも1つの動作がトランザクションを実行するために必要とされ、少なくとも1つの動作がデータセットに存在しないデータムを必要とするかどうかを判定するステップをさらに含む。
命令のセットおよびデータセットを提供するステップは、命令のセットおよびデータセットを第2のデバイスに提供して、第1のデバイスによって実行される命令のセットのうちの少なくとも1つの命令を省略するステップをさらに含む。
命令のセットおよびデータセットを提供するステップは、命令のセットを実行する第1のデバイスによって以前に判定されたデータセット内の少なくとも1つの値を含むようにデータセットを提供するステップをさらに含む。
【0016】
システムオンチップ(SoC)は、本明細書で説明される実施形態の上記の態様のうちのいずれか1つまたは複数を含む。
【0017】
本明細書で説明される実施形態の上記の態様のうちの任意の1つまたは複数を実行するための1つまたは複数の手段。
【0018】
任意の1つまたは複数の他の態様と組み合わせた任意の態様。
【0019】
本明細書に開示される特徴のうちのいずれか1つまたは複数。
【0020】
本明細書に実質的に開示される特徴のうちの任意の1つまたは複数。
【0021】
本明細書において実質的に開示される特徴の任意の1つまたは複数は、本明細書において実質的に開示される他の特徴の任意の1つまたは複数と組み合わされる。
【0022】
態様/特徴/実施形態のいずれか1つは、任意の1つまたは複数の他の態様/特徴/実施形態と組み合わせられる。
【0023】
本明細書に開示される態様または特徴のいずれか1つまたは複数の使用。
【0024】
上記の態様のいずれかであって、データ記憶装置は、プロセッサ内のオンチップメモリと、プロセッサのレジスタと、プロセッサと処理ボード上に共同配置されたオンボードメモリと、バスを介してプロセッサにアクセス可能なメモリと、磁気媒体と、光学媒体と、固体媒体と、入出力バッファと、プロセッサと通信する入出力構成要素のメモリと、ネットワーク通信バッファと、ネットワークインターフェースを介してプロセッサと通信するネットワーク構成要素とのうちの少なくとも1つを備える非一時記憶媒体を備える。
【0025】
本明細書で説明される任意の特徴は、特徴が同じ説明される実施形態に由来するかどうかにかかわらず、本明細書で説明される任意の他の特徴と組み合わせて請求され得ることを理解されたい。
【0026】
「少なくとも1つ」、「1つまたは複数の」、「または」および「および/または」は、動作において結合的および非結合的の両方であるオープンエンド表現である。例えば、「A、BおよびCのうちの少なくとも1つ」、「A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」、「A、BおよびCのうちの1つまたは複数」、「A、BまたはCのうちの1つまたは複数」、「A、Bおよび/またはC」ならびに「A、BまたはC」という表現の各々は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBの両方、AおよびCの両方、BおよびCの両方またはA、BおよびCのすべてを意味する。
【0027】
「a」または「an」エンティティは、そのエンティティの1つまたは複数を指す。したがって、「a」(または「an」)、「1つまたは複数」および「少なくとも1つ」は、本明細書では互換的に使用することができる。また、「備える」、「含む」および「有する」は、交換可能に使用され得ることにも留意されたい。
【0028】
「自動」およびその変形語は、本明細書で使用する場合、任意のプロセスまたは動作を指し、典型的には、プロセスまたは動作を実行する際に、実質的な人的入力なしで行われる連続または半連続のプロセスまたは動作である。しかし、プロセスまたは動作の実行前に入力を受信すれば、プロセスまたは動作の実行が物質的または非物質的な人的入力を使用する場合であっても、プロセスまたは動作は自動であり得る。人的入力は、そのような入力がプロセスまたは動作の実行方法に影響を及ぼす場合は、物質的と見なされる。プロセスまたはオペレーションの実行を受け入れる人的入力は、「物質的」とは見なされない
【0029】
本開示の態様は、完全にハードウェアである実施形態、完全にソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)である実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとってもよく、これらはすべて、本明細書において「回路」、「モジュール」、または「システム」と一般に呼ばれ得る。1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せを利用することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。
【0030】
コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、もしくは半導体のシステム、装置、もしくはデバイス、または前述のものの任意の好適な組み合わせであり得るが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(CD‐ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイスであり得る。本明細書の文脈では、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって、またはそれらに関連して使用するためのプログラムを含有または記憶することができる任意の有形の非一時的媒体であり得る。
【0031】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンドで、または搬送波の一部として、コンピュータ可読プログラムコードがその中に具現化された伝搬データ信号を含み得る。そのような伝搬信号は、電磁、光学、またはそれらの任意の好適な組み合わせを含むが、それらに限定されない、種々の形態のうちのいずれかを成してもよい。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらに関連して使用するためのプログラムを通信、伝搬、または輸送することができる、任意のコンピュータ可読媒体であり得る。コンピュータ可読媒体上に具現化されたプログラムコードは、限定はしないが、ワイヤレス、ワイヤライン、光ファイバケーブル、RFなど、または前述のものの任意の適切な組合せを含む、任意の適切な媒体を使用して送信され得る。
【0032】
「判定する」、「計算する」、「算出する」およびその変形語は、本明細書で使用する場合、交換可能に使用され、任意のタイプの方法論、プロセス、数学演算または技法を含む。
【0033】
「手段」は、本明細書で使用される場合、35 U.S.C., Section 112(f) および/または Section 112, Paragraph 6に従って、可能な限り最も広い解釈が与えられるものとする。それに応じて、「手段」を組み込む請求項は、本明細書に記載されるすべての構造、材料または行為およびその均等物のすべてを対象とするものとする。さらに、構造、材料または行為及びその均等物は、発明の概要、図面の簡単な説明、発明を実施するための形態、要約書及び特許請求の範囲自体で説明されたすべてのものを含むものとする。
【0034】
上記は、本発明のいくつかの態様の理解を提供するための本発明の簡略化された概要である。この概要は、本発明及びその様々な実施形態の概要の広範なものでも包括的なものでもない。この概要は、本発明の主要な、または重要な要素を特定することも、本発明の範囲を詳しく説明することも意図していないが、以下で提示するより詳細な説明の導入部として、本発明の選択された概念を簡略化した形で提示することを意図している。理解されるように、本発明の他の実施形態は、単独で、または組み合わせて、上記で説明される、または以下で詳細に説明される特徴のうちの1つまたは複数を利用することが可能である。また、本開示は例示的な実施形態に関して提示されているが、本開示の個々の態様を別々に請求できることを理解されたい。
本開示は、添付の図面と併せて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1図1は、本開示の実施形態による第1のシステムを示す図である。
図2図2は、本開示の実施形態による第1のインタラクションを示す図である。
図3図3は、本開示の実施形態によるプロセスを示す図である。
図4図4は、本開示の実施形態による第2のシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下の説明は、実施形態のみを提供するものであり、特許請求の範囲、適用性、または構成を限定することを意図するものではない。むしろ、以下の説明は、実施形態を実施するための実施可能な説明を当業者に提供するであろう。添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、要素の機能および配置において様々な変更が行われ得ることが理解されよう。
【0037】
サブ参照識別子が図面に存在する場合、アルファベットのサブ参照識別子を伴わない、数字参照番号を含む説明における任意の参照は、複数で使用される場合、同様の参照番号を伴う任意の2つ以上の要素への参照である。そのような参照が単数形で行われる場合、ただしサブ参照識別子の識別なしに、同様の番号が付された要素のうちの参照であるが、要素のうちの特定の要素に関しては限定されない。反対に、またはさらなる資格もしくは識別を提供する本明細書における任意の明示的な使用が優先されるものとする。
【0038】
本開示の例示的なシステムおよび方法はまた、分析ソフトウェア、モジュールおよび関連する分析ハードウェアに関連して説明される。しかし、本開示を不必要に不明瞭にすることを避けるために、以下の説明では、よく知られている構造、構成要素、およびデバイスを省略するが、これらの構造、構成要素、およびデバイスは、図から省略されるかまたは図において簡略化された形態で示されるか、もしくは別様に要約され得る。
【0039】
説明の目的で、本開示の完全な理解を提供するために、多数の詳細が記載される。しかしながら、本開示は、本明細書に記載される具体的な詳細を超える様々な方法で実施され得ることを理解されたい。
【0040】
図1は、本開示の実施形態によるシステム100を示す。一実施形態では、ターゲットデバイス102は、トランザクションの対象である。ターゲットデバイス102は、本明細書では、限定することなく冷蔵庫として示されている。したがって、ターゲットデバイス102は、少なくとも、ユーザ104によって利用されるユーザデバイス106および/またはサーバ110から命令を受信する能力を備える任意の電子または電気機械デバイスとして具現化され得る。トランザクションは、動作を実行することまたはターゲットデバイス102の動作特徴を変更することを含む。例えば、トランザクションは、更新を実行すること、問題を診断すること、動作上の特徴を変更すること、機能を有効化または無効化することおよび/またはターゲットデバイス102へのおよび/またはターゲットデバイスからのデータの交換を含む他のトランザクションを含むことができる。トランザクションは、ターゲットデバイス102のメモリまたは他のデータストレージに保持されるデータムによって判定され得るような設定および/またはソフトウェア更新、新しい機能および/または診断命令をロードおよび実行するためのような動作機能に変更を適用することをさらに含み得る。
【0041】
ターゲットデバイス102は、ネットワーク108を介して通信することを可能にされるデバイスとして具現化されてもよく、ネットワーク108は、少なくとも一部に、一般に「スマート」デバイスと呼ばれる公衆ネットワーク(例えば、Internet)を含む。そのようなデバイスは、エラーコードを報告するため、ソフトウェア更新を取得するため、および他のタスクなどのために、エージェント114によって動作されるサーバ110および/またはエージェントデバイス112などの外部リソースにアクセスすることが可能である。しばしば、そのようなデバイスは、そのような通信が無効または動作不能である状態にある。加えて、ターゲットデバイス102は、「ダム」デバイスとして具現化されてもよく、ターゲットデバイス102とサーバ110および/またはエージェントデバイス112などのリモートデバイスとの間の直接的な通信は、そのような通信を可能にするために必要な回路および/または他の特徴がないために不可能である。
【0042】
ユーザデバイス106であって、携帯電話、タブレット、ラップトップまたは他のデバイスなどは、エージェントデバイス112および/またはサーバ110のうちの1つまたは複数など、リモートデバイスと通信するためのネットワークインターフェースを備え得る。加えて、ユーザデバイス106は、ユーザデバイス106とターゲットデバイス102との間で、フルデュプレックスまたはハーフデュプレックスを含み得るシンプレックスまたはデュプレックス通信が確立され得る、1つまたは複数の特徴を備える。したがって、ターゲットデバイス102は、トランザクションの少なくとも一部分がユーザデバイス106によって実行されるとき、サーバ110からトランザクションなどのサービスを取得し得る。
【0043】
一実施形態では、ターゲットデバイス102は、診断サービスを取得するためなど、トランザクションのためにサーバ110と通信している。サーバ110は、単独で、またはエージェントデバイス112およびエージェント114の利益とともに、データムが存在しないことおよびトランザクションを完了できないことを判定してもよい。データムは、ターゲットデバイス102に関して取得され得る他の情報を提供、確認または矛盾するために必要とされ得る。ターゲットデバイス102が冷蔵庫として具現化されるとき、ネットワーク108を介してターゲットデバイス102によってサーバ110に提供されるデータセットは、冷蔵部の温度が意図された値である華氏36度であることを示すデータを含み得る。しかしながら、別のデータムは、ターゲットデバイス102の冷凍器部分が、意図された設定で冷蔵部が動作している冷蔵庫の予想外の値である華氏70度にあることを示す。その結果、冷蔵庫の動作異常を解決するために選択されたトランザクションは、ターゲットデバイス102によってサーバ110に報告される2つの温度データ間の曖昧さに起因して完了することができない場合がある。
【0044】
ユーザデバイス106は、命令のセットおよび/またはデータセットを提供され得ることであって、ユーザデバイス106に、サーバ110またはエージェントデバイス112およびエージェント114を利用しないターゲットデバイス102からデータムを取得するための命令のセットを実行させる。例えば、ユーザデバイス106は、赤外線カメラを備え、冷蔵部および/または冷蔵部の観察された温度を判定してもよい。結果として、解決すべき問題の1つのセットを示す、データセットにおいて報告された温度データと適合する温度を確認するデータであって解決すべき問題の第2のセットを示すまたは報告された少なくとも1つの温度値が誤っていることを確認するデータムを得ることができる。データを用いて、ユーザデバイス106は、判定された解像度をターゲットデバイス102に提供するためにトランザクションを実行するための命令を実行し得る。
【0045】
他の実施形態では、ユーザデバイス106は、視覚スペクトル内のターゲットデバイス102から情報を取得するために、ユーザデバイス106のカメラを利用してターゲットデバイス102と通信することができる。例えば、ターゲットデバイス102は、データセット中の値において、ターゲットデバイス102が特定のモード(例えば、1080p、4K、8Kなど)で動作しているが、示されたモードと矛盾するモードで動作していることが観察されていることを示すテレビとして具現化され得る。ターゲットデバイス102は、現在の動作モードを示すデータセットをサーバ110に提供し得る。サーバ110および/またはエージェントデバイス112は、ターゲットデバイス102の表示を観察し、ターゲットデバイス102に対する治療を診断および/または適用するためなど、トランザクションを完了するために使用するための観察されたデータムを取得するなど、ターゲットデバイス102上で実行するための命令セットとともに、データセットをユーザデバイス106に提供する。
【0046】
他の実施形態では、視覚情報は、視覚インジケータ(例えば、ステータスライト、ダイヤル位置、ゲージ、接続ケーブルを伴うおよび/または伴わないポート等)からキャプチャされてもよい。他の実施形態では、サウンド情報は、ターゲットデバイス102から取得されてもよく、トランザクションを完了するために必要なデータムは、データムから取得されてもよい。例えば、ターゲットデバイス102は、意図しないノイズ(例えば、振動、ベアリング音、モータが動作しているが、動作していないと報告されているなど)を発していることがある。加えて、上で紹介したように、ターゲットデバイス102は、そのような機能がないこと、またはそのような通信を無効にしている現在の構成に起因して、ネットワーク108を介してサーバ110および/またはエージェントデバイス112と直接通信することができないことがある。したがって、ターゲットデバイス102は、視覚、音声および/または無線周波数通信を介してユーザデバイス106と通信し得る。例えば、ターゲットデバイス102は、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)および/または他の無線周波数通信を備え得る。ユーザデバイス106は、インタラクションを通じて通信の動作可能なモードを選択し得る。例えば、Bluetooth(登録商標)を介してターゲットデバイス102と通信することを試み、成功した場合、NFCなどの次のタイプの通信に進まない場合、視覚的に、音声的に行う。選択される通信タイプの実際のシーケンスは、本明細書で提供される実施形態の範囲から逸脱することなく変更され得ることを理解されたい。
【0047】
ターゲットデバイス102からエージェントデバイス112、サーバ110および/またはユーザデバイス106にデータセットを提供することは直接通信を含み得ることであって、ネットワークの特定のセグメントのためのすべての通信をサポートするために利用されるコンポーネント以外の通信のために利用されるコンポーネントはなく、後続の再送信のためにデータセットを保持するためなど、データセットを含む通信を受信するように特に構成されるデバイスを除外する。別の実施形態では、データセットは、中継デバイスによって、全体的または部分的に収集されてもよく、一度にデータセットを受信し、次いで、後続の時間にデータセットをエージェントデバイス112、サーバ110および/またはユーザデバイス106のうちの少なくとも1つに提供し得る。例えば、ターゲットデバイス102は、クラウドサーバ(不図示)、ユーザデバイス106のデータストレージ部分、サーバ110および/または他のネットワーク化されたストレージデバイスにデータセットを書き込むことができる。利益として、ターゲットデバイス102は、トランザクションの少なくとも部分的な実行のためにデータセットを通信する目的で完全に無効にされるか、または無効にされ得る。
【0048】
サーバ110は、ターゲットデバイス102からのデータセットを利用して命令セットを実行して、選択されたトランザクションを実行することができる。しかしながら、データムが存在しないため、トランザクションを完了することができない。別の実施形態では、サーバ110は、ターゲットデバイス102上でトランザクションを完了するために必要なデータセットおよび命令のセットをユーザデバイス106に提供する。次いで、ユーザデバイス106は、命令のセットを実行して、ユーザデバイス106にデータムを取得させ、次いで命令のセットに従ってデータムを使用して、ターゲットデバイス102でトランザクションを完了させる。データセットおよび命令のセットは、命令のセットの一部が首尾よく実行され、それによってまだ首尾よく実行されていない命令のセットの異なる部分をユーザデバイス106に提供するときなどに、サーバ110によって実行される命令のセットと同じであっても異なっていてもよい。同様に、データセットは、命令のセットによってすでに首尾よく利用された部分を除外するように、および/または命令のセットの一部からの結果を含むように変更され得る。追加または代替として、サーバ110は、ネットワーク上のアドレス(例えば、URL、FTPなど)の表示を提供することによって、データセットおよび/または命令のセットのうちの1つまたは複数をユーザデバイス106に提供してもよく、その結果、ユーザデバイス106は、表示を取得すると、その後、ロケーションからデータセットおよび/または命令のセットを取得する。命令セットは、命令セットの実行時に判定されないデータムを取得し、それに対する応答を判定するなどの人工知能エージェントを備えてもよい。
【0049】
他の通信も可能であって、ユーザデバイス106、サーバ110、エージェントデバイス112、およびエージェント114の間などに、ステータスおよび/または他の情報を通信するためなどに提供され得る。
【0050】
図2は、本開示の実施形態によるインタラクション200を示す。一実施形態では、サーバ110は、ステップ202においてトランザクションを判定する。ステップ202は、定期的な評価、更新、メンテナンスなどのトランザクションが以前に判定されたときなど、人間の行為なしに自律的に開始され得る。別の実施形態では、ステップ202は、エージェントデバイス112および/またはサーバ110に特定の問題を報告するターゲットデバイス102またはユーザデバイス106などの別のソースから開始されてもよい。
【0051】
インタラクション204は、ターゲットデバイス102からデータセットを取得する。他の実施形態では、インタラクション204は、ユーザデバイス106および/または他のデバイスなど、以前にデータセットを受信した別のデバイスからターゲットデバイス102からデータセットを取得する。データセットは、動作設定、観察された条件、動作の履歴、メモリ内容、属性、および/または他のデータ、またはそれらの組み合わせを含む。サーバ110は、インタラクション206を実行して、選択されたトランザクションを実行するためにデータセットが完了しているかどうかを判定し、完了している場合、インタラクション200を終了することができるトランザクションを実行する。そうでなければ、インタラクション206は、データムが存在しないために、トランザクションを競合するためにデータセットが不完全であると判定する。それに応答して、インタラクション208は、命令のセットおよびデータセットをユーザデバイス106に提供し、ステップ210において、ユーザデバイス106は、命令のセットの少なくとも一部を実行する。
【0052】
ユーザデバイス106の少なくとも1つは、インタラクション212において補足データセットを取得するためにターゲットデバイス102と通信するように命令する。上記のように、通信は、無線周波数、光(視覚、赤外線等)、音声、動き(例えば、振動、動き等)、通信を含んでもよい。ステップ214は、インタラクション206に存在しないと判定されたデータムを備えるデータセットおよび補足データセットを有する命令セットを実行し、ステップ216においてトランザクションを実行する。
【0053】
図3は、本開示の実施形態によるプロセス300を示す。一実施形態では、プロセス300は、サーバ110および/またはユーザデバイス106の少なくとも1つのプロセッサ等の機械によって読み取られると、少なくとも1つのプロセッサにプロセス300のステップを実行させる、機械可読命令として具現化される。プロセス300が開始し、ステップ302がトランザクションを選択する。ステップ302は、ターゲットデバイス102などの第1のデバイスの更新または報告されたエラー状態などについての明示的な要求を備え得る。
【0054】
ステップ304は、第1のデバイスに関する少なくとも1つのデータムを含むデータセットを取得する。しかし、テスト306は、ステップ302で選択されたトランザクションの実行に必要なデータムが存在しない場合など、データセットが完全であるか否かを判定する。したがって、テスト306が肯定的であると判定された場合、処理はステップ308に進み、トランザクションが実行される。テスト306が否定的であると判定された場合、処理はステップ310に進む。ステップ310は、命令のセットのすべてではないがいくつかを実行することによってトランザクションの一部分を実行することができることであって、実行されなかった命令は、データムが存在しないため実行から除外される。
【0055】
ステップ312は、命令のセットまたはその未実行部分およびデータセットをユーザデバイス106などの第2のデバイスに提供する。ステップ312は、命令およびデータセットのセットをパッケージおよび/またはデータフォーマット(例えば、ZIP、XML、カスタムなど)にパッケージ化することができる。ステップ310の結果として、データセットは、追加の値、より少ない値、および/または異なる値をその中に含むように修正され得る。同様に、命令のセットはまた、ステップ310において実行される命令のセットの部分に起因して、追加の命令、より少ない命令、および/または異なる命令をその中に含み得る。
【0056】
ステップ314は、無線周波数、視覚、音声、および/またはモーション通信タイプのうちの1つまたは複数においてユーザデバイス106とターゲットデバイス102との間の通信を確立することなどによって、不在データムを含む補足データセットを取得する。次いで、ステップ316は、補足データセットと組み合わされたデータセットに対して命令のセットを実行して、トランザクションを完了する。
【0057】
図4は、本開示の実施形態によるシステム400内のデバイス402を示す。様々な実施形態では、ユーザデバイス106、ターゲットデバイス102、サーバ110、エージェントデバイス112のうちの1つまたは複数の組合せは、全体的にまたは部分的に、様々な構成要素と他の構成要素および/またはシステムへの接続とを備えるデバイス402として具現化され得る。構成要素は、様々に具現化され、プロセッサ404を備え得る。本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、専ら、符号化された電気信号を電気回路に、および電気回路から伝達するための接続(例えば、ピンアウト)を有する電気回路を備える電子ハードウェア構成要素を指す。プロセッサ404は、制御ユニット、入力/出力ユニット、算術論理ユニット、レジスタ、一次メモリ、および/またはバス414を介して受信されるような情報(例えば、データ、命令等)にアクセスする他の構成要素をさらに備え得る電気回路をその中に有する単一の電子マイクロプロセッサまたはマルチプロセッサデバイス(例えば、マルチコア)としてさらに具現化され、命令を実行し、バス414などを介してデータを出力する。他の実施形態では、プロセッサ404は、システム(例えば、ブレード、マルチプロセッサボードなど)または分散処理システム(例えば、「クラウド」、「ファーム」など)内の処理アレイなど、他のプロセスおよび/またはプロセス所有者によって利用され得る共有処理デバイスを備え得る。プロセッサ404は、非一時的コンピューティングデバイス(例えば、電子機械は、他の構成要素およびデバイスと通信するための回路および接続を備える)であることを理解されたい。プロセッサ404は、プロセッサ(例えば、VAXオペレーティングシステムおよびVAXマシン命令コードセットをIntel(登録商標) 9xxチップセットコードに変換し、VAX特有のアプリケーションが仮想VAXプロセッサ上で実行できるようにする)に固有でないマシン命令を処理するなど、仮想プロセッサを動作させることができるが、当業者が理解するように、そのような仮想プロセッサは、ハードウェア、より具体的には、基礎をなす電気回路およびプロセッサ(例えば、プロセッサ404)の他のハードウェアによって実行されるアプリケーションである。プロセッサ404は、アプリケーション(すなわち、Pod)がKubernetesによって編成されるときなどに、仮想プロセッサによって実行され得る。仮想プロセッサは、アプリケーションの命令を実行する静的および/または専用プロセッサであるように見えるものをアプリケーションに提示することを可能にするが、下層の非仮想プロセッサは、命令を実行しており、動的であってもよく、および/またはいくつかのプロセッサ間で分割されてもよい。
【0058】
プロセッサ404の構成要素に加えて、デバイス402は、命令、値などのアクセス可能なデータの記憶のためにメモリ406および/またはデータストレージ408を利用することができる。通信インターフェース410は、バス414を介してプロセッサ404などの構成要素と、バス414を介してアクセスできない構成要素との通信を容易にする。通信インターフェース410は、ネットワークポート、カード、ケーブルまたは他の構成されたハードウェアデバイスとして具現化され得る。追加または代替として、ヒューマン入力/出力インターフェース412は、1つまたは複数のインターフェース構成要素に接続して、ヒューマンおよび/または電子デバイスとの間で情報(例えば、命令、データ、値など)を受信および/または提示する。入力/出力インターフェースに接続され得る入力/出力デバイス430の例としては、キーボード、マウス、トラックボール、プリンタ、ディスプレイ、センサ、スイッチ、リレー、スピーカ、マイクロフォン、静止カメラおよび/またはビデオカメラなどが挙げられるが、これらに限定されない。別の実施形態では、通信インターフェース410は、ヒューマン入力/出力インターフェース412を備えるか、またはそれに含まれ得る。通信インターフェース410は、ネットワーク化された構成要素と直接通信するように、またはネットワーク420および/またはネットワーク424などの1つまたは複数のネットワークを利用するように構成され得る。
【0059】
ネットワーク108は、全体的または部分的に、ネットワーク420として具現化されてもよい。ネットワーク420は、有線ネットワーク(例えば、Ethernet)、無線(例えば、WiFi、Bluetooth(登録商標)、携帯電話など)ネットワーク、またはそれらの組み合わせであってもよく、デバイス402がネットワーク構成要素422と通信することを可能にする。他の実施形態では、ネットワーク420は、全体的または部分的に、電話ネットワーク(例えば、)(例えば、public switched telephone network (PSTN)、 private branch exchange (PBX)、携帯電話ネットワークなど)として具現化されてもよい。
【0060】
追加または代替として、1つまたは複数の他のネットワークが利用され得る。例えば、ネットワーク424は、デバイス402によって利用される構成要素との通信を容易にし得る第2のネットワークを表し得る。例えば、ネットワーク424は、ビジネスエンティティまたは他の組織への内部ネットワークであってもよく、構成要素は信頼され(または少なくともより信頼され)ネットワーク構成要素422は、信頼され得ない公衆ネットワーク(例えば、Internet)を備えるネットワーク420に接続され得る。例えば、一実施形態では、ユーザデバイス106は、ネットワーク420全体またはその公開部分(例えば、Internet)を除外し得るネットワーク424を介してターゲットデバイス102と通信するデバイス402として具現化され得る。
【0061】
ネットワーク424に取り付けられた構成要素は、メモリ426、データストレージ428、入力/出力デバイス430、および/またはプロセッサ404がアクセス可能であり得る他の構成要素を含み得る。例えば、メモリ426および/またはデータストレージ428は、メモリ406および/またはデータストレージ408を完全にまたは特定のタスク若しくは目的のために補完または置き換えることができる。例えば、メモリ426および/またはデータストレージ428は、外部データリポジトリ(たとえば、サーバファーム、アレイ、「クラウド」など)であってもよく、デバイス402および/または他のデバイスがその上のデータにアクセスすることを可能にし得る。同様に、入力/出力デバイス430は、直接、ネットワーク424を介して、ネットワーク420のみ(不図示)を介して、またはネットワーク424および420を介してのいずれかで、ヒューマン入力/出力インターフェース412を介して、および/または通信インターフェース410を介して、プロセッサ404によってアクセスされてもよい。メモリ406、データストレージ408、メモリ426、データストレージ428の各々は、データストレージデバイスを備える非一時的データストレージを備える。
【0062】
コンピュータ可読データは、様々な構成要素によって送信、受信、記憶、処理および提示され得ることを理解されたい。また、図示される構成要素は、本明細書に図示されるかどうかにかかわらず、他の構成要素を制御し得ることも理解されたい。例えば、1つの入力/出力デバイス430は、ルーター、スイッチ、ポートまたは他の通信構成要素であってもよく、プロセッサ404の特定の出力が、ネットワーク420および/またはネットワーク424に関連付けられ得る入力/出力デバイス430を可能(または不可能)にして、ネットワーク420および/またはネットワーク424上の2つ以上のノード間の通信を可能にする(または不可能にする)。当業者は、実施形態の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されるものに加えて、または代替として、他の通信機器が利用され得ることを理解するであろう。
【0063】
前述の説明では、例示を目的として、方法を特定の順序で記載した。代替的な実施形態では、本方法は、実施形態の範囲から逸脱することなく、説明される順序とは異なる順序で実行され得ることを理解されたい。上述の方法は、本明細書で説明された1つまたは複数のアルゴリズムまたはその部分を実行する目的で構築されたハードウェア構成要素(例えば、回路)によって実行されるアルゴリズムとして実行され得ることも理解されたい。別の実施形態では、ハードウェア構成要素は、最初に専用マイクロプロセッサに変換される汎用マイクロプロセッサ(例えば、CPU、GPU)を備えてもよい。専用マイクロプロセッサは、次いで、符号化された信号をロードし、現在専用のマイクロプロセッサに機械可読命令を維持させ、マイクロプロセッサが、本明細書で説明されるアルゴリズムおよび/または他の命令から導出される機械可読命令のセットを読み取り、実行することを可能にした。アルゴリズムまたはその部分を実行するために利用される機械可読命令は、無制限ではないが、マイクロプロセッサに知られている命令の有限セットを利用する。機械可読命令は、信号生成構成要素内の信号または値としてマイクロプロセッサ内に符号化されてもよく、1つまたは複数の実施形態では、メモリ回路内の電圧、スイッチング回路の構成および/または特定の論理ゲート回路の選択的使用によって含まれてもよい。加えて、または代替として、機械可読命令は、マイクロプロセッサにアクセス可能であってもよく、磁場、電圧値、電荷値、反射/非反射部分、および/または物理的表示として媒体またはデバイスに符号化されてもよい。
【0064】
別の実施形態では、マイクロプロセッサはさらに、単一のマイクロプロセッサ、マルチコアプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、分散処理システム(例えば、アレイ、ブレード、サーバファーム、クラウド、多目的プロセッサアレイ、クラスタなど)のうちの1つまたは複数を備えてもよく、および/または他の処理動作を実行するマイクロプロセッサと同じ場所に配置されてもよい。任意の1つまたは複数のマイクロプロセッサは、単一の処理機器(例えば、コンピュータ、サーバ、ブレードなど)に統合されてもよく、または通信リンク(例えば、バス、ネットワーク、バックプレーン等、またはそれらの複数)を介して接続される個別構成要素に全体的または部分的に位置してもよい。
【0065】
汎用マイクロプロセッサの例は、命令レジスタ(または命令を維持する他の回路)に符号化されたデータ値、またはメモリロケーションを備えるデータ値を有する中央処理装置(CPU)を備えることができ、メモリロケーションは命令として利用される値を備える。メモリロケーションは、CPUの外部にあるメモリロケーションをさらに含み得る。そのようなCPU外部構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バスアクセス可能ストレージ、ネットワークアクセス可能ストレージなどのうちの1つまたは複数として具体化され得る。
【0066】
これらの機械実行可能命令は、CD‐ROMまたは他のタイプの光ディスク、フロッピーディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気もしくは光カード、フラッシュメモリまたは電子命令を記憶するのに適した他のタイプの機械可読媒体などの1つまたは複数の機械可読媒体に記憶されてもよい。代替的に、方法は、ハードウェアとソフトウェアとの組合せによって実行されてもよい。
【0067】
別の実施形態では、マイクロプロセッサは、クライアントデバイス上のマイクロプロセッサおよびサーバ上のマイクロプロセッサ、それぞれのマイクロプロセッサを有するデバイスの集合、または共有もしくは遠隔処理サービス(例えば、クラウドベースのマイクロプロセッサ)等のシステムまたは処理ハードウェア構成要素の集合であってもよい。マイクロプロセッサのシステムは、処理タスクおよび/または共有もしくは分散処理タスクのタスク特有の割り当てを備えてもよい。さらに別の実施形態では、マイクロプロセッサは、ソフトウェアを実行して、異なるマイクロプロセッサまたは複数のマイクロプロセッサをエミュレートするためのサービスを提供することができる。その結果、ハードウェア構成要素の第1のセットから構成される第1のマイクロプロセッサは、第2のマイクロプロセッサのサービスを仮想的に提供することができ、それによって、第1のマイクロプロセッサに関連するハードウェアは、第2のマイクロプロセッサに関連する命令セットを使用して動作することができる。
【0068】
機械実行可能命令は、特定の機械(例えば、パーソナルコンピュータ、モバイルコンピューティングデバイス、ラップトップなど)にローカルに記憶および実行され得るが、データおよび/または命令の記憶ならびに/あるいは命令の少なくとも一部分の実行は、遠隔データストレージおよび/もしくは処理デバイスまたはデバイスの集合への接続を介して提供され得ることを理解されたい、一般に「クラウド」として知られているが、パブリック、プライベート、専用、共有および/または他のサービスビュアー、コンピューティングサービスおよび/または「サーバファーム」を含むことができる
【0069】
本明細書に記載されるマイクロプロセッサの例は、Qualcomm(登録商標)Snapdragon(登録商標)800および801、4G LTE統合および64ビットコンピューティングを伴うQualcomm(登録商標)Snapdragon(登録商標)610および615、64ビットアーキテクチャを伴うApple(登録商標)A7マイクロプロセッサ、Apple(登録商標)M7モーションコマイクロプロセッサ、Samsung(登録商標)Exynos(登録商標)シリーズ、Intel(登録商標)Core(商標)ファミリーのマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサのIntel(登録商標)Xeon(登録商標)ファミリー、マイクロプロセッサのIntel(登録商標)Atom(商標)ファミリー、マイクロプロセッサのIntel Itanium(登録商標)ファミリー、Intel(登録商標)Core(登録商標)i5-4670Kおよびi7-4770K 22nm Haswell、Intel(登録商標)Core(登録商標)i5-3570K 22nm Ivy Bridge、マイクロプロセッサのAMD(登録商標)FX(登録商標)ファミリー、AMD(登録商標)FX-4300、FX-6300、およびFX-8350 32nm Vishera、AMD(登録商標)Kaveriマイクロプロセッサ、Texas Instruments(登録商標)Jacinto C6000(商標)オートモーティブインフォテインメントマイクロプロセッサ、Texas Instruments(登録商標)OMAP(商標)オートモーティブグレードモバイルマイクロプロセッサ、ARM(登録商標)Cortex(商標)-Mマイクロプロセッサ、ARM(登録商標)Cortex-AおよびARM926EJ-S(商標)マイクロプロセッサ、他の業界等価マイクロプロセッサは、任意の既知または将来開発される規格、命令セット、ライブラリ、および/またはアーキテクチャを使用して計算機能を実行し得る他の業界等価のマイクロプロセッサのうちの少なくとも1つを含み得るが、それらに限定されない。
【0070】
本明細書で議論されるステップ、機能、および動作のうちのいずれかは、継続的かつ自動的に行われることができる。
【0071】
本発明の例示的なシステムおよび方法は、通信およびメッセージを監視、向上、および装飾するための通信システムおよび構成要素ならびに方法に関連して説明された。しかし、本発明を不必要に曖昧にすることを避けるため、前の記述では多くの公知の構造およびデバイスを省略する。この省略は、特許請求される発明の範囲を限定するものと解釈してはならない。具体的な詳細は、本発明の理解を提供するために記載される。しかし、本発明は、本明細書に記載される具体的な詳細を越えて様々な方法で実施され得ることを理解されたい。
【0072】
さらに、本明細書に示される例示的な実施形態は、並置されるシステムの様々な構成要素を示すが、システムのいくつかの構成要素は、LANおよび/もしくはInternetなどの分散型ネットワークの遠隔部分に、または専用システム内に遠隔配置することができる。したがって、システムの構成要素またはその部分(例えば、マイクロプロセッサ、メモリ/ストレージ、インターフェースなど)は、サーバ、複数のサーバ、コンピュータ、コンピューティングデバイス、端末、「クラウド」または他の分散処理などの1つまたは複数のデバイスに組み合わせることができ、あるいは分散型ネットワークの特定のノード上にコロケートすることができることを理解されたい。分散型ネットワークは、例えば、アナログおよび/またはデジタル電気通信ネットワーク、パケット交換ネットワーク、または回線交換ネットワークであり得る。別の実施形態では、構成要素は、複数の構成要素にわたって物理的または論理的に分散されてもよい(例えば、マイクロプロセッサは、1つの構成要素上の第1のマイクロプロセッサおよび別の構成要素上の第2のマイクロプロセッサを備えてもよく、それぞれ、共有タスクおよび/または割り当てられたタスクの一部分を実施する)。前の記述から、演算効率のため、システムの構成要素は、システムの動作に影響を及ぼすことなく、構成要素の分散型ネットワーク内のいずれの位置にも配置できることが理解されよう。例えば、さまざまな構成要素は、PBXおよびメディアサーバ、ゲートウェイなどのスイッチに、1つもしくは複数の通信デバイスに、1つもしくは複数のユーザの構内で、または、それらのいくつかの組合せで配置することができる。同様に、システムの1つまたは複数の機能部分は、電気通信デバイスと関連コンピューティングデバイスとの間で分散されてもよい。
【0073】
さらに、要素を接続するさまざまなリンクは、有線リンクでも無線リンクでも、その任意の組合せでも、接続された要素へのおよび接続された要素からのデータの供給および/または通信が可能な他の任意の公知のまたは後に開発された要素でもあり得ることを理解されたい。これらの有線または無線リンクは、保護されたリンクであってもよく、暗号化された情報を通信できる場合もある。リンクとして使用される伝送媒体は、例えば、同軸ケーブル、銅線および光ファイバを含む任意の適切な電気信号のキャリアであってもよく、電波および赤外線データ通信中に生成されるものなどの音波または光波の形をとることができる。
【0074】
また、特定のイベントシーケンスとの関連でフローチャートについて論じ示してきたが、本発明の動作に実質的に影響を及ぼすことなく、このシーケンスに対する変更、追加および省略が起こり得ることを理解されたい。
【0075】
本発明の多くの変形および修正を使用することができる。他のものを提供することなく、本発明のいくつかの特徴を提供することが可能であろう。
【0076】
さらに別の実施形態では、本発明のシステムおよび方法は、専用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサもしくはマイクロコントローラおよび周辺集積回路素子、ASICもしくは他の集積回路、デジタル信号マイクロプロセッサ、個別素子回路などの配線電子もしくは論理回路、PLD、PLA、FPGA、PALなどのプログラム可能論理デバイスもしくはゲートアレイ、専用コンピュータ、任意の同等の手段などと併せて実施することができる。一般的に、本明細書で説明される方法論を実装することが可能な任意のデバイスまたは手段が、本発明の様々な態様を実装するために使用されることができる。本発明に使用できる例示的なハードウェアは、コンピュータ、携帯用デバイス、電話(例えば、携帯電話、インターネット可能な電話、デジタル、アナログ、ハイブリッドおよびその他)および当技術分野で知られている他のハードウェアを含む。これらのデバイスのいくつかは、マイクロプロセッサ(例えば、単一または複数のマイクロプロセッサ)、メモリ、不揮発性記憶装置、入力デバイスおよび出力デバイスを含む。さらに、これらに限定されないが、分散処理もしくは構成要素/オブジェクト分散処理、並列処理または仮想マシン処理を含む代替のソフトウェア実装形態は、1つまたは複数の処理構成要素によって提供される本明細書に記載される方法を実施するよう構築することもできる。
【0077】
さらに別の実施形態では、開示される方法は、さまざまなコンピュータまたはワークステーションプラットフォームで使用することができるポータブルソースコードを提供するオブジェクトまたはオブジェクト指向ソフトウェア開発環境を使用するソフトウェアと併せて容易に実施することができる。または、開示されるシステムは、標準論理回路またはVLSI設計を使用してハードウェアで部分的または完全に実装することができる。本発明に従ってシステムの実装にソフトウェアまたはハードウェアを使用するかどうかは、システムの速度および/または効率要件、特定の機能ならびに利用する特定のソフトウェアまたはハードウェアシステムまたはマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータシステムに依存する。
【0078】
さらなる別の実施形態では、開示される方法は、記憶媒体に記憶することができ、コントローラおよびメモリと協働してプログラムされた汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサおよび同様のもの上で実行されるソフトウェアで部分的に実施することができる。これらの例では、本発明のシステムおよび方法は、アプレット、JAVA(登録商標)またはCGIスクリプトなどのパーソナルコンピュータに組み込まれたプログラムとして、サーバまたはコンピュータワークステーション上に常駐するリソースとして、専用測定システム、システム構成要素または同様のものに組み込まれたルーチンとして実施することができる。また、システムは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアシステムにシステムおよび/または方法を物理的に組み込むことによっても実装することができる。
【0079】
ソフトウェアを備える本明細書の実施形態は、1つまたは複数のマイクロプロセッサによって、実行され、後続の実行のために記憶されまたは実行可能コードとして実行される。実行可能コードは、特定の実施形態を備える命令を実行するように選択される。実行される命令は、マイクロプロセッサによって理解され、実行前にマイクロプロセッサアクセス可能メモリにコミットされるネイティブ命令の個別的なセットから選択される命令の制約セットである。別の実施形態では、人間が読み取り可能な「ソースコード」ソフトウェアは、1つまたは複数のマイクロプロセッサによる実行の前に、最初にシステムソフトウェアに変換されて、プラットフォームのネイティブ命令セットから選択される命令のプラットフォーム(例えば、コンピュータ、マイクロプロセッサ、データベースなど)固有セットを備える。
【0080】
本発明は、特定の規格およびプロトコルを参照して、実施形態で実装される構成要素および機能を説明するが、本発明は、そのような規格およびプロトコルに限定されない。本明細書で言及されない他の同様の規格およびプロトコルも存在し、本発明に含まれるものと考えられる。さらに、本明細書で言及される規格およびプロトコルならびに本明細書で言及されない他の同様の規格およびプロトコルは、本質的に同じ機能を有するより速いまたはより効果的な均等物に定期的に取って代わられる。同じ機能を有するそのような取って代わる規格およびプロトコルは、本発明に含まれる均等物と考えられる。
【0081】
本発明は、さまざまな実施形態、構成および態様において、さまざまな実施形態、サブコンビネーションおよびそれらのサブセットを含む、実質的に本明細書に描写および記載される構成要素、方法、プロセス、システムおよび/または装置を含む。当業者は、本開示を理解した後、本発明をどのように生産し使用するかを理解するであろう。本発明は、様々な実施形態、構成、および態様において、本明細書に描写および/または記載されていない項目なしで、または本明細書の様々な実施形態、構成、または態様において、デバイスおよびプロセスを提供することを含み、例えば、性能を改善し、容易さを達成し、および/または実装コストを低減するために、以前のデバイスまたはプロセスで使用された可能性があるようなアイテムなしを含む。
【0082】
本発明の上述の記載は、例示と説明を目的として提示してきた。上述の記載は、本発明を本明細書に開示される単数または複数の形態に限定することを意図しない。上述の発明を実施するための形態は、例えば、本開示を合理化する目的で、1つまたは複数の実施形態、構成、または態様で、本発明のさまざまな特徴が一緒に分類される。本発明の実施形態、構成、または態様の特徴は、上述の記載で論じられたもの以外の代替の実施形態、構成、または態様で組み合わせられてもよい。この開示の方法は、特許請求される発明が、各請求項に明確に列挙されるよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明の態様は、単一の前述の開示された実施形態、構成、または態様のすべての特徴よりも少ないことにある。したがって、以下の請求項は、本明細書によって、この発明を実施するための形態に組み込まれ、各請求項は、本発明の別個の好ましい実施形態としてそれ自体を主張する。
【0083】
さらに、本発明の説明は、1つまたは複数の実施形態、構成、または態様の説明ならびに変形形態および変更形態を含み、例えば、本開示を理解した後で、当業者の技能および知識の範囲内となり得るような他の変形形態、組合せおよび変更形態は本発明の範囲内である。許可される範囲の代替の実施形態、構成または態様を含む権利を得ることを意図し、そのような代替的な、交換可能なおよび/または均等な構造、機能、範囲または工程が本明細書で開示されるか否かにかかわらず、いかなる特許可能な対象物も公的に献納することを意図することなく、特許請求されたものに対する代替的な、交換可能なおよび/または均等な構造、機能、範囲または工程を含む。
図1
図2
図3
図4