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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-16
(45)【発行日】2023-10-24
(54)【発明の名称】載置部材および電子機器
(51)【国際特許分類】
   H05K 5/02 20060101AFI20231017BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20231017BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20231017BHJP
【FI】
H05K5/02 B
G06F1/16 312H
G06F1/16 313A
G07G1/00 301Z
G07G1/00 301G
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021152110
(22)【出願日】2021-09-17
(65)【公開番号】P2023044205
(43)【公開日】2023-03-30
【審査請求日】2022-03-07
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 1. 令和3年5月20日、6月2日、高円寺商店街連合会に加盟する5店舗において公開 2. 令和3年7月2日、市場調査の事前説明会(東京都新宿区西新宿1丁目8番3号)において公開 3. 令和3年7月5日、7月7日~7月9日、祖師谷商店街振興組合に加盟する25店舗において公開
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096699
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿嶋 英實
(74)【代理人】
【識別番号】100171882
【弁理士】
【氏名又は名称】北庄 麗絵子
(72)【発明者】
【氏名】小笠原 聡史
【審査官】五貫 昭一
(56)【参考文献】
【文献】実開昭57-179727(JP,U)
【文献】特開2013-147125(JP,A)
【文献】特開2016-175(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 5/02
G06F 1/16
G07G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平に対して傾斜した筐体の上面に載置される本体部であって、当該本体部に外部機器が載置された状態で当該外部機器を使用可能な本体部と、
前記本体部に設けられ、前記筐体に係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って少なくとも下方に移動するのを阻止する第1係合部と、
前記本体部に設けられ、前記外部機器に係合することにより、前記外部機器が前記本体部の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2係合部と、
を備え
前記筐体の前記上面は、水平に対して前下がりに傾斜しており、
前記第1係合部は、前記本体部から下方に突出し、前記筐体の背面の少なくとも上端部に接触して係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って下方に移動するのを阻止する
とを特徴とする載置部材。
【請求項2】
請求項に記載の載置部材において、
前記本体部から下方に突出するように前記本体部に設けられ、前記筐体の前面の少なくとも上端部に接触または対向することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って上方に移動するのを規制する第3係合部をさらに備えている
ことを特徴とする載置部材。
【請求項3】
水平に対して傾斜した筐体の上面に載置される本体部であって、当該本体部に外部機器が載置された状態で当該外部機器を使用可能な本体部と、
前記本体部に設けられ、前記筐体に係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って少なくとも下方に移動するのを阻止する第1係合部と、
前記本体部に設けられ、前記外部機器に係合することにより、前記外部機器が前記本体部の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2係合部と、
を備え、
前記筐体の前記上面は、水平に対して前下がりに傾斜しており、
前記本体部から下方に突出するように前記本体部に設けられ、前記筐体の左右方向の一方の側面の少なくとも上端部に接触して係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って左右方向の他方向に移動するのを阻止する第4係合部をさらに備えている
ことを特徴とする載置部材。
【請求項4】
求項に記載の載置部材において、
前記本体部から下方に突出するように前記本体部に設けられ、前記筐体の前面の少なくとも上端部に接触または対向することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って上方に移動するのを規制する第3係合部をさらに備え、
前記本体部、前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部および前記第4係合部は、弾力性を有する材料で互いに一体に形成されている
ことを特徴とする載置部材。
【請求項5】
請求項1~請求項のいずれかに記載の載置部材において、
前記筐体の前記上面は、前記第1係合部が存在しないと仮定した場合に前記本体部が前記上面に沿って下方に移動する可能性がある所定の傾斜角度で傾斜している
ことを特徴とする載置部材。
【請求項6】
請求項1~請求項のいずれかに記載された前記載置部材、および前記筐体を備えた電子機器であって、
前記電子機器と前記外部機器とが有線又は無線により互いに接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項7】
請求項に記載の電子機器において、
前記電子機器は電子レジスタであり、
前記筐体の前記上面は前下がりに傾斜しており、
前記上面の第1領域に設けられ、売上データを含む或るデータを入力するための入力部と、
前記筐体内に設けられ、前記売上データを記録するための記録紙を少なくとも収納するための収納部と、
前記上面の前記第1領域とは異なる第2領域に設けられ、前記収納部を開閉するためのカバーと、をさらに備え、
前記第2領域には、前記売上データが記録された記録紙を排出するための記録紙排出口が設けられ、
前記載置部材は、前記カバーと前記記録紙排出口とを覆わずに、前記入力部を覆うように、前記上面に載置される
ことを特徴とする電子機器。
【請求項8】
請求項に記載の電子機器において、
前記筐体の前記上面における前記記録紙排出口と前記筐体の前記上面の前端部との間には、前記電子レジスタのモード切替用のスライドスイッチが前記筐体の左右方向に延びるように配置されている
ことを特徴とする電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子レジスタなどの電子機器に用いられる載置部材およびそれを備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、キー入力部を備えた電子機器においては、特許文献1に記載されているように、キー入力部上に入力カバーを配置し、この入力カバー上でメモなどの作業ができるようにした構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3129195号公報
【0004】
この種の入力カバーは、キー入力部上に配置されるカバー本体と、このカバー本体の下面における四隅に設けられてカバー本体を支持する複数の支持部と、カバー本体の下面における前後方向と直交する方向の両側部に設けられてキー入力部に対するカバー本体の左右方向の位置を規制する規制部と、を備えた構造になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような入力カバーでは、キー入力部上に配置された状態で、入力カバー上にタブレット端末などの外部機器を載せて操作する際に、キー入力部の奥側が高く手前側が低くなるように、キー入力部の上面が傾斜していると、外部機器の操作中に、外部機器が上面に沿って手前側に下方に移動して落下する可能性があるため、良好に外部機器を操作することができないという不都合がある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、筐体からの落下を防ぎ、且つ外部機器を良好に載置させることができる載置部材およびそれを備えた電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の一態様は、水平に対して傾斜した筐体の上面に載置される本体部であって、当該本体部に外部機器が載置された状態で当該外部機器を使用可能な本体部と、前記本体部に設けられ、前記筐体に係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って少なくとも下方に移動するのを阻止する第1係合部と、前記本体部に設けられ、前記外部機器に係合することにより、前記外部機器が前記本体部の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2係合部と、を備え、前記筐体の前記上面は、水平に対して前下がりに傾斜しており、前記第1係合部は、前記本体部から下方に突出し、前記筐体の背面の少なくとも上端部に接触して係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って下方に移動するのを阻止することを特徴とする載置部材である。
また、本発明の一態様は、水平に対して傾斜した筐体の上面に載置される本体部であって、当該本体部に外部機器が載置された状態で当該外部機器を使用可能な本体部と、前記本体部に設けられ、前記筐体に係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って少なくとも下方に移動するのを阻止する第1係合部と、前記本体部に設けられ、前記外部機器に係合することにより、前記外部機器が前記本体部の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2係合部と、を備え、前記筐体の前記上面は、水平に対して前下がりに傾斜しており、前記本体部から下方に突出するように前記本体部に設けられ、前記筐体の左右方向の一方の側面の少なくとも上端部に接触して係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って左右方向の他方向に移動するのを阻止する第4係合部をさらに備えていることを特徴とする載置部材である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、筐体からの滑落を防ぐことができると共に、外部機器を良好に載置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】この発明を適用した電子レジスタの一実施形態を示した斜視図である。
図2図1に示された電子レジスタの上面から載置部材およびタブレット端末を取り外した状態の分解斜視図である。
図3図2に示された電子レジスタの上面における要部を示した拡大斜視図である。
図4図3に示された記録紙排出口およびスライドスイッチを更に拡大して示した要部の拡大図である。
図5図2に示された電子レジスタにおいて開閉蓋を開いた状態を示した斜視図である。
図6図1のA-A矢視における電子レジスタの部分断面図である。
図7図2に示された載置部材のB-B矢視における拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1図7を参照して、この発明を適用した電子レジスタの一実施形態について説明する。なお、以下の説明では、電子レジスタを操作するユーザから見て手前側を「前」、奥側を「後」、左側を「左」、右側を「右」、上側を「上」、下側を「下」として説明し、両方向の回転を回動という。
この電子レジスタ1は、図1および図2に示すように、金銭収納装置を兼ね備えたものであり、筐体2を備えている。この筐体2は、上下方向の長さが前後方向の長さよりも大きい縦長のほぼ箱状に形成されている。この筐体2は、上面2aが前下がりに傾斜した傾斜面に形成されている。
【0011】
この筐体2の傾斜した上面2aには、図2に示すように、キー入力部3と表示部4とが右側に設けられていると共に、プリンタカバー5と記録紙排出口6とスライドスイッチ7とが左側に設けられている。この場合、キー入力部3は、キー操作によって売上データなどの情報を入力するものであり、表示部4を除いて、筐体2の上面2aにおける右側の2/3程度の領域(第1領域)に配置されている。表示部4は、キー入力部3で入力されたデータやその演算処理結果などの情報を電気光学的に表示するものであり、筐体2の上面2aの右側後方に配置されている。
【0012】
また、プリンタカバー5は、図1および図2に示すように、プリンタおよび記録紙収納部(いずれも図示せず)を開閉可能に覆うものであり、筐体2の上面2aにおける左側の1/3程度の領域(第2領域)に、その下辺部側を除いて、配置されている。記録紙排出口6は、プリンタで印刷された記録紙6aをレシートとして排出するためのものであり、筐体2の上面2aにおけるプリンタカバー5の前端部に設けられている。
【0013】
スライドスイッチ7は、図3および図4に示すように、電子レジスタ1における電源のON/OFFや、精算モード、設定モード、登録モードなどの各種のモードを切り替えるものであり、筐体2の上面2aにおける記録紙排出口6と上面2aの下端部との間の狭い範囲に筐体2の左右方向、つまり筐体2の上面2aにおける傾斜方向と直交する左右方向に沿って配置されている。このスライドスイッチ7は、操作釦7aが筐体2の上面2aに設けられたスリット状の長孔7b内をスライドすることにより、電子レジスタ1における電源のON/OFFや各種のモードを切り替えるように構成されている。
【0014】
すなわち、このスライドスイッチ7は、図3および図4に示すように、筐体2内に設けられた細長いスイッチ基板上に配列された複数の接点(いずれも図示せず)上を操作釦7aがスライドして接点の導通状態を順次切り替えることにより、モードが順次切り替わるように構成されている。このため、このスライドスイッチ7は、左右方向の長さが長くても、全体の厚みつまり筐体2の上下方向に対応するスライドスイッチ7の上下方向の長さである厚みが薄く、且つ筐体2の前後方向つまり傾斜方向の長さが短い長さで形成され、これらによって全体の大きさがコンパクトに構成されている。
【0015】
この筐体2の前面には、図1図2および図5に示すように、開閉蓋8が上下方向に開閉可能に取り付けられている。また、この筐体2の内部には、紙幣収納部10と硬貨収納部11とが収納されている。紙幣収納部10は、紙幣や金券を金種ごとに収納するものであり、紙幣押え10aを備え、筐体2内の下段に配置されるように構成されている。硬貨収納部11は、硬貨を金種ごとに収納するものであり、筐体2内の上段に配置されるように構成されている。
【0016】
この場合、開閉蓋8は、図1図2および図5に示すように、閉じた状態のときに、筐体2の前側に向けて突出する形状に形成され、この突出した箇所の内部に紙幣収納部10が収納されるように構成されている。すなわち、紙幣収納部10は、開閉蓋8が下側に回動して開いた状態のときに、開閉蓋8内に配置された状態で、筐体2内の下段に開閉蓋8と共にほぼ水平な状態で配置されるように構成されている。また、この紙幣収納部10は、開閉蓋8が閉じた状態のときに、開閉蓋8内に配置された状態で、筐体2内に起立して配置されるように構成されている。
【0017】
硬貨収納部11は、図1図2および図5に示すように、開閉蓋8が下側に回動して開いた状態のときに、筐体2の前側に向けてスライドして、紙幣収納部10の上方に配置された状態で、筐体2の外部に露出するように構成されている。また、この硬貨収納部11は、開閉蓋8が閉じた状態のときに、筐体2内の上段における奥側である後部側にスライドして配置されるように構成されている。
【0018】
ところで、電子レジスタ1の上面、つまり筐体2の上面2aには、図1および図2に示すように、タブレット端末12を載置可能な載置部材13が載置されている。この場合、タブレット端末12は、平板状の外部機器であり、図1に示す通信ケーブル12aによって電子レジスタと電気的に接続されるように構成されている。
【0019】
すなわち、このタブレット端末12は、図1図2および図5に示すように、その右側面に通信ケーブル12aの一端部が接続され、この通信ケーブル12aの他端部が筐体2の右側面、つまりキー入力部3側に位置する筐体2の側面に設けられた通信用の接続端子部2b(図5参照)に接続され、これにより電子レジスタとの間でデータの授受が行えるように構成されている。この場合、タブレット端末12は、通信ケーブル12aを用いた有線通信ではなく、無線通信によって電子レジスタとの間でデータの授受が行えるようにしても良い。
【0020】
載置部材13は、図1図2図6および図7に示すように、筐体2の上面2aに載置されてタブレット端末12が載置される本体部14と、本体部14が筐体2の上面2aに沿って下方に移動するのを阻止する第1リブ15と、タブレット端末12が本体部14の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2リブ16と、本体部14が筐体2の上面2aに沿って上方に移動するのを阻止する第3リブ17と、本体部14が筐体2の上面2aに沿って左方向に移動するのを規制する第4リブ18と、を備えている。
【0021】
すなわち、この載置部材13は、図1図2図6および図7に示すように、本体部14、第1リブ15、第2リブ16、第3リブ17、第4リブ18が、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エラストマーなどの弾力を有する合成樹脂によって互いに一体に形成されている。この場合、筐体2の上面2aは、第1リブ15が存在しないと仮定した場合に本体部14が下方に移動する可能性のある所定の傾斜角度、例えば25°程度の傾斜角度で、水平に対して傾斜している。
【0022】
載置部材13の本体部14は、図1および図2に示すように、ほぼ四角形状の平板状に形成されている。すなわち、この本体部14は、筐体2の上面2aにおけるキー入力部3および表示部4の領域に対応する大きさ、つまりプリンタカバー5、記録紙排出口6、およびスライドスイッチ7の領域に対応する箇所を除いた筐体2の上面2aの大きさで、且つタブレット端末12とほぼ同じ大きさに形成されている。
【0023】
第1リブ15は、図2図6および図7に示すように、本体部14の下面における後端部に下方に突出して設けられ、本体部14が筐体2の上面2aに載置された場合に筐体2の背面の上端部21に接触(係合)して配置されるように、構成されている。第1リブ15は、筐体2の背面の上端部21に係合して配置されることにより、筐体2の上面2aが、第1リブ15が存在しないと仮定した場合に本体部14が下方に移動する程度の所定の傾斜角度で傾斜していても、本体部14が筐体2の上面2aに沿って下方に移動するのを阻止するように構成されている。
【0024】
また、第2リブ16は、図1図2図6および図7に示すように、本体部14の上面における前端部に上方に突出して設けられている。この第2リブ16は、本体部14上に載置されたタブレット端末12の前辺部が当接するように構成されている。これにより、第2リブ16は、筐体2の上面2aに傾斜して配置された本体部14上にタブレット端末12が配置されても、そのタブレット端末12が本体部14の上面に沿って下方に移動するのを阻止するように構成されている。
【0025】
また、第3リブ17は、図1図2図6および図7に示すように、本体部14の前端部に下方に突出して設けられている。この第3リブ17は、本体部14が筐体2の上面2aに載置された場合に上面2aの前端に連なる筐体2の前面の上端部22に接触(係合)して配置されるように、構成されている。これにより、この第3リブ17は、本体部14が筐体2の上面2aに載置され、かつ、第1リブ15が筐体2の背面の上端部21に係合した場合に、第1リブ15と協働して、本体部14が筐体2の上面2aにおける傾斜方向(上下方向かつ前後方向)にガタつくのを防ぐように、構成されている。
【0026】
さらに、第4リブ18は、図7に示すように、本体部14の下面における右端部、つまりプリンタカバー5と反対側に位置する本体部14の右端部に下方に突出して設けられている。この第4リブ18は、本体部14が筐体2の上面2aに載置された場合に筐体2の右側面の上端部23に接触(係合)して左方向への本体部14の移動を規制するように、構成されている。これにより、第4リブ18は、筐体2の上面2aに本体部14が配置された場合に、本体部14が左側にずれてプリンタカバー5、記録紙排出口6、およびスライドスイッチ7を覆うのを防ぐように構成されている。
【0027】
次に、このような電子レジスタ1をユーザが使用する場合について説明する。
この電子レジスタ1では通常、ユーザは、スライドスイッチ7を清算モードに切り替え、この状態で筐体2の上面2aに設けられたキー入力部3をキー操作して、売上データなどの情報を入力する。すると、入力されたデータおよびその演算処理結果などの情報が表示部4に表示される。この表示された情報は、記録紙にプリンタ(いずれも図示せず)で印刷され、この印刷された記録紙6aが記録紙排出口6からレシートとして発行される。
【0028】
また、この電子レジスタ1で売上データに基づいて金銭の受け渡しをする際には、ユーザがキー入力部3に含まれる会計ボタンを押し操作するのに応じて、開閉蓋8が下側に回動して開く。すると、開閉蓋8内に配置された紙幣収納部10が開閉蓋8と共に筐体2内の下段にほぼ水平な状態で配置されると共に、硬貨収納部11が筐体2内の上段に配置された状態で筐体2の前側にスライドして紙幣収納部10の上方に配置される。この状態では、紙幣収納部10と硬貨収納部11とが筐体2の外部に露出するので、金銭の受け渡しができる。
【0029】
次に、ユーザがこの電子レジスタ1の上面、つまり筐体2の上面2aにタブレット端末12を配置させて使用する場合について説明する。
この場合には、まず、ユーザは、筐体2の傾斜した上面2aに載置部材13を配置する。このときには、載置部材13の本体部14を、筐体2の上面2aにおけるキー入力部3および表示部4の領域上に対応させて配置する。この状態では、本体部14は、その下面が上面2aに接触し、上面2aに沿ってほぼ平行に延びている。
【0030】
また、このときには、ユーザは、前述した第1リブ15を筐体2の背面の上端部21に係合させて配置する。これにより、筐体2の上面2aが前述した所定の傾斜角度で傾斜していても、第1リブ15によって本体部14が筐体2の上面2aに沿って下方に移動しないように保持される。
【0031】
また、このときには、ユーザは、前述した第3リブ17を筐体2の前面の上端部22に係合させて配置する。このため、本体部14が筐体2の上面2aに載置されて第1リブ15が筐体2の背面の上端部21に係合した場合に、第3リブ17が第1リブ15と協働することによって、本体部14が筐体2の上面2aにおける傾斜方向(前後方向)にガタつくことなく良好に配置される。
【0032】
また、このときには、ユーザは、前述した第4リブ18を筐体2の右側面の上端部23に係合させて配置する。これにより、筐体2の上面2aに本体部14が載置された場合に、第4リブ18によって本体部14の左方向への移動が規制され、本体部14が左側にずれてプリンタカバー5、記録紙排出口6、およびスライドスイッチ7を覆うことがない。
【0033】
そして、上述したように本体部14、第1リブ15、第3リブ17および第4リブ18を配置した状態で、本体部14上にタブレット端末12を配置させる。このときには、前述した第2リブ16に、タブレット端末12の前辺部が当接する。これにより、筐体2の傾斜した上面2aに沿って配置された本体部14上にタブレット端末12が配置されても、第2リブ16によってタブレット端末12が本体部14の上面に沿って下方に移動することがなく、本体部14上にタブレット端末12が良好に配置される。
【0034】
この状態で、ユーザがタブレット端末12を操作する場合には、まず、ユーザは、通信ケーブル12aによってタブレット端末12と電子レジスタ1とを電気的に接続する。このときには、タブレット端末12の右側面に設けられた接続端子部(図示せず)と、電子レジスタ1の右側面に設けられた接続端子部2bとを、通信ケーブル12aによって接続する。
【0035】
この場合には、載置部材13の本体部14とタブレット端末12とが、筐体2の上面2aの右側におけるキー入力部3および表示部4に対応する箇所に配置されて、筐体2の上面2aの左側におけるプリンタカバー5、記録紙排出口6およびスライドスイッチ7を覆うことがない。また、通信ケーブル12aが電子レジスタ1の右側面に設けられた接続端子部2bとタブレット端末12の右側面に設けられた接続端子部に接続されるので、通信ケーブル12aが上面2aの左側におけるプリンタカバー5、記録紙排出口6およびスライドスイッチ7を覆うこともない。このため、プリンタカバー5を開閉する際、またはスライドスイッチ7を操作する際に、通信ケーブル12aが邪魔になることがない。
【0036】
この状態で、ユーザは、タブレット端末12を操作して情報を入力することができると共に、タブレット端末12と電子レジスタとの間で入力した情報の授受ができる。この場合、タブレット端末12を載置部材13によって筐体2の上面2aに配置させた状態で、タブレット端末12で入力した情報を印刷する際には、通信ケーブル12aが邪魔にならずに、タブレット端末12で入力した情報をプリンタで記録紙(いずれも図示せず)に印刷することができる。
【0037】
このように、この載置部材13によれば、傾斜した筐体2の上面2aに載置され、外部機器であるタブレット端末12を載置可能な本体部14と、本体部14に設けられ、筐体2に係合することにより、本体部14が筐体2の上面2aに沿って下方に移動するのを阻止する第1リブ15と、本体部14に設けられ、タブレット端末12に係合することにより、タブレット端末12が本体部14の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2リブ16と、を備えていることにより、筐体2の上面2aから本体部14が落下するのを防ぐことができると共に、タブレット端末12を良好に載置させることができる。
【0038】
すなわち、この載置部材13では、本体部14が筐体2の上面2aにおけるキー入力部3および表示部4の領域に対応して配置された際に、筐体2の上面2aが、第1リブ15が存在しないと仮定した場合に本体部14が下方に移動する可能性のある傾斜角度で前下がりに傾斜していても、第1リブ15によって本体部14を、筐体2の上面2aに沿って下方に移動させないように保持することができ、また本体部14上に載置されたタブレット端末12を、第2リブ16によって本体部14の上面に沿って下方に移動させないように保持することができる。
【0039】
この場合、この載置部材13では、本体部14がタブレット端末12とほぼ同じ大きさのほぼ四角形状の平板状に形成されているので、タブレット端末12を筐体2の上面2aにおけるキー入力部3および表示部4の領域に対応させて配置させることができ、また第1リブ15が本体部14の下面における後端部に下方に突出して設けられ、この第1リブ15を筐体2の背面の上端部21に接触(係合)して配置させることができるので、第1リブ15によって本体部14を、筐体2の上面2aに沿って下方に移動させないように保持することができる。
【0040】
また、この載置部材13では、第2リブ16が本体部14の上面における前端部に上方に突出して設けられ、この第2リブ16にタブレット端末12の前辺部を当接させることができるので、筐体2の上面2aに傾斜して配置された本体部14上にタブレット端末12が載置されても、第2リブ16によってタブレット端末12を本体部14の上面に沿って下方に移動させないように保持することができる。
【0041】
この場合、この載置部材13では、筐体2の上面2aが、第1リブ15が存在しないと仮定した場合に本体部14が下方に移動する可能性のある傾斜角度、例えば25°の傾斜角度で前下り傾斜していることにより、筐体2の上面2aに載置された本体部14が下方に移動しやすいが、第1リブ15によって本体部14の下方への移動を阻止することができると共に、第2リブ16によって本体部14からのタブレット端末12の下方への移動を阻止することができる。
【0042】
また、この載置部材13では、本体部14の前端部に下方に突出して設けられ、筐体2の前面の上端部22に接触(係合)して配置されることにより、本体部14が筐体2の上面2aに沿って上方に移動するのを規制(阻止)する第3リブ17を備えていることにより、第1リブ15と協働して筐体2の上面2aの傾斜方向における本体部14のガタつきを防ぐことができる。すなわち、第3リブ17は、本体部14の前端部に下側に向けて突出して設けられて、筐体2の前面の上端部22に接触して配置されるので、第1リブ15と協働して本体部14を筐体2の上面2aにおける傾斜方向にガタつかせることなく良好に配置させることができる。
【0043】
また、この載置部材13では、第4リブ18が本体部14の下面における右端部に下方に突出して設けられ、この第4リブ18が筐体2の右側面の上端部23に接触(係合)して左方向への本体部14の移動を規制することができる。これにより、筐体2の上面2aに本体部14を載置させる際に、第4リブ18によって本体部14を筐体2の上面2aにおけるキー入力部3および表示部4に対応する箇所に良好に載置させることができる。
【0044】
このため、この載置部材13では、第4リブ18によって本体部14が左側にずれてプリンタカバー5、記録紙排出口6、およびスライドスイッチ7を覆うのを防ぐことができる。これにより、載置部材13の本体部14上にタブレット端末12を載置させて使用する際に、本体部14およびタブレット端末12をプリンタカバー5、記録紙排出口6、およびスライドスイッチ7の邪魔にならないように配置させることができ、これにより使い勝手の良いものを提供することができる。
【0045】
また、この載置部材13では、本体部14、第1リブ15、第2リブ16、第3リブ17および第4リブ18が、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エラストマーなどの弾力性を有する合成樹脂で互いに一体に形成されていることにより、容易に製作することができると共に、筐体2の上面2aに本体部14を載置させても、本体部14がキー入力部3および表示部4を傷付けることがないばかりか、第1リブ15、第2リブ16、第3リブ17および第4リブ18が筐体2の上面2aを傷付けないように、本体部14を筐体2の上面2aに良好に載置させることができる。
【0046】
さらに、この電子レジスタ1では、筐体2の上面2aが前下がりに傾斜しており、その上面2aの右側(第1領域)に設けられ、売上データを含む或るデータを入力するためのキー入力部3と、筐体2内に設けられ、売上データを記録するための記録紙を収納するための記録紙収納部と、筐体2の上面2aにおける左側の1/3程度の領域(第1領域とは異なる第2領域)に設けられ、記録紙収納部を開閉するためのプリンタカバー5と、をさらに備え、前記第2領域には、売上データが記録された記録紙6aを排出するための記録紙排出口6が設けられ、載置部材13は、プリンタカバー5と記録紙排出口6とを覆わずに、キー入力部3を覆うように、筐体2の上面2aに載置されている。これにより、載置部材13の本体部14上にタブレット端末12を載置させて使用する際に、本体部14およびタブレット端末12がプリンタカバー5、記録紙排出口6、およびスライドスイッチ7の邪魔にならないように載置させることができ、これにより使い勝手の良いものを提供することができる。
【0047】
また、この電子レジスタ1では、筐体2の上面2aにおける記録紙排出口6と筐体2の上面2aの前端部との間には、電子レジスタ1のモード切替用のスライドスイッチ7が筐体2の左右方向に延びるように配置されていることにより、筐体2の上面2aにおける記録紙排出口6と上面2aの下辺部との間の狭い範囲にスライドスイッチ7を確実に且つ良好に配置させることができる。
【0048】
すなわち、この電子レジスタ1では、スライドスイッチ7が筐体2の前後方向に延びるように配置されておらず、左右方向に延びるように配置されているので、スライドスイッチ7の長さが長くても、スライドスイッチ7が設けられる筐体2の上面2aの前後方向の長さを短く形成することができる。
【0049】
ここで、上述した実施形態では、載置部材13の第1リブ15が、本体部14の後端部において左右方向の全域に亘って設けられた構成について説明したが、第1リブ15は、本体部14の後端部に部分的に設けられてもよく、例えば、本体部14の後端部の左右の両端部にそれぞれ設けてもよい。
【0050】
また、上述した実施形態では、第1リブ15が、本体部14から下方に突出し、筐体2の背面の上端部21に接触(係合)して配置される構成について説明した。しかしながら、第1リブ15は、本体部14が筐体2の上面2aに沿って少なくとも下方に移動するのを阻止する構成であればよい。したがって、載置部材13には、第1リブ15に代えて、例えば本体部14の任意の箇所(1又は複数)に設けられ、下方に向けて突出するとともに、電子レジスタ1の筐体2の上面2a等の適当な部位に設けられた凹部や穴等に内嵌または遊嵌することによって筐体2に係合する突起部を、本発明の第1係合部として設けるようにしてもよい。また、その場合、係る突起部により、筐体2の上面2aに沿った本体部14の上方及び下方への移動を阻止できたり、筐体2の上面2aに沿った本体部14の上下方向及び左右方向への移動を阻止できたりするため、前者の場合には前述した第3リブ17を省略することができ、後者の場合には第3リブ17に加え前述した第4リブ18を省略することができる。つまり1又は複数の上記突起部のみによって、本体部14における、筐体2の上面2aでの傾斜方向へのガタつきを防止したり、上面2aでの左右方向への移動を阻止したりすることができる。上記の本体部14の移動阻止のための凹凸は、本体部14と筐体2の間で逆の関係であってもよい。
【0051】
また、上述した実施形態では、載置部材13の第3リブ17が、本体部14の前端部に部分的に設けてもよく、例えば、本体部14の前端部の左右の両端側にそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0052】
また、上述した実施形態では、載置部材13が弾力性を有する合成樹脂により形成されており、本体部14等と共に一体に形成された第3リブ17が、筐体2の前面の上端部22に接触して配置される構成について説明した。しかしながら、載置部材13は、硬質の合成樹脂や金属等の剛体であってもよく、その場合、第3リブ17と筐体2の前面の上端部22との間には、載置部材13を筐体2の上面2aに載置可能にする程度の微小の隙間を確保する必要がある。したがって、その場合には、第3リブ17は少なくとも筐体2の前面の上端部22と対向する構成であればよく、第3リブ17が、筐体2の前面の上端部22に接触していなくとも構わない。
【0053】
また、載置部材13を硬質の合成樹脂や金属等の剛体とし、本体部14等を互いに一体に形成する場合には、例えば第3リブ17における、筐体2の前面の上端部22と対向する対向面に、弾力性を有する合成樹脂やフエルト等からなるシート状の緩衝材を設け、係る緩衝材を介して第3リブ17を筐体2の前面の上端部22に接触又は対向させてもよい。また、それとは別に、例えば上記緩衝材を第1リブ15における、筐体2の背面の上端部21と対向する対向面に設けることにより、載置部材13を筐体2の上面2aに載置した際に、第3リブ17が筐体2の前面の上端部22に接触又は対向して配置されるように構成してもよい。このような緩衝材は、第2リブ16や第4リブ18に同様に設けてもよいことは、もちろんである。
【0054】
なお、上述した実施形態では、外部機器としてタブレット端末12を用いた場合について述べたが、この発明は、これに限らず、携帯電話、携帯情報端末などの携帯機器を用いても良い。
【0055】
また、上述した実施形態では、本発明を電子レジスタに適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも電子レジスタである必要はなく、例えばノート型のパーソナルコンピュータなどの電子機器にも適用することができる。
【0056】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0057】
(付記)
請求項1に記載の発明は、水平に対して傾斜した筐体の上面に載置され、外部機器を載置可能な本体部と、前記本体部に設けられ、前記筐体に係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って少なくとも下方に移動するのを阻止する第1係合部と、前記本体部に設けられ、前記外部機器に係合することにより、前記外部機器が前記本体部の上面に沿って下方に移動するのを阻止する第2係合部と、を備えていることを特徴とする載置部材である。
【0058】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の載置部材において、前記筐体の前記上面は、水平に対して前下がりに傾斜しており、 前記第1係合部は、前記本体部から下方に突出し、前記筐体の背面の少なくとも上端部に接触して係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って下方に移動するのを阻止することを特徴とする載置部材である。
【0059】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の載置部材において、前記本体部から下方に突出するように前記本体部に設けられ、前記筐体の前面の少なくとも上端部に接触または対向することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って上方に移動するのを規制する第3係合部をさらに備えていることを特徴とする載置部材である。
【0060】
請求項4に記載の発明は、請求項1~請求項3のいずれかに記載の載置部材において、前記筐体の前記上面は、水平に対して前下がりに傾斜しており、前記本体部から下方に突出するように前記本体部に設けられ、前記筐体の左右方向の一方の側面の少なくとも上端部に接触して係合することにより、前記本体部が前記筐体の前記上面に沿って左右方向の他方向に移動するのを阻止する第4係合部をさらに備えていることを特徴とする載置部材である。
【0061】
請求項5に記載の発明は、少なくとも請求項3を引用する請求項4に記載の載置部材において、前記本体部、前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部および前記第4係合部は、弾力性を有する材料で互いに一体に形成されていることを特徴とする載置部材である。
【0062】
請求項6に記載の発明は、請求項1~請求項5のいずれかに記載の載置部材において、 前記筐体の前記上面は、前記第1係合部が存在しないと仮定した場合に前記本体部が前記上面に沿って下方に移動する可能性がある所定の傾斜角度で傾斜していることを特徴とする載置部材である。
【0063】
請求項7に記載の発明は、請求項1~請求項6のいずれかに記載された載置部材を備えていることを特徴とする電子機器である。
【0064】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の電子機器において、前記電子機器は電子レジスタであり、前記筐体の前記上面は前下がりに傾斜しており、前記上面の第1領域に設けられ、売上データを含む或るデータを入力するための入力部と、前記筐体内に設けられ、前記売上データを記録するための記録紙を少なくとも収納するための収納部と、前記上面の前記第1領域とは異なる第2領域に設けられ、前記収納部を開閉するためのカバーと、をさらに備え、前記第2領域には、前記売上データが記録された記録紙を排出するための記録紙排出口が設けられ、前記載置部材は、前記カバーと前記記録紙排出口とを覆わずに、前記入力部を覆うように、前記上面に配置されることを特徴とする電子機器である。
【0065】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電子機器において、前記筐体の前記上面における前記記録紙排出口と前記筐体の前記上面の前端部との間には、電子レジスタのモード切替用のスライドスイッチが前記筐体の前記上面における傾斜方向と直交する左右方向に延びるように配置されていることを特徴とする電子機器である。
【符号の説明】
【0066】
1 電子レジスタ
2 筐体
2a 上面
2b 接続端子部
3 キー入力部
4 表示部
5 プリンタカバー
6 記録紙排出口
6a 記録紙
7 スライドスイッチ
7a 操作釦
7b 長孔
8 開閉蓋
10 紙幣収納部
11 硬貨収納部
12 タブレット端末
12a 通信ケーブル
13 載置部材
14 本体部
15 第1リブ
16 第2リブ
17 第3リブ
18 第4リブ
21 筐体の背面の上端部
22 筐体の前面の上端部
23 筐体の右側面の上端部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7