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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-16
(45)【発行日】2023-10-24
(54)【発明の名称】地理情報システム
(51)【国際特許分類】
   G09B 29/00 20060101AFI20231017BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20231017BHJP
   G06T 11/60 20060101ALI20231017BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20231017BHJP
【FI】
G09B29/00 F
G09B29/10 A
G06T11/60 300
G06F3/04817
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019144395
(22)【出願日】2019-08-06
(65)【公開番号】P2021026120
(43)【公開日】2021-02-22
【審査請求日】2022-06-15
(73)【特許権者】
【識別番号】390023249
【氏名又は名称】国際航業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】500399219
【氏名又は名称】一般財団法人日本不動産研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】506350997
【氏名又は名称】株式会社北海道建設新聞社
(74)【代理人】
【識別番号】110001335
【氏名又は名称】弁理士法人 武政国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】石田 賢延
(72)【発明者】
【氏名】幸田 仁
【審査官】佐々木 祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-115077(JP,A)
【文献】特開2019-080295(JP,A)
【文献】特開2010-038713(JP,A)
【文献】特開平11-045276(JP,A)
【文献】特開2014-071815(JP,A)
【文献】特開2007-011160(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 23/00 - 29/14
G01C 21/00 - 21/36
G01C 23/00 - 25/00
G06T 11/60
G06F 3/04817
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報を具備する背景地図に、時間に関する情報を含む地理空間情報を表示する地理情報システムにおいて、
表示手段に表示された背景地図上のうち前記地理空間情報に係る位置に、該地理空間情報を示すアイコンを表示するよう制御するアイコン表示制御手段と、
背景地図上に表示すべき前記アイコンの大きさを設定するアイコンサイズ設定手段と、を備え、
将来の時間として基準時間が設定され、
前記アイコンサイズ設定手段は、前記地理空間情報に係る時間と前記基準時間との時間差を求めるとともに、該時間差が大きいほど大きなサイズで前記アイコンを設定し、
前記アイコン表示制御手段は、前記アイコンサイズ設定手段によって設定された前記アイコンの大きさで該アイコンを表示するよう制御する、
ことを特徴とする地理情報システム。
【請求項2】
前記基準時間が、現在時間から所定期間だけ後の時間として設定された、
ことを特徴とする請求項1記載の地理情報システム。
【請求項3】
オペレータの操作によって、所望の将来の時間を前記基準時間として指定し得る基準時間指定手段を、さらに備え、
前記アイコンサイズ設定手段は、前記基準時間指定手段で指定された前記基準時間に基づいて前記時間差を求める、
ことを特徴とする請求項1記載の地理情報システム。
【請求項4】
前記アイコンサイズ設定手段は、前記時間差に基づいて連続的に前記アイコンの大きさを変化させて設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の地理情報システム。
【請求項5】
前記アイコンサイズ設定手段は、前記時間差に基づいて段階的に前記アイコンの大きさを変化させて設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の地理情報システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、地理情報システムに関するものであり、より具体的には、背景図上に表示されるアイコンの大きさが時間とともに変化する地理情報システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建物や道路、あるいは地形や等高線など地球上の位置と密接に関連する情報は、地図として紙面上に表示していた。そして、この紙の地図(以下、「紙地図」という。)からできるだけ多くの情報を把握することができるように、対象物を図案化し、記号化し、線種や色を使い分けるなど、様々な工夫が紙地図には凝らされている。しかしながら、紙地図から正しく情報を把握するためには、地図記載上の決まりごと(例えば、地図記号や等高線など)を知識として備えている必要があり、誰もが直観的に紙地図から正しい情報を引き出せるというものではなかった。また、例えば店舗に関する紹介情報や評判も位置に関する情報であるがこれを紙面上に表現することは難しく、すなわち紙面上に情報を記載するには自ずと限度がある。さらに、建物は建て替えられることがあり、地形も経年変化することから、そのたびに紙地図は繰り返し更新しなければならず、しかも一部の建物が変化しただけであっても紙地図の場合は一面全てを変更することとなる。
【0003】
情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)が進んだ昨今では、地図をはじめ位置に関する情報もコンピュータ上で管理されることが主流となり、特に、地理情報システム(GIS:Geographic Information System)の導入により、地理空間情報を取り扱う技術は飛躍的に発達してきた。地理空間情報とは、地点(ポイント)や領域(エリア)の位置を示す情報(位置情報)、あるいは位置情報に加えその位置に関連付けられた様々な情報(以下、「属性情報」という。)のことであり、地図に記載するための情報という概念を超えたものである。例えば、建物や道路、河川といった地物の場合、地物の位置や形状を表す属性情報だけでなく、地物が出現した時間、その地物の名称や分類、地物が有する機能など、必要とされる全ての属性情報を含んだものも、その地物の地理空間情報とすることができる。
【0004】
通常、地理情報システム(GIS)は、背景地図上に地理空間情報に係る位置を示し、その位置を指定(例えばクリック)することによってその地点(領域)に関する種々の属性情報を出力する仕組みとされる。そして一般的な地理情報システムでは、図8に示すように、地理空間情報に係る位置を示すものとしてアイコンが利用される。図8(a)は、地理情報システムの背景地図上に表示された多数のアイコンを示すモデル図であり、図8(b)は、その一部を拡大したモデル図である。
【0005】
図8に示すように、地理情報システムに登録された地理空間情報がある地点に集中し、すなわち数多くのアイコンが集中することがある。例えば、ヒグマの出没情報(属性情報)を地理情報システムに登録した場合、やはり同じような位置にヒグマの出没情報が集中する結果、多数のアイコンが重なり合って表示されることになる。
【0006】
背景地図上でアイコンが集中すると、その周辺に多数の地理空間情報があることは把握できるが、一方で個々の地理空間情報(アイコン)を選出することは難しくなる。そこで、特別なアイコンを目立たせるべく、所定の属性情報に係るアイコンを他より大きく表示するといった工夫が行われることはあった。例えば特許文献1では、無線基地局を地理空間情報として管理する地理情報システムに関する技術であり、無線基地局のリソース使用率が高いほどアイコンのサイズを大きくするという技術を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2015-152708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記したようにヒグマの出没情報(属性情報)を地理情報システムで管理するようなケースでは、当然ながら古い情報よりも新しい情報が重要となる。したがって、古い出没情報に係るアイコンよりも新しい出没情報に係るアイコンが目立つように表示すると好適である。しかしながら、特許文献1のように属性情報に基づいてアイコンのサイズを変更することはあっても、情報に係る時間に応じてアイコンのサイズを変更するという技術が提案されることはこれまでなかった。
【0009】
本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち地理空間情報に係る時間に基づいてその重要性を判断したうえで、アイコンのサイズを変更することができる地理情報システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、地理空間情報に係る時間と、基準となる時間との時間の差を求め、この時間の差に応じてアイコンのサイズを設定する、という点に着目したものであり、従来にはなかった発想に基づいてなされた発明である。
【0011】
本願発明の地理情報システムは、位置情報を具備する背景地図に地理空間情報を表示する地理情報システムであって、アイコン表示制御手段とアイコンサイズ設定手段を備えたものである。このうちアイコン表示制御手段は、表示手段に表示された背景地図上のうち地理空間情報に係る位置に、その地理空間情報を示すアイコンを表示するよう制御する手段である。一方のアイコンサイズ設定手段は、背景地図上に表示すべきアイコンの大きさを設定する手段である。より詳しくは、地理空間情報に係る時間と基準時間との時間差を求めるとともに、この時間差に応じてアイコンの大きさを設定する。そしてアイコン表示制御手段が、アイコンサイズ設定手段によって設定されたアイコンの大きさでアイコンを表示するよう制御する。
【0012】
本願発明の地理情報システムは、基準時間を現在時間とし、時間差が小さいほどアイコンを大きく設定するとともに、時間差が大きいほどアイコンを小さく設定するものとすることもできる。
【0013】
本願発明の地理情報システムは、所望の基準時間を指定し得る基準時間指定手段をさらに備えたものとすることもできる。この場合、アイコンサイズ設定手段は、基準時間指定手段で指定された基準時間に基づいて時間差を求める。
【0014】
本願発明の地理情報システムは、時間差に基づいて連続的にアイコンの大きさを変化させて設定するものとすることもできる。
【0015】
本願発明の地理情報システムは、時間差に基づいて段階的にアイコンの大きさを変化させて設定するものとすることもできる。
【発明の効果】
【0016】
本願発明の地理情報システムには、次のような効果がある。
(1)例えば、新しい情報に係るアイコンを大きく表示することで、新鮮な情報を容易に選出することができる。
(2)基準時間指定手段を備えることによって、利用者が望む特定時期に近い情報を容易に選出することができる。
(3)人の労力を要することなく、時間に応じてアイコンのサイズを自動的に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】(a)は背景地図上に多数のアイコンが表示された画面全体図、(b)は背景地図上に多数のアイコンが表示されたうちの部分拡大図。
図2】固有時間と基準時間との差である時間差を説明するモデル図。
図3】本願発明の地理情報システム(本GIS)の主な構成を示すブロック図。
図4】本願発明の地理情報システム(本GIS)の主な処理の流れを示すフロー図。
図5】(a)は時間差が小さいほどアイコンのサイズが大きく設定されるケースを示すモデル図、(b)は時間差が大きいほどアイコンのサイズが大きく設定されるケースを示すモデル図。
図6】(a)は時間差に応じて連続的にアイコンのサイズが変化する状態を示すモデル図、(b)は時間差に応じて段階的にアイコンのサイズが変化する状態を示すモデル図。
図7】ヒグマの出没情報を示すアイコンが、最近のものほど大きなサイズで表示された状況を示すモデル図。
図8】(a)は地理情報システムの背景地図上に表示された多数のアイコンを示すモデル図、(b)はその一部を拡大したモデル図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願発明の地理情報システムの実施形態の一例を、図を参照しながら説明する。
【0019】
1.全体概要
本願発明の地理情報システムは、背景地図に地理空間情報を表示するシステムであり、背景地図上に表示されるアイコンの大きさを時間に応じていわば動的に変化させるものである。ここで背景地図とは、ベースマップとも呼ばれるもので、重畳表示する地理空間情報の背景(基盤)となるものである。またコンピュータを用いて操作することから、背景地図としてはラスタ形式の地図やベクタ形式の地図といった電子地図が用いられ、少なくとも平面座標(緯度経度や平面直角座標)が付与されている。もちろん、平面座標に加え高さの情報を含む3次元座標が付与された電子地図を用いることもできる。
【0020】
図1は、ディスプレイなどの表示手段に本願発明の地理情報システムが表示された状態を示す図であり、(a)は背景地図上に多数のアイコンが表示された画面全体図、(b)はその部分拡大図である。アイコンは、その位置に関連する地理空間情報があることを示す目印であって、オペレータがアイコンを操作(例えばクリック操作)することでそのアイコンに関する地理空間情報が表示される。また図1に示すように、表示されたアイコンのサイズはそれぞれ異なっている。アイコンのサイズは「時間差」に応じて設定され、この時間差は図2に示すように、基準とされる時間(以下、単に「基準時間」という。)と、アイコンの地理空間情報に係る時間(以下、「固有時間」という。)との差として求められる。後述するように基準時間は、あらかじめ定めておく仕様とすることもできるし、オペレータによって入力させる仕様とすることもできる。一方の固有時間は、属性情報の一部を構成するものであり、例えば、ヒグマが出現したなど事象が生じた時間や、建物が完成した時期などその地点に関する時間、あるいはその地理空間情報が入力された時間など、様々なものを固有時間とすることができる。
【0021】
2.地理情報システム
本願発明の地理情報システムについて、図を参照しながら詳しく説明する。
【0022】
図3は、本願発明の地理情報システム(以下、「本GIS100」という。)の主な構成を示すブロック図である。この図に示すように本GIS100は、アイコンサイズ設定手段101とアイコン表示制御手段102を含んで構成され、さらに基準時間指定手段103や地理空間情報取得手段104、地理空間情報記憶手段105を含んで構成することもできる。
【0023】
地理空間情報記憶手段105は、地理空間情報を記憶するものであり、汎用的コンピュータの記憶装置を利用することもできるし、そのほかデータベースサーバに構築することもできる。この場合、ローカルなネットワーク(LAN:LocalAreaNetwork)に置くこともできるし、インターネット経由(つまり無線通信)で保存するクラウドサーバとすることもできる。
【0024】
地理空間情報取得手段104は、地理空間情報記憶手段105から地理空間情報を読み出す手段である。またアイコンサイズ設定手段101は、地理空間情報記憶手段105が読み出した地理空間情報のうちの固有時間と、基準時間とに基づいて時間差を求めるとともに、その時間差に応じてアイコンサイズを設定する手段である。そしてアイコン表示制御手段102が、背景地図上の所定位置に、アイコンサイズ設定手段101が設定したサイズで、アイコンを表示させる。
【0025】
本GIS100を構成するアイコンサイズ設定手段101とアイコン表示制御手段102、基準時間指定手段103、地理空間情報取得手段104は、専用のものとして製造することもできるし、汎用的なコンピュータ装置を利用することもできる。このコンピュータ装置は、パーソナルコンピュータ(PC)や、iPad(登録商標)といったタブレット型PC、スマートフォンを含む携帯端末などによって構成することができる。コンピュータ装置は、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリを具備しており、さらにマウスやキーボードといった入力手段やディスプレイを含むものもある。
【0026】
図4は、本GIS100の主な処理の流れを示すフロー図である。以下、この図を参照しながら本GIS100の主な処理の流れについて説明する。
【0027】
まず地理空間情報取得手段104が地理空間情報記憶手段105から地理空間情報を読み出して取得する(Step10)。このとき、地理空間情報記憶手段105が記憶するすべての地理空間情報を読み出してもよいし、表示手段200(例えばディスプレイ)に表示される範囲にあるアイコンの地理空間情報を読み出してもよい。また地理空間情報取得手段104が地理空間情報を読み出すタイミングは、一定の時間が経過するとき(つまり定期的)とすることもできるし、本GIS100を起動したときとすることもできるし、オペレータが更新操作を行ったときとすることもできる。
【0028】
地理空間情報取得手段104が地理空間情報を読み出すと、アイコンサイズ設定手段101がそれぞれの地理空間情報に対して時間差を求める(Step30)。より詳しくは、アイコンサイズ設定手段101が、地理空間情報から固有時間を取得するとともに、基準時間を取得し、これら固有時間と基準時間から時間差を求める。なお図2に示すように、固有時間が基準時間よりも将来であるケースも、固有時間が基準時間よりも過去となるケースもある。この場合、正/負(プラス/マイナス)とともに時間差を求める(例えば、固有時間-基準時間とする)こともできるし、正/負を付することなく時差の絶対値として時間差を求めることもできる。
【0029】
既述したとおり本GIS100は、基準時間をあらかじめ設定しておく仕様とすることもできるし、本GIS100オペレータが指定する仕様とすることもできる。あらかじめ設定しておく場合、例えば基準時間を現在時間とすることができる。あるいは、現在時間を基準として設定した時間(例えば、1か月前や1週間後など)を基準時間とすることもできるし、現在時間のように移動することなく固定した時間(例えば、東京オリンピック開催の2020年7月24日など)を基準時間とすることもできる。一方、オペレータが指定する場合、基準時間指定手段103を用いるとよい。すなわち、オペレータが基準時間指定手段103で入力操作を行うことによって、基準時間を設定するわけである(Step20)。
【0030】
時間差が得られると、アイコンサイズ設定手段101はそれぞれのアイコンに対してアイコンのサイズを設定する(Step40)。図5は、時間差に応じて設定されるアイコンのサイズを説明する図であり、(a)は時間差が小さいほどアイコンのサイズが大きく設定されるケースを示すモデル図、(b)は時間差が大きいほどアイコンのサイズが大きく設定されるケースを示すモデル図である。例えば、現在時間を基準時間とした場合、図5(a)のケースでは、現在時間(基準時間)に近いほどアイコンのサイズは大きく設定され、逆に現在時間から遠いほどアイコンのサイズは小さく設定される。一方、図5(b)のケースでは、現在時間(基準時間)に近いほどアイコンのサイズは小さく設定され、逆に現在時間から遠いほどアイコンのサイズは大きく設定される。本GIS100が、ヒグマの出没情報を表示するような場合は図5(a)のケースでアイコンのサイズを設定し、古くなった構造物を抽出したい場合は図5(b)のケースでアイコンのサイズを設定するとよい。
【0031】
また図6(a)に示すように、時間差に応じて連続的に変化するようにアイコンのサイズを設定する仕様とすることもできるし、図6(b)に示すように、時間差に応じて段階的に変化するようにアイコンのサイズを設定する仕様とすることもできる。図6(b)に示すように段階的に変化させる場合、時間差が所定時間(例えば10日間)を超えるたびにアイコンのサイズを小さく(あるいは大きく)設定するとよい。
【0032】
アイコンサイズ設定手段101がそれぞれのアイコンに対してサイズを設定すると、アイコン表示制御手段102が表示手段200にアイコンを表示するよう制御する(Step50)。このときアイコン表示制御手段102は、アイコンサイズ設定手段101によって設定されたサイズで個々のアイコンを表示させる。例えば図7に示すアイコンは、ヒグマの出没情報を示すものであり、最近のものほど、つまり現在時間(基準時間)に近い出没情報ほど大きなサイズとされている。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本願発明の地理情報システムは、行政が管理する地理情報システムや、民間が商用利用する地理情報システムのほか、防災用や教育用など様々な地理情報システムに利用することができる。
【符号の説明】
【0034】
100 本GIS
101 (本GISの)アイコンサイズ設定手段
102 (本GISの)アイコン表示制御手段
103 (本GISの)基準時間指定手段
104 (本GISの)地理空間情報取得手段
105 (本GISの)地理空間情報記憶手段
200 表示手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8