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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-16
(45)【発行日】2023-10-24
(54)【発明の名称】信号検出装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 25/03 20060101AFI20231017BHJP
   H04L 25/02 20060101ALI20231017BHJP
   H03M 1/12 20060101ALI20231017BHJP
【FI】
H04L25/03 B
H04L25/02 R
H03M1/12 A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2022097026
(22)【出願日】2022-06-16
【審査請求日】2022-07-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000103976
【氏名又は名称】株式会社オリジン
(74)【代理人】
【識別番号】100119677
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100160495
【弁理士】
【氏名又は名称】畑 雅明
(74)【代理人】
【識別番号】100173716
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100115794
【弁理士】
【氏名又は名称】今下 勝博
(72)【発明者】
【氏名】峰 陽介
(72)【発明者】
【氏名】人見 基久
【審査官】阿部 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-246305(JP,A)
【文献】特開2011-244513(JP,A)
【文献】特開2012-156855(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 25/03
H04L 25/02
H03M 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローパスフィルタを備え、制御信号のタイミングで入力信号をサンプリングし、サンプリングした前記入力信号の電圧値を保持するサンプルホールド回路と、
前記入力信号がパルス波である場合に、前記入力信号をサンプリングするサンプル周期を前記パルス波のパルス周期と同じとし、且つ前記入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる前記制御信号を前記サンプルホールド回路に出力する制御回路と、
を備える信号検出装置。
【請求項2】
前記ローパスフィルタの時定数をTl、
前記パルス波のパルス周期をTa、及び
前記サンプリング時間をTs
としたときに、Tl>Ta>Tsであることを特徴とする請求項1に記載の信号検出装置。
【請求項3】
ローパスフィルタを備え、制御信号のタイミングで入力信号をサンプリングし、サンプリングした前記入力信号の電圧値を保持する2つのサンプルホールド回路と、
前記入力信号が三角波である場合に、前記入力信号をサンプリングするサンプル周期を前記三角波の三角波周期と同じとし、前記入力信号をサンプリングするタイミングをそれぞれの前記サンプルホールド回路でずらし、且つ前記入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる前記制御信号をそれぞれの前記サンプルホールド回路に出力する制御回路と、
それぞれの前記サンプルホールド回路が保持している前記電圧値の差分を計算し、前記三角波の傾きとする演算回路と、
を備える信号検出装置。
【請求項4】
前記ローパスフィルタの時定数をTl、
前記三角波周期及び前記サンプル周期をTr、
前記サンプリング時間をTs、及び
それぞれの前記サンプルホールド回路が前記入力信号をサンプリングするタイミングのずれ量をTdelay
としたときに、
Tl>Tr>Ts、且つ、Tr>Tdelayであることを特徴とする請求項3に記載の信号検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、入力される信号を任意のタイミングで検出する信号検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
入力される信号の任意タイミングの値を検出する回路として、バッファ、スイッチ素子およびローパスフィルタからなるサンプルホールド回路が存在する(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-156855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1は、サンプルホールド回路SHCを説明する回路図である。サンプルホールド回路SHCは、検出しようとする信号が入力される入力端Tin、バッファBu1となるボルテージフォロワ、サンプリングのタイミングでオンとするスイッチSW1、抵抗素子R1とコンデンサ素子C1で構成されるローパスフィルタLPF、バッファBu2となるボルテージフォロワ、及び検出した電圧値Vpを出力する出力端Toutを備える。
【0005】
図2(I)は、本発明の課題を説明するブロック図である。例えば、サンプリング対象の信号31としてパルス波を考える。サンプルホールド回路SHCには、スイッチSW1をオン/オフするための制御信号32が入力される。具体的には、パルス波のパルス間でスイッチSW1をオンとする制御信号32により、サンプルホールド回路SHCは、サンプリング対象の信号31のオフタイミング(パルス波のパルス間)の電圧値を保持し、出力端Toutに出力する。ローパスフィルタLPFの抵抗素子R1の抵抗値とコンデンサ素子C1の容量値の積で決まる時定数を大きくとることでサンプリング対象の信号31のオフ期間の電圧値を平滑化した値を保持できる。
【0006】
図2(II)は、サンプルホールド回路SHCが出力する電圧値Vpに誤差が生まれる原因を説明する図である。波形(A)のように、サンプリング対象の信号31の真の電圧値をVa(パルスの電圧値をVa、パルス間の電圧値をVa)とする。パルス波のパルス周期をTaとする。波形(B)は、制御信号32の波形である。制御信号32のパルス幅、すなわちサンプルホールド回路SHCのスイッチSW1をオンし、サンプリングする時間をTsとする。制御信号32のパルス間隔(サンプリングするサンプル周期)はパルス周期Taと同じである。サンプルホールド回路SHCの入力端Tinにサンプリング対象の信号が入力すると、理想であれば波形(C)のように出力端Toutに電圧値Vp=Vaの信号33が出力される。
【0007】
ところが、実際はサンプリング対象の信号に外乱やノイズであるリンギング34(波形(D)、電圧をVrとする。)が重畳する(波形(E))。そうすると、サンプルホールド回路SHCの入力端Tinに入力される信号35の電圧はVa+Vr(Va+Vr又はVa+Vr)となり、サンプルホールド回路SHCの出力端Toutから出力される信号36とサンプリング対象の信号31の真の電圧値Vaとの間に誤差Verrが生じる。なお、波形(F)では、出力信号36の電圧Vpが電圧値Vaより低い例を示している。タイミング信号32の波形によっては、出力信号36の電圧Vpが電圧値Vaより高い場合もある。
【0008】
つまり、サンプルホールド回路を用いて信号をサンプリングする場合、リンギングによる誤差が発生するという課題があった。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、リンギングによる誤差を低減して信号をサンプリングできる信号検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係る信号検出装置は、サンプルホールド回路において入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させることとした。
【0010】
具体的には、本発明に係る信号検出装置は、
ローパスフィルタを備え、制御信号のタイミングで入力信号をサンプリングし、サンプリングした前記入力信号の電圧値を保持するサンプルホールド回路と、
前記入力信号がパルス波(矩形波)である場合に、前記入力信号をサンプリングするサンプル周期を前記パルス波のパルス周期と同じとし、且つ前記入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる前記制御信号を前記サンプルホールド回路に出力する制御回路と、
を備える。
【0011】
また、本発明に係る信号検出装置は、
ローパスフィルタを備え、制御信号のタイミングで入力信号をサンプリングし、サンプリングした前記入力信号の電圧値を保持する2つのサンプルホールド回路と、
前記入力信号が三角波である場合に、前記入力信号をサンプリングするサンプル周期を前記三角波の三角波周期と同じとし、前記入力信号をサンプリングするタイミングをそれぞれの前記サンプルホールド回路でずらし、且つ前記入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる前記制御信号をそれぞれの前記サンプルホールド回路に出力する制御回路と、
それぞれの前記サンプルホールド回路が保持している前記電圧値の差分を計算し、前記三角波の傾きとする演算回路と、
を備える。
なお、本明細書において「三角波」とは、図6(I)のように、電圧の上昇と下降を繰り返す波形であり、上昇率及び下降率が一定の波形を意味する。上昇率と下降率とは不一致でもよく、いずれか一方が無限大であるのこぎり波(図6(II))でもよい。
【0012】
入力信号のサンプリング時間を所定周期で一様に変化させることでリンギングにより誤差を低減することができる。従って、本発明は、リンギングによる誤差を低減して信号をサンプリングできる信号検出装置を提供することができる。
【0013】
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、リンギングによる誤差を低減して信号をサンプリングできる信号検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】サンプルホールド回路を説明する回路図である。
図2】(I)本発明の課題を説明するブロック図である。(II)サンプルホールド回路で誤差が発生する原因を説明する波形図である。
図3】(I)本発明に係る信号検出装置を説明する図である。(II)本発明に係る信号検出装置の動作を説明する波形図である。
図4】本発明に係る信号検出装置を説明する図である。
図5】本発明に係る信号検出装置の動作を説明する波形図である。
図6】三角波の定義を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0017】
(実施形態1)
図3(I)は、本実施形態の信号検出装置301を説明する図である。信号検出装置301は、
ローパスフィルタを備え、制御信号32のタイミングで入力信号をサンプリングし、サンプリングした前記入力信号の電圧値を保持するサンプルホールド回路SHCと、
前記入力信号がパルス波である場合に、前記入力信号をサンプリングするサンプル周期を前記パルス波のパルス周期と同じとし、且つ前記入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる制御信号32をサンプルホールド回路SHCに出力する制御回路CTRLと、
を備える。
【0018】
サンプルホールド回路SHCの構成は図1で説明した構成と同じである。
なお、サンプルホールド回路SHCへの入力信号とは、図2(II)の波形(E)のように、サンプリング対象であるパルス波の信号31にリンギング34が重畳した信号である。
【0019】
つまり、本実施形態の制御回路CTRLは、パルス波でスイッチSW1を導通させる制御信号32を周期的にパルス幅変調(PWM)することで、サンプリング対象の信号31に重畳するリンギング34で発生する誤差Verrを低減する。そして、信号検出装置301は、リンギング34が重畳した信号31について任意区間の電圧値を平滑化した値を出力する。
【0020】
図3(II)は、信号検出装置301の効果を説明する図である。いずれの波形も横軸は時間である。
波形(a)は、入力信号35を説明する図である。入力信号35は、パルス周期Taのパルス波にリンギングが重畳している。
波形(b)は、パルス幅(サンプリング時間)Ts及びパルス周期Taが一定の制御信号32である。波形(c)は、本実施形態のパルス幅(サンプリング時間)Tsが一様に変化するパルス波の制御信号32である。なお、制御信号32は、パルス幅Tsが変化するが、パルスの中心の間隔(サンプル周期)はパルス周期Taと同じである。波形(d)は、パルス幅Tsを縦軸とし、本実施形態のパルス幅Tsが周期Tbで変化する様子を説明している。なお、本図ではパルス幅Tsが一様に増加する例を示しているが、パルス幅Tsが一様に減少してもよい。
【0021】
波形(e)は、、パルス幅Tsが一定の場合(波形(b))とパルス幅Tsが一様に変化する場合(波形(c))とで、図2(II)の波形(F)で説明した誤差Verrを比較する図である。縦軸は誤差Verrである。パルス幅Tsが一定の場合、前述のように、リンギングによる影響で誤差Verrが発生する。一方、パルス幅Tsが周期Tbでパルス周期Ta毎に一様に変化する場合、出力信号33の電圧Vpも周期的に増減するようになり、誤差Verrが0付近で周期的に繰り返すようになる。
【0022】
このため、信号検出装置301は、パルス波である入力信号31について、リンギング34の影響による誤差Verrを低減し、入力信号31を平滑化した値を出力することができる。
【0023】
ここで、リンギング34の影響による誤差Verrを低減するためには、次の条件1が求められる。
(条件1)
ローパスフィルタLPFの時定数をTl、
制御信号32のパルス波のパルス周期をTa、
所定周期をTb、及び
サンプリング時間(制御信号32のパルス幅)をTs
としたときに、
Tl>Tb>Ta>Ts、又はTb≧Tl>Ta>Ts
であること。
【0024】
(実施形態2)
図4は、本実施形態の信号検出装置302を説明する図である。信号検出装置302は、
ローパスフィルタを備え、制御信号(32-1、32-2)のタイミングで入力信号61をサンプリングし、サンプリングした入力信号61の電圧値を保持する2つのサンプルホールド回路(SHC1、SHC2)と、
入力信号61が三角波である場合に、入力信号61をサンプリングするサンプル周期を前記三角波の三角波周期と同じとし、入力信号61をサンプリングするタイミングをそれぞれの前記サンプルホールド回路(SHC1、SHC2)でずらし、且つ入力信号61をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる制御信号(32-1、32-2)をそれぞれのサンプルホールド回路(SHC1、SHC2)に出力する制御回路CTRLと、
それぞれのサンプルホールド回路(SHC1、SHC2)が保持している出力信号(66-1、66-2)の電圧値(Vp1、VP2)の差分(電圧差Vdiv)を計算し、前記三角波の傾きとする演算回路CALCと、
を備える。
【0025】
演算回路CALCは、例えば、差動増幅器である。
なお、図4において、入力信号61にはサンプリング対象である三角波にリンギングが重畳しているものとする。
各サンプルホールド回路(SHC1、SHC2)の構成は図1で説明した構成と同じである。そして、各サンプルホールド回路(SHC1、SHC2)は、制御回路CTRLからのパルス波である制御信号(32-1、32-2)により実施形態1で説明したように動作する。ただし、制御信号(32-1、32-2)は、パルスの中心の間隔(サンプル周期)が同じであるが、パルスタイミングがずれている。
【0026】
つまり、本実施形態の制御回路CTRLは、パルス波でスイッチSW1を導通させる制御信号(32-1、32-2)を周期的にパルス幅変調(PWM)することで、サンプリング対象の三角波に重畳するリンギングで発生する誤差Verrを低減する。そして、信号検出装置302は、演算回路CALCにより入力信号61の任意区間の変化量を検出する。
【0027】
図5は、信号検出装置302の効果を説明する図である。いずれの波形も横軸は時間である。
波形(a)は、入力信号61を説明する図である。入力信号61は、三角波周期Trの三角波にリンギングが重畳している。波形(b)は、本実施形態のパルス幅(サンプリング時間)Tsが一様に変化する制御信号32-1である。また、波形(c)は、本実施形態のパルス幅(サンプリング時間)Tsが一様に変化する制御信号32-2である。波形(d)は、パルス幅Tsを縦軸とし、制御信号32-1及び32-2のパルス幅Tsが周期Tbで変化する様子を説明している。なお、本図ではパルス幅Tsが一様に増加する例を示しているが、パルス幅Tsが一様に減少してもよい。つまり、制御信号(32-1、32-2)は、パルス幅Tsが変化するが、パルスの中心の間隔(サンプル周期)は三角周期Trと同じである。また、波形(b)と波形(c)とを比較すると、互いの制御信号は時間Tdelayだけずれている。
【0028】
このような制御信号32-1及び32-2をそれぞれサンプルホールド回路SHC1及びSHC2に入力することで、それぞれサンプルホールド回路SHC1及びSHC2は、実施形態1で説明したようにリンギングの影響を低減して入力信号61の任意区間の電圧を測定することができる。本実施形態では、サンプルホールド回路SHC1が入力信号61の区間α、サンプルホールド回路SHC2が入力信号61の区間βの電圧を検出し、平均化して出力する。
【0029】
サンプルホールド回路SHC1及びSHC2は、それぞれの出力端Toutから出力電圧(66-1、66-2)を出力する。三角波の入力信号61をサンプルホールド回路SHC1及びSHC2がサンプリングするタイミングがずれていることから、出力電圧(66-1、66-2)の電圧はそれぞれVp1とVp2となり異なる(波形(e)参照。)。
【0030】
演算回路CALCは、電圧Vp1と電圧Vp2の差分(電圧差Vdiv)を計算し、これを時間Tdelayで除して三角波の傾き67とする。
【0031】
ここで、リンギングの影響による誤差Verrを低減して、三角波の傾き67を取得するためには、次の条件2が求められる。
(条件2)
ローパスフィルタLPFの時定数をTl、
入力信号61の三角波周期及び制御信号(32-1、32-2)のパルス波のパルス周期をTr、
所定周期をTb、
サンプリング時間(制御信号32-1及び32-2のパルス幅)をTs、及び
それぞれのサンプルホールド回路(SHC1、SHC2)が入力信号61をサンプリングするタイミングのずれ量をTdelay
としたときに、
Tl>Tb>Tr>Ts、且つ、Tr>Tdelay、又は
Tb≧Tl>Tr>Ts、且つ、Tr>Tdelay
であること。
【0032】
(発明の効果)
信号検出装置(301、302)は、検出対象の波形にリンギングが重畳している場合においても、検出の誤差を低減し、誤差がより小さい検出を可能とする。
【符号の説明】
【0033】
31:信号
32、32-1、32-2:制御信号
33:出力信号
34:リンギング
35:入力信号(リンギングが重畳した信号)
36:出力信号
61:入力信号
66-1、66-2:出力信号
67:三角波の傾き
301、302:信号検出装置
【要約】
【課題】リンギングによる誤差を低減して信号をサンプリングできる信号検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る信号検出装置301は、ローパスフィルタを備え、制御信号32のタイミングで入力信号をサンプリングし、サンプリングした前記入力信号の電圧値を保持するサンプルホールド回路SHCと、前記入力信号がパルス波である場合に、前記入力信号をサンプリングする周期を前記パルス波のパルス周期と同じとし、且つ前記入力信号をサンプリングするサンプリング時間を所定周期で一様に変化させる制御信号32をサンプルホールド回路SHCに出力する制御回路CTRLと、を備える。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6