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特許7368582発電所のパトロール装置の認証管理システム及び方法
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  • 特許-発電所のパトロール装置の認証管理システム及び方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-16
(45)【発行日】2023-10-24
(54)【発明の名称】発電所のパトロール装置の認証管理システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20230101AFI20231017BHJP
   G06Q 50/06 20120101ALI20231017BHJP
【FI】
G06Q10/06
G06Q50/06
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022182961
(22)【出願日】2022-11-15
【審査請求日】2022-11-15
(31)【優先権主張番号】202210489065.1
(32)【優先日】2022-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520414480
【氏名又は名称】中国長江三峡集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 婉
(72)【発明者】
【氏名】尹 ▲崢▼
(72)【発明者】
【氏名】王 斌
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲崢▼瀛
【審査官】樋口 龍弥
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-114994(JP,A)
【文献】特開2016-177548(JP,A)
【文献】国際公開第2020/021837(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第110806734(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電所のパトロール装置の認証管理システムであって、
パラメータ収集装置、位置分析装置、認証装置及び計画管理装置を具体的に含む認証管理サブシステム及び移動パトロール装置を含み、
前記認証管理サブシステムは複数の移動パトロール装置とのデータ安全伝送により、各移動パトロール装置のパラメータ情報をリアルタイムに収集し、パラメータ情報を分析し、続いて各移動パトロール装置に対して測位、認証及び管理を行い、移動パトロール装置のパトロール領域を計画及び配分し、発電所の装置の異常情報をタイムリーに取得し処理するために用いられ、
認証管理サブシステムにおいて、
前記パラメータ収集装置は複数の前記移動パトロール装置と通信し、各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報を取得するために用いられ、
前記位置分析装置は位置情報に基づいて各前記移動パトロール装置の現在パトロール領域及び他の各領域からの複数の第1距離を決定するために用いられ、
前記位置分析装置はさらに各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信するために用いられ、
前記認証装置は各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報に基づいてセキュリティ認証を行い、続いて、認証に成功した情報を他の装置に送信し、同時に、認証に成功しなかった移動パトロール装置に対して登録を行い、又は警報を出すために用いられ、
前記計画管理装置は各前記移動パトロール装置の正常状態での内部動作パラメータ及び各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数を予め記憶するために用いられ、
前記計画管理装置はさらに、異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得るために用いられ、
前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された移動パトロール装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、
前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成することを特徴とするシステム。
【請求項2】
具体的には、移動パトロール装置が1つ又は複数であり、発電所の各分割領域に分布していることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記パラメータ収集装置はさらに、認証に成功した前記移動パトロール装置の位置情報及び内部動作パラメータを取得し、位置情報を前記位置分析装置に送信し、同時に、内部動作パラメータを前記計画管理装置に送信するために用いられることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記位置分析装置はさらに、各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信するために用いられることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記計画管理装置はさらに、前記移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得るために用いられることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
発電所パトロール装置の認証管理方法であって、請求項1~5のいずれか1項に記載の発電所パトロール装置の認証管理システムを利用して実現され、具体的には、
発電所を複数のパトロール領域に分割するステップであって、前記パトロール領域は各前記移動パトロール装置に設置された複数のパトロール領域のうちの1つの領域であるステップ(1)と、
各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報を取得するステップ(2)と、
各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報に基づいてセキュリティ認証を行い、続いて、認証に成功した情報を他の装置に送信し、同時に、認証に成功しなかった移動パトロール装置に対して登録を行い、又は警報を出すステップ(3)と、
認証に成功した前記移動パトロール装置の位置情報及び内部動作パラメータを取得し、位置情報を位置分析装置に送信し、同時に、内部動作パラメータを計画管理装置に送信するステップ(4)と、
前記位置情報に基づいて各前記移動パトロール装置の現在パトロール領域及び他の各領域からの複数の第1距離を決定し、前記現在パトロール領域において各前記移動パトロール装置の複数の位置点の同一領域における数が一定の閾値を超える場合、該同一領域が現在前記移動パトロール装置の位置するパトロール領域であると決定するステップ(5)と、
異常移動パトロール装置及び異常パトロール領域を決定し、決定された異常移動パトロール装置を前記異常パトロール領域に移動するステップ(6)であって、具体的には、
各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信することと、前記異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得ることと、を含むステップ(6)と、
パラメータに異常がある前記移動パトロール装置及びそれが位置するパトロール領域を検出すると、警報を出し装置を移動するステップであって、認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された移動パトロール装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成するステップ(7)と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
具体的には、移動パトロール装置が1つ又は複数であり、発電所の各分割領域に分布していることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ステップ(5)における各前記第1距離はパトロール範囲内の各前記移動パトロール装置の複数の位置点から他の各領域境界までの最短距離であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
ステップ(6)はさらに、各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信することを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項10】
ステップ(6)はさらに、前記異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得ることを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は装置運用保守管理分野に関し、特に発電所のパトロール装置の認証管理システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展に伴い、様々な発電所の規模がますます大きくなっており、これらの場所は装置の運転監視及び作業環境の安全に特殊な要求が出される。一般には、これらの場所における装置の運転監視及び環境安全タスクはいずれも安全検査者によって完了され、すなわち主に巡視者が現場に出向いて装置に対してパトロールを手動で行い、このような従来の方法には、パトロールが適時に行われず、人身安全リスク、装置性能データに対して科学分析及び予測を行うことができないなどの問題が存在し、装置の潜在的な危険をタイムリーに発見及び解消することができないため、装置の安全で安定した運転に影響を与え、同時に、従来のパトロールモードは作業強度が大きく、効率が低く、メンテナンス過剰又はメンテナンス不足を引き起こす可能性がある。
【0003】
しかしながら、パトロール範囲の拡大に伴い、室内と室外のハイブリッド環境、及び上述した人員の安全と効率などの要因により、安全検査者に依頼するだけでは、ますます複雑化になっている安全保護要件を満たすことができず、いくつかの危険検査の環境において、安全検査者はパトロール作業を実行することに適せず、例えば発電所又は風力発電所で、至るところ高圧アークであり、安全検査者にとって非常に危険である。
【0004】
また、一部のシステムは装置パトロールバックグラウンド管理ソフトウェア、スマートパトロール装置、電子タグで構成される。パトロールバックグラウンド管理ソフトウェアはパトロールポイント、パトロール項目、パトロール経路、パトロール計画などの機能設定を完了し、パトロール記録の照会、到着統計、検査漏れ統計、傾向分析、欠陥追跡などの機能を実現する。電子タグは現場パトロールポイントを一意に識別するために用いられる。スマートパトロール装置は、パトロール機器として現場電子タグ又は一次元/二次元バーコードを識別することができる。また、近距離通信カード読み取り機能を有し、現場パトロールポイントの識別、データ収集、撮影、録画、全地球測位システムGPS位置測位、無線データ伝送などのパトロール管理を完了する。これらのパトロール装置を発電所、風力発電所などの場所に適用し、パトロールロボットを生成する。
【0005】
パトロールロボットは電力システムにおいてますます広く適用され、そのうち、無人監視変電所装置に適用されるパトロールロボットが高圧装置を検出するための重要な技術の1つはロボットの運動制御システムに、連続、リアルタイム、正確な位置、方位などのナビゲーション情報を提供し、それを所定の経路に沿って走行させて検出タスクを完了し、従来のパトロールロボットは主にGPSナビゲーションによりナビゲーションシステムにアクセスし、パトロールロボットの移動中に信号が遮蔽、干渉され、情報セキュリティ問題も発生し、パトロールロボットの動作中にデータ偏差が発生することを引き起こし、パトロール過程においても故障又は異常が発生する可能性があり、また、従来技術において移動パトロール装置の認証に対して効果的な暗号化認証手段が乏しく、パトロール装置が干渉され及び盗用されやすい。
【発明の概要】
【0006】
上記課題に鑑みて、本発明は、上記課題を克服し、又は上記課題を少なくとも部分的に解決する技術的解決手段を提供する。したがって、本発明の一態様では、パラメータ収集装置、位置分析装置、認証装置及び計画管理装置を具体的に含む認証管理サブシステム及び移動パトロール装置を含む発電所のパトロール装置の認証管理システムを提供し、
前記認証管理サブシステムは複数の移動パトロール装置とのデータ安全伝送により、各移動パトロール装置のパラメータ情報をリアルタイムに収集し、上記パラメータ情報を分析し、続いて各移動パトロール装置に対して測位、認証及び管理を行い、移動パトロール装置のパトロール領域を計画及び配分し、発電所の装置の異常情報をタイムリーに取得し処理するために用いられ、
認証管理サブシステムにおいて、前記パラメータ収集装置は複数の前記移動パトロール装置と通信し、各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報を取得するために用いられ、
前記位置分析装置は前記位置情報に基づいて各前記移動パトロール装置の現在パトロール領域及び他の各領域からの複数の第1距離を決定するために用いられ、
前記認証装置は各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報に基づいてセキュリティ認証を行い、続いて、認証に成功した情報を他の装置に送信し、同時に、認証に成功しなかった移動パトロール装置に対して登録を行い、又は警報を出すために用いられ、
前記計画管理装置は各前記移動パトロール装置の正常状態での内部動作パラメータ及び各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数を予め記憶するために用いられる。
【0007】
前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された車載装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、
前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成する。
【0008】
好ましくは、具体的には、移動パトロール装置が1つ又は複数であり、発電所の各分割領域に分布している。
【0009】
好ましくは、前記パラメータ収集装置はさらに、認証に成功した前記移動パトロール装置の位置情報及び内部動作パラメータを取得し、位置情報を前記位置分析装置に送信し、同時に、内部動作パラメータを前記計画管理装置に送信するために用いられる。
【0010】
好ましくは、前記位置分析装置はさらに、各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信するために用いられる。
【0011】
好ましくは、前記計画管理装置はさらに、前記異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得るために用いられる。
【0012】
本発明は、発電所パトロール装置の認証管理方法をさらに提供し、該方法は認証管理サブシステムと移動パトロール装置を利用して実現され、具体的には、
発電所を複数のパトロール領域に分割するステップであって、前記パトロール領域は各前記移動パトロール装置に設置された複数のパトロール領域のうちの1つの領域であるステップ(1)と、
各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報を取得するステップ(2)と、
各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報に基づいてセキュリティ認証を行い、続いて、認証に成功した情報を他の装置に送信し、同時に、認証に成功しなかった移動パトロール装置に対して登録を行い、又は警報を出すステップ(3)と、
認証に成功した前記移動パトロール装置の位置情報及び内部動作パラメータを取得し、位置情報を前記位置分析装置に送信し、同時に、内部動作パラメータを前記計画管理装置に送信するステップ(4)と、
前記位置情報に基づいて各前記移動パトロール装置の現在パトロール領域及び他の各領域からの複数の第1距離を決定し、前記現在パトロール領域において各前記移動パトロール装置の複数の位置点の同一領域における数が一定の閾値を超える場合、該同一領域が現在前記移動パトロール装置の位置するパトロール領域であると決定するステップ(5)と、
異常移動パトロール装置及び異常パトロール領域を決定し、決定された異常移動パトロール装置を前記異常パトロール領域に移動するステップ(6)と、
パラメータに異常がある前記移動パトロール装置及びそれが位置するパトロール領域を検出すると、警報を出し装置を移動するステップ(7)と、を含む。
【0013】
前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された車載装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、
前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成する。
【0014】
好ましくは、具体的には、移動パトロール装置が1つ又は複数であり、発電所の各分割領域に分布している。
【0015】
好ましくは、ステップ(5)における各前記第1距離はパトロール範囲内の各前記移動パトロール装置の複数の位置点から他の各領域境界までの最短距離である。
【0016】
好ましくは、ステップ(6)はさらに、各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信することを含む。
【0017】
好ましくは、ステップ(6)はさらに、前記異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得ることを含む。
【発明の効果】
【0018】
以上に記載の技術的解決手段を採用するため、本発明は以下の有益な効果を達成することができ、本発明のシステム及び方法を利用し、発電所のパトロール装置の異常をタイムリーに検出することができ、領域間の合理的な配置を行い、装置パトロールの円滑な実行を保証し、また、パトロール装置に対する認証も監視データの安全な伝送及び作業者の正確な判断を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
以下の好適な実施形態の詳細な説明を閲覧することにより、様々な他の利点及び利益は当業者にとって明らかになる。図面は好適な実施形態を示すためのものに過ぎず、本発明を制限するものではない。図面全体を通じて、同じ参照符号で同じ部材を表す。図面において、
【0020】
図1】本発明の発電所のパトロール装置の認証管理システムの概略図である。
図2】本発明の発電所のパトロール装置の認証管理方法のフローチャートである。
【0021】
これらの図面及びテキストの説明は本発明の構想の範囲を何ら制限することを意図しておらず、特定実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するものである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施例の図面を参照して、本発明の実施例の技術的解決手段を明確で完全に説明するが、もちろん、説明される実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、全部の実施例ではない。当業者が本発明の実施例に基づいて創造的な労働をせずに得る他の全ての実施例は本発明の特許範囲に属する。
【0023】
図1に示すように、本発明の実施例は発電所のパトロール装置の認証管理システムを提供し、該システムは、認証管理サブシステム及び移動パトロール装置を含み、認証管理サブシステムは具体的にパラメータ収集装置、位置分析装置、認証装置及び計画管理装置を含む。具体的には、移動パトロール装置が1つ又は複数であり、発電所の各分割領域に分布している。
【0024】
前記認証管理サブシステムは複数の移動パトロール装置とのデータの安全な伝送により、各移動パトロール装置のパラメータ情報をリアルタイムに収集し、上記パラメータ情報を分析し、続いて各移動パトロール装置に対して測位、認証及び管理を行い、移動パトロール装置のパトロール領域を計画及び配分し、発電所の装置の異常情報をタイムリーに取得し処理するために用いられる。
【0025】
発電所を複数のパトロール領域に分割し、前記パトロール領域は各前記移動パトロール装置に設置された複数のパトロール領域のうちの1つの領域である。
【0026】
認証管理サブシステムにおいて、前記パラメータ収集装置は複数の前記移動パトロール装置と通信し、各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報を取得するために用いられる。前記属性情報は移動パトロール装置番号及び物理アドレス情報を含み、前記認証情報は少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報を含む。
【0027】
前記認証装置は各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報に基づいてセキュリティ認証を行い、続いて、認証に成功した情報を他の装置に送信し、同時に、認証に成功しなかった移動パトロール装置に対して登録を行い、又は警報を出すために用いられる。
【0028】
具体的には、前記認証装置及び前記移動パトロール装置に予め設定された少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報がそれぞれ記憶され、前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された車載装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、
前記移動パトロール装置のデジタル証明書が前記認証装置の検証に成功すると、前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成し、
前記移動パトロール装置は、生成された前記第2鍵、第2鍵で暗号化された識別子情報を前記認証装置に送信し、
前記認証装置は前記物理アドレス情報に基づいてローカルから第1鍵を取得することができ、第1鍵及び関連する物理アドレス情報を組み合わせて第2鍵を生成し、第2鍵を用いて受信した暗号化された情報を復号し、前記識別子情報を得る。続いて、前記認証装置は得られた識別子情報をローカルに記憶された識別子情報と比較し、マッチングする場合、認証は成功したと見なされ、そうでなければ、認証は成功しなかったと見なされる。
【0029】
前記パラメータ収集装置はさらに、認証に成功した前記移動パトロール装置の位置情報及び内部動作パラメータを取得し、位置情報を前記位置分析装置に送信し、同時に、内部動作パラメータを前記計画管理装置に送信するために用いられる。前記位置情報は、前記パトロール範囲内、一定期間内の前記移動パトロール装置の複数の位置点であり、前記内部動作パラメータは前記移動パトロール装置が正常に動作することを示す複数のパラメータであり、例えば電圧、温度などである。
【0030】
前記位置分析装置は前記位置情報に基づいて各前記移動パトロール装置の現在パトロール領域及び他の各領域からの複数の第1距離を決定するために用いられる。各前記第1距離はパトロール範囲内の各前記移動パトロール装置の複数の位置点から他の各領域境界までの最短距離である。前記現在パトロール領域において各前記移動パトロール装置の複数の位置点の同一領域における数が一定の閾値を超える場合、該同一領域が現在前記移動パトロール装置の位置するパトロール領域であると決定する。前記閾値を75%に設定する。
【0031】
前記位置分析装置はさらに、1つ又は複数の前記移動パトロール装置が位置するパトロール領域を決定できない場合、すなわち取得された前記移動パトロール装置の複数の位置点において、いずれのパトロール領域にある点数が閾値を超えない場合、該前記移動パトロール装置は異常移動パトロール装置であると考えられ、前記異常移動パトロール装置の情報を前記計画管理装置に送信するために用いられる。
【0032】
前記位置分析装置はさらに、各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信するために用いられる。
【0033】
前記計画管理装置は各前記移動パトロール装置の正常状態での内部動作パラメータ及び各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数を予め記憶するために用いられる。
【0034】
前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された車載装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、
前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成する。
【0035】
前記計画管理装置はさらに、前記異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得るために用いられる。続いて、1つ又は複数の前記異常移動パトロール装置の該異常パトロール領域からの全ての第1距離を取得し、それらのうちの最小の第1距離及び対応する前記異常移動パトロール装置情報を決定し、最後に、決定された異常移動パトロール装置を前記異常パトロール領域に移動する。
【0036】
前記計画管理装置はさらに、前記移動パトロール装置の内部動作パラメータを取得し、予め記憶された各前記移動パトロール装置の正常状態での内部動作パラメータに基づいて、パラメータが異常である前記移動パトロール装置を得て、運用保守作業者に通知し、同時に、パラメータが異常である現在の前記移動パトロール装置が位置するパトロール領域を分析し、パトロール領域が重要な領域である場合、隣接するパトロール領域のうち正常領域における1つの前記移動パトロール装置を現在パトロール領域に移動するために用いられる。前記正常領域は、前記移動パトロール装置の数が要件を満たし且つ少なくとも2つであるパトロール領域である。
【0037】
本発明は発電所のパトロール装置の認証管理方法をさらに提供し、該方法は認証管理サブシステム及び移動パトロール装置を利用して実現され、具体的には、移動パトロール装置が1つ又は複数であり、発電所の各分割領域に分布している。
【0038】
図2に示すように、具体的には、以下の(1)~(7)を含む。
【0039】
(1)発電所を複数のパトロール領域に分割し、前記パトロール領域は各前記移動パトロール装置に設置された複数のパトロール領域のうちの1つの領域である。
【0040】
(2)各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報を取得する。
【0041】
前記属性情報は移動パトロール装置番号及び物理アドレス情報を含み、前記認証情報は少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報を含む。
【0042】
(3)各移動パトロール装置に固有の属性情報及び認証情報に基づいてセキュリティ認証を行い、続いて、認証に成功した情報を他の装置に送信し、同時に、認証に成功しなかった移動パトロール装置に対して登録を行い、又は警報を出す。
【0043】
前記認証装置及び前記移動パトロール装置には、予め設定された少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報がそれぞれ記憶され、前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された車載装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応する。
【0044】
該ステップは具体的には以下のとおりである。
【0045】
前記移動パトロール装置のデジタル証明書が前記認証装置の検証に成功すると、前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成し、生成された前記第2鍵、第2鍵で暗号化された識別子情報を前記認証装置に送信し、
前記認証装置は前記物理アドレス情報に基づいてローカルから第1鍵を取得することができ、第1鍵及び関連する物理アドレス情報を組み合わせて第2鍵を生成し、第2鍵を用いて受信した暗号化された情報を復号し、前記識別子情報を取得する。続いて、得られた識別子情報をローカルに記憶された識別子情報と比較し、マッチングする場合、認証は成功したと見なされ、そうでなければ、認証は成功しなかったと見なされる。
【0046】
(4)認証に成功した前記移動パトロール装置の位置情報及び内部動作パラメータを取得し、位置情報を前記位置分析装置に送信し、同時に、内部動作パラメータを前記計画管理装置に送信する。
【0047】
前記位置情報は、前記パトロール範囲内、一定期間内の前記移動パトロール装置の複数の位置点であり、前記内部動作パラメータは前記移動パトロール装置が正常に動作することを示す複数のパラメータであり、例えば電圧、温度などである。
【0048】
(5)前記位置情報に基づいて各前記移動パトロール装置の現在パトロール領域及び他の各領域からの複数の第1距離を決定し、前記現在パトロール領域において各前記移動パトロール装置の複数の位置点の同一領域における数が一定の閾値を超える場合、該同一領域が現在前記移動パトロール装置の位置するパトロール領域であると決定する。前記閾値を90%に設定する。
【0049】
各前記第1距離はパトロール範囲内の各前記移動パトロール装置の複数の位置点から他の各領域境界までの最短距離である。
【0050】
(6)異常移動パトロール装置及び異常パトロール領域を決定し、決定された異常移動パトロール装置を前記異常パトロール領域に移動する。
【0051】
具体的には、以下のとおりである。各前記移動パトロール装置の正常状態での内部動作パラメータ及び各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数を予め記憶する。
【0052】
1つ又は複数の前記移動パトロール装置が位置するパトロール領域を決定できない場合、すなわち取得された前記移動パトロール装置の複数の位置点において、いずれのパトロール領域にある点数が閾値を超えない場合、該前記移動パトロール装置は異常移動パトロール装置であると考えられ、前記異常移動パトロール装置の情報を前記計画管理装置に送信する。
【0053】
各前記移動パトロール装置のパトロール領域情報に基づいて、各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を取得し、前記計画管理装置に送信する。
【0054】
前記異常移動パトロール装置の情報及び各パトロール領域における現在運転している前記移動パトロール装置の数を受信し、各パトロール領域に必要な移動パトロール装置の数に基づいて、前記移動パトロール装置が欠ける異常パトロール領域を得る。続いて、1つ又は複数の前記異常移動パトロール装置の該異常パトロール領域からの全ての第1距離を取得し、それらのうちの最小の第1距離及び対応する前記異常移動パトロール装置情報を決定し、最後に、決定された異常移動パトロール装置を前記異常パトロール領域に移動する。
【0055】
(7)パラメータに異常がある前記移動パトロール装置及びそれが位置するパトロール領域を検出すると、警報を出し装置を移動する。
【0056】
前記認証装置には、移動パトロール装置の認証段階で取得された車載装置の物理アドレス情報がさらに記憶され、そのうち少なくとも1つの第1鍵及びその識別子情報は該物理アドレス情報と一意に対応し、
前記移動パトロール装置は該物理アドレス情報と予め設定された第1鍵に基づいて第2鍵を生成する。
【0057】
具体的には以下のとおりである。前記移動パトロール装置の内部動作パラメータを取得し、予め記憶された各前記移動パトロール装置の正常状態での内部動作パラメータに基づいて、パラメータが異常である前記移動パトロール装置を得て、運用保守作業者に通知し、同時に、パラメータが異常である現在の前記移動パトロール装置が位置するパトロール領域を分析し、パトロール領域が重要な領域である場合、隣接するパトロール領域のうち正常領域における1つの前記移動パトロール装置を現在パトロール領域に移動する。前記正常領域は、前記移動パトロール装置の数が要件を満たし且つ少なくとも2つであるパトロール領域である。
【0058】
以下、具体的なパトロール装置認証管理のワークフローで本発明のシステム及び方法を説明する。
【0059】
発電所を3つのパトロール領域、すなわち領域A、領域B及び領域Cに分ける。領域Aを重要な領域として予め設定し、必要な移動パトロール装置の数は5つであり、領域Bと領域Cはいずれも通常領域であり、必要な移動パトロール装置の数はいずれも3つである。
【0060】
領域Aにおける移動パトロール装置a1、a2、a3、a4、a5の属性情報及び認証情報、及び領域Bと領域Cにおける移動パトロール装置b1、b2、b3、c1、c2、c3の属性情報及び認証情報を取得し、認証結果は全ての装置が認証に成功したことである。
【0061】
続いて、領域A、B、Cにおける全ての移動パトロール装置の内部動作パラメータ及び1時間内の10分間ごとの各移動パトロール装置の全ての位置点を取得し、すなわち各移動パトロール装置は1時間内に合計6つの位置点を有する。
【0062】
各移動パトロール装置の6つの位置点が同一領域内にある個数を計算し、現在移動パトロール装置が位置するパトロール領域を判定する。
【0063】
例えば、移動パトロール装置a1の6つの位置点は領域Aに5つあり、a1の領域Bからの第1距離は10mであり、領域Cからの第1距離は15mである場合、a1のパトロール領域は領域Aであると考えられ、移動パトロール装置a2の6つの位置点のうち4つの位置点が領域Aにある場合、a2のパトロール領域を決定できないと考えられ、a2を異常移動パトロール装置と決定し、移動パトロール装置b1の6つの位置点うち6つの位置点が領域Bにあり、b1の領域Aからの第1距離は12mであり、領域Cからの第1距離は8mである場合、b1のパトロール領域は領域Bであると考えられ、移動パトロール装置c1の6つの位置点のうち6つの位置点が領域Cにあり、c1の領域Aからの第1距離は7mであり、B領域からの第1距離は10mである場合、c1のパトロール領域は領域Cと考えられる(他の装置のデータ収集及び判断方式は類似し、ここで説明を省略する)。
【0064】
続いて、移動パトロール装置a2は異常移動パトロール装置であり、運用保守作業者に検査を行うように通知し、a2が位置する領域Aは重要な領域であり、常に5つの装置のパトロールを同時に行う必要があるため、他の領域から装置を領域Aに移動する必要があり、各移動パトロール装置の領域Aからの第1距離の比較に基づいて、得られた移動パトロール装置c1の領域Aからの距離が最も近い(仮定)であると、移動パトロール装置c1を領域Aに移動し、移動パトロール装置a2のパトロールタスク及び範囲を完了する。
【0065】
また、移動パトロール装置c2の内部動作パラメータを取得する時にc2パラメータが異常であることを発見すると、運用保守作業者に検査を行うように通知し、領域Cに移動パトロール装置が1つだけ残ってパトロールを行うと、他の領域から移動する必要がある。比較により移動パトロール装置b1から領域Cまでの距離が最も近い(仮定)と得られ、移動パトロール装置b1を領域Cに移動し、移動パトロール装置c2のパトロールタスク及び範囲を完了することができる。
【0066】
本発明の実施例に記載の方法又はアルゴリズムのステップはハードウェア、プロセッサが実行するソフトウェアモジュール、又はこれら両者の組み合わせに直接組み込むことができる。ソフトウェアモジュールはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM又は本分野における他の任意の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。例示的に、記憶媒体はプロセッサに接続されてもよく、このようにして、プロセッサは記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。任意選択には、記憶媒体は、プロセッサに集積されてもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに設けられてもよく、ASICはユーザー端末に設けられてもよい。任意選択には、プロセッサと記憶媒体は、ユーザー端末の別々の部材に設けられてもよい。
【0067】
1つ又は複数の例示的な設計では、本発明の実施例で説明された上記の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれら3つの任意の組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアで実現される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されるか、又は1つ又は複数の命令やコードの形態でコンピュータ可読媒体に伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に移動させることを容易にする通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用又は専用のコンピュータがアクセスできる利用可能な媒体であってもよい。例えば、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶装置、命令又はデータ構造や汎用又は専用のコンピュータ、又は汎用又は専用のプロセッサによって読み取ることができる他の形態のプログラムコードを搬送又は記憶するために使用できる他の任意の媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。さらに、どのような接続もコンピュータ可読媒体として適切に定義することができ、例えば、ソフトウェアが、1つのウェブサイト、サーバ、又は他のリモートリソースから1つの同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)を介して、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などの無線方式で送信される場合も、定義されたコンピュータ可読媒体に含まれる。前記ディスク(disk)及び磁気ディスク(disc)は、圧縮ディスク、レーザーディスク、光ディスク、DVD、フロッピー(登録商標)ディスク、及びブルーレイディスクを含み、磁気ディスクは通常、データを磁気的に複製し、ディスクは通常、データをレーザーで光学的に複製する。上記の組み合わせは、コンピュータ可読媒体に含まれていてもよい。
【0068】
以上、図面を参照して本開示の好適な実施例について説明したが、本開示は上記の例に限定されるものではないことは言うまでもない。当業者は、添付の請求項の範囲内で様々な変更及び修正を得ることができ、これらの変更及び修正はもちろん本開示の技術的範囲内に入ることを理解すべきである。
【0069】
本明細書において、フローチャートに説明されたステップは、前記順序で時系列に従って実行される処理を含むだけでなく、時系列に従って実行されなければならない処理ではなく、並列又は個別の処理も含む。さらに、時系列に従って処理されるステップにおいては、この順序を適宜変更することができることが言うまでもない。
【0070】
上記のすべての説明は本発明の実施形態に過ぎず、本発明の特許範囲はこれに限定されるものではない。当業者は、如何なる変更又は置換も容易に行うことができる。したがって、本発明の特許範囲は、請求項の特許範囲を基準とすべきである。
【要約】      (修正有)
【課題】発電所のパトロール装置の認証管理システム及び方法を提供する。
【解決手段】発電所のパトロール装置の認証管理システムは、認証管理サブシステム及び移動パトロール装置を含み、認証管理サブシステムは複数の移動パトロール装置とのデータの安全な伝送により、各移動パトロール装置のパラメータ情報をリアルタイムに収集し、パラメータ情報を分析し、続いて各移動パトロール装置に対して測位、認証及び管理を行い、移動パトロール装置のパトロール領域を計画及び配分し、発電所の装置の異常情報をタイムリーに取得し処理する。発電所のパトロール装置の認証管理方法は、システム及び方法を利用し、発電所のパトロール装置の異常をタイムリーに検出し、領域間の合理的な配置を行い、装置パトロールの円滑な実行を保証する。また、パトロール装置に対する認証は、監視データの安全な伝送及び作業者の正確な判断を保証する。
【選択図】図1
図1
図2