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  • 特許-3次元撮影装置および撮影条件調整方法 図1
  • 特許-3次元撮影装置および撮影条件調整方法 図2
  • 特許-3次元撮影装置および撮影条件調整方法 図3
  • 特許-3次元撮影装置および撮影条件調整方法 図4
  • 特許-3次元撮影装置および撮影条件調整方法 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-16
(45)【発行日】2023-10-24
(54)【発明の名称】3次元撮影装置および撮影条件調整方法
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/593 20170101AFI20231017BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20231017BHJP
   H04N 23/56 20230101ALI20231017BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20231017BHJP
   B25J 13/08 20060101ALI20231017BHJP
   G01B 11/00 20060101ALI20231017BHJP
【FI】
G06T7/593
H04N7/18 U
H04N23/56
H04N23/60
B25J13/08 A
G01B11/00 H
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022503595
(86)(22)【出願日】2021-02-22
(86)【国際出願番号】 JP2021006580
(87)【国際公開番号】W WO2021172256
(87)【国際公開日】2021-09-02
【審査請求日】2022-09-14
(31)【優先権主張番号】P 2020031614
(32)【優先日】2020-02-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】吉田 順一郎
(72)【発明者】
【氏名】滝澤 象太
【審査官】千葉 久博
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-210520(JP,A)
【文献】特開2008-298533(JP,A)
【文献】特開2004-245701(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 7/593
H04N 7/18
H04N 23/56
H04N 23/60
B25J 13/08
G01B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物の2次元画像および距離情報を取得する少なくとも1つのカメラと、
該カメラにより取得された前記2次元画像を表示するモニタと、
ハードウェアを含む1つ以上のプロセッサとを備え、
該プロセッサが、
前記モニタに表示された前記2次元画像において前記距離情報が不要な第1領域を取得し、
取得した前記第1領域において前記カメラにより取得される前記距離情報の量が所定の第1閾値以下となり、かつ、前記第1領域以外の少なくとも一部の第2領域において前記カメラにより取得される前記距離情報の量が前記第1閾値よりも大きな所定の第2閾値よりも多くなる撮影条件に設定する3次元撮影装置。
【請求項2】
前記プロセッサが、前記モニタに表示された前記2次元画像において前記距離情報を必要とする前記第2領域を取得する請求項1に記載の3次元撮影装置。
【請求項3】
前記撮影条件が、前記カメラの露光時間を含む請求項1または請求項2に記載の3次元撮影装置。
【請求項4】
前記対象物を照明する照明装置を備え、
前記撮影条件が、前記照明装置による照明光量を含む請求項1から請求項3のいずれかに記載の3次元撮影装置。
【請求項5】
前記カメラが光軸に交差する方向に間隔をあけて2つ備えられ、
前記プロセッサが、2つの前記カメラにより取得された2つの前記2次元画像内の小領域のマッチングにより2つの前記2次元画像の各部における視差を算出して、算出された該視差に基づいて前記距離情報を算出する請求項1から請求項4のいずれかに記載の3次元撮影装置。
【請求項6】
前記撮影条件が、前記マッチングの評価基準を含む請求項5に記載の3次元撮影装置。
【請求項7】
前記撮影条件が、前記小領域の大きさを含む請求項5または請求項6に記載の3次元撮影装置。
【請求項8】
プロセッサが、
対象物の2次元画像および距離情報を取得する少なくとも1つのカメラにより取得された前記2次元画像において、前記距離情報が不要な第1領域を取得し、
取得した前記第1領域において前記カメラにより取得される前記距離情報の量が所定の第1閾値以下となり、かつ、前記第1領域以外の少なくとも一部の第2領域において前記カメラにより取得される前記距離情報の量が前記第1閾値よりも大きな所定の第2閾値よりも多くなる撮影条件に設定する撮影条件調整方法。
【請求項9】
前記プロセッサが、モニタに表示された前記2次元画像において前記距離情報を必要とする前記第2領域を取得する請求項8に記載の撮影条件調整方法。
【請求項10】
前記撮影条件が、前記カメラの露光時間を含む請求項8または請求項9に記載の撮影条件調整方法。
【請求項11】
前記撮影条件が、前記対象物を照明する照明光量を含む請求項8から請求項10のいずれかに記載の撮影条件調整方法。
【請求項12】
光軸に交差する方向に間隔をあけて備えられた2つの前記カメラにより取得された前記対象物の2つの前記2次元画像において、該2次元画像内の小領域のマッチングにより2つの前記2次元画像の各部における視差を算出し、算出された該視差に基づいて前記距離情報を算出する請求項8から請求項11のいずれかに記載の撮影条件調整方法。
【請求項13】
前記撮影条件が、前記マッチングの評価基準を含む請求項12に記載の撮影条件調整方法。
【請求項14】
前記撮影条件が、前記小領域の大きさを含む請求項12または請求項13に記載の撮影条件調整方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、3次元撮影装置および撮影条件調整方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
3次元撮影装置を用いて対象物までの距離を計測し、ロボットによって対象物を取り出す対象物取出装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-246631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象物の3次元的な形状を詳細に取得するために、一般には、露光時間あるいは光量等の撮影条件を切り替えて、より多くの距離情報を得ることができる撮影条件に調整することが行われている。この場合には、例えば、密接して配置された同一形状の2以上の段ボール箱のような対象物の場合に、高解像度の3次元カメラを使用しなければ、取得された3次元画像上において対象物の境界を識別することが困難な場合がある。したがって、比較的低解像度のカメラを用いても、簡易な調整によって、対象物の境界などの識別困難な領域をより明確に識別することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、対象物の2次元画像および距離情報を取得する少なくとも1つのカメラと、該カメラにより取得された前記2次元画像を表示するモニタと、ハードウェアを含む1つ以上のプロセッサとを備え、該プロセッサが、前記モニタに表示された前記2次元画像において前記距離情報が不要な第1領域を取得し、取得した前記第1領域において前記カメラにより取得される前記距離情報の量が所定の第1閾値以下となり、かつ、前記第1領域以外の少なくとも一部の第2領域において前記カメラにより取得される前記距離情報の量が前記第1閾値よりも大きな所定の第2閾値よりも多くなる撮影条件に設定する3次元撮影装置である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本開示の一実施形態に係る3次元撮影装置を適用したロボットシステムの一例を示す斜視図である。
図2図1の3次元撮影装置の3次元カメラを示すブロック図である。
図3図1の3次元撮影装置の制御装置を説明するブロック図である。
図4図1の3次元撮影装置を用いた撮影条件調整方法を示すフローチャートである。
図5図1の3次元撮影装置において、モニタに表示された画像上における第1領域および第2領域の指定の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の一実施形態に係る3次元撮影装置1および撮影条件調整方法について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る3次元撮影装置1は、図1に示されるように、例えば、ロボット100により取り出される対象物Oの距離情報を取得する装置である。3次元撮影装置1は、対象物Oを撮影して2次元画像および距離情報を取得する3次元カメラ(カメラ)2と、取得された2次元画像および距離情報が入力される制御装置3とを備えている。図1において、符号Tはロボット100の手首110先端に装着され、対象物Oを把持可能なハンドである。
【0008】
3次元カメラ2は、例えば、図2に示されるように、光軸Aに直交する方向に間隔をあけて配置された2つの2次元カメラ4,5と、対象物Oに対して所定のパターンの照明光を照射するプロジェクタ(照明装置)6と、制御部(プロセッサ)7とを備えている。3次元カメラ2は、例えば、図示しない架台によって対象物Oの上方に下向きに設置されている。これに代えて、3次元カメラ2をロボット100の手首110に搭載してもよい。
【0009】
3次元カメラ2は、プロジェクタ6により所定のパターンの照明光が照射させた対象物Oを、2つの2次元カメラ4,5によって、異なる方向からそれぞれ撮影した2つの2次元画像を取得する。制御部7はプロセッサにより構成され、制御装置3側からの指令を受けて2次元カメラ4,5およびプロジェクタ6を作動させるとともに、2次元カメラ4,5により取得された2枚の2次元画像から対象物Oの距離情報を算出する。
【0010】
距離情報の算出方法は、例えば、2つの2次元画像内においてパターンが一致する小領域を探索し、探索された小領域どうしの画像上の位置の差から視差を求めることにより行われる。3次元カメラ2から対象物までの距離が離れるほど視差は小さくなり、近づくほど視差が大きくなる。これを利用して、画像上の各位置における視差を距離に変換することにより、対象物Oの距離情報を算出している。
【0011】
2つの2次元画像内においてパターンが一致する小領域の探索は、例えば、SAD(Sum of Absolute Difference)法によりマッチングスコアを算出し、マッチングスコアの最も高い(各画素における輝度値の差の絶対値の総和が最も小さい)小領域を探索する。
【0012】
制御装置3は、図3に示されるように、ハードウェアを含む1つ以上のプロセッサ8と、メモリ9と、モニタ10と、ユーザに入力させるためのキーボードあるいはマウス等の入力装置11とを備えたコンピュータである。
制御装置3には3次元カメラ2により取得されたいずれか1つの2次元画像および距離情報が入力される。
【0013】
プロセッサ8は、入力されてきた2次元画像をモニタ10に表示させ、表示された2次元画像において、距離情報を取得する必要がない第1領域Xと、距離情報を取得したい第2領域Yとを入力装置11によって指定させる。第1領域Xおよび第2領域Yの指定は、例えば、マウスによって領域を取り囲んだり、キーボードによって画面上のカーソルを移動させたりして行われる。
【0014】
メモリ9には、距離情報を取得する際の撮影条件として、調整可能な1以上のパラメータおよび閾値が記憶されている。パラメータとしては、2次元カメラ4,5の露光時間、プロジェクタ6の光量、パターンマッチングにおいて算出されるマッチングスコア、パターンマッチングにおいて使用される小領域の大きさ等を挙げることができる。
【0015】
閾値は、第1領域Xにおいて取得される距離情報の量L1の上限を示す第1閾値Th1と、第2領域Yにおいて取得される距離情報の量L2の下限を示す第2閾値Th2である。第2閾値Th2は、第1閾値Th1よりも大きい。
【0016】
プロセッサ8は、メモリ9に記憶されている撮影条件のパラメータを切り替えて3次元カメラ2に指令を送り、距離情報を取得させる。そして、プロセッサ8は、第1領域Xにおいて取得される距離情報の量L1が第1閾値Th1以下となり、かつ、第2領域Yにおいて取得される距離情報の量L2が第2閾値Th2よりも多くなる撮影条件を探索する。
【0017】
このように構成された本実施形態に係る3次元撮影装置1を用いた撮影条件調整方法について以下に説明する。
本実施形態に係る撮影条件調整方法は、撮影条件のパラメータとして、例えば、露光時間のみを調整する場合を例に挙げて説明する。
【0018】
まず、図4に示されるように、2つの2次元画像の視野内に対象物Oを配置し(ステップS1)、プロジェクタ6を作動させることなく、いずれかの2次元カメラ4,5によって2次元画像を取得する(ステップS2)。
【0019】
取得された対象物Oの2次元画像は、プロセッサ8によって、モニタ10に表示され(ステップS3)、ユーザが、距離情報を必要としない第1領域Xおよび距離情報を取得したい第2領域Yを指定可能な状態となる。
この状態で、ユーザが表示された2次元画像上において、第1領域Xおよび第2領域Yを指定する(ステップS4)。
【0020】
図5に示されるように、対象物Oが、隣接して配置されている2つの同一形状の段ボール箱である場合には、第1領域Xは、対象物Oである2つの段ボール箱の境界線を矩形(図中ハッチングによって示す。)によって取り囲むことにより、矩形の内側を指定する。また、第2領域Yの指定は、例えば、隣接して配置されている対象物Oである2つの段ボール箱の上面の全体領域を矩形によって取り囲むことにより、矩形の内側を指定する。図中、符号Pは段ボール箱を梱包するガムテープである。
【0021】
第1領域Xおよび第2領域Yが指定されると、プロセッサ8はカウンタnを初期化し(ステップS5)、距離情報を取得するための撮影条件のパラメータP(n)を設定する(ステップS6)。ここで、パラメータP(n)は、n=1から順にnが1つ増加するに従って所定間隔Δtずつ増大する露光時間である。
そして、プロセッサ8は、設定された撮影条件に3次元カメラ2を調整した状態で、視差を有する2枚の2次元画像を取得させる(ステップS7)。
【0022】
2つの2次元カメラ4,5により取得された2枚の2次元画像は3次元カメラ2の図示しない画像処理部において処理される。設定された大きさの小領域を用いてパターンマッチングが行われ、設定されたマッチングスコアを満たす対応点においてのみ、2枚の2次元画像の視差が算出され、視差に基づいて距離情報が得られる(ステップS8)。
【0023】
そして、第1領域Xおよび第2領域Y内で得られた距離情報が制御装置3に送られ、第1領域Xにおいて得られた距離情報の量L1が第1閾値Th1以下であるか否かが判定される(ステップS9)。距離情報の量L1が第1閾値Th1よりも多い場合には、カウンタnが最大値nmaxであるか否かが判定される(ステップS10)。
【0024】
カウンタnが最大値nmaxではない場合には、カウンタnがインクリメントされ(ステップS11)、ステップS6からの工程が繰り返される。ステップS9において、第1領域X内で得られた距離情報の量L1が第1閾値Th1以下であると判定された場合には、第2領域Y内で得られた距離情報の量L2が第2閾値Th2以下であるか否かが判定される(ステップS12)。距離情報の量L2が第2閾値Th2以下である場合には、ステップS10に進行する。
【0025】
ステップS12において距離情報の量L2が第2閾値Th2よりも多い場合には、距離情報の量L2が最大値L2max以下か否かが判定され(ステップS13)、第2閾値Th2以下である場合にはステップS10に進行する。距離情報の量L2が最大値L2maxよりも大きい場合には、カウンタnが距離情報の量L2を最大にするパラメータP(n)のカウンタmaxとして保存される(ステップS14)。そして、最大値L2maxが距離情報の量L2の値に更新され(ステップS15)、ステップS10に進行する。
【0026】
ステップS10において、カウンタnが最大値nmaxである場合には、P(max)を撮影条件として設定し(ステップS16)、処理を終了する。
【0027】
このように、本実施形態に係る撮影条件調整方法によれば、第1領域Xにおいて取得される距離情報の量L1が第1閾値Th1以下となり、かつ第2領域Yにおいて取得される距離情報の量L2が最大となるパラメータP(max)を撮影条件として設定できる。すなわち、本実施形態においては、対象物Oである2つの段ボール箱の境界部分を第1領域Xとして設定することにより、第1領域Xにおいて取得される距離情報の量L1を第1閾値Th1以下に抑える撮影条件を設定することができる。その結果、2つの段ボール箱の境界には対象物Oが存在しない領域であると認定することができ、ロボット100に、各段ボール箱を個別に、分離した対象物Oとして認識させることができる。
【0028】
そして、撮影条件が一旦設定された後には、同一種類の段ボール箱を扱う限り、同様の距離情報を取得することができ、密着して配置された2つの段ボール箱を分離した対象物Oとして明確に区別することができるという利点がある。
【0029】
なお、本実施形態においては、撮影条件として、露光時間を採用したが、これに限定されるものではなく、他の撮影条件、例えば、プロジェクタの照明光量、パターン認識に使用するスコアの大きさ、小領域のサイズなどの少なくとも1つを採用してもよい。
【0030】
距離情報が不要な第1領域Xが他の領域よりも暗い場合に、プロジェクタ6の光量をより小さく設定することにより、第1領域Xからの距離情報を得にくくすることができる。第1領域Xが他の領域よりも明るい場合には、プロジェクタ6の光量をさらに大きく設定することによりハレーションを起こさせて第1領域Xからの距離情報を得にくくすることができる。
【0031】
パターン認識に使用するスコア(評価基準)を厳しく(より小さな値に)設定することにより、2つの2次元画像の第1領域X間における対応位置の発見を困難にして、第1領域Xからの距離情報を得にくくすることができる。
また、小領域のサイズを小さくすると形状変化が大きい箇所や細かな形状でも対応位置の発見を容易にし、小領域のサイズを大きくすると形状変化が大きい箇所や細かな形状では対応位置の発見が困難になる一方で、平面部分での誤対応を少なくすることができる。
【0032】
また、3次元カメラ2が距離情報を算出する制御部(プロセッサ)7を備える場合を例示したが、3次元カメラ2は2つの2次元画像を出力し、制御装置3内のプロセッサ8によって距離情報を算出してもよい。
【0033】
また、モニタ10に表示された2次元画像において、距離情報が不要な第1領域Xと距離情報を必要とする第2領域Yとを指定することとしたが、第1領域Xのみを指定し、第2領域Yについては残りの2次元画像全体に設定してもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 3次元撮影装置
4,5 2次元カメラ(カメラ)
6 プロジェクタ(照明装置)
7 制御部(プロセッサ)
8 プロセッサ
10 モニタ
A 光軸
O 対象物
X 第1領域
Y 第2領域
Th1 第1閾値
Th2 第2閾値
図1
図2
図3
図4
図5