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  • 特許-表示モジュール及び電子機器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-16
(45)【発行日】2023-10-24
(54)【発明の名称】表示モジュール及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/1339 20060101AFI20231017BHJP
【FI】
G02F1/1339 500
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022515134
(86)(22)【出願日】2020-09-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-16
(86)【国際出願番号】 CN2020115391
(87)【国際公開番号】W WO2021068714
(87)【国際公開日】2021-04-15
【審査請求日】2022-03-07
(31)【優先権主張番号】201910950355.X
(32)【優先日】2019-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホアシン
(72)【発明者】
【氏名】チョン、チョアンポー
【審査官】井亀 諭
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/216545(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第109285868(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109100891(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第110045533(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/1339
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学デバイスを有する電子機器に用いられ、光学デバイスと対向して設置される光透過孔を含み、光透過性カバーと、第一の基板と、第二の基板と、第一の支持柱とを含む表示モジュールであって、
前記第二の基板は、前記第一の基板と前記光透過性カバーとの間に位置しており、前記第二の基板は、第一の領域と第二の領域とを有し、前記第二の領域は、前記第二の基板での光学デバイスの視野範囲に対応する領域であり、前記第一の領域は、前記第二の領域内に位置しており、且つ前記第一の領域は、前記第二の基板での前記光学デバイスの感光領域に対応する領域であり、
前記第一の支持柱は、前記第一の基板と前記第二の基板との間に設置されており、前記第一の支持柱の少なくとも一部は、前記第二の領域内の前記第一の領域以外の領域である第三の領域に位置し、前記第一の支持柱は、前記感光領域を避けるように、前記第一の領域に設置されていない、
表示モジュール。
【請求項2】
前記第一の支持柱の数は、複数であり、複数の前記第一の支持柱は、間隔を置いて配列される、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項3】
前記第一の支持柱の一端は、前記第一の基板に固定接続され、前記第一の支持柱の他端は、前記第二の基板に接触する、又は、
前記第一の支持柱の一端は、前記第一の基板に固定接続され、前記第一の支持柱の他端と前記第二の基板との間には隙間がある、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項4】
前記第二の領域は、円形領域であり、前記第一の領域は、矩形領域であり、前記第一の領域は、前記第二の領域に接する、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項5】
前記第三の領域は、第一のサブ領域と、第二のサブ領域と、第三のサブ領域と、第四のサブ領域とを含み、前記第一のサブ領域、前記第二のサブ領域、前記第三のサブ領域と前記第四のサブ領域は、前記第一の領域を囲むように配列され、前記第一のサブ領域の面積は、前記第三のサブ領域の面積と同じであり、前記第二のサブ領域の面積は、前記第四のサブ領域の面積と同じであり、且つ前記第一のサブ領域と前記第三のサブ領域内に設置される前記第一の支持柱の数は、前記第二のサブ領域と前記第四のサブ領域内に設置される前記第一の支持柱の数よりも多い、請求項4に記載の表示モジュール。
【請求項6】
前記第一のサブ領域内に設置される前記第一の支持柱の数は、前記第三のサブ領域内に設置される前記第一の支持柱の数に等しく、前記第二のサブ領域内に設置される前記第一の支持柱の数は、前記第四のサブ領域内に設置される前記第一の支持柱の数に等しい、請求項5に記載の表示モジュール。
【請求項7】
前記第一の基板と前記第二の基板との間に位置している第二の支持柱をさらに含み、前記光透過孔内には、環状遮光部がさらに設けられ、前記第二の支持柱の一端は、前記環状遮光部に接続する、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項8】
前記光透過孔内には、環状遮光部がさらに設けられ、前記環状遮光部の円心は、前記第二の領域の円心と重なる、請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示モジュールと光学デバイスとを含み、前記光透過孔は、前記光学デバイスに対向して設置される、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示技術分野に関し、特に表示モジュール及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の進みと電子機器の発展につれて、フルスクリーン電子機器に対するユーザの需要が次第に増加し、フルスクリーンも次第に発展傾向となっている。カメラ、センサと受話器などのコンポーネントの取付位置は、フルスクリーンの発展を制約する主な要素である。カメラを例として、従来の解決策は、電子機器の筐体内に駆動機構を設置し、駆動機構がカメラに接続されて、この電子機器の筐体から出入りするようにカメラを駆動することである。しかし、このような方式では、駆動機構を設置する必要があり、それが電子機器の筐体を占有する内部空間は、比較的に大きい。
【0003】
上記問題を解决するために、電子機器の表示モジュールに光透過孔を開設し、カメラを光透過孔に向けて設置して、撮像機能を実現することができる。この表示モジュールは、第一の基板と第二の基板、及び第一の基板と第二の基板との間に設置される複数の支持柱を含み、支持柱は、光透過孔以外の領域に分布している。このような構造が電子機器の筐体を占有する内部空間は、比較的に小さくなるとともに、電子機器の画面占有率は、より大きくなり、フルスクリーンの概念により近い。
【0004】
しかし、光透過孔の光透過率を影響を及ぼさないように、光透過孔内には支持柱が設置されず、光透過孔の支持力が比較的に弱くなり、光透過孔に凹みが生じやすくなり、それによって光透過孔の光学性能に影響を及ぼし、さらに電子機器の性能を低減させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、電子機器の性能が低い問題を解決するための表示モジュール及び電子機器を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明は、以下の技術案を採用する。
【0007】
光学デバイスを有する電子機器に用いられ、光学デバイスと対向して設置される光透過孔を含み、光透過性カバーと、第一の基板と、第二の基板と、第一の支持柱とを含む表示モジュールであって、
前記第二の基板は、前記第一の基板と前記光透過性カバーとの間に位置しており、前記第二の基板は、第一の領域と第二の領域とを有し、前記第二の領域は、前記第二の基板での前記光学デバイスの視野範囲に対応する領域であり、前記第一の領域は、前記第二の領域内に位置しており、且つ前記第一の領域は、前記第二の基板での前記光学デバイスの感光領域に対応する領域であり、
前記第一の支持柱は、前記第一の基板と前記第二の基板との間に設置されており、前記第一の支持柱の少なくとも一部は、前記第二の領域内の前記第一の領域以外の領域である第三の領域に位置している。
【0008】
上記表示モジュールを含む電子機器である。
【発明の効果】
【0009】
本発明で採用される技術案は、以下の有益な効果を達成することができる。
【0010】
本発明で開示される表示モジュールにおいて、第二の基板は、第一の領域、第二の領域及び第三の領域を有し、第一の領域は、第二の領域内に位置しており、この第二の領域は、第二の基板での光学デバイスの視野範囲に対応する領域であり、この第一の領域は、第二の基板での光学デバイスの感光領域に対応する領域であり、上記第三の領域は、第二の領域内の第一の領域以外の領域であり、第一の支持柱の少なくとも一部は、第三の領域に位置する。この方案は、光透過孔により覆われた領域内に第一の支持柱を設置するとともに、この第一の支持柱が感光領域を避けることができるため、この構造は、光透過孔の光透過率を影響を及ぼさずに、光透過孔の支持力を強め、光透過孔に凹みが生じることを効果的に防止しており、それによって光透過孔に比較的に良い光学性能を持たせ、さらに電子機器の性能を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例に開示される表示モジュールの局所断面図である。
図2】本発明の実施例に開示される表示モジュールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ここに説明される添付図面は、本発明のさらなる理解を提供するために用いられ、本発明の一部を構成し、本発明の例示的な実施例及びその説明は、本発明の解釈に用いられ、本発明に対する不適切な限定を構成しない。
【0013】
本発明の目的、技術案と利点をより明瞭にするために、以下、本発明の具体的な実施例及び相応な添付図面を結び付けながら本発明の技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0014】
以下、添付図面を結び付けながら本発明の各実施例に開示される技術案を詳細に説明する。
【0015】
図1から図2に示すように、本発明の実施例は、光学デバイスを有する電子機器に用いられる表示モジュールを開示する。上記表示モジュールは、光透過孔を有し、この光透過孔は、対応する光透過孔領域Aを有し、この光透過孔は、光学デバイスと対向して設置される。選択的に、この光学デバイスは、カメラとストロボのうちの少なくとも一つを含む。
【0016】
表示モジュールは、具体的には、光透過性カバー、第一の基板100、第二の基板200及び第一の支持柱300を含んでもよい。この第二の基板200は、第一の基板100と光透過性カバーとの間に位置しており、第二の基板200は、第一の領域Bと第二の領域Cとを有し、この第二の領域Cは、上記第二の基板200での上記光学デバイスの視野範囲(図1に示されるα角に対応する範囲)に対応する領域であり、上記第一の領域Bは、第二の領域C内に位置しており、且つ第一の領域Bは、第二の基板200での上記光学デバイスの感光領域に対応する領域である。具体的には、上記第一の基板100と上記第二の基板200の本体は、いずれもガラス板であり、上記第二の基板200には、フィルタなどのデバイスが設置されており、この第二の基板200は、光透過性カバーに光学接着剤で接着し、上記第一の基板100には、フィルムトランジスタなどのデバイスが設置されている。上記表示モジュールが液晶表示モジュールである場合、第一の基板100と第二の基板200との間には、液晶が充填されている。このとき、電子機器には、バックライトモジュールが設置されており、バックライトモジュールは、光透過孔の対応位置にも貫通孔が開設されている。このとき、光学デバイスが表示モジュールの下部に取り付けられ、過剰な表示領域が占有されないため、電子機器の画面占有率は、より大きい。
【0017】
第一の支持柱300は、第一の基板100と第二の基板200との間に設置されており、上記第一の支持柱300の少なくとも一部は、上記第二の領域C内の上記第一の領域B以外の領域である第三の領域内に位置している。
【0018】
本発明の実施例は、光透過孔により覆われた領域内に第一の支持柱300を設置するとともに、この第一の支持柱300が感光領域を避けることができるため、この構造は、光透過孔の光透過率を影響を及ぼさずに、光透過孔の支持力を強め、光透過孔に凹みが生じることを効果的に防止しており、それによって光透過孔に比較的に良い光学性能を有させ、さらに電子機器の性能を向上させる。
【0019】
光学デバイスが実際に実装される時、実装残量が存在するため、実際の第一の領域Bが光学デバイスの視野範囲よりもやや大きくてもよく、それによって光学デバイスが取り付けられる時に暗角の発生を防止し、光学デバイス視野範囲を超える光線に対し、フィルタ上のシルクスクリーニングによって遮蔽することができる。
【0020】
一つの選択的な実施例では、上記第一の支持柱300の数は、複数であり、且つ複数の第一の支持柱300は、間隔を置いて配列される。この方案は、光透過孔の支持力をさらに強め、それによって光透過孔の光学性能をさらに向上させた。
【0021】
具体的には、第一の支持柱300の一端は、第一の基板100に固定接続され、第一の支持柱300の他端は、第二の基板200に接触してもよい。この方案では、第一の支持柱300が第一の基板100と第二の基板200にいずれも接触しているため、第一の支持柱300の第一の基板100と第二の基板200に対する支持作用が比較的に強くなり、それによって光透過孔の支持力は、比較的に強くなり、さらに光透過孔により良い光学性能を持たせる。
【0022】
しかしながら、上記実施例における表示モジュールが外力を受けると、第一の支持柱300が第一の基板100と第二の基板200とにいずれも接触するため、第一の基板100と第二の基板200の応力が比較的に大きく、表示モジュールが損傷しやすく、それによって光透過孔の光透過性能に影響を及ぼす。この問題を解決するために、一つの好ましい実施例では、第一の支持柱300の一端は、第一の基板100に固定接続され、第一の支持柱300の他端と第二の基板200との間には隙間がある。このとき、第二の基板200が力を受けて屈曲すると、上記隙間が緩衝作用を果たすことができ、それによって第一の基板100と第二の基板200の応力は、比較的に小さくなり、さらに表示モジュールは、損傷しにくくなる。選択的に、第一の支持柱300と第二の基板200との間の隙間内にも、緩衝材が充填されてもよく、このとき、緩衝材は、第二の基板200のために支持力を提供することが可能となるとともに、第二の基板200が圧力を受けて変形されると、緩衝材が弾性変形することが可能となり、緩衝作用を果たすことができ、それによって表示モジュールの信頼性をさらに向上させた。
【0023】
第一の基板100と第二の基板200との間に比較的に強い支持力を持たせるとともに、比較的に良い緩衝作用を持たせるために、一つの好ましい実施例では、第一の支持柱300の数は、複数であり、且つ複数の第一の支持柱300は、間隔を置いて設置されており、そのうち、一部の第一の支持柱300は、第一の基板100と第二の基板200にいずれも接触し、他の一部の第一の支持柱300の一端は、第一の基板100に固定接続され、他端と第二の基板200との間には隙間がある。このとき、第一の基板100と第二の基板200との間に比較的に強い支持作用を有するとともに、比較的に良い緩衝作用を有するため、表示モジュールの性能をさらに向上させた。
【0024】
一つの選択的な実施例では、第二の領域Cは、円形領域であり、第一の領域Bは、矩形領域であり、第一の領域Bは、第二の領域Cに接する。上記光学デバイスにおける感光チップの感光領域が矩形であるため、この方案は、第二の領域Cを感光領域にできるだけ適応させることによって、光線をより効果的に利用し、そして迷光が光透過孔に入ることを防止することができる。具体的には、感光チップは、4:3の長方形構造である相補型金属酸化物半導体(Complementary Metal Oxide Semiconductor、CMOS)撮像チップであってもよい。
【0025】
上記第一の領域Bが第二の領域Cに接するため、上記第三の領域は、複数のサブ領域に分割され、具体的には、上記第三の領域は、第一のサブ領域Dと、第二のサブ領域Eと、第三のサブ領域Fと第四のサブ領域Gとを含むとともに、第一のサブ領域D、第二のサブ領域E、第三のサブ領域Fと第四のサブ領域Gは、上記第一の領域Bを囲むように配列され、この第一のサブ領域Dの面積は、第三のサブ領域Fの面積と同じであり、第二のサブ領域Eの面積は、第四のサブ領域Gの面積と同じある。各サブ領域間の支持力を比較的に均一にするために、第一のサブ領域Dと第三のサブ領域F内に設置される第一の支持柱300の数は、第二のサブ領域Eと第四のサブ領域G内に設置される第一の支持柱300の数よりも多い。この方案では、第一のサブ領域Dと第三のサブ領域Fの面積が比較的に大きいため、設置される第一の支持柱300の数は、比較的に多く、第二のサブ領域Eと第四のサブ領域Gの面積が比較的に小さいため、設置される第一の支持柱300の数は、比較的に少なく、このとき、各サブ領域が受ける支持力が相対的に均一であるため、光透過孔の光学性能は、より良い。
【0026】
一つの選択的な実施例では、上記第一のサブ領域D内に設置される第一の支持柱300の数は、第三のサブ領域F内に設置される第一の支持柱300の数に等しく、第二のサブ領域E内に設置される第一の支持柱300の数は、第四のサブ領域G内に設置される第一の支持柱300の数に等しい。この方案では、対称領域内の第一の支持柱の数が同じであり、対称するサブ領域が受ける支持力が同じであるようになり、それによって各サブ領域が受ける支持力をより均一にし、さらに光透過孔の支持力をより強くする。
【0027】
上記光透過孔のエッジ領域の光漏れにより光学デバイスの性能を影響することを防止するために、一つの選択的な実施例では、上記光透過孔内には、環状遮光部400がさらに設けられ、この環状遮光部400の円心は、第二の領域Cの円心と重なる。このとき、環状遮光部400が光透過孔のエッジ領域を覆うことによって、迷光が光学デバイスに入ることを防止することができるとともに、環状遮光部400の円心が第二の領域Cの円心と重なり、光束が感光領域に入る時、環状遮光部400によって遮蔽されなくなり、それによって光学デバイスが受信した光束が比較的に多く、光学デバイスの性能をさらに向上させた。
【0028】
一つの好ましい実施例では、上記表示モジュールは、上記第一の基板100と第二の基板200との間に位置している第二の支持柱をさらに含み、光透過孔内には、環状遮光部400が設けられ、上記第二の支持柱の一端は、環状遮光部400に接続される。この方案では、環状遮光部400により覆われた領域に第二の支持柱を設置することで、環状遮光部400の支持力を向上させ、それによって光透過孔の支持力をさらに強め、光透過孔全体に凹みが生じにくくなり、それによって光透過孔の光学性能をより良くすることができる。
【0029】
具体的には、第一の支持柱300の支持力が相対的に強いが、発生した応力が相対的に大きく、第二の支持柱の支持力が相対的に弱いが、第一の支持柱300に発生した応力を緩和することができる。
【0030】
選択的に、第一の支持柱300の数が第二の支持柱の数よりも大きく、且つ第二の支持柱が複数の第一の支持柱300間に均一に分布し、それによって光透過孔の支持力は、相対的に均一になり、そして比較的に大きい応力は、発生しない。
【0031】
本発明の上記のいずれか一つの実施例に記載の表示モジュールに基づき、本発明の実施例は、電子機器をさらに開示し、開示される電子機器は、上記実施例に記載の表示モジュールと光学デバイスとを有し、この表示モジュールは、光透過孔を有し、上記光透過孔は、上記光学デバイスに対向して設置される。このとき、光学デバイスが表示モジュールの下部に直接取り付けられ、過剰な表示領域を占有しないため、電子機器の画面占有率は、より大きい。
【0032】
本発明の実施例に開示される電子機器は、スマートフォン、タブレットパソコン、電子ブックリーダ又はウェアラブルデバイスであってもよい。無論、この電子機器は、他の機器であってもよく、本発明の実施例は、これについて制限しない。
【0033】
本発明の上記実施例では、主に各実施例間の相違点を記述しており、各実施例間の異なる最適化特徴は、矛盾しない限り、いずれも組み合わせてより優れている実施例を形成することができ、文章の簡潔さのため、ここでは、これ以上説明しない。
【0034】
以上は、ただ本発明の実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。当業者にとって、本発明は、様々な変更及び変化があってもよい。本発明の精神と原理内で行われた任意の修正、同等の置き換え、改良などは、いずれも本発明の請求項範囲内に含まれるべきである。
【0035】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2019年10月8日に中国で提出された中国特許出願番号No.201910950355.Xの優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
図1
図2