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特許7368900情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-17
(45)【発行日】2023-10-25
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20120101AFI20231018BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20231018BHJP
【FI】
G06Q50/06
G06Q50/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023027822
(22)【出願日】2023-02-24
【審査請求日】2023-02-24
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513074415
【氏名又は名称】株式会社グリンバンク
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100147692
【弁理士】
【氏名又は名称】下地 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100221383
【弁理士】
【氏名又は名称】福村 直久
(72)【発明者】
【氏名】鋤柄 茂樹
【審査官】毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-053821(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と、制御部とを備え、通信ネットワーク上で蓄電池と接続された情報処理装置の情報処理方法であって、
前記制御部が、
停電の発生を示す停電情報を取得すると、前記記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、
前記停電情報に基づき、停電地域を特定することと、
前記停電地域内に居るユーザを特定することと、
前記複数の蓄電池から残電力量を取得し、前記残電力量に基づいて使用可能な電力量を算出し、該使用可能な電力量に基づいて誘導先蓄電池を選択することと、
前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記誘導先蓄電池までのルート情報を送信することと
を含む処理を実行する、情報処理方法。
【請求項2】
前記制御部は、前記通信端末から、前記ユーザの位置を示す第2の位置情報を取得し、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とから、前記ルート情報を生成する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記制御部は、
ユーザ一人当たりの想定使用電力量が予め設定され、
前記複数の蓄電池のそれぞれの蓄電池について、前記想定使用電力量の合計が、前記使用可能な電力量を超過しないように、前記それぞれの蓄電池へ誘導することができるユーザの人数である誘導可能ユーザ数を決定する、請求項1又は2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記蓄電池は、
該蓄電池の残電力量に基づいて使用可能な電力量を算出し、
ユーザ一人当たりの想定使用電力量が予め設定され、
該蓄電池について、前記想定使用電力量の合計が、前記使用可能な電力用を超過しないように、前記それぞれの蓄電池へ誘導することができるユーザの人数である誘導可能ユーザ数を決定するよう構成され、
前記制御部は、前記誘導可能ユーザ数を該蓄電池から取得する、請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1の位置情報及び前記ユーザの位置を示す第2の位置情報に基づき、前記複数の蓄電池の中から前記ユーザから最も近い蓄電池を特定し、
前記ユーザから最も近い蓄電池に誘導したユーザ数である誘導済ユーザ数が、該蓄電池の前記誘導可能ユーザ数よりも少ない場合、当該蓄電池を前記誘導先蓄電池として決定する、請求項に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記蓄電池は、系統電源と接続し、該系統電源からの給電が途絶えると、当該蓄電池の存する地域において停電が発生したと判断することにより、前記停電情報を生成するように構成され、
前記制御部は、前記停電情報を前記複数の蓄電池から取得する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記制御部は、
前記複数の蓄電池のうち、前記停電地域に設置された蓄電池から取得した残電力量の合計から、前記停電地域の全体で使用できる電力量を算出する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記制御部は、
前記停電地域に含まれる前記第2の位置情報の数から、前記停電地域内にいるユーザ数を算出する、請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項9】
停電の発生を示す停電情報を取得すると、記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、
前記停電情報に基づき、停電地域を特定することと、
前記停電地域内に居るユーザを特定することと、
前記複数の蓄電池から残電力量を取得し、前記残電力量に基づいて使用可能な電力量を算出し、該使用可能な電力量に基づいて誘導先蓄電池を選択することと、
前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記誘導先蓄電池までのルート情報を送信することと
を含む処理を実行する制御部を備える
情報処理装置。
【請求項10】
蓄電池と、前記蓄電池と通信可能な情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、記憶部と、制御部とを備え、
前記制御部は、
停電の発生を示す停電情報を取得すると、前記記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、
前記停電情報に基づき、停電地域を特定することと、
前記停電地域内に居るユーザを特定することと、
前記複数の蓄電池から残電力量を取得し、前記残電力量に基づいて使用可能な電力量を算出し、該使用可能な電力量に基づいて誘導先蓄電池を選択することと、
前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記誘導先蓄電池までのルート情報を送信することと
を含む処理を実行し、
前記蓄電池は、残電力量を前記情報処理装置に送信する、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電動アシスト自転車等の電動車両のユーザに対して、交換用蓄電池パックを収容するバッテリステーションの候補を情報端末に表示する情報提示方法が開示されている。この方法では、ユーザの希望するエリア内のバッテリステーションが、ユーザの情報端末に表示される。引用文献2には、災害時に公共の避難場所で避難者の携帯電話を充電する携帯電話充電装置が開示されている。この携帯電話充電装置は、停電状態を検出したとき充電器と蓄電池との回路を接続し、蓄電池から携帯電話の充電を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許7117503号公報
【文献】特開2014-233143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の発明は、所定の蓄電池パックを所有する者のみを対象としており、災害等による停電が発生した場合において、前記蓄電池パックを普段使用していない者を、迅速かつ確実に充電スポットまで誘導するという観点から改善の余地があった。また、特許文献2に記載の発明は、災害時に避難場所に来た避難者に対して携帯電話の充電を行うことはできるが、携帯電話の充電を必要とする避難場所の外にいるユーザを、適切に避難場所に誘導することができなかった。特に、ユーザが旅行中の場合、充電が可能な避難場所に誘導することは難しかった。
【0005】
本開示の目的は、停電発生時にユーザを迅速かつ確実に利用可能な蓄電池まで誘導する方法、情報処理装置及び情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、(1)情報処理方法は、記憶部と、制御部とを備え、通信ネットワーク上で蓄電池と接続された情報処理装置の情報処理方法であって、前記制御部が、停電の発生を示す停電情報を取得すると、前記記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、前記停電情報に基づき、停電地域を特定することと、前記停電地域内に居るユーザを特定することと、前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記複数の蓄電池から選択した利用可能な蓄電池である誘導先蓄電池までのルート情報を送信することとを含む処理を実行する。
【0007】
(2)(1)の情報処理方法において、前記制御部は、前記通信端末から、前記ユーザの位置を示す第2の位置情報を取得し、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とから、前記ルート情報を生成してもよい。
【0008】
(3)(1)又は(2)の情報処理方法において、前記制御部は、前記複数の蓄電池から残電力量を取得し、前記残電力量に基づいて使用可能な電力量を算出し、該使用可能な電力量に基づいて前記誘導先蓄電池を選択してもよい。
【0009】
(4)(3)の情報処理方法において、前記制御部は、ユーザ一人当たりの想定使用電力量が予め設定され、前記複数の蓄電池のそれぞれの蓄電池について、前記想定使用電力量の合計が、前記使用可能な電力量を超過しないように、前記それぞれの蓄電池へ誘導することができるユーザの人数である誘導可能ユーザ数を決定してもよい。
【0010】
(5)(3)の情報処理方法において、前記蓄電池は、ユーザ一人当たりの想定使用電力量が予め設定され、該蓄電池について、前記想定使用電力量の合計が、前記使用可能な電力量を超過しないように、前記それぞれの蓄電池へ誘導することができるユーザの人数である誘導可能ユーザ数を決定するよう構成され、前記制御部は、前記誘導可能ユーザ数を該蓄電池から取得してもよい。
【0011】
(6)(4)又は(5)の情報処理方法において、前記制御部は、前記第1の位置情報及び前記ユーザの位置を示す第2の位置情報に基づき、前記複数の蓄電池の中から前記ユーザから最も近い蓄電池を特定し、前記ユーザから最も近い蓄電池に誘導したユーザ数である誘導済ユーザ数が、該蓄電池の前記誘導可能ユーザ数よりも少ない場合、当該蓄電池を前記誘導先蓄電池として決定してもよい。
【0012】
(7)(1)の情報処理方法において、前記蓄電池は、系統電源と接続し、該系統電源からの給電が途絶えると、当該蓄電池の存する地域において停電が発生したと判断することにより、前記停電情報を生成するように構成され、前記制御部は、前記停電情報を前記複数の蓄電池から取得してもよい。
【0013】
(8)(1)の情報処理方法において、前記制御部は、前記複数の蓄電池のうち、前記停電地域に設置された蓄電池から取得した残電力量の合計から、停電地域の全体で使用できる電力量を算出してもよい。
【0014】
(9)(2)の情報処理方法において、前記制御部は、前記停電地域に含まれる前記第2の位置情報の数から、停電地域内にいるユーザ数を算出してもよい。
【0015】
本開示によれば、(10)情報処理装置は、停電の発生を示す停電情報を取得すると、記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、前記停電情報に基づき、停電地域を特定することと、前記停電地域内に居るユーザを特定することと、前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記複数の蓄電池から選択した利用可能な蓄電池である誘導先蓄電池までのルート情報を送信することとを含む処理を実行する制御部を備える。
【0016】
本開示によれば、(11)情報処理システムは、蓄電池と、前記蓄電池と通信可能な情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、前記情報処理装置は、記憶部と、制御部とを備え、前記制御部は、停電の発生を示す停電情報を取得すると、前記記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、前記停電情報に基づき、停電地域を特定することと、前記停電地域内に居るユーザを特定することと、前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記複数の蓄電池から選択した利用可能な蓄電池である誘導先蓄電池までのルート情報を送信することとを含む処理を実行し、前記蓄電池は、残電力量を前記情報処理装置に送信する。
【発明の効果】
【0017】
本開示の一実施形態によれば、停電発生時にユーザを迅速かつ確実に利用可能な蓄電池まで誘導するすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2図1のサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
図3図1の蓄電池の構成例を示すブロック図である。
図4図1のユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
図5図1の情報処理システムの動作例を示すシーケンスチャートである。
図6図1の情報処理システムにおける第1の位置情報及び地域対応情報の記憶例を示す表である。
図7図1のユーザ端末が第2の位置情報を生成する際の動作例を示すフローチャートである。
図8図1の情報処理システムにより表示される位置情報提供可否確認ポップアップの一例を示す図である。
図9図1の情報処理システムによるルート案内例を示す図である。
図10図1のサーバ装置の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。各図面中、同一の構成又は機能を有する部分には、同一の符号を付している。本実施形態の説明において、同一の部分については、重複する説明を適宜省略又は簡略化する場合がある。
【0020】
図1に示すように、情報処理システム1は、ネットワーク2を介して互いに通信可能なサーバ装置3、蓄電池4、ユーザ端末5を含む。ネットワーク2は、インターネット、移動体通信網等を含む。サーバ装置3は、情報処理装置である。ユーザ端末5は、ユーザの持つ通信端末である。
【0021】
(サーバ装置3の構成)
以下、サーバ装置3を、図2を参照して説明する。サーバ装置3は、蓄電池4やユーザ端末5から情報を収集し、処理し、それらの情報を蓄電池4やユーザ端末5へ送信する装置である。サーバ装置3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを備える。サーバ装置3は、例えば、データセンタ等の施設に設置された、WS(Work Station)や、PC(Personal Computer)等の汎用的なコンピュータであるが、専用の電子機器により実現されていてもよい。
【0022】
制御部31は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサはCPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。
【0023】
記憶部32は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部32には、例えば、サーバ装置3の動作に用いられるプログラム及びデータと、サーバ装置3の動作によって得られたデータとが記憶される。記憶部32に記憶される情報は、例えば、通信部33を介してネットワーク2から取得される情報で更新可能であってよい。
【0024】
記憶部32には、更に、蓄電池情報と、ユーザ情報とが記憶される。蓄電池情報は、蓄電池の位置情報、地域対応情報、蓄電池ごとの残電力量及び使用可能な電力量が含まれる。ユーザ情報は、ユーザの位置情報が含まれる。蓄電池情報は記憶部42に記憶されていてもよい。地域対応情報とは、蓄電池設置位置とその存する地域(対応地域)とを関連付けた情報である。なお、蓄電池の対応地域は重複してもよい。
【0025】
通信部33は、ネットワーク2に接続する少なくとも1つの外部通信用インタフェースを含む。外部通信用インタフェースは、有線通信又は無線通信のいずれのインタフェースであってよい。
【0026】
なお、本実施形態の図1のサーバ装置3には、入力部及び出力部が記載されていないが、サーバ装置3は、さらに入力部及び出力部を備えていてもよい。すなわち、通信部33を介して情報の受信(入力)及び送信(出力)を行うことに加えて、サーバ装置3は、入力部及び出力部により、情報の入出力を行ってもよい。
【0027】
サーバ装置3の機能は、本開示の方法に係るプログラムを、制御部31に相当するプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、サーバ装置3の機能は、ソフトウェアにより実現される。プログラムは、サーバ装置3の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータをサーバ装置3として機能させる。すなわち、コンピュータは、プログラムに従ってサーバ装置3の動作を実行することによりサーバ装置3として機能する。
【0028】
本実施形態においてプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を含み、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又は半導体メモリである。
【0029】
(蓄電池4の構成)
以下、蓄電池4を、図3を参照して説明する。蓄電池4は、予め設置された固定型蓄電池である。蓄電池4は、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、蓄電部44とを備える。蓄電池4は、系統電源45と接続されていてもよい。蓄電池4は、ネットワーク2を介して、サーバ装置3と常時、又は一定時間ごとに通信を行ってもよい。蓄電池4は各地に分散配置されてもよい。
【0030】
制御部41は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサはCPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。制御部41は、蓄電池4の動作に関わる種々の制御を行うともに、サーバ装置3に対して送信する残電力量等の情報を生成する。制御部41は、系統電源45からの受電及び系統電源45への送電を制御してよい。
【0031】
記憶部42は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。記憶部42は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部42には、例えば、蓄電池4の動作に用いられるプログラム及びデータと、蓄電池4の動作によって得られたデータとが記憶される。記憶部42に記憶される情報は、例えば、通信部43を介してネットワーク2から取得される情報で更新可能であってよい。
【0032】
記憶部42は、更に、蓄電部44の残電力量を記憶する。記憶部42は、制御部41が蓄電池4を制御するために必要とする種々の情報を記憶してよい。
【0033】
通信部43は、ネットワーク2に接続する少なくとも1つの外部通信用インタフェースを含む。外部通信用インタフェースは、有線通信又は無線通信のいずれのインタフェースであってよい。通信部43は、蓄電池4に備えられる代わりに、外部の通信機器として蓄電池4に接続されてもよい。通信部43は、制御部41の制御のもとで蓄電池4の残電力量をサーバ装置3に送信する。
【0034】
蓄電部44は、少なくとも1つの二次電池からなる。蓄電部44は、複数の蓄電池セルを含んでよい。蓄電部44は、バッテリー又はバッテリーモジュールとも称される。蓄電部44は、リチウムイオン電池を含むがこれに限られない。蓄電部44は、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、ナトリウム硫黄電池、リチウム硫黄電池、マグネシウム電池、及び、全固体電池等を含む現在及び将来利用可能な蓄電池を含んでよい。
【0035】
(ユーザ端末5の構成)
以下、ユーザ端末5を、図4を参照して説明する。ユーザ端末5は、ユーザが使用する任意の電子装置である。本実施形態におけるユーザは、後述のアプリケーション6を自らのユーザ端末5にインストールし、停電発生時に蓄電池までのルート情報の提供を受け得る者である。ユーザ端末5は、携帯型情報端末であってよいが、これに限られない。例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC等の汎用の電子機器、又は専用の電子機器が、ユーザ端末5として利用可能である。ユーザは、ユーザ端末5にアプリケーション6を搭載する。アプリケーション6は、専用のアプリケーションでもよいし、他のアプリケーション内の1サービスとして提供されてもよい。また、アプリケーション6は、複数の端末に搭載されてもよい。本実施形態のユーザ端末5の数は限定されない。
【0036】
ユーザ端末5は、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、入力部54と、出力部55と、位置検出部56とを備える。
【0037】
制御部51は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。制御部51は、ユーザ端末5の各部を制御しながら、ユーザ端末5の動作に関わる処理を実行する。
【0038】
記憶部52は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。記憶部52は、ユーザ端末5の動作に用いられるプログラム及びデータと、ユーザ端末5の動作によって得られたデータとが記憶される。記憶部52に記憶される情報は、例えば、通信部53を介してネットワーク2から取得される情報で更新可能であってもよい。記憶部52は、アプリケーション6が使用するデータが記憶されてよい。
【0039】
通信部53は、ネットワーク2に接続する少なくとも1つの外部通信用インタフェースを含む。通信部53は、ユーザ端末5の動作に用いられるデータを受信し、またユーザ端末5の動作によって得られるデータを、外部(例えば、サーバ装置3)へ送信する。通信部53は、ユーザ端末5に備えられる代わりに、外部の通信機器としてユーザ端末5に接続されてもよい。
【0040】
入力部54は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェース
は、例えば、キーボード等の物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディス
プレイと一体的に設けられたタッチスクリーンである。また入力用インタフェースは、例
えば、音声入力を受け付けるマイクロフォン、画像入力を受け付けるカメラ等であっても
よい。入力部54は、ユーザ端末5の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部54は、ユーザ端末5に備えられる代わりに、外部の入力機器としてユーザ端末5に接続されてもよい。
【0041】
出力部55は、少なくとも1つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェース
は、例えば、情報を映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等
である。ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。出力部55は、サーバ装置3から受信したデータ、或いはユーザ端末5の動作によって得られるデータ等を出力する。出力部55は、ユーザ端末5に備えられる代わりに、外部の出力機器としてユーザ端末5に接続されてもよい。
【0042】
位置検出部56は、ユーザ端末5の位置(例えば、緯度及び経度)を検出する。例えば、位置検出部56は、GPS(Global Positioning System)等の全地球測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)に対応した受信機を含んで構成される。GNSS受信装置は、人工衛星からの信号を用いて位置を測定する。
【0043】
アプリケーション6は、ユーザ端末5の通信部53を介して受信した蓄電池4の位置情報及びユーザの現在地から蓄電池4までのルート情報を、マップ上に表示し、ユーザへ提供する。アプリケーション6は、一定時間ごと、又は常時、サーバ装置3にユーザの位置情報を送信するよう、ユーザ端末5を制御してもよい。
【0044】
(情報処理方法の例)
以下、図5を参照し、上記構成を有する本実施形態に係る情報処理装置の情報処理方法について説明する。
【0045】
ステップS101:蓄電池4の制御部41は、停電が発生したと判断すると、停電情報を生成する。制御部41が、停電が発生したと判断するための条件は、例えば、「系統電源からの給電が途絶えたこと」を設定できるが、これに限られない。また、停電情報は、蓄電池4が生成するものでなくともよい。例えば、電力会社の停電情報をサーバ装置3が監視し、停電情報が発せられると、S103以下のプロセスを実行してもよい。
【0046】
ステップS102:蓄電池4の通信部43は、S101で生成された停電情報をサーバ装置3へ送信する。
【0047】
ステップS103:サーバ装置3の制御部31は、停電情報を受信すると、記憶部32から、蓄電池の位置を示す第1の位置情報と、地域対応情報を取得する。ここで、第1の位置情報と、地域対応情報は、予め設定され、サーバ装置3の記憶部32に記憶されている。これらの情報は、蓄電池4の記憶部42に記憶され、S102にて停電情報と一緒にサーバ装置3に送信されてもよい。
【0048】
ステップS104:制御部31は、停電情報及びS103で取得した情報を基に、停電が発生した地域(停電地域)を特定する。具体的に、制御部31は、蓄電池4から停電情報を受信した場合には、停電情報の発信源である蓄電池の第1の位置情報と、地域対応情報とを参照し、当該蓄電池に対応する地域を停電地域であると判断する。停電情報をその他の発信源から受信した場合には、当該停電情報で停電が発生したとされる地域を、そのまま停電地域であると判断してもよい。例えば、図6のように第1の位置情報及び地域対応情報が記憶されている場合において、蓄電池[1]~[3]から停電情報を受信した場合、制御部31は、A県B市Xで停電が発生したと判断してよい。
【0049】
また、制御部31は、当該蓄電池が何らかの停電以外の要因、例えば蓄電池の故障や、外的要因により系統電源との接続が切断されたことなどによるシステムの誤作動を予防するため、一定の閾値を設定し、その数を下回る蓄電池から停電情報を受信した場合には、処理を終了してもよい。例えば、停電が発生したとされる地域を対応地域とする蓄電池のうち、停電情報を発信した蓄電池以外から停電情報を受信していない場合には、制御部31は、広域停電ではなく、当該蓄電池の故障又はトラブルによるものとみなし、処理を終了してもよい。図6の例では、蓄電池[1]のみから停電情報を受信した場合、制御部31は、A県B市Xで停電が発生したのではなく、蓄電池[1]で何かしらのトラブルが発生したと判断してよい。制御部31は、上記対応に代えて、蓄電池4から受信した停電情報を、電力会社の停電情報と照合し、電力会社からの停電情報に含まれない地域の蓄電池から受信した停電情報は、停電以外の要因によるものとみなし、処理を終了してもよい。
【0050】
ステップS105:制御部31は、ユーザ端末5に対し、ユーザの位置を示す第2の位置情報を送信するよう要求する。
【0051】
ステップS106:ユーザ端末5に搭載されたアプリケーション6は、サーバ装置3からの要求を受けると、ユーザの位置を示す第2の位置情報を取得するようユーザ端末5を動作させる。具体的に、図7を参照して説明する。ユーザ端末5は、通信部53で第2の位置情報の要求を受ける(S201)と、位置検出部56によりGPS信号を受信する(S202)。GPS信号を受信すると、位置検出部56は、ユーザ端末5の位置を示す第2の位置情報を生成する(S204)。ユーザ端末5の位置はユーザの位置とみなせる。第2の位置情報が生成されると、ユーザ端末5は、通信部53を介して、サーバ装置3へ当該第2の位置情報を送信する(S205)。アプリケーション6は、第2の位置情報の生成前に、図8のように、ユーザ端末5の出力部55に、第2の位置情報の生成及びサーバ装置3への送信を承諾するか確認するポップアップ61又は通知を出してもよい(S203)。
【0052】
ステップS107:アプリケーション6は、第2の位置情報をサーバ装置3へ送信するよう、ユーザ端末5を動作させる。
【0053】
なお、アプリケーション6は、一定時間ごとに第2の位置情報をサーバ装置3へ送信するよう、ユーザ端末5を動作させてもよい。制御部31は、ユーザ端末5から最後に送信された位置情報を第2の位置情報とみなしてもよく、この場合、S105~S107は省略されてもよい。
【0054】
ステップS108:制御部31は、第2の位置情報から、ユーザが停電地域にいるかを判定する。なお、ここでの停電地域は、S104で特定された停電地域に限られない。例えば、S104で特定された停電地域に隣接する地域などにいるユーザも停電地域にいると判断してもよい。
【0055】
また、制御部31は、S108で取得した停電地域に含まれる第2の位置情報の数から、停電地域にいるユーザ数を算出してもよい。
【0056】
ステップS109:制御部31は、S108で停電地域内にいると判定したユーザについて、当該ユーザを誘導する蓄電池(誘導先蓄電池)を決定する。誘導先蓄電池は、後述するS301~S310の処理を経て選択される。制御部31は、S108で停電地域外にいると判断したユーザについて、処理を終了してもよい。
【0057】
ステップS110:制御部31は、第1の位置情報と第2の位置情報とを基に、ルート情報を生成する。具体的に、第1の位置情報の対象となる蓄電池は、S109で決定された誘導先蓄電池である。ルート情報は、ユーザのいる位置から誘導先蓄電池までのルート情報である。
【0058】
ステップS111:通信部33は、S110で生成したルート情報を、ネットワーク2を介してユーザ端末5へ送信する。
【0059】
なお、S110及びS111の代わりに、通信部33は、S108で停電地域内にいると判定したユーザのユーザ端末5へ、誘導先蓄電池の第1の位置情報を送信してもよい。この場合、アプリケーション6は、S106で取得した第2の位置情報と、サーバ装置3から受信した第1の位置情報とを使用して、ルート情報を自ら生成してもよい。
【0060】
ステップS112:アプリケーション6は、ルート情報を受信すると、ルート案内を開始する。例えば、図9のように出力部55に地図62を表示し、その上にユーザの現在位置を示すマーク63、誘導先蓄電池の所在地を示すマーク64、ユーザの現在位置から誘導先蓄電池までのルートを示す表示65を表示し、さらに地図の上部に次の交差点での進路を示す表示66を表示することでルート案内をしてもよい。
【0061】
次に、図10を参照し、S109における誘導先となる蓄電池の決定方法を説明する。
【0062】
ステップS301:制御部31は、S101で特定した停電地域に設置された蓄電池4を誘導先候補として抽出する。なお、誘導先候補として抽出される蓄電池の条件は上記に限定されない。例えば、第2の位置情報から徒歩10分圏内にある蓄電池を誘導先候補として抽出してもよい。また、誘導先候補として抽出される蓄電池の条件は地域ごとに変更されてもよい。例えば、蓄電池の設置密度が低い(蓄電池があまり設置されていない)地域で抽出を行う場合、停電地域に加え、その近隣地域の蓄電池も誘導先候補として抽出するよう設定してもよい。
【0063】
サーバ装置3と蓄電池4とが、常時、又は一定時間ごとに通信を行っている場合において、蓄電池4からの通信が途切れた場合、制御部31は、蓄電池4に事前に設定された回数だけ問合せを行い、当該問合せへの応答もない場合には、当該蓄電池に何かしらのトラブルが発生したとみなし、誘導先候補から除外してもよい。
【0064】
ステップS302:制御部31は、S301で抽出した蓄電池のすべてから、残電力量情報を取得する。
【0065】
なお、制御部31は、S302で取得した残電力量情報から、停電地域の全体で使用できる電力量を算出してもよい。
【0066】
ステップS303:制御部31は、まだ誘導可否を判断されていない蓄電池のうち、S103で受信した第2の位置情報が示す位置に最も近い蓄電池について、S302で受信した蓄電池4の残電力量情報を基に、当該蓄電池の使用可能電力量を算出する。具体的に、使用可能電力量は、残電力量から一定の電力量、例えば、過放電とならない最低限の電力量を残した電力量である。
【0067】
ステップS304:制御部31は、使用可能電力量が一定の値を超えない場合には、制御部31は、当該蓄電池を誘導不可であると判断する。例えば、制御部31は、使用可能電力量が、後述の1人当たりの想定使用電力量に満たない場合には、当該蓄電池への誘導は不可であると判断してもよい。
【0068】
ステップS305:制御部31は、S303で算出した使用可能電力量と、想定使用電力量からそれぞれの蓄電池4へ誘導することができるユーザの人数である誘導可能ユーザ数を算出する。具体的に、想定使用電力量は、ユーザ1人当たりが使用することが想定される電力量である。想定使用電力量は、予め記憶部32に記憶されていてもよい。誘導可能ユーザ数の算出式は、例えば以下の式を用いてもよい。
使用可能電力量[W]÷想定使用電力量[W/人]=誘導可能ユーザ数[人]
【0069】
なお、想定使用電力量は、蓄電池4の記憶部42に記憶されていてもよく、使用可能電力量及び誘導可能ユーザ数の算出は、蓄電池4の制御部41が行ってもよい。この場合、S302において、制御部31は、S103で受信した第2の位置情報に最も近い蓄電池から、残電力量情報とともに、誘導可能ユーザ数を取得し、当該誘導可能ユーザ数の値が正しいか再度算出を行って確認する。
【0070】
ステップS306:制御部31は、S303で選択した蓄電池に既に誘導されているユーザの数である誘導済ユーザ数を記憶部32から呼び出す。
【0071】
ステップS307:制御部31は、S306で呼び出した誘導済ユーザ数と、S305で算出した誘導可能ユーザ数を照合し、誘導可否を判断する。具体的に、制御部31は、誘導可能ユーザ数が、誘導済ユーザ数を上回る場合には、当該蓄電池への誘導が可能であると判断する。制御部31は、誘導先蓄電池の誘導済ユーザ数の情報を更新し、記憶部32に記憶する。誘導済ユーザ数が、誘導可能ユーザ数と同数若しくは上回る場合には、当該蓄電池への誘導は不可であると判断する。
【0072】
ステップS308:制御部31は、S307において、S303で選択した蓄電池が誘導可能であると判断された場合には、当該蓄電池を誘導先蓄電池として決定する。
【0073】
ステップS309:制御部31は、S304若しくはS307において、S303で選択した蓄電池が誘導不可であると判断された場合には、S301で抽出した誘導先候補の蓄電池のうち、誘導可否を判断していない蓄電池があるか確認する。未判断の蓄電池があれば、ステップS303に戻る。
【0074】
ステップS310:未判断の蓄電池がない場合、制御部31は、誘導先がないと判断し、その旨ユーザ端末5へ送信する。ユーザ端末5に搭載されたアプリケーション6は、当該情報を受信すると、ユーザ端末5の出力部55に、「現在地付近で利用可能な充電スポットが見つかりませんでした。」といった通知を出し、処理を終了する。
【0075】
本発明により、ユーザは、アプリケーションを自らの電子端末にインストールするという極めて簡素な手続きを踏むだけで、停電発生時に迅速かつ確実に蓄電池までたどり着くことができる。これにより、仮にユーザが所持する電子機器の残電力量が低下している場合でも、充電を行うことにより継続して使用することが可能になる。例えば、ユーザは、携帯電話の残電力量が低下した場合であっても、蓄電池から給電を受けることにより、家族などへ安否を伝えることができる。
【0076】
本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、各構成部又は各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。例えば、サーバ装置3の構成及び動作を、互いに通信可能な複数のコンピュータ及びネットワークストレージ等に分散せてもよい。また、例えば、サーバ装置3の一部の構成及び動作を、蓄電池4又はユーザ端末5等に設けてもよい。本開示の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
【符号の説明】
【0077】
1 情報処理システム
2 ネットワーク
3 サーバ装置(情報処理装置)
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
4 蓄電池
41 制御部
42 記憶部
43 通信部
44 蓄電部
45 系統電源
5 ユーザ端末(通信端末)
51 制御部
52 記憶部
53 通信部
54 入力部
55 出力部
56 位置検出部
6 アプリケーション
61 位置情報提供可否確認通知
62 地図
63 ユーザの現在地を示す表示
64 誘導先蓄電池の所在地を示す表示
65 ユーザの現在位置から誘導先蓄電池までのルートを示す表示
66 次の交差点での進路を示す表示
【要約】
【課題】停電発生時にユーザを迅速かつ確実に利用可能な蓄電池まで誘導する。
【解決手段】制御部31を備えるサーバ装置3の情報処理方法は、制御部31が、停電の発生を検知すると、前記記憶部から複数の蓄電池の位置を示す第1の位置情報を取得することと、検知した停電情報に基づき、停電地域を特定することと、前記停電地域内に居るユーザを特定することと、前記ユーザの持つ通信端末へ、前記第1の位置情報に基づいて、前記複数の蓄電池から選択した利用可能な蓄電池までのルート情報を送信することとを含む処理を実行する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10