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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-17
(45)【発行日】2023-10-25
(54)【発明の名称】発電機
(51)【国際特許分類】
   H02N 11/00 20060101AFI20231018BHJP
   F03G 7/00 20060101ALI20231018BHJP
【FI】
H02N11/00 A
F03G7/00 C
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2020552661
(86)(22)【出願日】2018-12-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-25
(86)【国際出願番号】 NL2018050836
(87)【国際公開番号】W WO2019117719
(87)【国際公開日】2019-06-20
【審査請求日】2021-12-06
(31)【優先権主張番号】2020065
(32)【優先日】2017-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】520208498
【氏名又は名称】ヘリオス ノヴァ ベスローテン ヴェンノーツハップ
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コムコマー, ダニエル
【審査官】津久井 道夫
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/141864(WO,A1)
【文献】特開2012-229634(JP,A)
【文献】特開2002-204588(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0263599(US,A1)
【文献】欧州特許出願公開第01843458(EP,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0253181(US,A1)
【文献】米国特許第04730137(US,A)
【文献】特表2010-509899(JP,A)
【文献】特表2011-515830(JP,A)
【文献】特開2012-231099(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02N 11/00
F03G 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱から電気エネルギーを生成するように構成された発電機であって、
移動経路に沿って往復移動可能であり、運動/電気変換器に接続された可動キャリアと、
前記移動経路に配置された静止した支持体を備え、
前記可動キャリアと前記静止した支持体の一方には、前記移動経路に沿ってまたは前記移動経路に配置された磁石が設けられ、前記可動キャリアと前記静止した支持体の他方には、前記移動経路に沿ってまたは前記移動経路に配置された別個の強磁性要素が設けられ、
前記磁石が設けられた前記可動キャリアと前記静止した支持体の一方に結合する熱源であって、前記強磁性要素の少なくとも1つに連続的に熱を向けて、前記強磁性要素をそのキュリー温度以上に温めるように構成され、それにより、前記磁石と前記強磁性要素との間の磁気相互作用を介して前記静止した支持体に対する前記可動キャリアの往復運動を与える熱源と、
前記強磁性要素を冷却するように構成された冷却システムとを含み、
該冷却システムが、水または冷却剤を含むボウルを備え、該ボウル上に且つボウル内に、前記可動キャリアと前記静止した支持体の他方が延びて、水または冷却剤が前記強磁性要素と熱接触して、前記強磁性要素はそのキュリー温度以上に温められた後に、キュリー温度以下に冷却され、該ボウルは水または冷却剤の閉回路に接続され、
前記可動キャリアは、閉回路を介して水または冷却剤を循環させるように構成された、発電機。
【請求項2】
前記可動キャリアは、スラスタ、フィン、ブレード、および攪拌羽根からなる群の構成要素を備え、該構成要素は可動キャリアの移動によって動力を得て、前記閉回路を通して水または冷却剤を循環させるように構成される、請求項1に記載の発電機。
【請求項3】
前記閉回路は、熱交換器を介して閉回路に接続された蓄熱器を備えて、水または冷却剤から熱を抽出する、請求項1又は2に記載の発電機。
【請求項4】
前記冷却システムは、前記移動経路の少なくとも一部に沿ってまたは前記移動経路の少なくとも一部にて、前記静止した支持体に配置された熱電発電機を含む、請求項1乃至3の何れかに記載の発電機。
【請求項5】
前記冷却システムは、前記静止した支持体に配置され、前記移動経路の少なくとも一部に沿ってまたは前記移動経路の少なくとも一部に延在するヒートシンクを含む、請求項1乃至4の何れかに記載の発電機。
【請求項6】
前記冷却システムは、前記静止した支持体に配置され、前記移動経路の少なくとも一部に沿ってまたは前記移動経路の少なくとも一部に延在するヒートシンクを含み、前記ヒートシンクは、前記熱電発電機を冷却するために前記熱電発電機に結合されている、請求項に記載の発電機。
【請求項7】
前記ヒートシンクは、熱電発電機に対して前記熱源の反対側に配置される、請求項5又は6に記載の発電機。
【請求項8】
前記熱電発電機は、前記ヒートシンクと前記熱源との間の前記ヒートシンク上に配置される、請求項7に記載の発電機。
【請求項9】
前記強磁性要素に対して、前記熱源の反対側に熱電発電機が配置される、請求項4乃至8の何れかに記載の発電機。
【請求項10】
前記強磁性要素は、前記熱電発電機と前記熱源との間にて、前記熱電発電機上に配置される、請求項に記載の発電機。
【請求項11】
前記冷却システムは、前記熱源に対して前記移動経路に沿って離れた位置にある前記温められた強磁性要素に作用するように構成される、請求項1乃至10の何れかに記載の発電機。
【請求項12】
前記冷却システムは、空気、水、ゲル、冷却フィン、冷房からなる群からの少なくとも1つの冷却剤に基づく、請求項1乃至11の何れかに記載の発電機。
【請求項13】
前記強磁性要素は前記静止した支持体上に配置され、前記熱源及び磁石は前記可動キャリア上に配置される、請求項1乃至12の何れかに記載の発電機。
【請求項14】
前記熱源は、温められる前記強磁性要素の前記少なくとも1つを温めて、前記強磁性要素のうちの前記温められた1つがその磁気引力を変化させて、それによりその磁石が前記強磁性要素のうちの前記温められた1つを引き付けなくなりまたは反発させる、または前記強磁性要素のうちの前記温められた1つに隣接する前記強磁性要素のうちの別の1つを引き付けるように構成される、請求項1乃至13の何れかに記載の発電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱/エネルギー変換のための磁場及びキュリー効果に基づく熱力学的装置に関する。励起された運動から電気エネルギーを生成する目的で、ダイナモまたは他のタイプの発電機を熱力学的装置に結合できるか、または、ダイナモまたは他のタイプの発電機によって生成された動力エネルギー(運動)を機械エネルギーとして、例えば、ダイナモまたは他のタイプの発電機に結合された設備のための原動力として直接使用できる。
【背景技術】
【0002】
米国公開公報2010/0253181号から既知であるのは、請求項1の多くの構成、例えば、フレームと、フレームに回転可能に結合されたキャリアと、キャリアに結合され、キャリアの回転中に経路を移動する磁気特性を備えた少なくとも2つの要素と、経路に向けられた磁石と、磁石に近い向きにある要素を選択的に加熱するために、経路に近くかつ経路に沿って磁石からある距離に配置される加熱要素を有するタイプの装置である。
【0003】
既知の装置には多くの欠点がある。キャリアは加熱の影響を受けやすいため、許容できない飽和を示し、要素を加熱し始める可能性がある。加熱だけでなく、キャリアにより要素を加熱すると、加熱により加熱後に要素が十分に冷却されなくなり、これは装置全体の動作が効果的でなくなるおそれがある。米国公開公報2010/0253181号の開示は、そこから知られる構成を何らかの方法で変更するか、またはそうすることを検討したりする動機を与えていない。この既知の技術は、固定した主磁石と、キャリアとしてディスクに取り付けられ、熱によってキュリー温度に達した後、再び冷却して再加熱される要素としての薄いプラークの形状の磁気リングまたは磁気ディスクとに基づいている。しかしながら、磁石を加熱することは不可逆的にその磁気特性の損失をもたらすため、開示された動作は実現され得ない。
【0004】
米国特許第4730137号から知られているのは、磁気特性を有する少なくとも1つの要素が、シャフトの周りを回転可能なホイール状キャリアのリム状ローター上に配置されている構成である。ここには、磁気特性を備えた少なくとも1つの要素が全体的に配置されているリム状のローターが、加熱に加えて、使用期間後に要素の加熱に寄与する程度まで加熱される恐れがあり、これにより、この既知の装置の主張された動作は効果的ではなくなる。
【0005】
英国特許2240433号及び国際公開公報94/15393号は両方とも、キャリアとしての実質的に丸いディスク上及びその周りに磁気特性を有する要素としての単一のリングに関する。
日本国特開平11-29785号は、全く異なる原理に基づく構成に関するものであり、要素は、ベルト状であると思われるキャリア上に配置され、逆転ホイールの周りで動力伝達され、ベルト状キャリアは、逆転ホイールの周りで回転することが意図される。以下の実施形態の説明では、リング状のキャリアを参照するが、本開示は、エンドレスベルトキャリアを含むこともできる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、既知の構成と比較して改善された装置を提供することであり、そのために、発電機は、
熱から、例えば太陽光から電気エネルギーを生成するように構成された発電機であって、
移動経路に沿って往復移動可能であり、運動/電気変換器に接続された可動キャリアと、
移動経路に配置された静止した支持体を備え、
可動キャリアと静止した支持体の一方には、移動経路に沿ってまたは移動経路に配置された磁石が設けられ、可動キャリアと静止した支持体の他方には、移動経路に沿ってまたは移動経路に配置された別個の強磁性要素が設けられ、
磁石が設けられたキャリアと静止した支持体の一方に結合する熱源であって、強磁性要素の少なくとも1つに連続的に熱を向けて、強磁性要素をそのキュリー温度以上に温めるように構成され、それにより、磁石と強磁性要素との間の磁気相互作用を介して支持体に対するキャリアの往復運動を与える熱源とを含む。
【0007】
そのような発電機は、例えば、国際公開公報2014/141864号から知られており、1分当たりの回転数が低く、その結果、生成される電力も低い。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この既知のシステムを改善するために、本開示によれば、磁石及び強磁性要素のうちの少なくとも1つを冷却するように構成された冷却システムが提供される。
本開示は、効率、生成エネルギーの量、及び強磁性要素の冷却の点で、すべて同時に利益を提供する。
【0009】
冷却システムは、移動経路の少なくとも一部に沿って、または移動経路の少なくとも一部に配置された熱電発電機を含むことができる。ヨーロッパ特許1326292号から、熱電変換器における磁石の冷却が知られている。したがって、そのような熱電変換器を、本開示の装置のための冷却システムの一部として配備することは進歩的である。
【0010】
特定の好ましい実施形態では、発電機は、移動経路の少なくとも一部に沿ってまたは移動経路の少なくとも一部に配置されたヒートシンクを追加的にまたは代替的に含むことができる。ヒートシンクは、熱電発電機に結合することができる。このようにして、熱電変換器及びヒートシンクのいずれかまたは両方を使用して装置から熱を抽出することができ、両方が使用される場合、好ましい実施形態では、ヒートシンクは、熱電変換器及び強磁性要素を冷却することができ、変換器は、装置の強磁性要素(薄板)から冷却された熱で加熱される。ヒートシンクによって集められた熱は、例えば流体タンクのストレージに蓄えることができ、熱電変換器が省略される場合、ヒートシンクをそのようなストレージと結合して、装置から直接冷却された熱を放出することができる。そして、発電機は、熱電発電機に対して、ヒートシンクが熱源の反対側に配置される構成を示すことができる。さらに、次いで、熱電発電機は、ヒートシンクと熱源との間のヒートシンク上に配置される。
【0011】
特定の好ましい一実施形態では、発電機は、追加的にまたは代替的に、そのキュリー温度以上に温められた強磁性要素を冷却するための冷却システムを含むことができる。そして、発電機は、冷却システムが、熱供給に対して移動経路に沿った距離で温められた強磁性要素に作用するように構成される構成を示すことができる。冷却システムを備えた一実施形態では、冷却システムは、空気、冷却剤、水、ゲル、冷却フィン、冷房の群の少なくとも1つに基づくことができる。
【0012】
特定の好ましい一実施形態では、発電機は、追加的または代替的に、熱電発電機が強磁性要素に対して熱源の反対側に配置される構成を示すことができる。そして、強磁性要素は、熱電発電機と熱源との間の熱電発電機上に配置されることができる。
【0013】
特定の好ましい一実施形態では、発電機は、追加的または代替的に、強磁性要素が支持体上に配置され、熱源及び磁石がキャリア上に配置される構成を示すことができる。
【0014】
特定の好ましい一実施形態では、発電機は、追加的または代替的に、熱源が、温められる強磁性要素の少なくとも1つを温めて、強磁性要素のうちの温められた1つがその磁気引力を変化させて、それによりその磁石が強磁性要素のうちの温められた1つを引き付けまたは反発させる、または強磁性引力要素のうちの温められた1つに隣接する強磁性要素のうちの別の1つを引き付けるように構成される構成を示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
添付の特許請求の範囲の用語及び表現における本開示の概念の上記の表示に続いて、以下において、本開示が限定されず、単に熟練した読者に対する情報のために提供される、添付の図面における少なくとも1つの実施形態の一実施形態の説明が、本開示の概念の性質を明確に示すために提供される。
図1】本開示に係る発電機の一実施形態の印象を補足的な斜視図で示す。
図2図1の実施形態の構成部品の分解斜視図を示す。
図3図2の構成部品の個々の斜視図を示す。
図4図2の構成部品の個々の斜視図を示す。
図5図2の構成部品の個々の斜視図を示す。
図6】本開示に係る発電機の一実施形態の印象を補足的な斜視図で示す。
図7図3の矢印VIIに沿った、図3乃至図5のいくつかの部品から選択された可動部品の斜視図を示す。
図8図4の矢印VIIIに沿った構成部品のうちの1つの分解斜視図を示す。
図9図8の矢印IXに沿って組み立てられた状態の図1の構成部品の上面図を示す。
図10】発電機の詳細を示す。
図11】発電機の詳細を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1及び図6は、本開示に係る熱を電気エネルギーに変換するための発電機1の一実施形態の印象を示す。図1及び図6は発電機1を補完的な斜視図で示し、図2は分解図を示し、図3乃至図5図8は発電機1の構成部品のいくつかをより詳細に示し、図7は可動部品を示す。発電機1及びその詳細は、同時に添付のすべての図を参照して以下に説明される。
【0017】
発電機1は、1平方メートルまたはそれ以上またはそれ以下をカバーすることができ、ベース3上にハウジング2を含む。ハウジング2は、耐候性材料で作られることが好ましい。ベース3の下で、発電機は太陽追跡システム(図示せず)上に配置することができる。当技術分野では、そのような追跡システムは当業者にとって入手可能であり、そのような追跡システムのさらなる詳細はここでは省略される。
【0018】
ベース3は、ハウジング2のための静止した支持体を形成し、その下側でオプションの開口部を閉鎖する。ベースは、ハウジング2の一体部品とすることができ、図10、11のハウジング2のスタッドまたは内壁25を含み、ここでは薄板8の形状の強磁性要素を有するリング5を静的に収容する。
図示の実施形態では、ハウジング2は上面が開いており、取り外し可能な蓋17によって閉鎖することができる。
【0019】
リング6は、ハウジング2に対して、この実施形態ではハウジング2内でさえも回転可能である。リング6は、ハウジング2の中または上でローラーまたはベアリング(図示せず)上に回転可能に支持され、したがって、少なくとも1つの、図示された実施形態では4つの太陽熱収集器7のための可動キャリアを形成するように回転可能である。1平方メートルのハウジング2の上記の寸法に関連して、リング6は、70cm以上にわたることができる。
【0020】
各々の太陽熱収集器7は熱源を画定するか、または太陽熱収集器7は一緒に単一の組み合わされた熱源を画定する。太陽熱収集器7は、強磁性薄板8のリング5上の共通の焦点に焦点を合わせることができるか、またはそれぞれが複数の焦点のうちの1つに焦点を合わせることができる。4つよりも少ないかまたは多い太陽熱収集器及び関連する焦点が、本開示の範囲内で可能である。太陽熱収集器以外の熱源が、本開示の範囲内で可能であり、これもまた回転可能リング6上に配置され得るガスバーナーなどであるが、ガスなどの燃料の供給の場合、熱源が静止していて、強磁性要素8のリングが回転可能であるように構成を元に戻すことは好ましいかもしれず、これは可動部品と静止部品の運動学的反転を必要とするだけであるか、またはリング6が強磁性要素8を支持することができ、ハウジングは太陽熱収集器7を支持する。
【0021】
リング6は例示的なものであり、代替の一実施形態では、エンドレスベルトなどを使用して、往復移動可能なキャリアを形成することができる。
回転リング6上の各々の太陽熱収集器7は、1つ以上の非イメージングリニア3Dレンズ12またはドーム型非イメージングリニア3Dレンズ、放物面鏡、及び放物面トラフ13を含むことができる。リング6は、太陽熱収集器7を支えるためのクロスバー16と、リング6の回転運動から電気エネルギーを生成するためにダイナモ15または他の電気エネルギー生成装置に接続された中心軸14とを含む。
【0022】
強磁性要素は、区別できる別々の薄板8であり、リング10からの切り欠きによって形成され得る間隔9を置いて配置される。リング10は、全体的に強磁性材料から作ることができるか、または内側及び外側エッジ11は別の材料から作ることができる。薄板8は、強磁性材料及び/又はホイスラー合金などの合金で作ることができる。他の材料も同様に適用可能であり得る。
【0023】
この実施形態では、太陽熱収集器7は、強磁性要素/薄板8のうちの少なくとも1つを温めるように構成される。薄板8を形成する材料のキュリー温度よりも十分な程度に高く加熱された場合、温められた薄板8の1つは、その磁気引き付け性を変化させる。この実施形態では、それは磁気特性を失い、この程度までまだ温められていない隣接する薄板8は、依然としてその通常の引き付け性を有するであろう。この実施形態では、2つの磁石16がリング5に沿って配置され、回転可能リング6に固定され、より温められていない隣接する薄板8を引き付けて、回転可能リング6を運動状態に設定または維持する。単一の磁石16で十分である場合もあり、または3つ以上の磁石16が提供される場合もある。磁石16は、永久磁石または電磁石を含むことができ、電磁石は、発電機1によって生成された電気エネルギーを使用して電力を供給することができる。電磁石は、磁場の強さと位置を調整でき得る。永久磁石は、そのリング5及び薄板8に関して、その有効性/効率に影響を与えるように位置を調整することしかできない。ホルダー17は、リング5に対する磁石の配置を変えるために調整可能であり得る。
【0024】
実際、磁石16は、薄板8のうちの十分に温められた1つを引き寄せるか、または反発させるか、または強磁性要素のうちの温められた1つに隣接する別の薄板8を引き寄せる。そして、十分に温められた薄板8の相変化及びその磁気特性が変化する。これに基づいて、リング6は、ダイナモ15及び/又はポンプ22を駆動するために運動状態に設定または維持され、これは本明細書で以下により詳細に説明される。磁石16は、リング5の脇及び/又は上部及び/又はその下のファンネル形状の電機子17上に配置され得る。
【0025】
静止したリング5は、リング10内の薄板8に加えて、受動収集器18、熱電発電機19、及びヒートシンク20を含む。ヒートシンク20は、リング5のT字形ベースを画定することができる。特に、熱電発電機19及びヒートシンク20のうちの少なくとも1つは、冷却システムの一部を形成するために提供される。
【0026】
上述したように、リング5は静止した支持体であり、リング6は回転可能であり、往復移動可能である。この理由は、複数の熱電発電機19への電気コネクタによって形成される。しかしながら、電気エネルギーの出力のためにドラッグ接点を使用することができ、それによりリング5は往復移動可能なキャリアとすることができ、磁石16及び太陽熱収集器7を備えたリング6を静止した支持体とすることができる。
【0027】
熱電発電機19とヒートシンク20の両方を有する図示の実施形態では、熱電発電機19は、温められた後の薄板8の冷却に寄与し、薄板からの放出熱を使用して電気エネルギーを生成し、それにより発電機1の効率と電気出力が増加し、薄板をさらに冷却する必要性が減少する。ヒートシンク20は、薄板8から、例えば、ハウジング2内部の本体または水または冷却剤21への熱のさらなるより速い放出に寄与する。水または冷却剤21は、図1図10、及び図11に示される水または冷却剤レベル24までハウジング2の底部を満たす。内壁25は斜めであり、リング5が支持され、リング5のT字形のベースが水または冷却剤21内に下に延在する肩部を画定するために先細になっている。リング5に対してハウジング2の斜めの内壁25の反対側に、ドーム26がリング6に直接的または間接的に接続され、ドーム26のベースで、フランジ27がリング5の下に延在する。したがって、ハウジング2の下部にある水または冷却剤21のコンパートメントは、リング5の上のハウジング内のスペースから効果的に分離され、(例えば、回転するスラスタまたは羽根4によって引き起こされる)乱流または水しぶきは、1つまたは複数の太陽熱収集器7に到達できない。図11に示されるように、磁石16は、ファンネル形状の電機子17の上部及び/又は側面上、及び/又は水または冷却剤21用のコンパートメント内、より詳細には羽根4上に配置され得る。
【0028】
ハウジング2は、(独自の発明である)熱電発電機19に加えて、または熱電発電機19から完全に独立して、水または冷却剤ベースの冷却、例えば、ファンを使用した空冷、熱を素早く放散するためのゲル冷却の形態で薄板8の冷却を含むことができる、冷却フィンを使用することができる、及び/又は冷房システムを設置することができる。エネルギー消費冷却は、発電機1自体からのエネルギーを使用して電力を供給できる。リング5は、冷却剤または水21の層にちょうど浸漬することができる。図示の実施形態では、リング5のT字形のベースだけが、水または冷却剤21の最上レベルに延在している。ドラッグ抵抗を低減するために、リング6、太陽熱収集器7、及び磁石16の可動部品は、水または冷却剤のレベルより上にあることが好ましい。対照的に、冷却システムを介して水または冷却剤21を促進するために、磁石16は、水21を通って引きずることができる。追加的または代替的に、フィン、ブレード、または羽根4をリング6及び/又は太陽熱収集器7及び/又はファンネル形状の電機子17に取り付けて、水または冷却剤21を攪拌し、図1の実施形態におけるポンプ22が省略され得るか、またはポンプ22及び羽根4が統合された方法または相補的な方法で提供され得る程度までも循環を促進することができる。すなわち、ハウジング2内の水または冷却剤21の過度のウォームアップを回避するために、この過度な加熱は、薄板8がそのキュリー温度以上に加熱された後、薄板8をこのキュリー温度以下に冷却するのを妨げる可能性があり、ポンプ22及び/又は羽根4は、熱交換器23を通して水または冷却剤21を循環させて、ハウジング2に戻すことができる。水または冷却剤21から熱交換器23によって抽出された残りの熱は、暖房システム、例えば建物の中央暖房システムを支援することができる。代替的または追加的に、水または冷却剤21は、暖房システムからの熱需要が検出されたときに後で抽出されるように、その中に熱を貯蔵することを許容することができる。さらに、後で熱を抽出するため、及び/又はエネルギーを生成するために、発電機1内で加熱された水または冷却剤21を一時的に貯蔵するためのリザーバをさらに設けることができる。
【0029】
さらに、太陽熱収集器7が省略されている図10に示すように、ハウジング2の内壁25はリング5を支持し、静止支持体を形成している。熱源は、太陽熱収集器7を使用したリング6からのものである。しかしながら、太陽熱収集器または他の収集器を収容するためのキャリアと強磁性要素を支持するための可動支持体の構成全体を逆にしてもよい。
【0030】
図示の実施形態では、太陽熱収集器7からの熱量に応じて、任意の数の熱電発電機19を配備することができる。熱電発電機19は、一例として、96または108個であることができ、夫々の熱電発電機19が2*(2V*0.5A)を生成し、192ワットまたは216ワットの収量をもたらす。熱電発電機19は、電気エネルギーを出力するための熱収集器または蓄積器及び熱/エネルギー変換器を含むことができる。熱電発電機19の各々は、それぞれが0.5Aで2Vを生成する一対の熱電変換器を含むことができ、したがって、上記の計算では係数2に到達する。
【0031】
強磁性薄板8の集中加熱により、これらは、この実施形態では、それらの磁気特性を失い、その結果、隣接するより低温の薄板8が磁石16によって引き付けられるかまたは反発され、リング6が回転運動に設定または維持される。この原理は、使用されている薄板8の材料のキュリー温度に関連する2次の相変化に基づいている。リング6及びリングに接続された要素及び部品の回転は、全体として発電機1の要素または部品が過熱されないという熱的保証を可能にする。電気エネルギーは、ダイナモ15と熱電発電機19に基づいて出力される。得られた電気エネルギーの一部は、発電機1自体の要素及び/又は部品、例えば、冷却及び/又は冷却剤循環及び/又はポンプ22及び/又は他の任意の部品に対して配備することができる。熱エネルギーは、後で使用するために、例えば加熱の目的で、または後で熱を電気エネルギーに変換するために、蓄えることができる。熱電発電機19の潜在的な実施形態として、熱は、熱電対、例えばゼーベック発電機を介して電力に変換することができる。特に、そのような熱電対は、過熱されたときに脆弱になる可能性があり、したがって冷却が必要となる。
発電機1の出力の指標として、最小の即時効率は少なくとも15%、より具体的には19%またはさらには20%以上であると予想され、追加の5%の効率は、例えば、電気エネルギー及び/又は温水を生成するために後で使用するための冷却剤または水21内で蓄熱により達成することができる。
【0032】
1平方メートルのハウジング2と70cmのリング6の前述の寸法に基づいて、例えば、毎秒1000ジュールの量の太陽エネルギーは、最低200Wに変換され、ダイナモ15、熱電発電機19、及びシステム内の蓄熱から出力される。
【0033】
したがって、本開示は、熱/エネルギー変換に関する。
a.リング6の回転プラットフォームと組み合わせた熱源、例えば太陽熱
a.直射日光からの熱エネルギー入力として1つまたは複数の太陽熱収集器7によって形成された集光器であって、
i.非イメージングリニア3Dレンズ12、
ii.ドーム型非イメージングリニア3Dレンズ、
iii.放物面鏡、
iv.放物面トラフ13、
のうちの少なくとも1つを含む集光器。
b.他の熱源が適用可能であり得る(例えば、回転収集器と組み合わせた静止熱源)。
c.中心軸14の構造とリング6によって形成されたベースプラットフォームにより、1つ以上の永久磁石/電磁石を吊り下げ、安定した非常に摩擦のない回転を提供する。
b.熱磁気スイッチングデバイス
a.熱が加えられたときに、薄板8内でセグメント化されたその強磁性金属及び/又は合金(ホイスラー合金)の本体内で、制御された局所的な熱磁気の第2ステージの相転移を達成することができるリング5の形状の受熱器。
b.等しく薄板にセグメント化されているが、反対の形状で、加えられた熱の蓄積器として受熱器と密接に接触している二次非強磁性接触面/受熱器。
c.受熱器とリング6上の回転プラットフォームとの間の相互作用中に、軸14に回転力を生成する。
c.熱電発電機19の一部を形成する熱電対の配列を使用する熱電発電機。代替的または追加的に、熱光起電変換器を配備することができる。
a.熱磁気デバイスによって放出された、例えば冷却液または水に蓄えられた潜熱を電気に変換する。
b.例えば、「ホイスラーのような強磁性合金またはスクッテルダイトベースの化合物」の熱電効果に基づいており、この用途のために特別に選択されている。例えば、「ゼーベック発電機」
c.高温と低温の接触面を有する。
d.熱エネルギー蓄積器の表面とヒートシンク20のより低温の表面との間に組み立てられる。
d.運動エネルギー変換器と温度リミッター
a.磁石16の少なくとも1つの永久磁場または電磁場は、熱源の焦点から導出された熱エネルギー開口部のすぐ近くにもたらされ、薄板8がその一部である受熱器の受容面の下及び/又は横及び/又は上に配置される。磁石16は、それらの間の等距離に取り付けられ、熱電発電機19の熱磁気及び熱電デバイスの中心に沿って自由に回転することができる。
b.磁場、選択した強磁性材料、熱磁気変換器内のキュリー温度に関連して、熱電デバイスとそれ自体の温度リミッターとして機能する。
c.例えば、加熱されたものを低温流体21でリフレッシュするための流体ポンプ22として、熱電発電機のための追加の冷却能力を達成する。
d.または、冷却が重要ではない場合に、回転と渦電流、ファラデーホイールなどに基づいて追加の電磁デバイスを考慮する。
【0034】
図1は、本開示による装置の可能な一実施形態の印象を示す。図示されている概念的なプロトタイプは、集光型太陽光発電(CSP)に基づく、流体冷却式の自律型熱電磁気変換器に基づいている。
この実施形態は、この変換器の様々な部分を説明する変形例の単なる描写であり、したがって、いくつかのモデル、サイズ、構造、変換タイプ、及び向きの多くの可能性のうちの1つであり、すべては異なる方式の潜在性を持っている。
【0035】
直射日光は、少なくとも1つの非イメージングフレネルレンズ12または放物面鏡構造で集光され、以下では能動収集器と呼ばれる、切り欠き付きの強磁性またはホイスラーのような合金のはしごのような薄いリング10の中心に焦点を合わせ、以下の本明細書内で受動収集器18、19と呼ばれる切り欠き付きの磁気中性熱吸収合金で構成された、等しくはしご状に厚く、変形しにくいリング18の上に取り付けられ、能動収集器のリング10の下に適切に取り付けられる。熱吸収リング18は、その下の熱電発電機19に熱を伝える。
【0036】
直接集光した太陽光と能動収集器10の潜熱の蓄積は、熱電発電機19の入力として機能し、熱電発電機19は、次に潜熱エネルギーを電気に変換し、余分な熱を、この熱エネルギーをガス、水や冷却剤21のような流体、または大量冷却可能な接触面に放出できるヒートシンク20に放出する。
【0037】
この熱エネルギーの熱力学的な流れとその電力への変換が行われている間、レンズ/放物面12、13の取り付け本体でもある回転リング6上でレンズ/放物面12、13の焦点に関連して、直接取り付けられ、方向付けられた磁石16の磁場を使用して、二次熱磁気反応が活性化される。
【0038】
熱収集器10、18の静的な取り付けと、レンズ12及び磁石16の磁場が配置及び保持される電機子の回転能力との間の相互作用は、熱収集器10、18及び熱電発電機19内の熱電対に対する温度制御能力を処理して、軸14に余剰の運動力を供給する。
【0039】
次に、この力は遠心磁気ブレーキに変換され、軸14の1分あたりの回転数を制動または解放することにより、レンズ12または放物面トラフ13の焦点が受け取る温度入力を制御し、したがって収集器のコア温度を増減させる。この場合、このブレーキは、使用済みの加熱された冷却液を、ポンプ22と組み合わせて上記の冷却液蓄積コンパートメントまたは別のストレージからのより低温の流体でリフレッシュし、必要に応じて使用者に余剰の温水を提供する二次容量をもたらす。
【0040】
非イメージングフレネルレンズと組み合わせた磁場(磁気レンズローター)
3D非イメージングリニアフレネルレンズ12は、太陽光の近軸受光を想定し、したがって、例示的なモデル構築として選択されたと仮定して、直射日光をリング5上の焦点に集光させる最も効率的な方法と現在考えられている。しかしながら、上記に示されるように、代替形態が本開示の範囲内で利用可能である。このレンズをドーム型の3D非イメージングリニアフレネルレンズとして構成すると、さらに高い効率が可能になる。それにもかかわらず、使用された集光器は別として、この設計の回転部分6、7、16は、それぞれがレンズ12、ファンネル13、1つ以上の電磁石/永久磁石16、及び中心軸14で構成されるレンズアセンブリを保持する電機子6で構成されており、その周りを磁石16及びレンズ12及び/又はファンネル13が回転する。レンズ12は、それが太陽から受け取る近軸配向の光をリング5上の焦点またはラインに集光させる。この集光した光は、フレネルレンズ12とファンネル13を通過し、ファンネル13は、リング5への太陽光の入射の結果である不要な焦点に対する安全ガードとして機能し、焦点またはラインは、能動収集器及び受動収集器上で等しい部分をカバーするリング5上に投影される。これらの収集器10、18、19は、ファンネルの開口部からわずかな距離に、そのすぐ近くに配置されており、また、トラフ13の焦点またはラインの下部にレンズがあり、回転電機子の軸14とセンタリングされている。
【0041】
熱エネルギーの能動的及び受動的収集
リング状の能動収集器10は、熱が印加されたとき、制御された局所的な熱磁気の第2ステージの相転移を受けるその能力により、磁気レンズローターの回転の原因となる。
これらの転移は、この場合、例えばレンズ12、トラフ13、及びトラフ13の底部の潜在的に追加のレンズを使用して、スポット加熱されたときに活性材料内で起こり、磁石16の印加された磁場内の所定の指定された領域内に焦点をもたらし、印加された温度に比例的に関連している。その「キュリー温度」に達すると、一部の能動的な材料は磁気吸引能力を失い、他の材料はその能力を可逆的に獲得する。
【0042】
この場合、使用された強磁性材料は磁場によって引き付けられにくくなり、隣接するより低温の材料に吸引力、したがって回転を生み出す。
リング形状の受動収集器18、19は、その潜熱エネルギーを吸収する能動収集器10とのそのリム接触を通して、及び焦点との直接接触から得られる熱の連続的な蓄積及び消散に関与する。焦点からのヒットの間隔、または換言すれば、能動収集器の薄板8間のギャップサイズは、完全な受動収集器18、19の直接光露出率を決定し、熱電発電機19で使用される熱電対との関係で事前に決定する必要がある。回転スピンドル14により多くのまたはより少ない推力を達成するために、使用される能動収集器10の厚さに変化を与えることができる。
【0043】
能動収集器は、磁石16の磁場に関連する回転状態によって誘導される不要な「渦電流」の解決策として、そしてその後の両方の収集器10、18、19による適切でバランスのとれた熱吸収のためにセグメント化されることは不可欠である。
例えば:受動収集器18、19の材料が印加された磁場に対してニュートラルである場合、さらにセグメント化は必要なく、一方で、能動収集器10と受動収集器18、19が熱電対自体の一体部品になる場合、例えば、ニッケルと合金で構成される、例えば2つのタイプの積層磁気コアである場合、セグメント化は、結果として得られる回路の一部になる。この場合、サーモパイルタイプのテルル化ビスマス(BiTe)の発電機が使用される。
能動収集器10と受動収集器18、19の両方は、ヒートシンク20に対して熱電発電機を挟んで組み立てられ、取り付けられる。
【0044】
熱電変換
この場合、熱電発電機19は、例えば、中程度の温度のTEGと、低温接触面に十分な冷却エネルギーをその低温の接触面(例えば、+300°C/+30°C)及び熱収集器用に選択された適切な材料に提供できるヒートシンク20の組み合わせの使用を構成する。このヒートシンク20は、適切な高温/低温比に従って選択する必要があり、使用する熱電発電機19のタイプと形状を大きく決定する。
【0045】
強制冷却ヒートシンク20
冷却は、多くの方法、例えば、空気/ガス、液体(水または冷却剤)、ゲル、または例えば冷却フィンの形態の質量で達成できる。しかしながら、本開示が限定されない図示の実施形態では、ポンプ22及び熱交換器23の閉回路ループにおいて、加熱された液体冷却剤を冷却液でリフレッシュすることにより冷却し、オプションで加熱流体用のストレージも備える。
【0046】
閉回路の経路に沿って放熱器を配置すると、さらなる液体の冷却を達成することができるが、熱の損失は効率の損失になることを念頭に置くべきである。したがって、熱エネルギーの貯蔵は好ましい解決策と考えることができる収集器の加熱の直接の結果は、磁石/レンズのローター本体の回転であり、液体遠心ポンプなどのこの回転ポンプ22により、加熱された液体を、貯蔵タンク及び/又は熱交換器23からのより低温の液体でリフレッシュする。この熱交換器23の接触面は、周囲の空気、池、水泳プール、湖、海、または他の冷却体とすることができる。
【0047】
添付の図面を参照して本開示を当業者は理解することができるが、本開示の範囲は、開示された実施形態の特定の態様に限定されると解釈されるべきではなく、添付の独立請求項で定義され、この範囲は、一部の法域では、添付の請求項の特に定義された構成の代替構成を含むことさえあり得る。
図1
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