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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-17
(45)【発行日】2023-10-25
(54)【発明の名称】火炎効果が可変な霧化加湿機
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20231018BHJP
   F24F 6/02 20060101ALI20231018BHJP
【FI】
F24F6/00 Z
F24F6/02 A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022087355
(22)【出願日】2022-05-30
(65)【公開番号】P2023126077
(43)【公開日】2023-09-07
【審査請求日】2022-05-30
(31)【優先権主張番号】202220416926.9
(32)【優先日】2022-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514329145
【氏名又は名称】艾美特電器(九江)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
(72)【発明者】
【氏名】蔡正富
【審査官】岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第210463410(CN,U)
【文献】中国実用新案第215909113(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00
F24F 6/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシング(100)、カバーキャップ(200)、霧化装置(300)及び照明装置(400)を含み、前記ケーシング(100)に通風口(101)が設置され、前記カバーキャップ(200)は前記ケーシング(100)の通風口(101)に取り付け及び取り外し可能に設置され、前記ケーシング(100)と前記カバーキャップ(200)との間に環状の隙間(102)が空けられ、前記霧化装置(300)は前記ケーシング(100)内に取り付けられ、前記照明装置(400)は前記ケーシング(100)内に取り付けられるとともに前記通風口(101)の下方に位置し、前記霧化装置(300)は前記ケーシング(100)内の水を霧化できることにより、霧化された水が前記環状の隙間(102)から排出され前記照明装置(400)から発した光が前記霧化された水に投射されてることを特徴とする火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項2】
前記ケーシング(100)は上部ケーシング(103)、メインケーシング(104)及び下部ケーシング(105)を含み、前記上部ケーシング(103)は前記メインケーシング(104)の頂部に取り外し可能に接続され、前記下部ケーシング(105)は前記メインケーシング(104)の底部に取り外し可能に接続され、前記通風口(101)は前記上部ケーシング(103)に設置される
ことを特徴とする請求項1に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項3】
前記ケーシング(100)はさらに係止溝(106)を含み、前記係止溝(106)は前記上部ケーシング(103)に設置され、前記カバーキャップ(200)は係止部(201)を含み、前記係止部(201)は前記係止溝(106)内に嵌め込むことができる
ことを特徴とする請求項2に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項4】
前記カバーキャップ(200)はさらにキャップ部(202)及び鍔部(203)を含み、前記鍔部(203)は前記キャップ部(202)を取り囲み、前記係止部(201)は前記鍔部(203)の縁に設置される
ことを特徴とする請求項3に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項5】
前記ケーシング(100)はさらに前記メインケーシング(104)内に設置された載置台(107)を含み、前記載置台(107)は前記通風口(101)の下方に位置し、前記照明装置(400)は前記載置台(107)に取り付けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項6】
前記載置台(107)は外側リング(108)及び取付溝(109)を含み、前記照明装置(400)はランプ板(401)、ランプビーズ(402)及び導光板(403)を含み、前記ランプビーズ(402)は前記ランプ板(401)に取り付けられ、前記ランプ板(401)は前記取付溝(109)内に設置され、前記導光板(403)は前記外側リング(108)に嵌め込まれる
ことを特徴とする請求項5に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項7】
前記ケーシング(100)はさらに前記メインケーシング(104)内に設置された霧化室(110)を含み、前記霧化室(110)は前記メインケーシング(104)の内部に連通し、前記霧化装置(300)は固定部品(301)、霧化アセンブリ(302)を含み、前記霧化アセンブリ(302)は前記固定部品(301)に取り付けられ、前記固定部品(301)は前記霧化室(110)の底部に固定される
ことを特徴とする請求項2に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項8】
前記ケーシング(100)はさらに前記メインケーシング(104)内に設置された通風室(111)を含み、前記通風室(111)は前記メインケーシング(104)の内部に連通し、前記通風室(111)の底部に送風機(500)が取り付けられる
ことを特徴とする請求項6に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項9】
前記ケーシング(100)はさらに前記下部ケーシング(105)に設置された第一放熱部(112)及び第二放熱部(113)を含み、前記第一放熱部(112)は前記霧化装置(300)の下方に位置し、前記第二放熱部(113)は前記通風室(111)の下方に位置する
ことを特徴とする請求項8に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【請求項10】
制御回路基板(600)をさらに含み、前記制御回路基板(600)は前記下部ケーシング(105)に取り付けられ、前記制御回路基板(600)と前記霧化装置(300)、前記送風機(500)及び前記照明装置(400)との間はケーブルにより接続される
ことを特徴とする請求項8に記載の火炎効果が可変な霧化加湿機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、加湿機の技術分野に関し、具体的に、火炎効果が可変な霧化加湿機に関する。
【背景技術】
【0002】
加湿機は空間湿度を増加させる電気機器であり、使用範囲によって加湿機を工業用加湿機、商用加湿機及び家庭用加湿機に分けることができ、技術原理によって加湿機をさらに超音波加湿機、加熱式加湿機等のタイプに分けることができる。ここで、加熱式加湿機は水を液体から気体に加熱するとともに、モータにより蒸気を送出する方式で空気加湿を行い、一般的な加熱式加湿機は照明装置を増設することで一定の火炎の視覚効果を作り出すことができるが、単一の火炎効果のみを呈することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、構造が簡単で火炎効果が可変な霧化加湿機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術問題を解決するために、本願にかかる一つの技術案において、火炎効果が可変な霧化加湿機が提供され、前記霧化加湿機は、ケーシング、カバーキャップ、霧化装置及び照明装置を含み、前記ケーシングに通風口が設置され、前記カバーキャップは前記ケーシングの通風口に取り外し可能に設置され、前記ケーシングと前記カバーキャップとの間に隙間が空けられ、前記霧化装置は前記ケーシング内に取り付けられ、前記照明装置は前記ケーシング内に取り付けられるとともに前記通風口の下方に位置し、前記霧化装置は前記ケーシング内の水を霧化できることにより、霧化された水が前記通風口から排出される。
【0005】
好ましくは、前記ケーシングは上部ケーシング、メインケーシング及び下部ケーシングを含み、前記上部ケーシングは前記メインケーシングの頂部に取り外し可能に接続され、前記下部ケーシングは前記メインケーシングの底部に取り外し可能に接続され、前記通風口は前記上部ケーシングに設置される。
【0006】
好ましくは、前記ケーシングはさらに係止溝を含み、前記係止溝は前記上部ケーシングに設置され、前記カバーキャップは係止部を含み、前記係止部は前記係止溝内に嵌め込むことができる。
【0007】
好ましくは、前記カバーキャップはさらにキャップ部及び鍔部を含み、前記鍔部は前記キャップ部を取り囲み、前記係止部は前記鍔部の縁に設置される。
【0008】
好ましくは、前記ケーシングはさらに前記メインケーシング内に設置された載置台を含み、前記載置台は前記通風口の下方に位置し、前記照明装置は前記載置台に取り付けられる。
【0009】
好ましくは、前記載置台は外側リング及び取付溝を含み、前記照明装置はランプ板、ランプビーズ及び導光板を含み、前記ランプビーズは前記ランプ板に取り付けられ、前記ランプ板は前記取付溝内に設置され、前記導光板は前記外側リングに嵌め込まれる。
【0010】
好ましくは、前記ケーシングはさらに前記メインケーシング内に設置された霧化室を含み、前記霧化室は前記メインケーシングの内部に連通し、前記霧化装置は固定部品、霧化アセンブリを含み、前記霧化アセンブリは前記固定部品に取り付けられ、前記固定部品は前記霧化室の底部に固定される。
【0011】
好ましくは、前記ケーシングはさらに前記メインケーシング内に設置された通風室を含み、前記通風室は前記メインケーシングの内部に連通し、前記通風室の底部に送風機が取り付けられる。
【0012】
好ましくは、前記ケーシングはさらに前記下部ケーシングに設置された第一放熱部及び第二放熱部を含み、前記第一放熱部は前記霧化装置の下方に位置し、前記第二放熱部は前記通風室の下方に位置する。
【0013】
好ましくは、制御回路基板をさらに含み、前記制御回路基板は前記下部ケーシングに取り付けられ、前記制御回路基板と前記霧化装置、前記送風機及び前記照明装置との間はケーブルにより接続される。
【発明の効果】
【0014】
本願に提供される火炎効果が可変な霧化加湿機は、ケーシング、カバーキャップ、霧化装置及び照明装置を含み、ケーシングに通風口が設置され、カバーキャップはケーシングの通風口に取り外し可能に設置され、ケーシングとカバーキャップとの間に隙間が空けられ、霧化装置はケーシング内に取り付けられ、照明装置はケーシング内に取り付けられるとともに通風口の下方に位置し、霧化装置はケーシング内の水を霧化できることにより霧化された水が通風口から排出される。本願のケーシングは貯水に用いられることができ、かつ霧化装置によりケーシング内の水を霧化し、水は霧化されて水ミストに形成された後に通風口から排出され、同時に、ケーシング内の照明装置から発した光は下から上へ排出された水ミストに投射され、火炎のような照明視覚効果を生成することができる。ここで、カバーキャップとケーシングとの間に取り外し可能に設置され、カバーキャップとケーシングとの取り付け及び取り外しを容易にし、カバーキャップがケーシングの通風口に位置する場合、水ミストがカバーキャップとケーシングとの間の隙間から排出され、照明装置から発した光が水ミストに投射され、この時に環状の火炎視覚効果を呈する。カバーキャップがケーシングから取り外された後に、水ミストはケーシングの通風口から直接排出され、この時、全体的に丸い形の火炎視覚効果を呈する。本願において、カバーキャップがケーシングに取り外し可能であるように設置することにより、一方では取り付け及び取り外しを容易にし、他方では火炎の視覚効果を調整することにより、火炎効果を変化させ、ユーザの視覚効果及び体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本願における技術案をより明確に説明するために、以下に本願に使用される図面を簡単に紹介し、下記の図面は本願のいくつかの実施例のみを示しているため、範囲を限定するものと見なすべきではないことを理解すべきであり、当業者にとって、これらの図面に基づいて他の関連図面を創造的な労働なしに取得することができる。
図1】本願にかかる実施例の火炎効果が可変な霧化加湿機の分解構造概略図である。
図2】本願にかかる実施例の火炎効果が可変な霧化加湿機の一つの照明効果の断面構造概略図である。
図3】本願にかかる実施例の火炎効果が可変な霧化加湿機のもう一つの照明効果の断面構造概略図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本願実施例における図面を参照しながら、実施例における技術案を明確で、完全に説明し、図面における類似する符号は類似する構成要素を表している。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労働なしに取得できる他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属すべきである。
【0017】
なお、本明細書及び付いている特許請求の範囲において使用される場合、用語「含む」及び「包含する」は説明される特徴、全体、ステップ、操作、因素及び/又は構成要素の存在を示すが、一つ又は複数の他の特徴、全体、ステップ、操作、因素、構成要素及び/又はその集合の存在又は添加を排除するものではない。
【0018】
なお、ここで、本願の実施例の明細書に使用される用語は特定の実施例の説明用だけであり、本願の実施例を限定することを意図しない。本願の実施例の明細書及び付いている特許請求の範囲に使用されるように、文脈が他の状況を明確に明示しない限り、単数の形式の「一」、「一つ」及び「該」は複数の形式を含むことを意図する。
【0019】
図1、2、3を参照し、本願は火炎効果が可変な霧化加湿機を提供し、前記霧化加湿機は、ケーシング100、カバーキャップ200、霧化装置300及び照明装置400を含み、ケーシング100に通風口101が設置され、カバーキャップ200はケーシング100の通風口101に取り外し可能に設置され、ケーシング100とカバーキャップ200との間に隙間102が空けられ、霧化装置300はケーシング100内に取り付けられ、照明装置400はケーシング100内に取り付けられるとともに通風口101の下方に位置し、霧化装置300はケーシング100内の水を霧化できることにより、霧化された水が通風口101から排出される。
【0020】
本願のケーシング100は貯水に用いられることができ、かつ霧化装置300によりケーシング100内の水を霧化し、水は霧化されて水ミストに形成された後に通風口101から排出され、同時に、ケーシング100内の照明装置400から発した光は下から上へ排出された水ミストに投射され、火炎のような照明視覚効果を生成することができる。ここで、カバーキャップ200とケーシング100との間に取り外し可能に設置され、カバーキャップ200とケーシング100との取り付け及び取り外しを容易にし、カバーキャップ200がケーシング100の通風口101に位置する場合、水ミストがカバーキャップ200とケーシング100との間の隙間から排出され、照明装置から発した光が水ミストに投射され、この時に環状の火炎視覚効果を呈する。カバーキャップ200がケーシング100から取り外された後に、水ミストはケーシング100の通風口101から直接排出され、この時、全体的に丸い形の火炎視覚効果を呈する。本願において、カバーキャップがケーシングに取り外し可能であるように設置することにより、一方では取り付け及び取り外しを容易にし、他方では火炎の視覚効果を調整することにより、火炎効果を変化させ、ユーザの視覚効果及び体験を向上させることができる。
【0021】
さらに、前記ケーシング100は上部ケーシング103、メインケーシング104及び下部ケーシング105を含み、前記上部ケーシング103は前記メインケーシング104の頂部に取り外し可能に接続され、前記下部ケーシング105は前記メインケーシング104の底部に取り外し可能に接続され、前記通風口101は前記上部ケーシング103に設置される。
【0022】
具体的には、前記上部ケーシング103の縁に第一リング溝が開設され、前記メインケーシング104の頂部縁に第二リング溝が開設され、第一リング溝に第二リング溝が嵌め込まれることにより、上部ケーシング103がメインケーシング104に固定される効果を達成し、前記下部ケーシング105の縁に第四リング溝が開設され、前記メインケーシング104の底部縁に第三リング溝が開設され、第三リング溝に第四リング溝が嵌め込まれることにより、下部ケーシング105がメインケーシング104に固定される効果を達成する。理解できるように、上部ケーシング103とメインケーシング104と下部ケーシング105との間に、例えばネジ等の他の取り外し可能な方式によって接続して取り付けることもできる。
【0023】
さらに、前記ケーシング100はさらに係止溝106を含み、前記係止溝106は前記上部ケーシング103に設置され、前記カバーキャップ200は係止部201を含み、前記係止部201は前記係止溝106内に嵌め込むことができる。
【0024】
さらに、前記カバーキャップ200はさらにキャップ部202及び鍔部203を含み、前記鍔部203は前記キャップ部202を取り囲み、前記係止部201は前記鍔部203の縁に設置される。
【0025】
具体的には、係止部201は柱状を呈することができ、係止溝106はL字形溝を呈することができ、前記係止溝106は切り欠きを有し、カバーキャップ200の係止部201を切り欠きから係止溝106内に嵌め込んだ後に、回転することにより係止部201を係止溝106内に嵌め込ませ、上下に移動することができない。それにより、カバーキャップ200とケーシング100との間の取り外し可能な取り付けを実現する。
【0026】
さらに、前記ケーシング100はさらに前記メインケーシング104内に設置された載置台107を含み、前記載置台107は前記通風口101の下方に位置し、前記照明装置400は前記載置台107に取り付けられる。
【0027】
さらに、前記載置台107は外側リング108及び取付溝109を含み、前記照明装置400はランプ板401、ランプビーズ402及び導光板403を含み、前記ランプビーズ402は前記ランプ板401に取り付けられ、前記ランプ板401は前記取付溝109内に設置され、前記導光板403は前記外側リング108に嵌め込まれる。
【0028】
具体的には、前記導光板403の底部に溝が設置され、前記外側リング108は前記溝内に嵌め込まれることにより、前記導光板403と載置台107は取り外し可能に取り付けられる。ここで、取付溝109は環状を呈し、ランプ板401は環状を呈し、嵌め込み固定の効果を達成し、ランプビーズ402は所定の要件に応じてランプ板401に配列して設置され、ランプビーズ402の色は実際の需要に応じて選択することができ、導光板403のサイズは通風口101のサイズより大きく、これにより、ランプビーズ402から発した光は全て導光板403に投射されることができ、次に導光板403により通風口101から投射される。カバーキャップ200がケーシング100に接続される場合、導光板403により導出された光は隙間102から投射される。また、載置台107の凹み領域に貫通孔が設置され、貫通孔は照明装置400を制御回路基板600に接続するケーブルが通過するために用いられ、載置台107の他の領域は光を透過せず、光が上部の導光板403に集中して投射されることができないことを防止し、光が弱くなることを回避する。
【0029】
さらに、前記ケーシング100はさらに前記メインケーシング104内に設置された霧化室110を含み、前記霧化室110は前記メインケーシング104の内部に連通し、前記霧化装置300は固定部品301、霧化アセンブリ302を含み、前記霧化アセンブリ302は前記固定部品301に取り付けられ、前記固定部品301は前記霧化室110の底部に固定される。
【0030】
理解されるように、霧化室110はメインケーシング104の内部に連通し、メインケーシング104内に水が満たされた場合、水は霧化室110内に流入することができ、霧化室110内の霧化アセンブリ302が発熱する場合、霧化室110内の水が昇温することによりメインケーシング104内の水が昇温して徐々に霧化され水ミストに形成されて、メインケーシング104の内部を満たす。
【0031】
具体的には、霧化室110の底部に固定溝が設置され、霧化アセンブリ302は固定溝内に嵌め込まれ、それから固定部品301によりさらに補強を行い、固定部品301はネジ等の固定方式により霧化室110の底部に固定され、霧化アセンブリ302と霧化室110との間に例えばシーラント等のシール部品が設置されることにより、水漏れを防止することができる。また、霧化室110の上部は下部の寸法より小さい。
【0032】
さらに、前記ケーシング100はさらに前記メインケーシング104内に設置された通風室111を含み、前記通風室111は前記メインケーシング104の内部に連通し、前記通風室111の底部に送風機500が取り付けられる。
【0033】
具体的には、通風室111の高さは霧化室110の高さより高く、メインケーシング104内に水を注入することにより、その水位を霧化室110より高く通風室111より低くにし、水は通風室111に入って送風機500の運転に影響を与えず、水ミストがメインケーシング104の内部を満たす場合、送風機500は通風室111内の空気を吹いてメインケーシング104内の水ミストを風口101から排出するように駆動し、水ミストが排出される場合、照明装置400の導光板403は光を水ミストに投射し、上向きに立ち昇る火炎のような視覚効果を生成する。また、前記空気室111の上部の寸法は下部より小さい。
【0034】
さらに、前記ケーシング100はさらに前記下部ケーシング105に設置された第一放熱部112及び第二放熱部113を含み、前記第一放熱部112は前記霧化装置300の下方に位置し、前記第二放熱部113は前記通風室111の下方に位置する。
【0035】
さらに、制御回路基板600をさらに含み、前記制御回路基板600は前記下部ケーシング105に取り付けられ、前記制御回路基板600と前記霧化装置300、前記送風機500及び前記照明装置400との間はケーブルにより接続される。
【0036】
理解されるように、第一放熱部112及び第二放熱部113の設置により、ケーシング100の放熱能力を効果的に向上させ、霧化装置300及び送風機500の動作により生成される熱量がケーシング100内に集まることを防止することができる。同時に、霧化装置300が霧化室110の底部に位置し、送風機500が通風室111の底部に位置し、制御回路基板600とともにメインケーシング104と下ケーシング105との間の同一空間内に位置するため、第一放熱部112及び第二放熱部113の設置によって制御回路基板600の動作により生成される熱量をも効果的に排出することができ、過熱による安全事故を防止し、製品の安全性を向上させる。
【0037】
上記実施例において、各実施例に対する説明にはそれぞれの重点があり、ある実施例において詳細に説明されていない部分は、他の実施例の関連説明を参照すればよい。
【0038】
本願の説明において、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」等によって指示される方位又は位置関係は図面に基づいて示されている方位又は位置関係であり、本願の説明を容易にして、説明を簡略化するためのものだけであり、指している装置又は素子が必ず特定の方位を有するか、又は特定の方位で構成及び操作を行うことを指示したり示唆したりするものではないので、本願を限定するものと理解すべきではない。
【0039】
また、用語「第一」、「第二」は単に説明の目的であり、相対的な重要性を指示したり示唆したりするか、又は指している技術特徴の数を暗黙的に示すものと理解されるべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定される特徴は一つ又はより多い該特徴を明らかに又は暗黙的に含むことができる。本願の説明において、特に明確で具体的な限定がない限り、「複数」の意味は二つ又は二つ以上である。
【0040】
また、特に明確な規定及び限定がない限り、用語「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」は広義に理解すべきである。例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、又は一体となってもよい。機械的接続であってもよく、電気的接続であってもよい。直接的連結であってもよく、中間媒体を介する間接的連結であってもよく、二つの素子内部の連通又は二つの素子の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本願における具体的な意味を理解することができる。
【0041】
本願において、特に明確な規定及び限定がない限り、第一特徴が第二特徴の「上」又は「下」にあることは第一及び第二特徴が直接接触することを含んでもよく、第一及び第二特徴が直接接触せずにそれらの間の他の特徴を介して接触することを含んでもよい。かつ、第一特徴が第二特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは第一特徴が第二特徴の真上及び斜め上方にあることを含んでもよく、又は第一特徴の水平高さが第二特徴より高いことのみを示してもよい。第一特徴が第二特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは第一特徴が第二特徴の真下及び斜め下にあることを含んでもよく、又は第一特徴の水平高さが第二特徴よりも小さいことのみを示してもよい。
【0042】
本明細書の説明において、参照用語「一つの実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体例」、又は「いくつかの例」等の説明は該実施例又は例を結合して説明された具体的な特徴、構造、材料又は特徴が本願の少なくとも一つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する概略的な表現は同じ実施例又は例を対象とする必要があると理解すべきではない。なお、説明された具体的な特徴、構造、材料又は特徴は任意の一つ又は複数の実施例又は例において適切な方式で結合することができる。また、当業者は本明細書に記載された異なる実施例又は例に対して結合及び組み合わせを行うことができる。
【0043】
明らかに、当業者は本願の精神及び範囲から逸脱せずに本願に対して様々な修正及び変形を行うことができる。このように、本願のこれらの修正及び変形は本願の請求の範囲及びその同等技術の範囲内に属する場合、本願もこれらの修正及び変形を含むことを意図する。
【0044】
上記のように、記載された内容は本願の具体的な実施形態であるが、本願の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者であれば本願に開示された技術範囲内で、様々な等価の修正又は置換を容易に想到することができ、これらの修正又は置換はいずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は請求項の保護範囲を基準とすべきである。
図1
図2
図3