(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-18
(45)【発行日】2023-10-26
(54)【発明の名称】アンテナ装置
(51)【国際特許分類】
H01Q 5/307 20150101AFI20231019BHJP
H01Q 1/38 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
H01Q5/307
H01Q1/38
(21)【出願番号】P 2019097964
(22)【出願日】2019-05-24
【審査請求日】2021-12-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】縮谷 真志
(72)【発明者】
【氏名】岡野 徹朗
(72)【発明者】
【氏名】河合 健史
【審査官】馬場 慎
(56)【参考文献】
【文献】特表2011-509624(JP,A)
【文献】特開2016-012915(JP,A)
【文献】特表2015-520572(JP,A)
【文献】特開2001-217643(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/00 - 1/52
H01Q 5/00 -11/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の誘電体と、
前記誘電体の所定領域内に配置される、第1周波数帯の電波を受信する第1アンテナエレメントと、
前記誘電体の前記所定領域内に配置される、前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯の電波を受信する第2アンテナエレメントと、
を備え、
前記第2アンテナエレメントは、メアンダ形状のアンテナエレメントであり、前記誘電体の前記所定領域内であって前記第1アンテナエレメントが配置されていない部分に配置され、
前記第1アンテナエレメントの少なくとも一部は、前記第2アンテナエレメントのメアンダ形状のアンテナエレメントにおいて往復構造をなす導体素子部分に挟まれた箇所に配置され、
前記所定領域の面積は、前記第1アンテナエレメントを含む長方形領域のうち最小の長方形領域の面積と、前記第2アンテナエレメントを含む長方形領域のうち最小の長方形領域の面積との和よりも小さい、
アンテナ装置。
【請求項2】
前記第1周波数帯はAM(Amplitude Modulation)放送の周波数帯であり、前記第2周波数帯はFM(Frequency Modulation)放送の周波数帯である、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両が移動中でもAM(Amplitude Modulation)放送電波やFM(Frequency Modulation)放送電波等を受信できるように、様々な車両に搭載する車載用アンテナが使用されている。車載用アンテナは、車両のルーフ上に搭載されることが多いが、車両の見栄え等の観点から、車載用アンテナの非突起化が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-104242号公報
【文献】国際公開第2005/069439号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載用アンテナを非突起化するアンテナ装置として、平板のエレメントをアンテナとして使用するアンテナ装置がある。当該アンテナ装置は、複数の周波数帯域の電波を受信する共用エレメントをアンテナとしている。当該アンテナ装置は、受信した電波をアンプ部で各周波数帯域の電波に分波する。よって、当該アンテナ装置では、分波ロスが生じ、感度が低下することが問題となっている。
【0005】
本発明は、アンテナの面積を低減しつつ、感度の低下を抑制したマルチバンド対応のアンテナ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
板状の誘電体と、
前記誘電体の所定領域内に配置される、第1周波数帯の電波を受信する第1アンテナエレメントと、
前記誘電体の前記所定領域内に配置される、前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯の電波を受信する第2アンテナエレメントと、
を備え、
前記第2アンテナエレメントは、前記誘電体の前記所定領域内であって前記第1アンテナエレメントが配置されていない部分に配置され、
前記所定領域の面積は、前記第1アンテナエレメントを含む長方形領域のうち最小の長方形領域の面積と、前記第2アンテナエレメントを含む長方形領域のうち最小の長方形領域の面積との和よりも小さい、
アンテナ装置とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アンテナの面積を低減しつつ、感度の低下を抑制したマルチバンド対応のアンテナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、比較例のアンテナ装置の構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態のアンテナ装置の構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態のアンテナ装置の機能ブロックの例を示す図である。
【
図4】
図4は、各アンテナエレメントの例を示す図である。
【
図5】
図5は、アンテナ装置の車両への搭載例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0010】
〔比較例〕
図1は、比較例のアンテナ装置の構成例を示す図である。アンテナ装置900は、基板905、アンテナエレメント911、マッチング回路921、アンテナアンプ950を備える。アンテナエレメント911は、第1周波数帯の電波および第1周波数帯と異なる第2周波数帯の電波を受信する。ここでは、第1周波数帯はAM放送の周波数帯であり、第2周波数帯はFM放送の周波数帯であるとする。アンテナ装置900は、主として、自動車等の車両に搭載される。
【0011】
基板905は、アンテナエレメント911、マッチング回路921、アンテナアンプ950が配置される板状の誘電体である。基板905の代わりとして、アンテナ装置900が搭載される車両のガラス(フロントガラス、ルーフガラス、ドアガラス、リアガラス等)が、使用されてもよい。
【0012】
アンテナエレメント911は、基板905に配置される板状の導体である。導体は、例えば、銅、アルミニウム等の金属である。アンテナエレメント911は、マッチング回路921と配線によって接続される。
【0013】
マッチング回路921は、アンテナエレメント911とアンテナアンプ950との間に配置され、第1周波数帯の電波および第2周波数帯の電波を受信するように、アンテナエレメント911と後段とを整合する回路である。マッチング回路921は、例えば、コイルあるいはコンデンサ等を含む電子部品である。
【0014】
アンテナアンプ950は、アンテナエレメント911で受信された信号を増幅して出力する回路である。また、アンテナアンプ950は、受信信号を、第1周波数帯の信号と、第2周波数帯の信号とに分波して、出力する。アンテナアンプ950は、アンテナエレメント毎に信号を増幅して出力する。アンテナアンプ950は、増幅した信号を、周波数帯毎に受信機に対して出力する。
【0015】
アンテナ装置900では、1つのアンテナエレメント911で受信した信号を、第1周波数帯の信号と第2周波数帯の信号とに分波するため、分波ロスが発生し、感度が低下する。
【0016】
〔実施形態〕
(構成例)
図2は、本実施形態のアンテナ装置の構成例を示す図である。アンテナ装置100は、基板105、第1アンテナエレメント111、第2アンテナエレメント112、第1マッチング回路121、第2マッチング回路122、アンテナアンプ150を備える。第1アンテナエレメント111及び第2アンテナエレメント112は、基板105の所定領域(
図2の点線で囲まれた長方形領域)内に配置される。第1アンテナエレメント111は、第1周波数帯の電波を受信する。第2アンテナエレメント112は、第1周波数帯と異な
る第2周波数帯の電波を受信する。ここでは、第1周波数帯はAM放送の周波数帯であり、第2周波数帯はFM放送の周波数帯であるとする。AM放送の周波数帯は、中波帯(300kHz-3000kHz)に含まれる。FM放送の周波数帯は、超短波帯(30MHz-300MHz)に含まれる。アンテナ装置100がこれらの周波数帯の電波を受信することで、車両においてAM放送、FM放送を聴取することができる。各周波数帯は、これらに限定されるものではない。アンテナ装置100は、主として、自動車等の車両に搭載される。
【0017】
基板105は、第1アンテナエレメント111、第2アンテナエレメント112、第1マッチング回路121、第2マッチング回路122、アンテナアンプ150が配置される板状の誘電体である。基板105は、平面状であっても曲面状であってもよい。基板105は、いわゆるプリント基板であってもよい。基板105は、リジット基板、フレキシブル基板を含む。基板105は、板状の誘電体の一例である。基板105の代わりとして、アンテナ装置100が搭載される車両のガラス(フロントガラス、ルーフガラス、ドアガラス、リアガラス等)が、使用されてもよい。ガラスは、板状の誘電体の一例である。
【0018】
第1アンテナエレメント111は、基板105における所定領域(
図2の点線で囲まれた長方形領域)に配置される板状の導体である。導体は、例えば、銅、アルミニウム等の金属である。第1アンテナエレメント111は、第2アンテナエレメント112と重複しないように、所定領域に配置される。第1アンテナエレメント111は、第1マッチング回路121と配線によって接続される。第1アンテナエレメント111と配線との接続点は、給電点である。第1周波数帯の波長は、車両に搭載されるアンテナ装置100の第1アンテナエレメント111と比べて十分大きい。例えば、1000kHzの電波の波長は300mである。そのため、第1周波数帯の電波に対しては、第1アンテナエレメント111の面積が大きいほど、感度が向上する。アンテナの感度(ゲイン)は、例えば、所定距離離れた位置から送信される所定電力の無線信号を当該アンテナで受信したときの受信信号の電力の大きさで表される。
【0019】
第1マッチング回路121は、第1アンテナエレメント111とアンテナアンプ150との間に配置され、第1周波数帯(AM放送の電波の周波数帯)の電波を受信するように、第1アンテナエレメント111と後段とを整合する回路である。第1マッチング回路121は、例えば、コイルあるいはコンデンサ等を含む電子部品である。
【0020】
第2アンテナエレメント112は、基板105における所定領域(
図2の点線で囲まれた長方形領域)に配置される板状の導体である。導体は、例えば、銅、アルミニウム等の金属である。第2アンテナエレメント112は、第1アンテナエレメント111と重複しないように、所定領域に配置される。第2アンテナエレメント112は、第2マッチング回路122と配線によって接続される。第2アンテナエレメント112と配線との接続点は、給電点である。第2アンテナエレメント112は、メアンダ形状を有する。メアンダ形状は、導体を矩形波状に複数回折り曲げた往復構造を有する形状である。メアンダ形状におけるアンテナエレメントのサイズ(アンテナ長、アンテナ幅、折り曲げ回数等)は、受信する電波の周波数帯に依存して決定される。メアンダ形状を採用することで、効率よく電波を受信することができる。第2アンテナエレメント112の形状は、メアンダ形状に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。
【0021】
第2マッチング回路122は、第2アンテナエレメント112とアンテナアンプ150との間に配置され、第2周波数帯(FM放送の周波数帯)の電波を受信するように、第2アンテナエレメント112と後段とを整合する回路である。第2マッチング回路122は、例えば、コイルあるいはコンデンサ等を含む電子部品である。
【0022】
第1アンテナエレメント111の少なくとも一部は、第2アンテナエレメント112のメアンダ形状の往復構造をなす導体部分に挟まれた領域に配置される。これにより、第1アンテナエレメント111が第2アンテナエレメント112との間で容量結合することで、アンテナ装置100は、AM放送の周波数帯域に対して、第1アンテナエレメント111の面積と第2アンテナエレメント112の面積の和の面積の平板アンテナエレメントと同等の感度を得ることができる。
【0023】
アンテナアンプ150は、各アンテナエレメントで受信された信号を増幅して出力する回路である。アンテナアンプ150は、アンテナエレメント毎に信号を増幅して出力する。アンテナアンプ150は、増幅した信号を、周波数帯毎に受信機に対して出力する。
【0024】
図3は、本実施形態のアンテナ装置の機能ブロックの例を示す図である。アンテナ装置100は、第1アンテナエレメント111、第2アンテナエレメント112、第1マッチング回路121、第2マッチング回路122、アンテナアンプ150を備える。アンテナアンプ150は、第1周波数帯に対する、入力フィルタ151、第1増幅器152、出力フィルタ153、第2周波数帯に対する、入力フィルタ154、第2増幅器155、出力フィルタ156を含む。アンテナ装置100からの出力信号は、周波数帯毎に受信機200に入力される。受信機200は、車両の車載器に搭載されるラジオなどである。当該ラジオ等は、AM放送、FM放送を受信できる。
【0025】
入力フィルタ151は、第1マッチング回路121と第1増幅器152との間に配置される。入力フィルタ151は、第1アンテナエレメント111からの信号におけるノイズ等を除去し、処理した信号を、第1増幅器152に対して出力する。
【0026】
第1増幅器152は、入力フィルタ151と出力フィルタ153との間に配置される。第1増幅器152は、入力される入力フィルタ151からの第1周波数帯の信号を増幅し、出力フィルタ153に対して出力する。
【0027】
出力フィルタ153は、第1増幅器152と受信機200との間に配置される。出力フィルタ153は、第1増幅器152からの信号におけるノイズ等を除去し、処理した信号を、受信機200に対して出力する。
【0028】
入力フィルタ154は、第2マッチング回路122と第2増幅器155との間に配置される。入力フィルタ154は、第2アンテナエレメント112からの信号におけるノイズ等を除去し、処理した信号を、第2増幅器155に対して出力する。
【0029】
第2増幅器155は、入力フィルタ154と出力フィルタ156との間に配置される。第2増幅器155は、入力される入力フィルタ154からの第2周波数帯の信号を増幅し、出力フィルタ156に対して出力する。
【0030】
出力フィルタ156は、第2増幅器155と受信機200との間に配置される。出力フィルタ156は、第2増幅器155からの信号におけるノイズ等を除去し、処理した信号を、受信機200に対して出力する。
【0031】
図4は、各アンテナエレメントの例を示す図である。
図4において、長方形Aは、第1アンテナエレメント111を含む最小の長方形領域である。長方形Aの各辺は、第1アンテナエレメント111の一部と接している。長方形Bは、第2アンテナエレメント112を含む最小の長方形領域である。長方形Bの各辺は、第2アンテナエレメント112の一部と接している。また、長方形Bの内部に、第2アンテナエレメント112のメアンダ形状の往復構造をなす導体部分に挟まれる複数の領域10が存在する。
【0032】
長方形Cは、アンテナ装置100の基板105において、第1アンテナエレメント111及び第2アンテナエレメント112が存在する所定領域である。基板105における所定領域では、第1アンテナエレメント111の一部が、第2アンテナエレメント112のメアンダ形状の往復構造をなす導体部分に挟まれる複数の領域10の一部に配置される。そのため、第1アンテナエレメント111及び第2アンテナエレメント112が存在する所定領域(長方形C)の面積は、長方形Aの面積及び長方形Bの面積の和よりも小さい。よって、アンテナ装置100において、第1アンテナエレメント111及び第2アンテナエレメント112を長方形Cのように配置することで、これらのアンテナエレメントを別々に配置するのと比較して、設置面積を小さくすることができる。
【0033】
また、第1アンテナエレメント111と第2アンテナエレメント112とは近接するため、第1周波数帯(AM放送の周波数帯)の電波を受信する際、第1アンテナエレメント111は、第2アンテナエレメント112との間で容量結合する(換言すれば、容量結合させるために、第1アンテナエレメント111と第2アンテナエレメント112とを近接配置させている)。第1アンテナエレメント111は、第2アンテナエレメント112との間で容量結合することで、第1周波数帯(AM放送の周波数帯)でのアンテナ容量が増大し、アンテナの感度が向上する。第1周波数帯では、第1アンテナエレメント111の面積と第2アンテナエレメント112の面積の和の面積の板状アンテナエレメントと同等の感度を得ることができる。
【0034】
また、第2周波数帯(FM放送の周波数帯)の電波を受信する際、第2アンテナエレメント112からの信号が第2周波数帯の信号を増幅する第2増幅器155で増幅される。第2アンテナエレメント112からの信号が分波されずに第2増幅器155に入力されるため、分波ロスが発生せず、感度が向上する。
【0035】
図5は、アンテナ装置の車両への搭載例を示す図である。
図5の例では、アンテナ装置100は、車両の後部上方に設置されるスポイラーの内部に設置される。スポイラーは、車両の揚力を抑制する樹脂製の部品である。アンテナ装置100がスポイラー内部に設置されることで、車両の外観デザインを損なうことなく、アンテナ装置100を設置することができる。アンテナ装置100の出力は、所定の同軸ケーブル等を介して、車両内部の受信機200に接続される。アンテナ装置100の設置位置は、スポイラーの内部に限定されるものではない。アンテナ装置100は、樹脂製ボディーの内部、フロントガラス、ルーフガラス、ドアガラス、リアガラス等に設置されてもよい。
【0036】
(実施形態の作用、効果)
アンテナ装置100は、第1周波数帯の第1アンテナエレメント111、第2周波数帯の第2アンテナエレメント112を基板105の所定領域内に備える。第1アンテナエレメント111で受信された電波は、第1周波数帯用の第1増幅器152で増幅されて、受信機200に出力される。また、第2アンテナエレメント112で受信された電波は、第2周波数帯用の第2増幅器155で増幅されて、受信機200に出力される。第1アンテナエレメント111及び第2アンテナエレメント112が配置される基板105の所定領域の面積は、第1アンテナエレメント111を含む長方形領域のうち最小の長方形領域の面積と、第2アンテナエレメント112を含む長方形領域のうち最小の長方形領域の面積との和よりも小さい。アンテナ装置100によれば、各アンテナエレメントを別々に設置する構成と比較して、アンテナエレメントの設置面積を小さくすることができる。すなわち、アンテナ装置100は基板105における所定領域の限られた面積を有効に活用できるので、アンテナ装置100の大きさを小さくすることができる。これにより、アンテナ装置100は、車両の見栄え、あるいは、車両への搭載性を向上できる。
【0037】
また、アンテナ装置100は、第1周波数帯の電波を受信する際、第1アンテナエレメント111と第2アンテナエレメント112との間で容量結合することで、アンテナの容量を増大する。
【0038】
アンテナ装置100によれば、アンテナの容量が増大することで、第1周波数帯のアンテナの感度が向上する。アンテナ装置100によれば、第1周波数帯の電波と第2周波数帯の電波とを異なるアンテナエレメントで受信して増幅することで、それぞれの周波数帯の電波の分波ロスが発生しないため、アンテナの感度が向上する。
【符号の説明】
【0039】
10: 領域
100: アンテナ装置
105: 基板
111: 第1アンテナエレメント
112: 第2アンテナエレメント
121: 第1マッチング回路
122: 第2マッチング回路
150: アンテナアンプ
151: 入力フィルタ
152: 第1増幅器
153: 出力フィルタ
154: 入力フィルタ
155: 第2増幅器
156: 出力フィルタ
200: 受信機
900: アンテナ装置
905: 基板
911: アンテナエレメント
921: マッチング回路
950: アンテナアンプ