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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-18
(45)【発行日】2023-10-26
(54)【発明の名称】選別機
(51)【国際特許分類】
   B07C 5/36 20060101AFI20231019BHJP
   B65G 1/06 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
B07C5/36
B65G1/06 M
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2021567880
(86)(22)【出願日】2020-03-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-15
(86)【国際出願番号】 CN2020078831
(87)【国際公開番号】W WO2020244271
(87)【国際公開日】2020-12-10
【審査請求日】2021-11-11
(31)【優先権主張番号】201910477460.6
(32)【優先日】2019-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】320015083
【氏名又は名称】北京京東乾石科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING JINGDONG QIANSHI TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】ROOM A1905, 19TH FLOOR, NO. 2 BUILDING, NO. 18 KECHUANG 11 STREET, BEIJING ECONOMIC AND TECHNOLOGICAL DEVELOPMENT ZONE, BEIJING 100176, PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】單 文 君
(72)【発明者】
【氏名】汪 旭
(72)【発明者】
【氏名】王 国 鵬
(72)【発明者】
【氏名】陳 曉 冲
【審査官】森林 宏和
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-515570(JP,A)
【文献】特開平07-076241(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109823788(CN,A)
【文献】特開2002-030601(JP,A)
【文献】国際公開第2018/157095(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07C 5/00 - 5/38
B65G 1/00 - 1/20
B65G 35/00 - 35/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体フレーム(11)と、前記本体フレーム(11)に取り付けられ且つ互いに対称な2つのレールユニット(141)と、選別車(12)と、を含み、
前記レールユニット(141)は、
複数の横レール(143)及び複数の方向変換機構(144)を含み、前記横レール(143)と前記方向変換機構(144)とが直線に沿って交互に配列され、複数の前記横レール(143)同士が互いに面一である横方向レールアセンブリ(142)と、
前記方向変換機構(144)と一対一で対応して設けられ、一端が対応する前記方向変換機構(144)まで延びる、互いに平行な複数本の縦レール(145)と、を含み、
前記選別(12)は、
2つの前記レールユニット(141)の間に設けられる車体フレーム(120)と、
前記車体フレーム(120)に設けられ、且つ、2つの前記レールユニット(141)における前記横レール(143)及び前記縦レール(145)に沿って走行可能な走行機構(122)と、
前記車体フレーム(120)の上方に設けられ、物品を担持及び輸送可能な輸送アセンブリ(121)と、を含み、
前記方向変換機構(144)は、1つの横レール(143)をこの横レール(143)に隣接する縦レール(145)及び横レール(143)のうちの一方に切り替えて連通するためのものであり、前記選別車(12)は、前記方向変換機構(144)によりレールを切り替え、前記輸送アセンブリ(121)の輸送方向は、前記選別車(12)の走行方向と異なり、
前記方向変換機構(144)は、
前記本体フレーム(11)にスライド可能に接続される底板(147)と、前記底板(147)の同じ板面に設けられる直レール(148)及び屈曲レール(149)と、を含む方向変換部材(146)と、
前記方向変換部材(146)がスライドするように駆動するための駆動機構(155)と、を含み、
前記横レール(143)の端面と前記直レール(148)の端面とは、互いに平行な傾斜面であり、前記横レール(143)の端面と前記直レール(148)の端面とは、いずれも底板(147)のスライド方向に平行することを特徴とする選別機。
【請求項2】
2群の前記横方向レールアセンブリ(142)が設けられ、前記縦レール(145)は、2群の前記横方向レールアセンブリ(142)の間に設けられ、且つ、その両端がそれぞれ2群の前記横方向レールアセンブリ(142)の方向変換機構(144)まで延びることを特徴とする請求項1に記載の選別機。
【請求項3】
前記屈曲レール(149)及び前記直レール(148)は、前記底板(147)のスライド方向に沿って順次に配置され、前記直レール(148)は、前記横レール(143)に平行し、且つ、隣接する2つの横レール(143)を連通させることができ、前記屈曲レール(149)は、隣接する前記横レール(143)及び前記縦レール(145)を連通させることができることが特徴とする請求項1又は2に記載の選別機。
【請求項4】
前記底板(147)のスライド方向と前記縦レール(145)の延在方向との間の角度は、前記底板(147)のスライド方向と前記横レール(143)の延在方向との間の角度と等しいことを特徴とする請求項3に記載の選別機。
【請求項5】
前記直レール(148)及び前記屈曲レール(149)は、それぞれ前記底板(147)の両端に設けられ、前記屈曲レール(149)は、前記底板(147)の縦レール(145)に近い一端に設けられることを特徴とする請求項3に記載の選別機。
【請求項6】
前記方向変換機構(144)は、
前記本体フレーム(11)と前記底板(147)との間に取り付けられ、前記底板(147)が直線に沿ってスライドするようにガイドするための直線ガイドレール(153)をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の選別機。
【請求項7】
前記底板(147)には、前記方向変換部材(146)のスライド方向に平行しない条状溝(160)が設けられ、
前記駆動機構(155)は、
入力軸及び出力軸(158)を含む減速機(156)と、
前記入力軸に伝動接続される主軸を含む第3のモータ(157)と、
一端が前記出力軸(158)に垂直に接続されるスイングロッド(159)と、
前記スイングロッド(159)の他端に設けられると共に、前記条状溝(160)内に位置し、且つ、前記条状溝(160)に沿って転動可能なスイングホイール(160)と、を含み、
前記スイングロッド(159)が前記スイングホイール(160)を揺動させる場合、前記スイングホイール(160)は、前記方向変換部材(146)をスライドさせることができることを特徴とする請求項3に記載の選別機。
【請求項8】
前記屈曲レール(149)は、滑らかな円弧状であり、前記屈曲レール(149)の一端は、前記直レール(148)の延在方向と平行な方向を向き、前記屈曲レール(149)の他端は、前記直レール(148)の延在方向に垂直し且つ前記直レール(148)から離れる方向を向くことを特徴とする請求項3に記載の選別機。
【請求項9】
前記レールユニット(141)における各レールは、いずれもラック(150)及びラック(150)と互いに平行な位置制限ガイドレール(151)を含み、
前記走行機構(122)は、複数の輪列を含み、各前記輪列は、能動的に回転可能なクロールギア(125)と、クロールギア(125)の近傍に設けられ、予め設定されたクロールギア(125)と同軸のガイドホイール(126)と、を含み、
前記クロールギア(125)は、前記ラック(150)と前記位置制限ガイドレール(151)との間に設けられ、前記クロールギア(125)は、前記ラック(150)に噛合し、且つ、前記ラック(150)に沿って転動可能であり、前記ガイドホイール(126)は、前記位置制限ガイドレール(151)に沿って転動可能であることを特徴とする請求項3に記載の選別機。
【請求項10】
前記ラック(150)の幅は、前記位置制限ガイドレール(151)の幅よりも小さいことにより、前記ガイドホイール(126)を回避することを特徴とする請求項9に記載の選別機。
【請求項11】
各前記輪列は、互いに平行する輪軸(123)をさらに含み、
各輪列において、2つの前記クロールギア(125)及び2つの前記ガイドホイール(126)を有し、2つの前記クロールギア(125)は、それぞれ前記輪軸(123)の両端に設けられ、2つの前記ガイドホイール(126)は、2つの前記クロールギア(125)の間に設けられ、且つ、2つのクロールギア(125)にそれぞれ近接し、
前記走行機構(122)は、複数本の前記輪軸(123)が同期に回転するように駆動するための第2のモータ(174)をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の選別機。
【請求項12】
前記横レール(143)は、水平に設けられ、前記縦レール(145)は、直立に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の選別機。
【請求項13】
前記選別機は、前記本体フレーム(11)に設けられる複数の物流ボックス(13)をさらに含み、複数の前記物流ボックス(13)は、前記縦レール(145)の前記選別車(12)から離れる側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の選別機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年6月3日に出願された、出願番号が201910477460.6であって、発明の名称が「選別機」である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
【0002】
本発明は、物流技術分野に関し、特に、選別機に関する。
【背景技術】
【0003】
従来の選別機は、ほとんどクロスベルト式選別機である。クロスベルト式選別機は、地面に水平な環状構造を形成するように配置され、敷地面積が大きい。このような選別機は、空間への利用上で、ほとんど地面上の水平面領域のみを使用するので、空間の利用率が低い。このような選別機は、特に小型の選別場所に適していない。
【0004】
背景技術の欄で開示された上記の内容は、本発明の背景に対する理解を増進させるためのものだけであり、このため、当業者にとって公知の従来技術を構成しない内容を含んでよい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要の部分では、一連の簡略化形態の概念が導入され、これを発明を実施するための形態の部分でさらに詳細に説明する。本発明の概要の部分は、保護される技術案の重要な特徴及び必須の技術特徴を限定しようとする意図ではなく、保護される技術案の保護範囲を確定するようとする意図ではない。
【0006】
本発明は、上記の従来技術の少なくとも1つの欠点を解消することを主な目的としてなされたものであり、選別機を提供し、前記選別機は、本体フレームと、前記本体フレームに取り付けられ且つ互いに対称な2つのレールユニットと、選別車と、を含み、
前記レールユニットは、
複数の横レール及び複数の方向変換機構を含み、前記横レールと前記方向変換機構とが直線に沿って交互に配列され、複数の横レール同士が互いに面一である横方向レールアセンブリと、
前記方向変換機構と一対一で対応して設けられ、一端が対応する前記方向変換機構まで延びる、互いに平行な複数本の縦レールと、を含み、
前記選別機は、
2つの前記レールユニットの間に設けられる車体フレームと、
前記車体フレームに設けられ、且つ、2つの前記レールユニットにおける前記横レール及び前記縦レールに沿って走行可能な走行機構と、
前記車体フレームの上方に設けられ、物品を担持及び輸送可能な輸送アセンブリと、を含み、
前記方向変換機構は、1つの横レールをこの横レールに隣接する縦レール及び横レールのうちの一方に切り替えて連通するためのものであり、前記選別車は、前記方向変換機構によりレールを切り替え、前記輸送アセンブリの輸送方向は、前記選別車の走行方向と異なる。
【0007】
本発明の一実施例によれば、2群の前記横方向レールアセンブリが設けられ、前記縦レールは、2群の前記横方向レールアセンブリの間に設けられ、且つ、その両端がそれぞれ2群の前記横方向レールアセンブリの方向変換機構まで延びる。
【0008】
本発明の一実施例によれば、前記方向変換機構は、
前記本体フレームにスライド可能に接続される底板と、前記底板の同じ板面に設けられる直レール及び屈曲レールと、を含む方向変換部材と、
前記方向変換部材がスライドするように駆動するための駆動機構と、を含み、
前記屈曲レール及び前記直レールは、前記底板のスライド方向に沿って順次に配置され、前記直レールは、前記横レールに平行し、且つ、隣接する2つの横レールを連通させることができ、前記屈曲レールは、隣接する前記横レール及び前記縦レールを連通させることができる。
【0009】
本発明の一実施例によれば、前記底板のスライド方向と前記縦レールの延在方向との間の角度は、前記底板のスライド方向と前記横レールの延在方向との間の角度と等しい。
【0010】
本発明の一実施例によれば、前記横レールの端面と前記直レールの端面とは、互いに平行な傾斜面であり、前記横レールの端面と前記直レールの端面とは、いずれも底板のスライド方向に平行する。
【0011】
本発明の一実施例によれば、前記直レールは、前記底板の縦レールから離れる一端に設けられ、前記屈曲レールは、前記底板の縦レールに近い一端に設けられる。
【0012】
本発明の一実施例によれば、前記方向変換機構は、
前記本体フレームと前記底板との間に取り付けられ、前記底板が直線に沿ってスライドするようにガイドするための直線ガイドレールをさらに含む。
【0013】
本発明の一実施例によれば、前記底板には、前記方向変換部材のスライド方向に平行しない条状溝が設けられ、
前記駆動機構は、
入力軸及び出力軸を含む減速機と、
前記入力軸に伝動接続される主軸を含む第3のモータと、
一端が前記出力軸に垂直に接続されるスイングロッドと、
前記スイングロッドの他端に設けられると共に、前記条状溝内に位置し、且つ、前記条状溝に沿って転動可能なスイングホイールと、を含み、
前記スイングロッドが前記スイングホイールを揺動させる場合、前記スイングホイールは、前記方向変換部材をスライドさせることができる。
【0014】
本発明の一実施例によれば、前記屈曲レールは、滑らかな円弧状であり、前記屈曲レールの一端は、直レールの延在方向と平行な方向を向き、前記屈曲レールの他端は、直レールの延在方向に垂直し且つ直レールから離れる方向を向く。
【0015】
本発明の一実施例によれば、前記レールユニットにおける各レールは、いずれもラック及びラックと互いに平行な位置制限ガイドレールを含み、
前記走行機構は、複数の輪列を含み、各前記輪列は、能動的に回転可能なクロールギアと、クロールギアの近傍に設けられ、予め設定されたクロールギアと同軸のガイドホイールと、を含み、
前記クロールギアは、前記ラックと前記位置制限ガイドレールとの間に設けられ、前記クロールギアは、前記ラックに噛合し、且つ、前記ラックに沿って転動可能であり、前記ガイドホイールは、前記位置制限ガイドレールに沿って転動可能である。
【0016】
本発明の一実施例によれば、前記ラックの幅は、前記位置制限ガイドレールの幅よりも小さいことにより、前記ガイドホイールを回避する。
【0017】
本発明の一実施例によれば、各前記輪列は、互いに平行する輪軸をさらに含み、
各輪列において、2つの前記クロールギア及び2つの前記ガイドホイールを有し、2つの前記クロールギアは、それぞれ前記輪軸の両端に設けられ、2つの前記ガイドホイールは、2つの前記クロールギアの間に設けられ、且つ、2つのクロールギアにそれぞれ近接する。
【0018】
本発明の一実施例によれば、前記横レールは、水平に設けられ、前記縦レールは、直立に設けられる。
【0019】
本発明の一実施例によれば、前記選別機は、前記本体フレームに設けられる複数の物流ボックスをさらに含み、複数の前記物流ボックスは、前記縦レールの前記選別車から離れる側に配置される。
【発明の効果】
【0020】
上記の技術案から分かるように、本発明に提供される選別システムの利点及び有益な効果は、以下の通りである。
【0021】
選別車は、ガイドレールユニットにおいて、横レールに沿って横方向に走行すると共に、縦レールに沿って縦方向に走行することができ、横レールと縦レールとを接続する方向変換機構により進路を変更して走行することもできる。このようにして、選別車は、1つの縦レールで荷物を担持するとともに、荷物を他の目的縦レールに搬送して荷物を輸送することにより、選別を1回完了させ、また、目的縦レールから荷物を担持する位置に戻ることもできるので、このような選別機は、完全な選別機能を有する。特に、選別機は、全体として縦型に配置され、敷地面積が小さい。
【0022】
以下、添付する図面に基づいて本発明の好ましい実施例をより詳細に説明することにより、本発明の様々な目的、特徴及び利点は、より明らかになるであろう。図面は、本発明の例示的な図であり、必ずしも縮尺通りに描かれていない。なお、図面において、同一符号は、同一又は類似する部件を示す。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、一例示的な実施形態に係る選別機を模式的に示す斜視図である。
図2図2は、一例示的な実施形態に係る選別機を模式的に示す正面図である。
図3図3は、一例示的な実施形態に係る選別機を模式的に示す側面図である。
図4図4は、一例示的な実施形態に係る選別車を模式的に示す斜視図である。
図5図5は、一例示的な実施形態に係る選別車を模式的に示す斜視図である。
図6図6は、一例示的な実施形態に係る選別車を模式的に示す斜視図である。
図7図7は、一例示的な実施形態に係るレールシステムを模式的に示す斜視図である。
図8図8は、一例示的な実施形態に係るレールユニットを模式的に示す正面図である。
図9図9は、図1における位置Aの部分拡大図である。
図10図10は、図1における位置Bの部分拡大図である。
図11図11は、図8における位置Cの部分拡大図である。
図12図12は、図8における位置Dの部分拡大図である。
図13図13は、図7における位置Eの部分拡大図である。
図14図14は、一例示的な実施形態に係る方向変換部材を模式的に示す斜視図である。
図15図15は、一例示的な実施形態に係る方向変換部材を模式的に示す斜視図である。
図16図16は、一例示的な実施形態に係る駆動機構を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して例示的な実施形態を詳細に説明する。しかし、例示的な実施形態は、多様な形態で実施されることができ、ここで説明する実施形態に限定されるものと解釈されてはならない。逆に、これらの実施形態は、本発明が完全になり、例示的な実施形態の構想が当業者に完全に伝達されるように提供される。なお、図における同一符号は、同一又は類似する構成を示すので、その詳細な説明を省略する。
【0025】
図1を参照すると、図1は、本実施例に係る選別機1を示す。この選別機1は、本体フレーム11と、レールシステム14と、選別車12と、複数の物流ボックス13と、を含む。レールシステム14は、本体フレーム11に設けられ、選別車12は、レールシステム14におけるレールに沿って走行可能である。物流ボックス13は、本体フレーム11に設けられ、複数の物流ボックス13は、それぞれレールシステム14の両側に取り付けられる。選別車12は、荷物を担持しながら、レールシステム14に沿ってこの荷物に対応する目的物流ボックス13の近傍まで走行してから、荷物をこの物流ボックス13に投入することにより、今回の選別を完了させることができる。選別車12は、荷物を投入してから、レールシステム14に沿って荷物供給場所に戻って荷物を担持することにより、次回の選別を行うことができる。
【0026】
図1、2を参照すると、本体フレーム11は、枠体構造であってもよい。本体フレーム11は、床枠111と、側枠112と、を含む。床枠111は、矩形枠構造として構成される。床枠111は、長尺状に構成されることが好ましい。床枠111は、地面に平に配置される。2つの側枠112が設けられ、2つの側枠112は、それぞれ床枠111の両側から上方に延出する。2つの側枠112は、床枠111の2本の長辺に設けられることが好ましい。側枠112は、複数本の直立柱115を含む。直立柱115は、直ロッドであり、且つ、直立に設けられる。複数本の直立柱115は、床枠111の縁部に沿って順次に配置され、隣接する2本の直立柱115との間の隙間が等しい。側枠112は、上クロスビーム113及び下クロスビーム114をさらに含む。上クロスビーム113は、水平に設けられ、上クロスビーム113は、各直立柱115の先端に接続される。下クロスビーム114は、上クロスビーム113に平行し、下クロスビーム114は、各直立柱115の底端に接続される。2つの側枠112は、互いに平行する。2つの側枠112の間には、レールシステム14を取り付けるための空間及び選別車12が走行する空間が形成される。
【0027】
物流ボックス13は、カセット構造である。物流ボックス13は、上部に開口される。物流ボックス13は、隣接する2本の直立柱115の間に設けられ、物流ボックス13の両側は、2本の直立柱115に固定される。隣接する2つの直立柱115の間には、複数の物流ボックス13が設けられてもよく、例えば4個設けられる。隣接する2つの直立柱115の間の複数の物流ボックス13は、鉛直方向に沿って順次に配置され、隣接する2つの物流ボックス13は、互いに離れている。
【0028】
図3を参照すると、荷物供給コンベア2は、選別車12に荷物を輸送するためのものである。荷物供給コンベア2は、本体フレーム11の外側に取り付けられるとともに、隣接する2つの直立柱115の間まで延びることができる。選別車12が荷物供給コンベア2の近傍に走行して荷物供給コンベア2と整列する場合、荷物供給コンベア2は、荷物を選別車12に輸送することができる。アンロードコンベア3は、選別車12から搬出される荷物を受け取るためのものである。アンロードコンベア3は、本体フレーム11の外側に取り付けられるとともに、隣接する2つの直立柱115の間まで延びることができる。アンロードコンベア3及び荷物供給コンベア2は、本体フレーム11の両側に対称に設けられてもよい。
【0029】
図4~6を参照すると、選別車12は、無人搬送車(AGV)であってもよい。選別車12は、車体フレーム120と、輸送アセンブリ121と、走行機構122と、電池176と、を含む。車体フレーム120は、略扁平なカセット状として構成される。車体フレーム120は、ベースプレート182と、2つの側板180と、を含む。ベースプレート182は、矩形をなす。2つの側板180は、それぞれベースプレート182の対向する両側からベースプレート182の同じ側へ延びる。ベースプレート182は、側板180に垂直する。輸送アセンブリ121は、車体フレーム120の上部に取り付けられる。輸送アセンブリ121は、ベルトコンベアであってもよい。輸送アセンブリ121は、ドライブドラム181と、ドリブンドラムと、ベルト173と、第1のモータ179と、を含む。ドライブドラム181及びドリブンドラムは、それぞれ対向に設けられる2つの側板180に回転可能に接続される。ドライブドラム181及びドリブンドラムは、いずれも自身の軸線の回りに回転可能である。ベルト173は、ドライブドラム181及びドリブンドラムに巻き掛けられる。第1のモータ179は、ドライブドラム181が回転するように駆動するためのものである。第1のモータ179は、車体フレーム120の内部に取り付けられてもよく、第1のモータ179の主軸とドライブドラム181とは、ベルトにより接続されてもよい。
【0030】
走行機構122は、2つの輪列と、伝動機構と、第2のモータ174と、を含む。2つの輪列は、それぞれ車体フレーム120の対向する両側に設けられる。輪列は、輪軸123と、2つのクロールギア125と、第1のベベルギヤ127と、2つのガイドホイール126と、を含む。輪軸123は、ホイールフレームの側板180に回動可能に接続される。側板180には、2つの軸受台が設けられ、軸受台には、軸受が設けられる。輪軸123は、2つの軸受の内輪を通過する。2つのガイドホイール126及び2つのクロールギア125は、いずれも輪軸123に外嵌される。ガイドホイール126は、輪軸123に対して回転可能であることが好ましい、ガイドホイール126は、軸受であってもよい。クロールギア125は、輪軸123に対して固定される。2つのクロールギア125は、それぞれ輪軸123の両端に設けられる。2つのガイドホイール126は、2つのクロールギア125の間に設けられ、且つ、2つのクロールギア125にそれぞれ近接して設けられる。2つの輪列のうちの輪軸123は、互いに平行する。伝動機構は、輪軸123に対して垂直に延びる回転軸175と、回転軸175の両端に設けられる2つの第2のベベルギヤ128と、を含む。回転軸175は、車体フレーム120に回動可能に接続される。側板180には、貫通孔がさらに設けられる。回転軸175は、2つの側板180における貫通孔を貫通して本体フレーム11から延出することができる。2つの第2のベベルギヤ128は、それぞれ回転軸175の両端に固定され、且つ、2つの第2のベベルギヤ128は、それぞれ2つの第1のベベルギヤ127に噛合する。第2のモータ174は、回転軸175が回転するように駆動することにより、4つのクロールギア125が同期に回転するように駆動するためのものである。第2のモータ174と回転軸175との間に伝動するための減速機177をさらに設けることにより、回転速度を低減し、トルクを大きくすることができる。
【0031】
電池176は、選別車12における電気装置に給電するためのものである。本実施例において、電池176は、第1のモータ179及び第2のモータ174に給電することができる。選別車12の底部には、充電用ブラシがさらに設けられ、充電用ブラシは、選別車12の充電口として外部の充電器に接続されることにより、電池176を充電することを容易にすることができる。選別車12の車体フレーム120には、制御モジュール178がさらに設けられ、制御モジュール178は、外部からの指令を受信して、各アクチュエータが対応的に動作するように駆動することができる。
【0032】
図3、7を参照すると、レールシステム14は、2つのレールユニット141を含む。2つのレールユニット141は、それぞれ2つの側枠112に設けられ、且つ、2つの側枠112の間に位置する。2つのレールユニット141は、対称に設けられる。図8を参照すると、レールユニット141は、横方向レールアセンブリ142と、複数の縦レール145と、を含む。横方向レールアセンブリ142は、複数の横レール143と、複数の方向変換機構144と、を含む。方向変換機構144及び横レール143は、交互に配列される。複数の方向変換機構144及び複数の横レール143は、直線に沿って配列される。複数の横レール143は、互いに平行し且つ整列する。複数の横レール143は、破断された直線に配列される。
【0033】
縦レール145は、直立柱115と一対一で対応して設けられ、各縦レール145は、それに対応する直立柱115に設けられ、且つ、この直立柱115に沿って延びる。縦レール145と直立柱115との間は、ネジ接続、かしめ又は溶接であってもよい。各隣接する2本の縦レール145の間の距離は、等しい。隣接する2本の縦レール145の間の距離は、選別車12の2つの車軸の間の距離と等しい。縦レール145は、横レール143アセンブリにおける方向変換機構144と一対一で対応して設けられ、縦レール145の一端は、それに対応する方向変換機構144まで延びる。
【0034】
方向変換機構144は、横レール143をこの横レール143に隣接する縦レール145及び横レール143のうちの一方に切り替えて連通するためのものである。選別車12の両側のクロールギア125は、それぞれ2つのレールユニット141に位置し、2つのレールユニット141は、選別車12を支持することにより、選別車12をレールシステム14において走行させることができる。方向変換機構144が2つの横レール143を連通する場合、選別車12は、横方向に沿って走行可能である。方向変換機構144が横レール143と縦レール145とを連通する場合、選別車12は、方向変換機構144を介して横レール143から縦レール145まで走行することができ、縦レール145から横レール143まで走行することもできる。コンベアを第1の対の縦レール145に近い位置に設けてもよいので、1群の物流ボックス13を第2の対の縦レール145の位置に近い位置に設ける。選別車12は、第1の対の縦レール145に走行してコンベアに位置合わせされて、コンベアは、荷物を選別車12に輸送してから、第1の対の縦レール145の端部に位置する方向変換機構144は、第1の対の縦レール145と横レール143とを連通し、選別車12は、方向変換機構144を介して横レール143に入る。第2の対の縦レール145の端部に位置する方向変換機構144は、第2の対の縦レール145と横レール143とを連通し、選別車12は、方向変換機構144を介して第2の対の縦レール145に入ってから、第2の縦レール145の近傍に位置する物流ボックス13に位置合わせされ、最後に、選別車12は、荷物をこの物流ボックス13に投入する。同様に、選別車12は、第2の対の縦レール145から第1の対の縦レール145に入って荷物を担持することもできる。勿論、レールシステム14において、2対の縦レール145だけでなく、少なくとも3対の縦レール145を設けてもよいが、選別車12は、横レール143において横方向に走行する場合に、方向変換機構144を介して横レール143に連通することにより、中間のいくつかの縦レール145を乗り越えて目的縦レール145に到達することができる。
【0035】
図9、10を参照すると、レールユニット141における各レールは、いずれもラック150及びラック150と互いに平行な位置制限ガイドレール151を含む。ラック150の歯は、位置制限ガイドレール151を向く。互いに連通する2本のレールは、一方のレールのラック150と他方のレールのラック150が互いに整列し、一方のレールの位置制限ガイドレール151と他方のレールの位置制限ガイドレール151が互いに整列する。選別車12のクロールギア125は、ラック150と位置制限ガイドレール151との間に延び、且つ、ラック150に噛合し、選別車12のガイドホイール126は、位置制限ガイドレール151に密に当接することにより、クロールギア125をラック150に密に当接させることができる。第2のモータ174が、クロールギア125が回転するように駆動してから、クロールギア125は、ラック150に沿って転動することにより、選別車12をレールに沿って走行させることができる。位置制限ガイドレール151の幅は、ラック150の幅よりも広いことにより、ラック150は、ガイドホイール126を回避する。
【0036】
図11~16を参照すると、方向変換機構144は、方向変換部材146と、駆動機構155と、を含む。方向変換部材146は、本体フレーム11にスライド可能に接続され、直線に沿ってスライド可能である。方向変換部材146は、隣接する2つの横レール143の間の隙間及び1つの横レール143と1つの縦レール145との間の隙間においてスライド可能である。方向変換部材146は、底板147と、直レール148と、屈曲レール149と、を含む。直レール148及び屈曲レール149は、底板147の同じ板面に設けられる。直レール148、屈曲レール149及び底板147は、一体的に成形されたワークであってもよい。直レール148は、直線的な条状であり、横レール143に互いに平行する。屈曲レール149は、滑らかな円弧状構造であり、好ましくは円弧状構造である。屈曲レール149の一端の向きは、直レール148の延在方向に平行し、屈曲レール149の他端の向きは、直レール148の延在方向に垂直し、且つ、直レール148から離れる。屈曲レール149及び直レール148は、底板147のスライド方向に沿って順次に配置される。方向変換部材146が一方向へスライドする場合、直レール148の両端を隣接する2つの横レール143にそれぞれ連通させることができ、方向変換部材146が他の方向へスライドする場合、屈曲レール149の両端を横レール143及び縦レール145にそれぞれ連通させることができる。
【0037】
図13を参照すると、直線ガイドレール153は、底板147の他の板面に設けられる。直線ガイドレール153と底板147との間は、ネジ又はボルト接続であってもよく、溶接又は接着であってもよい。直線ガイドレール153の底板147から離れる面には、ダブテール部が設けられ、本体フレーム11には、直線状に延びるダブテール溝が設けられ、このダブテール部は、ダブテール溝内に嵌め込まれてダブテール溝に沿ってスライド可能である。このようにして、底板147は、本体フレーム11にスライド可能に接続される。勿論、このスライド接続は、本実施例におけるこのような態様に限定されるものではなく、例えば、本体フレーム11に直線的な条状のレールを設け、このレールにこのレールに沿ってスライド可能なスライダーを設けてから、底板147をスライダーに取り付けることにより、本体フレーム11は、底板147にスライド可能に接続されてもよい。
【0038】
さらに、底板147には、条状溝160がさらに設けられる。条状溝160は、直線的な条状である。この条状溝160は、底板147を貫通する条状の貫通孔であってもよく、底板147の直線的な条状溝160から離れる板面が凹んで形成された凹溝であってもよい。この条状溝160の延在方向は、底板147のスライド方向と異なる。この条状溝160の延在方向は、直レール148の延在方向と同じであることが好ましい。この条状溝160は、条状溝160の底部に位置する領域であってもよい。
【0039】
図16を参照すると、駆動機構155は、減速機156と、第3のモータ157と、スイングロッド159と、スイングホイール160と、を含む。減速機156は、本体フレーム11に取り付けられる。第3のモータ157は、減速機156に取り付けられる。第3のモータ157は、本体フレーム11に取り付けられてもよい。減速機156は、入力軸及び出力軸158を含み、入力軸から入力されるトルクは、出力軸158から出力されてもよい。減速機156は、回転速度を低減するとともにトルクを大きくするという役割を果たす。第3のモータ157の主軸は、減速機156の入力軸に伝動接続される。スイングロッド159は、直ロッドである。スイングロッド159の一端は、減速機156の出力軸158に接続され、他端は、スイングホイール160に接続される。スイングロッド159は、減速機156の出力軸158に互いに垂直する。減速機156の出力軸158は、スイングロッド159を揺動させることができる。スイングホイール160の軸は、スイングロッド159に固定接続され、且つ、減速機156の出力軸158に平行する。スイングホイール160は、その軸線に沿って回転可能である。スイングホイール160は、条状溝160内に設けられ、スイングロッド159によって揺動して条状溝160の側壁に沿って転動する。
【0040】
このようにして、第3のモータ157の主軸は、一方向に回転することにより、減速機156がスイングロッド159を揺動させるように駆動し、スイングロッド159が揺動してから、さらにスイングホイール160を一方向に揺動させ、スイングホイール160は、さらに底板147を一方向にスライドさせることができる。逆に、モータの主軸が他の方向に回転する場合、スイングホイール160は、逆方向に揺動し、さらに底板147を逆方向にスライドさせる。
【0041】
駆動機構155は、例えば液圧シリンダ、電気シリンダ又は空気圧シリンダのような伸縮機構として設けられてもよいことを理解することができる。伸縮機構の伸縮方向は、底板147のスライド方向と同じである。伸縮機構は、伸縮移動により、底板147がスライドするように駆動する。
【0042】
さらに、横レール143の端面及び直レール148の端面は、互いに平行する傾斜面であり、横レール143の端面及び前記直レール148の端面は、いずれも底板147のスライド方向に平行する。
【0043】
横レール143の端面及び直レール148の端面が互いに平行する傾斜面であるので、横レール143と直レール148とを連通する場合、横レール143と直レール148との間の間隙が非常に小さく、選別車12が両者の間の間隙を走行する際により安定になる。また、この2つの傾斜面がいずれも底板147のスライド方向に平行するので、底板147がスライドする過程において2つの傾斜面の間の接合がより緊密となる。
【0044】
さらに、底板147のスライド方向と縦レール145の延在方向との間の角度は、それと横レール143の延在方向との間の角度と等しい。即ち、底板147のスライド方向と縦レール145との間の角度は、底板147のスライド方向と横レール143との間の角度と等しい。横レール143と縦レール145との間の角度が90°である場合、底板147のスライド方向と横レール143との間の角度は、45°であり、底板147のスライド方向と縦レール145との間の角度は、45°である。
【0045】
このような設置によって、底板147のスライド距離を小さくすることができ、方向変換機構144全体をよりコンパクトにするという利点がある。
【0046】
さらに、直レール148及び屈曲レール149は、それぞれ底板147の両端に設けられる。直レール148は、底板147の縦レール145から離れる一端に設けられ、屈曲レール149は、底板147の縦レール145に近い一端に設けられる。
【0047】
直レール148及び屈曲レール149は、それぞれ底板147の両端に設けられ、且つ、屈曲レール149は、底板147の縦レール145に近い一端に設けられることにより、底板147のサイズを小さくするとともに、底板147のスライド距離を短縮し、さらに方向変換機構144をよりコンパクトにすることができる。
【0048】
さらに、2群の横方向レールアセンブリ142が設けられ、縦レール145は、2群の前記横方向レールアセンブリ142の間に設けられる。2群の横方向レールアセンブリ142は、鏡面対称に配置される。各組の横方向レールアセンブリ142のうちの互いに整列する2つの方向変換機構144は、1つの縦レール145に対応して設けられる。縦レール145の両端は、それぞれ2群の横方向レールアセンブリ142におけるそれに対応する方向変換機構144の近傍まで延びる。
【0049】
2つの横レール143アセンブリは、複数の縦レール145の対向する両端に設けられることにより、選別車12がレールシステム14において走行する経路は、環状経路であってもよい。例えば、コンベアから荷物を担持してから、そのうちの1つの横レール143アセンブリを介して横方向に目的縦レール145まで走行し、その後、目的縦レール145において荷物を物流バスケットに投入し、さらに他の横方向アセンブリから横方向にコンベアまで走行して荷物を担持する。このようにして、1つの選別機1に複数台の選別車12を設けてもよく、全ての選別車12は、いずれも時計回り又は反時計回りの環状経路に従って走行し、これにより、選別車12同士の干渉を少なくし、選別効率を大幅に向上させる。
【0050】
さらに、コンベアに互いに近接する縦レール145の両端の屈曲レール149の横方向の末端は、他の屈曲レール149の横方向の末端に対向して設けられる。このようにして、選別車12の走行経路は、丸みを帯びた頂角を有する四角形の環状経路であり、選別車12の走行効率がより高くなる。
【0051】
なお、4つのクロールギア125が同期に回転することを実現するだけで、選別車12が走行するように駆動することができる。例えば、2台のモータにより、同時に2本の輪軸123が回転するようにそれぞれ駆動することができる。
【0052】
本発明は、特定の実施例を参照して開示されたが、本発明の範囲および範疇から逸脱することなく、説明された実施例に様々な変形および補正を行うことができる。したがって、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、その保護範囲は、添付されている特許請求の範囲の記載及びその均等物によって定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
図12
図13
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図16