特許7370603IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

マイナス強度の眼鏡用の前駆体レンズ、眼鏡用レンズ及びマイナス強度の眼鏡用の前駆体レンズの加工方法に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところが、特許文献1のような面取り加工は、レンズ使用領域の外側のすべてに面取り加工をするという発想である。しかし、玉型形状が横長となるマイナスレンズではレンズフレーム内の眼に近い部分、例えば眼のすぐ上部やすぐ下部のフレーム位置から面取り加工が開始されることになってしまうため、第三者から見られた際の見え方に違和感を感じてしまう可能性がある。また、特許文献2のような面取り加工では、何度かに分けて面取り加工しなければならず、また何度かに分けての面取り加工によって面と面との接合部に稜線ができてしまうため、やはり第三者から見られた際の見え方に違和感を感じてしまう可能性がある。また、何度かに分けて面取りする必要があるため加工工程も増えてしまう。 玉型形状が横長となるマイナスレンズではその特徴から耳側と鼻側は幾何中心から距離があるため大きく面取り加工を行うことがよい。その場合に耳側ではレンズが厚いとその厚みを他者から見られやすく美観上好ましくないという特徴がある。一方、鼻側ではレンズの厚みは見られないもののレンズを通した顔の歪みが他者から見られるという特徴がある。そのため、それらを意識した面取り加工が望ましい。 本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、第三者から見られた際の見え方に違和感が少なく、加工工程も少ないマイナス度数の眼鏡用の前駆体レンズとその前駆体レンズを加工した眼鏡用レンズ及びマイナス度数の眼鏡用の前駆体レンズの加工方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するための第1の手段として、支持されたレンズ基材を周方向に回転させるとともに、前記レンズ基材の裏面側に加工ツールを配置し、同加工ツールを前記レンズ基材方向に同レンズ基材に対して相対的に進出させることで前記加工ツールを前記レンズ基材の裏面に当接させて回転に伴って当該当接位置において同心円状に所定のサグ量での加工を実行させるとともに、前記加工ツールを前記レンズ基材の回転中心方向に対・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、横に長い玉型形状が設定された前駆体レンズにおいて、レンズ中心から離間した耳側寄りの位置において、特にレンズ使用領域の外側に広範囲に面取り加工を施すことができるため、第三者から見られた際の見え方として違和感が少なくなる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の実施例1の丸レンズの裏面側に設定される玉型形状と稜線の配置状態を説明する説明図。
【図2】 図1の丸レンズの稜線の全周の曲率分布を説明するグラフ。
【図3】 本発明の実施例2の丸レンズの裏面側に設定される玉型形状と稜線の配置状態を説明する説明図。
【図4】 図3の丸レンズの稜線の全周の曲率分布を説明するグラフ。
【図5】 比較例の丸レンズの裏面側に設定される玉型形状と稜線の配置状態を説明する説明図。
【図6】 図5の丸レンズの稜線の全周の曲率分布を説明するグラフ。
【図7】 図3のA-A線方向における境界線付近から外方の部分拡大断面図。
【図8】 玉型形状と稜線が好ましい場合の丸レンズを説明する説明図。
【図9】 玉型形状と稜線が好ましくない場合の丸レンズを説明する説明図。
【図10】 (a)は面取りをしていないノーマルな丸レンズ、(b)は比較例としての面取りした丸レンズ、(c)は実施例2の丸レンズにおけるそれぞれ玉型形状内の玉型形状縁寄りの厚みの違いを数値として示した説明図。
【図11】 (a)は面取りをしていないノーマルな丸レンズ、(b)は比較例としての面取りした丸レンズ、(c)は実施例2の丸レンズにおけるそれぞれ耳側から見た側面図。
【図12】 実施の形態において使用されるNC旋盤装置の概略説明図。
【図13】 バイトと材料ブロックとの位置関係を説明する説明図。
【図14】 材料ブロックを中央位置で直径方向に破断した一部破断側面図。
【図15】 丸レンズの裏面に形成される稜線とその前後の加工を説明する説明図。
【図16】 スプライン補間を説明する説明図。
【図17】 稜線の曲率の計算を説明するための説明図。
【図18】 (a)~(d)は本発明の稜線のカーブ形状を説明する説明図。
【図19】 耳側寄りと鼻側寄りの稜線のカーブの曲率の違いを説明するための丸レンズの裏面側に設定される玉型形状と稜線の配置状態の説明図。
【図20】 本発明との違いを説明するための丸レンズの裏面側に設定される玉型形状と稜線の配置状態において、稜線のカーブの曲率を玉型形状内の耳側の上下幅の中央付近において最も小さくした説明図。

代表図 図1本件の代表的な図

11、12…前駆体レンズとしての丸レンズ、14…レンズ基材としての材料ブロック、16…レンズ使用領域、18…稜線、19…玉型形状の縁。

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