特許7371296IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

2階建て以上の戸建て住宅およびその改築方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】 将来的な2世帯完全分離住宅への改築に適した戸建て住宅を提供する。
【解決手段】 一戸建て住宅は、1階と2階を有し、1階と2階を繋ぐ階段が屋内に配置されている。この戸建て住宅は、1階に配置された玄関扉を有する玄関と、1階の外壁に面する収納空間と、外壁の下方に配置された基礎と、基礎の上に配置された土台とを備える。外壁は、収納空間に面するとともに玄関扉を設置可能な大きさを有する扉設置予定部を有する。扉設置予定部は、土台の上方で壁材によって塞がれた領域を含み、土台は、扉設置予定部を除く前記外壁の下方に位置する固定部分と、扉設置予定部の下方に位置し固定部分に対して着脱自在に連結された可撤部分とを含む。
【選択図】 図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、将来的な2世帯完全分離住宅への改築に適した戸建て住宅およびその改築方法を提供することを目的の一つとする。より詳細な目的は、本明細書の記載から明らかとなる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

一戸建て住宅は、1階と2階を有し、前記1階と前記2階を繋ぐ階段が屋内に配置されている。この戸建て住宅は、前記1階に配置された玄関扉を有する玄関と、前記1階に配置され、前記1階の外壁に面する収納空間と、前記外壁の下方に配置された基礎と、前記基礎の上に配置された土台と、を備えている。さらに、前記外壁は、前記収納空間に面するとともに玄関扉を設置可能な大きさを有する扉設置予定部を有して・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、将来的な2世帯完全分離住宅への改築に適した戸建て住宅およびその改築方法を提供することができる。

改築によって2世帯完全分離が可能であれば、以下に例示するような状況において有利である。なお、以下の例示は、必ずしもこれらの効果を本発明が同時に奏することを意図したものではない。
(1)住宅購入後に夫の急死により妻が経済的に困窮し、子供がおらず、住み慣れた土地を離れたくない。さらに、住宅ローンがまだ残っており住宅を売却したら住む家がなくなり残債も残るような場合に、2世帯完全分離の改築を行い、1世帯分を自身の居住用とし、もう1世帯分を貸し出せば、自身の住居を確保しつつも、賃貸収入を得ることができる。
(2)子供が独立したが、思ったよりも早く退職する必要が生じたか、あるいは勤務先が倒産し、経済的困窮に陥った場合に、(1)と同様の対応が可能である。
(3)退職前に病気で働けなくなり、経済的困窮に陥った場合にも(1)と同様の対応が可能である。
(4)コロナウイルスのパンデミックなど、思わぬことで収入が減ってしまった場合にも(1)と同様の対応が可能である。
(5)老後の資金が足りない場合にも(1)と同様の対応が可能である。現状、一人くらしの高齢者の実収入は13万円程度であり、年金で賄えない不足分の生活コストの補填が必要である。
(6)1世帯分に高齢の貸主が居住し、もう1世帯分を貸し出した場合に、貸主が孤独死に陥りにくい。
(7)定年後や一時的に夫婦が距離感を取りたい場合に、夫婦が1階と2階で家庭内別居することが可能であり、離婚や夫源病を回避できる。
(8)将来の様々な家族構成の変化に対応できる。
(9)耐震性の観点から改築時に耐力壁等を除去しないため安心である。
(10)2世帯完全分離可能な住宅は、経済的価値が高まり将来高値で売却できる可能性がある。
(11)2世帯分を別々に貸し出す場合に、同じ建物でも戸建て1世帯4LDKより2世帯1LDK×2の方が家賃収入が多く、利回りが高まる。これにより、不動産物件として商品価値が上がる。1LDKは夫婦でも単身でも生活可能である。
(12)賃貸業としての投下資本が少なく、投資効率が良い。
(13)特に東京23区等の都会では住宅需要も高く、2世帯完全分離による賃貸が有効である。
(14)近年の住宅は、築60年以上保つことがほとんどである。そのため、2世帯完全分離により子育て終了後や配偶者の死後の住居が有効利用でき、重要な資産価値を持つことになる。
(15)将来への経済的安心感を獲得できる。本発明に係る戸建て住宅は、人生100年の保険であり、リスクヘッジとなる。
(16)今後、本発明のように2世帯完全分離可能な戸建て住宅が標準的な2階戸建て4LDK住宅のスタンダードとなり得る。
(17)本発明に係る戸建て住宅を2世帯完全分離住宅へと改築する際には、外階段の設置等の増築が不要であり、新築時の既存の玄関や階段部屋のスペースを使用するため、コスト面で有利である。さらに改築後の建物の一体感が損なわれず、美観が維持される。
(18)増築を要しないため、改築前後で容積率、建坪率の変更がない。
(19)例えば50~60m2の広めの1LDKは、夫婦でも単身でも生活可能であり、賃貸物件としても稀少な存在である。しかしながら、広めの1LDKは利回りが悪いため、あまり新築されない。そのため、2世帯完全分離により1LDKを1世帯分として貸し出せば、稀少なため賃貸人が見つかりやすく、空室率が少なくなると予想される。このような物件は、賃貸事業にとってのリスクも少ない。
(20)賃貸の投下資本が少なくて済み、投資効率が良いし、運営経費も抑えられる。都心のワンルーム経営(例えば2400万円の投資で月10万の収入-管理費、修繕費積立金、固定資産税)の表面利回りが5%程度であるのに対し、管理費や修繕積立金が必要ない。2世帯完全分離による1LDK賃貸経営(例えば400~700万円の投資で8~15万の収入-外壁のペンキなどの修繕費)は、表面利回りが14%から45%程度と高い。なお、戸建て住宅であるため固定資産税は改築前後で変わらない。
(21)改築後を想定してシミュレーションした物件の賃貸収入により、建築時に将来の資金計画が分かり、将来の家計を見通すことができる。子供が巣立った後の35年の住宅ローンの返済プランに賃貸収入を組み入れれば、円滑にローンを返済できる可能性がある。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、適用例1に係る戸建て住宅の1階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図2】 図2は、図1に示した戸建て住宅の2階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図3】 図3は、一変形例に係る戸建て住宅の1階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図4】 図4は、一変形例に係る戸建て住宅の2階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図5】 図5は、適用例2に係る戸建て住宅の1階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図6】 図6は、適用例3に係る戸建て住宅の1階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図7】 図7は、図6に示した戸建て住宅の2階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図8】 図8は、適用例4に係る戸建て住宅の1階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図9】 図9は、図8に示した戸建て住宅の2階の(a)改築前と(b)改築後の構造を示す概略的な平面図である。
【図10】 図10は、具体例1に係る改築前の戸建て住宅の玄関と扉設置予定部の概略的な正面図である。
【図11】 図11は、戸建て住宅が木造である場合に適用し得る床下の構造の一例を示す概略的な斜視図である。
【図12】 図12は、2世帯完全分離住宅への改築後の具体例1に係る戸建て住宅の玄関の概略的な正面図である。
【図13】 図13は、玄関扉とその近傍の一例を示す概略的な断面図である。
【図14】 図14は、玄関扉とその近傍の他の例を示す概略的な断面図である。
【図15】 図15は、具体例2に係る改築前の戸建て住宅の玄関と扉設置予定部の概略的な正面図である。
【図16】 図16は、具体例3に係る改築前の戸建て住宅の玄関と扉設置予定部の概略的な正面図である。
【図17】 図17は、2世帯完全分離住宅への改築後の具体例3に係る戸建て住宅の玄関の概略的な正面図である。
【図18】 図18は、玄関扉とその近傍の一例を示す概略的な断面図である。
【図19】 図19は、具体例4に係る構造を示す概略的な断面図である。
【図20】 図20は、具体例5に係る改築前の戸建て住宅の玄関と扉設置予定部の概略的な正面図である。
【図21】 図21は、2世帯完全分離住宅への改築後の具体例5に係る戸建て住宅の玄関の概略的な正面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1A,1B,1C,1D…戸建て住宅、10,20…外壁、11…扉設置予定部、E1,E2…玄関、D1,D2…玄関扉、F1,F2…玄関フロア、ST…階段、JC…押し入れ(収納空間)。

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