(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-23
(45)【発行日】2023-10-31
(54)【発明の名称】油性化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/37 20060101AFI20231024BHJP
A61K 8/891 20060101ALI20231024BHJP
A61K 8/892 20060101ALI20231024BHJP
A61Q 5/06 20060101ALI20231024BHJP
A61Q 9/02 20060101ALI20231024BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20231024BHJP
【FI】
A61K8/37
A61K8/891
A61K8/892
A61Q5/06
A61Q9/02
A61Q19/00
(21)【出願番号】P 2019209094
(22)【出願日】2019-11-19
【審査請求日】2022-09-07
(73)【特許権者】
【識別番号】390011442
【氏名又は名称】株式会社マンダム
(74)【代理人】
【識別番号】110002239
【氏名又は名称】弁理士法人G-chemical
(72)【発明者】
【氏名】藤田 範子
【審査官】伊藤 真明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-178108(JP,A)
【文献】特開2017-052716(JP,A)
【文献】特開2019-178107(JP,A)
【文献】国際公開第2019/188119(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00- 8/99
A61Q 1/00-90/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記成分(A)及び下記成分(B)を含有し、前記成分(A)の含有割合が0.3質量%以上
5.0質量%以下であり、
前記成分(B)の含有割合が0.5質量%以上10.0質量%以下であり、水を含まないか又は水を含み、水の含有割合が1.0質量%以下である油性化粧料。
成分(A):25℃における粘度1万mPa・s以上の
ジメチルポリシロキサン及び/又は25℃における粘度1万mPa・s以上のジメチコノール
成分(B):
ジカプリル酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-2、ラウリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-3、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、及びトリオレイン酸ポリグリセリル-5からなる群より選択される一種以上の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル
【請求項2】
前記成分(A)が25℃における粘度1000万~3000万mPa・sの
ジメチルポリシロキサン及び/又は25℃における粘度1000万~3000万mPa・sのジメチコノールを含む請求項1に記載の油性化粧料。
【請求項3】
さらに、下記成分(D)を含み、前記成分(D)の含有割合が40.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の油性化粧料。
成分(D):植物油及び/又は脂肪酸トリグリセリド
【請求項4】
前記成分(B)が、ジカプリル酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-2、ラウリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-3
、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、及びトリオレイン酸ポリグリセリル-5からなる群より選択される二種以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の油性化粧料。
【請求項5】
さらに、下記成分(C)を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の油性化粧料。
成分(C):炭素数5~10の1,2-アルカンジオール、イソステアリルアルコール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、オクチルドデカノール、アルキルグルコシド、イソステアリン酸プロピレングリコール、及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルからなる群より選択される一種以上の化合物
【請求項6】
さらに、下記成分(F)を含み、前記成分(F)の含有割合が15.0質量%以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の油性化粧料。
成分(F):揮発性オイル
【請求項7】
水を含み、水の含有量が0.05~1.0質量%である、請求項1~6のいずれか1項に記載の油性化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油性化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高重合度のシリコーン化合物は、例えばヘアオイルに配合することで毛髪にサラサラとした指どおりのよい感触(サラサラ感)を付与し、軽い仕上がりが得られるなど、化粧料の有用な成分として知られている。高重合度のシリコーン化合物を含む油性化粧料としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、高重合度のシリコーン化合物と界面活性剤とが均一相中に配合された油性化粧料は知られていない。高重合度のシリコーン化合物は油性化粧料に含まれる他の成分との親和性が低い。特に、油性化粧料中に極性成分が存在する場合には、高重合度のシリコーン化合物や極性成分が分離しやすく、油性化粧料の安定性が低下するという問題があった。このため、油性化粧料において、特に極性の高い成分に分類される界面活性剤と、高重合度のシリコーン化合物を併用することは一般的に困難と考えられる。これに対して、均一相中で高重合度のシリコーン化合物に界面活性剤を配合することができれば、これら両方の作用を同時に発揮することができ、安定性や使用性にも優れる油性化粧料を提供することができる。
【0005】
従って、本発明の目的は、均一相中に高重合度のシリコーン化合物及び界面活性剤が配合された油性化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、粘度1万mPa・s以上のシリコーン化合物と(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルの組み合わせによれば、均一相中に高重合度のシリコーン化合物及び界面活性剤を配合することが可能であることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
【0007】
すなわち、本発明は、 下記成分(A)及び下記成分(B)を含有し、上記成分(A)の含有割合が0.3質量%以上であり、水を含まないか又は水を含み、水の含有割合が1.0質量%以下である油性化粧料を提供する。
成分(A):25℃における粘度1万mPa・s以上のシリコーン化合物
成分(B):(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル
【0008】
上記成分(A)は、25℃における粘度1000万~3000万mPa・sのシリコーン化合物を含むことが好ましい。
【0009】
上記油性化粧料は、さらに、下記成分(D)を含み、上記成分(D)の含有割合が40.0質量%以下であることが好ましい。
成分(D):植物油及び/又は脂肪酸トリグリセリド
【0010】
上記成分(B)は、ジカプリル酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-2、ラウリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-3、カプリル酸ポリグリセリル-6、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、及びトリオレイン酸ポリグリセリル-5からなる群より選択される二種以上であることが好ましい。
【0011】
上記油性化粧料は、さらに、下記成分(C)を含むことが好ましい。
成分(C):炭素数5~10の1,2-アルカンジオール、イソステアリルアルコール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、オクチルドデカノール、アルキルグルコシド、イソステアリン酸プロピレングリコール、及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルからなる群より選択される一種以上の化合物
【0012】
上記油性化粧料は、さらに、下記成分(F)を含み、上記成分(F)の含有割合が15.0質量%以上であることが好ましい。
成分(F):揮発性オイル
【0013】
上記油性化粧料は、水を含み、水の含有量が0.05~1.0質量%であることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の油性化粧料によれば、均一相中に高重合度のシリコーン化合物及び界面活性剤が配合された油性化粧料を提供することができる。このため、本発明の油性化粧料によれば、例えば、高重合度のシリコーン化合物による作用と、洗い落ちの良さ(洗い落ち性)などの界面活性剤による作用とを発揮することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の油性化粧料は、25℃における粘度1万mPa・s以上のシリコーン化合物及び(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも含む。なお、本明細書において、25℃における粘度1万mPa・s以上のシリコーン化合物を「成分(A)」、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルを「成分(B)」とそれぞれ称する場合がある。
【0016】
本発明の油性化粧料は、さらに、炭素数5~10の1,2-アルカンジオール、イソステアリルアルコール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、オクチルドデカノール、アルキルグルコシド、イソステアリン酸プロピレングリコール、及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルからなる群より選択される一種以上の化合物を含むことが好ましい。なお、本明細書において、炭素数5~10の1,2-アルカンジオール、イソステアリルアルコール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、オクチルドデカノール、アルキルグルコシド、イソステアリン酸プロピレングリコール、及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルからなる群より選択される一種以上の化合物を「成分(C)」と称する場合がある。
【0017】
本発明の油性化粧料は、さらに、植物油及び/又は脂肪酸トリグリセリドを含むことが好ましい。また、イソノナン酸イソノニル及び/又はイソノナン酸トリデシルを含むことが好ましい。また、揮発性オイルを含むことが好ましい。また、上述の各油性成分以外の油性成分(その他の油性成分)を含んでいてもよい。なお、本明細書において、植物油及び/又は脂肪酸トリグリセリドを「成分(D)」、イソノナン酸イソノニル及び/又はイソノナン酸トリデシルを「成分(E)」、揮発性オイルを「成分(F)」、上記その他の油性成分を「成分(G)」とそれぞれ称する場合がある。
【0018】
すなわち、本発明の油性化粧料は、成分(A)及び成分(B)を少なくとも含む。本発明の油性化粧料は、上記成分(A)及び上記成分(B)以外の成分、例えば成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、成分(G)、及び成分(A)~(G)以外の成分を含んでいてもよい。また、本発明の油性化粧料に含まれる各成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、成分(G)、及び他の成分などの各成分は、それぞれ、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0019】
本発明は、油性成分を主成分とする油性化粧料である。本発明の油性化粧料は、成分(A)と成分(B)を少なくとも含む均一相を有することが好ましい。より好ましくは、本発明の油性化粧料は、均一相(単層)からなる油性化粧料である。本発明の油性化粧料は、成分(A)を含む油相中に、成分(B)が疎水性基を外側、親水性基を内側とした逆ミセルを形成するため、成分(A)及び成分(B)を均一相中で含むことができる。
【0020】
本発明の油性化粧料の用途は、特に限定されず、皮膚用(例えば、顔、首、頭皮、肩、体、腕、肘、掌、手の甲、腿、ふくらはぎ、膝、足首、足の甲、足の裏等)、毛髪用のいずれにも用いることができる。中でも、本発明の油性化粧料は、毛髪に塗布して用いた場合には、成分(A)により毛髪にサラサラ感を与え、且つ成分(B)によりくせ付け力及び毛髪にまとまりを与えることができる観点から、毛髪用であることが好ましい。すなわち、本発明の油性化粧料は毛髪化粧料であることが好ましい。また、本発明の油性化粧料を皮膚化粧料として用いてもよい。
【0021】
上記毛髪化粧料は、所謂ヘアオイルである。上記毛髪化粧料としては、例えば、アウトバストリートメント、整髪剤等が挙げられる。上記毛髪化粧料は、例えば、毛髪の広がりを抑え毛髪をまとめる目的、毛髪に艶を与える目的、ドライヤーやヘアアイロン等の熱から毛髪を保護する目的で用いられる。
【0022】
上記毛髪化粧料の使用方法は、特に限定されないが、例えば、下記の方法が挙げられる。(i)洗髪しタオルドライ後に、上記毛髪化粧料を、毛髪に全体的又は部分的に適量塗布し、ドライヤー等を用いて乾燥させる。(ii)乾いた毛髪又は僅かに湿らせた毛髪に、上記毛髪化粧料を全体的又は部分的に適量塗布し、必要に応じてヘアアイロンを用いるなどして、整髪する。上記毛髪化粧料を、他の整髪剤と併用して整髪を行ってもよい。
【0023】
上記皮膚化粧料としては、例えば、ボディオイル、フェイスオイル等が挙げられる。上記皮膚化粧料は、例えば、体や顔を保湿する目的で用いられる。その他、肌を保湿、保護できるという観点から、ひげそり時のシェービングオイルやアフターシェーブオイルとしても用いることができる。
【0024】
[成分(A)]
成分(A)は、25℃における粘度1万mPa・s以上のシリコーン化合物である。成分(A)を配合することにより、本発明の油性化粧料を毛髪化粧料として用いた場合、毛髪にサラサラ感を付与することができる。成分(A)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0025】
成分(A)の25℃における粘度は、上述の効果を発揮する観点から、1万mPa・s以上(例えば1万~3000万mPa・s)であり、好ましくは9万mPa・s以上である。中でも、毛髪にサラサラ感を付与する効果に特に優れる観点から、成分(A)は、25℃における粘度1000万~3000万mPa・s(より好ましくは1200万~3000万mPa・s)のシリコーン化合物を含むことが好ましい。また、上記粘度が1万mPa・s以上(特に、1000万mPa・s以上)のシリコーン化合物は、一般的には界面活性剤を配合して均一相となる油性化粧料を得ることは特に困難であるところ、界面活性剤として成分(B)を用いることにより均一相となる油性化粧料を得ることができる。
【0026】
成分(A)としては、ジメチコノール、ジメチルポリシロキサン、変性シリコーンなどが挙げられる。ジメチコノールとは、ジメチルポリシロキサンの末端メチル基が水酸基に置換されたものである。変性シリコーンとしては、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーンなどが挙げられる。変性シリコーンとしては、アミノ変性ジメチルポリシロキサンが好ましい。
【0027】
成分(A)のジメチコノールの市販品としては、商品名「YF3802A」、商品名「XF49-C2020」、商品名「XF49-C2499」、商品名「XF49-C2520」、商品名「XF49-C4470」、商品名「XF49-C2497」、商品名「XF49-C4996」、商品名「XF49-C2070」(いずれも、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)などが挙げられる。成分(A)のジメチルポリシロキサンの市販品としては、商品名「TSF451-100MA」、商品名「XF49-811」、商品名「XF49-813」、商品名「XF49-D1747」、商品名「XF49-B2317」、商品名「XF49-B1747」(いずれも、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)、商品名「DOWSIL BY11-026」、商品名「DOWSIL SH200 60000CS」(ダウ・東レ株式会社製)などが挙げられる。成分(A)のアミノ変性ジメチルポリシロキサンの市販品としては、商品名「XF42-B8922」、商品名「XF42-C0330」(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)などが挙げられる。
【0028】
本発明の油性化粧料中の成分(A)の含有割合は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.3質量%以上であり、好ましくは0.4質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上である。上記含有割合が0.3質量%以上であることにより、毛髪にサラサラ感を付与する効果を充分に発揮することができる。また、上記含有割合が0.3質量%以上であっても、成分(B)を配合して均一相となる油性化粧料を得ることができる。本発明の油性化粧料中の成分(A)の含有割合は、油性化粧料中に安定的に配合する観点から、本発明の油性化粧料100質量%に対して、5.0質量%以下が好ましく、好ましくは3.0質量%以下、より好ましくは2.0質量%以下である。上記成分(A)の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての成分(A)の含有割合の合計である。
【0029】
[成分(B)]
成分(B)は、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルである。成分(B)は、成分(A)を含む油性化粧料中で自己集合して、疎水性基を外側、親水性基を内側とした逆ミセルを形成するものと推定されるが、油性化粧料が均一相である状態で成分(A)を含む油性化粧料に配合することができる。成分(B)を配合することにより、油性化粧料の洗い落ち性を向上させることができる。また、本発明の油性化粧料を毛髪化粧料として用いる場合には、毛髪をまとめる特性や毛髪を所望の方向に曲げてくせ付ける特性(くせ付け力)を発揮する。成分(B)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0030】
上記「(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル」は、「モノグリセリン脂肪酸エステル」及び「ポリグリセリン脂肪酸エステル」のいずれの意味も含む。すなわち、成分(B)は、モノグリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルである。また、成分(B)は、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステルであってもよく、(ポリ)グリセリンジ脂肪酸エステルであってもよく、(ポリ)グリセリントリ脂肪酸エステルであってもよい。なお、成分(B)には、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリルなどの、グリセリン脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物は含まれないものとする。
【0031】
上記モノグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ジアラキン酸グリセリルなどが挙げられる。
【0032】
上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリル酸トリグリセリル、モノカプリル酸ヘキサグリセリル、モノカプリル酸デカグリセリル、モノカプリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸ジグリセリル、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4~10)グリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリ(2~10)グリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、セスキオレイン酸ジグリセリル、ジカプリル酸ヘキサグリセリル、ジカプリル酸ポリ(2~10)グリセリル、トリオレイン酸ペンタグリセリル、ジイソステアリン酸ポリ(2~10)グリセリル、ジステアリン酸ジグリセリル、ジステアリン酸ポリ(2~10)グリセリル、トリイソステアリン酸ポリ(2~10)グリセリルの上記モノグリセリン脂肪酸エステルの重合度2~10のポリグリセリン脂肪酸エステルなどが挙げられる。
【0033】
成分(B)としては、中でも、カプリル酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸又はオレイン酸を脂肪酸として用いた(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルが好ましく、カプリル酸を脂肪酸として用いた(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルがより好ましい。成分(B)のグリセリンの平均付加モル数は、1~10が好ましく、より好ましくは1~6である。成分(B)としては、特に、ジカプリル酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-2、ラウリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-3、カプリル酸ポリグリセリル-6、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、トリオレイン酸ポリグリセリル-5が好ましく、成分(B)は、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、及びトリオレイン酸ポリグリセリル-5からなる群より選択される一種以上を含むことがより好ましい。
【0034】
本発明の油性化粧料は、二種以上(例えば、二種以上、五種以下)の成分(B)を含むことが好ましく、三種以上の成分(B)を含むことがより好ましい。本発明の油性化粧料は、例えば、三種の成分(B)を含む。成分(B)を二種以上含むことにより、ミセル界面のフレキシビリティが高くなることによるものと推測されるが、油性化粧料の系の安定性が向上する。これにより、低温を含む広い温度領域における安定性が向上する。また、少量の水を包含することができるようになる。
【0035】
成分(B)を二種以上用いる場合、低温を含む広い温度領域や水を含む場合における安定性に優れる観点から、カプリル酸、ステアリン酸、ラウリン酸、又はオレイン酸(特に、カプリル酸)を脂肪酸として用いた(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルから二種以上を選択することが好ましく、特に、ジカプリル酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-2、ラウリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-3、カプリル酸ポリグリセリル-6、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、及びトリオレイン酸ポリグリセリル-5からなる群より選択される二種以上であることが好ましい。成分(B)は、特に、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-2、及びトリオレイン酸ポリグリセリル-5からなる群より選択される一種以上と、ジカプリル酸ポリグリセリル-6、カプリル酸ポリグリセリル-2、ラウリン酸ポリグリセリル-2、カプリル酸ポリグリセリル-3、カプリル酸ポリグリセリル-6、からなる群より選択される一種以上とを含むことが好ましい。
【0036】
成分(B)としては、ジカプリル酸ポリグリセリル-6、カプリル酸ポリグリセリル-2及びカプリル酸グリセリルを含むことが特に好ましく、最も好ましくはジカプリル酸ポリグリセリル-6、カプリル酸ポリグリセリル-2、及びカプリル酸グリセリルの三種の組み合わせである。上記の場合には、本発明の油性化粧料は、水を含む場合であっても、低温を含む広い温度領域において安定性に優れる。
【0037】
本発明の油性化粧料中の成分(B)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.5~10.0質量%であることが好ましく、より好ましくは1.0~7.0質量%である。上記含有割合が0.5質量%以上であると、成分(B)を配合することによる効果が充分に得られる。上記含有割合が10.0質量%以下であると、油性化粧料の安定性がより一層向上する。上記成分(B)の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての成分(B)の含有割合の合計である。
【0038】
[成分(C)]
成分(C)は、炭素数5~10の1,2-アルカンジオール、イソステアリルアルコール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、オクチルドデカノール、アルキルグルコシド、イソステアリン酸プロピレングリコール、及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルからなる群より選択される一種以上の化合物である。成分(C)を配合することで、成分(C)がミセル形成成分中に取り込まれ、ミセル界面のフレキシビリティが高くなることによると推定されるが、本発明の油性化粧料は、安定性がより優れたものとなる。特に、水を配合した場合の低温安定性がより優れる。上記炭素数5~10の1,2-アルカンジオールとしては、例えば、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール。1,2-オクタンジオール、1,2-デカンジオールなどが挙げられる。成分(C)としては、水や水溶性成分を配合した場合であっても低温における保存安定性がより一層優れる観点から、中でも、1,2-オクタンジオールを含むことが好ましい。成分(C)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0039】
本発明の油性化粧料中の成分(C)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.1~3.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.3~2.0質量%である。上記含有割合が0.1質量%以上であると、成分(C)を配合することによる効果が充分に得られる。上記含有割合が3.0質量%を超えると、ミセル自体が不安定化することにより系の安定性が低下する場合がある。上記成分(C)の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての成分(C)の含有割合の合計である。
【0040】
[成分(D)]
成分(D)は、植物油及び/又は脂肪酸トリグリセリドである。成分(D)を配合することにより、本発明の油性化粧料を毛髪化粧料として用いる場合、毛髪に高いまとまりを付与することができる。また、つやをより向上させることができる。一方、成分(A)と成分(D)を併用する系は、安定性が低く、界面活性剤の配合が特に困難な系である。成分(D)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0041】
上記植物油としては、例えば、マカデミアナッツ油、ユーカリ油、ヤシ油、アボカド油、サフラワー油、オリーブ油、パーム油、パーム核油、ククイナッツ油、シア脂(シアバター)、カカオバター、アーモンド油、ヒマワリ油、ローズヒップ油、オリーブスクワラン、カメリアオイル、キウイフルーツシード油、ツバキ油、杏仁油、ゴマ油、大豆油、ホホバ油、ヒマシ油、ヘーゼルナッツ油、メドホーム油、ハッカ油、アルガンオイル、カロットオイル、ラベンダー油、シュガースクワラン、ダマスクバラ花ロウ、センチフォリアバラ花ロウ、ソケイ花ワックス、椿油、クランベアビシニカ種子油、これらの水素添加物(例えば、水素添加ヒマシ油、水素添加ホホバ油、水素添加パーム油、水素添加アボカド油、水素添加大豆油等)などが挙げられる。
【0042】
上記脂肪酸トリグリセリドとしては、1以上の構成脂肪酸が炭素数6~22である脂肪酸トリグリセリドが好ましい。
【0043】
上記脂肪酸トリグリセリドとしては、例えば、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリウンデカン酸グリセリル、トリ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリリノール酸グリセリル、トリパルミトレイン酸グリセリル、トリアセチルヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリアセチルリシノール酸グリセリル、トリヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/イソステアリン酸/アジピン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ラウリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/リノール酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリ牛脂脂肪酸グリセリル、トリ(牛脂脂肪酸/ミンク油脂肪酸/タラ肝油脂肪酸)グリセリル、トリ(ミンク油脂肪酸/パルミチン酸)グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、トリラノリン脂肪酸グリセリル、トリ(リシノレイン酸/カプロン酸/カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ脂肪酸(C10-18)グリセリル、トリ脂肪酸(C12-18)グリセリル、水添トリ脂肪酸(C12-18)グリセリル、トリ脂肪酸(C12-20)グリセリル、トリ脂肪酸(C18-36)グリセリル、トリ分岐脂肪酸(C10-40)グリセリル、トリ分岐脂肪酸(C12-31)グリセリル、(水添ロジン/ジイソステアリン酸)グリセリル、トリ(パーム油脂肪酸/パーム核油脂肪酸/オリーブ油脂肪酸/マカデミアナッツ油脂肪酸/アブラナ種子油脂肪酸)グリセリル、トリ(ヒマシ脂肪酸/オリーブ脂肪酸)グリセリル、トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル、トリ(ミンク脂肪酸/パルミチン酸)グリセリルなどが挙げられる。
【0044】
本発明の油性化粧料中の成分(D)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の油性化粧料100質量%に対して、40.0質量%以下が好ましく、より好ましくは3.0~30.0質量%、さらに好ましくは7.0~30.0質量%である。上記含有割合が40.0質量%を超えると、油性化粧料の系の安定性が低下して、成分(A)や成分(B)が分離しやすくなる。上記含有割合が3.0質量%以上であると、毛髪にまとまりをより一層付与することができる。また、適度なつやを付与することができる。また、成分(A)の相溶性を向上させることができる。上記成分(D)の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての成分(D)の含有割合の合計である。
【0045】
成分(D)の中でも、植物油は、毛髪にまとまりを付与する効果がより高い、一方、系を不安定化する傾向も強い成分である。このため、本発明の油性化粧料中の植物油の含有割合は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.3~10.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5~5.0質量%である。一方、本発明の油性化粧料中の脂肪酸トリグリセリドの含有割合は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、5.0~40.0質量%が好ましく、より好ましくは10.0~30.0質量%である。
【0046】
[成分(E)]
成分(E)は、イソノナン酸イソノニル及び/又はイソノナン酸トリデシルである。成分(E)を配合することにより、成分(A)の相溶性をより一層向上させることができる。成分(E)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0047】
本発明の油性化粧料中の成分(E)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.1~20.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5~15.0質量%、さらに好ましくは3.0~15.0質量%である。上記含有割合が0.1質量%以上であると、成分(A)の相溶性がより一層向上する。上記含有割合が20.0質量%以下であると、塗布後のきしみ感がより一層低減し、感触が向上する。上記(E)の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての成分(E)の含有割合の合計である。
【0048】
[成分(F)]
本発明の油性化粧料は、揮発性オイルを含むことが好ましい。成分(F)は、成分(A)などの他の成分を溶解して毛髪などに塗布することを可能とし、また、塗布後は揮発する。成分(F)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0049】
成分(F)は、25℃で揮発性を有するオイル(油分)である。成分(F)の沸点は、例えば250℃以下であり、好ましくは230℃以下である。
【0050】
成分(F)としては、例えば、環状シリコーン油、メチルトリメチコン、エチルトリシロキサン、トリシロキサン、炭化水素油、25℃における粘度が0.1~2.0mPa・sであるジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。上記環状シリコーン油としては、例えば、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどが挙げられる。上記炭化水素油としては、例えば、イソパラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、水添ポリイソブテン、水添(テトラデセニル/メチルペンタデセン)、イソドデカンなどが挙げられる。
【0051】
本発明の油性化粧料中の成分(F)の含有割合は、特に限定されないが、成分(A)、成分(B)、及び他の成分を溶解させ、系の安定性を向上する機能を発揮する観点から、本発明の油性化粧料100質量%に対して、15.0質量%以上(例えば、15.0~80.0質量%)が好ましく、より好ましくは20.0~70.0質量%、さらに好ましくは25.0~50.0質量%である。上記成分(F)の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての成分(F)の含有割合の合計である。
【0052】
[成分(G)]
成分(G)である上記その他の油性成分としては、例えば、成分(A)~(F)以外の、ロウ、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、高級アルコール、高級脂肪酸などが挙げられる。成分(G)を配合することにより、まとまり、塗布時の手触り、保湿性などを適宜調整することができる。中でも、炭化水素油、エステル油、シリコーン油が好ましい。すなわち、本発明の油性化粧料は、炭化水素油、エステル油、及びシリコーン油からなる群より選ばれる、成分(A)~(F)以外の油性成分を含むことが好ましい。
【0053】
上記エステル油としては、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル、アジピン酸ジイソプロピル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル(テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット)、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、リンゴ酸ジイソステアリル、トリエチルヘキサン酸エリスリチル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル、安息香酸アルキル(C12-15)などが挙げられる。
【0054】
上記シリコーン油としては、例えば、25℃における粘度が20.0~2000mPa・sであるジメチルポリシロキサン;メチルフェニルポリシロキサン等のメチルフェニルシリコーン油;アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、カプリリルメチコン等のアルキル変性シリコーン等の変性シリコーン;メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノールなどが挙げられる。
【0055】
上記炭化水素油としては、例えば、α-オレフィンオリゴマー、ワセリン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、流動イソパラフィン、流動パラフィンなどが挙げられる。
【0056】
本発明の油性化粧料中の、成分(G)の含有割合は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、べたつき抑制や安定性の観点から、3.0~50.0質量%が好ましく、より好ましくは5.0~30.0質量%である。
【0057】
本発明の油性化粧料は、水を含まないか又は水を含む。本発明の油性化粧料中の水の含有割合は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、1.0質量%以下である。なお、本発明の油性化粧料は、成分(B)による逆ミセル中に水を取り込むことにより、系中に均一相状態で水を含有させることができる。特に、成分(B)が上述の好ましい成分である場合に、水を安定して含有させる効果がより一層向上する。本発明の油性化粧料が水を含有する場合、本発明の油性化粧料中の水の含有割合は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.03~0.7質量%が好ましく、より好ましくは0.05~0.5質量%、さらに好ましくは0.1~0.3質量%である。
【0058】
本発明の油性化粧料は、水溶性成分を含んでいてもよい。本発明の油性化粧料は、特に、水を含む場合に、水溶性成分を安定して含有することができる。上記水溶性成分は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0059】
上記水溶性成分としては、公知乃至慣用の化粧料や医薬部外品等に用いられる水溶性の有効成分(例えば、保湿剤、ビタミン剤、鎮痛消炎剤、抗炎症剤等)が挙げられる。具体的には、例えば、アミノ酸類及びその塩、加水分解ペプチド、アスコルビン酸及びその塩、ビタミンB群類、ビタミンE類、その他のビタミン類、ハイドロキノン配糖体及びそのエステル、ヘスペリジン及びその配糖体、各種植物・動物エキス、コウジ酸、エラグ酸塩、トラネキサム酸塩、フェルラ酸塩、プラセンタエキス、アセチルグルコサミン、グルタチオン、ヒアルロン酸及びその塩、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体(カチオン化ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸など)、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸、サリチル酸、α-ケトグルタル酸、ヒノキチオール、グアイアズレン、アラントイン、インドメタシン、カフェイン、α-リポ酸、ルチン及びその配糖体、マルトース・ショ糖縮合物、ヒアルロン酸、グルコシルヘスペリジン、ポリクオタニウム類、ポリアミン、グルコン酸、アセチルファルネシルシステイン、フィチン酸、グリコール酸、グルコシルトレハロース、リシン、ブチルレゾルシノール、これらの誘導体などが挙げられる。上記アミノ酸類及びその塩としては、例えは、ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、β-アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン、γ-アミノ酪酸、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシン、クレアチンなどが挙げられる。上記加水分解ペプチドとしては、例えば、ケラチン、コラーゲン、エラスチン、コンキオリン、シルク、大豆タンパク、小麦タンパク、カゼインなどが挙げられる。上記アスコルビン酸、その塩、及びこれらの誘導体としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸のナトリウム塩等のアスコルビン酸の塩、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、パルミトイルアスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸リン酸エステル塩などが挙げられる。上記ビタミンB群類としては、例えば、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、コリン類などが挙げられる。上記ビタミンE類としては、例えば、トコフェロールリン酸エステルなどが挙げられる。上記その他ビタミン類としては、例えば、パントテン酸、パンテニルエチルエーテル、パンテノール、ビオチンなどが挙げられる。上記ハイドロキノン配糖体及びそのエステルとしては、アルブチン、α-アルブチン等及びこれらのエステル類が挙げられる。上記植物・動物エキスとしては、例えば、グァバ、西河柳エキス、コンフリー葉エキス、アマチャヅルエキス、オタネニンジンエキス、ビルベリー葉エキス、イザヨイバラエキス、メマツヨイグサ種子エキス、チガヤ根エキス、アルテミアエキス、クリサンテルムインジクムエキス、ライムギ種子エキス、ウメ果実エキス、エーデルワイスエキス、ヒドロキシエチルウレア、ツボクサエキス、褐藻エキス、紅藻エキス、緑藻エキス、グレープフルーツ果実エキス、ラミナリアオクロロイカエキス、オトギリソウエキス、メリアアザジラクタ葉エキス、フユボダイジュ花エキス、リンゴエキス、ムクロジエキス、ブドウ種子エキス、マルトデキストリン、ワイルドタイムエキス、マヨラナ葉エキス、コレウスバルバツス根エキス、セイヨウオオバコ種子エキス、シロキクラゲ多糖体が挙げられる。
【0060】
本発明の油性化粧料中の上記水溶性成分の含有割合は、特に限定されないが、本発明の油性化粧料100質量%に対して、0.0001~0.5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.005~0.1質量%である。上記水溶性成分の含有割合は、本発明の油性化粧料中の全ての水溶性成成分の含有割合の合計である。
【0061】
[その他の成分]
本発明の油性化粧料は、上述の各成分以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。上記その他の成分としては、特に限定されず、例えば、エタノール等の低級アルコール;多価アルコール;カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム等の増粘剤;殺菌剤;パール化剤;メントール等の清涼剤;リン酸及びその塩類、クエン酸及びその塩類、乳酸及びその塩類、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等のpH調整剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤(キレート剤);ピリビニルピロリドン等の皮膜形成性高分子化合物;カオリン、シリカ、タルク等の粉体;色素;顔料;収斂剤;美白剤などが挙げられる。
【0062】
本発明の油性化粧料中の成分(B)及び成分(C)以外の界面活性剤の含有量は、安定性向上の観点から、本発明の油性化粧料100質量%に対して、1.0質量%未満であることが好ましく、より好ましくは0.5質量%未満である。本発明の油性化粧料は、成分(B)及び成分(C)以外の界面活性剤を含まないことが好ましい。
【0063】
本発明の油性化粧料は、安定性の観点から、低級アルコール(例えば、炭素数1~4の脂肪族アルコール)を含まないか、又は、少量しか含まないことが好ましい。本発明の油性化粧料中の低級アルコールの含有量は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、5.0質量%以下であることが好ましく、より好ましくは3.0質量%以下である。
【0064】
本発明の油性化粧料は、安定性の観点から、多価アルコールを含まないか、又は、少量しか含まないことが好ましい。本発明の油性化粧料中の多価アルコールの含有量は、本発明の油性化粧料100質量%に対して、5.0質量%以下であることが好ましく、より好ましくは3.0質量%以下である。
【0065】
本発明の油性化粧料は、特に限定されず、公知乃至慣用の方法により製造することができる。例えば、上記各成分を混合し、ホモミキサー、パドルミキサー等で攪拌して製造することができる。
【実施例】
【0066】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。なお、表に記載の配合量は、各成分の配合量(すなわち、各原料中の有効成分の配合量。所謂純分)であり、特記しない限り「質量%」で表す。
【0067】
実施例1~42、比較例1~5
表に記した各成分(成分(A)~(G)など)を用い、実施例及び比較例の各油性化粧料を常法により調製した。
【0068】
表に記載の主な成分は、以下の通りである。
【0069】
<成分(A)>
高重合ジメチルポリシロキサン(約1800万mPa・s):商品名「XF49-811」、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、25℃における粘度約1800万mPa・s
高重合ジメチルポリシロキサン(約1300万mPa・s):商品名「XF49-B1747」、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、25℃における粘度約1300万mPa・s
高重合ジメチルポリシロキサン(約10万mPa・s):商品名「DOW CORNING TORAY BY11-026」、ダウケミカル社製、25℃における粘度約10万mPa・s
高重合ジメチルポリシロキサン(約6万mPa・s):商品名「DOWSIL(TM) SH200 60000CS」、ダウケミカル社製、25℃における粘度約6万mPa・s
高重合ジメチコノール(約1800万mPa・s):商品名「XF49-C2020」、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、25℃における粘度約1800万mPa・s
<成分(B)>
ジカプリル酸ポリグリセリル-6:商品名「サンソフト Q-102H-C」、太陽化学株式会社製
ジステアリン酸ポリグリセリル-2:商品名「EMALEX DISG-2」、日本エマルジョン化学株式会社製
カプリル酸ポリグリセリル-2:商品名「サンソフト Q-10D-C」、太陽化学株式会社製
ラウリン酸ポリグリセリル-2:商品名「サンソフト Q-12D-C」、太陽化学株式会社製
カプリル酸ポリグリセリル-3:商品名「TEGOSOFT PC31」、エボニック社製
カプリル酸グリセリル:商品名「サンソフト No.700 P-2-C」、太陽化学株式会社製
オレイン酸ポリグリセリル-2:商品名「サンソフト Q-17D-C」、太陽化学株式会社製
トリオレイン酸ポリグリセリル-5:商品名「サンソフト A-173E-C」、太陽化学株式会社製
【0070】
(評価)
実施例及び比較例で得られた各油性化粧料について以下の通り評価した。評価結果は表に記載した。なお、表中の「-」は、評価を行わなかったことを示す。
【0071】
(1)製造時の均一性(常温)
実施例及び比較例で得られた各油性化粧料約50mlをスクリュー管(透明、容量50ml)に充填し、25℃の恒温槽中で24時間静置した後、目視にて観察し、油性化粧料の均一性について下記評価基準で判定した。
[判定基準]
○(良好):分離がなく、均一相となっている。
×(不良):分離が見られる。
【0072】
(2)低温保管後の均一性
実施例13~22及び31~42で得られた各油性化粧料約50mlをスクリュー管(透明、容量50ml)に充填し、-3℃の恒温槽中で7日間静置した後、目視にて観察し、油性化粧料の均一性について下記評価基準で判定した。
[判定基準]
○(良好):分離がなく、均一相となっている。
×(不良):分離が見られる。
【0073】
(3)サラサラ感
毛束(長さ30cm、重さ10g、キューティクルの揃った毛束)に、過酸化水素とアンモニアを用いてブリーチ処理を施した後、シャンプーで洗浄し、ヘアリンスを塗布し洗い流した。さらに、ドライヤーで乾燥させて、試料毛束(「塗布前の試料毛束」)を作製した。
実施例及び比較例で得られた各油性化粧料約0.3gを、上記塗布前の試料毛束に均一に塗布し、10分間放置し、油性化粧料を塗布した毛束(「塗布後の試料毛束」)を作製した。
塗布前の試料毛束と塗布後の試料毛束のそれぞれについて、毛束の上部から下部方向に指を通して、指が引っ掛かるような感触の有無を確認し、塗布前の試料毛束と塗布後の試料毛束の上記感触の比較により、以下の基準でサラサラ感を判定した。3人の専門評価員が評価を行った。
[判定基準]
○(良好):塗布前の試料毛束よりも、指が引っ掛かるような感触が明らかに低減しておち、指どおりがよい。
×(不良):指が引っ掛かるような感触が、塗布前の試料毛束と同等程度であるか、もしくは、塗布前の試料毛束よりも強く感じられる。
【0074】
(4)くせ付け力、毛髪のまとまり
実施例及び比較例で得られた油性化粧料約0.5gを掌に取り、掌上でのばした後、ショートヘアのヘアウィッグ(レッスンマネキン:株式会社ユーカリジャパン製)の毛髪上に均一に塗布し、前頭部の毛髪を側頭部から後頭部方向に流すように整髪を施した。整髪直後に、前頭部の毛髪を目視観察し、毛髪のくせ付け力及び毛髪のまとまりを下記評価基準に従い評価した。3人の専門評価員が評価を行った。
[くせ付け力の評価基準]
○(良好):前頭部の毛髪が横方向に明確にくせ付けられている。
×(不良):前頭部の毛髪がほとんど又は全くくせ付けられていない。
[毛髪のまとまりの評価基準]
○(良好):毛髪の毛先がまとまっている。
×(不良):毛髪の毛先がまとまっていない。
【0075】
(5)洗い落ち性
上記(4)の評価後に、掌についた油性化粧料を温水で洗い流し、洗い落ち性を以下の基準で判定した。3人の専門評価員が評価を行った。
[判定基準]
○(良好):油によるぬるつきがほとんど又は全く感じられず、不快感がない。
×(不良):油によるぬるつきが明らかに感じられ、不快感がある。
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
本発明の油性化粧料(実施例)は、均一相中に成分(A)と界面活性剤である成分(B)を配合することができた。そして、サラサラ感、まとまり、及び洗い落ち性が優れると評価された。また、実施例13~22及び31~42は、低温保管後も均一相を維持しており、低温における保存安定性にも優れていた。また、実施例23~39は、均一相を維持しながら水を配合することができた。中でも、実施例31~39は、均一相を維持しながら水を配合することができ、さらに低温保管後も均一相を維持しており、低温における保存安定性にも優れていた。
【0082】
一方、成分(B)を配合しなかった場合(比較例1)及び成分(A)を配合しなかった場合(比較例2)、これらを配合することによる効果が得られなかった。また、成分(B)の代わりに他の界面活性剤を配合した場合(比較例3~5)、均一相を維持したまま成分(A)に界面活性剤を配合することができなかった。
【0083】
さらに、以下に、本発明の油性化粧料の処方例を示す。
処方例1(ヘアオイル)
高重合ジメチルポリシロキサン(約1300万mPa・s) 2.0質量%
ジカプリン酸ポリグリセリル-6 1.0質量%
カプリン酸ポリグリセリル-2 3.0質量%
カプリン酸グリセリル 1.0質量%
アルガンオイル 1.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 8.0質量%
1,2-オクタンジオール 0.5質量%
イソステアリルアルコール 0.5質量%
水 0.2質量%
α-ケトグルタル酸 0.02質量%
イソノナン酸イソノニル 8.0質量%
2-エチルヘキサン酸セチル 5.0質量%
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 3.0質量%
カプリリルメチコン 10.0質量%
アモジメチコン(約2000mPa・s) 1.0質量%
流動パラフィン 3.0質量%
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
軽質イソパラフィン 残 部
【0084】
処方例2(ヘアオイル)
高重合ジメチコノール(約2000万mPa・s) 1.0質量%
オレイン酸ポリグリセリル-2 1.0質量%
ラウリン酸ポリグリセリル-2 4.0質量%
クランベアビシニカ種子油 2.0質量%
マカデミアナッツ種子油 1.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 10.0質量%
イソノナン酸イソノニル 8.0質量%
2-エチルヘキサン酸セチル 5.0質量%
カプリリルメチコン 10.0質量%
アモジメチコン(約2000mPa・s) 1.0質量%
流動パラフィン 5.0質量%
トコフェロール 適 量
香料 適 量
軽質イソパラフィン 残 部
【0085】
処方例3(ヘアオイル)
高重合ジメチルポリシロキサン(約1800万mPa・s) 2.0質量%
ジカプリン酸ポリグリセリル-6 2.0質量%
カプリン酸ポリグリセリル-2 2.0質量%
カプリン酸グリセリル 2.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 15.0質量%
グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル 0.5質量%
オクチルドデカノール 0.5質量%
水 0.3質量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05質量%
イソノナン酸イソノニル 10.0質量%
2-エチルヘキサン酸セチル 3.0質量%
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 2.0質量%
カプリリルメチコン 20.0質量%
流動パラフィン 3.0質量%
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
軽質イソパラフィン 残 部
【0086】
処方例4(ヘアオイル)
高重合ジメチルポリシロキサン(約1800万mPa・s) 0.5質量%
高重合ジメチコノール(約2000万mPa・s) 0.5質量%
ジカプリン酸ポリグリセリル-6 1.0質量%
カプリン酸ポリグリセリル-2 3.0質量%
カプリン酸グリセリル 2.0質量%
ホホバ油 1.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 15.0質量%
1,2-オクタンジオール 0.5質量%
オクチルドデカノール 0.5質量%
水 0.1質量%
加水分解ケラチン液 0.05質量%
イソノナン酸イソノニル 8.0質量%
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 2.0質量%
カプリリルメチコン 20.0質量%
スクワラン 3.0質量%
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
軽質イソパラフィン 残 部
【0087】
処方例5(ヘアオイル)
高重合ジメチルポリシロキサン(約10万mPa・s) 3.5質量%
ジカプリン酸ポリグリセリル-6 1.0質量%
カプリン酸ポリグリセリル-2 3.0質量%
カプリン酸グリセリル 2.0質量%
ホホバ油 1.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 15.0質量%
1,2-オクタンジオール 0.5質量%
ポリオキシエチレン(5E.O.)オクチルドデシルエーテル0.5質量%
水 0.1質量%
加水分解ケラチン液 0.05質量%
イソノナン酸イソノニル 8.0質量%
ジメチコルポリシロキサン(20mPa・s) 1.5質量%
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 2.0質量%
カプリリルメチコン 20.0質量%
スクワラン 3.0質量%
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
ジメチルポリシロキサン(1.5mPa・s) 10.0質量%
軽質イソパラフィン 残 部
【0088】
処方例6(ヘアオイル)
高重合ジメチルポリシロキサン(約1800万mPa・s) 1.0質量%
アモジメチコン(約7万mPa・s) 0.3質量%
ジカプリン酸ポリグリセリル-6 1.0質量%
カプリン酸ポリグリセリル-2 2.0質量%
カプリン酸グリセリル 2.0質量%
クランベアビシニカ種子油 1.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 5.0質量%
1,2-オクタンジオール 0.5質量%
イソステアリン酸プロピレングリコール 0.5質量%
水 0.1質量%
加水分解コンキリオン液 0.05質量%
アロエエキスベラ 0.05質量%
イソノナン酸イソノニル 8.0質量%
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 2.0質量%
カプリリルメチコン 20.0質量%
流動パラフィン 3.0質量%
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
水添ポリイソブテン 残 部
【0089】
処方例7(ボディオイル)
高重合ジメチルポリシロキサン(約1300万mPa・s) 0.5質量%
ジカプリン酸ポリグリセリル-6 1.0質量%
カプリン酸ポリグリセリル-2 2.0質量%
カプリン酸グリセリル 2.0質量%
クランベアビシニカ種子油 1.0質量%
マカデミアナッツ種子油 2.0質量%
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリン 5.0質量%
1,2-オクタンジオール 0.5質量%
イソステアリルアルコール 0.5質量%
水 0.2質量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.001質量%
アロエエキスベラ 0.05質量%
イソノナン酸イソノニル 7.0質量%
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 2.0質量%
カプリリルメチコン 15.0質量%
流動パラフィン 3.0質量%
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
水添ポリイソブテン 残 部