IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱重工メカトロシステムズ株式会社の特許一覧

特許7372893車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム
<>
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図1A
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図1B
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図1C
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図1D
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図1E
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図2
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図3
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図4
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図5
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図6
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図7
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図8
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図9
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図10
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図11
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図12
  • 特許-車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-24
(45)【発行日】2023-11-01
(54)【発明の名称】車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/015 20060101AFI20231025BHJP
   G08G 1/04 20060101ALI20231025BHJP
   G08G 1/017 20060101ALI20231025BHJP
   G07B 15/00 20110101ALI20231025BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20231025BHJP
【FI】
G08G1/015 A
G08G1/04 D
G08G1/017
G07B15/00 H
G06Q50/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020168660
(22)【出願日】2020-10-05
(65)【公開番号】P2022060902
(43)【公開日】2022-04-15
【審査請求日】2023-02-16
(73)【特許権者】
【識別番号】309036221
【氏名又は名称】三菱重工機械システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(74)【代理人】
【識別番号】100161702
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 宏之
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(74)【代理人】
【識別番号】100196689
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 康一郎
(72)【発明者】
【氏名】伊吹 友佑
(72)【発明者】
【氏名】尾張 伸行
(72)【発明者】
【氏名】中山 博之
【審査官】上野 博史
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-191196(JP,A)
【文献】特開2016-184316(JP,A)
【文献】特開2019-096368(JP,A)
【文献】特開2014-002534(JP,A)
【文献】特開2005-310027(JP,A)
【文献】特開2011-133989(JP,A)
【文献】特開2019-121106(JP,A)
【文献】特開平3-188599(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/015
G08G 1/04
G08G 1/017
G07B 15/00
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得する取得部と、
プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得部が取得した前記車幅が、前記取得部が取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する判定部と、
誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行する車種判別部と、
を備える車種判別装置。
【請求項2】
前記有効範囲は、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせから想定される車種候補について規定された車幅の下限値及び上限値に基づいて設定される、
請求項1に記載の車種判別装置。
【請求項3】
前記有効範囲は、前記取得部が過去に取得したナンバープレート情報、及び車幅の統計情報に基づいて設定される、
請求項1に記載の車種判別装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記車両の車高、車長、車軸数、及び輪幅の少なくとも一つを含む車両特徴情報を更に取得し、
前記車種判別部は、前記第2処理において、車幅と、前記車両特徴情報とに基づいて前記車両の車種の候補を絞り込む、
請求項1から3の何れか一項に記載の車種判別装置。
【請求項5】
前記取得部は、前記車両の車高、車長、車軸数、及び輪幅の少なくとも一つを含む車両特徴情報を更に取得し、
前記車種判別部は、前記第2処理において、前記車幅と、前記車両特徴情報と、前記ナンバープレート情報に含まれる分類番号の一部及びプレートサイズの少なくとも一方とに基づいて、前記車両の車種の候補を絞り込む、
請求項1から3の何れか一項に記載の車種判別装置。
【請求項6】
車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報、及び前記車両の車幅を取得する取得部と、
プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得部が取得した前記車幅が、前記取得部が取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する判定部と、
前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行する車種判別部と、
前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器に通知する通知部と、
を備える車種判別装置。
【請求項7】
車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、
プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、
誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行するステップと、
を有する車種判別方法。
【請求項8】
車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、
プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、
前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行するステップと、
前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器に通知するステップと、
を有する車種判別方法。
【請求項9】
車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報、前記車両の車幅とを取得するステップと、
プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、
誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行するステップと、
を車種判別装置のコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項10】
車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、
プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無をと判定するステップと、
前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行するステップと、
前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器に通知するステップと、
を車種判別装置のコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車種判別装置、車種判別方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
有料道路では、車両の車種別に異なる通行料金を収受するために、車両の車種を判別するための車種判別装置を料金所に設置している場合がある。特許文献1には、車種判別装置は、車両の車幅、車軸数、ナンバープレート情報等の車両の外観から得られる情報を用いて、車両の車種を判別する車種判別装置が記載されている。例えば、車種判別装置は料金所の車線に敷設した踏板から、車両のタイヤによる踏み付け位置及び回数を検出可能な信号を受信して、車両の車幅及び車軸数を特定する。また、車種判別装置は、車両のナンバープレート周辺を撮影した画像からナンバープレートのプレートサイズ、分類番号等を読み取るナンバープレート読取装置から、プレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報を取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5330859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両のナンバープレートに汚れ、変形等があると、ナンバープレート読取装置がナンバープレート情報を誤認識してしまう場合がある。ナンバープレート情報に含まれるプレートサイズ及び分類番号は、車両の車種と強い相関があることから、車種判別装置が車両の車種を判別する際に非常に重要な情報となる。このため、ナンバープレート情報の誤認識が発生すると、車種判別装置は車両の車種を誤って判別してしまう可能性がある。そうすると、車両から収受する通行料金が実際の車種に応じた料金とは異なってしまう可能性がある。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がある場合に、誤った車種判別結果が料金収受処理等の各種処理で用いられることを抑制可能な車種判別装置、車種判別方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、車種判別装置は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、車両の車幅とを取得する取得部と、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、前記取得部が取得した前記車幅が、前記取得部が取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外あるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する判定部と、誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行する車種判別部と、を備える。
【0007】
本開示の一態様によれば、車種判別装置は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得する取得部と、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得部が取得した前記車幅が、前記取得部が取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する判定部と、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行する車種判別部と、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器に通知する通知部と、を備える。
【0008】
本開示の一態様によれば、車種判別方法は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行するステップと、を有する。
【0009】
本開示の一態様によれば、車種判別方法は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行するステップと、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器に通知するステップと、を有する。
【0010】
本開示の一態様によれば、プログラムは、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行するステップと、を車種判別装置のコンピュータに実行させる。
【0011】
本開示の一態様によれば、プログラムは、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行するステップと、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器に通知するステップと、を車種判別装置のコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示に係る車種判別装置、車種判別方法、及びプログラムによれば、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がある場合に、誤った車種判別結果が各種処理で用いられることを抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1A】本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第1の図である。
図1B】本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第2の図である。
図1C】本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第3の図である。
図1D】本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第4の図である。
図1E】本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第5の図である。
図2】本開示の第1の実施形態に係る車種判別装置の機能構成を示す図である。
図3】本開示の第1の実施形態に係る有効範囲表の一例を示す図である。
図4】本開示の第1の実施形態に係る車種判別装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図5】本開示の第1の実施形態の変形例1に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図6】本開示の第1の実施形態の変形例2に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図7】本開示の第1の実施形態の変形例3に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図8】本開示の第1の実施形態の変形例4に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図9】本開示の第1の実施形態の変形例5に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図10】本開示の第2の実施形態に係る車種判別装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図11】本開示の第3の実施形態に係る車種判別装置の機能構成を示す図である。
図12】本開示の第3の実施形態に係る車種判別装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図13】本開示の一実施形態に係る車種判別装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<第1の実施形態>
以下、本開示の第1の実施形態に係る車種判別装置について、図1図4を参照しながら説明する。
【0015】
(全体構成)
図1Aは、本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第1の図である。
料金収受システム1は、有料道路の料金所に設けられる。料金収受システム1は、有料道路を利用する車両Aから、車両Aの車種に応じた通行料金を収受するための設備である。
【0016】
図1Aには、有料道路の出口料金所に設けられた料金収受システム1の例が示されている。図1Aの例では、有料道路を利用する車両Aの搭乗者は、料金所に設けられた料金収受システム1において、有料道路側から一般道路側へと通じる料金所車線(以下、「車線L」と表記する。)を走行する。車線Lの車線幅方向両側(図1Aの±Y側)にはアイランドIが設けられている。アイランドI上には、料金収受システム1を構成する装置、設備が設置される。
【0017】
以下の説明では、車線Lが延在する方向(図1Aにおける±X方向)を「車線方向」とも記載し、また、車線方向に水平に直交する方向(図1Aにおける±Y方向)を「車線幅方向」とも記載する。また、車線Lの車線方向における高速道路側(図1Aにおける-X方向側)を車線Lの「上流側」とも記載する。また、車線Lの車線方向における一般道路側(図1Aにおける+X方向側)を車線Lの「下流側」とも記載する。
【0018】
また、図1Aには、料金収受システム1が有料道路の出口料金所に設けられる例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、料金収受システム1が有料道路の入口料金所に設けられていてもよい。
【0019】
料金収受システム1は、図1Aに示すように、車種判別装置10と、料金収受機20とを備えている。
【0020】
車種判別装置10は、車線Lを走行する車両Aに関する各種情報を収集して、車両Aの車種を判別する。また、車種判別装置10は、判別結果を外部機器である料金収受機20に送信する。
【0021】
車種判別装置10は、車両Aの車種を判別するための各種情報を収集する手段として、例えば、車両検知器11と、ナンバープレート読取装置12と、車幅計測部13と、車両特徴情報取得部17とを備えている。
【0022】
車両検知器11は、車線Lの最も上流側(-X側)である進入検知位置P1に設けられる。車両検知器11は、進入検知位置P1における車両Aの進入及び退出を検知する。車両検知器11は、いわゆる透過型の光学センサであって、進入検知位置P1のアイランドI上において高さ方向(±Z方向)に延在し、車線Lを車線幅方向(±Y方向)に挟んで対向する投光塔及び受光塔を有する。そして、車両検知器11は、投光塔から投光される検知光を受光塔で受光するか否かに基づき、進入検知位置P1における車両Aの進入、退出(存在、非存在)を示す車両検知信号を出力する。
【0023】
ナンバープレート読取装置12は、車両検知器11よりも車線Lの下流側(+X側)に配置される。ナンバープレート読取装置12は、車両検知器11が車両Aの存在を検知したタイミングで当該車両Aのナンバープレートを含む画像を撮影する。また、ナンバープレート読取装置12は、撮影した画像に所定の画像処理を施すことにより、車両Aのナンバープレート情報を読み取る。ナンバープレート情報には、例えばナンバープレートのプレートサイズ、分類番号、一連番号等が含まれる。
【0024】
車幅計測部13は、車両Aの車幅を計測する装置である。なお、本実施形態において、車幅とは、「車幅」と、「車幅と相関性の高い値」とを総称したものである。本実施形態に係る車幅計測部13は、図1Aに示すように、ガントリ上に設置されたレーザスキャナである。車幅計測部13は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、車線Lの上空から路面に向けてレーザ光を放射し、車線幅方向(±Y方向)に沿ってスキャンする。車幅計測部13は、レーザスキャナから路面までの距離よりも短い距離が計測された範囲に車両Aの車体が存在しているとして、この範囲の車線幅方向の長さを、車両Aの車幅として計測する。
【0025】
車両特徴情報取得部17は、車両Aの車幅以外の外形的特徴(以下、「車両特徴情報」とも記載する。)を取得する装置である。車両特徴情報取得部17は、車両Aの車高、車長、車軸数、及び輪幅の少なくとも一つを取得する。
【0026】
本実施形態に係る車両特徴情報取得部17は、車軸数及び輪幅を計測するための構成として、踏板131を有している。踏板131は、車線方向(±X方向)において車両検知器11と同じ位置の車線Lに埋設される。踏板131は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、当該車両Aの車軸数、及び輪幅を計測する。また、他の実施形態では、車両特徴情報取得部17は、車軸数を計測するための構成として、踏板131に代えてカメラを有していてもよい。この場合、車両特徴情報取得部17は、カメラにより撮影された画像からタイヤを検出し、車両Aの車軸数を計数する。
【0027】
また、本実施形態に係る車両特徴情報取得部17は、車高を計測するための構成として、車高検知器132を有している。例えば、図1Aに示すように、車高検知器132は、車幅計測部13と同一のレーザスキャナであり、通過する車両Aの車幅及び車高を同時に計測する。車高検知器132は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、車線Lの上空から路面に向けてレーザ光を放射し、車線幅方向(±Y方向)に沿ってスキャンする。車高検知器132は、レーザスキャナから車両Aの車体(レーザ光の反射位置)までの距離を計測して、当該車両Aの車高を検出する。
【0028】
なお、図1Aに示す車幅計測部13及び車両特徴情報取得部17の構成は一例であり、これに限られることはない。以下、図1B図1Eを参照しながら、他の実施形態に係る車幅計測部13及び車両特徴情報取得部17の構成について説明する。
【0029】
(車幅計測部の構成例)
図1Bは、本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第2の図である。
他の実施形態に係る車幅計測部13は、図1Bに示すように、車線Lの両側のアイランドI上に設置された超音波センサであってもよい。車幅計測部13は、例えば図1Bに示すように車両検知器11に内蔵される。車幅計測部13は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、車線Lの両側から車線Lに向けて超音波を放射する。車線Lの両側に設置された車幅計測部13は、車幅計測部13それぞれからの車両A(超音波の反射位置)までの距離を、車線幅(車幅計測部13間の距離)から減じて、車両Aの車幅を計測する。
【0030】
図1Cは、本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第3の図である。
他の実施形態に係る車幅計測部13は、図1Cに示すように、車線Lの両側のアイランドI上に設置されたレーザスキャナであってもよい。車幅計測部13は、例えば図1Cに示すように車両検知器11に内蔵される。車幅計測部13は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、車線Lに向けてレーザ光を放射し、垂直方向(±Z方向)に沿ってスキャンする。車線Lの両側に設置された車幅計測部13は、車幅計測部13それぞれからの車両A(レーザ光の反射位置)までの距離を、車線幅(車幅計測部13間の距離)から減じて、車両Aの車幅を計測する。
【0031】
他の実施形態では、踏板131が車幅計測部13として機能する態様であってもよい。踏板131(車幅計測部13)は、車両Aのタイヤにより踏まれた位置を検出して、車両Aの外輪距を計測する。外輪距は、「車幅と相関性の高い値」の一例である。
【0032】
また、更に他の実施形態において、車両検知器11が距離計を内蔵している場合、車両検知器11が車幅計測部13として機能してもよい。距離計(レーザスキャナ又は超音波計測器)を内蔵している車両検知器11は、車線Lの両側に設置される一対の計測器を有する。車両検知器11(車幅計測部13)は、計測器それぞれからの車両Aまでの距離を、車線幅(車幅計測部13間の距離)から減じて、車両Aの車幅を計測する。
【0033】
(車両特徴情報取得部の構成例)
他の実施形態に係る車両特徴情報取得部17は、図1B図1Cに示すように、車長を計測するための構成として、車長検知器133を更に有していてもよい。車長検知器133は、図1B図1Cに示すように、ガントリ上に設置されたレーザスキャナである。車長検知器133は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、車線Lの上空から路面に向けてレーザ光を放射し、車線方向(±X方向)に沿ってスキャンする。車長検知器133は、レーザスキャナから路面までの距離よりも短い距離が計測された範囲に車両Aの車体が存在しているとして、この範囲の車線方向の長さを、車両Aの車長として計測する。
【0034】
また、図1Bに示すように、車高検知器132及び車長検知器133は一つのレーザスキャナで構成されてもよい。このレーザスキャナは、車高検知器132として機能する場合、レーザスキャナから車両Aの車体(レーザ光の反射位置)までの距離を計測して、車両Aの車高を検出する。
【0035】
さらに、図1Cに示すように、車幅計測部13及び車高検知器132は一つのレーザスキャナで構成されてもよい。このレーザスキャナは、車高検知器132として機能する場合、レーザ光の反射光を検出した範囲に車両Aの車体が存在しているとして、この範囲の垂直方向の長さを、車両Aの車高として計測する。
【0036】
なお、更に他の実施形態では、図1B図1Cの何れかに示す車長検知器133と、図1Aに示す車幅計測部13とを組み合わせた構成であってもよい。
【0037】
図1Dは、本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第4の図である。
他の実施形態に係る車長検知器133は、図1Dに示すように、車線Lの両側のアイランドI上に設置されたレーザスキャナであってもよい。車長検知器133は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間、車線Lに向けてレーザ光を放射し、車線方向(±X方向)に沿ってスキャンする。車長検知器133は、レーザ光の反射光を検出した範囲に車両Aの車体が存在しているとして、この範囲の車線方向の長さを、車両Aの車長として計測する。
【0038】
なお、更に他の実施形態では、図1Dに示す車長検知器133と、図1B図1Cの何れかに示す車幅計測部13とを組み合わせた構成であってもよい。
【0039】
図1Eは、本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す第5の図である。
他の実施形態に係る車両特徴情報取得部17は、踏板131に代えて、車両Aの軸数を検出するための軸数計測部134(カメラ)を有していてもよい。軸数計測部134は、アイランドI上に設けられ、車線Lを走行する車両Aの側面から、車両Aのタイヤを含む画像を撮影する。軸数計測部134は、車両検知器11が車両Aの存在を検知している間に撮影した画像に所定の画像処理を施すことにより、車両Aのタイヤを検出する。そして、軸数計測部134は、検出したタイヤの数から車両Aの車軸数を計測する。
【0040】
なお、更に他の実施形態では、図1Eに示す軸数計測部134と、図1A図1Dの何れかの車幅計測部13、車高検知器132、及び車長検知器133と組み合わせた構成であってもよい。
【0041】
また、車両特徴情報取得部17は、車両Aの車種を判別可能な車両特徴情報が得られればよく、他の実施形態では、踏板131、車高検知器132、及び車長検知器133を省略してもよいし、更に他の装置を追加してもよい。
【0042】
料金収受機20は、本実施形態における外部機器の一例である。料金収受機20は、有人ブースB内に設置され、車両Aから通行料金を収受する収受員による操作を受け付ける。有人ブースBは、車種判別装置10よりも車線Lの下流側(+X側)に位置し、車両Aの搭乗者から通行料金を収受する収受員が駐在する。料金収受機20は、車両Aの車種に応じた車両Aの通行料金を算出し、車両Aの搭乗者から通行料金を収受する処理(料金収受処理)を実行する。なお、料金収受処理において、料金収受機20は、車種判別装置10が判別した車種に基づいて車両Aの通行料金を算出する。また、料金収受機20は、収受員が目視で車両Aの車種を確認し、車種を指定する操作を行った場合、収受員により指定された車種に基づいて車両Aの通行料金を算出してもよい。
【0043】
なお、図1には、料金収受システム1は収受員が車両Aの搭乗者から通行料金を収受する例が示されているが、これに限られることはない。例えば、他の実施形態では、料金収受システム1は、料金自動収受機を通じて、車両Aの搭乗者から自動的に通行料金を収受する態様であってもよい。この場合、料金収受システム1は、例えば料金所事務所に設置された監視装置等を外部機器として備えていてもよい。また、車種判別装置10は、判別結果を監視装置等に送信してもよい。
【0044】
(車種判別装置の機能構成)
図2は、本開示の第1の実施形態に係る車種判別装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、車種判別装置10は、CPU14と、記憶媒体15と、通信インタフェース16を備えている。
【0045】
CPU14は、車種判別装置10の動作全体を司るプロセッサである。CPU14は、所定のプログラムに従って動作することにより、取得部141、判定部142、車種判別部143としての機能を発揮する。
【0046】
取得部141は、ナンバープレート読取装置12から車両Aのナンバープレート情報を取得する。また、取得部141は、車幅計測部13及び車両特徴情報取得部17から車両Aの車幅及び車両特徴情報(車高、車長、車軸数、輪幅)を取得する。
【0047】
判定部142は、取得部141がナンバープレート読取装置12から取得したナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する。具体的には、判定部142は、ナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した有効範囲表T1(図3)を参照して、車幅計測部13が計測した車幅が、ナンバープレート読取装置12が取得したナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する。有効範囲表T1の詳細については後述する。
【0048】
車種判別部143は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がないと判定された場合に、取得部141が取得した車両特徴情報とナンバープレート情報とに基づいて車両Aの車種を判別する第1処理を実行する。また、車種判別部143は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、車両Aの車種を不明とする第2処理を実行する。
【0049】
記憶媒体15は、いわゆる補助記憶装置であって、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などである。記憶媒体15には、有効範囲表T1等が予め記憶されている。
【0050】
通信インタフェース16は、ネットワークNWを通じて外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信インタフェース16は、車種判別部143の判別結果を、ネットワークNWを通じて外部機器である料金収受機20に送信する。
【0051】
(有効範囲表)
図3は、本開示の第1の実施形態に係る有効範囲表の一例を示す図である。
図3に示すように、有効範囲表T1は、ナンバープレートのプレートサイズと、分類番号の組み合わせ別に、車幅の有効範囲(下限値及び上限値)を設定した情報である。図3の例では、プレートサイズは、「大」又は「中」の2種類に分類される。また、分類番号は、1桁~3桁の数字である。
【0052】
ある有料道路では、車両Aを5種類の車種1~車種5に区分しているとする。このとき、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせにより、車種の候補を絞り込むことが可能である。例えば、プレートサイズが「中」であり、分類番号の百の位が「4」、十の位が「8」又は「9」(すなわち、分類番号が「480~499」)である車両は、車種1に区分されるとする(図3の例1)。この場合、この組み合わせから想定される車種候補(車種1)の車幅の取り得る範囲(例えば、「下限値:1.00(m)」~「上限値:1.48(m)」)が有効範囲として設定される。なお、車種別の車幅の下限値及び上限値は、例えば法令上の構造基準に基づき設定される。
【0053】
また、プレートサイズが「中」であり、分類番号の百の位が「4」、十の位が「0」~「7」の何れか(すなわち、分類番号が「400~479」)である車両は、車種1及び車種2の何れかに区分されるとする。この場合、この組み合わせから想定される複数の車種候補(車種1及び車種2)が取り得る車幅の有効範囲が設定される。具体的には、下限値は車種1及び車種2の車幅の下限値のうち小さい方、上限値は車種1及び車種2の車幅の上限値のうち大きい方が設定される(図3の例2)。車種1の車幅の有効範囲が「下限値:1.00(m)」~「上限値:1.48(m)」であり、車種2の車幅の有効範囲が「下限値:1.00(m)」~「上限値:1.70(m)」であった場合、この組み合わせの有効範囲は、「下限値:1.00(m)」~「上限値:1.70(m)」に設定される。
【0054】
他の全てのプレートサイズ及び分類番号の組み合わせについても、同じように有効範囲(下限値及び上限値)が設定され、有効範囲表T1に記録される。
【0055】
(車種判別装置の処理フロー)
図4は、本開示の第1の実施形態に係る車種判別装置の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図4を参照しながら、車種判別装置10の処理の流れについて説明する。
【0056】
まず、車両Aが車線Lの進入検知位置P1(図1)に進入したことを車両検知器11が検知すると、ナンバープレート読取装置12は車両Aのナンバープレートを含む画像を撮影して、この画像からナンバープレート情報を読み取る処理を行う。また、車両Aが進入検知位置P1に進入してから通過するまでの間に、車幅計測部13は、車両Aの車幅を計測する。なお、他の実施形態において車幅計測部13として踏板131を用いる場合、車幅計測部13(踏板131)は車両Aの「車幅と相関の高い値」として外輪距を計測する。また、車両特徴情報取得部17(踏板131、車高検知器132、車長検知器133)は、車両Aの車両特徴情報として、車両Aの車軸数、輪幅、車高、車長を計測してもよい。
【0057】
そうすると、取得部141は、ナンバープレート読取装置12が読み取ったナンバープレート情報と、車幅計測部13が計測した車幅とを取得する(ステップS11)。また、取得部141は、車幅以外の車両Aの外形的特徴を示す情報として、車両特徴情報取得部17が取得した車両特徴情報を更に取得してもよい。
【0058】
次に、判定部142は、記憶媒体15から有効範囲表T1(図3)を読み出して参照し(ステップS12)、車両Aの車幅が有効範囲外であるか否かを判定する(ステップS13)。
【0059】
例えば、車両Aについて、ナンバープレート読取装置12が読み取ったナンバープレート情報が「プレートサイズ:中」、「分類番号:480」であったとする。この場合、有効範囲表T1を参照すると、このナンバープレート情報の組み合わせから想定される車幅の有効範囲は、「1.00~1.48(m)」である。
【0060】
車幅計測部13が計測した車両Aの車幅が例えば「1.4(m)」であった場合、判定部142は、計測した車幅が有効範囲以内の値であるため、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がないと判定する(ステップS13:NO)。ナンバープレート情報の誤認識の可能性がないと判定された場合、車種判別部143は、取得部141が取得したナンバープレート情報、車幅、及び車両特徴情報に基づいて、車両Aの車種を判別する車種判別処理(第1処理)を実行する(ステップS15)。このとき、車種判別部143は、既知の車種判別技術を用いて、車両Aの車種を判別してもよい。
【0061】
一方、車幅計測部13が計測した車両Aの車幅が例えば「1.6(m)」であった場合、判定部142は、計測した車幅が有効範囲外の値であるため、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定する(ステップS13:YES)。この場合、車種判別部143が通常の車種判別処理を実行すると、車両Aの車種を誤判別してしまう可能性がある。このため、車種判別部143は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合、この車両Aの車種を「不明」であると判別する処理(第2処理)を実行する(ステップS14)。
【0062】
また、車種判別部143は、第1処理又は第2処理による判別結果を、通信インタフェース16を通じて外部機器である料金収受機20に送信する(ステップS16)。そうすると、料金収受機20は、車種判別装置10により判別された車種に応じた通行料金を計算する。また、料金収受機20は、判別結果が「車種:不明」である場合、収受員に車種を指定する操作を要求してもよい。この場合、収受員は、車両Aを目視して車種を決定し、料金収受機20に入力する操作を行う。料金収受機20は、収受員により入力された車種に応じた通行料金を計算する。
【0063】
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る車種判別装置10は、有効範囲表T1を参照してナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定し、誤認識の可能性がある場合は、車両Aの車種を不明とする第2処理を実行する。
このようにすることで、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がある場合、誤って判別した車種を外部機器に送信してしまうことを抑制可能である。この結果、誤った車種判別結果に基づいて、各種処理を実行してしまうことを抑制することができる。例えば、本実施形態では、外部機器として料金収受機20を有している。この場合、車種判別装置10は、誤って判別した車種を料金収受機20に送信してしまうことを抑制可能である。この結果、車両Aの搭乗者から、実際の車種と異なる通行料金を収受してしまうことを抑制することができる。なお、他の実施形態では、外部機器は、例えば特定の車種が通行禁止となっている区間における違反取締用の監視装置であってもよい。この場合、車種判別装置10は、監視装置に誤った車種判別結果を送信することを抑制して、通行が許可されている車種である車両Aに対し、誤って違反処理を行ってしまうことを抑制可能である。
【0064】
また、有効範囲表T1の有効範囲は、ナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号の組み合わせから想定される車種候補それぞれについて、法令等で規定された車幅の下限値及び上限値に基づいて設定される。
このようにすることで、車種判別装置10は、車種別の構造基準に基づいて適切な有効範囲を設定することができる。これにより、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を精度よく判定することができる。
【0065】
(変形例1)
なお、上述の実施形態において、有効範囲表T1における車幅の有効範囲を法令上の構造基準に基づいて設定する態様について説明したが、これに限られることはない。例えば、車種判別装置10の判定部142は、料金所を通過する車両のナンバープレート情報及び車幅の統計情報に基づいて設定してもよい。
【0066】
図5は、本開示の第1の実施形態の変形例1に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
例えば、変形例1に係る判定部142は、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に、車幅計測部13により計測された車幅の計測値(サンプルデータ)を収集する。なお、サンプル数は、目標精度に応じて統計的に信頼できる母数となるように設定する。例えば、「プレートサイズ:中」、「分類番号:400」のナンバープレート情報の誤認識の可能性を99.9%の精度で判定する有効範囲を設定する場合、「プレートサイズ:中」、「分類番号:400」のサンプルデータを1万件以上収集する。
【0067】
判定部142は、図5に示すように、収集したサンプルデータから、「横軸:車幅」、「縦軸:台数」のヒストグラム(統計データ)を作る。判定部142は、このヒストグラムに基づいて、車幅の有効範囲を設定する。
【0068】
具体的には、判定部142は、台数が1以上となる車幅の最小値及び最大値(分布の最小値及び最大値)に基づいて、有効範囲を設定する。例えば、図5のヒストグラム(車幅の分布D1)から、「プレートサイズ:中」、「分類番号:400」の車両の車幅について、最小値Min1を有効範囲の下限値に設定し、最大値Max1を有効範囲の上限値に設定する。判定部142は、ナンバープレート情報の他の組み合わせについても同様にサンプルデータの収集、ヒストグラムの作成を行い、有効範囲を設定する。設定した有効範囲は、記憶媒体15の有効範囲表T1(図3)に記録される。また、判定部142は、所定のサンプル数を収集する毎に、有効範囲表T1を更新するようにしてもよい。
【0069】
上述の第1の実施形態に記載したように、法令上の構造基準に基づいて有効範囲を設定した場合、構造基準の変更に応じて有効範囲表T1を更新する必要がある。しかしながら、変形例1に係る車種判別装置10は、ナンバープレート読取装置12及び車幅計測部13を通じて取得したサンプルデータに基づいて、有効範囲表T1を自動的に更新することができる。
【0070】
(変形例2)
図6は、本開示の第1の実施形態の変形例2に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
また、変形例2に係る判定部142は、図6に示すように、ヒストグラム全体のうち所定の割合(X%)が属する範囲内に、計測した車幅が含まれている場合は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性はないと扱うようにしてもよい。例えば、サンプルデータにおける車幅の平均値を中心として、サンプルデータ全体のX%が含まれる範囲を有効範囲と設定する。設定した有効範囲は、記憶媒体15の有効範囲表T1(図3)に記録される。なお、所定の割合(X%)の値は、車種判別装置10の目標精度に従って予め任意の値が設定されてもよいし、有料道路の管理者等により運用後に変更されてもよい。
【0071】
変形例1のように、車幅の分布D1の最小値Min1及び最大値Max1から有効範囲を設定した場合、通行頻度が少なく、且つ、車幅が最小値又は最大値をとる車両のために、必要以上に誤認識の範囲を狭くしてしまう(有効範囲を広くしてしまう)可能性がある。例えば、サンプルデータ1万件のうち、9,999件のデータでは車幅が1.5m~1.7mの範囲に分布しているところ、1件のデータのみ車幅が1.4mであったとする。そうすると、変形例1に係る判定部142は、有効範囲を「下限値:1.4(m)」~「上限値:1.7(m)」に設定する。しかしながら、変形例2に係る判定部142は、車幅が1.4mであるデータは、全体のX%の範囲に含まれないとして、有効範囲を「下限値:1.5(m)」~「上限値:1.7(m)」に設定する。これにより、変形例2に係る車種判別装置10は、このようなごく少数のサンプルデータによる影響を抑制し、車幅の有効範囲をより合理的に設定することができる。
【0072】
(変形例3)
また、ある特定の二つの分類番号について、経験則上、誤認識が生じやすいことが分かっているとする。変形例3に係る判定部142は、このような誤認識が生じやすい分類番号の車幅の分布の違いに基づいて、分類番号それぞれの有効範囲を設定する。
【0073】
図7は、本開示の第1の実施形態の変形例3に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
例えば、「プレートサイズ:中」の「分類番号:480」及び「分類番号:400」について、実際の分類番号は「400」であるが、ナンバープレート読取装置12が「480」と誤認識するケース、又は、実際の分類番号は「480」であるが、ナンバープレート読取装置12が「400」と誤認識するケースの発生頻度が、他の誤認識のパターンと比較して有意に高いとする。
【0074】
判定部142は、図7に示すように、誤認識が生じやすい「プレートサイズ:中」の「分類番号:480」の車幅の分布D2、及び「分類番号400」の車幅の分布D3を比較する。図7の例では、「分類番号:480」の車幅の分布D2の範囲はMin2からMax2まで、「分類番号:400」の車幅の分布D3の範囲はMin3からMax3までとなっており、これらの分布D2と分布D3は重なっていない。
【0075】
このとき、変形例3に係る判定部142は、分布D2の最大値Max2及び分布D3の最小値Min3の中間値M1を、「分類番号:480」と「分類番号:400」の有効範囲の閾値として設定する。すなわち、判定部142は、「プレートサイズ:中」、「分類番号:480」の車両について、分布D2の最小値Min2を有効範囲の下限値に設定し、中間値M1を有効範囲の上限値に設定する。また、判定部142は、「プレートサイズ:中」、「分類番号:400」の車両について、中間値M1を有効範囲の下限値に設定し、分布D3の最大値Max3を有効範囲の上限値に設定する。
【0076】
このように、変形例3に係る車種判別装置10は、誤認識が生じやすい二つの分類番号については、車幅計測部13が計測した車幅の値が分布D2及び分布D3の間の値であった場合に、ナンバープレート読取装置12が読み取った分類番号の分布に近い値であれば誤認識と判定されないように、分類番号それぞれの有効範囲を緩和している。
【0077】
例えば、ナンバープレート読取装置12が読み取ったナンバープレート情報が「プレートサイズ:中」、「分類番号:480」であり、車幅計測部13が計測した車幅が分布D2の最大値Max2以上且つ中間値M1未満であったとする。この場合、判定部142は、「分類番号:480」の車幅の範囲からは外れているものの、誤認識が生じやすい「分類番号:400」の車幅の範囲よりも、「分類番号:480」の車幅の範囲に近い値が計測されているので、ナンバープレート情報(「分類番号:480」)の誤認識の可能性はないと判定する。
【0078】
一方、車幅計測部13が計測した車幅が分布D2の最大値Max2以上且つ中間値M1以上であったとする。この場合、計測された車幅が「分類番号:480」の車幅の範囲よりも、「分類番号:400」の車幅の範囲に近いので、ナンバープレート情報(「分類番号:480」)の誤認識の可能性があると判定する。
【0079】
これにより、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定されて車種不明と判別される件数を減らし、収受員の負担を減らすことができる。
【0080】
(変形例4)
変形例3では、誤認識が生じやすい二つの分類番号の車幅の分布(「分類番号:480」の分布D2及び「分類番号:400」の分布D3)が重なっていない場合の有効範囲の設定方法について説明した。変形例4では、これら二つの分類番号の車幅の分布が重なっている場合の有効範囲の設定方法について説明する。
【0081】
図8は、本開示の第1の実施形態の変形例4に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図8には、「プレートサイズ:中」の「分類番号:480」の分布D4と、「分類番号:400」の分布D5の例が示されている。「分類番号:480」の分布D4において、車幅は最小値Min4から最大値Max4までの範囲で分布する。「分類番号400」の分布D5において、車幅は最小値Min5から最大値Max5までの範囲で分布する。また、分布D4の最大値Max4は、分布D5の最小値Min5よりも大きい値である。
【0082】
更に、ナンバープレート情報が「プレートサイズ:中」、且つ「分類番号:480」であった場合、車両Aの車種は「車種1」であり、ナンバープレート情報が「プレートサイズ:中」、且つ「分類番号:400」であった場合、車両Aの車種は「車種2」であるとする。
【0083】
なお、「分類番号:480」の分布D4と、「分類番号:400」の分布D5とが重なる重複範囲R1において、「分類番号:480」と「分類番号:400」のサンプル数は略同一(サンプル数が同一、又は、サンプル数の差が所定数若しくは所定割合以内)であるとする。
【0084】
このとき、変形例1に係る判定部142は、例えばナンバープレート読取装置12が車両Aの分類番号「400」を「480」であると誤認識した場合であっても、車幅計測部13が計測した車幅が分布D4と分布D5の重複範囲R1(Min5からMax4までの範囲)内の値であった場合、誤認識の可能性があると判定できない。そうすると、車種判別部143は、車両Aの実際の車種が車種2であるところ、誤認識されたナンバープレート情報に基づいて車種1であると誤判別してしまう可能性がある。
【0085】
例えば、車種1の通行料金は、車種2の通行料金よりも低く設定されているとする。このとき、車種判別装置10が車両Aのナンバープレートの分類番号が「400」であると誤認識したことにより、車種を車種2であると誤判別すると、車両Aの搭乗者は、実際の通行料金よりも高い金額を課金されてしまう。これを避けるためには、車種判別装置10において、「車種1」であるとの誤判別を許容し、「車種2」であるとの誤判別をより確実に抑制するように処理することが考えられる。この場合、判定部142は、ナンバープレート情報の「分類番号:480」であるとの誤認識を許容し、「分類番号:400」であるとの誤認識をより確実に抑制するように、分類番号それぞれの車幅の有効範囲を設定する。
【0086】
具体的には、判定部142は、図8の重複範囲R1について、「分類番号:480」の車幅の有効範囲内、且つ「分類番号:400」の車幅の有効範囲外に設定する。つまり、「分類番号:480」の有効範囲は、下限値が分布D4の最小値Min4に設定され、上限値が分布D4の最大値Max4に設定される。一方、「分類番号:400」の有効範囲は、下限値が分布D4の最大値Max4、上限値が分布D5の最大値Max5に設定される。したがって、「分類番号:400」の車幅の有効範囲は、「分類番号:400」の統計上の車幅の分布範囲よりも狭い範囲に設定される。
【0087】
これにより、判定部142は、車幅計測部13が計測した車幅が重複範囲R1内の値であった場合、ナンバープレート読取装置12が読み取った分類番号が「480」であれば誤認識の可能性はないと判定し、「400」であれば誤認識の可能性があると判定する。この結果、車種判別装置10は、車幅計測部13が計測した車幅が重複範囲R1内の値であった場合、「分類番号:400」であるとの誤認識、及び「車種2」であるとの誤判別をより確実に抑制することができるので、車両Aの搭乗者に実際よりも高い通行料金を課金するという不利益を与えることを避けることができる。
【0088】
なお、変形例4では、「車種1」であるとの誤判別を許容し、「車種2」であるとの誤判別をより確実に抑制する態様について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、どの車種への誤判別を許容するか(どの分類番号への誤認識を許容するか)は任意に設定可能である。
【0089】
(変形例5)
変形例4では、誤認識が生じやすい二つの分類番号の車幅の分布D4、D5について、重複範囲R1におけるサンプル数が略同一である場合の有効範囲の設定方法について説明した。変形例5では、重複範囲におけるサンプル数に偏りがある場合の有効範囲の設定方法について説明する。
【0090】
図9は、本開示の第1の実施形態の変形例5に係る有効範囲の設定方法を説明するための図である。
図9には、「プレートサイズ:中」の「分類番号:480」の分布D6と、「分類番号:400」の分布D7の例が示されている。「分類番号:480」の分布D6において、車幅は最小値Min6から最大値Max6までの範囲で分布する。「分類番号400」の分布D7において、車幅は最小値Min7から最大値Max7までの範囲で分布する。また、分布D6の最大値Max6は、分布D7の最小値Min7よりも大きい値である。
【0091】
なお、「分類番号:480」の分布D6と、「分類番号:400」の分布D7とが重なる重複範囲R2において、「分類番号:480」のサンプル数は、「分類番号:400」のサンプル数よりも所定数(又は所定割合)以上、少ないとする。
【0092】
このように、二つの分布D6、D7の重複範囲R2において、サンプル数に偏りがある場合、サンプル数が多い「分類番号:400」は、サンプル数が少ない「分類番号:480」よりも誤認識の可能性が低いと想定することができる。このため、変形例5に係る判定部は、重複範囲R2については、サンプル数が多い「分類番号:400」が正しく、サンプル数が少ない「分類番号:480」が誤認識の可能性があると判定されるように、これら分類番号それぞれの有効範囲を設定する。
【0093】
具体的には、判定部142は、図9の重複範囲R2について、「分類番号:480」の車幅の有効範囲外、且つ「分類番号:400」の車幅の有効範囲内に設定する。つまり、「分類番号:480」の有効範囲は、下限値が分布D6の最小値Min6に設定され、上限値が分布D7の最小値Min7に設定される。一方、「分類番号:400」の有効範囲は、下限値が分布D7の最小値Min7、上限値が分布D7の最大値Max7に設定される。したがって、「分類番号:480」の車幅の有効範囲は、「分類番号:480」の統計上の車幅の分布範囲よりも狭い範囲に設定される。
【0094】
これにより、判定部142は、車幅計測部13が計測した車幅が重複範囲R2内の値であった場合、ナンバープレート読取装置12が読み取った分類番号が「480」であれば誤認識の可能性があると判定し、「400」であれば誤認識の可能性がないと判定する。この結果、変形例5に係る車種判別装置10は、重複範囲R2において少数のサンプルデータによる影響を抑制し、ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無をより精度よく判定することができる。
【0095】
<第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態に係る車種判別装置10について説明する。
第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。以下、本実施形態に係る車種判別部143の処理の流れについて、図10を参照しながら説明する。
【0096】
図10は、本開示の第2の実施形態に係る車種判別装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図10のステップS21、S22、S23、S25、S26は、それぞれ図4のステップS11、S12、S13、S15、S16と同一であるため、説明を省略する。
【0097】
本実施形態に係る車種判別部143は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合(ステップS23:NO)、通常の車種判別処理(ステップS25の第1処理)とは異なる、特別車種判別処理(第2処理)を実行する(ステップS24)。
【0098】
具体的には、車種判別部143は、特別車種判別処理において、誤認識の可能性があると判定されたナンバープレート情報を使用せず、取得部141が取得した車幅及び車両特徴情報に基づいて、車両Aの車種候補を絞り込む。車両特徴情報には、車両Aの車軸数、輪幅、車高、車長のうち一つ又は複数が含まれる。車種判別部143は、車両Aの車高に基づいて、車両Aの車種候補が「車種1」又は「車種2」である可能性が高いか、「車種3」~「車種5」の何れかである可能性が高いかを判別することができる。したがって、車種判別部143は、車両Aの車高が所定値以下である場合は、車両Aの車種候補を「車種1」及び「車種2」の二つに絞り込むことができる。この場合、車種判別部143は、車両Aの車種候補は「車種1」又は「車種2」であるとの判別結果を料金収受機20に送信する(ステップS26)。
また、車種判別部143は、車両Aの車長に基づいて、車両Aの車種が「車種1」であるか、「車種2」であるかを更に判別することができる。したがって、車種判別部143は、車両Aの車高が所定値以下であり、且つ車長が「車種1」の上限値以下である場合は、車両Aの車種候補を「車種1」一つに絞り込むことができる。この場合、車種判別部143は、車両Aの車種は「車種1」であるとの判別結果を料金収受機20に送信する。
なお、更に、車種判別部143は、車軸数に基づいて、車両Aの車種を絞り込むことができる。車種判別部143は、車軸数が「2」であった場合、車両Aの車種は「車種1」~「車種3」の何れかであると判別することができる。同様に、車種判別部143は、車軸数が「3」であった場合、「車種2」~「車種4」の何れか、車軸数が「4」であった場合、「車種4」又は「車種5」であると判別することができる。
また、車種判別部143は、輪幅に基づいて、車両Aの車種を絞り込むことができる。車種判別部143は、車両Aの後輪の輪幅が、前輪の輪幅の約2倍程度の値であった場合、「車種3」~「車種5」の何れかであると判別することができる。
車種判別部143は、このように、車幅と、車両特徴情報に含まれる車高、車長、車軸数、輪幅のうち一つ又は複数とを組み合わせることにより、車両Aの車種候補の絞り込み、又は車種の特定が可能である。
【0099】
なお、他の実施形態では、車種判別部143は、特別車種判別処理において、ナンバープレート情報の一部と、車両特徴情報とに基づいて、車両Aの車種候補を絞り込んでもよい。例えば、ナンバープレート読取装置12が読み取ったナンバープレート情報が「プレートサイズ:中」、「分類番号:400」であったとする。また、経験則上、ナンバープレート情報の誤認識は、分類番号で生じることが多く、プレートサイズは誤認識の可能性が低いことが分かっているとする。この場合、車種判別部143は、ナンバープレート情報に含まれるプレートサイズを示す情報(「プレートサイズ:中」)と、車両特徴情報とに基づいて、車両Aの車種候補を絞り込む。車種判別部143は、「プレートサイズ:中」という情報から、車両Aの車種候補を「車種1」、「車種2」、及び「車種3」の三つに絞り込むことができたとする。また、車種判別部143は、車両Aの車幅から、更に車種候補が「車種2」及び「車種3」の二つに絞り込むことができたとする。この場合、車種判別部143は、車両Aの車種候補は「車種2」又は「車種3」であるとの判別結果を料金収受機20に送信する(ステップS26)。なお、車種判別部143は、プレートサイズ及び車両特徴情報の組み合わせから車両Aの車種候補を「車種2」一つに絞り込むことができた場合は、車両Aの車種は「車種2」であるとの判別結果を料金収受機20に送信してもよい。
【0100】
また、車種判別部143は、ナンバープレート情報の分類番号の一部と、車両特徴情報とに基づいて、車両Aの車種候補を絞り込んでもよい。例えば、ナンバープレート読取装置12が読み取った「分類番号:400」について、分類番号の1桁目(「4」)のみを使用する。車種判別部143は、「分類番号の1桁目:4」という情報から、車両Aの車種候補を「車種1」、「車種2」、及び「車種3」の三つに絞り込むことができたとする。また、車種判別部143は、車両Aの車幅から、更に車種候補が「車種2」及び「車種3」の二つに絞り込むことができたとする。この場合、車種判別部143は、車両Aの車種候補は「車種2」又は「車種3」であるとの判別結果を料金収受機20に送信する(ステップS26)。なお、車種判別部143は、ナンバープレート情報のプレートサイズに基づいて、更に車種候補を絞り込んでもよい。
【0101】
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合、ナンバープレート情報は用いず車幅及び車両特徴情報に基づいて車両Aの車種を絞り込んでもよい。
車種判別装置10は、このように誤認識の可能性のあるナンバープレート情報を使用しないことにより、車種を誤判別する可能性を低減させることができる。
【0102】
また、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合、ナンバープレート情報の一部(プレートサイズ及び/又は分類番号の一部)と、車両特徴情報とに基づいて車両Aの車種を絞り込んでもよい。
車種判別装置10は、このようにナンバープレート情報のうち誤認識の可能性が高い情報を除外することにより、車種を誤判別する可能性を低減させることができる。また、ナンバープレート情報のうち一部の情報を使用することにより、絞り込まれる車種候補の数を減らすことができる。
【0103】
<第3の実施形態>
次に、本開示の第3の実施形態に係る車種判別装置10について説明する。
第1及び第2の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。以下、本実施形態に係る車種判別装置10について、図11~12を参照しながら説明する。
【0104】
図11は、本開示の第3の実施形態に係る車種判別装置の機能構成を示す図である。
図11に示すように、本実施形態に係る車種判別装置10は、通知部144を更に備える点において、上述の各実施形態と異なっている。
【0105】
通知部144は、判定部142により、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、車種判別部143により判別された車種が誤っている可能性を、通信インタフェース16を通じて外部機器である料金収受機20に通知する。
【0106】
図12は、本開示の第3の実施形態に係る車種判別装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、取得部141は、ナンバープレート読取装置12が読み取ったナンバープレート情報と、車幅計測部13が計測した車両特徴情報とを取得する(ステップS31)。当該処理は、図4のステップS11と同様である。
【0107】
次に、車種判別部143は、取得部141が取得したナンバープレート情報及び車両特徴情報に基づいて、車種判別処理(第1処理)を実行する(ステップS32)。当該処理は、図4のステップS15と同様である。
【0108】
また、車種判別部143は、車種判別処理の判別結果を、通信インタフェース16を通じて外部機器である料金収受機20に送信する(ステップS33)。当該処理は、図4のステップS16と同様である。
【0109】
次に、判定部142は、記憶媒体15から有効範囲表T1(図3)を読み出して参照し(ステップS34)、車両Aの車幅が有効範囲外であるか否かを判定する(ステップS35)。
【0110】
判定部142は、計測した車幅が有効範囲以内の値である場合、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がないと判定する(ステップS35:NO)。この場合、車種判別装置10は車両Aに対する処理を終了する。
【0111】
一方、判定部142は、計測した車幅が有効範囲外の値である場合、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定する(ステップS35:YES)。この場合、通知部144は、車種判別処理(第1処理)において判別した車種が誤っている可能性があることを、通信インタフェース16を通じて料金収受機20に通知する(ステップS36)。そうすると、料金収受機20は、収受員に車種が誤っている可能性があることを通知する。この場合、収受員は、車両Aを目視して車種を確認し、必要に応じて正しい車種を料金収受機20に入力する操作を行う。
【0112】
なお、図11には、判別結果の送信(ステップS33)と、誤判別の可能性の通知(ステップS36)を異なるステップで実行する例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、ステップS33を省略し、ステップS36において、通知部144が判別結果を料金収受機20に通知するようにしてもよい。具体的には、通知部144は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合、ステップS36において、車種の判別結果及び誤判別の可能性の両方を料金収受機20に通知するようにしてもよい。また、通知部144は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がないと判定された場合、ステップS36において、車種の判別結果のみを料金収受機20に通知するようにしてもよい。
【0113】
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合、車種判別処理において判別された車種が誤っている可能性を、料金収受機20に通知する。
このようにすることで、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がある場合、誤って判別した車種に基づいて、各種処理を実行してしまうことを抑制することができる。例えば、外部機器が料金収受機20である場合、誤って判別した車種に基づいて通行料金を収受してしまう可能性を抑制することができる。また、外部機器(例えば、料金収受機20)を通じて外部機器の操作者(収受員)に車種の誤判断の可能性を知らせることができるので、操作者に正しい車種に修正させることが可能となる。
【0114】
(車種判別装置のハードウェア構成)
図13は、本開示の一実施形態に係る車種判別装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図13を参照しながら、本実施形態に係る車種判別装置10のハードウェア構成について説明する。
【0115】
コンピュータ900は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
【0116】
上述の車種判別装置10は、一つ又は複数のコンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。プロセッサ901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902に確保する。プロセッサ901の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
【0117】
プログラムは、コンピュータ900に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ900は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ901によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
【0118】
補助記憶装置903の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904または通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部記憶装置910であってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記憶媒体である。
【0119】
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0120】
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
【0121】
<付記>
上述の実施形態に記載の車種判別装置、車種判別方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
【0122】
本発明の第1の態様によれば、車種判別装置(10)は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得する取得部(141)と、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、前記取得部(141)が取得した前記車幅が、前記取得部(141)が取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する判定部(142)と、誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車両特徴情報と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行する車種判別部(143)と、を備える。
【0123】
このようにすることで、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がある場合、誤って判別した車種を料金収受機20に送信する等の判別結果を用いた処理に利用してしまうことを抑制可能である。この結果、車両Aの搭乗者から、実際の車種と異なる通行料金を収受してしまう等誤った車種によるサービスをしてしまうことを抑制することができる。
【0124】
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る車種判別装置(10)において、前記有効範囲は、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせから想定される車種候補について規定された車幅の下限値及び上限値に基づいて設定される。
【0125】
このようにすることで、車種判別装置10は、車種別の構造基準に基づいて適切な有効範囲を設定することができる。これにより、車種判別装置10は、計測した車両の車幅が、ナンバープレート情報から想定される車種候補に規定された車幅の範囲を超える場合は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定することができる。
【0126】
本発明の第3の態様によれば、第1の態様に係る車種判別装置(10)において、前記有効範囲は、前記取得部(141)が過去に取得したナンバープレート情報、及び車幅の統計情報に基づいて設定される。
【0127】
このようにすることで、車種判別装置10は、取得部141が取得したサンプルデータに基づいて、ナンバープレート情報別の車幅の有効範囲を自動的に更新することができる。
【0128】
本発明の第4の態様によれば、第1から第3の何れか一の態様に係る車種判別装置(10)において、前記取得部(141)は、前記車両の車高、車長、車軸数、及び輪幅の少なくとも一つを含む車両特徴情報を更に取得し、前記車種判別部(143)は、前記第2処理において、前記車幅と、前記車両特徴情報とに基づいて前記車両の車種の候補を絞り込む。
【0129】
車種判別装置10は、このように誤認識の可能性のあるナンバープレート情報を使用しないことにより、車種を誤判別する可能性を低減させることができる。
【0130】
本発明の第5の態様によれば、第1から第3の何れか一の態様に係る車種判別装置(10)において、前記取得部(141)は、前記車両の車高、車長、車軸数、及び輪幅の少なくとも一つを含む車両特徴情報を更に取得し、前記車種判別部(143)は、前記第2処理において、前記車幅と、前記車両特徴情報と、前記ナンバープレート情報に含まれる分類番号の一部及びプレートサイズの少なくとも一方とに基づいて、前記車両の車種の候補を絞り込む。
【0131】
車種判別装置10は、このようにナンバープレート情報のうち誤認識の可能性が高い情報を除外することにより、車種を誤判別する可能性を低減させることができる。また、ナンバープレート情報のうち一部の情報を使用することにより、絞り込まれる車種候補の数を減らすことができる。
【0132】
本発明の第6の態様によれば、車種判別装置(10)は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得する取得部(141)と、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、前記取得部(141)が取得した前記車幅が、前記取得部(141)が取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定する判定部(142)と、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行する車種判別部(143)と、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器(20)に通知する通知部(144)と、を備える。
【0133】
このようにすることで、車種判別装置10は、ナンバープレート情報の誤認識の可能性がある場合、誤って判別した車種に基づいて、各種処理を実行してしまう可能性を抑制することができる。また、外部機器の操作者に車種の誤判断の可能性を知らせることができるので、操作者に正しい車種に修正させることが可能となる。
【0134】
本発明の第7の態様によれば、車種判別方法は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行するステップと、を有する。
【0135】
本発明の第8の態様によれば、車種判別方法は、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行するステップと、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器(20)に通知するステップと、を有する。
【0136】
本発明の第9の態様によれば、プログラムは、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、誤認識の可能性がないと判定された場合に、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行し、誤認識の可能性があると判定された場合に、前記車両の車種を不明とする、又は前記車両の車種の候補を絞り込む第2処理を実行するステップと、を車種判別装置(10)のコンピュータ(900)に実行させる。
【0137】
本発明の第10の態様によれば、プログラムは、車両のナンバープレートのプレートサイズ及び分類番号を含むナンバープレート情報と、前記車両の車幅とを取得するステップと、プレートサイズ及び分類番号の組み合わせ別に車幅の取り得る有効範囲を予め設定した情報を参照して、取得した前記車幅が、取得した前記ナンバープレート情報と関連付けられた有効範囲外であるか否かに基づいて、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性の有無を判定するステップと、前記車幅と前記ナンバープレート情報とに基づいて前記車両の車種を判別する第1処理を実行するステップと、前記ナンバープレート情報の誤認識の可能性があると判定された場合に、前記第1処理において判別された車種が誤っている可能性を外部機器(20)に通知するステップと、を車種判別装置(10)のコンピュータ(900)に実行させる。
【符号の説明】
【0138】
1 料金収受システム
10 車種判別装置
11 車両検知器
12 ナンバープレート読取装置
13 車幅計測部
131 踏板
132 車高検知器
133 車長検知器
14 CPU
141 取得部
142 判定部
143 車種判別部
144 通知部
15 記憶媒体
16 通信インタフェース
17 車両特徴情報取得部
20 料金収受機(外部機器)
201 進入側車両検知器
900 コンピュータ
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13