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特許7372999リセプタクルコネクタ及びコネクタ組立体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-24
(45)【発行日】2023-11-01
(54)【発明の名称】リセプタクルコネクタ及びコネクタ組立体
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/42 20060101AFI20231025BHJP
   H01R 13/64 20060101ALI20231025BHJP
【FI】
H01R13/42 B
H01R13/64
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022036423
(22)【出願日】2022-03-09
(62)【分割の表示】P 2018190430の分割
【原出願日】2018-10-05
(65)【公開番号】P2022066522
(43)【公開日】2022-04-28
【審査請求日】2022-03-23
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】新井 政之
(72)【発明者】
【氏名】秋山 茂
(72)【発明者】
【氏名】何 秋岑
【審査官】井上 信
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2005/0266739(US,A1)
【文献】特開2004-22482(JP,A)
【文献】特開2014-130693(JP,A)
【文献】特開平7-22106(JP,A)
【文献】特開2002-33149(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/42
H01R 13/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の方向で並んでおり、前記第1の方向に対して直交する第2の方向における第1の側からプラグ端子を受け入れ可能な複数のリセプタクル端子と、
前記複数のリセプタクル端子を保持している複数の端子保持孔を有しているリセプタクルハウジングと
を有し、
前記複数の端子保持孔のそれぞれは、その内面に、前記第2の方向に延びているガイド溝を有し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、
上板部を有している基部と、
前記上板部から前記第2の方向における前記第1の側に延びている延伸部と、
前記基部よりも、前記第2の方向における前記第1の側とは反対側である第2の側に形成されている、電気ケーブルの導体線を保持するためのケーブル接続部と、
前記第1の方向に突出し、前記ガイド溝に嵌まり、前記ガイド溝によって前記第2の方向における前記第1の側へのスライドが許容される被ガイド凸部と、
前記第2の方向の前記第2の側に向かって前記上板部から斜めに延びている斜面を有し、前記リセプタクルハウジングの前記端子保持孔に引っかかる係合部と
を有し、
前記被ガイド凸部は、前記係合部よりも前記第2の方向における前記第1の側に位置し、
前記基部は側板部を有し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは前記プラグ端子に接するための弾性接点部を有し、
前記弾性接点部は、前記側板部から前記第2の方向における前記第1の側に向かって延びている
リセプタクルコネクタ。
【請求項2】
前記被ガイド凸部は前記側板部よりも前記第1の方向に突出している
請求項1に記載されるリセプタクルコネクタ。
【請求項3】
第1の方向で並んでおり、前記第1の方向に対して直交する第2の方向における第1の側からプラグ端子を受け入れ可能な複数のリセプタクル端子と、
前記複数のリセプタクル端子を保持している複数の端子保持孔を有しているリセプタクルハウジングと
を有し、
前記複数の端子保持孔のそれぞれは、その内面に、前記第2の方向に延びているガイド溝を有し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、
上板部を有している基部と、
前記上板部から前記第2の方向における前記第1の側に延びている延伸部と、
前記基部よりも、前記第2の方向における前記第1の側とは反対側である第2の側に形成されている、電気ケーブルの導体線を保持するためのケーブル接続部と、
前記第1の方向に突出し、前記ガイド溝に嵌まり、前記ガイド溝によって前記第2の方向における前記第1の側へのスライドが許容される被ガイド凸部と、
前記第2の方向の前記第2の側に向かって前記上板部から斜めに延びている斜面を有し、前記リセプタクルハウジングの前記端子保持孔に引っかかる係合部と
を有し、
前記被ガイド凸部は、前記係合部よりも前記第2の方向における前記第1の側に位置し、
前記被ガイド凸部は、前記第2の方向における前記第1の側に前縁を有し、
前記前縁は前記第2の方向における前記第2の側に傾斜している
リセプタクルコネクタ。
【請求項4】
第1の方向で並んでおり、前記第1の方向に対して直交する第2の方向における第1の側からプラグ端子を受け入れ可能な複数のリセプタクル端子と、
前記複数のリセプタクル端子を保持している複数の端子保持孔を有しているリセプタクルハウジングと
を有し、
前記複数の端子保持孔のそれぞれは、その内面に、前記第2の方向に延びているガイド溝を有し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、
上板部を有している基部と、
前記上板部から前記第2の方向における前記第1の側に延びている延伸部と、
前記基部よりも、前記第2の方向における前記第1の側とは反対側である第2の側に形成されている、電気ケーブルの導体線を保持するためのケーブル接続部と、
前記第1の方向に突出し、前記ガイド溝に嵌まり、前記ガイド溝によって前記第2の方向における前記第1の側へのスライドが許容される被ガイド凸部と、
前記第2の方向の前記第2の側に向かって前記上板部から斜めに延びている斜面を有し、前記リセプタクルハウジングの前記端子保持孔に引っかかる係合部と
を有し、
前記被ガイド凸部は、前記係合部よりも前記第2の方向における前記第1の側に位置し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、前記プラグ端子に接するための弾性接点部を有し、
前記延伸部は、その最前部に、前記弾性接点部の先端に向けて傾斜している傾斜部を有し、
前記被ガイド凸部は、前記傾斜部よりも、前記第2の方向における前記第2の側に位置している
リセプタクルコネクタ。
【請求項5】
第1の方向で並んでおり、前記第1の方向に対して直交する第2の方向における第1の側からプラグ端子を受け入れ可能な複数のリセプタクル端子と、
前記複数のリセプタクル端子を保持している複数の端子保持孔を有しているリセプタクルハウジングと
を有し、
前記複数の端子保持孔のそれぞれは、その内面に、前記第2の方向に延びているガイド溝を有し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、
上板部を有している基部と、
前記上板部から前記第2の方向における前記第1の側に延びている延伸部と、
前記基部よりも、前記第2の方向における前記第1の側とは反対側である第2の側に形成されている、電気ケーブルの導体線を保持するためのケーブル接続部と、
前記第1の方向に突出し、前記ガイド溝に嵌まり、前記ガイド溝によって前記第2の方向における前記第1の側へのスライドが許容される被ガイド凸部と、
前記第2の方向の前記第2の側に向かって前記上板部から斜めに延びている斜面を有し、前記リセプタクルハウジングの前記端子保持孔に引っかかる係合部と
を有し、
前記被ガイド凸部は、前記係合部よりも前記第2の方向における前記第1の側に位置し、
前記ガイド溝は、前記被ガイド凸部が間に配置される第1面と第2面とを有し、
前記ガイド溝は、第1領域と、前記第1領域に対して前記第2の方向における前記第2の側に形成されている第2領域とを含み、
前記第1領域において、前記第1面と前記第2面との距離は前記被ガイド凸部の厚さに対応しており、
前記第2領域において、前記第1面と前記第2面との距離は前記第2の方向における前記第2の側に向かって徐々に増大している
リセプタクルコネクタ。
【請求項6】
第1の方向で並んでおり、前記第1の方向に対して直交する第2の方向における第1の側からプラグ端子を受け入れ可能な複数のリセプタクル端子と、
前記複数のリセプタクル端子を保持している複数の端子保持孔を有しているリセプタクルハウジングと
を有し、
前記複数の端子保持孔のそれぞれは、その内面に、前記第2の方向に延びているガイド溝を有し、
前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、
上板部を有している基部と、
前記上板部から前記第2の方向における前記第1の側に延びている延伸部と、
前記基部よりも、前記第2の方向における前記第1の側とは反対側である第2の側に形成されている、電気ケーブルの導体線を保持するためのケーブル接続部と、
前記第1の方向に突出し、前記ガイド溝に嵌まり、前記ガイド溝によって前記第2の方向における前記第1の側へのスライドが許容される被ガイド凸部と、
前記第2の方向の前記第2の側に向かって前記上板部から斜めに延びている斜面を有し、前記リセプタクルハウジングの前記端子保持孔に引っかかる係合部と
を有し、
前記被ガイド凸部は、前記係合部よりも前記第2の方向における前記第1の側に位置し、
前記ガイド溝は、前記被ガイド凸部が間に配置される第1面と第2面とを有し、
前記ガイド溝は、第1領域と、前記第1領域に対して前記第2の方向における前記第2の側に形成されている第3領域とを含み、
前記第1領域において、前記第1面と前記第2面との距離は前記被ガイド凸部の厚さに対応しており、
前記第3領域において、前記第1面と前記第2面との距離は前記被ガイド凸部の厚さよりも大きい
リセプタクルコネクタ。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載されるリセプタクルコネクタと、
前記第1の方向で並んでいる複数の前記プラグ端子と、前記複数のプラグ端子を保持している複数の端子保持孔を有しているプラグハウジングとを有しているプラグコネクタとを有している
コネクタ組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に例示されるように、複数のケーブルを回路基板に接続するためのコネクタが従来利用されている。一方のコネクタは、左右方向で並んでいる複数のケーブルの端部にそれぞれ設けられている端子を有している(このコネクタを、「リセプタクルコネクタ」と称する。また、この端子を「リセプタクル端子」と称する。)。各リセプタクル端子は、板ばね状に形成されている、互いに向き合う一対の接点部を有している。他方のコネクタは、回路基板に半田付けされる複数の端子を有している(ここでは、このコネクタを、「プラグコネクタ」と称する。また、この端子を「プラグ端子」と称する。)。プラグ端子は、リセプタクル端子の一対の接点部の間に差し込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-129082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リセプタクルコネクタのハウジングには、リセプタクル端子が挿入されて、これを保持する貫通孔(端子保持孔)が形成されている。リセプタクルコネクタの製造時に、作業者が、リセプタクル端子の姿勢を誤って上下方向で逆さにした状態で、ハウジングの端子保持孔にリセプタクル端子を挿入してしまうことがある。リセプタクル端子の姿勢が誤っていると、端子保持孔における適切な位置までリセプタクル端子が到達しないなどの不具合が生じることがある。したがって、リセプタクルコネクタは、そのような誤った姿勢での挿入を阻止する構造を備えるのが望ましい。
【0005】
一方、端子による電気伝導性を確保するためには、端子が厚いことが望ましい。しかしながら、誤った姿勢でのリセプタクル端子の挿入を阻止するための構造によっては、プラグ端子が薄くなってしまい、電気伝導性の悪化を招くことがある。このことは、大電流を流すコネクタにおいては特に望ましくない。
【0006】
本開示の目的の一つは、誤った姿勢でのリセプタクル端子の挿入を阻止でき、且つ、電気伝導性の悪化を軽減できるコネクタ組立体を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示で提案するコネクタ組立体は、第1の方向で並んでいる複数のリセプタクル端子と、前記複数のリセプタクル端子を保持している複数の端子保持孔を有しているリセプタクルハウジングと、を有しているリセプタクルコネクタと、前記第1の方向で並んでいる複数のプラグ端子と、前記複数のプラグ端子を保持している複数の端子保持孔を有しているプラグハウジングとを有し、前記第1の方向に直交する第2の方向において前記リセプタクルコネクタと嵌合可能なプラグコネクタと、を有する。前記複数のリセプタクル端子のそれぞれは、前記第1の方向に突出している被ガイド凸部を有する。前記リセプタクルハウジングの前記複数の端子保持孔のそれぞれは、その内面に、前記被ガイド凸部が嵌まり前記第2の方向で前記被ガイド凸部のスライドを許容するガイド溝を有する。前記複数のプラグ端子のそれぞれは、基部と、前記基部から伸びており、前記リセプタクルコネクタに嵌まり前記リセプタクル端子と接触する接点部を有する。前記第1の方向での前記プラグ端子の前記接点部の厚さは、前記第1の方向での前記プラグの前記基部の厚さよりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示で提案するコネクタ組立体の一例を示す斜視図である。
図2】コネクタ組立体の分解斜視図である。
図3】コネクタ組立体の平面図である。
図4図3に示すIV-IV線でのコネクタ組立体の断面図である。
図5A】リセプタクルハウジングの断面とリセプタクル端子とを示す図である。
図5B】リセプタクルハウジングの断面とリセプタクル端子とを示す図である。
図5C】リセプタクルハウジングの断面とリセプタクル端子とを示す図である。
図6A図4に示すVI-VI線で得られるコネクタ組立体の断面図である。
図6B図6Aに示すリセプタクル端子とプラグ端子の位置関係を示す図である。
図7A】リセプタクル端子の斜視図である。
図7B】リセプタクル端子の斜視図である。
図8A】プラグ端子の斜視図である。
図8B】プラグ端子の側面図である。
図8C図6BのVIIIcで示す範囲の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示で提案するコネクタ組立体について説明する。本明細書では、コネクタ組立体の一例として、図1等に示すコネクタ組立体1について説明する。以下の説明では、図1のX1及びX2で示す方向をそれぞれ右方及び左方と称し、Y1及びY2で示す方向をそれぞれ前方及び後方と称する。また、Z1及びZ2で示す方向をそれぞれ上方及び下方と称する。これらの方向は、コネクタ組立体を構成する部品や、部材、部位の相対的な位置関係を説明するために使用されており、使用時におけるコネクタ組立体1の姿勢を限定するものではない。
【0010】
[全体構成]
図2に示すように、コネクタ組立体1は、プラグコネクタ10と、リセプタクルコネクタ50とを有する。本明細書の説明では、2つのコネクタ10、50は前後方向で嵌合可能となっている。コネクタ組立体1は、回路基板とハーネス(複数の電気ケーブル91)とを電気的に接続するためのコネクタ組立体である。プラグコネクタ10は回路基板上に実装されてよく、リセプタクルコネクタ50は複数の電気ケーブル91の端部に取り付けられてよい。なお、本開示で提案する構造は、他の種類のコネクタ組立体、例えば、2本のハーネスを接続するコネクタ組立体や、2枚の回路基板を接続するコネクタ組立体などに適用されてもよい。
【0011】
[プラグコネクタの概要]
図2に示すように、プラグコネクタ10は、左右方向で並んでいる複数のプラグ端子11と、プラグ端子11を保持しているプラグハウジング20とを有している。プラグハウジング20は絶縁性の材料(例えば、樹脂)で形成される。プラグハウジング20には、左右方向で並んでいる複数の端子保持孔21が形成されてよい。複数のプラグ端子11は、複数の端子保持孔21の内側にそれぞれ挿入されて保持される。プラグ端子11は、例えば、プラグコネクタ10の前側から後方に向かって端子保持孔21に挿入される。プラグ端子11は、その基部12(図8A及び図8B参照)の前端に、プラグコネクタ10が実装される回路基板上の導電パッドに取り付けるための被取付部12aを有してよい。プラグ端子11は、例えば金属板で形成される。すなわち、プラグ端子11は、金属板について打抜き加工を施すことによって形成される。プラグ端子11については、後において詳説する。
【0012】
図2に示すように、プラグコネクタ10は補強金具30を有してもよい。補強金具30はプラグハウジング20の右部と左部とに取り付けられる。補強金具30は、回路基板に半田付けされる被取付部30aを有している。補強金具30が回路基板に取り付けられることによって、プラグコネクタ10の回路基板への固定強度を増すことができる。補強金具30は、例えば、プラグハウジング20に形成されている保持孔22に、プラグハウジング20の前側から挿入される。
【0013】
[リセプタクルコネクタの概要]
図2に示すように、リセプタクルコネクタ50は、左右方向で並んでいる複数のリセプタクル端子51と、リセプタクル端子51を保持しているリセプタクルハウジング60とを有している。リセプタクルハウジング60は絶縁性の材料(例えば、樹脂)で形成される。リセプタクルハウジング60には、左右方向で並んでいる複数の端子保持孔61が形成されてよい。複数のリセプタクル端子51は、複数の端子保持孔61(図4参照)の内側にそれぞれ挿入されて、保持される。リセプタクル端子51は、例えば、リセプタクルハウジング60の後側から前方に向かって端子保持孔61に挿入される。リセプタクル端子51は複数の電気ケーブル91の端部にそれぞれ固定されている。リセプタクル端子51は、例えば金属板で形成される。すなわち、リセプタクル端子51は金属板について打抜き加工や曲げ加工を施すことによって形成される。
【0014】
[リセプタクル端子]
図7A及び図7Bに示すように、リセプタクル端子51は、その最後部に、電気ケーブル91の外側(外皮)を保持するケーブル保持部55を有してよい。例えば板状の部分が環状に丸められて、電気ケーブル91の外側を保持するケーブル保持部55を構成する。また、リセプタクル端子51は、ケーブル保持部55の前方に、電気ケーブル91の導体線を保持し導体線と電気的接続を確立するケーブル接続部56を有してよい。例えば、板状の部分が環状に丸められて、導体線を保持するケーブル接続部56を構成する。リセプタクル端子51は、ケーブル接続部56の前方に、本体部52を有してよい。
【0015】
図7A及び図7Bに示すように、本体部52は、基部52Aと、基部52Aから前方に伸びている一対の弾性接点部52Bと、一対の弾性接点部52Bの上側に位置し弾性接点部52Bに沿って伸びている延伸部52Cとを有してよい。
【0016】
リセプタクル端子51の例において、基部52Aは、上板部52aと、左右の側板部52bとを有している。側板部52bは、上板部52aの左右の縁に接続しており、且つ上下方向で伸びている。2つの弾性接点部52Bは、左右の側板部52bからそれぞれ伸びており、左右方向において互いに向き合っている。2つの弾性接点部52Bは左右方向で弾性変形可能な板ばね状であり、互いに近づいたり、離れたりできる。延伸部52Cは、基部52Aの上板部52aから前方に伸びており、左右の弾性接点部52Bに沿っている。リセプタクル端子51の構造は、ここで説明する例に限られない。例えば、延伸部52Cは弾性接点部52Bの下側に位置してもよい。
【0017】
各弾性接点部52Bは、基部52Aからリセプタクル端子51の中心に向かって斜めに伸びている。図6Bに示すように、弾性接点部52Bは、最も中心寄りに位置しプラグ端子11の側面に接触する接点52cを有してよい。また、各弾性接点部52Bは、接点52cから斜め前方に伸びていて、リセプタクル端子51の中心から離れるガイド部52dを有してよい。コネクタ10、50が嵌合するとき、プラグ端子11の端部(後端)はガイド部52dに当たり、リセプタクル端子51の内側に案内される。
【0018】
図7Aに示すように、本体部52は、リセプタクルハウジング60の端子保持孔61に引っかかる係合部52Dを有してよい。係合部52Dは、端子保持孔61からのリセプタクル端子51の抜けを規制する。リセプタクルコネクタ50の例において、係合部52Dは、基部52Aの上板部52aから上方に突出している。係合部52Dは、上板部52aとの接続部分から、上方且つ後方に斜めに伸びており、斜面52eを有している。リセプタクルハウジング60は、端子保持孔61の上側に、上下に弾性変形可能なストッパ部62を有している。
【0019】
図5Bに示すように、リセプタクル端子51を端子保持孔61に嵌め入れる過程では、ストッパ部62は、係合部52Dの斜面52eによって押されて、上側に弾性変形する。図5Cに示すように、リセプタクル端子51がリセプタクルハウジング60の端子保持孔61に完全に嵌まっているとき、係合部52Dはストッパ部62の前方に達している。このことによって、リセプタクル端子51の後方への移動、すなわちリセプタクル端子51の抜けが規制される。
【0020】
リセプタクル端子51の抜けを規制するための構造は、本明細書で説明している例に限られない。例えば、係合部52Dは、基部52Aの上板部52aではなく、上板部52aから伸びている延伸部52Cに形成されてもよい。その他の例において、係合部52Dは孔でもよい。この場合、リセプタクルハウジング60のストッパ部62は、係合部52Dである孔に嵌まる凸部であってもよい。
【0021】
図7Aに示すように、延伸部52Cの最前部52iは、弾性接点部52Bの先端に向けて傾斜していてもよい(以下では、この傾斜している最前部52iを傾斜部と称する)。この傾斜部52iの存在により、弾性接点部52Bと延伸部52Cとの距離が小さくなり、延伸部52Cと弾性接点部52Bとの間に異物が挟まることを防ぐことができる。
【0022】
[被ガイド凸部とガイド溝]
図7Aに示すように、リセプタクル端子51は、左右方向においてリセプタクル端子51から突出する被ガイド凸部52fを有してよい。リセプタクルコネクタ50の例において、被ガイド凸部52fは延伸部52Cの左縁と右縁とに形成されている。すなわち、リセプタクル端子51は、延伸部52Cの左縁から左方に突出している被ガイド凸部52fと、延伸部52Cの右縁から右方に突出している被ガイド凸部52fとを有している。
【0023】
図4及び図5Aに示すように、端子保持孔61の内面には、前後方向に沿って伸びているガイド溝61aが形成されてよい。リセプタクルコネクタ50の例において、ガイド溝61aは、端子保持孔61の内面の右側と左側とに形成されている。リセプタクルハウジング60は、左右で隣り合う2つの端子保持孔61を仕切る壁部63を有し、ガイド溝61aは壁部63の右側面と左側面とに形成されている。
【0024】
図4に示すように、リセプタクル端子51が端子保持孔61で保持されているとき、被ガイド凸部52fはこのガイド溝61aに嵌まっている。ガイド溝61aは前後方向に沿って形成されており、前後方向での被ガイド凸部52fのスライドを許容する。図5A図5Cで示すように、リセプタクル端子51を端子保持孔61に挿入する過程で、被ガイド凸部52fはガイド溝61aに沿ってスライドする。このことによって、リセプタクル端子51の位置及び姿勢が適正化される。
【0025】
図4に示すように、ガイド溝61aは上面61bと下面61cとを有し、この2つの面61b、61cの間に被ガイド凸部52fが間に配置される。図5Aに示すように、ガイド溝61aは3つの領域を有してよい。すなわち、ガイド溝61aは、中間領域R2と、中間領域R2の前方に規定されている前側領域R1と、中間領域R2の後方に規定されている後側領域R3とを有してよい。中間領域R2において、ガイド溝61aの下面61cは、前方且つ上方に斜めに形成されており、上面61bと下面61cとの距離W2は前方に向かって漸進的に小さくなっている。前側領域R1において、上面61bと下面61cとの距離W2は、被ガイド凸部52fの厚さに比して若干大きい。そして、前側領域R1において、距離W2は、被ガイド凸部52fが上面61bと下面61cとの間に挿通可能となり、かつ上下方向での被ガイド凸部52fの位置が決まるように、設定されている。後側領域R3において、上面61bと下面61cとの距離W2は、被ガイド凸部52fの厚さよりも十分大きい。リセプタクル端子51を端子保持孔61に装着する過程でのリセプタクル端子51の位置が端子保持孔61に対して上下方向でずれている場合、リセプタクル端子51はガイド溝61aの下面61cによって正規の位置まで案内される。
【0026】
なお、ガイド溝61aの構造は、リセプタクルハウジング60の例に限られない。例えば、ガイド溝61aは後側領域R3を有していなくてもよい。また、ガイド溝61aは中間領域R2と後側領域R3とを有していなくてもよい。
【0027】
図5Aに示すように、端子保持孔61の内面は、ストッパ面61fを有している。ストッパ面61fは、リセプタクル端子51の端子保持孔61への挿入過程においてリセプタクル端子51の姿勢が上下方向において逆さである場合に、被ガイド凸部52fに衝突する。端子保持孔61の内面は、ガイド溝61aより後方に、ストッパ面61fを有してよい。ストッパ面61fは、例えば、ガイド溝61aの下面61cの後端に繋がっている、後方に向いている鉛直面である。リセプタクル端子51の姿勢が上下方向において逆さである場合、言い換えれば、リセプタクル端子51の延伸部52Cが弾性接点部52Bの下側に位置している場合、被ガイド凸部52fがストッパ面61fに衝突し、リセプタクル端子51の端子保持孔61への挿入を阻止する。
【0028】
なお、図6Bに示すように、リセプタクル端子51の底面視において、左右の弾性接点部52Bに対して左右方向における外側に、被ガイド凸部52fが位置してよい。被ガイド凸部52fは、本体部52において最も外側に位置してよい。すなわち、右側の被ガイド凸部52fは、右側の弾性接点部52Bや、基部52Aの右側の側板部52bよりも右方に位置してよい。左側の被ガイド凸部52fは、左側の弾性接点部52Bや、基部52Aの左側の側板部52bよりも左方に位置してよい。このことによって、被ガイド凸部52fはガイド溝61aに嵌まる。また、リセプタクル端子51の例では、被ガイド凸部52fは、延伸部52Cの傾斜部52iよりも後方に形成されている。
【0029】
図6Bに示すように、被ガイド凸部52fの前端52gは、後方且つ左右方向の外側に傾斜していてもよい。こうすることで、リセプタクル端子51をリセプタクルハウジング60の端子保持孔61に挿入する過程でリセプタクル端子51の位置が左右方向でずれている場合でも、前端52gが端子保持孔61の縁に当たりリセプタクル端子51が正しい位置に案内される。
【0030】
被ガイド凸部52fの位置は、リセプタクル端子51の例に限られない。例えば、被ガイド凸部52fは、延伸部52Cではなく、本体部52の基部52Aに形成されてもよい。この場合、被ガイド凸部52fは基部52Aの上部に形成されてもよいし、基部52Aの下部に形成されてもよい。ガイド溝61aの位置は、被ガイド凸部52fの位置に合わせて変更されてよい。さらに他の例では、リセプタクル端子51は、右側又は左側のうち一方側にだけ被ガイド凸部52fを有してもよい。
【0031】
[プラグ端子]
図8A及び図8Bに示すように、各プラグ端子11は、基部12と、基部12から後側(リセプタクルコネクタ50側)に伸びている接点部13とを有している。基部12は、端子保持孔21の内側で保持される部分である。例えば、基部12の上面に、端子保持孔21の内面に引っかかる爪部12bが形成される。爪部12bの位置はプラグ端子11の例に限られず、例えば基部12の下面に形成されてもよい。
【0032】
図6Aに示すように、コネクタ10、50が嵌合しているとき、接点部13はリセプタクルコネクタ50に嵌まりリセプタクル端子51と接触する。より詳細には、接点部13は2つの弾性接点部52Bの内側に挿入され、それらの内側の側面に設けられている接点52cと接触する。接点部13は、弾性接点部52Bを左右方向の外側に押し広げて、それらの内側に挿入される。弾性接点部52Bは、その弾性力によって、接点部13の側面に接触する。このことによって、プラグ端子11とリセプタクル端子51との電気的接続を確立する。
【0033】
[プラグ端子の厚さ]
リセプタクル端子51に被ガイド凸部52fを形成すると、隣り合うリセプタクル端子51の被ガイド凸部52f間の距離W3(図4参照)が小さくなる。その結果、ガイド溝61aの部分では、リセプタクルハウジング60の壁部63の幅が小さくなり、リセプタクルハウジング60の成形が困難となる可能性がある。反対に、隣り合うリセプタクル端子51の被ガイド凸部52f間の距離W3を維持したまま、リセプタクル端子51に被ガイド凸部52fを形成すると、リセプタクル端子51の間隔(ピッチ)が大きくなる。
【0034】
そこで、コネクタ組立体1の例では、図6B及び図8に示すように、プラグ端子11の接点部13の左右方向での厚さT1(図6B参照)が、プラグ端子11の基部12の厚さT2(図6B参照)よりも小さい。こうすることによって、左右の弾性接点部52Bの間隔を狭めることが可能となる。その結果、リセプタクル端子51の本体部52の左右方向での幅を大きくすることなく(言い換えれば、隣り合うリセプタクル端子51の被ガイド凸部52f間の距離W3を小さくすることなく)、被ガイド凸部52fをリセプタクル端子51に形成することが可能となる。また、従来の構造において、被ガイド凸部52fがガイド溝61aの下面61cに十分に支持されるように、左右方向での下面61cの幅を十分に確保しようとすると、端子保持孔61の左右方向での幅W5(図6A参照)を狭める必要が生じる。この場合、プラグ端子11とリセプタクル端子51を嵌合したときに弾性接点部52Bの広がった先端部52j(図6A参照)が端子保持孔61の内側の側面61g(図6A参照)に当たってしまったり、或いは、プラグ端子11との接触圧に必要な弾性接点部52Bの弾性変位量を十分に確保すること(すなわち、弾性接点部52Bを傾斜させること)が困難となる。これに対し、接点部13の左右方向での厚さT1が厚さT2に比して小さいコネクタ組立体1の構造によると、下面61cの左右方向での幅を十分に確保しつつ、また、プラグ端子11との接触圧に必要な弾性接点部52Bの弾性変位量を確保しつつ、先端部52jと側面61gとの衝突を防止できる。
【0035】
また、プラグ端子11の全体の厚さを低減するのではなく、基部12の厚さT2を接点部13の厚さT1より大きくするので、電気伝導性の悪化を軽減できる。このようなプラグ端子11は、例えば、金属板に打抜き加工や圧縮加工を施すことによって形成される。
【0036】
図8B及び図8Cに示すように、プラグ端子11の右側面と左側面の双方に、上下方向に伸びている段差11nが形成されてよい。プラグコネクタ10の例では、段差11nはプラグ端子11の上面から下面まで続いている。段差11nより後方の部分(接点部13)の全体が、基部12の厚さT2よりも薄い。接点部13の厚さは、段差11nから接点部13の先端13a(プラグ端子11の後端)まで均等である。
【0037】
上述したように、基部12は、プラグハウジング20の端子保持孔21から露出している、回路基板に取り付けるための被取付部12a(図8A参照)を有している。被取付部12aの厚さは、接点部13の厚さT1よりも大きい。このため、回路基板とプラグ端子11との間の接続部分での電気伝導性を確保できる。
【0038】
プラグコネクタ10の例では、段差11nよりも前方の部分(基部12)の全体が、接点部13の厚さT1よりも大きい。このことによって、例えば被取付部12aの厚さだけが接点部13よりも大きい構造に比して、電気伝導性の悪化を軽減できる。
【0039】
なお、プラグ端子11の構造は、プラグコネクタ10の例に限られない。例えば、接点部13は、その一部にだけ、基部12の厚さT2よりも小さい厚さT1を有してもよい。例えば、プラグ端子11のリセプタクル端子51への挿入過程や挿入後に接点52cが接する部分(上下方向での中央部分)だけが、基部12よりも小さい厚さT1を有してもよい。そして、接点部13は、それ以外の部分では、基部12と同じ厚さT2を有してもよい。
【0040】
[接点部と被ガイド凸部との相対位置及び厚さ]
図6Bに示すように、被ガイド凸部52fは前端52gと後端52hとを有している。コネクタ10、50が嵌合している状態で、接点部13は左右の被ガイド凸部52fの間に位置している。より詳細には、接点部13の先端13aは、被ガイド凸部52fの後端52hの位置よりも後方に位置している。
【0041】
被ガイド凸部52fと接点部13との位置関係は、コネクタ組立体1の例に限られない。例えば、被ガイド凸部52fの後端52hは、本体部52の基部52Aの近くに位置してもよい。この場合、接点部13の先端13aは、コネクタ10、50が嵌合している状態で、被ガイド凸部52fは後端52hよりも前方に位置してもよい。
【0042】
図6Aに示すように、コネクタ10、50が嵌合している状態で、プラグ端子11の基部12は弾性接点部52Bから前方に離れており、リセプタクルハウジング60の前面60aよりも前方に位置している。リセプタクルハウジング60は、その前面60aに、端子保持孔61に繋がっている保持孔入口61dを有している。保持孔入口61dの幅W4は、端子保持孔61においてリセプタクル端子51の本体部52が配置される領域の幅W5よりも小さい。
【0043】
接点部13は、この保持孔入口61dから端子保持孔61に挿入される。コネクタ10、50が嵌合している状態で、保持孔入口61dの位置に接点部13が位置している。すなわち、保持孔入口61dの内周縁の内側には、プラグ端子11の基部12ではなく、厚さT1が縮小されている接点部13が位置している。こうすることによって、保持孔入口61dの内周縁の内側に基部12が位置する構造に比して、保持孔入口61dの幅W4を小さくできる。その結果、2つのコネクタ10、50が未だ嵌合していないときに、リセプタクル端子51の弾性接点部52Bが保持孔入口61dの内側から大きく露出することを、防ぐことができる。
【0044】
プラグコネクタ10の例では、接点部13の厚さT1は、接点部13の上面から下面まで均等である。そのため、保持孔入口61dの幅W4も、上下方向において均等に小さくできる。
【0045】
上述したように、プラグ端子11の側面は段差11nを有している。左右方向でのこの段差11nの大きさW7(図8C参照)は、被ガイド凸部52fの左右方向での幅W6(図6B参照)よりも小さくてよい。言い換えれば、左右方向でのプラグ端子11の基部12の厚さT2と接点部13の厚さT1との差は、左右の被ガイド凸部52fの幅(W6×2)よりも小さくてよい。この構造によると、被ガイド凸部52fの幅W6と同じ量だけ接点部13の厚さを縮小する構造に比して、接点部13の厚さT1が大きくなる。その結果、電気伝導性の悪化を軽減できる。
【0046】
なお、プラグ端子11の厚さT1、T2と被ガイド凸部52fの幅W6は、コネクタ組立体1の例に限られない。コネクタ組立体1の例とは異なり、左右方向での段差11nの大きさW7(図8C参照)は、被ガイド凸部52fの左右方向での幅W6(図6B参照)と同じでもよいし、幅W6より大きくてもよい。
【0047】
また、コネクタ組立体1の例では、図6Bに示すように、プラグ端子11の厚さT1、T2は弾性接点部52Bの厚さよりも大きい。すなわち、プラグ端子11を構成する金属板の厚さは、リセプタクル端子51を構成する金属板の厚さよりも大きい。このように、2つの端子11、51のうち厚い材料で形成されている端子(プラグ端子11)に、相対的に厚さの大きい部分(基部12)と相対的に厚さの薄い部分(接点部13)とが形成されている。
【0048】
また、図6Bに示すように、被ガイド凸部52fの幅W6は、プラグ端子11の基部12の厚さT2よりも小さい。また、被ガイド凸部52fの幅W6は、プラグ端子11の接点部13の厚さT1よりも小さい。このように被ガイド凸部52fの幅W6が比較的小さいので、例えば、被ガイド凸部52fの幅W6がプラグ端子11の接点部13の厚さT1より大きい構造に比して、隣り合うリセプタクル端子51の被ガイド凸部52f間の距離W3(図4参照)が確保し易くなる。
【0049】
また、コネクタ組立体1の例では、隣り合うリセプタクル端子51の被ガイド凸部52f間の距離W3(図4参照)は、プラグ端子11の厚さ(詳細には、基部12の厚さT2及び接点部13の厚さT1)よりも小さい。
【0050】
[まとめ]
以上説明したように、コネクタ組立体1では、各リセプタクル端子51は被ガイド凸部52fを有し、リセプタクルハウジング60の端子保持孔61は、その内面に、被ガイド凸部52fが嵌まり前後方向での被ガイド凸部52fのスライドを許容するガイド溝61aを有している。各プラグ端子11は、基部12と、基部12から伸びており、リセプタクル端子51に接触する接点部13を有している。左右方向でのプラグ端子11の接点部13の厚さT1は、左右方向でのプラグ端子11の基部12の厚さT2よりも小さい。
【0051】
なお、本開示で提案するコネクタ組立体は、これまで説明したコネクタ組立体1に限られない。
【0052】
例えば、コネクタ組立体1の例では、リセプタクル端子51は互いに向き合う2つの弾性接点部52Bを有している。しかしながら、リセプタクル端子51の構造は、必ずしもこれに限られない。例えば、リセプタクル端子51は板ばね状の部位を1つだけ有してもよい。そして、プラグ端子11はその板ばね状の部位の側面に接してもよい。
【符号の説明】
【0053】
1 コネクタ組立体、10 プラグコネクタ、11 プラグ端子、11n 段差、12
基部、12a 被取付部、12b 爪部、13 接点部、13a 先端、20 プラグハウジング、21 端子保持孔、22 保持孔、30 補強金具、30a 被取付部、50 リセプタクルコネクタ、51 リセプタクル端子、52 本体部、52A 基部、52B 弾性接点部、52C 延伸部、52D 係合部、52a 上板部、52b 側板部、52c 接点、52d ガイド部、52e 斜面、52f 被ガイド凸部、52g 前端、52h 後端、52i 傾斜部(最前部)、55 ケーブル保持部、56 ケーブル接続部、60 リセプタクルハウジング、60a 前面、61 端子保持孔、61a ガイド溝、61a 保持孔入口、61b 上面、61c 下面、61d 保持孔入口、61f ストッパ面、62 ストッパ部、63 壁部、91 電気ケーブル、R1 前側領域、R2 中間領域、R3 後側領域。

図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図8C