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特許7373029双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムおよびその方法
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  • 特許-双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムおよびその方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-24
(45)【発行日】2023-11-01
(54)【発明の名称】双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムおよびその方法
(51)【国際特許分類】
   B60C 23/04 20060101AFI20231025BHJP
   G08C 17/00 20060101ALI20231025BHJP
   G08C 15/00 20060101ALI20231025BHJP
【FI】
B60C23/04 150E
G08C17/00 B
G08C15/00 D
B60C23/04 170
B60C23/04 140Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022118711
(22)【出願日】2022-07-26
(65)【公開番号】P2023021019
(43)【公開日】2023-02-09
【審査請求日】2022-07-26
(31)【優先権主張番号】110128009
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】507059369
【氏名又は名称】系統電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SYSGRATION LTD.
【住所又は居所原語表記】5F.-1,No.1,Sec.1,Tiding Blvd.,Neihu Dist.,Taipei City,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】游智為
(72)【発明者】
【氏名】林士堯
【審査官】佐々木 智洋
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-082381(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 23/04
G08C 17/00
G08C 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
送受信ホスト機と複数のブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーを含む双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムにおいて、
前記送受信ホスト機は、処理ユニット、ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットおよびホスト機送受信アンテナを含み、前記ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは、前記処理ユニットと前記ホスト機送受信アンテナをそれぞれ電気接続し、
各前記ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーは電池、センサーモジュール、制御ユニット、ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット、送受信アンテナを含み、前記電池は前記制御ユニットと前記センサーモジュールをそれぞれ電気接続し、前記制御ユニットは前記センサーモジュールを電気接続し、前記ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは前記制御ユニットと前記送受信アンテナをそれぞれ電気接続し、
前記制御ユニットはセンサーのポジション認識プログラムとタイヤ状態プログラムを含み、前記センサーのポジション認識プログラムと前記タイヤ状態プログラムから前記センサーモジュールで測定したデータを取得し、
前記送受信ホスト機の前記ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは前記ホスト機送受信アンテナを介し、前記ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーの前記ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは前記送受信アンテナを介し、双方向ブルートゥース(登録商標)パケット通信を構成して伝送し、前記送受信ホスト機の前記ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは前記制御ユニットの前記センサーのポジション認識プログラムの動作と停止をブルートゥース(登録商標)信号により制御し、更に前記タイヤ状態プログラムのパケットを送信しないように制限することを特徴とする双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項2】
前記センサーモジュールは、圧力センサーユニット、温度センサーユニット、重力センサーユニットおよび電圧センサーユニットを含むことを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項3】
前記送受信ホスト機が前記制御ユニットをブルートゥース(登録商標)制御して前記タイヤ状態プログラムを実行し、前記センサーモジュールのデータの伝送を制限した時、前記センサーモジュールの測定データと前記タイヤ状態プログラムの初期値との対比が異常状態の場合、前記制御ユニットは前記送受信ホスト機へパケット伝送することを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項4】
前記送受信ホスト機が前記制御ユニットの前記センサーのポジション認識プログラムと前記タイヤ状態プログラムをブルートゥース(登録商標)制御して同時稼働することを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項5】
前記送受信ホスト機が前記制御ユニットの前記センサーのポジション認識プログラムをブルートゥース(登録商標)制御して初めから最後まで運転した後、初めて前記タイヤ状態プログラムの運転を進めることを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項6】
双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法において、それは以下のステップを含み、
車両が始動し、
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムを稼働させ、
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーのセンサーモジュールがタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを生成し、
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーがブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを送受信ホスト機へ送信し、
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを受信してポジション認識を完了し、
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムを停止した後、タイヤ状態プログラムを稼働させ、
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーのセンサーモジュールがタイヤの回転をモニタリングしブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを生成し、
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーがブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機へ送信する、
ことを特徴とする双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法。
【請求項7】
前記送受信ホスト機が前記制御ユニットをブルートゥース(登録商標)制御して前記タイヤ状態プログラムを実行する時、前記センサーモジュールのデータの伝送を制限し、前記センサーモジュールの測定データと前記タイヤ状態プログラムの初期値との対比が異常状態の場合、前記制御ユニットは前記送受信ホスト機へパケット伝送することを特徴とする請求項6記載の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムの方法。
【請求項8】
双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法において、それは以下のステップを含み、
車両が始動し、
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムとタイヤ状態プログラムを稼働させ、
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーはタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットとブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを生成し、
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーはブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットとブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機へ送信し、
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを受信してポジション認識を完了し、
送受信ホスト機はブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムを停止させる、
ことを特徴とする双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムの方法。
【請求項9】
前記送受信ホスト機が前記制御ユニットをブルートゥース(登録商標)制御して前記タイヤ状態プログラムを実行する時、前記センサーモジュールのデータの伝送制限し、前記センサーモジュールの測定データと前記タイヤ状態プログラムの初期値との対比が異常状態の場合、前記制御ユニットは前記送受信ホスト機へパケット伝送することを特徴とする請求項8記載の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムの方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のタイヤ空気圧モニタリングシステムに関し、特にブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機両者の双方向ブルートゥース(登録商標)信号伝送を指し、センサーのポジション認識とタイヤ空気圧状態のモニタリングを完了する。
【背景技術】
【0002】
いわゆるタイヤ空気圧センサーのセンサー自動ポジション認識技術は、タイヤ空気圧センサーがタイヤに設置された後(タイヤ空気圧センサーは電力不足による停止、タイヤが平均的摩耗によってタイヤ交換する必要に遭った時、タイヤからタイヤ空気圧センサーを外して新品に交換するか、または再度センサーのポジション認識する必要がある。一部の自動車工場で設置したタイヤ空気圧センサーは毎回、車が停止した後、始動する毎にセンサー自動ポジション認識する)、車内に設置した送受信ホスト機が信号を受信し、タイヤの回転速度、回転位相角または信号強度をモニタリングするタイヤ空気圧センサーの設置位置を自動判断することを指す。タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機の間のセンサーのポジション認識が完了した後、タイヤ空気圧センサーは温度、圧力を送受信ホスト機へ単方向に送信し、タイヤの状態を取得する。
【0003】
現在、タイヤ空気圧センサーのセンサー自動ポジション認識技術は、タイヤ空気圧センサーからデータ(例として図6参照)を単方向で伝送し、通常タイヤ空気圧センサーは約10分間のセンサーのポジション認識データを固定送信しなければならず、タイヤ空気圧センサーのセンサーのポジション認識の演算は非常に電力を消耗するため、その間、以下の影響がある。
【0004】
第一に、たとえ途中、送受信ホスト機がタイヤ空気圧センサーとのセンサーのポジション認識を完了しても、タイヤ空気圧センサーは変わらずにセンサーのポジション認識データを送受信ホスト機へ送信し続ける。
【0005】
第二に、タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機がセンサーのポジション認識を完了した後、毎回、車両は10分以上、一時的に停止し、再度稼働した時、タイヤ空気圧センサーはポジション認識データの送信を再度実行するため、センサーのポジション認識データを発送する時間を浪費する。
【0006】
第三に、一般のタイヤ空気圧センサーから10分間のセンサーのポジション認識データを固定送信することで、送受信ホスト機がタイヤ空気圧センサーのセンサーのポジション認識データを受信している最中、エラーまたは中断の状態があると、送受信ホスト機は有効なデータを連続して受信することができなくなり、車両を停止させてエンジンを切り、再度走行状態にして初めて、タイヤ空気圧センサーは再度センサーのポジション認識データを送信できるようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機両者の双方向ブルートゥース(登録商標)による信号を伝送することで、センサーのポジション認識とタイヤ空気圧状態のモニタリングを完了でき、公知技術の問題を改善できる双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムを提供することを本発明の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述の目的と効果を達成するため、双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムを提供する。それは送受信ホスト機と複数のブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーを含む。そのうち、
該送受信ホスト機は、処理ユニット、ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットおよびホスト機送受信アンテナを含み、該ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは、該処理ユニットと該ホスト機送受信アンテナをそれぞれ電気接続する。
各該ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーは、電池、センサーモジュール、制御ユニット、ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット、送受信アンテナを含み、該電池は、該制御ユニットと該センサーモジュールをそれぞれ電気接続し、該制御ユニットは該センサーモジュールを電気接続し、該ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは該制御ユニットと該送受信アンテナをそれぞれ電気接続する。
前述の制御ユニットはセンサーのポジション認識プログラムとタイヤ状態プログラムを含み、該センサーのポジション認識プログラムと該タイヤ状態プログラムから該センサーモジュールで測定したデータを取得する。
該送受信ホスト機の該ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは該ホスト機送受信アンテナを介し、該ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーの該ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは該送受信アンテナを介し、双方向ブルートゥース(登録商標)パケット通信を構成して伝送し、該送受信ホスト機の該ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニットは該制御ユニットの該センサーのポジション認識プログラムの動作と停止をブルートゥース(登録商標)制御し、更に該タイヤ状態プログラムのパケットを送信しないようにする
【0009】
他に、双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法を提供し、それは以下のステップを含む。
車両が始動する。
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムを稼働させる。
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーのセンサーモジュールがタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを生成する。
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーがブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを送受信ホスト機へ送信する。
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを受信してセンサーのポジション認識を完了する。
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムを停止した後、タイヤ状態プログラムを稼働させる。
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーのセンサーモジュールがタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを生成する。
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーがブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機へ送信する。
【0010】
更に双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法を提供し、それは以下のステップを含む。
車両が始動する。
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムとタイヤ状態プログラムを稼働させる。
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーはタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットとブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを生成する。
ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーはブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットとブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機へ送信する。
送受信ホスト機がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを受信してセンサーのポジション認識を完了する。
送受信ホスト機はブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーへ伝送してセンサーのポジション認識プログラムを停止させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムおよび方法は以下の効果を有する。
【0012】
第一に、送受信ホスト機100は前述のブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットデータをブルートゥース(登録商標)受信すると同時に点検し、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットが有効か否かを(エラーまたは中断状態の有無)確認し、それによって、短時間内でブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200と送受信ホスト機100の間のセンサーのポジション認識を完了する。
【0013】
第二に、ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200は、送受信ホスト機100の制御により、センサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を実行してブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200のセンサーのポジション認識データを取得すると、送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ送信してタイヤ状態プログラム232の継続を実行し、ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200は、センサーのポジション認識の要求がある時だけ、送受信ホスト機100によって制御し、車両が一時的に停止し、再度稼働する時、ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200はセンサーのポジション認識プログラム231を自動で稼働できない。
【0014】
第三に、従来のタイヤ空気圧センサーがセンサーのポジション認識データのエラーによって、車両が一定時間停止し、それからタイヤ空気圧センサーがやっとセンサーのポジション認識データを送受信ホスト機に改めて送信できるという点を回避でき、本発明は、短時間内にセンサーのポジション認識データを再度送信できる。
【0015】
第四に、上述のメカニズムの稼働を介し、送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200のセンサーのポジション認識時間を制御でき、従来の技術と比較して、センサーのポジション認識時間を節約し、ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200がセンサーのポジション認識のための電力量を節電できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムのブロックダイアグラムである。
図2】本発明のシステムのブロックダイアグラム図である。
図3】本発明のブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機の双方向信号伝送指示図である。
図4】本発明の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法ステップ指示図である。
図5】本発明の別の双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法ステップ指示図である。
図6】公知技術のタイヤ空気圧センサーが送受信ホスト機へ単方向で信号を伝送する指示図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(一実施形態)
図1から図3に示すのは、双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムであり、それは送受信ホスト機100と複数のブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200(図1では四個のブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200を例とする)を含む。そのうち、
該送受信ホスト機100は、処理ユニット110、ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット120およびホスト機送受信アンテナ130を含み、該ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット120は該処理ユニット110と該ホスト機送受信アンテナ130をそれぞれ電気接続する。
各該ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200は、電池210、センサーモジュール220、制御ユニット230、ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット240、送受信アンテナ250を含み、該電池210は該制御ユニット230と該センサーモジュール220をそれぞれ電気接続し、該制御ユニット230は該センサーモジュール220を電気接続し、該ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット240は該制御ユニット230と該送受信アンテナ250をそれぞれ電気接続する。
前述の制御ユニット230は、センサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を含み、更に該センサーのポジション認識プログラム231と該タイヤ状態プログラム232から該センサーモジュール220で測定したデータを取得する。
該送受信ホスト機100の該ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット120は該ホスト機送受信アンテナ130を介し、該ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200の該ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット240は該送受信アンテナ250を介し、双方向ブルートゥース(登録商標)パケット通信を構成して伝送し、該送受信ホスト機100の該ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット120は該制御ユニット230の該センサーのポジション認識プログラム231の動作と停止をブルートゥース(登録商標)制御し、更に該タイヤ状態プログラム232のパケットを送信しないようにする
【0018】
前述送受信ホスト機100は車両内部に位置することを例とする。ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200は車両のタイヤ(タイヤ内部式またはタイヤ外部式どちらでもよい)に設置する。該センサーモジュール220は圧力センサーユニット221、温度センサーユニット222、重力センサーユニット223および電圧センサーユニット224を含む。前述圧力センサーユニット221、温度センサーユニット222および重力センサーユニット223を介し、タイヤの圧力、温度、およびタイヤの加速度、タイヤ回転時間、タイヤ回転位相、タイヤ位置等のセンサーのポジション認識協力情報をモニタリングする。その他、電圧センサーユニット224を介して電池210の電圧をモニタリングでき、電池210の電圧がセンサーモジュール220、制御ユニット230の作業電圧より低くなり、電池210に異常が起こったり、電力不足等情報の発生を回避する。
【0019】
該送受信ホスト機100が該制御ユニット230をブルートゥース(登録商標)制御して該タイヤ状態プログラム232を実行し、該センサーモジュール220のデータ伝送を制限した時、該センサーモジュール220の測定データと該タイヤ状態プログラム232のとの初期値対比が異常状態の場合、該制御ユニット230は該送受信ホスト機100へパケット伝送する。
【0020】
該送受信ホスト機100が該制御ユニット230の該センサーのポジション認識プログラム231をブルートゥース(登録商標)制御して初めから最後まで運転して、はじめて該タイヤ状態プログラム232が動作し、その動作順序は図3に示すとおりである。また該送受信ホスト機100が該制御ユニット230の該センサーのポジション認識プログラム231と該タイヤ状態プログラム232をブルートゥース(登録商標)制御して同時に動作させることができる。
【0021】
図4に示すのは双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法であり、それは以下のステップを含む。
S101:車両が始動する。
S102:送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ伝送してセンサーのポジション認識プログラム231を稼働させる。
S103:ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200のセンサーモジュール220がタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを生成する。
S104:ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを送受信ホスト機100へ送信する。
S105:送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを受信してセンサーのポジション認識を完了する。
S106:送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ伝送してセンサーのポジション認識プログラム231を停止した後、タイヤ状態プログラム232を稼働させる。
S107:ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200のセンサーモジュール220がタイヤの回転をモニタリングしブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを生成する。
S108:ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200がブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機100へ送信する。
【0022】
前述のブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを送受信ホスト機100へ送信する初めから終わりまでの時間は10秒以内に完了し、センサーのポジション認識プログラム231を閉じる。前述のブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機100へ送信する初めから終わりまでの時間は3分以内で、タイヤ状態プログラム232の実行を継続する。
【0023】
該送受信ホスト機100が該制御ユニット230をブルートゥース(登録商標)制御して該タイヤ状態プログラム232を実行する時、該センサーモジュール220のデータ伝送を制限し、該センサーモジュール220の測定データと該タイヤ状態プログラム232とのの初期値対比が異常状態の場合、該制御ユニット230が該送受信ホスト機100へパケット伝送する。
【0024】
本発明の双方向ブルートゥース(登録商標)通信のモニタリングはパケットを双方向で送信でき、必要に応じて送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200を稼働し、センサーのポジション認識プログラム231を実行し、その過程において、ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200はブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを送受信ホスト機100へ連続送信し、送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200との間のセンサーのポジション認識が完了した後、送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ送信し、センサーのポジション認識プログラム231を閉じ、タイヤ状態プログラム232を稼働して実行する。
【0025】
図5に示すのは、双方向ブルートゥース(登録商標)通信によるタイヤ空気圧モニタリングの方法で、それは以下のステップを含む。
S201:車両が始動する;
S202:送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ伝送してセンサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を稼働させる。
S203:ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200はタイヤの回転をモニタリングし、ブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットとブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを生成する。
S204:ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200はブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットとブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機100へ送信する。
S205:送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットを受信してセンサーのポジション認識を完了する。
S206:送受信ホスト機100はブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ伝送してセンサーのポジション認識プログラム231を停止させる。
【0026】
本発明双方向ブルートゥース(登録商標)通信のモニタリングはパケットを双方向で送信でき、必要に応じて送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200を稼働させてセンサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を実行し、その過程において、ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200がブルートゥース(登録商標)センサーポジション認識パケットおよびブルートゥース(登録商標)タイヤ状態パケットを送受信ホスト機100へ連続送信し、送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200との間のセンサーのポジション認識を完了後、送受信ホスト機100がブルートゥース(登録商標)制御信号パケットブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー200へ送信し、センサーのポジション認識プログラム231を閉じ、タイヤ状態プログラム232の実行を継続する。
【符号の説明】
【0027】
100 送受信ホスト機
110 処理ユニット
120 ホスト機ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット
130 ホスト機送受信アンテナ
200 ブルートゥース(登録商標)タイヤ空気圧センサー
210 電池
220 センサーモジュール
221 圧力センサーユニット
222 温度センサーユニット
223 重力センサーユニット
224 電圧センサーユニット
230 制御ユニット
231 センサーのポジション認識プログラム
232 タイヤ状態プログラム
240 ブルートゥース(登録商標)送受信ユニット
25 送受信アンテナ
図1
図2
図3
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図5
図6