IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グァンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション リミテッドの特許一覧

特許7373566車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置
<>
  • 特許-車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置 図1
  • 特許-車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置 図2
  • 特許-車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置 図3
  • 特許-車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置 図4
  • 特許-車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-25
(45)【発行日】2023-11-02
(54)【発明の名称】車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/44 20180101AFI20231026BHJP
   H04W 28/02 20090101ALI20231026BHJP
【FI】
H04W4/44
H04W28/02
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2021526598
(86)(22)【出願日】2019-09-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-18
(86)【国際出願番号】 CN2019107588
(87)【国際公開番号】W WO2021056204
(87)【国際公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-09-12
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ハオルイ
(72)【発明者】
【氏名】シュー ヤン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0289459(US,A1)
【文献】Ericsson, vivo, InterDigital,V2X capability and V2X PC5 capability[online],3GPP TSG CT WG1 #119 C1-195049,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_119_Wroclaw/Docs/C1-195049.zip>,2019年08月30日
【文献】LG Electronics, Qualcomm Incorporated,Supporting cross-carrier operation for V2X communication over PC5[online],3GPP TSG CT WG1 #105 C1-173248,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_105_Krakow/docs/C1-173248.zip>,2017年08月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一部の車とモノとの(V2X)通信のポリシーが満了する際にV2X通信のポリシーを取得する方法であって、
端末機器がアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)を介してポリシー制御機能(PCF)へインターフェース指示を送信するステップと、
前記端末機器が前記インターフェース指示のビットの値に基づいて、AMFを介して前記PCFからPC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーおよびUuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーのうちの少なくとも一つを受信するステップと、を含み、
前記インターフェース指示は、要求メッセージに付加されており、前記インターフェース指示のビットの値は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシー及び/又はUuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを要求するか否かを指示するために用いられることを特徴とする車とモノとの通信のポリシーを取得する方法。
【請求項2】
前記PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーは、PC5インターフェースを介してV2Xを行うポリシーの有効時間を含み、
前記Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーは、Uuインターフェースを介してV2Xを行うポリシーの有効時間を含むことを特徴とする請求項1に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法。
【請求項3】
前記インターフェース指示は、前記アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)にトランスペアレントなコンテナに付加されていることを特徴とする請求項1に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法。
【請求項4】
少なくとも一部の車とモノとの(V2X)通信のポリシーが満了する際にV2X通信のポリシーを取得する方法であって、
ポリシー制御機能(PCF)がアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)を介して端末機器からインターフェース指示を受信するステップと、
前記PCFが前記インターフェース指示のビットの値に基づいて、AMFを介して前記端末機器へPC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーおよびUuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーのうちの少なくとも一つを送信するステップと、を含み、
前記インターフェース指示は、要求メッセージに付加されており、前記インターフェース指示のビットの値は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシー及び/又はUuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを要求するか否かを指示するために用いられることを特徴とする車とモノとの通信のポリシーを取得する方法。
【請求項5】
前記PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーは、PC5インターフェースを介してV2Xを行うポリシーの有効時間を含み、
前記Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーは、Uuインターフェースを介してV2Xを行うポリシーの有効時間を含むことを特徴とする請求項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法。
【請求項6】
前記インターフェース指示は、前記アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)にトランスペアレントなコンテナに付加されていることを特徴とする請求項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法。
【請求項7】
端末機器であって、
プロセッサと、メモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して運転することにより、請求項1からの何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行することを特徴とする端末機器。
【請求項8】
ネットワーク機器であって、
プロセッサと、メモリとを備え、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して運転することにより、請求項からの何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行することを特徴とするネットワーク機器。
【請求項9】
チップであって、
前記チップは、プロセッサを備え、前記プロセッサは、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して運転することにより、前記チップが実装された機器に、請求項1からの何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法、又は、請求項からの何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行させることを特徴とするチップ。
【請求項10】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、
コンピュータは、前記コンピュータプログラムにより、請求項1からの何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、
コンピュータは、前記コンピュータプログラムにより、請求項4から6の何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータプログラム指令を含み、
コンピュータは、当該コンピュータプログラム指令により、請求項1からの何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータプログラム指令を含み、
コンピュータは、当該コンピュータプログラム指令により、請求項4から6の何れか一項に記載の車とモノとの通信のポリシーを取得する方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、具体的に車とモノとの通信のポリシーを取得する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代(5th generation、5G)移動通信システムは、車とモノとの(vehicle to everything、V2X)通信をサポートする。V2X通信は、サイドリンク(sidelink)伝送技術であり、ある端末機器がネットワーク機器の転送を必要とせずに直接別の端末機器と通信可能であるため、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
【0003】
端末機器は、コアネットワークによって配置されたV2Xポリシー(V2X policy、V2XP)に基づいて通信を行うことができる。幾つかの場合に、例えば、V2XPが有効期間を過ぎたときに、端末機器は、V2XPを再度配置するようコアネットワークへ要求してもよい。異なる通信インターフェースにとって、V2XPに含まれる配置パラメータが異なる可能性はある。しかし、コアネットワークは、どの通信インターフェースに対応するV2XPが再度配置される必要があるかを特定不可能であるため、全てのV2XPを再度配置する。こうして、必要以上のリソースオーバーヘッドは、費やされてしまった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、不必要なリソースオーバーヘッドを減少可能なV2XPの方法、装置、端末機器、チップ、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム製品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様は、V2XPを取得する方法を提供する。当該方法は、端末機器がPCFへ第1情報及び/又は第2情報を送信するステップと、前記端末機器が前記PCFから前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーを受信するステップと、を含み、前記第1情報は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられ、前記第2情報は、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられる。
【0006】
第2態様は、V2XPを取得する方法を提供する。当該方法は、PCFが端末機器から第1情報及び/又は第2情報を受信するステップと、前記PCFが前記端末機器へ前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーを送信するステップと、を含み、前記第1情報は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられ、前記第2情報は、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられる。
【0007】
第3態様は、V2XPを取得する装置を提供する。当該装置は、第1態様における方法に対応する機能を実現可能であり、前記機能は、ハードウェアにて実現されてもよく、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは、上記機能に対応する1つ又は複数の手段又はモジュールを含む。
【0008】
1つの可能な設計において、当該装置は、端末機器又はチップである。当該装置は、処理手段及び送受信手段を備えてもよい。当該装置が端末機器であるときに、当該処理手段は、プロセッサであってもよく、当該送受信手段は、送受信器であってもよい。当該端末機器は、記憶手段を更に備えてもよく、当該記憶手段は、メモリであってもよい。当該記憶手段は、指令を記憶し、当該処理手段は、当該記憶手段に記憶された指令を実行することにより、当該端末機器に第1態様に記載の方法を実行させる。当該装置が端末機器内のチップであるときに、当該処理手段は、プロセッサであってもよく、当該送受信手段は、入力・出力インターフェース、ピン又は回路等であってもよい。当該処理手段は、記憶手段に記憶された指令を実行することにより、当該チップを含む端末機器に第1態様に記載の方法を実行させる。当該記憶手段は、当該チップ内の記憶手段(例えば、レジスタ、バッファ等)であってもよく、当該端末機器内の、当該チップの外部に位置する記憶手段(例えば、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ等)であってもよい。
【0009】
第4態様は、V2XPを取得する装置を提供する。当該装置は、第2態様における方法に対応する機能を実現可能であり、前記機能は、ハードウェアにて実現されてもよく、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは、上記機能に対応する1つ又は複数の手段或いはモジュールを含む。
【0010】
1つの可能な設計において、当該装置は、ネットワーク機器又はチップである。当該装置は、処理手段及び送受信手段を備えてもよい。当該装置がネットワーク機器であるときに、当該処理手段は、プロセッサであってもよく、当該送受信手段は、送受信器であってもよい。当該ネットワーク機器は、記憶手段を更に備えてもよく、当該記憶手段は、メモリであってもよい。当該記憶手段は、指令を記憶し、当該処理手段は、当該記憶手段に記憶された指令を実行することにより、当該ネットワーク機器に第2態様に記載の方法を実行させる。当該装置がネットワーク機器内のチップであるときに、当該処理手段は、プロセッサであってもよく、当該送受信手段は、入力・出力インターフェース、ピン又は回路等であってもよい。当該処理手段は、記憶手段に記憶された指令を実行することにより、当該チップを含むネットワーク機器に第2態様に記載の方法を実行させる。当該記憶手段は、当該チップ内の記憶手段(例えば、レジスタ、バッファ等)であってもよく、当該ネットワーク機器内の、当該チップの外部に位置する記憶手段(例えば、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ等)であってもよい。
【0011】
第5態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。当該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、第1態様に記載の方法をプロセッサに実行させる。
【0012】
第6態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。当該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、第2態様に記載の方法をプロセッサに実行させる。
【0013】
第7態様は、コンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、当該コンピュータプログラムコードがプロセッサによって運転されたときに、第1態様に記載の方法をプロセッサに実行させる。
【0014】
第8態様は、コンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、当該コンピュータプログラムコードがプロセッサによって運転されたときに、第2態様に記載の方法をプロセッサに実行させる。
【0015】
第9態様は、コンピュータプログラムを提供する。当該コンピュータプログラムがコンピュータで運転されたときに、第1態様に記載の方法をコンピュータに実行させる。
【0016】
第10態様は、コンピュータプログラムを提供する。当該コンピュータプログラムがコンピュータで運転されたときに、第2態様に記載の方法をコンピュータに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に適用される通信システムの模式図である。
図2】本発明の一実施例に係るV2XPを取得する方法の模式図である。
図3】本発明の一実施例に係るV2XPを取得する装置の模式図である。
図4】本発明の一実施例に係る別のV2XPを取得する装置の模式図である。
図5】本発明の一実施例に係るV2XPを取得する機器の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下では、本発明の実施例の図面を組み合わせて本発明の実施例における解決手段を明瞭で完全に記述する。明らかに、記述される実施例が単に本発明の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が進歩性に値する労働をせずに成した全ての他の実施例は、何れも本発明の保護範囲に含まれる。
【0019】
図1は、本発明に適用される通信システムの模式図である。以下では、図1におけるネットワークエレメントを簡単に紹介する。
【0020】
ユーザ機器(user equipment、UE)AとUE Bは、車両(vehicle)又は車載通信機器であり、UE Cは、通行人によって使用される(pedestrian)端末機器、例えば、携帯電話、ウェアラブル機器等であり、UE Dは、静止の(stationary)端末機器、例えば、道路灯である。
【0021】
上記UEは、本発明の端末機器に適用される幾つかの例示であり、本発明に適用される端末機器は、これに限定されない。UE同士は、PC5インターフェースを介して通信可能である。UEは、Uuインターフェースを介してアクセスネットワークと通信可能であり、且つ、アクセスネットワークを経由してコアネットワークと通信を行うことができる。
【0022】
PC5インターフェースは、サイドリンクを基に定義されたインターフェースである。このようなインターフェースを使用すると、UE同士は、直接通信伝送、即ち、端末間(device to device、D2D)通信を行うことができる。PC5インターフェースが圏外(out of coverage)場面において使用されてもよく、在圏(in coverage)場面において使用されてもよいが、通常の場合に、許可されたUEのみは、PC5インターフェースを用いて通信を行うことができる。
【0023】
Uuインターフェースは、UEとネットワーク機器との間の通信を実現可能であり、即ち、UEは、Uuインターフェースを介してネットワーク機器との間でユーザプレーンデータのインタラクションを行い、プレーンデータのインタラクションを制御することができる。ユーザプレーンデータは、ユーザサービスデータ、例えば、音声データ及びビデオデータ等であってもよく、制御プレーンデータは、無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージであってもよく、UEに対するアクセス、切替、ブロードキャスト及びページング等の機能を実現する。
【0024】
無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)のアクセスネットワーク、例えば、基地局であってもよく、非3GPPのアクセスネットワークであってもよい。その主なる機能は、無線リソース管理、上り・下りデータ分類及びサービス品質(quality of service、QoS)応用、制御プレーンネットワークエレメントと協調してシグナリング処理を完了すること、及び、ユーザプレーンネットワークエレメントと協調してデータ転送を完了することを含む。
【0025】
アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)は、主なる機能として、無線アクセスネットワークの制御プレーンの終了点、非アクセスシグナリングの終了点、モビリティ管理、正当な傍受、アクセス許可/認証等を含む。
【0026】
セッション管理機能(session management function、SMF)は、主なる機能として、セッション管理、UEのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)アドレスの割当及び管理、管理可能なユーザプレーン機能の選択、ポリシー制御及び課金機能インターフェースの終了点、下りデータ通知等を含む。
【0027】
ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)は、主なる機能として、パケットルーティング及び転送、ユーザプレーンデータのQoS処理等を含む。
【0028】
統合化データ管理(unified data management、UDM)は、主なる機能として、3GPP認証証明書/認証パラメータの生成、5Gシステムの恒久的なユーザ識別子の記憶及び管理、購読情報の管理を含む。
【0029】
ポリシー制御機能(policy control function、PCF)は、主なる機能として、UEポリシーと、アクセス及びモビリティ管理ポリシーと、セッション管理ポリシーとに関するパラメータをUE、AMF及びSMFへそれぞれ提供することを含む。V2Xにおいて、PCFは、V2Xに関する認証及びポリシーパラメータ等の情報をUE及びRANへ供給する。
【0030】
ネットワーク露出機能(network exposure function、NEF)は、主なる機能として、ネットワークにおけるデータを第3者アプリケーションサーバへ開放すること、又は、第3者アプリケーションサーバからネットワークへ供給されたデータを受信することを含む。
【0031】
アプリケーション機能(application function、AF)は、第3者アプリケーションサーバに相当し、主なる機能として、マルチキャストデータの伝送を開始することを含む。
【0032】
データネットワーク(data network、DN)は、主なる機能として、インターネット等のネットワークへデータを伝送すること、及び、インターネット等のネットワークからデータを受信することを含む。
【0033】
N2、N3、N4とN6は、ネットワークエレメント間の通信インターフェースである。ただし、N2は、RANとAMFとの間の通信インターフェースであり、N3は、RANとUPFとの間の通信インターフェースであり、N4は、SMFとUPFとの間の通信インターフェースであり、N6は、UPFとDNとの間の通信インターフェースである。
【0034】
以下では、本発明の一実施例に係るV2XPを取得する方法を紹介する。図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0035】
S210では、UEは、AMFへ第1情報及び/又は第2情報を送信し、第1情報は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシー(UE policies for V2X communication over PC)を配置するよう要求するために用いられ、第2情報は、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシー(UE policies for V2X communication over Uu)を配置するよう要求するために用いられる。全てのV2XPを要求するときに、第1情報及び第2情報は、1つのパラメータで代替されてもよく、当該パラメータは、全てのV2XPを要求することを表す。
【0036】
第1情報及び/又は第2情報は、AMFにトランスペアレントなコンテナに格納されてもよく、当該トランスペアレントなコンテナは、例えば、UEポリシープロビジョニング要求(UE policy provisioning request)である。ただし、第1情報及び第2情報は、同一の要求メッセージに付加されてもよく、2つの要求メッセージにそれぞれ付加されてもよい。以下では、この2種の場合をそれぞれ紹介する。
【0037】
場合1
第1情報及び第2情報は、2つの要求メッセージにそれぞれ付加され、当該2つの要求メッセージのコンテンツは、表1及び表2に示される。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
第1情報又は第2情報を付加するメッセージのタイプは、表3に示される。当該メッセージのタイプは、例えば、UEポリシー伝送サービスメッセージタイプ(UE policy delivery service message type)である。
【0041】
【表3】
【0042】
場合2
第1情報及び第2情報は、同一の要求メッセージに付加されている。
【0043】
1)第1情報及び第2情報が当該要求メッセージにおける2つのパラメータであるとき。当該要求メッセージのコンテンツは、表4に示される。
【0044】
【表4】
【0045】
第1情報と第2情報とを付加するメッセージのタイプは、表5に示される。当該メッセージのタイプは、例えば、UEポリシー伝送サービスメッセージタイプ(UE policy delivery service message type)である。
【0046】
【表5】
【0047】
表4におけるPC5インターフェース指示情報要素は、表6及び表7に示される。
【0048】
【表6】
【0049】
【表7】
【0050】
表6において、PC5インターフェースは、1バイトの4ビット、即ち、ビット1からビット4を占用するように指示する。当該4ビットの値は、表7に示すように、ビットの値が0001であるときに、UEがPC5インターフェースのV2XPを配置するように要求することが示され、ビットの値が他の値であるときに、UEがPC5インターフェースのV2XPの配置を要求しないことが示される。
【0051】
表4におけるPC5インターフェース指示情報要素は、表8及び表9に示される。
【0052】
【表8】
【0053】
【表9】
【0054】
表8において、Uuインターフェースは、1バイトの4ビット、即ち、ビット1からビット4を占用するように指示する。当該4ビットの値は、表9に示すように、ビットの値が0001であるときに、UEがUuインターフェースのV2XPを配置するように要求することが示され、ビットの値が他の値であるときに、UEがUuインターフェースのV2XPの配置を要求しないことが示される。
【0055】
2)第1情報及び第2情報が1つの要求メッセージにおける2つのビットであるとき。当該要求メッセージのコンテンツは、表10に示される。
【0056】
【表10】
【0057】
第1情報と第2情報とを付加するメッセージのタイプは、表11に示される。当該メッセージのタイプは、例えば、UEポリシー伝送サービスメッセージタイプ(UE policy delivery service message type)である。
【0058】
【表11】
【0059】
表10におけるインターフェース指示情報要素は、表12及び表13に示される。
【0060】
【表12】
【0061】
【表13】
【0062】
表12において、インターフェースは、1バイトの4ビット、即ち、ビット1からビット4を占用するように指示し、当該4ビットの値は、表13に示すように、ビットの値が0001であるときに、UEがPC5インターフェースのV2XPを配置するように要求することが示され、ビットの値が0010であるときに、UEがUuインターフェースのV2XPを配置するように要求することが示され、ビットの値が0011であるときに、UEがPC5インターフェースとUuインターフェースとのV2XPを配置するように要求することが示される。
【0063】
表10におけるインターフェース指示情報要素は、表14及び表15に示される形式を採用してもよい。
【0064】
【表14】
【0065】
【表15】
【0066】
表14において、インターフェースは、1バイトの4ビット、即ち、ビット1からビット4を占用するように指示し、当該4ビットの値は、表15に示すように、ビット1及びビット2の値が01であるときに、UEがPC5インターフェースのV2XPを配置するように要求することが示され、ビット3及びビット4の値が01であるときに、UEがUuインターフェースのV2XPを配置するように要求することが示される。
【0067】
S220では、AMFは、受信された第1情報及び/又は第2情報をPCFへ転送する。
【0068】
S230では、PCFは、受信された第1情報及び/又は第2情報に基づいて第1情報及び/又は第2情報に対応するポリシーを特定し、第1情報及び/又は第2情報に対応するポリシーを端末機器へ送信する。
【0069】
PCFは、第1情報を受信したときに、第1情報に対応するポリシーをUEへ送信する。PCFは、第2情報を受信したときに、第2情報に対応するポリシーをUEへ送信する。PCFは、第1情報及び第2情報を受信したときに、第1情報に対応するポリシーと第2情報に対応するポリシーとをUEへ送信する。
【0070】
例えば、PCFは、PC5インターフェースのV2XPを配置するよう要求する情報を受信したときに、UEへPC5インターフェースのV2XPを送信する。PCFは、UuインターフェースのV2XPを配置するよう要求する情報を受信したときに、UEへUuインターフェースのV2XPを送信する。PCFは、PC5インターフェース及びUuインターフェースの配置を要求する情報を受信したときに、PC5インターフェースのV2XPとUuインターフェースのV2XPとをUEへ送信する。
【0071】
上記例示では、UEは、対応性を有してV2XPの更新を要求可能である。一部のV2XPが期限切れになったときに、UEは、当該一部のV2XPの配置を要求する要求メッセージを送信可能であり、全てのV2XPが期限切れになったときに、UEは、全てのV2XPの配置を要求する要求メッセージを送信可能である。PCFがUEの要求メッセージに応じてUEに必要なV2XPを配置するため、全てのV2XPの再度配置による必要以上のリソースオーバーヘッドは、回避される。
【0072】
好ましくは、PCFから送信されたV2XPは、ポリシーの有効時間を含む。
【0073】
例えば、PCFは、PC5インターフェースのV2XPを配置するよう要求する情報を受信したときに、UEへPC5インターフェースのV2XPの有効時間長を送信する。PCFは、UuインターフェースのV2XPを配置するよう要求する情報を受信したときに、UEへUuインターフェースのV2XPの有効時間長を送信する。PCFは、PC5インターフェース及びUuインターフェースの配置を要求する情報を受信したときに、PC5インターフェースのV2XPの有効時間長とUuインターフェースのV2XPの有効時間長とをUEへ送信し、又は、全V2XPに適用可能な1つの有効時間長をUEへ送信する。1つのインターフェースのポリシーに対応する有効時間長が満了した後、UEは、PCFに対して、当該インターフェースのポリシーを配置するよう再度要求する。
【0074】
有効時間を含むポリシーの3種の可能な符号化形態は、表16~表18に示される。ただし、表16は、PC5インターフェース及びUuインターフェースに適用可能であり、表17は、PC5インターフェースに適用可能であり、表18は、Uuインターフェースに適用可能である。
【0075】
【表16】
【0076】
【表17】
【0077】
【表18】
【0078】
表17及び表18に、有効時間(バイトk+1~k+5)は、UTC時間を表す40桁の符号なし整数値と設定されるべきであり、1970年1月1日のUTC深夜から、秒を単位とする(Expiration time (octet k+1 to k+5) shall be set as a 40 bits unsigned integer value indicating a UTC time, in seconds since midnight UTC of January 1, 1970)。
【0079】
S240では、UEは、V2XPを受信した後、回復メッセージをPCFへ送信してもよい。当該回復メッセージは、第1情報及び/又は第2情報に対応するポリシーの実行結果を含む。構文エラー等の原因によってあるポリシーを実行できなくなる場合に、UEは、コアネットワークが対応する措置を便利に行うように、当該ポリシーの識別子、当該ポリシーに対応するサービス等を回復メッセージに付加する必要がある。
【0080】
説明すべきことは、図2に示す方法が単に模式的なフローチャートであり、V2XPを取得する方法は、より多くのより詳細なステップを含んでもよい。当業者であれば、図2及び従来技術を組み合わせて本発明の実施例に供されるV2XPを取得する方法を実施可能である。
【0081】
以上のように、本発明に係るV2XPを取得する方法の例示について詳細に紹介してきた。V2XPを取得する装置が上記機能を果せるように、各機能の実行に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことは、理解されるべきである。当業者であれば容易に意識できるように、本文に開示の実施例に記述された各例示の手段及びアルゴリズムステップを組み合わせると、本発明の実施例は、ハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとを組み合わせた形態で実現され得る。ある機能が一体ハードウェアにて実行されるかそれともコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式にて実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件に依存する。当業者は、各特定の応用について異なる方法を用いて記述された機能を果せるが、このような実施が本発明の範囲から逸脱するとは思われるべきではない。
【0082】
本発明の実施例では、上記方法例示に基づいて、V2XPを取得する装置に対して機能手段の区分を行ってもよい。例えば、各機能を各機能手段に区分してもよく、2つ又は2つ以上の機能を1つの処理手段に集積してもよい。上記集積の手段は、ハードウェアの形態にて実現されてもよく、ソフトウェア機能手段の形態にて実現されてもよい。説明すべきことは、本発明の実施例において手段に対する区分が模式的であり、1種の論理機能区分に過ぎず、実際に実施するときに他の区分方式もあり得る。
【0083】
図3は、本発明の一実施例に係るV2XPを取得する装置の構造模式図である。当該装置300は、送信手段310及び受信手段320を備える。送信手段310は、処理手段の制御で送信ステップを実行可能であり、受信手段320は、処理手段の制御で受信ステップを実行可能である。
【0084】
送信手段310は、PCFへ第1情報及び/又は第2情報を送信する。前記第1情報は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられ、前記第2情報は、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられる。
【0085】
受信手段320は、前記PCFから前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーを受信する。
【0086】
好ましくは、前記第1情報は、第1要求メッセージに付加され、前記第2情報は、第2要求メッセージに付加されている。
【0087】
好ましくは、前記第1情報及び前記第2情報は、同一の要求メッセージに付加されている。
【0088】
好ましくは、前記第1情報は、前記要求メッセージにおける第1ビットであり、前記第2情報は、前記要求メッセージにおける第2ビットである。
【0089】
好ましくは、前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーは、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーの有効時間と、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーの有効時間とのうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
好ましくは、送信手段310は、更に、前記PCFへ回復メッセージを送信し、前記回復メッセージは、前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーの実行結果を含む。
【0091】
好ましくは、前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーの実行にエラーが出たときに、前記実行結果は、実行にエラーが出たポリシーの識別子と、対応するサービスとを含む。
【0092】
好ましくは、第1情報及び/又は第2情報は、AMFにトランスペアレントなコンテナに付加されている。
【0093】
図4は、本発明の一実施例に係る別のV2XPを取得する装置の構造模式図である。当該装置400は、送信手段410及び受信手段420を備える。送信手段410は、処理手段の制御で送信ステップを実行可能であり、受信手段420は、処理手段の制御で受信ステップを実行可能である。
【0094】
受信手段420は、端末機器から第1情報及び/又は第2情報を受信する。前記第1情報は、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられ、前記第2情報は、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーを配置するよう要求するために用いられる。
【0095】
送信手段410は、前記端末機器へ前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーを送信する。
【0096】
好ましくは、前記第1情報は、第1要求メッセージに付加され、前記第2情報は、第2要求メッセージに付加されている。
【0097】
好ましくは、前記第1情報及び前記第2情報は、同一の要求メッセージに付加されている。
【0098】
好ましくは、前記第1情報は、前記要求メッセージにおける第1ビットであり、前記第2情報は、前記要求メッセージにおける第2ビットである。
【0099】
好ましくは、前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーは、PC5インターフェースを介してV2X通信を行うポリシーの有効時間と、Uuインターフェースを介してV2X通信を行うポリシーの有効時間とのうちの少なくとも1つを含む。
【0100】
好ましくは、受信手段410は、更に、前記端末機器から回復メッセージを受信し、前記回復メッセージは、前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーの実行結果を含む。
【0101】
好ましくは、前記第1情報及び/又は前記第2情報に対応するポリシーの実行にエラーが出たときに、前記実行結果は、実行にエラーが出たポリシーの識別子と、対応するサービスとを含む。
【0102】
好ましくは、第1情報及び/又は第2情報は、AMFにトランスペアレントなコンテナに付加されている。
【0103】
図5は、本発明の一実施例に係るV2XPを取得する機器の構造模式図を示す。図5における点線は、当該手段又は当該モジュールが選択可能なものであることを示す。機器500は、上記方法実施例に記述された方法を実施するためのものであってもよい。機器500は、端末機器、ネットワーク機器又はチップであってもよい。
【0104】
機器500は、1つ又は複数のプロセッサ501を備え、当該1つ又は複数のプロセッサ501は、機器500が図2に対応する方法実施例における方法を実施することをサポート可能である。プロセッサ501は、汎用プロセッサ又は専用プロセッサであってもよい。例えば、プロセッサ501は、中央処理装置(central processing unit、CPU)であってもよい。CPUは、機器500を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理してもよい。機器500は、信号の入力(受信)及び出力(送信)ができるように、通信手段505を更に備えてもよい。
【0105】
例えば、機器500は、チップであってもよく、通信手段505は、当該チップの入力及び/又は出力回路であってもよく、又は、通信手段505は、当該チップの通信インターフェースであってもよく、当該チップは、端末機器或いはネットワーク機器或いは他の無線通信機器の構成部分とされてもよい。
【0106】
更に例えば、機器500は、端末機器であってもよく、通信手段505は、当該端末機器の送受信器であってもよく、又は、通信手段505は、当該端末機器の送受信回路であってもよい。
【0107】
更に例えば、機器500は、ネットワーク機器であってもよく、通信手段505は、当該ネットワーク機器の送受信器であってもよく、又は、通信手段505は、当該ネットワーク機器の送受信回路であってもよい。
【0108】
機器500は、プログラム504が記憶される1つ又は複数のメモリ502を備えてもよい。プログラム504がプロセッサ501によって運転されて指令503を生成することにより、プロセッサ501は、指令503に従って上記方法実施例に記述された方法を実施可能である。好ましくは、メモリ502には、データが更に記憶されてもよい。好ましくは、プロセッサ501は、メモリ502に記憶されるデータを読み取ってもよく、当該データとプログラム504とが同じ記憶アドレスに記憶されてもよく、当該データとプログラム504とが異なる記憶アドレスに記憶されてもよい。
【0109】
プロセッサ501とメモリ502は、別個に設置されてもよく、1つとして統合されてもよく、例えば、端末機器のシステムオンチップ(system on chip、SOC)に統合されてもよい。
【0110】
機器500は、アンテナ506を更に備えてもよい。通信手段505は、アンテナ506を介して機器500の送受信機能を果たす。
【0111】
プロセッサ501がV2XPを取得する方法を実行する具体的な方式及び有利な作用効果は、方法実施例における関連記述を参照可能である。
【0112】
上記方法実施例の各ステップがプロセッサ501におけるハードウェア形態の論理回路又はソフトウェア形態の指令で完成され得ることは、理解されるべきである。プロセッサ501は、CPU、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、例えば、ディスクリートゲート、トランジスタ論理デバイス若しくはディスクリートハードウェアユニットであってもよい。
【0113】
本発明の一実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。当該コンピュータプログラム製品がプロセッサ501によって実行されたときに、本発明における何れか1つの方法実施例に記載の方法は、実施される。
【0114】
当該コンピュータプログラム製品は、メモリ502に記憶されてもよく、例えば、プログラム504である。プログラム504は、前処理、コンパイル及びリンク等の処理過程を経て、最終的に、プロセッサ501で実行され得る実行可能オブジェクトファイルに変換される。
【0115】
本発明の一実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。当該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されている。当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されたときに、本発明における何れか1つの方法実施例に記載の方法は、実施される。当該コンピュータプログラムは、高度な言語プログラムであってもよく、実行可能オブジェクトプログラムであってもよい。
【0116】
当該コンピュータ可読記憶媒体は、例えばメモリ502である。メモリ502は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、メモリ502は、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含んでもよい。ただし、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。制限的な説明ではなく例示的な説明により、多くの形態のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)は、利用可能である。
【0117】
当業者であれば明白に分かるように、記述の利便性及び簡潔さのために、上述した装置及び機器の具体的な稼働過程とそれによる技術効果は、上記方法実施例における対応する過程及び技術効果を参照すればよく、ここで繰り返し説明しない。
【0118】
本発明に係る幾つかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式にて実現され得る。例えば、上述した方法実施例の幾つかの特徴は、略され、若しくは実行されないようにすることが可能である。上述した装置実施例が単に模式的なものであり、手段の区分が、単に1種の論理機能区分であり、実際に実施するときに別の区分方式もあり得る。複数の手段或いはユニットは、組み合わせられてもよく、又は、別のシステムに統合されてもよい。また、各手段同士の結合又は各ユニット同士の結合は、直接結合であってもよく、間接結合であってもよい。上記結合は、電気的なもの、機械的なもの或いは他の形態の接続を含む。
【0119】
本発明の各実施例において、各過程の番号の大きさが実行順の前後を意味することではなく、各過程の実行順がその機能及び内在論理に応じて特定されるべきであり、本発明の実施例の実施過程に対して何らかの限定を成すべきではないことは、理解されるべきである。
【0120】
また、本文における用語「システム」及び「ネットワーク」は、本文においてよく交換可能に使用される。本文における用語「及び/又は」は、単に関連対象の関連関係を記述するものであり、3種の関係が存在可能であることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独に存在することと、A及びBが同時に存在することと、Bが単独に存在することという3種の場合を表せる。また、本文における記号「/」は、一般的に、前後の関連対象が「又は」の関係であることを示す。
【0121】
要するに、上述したのは、本発明の技術案の好適な実施例に過ぎず、本発明の保護範囲を制限するためのものではない。本発明の精神及び原則内でなされた如何なる変更、均等物による置換、改良も、本発明の保護範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5