(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-25
(45)【発行日】2023-11-02
(54)【発明の名称】接続確立方法、端末機器及びネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
H04W 76/14 20180101AFI20231026BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20231026BHJP
H04W 4/40 20180101ALI20231026BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W92/18
H04W4/40
(21)【出願番号】P 2021540461
(86)(22)【出願日】2020-01-10
(86)【国際出願番号】 CN2020071371
(87)【国際公開番号】W WO2020143754
(87)【国際公開日】2020-07-16
【審査請求日】2021-08-19
(31)【優先権主張番号】201910028434.5
(32)【優先日】2019-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】梁 敬
(72)【発明者】
【氏名】紀 子超
(72)【発明者】
【氏名】鄭 倩
(72)【発明者】
【氏名】劉 思▲キ▼
(72)【発明者】
【氏名】王 文
【審査官】桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-512817(JP,A)
【文献】特表2018-528723(JP,A)
【文献】国際公開第2017/209005(WO,A1)
【文献】vivo,Sidelink unicast procedures in NR[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817108,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817108.zip>,2018年11月16日,1-4頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の端末機器に用いられる接続確立方法であって、
ネットワーク機器に、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信することと、
前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信することとを含み、
前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、接続確立方法。
【請求項2】
前記第一の要求メッセージは、リソース要求メッセージであり、前記リソース要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のサービス品質QoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、及び
ターゲット端末のセルグローバルID、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、
前記第一の要求メッセージは、ユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、
ターゲット端末のセルグローバルID、及び
車両対全てV2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つであり、
ここで、前記ターゲット端末のリソース関連情報は、
ターゲット端末の現在の作業のリソースモード情報、
ターゲット端末によって選択されるリソースプール情報、
ターゲット端末のリソース使用状況情報、及び
ターゲット端末の現在の無線リソース制御RRC状態情報、のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項3】
前記第一の応答メッセージには、さらに、
ターゲット端末のリソース配置情報が含まれる、請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項4】
前記リソース配置情報は、
サイドリンクに用いられるフィードバック制御情報の送信リソース情報、
制御シグナリングの送信リソース情報、及び
業務データの送信リソース情報、のうちの少なくとも一つを含み、または、
ここで、前記第一の応答メッセージは、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
QoSを拒否するか否かの指示情報、
接続拒否理由、及び
待ち時間情報、のうちの少なくとも一つが含まれる、請求
項3に記載の接続確立方法。
【請求項5】
前記ネットワーク機器が前記第二の端末機器に配置情報を送信しない場合、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に第二のRRCメッセージを送信することをさらに含み、
前記第二のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つであり、または、
前記ネットワーク機器が前記第二の端末機器に第一のRRCメッセージを送信する場合、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に第三のRRCメッセージを送信することをさらに含み、
前記第一のRRCメッセージには、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記第三のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項6】
送信端機器に用いられる接続確立方法であって、
受信端機器に、直接通信要求メッセージが含まれる、送信端機器と前記受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するためのユニキャスト接続確立要求メッセージを送信することと、
前記受信端機器によって送信される、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを受信することと、
ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信することと、
前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信することとを含み、
前記ユニキャスト接続確立メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末
は第一の端末機器
と第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、接続確立方法。
【請求項7】
前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
送信端機器ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
送信端機器のリソース関連情報、
要求されるQoSパラメータ情報、
送信端機器の能力情報、
送信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID、
送信端機器のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ユニキャスト接続確立メッセージには、さらに、
ターゲット端末のリソース配置情報が含まれる、請求項6に記載の接続確立方法。
【請求項8】
ネットワーク機器に用いられる接続確立方法であって、
第一の端末機器によって送信される、ネットワーク機器に前記第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信することと、
前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信することとを含み、
前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、接続確立方法。
【請求項9】
前記第一の要求メッセージは、リソース要求メッセージであり、前記リソース要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、及び
ターゲット端末のセルグローバルID、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、
前記第一の要求メッセージは、ユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、
ターゲット端末のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つであり、
前記ターゲット端末のリソース関連情報は、
ターゲット端末の現在の作業のモード情報、
ターゲット端末によって選択されるリソースプール情報、
ターゲット端末のリソース使用状況情報、及び
ターゲット端末の現在のRRC状態情報、のうちの少なくとも一つを含む、請求項8に記載の接続確立方法。
【請求項10】
前記第一の応答メッセージには、さらに、
ターゲット端末のリソース配置情報が含まれる、請求項8に記載の接続確立方法。
【請求項11】
前記リソース配置情報は、
サイドリンクに用いられるフィードバック制御情報の送信リソース情報、
制御シグナリングの送信リソース情報、及び
業務データの送信リソース情報、のうちの少なくとも一つを含み、または、
ここで、前記第一の応答メッセージは、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
QoSを拒否するか否かの指示情報、
接続拒否理由、及び
待ち時間情報、のうちの少なくとも一つが含まれる、請求
項10に記載の接続確立方法。
【請求項12】
前述した、前記第一の端末機器によって送信される第一の要求メッセージを受信した後に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に第一のRRCメッセージを送信することをさらに含み、
前記第一のRRCメッセージには、
第二の端末機器のリソース配置情報、及び
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、
前記第一のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDと一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、請求項8に記載の接続確立方法。
【請求項13】
ネットワーク機器に、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信するための第一の送信モジュールと、
前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信するための第一の受信モジュールとを含み、
前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、第一の端末機器。
【請求項14】
受信端機器に、直接通信要求メッセージが含まれる、送信端機器と前記受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するためのユニキャスト接続確立要求メッセージを送信するための第二の送信モジュールと、
前記受信端機器によって送信される、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを受信するための第二の受信モジュールと、
ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信するための第三の送信モジュールと、
前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信するための第三の受信モジュールとを含み、
前記ユニキャスト接続確立メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末
は第一の端末機器
と第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、送信端機器。
【請求項15】
ネットワーク機器であって、
第一の端末機器によって送信される、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信するための第四の受信モジュールと、
前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信するための第四の送信モジュールとを含み、
前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである、ネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年1月11日に中国で提出された中国特許出願番号No.201910028434.5の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特に接続確立方法、端末機器及びネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0002】
長期進化(Long Term Evolution、LTE)システムのサイドリンク(sidelink、又は側リンクと称される)伝送は、ブロードキャストに基づいて行われるものであり、端末機器、例えばユーザ機器(User Equipment、UE)は、物理レイヤでポイントツーポイント接続を確立しておらず、フィードバックメカニズムも存在しない。受信端ユーザ機器UEは、受信が成功したか否かを送信端ユーザ機器UEへフィードバックしないことだけでなく、さらにチャネル測定及び測定結果のフィードバックを行うことができない。
【0003】
ニューラジオ(New Radio、NR)システムの車両対全て(vehicle to everything、V2X)通信において、ユニキャスト、マルチキャストとブロードキャストを含む複数の伝送方式をサポートすることが考えられる。ユーザ機器UE間のサイドリンクsidelinkユニキャスト接続確立は、上位レイヤのみによって実現されてもよいし、アクセス(access stratum、AS)レイヤがあるユニキャスト接続確立プロセスであってもよい。
【0004】
しかしながら、関連方案において、ユーザ機器UE間のユニキャスト接続確立をまだ実現することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、関連方案において端末機器間のユニキャスト接続確立を実現できないという問題を解決するための接続確立方法、端末機器及びネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術課題を解決するために、本開示実施例は、以下のように実現される。
第一の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第一の端末機器に用いられる接続確立方法を提供する。前記接続確立方法は、
ネットワーク機器に、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信することと、
前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信することと、を含む。
【0007】
第二の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、送信端機器に用いられる接続確立方法をさらに提供する。前記接続確立方法は、
受信端機器に、直接通信要求メッセージが含まれる、送信端機器と前記受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するためのユニキャスト接続確立要求メッセージを送信することと、
前記受信端機器によって送信される、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを受信することと、
ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信することと、
前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信することと、を含む。
【0008】
第三の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、ネットワーク機器に用いられる接続確立方法をさらに提供する。前記接続確立方法は、
第一の端末機器によって送信される、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信することと、
前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信することと、を含む。
【0009】
第四の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第一の端末機器をさらに提供する。前記機器は、
ネットワーク機器に、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信するための第一の送信モジュールと、
前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信するための第一の受信モジュールと、を含む。
【0010】
第五の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、送信端機器をさらに提供する。前記機器は、
受信端機器に、直接通信要求メッセージが含まれる、送信端機器と前記受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するためのユニキャスト接続確立要求メッセージを送信するための第二の送信モジュールと、
前記受信端機器によって送信される、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを受信するための第二の受信モジュールと、
ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信するための第三の送信モジュールと、
前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信するための第三の受信モジュールと、を含む。
【0011】
第六の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。前記ネットワーク機器は、
第一の端末機器によって送信される、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信するための第四の受信モジュールと、
前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信するための第四の送信モジュールと、を含む。
【0012】
第七の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、端末をさらに提供する。前記端末は、メモリと、プロセッサと、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述した、第一の端末機器又は送信端機器に用いられる接続確立方法のステップを実現させる。
【0013】
第八の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。前記ネットワーク機器は、メモリと、プロセッサと、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述した、ネットワーク機器に用いられる接続確立方法のステップを実現させる。
【0014】
第九の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。その上にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述した、第一の端末機器又は送信端機器に用いられる接続確立方法のステップを実現させるか、又は上述した、ネットワーク機器に用いられる接続確立方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0015】
本開示のいくつかの実施例では、第一の端末機器は、ネットワーク機器に、ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信し、ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信することにより、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0016】
本開示のいくつかの実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本開示のいくつかの実施例において使用すべき添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本開示のいくつかの実施例による接続確立方法のフローチャートである。
【
図2】本開示のいくつかの実施例による接続確立方法の別のフローチャートである。
【
図3】本開示のいくつかの実施例による接続確立方法の別のフローチャートである。
【
図4】本開示の具体的な実施例におけるユニキャスト接続確立プロセスのインタラクション概略図である。
【
図5】本開示のいくつかの実施例の端末機器の構造概略図のその一である。
【
図6】本開示のいくつかの実施例の端末機器の構造概略図のその二である。
【
図7】本開示のいくつかの実施例のネットワーク機器の構造概略図のその一である。
【
図8】本開示のいくつかの実施例の端末機器の構造概略図のその三である。
【
図9】本開示のいくつかの実施例のネットワーク機器の構造概略図のその二である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本出願の明細書と請求の範囲における用語である「第一の」、「第二の」などは、類似した対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序または前後手順を記述するためのものではない。理解すべきことは、このように使用されるデータは、適切な場合にお互いに交換することができることである。それにより、ここで記述された本出願の実施例が、例えばここで図示または記述されたもの以外の順序で実施されることができる。なお、「含む」と「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排除性の「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または機器は、必ずしも明瞭にリストされているそれらのステップまたはユニットに限らず、明瞭にリストされていないまたはそれらのプロセス、方法、製品または機器に固有の他のステップまたはユニットを含んでもよい。明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表す。
【0020】
本文に記述されている技術は、長期進化型(Long Time Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一搬送波周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)及び他のシステムのような、様々な無線通信システムにも適用することができる。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上ラジオアクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)などのようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)及び他のCDMAの変形を含む。TDMAシステムは、グローバルモバイル通信システム(Global System for Mobile Communication、GSM)のようなラジオ技術を実現することができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband、UMB)、進化型UTRA( Evolution-UTRA、E-UTRA )、IEEE 802.11( Wi-Fi )、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどのようなラジオ技術を実現することができる。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTE及びより高いレベルのLTE(例えばLTE-A)は、E-UTRAの新しいUMTSバージョンを使用する。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)」と呼ばれる組織からの文献に記述されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文献に記述されている。本明細書に記述された技術は、以上に言及されたシステム及び無線技術に用いられてもよく、他のシステム及び無線技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示的な目的のために、NRシステムを記述し、且つ以下の記述の大部分においてNR用語を使用したが、当業者であれば理解できるように、実施例は、例に過ぎず、制限を構成するものではなく、本開示の実施例の技術案は、NRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも用いられてもよい。
【0021】
以下の記述は、例を提供するが、特許請求に説明された範囲、適用性、または配置を限定するものではない。討論された要素の機能および配置に対して、本開示の精神および範囲から逸脱することなく変更することができる。様々な例は、様々な規定またはコンポーネントを適切に省略し、置換し、または追加してもよい。例えば、記述されたものとは異なる順序で、記述された方法を実行してもよく、且つ様々なステップを追加し、省略し、または組み合わせてもよい。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられてもよい。
【0022】
本開示の実施例の無線通信システムは、端末機器及びネットワーク機器を含む。端末機器は、端末又は、ユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイル・インターネット・デバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)または車載機器などの端末側機器であってもよい。説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、端末の具体的なタイプが限定されないことである。ネットワーク機器は、基地局又はコアネットワークであってもよく、上記基地局は、5G及びその後のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NB等)、又はその他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント、又はその他のアクセスポイント等)であってもよい。基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランスシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、ホーム進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード又は前記分野におけるその他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果を達成した限り、前記基地局は、特定の技術的語彙に限られない。説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプが限定されないことである。
【0023】
本開示のいくつかの実施例では、第一の端末機器は、送信端機器であってもよく、その対応する第二の端末機器は、受信端機器であり、又は、第一の端末機器は、受信端機器であってもよく、その対応する第二の端末機器は、受信端機器である。上記送信端機器は、ユニキャスト接続確立ニーズを有し、ユニキャスト接続を発起する機器であると理解されてもよく、このユニキャスト接続は、サイドリンクsidelinkユニキャスト接続として選択されてもよい。
【0024】
送信端機器と受信端機器のリソースモードは、mode1及び/又はmode2として選択されてもよく、本開示のいくつかの実施例は、これを制限しない。ただし、mode1では、ネットワーク機器は、リソースをスケジューリングし、mode2では、端末機器は、リソースを自ら選択する。本開示のいくつかの実施例の(NR sidelink)ユニキャスト接続確立プロセスは、NR sidelinkマルチキャスト接続確立プロセスに拡張して応用することができ、マルチキャストにおける任意の二つの端末機器間の接続確立に用いられる。
【0025】
図1は、本開示のいくつかの実施例による接続確立方法のフローチャートである。この方法は、第一の端末機器に用いられ、
図1に示すように、この方法は、以下のようなステップを含む。
ステップ101:ネットワーク機器に第一の要求メッセージを送信する。
【0026】
前記第一の要求メッセージは、ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求することにより、ネットワーク機器が参加した上で該当するユニキャスト接続の確立を実現する。
【0027】
ステップ102:前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信する。
【0028】
本開示のいくつかの実施例の接続確立方法では、第一の端末機器は、ネットワーク機器に、ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信し、ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信することにより、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立を実現し、該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0029】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク機器にユニキャスト接続関連情報を要求する時、ASレイヤがないユニキャスト接続確立プロセスであってもよく、ASレイヤを有するユニキャスト接続確立プロセスであってもよい。ASレイヤがないユニキャスト接続確立プロセスである場合、この第一の要求メッセージは、リソース要求メッセージとして選択されてもよく、ASレイヤを有するユニキャスト接続確立プロセス、すなわち端末機器間のASレイヤを有するユニキャスト接続確立プロセスである場合、この第一の要求メッセージは、ユニキャスト接続確立要求メッセージとして選択されてもよい。
【0030】
選択的に、第一の要求メッセージがリソース要求メッセージである場合、このリソース要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報(この情報を利用すれば、ネットワーク機器に、ターゲット端末に対応するリソース状況を了解させることができ、ネットワーク機器はリソースを容易に配置することになる)、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のサービス品質(Quality of Service、QoS)パラメータ情報(例えばインターフェースPC5 QoSパラメータ情報である)、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルID(Physical Cell Identifier、PCI)と周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID(PCI)、及び
ターゲット端末のセルグローバルID(Cell Global Identifier、CGI)、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は第一の端末機器と第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0031】
又は、第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージである場合、このユニキャスト接続確立要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報(例えば、インターフェースPC5 QoSパラメータ情報である)、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルID(PCI)と周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID(PCI)、
ターゲット端末のセルグローバルID(CGI)、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因(cause)、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は第一の端末機器と第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0032】
このように、リソース要求メッセージ又はユニキャスト接続確立要求メッセージを利用すれば、ネットワーク機器は、該当する端末機器に対して対応するユニキャスト接続関連情報を決定し、ユニキャスト接続プロセスを完了することができる。
【0033】
選択的に、このターゲット端末のリソース関連情報は、
ターゲット端末の現在の作業のリソースモード情報、
ターゲット端末によって選択されるリソースプール情報(例えばmode1とmode2の同時作業に適用される)、
ターゲット端末のリソース使用状況情報、及び
ターゲット端末の現在の無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)状態情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0034】
選択的に、このQoSパラメータ情報は、
具体的なQoSパラメータ(例えば時間遅延、信頼性等)(この具体的なQoSパラメータは、一セット又は複数セットであってもよい)、
5世代サービス品質指示(5-Generation QoS Indicator、5QI)(この5QIは、一つ又は複数であってもよい)、及び
音声品質指示(Voice Quality Indication、VQI)(このVQIは、一つ又は複数であってもよく、このVQIは、V2Xの5QIに特化される)、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0035】
本開示のいくつかの実施例では、第一の要求メッセージがリソース要求メッセージである場合、第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージであってもよく、又は、第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージである場合、第一の応答メッセージは、ユニキャスト接続確立メッセージであってもよい。この第一の応答メッセージ(すなわちRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージ)には、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末のリソース配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は第一の端末機器と第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0036】
このように、上記RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージを利用すれば、該当する端末機器は、ネットワーク機器の配置情報を決定し、ユニキャスト接続の確立を円滑に完了することができる。
【0037】
選択的に、この物理レイヤ配置情報は、
ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)配置情報、及び
チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)配置情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0038】
選択的に、このリソース配置情報は、
サイドリンクsidelinkに用いられるフィードバック制御情報の送信リソース情報(この送信リソース情報を利用すれば、端末機器間でのサイドリンクsidelinkに用いられるフィードバック制御情報の送信リソースを決定し、端末機器間のインタラクションプロセスを確保することができる。)、
制御シグナリングの送信リソース情報、及び
業務データの送信リソース情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0039】
選択的に、このQoSパラメータ情報は、
具体的なQoSパラメータ(例えば時間遅延、信頼性等々)(この具体的なQoSパラメータは、一セット又は複数セットであってもよい)、
5QI(この5QIは、一つ又は複数であってもよい)、及び
VQI(このVQIは、一つ又は複数であってもよく、このVQIは、V2Xの5QIに特化される)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0040】
選択的に、この無線ベアラ配置情報は、
無線ベアラの添加情報、
無線ベアラの削除情報、
無線ベアラのベアラID、
無線ベアラの媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)レイヤ関連配置情報、
無線ベアラの無線リンク制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)レイヤ関連配置情報、
無線ベアラのパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)レイヤ関連配置情報、及び
安全配置情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよく、
前記無線ベアラは、シグナリング無線ベアラ(signalling radio bearers、SRB)とデータ無線ベアラ(Data radio bearers、DRB)のうちの少なくとも一つである。
【0041】
選択的に、このMACレイヤ関連配置情報は、
バッファ状態レポート(Buffer Status Report、BSR)関連配置情報、
スケジューリング要求(Scheduling Request、SR)関連配置情報、
パワーマージン関連配置情報、
ロジックチャネルID、及び
ロジックチャネル関連配置情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0042】
本開示のいくつかの実施例では、第一の端末機器がネットワーク機器に第一の要求メッセージを送信した後に、ネットワーク機器は、第二の端末機器に配置情報を送信してもよいが、第二の端末機器に配置情報を送信せず、第一の端末機器は、配置情報を送信するか否かに基づき、異なる操作を実行できることであってもよい。
【0043】
選択的に、ネットワーク機器が第二の端末機器に配置情報を送信しない場合、前記接続確立方法は、
第一の端末機器は、第二の端末機器に第二のRRCメッセージを送信することをさらに含んでもよく、
前記第二のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は第一の端末機器と第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0044】
又は、ネットワーク機器が第二の端末機器に第一のRRCメッセージ、すなわち配置情報を送信する場合、前記接続確立方法は、
第一の端末機器は、第二の端末機器に第三のRRCメッセージを送信することをさらに含んでもよく、
前記第一のRRCメッセージには、
第二の端末機器のリソース配置情報、及び
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記第三のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0045】
説明すべきことは、第一のRRCメッセージにおいて、無線ベアラ配置情報、リソース配置情報及び物理レイヤ配置情報に含まれる内容は、上記を参照してもよく、第二のRRCメッセージにおいて、リソース配置情報と物理レイヤ配置情報に含まれる内容は、上記を参照してもよく、第三のRRCメッセージにおいて、無線ベアラ配置情報に含まれる内容は、上記を参照してもよいことである。ここでは説明を省略する。
【0046】
本開示のいくつかの実施例では、このターゲット端末ID、すなわち第一の端末機器ID又は第二の端末機器IDは、
上位レイヤID、レイヤ2 ID、物理レイヤID、国際移動ユーザ識別コード(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)、5G-S-TMSI、ソースSource ID及びあて先Destination ID、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0047】
本開示のいくつかの実施例では、選択的に、第一の要求メッセージがリソース要求メッセージである場合、第一の応答メッセージは、RRC拒否メッセージであってもよく、又は、第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージである場合、第一の応答メッセージは、ユニキャスト接続拒否メッセージであってもよい。この第一の応答メッセージ(すなわちRRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージ)には、
QoSを拒否するか否かの指示情報(この情報を利用することにより、該当する端末機器は、ネットワーク機器が対応する端末機器間のユニキャスト接続を拒否するか否かを決定することができる。)、
接続拒否理由(cause)、及び
待ち時間情報(wait time)、のうちの少なくとも一つが含まれてもよい。
【0048】
さらに、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージを受信した時、第一の端末機器は、第二の端末機器に上位レイヤ接続放出メッセージ又はユニキャスト接続確立失敗メッセージを送信することができ、それによって第二の端末機器は、現在のユニキャスト接続状況を知る。
【0049】
本開示のいくつかの実施例では、第一の端末機器が送信端機器であり、第二の端末機器が受信端機器である場合、ステップ101の前に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に直接通信要求メッセージを送信することと、
前記第二の端末機器によって送信される直接通信受け取りメッセージを受信することとをさらに含んでもよく、
又は、
ステップ101の前に、前記接続確立方法は、
前記ネットワーク機器に、前記第二の端末機器に対する直接通信要求メッセージを送信することと、
前記ネットワーク機器によって送信される、前記第一の端末機器に対する前記第二の端末機器の直接通信受け取りメッセージを受信することとをさらに含んでもよく、
又は、
前記第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記第一の応答メッセージがユニキャスト接続確立メッセージである場合、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、直接通信要求メッセージが含まれ、前記ユニキャスト接続確立メッセージには、直接通信受け取りメッセージが含まれる。
【0050】
選択的に、第一の端末機器が受信端機器であり、第二の端末機器が送信端機器である場合、ステップ101の前に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器によって送信される直接通信要求メッセージを受信することをさらに含んでもよく、
ステップ102の後に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に直接通信受け取りメッセージを送信することをさらに含んでもよく、
又は、
ステップ101の前に、前記接続確立方法は、
前記ネットワーク機器によって送信される、前記第一の端末機器に対する直接通信要求メッセージを受信することをさらに含んでもよく、
ステップ102の後に、前記接続確立方法は、
前記ネットワーク機器に、前記第二の端末機器に対する直接通信受け取りメッセージを送信することをさらに含んでもよく、
又は、
ステップ101の前に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器によって送信される、直接通信要求メッセージが含まれるユニキャスト接続確立要求メッセージを受信することをさらに含んでもよく、
ステップ102の後に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを送信することをさらに含んでもよい。
【0051】
選択的に、前記直接通信要求メッセージには、
要求されるQoSパラメータ情報(例えばインターフェースPC5 QoSパラメータ情報である)、
ターゲット端末ID、
サイドリンクサービス情報、
V2Xサービス情報(このV2Xサービス情報は、ユニキャスト接続の確立を行うように、ユニキャスト接続ニーズを有する端末機器が応答を行うために用いられてもよい)、
送信端機器のリソース関連情報、
送信端機器の物理セルID(PCI)と周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID(PCI)、
送信端機器のセルグローバルID(CGI)(このCGIを利用して該当する端末が同一のネットワーク機器の下にあるか否かを決定することができる)、
ターゲット端末のユーザ情報、
送信端機器のIPアドレス配置情報、及び
送信端機器の安全関連情報、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0052】
選択的に、この送信端機器のリソース関連情報は、
送信端機器の現在の作業のリソースモード情報(この情報を利用して、リソースモードの異なる受信端機器はユニキャスト接続の確立を迅速に拒否することが容易になる)、
送信端機器によって選択されるリソースプール情報(この送信端機器がmode1とmode2の同時作業に適用され、この情報を利用して、受信端機器は、送信端機器によって選択されるリソースプール情報を知ることが容易になる)、
送信端機器のリソース使用状況情報、及び
送信端機器の現在のRRC状態情報、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0053】
選択的に、前記直接通信受け取りメッセージには、
受け取られるQoSパラメータ情報、
受信端機器のリソース関連情報、
受信端機器の物理セルID(PCI)と周波数ポイント情報、
受信端機器の物理セルID(PCI)、
受信端機器のセルグローバルID(CGI)、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のユーザ情報、及び
受信端機器のIPアドレス配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0054】
説明すべきことは、この直接通信要求メッセージにおいて、QoSパラメータ情報、ターゲット端末ID、送信端機器のリソース関連情報等に含まれる内容は、上記を参照してもよいことである。ここでは説明を省略する。この直接通信受け取りメッセージにおいて、QoSパラメータ情報、ターゲット端末ID、受信端機器のリソース関連情報等に含まれる内容は、上記を参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0055】
図2は、本開示のいくつかの実施例による接続確立方法の別のフローチャートである。この方法は、送信端機器に用いられ、
図2に示すように、この方法は、以下のようなステップを含む。
ステップ201:受信端機器にユニキャスト接続確立要求メッセージを送信する。
【0056】
前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、直接通信要求メッセージが含まれ、このユニキャスト接続確立要求メッセージは、送信端機器と前記受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するために用いられる。
【0057】
ステップ202:前記受信端機器によって送信されるユニキャスト接続確立メッセージを受信する。
【0058】
前記ユニキャスト接続確立メッセージには、直接通信受け取りメッセージが含まれる。
【0059】
ステップ203:ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信する。
【0060】
ステップ204:前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信する。
【0061】
本開示のいくつかの実施例の接続確立方法は、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0062】
選択的に、上記ステップ204の後に、前記接続確立方法は、
送信端機器は、受信端機器にユニキャスト接続確立完了メッセージを送信することをさらに含んでもよい。
【0063】
選択的に、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
送信端機器ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
送信端機器のリソース関連情報、
要求されるQoSパラメータ情報、
送信端機器の能力情報、
送信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID、
送信端機器のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれてもよい。
【0064】
このユニキャスト接続確立要求メッセージにおいて、送信端機器ID、送信端機器のリソース関連情報、QoSパラメータ情報等に含まれる内容は、上記を参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0065】
選択的に、前記ユニキャスト接続確立メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末のリソース配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれてもよく、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0066】
このユニキャスト接続確立メッセージにおいて、無線ベアラ配置情報、リソース配置情報、物理レイヤ配置情報、QoSパラメータ情報等に含まれる内容は、上記を参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0067】
説明すべきことは、この実施例では、リソース要求メッセージ、RRC配置メッセージ、直接通信要求メッセージ、直接通信受け取りメッセージ等に含まれる内容は、上記を参照してもよいことである。ここでは説明を省略する。且つ、ネットワーク機器は、送信端機器にRRC配置メッセージを送信する時、受信端機器に配置情報を送信してもよく、受信端機器に配置情報を受信しなくてもよい。具体的な実現プロセスに対して、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0068】
図3は、本開示のいくつかの実施例による接続確立方法の別のフローチャートである。この方法は、ネットワーク機器に用いられ、
図3に示すように、この方法は、以下のようなステップを含む。
【0069】
ステップ301:第一の端末機器によって送信される、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信し、
ステップ302:前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信する。
【0070】
本開示のいくつかの実施例の接続確立方法は、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0071】
本開示のいくつかの実施例では、選択的に、前記第一の要求メッセージは、リソース要求メッセージであり、前記リソース要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、及び
ターゲット端末のセルグローバルID、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、前記第一の要求メッセージは、ユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、
ターゲット端末のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0072】
選択的に、前記ターゲット端末のリソース関連情報は、
ターゲット端末の現在の作業のモード情報、
ターゲット端末によって選択されるリソースプール情報、
ターゲット端末のリソース使用状況情報、及び
ターゲット端末の現在のRRC状態情報、のうちの少なくとも一つを含む。
【0073】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末のリソース配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0074】
選択的に、前記リソース配置情報は、
サイドリンクに用いられるフィードバック制御情報の送信リソース情報、
制御シグナリングの送信リソース情報、及び
業務データの送信リソース情報、のうちの少なくとも一つを含む。
【0075】
選択的に、ステップ301の後に、前記接続確立方法は、
前記第二の端末機器に第一のRRCメッセージを送信することをさらに含み、
前記第一のRRCメッセージには、
第二の端末機器のリソース配置情報、及び
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、
前記第一のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0076】
選択的に、前記ターゲット端末IDは、
上位レイヤID、レイヤ2 ID、物理レイヤID、国際モバイル加入者識別IMSI、5G-S-TMSI、Source ID及びDestination ID、のうちの少なくとも一つを含む。
【0077】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
QoSを拒否するか否かの指示情報、
接続拒否理由、及び
待ち時間情報、のうちの少なくとも一つが含まれる。
【0078】
選択的に、前記第一の端末機器は、送信端機器であり、前記第二の端末機器は、受信端機器であり、ステップ301の前に、前記接続確立方法は、
前記第一の端末機器によって送信される、前記第二の端末機器に対する直接通信要求メッセージを受信することと、
前記第一の端末機器に、前記第一の端末機器に対する直接通信受け取りメッセージを送信することとをさらに含んでもよく、
又は、
前記第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記第一の応答メッセージがユニキャスト接続確立メッセージである場合、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、直接通信要求メッセージが含まれ、前記ユニキャスト接続確立メッセージには、直接通信受け取りメッセージが含まれる。
【0079】
選択的に、前記第一の端末機器は、受信端機器であり、前記第二の端末機器は、送信端機器であり、ステップ301の前に、前記接続確立方法は、
前記第一の端末機器に、前記第一の端末機器に対する直接通信要求メッセージを送信することをさらに含んでもよく、
前記ステップ302の後に、前記接続確立方法は、
前記第一の端末機器によって送信される、前記第二の端末機器に対する直接通信受け取りメッセージを受信することをさらに含む。
【0080】
選択的に、前記直接通信要求メッセージには、
要求されるQoSパラメータ情報、
ターゲット端末ID、
サイドリンクサービス情報、
V2Xサービス情報、
送信端機器のリソース関連情報、
送信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID、
送信端機器のセルグローバルID、
ターゲット端末のユーザ情報、
送信端機器のIPアドレス配置情報、及び
送信端機器の安全関連情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記送信端機器と前記受信端機器のうちの少なくとも一つである。
【0081】
選択的に、前記直接通信受け取りメッセージには、
受け取られるQoSパラメータ情報、
受信端機器のリソース関連情報、
受信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
受信端機器の物理セルID、
受信端機器のセルグローバルID、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のユーザ情報、及び
受信端機器のIPアドレス配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記送信端機器と前記受信端機器のうちの少なくとも一つである。
【0082】
以下では、
図4と具体的な実施例を参考し、本開示のユニキャスト接続確立プロセスを説明する。
【0083】
本開示の具体的な実施例では、
図4に示すように、ネットワーク機器は、基地局を例として、送信端機器は、UE1を例として、受信端機器は、UE2を例として、UE1とUE2は、同一基地局の下にあってもよい。
図4における「1」は、UE1がUE2に直接通信要求メッセージを送信することを表し、「2」は、UE2がUE1に直接通信応答メッセージを送信することを表し、「5」は、UE1がUE2に配置メッセージ(RRCメッセージを含む)を送信することを表し、「5.1」は、UE2がUE1に配置メッセージ(RRCメッセージを含む)を送信することを表す。以下では、異なるユニキャスト接続確立プロセスに基づき、それぞれ本開示の具体的な実施例を説明する。
【0084】
実施例1
実施例1において、UE1とUE2は、まず上位レイヤ(upper layer)によってユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションを確立し、そして、QoS及びASレイヤの配置情報等を基地局とインタラクションし、最後にPC5上でASレイヤの配置情報等をインタラクションする。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「1 2 3 4 5」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ11:UE1は、直接通信要求メッセージをUE2に送信する(
図4における「1」に対応する)。
【0085】
この直接通信要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0086】
ステップ12:UE2とUE1との間に認証と安全確立プロセスを行う。
【0087】
ステップ13:UE2は、直接通信受け取りメッセージをUE1に送信する(
図4における「2」に対応する)。
【0088】
この直接通信受け取りメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0089】
ステップ14.1:ASレイヤがないユニキャスト接続確立プロセスの場合、UE1は、リソース要求メッセージを基地局に送信する。
【0090】
このリソース要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0091】
ステップ14.2:ASレイヤを有するユニキャスト接続確立プロセスの場合、UE1は、ユニキャスト接続確立要求メッセージを基地局に送信する。
【0092】
このユニキャスト接続確立要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0093】
ステップ14.1とステップ14.2のいずれか一つを選択して実行する。
【0094】
ステップ15:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ14.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ14.2に対応する)をUE1に送信する。
【0095】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0096】
ステップ16:UE1は、RRCメッセージをUE2に送信する。
【0097】
この実施例では、基地局は、UE2に配置情報を送信せず、このステップ16では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第二のRRCメッセージに記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0098】
ステップ17:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージ又はユニキャスト接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0099】
ステップ16とステップ17は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。
【0100】
ステップ18:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージをUE1に送信する。
【0101】
実施例1-0
実施例1-0において、実施例1の状況と同じであるが、途中で基地局は、UE1とUE2のPC5ユニキャスト接続を拒否し、拒否接続プロセスは、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ21~ステップ24.2:それぞれ実施例1におけるステップ11~ステップ14.2と同じであり、
ステップ25:基地局は、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージをUE1に送信し、
このRRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0102】
ステップ26:UE1は、上位レイヤ接続放出メッセージ又はユニキャスト接続確立失敗メッセージをUE2に送信する。
【0103】
実施例1-1
実施例1-1において、UE1とUE2は、まずupper layerによってユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションを確立し、そして、QoS及びASレイヤの配置情報等を基地局とインタラクションし、最後にASレイヤの配置情報等は、基地局によってそれぞれUE1とUE2に送信され、UE1のみに送信される配置情報には、共通のcommonベアラ配置情報があり、UE1は、さらにUE2に再送信する必要がある。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「1 2 3 4と4.1 5」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ31~ステップ34.2:それぞれ実施例1におけるステップ11~ステップ14.2と同じである。
【0104】
ステップ35:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ14.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ14.2に対応する)をUE1に送信する。
【0105】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0106】
ステップ36:基地局は、RRCメッセージをUE2に送信する。
【0107】
このステップ56では、RRCメッセージは、上記
図1の実施例における第一のRRCメッセージ(一部の配置情報)と同じである。ここでは説明を省略する。
【0108】
ステップ37:UE1は、RRCメッセージをUE2に送信する。
【0109】
この実施例では、基地局は、UE1とUE2に配置メッセージを送信する。このステップ
37では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第三のRRCメッセージに記載の内容を参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0110】
ステップ38:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージ又はユニキャスト接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0111】
ステップ57とステップ58は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。
【0112】
ステップ39:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージをUE1に送信する。
【0113】
実施例1-2
実施例1-2において、UE1とUE2は、まずupper layerによってユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションを確立し、そして、QoS及びASレイヤの配置情報等を基地局とインタラクションし、最後にASレイヤの配置情報等は、基地局によってそれぞれUE1とUE2に送信され、UE1とUE2によって受信された配置情報は同じである。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「1 2 3 4と4.1」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ41~ステップ44.2:それぞれ実施例1におけるステップ11~ステップ14.2と同じである。
【0114】
ステップ45:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ64.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ64.2に対応する)をUE1に送信する。
【0115】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0116】
ステップ46:基地局は、RRCメッセージをUE2に送信する。
【0117】
この実施例では、基地局は、UE1とUE2に配置メッセージを送信する。UE1とUE2によって受信された配置情報は同じであり、UE1は、UE2に配置情報を送信する必要がない。
【0118】
ステップ47:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージ又はユニキャスト接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0119】
ステップ48:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージを基地局に送信する。
【0120】
ステップ47は、ステップ45の後になければならず、ステップ48は、ステップ46の後になければならない。ステップ45とステップ46は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。
【0121】
実施例2
実施例2において、UE1とUE2は、upper layerでユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションを確立するプロセスにおいて、QoSとASレイヤの配置情報を基地局とインタラクションすることを完了し、及びPC5上でASレイヤの配置情報等をインタラクションすることを完了する。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「1 2.1 3.1 2と5.1」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ51とステップ52:それぞれ実施例1におけるステップ11とステップ12と同じであり、
ステップ53.1:ASレイヤがないユニキャスト接続確立プロセスの場合、UE2は、リソース要求メッセージを基地局に送信する。
【0122】
このリソース要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0123】
ステップ53.2:ASレイヤを有するユニキャスト接続確立プロセスの場合、UE2は、ユニキャスト接続確立要求メッセージを基地局に送信する。
【0124】
このユニキャスト接続確立要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0125】
ステップ53.1とステップ53.2のいずれか一つを選択して実行する。
【0126】
ステップ54:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ53.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ53.2に対応する)をUE2に送信する。
【0127】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0128】
ステップ55:UE2は、RRCメッセージをUE1に送信する。
【0129】
この実施例では、基地局は、UE1にRRCメッセージを送信せず、このステップ55では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第二のRRCメッセージに記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0130】
ステップ56:UE2は、直接通信受け取りメッセージをUE1に送信する。
【0131】
この直接通信受け取りメッセージは、受け取られるPC5 QoSパラメータ情報、ユーザ情報(User info)及びUE2のIPアドレス配置のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0132】
ステップ57:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージ又はV2X接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0133】
ステップ55、ステップ56、ステップ57は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。ステップ55で送信されるRRCメッセージとステップ56で送信される直接通信受け取りメッセージについては、二つのシグナリングで送信されてもよいし、一つのシグナリングの中にパックして送信されてもよい。
【0134】
ステップ58:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージをUE2に送信する。
【0135】
実施例2-0
実施例2-0において、実施例2の状況と同じであるが、途中で基地局は、UE1とUE2のPC5ユニキャスト接続を拒否し、拒否接続プロセスは、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ61~ステップ63.2:それぞれ実施例2におけるステップ51~ステップ53.2と同じであり、
ステップ64:基地局は、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージをUE2に送信し、
このRRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0136】
ステップ65:選択的に、UE2は、直接通信拒否メッセージをUE1に送信する。
【0137】
実施例2-1
実施例2-1において、UE1とUE2は、upper layerでユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションを確立するプロセスにおいて、QoSとASレイヤの配置情報を基地局とインタラクションすることを完了し、次にASレイヤの配置情報等は、基地局によってそれぞれUE1とUE2に送信される。UE1とUE2によって受信された配置情報は同じであり、ユーザ機器UE間は、RRCで配置情報をインタラクションする必要がない。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「1 2.1 3.1と4 2」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ71~ステップ73.2:それぞれ実施例2におけるステップ51~ステップ53.2と同じである。
【0138】
ステップ74:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ73.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ73.2に対応する)をUE2に送信する。
【0139】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0140】
ステップ75:基地局は、RRCメッセージをUE1に送信する。
【0141】
この実施例では、基地局は、UE1とUE2に配置メッセージを送信する。UE1とUE2によって受信された配置情報は同じであり、UE2は、UE1に配置情報を送信する必要がない。
【0142】
ステップ76:UE2は、直接通信受け取りメッセージをUE1に送信する。
【0143】
この直接通信受け取りメッセージは、受け取られるPC5 QoSパラメータ情報、ユーザ情報(User info)及びUE2のIPアドレス配置のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0144】
ステップ77:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージ又はV2X接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0145】
ステップ78:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージを基地局に送信する。
【0146】
実施例2-2
実施例2-2において、UE1とUE2は、upper layerでユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションを確立するプロセスにおいて、QoSとASレイヤの配置情報を基地局とインタラクションすることを完了し、次にASレイヤの配置情報等は、基地局によってそれぞれUE1とUE2に送信される。UE2のみに送信される配置情報には、commonベアラ配置情報があり、UE2は、さらにUE1に再送信する必要がある。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「1 2.1 3.1と4 2と5.1」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ81~ステップ83.2:それぞれ実施例2におけるステップ51~ステップ53.2と同じである。
【0147】
ステップ84:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ73.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ73.2に対応する)をUE2に送信する。
【0148】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージは、
UE1及び/又はUE2の無線ベアラ配置情報、
UE2のリソース配置情報、
UE2の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応するUE1 IDとUE2 IDとの一組、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0149】
ステップ85:基地局は、RRCメッセージをUE1に送信する。このRRCメッセージは、UE1のリソース配置情報、UE1の物理レイヤ配置情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0150】
ステップ86:UE2は、RRCメッセージをUE1に送信する。このRRCメッセージは、UE1及び/又はUE2の無線ベアラ配置情報、無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、無線ベアラ配置情報に対応するUE1 IDとUE2 IDとの一組、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0151】
ステップ87:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージ又はユニキャスト接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0152】
ステップ88:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージを基地局に送信する。
【0153】
ステップ89:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージをUE2に送信する。
【0154】
ステップ87がステップ84の後にあり、ステップ88がステップ85の後にあり、ステップ89がステップ86の後にある。ステップ84とステップ85は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。ステップ86とステップ87は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。
【0155】
実施例3
実施例3において、UE1とUE2は、upper layerでユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションのプロセスを確立し、基地局によって完了される。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「3 3.1 2.1 4 5」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ91:UE1は、UE2に対する直接通信要求メッセージを基地局に送信する。
【0156】
この直接通信要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0157】
ステップ92:基地局は、UE2に対するUE1の直接通信要求メッセージ送信をUE2に送信する。
【0158】
ステップ93:UE1とUE2との間に認証と安全確立プロセスを行う。
【0159】
ステップ94.1:UE2は、リソース要求メッセージを基地局に送信する。
【0160】
このリソース要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0161】
ステップ94.2:UE2は、ユニキャスト接続確立要求メッセージを基地局に送信する。
【0162】
このユニキャスト接続確立要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0163】
ステップ94.1とステップ94.2に対して、いずれか一つを選択して実行する。
【0164】
ステップ95:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ94.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ94.2に対応する)をUE2に送信する。
【0165】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0166】
ステップ96:UE2は、UE1に対する基地局の直接通信受け取りメッセージを返信する。
【0167】
この直接通信受け取りメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0168】
ステップ97:UE2は、RRCメッセージをUE1に送信する。
【0169】
この実施例では、基地局は、UE1に配置メッセージを送信せず、このステップ
97では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第二のRRCメッセージに記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0170】
ステップ98:基地局は、直接通信受け取りメッセージをUE1に送信する。
【0171】
この直接通信受け取りメッセージは、受け取られるPC5 QoSパラメータ情報、ユーザ情報(User info)及びUE2のIPアドレス配置のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0172】
上記ステップ96とステップ97は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。ただしステップ97は、ステップ95の後になければならない。
【0173】
実施例3-0
実施例3-0において、実施例3の状況と同じであるが、途中で基地局は、UE1とUE2のPC5ユニキャスト接続を拒否し、拒否接続プロセスは、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ01~ステップ03:それぞれ実施例3におけるステップ91~ステップ93と同じであり、
ステップ04:UE2は、UE1に対する基地局の直接通信拒否メッセージを返信し、
この直接通信拒否メッセージは、QoSを拒否するか否かの指示情報、接続拒否理由、待ち時間情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0174】
ステップ05:基地局は、UE1に直接通信拒否メッセージを返信する。
【0175】
実施例3-1
実施例3-1において、UE1とUE2は、upper layerでユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションのプロセスを確立し、基地局によって完了され、基地局のASレイヤの配置情報等は、基地局によってそれぞれUE1とUE2に送信され、UE1とUE2によって受信された配置情報は同じである。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「3 3.1 2.1 4及び4.1」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ111~ステップ114.2:それぞれ実施例3におけるステップ91~ステップ94.2と同じであり、
ステップ115:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ114.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ114.2に対応する)をUE2に送信する。
【0176】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0177】
ステップ116:UE2は、UE1に対する基地局の直接通信受け取りメッセージを返信する。
【0178】
この直接通信受け取りメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0179】
ステップ117:基地局は、RRCメッセージをUE1に送信する。
【0180】
この実施例では、基地局は、UE1とUE2に配置メッセージを送信する。UE1とUE2によって受信された配置情報は同じであり、UE2は、UE1に配置情報を送信する必要がない。
【0181】
ステップ118:基地局は、直接通信受け取りメッセージをUE1に送信する。
【0182】
この直接通信受け取りメッセージは、受け取られるPC5 QoSパラメータ情報、ユーザ情報(User info)及びUE2のIPアドレス配置のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0183】
上記ステップ115とステップ117は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。ただし、ステップ116は、ステップ115の後になければならない。
【0184】
実施例3-2
実施例3-2において、UE1とUE2は、upper layerでユニキャスト接続及びQoSネゴシエーションのプロセスを確立し、基地局によって完了される。基地局のASレイヤの配置情報等は、基地局によってそれぞれUE1とUE2に送信され、UE2のみに送信される配置情報には、共通のcommonベアラ配置情報があり、UE2は、さらにUE1に再送信する必要がある。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、主に
図4における「3 3.1 2.1 4及び4.1 5」に対応し、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ121~ステップ124.2:それぞれ実施例3におけるステップ91~ステップ94.2と同じであり、
ステップ125:基地局は、RRC配置メッセージ(ステップ124.1に対応する)又はユニキャスト接続確立メッセージ(ステップ124.2に対応する)をUE2に送信する。
【0185】
このRRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0186】
ステップ126:UE2は、UE1に対する基地局の直接通信受け取りメッセージを返信する。
【0187】
この直接通信受け取りメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0188】
ステップ127:基地局は、RRCメッセージをUE1に送信する。
【0189】
このステップ127では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第一のRRCメッセージに記載の内容を参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0190】
ステップ128:UE2は、RRCメッセージをUE1に送信する。
【0191】
このステップ128では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第三のRRCメッセージに記載の内容を参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0192】
ステップ129:基地局は、直接通信受け取りメッセージをUE1に送信する。
【0193】
この直接通信受け取りメッセージは、受け取られるPC5 QoSパラメータ情報、ユーザ情報(User info)及びUE2のIPアドレス配置のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0194】
上記ステップ125とステップ127は、いずれかを前後とした順序でもよいし、同時に発生してもよい。ただし、ステップ128は、ステップ125の後になければならない。
【0195】
実施例4
実施例4において、ASレイヤのユニキャスト接続確立に対応し、UE1は、基地局にユニキャスト接続確立要求を直接に発起することができる。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ131:UE1は、直接通信要求メッセージが含まれるユニキャスト接続確立要求メッセージ(例えばRRCメッセージ)を基地局に送信する。
【0196】
ステップ132:基地局は、直接通信要求メッセージをUE2に転送する。
【0197】
又は、このステップ132において、基地局は、UE2の各種の情報を知るため、UE2の代わりにUE1と直接的にネゴシエーションし、ステップ134に直接に入る。
【0198】
ステップ133:UE2は、基地局に直接通信受け取りメッセージを返信する。
【0199】
ステップ134:基地局は、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージと、該当する配置情報とをUE1に送信する。
【0200】
ステップ135:UE1は、UE2に関連する配置情報及びベアラ配置情報をUE2に送信する。
【0201】
ステップ136:選択的に、UE2は、確認メッセージをUE1に返信する。
【0202】
ステップ137:選択的に、ステップ134の後に、UE1は、ユニキャスト接続確立完了メッセージを基地局に送信する。
【0203】
実施例5
実施例5において、UE1とUE2との間は、ユニキャスト接続確立要求を発起することができる。本実施例のユニキャスト接続プロセスは、以下のようなステップを含んでもよい。
ステップ141:UE1は、ユニキャスト接続確立要求メッセージをUE2に送信する。
【0204】
このユニキャスト接続確立要求メッセージは、直接通信要求メッセージ(この直接通信要求メッセージが一つの容器containerとして、ユニキャスト接続確立要求のRRCメッセージに置かれることに相当し、この直接通信要求メッセージに含まれる内容は、実施例1に記載の内容の通りであってもよい。ここでは説明を省略する)と、
UE1 ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
UE1のリソース関連情報、
要求されるPC5 QoSパラメータ情報、
UE1の能力情報、
UE1の物理セルIDと周波数ポイント情報、又は物理セルID(PCI)、又はセルグローバルID(CGI)、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因(cause)のうちの少なくとも一つとを含んでもよい。
【0205】
ステップ142:UE2は、ユニキャスト接続確立メッセージをUE1に送信し、
このユニキャスト接続確立メッセージは、直接通信受け取りメッセージと、
UE1及び/又はUE2の無線ベアラ配置情報、
UE1及び/又はUE2のリソース配置情報、
UE1及び/又はUE2の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する一組のUE1 IDとUE2 ID、のうちの少なくとも一つとを含んでもよい。
【0206】
ステップ143:UE1は、リソース要求メッセージを基地局に送信する。
【0207】
このリソース要求メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0208】
ステップ144:基地局は、RRC配置メッセージをUE1に送信する。
【0209】
このRRC配置メッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例に記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0210】
ステップ145:UE1は、RRCメッセージをUE2に送信する。
【0211】
この実施例では、基地局は、UE2に配置情報を送信せず、このステップ145では、RRCメッセージに含まれる内容は、上記
図1の実施例における第二のRRCメッセージに記載のものを参照してもよい。ここでは説明を省略する。
【0212】
説明すべきことは、この実施例では、基地局がUE2に配置情報を送信しないとは限らず、基地局は、それぞれUE1とUE2に配置情報を送信してもよく、上記実施例1-1と1-2に記載のものを参照してもよいことである。ここでは説明を省略する。
【0213】
ステップ146:選択的に、UE1は、RRC確認メッセージ又はユニキャスト接続完了メッセージを基地局に送信する。
【0214】
ステップ145とステップ146は、いずれかを前後とした順序でもよし、同時に発生してもよい。
【0215】
ステップ147:選択的に、UE2は、RRC確認メッセージをUE1に送信する。
【0216】
上記実施例は、本開示の接続確立方法を説明した。以下では、実施例と添付図面を組み合わせて、本開示の端末機器とネットワーク機器を説明する。
【0217】
図5は、本開示のいくつかの実施例による端末機器の構造概略図である。この端末機器は、具体的には第一の端末機器であり、
図5に示すように、この端末機器50は、
ネットワーク機器に、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信するための第一の送信モジュール51と、
前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信するための第一の受信モジュール52と、を含む。
【0218】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立(例えばサイドリンクユニキャスト接続確立)を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0219】
選択的に、前記第一の要求メッセージは、リソース要求メッセージであり、前記リソース要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、及び
ターゲット端末のセルグローバルID、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、前記第一の要求メッセージは、ユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、
ターゲット端末のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0220】
選択的に、前記ターゲット端末のリソース関連情報は、
ターゲット端末の現在の作業のリソースモード情報、
ターゲット端末によって選択されるリソースプール情報、
ターゲット端末のリソース使用状況情報、
ターゲット端末の現在の無線リソース制御RRC状態情報、のうちの少なくとも一つを含む。
【0221】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末のリソース配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0222】
選択的に、前記リソース配置情報は、
サイドリンクに用いられるフィードバック制御情報の送信リソース情報、
制御シグナリングの送信リソース情報、及び
業務データの送信リソース情報、のうちの少なくとも一つを含む。
【0223】
選択的に、前記ネットワーク機器が前記第二の端末機器に配置情報を送信しない場合、前記第一の送信モジュール51は、さらに
前記第二の端末機器に第二のRRCメッセージを送信するために用いられ、
前記第二のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0224】
選択的に、前記ネットワーク機器が前記第二の端末機器に第一のRRCメッセージを送信する場合、前記第一の送信モジュール51は、さらに
前記第二の端末機器に第三のRRCメッセージを送信するために用いられ、
前記第一のRRCメッセージには、
第二の端末機器のリソース配置情報、及び
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記第三のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0225】
選択的に、前記ターゲット端末IDは、
上位レイヤID、レイヤ2 ID、物理レイヤID、国際移動ユーザ識別コードIMSI、5G-S-TMSI、ソースSource ID及びあて先Destination ID、のうちの少なくとも一つを含む。
【0226】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
QoSを拒否するか否かの指示情報、
接続拒否理由、及び
待ち時間情報、のうちの少なくとも一つが含まれる。
【0227】
選択的に、前記第一の送信モジュール51は、さらに
前記第二の端末機器に上位レイヤ接続放出メッセージ又はユニキャスト接続確立失敗メッセージを送信するために用いられる。
【0228】
選択的に、前記第一の端末機器は、送信端機器であり、前記第二の端末機器は、受信端機器であり、前記第一の送信モジュール51は、さらに、前記第二の端末機器に直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、
前記第一の受信モジュール52は、さらに、前記第二の端末機器によって送信される直接通信受け取りメッセージを受信するために用いられ、
又は、
前記第一の送信モジュール51は、さらに、前記ネットワーク機器に、前記第二の端末機器に対する直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、
前記第一の受信モジュール52は、さらに、前記ネットワーク機器によって送信される、前記第一の端末機器に対する前記第二の端末機器の直接通信受け取りメッセージを受信するために用いられ、
又は、
前記第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記第一の応答メッセージがユニキャスト接続確立メッセージである場合、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、直接通信要求メッセージが含まれ、前記ユニキャスト接続確立メッセージには、直接通信受け取りメッセージが含まれる。
【0229】
選択的に、前記第一の端末機器は、受信端機器であり、前記第二の端末機器は、送信端機器であり、前記第一の受信モジュール52は、さらに、前記第二の端末機器によって送信される直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、
前記第一の送信モジュール51は、さらに、前記第二の端末機器に直接通信受け取りメッセージを送信するために用いられ、
又は、
前記第一の受信モジュール52は、さらに、前記ネットワーク機器によって送信される、前記第一の端末機器に対する直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、
前記第一の送信モジュール51は、さらに、前記ネットワーク機器に、前記第二の端末機器に対する直接通信受け取りメッセージを送信するために用いられ、
又は、
前記第一の受信モジュール52は、さらに、前記第二の端末機器によって送信される、直接通信要求メッセージが含まれるユニキャスト接続確立要求メッセージを受信するために用いられ、
前記第一の送信モジュール51は、さらに、前記第二の端末機器に、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを送信するために用いられる。
【0230】
選択的に、前記直接通信要求メッセージには、
要求されるQoSパラメータ情報、
ターゲット端末ID、
サイドリンクサービス情報、
V2Xサービス情報、
送信端機器のリソース関連情報、
送信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID、
送信端機器のセルグローバルID、
ターゲット端末のユーザ情報、
送信端機器のIPアドレス配置情報、及び
送信端機器の安全関連情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0231】
選択的に、前記直接通信受け取りメッセージには、
受け取られるQoSパラメータ情報、
受信端機器のリソース関連情報、
受信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
受信端機器の物理セルID、
受信端機器のセルグローバルID、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のユーザ情報、及び
受信端機器のIPアドレス配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0232】
図6は、本開示のいくつかの実施例による端末機器の構造概略図である。この端末機器は、具体的には送信端機器であり、
図6に示すように、この端末機器60は、
受信端機器に、直接通信要求メッセージが含まれる、送信端機器と前記受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するためのユニキャスト接続確立要求メッセージを送信するための第二の送信モジュール61と、
前記受信端機器によって送信される、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを受信するための第二の受信モジュール62と、
ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信するための第三の送信モジュール63と、
前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信するための第三の受信モジュール64と、を含む。
【0233】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立(例えばサイドリンクユニキャスト接続確立)を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0234】
選択的に、前記第二の送信モジュール61は、さらに、前記受信端機器にユニキャスト接続確立完了メッセージを送信するために用いられる。
【0235】
選択的に、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
送信端機器ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
送信端機器のリソース関連情報、
要求されるQoSパラメータ情報、
送信端機器の能力情報、
送信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID、
送信端機器のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれる。
【0236】
選択的に、前記ユニキャスト接続確立メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末のリソース配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0237】
図7は、本開示のいくつかの実施例によるネットワーク機器の構造概略図である。
図7に示すように、このネットワーク機器70は、
第一の端末機器によって送信される、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信するための第四の受信モジュール71と、
前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信するための第四の送信モジュール72と、を含む。
【0238】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立(例えばサイドリンクユニキャスト接続確立)を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0239】
選択的に、前記第一の要求メッセージは、リソース要求メッセージであり、前記リソース要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、及び
ターゲット端末のセルグローバルID、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、前記第一の要求メッセージは、ユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のリソース関連情報、
第一の端末機器と第二の端末機器とがネゴシエーションした後のQoSパラメータ情報、
ターゲット端末の能力情報、
ターゲット端末の物理セルIDと周波数ポイント情報、
ターゲット端末の物理セルID、
ターゲット端末のセルグローバルID、及び
V2Xユニキャスト接続確立要求原因、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0240】
選択的に、前記ターゲット端末のリソース関連情報は、
ターゲット端末の現在の作業のモード情報、
ターゲット端末によって選択されるリソースプール情報、
ターゲット端末のリソース使用状況情報、
ターゲット端末の現在のRRC状態情報、のうちの少なくとも一つを含む。
【0241】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、RRC配置メッセージ又はユニキャスト接続確立メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
ターゲット端末のリソース配置情報、
ターゲット端末の物理レイヤ配置情報、
QoSを受け取るか否かの指示情報、
受け取られるQoSパラメータ情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0242】
選択的に、前記リソース配置情報は、
サイドリンクに用いられるフィードバック制御情報の送信リソース情報、
制御シグナリングの送信リソース情報、及び
業務データの送信リソース情報、のうちの少なくとも一つを含む。
【0243】
選択的に、前記第四の送信モジュール72は、さらに
前記第二の端末機器に第一のRRCメッセージを送信するために用いられ、
前記第一のRRCメッセージには、
第二の端末機器のリソース配置情報、及び
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
又は、前記第一のRRCメッセージには、
ターゲット端末の無線ベアラ配置情報、
第二の端末機器のリソース配置情報、
第二の端末機器の物理レイヤ配置情報、
無線ベアラ配置情報に対応するリンクID、及び
無線ベアラ配置情報に対応する第一の端末機器IDと第二の端末機器IDとの一組、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記第一の端末機器と前記第二の端末機器のうちの少なくとも一つである。
【0244】
選択的に、前記ターゲット端末IDは、
上位レイヤID、レイヤ2 ID、物理レイヤID、国際移動ユーザ識別コードIMSI、5G-S-TMSI、Source ID及びDestination IDのうちの少なくとも一つを含む。
【0245】
選択的に、前記第一の応答メッセージは、RRC拒否メッセージ又はユニキャスト接続拒否メッセージであり、
前記第一の応答メッセージには、
QoSを拒否するか否かの指示情報、
接続拒否理由、及び
待ち時間情報、のうちの少なくとも一つが含まれる。
【0246】
選択的に、前記第一の端末機器は、送信端機器であり、前記第二の端末機器は、受信端機器であり、前記第四の受信モジュール71は、さらに、前記第一の端末機器によって送信される、前記第二の端末機器に対する直接通信要求メッセージを受信するために用いられ、
前記第四の送信モジュール72は、さらに、前記第一の端末機器に、前記第一の端末機器に対する直接通信受け取りメッセージを送信するために用いられ、
又は、
前記第一の要求メッセージがユニキャスト接続確立要求メッセージであり、前記第一の応答メッセージがユニキャスト接続確立メッセージである場合、前記ユニキャスト接続確立要求メッセージには、直接通信要求メッセージが含まれ、前記ユニキャスト接続確立メッセージには、直接通信受け取りメッセージが含まれる。
【0247】
選択的に、前記第一の端末機器は、受信端機器であり、前記第二の端末機器は、送信端機器であり、前記第四の送信モジュール72は、さらに、前記第一の端末機器に、前記第一の端末機器に対する直接通信要求メッセージを送信するために用いられ、
前記第四の受信モジュール71は、さらに、前記第一の端末機器によって送信される、前記第二の端末機器に対する直接通信受け取りメッセージを受信するために用いられる。
【0248】
選択的に、前記直接通信要求メッセージには、
要求されるQoSパラメータ情報、
ターゲット端末ID、
サイドリンクサービス情報、
V2Xサービス情報、
送信端機器のリソース関連情報、
送信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
送信端機器の物理セルID、
送信端機器のセルグローバルID、
ターゲット端末のユーザ情報、
送信端機器のIPアドレス配置情報、及び
送信端機器の安全関連情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記送信端機器と前記受信端機器のうちの少なくとも一つである。
【0249】
選択的に、前記直接通信受け取りメッセージには、
受け取られるQoSパラメータ情報、
受信端機器のリソース関連情報、
受信端機器の物理セルIDと周波数ポイント情報、
受信端機器の物理セルID、
受信端機器のセルグローバルID、
ターゲット端末ID、
ユニキャスト接続のリンクID、
ターゲット端末のユーザ情報、及び
受信端機器のIPアドレス配置情報、のうちの少なくとも一つが含まれ、
前記ターゲット端末は前記送信端機器と前記受信端機器のうちの少なくとも一つである。
【0250】
本開示のいくつかの実施例は、端末機器をさらに提供し、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述した、第一の端末機器に用いられる接続確立方法の実施例の各プロセスを実現させ、上述した、送信端機器に用いられる接続確立方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0251】
図8は、本開示の各実施例を実現する端末機器のハードウェア構造概略図である。端末機器800は、無線周波数ユニット801、ネットワークモジュール802、オーディオ出力ユニット803、入力ユニット804、センサ805、表示ユニット806、ユーザ入力ユニット807、インターフェースユニット808、メモリ809、プロセッサ810、及び電源811などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、
図8に示す端末構成は、端末に対する限定を構成せず、端末には、図示された部材の数よりも多くまたは少ない部材、またはいくつかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置が含まれてもよい。本開示のいくつかの実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピューター、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0252】
端末機器800は、第一の端末機器として選択されてもよく、無線周波数ユニット801は、ネットワーク機器に、前記ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを送信し、前記ネットワーク機器によって送信される第一の応答メッセージを受信するために用いられる。
【0253】
又は、端末機器800は、送信端機器として選択されてもよく、無線周波数ユニット801は、受信端機器に、直接通信要求メッセージが含まれる、送信端機器と受信端機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するためのユニキャスト接続確立要求メッセージを送信し、前記受信端機器によって送信される、直接通信受け取りメッセージが含まれるユニキャスト接続確立メッセージを受信し、ネットワーク機器にリソース要求メッセージを送信し、前記ネットワーク機器によって送信されるRRC配置メッセージを受信するために用いられる。
【0254】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク機器が参加した上で、端末機器間のユニキャスト接続確立(例えばサイドリンクユニキャスト接続確立)を実現し、そして該当する端末機器にリソースを配置することができる。
【0255】
理解すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、無線周波数ユニット801は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよいことである。基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ810に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット801は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限られない。なお、無線周波数ユニット801は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0256】
端末は、ネットワークモジュール802を介してユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0257】
オーディオ出力ユニット803は、無線周波数ユニット801またはネットワークモジュール802によって受信されたまたはメモリ809に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット803はさらに、端末機器800によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット803は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0258】
入力ユニット804は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット804は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)8041とマイクロホン8042とを含んでもよい。グラフィックスプロセッサ8041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット806に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ8041によって処理された画像フレームは、メモリ809(または他の記憶媒体)に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット801またはネットワークモジュール802を介して送信されてもよい。マイクロホン8042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータと処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット801を介して移動体通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0259】
端末機器800はさらに、少なくとも一つのセンサ805、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサを含む。光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル8061の輝度を調整することができ、接近センサは、端末機器800が耳元に移動した時、表示パネル8061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸であり)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いることができる。センサ805はさらに、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよい。ここでは説明を省略する。
【0260】
表示ユニット806は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット806は、表示パネル8061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル8061を配置してもよい。
【0261】
ユーザ入力ユニット807は、入力された数字または文字情報の受信、端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。ユーザ入力ユニット807は、タッチパネル8071および他の入力機器8072を含む。タッチパネル8071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体または付属品を使用してタッチパネル8071上またはタッチパネル8071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル8071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ810に送信し、プロセッサ810から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル8071を実現してもよい。タッチパネル8071以外、ユーザ入力ユニット807は、他の入力機器8072を含んでもよい。他の入力機器8072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限られない。ここでは説明を省略する。
【0262】
さらに、タッチパネル8071は、表示パネル8061上に覆われてもよい。タッチパネル8071は、その上または付近でのタッチ操作を検出した場合、プロセッサ810に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後に、プロセッサ810は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル8061で該当する視覚出力を提供する。
図8では、タッチパネル8071と表示パネル8061は、二つの独立した部材として端末の入力と出力機能を実現するものであるが、いくつかの実施例では、タッチパネル8071と表示パネル8061を集積して端末の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0263】
インターフェースユニット808は、外部装置と端末機器800との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドフォンポート、外部電源(または電池充電器)ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット808は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末機器800内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いられてもよく、または端末機器800と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0264】
メモリ809は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ809は、主に記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよい。記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0265】
プロセッサ810は、端末の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末全体の各部分に接続され、メモリ809内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ809内に記憶されたデータを呼び出し、端末の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末全体をモニタリングする。プロセッサ810は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ810は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解すべきことは、上記モデムプロセッサは、プロセッサ810に集積されなくてもよいことである。
【0266】
端末機器800はさらに、各部材に電力を供給する電源811(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源811は、電源管理システムによってプロセッサ810にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0267】
また、端末機器800は、いくつかの示されていない機能モジュールをさらに含んでもよい。ここでは説明を省略する。
【0268】
本開示のいくつかの実施例は、ネットワーク機器をさらに提供し、プロセッサと、メモリと及び前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述した、ネットワーク機器に用いられる接続確立方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0269】
図9は、本開示の各実施例を実現するネットワーク機器のハードウェア構造概略図である。前記ネットワーク機器90は、バス91、送受信機92、アンテナ93、バスインターフェース94、プロセッサ95及びメモリ96を含むが、それらに限られない。
【0270】
本開示のいくつかの実施例では、前記ネットワーク機器90は、メモリ96に記憶され、プロセッサ95上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ95によって実行される時、
第一の端末機器によって送信される、ネットワーク機器に第一の端末機器と第二の端末機器とのユニキャスト接続関連情報を要求するための第一の要求メッセージを受信するステップ、及び
前記第一の端末機器に第一の応答メッセージを送信するステップを実現する。
【0271】
送受信機92は、プロセッサ95の制御下でデータを送受信するために用いられる。
【0272】
図9では、バスアーキテクチャ(バス91で代表される)、バス91は、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、バス91は、プロセッサ95によって代表される一つまたは複数のプロセッサとメモリ96によって代表されるメモリの各種の回路をリンクする。バス91は、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、ここでは、これ以上説明しない。バスインターフェース94は、バス91と送受信機92との間にインターフェースを提供する。送受信機92は、一つの素子であってもよく、複数の素子であってもよく、例えば複数の受信機と送信機は、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ95によって処理されるデータは、アンテナ93によって無線媒体上で伝送され、さらに、アンテナ93はさらに、データを受信し且つデータをプロセッサ95に伝送する。
【0273】
プロセッサ95は、バス91の管理と通常の処理を司って、さらに、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電源管理及び他の制御機能を含む様々な機能を提供することができる。メモリ96は、記憶プロセッサ95が操作を実行する時に使用されるデータを記憶するために用いられてもよい。
【0274】
選択的に、プロセッサ95は、CPU、ASIC、FPGA又はCPLDであってもよい。
【0275】
本開示のいくつかの実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述した、第一の端末機器に用いられる接続確立方法の実施例の各プロセスを実現させ、又は上述した、送信端機器に用いられる接続確立方法の実施例の各プロセスを実現させ、又は上述した、ネットワーク機器に用いられる接続確立方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここで説明を省略する。このコンピュータ可読記憶媒体は、例えばリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
【0276】
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストされていていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含むことである。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0277】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質にはまたは従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0278】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例に記述された様々な例のユニット及びアルゴリズムステップを組み合わせ、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されることが可能である。これらの機能は、ハードウェア方式で実行されるか、ソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えていると考えるべきではない。
【0279】
当業者が明確に理解できるように、記述の利便性および簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置、およびユニットの具体的な作動プロセスは、前記接続確立方法の実施例における対応するプロセスを参照してよい。ここでは説明を省略する。
【0280】
本出願によって提供される実施例では、理解すべきことは、掲示された装置および方法は、他の方式によって実現されてもよいことである。例えば、以上に記述された装置の実施例は、単なる例示的なものであり、例えば、前記ユニットの区分は、単に論理的機能区分であり、実際に実現する時、他の区分方式があってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに組み合わせられてもよく、または集積されてもよく、またはいくつかの特徴が無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接の結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0281】
前記分離された部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよく、または物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく、または、物理的なユニットでなくてもよい。すなわち、一つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部または全部のユニットを選択して、本実施例の方案の目的を実現することができる。
【0282】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に単独に存在しもよく、二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。
【0283】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質的なものまたは従来の技術に寄与した部分又はこの技術案に関する部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ、またはネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行させるための若干の指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶可能な媒体を含む。
【0284】
当業者が理解できるように、上記実施例の方法における全部または一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアを制御することによって完了されてもよい。前記プログラムは、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、このプログラムが実行される時、上記各方法の実施例のようなフローを含んでもよい。前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってもよい。
【0285】
理解できることは、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現について、処理ユニットは、一つ又は複数の専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
【0286】
ソフトウェアの実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現してもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサを介して実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部に実現されてもよい。
【0287】
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆の上で、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。