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特許7373604ビデオ会議制御サーバ、ビデオ会議制御システム、プログラム及びビデオ会議制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-25
(45)【発行日】2023-11-02
(54)【発明の名称】ビデオ会議制御サーバ、ビデオ会議制御システム、プログラム及びビデオ会議制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20231026BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20231026BHJP
   H04M 3/56 20060101ALI20231026BHJP
【FI】
H04N7/15
H04N21/431
H04M3/56 C
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022071596
(22)【出願日】2022-04-25
【審査請求日】2022-04-25
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】平田 佳広
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/171451(WO,A1)
【文献】特開2019-036155(JP,A)
【文献】特開2010-028298(JP,A)
【文献】特表2014-526184(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0234057(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/15
H04N 21/00 - 21/858
H04M 3/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報取得部によって取得されたユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、
前記付加情報選択部によって選択された付加情報を提供する付加情報提供部と、を備え、
前記付加情報は、第1付加情報と、第2付加情報と、を含み、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて異なる優先順位で、前記第1付加情報を付加せずに前記第2付加情報を付加する組み合わせと、前記第2付加情報を付加せずに前記第1付加情報を付加する組み合わせとのうち何れかを選択可能であるビデオ会議制御サーバ。
【請求項2】
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
ビデオ会議の種別を判定する会議種別判定部と、
前記識別情報取得部によって取得されたユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、
前記付加情報選択部によって選択された付加情報を提供する付加情報提供部と、を備え、
前記会議種別判定部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザが同じ企業、組織又は団体に属する所属内会議種別であるか否かを判定し、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記会議種別判定部によって前記所属内会議種別ではないと判定されたときに、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザがそれぞれ属する業種情報に基づいて付加情報を選択するビデオ会議制御サーバ。
【請求項3】
請求項に記載のビデオ会議制御サーバにおいて、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報として、前記参加ユーザの識別情報に基づいて異なる付加情報を選択可能であるビデオ会議制御サーバ。
【請求項4】
請求項に記載のビデオ会議制御サーバにおいて、
前記付加情報選択部によって選択可能である付加情報は、優先順位が定められた情報であり、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報として、前記参加ユーザの識別情報に基づいて異なる優先順位で付加情報を選択可能であるビデオ会議制御サーバ。
【請求項5】
請求項1~請求項のうち何れか一項に記載のビデオ会議制御サーバにおいて、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記ユーザの識別情報に対応する属性情報と前記参加ユーザの識別情報に対応する属性情報とが同種であるか否かに基づいて付加情報を選択するビデオ会議制御サーバ。
【請求項6】
請求項に記載のビデオ会議制御サーバにおいて、
前記識別情報取得部は、ユーザのメールアドレスをユーザの識別情報として取得し、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記ユーザのメールアドレスのドメインと前記参加ユーザのメールアドレスのドメインとが同種であるか否かに基づいて付加情報を選択するビデオ会議制御サーバ。
【請求項7】
請求項1に記載のビデオ会議制御サーバにおいて、
ビデオ会議の種別を判定する会議種別判定部を備え、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記会議種別判定部によって判定されたビデオ会議の種別に基づいて付加情報を選択するビデオ会議制御サーバ。
【請求項8】
請求項2又は請求項に記載のビデオ会議制御サーバにおいて、
前記会議種別判定部は、ビデオ会議に参加する複数のユーザの識別情報に対応する属性情報に基づいて、ビデオ会議の種別を判定するビデオ会議制御サーバ。
【請求項9】
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報取得部によって取得されたユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、
前記付加情報選択部によって選択された付加情報を提供する付加情報提供部と、を備え、
前記付加情報は、第1付加情報と、第2付加情報と、を含み、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて異なる優先順位で、前記第1付加情報を付加せずに前記第2付加情報を付加する組み合わせと、前記第2付加情報を付加せずに前記第1付加情報を付加する組み合わせとのうち何れかを選択可能であるビデオ会議制御システム。
【請求項10】
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、
ビデオ会議の種別を判定する会議種別判定部と、
前記識別情報取得部によって取得されたユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、
前記付加情報選択部によって選択された付加情報を提供する付加情報提供部と、を備え、
前記会議種別判定部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザが同じ企業、組織又は団体に属する所属内会議種別であるか否かを判定し、
前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、前記会議種別判定部によって前記所属内会議種別ではないと判定されたときに、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザがそれぞれ属する業種情報に基づいて付加情報を選択するビデオ会議制御システム。
【請求項11】
1又は複数のコンピュータに、
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得することと、
ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて異なる優先順位で、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報として、前記付加情報に含まれる第1付加情報を付加せずに前記付加情報に含まれる第2付加情報を付加する組み合わせと、前記第2付加情報を付加せずに前記第1付加情報を付加する組み合わせとのうち何れかを選択することと、
選択された付加情報を提供することと、を実行させるプログラム。
【請求項12】
1又は複数のコンピュータに、
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得することと、
ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザの識別情報に基づいて、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザが同じ企業、組織又は団体に属する所属内会議種別であるか否かを判定することと、
ユーザの識別情報が取得された場合に、前記所属内会議種別ではないと判定されたときに、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザがそれぞれ属する業種情報に基づいて、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択することと、
選択された付加情報を提供することと、を実行させるプログラム。
【請求項13】
1又は複数のコンピュータが、
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得することと、
ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて異なる優先順位で、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報として、前記付加情報に含まれる第1付加情報を付加せずに前記付加情報に含まれる第2付加情報を付加する組み合わせと、前記第2付加情報を付加せずに前記第1付加情報を付加する組み合わせとのうち何れかを選択することと、
選択された付加情報を提供することと、を実行するビデオ会議制御方法。
【請求項14】
1又は複数のコンピュータが、
ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得することと、
ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザの識別情報に基づいて、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザが同じ企業、組織又は団体に属する所属内会議種別であるか否かを判定することと、
ユーザの識別情報が取得された場合に、前記所属内会議種別ではないと判定されたときに、ビデオ会議に参加する全ての参加ユーザがそれぞれ属する業種情報に基づいて、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択することと、
選択された付加情報を提供することと、を実行するビデオ会議制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ会議制御サーバ、ビデオ会議制御システム、プログラム及びビデオ会議制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、離れた場所にいるユーザと会議を行う方法の一例として、ビデオ会議制御システムが利用されている。ビデオ会議制御システムでは、それぞれの場所で撮影された画像を互いに表示させることにより、互いに離れた場所にいるユーザ同士で会議を行うことができる。
【0003】
このようなビデオ会議制御システムでは、例えば特許文献1に示すように、会議に参加しているユーザの位置と関連付けて名刺情報を印刷することができるビデオ会議制御システムが開示されている。このように、撮影された画像に付加情報を付加することにより、会議に参加しているユーザの付加情報を確認しながら、円滑に会議を進めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2010-141770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このようなビデオ会議制御システムでは、ビデオ会議に参加する他のユーザによっては、ユーザの操作に応じて付加情報の設定を変更する必要があった。このため、ビデオ会議の利便性を高めることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するビデオ会議制御サーバは、ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部によって取得されたユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、前記付加情報選択部によって選択された付加情報を提供する付加情報提供部と、を備え、前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて付加情報を選択する。
【0007】
上記課題を解決するビデオ会議制御システムは、ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部によって取得されたユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、前記付加情報選択部によって選択された付加情報を提供する付加情報提供部と、を備え、前記付加情報選択部は、前記識別情報取得部によってユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて付加情報を選択する。
【0008】
上記課題を解決するプログラムは、1又は複数のコンピュータに、ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得することと、ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択することと、選択された付加情報を提供することと、を実行させる。
【0009】
上記課題を解決するビデオ会議制御方法は、ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得することと、ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する前記ユーザとは別の参加ユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択することと、選択された付加情報を提供することと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施形態のビデオ会議制御システムの全体構成を示す図である。
図2】第1実施形態の端末装置の電気的構成を示す図である。
図3】第1実施形態のビデオ会議管理サーバの電気的構成を示す図である。
図4】第1実施形態の会議管理情報を示す図である。
図5】第1実施形態のフォーマット管理サーバの電気的構成を示す図である。
図6】第1実施形態のユーザ表示管理情報を示す図である。
図7】第1実施形態のフォーマット選択テーブルを示す図である。
図8】第1実施形態のコンテンツ管理サーバの電気的構成を示す図である。
図9】第1実施形態の企業コンテンツ管理情報を示す図である。
図10】第1実施形態の個人コンテンツ管理情報を示す図である。
図11】第1実施形態のコンテンツ選択テーブルを示す図である。
図12】第1実施形態のビデオ会議制御システムが実行する会議設定処理を示すフローチャートである。
図13】第1実施形態のビデオ会議制御システムが実行する会議参加処理を示すフローチャートである。
図14】第1実施形態のユーザに対応する画像を示す図である。
図15】第1実施形態のユーザに対応する画像を示す図である。
図16】第1実施形態のユーザに対応する画像を示す図である。
図17】第1実施形態のユーザに対応する画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1実施形態]
ビデオ会議制御サーバ、ビデオ会議制御システム、プログラム及びビデオ会議制御方法の一実施形態を説明する。
【0013】
<ビデオ会議制御システム10の構成>
図1に示すように、ビデオ会議制御システム10は、ビデオ会議に関する制御を行う。ビデオ会議制御システム10は、ビデオ会議制御サーバ11と、複数の端末装置20とを備える。
【0014】
複数の端末装置20のそれぞれは、ビデオ会議に参加するユーザにより利用される装置である。複数の端末装置20は、例えば、第1端末装置20Aと、第2端末装置20Bと、第3端末装置20Cとを含んでもよいが、2台以下又は4台以上の端末装置を含んでもよい。
【0015】
複数の端末装置20のそれぞれは、ネットワークNWを介してビデオ会議制御サーバ11と通信可能に接続されている。複数の端末装置20のそれぞれは、ネットワークNW及びビデオ会議制御サーバ11を介して、相互に画像データ及び音声データを送受信可能なように構成される。これにより、複数の端末装置20のそれぞれは、ビデオ会議に参加可能となる。
【0016】
ビデオ会議制御サーバ11は、ネットワークNWを介して複数の端末装置20と通信可能に接続されている。ビデオ会議制御サーバ11は、複数の端末装置20のそれぞれとの通信によりビデオ会議に関する制御を行う。
【0017】
ビデオ会議制御サーバ11は、ビデオ会議管理サーバ30を備えてもよい。ビデオ会議管理サーバ30は、ビデオ会議を管理するためのサーバである。ビデオ会議管理サーバ30は、複数の端末装置20のそれぞれから送信される画像データ及び音声データを受信する。ビデオ会議制御サーバ11は、受信した画像データ及び音声データを複数の端末装置20のそれぞれに送信する。
【0018】
ビデオ会議制御サーバ11は、フォーマット管理サーバ40を備えてもよい。フォーマット管理サーバ40は、フォーマット情報を管理する。フォーマット情報は、複数の端末装置20のそれぞれに対応する画像に付加される付加情報である。フォーマット情報は、例えば、1種類又は複数種類のユーザ表示情報を特定可能な画像データを含んでもよい。ユーザ表示情報は、ユーザの氏名情報、ユーザが属する企業情報、所属情報及びプロジェクトチーム情報を含んでもよい。氏名情報は、日本語表記の氏名情報と、英語表記の氏名情報とを含んでもよい。
【0019】
ビデオ会議制御サーバ11は、コンテンツ管理サーバ50を備えてもよい。コンテンツ管理サーバ50は、コンテンツ情報を管理する。コンテンツ情報は、複数の端末装置20のそれぞれに対応する画像に付加される付加情報である。コンテンツ情報は、例えば、ユーザが属する企業の管理者等により設定される企業コンテンツ情報を含む。コンテンツ情報は、例えば、ユーザにより設定される個人コンテンツ情報を含む。
【0020】
本実施形態において、ビデオ会議管理サーバ30、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50は、ネットワークNWを介さずに通信可能に構成したが、ネットワークNWを介して通信可能に構成してもよい。
【0021】
<端末装置20の構成>
図2に示すように、端末装置20は、端末制御部21と、端末記憶部22と、端末通信部23と、端末システムバス24とを備える。
【0022】
端末制御部21は、端末装置20を統括的に制御する。端末制御部21は、端末システムバス24に接続されている。端末制御部21は、端末システムバス24を介して端末記憶部22から各種のデータを読み取る。端末制御部21は、端末システムバス24を介して端末記憶部22に各種のデータを記憶する。
【0023】
端末制御部21は、演算装置と主記憶媒体とを含んでもよい。演算装置は、1つまたは複数の回路であり、例えばCPUである。演算装置は、各種のプログラムを主記憶媒体にロードする。演算装置は、主記憶媒体から取り出した各種のプログラムに従って各種の命令を実行する。各種のプログラムは、1又は複数のコンピュータに各種の処理を実行させるものであるといえる。
【0024】
端末記憶部22は、端末装置20において制御される情報を記憶する。端末記憶部22は、副記憶媒体であってもよい。端末記憶部22は、端末制御部21による処理の実行に必要な各種のプログラムやデータを記憶している。端末記憶部22は、端末システムバス24に接続されている。
【0025】
端末通信部23は、端末装置20と外部装置との通信に関する制御を行う。端末通信部23は、ネットワークNWを介して接続先の装置とデータを送受信する。端末通信部23は、端末システムバス24に接続されている。端末制御部21と端末通信部23とは、端末システムバス24を介して各種のデータを互いに伝送する。
【0026】
端末装置20は、操作部25を備えてもよい。操作部25は、ユーザにより操作可能である。操作部25は、例えばキーボード及びマウスなどであってもよいが、ユーザにより操作可能であればこれに限らない。操作部25は、端末システムバス24に接続されている。操作部25は、端末システムバス24を介して操作情報を端末制御部21に出力するように構成される。
【0027】
端末装置20は、撮像部26を備えてもよい。撮像部26は、画像を撮影するように構成される。撮像部26は、例えばカメラであってもよい。撮像部26は、端末システムバス24に接続されている。撮像部26は、端末システムバス24を介して画像情報を端末制御部21に出力するように構成される。
【0028】
端末装置20は、集音部27を備えてもよい。集音部27は、音声を集音するように構成される。集音部27は、例えばマイクロフォンであってもよい。集音部27は、端末システムバス24に接続されている。集音部27は、端末システムバス24を介して音声情報を端末制御部21に出力するように構成される。
【0029】
端末装置20は、表示部28を備えてもよい。表示部28は、画像を表示するように構成される。表示部28は、端末システムバス24に接続されている。表示部28は、端末システムバス24を介して端末制御部21から入力される画像情報に基づいて画像を表示する。
【0030】
端末装置20は、スピーカ29を備えてもよい。スピーカ29は、音声を出力するように構成される。スピーカ29は、端末システムバス24に接続されている。スピーカ29は、端末システムバス24を介して端末制御部21から入力される音声情報に基づいて音声を出力する。
【0031】
特に、端末制御部21は、ビデオ会議に参加する際に、ユーザに対応する画像に付加する付加情報を、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30から受信すると、付加情報を表示部28に表示させる。端末制御部21は、ビデオ会議に参加する際に、ユーザに対応する画像に付加する付加情報を操作部25の操作に応じて指定する。
【0032】
端末制御部21は、ビデオ会議に参加しているときに、撮像部26により撮像された画像データを、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30に送信する。端末制御部21は、ビデオ会議に参加しているときに、集音部27により集音された音声データを、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30に送信する。
【0033】
端末制御部21は、ビデオ会議に参加しているときに、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30から画像データを受信すると、画像データに基づく画像を表示部28に表示させる。端末制御部21は、ビデオ会議に参加しているときに、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30から音声データを受信すると、音声データに基づく音声をスピーカ29から出力させる。
【0034】
<ビデオ会議管理サーバ30の構成>
図3に示すように、ビデオ会議管理サーバ30は、第1制御部31と、第1記憶部32と、第1通信部33と、第1システムバス34とを備える。
【0035】
第1制御部31は、ビデオ会議管理サーバ30を統括的に制御する。第1制御部31は、第1システムバス34に接続されている。第1制御部31は、第1システムバス34を介して第1記憶部32から各種のデータを読み取る。第1制御部31は、第1システムバス34を介して第1記憶部32に各種のデータを記憶する。第1制御部31は、演算装置と主記憶媒体とを含んでもよい。
【0036】
第1記憶部32は、ビデオ会議管理サーバ30において制御される情報を記憶する。第1記憶部32は、副記憶媒体であってもよい。第1記憶部32は、第1制御部31による処理の実行に必要な各種のプログラムやデータを記憶している。第1記憶部32は、第1システムバス34に接続されている。
【0037】
第1通信部33は、ビデオ会議管理サーバ30と外部装置との通信に関する制御を行う。第1通信部33は、ネットワークNWを介して接続先の装置とデータを送受信する。第1通信部33は、第1システムバス34に接続されている。第1制御部31と第1通信部33とは、第1システムバス34を介して各種のデータを互いに伝送する。
【0038】
特に、第1制御部31は、識別情報取得部31Aと、付加情報提供部31Bとを備える。識別情報取得部31Aは、ビデオ会議に参加するユーザのユーザ識別情報を取得するように構成される。付加情報提供部31Bは、ビデオ会議に参加するユーザに付加情報を提供するように構成される。
【0039】
第1制御部31は、ビデオ会議制御部31Cを備える。ビデオ会議制御部31Cは、ビデオ会議においてビデオ会議に関する制御を行う。詳しくは、ビデオ会議制御部31Cは、ビデオ会議において、複数の端末装置20のそれぞれから受信した画像データを、複数の端末装置20のそれぞれに対応する画像として複数の端末装置20のそれぞれに送信する。ビデオ会議制御部31Cは、ビデオ会議において、複数の端末装置20のそれぞれから受信した音声データを、複数の端末装置20のそれぞれに送信する。
【0040】
ビデオ会議制御部31Cは、例えば所定の端末装置20から受信した画像データを、その所定の端末装置20自体に送信しなくてもよい。ビデオ会議制御部31Cは、例えば所定の端末装置20から受信した音声データを、その所定の端末装置20自体に送信しなくてもよい。
【0041】
第1記憶部32は、ユーザ管理情報32Aを記憶する。ユーザ管理情報32Aは、ビデオ会議に参加するユーザを管理するための情報である。ユーザ管理情報32Aは、ビデオ会議制御システム10の利用開始に伴ってユーザにより登録される情報であってもよい。ユーザ管理情報32Aは、ユーザ識別情報とユーザパスワードとが対応する情報であってもよい。ユーザ識別情報は、ユーザを識別可能なユーザの識別情報である。ユーザ識別情報は、例えば、ユーザにより使用されているメールアドレスであってもよい。つまり、ユーザ管理情報32Aは、ユーザのメールアドレスをユーザのユーザ識別情報として取得してもよい。
【0042】
第1記憶部32は、会議管理情報32Bを記憶する。詳しくは後述するが、会議管理情報32Bは、ビデオ会議を管理するための情報である。会議管理情報32Bは、ビデオ会議の開始前において、権限を有するユーザによりビデオ会議を設定する際に記憶される情報である。権限を有するユーザは、例えばビデオ会議を主催するユーザであってもよい。
【0043】
<会議管理情報32Bのデータ構成>
図4に示すように、会議管理情報32Bは、例えば、会議識別情報と、日時情報と、アクセス先と、会議種別とが対応する情報である。会議識別情報は、ビデオ会議を識別可能な情報である。日時情報は、ビデオ会議が開催される日時を示す情報である。アクセス先は、ビデオ会議に参加する際にアクセスする宛先を示す情報である。会議種別は、ビデオ会議の種別を示す情報である。
【0044】
詳しくは、会議種別は、所属内会議と、企業内会議と、プロジェクトチーム内会議と、企業間会議とを含む。図中では、便宜上、所属内会議を「所属内」と表し、企業内会議を「企業内」と表し、プロジェクトチーム内会議を「チーム内」と表し、企業間会議を「企業間」と表す。
【0045】
所属内会議は、例えば企業の所属部署内におけるビデオ会議である。企業内会議は、例えば企業内におけるビデオ会議である。プロジェクトチーム内会議は、例えばプロジェクトチームにおけるビデオ会議である。プロジェクトチームは、企業内における所属部署が同じであるか否かを問わない。プロジェクトチームは、企業が同じであるか否かを問わない。企業間会議は、例えば複数の企業間におけるビデオ会議である。
【0046】
所属内会議は、プロジェクトチーム内会議を含まなくてもよい。企業内会議は、所属内会議を含まなくてもよい。企業内会議は、プロジェクトチーム内会議を含まなくてもよい。企業間会議は、プロジェクトチーム内会議を含まなくてもよい。プロジェクトチーム内会議は、所属内会議、企業内会議及び企業間会議よりも優先して設定されてもよい。所属内会議は、企業内会議よりも優先して設定されてもよい。
【0047】
会議管理情報32Bは、例えば、会議識別情報と複数のユーザ識別情報とが対応する情報である。複数のユーザ識別情報のそれぞれは、会議識別情報に対応するビデオ会議に参加するユーザの識別情報である。会議管理情報32Bは、例えば、複数のユーザ識別情報のそれぞれと企業情報とが対応する情報である。
【0048】
会議管理情報32Bのユーザ識別情報は、例えば権限を有するユーザの操作に応じて設定されてもよい。また、会議管理情報32Bのユーザ識別情報は、ビデオ会議の参加に関するメールを送信した宛先となるメールアドレスに基づいて設定されてもよい。
【0049】
詳しく後述するが、会議管理情報32Bの会議種別は、会議管理情報32Bのユーザ識別情報に基づいて設定されるが、例えば権限を有するユーザの操作に応じて設定されてもよい。会議管理情報32Bの企業情報は、会議管理情報32Bのユーザ識別情報に基づいて設定されるが、例えば権限を有するユーザの操作に応じて設定されてもよい。
【0050】
<フォーマット管理サーバ40の構成>
図5に示すように、フォーマット管理サーバ40は、第2制御部41と、第2記憶部42と、第2通信部43と、第2システムバス44とを備える。
【0051】
第2制御部41は、フォーマット管理サーバ40を統括的に制御する。第2制御部41は、第2システムバス44に接続されている。第2制御部41は、第2システムバス44を介して第2記憶部42から各種のデータを読み取る。第2制御部41は、第2システムバス44を介して第2記憶部42に各種のデータを記憶する。第2制御部41は、演算装置と主記憶媒体とを含んでもよい。
【0052】
第2記憶部42は、フォーマット管理サーバ40において制御される情報を記憶する。第2記憶部42は、副記憶媒体であってもよい。第2記憶部42は、第2制御部41による処理の実行に必要な各種のプログラムやデータを記憶している。第2記憶部42は、第2システムバス44に接続されている。
【0053】
第2通信部43は、フォーマット管理サーバ40と外部装置との通信に関する制御を行う。第2通信部43は、ネットワークNWを介して接続先の装置とデータを送受信する。第2通信部43は、第2システムバス44に接続されている。第2制御部41と第2通信部43とは、第2システムバス44を介して各種のデータを互いに伝送する。
【0054】
特に、第2制御部41は、会議種別判定部41Aと、フォーマット選択部41Bとを備える。会議種別判定部41Aは、ビデオ会議に参加するユーザのユーザ識別情報に基づいて、ビデオ会議の会議種別を判定する。フォーマット選択部41Bは、ユーザに提供されるフォーマット情報を選択するように構成される。フォーマット選択部41Bは、付加情報選択部の一例に相当する。
【0055】
第2記憶部42は、ユーザ表示管理情報42Aを記憶する。詳しく後述するが、ユーザ表示管理情報42Aは、ユーザ表示情報を管理するための情報である。ユーザ表示管理情報42Aは、企業の管理者等により設定される情報であってもよい。
【0056】
第2記憶部42は、フォーマット選択テーブル42Bを記憶する。詳しく後述するが、フォーマット選択テーブル42Bは、フォーマット情報を選択するための情報である。フォーマット選択テーブル42Bは、ビデオ会議制御システム10のシステム管理者等により設定される情報であってもよい。
【0057】
<ユーザ表示管理情報42Aのデータ構成>
図6に示すように、ユーザ表示管理情報42Aは、例えば、ユーザ識別情報と、複数種類のユーザ表示情報とが対応する情報である。複数種類のユーザ表示情報は、例えば、氏名情報、企業情報、所属情報及びプロジェクトチーム情報を含む。ユーザ表示情報のうち、企業情報、所属情報及びプロジェクトチーム情報の少なくとも何れか一つは、ユーザ識別情報に対応するユーザの属性情報の一例である。図中では、便宜上、氏名情報を「氏名」と表し、企業情報を「企業」と表し、所属情報を「所属」と表し、プロジェクトチーム情報を「チーム」と表す。
【0058】
<フォーマット選択テーブル42Bのデータ構成>
図7に示すように、フォーマット選択テーブル42Bは、例えば、フォーマット種別と、複数種類のユーザ表示情報とが対応する情報である。フォーマット選択テーブル42Bは、例えば、フォーマット種別及び複数種類のユーザ表示情報毎に、表示設定情報が対応する情報である。表示設定情報は、ユーザ表示情報を表示させるか否かを選択するための設定情報である。
【0059】
フォーマット選択テーブル42Bは、例えば、フォーマット種別及び会議種別毎に、優先順位が対応する情報である。優先順位は、フォーマット種別が選択される順位であり、ビデオ会議におけるユーザ表示情報の公開レベルを示す。優先順位は、小さい順に選択の優先度が高くなるように定められており、選択されない条件には、図中において便宜上「-」で表している。このように、フォーマット種別及び会議種別毎に優先順位が定められることにより、フォーマット情報に優先順位が定められているといえる。
【0060】
<コンテンツ管理サーバ50の構成>
図8に示すように、コンテンツ管理サーバ50は、第3制御部51と、第3記憶部52と、第3通信部53と、第3システムバス54とを備える。
【0061】
第3制御部51は、コンテンツ管理サーバ50を統括的に制御する。第3制御部51は、第3システムバス54に接続されている。第3制御部51は、第3システムバス54を介して第3記憶部52から各種のデータを読み取る。第3制御部51は、第3システムバス54を介して第3記憶部52に各種のデータを記憶する。第3制御部51は、演算装置と主記憶媒体とを含んでもよい。
【0062】
第3記憶部52は、コンテンツ管理サーバ50において制御される情報を記憶する。第3記憶部52は、副記憶媒体であってもよい。第3記憶部52は、第3制御部51による処理の実行に必要な各種のプログラムやデータを記憶している。第3記憶部52は、第3システムバス54に接続されている。
【0063】
第3通信部53は、コンテンツ管理サーバ50と外部装置との通信に関する制御を行う。第3通信部53は、ネットワークNWを介して接続先の装置とデータを送受信する。第3通信部53は、第3システムバス54に接続されている。第3制御部51と第3通信部53とは、第3システムバス54を介して各種のデータを互いに伝送する。
【0064】
特に、第3制御部51は、コンテンツ選択部51Aを備える。コンテンツ選択部51Aは、ユーザに提供されるコンテンツ情報を選択するように構成される。コンテンツ選択部51Aは、付加情報選択部の一例に相当する。
【0065】
第3記憶部52は、企業コンテンツ管理情報52Aを記憶する。詳しく後述するが、企業コンテンツ管理情報52Aは、企業コンテンツ情報を管理するための情報である。企業コンテンツ管理情報52Aは、企業の管理者等により設定される情報であってもよい。
【0066】
第3記憶部52は、個人コンテンツ管理情報52Bを記憶する。詳しく後述するが、個人コンテンツ管理情報52Bは、個人コンテンツ情報を管理するための情報である。個人コンテンツ管理情報52Bは、ユーザによって設定される情報であってもよい。
【0067】
第3記憶部52は、コンテンツ選択テーブル52Cを記憶する。詳しく後述するが、コンテンツ選択テーブル52Cは、個人コンテンツ情報を選択するための情報である。コンテンツ選択テーブル52Cは、ビデオ会議制御システム10のシステム管理者等により設定される情報であってもよい。
【0068】
<企業コンテンツ管理情報52Aのデータ構成>
図9に示すように、企業コンテンツ管理情報52Aは、例えば、企業情報と、業種情報と、企業コンテンツ情報とが対応する情報である。業種情報は、企業の業種を示す情報である。企業コンテンツ情報は、企業ロゴと、企業背景画像と、企業広告とを含む。企業コンテンツ管理情報52Aは、企業間会議において参照されるが、企業間会議以外のビデオ会議において参照されてもよい。企業コンテンツ情報は、企業間会議において、個人コンテンツ情報よりも優先して選択されてもよい。これにより、コンテンツ情報に優先順位が定められているといえる。
【0069】
<個人コンテンツ管理情報52Bのデータ構成>
図10に示すように、個人コンテンツ管理情報52Bは、例えば、ユーザ識別情報と、1又は複数の個人コンテンツ情報とが対応する情報である。なお、個人コンテンツ管理情報52Bにおいて、例えば、ユーザによっては個人コンテンツ情報が設定されていなくてもよい。個人コンテンツ管理情報52Bは、例えば、個人コンテンツ情報と、コンテンツ種別と、コンテンツ内容とが対応する情報である。
【0070】
コンテンツ種別は、個人コンテンツ情報の種別である。コンテンツ種別は、オフィシャル、フォーマル、カジュアルを含む。オフィシャルは、フォーマルよりも公的な度合いが高い種別である。カジュアルは、フォーマルよりも公的な度合いが低い種別である。コンテンツ内容は、個人コンテンツ情報の内容である。コンテンツ内容は、一般画像と、背景画像とを含む。一般画像は、撮像されたユーザの画像の前景として表示される画像であってもよいが、撮像されたユーザの画像の背景として表示される画像であってもよい。背景画像は、撮像されたユーザの画像の背景として表示される画像である。
【0071】
<コンテンツ選択テーブル52Cのデータ構成>
図11に示すように、コンテンツ選択テーブル52Cは、例えば、コンテンツ種別及び会議種別毎に、優先順位が対応する情報である。優先順位は、コンテンツ種別が選択される順位であり、ビデオ会議におけるコンテンツ情報の公開レベルを示す。優先順位は、小さい順に選択の優先度が高くなるように定められている。このように、コンテンツ種別及び会議種別毎に優先順位が定められることにより、コンテンツ情報に優先順位が定められているといえる。
【0072】
<会議設定処理>
ここで、図12を参照して、ビデオ会議制御システム10において実行される各種処理として会議設定処理について説明する。会議設定処理は、ビデオ会議の開始前においてビデオ会議の設定を行う際に実行される処理である。会議設定処理は、端末会議設定処理と、第1サーバ会議設定処理と、第2サーバ会議設定処理とを含む。端末会議設定処理は、端末装置20において端末制御部21によって実行される処理である。端末会議設定処理は、例えば権限を有するユーザによりビデオ会議管理サーバ30にログインしているときに実行される処理である。第1サーバ会議設定処理は、ビデオ会議管理サーバ30において第1制御部31によって実行される処理である。第2サーバ会議設定処理は、フォーマット管理サーバ40において第2制御部41によって実行される処理である。
【0073】
図12に示すように、端末装置20では、ステップS11において、端末制御部21は、会議情報入力処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、操作部25からの操作信号に応じて会議情報を入力する。会議情報は、ビデオ会議を開催する日時情報と、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報とを含む。この処理が終了した場合、端末制御部21は、ステップS12に処理を移行する。
【0074】
ステップS12において、端末制御部21は、会議情報送信処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、ステップS11において入力された会議情報を、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30に送信する。この処理が終了した場合、端末制御部21は、ステップS13に処理を移行する。
【0075】
ビデオ会議管理サーバ30では、ステップS101において、第1制御部31は、会議情報受信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、端末装置20から送信された会議情報を受信する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS102に処理を移行する。
【0076】
ステップS102において、第1制御部31は、ユーザ識別情報取得処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、ステップS101において受信した会議情報から、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報を取得する。このような処理を実行する第1制御部31は、識別情報取得部31Aとして機能する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS103に処理を移行する。
【0077】
ステップS103において、第1制御部31は、会議種別要求処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、ステップS102において取得された複数のユーザ識別情報をフォーマット管理サーバ40に送信する。これにより、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40に会議種別を要求する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS104に処理を移行する。
【0078】
フォーマット管理サーバ40では、ステップS201において、第2制御部41は、会議種別要求受信処理を実行する。この処理において、第2制御部41は、ビデオ会議管理サーバ30から送信された複数のユーザ識別情報を受信する。この処理が終了した場合、第2制御部41は、ステップS202に処理を移行する。
【0079】
ステップS202において、第2制御部41は、会議種別判定処理を実行する。この処理において、第2制御部41は、ステップS201において受信した複数のユーザ識別情報に基づいて、ビデオ会議の種別を判定する。
【0080】
詳しくは、第2制御部41は、ユーザ表示管理情報42Aを参照する。第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業情報、所属情報及びプロジェクトチーム情報を参照する。そして、第2制御部41は、会議種別が所属内会議であるか、企業内会議であるか、プロジェクトチーム内会議であるか、企業間会議であるかを判定する。
【0081】
このように、第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザ表示情報に基づいて、会議種別を判定する。詳しくは、第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザの属性情報が同種であるか否かに基づいて、ビデオ会議の会議種別を判定する。また、第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に基づいて、会議種別を判定するともいえる。このような処理を実行する第2制御部41は、会議種別判定部41Aとして機能する。
【0082】
また、第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業情報を取得することができる。この処理が終了した場合、第2制御部41は、ステップS203に処理を移行する。
【0083】
ステップS203において、第2制御部41は、会議種別送信処理を実行する。この処理において、第2制御部41は、ステップS202において判定した会議種別をビデオ会議管理サーバ30に送信する。また、第2制御部41は、ステップS202において取得した企業情報をビデオ会議管理サーバ30に送信する。この処理が終了した場合、第2制御部41は、第2サーバ会議設定処理を終了する。
【0084】
ビデオ会議管理サーバ30では、ステップS104において、第1制御部31は、会議種別受信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40から送信された会議種別を受信する。これにより、第1制御部31は、会議種別を取得する。また、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40から送信された企業情報を受信する。これにより、第1制御部31は、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業情報を取得する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS105に処理を移行する。
【0085】
ステップS105において、第1制御部31は、会議情報設定処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、会議識別情報を生成する。第1制御部31は、ステップS101において受信した会議情報から日時情報を取得する。第1制御部31は、取得した日時情報、会議種別、複数のユーザ識別情報を会議識別情報に対応するように記憶する。また、第1制御部31は、取得した企業情報を複数のユーザ識別情報のそれぞれに対応するように記憶する。これにより、第1制御部31は、生成した会議識別情報に対応する会議管理情報32Bを第1記憶部32に記憶する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS106に処理を移行する。
【0086】
ステップS106において、第1制御部31は、設定完了情報送信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、ステップS105において会議情報を設定したことに関する設定完了情報を、ネットワークNWを介して端末装置20に送信する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、第1サーバ会議設定処理を終了する。
【0087】
端末装置20では、ステップS13において、端末制御部21は、設定完了情報受信処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、ビデオ会議管理サーバ30から送信された設定完了情報を受信する。これにより、端末制御部21は、会議情報の設定の完了を特定可能となる。この処理が終了した場合、端末制御部21は、端末会議設定処理を終了する。
【0088】
<会議参加処理>
次に、図13を参照して会議参加処理について説明する。会議参加処理は、ビデオ会議に参加する際に実行される処理である。会議参加処理は、端末会議参加処理と、第1サーバ会議参加処理と、第2サーバ会議参加処理と、第3サーバ会議参加処理とを含む。端末会議参加処理は、端末装置20において端末制御部21によって実行される処理である。第1サーバ会議参加処理は、ビデオ会議管理サーバ30において第1制御部31によって実行される処理である。第2サーバ会議参加処理は、フォーマット管理サーバ40において第2制御部41によって実行される処理である。第3サーバ会議参加処理は、コンテンツ管理サーバ50において第3制御部51によって実行される処理である。
【0089】
図13に示すように、端末装置20では、ステップS21において、端末制御部21は、ログイン情報送信処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、操作部25からの操作信号に応じて、ネットワークNWを介してビデオ会議管理サーバ30にログイン情報を送信する。ログイン情報は、ビデオ会議に参加するユーザ識別情報と、参加するビデオ会議に対応するアクセス先とを含む。この処理が終了した場合、端末制御部21は、ステップS22に処理を移行する。
【0090】
ビデオ会議管理サーバ30では、ステップS111において、第1制御部31は、ログイン情報受信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、端末装置20から送信されたログイン情報を受信する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS112に処理を移行する。
【0091】
ステップS112において、第1制御部31は、識別情報取得処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、ステップS111において受信したログイン情報から、アクセス先に対応する会議識別情報と、ビデオ会議に参加するユーザ識別情報とを取得する。このような処理を実行する第1制御部31は、識別情報取得部31Aとして機能する。以降、発明の理解を容易とするために、正常にログインできたこととして説明を進める。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS113に処理を移行する。
【0092】
ステップS113において、第1制御部31は、フォーマット情報要求処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、会議管理情報32Bを参照する。第1制御部31は、会議管理情報32Bにおいて、ステップS112において取得した会議識別情報に対応する会議種別を読み出す。第1制御部31は、読み出した会議種別と、ステップS112において取得したユーザ識別情報とをフォーマット管理サーバ40に送信する。これにより、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40にフォーマット情報を要求する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS114に処理を移行する。
【0093】
フォーマット管理サーバ40では、ステップS211において、第2制御部41は、フォーマット情報要求受信処理を実行する。この処理において、第2制御部41は、ビデオ会議管理サーバ30から送信された会議種別とユーザ識別情報とを受信する。この処理が終了した場合、第2制御部41は、ステップS212に処理を移行する。
【0094】
ステップS212において、第2制御部41は、フォーマット情報選択処理を実行する。この処理において、第2制御部41は、ステップS211において受信した会議種別とユーザ識別情報とに基づいて、フォーマット種別を選択する。
【0095】
詳しくは、第2制御部41は、フォーマット選択テーブル42Bを参照する。第2制御部41は、会議種別に対応する優先順位が高い順でフォーマット種別を選択する。本実施形態において、第2制御部41は、2つを上限としてフォーマット種別を選択するが、これに限らない。例えば、第2制御部41は、3つ以上を上限としてフォーマット種別を選択してもよい。例えば、第2制御部41は、1つのフォーマット種別を選択してもよい。
【0096】
次に、第2制御部41は、ユーザ表示管理情報42Aを参照する。第2制御部41は、ユーザ識別情報に対応するユーザ表示情報のうち、選択したフォーマット種別に対応するユーザ表示情報を読み出す。そして、第2制御部41は、読み出したユーザ表示情報に基づいて、フォーマット情報を生成する。
【0097】
このように、第2制御部41は、ビデオ会議の会議種別と、ビデオ会議に参加するユーザ識別情報とに対応するフォーマット情報を選択する。これにより、第2制御部41は、ビデオ会議の会議種別に基づいて異なるフォーマット情報を選択可能である。特に、第2制御部41は、ビデオ会議の会議種別に基づいて異なる優先順位でフォーマット情報を選択可能である。
【0098】
また、会議設定処理において、第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザの属性情報が同種であるか否かに基づいて、ビデオ会議の会議種別を判定する。このため、第2制御部41は、ビデオ会議にログインするユーザの属性情報と、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザの属性情報とが同種であるか否かに基づいて異なるフォーマット情報を選択可能である。また、第2制御部41は、ビデオ会議にログインしたユーザに対応するフォーマット情報として、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザのユーザ識別情報に基づいて異なるフォーマット情報を選択可能であるともいえる。このような処理を実行する第2制御部41は、フォーマット選択部41B及び付加情報選択部として機能する。この処理が終了した場合、第2制御部41は、ステップS213に処理を移行する。
【0099】
ステップS213において、第2制御部41は、フォーマット情報送信処理を実行する。この処理において、第2制御部41は、ステップS212において生成したフォーマット情報をビデオ会議管理サーバ30に送信する。特に、第3制御部51は、複数種類のフォーマット情報を生成した場合、優先順位を特定可能なようにフォーマット情報をビデオ会議管理サーバ30に送信する。この処理が終了した場合、第2制御部41は、第2サーバ会議参加処理を終了する。
【0100】
ビデオ会議管理サーバ30では、ステップS114において、第1制御部31は、フォーマット情報受信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40から送信されたフォーマット情報を受信する。これにより、第1制御部31は、フォーマット情報を取得する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS115に処理を移行する。
【0101】
ステップS115において、第1制御部31は、コンテンツ情報要求処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、ステップS112において取得した会議識別情報に基づいて、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業情報を特定する。
【0102】
詳しくは、第1制御部31は、会議管理情報32Bを参照する。第1制御部31は、会議識別情報に対応する複数のユーザ識別情報を特定する。そして、第1制御部31は、特定した複数のユーザ識別情報に対応する全ての企業情報を読み出す。これにより、第1制御部31は、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業情報と、ステップS21においてログインしたユーザ識別情報に対応する企業情報とを特定することができる。
【0103】
第1制御部31は、会議種別と、ステップS112において取得したユーザ識別情報と、特定した企業情報とをコンテンツ管理サーバ50に送信する。特定した企業情報としては、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業情報と、ステップS21においてログインしたユーザ識別情報に対応する企業情報とが含まれる。これにより、第1制御部31は、コンテンツ管理サーバ50にコンテンツ情報を要求する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS116に処理を移行する。
【0104】
コンテンツ管理サーバ50では、ステップS311において、第3制御部51は、コンテンツ情報要求受信処理を実行する。この処理において、第3制御部51は、ビデオ会議管理サーバ30から送信された会議種別とユーザ識別情報と企業情報とを受信する。この処理が終了した場合、第3制御部51は、ステップS312に処理を移行する。
【0105】
ステップS312において、第3制御部51は、コンテンツ情報選択処理を実行する。この処理において、第3制御部51は、会議種別とユーザ識別情報と企業情報とに基づいて、コンテンツ情報を選択する。
【0106】
詳しくは、第3制御部51は、会議種別が企業間会議であるか否かを判定する。第3制御部51は、会議種別が企業間会議であると判定した場合、企業コンテンツ管理情報52Aを参照する。第3制御部51は、ログインしたユーザ識別情報に対応する企業ロゴ及び企業背景画像を読み出す。これにより、第3制御部51は、会議種別が企業間会議である場合、ログインしたユーザ識別情報に対応する企業ロゴ及び企業背景画像を選択する。
【0107】
また、第3制御部51は、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報の企業情報に対応する企業広告を読み出す。これにより、第3制御部51は、会議種別が企業間会議である場合、ビデオ会議に参加する複数のユーザのユーザ識別情報に対応する企業広告を選択する。
【0108】
次に、第3制御部51は、会議種別が何れであっても、コンテンツ選択テーブル52Cを参照する。第3制御部51は、会議種別に対応する優先順位が高い順でコンテンツ種別を選択する。
【0109】
本実施形態において、第3制御部51は、2つを上限としてコンテンツ種別を選択するが、これに限らない。例えば、第3制御部51は、3つ以上を上限としてコンテンツ種別を選択してもよい。例えば、第3制御部51は、1つのコンテンツ種別を選択してもよい。
【0110】
次に、第3制御部51は、個人コンテンツ管理情報52Bを参照する。第3制御部51は、ユーザ識別情報に対応するコンテンツ情報のうち、コンテンツ種別の優先順位に従って、コンテンツ情報を選択する。また、第3制御部51は、2つを上限として、コンテンツ内容が背景画像であるコンテンツ情報を選択してもよい。第3制御部51は、2つを上限として、コンテンツ内容が一般画像であるコンテンツ情報を選択してもよい。
【0111】
そして、第3制御部51は、読み出したコンテンツ情報に基づいて、コンテンツ画像を生成する。特に、第3制御部51は、複数種類のコンテンツ情報を選択した場合、選択した複数種類のコンテンツの組み合わせのコンテンツ画像を生成する。
【0112】
また、本実施形態において、第3制御部51は、会議種別が企業間会議であると判定した場合、個人コンテンツ情報よりも企業コンテンツ情報を優先して選択してもよい。詳しくは、第3制御部51は、会議種別が企業間会議であると判定した場合、個人コンテンツ情報としての背景画像よりも、企業コンテンツ情報としての企業背景画像を選択する。また、第3制御部51は、会議種別が企業間会議であると判定した場合、個人コンテンツ情報としての一般画像よりも、企業コンテンツ情報としての企業広告を選択する。
【0113】
このように、第3制御部51は、ビデオ会議の会議種別と、ビデオ会議に参加するユーザ識別情報とに対応するコンテンツ情報を選択する。これにより、第3制御部51は、ビデオ会議の会議種別に基づいて異なるコンテンツ情報を選択可能である。特に、第3制御部51は、ビデオ会議の会議種別に基づいて異なる優先順位でコンテンツ情報を選択可能である。
【0114】
また、会議設定処理において、第2制御部41は、ビデオ会議に参加する複数のユーザの属性情報が同種であるか否かに基づいて、ビデオ会議の会議種別を判定する。このため、第3制御部51は、ビデオ会議にログインするユーザの属性情報と、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザの属性情報とが同種であるか否かに基づいて異なるコンテンツ情報を選択可能である。また、第3制御部51は、ビデオ会議にログインしたユーザに対応するコンテンツ情報として、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザのユーザ識別情報に基づいて異なるコンテンツ情報を選択可能であるともいえる。このような処理を実行する第3制御部51は、コンテンツ選択部51A及び付加情報選択部として機能する。この処理が終了した場合、第3制御部51は、ステップS313に処理を移行する。
【0115】
ステップS313において、第3制御部51は、コンテンツ情報送信処理を実行する。この処理において、第3制御部51は、ステップS312において生成したコンテンツ画像をビデオ会議管理サーバ30に送信する。特に、第3制御部51は、複数種類のコンテンツ画像を生成した場合、優先順位を特定可能なようにコンテンツ画像をビデオ会議管理サーバ30に送信する。この処理が終了した場合、第3制御部51は、第3サーバ会議参加処理を終了する。
【0116】
ビデオ会議管理サーバ30では、ステップS116において、第1制御部31は、コンテンツ情報受信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、コンテンツ管理サーバ50から送信されたコンテンツ画像を受信する。これにより、第1制御部31は、コンテンツ情報を取得する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS117に処理を移行する。
【0117】
ステップS117において、第1制御部31は、付加情報生成処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40から受信したフォーマット情報と、コンテンツ管理サーバ50から受信したコンテンツ情報とに基づいて、ユーザに対応する画像に付加する付加情報を生成する。特に、第1制御部31は、フォーマット管理サーバ40から複数種類のフォーマット情報を受信した場合、それらの組み合わせた複数種類の付加情報を生成する。また、第1制御部31は、コンテンツ管理サーバ50から複数種類のコンテンツ情報を受信した場合、それらの組み合わせた複数種類の付加情報を生成する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、ステップS118に処理を移行する。
【0118】
ビデオ会議管理サーバ30では、ステップS118において、第1制御部31は、付加情報送信処理を実行する。この処理において、第1制御部31は、ステップS117において生成した付加情報を、ネットワークNWを介して端末装置20に送信する。特に、第1制御部31は、ステップS117において複数種類の付加情報を生成した場合、生成した複数種類の付加情報を、ネットワークNWを介して端末装置20に送信する。これにより、第1制御部31は、選択された付加情報をユーザに提供する。このような処理を実行する第1制御部31は、付加情報提供部31Bとして機能する。この処理が終了した場合、第1制御部31は、第1サーバ会議参加処理を終了する。
【0119】
端末装置20では、ステップS22において、端末制御部21は、付加情報受信処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、ビデオ会議管理サーバ30から送信された付加情報を受信する。端末制御部21は、受信した付加情報を表示部28に表示させる。この処理が終了した場合、端末制御部21は、ステップS23に処理を移行する。
【0120】
ステップS23において、端末制御部21は、付加情報指定処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、操作部25の操作に応じて、ユーザに対応する画像に付加する付加情報を指定する。特に、端末制御部21は、複数種類の付加情報を受信した場合、操作部25の操作に応じて、複数種類の付加情報から何れか一つの付加情報を、ユーザに対応する画像に付加する付加情報として指定する。このような処理を実行する端末制御部21は、複数種類の付加情報のうち何れかをユーザの操作に応じて指定可能である付加情報指定部の一例として機能する。この処理が終了した場合、端末制御部21は、ステップS24に処理を移行する。
【0121】
ステップS24において、端末制御部21は、付加情報設定処理を実行する。この処理において、端末制御部21は、ステップS23において指定した付加情報を、ユーザに対応する画像に付加する付加情報として設定する。これにより、端末制御部21は、ビデオ会議において、ユーザにより指定された付加情報を付加した状態でユーザに対応する画像をビデオ会議管理サーバ30に送信可能となる。この処理が終了した場合、端末制御部21は、端末会議設定処理を終了する。
【0122】
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
図14図17に示すように、氏名情報NA1であるユーザに対応する画像としては、撮像部26により撮像されたユーザの画像が表示される。氏名情報NA1であるユーザに対応する画像としては、ユーザにより指定された付加情報が付加される。付加情報は、ビデオ会議制御サーバ11から提供された情報を含む。特に、会議種別に応じて異なる付加情報が提供される。付加情報は、操作部25の操作に応じてユーザにより指定可能である。
【0123】
詳しくは、図14に示すように、会議種別が企業内会議である場合、ビデオ会議に参加するユーザは、同じ企業に属するユーザに限られる。会議種別が企業内会議である場合、フォーマット情報として、所属情報と、プロジェクトチーム情報と、氏名情報とが表示される。会議種別が企業内会議である場合、フォーマット情報として、企業情報が表示されない。
【0124】
会議種別が企業内会議である場合、コンテンツ情報として、背景画像であるコンテンツ情報CA12が表示される。コンテンツ情報CA12は、コンテンツ種別としてフォーマルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0125】
会議種別が企業内会議である場合、コンテンツ情報として、一般画像であるコンテンツ情報CA14が表示される。コンテンツ情報CA14は、コンテンツ種別としてカジュアルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0126】
会議種別が企業内会議である場合、コンテンツ情報として、企業ロゴが表示されず、ビデオ会議制御システム10のロゴが表示される。
図15に示すように、会議種別が所属内会議である場合、ビデオ会議に参加するユーザは、同じ企業の同じ所属部署に属するユーザに限られる。会議種別が所属内会議である場合、フォーマット情報として、プロジェクトチーム情報と、氏名情報とが表示される。会議種別が所属内会議である場合、フォーマット情報として、企業情報と、所属情報とが表示されない。
【0127】
会議種別が所属内会議である場合、コンテンツ情報として、背景画像であるコンテンツ情報CA13が表示される。コンテンツ情報CA13は、コンテンツ種別としてカジュアルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0128】
会議種別が所属内会議である場合、コンテンツ情報として、一般画像であるコンテンツ情報CA14が表示される。コンテンツ情報CA14は、コンテンツ種別としてカジュアルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0129】
会議種別が所属内会議である場合、コンテンツ情報として、企業ロゴが表示されず、ビデオ会議制御システム10のロゴが表示される。
図16に示すように、会議種別が企業間会議である場合、ビデオ会議に参加するユーザは、同じ企業に属するユーザに限られず、異なる企業に属するユーザである。会議種別が企業間会議である場合、フォーマット情報として、企業情報と、所属情報と、氏名情報とが表示される。会議種別が企業間会議である場合、フォーマット情報として、プロジェクトチーム情報が表示されない。
【0130】
会議種別が企業間会議である場合、コンテンツ情報として、企業ロゴCLAが表示される。企業ロゴCLAは、ユーザが属する企業情報CAに対応する企業コンテンツ情報である。会議種別が企業間会議である場合、コンテンツ情報として、背景画像である企業背景画像CBAが表示される。企業背景画像CBAは、企業コンテンツ情報である。
【0131】
会議種別が企業間会議である場合、コンテンツ情報として、一般画像であるコンテンツ情報CA11が表示される。コンテンツ情報CA11は、コンテンツ種別としてオフィシャルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0132】
会議種別が企業間会議であり、かつ、企業情報CAに属するユーザと企業情報CBに属するユーザとが参加するビデオ会議である場合、コンテンツ情報として、企業広告ACAと、企業広告ACBとが表示される。企業広告ACBと企業広告ACAとは、企業コンテンツ情報である。企業広告ACAは、企業情報CAに対応する広告である。企業広告ACBは、企業情報CBに対応する広告である。
【0133】
図17に示すように、会議種別がプロジェクトチーム内会議である場合、ビデオ会議に参加するユーザは、同じプロジェクトチームに属するユーザに限られる。会議種別がプロジェクトチーム内会議である場合、フォーマット情報として、企業情報と、所属情報と、プロジェクトチーム情報と、氏名情報とが表示される。
【0134】
会議種別がプロジェクトチーム内会議である場合、コンテンツ情報として、背景画像であるコンテンツ情報CA12が表示される。コンテンツ情報CA12は、コンテンツ種別としてフォーマルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0135】
会議種別が企業間会議である場合、コンテンツ情報として、一般画像であるコンテンツ情報CA11が表示される。コンテンツ情報CA11は、コンテンツ種別としてオフィシャルが対応する個人コンテンツ情報である。
【0136】
会議種別がプロジェクトチーム内会議である場合、コンテンツ情報として、企業ロゴが表示されず、ビデオ会議制御システム10のロゴが表示される。
このように、会議種別に応じて異なる付加情報が表示可能である。会議種別は、ビデオ会議に参加するユーザによって判定されることから、ビデオ会議に参加するユーザに応じて異なる付加情報が表示可能であるといえる。
【0137】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1)付加情報選択部は、ユーザ識別情報に対応する画像に付加する付加情報として、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザの識別情報に基づいて異なる付加情報を選択可能である。従来においては、例えば、ビデオ会議に参加する際に、ユーザが会議種別を判断した結果、会議種別に応じて適切な付加情報の設定を変更しなければならなかった。そこで、本実施形態において、上記構成によれば、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザによって異なる付加情報を提供することができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0138】
(2)また、付加情報選択部は、ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報として、ユーザの識別情報に対応する属性情報と参加ユーザの識別情報に対応する属性情報とが同種であるか否かに基づいて異なる付加情報を選択可能である。このため、ビデオ会議に参加するユーザについて同種の属性情報であるか否かによって異なる付加情報を提供することができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0139】
(3)付加情報選択部は、ビデオ会議の会議種別に基づいて、ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する。このため、会議種別によって異なる付加情報を提供することができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0140】
具体的な一例をあげると、ユーザの所属情報、ユーザにより設定された個人コンテンツ情報など、ビデオ会議に参加するユーザに応じた付加情報がユーザに対応する画像に付加される。これにより、例えばユーザの自己紹介などの手間を省くことができる。また、例えばユーザの趣向を把握することができる。これにより、ビデオ会議を円滑に進めることができる。また、会議種別に応じた付加情報が付加されることにより、例えば機密事項の漏洩を防止することもできる。
【0141】
(4)会議種別判定部41Aは、同じ企業に属するユーザに対応する画像に同じようなフォーマット情報を選択可能である。従来においては、例えば、会議種別が企業間会議である場合、ビデオ会議に参加する際に、同じ企業に属するユーザの付加情報について統一感がないこともあった。特に、ビデオ会議に参加した後になってはじめて同じ企業に属するユーザの付加情報について統一感がないことを把握することも稀ではなかった。そこで、本実施形態において、上記構成によれば、企業間会議では、同じ企業に属するユーザに対応する画像に、同じような付加情報を付加することができる。このため、同じ企業に属するユーザとして付加情報に統一感を持たせることができる。したがって、ビデオ会議を円滑に進めることができ、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0142】
(5)付加情報選択部は、企業間会議では、所属内会議よりも、ユーザ表示情報としての企業情報及び所属情報を含むフォーマット情報を選択し易い。このため、会議種別によって、付加情報の選択度合いを異ならせることができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0143】
(6)付加情報選択部は、所属内会議では、コンテンツ種別がオフィシャルに対応する個人コンテンツ情報よりも優先して、コンテンツ種別がカジュアルに対応する個人コンテンツ情報を選択する。付加情報選択部は、企業間会議では、コンテンツ種別がカジュアルに対応する個人コンテンツ情報よりも優先して、コンテンツ種別がオフィシャルに対応する個人コンテンツ情報を選択する。このため、付加情報の種別によっては、所属内会議と企業間会議とで選択の優先順位を異ならせることができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0144】
(7)付加情報選択部は、所属内会議と企業間会議との両方で個人コンテンツ情報を選択可能である。付加情報選択部は、企業間会議では、企業コンテンツ情報を選択可能であるが、所属内会議では、企業コンテンツ情報を選択不能である。このため、付加情報の種別によっては、所属内会議と企業間会議との両方で選択可能であるか、所属内会議と企業間会議との一方で選択可能であるかを異ならせることができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0145】
(8)付加情報選択部は、企業間会議では、参加する複数のユーザが属する複数の企業に対応する企業広告を選択する。これにより、企業間会議に参加するユーザが異なる企業に属する場合であっても、相互の企業に関心を持たせることができる。したがって、ビデオ会議を円滑に進めることができ、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0146】
(9)端末制御部21は、複数種類の付加情報のうち何れかをユーザの操作に応じて指定可能である。このため、ユーザに複数種類の付加情報を提供することができるとともに、ユーザの意図する付加情報を、ユーザに対応する画像に付加することができる。したがって、ビデオ会議の利便性を高めることができる。
【0147】
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0148】
・会議管理情報32Bは、会議識別情報と会議パスワードとが対応する情報であってもよい。この場合、ビデオ会議管理サーバ30において、第1制御部31は、ビデオ会議に参加する際に、ユーザに会議パスワードを要求してもよい。また、ビデオ会議管理サーバ30において、第1制御部31は、会議パスワードによる認証を行い、正常に認証を行った場合、ビデオ会議への参加を許可してもよい。また、ビデオ会議管理サーバ30において、第1制御部31は、会議パスワードによる認証を行い、正常に認証を行った場合、付加情報を提供してもよい。
【0149】
・ビデオ会議制御システム10において、ゲストユーザがビデオ会議に参加可能であってもよい。ゲストユーザは、ビデオ会議制御システム10においてユーザ登録されていないユーザである。この場合、ゲストユーザにより、ビデオ会議管理サーバ30、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50の少なくとも何れかと通信可能であってもよい。
【0150】
・ビデオ会議制御システム10において、ゲストユーザがビデオ会議に参加できるか否かが、会議識別情報毎に設定可能であってもよい。また、図12のステップS103において、第1制御部31は、ゲストユーザがビデオ会議に参加できるか否かをフォーマット管理サーバ40に送信してもよい。この場合、第2制御部41は、ゲストユーザがビデオ会議に参加できる情報を受信した場合、会議種別として企業間会議であると判定してもよい。
【0151】
・ビデオ会議制御システム10において、会議設定処理と会議参加処理とがビデオ会議の開始を契機として実行されてもよい。ビデオ会議制御システム10において、別のユーザがビデオ会議に参加することを契機として、ユーザに対応する画像に付加する付加情報が変化してもよい。
【0152】
・第1制御部31は、フォーマット情報受信処理よりも前に、コンテンツ情報要求処理を実行してもよい。第1制御部31は、フォーマット情報要求処理よりも前に、コンテンツ情報要求処理を実行してもよい。
【0153】
・第3制御部51は、業種情報に基づいて、同業他社のコンテンツ情報を選択しないように構成してもよい。具体的に一例をあげると、第3制御部51は、企業コンテンツ管理情報52Aを参照する。第3制御部51は、企業情報CAのユーザと企業情報CBのユーザとが参加するビデオ会議では、企業情報CAに対応する業種と、企業情報CBに対応する業種とを読み出す。そして、第3制御部51は、企業情報CAに対応する業種I1において、企業情報CA以外の企業情報に対応するコンテンツ情報を選択しない。第3制御部51は、企業情報CBに対応する業種I2において、企業情報CB以外の企業情報に対応するコンテンツ情報を選択しない。つまり、第3制御部51は、企業情報CBと同じ業種I2である企業情報CCに対応するコンテンツ情報を選択しない。
【0154】
・第3制御部51は、ビデオ会議に参加するユーザが属する企業情報に基づいて、同じ業種情報のユーザがビデオ会議に参加するときに、業種情報に対応する共通のコンテンツ情報を選択してもよい。具体的に一例をあげると、第3制御部51は、企業情報CBのユーザと企業情報CCのユーザとが参加するビデオ会議では、同じ業種I2に対応するコンテンツ情報を選択するように構成してもよい。
【0155】
・第3制御部51は、ビデオ会議に参加するユーザが属する企業情報に基づいて、企業情報に対応するニュース情報を取得してもよい。
・第2制御部41は、ユーザ識別情報としてのメールアドレスのドメインから企業情報を判定してもよい。詳しくは、第2制御部41は、複数のユーザ識別情報のドメインが同じドメインであるときに、同じ企業であると判定してもよい。第2制御部41は、複数のユーザ識別情報のドメインの全てが同じではないときに、同じ企業ではないと判定してもよい。第3制御部51は、第2制御部41と同じように、ユーザ識別情報としてのメールアドレスのドメインから企業情報を判定してもよい。また、ユーザ識別情報としてのメールアドレスのドメインのうちサブドメインが異なっても、ドメインが同種であるときに同種の企業情報であると判定されてもよい。同種の企業情報としては、関連企業が含まれてもよい。つまり、第2制御部41は、複数のユーザ識別情報のドメインが同種のドメインであるときに、同種の企業であると判定してもよい。このように、付加情報選択部は、ユーザのメールアドレスのドメインと参加ユーザのメールアドレスのドメインとが同種であるか否かに基づいて異なる付加情報を選択可能であってもよい。
【0156】
・付加情報は、同じ意味合いを持つ複数種類の言語表記毎の付加情報を含んでもよい。付加情報は、例えば、日本語表記の付加情報と、英語表記の付加情報とを含んでもよい。付加情報は、例えば、日本語表記の付加情報と、英語表記の付加情報と、フランス語表記の付加情報とを含んでもよい。
【0157】
・ユーザ表示管理情報42Aは、ユーザ識別情報と、言語情報とが対応する情報であってもよい。この場合、第2制御部41は、ビデオ会議に参加するユーザの言語情報に基づいて、ビデオ会議の言語情報を会議種別として判定してもよい。そして、第2制御部41は、ビデオ会議の言語情報に基づいて、付加情報を選択してもよい。つまり、第2制御部41は、ビデオ会議に参加するユーザの言語情報に基づいて、付加情報を選択してもよい。
【0158】
具体的な一例としては、第2制御部41は、ビデオ会議に参加するユーザのユーザ識別情報に基づいて、言語情報が日本語であるユーザと、言語情報が英語であるユーザとが参加するビデオ会議である場合、ビデオ会議の言語情報が日本語と英語とであると判定する。第2制御部41は、ビデオ会議に参加するユーザのユーザ識別情報に基づいて、言語情報が日本語であるユーザと、言語情報がフランス語であるユーザとが参加するビデオ会議である場合、ビデオ会議の言語情報が日本語とフランス語とであると判定する。
【0159】
第2制御部41は、ビデオ会議の言語情報が日本語と英語とであると判定した場合、日本語の付加情報と英語の付加情報とを選択してもよい。第2制御部41は、ビデオ会議の言語情報が日本語とフランス語とであると判定した場合、日本語の付加情報とフランス語の付加情報とを選択してもよい。
【0160】
・第2制御部41は、ユーザ識別情報としてのメールアドレスのドメインから、言語情報を判定してもよい。第3制御部51は、ユーザ識別情報としてのメールアドレスのドメインから、言語情報を判定してもよい。
【0161】
・ユーザ表示管理情報42Aは、ユーザ識別情報と、拠点情報とが対応する情報であってもよい。拠点情報は、ユーザの所属する拠点を示す情報である。この場合、第2制御部41は、ビデオ会議に参加するユーザの拠点情報を、所属情報と同じように選択してもよい。
【0162】
・ユーザ表示管理情報42Aは、ユーザ識別情報と、地域情報とが対応する情報であってもよい。地域情報は、ユーザの所属する拠点が属する地域を示す情報である。この場合、第2制御部41は、ビデオ会議に参加するユーザの地域情報を、所属情報と同じように選択してもよい。
【0163】
・第3制御部51は、ビデオ会議に参加するユーザの地域情報に基づいて、ユーザの地域情報に対応するコンテンツ情報を選択してもよい。具体的な一例としては、第3制御部51は、ビデオ会議に参加するユーザの地域情報に対応する地域の気候情報を外部サイトから取得し、気候情報に対応するコンテンツ情報を選択してもよい。第3制御部51は、ビデオ会議に参加するユーザの地域情報に対応する地域のニュース情報を外部サイトから取得し、ニュース情報に対応するコンテンツ情報を選択してもよい。外部サイトとしては、ビデオ会議管理サーバ30、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50以外のサーバであってもよい。外部サイトとしては、ビデオ会議制御システム10に含まれるサーバであっても、ビデオ会議制御システム10に含まれないサーバであってもよい。外部サイトとしては、例えばAPI(Application Programming Interface)であってもよい。
【0164】
・第3制御部51は、ユーザに関する情報を外部サイトから取得してもよい。この場合、第3制御部51は、外部サイトから取得したユーザに関する情報に基づいて、付加情報を選択してもよい。具体的な一例をあげると、第3制御部51は、共通する事項を有する第1ユーザと第2ユーザとが参加するビデオ会議と、共通する第2事項を有する第1ユーザと第3ユーザとが参加するビデオ会議とで、異なる付加情報を選択してもよい。第3制御部51は、第1事項及び第2事項として、インターネットショッピングモールなどの購入履歴を示す情報に基づいて、ビデオ会議に参加するユーザ間で共有する事項を判定してもよい。購入履歴を示す情報としては、単に購入するものに限らず、宿泊施設等の施設の利用を含んでもよく、販売するもの、ユーザによる取得されたポイントなどを含んでもよい。
【0165】
・第1制御部31は、ビデオ会議の履歴情報を記憶してもよい。この場合、第1制御部31は、ビデオ会議に参加したユーザに対応する画像に付加した付加情報を履歴情報として記憶してもよい。第3制御部51は、過去のビデオ会議の履歴情報に基づいて、コンテンツ情報を選択してもよい。具体的な一例としては、第3制御部51は、ビデオ会議の履歴情報に基づいて、過去にユーザにより指定されたコンテンツ情報を優先して選択してもよい。また、第3制御部51は、ビデオ会議の履歴情報に基づいて、過去にユーザにより指定されたコンテンツ情報を優先しなくてもよい。また、第3制御部51は、ビデオ会議の履歴情報に基づいて、過去のビデオ会議に参加したユーザが、現在のビデオ会議に再度参加する場合に、過去のビデオ会議にて指定されたコンテンツ情報を優先しなくてもよい。
【0166】
・同じ企業におけるビデオ会議として、企業情報と所属情報との2階層に区分したが、これに限らず、例えば、3階層以上に区分してもよい。
・企業情報は、企業を示す情報以外に、企業ではない組織又は団体を示す情報を含んでもよい。具体的な一例としては、省庁などの公的な機関を示す情報を含んでもよい。
【0167】
・ビデオ会議制御サーバ11によりユーザに提供される付加情報は、ユーザの操作に関係なく、ユーザに対応する画像に付加されてもよい。また、会議種別が企業間会議である場合に、ユーザの操作に関係なく付加情報が指定されてもよい。つまり、会議種別に基づいて、ユーザの操作に応じて付加情報が指定されるか、ユーザの操作に関係なく付加情報が指定されるかが異なってもよい。
【0168】
・付加情報は、撮像部26により撮像された画像データの背景であっても前景であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・端末装置20は、撮像部26により撮像された画像データをビデオ会議管理サーバ30に送信しなくてもよい。この場合であっても、ユーザに対応する画像に付加情報が付加されてもよい。
【0169】
・付加情報は、端末装置20ではなく、ビデオ会議管理サーバ30により、ユーザに対応する画像に付加されてもよい。この場合、第1制御部31は、端末装置20からの上方に基づいて付加情報を指定してもよい。つまり、ビデオ会議制御サーバ11としては、選択された付加情報をユーザに提供できればよい。
【0170】
・ビデオ会議制御システム10において、複数の付加情報ではなく、1つの付加情報が提供されてもよい。会議種別が企業間会議である場合に、1つの付加情報が提供されてもよい。つまり、会議種別に基づいて、付加情報が提供される上限数が異なってもよい。
【0171】
・ビデオ会議管理サーバ30の機能の少なくとも一部は、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50の何れかに搭載されてもよい。フォーマット管理サーバ40の機能の少なくとも一部は、ビデオ会議管理サーバ30及びコンテンツ管理サーバ50の何れかに搭載されてもよい。コンテンツ管理サーバ50の機能の少なくとも一部は、ビデオ会議管理サーバ30及びフォーマット管理サーバ40の何れかに搭載されてもよい。
【0172】
・ビデオ会議制御サーバ11は、ビデオ会議管理サーバ30、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50以外に、別のサーバを備えてもよい。ビデオ会議制御サーバ11は、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50のうち少なくとも何れかを備えなくてもよい。つまり、ビデオ会議制御サーバ11は、ビデオ会議管理サーバ30、フォーマット管理サーバ40及びコンテンツ管理サーバ50の機能を有していれば、任意のサーバ構成であってもよい。
【0173】
・本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、所望の選択肢の1つ以上を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が2つであれば1つの選択肢のみ又は2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば1つの選択肢のみ又は2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
【0174】
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
【0175】
(A)前記付加情報提供部によって提供された付加情報を含む複数種類の付加情報のうち何れかを、ユーザの操作に応じて指定可能である付加情報指定部を備えることを特徴とする。
【符号の説明】
【0176】
10…ビデオ会議制御システム、11…ビデオ会議制御サーバ、20…端末装置、30…ビデオ会議管理サーバ、31…第1制御部、31A…識別情報取得部、31B…付加情報提供部、31C…ビデオ会議制御部、40…フォーマット管理サーバ、41…第2制御部、41A…会議種別判定部、41B…フォーマット選択部、50…コンテンツ管理サーバ、51…第3制御部、51A…コンテンツ選択部。
【要約】
【課題】ビデオ会議の利便性を高めることができるビデオ会議制御サーバ、ビデオ会議制御システム、プログラム及びビデオ会議制御方法を提供する。
【解決手段】ビデオ会議制御サーバは、ビデオ会議に参加するユーザの識別情報を取得する識別情報取得部と、ユーザの識別情報に対応する画像に付加する付加情報を選択する付加情報選択部と、付加情報を提供する付加情報提供部と、を備える。付加情報選択部は、ユーザの識別情報が取得された場合に、ビデオ会議に参加する別の参加ユーザの識別情報に基づいて付加情報を選択する。
【選択図】図13
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17