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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-26
(45)【発行日】2023-11-06
(54)【発明の名称】ショーケース
(51)【国際特許分類】
   A47F 3/04 20060101AFI20231027BHJP
   F25D 11/00 20060101ALI20231027BHJP
   F25D 25/02 20060101ALI20231027BHJP
【FI】
A47F3/04 L
A47F3/04 H
F25D11/00 101C
F25D25/02 F
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018021768
(22)【出願日】2018-02-09
(65)【公開番号】P2019136275
(43)【公開日】2019-08-22
【審査請求日】2020-07-16
【審判番号】
【審判請求日】2022-10-05
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】轟 篤
(72)【発明者】
【氏名】岡地 達也
(72)【発明者】
【氏名】桶谷 哲也
(72)【発明者】
【氏名】山下 恭平
【合議体】
【審判長】窪田 治彦
【審判官】柿崎 拓
【審判官】山崎 孔徳
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-174239(JP,A)
【文献】特開平11-293975(JP,A)
【文献】特開2015-190144(JP,A)
【文献】特開平7-289477(JP,A)
【文献】特開2009-56555(JP,A)
【文献】特開平8-66278(JP,A)
【文献】特表2005-509476(JP,A)
【文献】特開2003-284630(JP,A)
【文献】特開2000-83774(JP,A)
【文献】特開2000-253968(JP,A)
【文献】特開2002-209684(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F1/00-11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の陳列室に棚板を設置してなるショーケースにおいて、
前記棚板は、固定棚と、この固定棚に対して前方に引き出し可能な可動棚とから構成され、
前記棚板には、前記可動棚を前記固定棚に対して固定するロック機構が設けられ、
前記可動棚には、作業者の接触または近接を検出する検出装置が配置され、
前記検出装置は、前記可動棚の前部下面の2箇所に配置されるとともに、前記可動棚の前部下面の中心側において、離れて配置され、
前記ロック機構は、2箇所の前記検出装置により作業者の接触または近接が検出された場合にのみ、電気的にロックを解除することを特徴とするショーケース。
【請求項2】
前記検出装置は、作業者の肩幅程度離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
【請求項3】
前記各検出装置は、前記可動棚の前部下面に配置された照明灯より下方に配置され、透明材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
【請求項4】
前記ロック機構は、固定棚に設けられ前記検出装置により検出された場合に駆動されるソレノイドと、前記ソレノイドにより回動されるロックレバーと、可動棚に設けられ前記ロックレバーによりロックされるロック部材と、から構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のショーケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショーケースに係り、特に、前面が開口する陳列室内に商品を陳列するショーケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置されるオープンショーケースが知られている。
従来、このようなショーケースとして、棚に備えられた回動軸に回動自在に取り付けられ、前端の操作部と後端のフック部とを具備したロック部材と、ブラケット若しくはそれに取り付けられた部材に設けられ、棚が押し込まれた際にロック部材のフック部が係脱自在に係合する係合部と、フック部を常時係合部に係合する方向に付勢する板バネとを備え、棚を引き出し自在に構成した技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2000-083774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなオープンショーケースでは、棚を引き出す際に、作業者が棚の両側部に設けたフック部を解除する必要があった。この場合に、棚の幅寸法が大きい場合、作業者が棚のフック部の解除操作を行う際に、手が届かないといった不都合がある。また、ばねの付勢力に抗してフック部の解除を行う必要から力が必要であり、力のない女性などには負担となってしまう。
【0005】
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、容易に可動棚の引き出しを行うことができ、作業者の負担を低減させることのできるショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、商品の陳列室に棚板を設置してなるショーケースにおいて、前記棚板は、固定棚と、この固定棚に対して前方に引き出し可能な可動棚とから構成され、前記棚板には、前記可動棚を前記固定棚に対して固定するロック機構が設けられ、前記可動棚には、作業者の接触または近接を検出する検出装置が配置され、前記検出装置は、前記可動棚の前部下面の2箇所に配置されるとともに、前記可動棚の前部下面の中心側において離れて配置され、前記ロック機構は、2箇所の前記検出装置により作業者の接触または近接が検出された場合にのみ、電気的にロックを解除することを特徴とする。
【0007】
これによれば、検出装置により作業者が検出された場合に、電気的にロック機構のロックを解除するので、作業者は、力を入れることなく、容易に可動棚の引き出しを行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、検出装置により作業者が検出された場合に、電気的にロック機構のロックを解除するので、作業者は、力を入れることなく、容易に可動棚の引き出しを行うことができる。その結果、作業者の負担を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係るショーケースの実施形態を示す正面図
図2】本実施形態のショーケースの側面断面図
図3】本実施形態の棚板部分の底面図
図4】本実施形態の棚板部分の可動棚を収容した状態を示す側面図
図5】本実施形態の棚板部分の可動棚を引き出した状態を示す側面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
第1の発明は、商品の陳列室に棚板を設置してなるショーケースにおいて、前記棚板は、固定棚と、この固定棚に対して前方に引き出し可能な可動棚とから構成され、前記棚板には、前記可動棚を前記固定棚に対して固定するロック機構が設けられ、前記ロック機構は、検出装置により作業者を検出した場合に、電気的にロックを解除する。
これによれば、検出装置により作業者が検出された場合に、電気的にロック機構のロックを解除するので、作業者は、力を入れることなく、容易に可動棚の引き出しを行うことができる。その結果、作業者の負担を低減させることができる。
【0011】
第2の発明は、前記検出装置は、前記可動棚の前部下面の2箇所に配置され、前記各検出装置により同時に検出した場合にのみ、前記ロック機構のロックを解除する。
これによれば、各検出装置により同時に検出された場合にのみ、ロック機構のロックを解除するので、作業者以外の者が誤って検出装置で検出された場合でも、ロックの解除が行われてしまうことを防止することができる。
【0012】
第3の発明は、前記各検出装置は、接触を検出するタッチセンサにより構成され、前記各検出装置により同時に作業者の接触を検出した場合にのみ、前記ロック機構のロックを解除する。
これによれば、2つの検出装置により同時に作業者の接触を検出した場合にのみ、ロックを解除するので、作業者は、検出装置に接触するだけで、容易にロック機構のロックを解除することができる。
【0013】
第4の発明は、前記各検出装置は、前記可動棚の前部下面に配置された照明灯より下方で、前記照明灯に干渉しない位置に配置されている。
これによれば、照明灯による陳列室内の照明効果の維持と、可動棚の引き出しの負担の軽減とを両立することができる。
【0014】
第5の発明は、前記各検出装置は、透明材料で構成されている。
これによれば、スペースの少ない可動棚の前部において、各検出装置の配置位置の制約が少なくなり、設計の自由度が向上する。
【0015】
第6の発明は、前記ロック機構は、固定棚に設けられ前記検出装置により検出された場合に駆動されるソレノイドと、前記ソレノイドにより回動されるロックレバーと、可動棚に設けられ前記ロックレバーによりロックされるロック部材と、から構成されている。
これによれば、検出装置により作業者を検出した場合に、ソレノイドを駆動することにより、ロックレバーを回動させてロック部材のロックを解除することができる。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るショーケースの実施形態を示す正面図である。図2は本実施形態のショーケースの側面断面図である。
本実施形態のショーケース1は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗内に据え付けられるオープンショーケースである。
【0017】
図1および図2に示すように、ショーケース1は、前面が開口し上面、背面および下面を覆う断面形状略コ字状の断熱壁10と、据え付け現場において断熱壁10の外面側に取り付けられる断熱性の側板11とから構成されている。断熱壁10の内側には、断熱壁10に対して所定の間隙を有するように内側パネル12が設けられている。
内側パネル12の下端には、デッキパン20が配置されており、内側パネル12およびデッキパン20の内側は、前面開口13を有する陳列室15とされている。
【0018】
また、陳列室15の内部には、陳列室15の背面側に位置する内側パネル12に設けられる図示しない支柱に着脱自在に取付けられる複数の棚板21が設置されている。これら棚板21およびデッキパン20の上面に、商品が陳列される構成とされている。
また、棚板21およびデッキパン20は、前方に引き出し自在とされており、棚板21およびデッキパン20の上面に商品を補充する際には、陳列室15の前面開口13より前方に引き出して作業を行うことができるように構成されている。なお、デッキパン20が前方に引き出される際には、デッキパン20は陳列室15の前面開口13の下縁に対して所定の間隙をもって引き出される。
【0019】
また、内側パネル12の上部前端部分には、キャノピー23が前面開口13の全幅にわたって取り付けられており、キャノピー23の内側には、陳列室15の内部を照明する照明灯24が取付けられている。
キャノピー23の前側には、陳列室15の内部温度を表示するための温度計や操作ボタンが設けられたパネル25が取り付けられている。
【0020】
また、内側パネル12およびデッキパン20と断熱壁10との間の空間は、ダクト16とされている。
また、キャノピー23の後方には、ダクト16に連通し、ダクト16の内部の空気を陳列室15に吹き出す吐出口26が形成されている。また、デッキパン20の前端部には、ダクト16に連通する吸込口27が形成されている。
また、デッキパン20の下方には、冷却装置の蒸発器28が収容されている。
【0021】
そして、図示しない送風機を駆動することにより、蒸発器28と熱交換した冷気がダクト16の内部を上昇し、吐出口26から前面開口13に向けて吐出される。前面開口13に吐出された冷気は、吸込口27からダクト16の内部に吸い込まれ、これにより、前面開口13には冷気によるエアカーテンが形成されるとともに、この冷気のエアカーテンの一部が陳列室15の内部に循環される。
なお、内側パネル12には、図示しない冷気吹出口が形成されており、冷気のエアカーテンの一部とこれら冷気吹出口から吹き出される冷気によって陳列室15の内部は所定温度に冷却される。
【0022】
次に、本実施形態の棚板の構造について説明する。
図3は、棚板部分の底面図である。図4は、棚板部分の可動棚を収容した状態を示す側面図である。図5は、棚板部分の可動棚を引き出した状態を示す側面図である。
図3から図5に示すように、棚板21は、内側パネル12に取り付けられる一対の支持部材30,30を備えている。支持部材30の後端部には、内側パネル12に取り付けるためのフック31が形成されている。各支持部材30の間には、固定棚32が設けられており、各支持部材30の上部には、前後方向に延在するレール支持部材33,33が設けられている。レール支持部材33の内側には、レール部材34がレール支持部材33に沿って前後方向に摺動自在に設けられている。
棚板21は、可動棚35を備えている。可動棚35の両側には、レール受け部材36,36が設けられており、レール受け部材36には、レール部材34が挿入されている。
【0023】
そして、図4に示すように、可動棚35が収容された状態では、可動棚35は、固定棚32の上方に位置しており、レール部材34は、レール支持部材33の内部およびレール受け部材36の内部に収容された状態に保持されている。
そして、可動棚35を前方に引き出すことにより、レール支持部材33からレール部材34が引き出されるとともに、レール部材34から可動棚35のレール受け部材36が引き出され、これにより、可動棚35を、図5に示す位置まで引き出すことができる。
【0024】
また、可動棚35の先端部下面には、2つの検出装置40,40が配置されている。検出装置40は、例えば、静電容量センサなどのタッチセンサにより構成されており、商品の補充作業を行う作業者(以下、単に作業者という)の手が接触することで、検出が行われる。なお、検出装置40としては、タッチセンサに限定されるものではなく、作業者の手が近接したことを検出する光センサ、赤外線センサなどを用いることも可能である。
検出装置40は、それぞれ所定の間隔をもって配置されており、各検出装置40は、作業者の両手を伸ばした幅に対応する位置に配置することが好ましい。
棚板21(可動棚35)の先端下面には、照明灯41が設けられている。検出装置40は、照明灯41より下方で、照明灯41に干渉しない位置に配置されている。これによれば、照明灯41による陳列室15内の照明効果の維持と、可動棚35の引き出しの負担の軽減とを両立することができる。干渉しない位置は、例えば、照明灯41の照射範囲外の位置である。なお、例えば、検出装置40を透明な樹脂などの透明材料で構成するようにすれば、検出装置40が照明灯41の照射範囲内に含まれても、照明灯41による照明を検出装置40が遮光してしまうことがないため、検出装置40は照明灯41に干渉しない。これによれば、検出装置40を照明灯41の照射範囲内に配置することもできるため、設計の自由度が向上する。
【0025】
固定棚32の下面中央部には、ロックレバー42が回動自在に配置されている。ロックレバー42の一端には、フック43が形成されている。ロックレバー42の近傍には、ソレノイド44が配置されており、ロックレバー42の他端には、ソレノイド44のピン45が連結されている。これにより、ソレノイド44を駆動することにより、ロックレバー42を回動動作させることができる。
また、可動棚35の下面中央部には、ロック部材46が突出形成されている。可動棚35が固定棚32の上方に収容された状態で、ロック部材46にロックレバー42のフック43が係合されており、可動棚35の移動を規制している。
本実施形態においては、ロックレバー42、ロック部材46およびソレノイド44により、本発明のロック機構が構成される。
そして、ソレノイド44を駆動して、ピン45を介してロックレバー42を回動させることにより、ロックレバー42のフック43とロック部材46との係合が解除され、可動棚35が引き出し可能となる。
【0026】
ここで、本実施形態においては、詳細な制御回路については説明を省略するが、ソレノイド44は、2つの検出装置40による検出が同時に行われた場合に、駆動されるように制御される。すなわち、可動棚35の先端下面に設けられた検出装置40に、作業者の手が同時に接触した場合に、各検出装置40による検出が行われ、ソレノイド44が駆動されるものである。
この場合に、各検出装置40を作業者が両手を伸ばした幅に対応する位置に配置することで、自然に手を伸ばした状態で、各検出装置40への接触操作を行うことが可能となる。例えば、図3に示すように、各検出装置40が、可動棚35の両端ではなく中心側に配置され、作業者の肩幅程度(数10cm程度)離れた位置に配置されていれば、作業者の各検出装置40への接触操作がより容易になる。
また、2つの検出装置40により同時に検出された場合にのみ、ソレノイド44を動作させるようにしたのは、いずれか一方のみで検出した場合に、ソレノイド44が動作してしまうと、例えば、買い物客など作業者以外の者が誤って検出装置40に触れてしまった場合に、ロックの解除が行われてしまうおそれがあるためである。
【0027】
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のショーケースにおいては、送風機を駆動することにより、蒸発器28と熱交換した冷気がダクト16の内部を上昇し、吐出口26から前面開口13に向けて吐出される。前面開口13に吐出された冷気は、吸込口27からダクト16の内部に吸い込まれ、これにより、前面開口13には冷気によるエアカーテンが形成されるとともに、この冷気のエアカーテンの一部が陳列室15の内部に循環される。
また、内側パネル12の冷気吹出口からダクト16の冷気が陳列室15に吹き出され、これにより、陳列室15の内部が所定温度に冷却される。
【0028】
また、棚板21を引き出す場合は、作業者の手が、可動棚35の先端下面に設けられた検出装置40に同時に接触することにより、各検出装置40による検出が行われ、ソレノイド44が駆動される。このソレノイド44の駆動により、ピン45を介してロックレバー42が回動され、ロックレバー42のフック43とロック部材46との係合が解除され、可動棚35が引き出し可能となる。
このように本実施形態においては、作業者が各検出装置40に接触するだけで、容易にロックレバー42のフック43とロック部材46との係合を解除して、可動棚35の引き出しを行うことができる。
【0029】
以上述べたように、本実施形態においては、棚板21は、固定棚32と、固定棚32に対して前方に引き出し可能な可動棚35とから構成され、棚板21には、可動棚35を固定棚32に対して固定するロック機構が設けられ、検出装置40は、可動棚35の前部下面の2箇所に配置され、各検出装置40により同時に作業者が検出された場合にのみ、ロック機構のロックを解除する。
また、ロック機構は、固定棚32に設けられ検出装置40により検出された場合に駆動されるソレノイド44と、ソレノイド44により回動されるロックレバー42と、可動棚35に設けられロックレバー42によりロックされるロック部材46と、から構成されている。
【0030】
これにより、各検出装置40により同時に接触を検出された場合に、ソレノイド44が駆動され、ロックレバー42とロック部材46との係合が解除され、可動棚35が引き出し可能となる。このように、作業者が各検出装置40に接触するだけで、容易にロックレバー42とロック部材46との係合を解除して、可動棚35の引き出しを行うことができる。その結果、作業者は、力を入れることなく、容易に可動棚35の引き出しを行うことができ、作業者の負担を低減させることができる。
【0031】
なお、本発明は、前記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更および応用が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上のように、本発明に係るショーケースは、検出装置により検出するだけで、ロック機構を解除することができ、作業者に負担を掛けることなく、容易に可動棚を引き出すことのできるショーケースとして好適に利用可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 ショーケース
10 断熱壁
11 側板
12 内側パネル
13 前面開口
15 陳列室
20 デッキパン
21 棚板
23 キャノピー
25 パネル
30 支持部材
31 フック
32 固定棚
33 レール支持部材
34 レール部材
35 可動棚
36 レール受け部材
40 検出装置
41 照明灯
42 ロックレバー
43 フック
44 ソレノイド
45 ピン
46 ロック部材
図1
図2
図3
図4
図5