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<図1>
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図1
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図2
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図3
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図4
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図5
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図6
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図7
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図8
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図9
  • -折畳式簡易椅子用フレーム組立体 図10
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-26
(45)【発行日】2023-11-06
(54)【発明の名称】折畳式簡易椅子用フレーム組立体
(51)【国際特許分類】
   A47C 4/28 20060101AFI20231027BHJP
   A47C 9/10 20060101ALI20231027BHJP
【FI】
A47C4/28 Z
A47C9/10 Z
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021564890
(86)(22)【出願日】2021-07-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-08
(86)【国際出願番号】 KR2021009707
(87)【国際公開番号】W WO2022181900
(87)【国際公開日】2022-09-01
【審査請求日】2021-10-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0026260
(32)【優先日】2021-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521477020
【氏名又は名称】アイエヌジー レジャー カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ING LEISURE CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】キム,チョン キ
【審査官】齊藤 公志郎
(56)【参考文献】
【文献】実開昭49-043209(JP,U)
【文献】特開昭58-044007(JP,A)
【文献】特表2018-519984(JP,A)
【文献】特表2017-510337(JP,A)
【文献】特表2016-528990(JP,A)
【文献】実開昭57-182360(JP,U)
【文献】欧州特許出願公開第00139306(EP,A1)
【文献】米国特許第10194751(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 4/00-54
A47C 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に第1貫通孔が備えられる上部ブラケットと、
前記上部ブラケットの外周に複数個が放射状に配置され、一端がヒンジ軸を介して結合されて上下に旋回される上部支持台と、
記第1貫通孔と連通される第2貫通孔が備えられる下部ブラケットと、
前記下部ブラケットの外周に複数個が放射状に配置され、一端がヒンジ軸を介して結合されて上下に旋回される下部支持台と、
前記第1貫通孔と第2貫通孔内に上下摺動可能に結合され、上部外周の第1締結孔に前記上部支持台の一端で所定長さ延長された第1延長部が回動可能に結合され、下部外周の第2締結孔に前記下部支持台の一端で所定長さ延長された第2延長部が回動可能に結合される昇降軸と、を含み、
前記第1貫通孔に、管体である中心軸の上端を差し込んで固定し、前記第2貫通孔に前記中心軸の下端を差し込み、前記第2貫通孔を通過して露出した前記中心軸の溝部にスナップリングを差し込むことで、前記上部ブラケットと前記スナップリングとで前記下部ブラケットを挟み込み、これにより、前記上部ブラケットの下側に前記下部ブラケットが、前記第1貫通孔の中心軸線を基準に空回転可能に結合され、
前記上部支持台の折畳みまたは広げ操作時に前記昇降軸を介して前記下部支持台が連動されながら一体に折畳みまたは広げ操作される、折畳式簡易椅子用フレーム組立体。
【請求項2】
前記上部支持台と下部支持台は、
3点または4点支持されることができるようにそれぞれ対応する個数で備えられ、同じ方向に旋回されながら折畳みまたは広げ操作される、請求項1に記載の折畳式簡易椅子用フレーム組立体。
【請求項3】
前記上部支持台には、
座席シートの各角部が結合されて広げ操作時に使用者が着席することができるようにする、請求項1に記載の折畳式簡易椅子用フレーム組立体。
【請求項4】
前記上部支持台は、
テレスコープ方式で長さ調節が可能である、請求項3に記載の折畳式簡易椅子用フレーム組立体。
【請求項5】
前記第1締結孔および第2締結孔は、
前記上部支持台と前記下部支持台と前記昇降軸の連動操作が可能に所定長さの長孔で形成される、請求項1に記載の折畳式簡易椅子用フレーム組立体。
【請求項6】
前記中心軸の外周面には、
前記上部ブラケットの底面に締結部材を介して固定されることができるように挿入孔が備えられたフランジ部が一体に形成された、請求項に記載の折畳式簡易椅子用フレーム組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は折畳式簡易椅子用フレーム組立体に関し、より詳しくは、複数の上下部支持台が互いに連動可能に結合されて一度に折ったり広げることができて使用上の便宜性を高め、使用者の荷重を安定的に支持することができる折畳式簡易椅子用フレーム組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、折畳式簡易椅子は主な骨組を成すフレームを折ったり広げることができるようになっていて携帯や設置が容易である。このような構造の折畳式簡易椅子は主にキャンピングや椅子が必要な多様な場所で容易に用いることができる。
【0003】
このような従来の折畳式簡易椅子は同一出願人によって大韓民国公開特許第10-2017-0135201号公報(公開日:2017.12.08.)で先出願されたことがある。
【0004】
具体的には、図1によれば、従来の折畳式簡易椅子1は、外周に複数の支持台11が上下に旋回可能に結合される上部ブロック10と、前記上部ブロック10の下部に結合され、複数の支持台21が外周に上下に旋回可能に結合される下部ブロック20とが備えられる。そして、上部ブロック10には複数の支持台11を上方に広げた状態で支持台の各末端に角部が結合されて使用者が着席することができる座席シート30が設けられる。
【0005】
しかしながら、上記のような折畳式簡易椅子1を構成する複数の支持台は、前記上部ブロック10と下部ブロック20にそれぞれ独立的に旋回可能にヒンジ結合された状態である。それによって前記簡易椅子を折ったり(図2参照)広げる場合、複数の支持台を一つ一つ旋回操作しなければならないなどの煩雑な問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するために案出されたもので、簡易椅子の主な骨組を成す複数の上下部支持台が互いに連動可能に結合されて一度に折ったり広げることができるようにした折畳式簡易椅子用フレーム組立体を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述したような目的を達するための本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体は、上下方向に第1貫通孔が備えられる上部ブラケットと、前記上部ブラケットの外周に複数個が放射状に配置され、一端がヒンジ軸を介して結合されて上下に旋回される上部支持台と、前記上部ブラケットの下部に前記第1貫通孔の中心軸線を基準として空回転可能に結合され、前記第1貫通孔と連通される第2貫通孔が備えられる下部ブラケットと、前記下部ブラケットの外周に複数個が放射状に配置され、一端がヒンジ軸を介して結合されて上下に旋回される下部支持台と、前記第1貫通孔と第2貫通孔内に上下摺動可能に結合され、上部外周の第1締結孔に前記上部支持台の一端で所定長さ延長された第1延長部が回動可能に結合され、下部外周の第2締結孔に前記下部支持台の一端で所定長さ延長された第2延長部が回動可能に結合される昇降軸と、を含み、前記上部支持台の折畳みまたは広げ操作時に前記昇降軸を介して前記下部支持台が連動されながら一体に折畳みまたは広げ操作されることができる。
【0008】
この場合、前記上部支持台と下部支持台は、3点または4点支持されることができるようにそれぞれ対応する個数で備えられ、同じ方向に旋回されながら折畳みまたは広げ操作されることができる。
【0009】
また、前記上部支持台には、座席シートの各角部が結合されて広げ操作時に使用者が着席することができるようにすることができる。
【0010】
また、前記上部支持台は、テレスコープ(Telescope)方式で長さ調節が可能であることを含むことができる。
【0011】
また、前記第1締結孔と第2締結孔は、前記上下部支持台と前記昇降軸の連動操作が可能に所定長さの長孔で形成されることができる。
【0012】
また、前記上部ブラケットの第1貫通孔内に管体の中心軸上端が差し込まれて固定され、前記下部ブラケットの第2貫通孔内には前記中心軸の下端が挿入通過して露出された溝部にスナップリングが差し込まれることを含んで、前記下部ブラケットの空回転を可能にすることができる。
【0013】
また、前記中心軸の外周面には、前記上部ブラケットの底面に締結部材を介して固定されることができるように挿入孔が備えられたフランジ部が一体に形成されたことを含むことができる。
【発明の効果】
【0014】
以上のような構成からなる本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体は、複数の上部支持台の中の少なくとも二つを両側で取った状態で折畳みまたは広げ操作時に昇降軸を介して下部支持台が連動されながら一体に折畳みまたは広げ操作されることができる。それによって、折畳式簡易椅子の簡単な広げ設置および折畳みが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】従来の折畳式簡易椅子のフレーム構造を示す分解斜視図である。
図2図1の折畳式簡易椅子のフレームを折り畳んだ斜視図である。
図3】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の折畳み状態を示す斜視図である。
図4】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の分解斜視図である。
図5】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の折畳みおよび広げ状態を示す要部斜視図である。
図6】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の折畳みおよび広げ状態を示す要部斜視図である。
図7】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の折畳みおよび広げ状態を示す側断面図である。
図8】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の折畳みおよび広げ状態を示す側断面図である。
図9】本発明による昇降軸の斜視図である。
図10】本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の広げ状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して本発明の具体的な実施例に対する構成および作用について詳しく説明すれば次の通りである。
【0017】
一方、本発明を説明するにおいて、係わる公知機能あるいは構成に対する具体的な説明は本発明の要旨を曖昧にしないようにするために省略する。
【0018】
また、ある部分がある構成要素を「含む」とする場合、これは特に反対される記載がない限り他の構成要素を除くのではなく他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0019】
ここで、各図面の構成要素に対して参照符号を付ける際には同じ構成要素に限ってはたとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同じ符号で表記されていることに留意すべできある。
【0020】
図3は本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の折畳み状態を示す斜視図であり、図4は本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体の分解斜視図である。
【0021】
図3によれば、本発明の好ましい一実施例による折畳式簡易椅子用フレーム組立体100は、上部ブラケット110、上部支持台120、下部ブラケット130、下部支持台140および昇降軸150(図4参照)を含むことができる。
【0022】
このような本発明の構成について具体的に説明すれば次の通りである。
【0023】
図4図6によれば、上部ブラケット110は本体の上下方向に第1貫通孔111が備えられることができる。そして、上部ブラケット110の外周には後述する上部支持台120が結合されることができるようにヒンジ孔115が備えられた複数の第1結合部113が放射状に形成されることができる。
【0024】
前記上部支持台120は上部ブラケット110の外周に複数個が放射状に配置された第1結合部113に一端がヒンジ軸121を介して結合されて上下に旋回されることができる。
【0025】
また、前記上部支持台120の一端には上部支持台120がヒンジ軸121に結合された状態で後述する昇降軸150に回動可能に連結されることができるように所定長さ延長された第1延長部123が備えられることができる。第1延長部123にはピン締結用孔123aが備えられることができる。
【0026】
このような前記上部支持台120は上側へ旋回広げ操作時(図10参照)に座席シート30(図1参照)の各角部が結合されることができ、このように結合された座席シート30上には使用者が着席することができる。
【0027】
また、前記上部支持台120は座席シート30の結合時に長さを調節することができるようにテレスコープ(Telescope)方式(図示しない)が適用されることができる。
【0028】
このような上部支持台120は使用者の臀部を安定的に支持することができるように少なくとも4つが放射状に配置されることが好ましい。
【0029】
一方、本発明で座席シート30は別途に製作されて上部支持台120の端部に一体型または分離型で結合することができる。好ましくは、本発明では、座席シート30は上部支持台120と一体型で、別途の締結部材によって結合された状態を保持し、本発明の折畳式簡易椅子用フレーム組立体100が折畳み状態である詩にはフレーム組立体100を囲む形態で折り畳まれて移送および保管することができる。
【0030】
このような座席シート30の設置と上部支持台120の長さの調節は係わる公知の技術が多様に適用されることができ、公知機能或いは構成に対する具体的な説明は本発明の要旨を曖昧にしないようにするために省略する。
【0031】
図7によれば、前記下部ブラケット130は上部ブラケット110の下部に第1貫通孔111の中心軸線を基準として空回転可能に結合されることができる。このような下部ブラケット130は本体中心軸線に前記第1貫通孔111と連通される第2貫通孔131が備えられることができる。
【0032】
また、前記下部ブラケット130の外周にはヒンジ孔135(図4参照)が備えられた複数の第2結合部133が放射状に形成されることができる。
【0033】
具体的には、前記上下部ブラケット110、130の具体的な結合構造を説明すれば、前記上部ブラケット110の底面第1貫通孔111内には管体の中心軸137の上端が差し込まれて固定されることができる。そして、前記下部ブラケット130の上面第2貫通孔131内には中心軸137の下端が挿入通過して露出された溝部137aにスナップリング(C型止めリング)138が差し込まれて結合されることができる。それによって、前記下部ブラケット130の空回転が可能な状態になることができる。
【0034】
この場合、前記中心軸137の外周面には上部ブラケット110の底面にボルトなどの締結部材(図示しない)を介して締結固定することができるように挿入孔139a(図4参照)が備えられたフランジ部139が一体に形成されることができる。
【0035】
図8によれば、前記下部支持台140は下部ブラケット130の外周に複数個が放射状に配置された第2結合部133に一端がヒンジ軸141を介して結合されて上下に旋回されることができる。
【0036】
また、前記下部支持台140の一端には下部支持台140がヒンジ軸141に結合された状態で後述する昇降軸150に回動可能に連結されることができるように所定長さ延長された第2延長部143が備えられることができる。第2延長部143にはピン締結用孔143a(図4参照)が備えられることができる。
【0037】
このような下部支持台140は所定角度に広げ操作時(図10参照)に地面に当接して折畳式簡易椅子の足の役割をすることができる。
【0038】
この場合、前記下部支持台140は設置対象底に4点支持されることができるように4個が備えられることが好ましい。本発明で上部支持台120および下部支持台140がそれぞれ4つずつ備えられた場合の一例で図示して説明したが、他の例で上部支持台120および下部支持台140が3点支持されることができるようにそれぞれ3つずつ対応するように備えられた場合に変更して適用されることができる。
【0039】
このような上部支持台120と下部支持台140は同じ方向に旋回されながら折られたり広げ操作されることができる。この場合、前記上部支持台120は第1貫通孔111の中心軸線を基準として回転することができることによって、上部支持台120および下部支持台140の折畳み操作時に前記上部支持台120は下部支持台140の間間の空間に折り畳まれて安着されることができる。それによって折畳み操作時に最小限の体積で折り畳んで保管することができる(図3参照)。
【0040】
このような上部支持台120と下部支持台140の折畳みまたは広げ構造は後述する昇降軸150とともに詳細に説明する。
【0041】
また、図4および図9によれば、前記昇降軸150は上部支持台120および下部支持台140の折畳みまたは広げ操作時に一体に連動することができるように上部支持台120および下部支持台140を互いに連結することができる。このような昇降軸150は上部ブラケット110の第1貫通孔111と下部ブラケット130の第2貫通孔131内に上下摺動可能に結合されることができる。
【0042】
具体的には、前記昇降軸150の上部外周には第1締結孔151aが備えられた上部構造物151が放射状に突出して形成され、昇降軸150の下部外周には第2締結孔153aが備えられた下部構造物153が放射状に突出して形成されることができる。即ち、前記昇降軸150の上部構造物151および下部構造物153は第1貫通孔111および第2貫通孔131の外部に露出された状態で、所定長さに形成された昇降軸150の本体中間部が第1貫通孔111および第2貫通孔131内にスライディング往復移動可能に結合された状態である。
【0043】
この場合、前記昇降軸150の上部構造物151と下部構造物153は上部支持台120および下部支持台140の個数と対応するように備えられることができる。
【0044】
このような構造の昇降軸150は上部構造物151の第1締結孔151aに上部支持台120の一端で所定長さ延長された第1延長部123が固定ピン125を介して回動可能に結合されることができる。
【0045】
そして、前記下部構造物153の第2締結孔153aには下部支持台140の一端で所定長さ延長された第2延長部143が固定ピン145を介して回動可能に結合されることができる。
【0046】
この場合、前記第1締結孔151aと第2締結孔153aは上部支持台120および下部支持台140と昇降軸150の連動操作が可能に所定長さの長孔で形成されることができる。
【0047】
即ち、前記昇降軸150の第1締結孔151aおよび第2締結孔153aとこれと連結される上部支持台120および下部支持台140のピン締結用孔123a、143aが何れも円形孔に形成される場合、前記上部支持台120および下部支持台140が昇降軸150に完全に固定されることによって前記昇降軸150がスライディング往復移動することができない。即ち、上部支持台120および下部支持台140の旋回操作が不可能である。
【0048】
それによって、前記上部支持台120および下部支持台140の旋回操作が可能になるためには、前記第1締結孔151aおよび第2締結孔153aとピン締結用孔123a、143aの何れか一つは必ず長孔で形成されなければならない。
【0049】
この場合、本発明では、第1締結孔151aと第2締結孔153aが長孔で形成された場合の一例を挙げて図示して説明したが、これに限定されず、前記第1締結孔151aと第2締結孔153aの代わりに第1延長部123と第2延長部143に備えられた固定ピン締結用孔123a、143aが長孔で形成された場合に変更して適用されることができる。
【0050】
以上のような構成の本発明による折畳式簡易椅子用フレーム組立体100は、複数の上部支持台120の中の少なくとも二つを両側で取った状態で折畳み(図7参照)または広げ(図8参照)操作時に、昇降軸150を介して下部支持台140が連動されながら一体に折畳みまたは広げ操作されることができる。それによって折畳式簡易椅子の簡単な広げ設置および折り畳みが可能になる。
【0051】
以上では、本発明を特定の具体的な実施例を挙げて図示して説明したが、本発明は上記した実施例に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で多様な変更と修正が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0052】
100:フレーム組立体
110:上部ブラケット
111:第1貫通孔
113:第1結合部
115:ヒンジ孔
120:上部支持台
121:ヒンジ軸
123:第1延長部
123a:孔
125:固定ピン
130:下部ブラケット
131:第2貫通孔
133:第2結合部
135:ヒンジ孔
137:中心軸
137a:溝部
138:スナップリング
139:フランジ部
139a:挿入孔
140:下部支持台
141:ヒンジ軸
143:第2延長部
143a:孔
145:固定ピン
150:昇降軸
151:上部構造物
151a:第1締結孔
153:下部構造物
153a:第2締結孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10