IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ テルモ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-医療器具 図1
  • 特許-医療器具 図2
  • 特許-医療器具 図3
  • 特許-医療器具 図4
  • 特許-医療器具 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-26
(45)【発行日】2023-11-06
(54)【発明の名称】医療器具
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/145 20060101AFI20231027BHJP
【FI】
A61M5/145 500
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2019160725
(22)【出願日】2019-09-03
(65)【公開番号】P2021037114
(43)【公開日】2021-03-11
【審査請求日】2022-06-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000109543
【氏名又は名称】テルモ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100186015
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100149249
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 達也
(72)【発明者】
【氏名】鉢村 瞬
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 秀行
【審査官】川上 佳
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-088564(JP,A)
【文献】実開平05-030680(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0340810(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 5/145
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を区画する開口内周面を備える取付壁と、
前記開口を通るとともに駆動源からの駆動力によって長手方向に移動する長尺部材と、
前記開口に挿入される一端部を備えるとともに前記長尺部材に対して前記長尺部材の径方向外側に配置される環状のカバー部材と、
前記カバー部材の前記一端部を前記開口内周面と協働して挟むことで前記カバー部材の前記一端部を前記取付壁に取付る取付部材とを有し、
前記取付部材が、
前記カバー部材の前記一端部を前記取付壁に取付る取付状態と、前記取付壁に対する前記カバー部材の前記一端部の取付を解除する解除状態との間で変形可能であり、
外側部材と、前記外側部材に対して前記長尺部材の径方向内側に位置する内側部材とを有するとともに、前記内側部材が前記外側部材に対して前記長手方向に相対移動することで前記外側部材を前記径方向外側に押圧することにより、前記解除状態から前記取付状態となる医療器具。
【請求項2】
前記取付部材が、前記カバー部材の前記一端部を前記開口内周面に向けて押圧することで前記取付壁に取付る、請求項1に記載の医療器具。
【請求項3】
前記外側部材が、前記取付状態において前記内側部材から前記径方向外側への押圧力を受ける、前記径方向内側に突出する係合凸部を有する、請求項に記載の医療器具。
【請求項4】
前記内側部材が、前記解除状態において前記外側部材の前記係合凸部と係合する係合凹部を有する、請求項に記載の医療器具。
【請求項5】
前記内側部材が、前記取付状態において前記外側部材の前記係合凸部を前記径方向外側に押圧する押圧部を有し、
前記押圧部が、前記係合凹部に対し、前記カバー部材の前記一端部から前記カバー部材の他端部に向かう方向に位置する、請求項に記載の医療器具。
【請求項6】
前記外側部材が、前記カバー部材の前記一端部の端面に対して対向するとともに前記径方向外側に突出する係止凸部を有し、
前記係止凸部が、前記取付状態では前記取付壁の前記開口内周面を前記径方向外側に越えて突出する、請求項のいずれか一項に記載の医療器具。
【請求項7】
前記カバー部材の他端部に連結されるとともに、前記長尺部材と一体に前記長手方向に移動することでシリンジの押子を押圧する端部材を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の医療器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、医療器具に関する。
【背景技術】
【0002】
開口が形成された取付壁と、開口を通るとともに駆動源からの駆動力によって長手方向に移動する長尺部材と、長尺部材に対して径方向外側に配置されるブーツと、ブーツの一端部を取付壁に取付る取付部材とを有する医療器具が知られている。例えば、特許文献1に記載される医療器具は、ブーツの一端部が径方向内側に延在する内向きフランジを有しており、取付部材が、内向きフランジを取付壁と協働して長手方向に挟むことで取付壁に取付るように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-88564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載されるような医療器具は、取付壁に対するカバー部材としてのブーツの一端部の取付強度を確保するために、取付壁の厚み等を大きく設定する必要があるなど、コスト面等において改善の余地があった。
【0005】
本開示は、このような点に鑑み、取付壁に対するカバー部材の取付強度を確保し易い医療器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様としての医療器具は、開口を区画する開口内周面を備える取付壁と、前記開口を通るとともに駆動源からの駆動力によって長手方向に移動する長尺部材と、前記開口に挿入される一端部を備えるとともに前記長尺部材に対して前記長尺部材の径方向外側に配置される環状のカバー部材と、前記カバー部材の前記一端部を前記開口内周面と協働して挟むことで前記カバー部材の前記一端部を前記取付壁に取付る取付部材とを有する。
【0007】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記取付部材が、前記カバー部材の前記一端部を前記開口内周面に向けて押圧することで前記取付壁に取付る。
【0008】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記取付部材が、前記カバー部材の前記一端部を前記取付壁に取付る取付状態と、前記取付壁に対する前記カバー部材の前記一端部の取付を解除する解除状態との間で変形可能である。
【0009】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記取付部材が、外側部材と、前記外側部材に対して前記長尺部材の径方向内側に位置する内側部材とを有するとともに、前記内側部材が前記外側部材に対して前記長手方向に相対移動することで前記外側部材を前記径方向外側に押圧することにより、前記解除状態から前記取付状態となる。
【0010】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記外側部材が、前記取付状態において前記内側部材から前記径方向外側への押圧力を受ける、前記径方向内側に突出する係合凸部を有する。
【0011】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記内側部材が、前記解除状態において前記外側部材の前記係合凸部と係合する係合凹部を有する。
【0012】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記内側部材が、前記取付状態において前記外側部材の前記係合凸部を前記径方向外側に押圧する押圧部を有し、前記押圧部が、前記係合凹部に対し、前記カバー部材の前記一端部から前記カバー部材の他端部に向かう方向に位置する。
【0013】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記外側部材が、前記カバー部材の前記一端部の端面に対して対向するとともに前記径方向外側に突出する係止凸部を有し、前記係止凸部が、前記取付状態では前記取付壁の前記開口内周面を前記径方向外側に越えて突出する。
【0014】
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記カバー部材の他端部に連結されるとともに、前記長尺部材と一体に前記長手方向に移動することでシリンジの押子を押圧する端部材を有する。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、取付壁に対するカバー部材の取付強度を確保し易い医療器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る医療器具を示す外観斜視図である。
図2図1に示す医療器具における取付状態の取付部材等を示す断面斜視図である。
図3図1に示す医療器具における解除状態の取付部材等を示す断面斜視図である。
図4図1に示す医療器具における解除状態の取付部材の外側部材を示す外観斜視図である。
図5図1に示す医療器具における取付部材の内側部材を示す外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る医療器具について、詳細に例示説明する。
【0018】
図1に示すように、本実施形態に係る医療器具1はシリンジポンプとして構成されている。しかし、医療器具1はこれに限らず、輸液ポンプ、栄養ポンプ、血液ポンプ等の医療用ポンプとして構成してもよいし、その他の医療器具として構成してもよい。
【0019】
図1図2に示すように、医療器具1は、開口2aを区画する開口内周面2bを備える取付壁2と、開口2aを通るとともに図示しない電動モータ等の駆動源からの駆動力によって長手方向Dzに移動する長尺部材3と、開口2aに挿入される一端部4aを備えるとともに長尺部材3に対して長尺部材3の径方向外側に配置される環状のカバー部材4とを有している。また、医療器具1は、カバー部材4の一端部4aを開口内周面2bと協働して挟むことでカバー部材4の一端部4aを取付壁2に取付る取付部材5を有している。このように、カバー部材4の一端部4aを開口内周面2bと取付部材5とで挟むことによってカバー部材4の一端部4aを取付壁2に取付る構造とすることで、取付壁2に対するカバー部材4の取付強度を容易に確保することができる。
【0020】
なお、本実施形態において、長手方向Dzとは、長尺部材3の中心軸線Oに沿う方向を意味し、長手方向一端側Dz1とは、長手方向Dzにおいてカバー部材4の他端部4bに対してカバー部材4の一端部4aが位置する側を意味し、長手方向他端側Dz2とはその反対側を意味している。また、本実施形態において、径方向とは、長尺部材3の中心軸線Oと直交する方向を意味し、周方向とは、長尺部材3の中心軸線Oを周回する方向を意味している。
【0021】
取付部材5は、カバー部材4の一端部4aを開口内周面2bに向けて押圧することで取付壁2に取付るように構成されている。このような構成により、取付壁2に対するカバー部材4の取付強度をより高めることができる。また、良好な防水性、つまりシール性を得ることもできる。なお、取付部材5は、カバー部材4の一端部4aを開口内周面2bに向けて押圧することなくカバー部材4の一端部4aを開口内周面2bと協働して挟むことで、カバー部材4の一端部4aを取付壁2に取付るように構成してもよい。このような構成は、例えば、開口内周面2bとカバー部材4の一端部4aの外周面とに互いに長手方向Dzに係止する凹凸形状を設けることなどにより実現できる。
【0022】
取付部材5は、例えば合成樹脂製の外側部材6と、外側部材6に対して長尺部材3の径方向内側に位置する例えば合成樹脂製の内側部材7とを有している。また、取付部材5は、図2図3に示すように、内側部材7が外側部材6に対して長手方向一端側Dz1に相対移動することで外側部材6を径方向外側に押圧することにより、取付壁2に対するカバー部材4の一端部4aの取付を解除する解除状態から、カバー部材4の一端部4aを取付壁2に取付る取付状態となるように構成されている。なお、取付部材5は、内側部材7が外側部材6に対して長手方向他端側Dz2に相対移動することで外側部材6を径方向外側に押圧することにより、解除状態から取付状態となるように構成してもよい。
【0023】
このように、取付部材5は取付状態と解除状態との間で変形可能に構成されている。したがって、取付壁2を有するケース8を清掃する際などにカバー部材4の一端部4aを取付壁2から取外すことができるので、便利である。しかし、取付部材5は、取付壁2に対するカバー部材4の一端部4aの取付を解除できないように構成してもよい。また、取付部材5は外側部材6と内側部材7とを有する構成に限らず、例えば1つの部材のみで構成してもよい。
【0024】
図2及び図4に示すように、外側部材6は、取付状態において内側部材7から径方向外側への押圧力を受ける、径方向内側に突出する係合凸部9を有している。図3及び図5に示すように、内側部材7は、解除状態において外側部材6の係合凸部9と係合する係合凹部10を有している。したがって、解除状態において外側部材6と内側部材7との分離を防止できる。また、図2に示すように、内側部材7は、取付状態において外側部材6の係合凸部9を径方向外側に押圧する押圧部11を有している。押圧部11は、係合凹部10に対し、カバー部材4の一端部4aからカバー部材4の他端部4bに向かう方向、つまり長手方向他端側Dz2に位置している。したがって、解除状態から、外側部材6に対して内側部材7を長手方向一端側Dz1に相対移動することにより、押圧部11で係合凸部9を径方向外側に押圧して取付状態にすることができる。
【0025】
なお、外側部材6及び内側部材7の構成はこれに限らない。例えば、外側部材6は係合凸部9を有さない構成としてもよい。また、内側部材7は係合凹部10を有さない構成としてもよい。
【0026】
外側部材6は、カバー部材4の一端部4aの端面4cに対して対向するとともに径方向外側に突出する係止凸部12を有している。係止凸部12は、取付状態では取付壁2の開口内周面2bを径方向外側に越えて突出するように構成されている。したがって、外力によって外側部材6が長手方向他端側Dz2に移動した場合でも、係止凸部12が取付壁2の開口2aの周縁部に係止されるので、取付壁2に対するカバー部材4の取付強度をより一層高めることができる。
【0027】
図4に示すように、外側部材6は、中心軸線Oを中心とする環状をなしている。なお、本実施形態において、外側部材6、内側部材7、カバー部材4及び開口2aは長尺部材3と同心に配置されるものとして説明するが、これらは長尺部材3に対して多少偏心していてもよい。
【0028】
また、外側部材6は、長手方向一端側Dz1の端部から長手方向他端側Dz2に向けて延びるとともに周方向に間隔を空けて並ぶ複数の一端側スリット13と、長手方向他端側Dz2の端部から長手方向一端側Dz1に向けて延びるとともに周方向に間隔を空けて並ぶ複数の他端側スリット14とを有している。したがって、外側部材6が取付状態と解除状態との間で径方向にスムーズに弾性変形できる。また、弾性変形に伴う内部応力を緩和して外側部材6の耐久性を高めることができる。一端側スリット13及び他端側スリット14は8個ずつ設けられているが、その数は適宜変更可能である。
【0029】
外側部材6はこのような構成に限らず、例えば、複数の一端側スリット13と複数の他端側スリット14との少なくとも一方を有さない構成としてもよいし、環状ではなくC字状に構成してもよい。
【0030】
係合凸部9は、周方向に間隔を空けて並ぶ複数の係合突起9aで構成されている。係合突起9aは16個設けられているが、その数は適宜変更可能である。係止凸部12は、周方向に間隔を空けて並ぶ複数の係止突起12aで構成されている。係止突起12aは8個設けられているが、その数は適宜変更可能である。
【0031】
図1及び図3に示すように、カバー部材4は、一端部4aと他端部4bとの間の本体部分4dが長手方向Dzの伸縮を可能にする折畳形状を有している。本実施形態では折畳形状として蛇腹形状を採用しているが、他の形状を採用してもよい。カバー部材4の一端部4aは、本体部分4dから径方向内側に延びる内向きフランジ4eと、内向きフランジ4eの内周縁部から長手方向一端側Dz1に延びる筒壁4fとを有している。筒壁4fの長手方向一端側Dz1の端面が、カバー部材4の一端部4aの端面4cとなっている。カバー部材4はゴム又はエラストマーなどの弾性材料で形成することが好ましい。
【0032】
図3及び図4に示すように、外側部材6は、カバー部材4の一端部4aの内向きフランジ4eに対して対向するとともに径方向外側に突出する保持凸部15を有している。保持凸部15は、係止凸部12と協働してカバー部材4の一端部4aを保持することができる。保持凸部15は、周方向に間隔を空けて並ぶ複数の保持突起15aで構成されている。保持突起15aは8個設けられているが、その数は適宜変更可能である。
【0033】
なお、カバー部材4の一端部4aの形状は、内向きフランジ4eを有するものに限らない。また、外側部材6は、保持凸部15を有する構成に限らない。なお、図4においては、1つのみの一端側スリット13、他端側スリット14、係合突起9a、係止突起12a及び保持突起15aに符号を付している。
【0034】
図5に示すように、内側部材7は、筒状の周壁7aと、周壁7aの長手方向他端側Dz2の端部から径方向外側に延びるフランジ壁7bとを有している。周壁7aの外周面における長手方向一端側Dz1の端部には、係合凹部10が設けられている。また、周壁7aの外周面には、押圧部11が設けられている。なお、係合凹部10及び押圧部11はそれぞれ周方向に亘って延びているが、これに限らない。フランジ壁7bは、取付状態において外側部材6の長手方向他端側Dz2の端部に接する当接部7cを有している。当接部7cは周方向に亘って延びる環状の面で構成されているが、これに限らない。また、当接部7cを設けない構成としてもよい。
【0035】
内側部材7がフランジ壁7bを有することにより、取付状態から解除状態にするために、内側部材7を外側部材6に対して相対的に長手方向他端側Dz2に移動する操作を容易にすることができる。例えば、へら状の工具をカバー部材4の径方向外側から押付けて、カバー部材4を変形させながらカバー部材4ごと工具をフランジ壁7bと保持凸部15との間に押し込み、フランジ壁7bを長手方向他端側Dz2に押出す操作により、取付状態から解除状態にすることができる。しかし、内側部材7はフランジ壁7bを有する構成に限らない。また、内側部材7は筒状の周壁7aを有するものに限らず、種々の形状を採用可能である。
【0036】
なお、長尺部材3、内側部材7、外側部材6、カバー部材4の一端部4a、及び開口2aはそれぞれ、中心軸線Oと垂直な断面において円形となる構成としているが、これに限らず、例えば、楕円形又は多角形等であってもよい。
【0037】
また、医療器具1は、カバー部材4の他端部4bに連結されるとともに、長尺部材3と一体に長手方向Dzに移動することで図示しないシリンジの押子を押圧する端部材16を有している。医療器具1は、シリンジ本体を載置する載置部17を有しており、端部材16が長手方向一端側Dz1に移動することで、押子を載置部17に保持したシリンジ本体内に押込むことができる。したがって、シリンジ本体内の液体をシリンジ本体内から押出し、送液することができる。なお、載置部17はケース8によって構成されているが、これに限らない。ケース8に設けられた取付壁2は、略円形の凹部2cを有しており、この凹部2c内に開口2aを有している。しかし、取付壁2の形状は適宜設計可能である。なお、長尺部材3は例えば金属材料で構成することができる。また、ケース8は例えば合成樹脂材料で構成することができる。
【0038】
前述した実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0039】
1 医療器具
2 取付壁
2a 開口
2b 開口内周面
2c 凹部
3 長尺部材
4 カバー部材
4a カバー部材の一端部
4b カバー部材の他端部
4c カバー部材の一端部の端面
4d カバー部材の本体部分
4e 内向きフランジ
4f 筒壁
5 取付部材
6 外側部材
7 内側部材
7a 周壁
7b フランジ壁
7c 当接部
8 ケース
9 係合凸部
9a 係合突起
10 係合凹部
11 押圧部
12 係止凸部
12a 係止突起
13 一端側スリット
14 他端側スリット
15 保持凸部
15a 保持突起
16 端部材
17 載置部
Dz 長手方向
Dz1 長手方向一端側
Dz2 長手方向他端側
O 中心軸線
図1
図2
図3
図4
図5