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  • 特許-チップソーのチップ取付構造及び方法 図1
  • 特許-チップソーのチップ取付構造及び方法 図2
  • 特許-チップソーのチップ取付構造及び方法 図3
  • 特許-チップソーのチップ取付構造及び方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-27
(45)【発行日】2023-11-07
(54)【発明の名称】チップソーのチップ取付構造及び方法
(51)【国際特許分類】
   B24D 3/00 20060101AFI20231030BHJP
   B23D 61/18 20060101ALI20231030BHJP
   B24D 5/08 20060101ALI20231030BHJP
   B24D 99/00 20100101ALI20231030BHJP
   B24D 3/06 20060101ALI20231030BHJP
   B28D 1/04 20060101ALI20231030BHJP
   B28D 1/06 20060101ALI20231030BHJP
【FI】
B24D3/00 310F
B23D61/18
B24D5/08
B24D99/00 C
B24D3/00 320B
B24D3/06 A
B28D1/04 Z
B28D1/06
B24D3/00 340
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019108617
(22)【出願日】2019-06-11
(65)【公開番号】P2020199599
(43)【公開日】2020-12-17
【審査請求日】2022-05-30
(73)【特許権者】
【識別番号】591282205
【氏名又は名称】島根県
(73)【特許権者】
【識別番号】391016509
【氏名又は名称】株式会社守谷刃物研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100081673
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100141483
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 生吾
(72)【発明者】
【氏名】瀧山 直之
(72)【発明者】
【氏名】名原 啓博
(72)【発明者】
【氏名】植田 優
(72)【発明者】
【氏名】若槻 博美
(72)【発明者】
【氏名】山根 康太
(72)【発明者】
【氏名】永田 廉
【審査官】大光 太朗
(56)【参考文献】
【文献】特表2012-532781(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B24D 3/00
B23D 61/18
B24D 5/08
B24D 99/00
B24D 3/06
B28D 1/04
B28D 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工具本体となるブレード(2)に多数のチップ(1)を所定間隔毎に取付け、上記チップ(1)をチップ(1)に対応したブレード(2)側の受溝(16)に圧入固定したチップソーのチップ取付構造であって、上記チップ(1)の取付面側に突設形成された脚部(12a)の少なくとも一部が上記受溝(16)内への圧入により該受溝(16)の形状に沿って塑性変形する変形部(12b)を形成し、前記チップ(1)がブレード(2)側に抜き取り可能に係止されるとともに、チップ(1)の取付面側にブレード(2)を挿入するスリット(11)を設け、該スリット(11)内に下向きの脚部(12a)を突設したチップソーのチップ取付構造。
【請求項2】
チップ(1)に複数本の脚部(12a)を設け、該脚部(12a)の先端に変形部(12b)を設けるとともに、受溝(16)内の底部に圧入により該変形部(12b)を受け入れて変形させる変形溝(16b)を設けた請求項に記載のチップソーのチップ取付構造。
【請求項3】
少なくとも2本の脚部(12a)を設け、該2本の脚部(12a)の先端に設けた変形部(12b)がハ字形に末広がりに変形してなる請求項1又は2に記載のチップソーのチップ取付構造。
【請求項4】
チップ(1)がワーク(3)の加工に関わる加工作用面側の研削層(7)と該研削層(7)を一体的に付着させるチップ本体(6)とからなり、少なくとも脚部(12a)を塑性変形可能な軟質材で形成した請求項1~のいずれかに記載のチップソーのチップ取付構造。
【請求項5】
研削層(7)が硬質の粒状物からなる研削材(9)と軟質の金属材料を含み、チップ本体(6)と焼結結合された請求項に記載のチップソーのチップ取付構造。
【請求項6】
研削材(9)が粒状のダイヤモンドである請求項に記載のチップソーのチップ取付構造。
【請求項7】
金属材料又は金属材料とチップ本体(6)の材料がCuを主成分としSnを1~30wt%,Niを0~10wt%含む請求項又はに記載のチップソーのチップ取付構造。
【請求項8】
工具本体からなるブレード(2)の端縁に所定間隔毎に予めチップ取付用の多数の受溝(16)を切欠形成し、該受溝(16)に加工作用面に研削層(7)を設けたチップ(1)を圧入固定するチップの取付方法であって、上記研削層(7)と一体形成されたチップ本体(6)に突設した取付用の脚部(12a)を上記受溝(16)に圧入する際に、脚部(12a)側に設けた変形部(12b)を受溝(16)内の変形溝(16b)に圧入することにより該変形溝(16b)の形状に沿って塑性変形させてチップ(1)をブレード(2)に係止固定するチップソーのチップ取付方法。
【請求項9】
チップ本体(6)に突設した少なくとも2個の変形部(12b)の先端を圧入時に互に逆向きに変形させ、チップ抜き取り時には上記各変形部(12b)を復元方向に且つ抜き取り可能に再変形させる請求項に記載のチップソーのチップ取付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は主としてコンクリート成型物や石材グラスファイバー製品,カーボン繊維製品,鉱物質の材料等の硬質材の切断加工に適するチップソーのチップ取付構造及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に例えば上記のような硬質材の切断には、特許文献1に示すバンドの側端にダイヤモンドチップを付設したダイヤモンドチップソーや、特許文献2に示す円板状の台金にチップを取付けたチップソーが知られている。
【0003】
上記チップソーにおいては、超硬金属の焼結体チップ又はダイヤモンドを含む焼結体チップを工具本体にロウ付やレーザー溶接等により接合して製造するほか、ダイヤモンドを電着により分散メッキして固着させる方法が知られている。
【0004】
その他特許文献3に示すように硬質の刃先材料の焼結材を焼成型に収容し、硬質のチップ本体材料を充填して再焼成したものを、鋸板に圧入嵌合して取付ける木工用バンドソーが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開平5-337933号公報
【文献】特開2013-193200号公報
【文献】特開2010-234497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし上記特許文献1~2のチップソーはチップの高温高圧下での焼成等のために大掛かりな生産設備を必要とし、チップの取付けをろう付等によって行うため作業工程も多く作業性も悪いという問題があった。
【0007】
また特許文献3のチップは着脱交換可能な嵌込み式なのでチップの装着や取外しが簡単に行える利点があるが、石材やコンクリートの切断ではチップ自体に多大な負荷が掛り、固着力に問題があるほか、チップ自体は刃先部の一次成形(焼成)と、本体部材料を充填した二次成形(焼成)の2回の焼成を行い、差込み固定のための寸法管理にも難点があった。その他石材やコンクリート材等の硬質材の切断には、ブレードに対するチップの圧入嵌合のみではチップの固定力が不十分であった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明は、第1に工具本体となるブレード2に多数のチップ1を所定間隔毎に取付け、上記チップ1をチップ1に対応したブレード2側の受溝16に圧入固定したチップソーのチップ取付構造であって、上記チップ1の取付面側に突設形成された脚部12aの少なくとも一部が上記受溝16内への圧入により該受溝16の形状に沿って塑性変形する変形部12bを形成し、前記チップ1がブレード2側に抜き取り可能に係止されるとともに、チップ1の取付面側にブレード2を挿入するスリット11を設け、該スリット11内に下向きの脚部12aを突設したことを特徴としている。
【0009】
に、チップ1に複数本の脚部12aを設け、該脚部12aの先端に変形部12bを設けるとともに、受溝16内の底部に圧入により該変形部12bを受け入れて変形させる変形溝16bを設けたことを特徴としている。
【0010】
に、少なくとも2本の脚部12aを設け、該2本の脚部12aの先端に設けた変形部12bがハ字形に末広がりに変形してなることを特徴としている。
【0011】
に、チップ1がワーク3の加工に関わる加工作用面側の研削層7と該研削層7を一体的に付着させるチップ本体6とからなり、少なくとも脚部12aを塑性変形可能な軟質材で形成したことを特徴としている。
【0012】
に、研削層7が硬質の粒状物からなる研削材9と軟質の金属材料を含み、チップ本体6と焼結結合されたことを特徴としている。
【0013】
に、研削材9が粒状のダイヤモンドであることを特徴としている。
【0014】
に、金属材料又は金属材料とチップ本体6の材料がCuを主成分としSnを1~30wt%,Niを0~10wt%含むことを特徴としている。
【0015】
に、工具本体からなるブレード2の端縁に所定間隔毎に予めチップ取付用の多数の受溝16を切欠形成し、該受溝16に加工作用面に研削層7を設けたチップ1を圧入固定するチップの取付方法であって、上記研削層7と一体形成されたチップ本体6に突設した取付用の脚部12aを上記受溝16に圧入する際に、脚部12a側に設けた変形部12bを受溝16内の変形溝16bに圧入することにより該変形溝16bの形状に沿って塑性変形させてチップ1をブレード2に係止固定することを特徴としている。
【0016】
に、チップ本体6に突設した少なくとも2個の変形部12bの先端を圧入時に互に逆向きに変形させ、チップ抜き取り時には上記各変形部12bを復元方向に且つ抜き取り可能に再変形させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
以上のように構成される本発明のチップ取付構造及び方法によれば、次のような効果を奏する。
(1)チップに突設した脚部の塑性変形による変形部が、ブレード側の受溝内に係止されるので、石材やコンクリート材等の硬質材の切断に際してもチップの固定力が維持されて耐久性が高く且つ抜き取り時には上記変形部が塑形状に復元変形するので、チップの着脱交換も容易である。
【0018】
(2)ブレードがチップのスリット内に挿入されて被覆状態で固着されるので、チップの固着も安定し、十分な切断幅も確保できる。
【0019】
(3)チップが研削層とチップ本体とからなるので、チップ本体側の材質を加工条件その他により変更することにより、各種条件に応じたチップが出来るほか、チップの十分な切断能力と、チップの固定力とを各別に確保でき且つチップの脚部の塑性変形による係止も可能となる。
その他の効果は実施の形態の説明中で明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明を適用したバンドソーにより石材,コンクリート材等のワークを研削する状態を示す断面図である。
図2】バンドソーのチップ取付状態を示す部分拡大図である。
図3】チップに対するダイヤモンドの付着構造を示す拡大断面図である。
図4】(A),(B)はダイヤモンドチップの構造とバンドソーブレードへの取付方法を示す側面部分拡大断面図と端面部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は本発明を適用したバンドソーで石材又はコンクリート材等のワークを研削加工する作業状態を示す正面図で、多数のダイヤモンドチップ1を所定ピッチ毎に固着したバンドソーの工具本体であるブレード2に対して、板状又はブロック状のワーク3を押接しながら送り作動させて研削切断する上体を示しており、送り作動はワーク3又はバンドソー側のいずれか一方又は両方であっても良い。4はワーク3に形成された切断溝である。
【0022】
チップ1は図2に示すようにチップ本体(基材)6部分をブレード2の研削端側に後述するように嵌着固定されており、その研削(加工)作用面には研削層7が全面にわたって付着固定して形成されている。研削層7は図3に示されるように、チップ本体6の研削作用面に予め形成された横断方向(チップ1の研削作動方向)と略直角に交差する方向の角溝状の凹凸8(凹部8a,凸部8b)に沿ってチップ本体6と交互に入り込み合う断面状態で付着しており、全体が焼結処理により一体的に形成されている。
【0023】
上記チップ1の製造に際して、チップ本体6は図4に示すブロック状又は側面視テーブル状の構造で予め射出成形又はプレス成形等によって成形された未焼結のものを用いており(チップ本体6の全体構造等については後述する)、ワーク3の研削加工に関わる加工作用面の角溝8aを埋めて被覆するように研削材9入りの研削層7が形成されている。上記凹凸8は研削層7のチップ本体6に対する固着強度(脱落防止)と層厚を確保するために有用である。上記凹部8aは必ずしも角溝である必要はなく、さらに研削方向に沿った角度に形成されていても良い。
【0024】
この研削層7はダイヤモンド粒,セラミック粒,鉱物粒又はこれらを混合した硬質の研削材9と、金属粉末を流動パラフィン,ワセリン,油脂,合成樹脂等のバインダーとを混合した液状又はペースト状の混合物を、未焼結のチップ本体6の凹凸8に塗布又は浸漬(ディッピング)することにより付着乾燥させ、これをチップ本体6とともに、例えば1000℃前後の加熱下で焼結処理して接合し、一体化させたものである。これらの金属は、ダイヤモンドとの固溶や化合物の生成をもたらさないので、砥粒(研削材)としてのダイヤモンドの機能を妨げない利点がある。
【0025】
上記混合物に加える金属粉末は、本例ではCu(銅)を主成分とするが、Sn(錫)1~30wt%,Ni(ニッケル)0~10wt%の範囲で、ワーク3の加工寸法硬度その他の材質等の加工条件に応じて添加量を調節して調合する。
【0026】
また射出成形材であるチップ本体6の材料も上記金属粉末と同一材料にすることが、混合物との付着強度を高め、後述する工具本体への嵌合固定を容易確実にする上では望ましいが、逆にこれらの機能の確保ができれば、チップ本体6の材質はこれに限定されるものではない。混合物中の金属成分の材質として上記のような金属を選択することにより、研削材9の保持を確実にし、研削(切断)作業中の研削性能の向上を図る効果もある。
【0027】
次に上記チップ1の形状とバンドソーの工具本体(ブレード)2に対する脱着機構について説明すると、図4図2はチップ1の構造とブレード2への取付構造を示している。チップ本体6は図4に示すように同図上面の凹凸8を備えた加工作用面に既述の研削層7を形成しており、本例では肉厚0.800mm,全長5.00mm,全高1.50mmのサイズで、肉厚の中心には、ブレード2を挿入する0.35mm幅で3.00mm深さの下部開放型の角溝状のスリット11が形成されるとともに、スリット11の内部にはスリット幅と同一厚みで同図左右幅4.00mmのゲート状の差込部12が左右2本の脚部12aを備えて下向きに突出形成されている。スリット11の溝幅は圧入による嵌合固定のためにブレード2の板厚より僅かに小サイズ嵌め合い公差にしてある。
【0028】
脚部12aは図示するように下端部が細く角柱状の変形部12bを形成し、上方の基端部は台形状に太く形成され、左右幅の中央は台形状の山形のスリット13となっている他、上記変形部12bは、スリット11の前後両側壁14の下端より0.75mm程度下向きに突出するように形成されている。
【0029】
他方、ブレード2の一側端側には、上記チップ本体6のスリット11,13と差込部12に対応した形状の差込溝(受溝)16が、チップ1の取付ピッチ毎に形成されている。但し、上記受溝16における下端両側の脚受溝16aの下端部は、上記スリット13の傾斜面に対応する台形の山形部の左右の傾斜面に沿ってハ字形に末広がりに開く方向に形成された変形溝(係止溝)16bとなっている。
【0030】
上記チップ1は、図4(A)に示すようにブレード2の受溝16に差込部12を差込む方向(矢印a1方向)に押圧しながら差込むことによってブレード2に圧着状態で取付けられる。チップ1を最深部まで差込む途中で、チップ本体6から直角方向に下向きに突出している変形部12bが受溝16の末広がりの傾斜面に当接すると、押圧力により該傾斜面に沿って外側に向って押広げられ、脚受溝16aの下端部の変形溝16bに案内され且つその形状に沿う形で塑性変形し、ブレード2に対してかしめ固定され、抜け出し方向に対して係止される。図4(A)に示すようにこの時変形溝16b底面と変形部12bの下端との間には僅かなクリアランスが確保される。
【0031】
ブレード2に対するチップ1の上記のような圧入嵌合により、チップ1は研削作動方向に対しては受溝16の前後内壁面で受け止め係止され、チップ1の抜け出し(脱落)方向に対しては変形部12bと変形溝16bとの係止によって固定される。2本の変形溝16b及び変形後の変形部12bの形状は、図示するハ字形に限らず、互に逆向きに変形していることが望ましいので、内向きの傾斜方向でも良い。
【0032】
その結果ブレード2の受溝16には、チップ1の前後両側壁14と研削層7側とがブレード断面に被さる形で嵌合固着され、図1のワーク3の切断加工に耐える固着強度の確保ができる。他方、チップ1の研削層7が使用により摩耗した時は、チップ1を図2図4で上向き方向に引抜くことにより、変形部12bが逆変形しながら受溝16から抜取られ、新しいチップ1との交換着脱が可能となる。
【0033】
ちなみにチップ本体6の材料は、焼結処理の結果物において、脚部12aの特に変形部12bが差込圧入時に上記のように塑性変形しながら密接圧着され且つ切断作業時にチップ係止(固定)強度を保持し、抜き取り時には逆形状(ハ字形が元通りの平行又は平行に近い形)に再変形できる材質(例えばHV80~120)であれば足りる。
【0034】
また研削材9としては粒子状のダイヤモンドが最も望ましいが、コストやワークの材質その他の加工条件に応じてセラミックやその他の鉱物を用いることも可能であり、特に研削層の耐摩耗性向上のためにはダイヤモンド粒と混合した方が有効性が高い。
【0035】
この発明は上記実施形態で示したバンドソー以外に工具本体にブレードを備えたジグソー,チェンソー,ホルソー,丸鋸型(回転式)チップー等にも応用できるものである。
【符号の説明】
【0036】
1 チップ
2 工具本体(ブレード)
3 ワーク
6 基材(チップ本体)
7 研削層
8 凹凸(8a:角溝状の凹部,8b:凸部)
9 研削材(ダイヤモンド粒)
11 スリット
12 差込部
12a 脚部
12b 変形部
13 スリット
14 側壁
16 受溝(差込溝)
16a 脚受溝
図1
図2
図3
図4