(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-27
(45)【発行日】2023-11-07
(54)【発明の名称】壁紙糊付巻取機
(51)【国際特許分類】
B65H 37/04 20060101AFI20231030BHJP
【FI】
B65H37/04 A
(21)【出願番号】P 2019213970
(22)【出願日】2019-11-27
【審査請求日】2022-11-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000163121
【氏名又は名称】KLASS株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山根 将司
(72)【発明者】
【氏名】清水 保博
【審査官】正木 裕也
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-16110(JP,A)
【文献】特開2017-190231(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 37/04
B44C 7/00
B05C 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁紙糊付巻取機を制御して糊付けを実行する演算部と、
糊を塗布する壁紙の設定糊付け長さの入力や実行状態の出力を行うための表示操作部と、
前記演算部が実行する作動条件や制御変数を記憶するための記憶部と、
搬送される壁紙の長さに比例した信号を発生する検尺部と、
糊付け実行情報を印字するためのプリンタ装置と、
糊を塗布した壁紙にカットテープを貼り付けるためのカットテープ装置と、
糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部を有し、
糊が塗布された壁紙にカットテープを貼り付けながら糊付けを実行し、
前記検尺部の信号を計数して糊を塗布して搬送した壁紙の実行糊付け長さを算出し、
糊を塗布した壁紙の前記糊付け実行情報を生成し、
前記設定糊付け長さの糊付き壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取る壁紙糊付巻取機であって、
前記演算部は、前記糊付け実行情報をカットテープに印字し、印字された前記糊付け実行情報はカットテープが壁紙に貼り付いたときに壁紙の前記設定糊付け長さの範囲内に配置されることを特徴とする壁紙糊付巻取機。
【請求項2】
前記演算部は、前記糊付け実行情報の文字列の長さを算出し、前記設定糊付け長さから前記文字列の長さを減算した長さを前記糊付け実行情報の印字を開始する時点を定める印字開始パラメータとし、
前記実行糊付け長さが前記印字開始パラメータに達した時点から前記糊付け実行情報の印字を開始することを特徴とする前記請求項1記載の壁紙糊付巻取機。
【請求項3】
前記糊付け実行情報に、糊を塗布した壁紙の図柄の天地を示す印を含むことを特徴とする前記請求項1、または請求項2記載の壁紙糊付巻取機。
【請求項4】
前記糊付け実行情報に、糊を塗布した壁紙の末端を示す印を含むことを特徴とする前記請求項1、または請求項2記載の壁紙糊付巻取機。
【請求項5】
壁紙糊付巻取機を制御して糊付けを実行する演算部と、
糊を塗布する壁紙の設定糊付け長さの入力や実行状態の出力を行うための表示操作部と、
前記演算部が実行する作動条件や制御変数を記憶するための記憶部と、
搬送される壁紙の長さに比例した信号を発生する検尺部と、
糊付け実行情報を印字するためのプリンタ装置と、
糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部を有し、
前記検尺部の信号を計数して糊を塗布して搬送した壁紙の実行糊付け長さを算出し、
糊を塗布した壁紙の前記糊付け実行情報を生成し、
前記設定糊付け長さの糊付き壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取る壁紙糊付巻取機であって、
コード化した前記糊付け実行情報をフィルムに印字し、印字位置は壁紙の末端からフィルムの末端までの間であることを特徴とする壁紙糊付巻取機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁紙に糊を塗布してカットテープを貼り付け、さらに糊の塗布面が乾燥しないようにフィルムを貼り付けた状態で巻き取る壁紙糊付巻取機である。
更に詳しくは、糊を塗布して巻き取った壁紙の糊付け実行情報を生成してカットテープとフィルムに印字する壁紙糊付巻取機である。
【背景技術】
【0002】
従来より、ホームセンターやDIYショップの壁紙販売コーナーなどでは、顧客が選んだ壁紙に糊を塗布し、さらに糊の塗布面が乾燥しないように糊面にフィルムを貼り付けて、巻き取り、所定の長さに切断した糊付き壁紙を得るための壁紙糊付巻取機が使用されている。この所定の長さに切断した糊付き壁紙は、どの部屋の壁のどの位置に貼る壁紙か、糊付け長さがいくらか、壁紙の型式はなにか、どんな図柄で、図柄の天地方向がどちらであるか等の情報は、糊付け作業者がメモ書きなどで管理し、糊付け長さや糊付け番号や天地記号などを書いた付箋を糊付き壁紙に貼るか、あるいは作業者が記憶するなどの方法がとられている。
【0003】
また、この糊付き壁紙を壁に貼る場合に、先に壁に貼り付けている壁紙に対して後から貼り合わせる壁紙の、先に貼っている壁紙側の端部には、壁紙糊付機で糊付けする際に、糊が付いている上にカットテープを貼り付けておき、壁紙を貼り合わせる時に剥がすようにすると手際よく作業ができることが知られており、壁紙糊付機にはカットテープ装置が装備されている。
カットテープ装置は、カットテープ芯棒と、カットテープ芯棒に挿通するための芯棒挿通孔が設けられた左右一対のサイド板と、芯棒挿通孔が設けられた紙管保持部で構成され、
左右一対のサイド板の間に、カットテープが巻かれた紙管を保持した紙管保持部を挟み込んで、 蝶ネジを締めて左右一対のサイド板がカットテープ芯棒に対して回転しないように固定し、カットテープは、カットテープ芯棒の軸方向にずれることなく回転自在に保持される。
カットテープ巻きの先頭は引き出され、ナラシローラーに巻き付けられて、排出される糊付き壁紙に貼られ、紙管保持部が従動回転してカットテープが解反される。
カットテープは、スリッターにより側縁部を切断された壁紙の端に貼り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示す壁紙糊付巻取機は、カットテープ装置を装着し、糊を塗布した壁紙にカットテープを貼りながら糊付けを実行し、糊面にフィルムを貼り付けて、巻き取り、所定の長さに切断した糊付き壁紙を得るための壁紙糊付巻取機である。
しかし、所定の長さに切断した糊付き壁紙は、どの部屋の壁のどの位置に貼る壁紙か、糊付け長さがいくらか、どんな図柄で、図柄の天地方向がどちらであるか等の情報は、糊付け作業者がメモ書きなどを書いた付箋を糊付き壁紙に貼るか、あるいは作業者が記憶するなどの方法がとられている。糊付け実行情報をカットテープとフィルムに印字する壁紙糊付巻取機が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
壁紙糊付巻取機を制御して糊付けを実行する演算部と、
糊を塗布する壁紙の設定糊付け長さの入力や実行状態の出力を行うための表示操作部と、
演算部が実行する作動条件や制御変数を記憶するための記憶部と、
搬送される壁紙の長さに比例した信号を発生する検尺部と、
糊付け実行情報を印字するためのプリンタ装置を有し、
糊を塗布した壁紙にカットテープを貼り付けるためのカットテープ装置と、
糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部を有し、
糊が塗布された壁紙にカットテープを貼り付けながら糊付けを実行し、
検尺部の信号を計数して糊を塗布して搬送した壁紙の実行糊付け長さを算出し、
糊を塗布した壁紙の糊付け実行情報を生成し、
設定糊付け長さの糊付き壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取る壁紙糊付巻取機であって、
演算部は、糊付け実行情報をカットテープに印字し、印字された糊付け実行情報はカットテープが壁紙に貼り付いたときに壁紙の設定糊付け長さの範囲内に配置されることを特徴とする。
【0007】
演算部は、糊付け実行情報の文字列の長さを算出し、設定糊付け長さから文字列の長さを減算した長さを糊付け実行情報の印字を開始する時点を定める印字開始パラメータとし、
実行糊付け長さが印字開始パラメータに達した時点から糊付け実行情報の印字を開始することを特徴とする。
【0008】
糊付け実行情報に、糊を塗布した壁紙の図柄の天地を示す印を含むことを特徴とする。
【0009】
糊付け実行情報に、糊を塗布した壁紙の末端を示す印を含むことを特徴とする。
【0010】
壁紙糊付巻取機を制御して糊付けを実行する演算部と、
糊を塗布する壁紙の設定糊付け長さの入力や実行状態の出力を行うための表示操作部と、
前記演算部が実行する作動条件や制御変数を記憶するための記憶部と、
搬送される壁紙の長さに比例した信号を発生する検尺部と、
糊付け実行情報を印字するためのプリンタ装置と、
糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部を有し、
検尺部の信号を計数して糊を塗布して搬送した壁紙の実行糊付け長さを算出し、
糊を塗布した壁紙の糊付け実行情報を生成し、
設定糊付け長さの糊付き壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取る壁紙糊付巻取機であって、
コード化した糊付け実行情報をフィルムに印字することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
壁紙糊付巻取機を制御して糊付けを実行する演算部と、
糊を塗布する壁紙の設定糊付け長さの入力や実行状態の出力を行うための表示操作部と、
演算部が実行する作動条件や制御変数を記憶するための記憶部と、
搬送される壁紙の長さに比例した信号を発生する検尺部と、
糊付け実行情報を印字するためのプリンタ装置を有し、
糊を塗布した壁紙にカットテープを貼り付けるためのカットテープ装置と、
糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部を有し、
糊が塗布された壁紙にカットテープを貼り付けながら糊付けを実行し、
検尺部の信号を計数して糊を塗布して搬送した壁紙の実行糊付け長さを算出し、
糊を塗布した壁紙の糊付け実行情報を生成し、
設定糊付け長さの糊付き壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取る壁紙糊付巻取機であって、
演算部は、糊付け実行情報をカットテープに印字し、印字された糊付け実行情報はカットテープが壁紙に貼り付いたときに壁紙の設定糊付け長さの範囲内に配置されることを特徴とするので、
印字された糊付け実行情報は、できあがった糊付き壁紙に貼り付いており、作業者がメモ書きをしたり、糊付け実行情報を書いた付箋を壁紙に貼り付ける必要はない。
【0012】
演算部は、糊付け実行情報の文字列の長さを算出し、設定糊付け長さから文字列の長さを減算した長さを糊付け実行情報の印字を開始する時点を定める印字開始パラメータとし、
実行糊付け長さが印字開始パラメータに達した時点から糊付け実行情報の印字を開始することを特徴とするので、
糊付け実行情報が糊付き壁紙の末端に印字されているので、作業者が壁に貼る際に糊付け実行情報を認識し易い。
【0013】
糊付け実行情報に、糊を塗布した壁紙の図柄の天地を示す印を含むことを特徴とするので、
壁紙の左右端部に印刷されている天地印が、スリッターにより切断された場合でも、壁紙の図柄の天地の方向がわかる。
【0014】
糊付け実行情報に、糊を塗布した壁紙の末端を示す印を含むことを特徴とするので、
作業者は糊付き壁紙の末端を認識し易い。
【0015】
壁紙糊付巻取機を制御して糊付けを実行する演算部と、
糊を塗布する壁紙の設定糊付け長さの入力や実行状態の出力を行うための表示操作部と、
前記演算部が実行する作動条件や制御変数を記憶するための記憶部と、
搬送される壁紙の長さに比例した信号を発生する検尺部と、
糊付け実行情報を印字するためのプリンタ装置と、
糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部を有し、
検尺部の信号を計数して糊を塗布して搬送した壁紙の実行糊付け長さを算出し、
糊を塗布した壁紙の糊付け実行情報を生成し、
設定糊付け長さの糊付き壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取る壁紙糊付巻取機であって、
コード化した糊付け実行情報をフィルムに印字することを特徴とするので、
電算化された、糊付き壁紙の出荷作業や事務処理にデーターを入力することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の壁紙糊付巻取機を説明するための側面図である。
【
図2】
図2は、本発明の壁紙糊付巻取機を説明するための上面図である。
【
図3】
図3は、本発明の壁紙糊付巻取機の制御装置のブロック図である。
【
図4】
図4は、本発明の壁紙糊付巻取機の糊付け実行処理のフローチャートである。
【
図5】
図5は、本発明の壁紙糊付巻取機の印字開始時点を定める処理のフローチャートである。
【
図6】
図6(a)、
図6(b)は、糊付け実行処理の実行中の壁紙とカットテープとフィルムの状態を説明するための図である。
【
図7】
図7(a)、
図7(b)は、糊付け実行処理の実行中の壁紙とカットテープとフィルムの状態を説明するための図である。
【
図8】
図8(a)、
図8(b)は、糊付け実行処理の実行中の壁紙とカットテープとフィルムの状態を説明するための図である。
【
図9】
図9は、本発明の壁紙糊付巻取機がカットテープに糊付け実行情報を印字する位置を説明するための図である。
【
図10】
図10は、本発明の壁紙糊付巻取機がカットテープに印字した糊付け実行情報を説明するための図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1と
図2を用いて本発明の壁紙糊付巻取機(1)を説明する。
図1は、壁紙糊付巻取機(1)の側面図であり、
図2は上面図である。
壁紙糊付巻取機(1)は、壁紙に糊を塗布するための壁紙糊付機部(50)と、糊が塗布された壁紙にフィルムを貼り付けて巻き取るための巻取部(30)が筐体(2)に載置された構成である。
図1では右側が壁紙糊付機部(50)であり左側が巻取部(30)である。
また、
図2に示すように、筐体(2)には表示操作部(6)が設けられた制御装置(5)が取り付けられている(
図1では制御装置(5)を省略している)。
【0018】
壁紙糊付機部(50)には、壁紙Aを所定の長さ搬送して所定の厚みの糊Bを塗布するための、送り出しローラー(51)と検尺ローラー(55)とドクターローラー(52)と糊付けローラー(53)とナラシローラー(54)とハイテンションローラー(56)と押さえローラー(57)と糊上げローラー(58)が配設されている。
【0019】
糊Bを塗布する壁紙Aは、壁紙Aの原反の巻きの中心に壁紙原反芯棒(66)が通されて、壁紙サイド板(67)で左右方向にずれないようにして壁紙原反受け(68)にセットされる。
【0020】
また、糊Bは、糊箱(59)に貯留されて、糊上げローラー(58)により汲み上げられて糊付けローラー(53)に転写され、ドクターローラー(52)と糊付けローラー(53)の隙間によって定められた所定の厚みの糊Bが壁紙Aの裏面に塗布される。
【0021】
また、糊Bを塗布する壁紙Aの長さは、壁紙Aの搬送に従動回転する検尺ローラー(55)の軸端に設けられた検尺部(9)により、搬送される壁紙Aの回転に比例した検尺信号が生成され、演算部(7)が検尺信号を計数することにより、実行糊付け長さが算出される。
【0022】
また、壁紙糊付機部(50)には、壁紙Aの側縁部を切断するためのスリッター(60)が脱着可能に装着されている。
スリッター(60)は、スリッター背面ステー(61)とスリッター入り口ステー(62)に、左右一対のスリッターフレーム(63)を連結したその内側に、上下一対で左右一対の上刃(64)と下刃(65)を上刃物駆動軸(図示せず)と下刃物駆動軸(図示せず)に通した構造であり、モーター(12)の駆動が複数の本体歯車(図示せず)により伝達されて上刃(64)と下刃(65)が回転して壁紙Aの側縁部を切断する。
【0023】
壁紙原反受け(68)にセットされた壁紙Aは、第二テンションバー(16)と第三カッターガイド(15)を通り、スリッター(60)の入り口ステー(62)を通り、上刃(64)と下刃(65)で左右側縁部が切断され、送り出しローラー(51)と検尺ローラー(55)に挟まれて搬送され、糊付けローラー(53)により糊Bが塗布され、ナラシローラー(54)により糊Bが塗布された糊面が均されて排出される。
切断された側縁部は、スリッター切り屑ガイド(図示せず)により、スリッター(60)の上方空間へ放出され、糊付けローラー(53)の方向には搬送されない。
【0024】
続いて、壁紙糊付機部(50)に装着されるカットテープ装置(80)とカットテープCの経路を説明する。
カットテープ装置(80)は、カットテープ芯棒(81)と、カットテープ芯棒(81)に挿通するための芯棒挿通孔が設けられた左右一対のサイド板(84)と、芯棒挿通孔が設けられた紙管保持部(82)と、サイド板(84)に取り付けられたテープ受け(83)で構成されており、カットテープ装置(80)にカットテープCをセットする方法は、左右一対のサイド板(84)の間に、カットテープCの紙管を保持した紙管保持部(82)を挟み込んで、蝶ネジ(図示せず)を締めて左右一対のサイド板(84)がカットテープ芯棒(81)に対して回転しないように固定すると、カットテープCの巻物は、カットテープ芯棒(81)の軸方向にずれることなく回転自在に保持される。
【0025】
カットテープCの経路は、作業者により先頭が引き出されて、テンションバー(85)に引っかけられ、テープ受け(83)に接触しながら、糊箱(59)の正面に沿って上昇し、ナラシローラー(54)に巻き付けられて、糊Bが塗布された壁紙Aと出合い、壁紙Aの裏面端部に貼られてセットされる。
【0026】
続いて、巻取部(30)を説明する。
巻取部(30)には、糊Bが塗布されてフィルムCが張られた壁紙Aを搬送するための第一ローラー(31)と第二ローラー(32)と第一カッターガイド(33)と第二カッターガイド(34)と、巻き取るための、巻き取りシャフト(36)と巻き取りシャフト(36)を回転させるためのハンドル(37)とフィルムCの原反をセットするためのフィルム芯棒(38)とフィルムサイド板(39)で構成される。
【0027】
原反から引き出されたフィルムDの経路は、第一テンションバー(35)を通り、第二ローラー(32)に巻き付けられ、第一カッターガイド(33)と第一ローラー(31)の上を通り、フィルム芯棒(38)に装着された巻き取り紙管Eに至る経路でセットされる。
【0028】
糊Bが塗布された壁紙Aの経路は、ナラシローラー(54)のところでカットテープCが貼られ、第二ローラー(32)のところでフィルムDが貼られ、巻き取りシャフト(36)のところで巻き取り紙管Eに巻き取られていく構成である。
【0029】
第一プリンタ装置(13)は、カットテープテンションバー(85)から糊箱前面の下部へ至るカットテープCの経路に設けられたテープ受け板(83)に対して垂直に向くようにサイド板(84)に取り付けられており、テープ受け板(83)に接触して安定している状態のカットテープCに垂直に印字する。
糊付け実行情報が印字されたカットテープCは糊箱前面を上昇してナラシローラー(54)に巻かれて壁紙Aと出合い、壁紙Aの糊面に貼り付けられて、印字された糊付け実行情報は壁紙Aに接触しない側に配置される構成である。(糊付け実行情報が印字されていない面が壁紙Aに貼り付けられる。)
【0030】
第二プリンタ装置(14)は、第一テンションバー(35)から、フィルム受け板(40)を通り、第二ローラー(32)へ至るフィルムDの経路に設けられたフィルム受け板(403)に対して垂直に向くように筐体(2)に取り付けられており、フィルムテープ受け板(40)に接触して安定している状態のフィルムDに垂直に印字する。
【0031】
続いて、本発明の壁紙糊付巻取機(1)の制御装置(5)の機能ブロックを
図3に示す。
モーター(12)はDCブラシレスモーターであり、内部に実装されたホール素子によりローターの位置を検出して回転方向と回転速度に比例した信号を出力する機能を有している。
【0032】
モーター制御部(10)はモーター(12)から出力される回転方向や回転速度に比例した信号によりモーター(12)を速度制御する。
【0033】
表示操作部(6)は、壁紙糊付巻取機(1)の作動条件の入力や作動状態の出力や作動指示をするためのものであり、複数のキースイッチ(図示せず)と液晶表示器(図示せず)とタッチパネル(図示せず)等で構成されている。
また、操作音や通知音を発生するブザー(図示せず)が設けられている。
【0034】
記憶部(8)は、演算部(7)が処理を実行する為に必要な変数や、作動条件などのデーターや糊付実行レコード等のデーターを記憶するためのRAMとROMである。
【0035】
検尺部(9)は、搬送される壁紙に従動回転する検尺ローラー(25)の回転に比例する信号を発生する。
【0036】
演算部(7)は、予め定められたシーケンスを実行することにより、壁紙糊付巻取機(1)を制御するものであり、検尺部(9)により生成される検尺信号を計数して搬送した壁紙Aの実行糊付け長さを算出する。
また、演算部(7)は、検尺信号を1つ計数する毎に、第1のカウンタとしてのパラメータtを、t←t+1として加算し、実行糊付け長さLを、L=t×P、(Pは検尺信号を1つ計数した場合の壁紙Aの移動距離(検尺ローラー(25)の直径に基づき定めている定数))として求める。
また、壁紙Aの搬送速度を変更するタイミングを定めるためのパラメータsを、s←s+1として、検尺信号を1つ計数する毎に加算し、第2のカウンタsに対応する長さ「実行糊付け長さ」Mを、 M=s×Pとして求めて制御変数として使用する。
【0037】
また、演算部(7)は、表示操作部(6)やモーター制御部(10)などを制御する機能を有している。
【0038】
インターフェイス部(11)は、シリアル通信とパラレル通信により、他の機器とデータを送受信して制御するための回路である。
【0039】
また、演算部(7)は、インターフェイス部(11)により、第一プリンタ装置(13)と第二プリンタ装置(14)をシリアル通信で制御する機能を有する。
【0040】
第一プリンタ装置(13)と第二プリンタ装置(14)は、小型の産業用インクジェットプリンタで、プリンタ本体とは別体の印字ヘッドを専用のケーブルで接続する形態のものである(
図1の第一プリンタ装置(13)と第二プリンタ装置(14)はそれぞれのプリンタの印字ヘッドを示す)。
プリンタ本体と壁紙糊付巻取機(1)の制御装置(5)は専用の通信ケーブルで接続されている。
【0041】
続いて、
図9を用いて、カットテープCに糊付け実行情報を印字する位置について説明する。
図9は、糊付け番号が1番の糊付け巻き取り壁紙と、2番の糊付け巻き取り壁紙を巻き取りシャフトから抜き取って、机上に、裏向きに広げた図である。
辺T1と辺T2と辺S1と辺Q1で示す長方形の部分が糊付け番号が1番の糊付き壁紙であり、
辺F1と辺F2と辺G1と辺K1で示す長方形の部分が糊付け番号が1番の糊付き壁紙に貼られたフィルムである。
また、辺T2と辺T3と辺S2と辺Q2で示す長方形の部分け糊付け番号が2番の糊付き壁紙であり、
辺F2と辺F3と辺G2と辺K2で示す長方形の部分が糊付け番号が2番の糊付き壁紙に貼られたフィルムである。
【0042】
図9に示す位置に糊付け実行情報を印字するために、演算部(33)は、
設定糊付け長さを配列J(n)、
実行糊付け長さを配列L(n)、
糊付け実行情報の文字列の先頭位置の糊付け原点位置からの長さを配列IP(n)
糊付け実行情報の文字列の長さを配列JH(n)
糊付け実行情報の文字列の末尾位置の糊付け原点位置からの長さを配列LP(n)
を制御変数として用いる。
nは糊付け番号であり、n=1は一枚目の壁紙、n=2は二枚目の壁紙である。
【0043】
続いて、
図4と
図5を用いて、本発明の壁紙糊付巻取機(1)が、糊付け実行情報をカットテープに印字して壁紙に貼り付けながら糊付け実行する方法を説明する。
図5は、演算部(33)が糊付け実行情報の文字列の長さを算出して、糊付け実行情報の印字を開始する時点を定める処理のフローチャートであり、
図4は、糊付けを実行しながら糊付け実行情報を印字する処理のフローチャートである。
壁紙糊付け巻き取り作業は、作業者により、
図6(a)に示すように、フィルムDの先頭が巻き取り紙管に巻き付けられ、カットテープCが貼り付いた壁紙Aの先頭(
図9に示す辺T1)が、第一カット位置Rのところに貼られた状態から、演算部(33)は1枚めの壁紙の糊付けを開始する(
図6(a)の状態)。
【0044】
図4のフローチャートの処理MTP1は糊付け条件を設定するための処理であり、
演算部(33)は、作業者により表示操作部(34)から入力された、糊を塗布する壁紙の長さである設定糊付け長さや設定枚数などと、カットテープCに印字する糊付け実行情報に、糊付け番号を加えるか、壁紙の天地を示す印を加えるか、糊付け日時を加えるかなどの諸条件を記憶部(35)に記憶する。
【0045】
処理MTP2では、演算部(33)は、
図5に示す糊付け実行情報の印字開始時点を定める処理を実行し、一枚目の壁紙の糊付け実行情報の印字を開始する時点を定めるためのパラメータとして、印字開始パラメータIP(n)を取得する。
【0046】
処理MTP3は一枚めの壁紙の糊付けを開始する処理であり、作業者によりスタートスイッチが押されると、演算部(33)はモーター(24)を起動して一枚目の壁紙の糊付けを開始し、検尺信号を計数して壁紙Aの移動距離である実行糊付け長さLを算出し、
開始時点では第一カット位置Rのところにあった1枚めの壁紙Aの先頭が巻き取り紙管Eに到達したところで停止させる(
図6(b)の状態)。
ここで、作業者は、壁紙Aの先頭(
図9に示す辺T1)が、巻き取り紙管Eの回転によって、フィルムDと一緒に巻き込まれるように補助しながら、再びスタートスイッチを押す。
スタートスイッチが押されると演算部(33)はモーター(24)を再起動して、実行糊付け長さLに、第一カット位置Rから第二カット位置Uまでの搬送経路の長さを加算し、再び検尺信号を計数して実行糊付け長さLを算出して糊付けを続けていく(
図7(a))。
巻き取りは、作業者により、ハンドル(37)が回されて巻き取り紙管Eが回転して、カットテープCが貼り付いた壁紙AはフィルムDと一緒に巻き取られる。
【0047】
処理MTP4は、演算部(33)は、検尺信号(30)を計数し、実行糊付け長さL(n)を算出しながら糊付けを継続する処理である。
処理MTP4と処理MTP5と処理MTP7を繰り返し実行して、実行糊付け長さL(n)がどこまで進行しているかを逐次判定し、実行糊付け長さL(n)が印字開始パラメータIP(n)の長さよりも所定の長さ手前に達した時に、カットテープCに印字される糊付け実行情報の1文字の幅Wが所定の幅になるように、モーター(24)を所定の速度に変更し、カットテープCの搬送速度を変更する。
【0048】
処理MTP5は、実行糊付け長さL(n)が印字開始パラメータIP(n)に達したかどうかを判定し、達していれば、処理MTP6を実行して糊付け実行情報の印字を開始する。
【0049】
処理MTP6は、演算部(33)は、第一プリンタ装置(13)に文字データを送信し、第一プリンタ装置(31)がカットテープCに印字する処理である。
【0050】
処理MTP7では、壁紙の実行糊付け長さが設定糊付け長さに達したかどうかを判定処理であり、演算部(33)は、L(n)=J(n)となれば、処理MTP8を実行して一枚の壁紙の糊付けを完了する。
【0051】
処理MTP8では、演算部(33)は、一枚の壁紙の糊付けを完了してモーター(24)を停止させる(
図7(b))。
糊付き壁紙の停止位置は、糊付番号が1番の壁紙の末端が第二カット位置Uに配置され、辺T1から辺T2までが実行糊付け長さL(1)であり、設定糊付け長さと一致した状態で停止させる。
この時、カットテープCに印字された一枚めの糊付き壁紙の糊付け実行情報の文字列の末尾LP(1)は、一枚めの糊付き壁紙の末端T2に配置されている。
【0052】
処理MTP9では、演算部(33)は、第二プリンタ(14)に、二次元バーコード化した糊付け実行情報を送信し、第二プリンタ(14)はフィルムDに二次元バーコード化された糊付け実行情報Iを印字する(
図7(b))。
フィルムDに二次元バーコードを印字された後、壁紙Aは作業者によりカッターナイフで第二カット位置Gで切断され、続いて作業者により、ハンドル(37)が再び回されて、巻き取り紙管Eが回転して、二次元バーコード化された糊付け実行情報Iも巻き取り紙管Eに巻き取られていく(
図8(a))。フィルムDは作業者により、カッターナイフで第一カット位置Rで切断され、一枚めの壁紙の巻き取りが完了する(
図8(b))。
【0053】
二次元バーコード化された糊付け実行情報Iの印字位置は、
図9に示すように、壁紙Aの末端T2とフィルムDの末端F2の間にあり、この位置は巻き取りが完了した時(
図8(b)の時)には巻きの一番外側になっているので、二次元バーコードを読み取り装置を当てることができる。(透明材質のフィルムDの裏面からでも二次元バーコードは読み取ることができる。)
【0054】
続いて、二枚めの壁紙の糊付けを実行するために作業者により、フィルムDの先頭が巻き取り紙管に巻き付けられ、カットテープCが貼り付いた壁紙Aの先頭(
図9に示す辺T1)が、第一カット位置Rのところに貼られた状態から、2枚めの壁紙の糊付けが開始される。
スタートスイッチが押されると、演算部(33)は、処理MTP3を実行し、糊付け番号n=2として二枚めの壁紙の糊付けを実行し、二枚めの壁紙の実行糊付け長さL(2)が印字開始パラメータIP(2)に達したら、二枚めの糊付き壁紙の糊付け実行情報を印字を開始し、 L(2)=J(2)となれば、処理MTP8を実行して二枚めの壁紙の糊付けを完了する。
二枚めの壁紙は作業者によりT3で切断され、カットテープCに印字された二枚めの糊付き壁紙の糊付け実行情報の文字列の末尾LP(2)は、二枚めの糊付き壁紙の末端T3に配置されている。
【0055】
続いて、
図5に示す糊付け実行情報の印字開始位置を定める処理を説明する。
図5のフローチャートに示す処理は、
図4に示す処理MTP2から呼び出されて実行され、
糊付け実行情報の文字列長JH(n)を算出して糊付け実行情報の印字を開始する時点を定める印字開始パラメータIP(n)の値を決定する処理である。
【0056】
処理FTP1では、演算部(33)は、糊付け実行情報の文字列の長さを合計する配列JH(n)に0を代入して初期化する。
【0057】
処理FTP2では、演算部(33)は、糊付け実行情報に糊付け番号を加える設定がなされている場合は、処理FTP9を実行し、糊付け実行情報に糊付け番号を加える設定がなされていない場合は、処理FTP3へ進む。
【0058】
処理FTP9では、演算部(33)は、糊付け実行情報の糊付け番号は3文字で構成するので、文字列長JH(n)に3を加算する。
【0059】
処理FTP3では、演算部(33)は、糊付け実行情報の設定糊付け長さJ(n)は6文字で構成するので、糊付け実行情報の文字列長JH(n)に6を加算する。
【0060】
処理FTP4では、演算部(33)は、糊付け実行情報に天地を示す印を加える設定がなされている場合は、処理FTP10を実行し、
糊付け実行情報に天地を示す印を加える設定がなされていない場合は、処理FTP5を実行する。
【0061】
処理FTP10では、演算部(33)は、糊付け実行情報の天地を示す印は2文字で構成するので、文字列長JH(n)に2を加算する。
【0062】
処理FTP5では、演算部(33)は、糊付け実行情報に糊付け日時を加える設定がなされている場合は、処理FTP11を実行し、糊付け実行情報に糊付け日時を加える設定がなされていない場合は、処理FTP6を実行する。
【0063】
処理FTP11では、演算部(33)は、糊付け実行情報の糊付け実行日時は16文字で構成するので、文字列長JH(n)に16を加算する。
【0064】
処理FTP6では、演算部(33)は、 糊付け実行情報の壁紙の末端を示す印は2文字で構成するので、文字列長JH(n)に2を加算する。
【0065】
処理FTP7を実行した時の文字列長JH(n)の値が糊付け実行情報の合計文字数となる。
【0066】
処理FTP8では、演算部(33)は、糊付け実行情報の印字を開始する時点を定める印字開始パラメータIP(n)を算出する。
その方法は、糊付け実行情報の文字数JH(n)×W。(Wは文字の印字幅)として、カットテープCに印字する糊付け実行情報の文字列の長さを算出して、これを配列JH(n)に代入して、 設定糊付け長さJ(n)からJH(n)を減算した長さを、印字開始パラメータIP(n)の値とする。
(J(n)の単位はcm、JH(n)の単位はcm、IP(n)の単位はcm、Wの単位はcmである。)
演算部(33)は、印字開始パラメータIP(n)の値を持って、糊付け実行処理(
図5)の処理MTP2へ戻る。
【0067】
本発明の壁紙糊付巻取機(1)では、カットテープCに印字した糊付け実行情報の位置が、設定糊付け長さの範囲内に配置されるように制御しているので、
作業者により、壁紙がカッターナイフで壁紙が切断された時に、カットテープCに印字された糊付け実行情報の文字列JH(n)が切断されることがないので、得られた糊付き壁紙と糊付け実行情報が分離することがないので、糊付き壁紙の現物と印刷された糊付け実行情報が不一致となることがない(1枚めの壁紙の糊付け実行情報が2枚めの壁紙に入ってしまうことがない)。
【0068】
また、本発明の壁紙糊付巻取機(1)では、カットテープCに印字された糊付け実行情報は、糊付け実行情報の糊付け番号が示す一枚の糊付き壁紙の末端に配置される。
このようにする理由は、糊が塗布され排出された糊付き壁紙は、複数枚が重ねられることがおおいので、末端にあったほうが作業者が見易いからである。
【0069】
図10を用いて、カットテープCに印字した糊付け実行情報Hを説明する(
図10では壁紙は左方向へ進行しており、右端が末端である)。
01は、糊付け番号であり、
300cmは、設定糊付け長さであり、
矢印は、壁紙の図柄の天地の方向を示す印であり、
図10では地が先頭に搬送され糊付けされた場合を示している。
2019/09/01は、糊付けを実行した日であり、
10:10は、糊付けを実行した時刻であり、
黒く塗りつぶした四角は、壁紙の末端を示す印である。
図10の印字例では、空白文字も含めて合計29文字である。
また、フィルムDに印字する糊付け実行情報Iは、
図10の情報を二次元バーコード化したものである。
【0070】
また、本発明の壁紙糊付巻取機(1)では、現在セットしている壁紙原反の巻きの方向は、天が先頭となって搬送される向きであるか、あるいは地が先頭に搬送される向きであるかを、作業者が設定するメニューを補助機能設定メニューに設けている。
【0071】
<印字する糊付け実行情報の選択>
また、本発明の壁紙糊付巻取機(1)では、
図10に示す糊付け実行情報の、どれどれを印字させるかを作業者が選択するメニュー画面を補助機能設定メニューに設けている。
【0072】
また、本発明の壁紙糊付巻取機(1)では、糊付け実行情報の印字位置の微調整をするために、糊付け実行情報の印字データーの末尾に空白文字を追加するメニューを補助機能設定メニューに設けている。
糊付け実行情報の印字データーの末尾に空白文字が追加された場合、カットテープが壁紙に貼り付いたときに、印字された糊付け実行情報は空白文字の分だけ前方へ移動する。
【0073】
また、本発明の壁紙糊付巻取機(1)では、プリンタ装置(13)の印字速度と壁紙の搬送速度と印字文字の幅Wの関係を記憶部(35)に記憶しており、1文字の幅Wを変更できる。
【0074】
本発明の壁紙糊付巻取機(1)の巻取部(30)は、作業者がハンドル(37)を手で回すことによって巻き取る方式のものであるが、モーターにより巻き取りシャフト(36)を回転させる方式の壁紙糊付巻取機(1)にも実施できるものであり、同様の効果が得られるものである。
【符号の説明】
【0075】
1 壁紙糊付巻取機
2 筐体
3 上部フレーム
4 脚
5 制御装置
6 表示操作部
7 演算部
8 記憶部
9 検尺部
10 モーター制御部
11 インターフェイス部
12 モーター
13 第一プリンタ装置
14 第二プリンタ装置
15 第三カッターガイド
16 第二テンションバー
30 巻取部
31 第一ローラー
32 第二ローラー
33 第一カッターガイド
34 第二カッターガイド
35 第一テンションバー
36 巻き取りシャフト
37 ハンドル
38 フィルム芯棒
39 フィルムサイド板
40 フィルム受け板
50 壁紙糊付機部
51 送り出しローラー
52 ドクターローラー
53 糊付けローラー
54 ナラシローラー
55 検尺ローラー
56 ハイテンションローラー
57 押さえローラー
58 糊上げローラー
59 糊箱
60 スリッター
61 背面ステー
62 入り口ステー
63 スリッターフレーム
64 上刃
65 下刃
66 壁紙原反芯棒
67 壁紙サイド板
68 壁紙原反受け
80 カットテープ装置
81 カットテープ芯棒
82 紙管保持部
83 テープ受け板
84 サイド板
85 カットテープテンションバー
A 壁紙
B 糊
C カットテープ
D フィルム
E 巻き取り紙管
H 糊付け実行情報
I 二次元バーコード
R 第一カット位置
U 第二カット位置