(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-27
(45)【発行日】2023-11-07
(54)【発明の名称】物理リソースブロックPRBグリッド指示方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20231030BHJP
H04W 56/00 20090101ALI20231030BHJP
H04W 72/20 20230101ALI20231030BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20231030BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04W56/00 130
H04W72/20
H04W72/0453
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022047527
(22)【出願日】2022-03-23
(62)【分割の表示】P 2020508001の分割
【原出願日】2018-08-10
【審査請求日】2022-04-22
(31)【優先権主張番号】201710687963.7
(32)【優先日】2017-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710808132.0
(32)【優先日】2017-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710944153.5
(32)【優先日】2017-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】郭 志恒
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 茜
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼ 信乾
【審査官】大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】QUALCOMM INCORPORATED,Common control resource set signaling in MIB[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1706 R1-1711186,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1711186.zip>,2017年06月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 56/00
H04W 72/20
H04W 72/0453
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイス、または前記端末デバイスのために構成されたチップが行う、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法であって、
ネットワークデバイスからの位置情報を受信するステップであって、前記位置情報は、同期信号ブロック
内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の
PRB
の第2の所定の位置との間の相対的な位置関係を示すために使用され、
前記第2の所定の位置は前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBの境界の位置を含み、前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBは前記第1の所定の位置が位置するシステム共通PRBである、ステップを含む、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法。
【請求項2】
前記第1の所定の位置と前記位置情報とに基づいて前記システム共通PRBグリッド内に含まれるPRBの位置を決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記
PRBの
前記第2の所定の位置を決定するステップであって、前記第2の所定の位置は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、ステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
ネットワークデバイスからの位置情報を受信する前記ステップは、
前記位置情報を運ぶ物理ブロードキャストチャネル
を前記ネットワークデバイスから
受信することを含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記位置情報は、前記
物理ブロードキャストチャネル内の5ビットを占める、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記位置情報は、同期信号ブロック
内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の
PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記
PRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記
PRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
Nは、0または0.5を含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
Mは、値の集合{0, 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22}、または{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23}、または{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11}のうちのいずれか1つの値を含む請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の所定の位置は同期信号ブロックの最初のサブキャリアに対応する周波数であり、前記PRBの境界の位置は前記PRBの左の境界の位置であって前記PRBの最初のサブキャリアの位置である、請求項
1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記
PRBの第2の所定の位置を前記端末デバイスによって決定する前記ステップの後、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスを前記
PRBからQ個のPRB離れた位置にスケジューリングするとき、前記第2の所定の位置および1つのPRBの幅に基づいて前記
PRBからQ個のPRB離れた前記位置を前記端末デバイスによって決定するステップであって、Qは、0以上の整数であり、前記PRBの前記幅は、前記第1のサブキャリア間隔と前記PRBに含まれるサブキャリアの数との積に等しい、ステップをさらに含む請求項3から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記
PRBの
前記第2の所定の位置を前記端末デバイスによって決定する前記ステップの後、
前記第1のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッド内の前記
PRBの前記第2の所定の位置に基づいて第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を前記端末デバイスによって決定するステップであって、前記第2のサブキャリア間隔と前記第1のサブキャリア間隔とは異なり、前記第1のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッドと前記第2のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッドとは同じシステム帯域幅に属する、ステップをさらに含む請求項3から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のサブキャリア間隔は、15kHz、または60kHzである、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
ネットワークデバイス、または前記ネットワークデバイスのために構成されたチップが行う、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法であって、
端末デバイスに位置情報を
運ぶ信号を送信するステップであって、前記位置情報は、同期信号ブロック
内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の
PRB
の第2の所定の位置との間の相対的な位置関係を示すために使用され、
前記第2の所定の位置は前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBの境界の位置を含み、前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBは前記第1の所定の位置が位置するシステム共通PRBである、ステップを含む、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法。
【請求項14】
前記第1の所定の位置および前記位置情報は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために前記端末デバイスによって使用される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の所定の位置および前記位置情報は、前記
PRBの第2の所定の位置を決定するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の所定の位置は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
端末デバイスに位置情報を
運ぶ信号を送信する前記ステップは、
前記位置情報を運ぶ物理ブロードキャストチャネル
を前記端末デバイスに
送信することを含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記位置情報は、前記
物理ブロードキャストチャネル内の5ビットを占める、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記位置情報は、同期信号ブロック
内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の
PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記
PRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記
PRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである、請求項13から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
Nは、0または0.5を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
Mは、値の集合{0, 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22}、または{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23}、または{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11}のうちのいずれか1つの値を含む、請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の所定の位置は同期信号ブロックの最初のサブキャリアに対応する周波数であり、前記PRBの境界の位置は前記PRBの左の境界の位置であって前記PRBの最初のサブキャリアの位置である、請求項
13から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のサブキャリア間隔は、15kHz、または60kHzである、請求項13から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
プロセッサ、通信モジュール、およびメモリを含む端末デバイスであって、
前記プロセッサは、以下のプロセス、すなわち、
ネットワークデバイスによって送信された位置情報を前記通信モジュールを使用することによって前記プロセッサにより受信する
プロセスを実行するために前記メモリ内のプログラムを読むように構成され、前記位置情報は、同期信号ブロック
内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の
PRB
の第2の所定の位置との間の相対的な位置関係を示すために使用され、
前記第2の所定の位置は前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBの境界の位置を含み、前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBは前記第1の所定の位置が位置するシステム共通PRBである、端末デバイス。
【請求項24】
プロセッサ、通信モジュール、およびメモリを含むネットワークデバイスであって、
前記プロセッサは、以下のプロセス、すなわち、
前記通信モジュールを使用することによって前記プロセッサにより端末デバイスに位置情報を送信する
プロセスを実行するために前記メモリ内のプログラムを読むように構成され、前記位置情報は、同期信号ブロック
内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の
PRB
の第2の所定の位置との間の相対的な位置関係を示すために使用され
、前記第2の所定の位置は前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBの境界の位置を含み、前記システム共通PRBグリッド内の前記PRBは前記第1の所定の位置が位置するシステム共通PRBである、ネットワークデバイス。
【請求項25】
前記第1の所定の位置と前記第2の所定の位置との間の
前記オフセット
を示すためのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔または前記システム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と同じである、請求項6
、または請求項6に従属する場合の請求項7から12、または請求項18
、または請求項18に従属する場合の請求項19から22
のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
Mの値は、以下の式、すなわち、M=U、M=Ux2、M=Ux2+1、およびM=Ux6のうちの1つを満たしてもよく、Uは、前記位置情報であるか、またはUは、0、1、2、3、...、47のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、23のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、11のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、7のうちの値に等しくてもよい、請求項6から12または請求項18から22、または請求項25
に記載の方法。
【請求項27】
前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含む、請求項
1から12または請求項
13から22、または請求項25から
26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含み、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、物理ブロードキャストチャネル信号内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Cであり、A、B、およびCは、正の整数であり、Bは、Cと等しくなく、周波数領域において、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ
最初のサブキャリアおよび前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ
最初のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第Dのサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられ、Dは、1以上、C-B+1以下の整数であるが、73に等しくなく、またはDは、1以上、C-B+1以下の整数であり、12の整数倍+1であるが、73に等しくない、請求項1から22、または請求項25から
27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータが請求項1から22、または請求項25から
28のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にする、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含む端末デバイスであって、前記メモリは、前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、前記1つまたは複数のプロセッサは、請求項1から12、または請求項1から12のいずれか一項に従属する場合の請求項25から
28のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、端末デバイス。
【請求項31】
メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含むネットワークデバイスであって、前記メモリは、前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、前記1つまたは複数のプロセッサは、請求項13から22、または請求項13から22のいずれか一項に従属する場合の請求項25から
28のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークデバイス。
【請求項32】
請求項1から22、または請求項25から
28のいずれか一項に記載の方法を実施するためにメモリ内の命令を実行するように構成されたプロセッサを含む、チップシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、ワイヤレス通信技術の分野に関し、特に、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス通信システムが発達し、進化するにつれて、第5世代(5th Generation、5G)新無線が定義されつつある。5G新無線は、同期信号(synchronized signal、SS)ブロックの構造を定義した。同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含む。5G新無線は、異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するシステム共通PRBグリッド(system common PRB grid)に含まれるPRBの数をさらに定義した。
【0003】
現在は、ネットワークデバイスによって送信された同期信号ブロックを受信した後、端末デバイスは、同期信号ブロックのPBCHから同期信号ブロックのPRBグリッドを取得することができる。しかし、現在、5G新無線は、端末デバイスによってシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得するための方法をまだ定義しておらず、また、5G新無線は、異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するシステム共通PRBグリッドの構造をまだ定義していない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の実施形態は、PRBグリッド指示方法およびデバイスを提供し、それによって、5Gシステム内の端末デバイスはシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得し、5Gシステムにおける異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するシステム共通PRBグリッドの構造が定義される。
【0005】
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、
ネットワークデバイスによって送信された位置情報を端末デバイスによって受信するステップであって、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ステップと、
第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を端末デバイスによって決定するステップであって、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、ステップとを含むPRBグリッド指示方法を提供する。
【0006】
同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の予め定義された位置であり、限定されない。第1のサブキャリア間隔は、予め定義されたサブキャリア間隔である。たとえば、第1のサブキャリア間隔は、15kHz、30kHz、および60kHzのサブキャリア間隔のうちの1つでありうる。
【0007】
上述の方法において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに位置情報を送信し、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、端末デバイスは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置および位置情報に基づいて第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置を決定してもよく、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。したがって、5Gシステム内の端末デバイスが、システム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得することができる。
【0008】
実装において、端末デバイスは、物理ブロードキャストチャネル上で運ばれ、ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストメッセージを受信し、ブロードキャストメッセージは、位置情報を運ぶ。
【0009】
上述の方法を使用することによって、端末デバイスは、ネットワークデバイスから位置情報を取得することができる。
【0010】
実装において、位置情報は、以下の2つの方法で表され得る。
【0011】
1つの位置情報表現方法において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBにN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nは、0以上である。たとえば、Nは、0.5または0である。オフセットは、左のオフセットまたは右のオフセットでありうる。
【0012】
このようにして、端末デバイスが位置情報を受信した後、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBを取得するために、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置が、左にまたは右にN個のPRBだけオフセットされ得る。
【0013】
もう1つの位置情報表現方法において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBにはM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mは、0以上である。たとえば、Mは、0、2、6、または8である。オフセットは、左のオフセットまたは右のオフセットでありうる。
【0014】
このようにして、端末デバイスが位置情報を受信した後、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBを取得するために、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置が、左にまたは右にM個のサブキャリア間隔だけオフセットされ得る。
【0015】
実装において、システム共通PRBグリッド内の第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッド内の任意の位置として設定され得る。たとえば、第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置でありうる。
【0016】
実装において、第1の所定の位置は、以下、すなわち、
同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである。
【0017】
実装において、端末デバイスがシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定することは、複数のシナリオに適用しうる。シナリオにおいて、端末デバイスがシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定した後、ネットワークデバイスがシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBからQ個のPRB離れた位置に端末デバイスをスケジューリングする場合、端末デバイスは、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置および1つのPRBの幅に基づいて任意のPRBからQ個のPRB離れた位置を決定してもよく、Qは、0以上の整数であり、そして、端末デバイスは、スケジューリング位置(scheduling location)においてネットワークデバイスによってスケジューリングされ得る。
【0018】
実装において、第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を決定した後、端末デバイスは、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置に基づいて第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を決定し、第2のサブキャリア間隔と第1のサブキャリア間隔とは異なり、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドと第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドとは同じシステム帯域幅に属する。
【0019】
上述の方法において、同じシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するPRBの幅の間に複数の関係が存在する。たとえば、同じシステム帯域幅について、30kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBは、15kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBの2倍の幅であり、60kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBは、15kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBの4倍の幅である。したがって、複数の関係に基づいて、第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置が、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置に基づいて決定され得る。
【0020】
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、
ネットワークデバイスによって端末デバイスに位置情報を送信するステップであって、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1の所定の位置および位置情報は、任意のPRBの第2の所定の位置を決定するために端末デバイスによって使用され、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、ステップを含むPRBグリッド指示方法を提供する。
【0021】
上述の方法において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに位置情報を送信し、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、端末デバイスは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置および位置情報に基づいて第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置を決定してもよく、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。したがって、5Gシステム内の端末デバイスが、システム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得することができる。
【0022】
実装において、ネットワークデバイスは、物理ブロードキャストチャネル上で端末デバイスに運ばれるブロードキャストメッセージを送信し、ブロードキャストメッセージは、位置情報を運ぶ。
【0023】
実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである。
【0024】
実装において、第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置である。
【0025】
実装において、第1の所定の位置は、以下、すなわち、
同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである。
【0026】
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、
ネットワークデバイスによって送信されたスケジューリング情報を端末デバイスによって受信するステップであって、スケジューリング情報は、指定PRB上に端末デバイスをスケジューリングするためにネットワークデバイスによって使用され、指定PRBは、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBである、ステップと、
所定の情報に基づいて指定PRBの位置を端末デバイスによって決定するステップであって、所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ステップと含む物理リソースブロックPRBグリッド指示方法を提供する。
【0027】
指定PRBは、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBである。この場合、指定PRBに対応するシステム帯域幅およびサブキャリア間隔が知られ、システム共通PRBグリッド内の指定PRBのシーケンス番号(sequence number)も知られる。
【0028】
所定の情報は、この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに基づく。この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドは、将来のプロトコルで指定されえ、この場合、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、この実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを知っていた。あるいは、ネットワークデバイスが、この実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを知っており、ネットワークデバイスが、端末デバイスにこの実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを通知する。これは、この実施形態において限定されない。
【0029】
上述の方法を使用することによって、端末デバイスは、所定の情報、すなわち、この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに基づいて任意のPRBの位置を決定することができる。この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドは、ネットワークデバイスが端末デバイスをスケジューリングするシナリオに適用しうるだけでなく、他のシナリオにも適用し得ることに留意されたい。これは、この実施形態において限定されない。
【0030】
実装において、所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ということは、具体的には、
所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用されること、または
所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置、および第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとは少なくとも1つのシステム帯域幅の中の同じシステム帯域幅に属し、第1のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と第2のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔とは異なることである。
【0031】
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、端末デバイスを提供し、端末デバイスは、第1の態様において提供される方法の例における端末デバイスの挙動を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実施されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0032】
可能な実装において、端末デバイスの構造は、処理ユニットおよびトランシーバユニットを含み、処理ユニットは、上述の方法において対応する機能を実行する際に端末デバイスをサポートするように構成される。トランシーバユニットは、端末デバイスと(ネットワークデバイスを含む)他のデバイスとの間の通信をサポートするように構成される。端末デバイスは、ストレージユニットをさらに含んでもよく、ストレージユニットは、処理ユニットに結合され、端末デバイスのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
【0033】
他の可能な実装において、端末デバイスの構造は、メモリ、プロセッサ、および通信モジュールを含む。メモリは、コンピュータ可読プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、第1の態様において端末デバイスによって実行された上述の方法を実行するために、メモリに記憶された命令を呼び出し、通信モジュールは、プロセッサの制御の下でデータを送信および/または受信するように構成される。
【0034】
例として、処理ユニットは、プロセッサであってもよく、トランシーバユニットは、通信モジュールであってもよく、ストレージユニットは、メモリであってもよい。通信モジュールは、複数の構成要素であってもよく、すなわち、送信器および受信器を含むか、または通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、送信および受信機能を有する。
【0035】
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、ソフトウェアプログラムを記憶し、1つまたは複数のプロセッサによって読まれ、実行されるとき、ソフトウェアプログラムは、第1の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実施することができる。
【0036】
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、PRBグリッド指示装置をさらに提供する。装置は、チップを含み、チップは、第1の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するように構成される。装置は、通信モジュールをさらに含んでもよく、装置に含まれるチップは、端末デバイスへの干渉を減らすために上述の方法において端末デバイスによってデータを送信および/または受信するための方法を、通信モジュールを使用することによって実行する。
【0037】
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータ上で実行されるとき、コンピュータプログラム製品は、コンピュータが第1の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実行することを可能にする。
【0038】
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、ネットワークデバイスを提供し、ネットワークデバイスは、第2の態様において提供される方法の例におけるネットワークデバイスの挙動を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実施されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0039】
可能な実装において、ネットワークデバイスの構造は、処理ユニットおよびトランシーバユニットを含み、処理ユニットは、上述の方法において対応する機能を実行する際にネットワークデバイスをサポートするように構成される。トランシーバユニットは、ネットワークデバイスと(端末デバイスを含む)他のデバイスとの間の通信をサポートするように構成される。ネットワークデバイスは、ストレージユニットをさらに含んでもよく、ストレージユニットは、処理ユニットに結合され、ネットワークデバイスのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
【0040】
他の可能な実装において、ネットワークデバイスの構造は、メモリ、プロセッサ、および通信モジュールを含む。メモリは、コンピュータ可読プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、第2の態様においてネットワークデバイスによって実行された上述の方法を実行するために、メモリに記憶された命令を呼び出し、通信モジュールは、プロセッサの制御の下でデータを送信および/または受信するように構成される。
【0041】
例として、処理ユニットは、プロセッサであってもよく、トランシーバユニットは、通信モジュールであってもよく、ストレージユニットは、メモリであってもよい。通信モジュールは、複数の構成要素であってもよく、すなわち、送信器および受信器を含むか、または通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、送信および受信機能を有する。
【0042】
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、ソフトウェアプログラムを記憶し、1つまたは複数のプロセッサによって読まれ、実行されるとき、ソフトウェアプログラムは、第2の態様において提供されるPRBグリッド指示方法においてネットワークデバイスによって実行される方法を実施することができる。
【0043】
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、PRBグリッド指示装置をさらに提供する。装置は、チップを含み、チップは、第2の態様において提供されるPRBグリッド指示方法においてネットワークデバイスによって実行される方法を実行するように構成される。装置は、通信モジュールをさらに含んでもよく、装置に含まれるチップは、ネットワークデバイスへの干渉を減らすために上述の方法においてネットワークデバイスによってデータを送信および/または受信するための方法を通信モジュールを使用することによって実行する。
【0044】
第11の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータ上で実行されるとき、コンピュータプログラム製品は、コンピュータが第2の態様において提供されるPRBグリッド指示方法においてネットワークデバイスによって実行される方法を実行することを可能にする。
【0045】
第12の態様によれば、本出願の実施形態は、通信システムをさらに提供し、通信システムは、端末デバイスおよびネットワークデバイスを含む。端末デバイスは、第1の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するように構成され、端末デバイスは、第4の態様において提供される端末デバイスと同じデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、第2の態様において提供されるPRBグリッド指示方法においてネットワークデバイスによって実行される方法を実行するように構成され、ネットワークデバイスは、第8の態様において提供されるネットワークデバイスと同じデバイスであってよい。本出願の実施形態において提供されるPRBグリッド指示方法は、通信システムを使用することによって実施され得る。
【0046】
第13の態様によれば、本出願の実施形態は、端末デバイスを提供し、端末デバイスは、第3の態様において提供される方法の例における端末デバイスの挙動を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実施されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0047】
可能な実装において、端末デバイスの構造は、処理ユニットおよびトランシーバユニットを含み、処理ユニットは、上述の方法において対応する機能を実行する際に端末デバイスをサポートするように構成される。トランシーバユニットは、端末デバイスと(ネットワークデバイスを含む)他のデバイスとの間の通信をサポートするように構成される。端末デバイスは、ストレージユニットをさらに含んでもよく、ストレージユニットは、処理ユニットに結合され、端末デバイスのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
【0048】
他の可能な実装において、端末デバイスの構造は、メモリ、プロセッサ、および通信モジュールを含む。メモリは、コンピュータ可読プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、第3の態様において端末デバイスによって実行された上述の方法を実行するために、メモリに記憶された命令を呼び出し、通信モジュールは、プロセッサの制御の下でデータを送信および/または受信するように構成される。
【0049】
例として、処理ユニットは、プロセッサであってもよく、トランシーバユニットは、通信モジュールであってもよく、ストレージユニットは、メモリであってもよい。通信モジュールは、複数の構成要素であってもよく、すなわち、送信器および受信器を含むか、または通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、送信および受信機能を有する。
【0050】
第14の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、ソフトウェアプログラムを記憶し、1つまたは複数のプロセッサによって読まれ、実行されるとき、ソフトウェアプログラムは、第3の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実施することができる。
【0051】
第15の態様によれば、本出願の実施形態は、PRBグリッド指示装置をさらに提供する。装置は、チップを含み、チップは、第3の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するように構成される。装置は、通信モジュールをさらに含んでもよく、装置に含まれるチップは、端末デバイスへの干渉を減らすために上述の方法において端末デバイスによってデータを送信および/または受信するための方法を通信モジュールを使用することによって実行する。
【0052】
第16の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータ上で実行されるとき、コンピュータプログラム製品は、コンピュータが第3の態様において提供されるPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実行することを可能にする。
【0053】
第17の態様によれば、本出願の実施形態は、同期信号(synchronized signal、SS)ブロックの構造をさらに提供する。第16の態様は、上述の態様のうちのいずれか1つの技術的な解決策と組み合わされ得る。
【0054】
可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なる。周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第1のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられる。任意選択で、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含み、24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、それぞれ144である。物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、288である。
【0055】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なる。周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ最後のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられ、あるいは周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第145のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられる。任意選択で、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含み、24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、それぞれ144である。物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、288である。
【0056】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なる。周波数領域において、物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第1のサブキャリアと、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方とは、周波数の第5のオフセット値を有し、第5のオフセット値は、PRBの整数倍であり、6個のPRBでないか、または周波数領域において、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ最後のサブキャリアと、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアのうちの少なくとも一方とは、周波数の第5のオフセット値を有し、第5のオフセット値は、PRBの整数倍であり、6個のPRBでない。任意選択で、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含み、24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、それぞれ144である。物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、288である。
【0057】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、物理ブロードキャストチャネル信号内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Cであり、A、B、およびCは、正の整数であり、Bは、Cと等しくない。周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第Dのサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられ、Dは、1以上、C-B+1以下の整数であるが、73に等しくなく、またはDは、1以上、C-B+1以下の整数であり、12の整数倍+1であるが、73に等しくない。任意選択で、A個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。
【0058】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含む。同期信号ブロックは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、同期信号ブロックの第2のOFDMシンボルおよび第3のOFDMシンボルは、連続しておらず、第2のシンボルと第3のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである。任意選択で、A個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。
【0059】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含む。同期信号ブロックは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、同期信号ブロックの第3のOFDMシンボルおよび第4のOFDMシンボルは、連続しておらず、第3のシンボルと第4のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである。任意選択で、A個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【
図1】本出願の実施形態において提供される技術的な解決策が適用可能であるネットワークアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本出願の実施形態において提供される技術的な解決策が適用可能である他のネットワークアーキテクチャの概略図である。
【
図3】本出願の実施形態による同期信号ブロックPRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図3a】本出願の実施形態による同期信号ブロックPRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図4】本出願の実施形態によるシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図4a】本出願の実施形態によるシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図5】本出願の実施形態によるPRBグリッド指示方法の概略的な流れ図である。
【
図6】本出願の実施形態による同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図7】本出願の実施形態による同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図8A】本出願の実施形態による同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図8B】本出願の実施形態による同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図9】本出願の実施形態による他のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図10】本出願の実施形態による他のPRBグリッド指示方法の概略的な流れ図である。
【
図11】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図12】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図13】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図14】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図15】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図16】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図17】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図18】本出願の実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図19】本出願の実施形態による第1の端末デバイスの概略的な構造図である。
【
図20】本出願の実施形態による第2の端末デバイスの概略的な構造図である。
【
図21】本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略的な構造図である。
【
図22】本出願の実施形態による他のネットワークデバイスの概略的な構造図である。
【
図23】本出願の実施形態による第3の端末デバイスの概略的な構造図である。
【
図24】本出願の実施形態による第4の端末デバイスの概略的な構造図である。
【
図25】本出願の実施形態による通信システムの概略的な構造図である。
【
図26】本出願の実施形態による他の同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図27】本出願の実施形態による他の同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図28】本出願の実施形態による他の同期信号ブロックPRBグリッドおよびシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図である。
【
図29】本出願の実施形態による同期信号ブロックの信号の構造の概略図である。
【
図30】本出願の実施形態による同期信号ブロックの信号の構造の概略図である。
【
図31】本出願の実施形態による同期信号ブロックの信号の構造の概略図である。
【
図32】本出願の実施形態による同期信号ブロックの信号の構造の概略図である。
【
図33】本出願の実施形態による同期信号ブロックの信号の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
現在、5G新無線は、端末デバイスによってシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得するための方法をまだ定義しておらず、また、5G新無線は、異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するシステム共通PRBグリッドの構造をまだ定義していないので、本出願の実施形態は、PRBグリッド指示方法およびデバイスを提供する。方法およびデバイスは、同じ発明の概念に基づいて着想される。方法およびデバイスは、問題を解決するための同様の原理を有する。したがって、デバイスおよび方法の実装に関して、互いに参照が行われることがあり、繰り返し部分の詳細は、説明されない。
【0062】
本出願の実施形態において提供される技術的な解決策は、5Gシステムに適用可能である。5Gシステムに基づいて、
図1および
図2は、本出願の実施形態において提供される技術的な解決策が適用可能な2つのネットワークアーキテクチャの概略図である。
図1に示されるネットワークは、ネットワークデバイス110および端末デバイス120を含み、
図1は、1つのネットワークデバイス110およびネットワークデバイス110と通信する2つの端末デバイス120のみを示す。
図2に示されるネットワークと
図1に示されるネットワークとの間の違いは、
図1に示されるネットワークにおけるネットワークデバイスが仮想で存在することであり、ネットワークデバイスの一部の機能が分散ユニット(distributed unit、DU)1101に実装され、ネットワークデバイスのその他の機能が集約ユニット(centralized unit、CU)1102に実装され、複数のDU 1101が同じCU 1102に接続され得ることにある。
図1および
図2に示されるネットワークは、両方とも少なくとも1つのネットワークデバイスを含んでもよく、また、各ネットワークデバイスと通信する少なくとも1つの端末デバイスが存在しうることに留意されたい。ネットワークデバイスおよび端末デバイスの数は、
図1および
図2に示される数に限定されない。
【0063】
本出願の実施形態の5Gシステムの端末デバイスは、ユーザに音声および/もしくはデータ接続性を提供するデバイス、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであってよい。ワイヤレス端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。ワイヤレス端末デバイスは、モバイル電話(「セルラー」電話とも呼ばれる)などのモバイル端末デバイスおよびモバイル端末デバイスを有するコンピュータであってもよく、たとえば、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータをやりとりする、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ組み込み、または車載モバイル装置であってもよい。たとえば、ワイヤレス端末デバイスは、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)などのデバイスであってよい。ワイヤレス端末デバイスは、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイルコンソール(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、アクセスポイント(access point、AP)、リモート端末デバイス(remote terminal)、アクセス端末デバイス(access terminal)、ユーザ端末デバイス(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、またはユーザ機器(user equipment)とも呼ばれうる。
【0064】
本出願の実施形態の5Gシステムのネットワークデバイスは、セル、進化型NodeB(evolved NodeB、eNB、もしくはe-NodeB)、またはアクセスポイントであってもよく、あるいは1つまたは複数のセクタを使用することによって無線インターフェースを介してワイヤレス端末デバイスと通信するアクセスネットワーク内のデバイスであってもよい。ネットワークデバイスの主な機能は、無線リソースの管理、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)ヘッダの圧縮およびユーザデータストリームの暗号化、端末デバイスのアタッチ中のモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)の選択、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、S-GW)へのユーザプレーンデータのルーティング、ページングメッセージの編成および送信、ブロードキャストメッセージの編成および送信、モビリティまたはスケジューリングのための測定、測定レポートの構成などである。
【0065】
以下において、本出願の実施形態における用語を説明する。
【0066】
I. PRBおよびサブキャリア間隔
【0067】
PRB:周波数領域において占有されるP個の連続するサブキャリアおよび時間領域において占有されるR個の連続するシンボルであり、PおよびRは、1以上の自然数である。たとえば、P=12およびR=7、またはP=12およびR=14、またはP=12およびR=1である。P=12およびR=7であるとき、そのことは、1つのPRBが周波数領域において12個の連続するサブキャリアおよび時間領域において7個の連続するシンボルを占有しうることを示す。
【0068】
サブキャリア間隔:周波数領域の最も細かい粒度(granularity)である。たとえば、LTEにおいて、サブキャリアのサブキャリア間隔は15kHzであり、5Gシステムにおいて、サブキャリアの幅は15kHz、30kHz、および60kHzのうちの1つでありうる。
【0069】
II. 同期信号ブロックPRBグリッド
【0070】
図3は、5G新無線によって定義された同期信号ブロックPRBグリッドの構造を示す。
図3の小さな長方形は、PRBを表し、それぞれの小さな長方形の中の番号は、同期信号ブロックPRBグリッド内のPRBの位置を表し、または番号は、PRBのインデックスとも呼ばれうる。同期信号ブロックPRBグリッドは、24個のPRBを含み、したがって、同期信号ブロックPRBグリッド内のPRBは、0から23まで付番されたPRBである。例の説明を容易にするために、
図3aに示される付番方法が、以下の実施形態において付番のために使用され、PRBの番号は、0から9を含み、番号は、同期信号ブロックPRBグリッド内のPRBが0から23まで付番されたPRBであることを示すために循環的に現れてもよい。しかし、そのような付番が例の説明のために意図されるに過ぎないことは、理解されるであろう。同期信号ブロックPRBグリッドの構造に関しては、5G新無線に関連する規格の定義を参照されたい。
【0071】
5G新無線は、同期信号ブロックの構造を定義しており、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含む。まず、以下で使用される「所定の位置」が説明される。同期信号ブロックの所定の位置は、単位周波数の整数倍である必要がある。たとえば、単位周波数が100kHzである場合、同期信号ブロックの所定の位置は、100kHzの整数倍である。たとえば、同期信号ブロックの所定の位置は、200kHzまたは300kHzでありうる。所定の位置は、以下、すなわち、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアのうちのいずれか1つでありうる。
【0072】
III. システム共通PRBグリッド
【0073】
5G新無線によって定義された異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの数が、表1に示される。
【0074】
【0075】
表1において、たとえば、システム帯域幅が5MHzであるとき、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドは、25個のPRBを含む。システム共通PRBグリッドの構造が、
図4に示される。
図4の小さな長方形は、PRBを表し、それぞれの小さな長方形の中の番号は、システム共通PRBグリッド内のPRBの位置を表す。システム共通PRBグリッドは、25個のPRBを含み、したがって、システム共通PRBグリッド内のPRBは、0から24まで付番されたPRBである。
図4のGBは、ガードバンド(guard band)を表し、ガードバンドは、他のシステムへの干渉を防止するために予約された、特定のシステム帯域幅内の未使用の帯域幅である。例の説明を容易にするために、
図4aに示される付番方法が、以下の実施形態において付番のために使用され、PRBの番号は、0から9を含み、番号は、システム共通PRBグリッド内のPRBが0から24まで付番されたPRBであることを示すために循環的に現れてもよい。しかし、そのような付番が例の説明のために意図されるに過ぎないことは、理解されるであろう。システム共通PRBグリッドの構造に関しては、5G新無線に関連する規格の定義を参照されたい。
【0076】
本出願の実施形態において提供される技術的な解決策が、添付の図面を参照して以下において説明される。
【0077】
本出願の実施形態は、PRBグリッド指示方法を提供し、方法は、5Gシステム内の端末デバイスがシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得することを可能にするために使用される。
図5は、PRBグリッド指示方法の概略的な流れ図であり、方法は、以下のステップを含む。
【0078】
ステップ501:ネットワークデバイスが、端末デバイスに位置情報を送信する。
【0079】
ステップ501において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される。実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、ブロードキャストチャネル上で運ばれるブロードキャストメッセージ、たとえば、物理ブロードキャストチャネルのブロードキャストメッセージを送信してもよく、ブロードキャストメッセージが、位置関係を運ぶ。たとえば、第1の所定の位置は、周波数でありうる。たとえば、位置情報は、ブロードキャストメッセージ内の5ビットまたは6ビットを占める。
【0080】
同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の予め定義された位置であり、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の任意の位置として設定され得る。同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置の特定の位置は、この実施形態において限定されない。第1の所定の位置が、システム共通PRBグリッド内の対応するPRBを取得するための基準として使用され得ることが理解されるであろう。たとえば、第1の所定の位置は、以下、すなわち、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアのうちのいずれか1つである。第1のサブキャリア間隔は、予め定義されたサブキャリア間隔である。たとえば、第1のサブキャリア間隔は、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHz、および480kHzのサブキャリア間隔のうちのいずれか1つでありうる。あるいは、第1のサブキャリア間隔は、システム共通PRBグリッドまたは同期信号ブロックPRBグリッドが位置する周波数帯域内のすべてのチャネルによってサポートされる最大サブキャリア間隔である。あるいは、第1のサブキャリア間隔は、システム共通PRBグリッドまたは同期信号ブロックPRBグリッドが位置する周波数帯域内のデータチャネルによってサポートされる最大サブキャリア間隔でありうる。第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意の位置のPRB、たとえば、システム共通PRBグリッド内の第1のPRBまたは第2のPRBとして理解され得る。第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBが位置する特定の位置は、この実施形態において限定されない。任意のPRBが、端末がシステム共通PRBグリッドの構造を取得するための基準として使用され得ることが理解されるであろう。相対的な位置関係が決定された後、任意のPRBは、相対的な位置関係を参照して特定のPRBとして使用される。任意のPRBは、第1の所定の位置に対応するシステム共通PRBグリッド内のPRBであるか、または任意のPRBは、第1の所定の位置に最も近いシステム共通PRBグリッド内のPRBである。この実施形態において、あるいは、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの位置は、予め定義されてもよく、すなわち、任意のPRBは、システム共通PRBグリッド内の指定PRBである。たとえば、指定PRBは、システム共通PRBグリッド内の第1のPRBまたは第2のPRBでありうる。あるいは、任意のPRBは、システム共通PRBグリッド内の制御リソースセット(control resource set、CORESET)内のPRB、たとえば、制御リソースセット内の第1のPRBである。
【0081】
位置情報は、ネットワークデバイスがシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBのシーケンス番号を知っていることがあるのでシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBのシーケンス番号を含まないことがあることに留意されたい。しかし、ネットワークデバイスによって送信された位置情報を受信した後、端末デバイスは、システム共通PRBグリッドの構造、言い換えると、任意のPRBに対応する特定の番号をまだ知らない。位置情報は、第1のサブキャリア間隔を反映することがあり、または第1のサブキャリア間隔を反映しないことがある。端末デバイスが第1のサブキャリア間隔を知っている場合、位置関係は、第1のサブキャリア間隔を反映しないことがある。
【0082】
この実施形態において、位置情報は、以下の3つの方法で表され得る。
【0083】
第1の位置情報表現方法において、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係は、PRBの数を使用することによって表される。言い換えると、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBにN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nは、0以上である。たとえば、Nは、0.5または0である。0.5個のPRBは、PRBの半分を意味する。
【0084】
上述の第1の位置情報表現方法において、たとえば、Nは、以下の条件のうちのいずれか1つを満たし得る。
Nの最大値≦2x第1の帯域幅-同期信号ブロックの帯域幅、および
Nの最大値≦2x第1の帯域幅-同期信号ブロックの帯域幅-制御リソースの帯域幅、ここで、第1の帯域幅は、現在の周波数帯域内の端末デバイスによってサポートされる最大受信帯域幅であるか、または第1の帯域幅は、端末デバイスによってサポートされる受信帯域幅内の最大帯域幅である。現在の周波数帯域は、システム共通PRBグリッドまたは同期信号ブロックPRBグリッドが位置する周波数帯域である。あるいは、第1の帯域幅は、11、18、24、25、31、32、38、51、52、65、66、79、106、107、132、133、135、162、216、217、264、270、または273個のRBに対応する任意の帯域幅である。
【0085】
たとえば、Nは、あるいは、予め設定された値の集合のうちのいずれか1つの値であってもよい。予め設定された値の集合は、初期化中にネットワークデバイスおよび端末デバイスによって合意されえ、または予め設定された値の集合は、標準的なプロトコルにおいて指定され、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、標準的なプロトコルに準拠する。要するに、ネットワークデバイスと端末デバイスとの両方が、予め設定された値の集合を知っている。たとえば、予め設定された値の集合は、{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}であり、他の例として、予め設定された値の集合は、{0, 2, 4, 6, 8, 10}である。予め設定された値の集合を構成する値は、この実施形態において限定されない。
【0086】
Nが予め設定された値の集合のうちのいずれか1つの値であるときの位置情報の実装について、以下においてさらに説明される。
【0087】
実装において、位置情報は、予め設定された値の集合の中のNの値の位置であり、位置は、予め設定された値の集合の中のNに対応する値の番号でありうる。たとえば、予め設定された値の集合が、{0, 2, 4, 6, 8, 10}であり、3ビットが、位置情報を表すために必要とされ、000は、予め設定された値の集合の中の第1の値を表し、Nは、0であり、001は、予め設定された値の集合の中の第2の値を表し、Nは、2であり、010は、予め設定された値の集合の中の第3の値を表し、Nは、4であり、011は、予め設定された値の集合の中の第5の値を表し、Nは、8であり、100は、予め設定された値の集合の中の第6の値を表し、Nは、10である。したがって、たとえば、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信された位置情報が011であるとき、そのことは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBに8個のPRBのオフセットがあることを示す。
【0088】
他の実装において、位置情報に含まれる内容は、Nである。たとえば、予め設定された値の集合は、{0, 2, 4, 6, 8, 10}であり、4ビットが、Nの値を表すために必要とされ、0000は、Nが0であることを示し、0010は、Nが2であることを示し、0100は、Nが4であることを示し、1000は、Nが8であることを示し、1010は、Nが10であることを示す。したがって、たとえば、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信された位置情報が1000であるとき、そのことは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBに8個のPRBのオフセットがあることを示す。
【0089】
上述の第1の位置情報表現方法において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBにN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用される。たとえば、N個のPRBに対応するサブキャリア間隔は、システム共通PRBグリッドが位置する周波数帯域(band)内のすべてのチャネルによってサポートされる最大サブキャリア間隔であってもよく、またはN個のPRBの中のPRBに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドが位置する周波数帯域内のデータチャネルによってサポートされる最大サブキャリア間隔でありうる。あるいは、N個のPRBに対応するサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。あるいは、N個のPRBの中のPRBに対応するサブキャリア間隔は、30kHz、60kHz、120kHz、240kHz、または480kHzのうちのいずれか1つでありうる。これは、この実施形態において限定されない。
【0090】
以下において、例を使用することによって第1の方法の位置情報を説明する。
【0091】
例の説明1:
図6に示される位置情報を例として使用して、
図6の上のグリッドは、5MHzのシステム帯域幅の15kHzのサブキャリア間隔(すなわち、上述の第1のサブキャリア間隔)のシステム共通PRBグリッドを表し、
図6の下のグリッドは、同期信号ブロックPRBグリッドを表す。
図6において、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数、すなわち、同期信号ブロックPRBグリッド内の1を付番された第2のPRBと2を付番された第2のPRBとの間の矢印付きの破線がある周波数である。位置情報のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、破線が通るPRBグリッド、すなわち、システム共通PRBグリッド内の2を付番された第2のPRBであると仮定される。破線とシステム共通PRBグリッド内の2を付番された第2のPRBの左の境界には0.5個のPRBのオフセットがある。したがって、
図6の位置情報は、複数の表現方法を有してもよく、そのうちの2つの表現方法は、以下の通りである。第1の表現方法において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には0.5個のPRBのオフセットがあることを示すために使用される。第2の表現方法において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの右の境界には0.5個のPRBのオフセットがあることを示すために使用される。上述の2つの表現方法において、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置は異なり、それぞれ、左の境界および右の境界である。確かに、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置は、任意のPRBの他の位置でありうる。これは、この実施形態において限定されない。
【0092】
図6に関して、位置情報に対応するシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、システム共通PRBグリッド内の2を付番された第2のPRB以外の任意のPRBであってもよいことに留意されたい。たとえば、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、3を付番された第2のPRBであり、この場合、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には1.5個のPRBのオフセットがあることを示すために使用される。
【0093】
例の説明2:
図7に示される位置情報を例として使用して、
図7の上のグリッドは、10MHzのシステム帯域幅の15kHzのサブキャリア間隔(すなわち、上述の第1のサブキャリア間隔)のシステム共通PRBグリッドを表し、
図7の下のグリッドは、同期信号ブロックPRBグリッドを表す。
図7において、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数、すなわち、同期信号ブロックPRBグリッド内の1を付番された第2のPRBと2を付番された第2のPRBとの間の矢印付きの実線がある周波数である。位置情報のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、実線が通るPRBグリッド、すなわち、システム共通PRBグリッド内の6を付番された第3のPRBであると仮定される。実線とシステム共通PRBグリッド内の6を付番された第2のPRBの左の境界には0個のPRBのオフセットがある。したがって、
図7の位置情報は、複数の表現方法を有してもよく、そのうちの1つの表現方法は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には0個のPRBのオフセットがあることを示すために位置情報が使用されることである。
【0094】
第2の位置情報表現方法において、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係は、サブキャリア間隔の数を使用することによって表される。言い換えると、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBにはM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mは、0以上である。たとえば、Mは、0、2、4、6、8、もしくは10であり、すなわち、位置情報は、Mが0、2、4、6、8、もしくは10であることを示し、またはMは、0、4、6、および10のうちのいずれか1つの値を含み、すなわち、位置情報は、Mが0、4、6、もしくは10であることを示す。
【0095】
上述の第2の位置情報表現方法において、たとえば、Mは、予め設定された値の集合のうちのいずれか1つの値でありうる。予め設定された値の集合は、初期化中にネットワークデバイスおよび端末デバイスによって合意されえ、または予め設定された値の集合は、標準的なプロトコルにおいて指定され、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、標準的なプロトコルに準拠する。要するに、予め設定された値の集合は、ネットワークデバイスと端末デバイスとの両方に知られている。予め設定された値の集合を構成する値は、この実施形態において限定されない。たとえば、予め設定された値の集合は、0から47を含んでもよく、予め設定された値の集合は、{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27, 28, 29, 30, 31, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40, 41, 42, 43, 44, 45, 46, 47}であってもよく、または予め設定された値の集合は、0から47の中の偶数を含んでもよく、予め設定された値の集合は、{0, 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22, 24, 26, 28, 30, 32, 34, 36, 38, 40, 42, 44, 46}であり、または予め設定された値の集合は、0から47の中の奇数を含んでもよく、予め設定された値の集合は、{1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19, 21, 23, 25, 27, 29, 31, 33, 35, 37, 39, 41, 43, 45, 47}であり、または予め設定された値の集合は、0から47の中の少なくとも2つの値、たとえば、{0, 1}、{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}、もしくは{0, 6, 12, 18, 24, 30, 36, 42}を含みうる。他の例として、予め設定された値の集合は、0から23を含んでもよく、予め設定された値の集合は、{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23}であり、または予め設定された値の集合は、0から23の中の偶数を含んでもよく、予め設定された値の集合は、{0, 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22}であり、または予め設定された値の集合は、0から23の中の奇数を含み、予め設定された値の集合は、{1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19, 21, 23}であり、または予め設定された値の集合は、0から23の中の少なくとも2つの値、たとえば、{0, 1, 2, 3}もしくは{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}を含みうる。他の例として、予め設定された値の集合は、0から11の中の少なくとも2つの値を含み、予め設定された値の集合は、{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11}であり、または予め設定された値の集合は、0から11の中の偶数を含み、予め設定された値の集合は、{0, 2, 4, 6, 8, 10}であり、または予め設定された値の集合は、0から23の中の奇数を含み、すなわち、予め設定された値の集合は、{1, 3, 5, 7, 9, 11}である。他の例として、予め設定された値の集合は、{0, 6, 12, 18, 24, 30, 36, 42}である。上述の予め設定された値の集合が例に過ぎず、限定を意図されていないことは、理解されるであろう。
【0096】
Mが予め設定された値の集合のうちのいずれか1つの値である実装において、位置情報は、予め設定された値の集合の中のMの値の位置である。位置は、予め設定された値の集合の中のMに対応する値の番号でありうる。たとえば、予め設定された値の集合が、{0, 2, 4, 6, 8, 10}であり、3ビットが、位置情報を表すために必要とされ、000は、予め設定された値の集合の中の第1の値を表し、Mは、0であり、001は、予め設定された値の集合の中の第2の値を表し、Mは、2であり、010は、予め設定された値の集合の中の第3の値を表し、Mは、4であり、011は、予め設定された値の集合の中の第5の値を表し、Mは、8であり、100は、予め設定された値の集合の中の第6の値を表し、Mは、10である。したがって、たとえば、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信された位置情報が011であるとき、そのことは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBには8個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示す。
【0097】
Mが予め設定された値の集合のうちのいずれか1つの値である他の実装において、位置情報に含まれる内容は、Mである。たとえば、予め設定された値の集合が、{0, 2, 4, 6, 8, 10}であり、4ビットが、位置情報を表すために必要とされ、0000は、Mが0であることを示し、0010は、Mが2であることを示し、0100は、Mが4であることを示し、1000は、Mが8であることを示し、1010は、Mが10であることを示す。したがって、たとえば、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信された位置情報が1000であるとき、そのことは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBには8個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示す。
【0098】
上述の第2の位置情報表現方法において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBにはM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用される。たとえば、M個のサブキャリア間隔の中のサブキャリア間隔は、同期信号ブロックPRBグリッドのサブキャリア間隔であってもよく、またはM個のサブキャリア間隔の中のサブキャリア間隔は、システム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔でありうる。これは、この実施形態において限定されない。
【0099】
他の実装方法において、第2の位置情報表現方法に関して、Mの値は、以下の式、すなわち、M=U、M=Ux2、M=Ux2+1、およびM=Ux6のうちの1つを満たしてもよく、Uは、位置情報(たとえば、十進表記の位置情報の値)であるか、またはUは、0、1、2、3、...、47のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、23のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、11のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、7のうちの値に等しくてもよい。式は、初期化中にネットワークデバイスおよび端末デバイスによって合意されえ、または式は、標準的なプロトコルにおいて指定されえ、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、標準的なプロトコルに準拠する。要するに、ネットワークデバイスと端末デバイスとの両方が、式を知っている。したがって、Mの値は、システム情報のビット値に基づいて動的に計算され得る。M=Ux2を例として使用して、位置情報がUであるとき、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBにM=(Ux2)個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用される。
【0100】
以下において、例を使用することによって第2の方法の位置情報を説明する。
【0101】
例の説明1:
図8Aに示される位置情報を例として使用して、
図8Aの第1の行のグリッドは、15MHzのシステム帯域幅の15kHzのサブキャリア間隔(すなわち、上述の第1のサブキャリア間隔)のシステム共通PRBグリッドを表し、
図8Aの第2から第4の行のグリッドは、3つの異なる同期信号ブロックPRBグリッドを表す。
図8Aにおいて、3つの同期信号ブロックPRBグリッドの各々の中の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数、すなわち、同期信号ブロックPRBグリッド内の1を付番された第2のPRBと2を付番された第2のPRBとの間の矢印付きの実線がある周波数である。位置情報のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、3つの実線の各々が通るPRBグリッドであると仮定される。第2から第4の行の3つの同期信号ブロックPRBグリッドに対応して、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、順に、同期信号ブロックPRBグリッド内の9を付番された第3のPRBおよび2を付番された第3のPRBである。第2の行の同期信号ブロックPRBグリッドについて、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には10個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、第3の行の同期信号ブロックPRBグリッドについて、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には2個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、第4の行の同期信号ブロックPRBグリッドについて、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には6個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用されることが、計算によって知られ得る。
【0102】
例の説明2:
図8Bに示される位置情報を例として使用して、
図8Bの第1の行のグリッドは、10MHzのシステム帯域幅の15kHzのサブキャリア間隔(すなわち、上述の第1のサブキャリア間隔)のシステム共通PRBグリッドを表し、
図8Bの第2から第4の行のグリッドは、3つの異なる同期信号ブロックPRBグリッドを表す。第1の所定の位置および任意のPRBについての仮定は、
図8Aの仮定と同様である。
図8Bにおいて、第2の行の同期信号ブロックPRBグリッドについて、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には0個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、第3の行の同期信号ブロックPRBグリッドについて、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には8個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、第4の行の同期信号ブロックPRBグリッドについて、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には4個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用されることが、計算によって知られ得る。
【0103】
第3の位置情報表現方法において、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係は、PRBの数およびサブキャリア間隔の数を使用することによって表される。第1の例において、位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置に、M個のサブキャリア間隔にN個のPRBを足したオフセットがあることを示すために使用され、MとNとの両方は、0以上である。あるいは、第2の例において、位置情報は、第1の所定の位置と第2の所定の位置に、M個の第3のサブキャリア間隔にNx12個の第4のサブキャリア間隔を足したオフセットがあることを示すために使用され、Mは、第3のサブキャリア間隔の数であり、Nx12は、第4のサブキャリア間隔の数であり、第3のサブキャリア間隔は、M個のサブキャリア間隔に対応するサブキャリア間隔であり、第4のサブキャリア間隔は、N個のPRBに対応するサブキャリア間隔である。あるいは、第3の例において、位置情報は、第1の所定の位置と第2の所定の位置にM+Nx12xA個の第3のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、第3のサブキャリア間隔は、M個のサブキャリア間隔に対応するサブキャリア間隔であり、Aは、1、2、4、8、または16である。
【0104】
第3の位置情報表現方法において、M、N、PRB、およびサブキャリア間隔についての関連する説明および記述に関しては、上述の第1の位置情報表現方法および上述の第2の位置情報表現方法を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0105】
以下において、例を使用することによって第3の方法の位置情報を説明する。
【0106】
例の説明:
図6に示される位置情報を例として使用して、
図6の上のグリッドは、5MHzのシステム帯域幅の15kHzのサブキャリア間隔(すなわち、上述の第1のサブキャリア間隔)のシステム共通PRBグリッドを表し、
図6の下のグリッドは、同期信号ブロックPRBグリッドを表す。
図6において、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数、すなわち、同期信号ブロックPRBグリッド内の1を付番された第2のPRBと2を付番された第2のPRBとの間の矢印付きの破線がある周波数である。位置情報のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、システム共通PRBグリッド内の2を付番された第2のPRB以外の任意のPRBであると仮定される。たとえば、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBは、3を付番された第2のPRBである。この場合、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には6個のサブキャリア間隔に1個のPRBを足したオフセットがあることを示すために使用される。
【0107】
図26を参照すると、上の第1の方法の位置情報または第2の方法の位置情報が、
図26に示される実施形態に適用され得る。
図26において、第1の行のグリッドは、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第2の行のグリッドは、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第3の行のグリッドは、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第4の行のグリッドは、15kHzのサブキャリア間隔の同期信号ブロックPRBグリッドである。
図26の垂直の線Bは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置であり、第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数である。
【0108】
たとえば、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置(すなわち、垂直の線B)に対応する60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図26の60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の6を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の所定の位置、すなわち、
図26の垂直の線Aの位置である。この場合、第1の所定の位置(すなわち、垂直の線B)と第2の所定の位置(すなわち、垂直の線A)には、2個のPRBまたは24個のサブキャリア間隔のオフセットがある。たとえば、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と60kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に2個のPRBまたは24個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用される。オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0109】
たとえば、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図26の30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の3を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に0個のサブキャリア間隔のオフセットがある。たとえば、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と30kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に0個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0110】
たとえば、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図26の15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の6を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に0個のサブキャリア間隔のオフセットがある。実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と15kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に0個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0111】
図27を参照すると、上の第1の方法の位置情報または第2の方法の位置情報が、
図27に示される実施形態に適用され得る。
図27において、第1の行のグリッドは、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第2の行のグリッドは、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第3の行のグリッドは、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第4の行のグリッドは、15kHzのサブキャリア間隔の同期信号ブロックPRBグリッドである。
図27の垂直の線Bは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置であり、第1の所定の位置は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数である。
【0112】
たとえば、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図27の60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の5を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置、すなわち、
図27の60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の垂直の線Aの位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に3個のPRBまたは36個のサブキャリア間隔のオフセットがある。たとえば、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と60kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に3個のPRBまたは36個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0113】
たとえば、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図27の30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の2を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に12個のサブキャリア間隔または1個のPRBのオフセットがある。たとえば、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と30kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に12個のサブキャリア間隔または1個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0114】
たとえば、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図27の15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の6を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に0個のサブキャリア間隔のオフセットがある。たとえば、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と15kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に0個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0115】
図28を参照すると、上の第1の方法の位置情報または第2の方法の位置情報が、
図28に示される実施形態に適用され得る。
図28において、第1の行のグリッドは、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第2の行のグリッドは、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第3の行のグリッドは、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドであり、第4の行のグリッドは、15kHzのサブキャリア間隔の同期ブロックPRBグリッドである。
図28の左から3番目の垂直の線は、同期ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置であり、第1の所定の位置は、同期ブロックPRBグリッド内の中心周波数である。
【0116】
たとえば、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図28の60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の5を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置、すなわち、
図27の60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の左から1番目の垂直の線の位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に3.5個のPRBまたは42個のサブキャリア間隔のオフセットがある。実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と60kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に3.5個のPRBまたは42個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0117】
たとえば、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図28の30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の2を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に18個のサブキャリア間隔または1.5個のPRBのオフセットがある。実装において、位置情報には、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と30kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に18個のサブキャリア間隔または1.5個のPRBのオフセットを有することを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0118】
たとえば、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドにおいて、同期ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置に対応する15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBは、指定PRB、すなわち、
図28の15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の6を付番されたPRBである。指定PRBの左の境界の位置は、第2の予め設定された位置である。この場合、第1の所定の位置と第2の所定の位置に6個のサブキャリア間隔または0.5個のPRBのオフセットがある。実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と15kHzのサブキャリア間隔のPRBグリッドの境界の位置に6個のサブキャリア間隔または0.5個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、オフセットのサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔である。
【0119】
この実施形態において、端末デバイスは、ステップ501においてネットワークデバイスによって送信された位置情報を受信した後にステップ502を実行する。
【0120】
ステップ502:端末デバイスが、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置および位置情報に基づいて第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置を決定し、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。
【0121】
ステップ502において、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置は、予め設定されたシステム共通PRBグリッド内の位置であり、システム共通PRBグリッド内の第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッド内の任意の位置として設定されえ、この実施形態において限定されない。たとえば、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置でありうる。さらに、境界の位置は、左または右の境界でありうる。実装方法において、中心の位置は、PRBの第7のサブキャリアである。
【0122】
ステップ502において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界にはN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nは、0以上であると仮定される。たとえば、Nは、0または0.5を含むがこれらに限定されない。たとえば、位置情報は、Nが0または0.5であることを示す。中心周波数が知られているので、中心周波数からN個のPRBのオフセットをされた周波数がシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界に対応する周波数であることは、位置情報に基づいて知られ得る。したがって、システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界に対応する周波数が、取得され得る。システム共通PRBグリッドの第1のサブキャリア間隔が知られており、システム共通PRBグリッド内の1つのPRBに含まれるサブキャリアの数が決まっているので、システム共通PRBグリッド内の1つのPRBの幅が知られ、システム共通PRBグリッド内のPRBの幅は、第1のサブキャリア間隔とPRBに含まれるサブキャリアの決まった数との積に等しい。システム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界に対応する周波数およびシステム共通PRBグリッド内のPRBの幅が知られているとき、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置が決定されることが可能であり、PRBの位置は周波数を使用することによって表され得る。
【0123】
この実施形態において、端末デバイスがシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定することは、複数のシナリオに適用しうる。シナリオにおいて、ネットワークデバイスがシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBからQ個のPRB離れた位置に端末デバイスをスケジューリングすると仮定すると、端末デバイスは、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置およびPRBの幅に基づいて任意のPRBからQ個のPRB離れた位置を決定してもよく、Qは、0以上の整数であり、そして、端末デバイスは、スケジューリング位置においてネットワークデバイスからスケジューリングを受信しうる。
【0124】
図6に示された位置情報を例として使用して、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の中心周波数と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左の境界には0.5個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、この場合、端末デバイスは、任意のPRBの左の境界がある周波数を決定することができる。ネットワークデバイスがシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの左から1個のPRB離れた位置に端末デバイスをスケジューリングすると仮定すると、端末デバイスは、任意のPRBの左の境界がある周波数およびPRBの幅に基づいて、ネットワークデバイスが端末デバイスをスケジューリングするPRBに対応する周波数を決定し得る。
【0125】
この実施形態において、上述の方法によれば、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置が、決定されることが可能であり、その結果、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置が、決定されることが可能である。同じシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するPRBの幅の間に複数の関係が存在する。たとえば、同じシステム帯域幅について、30kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBは、15kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBの2倍の幅であり、60kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBは、15kHzのサブキャリア間隔の1つのPRBの4倍の幅である。したがって、複数の関係に基づいて、第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置が、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置に基づいて決定され得る。第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドおよび第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドは、同じシステム帯域幅に属するが、異なるサブキャリア間隔を有する。
図9に示されるシステム共通PRBグリッドを例として使用して、同じシステム帯域幅について、
図9の第1の行は、30kHzのサブキャリア間隔の第1のシステム共通PRBグリッドであり、
図9の第2の行は、60kHzのサブキャリア間隔の第2のシステム共通PRBグリッドである。第2のシステム共通PRBグリッド内の矢印付きの実線が通る3を付番されたPRBの左の境界の位置が知られており、60kHzのサブキャリア間隔のPRBが30kHzのサブキャリア間隔のPRBの2倍の幅であると仮定される。したがって、第2のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置が、決定され得る。
【0126】
以上を考慮して、
図5に示され、本出願のこの実施形態において提供されるPRBグリッド指示方法において、ネットワークデバイスは、端末デバイスに位置情報を送信し、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、端末デバイスは、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置および位置情報に基づいて第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置を決定してもよく、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。したがって、5Gシステム内の端末デバイスが、システム共通PRBグリッド内のPRBの位置を取得することができる。
【0127】
本出願の実施形態は、PRBグリッド指示方法をさらに提供し、方法は、同じシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔に対応するシステム共通PRBグリッドの間の関係を取得するために5Gシステム内の端末デバイスによって使用される。
図10は、PRBグリッド指示方法の概略的な流れ図であり、方法は、以下のステップを含む。
【0128】
ステップ1000:ネットワークデバイスが、端末デバイスにスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報は、指定PRB上に端末デバイスをスケジューリングするためにネットワークデバイスによって使用される。
【0129】
ステップ1001:端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信されたスケジューリング情報を受信する。
【0130】
ステップ1001において、スケジューリング情報が、指定PRB上に端末デバイスをスケジューリングするためにネットワークデバイスによって使用され、指定PRBは、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBである。この場合、指定PRBに対応するシステム帯域幅およびサブキャリア間隔が知られ、システム共通PRBグリッド内の指定PRBのシーケンス番号も知られる。
【0131】
ステップ1002:端末デバイスが、所定の情報に基づいて指定PRBの位置を決定する。
【0132】
ステップ1002において、所定の情報が、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用される。所定の情報は、この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに基づく。異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドが所定の情報を使用することによって取得され得るならば、所定の情報の示し方は、この実施形態において限定されない。たとえば、所定の情報は、以下の2つの示し方を有しうる。
【0133】
方法1:所定の情報が、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用される。
【0134】
この方法において、所定の情報は、異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を直接示し、それぞれのシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置が、複数の方法で示されうる。たとえば、所定の情報は、システム共通PRBグリッド内の開始PRBの左または右の境界の周波数を示す。他の例として、所定の情報は、システム共通PRBグリッド内の第NのPRBの左または右の境界の周波数を示す。Nは、正の整数であり、この実施形態において限定されない。
【0135】
方法2:所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置、および第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとは少なくとも1つのシステム帯域幅の中の同じシステム帯域幅に属し、第1のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と第2のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔とは異なる。
【0136】
この方法において、所定の情報は、異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を直接示さないが、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔の第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示し、第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示す。相対的な位置関係によって、第2のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置が、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置に基づいて導出され得る。
【0137】
同様に、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置が、複数の方法で示されうる。たとえば、所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内の開始PRBの左または右の境界の周波数を示す。他の例として、所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内の第NのPRBの左または右の境界の周波数を示す。Nは、正の整数であり、この実施形態において限定されない。
【0138】
相対的な位置関係によって、第2のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置が第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置に基づいて導出され得るならば、第2のシステム共通PRBグリッドと第1のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係は、やはり複数の実装を有しうる。これは、この実施形態において限定されない。たとえば、第2のシステム共通PRBグリッドと第1のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係は、第2のシステム共通PRBグリッド内の開始PRBの左の境界および第1のシステム共通PRBグリッド内の開始PRBの左の境界がいくつかのPRBまたはいくつかのサブキャリア間隔の左のオフセットがあることでありうる。他の例として、第2のシステム共通PRBグリッドと第1のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係は、第2のシステム共通PRBグリッド内の中心の位置のPRBの左の境界および第1のシステム共通PRBグリッド内の中心の位置のPRBの左の境界がいくつかのPRBまたはいくつかのサブキャリア間隔の左のオフセットがあることでありうる。
【0139】
したがって、端末デバイスは、所定の情報、すなわち、この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに基づいて指定PRBの位置を決定することができる。
【0140】
この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドについての詳細に関しては、
図11から
図18に示されるシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図を参照されたい。
【0141】
図11に示されるシステム共通PRBグリッドの構造が、例として使用される。
図11の選択肢1は、上から下に向かって順に第1のシステム共通PRBグリッドおよび第2のシステム共通PRBグリッドであるシステム共通PRBグリッドの2つの行を含む。第1のシステム共通PRBグリッドおよび第2のシステム共通PRBグリッドについて、システム帯域幅は、両方とも5MHzであり、サブキャリア間隔は、順に30kHzおよび15kHzである。
図11の選択肢1に示されるシステム共通PRBグリッドの構造に関して、この実施形態の所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッドおよび第2のシステム共通PRBグリッドを含んでもよく、または所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッドを含みうる。30kHzのサブキャリア間隔の第1のシステム共通PRBグリッド内の第1のPRBの左の境界が、15kHzのサブキャリア間隔の第2のシステム共通PRBグリッド内の第1のPRBの左の境界と位置を揃えられる。
図11において、選択肢1および選択肢2は、5MHzのシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの2つの可能なグリッド構造である。
【0142】
図12に示されるシステム共通PRBグリッドの構造が、例として使用される。
図12は、10MHzのシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの概略的な構造図であり、選択肢1および選択肢2は、60kHzのサブキャリア間隔の2つのシステム共通PRBグリッドである。選択肢1に示される60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドが、例として使用される。所定の情報は、10MHzのシステム帯域幅のそれぞれ60kHz、30kHz、および15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを含んでもよく、または所定の情報は、10MHzのシステム帯域幅の60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを含みうる。60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の(00を付番された)第1のPRBの左の境界が、30kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の(1を付番された)第1のPRBの左の境界と位置を揃えられ、60kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の(00を付番された)第1のPRBの左の境界が、15kHzのサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の(4を付番された)第5のPRBの左の境界と位置を揃えられる。
【0143】
図13から
図18は、すべて、同じシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドの間の相対的な位置関係を表すことができる。
図13から
図18に対応するシステム帯域幅は、順に、15MHz、20MHz、25MHz、25MHz、25MHz、および25MHzである。
【0144】
この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドは、プロトコルで指定されえ、この場合、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、この実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを知っていたことに留意されたい。あるいは、ネットワークデバイスが、この実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを知っており、ネットワークデバイスが、端末デバイスにこの実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを通知する。あるいは、ネットワークデバイスが、この実施形態において定義されるシステム共通PRBグリッドを知っており、ネットワークデバイスが、定義されるシステム共通PRBグリッドに基づいて指定PRBの位置を決定し、ネットワークデバイスが、端末デバイスに指定PRBの位置を送信する。これは、この実施形態において限定されない。
【0145】
以上を考慮して、
図10に示され、本出願のこの実施形態において提供されるPRBグリッド指示方法において、端末デバイスは、この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドに基づいて任意のPRBの位置を決定し得る。この実施形態において定義される異なるシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドは、ネットワークデバイスが端末デバイスをスケジューリングするシナリオに適用しうるだけでなく、他のシナリオにも適用しうることに留意されたい。これは、この実施形態において限定されない。
【0146】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスは、
図10に対応する実施形態において提供される方法で端末デバイスによって実行される方法を実施することができる。
図19を参照すると、端末デバイスは、トランシーバユニット1901および処理ユニット1902を含む。
【0147】
トランシーバユニット1901は、ネットワークデバイスによって送信された位置情報を受信するように構成され、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される。
【0148】
処理ユニット1902は、第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を決定するように構成され、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。
【0149】
可能な実装において、ネットワークデバイスによって送信された位置情報を受信するとき、トランシーバユニット1901は、
物理ブロードキャストチャネル上で運ばれ、ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストメッセージを受信するように具体的に構成され、ブロードキャストメッセージは位置情報を運ぶ。
【0150】
可能な実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである。
【0151】
可能な実装において、第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置である。
【0152】
可能な実装において、第1の所定の位置は、以下、すなわち、
同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである。
【0153】
可能な実装において、処理ユニット1902は、
第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を決定した後、ネットワークデバイスが任意のPRBからQ個のPRB離れた位置に端末デバイスをスケジューリングするとき、第2の所定の位置および1つのPRBの幅に基づいて任意のPRBからQ個のPRB離れた位置を決定するようにさらに構成され、Qは、0以上の整数であり、PRBの幅は、第1のサブキャリア間隔とPRBに含まれるサブキャリアの数との積に等しい。
【0154】
可能な実装において、処理ユニット1902は、
第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を決定した後、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置に基づいて第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を決定するようにさらに構成され、第2のサブキャリア間隔と第1のサブキャリア間隔とは異なり、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドと第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドとは同じシステム帯域幅に属する。
【0155】
本出願のこの実施形態におけるユニットの分割は例であり、論理的な機能の分割であるに過ぎず、実際の実装中に他の分割方法が存在しうることに留意されたい。本出願のこの実施形態の機能ユニットが、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が、物理的に独立して存在してもよく、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されえ、またはソフトウェアの機能ユニットの形態で実装されうる。
【0156】
統合されたユニットは、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本出願の技術的な解決策は基本的にソフトウェア製品の形態で実装されえ、あるいは従来技術、または技術的な解決策のすべてもしくは一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装されうる。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、もしくはネットワークデバイスなどであってもよい)コンピュータデバイスまたはプロセッサ(processor)に命じるためのいくつかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0157】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスは、
図10に対応する実施形態において提供される方法で端末デバイスによって実行される方法を使用し、
図19に示された端末デバイスと同じデバイスであってよい。
図20を参照すると、端末デバイスは、プロセッサ2001、通信モジュール2002、およびメモリ2003を含む。
【0158】
プロセッサ2001は、以下のプロセス、すなわち、
ネットワークデバイスによって送信された位置情報を、通信モジュール2002を使用することによってプロセッサ2001により受信することであって、位置情報が、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、受信することと、
第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置をプロセッサ2001によって決定することであって、第2の所定の位置が、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、決定することとを実行するためにメモリ2003内のプログラムを読むように構成される。
【0159】
通信モジュール2002は、データを送信および/または受信するための通信インターフェースを含む。
【0160】
可能な実装において、ネットワークデバイスによって送信された位置情報を通信モジュール2002を使用することによって受信するとき、プロセッサ2001は、
物理ブロードキャストチャネル上で運ばれ、ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストメッセージを、通信モジュール2002を使用することによって受信するように具体的に構成され、ブロードキャストメッセージは、位置情報を運ぶ。
【0161】
可能な実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的に、
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである。
【0162】
可能な実装において、第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置である。
【0163】
可能な実装において、第1の所定の位置は、以下、すなわち、
同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである。
【0164】
可能な実装において、プロセッサ2001は、
第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を決定した後、ネットワークデバイスが任意のPRBからQ個のPRB離れた位置に端末デバイスをスケジューリングするとき、第2の所定の位置および1つのPRBの幅に基づいて任意のPRBからQ個のPRB離れた位置を決定するようにさらに構成され、Qは、0以上の整数であり、PRBの幅は、第1のサブキャリア間隔とPRBに含まれるサブキャリアの数との積に等しい。
【0165】
可能な実装において、プロセッサ2001は、第1の所定の位置および位置情報に基づいて任意のPRBの第2の所定の位置を決定した後、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBの第2の所定の位置に基づいて第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を決定するようにさらに構成され、第2のサブキャリア間隔と第1のサブキャリア間隔とは異なり、第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドと第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドとは同じシステム帯域幅に属する。
【0166】
プロセッサ2001、通信モジュール2002、およびメモリ2003は、バスを使用することによって互いに接続される。バスは、周辺装置相互接続(peripheral component interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture、EISA)バスなどであってもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどとしてカテゴリー分けされ得る。
【0167】
図20において、バスアーキテクチャは、プロセッサ2001によって表される1つまたは複数のプロセッサおよびメモリ2003によって表されるメモリの様々な回路を使用することによって特にリンクされる任意の数の相互に接続されたバスおよびブリッジを含み得る。バスアーキテクチャは、周辺デバイス、電圧安定化装置、および電力管理回路などの様々なその他の回路をさらにリンクし得る。このすべては、当技術分野においてよく知られており、したがって、本明細書においてさらに説明されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。通信モジュール2002は、複数の構成要素であってもよく、すなわち、送信器および通信モジュールを含み、送信媒体上で様々なその他の装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ2001は、バスアーキテクチャの管理および通常の処理を担い、メモリ2003は、動作を実行する際にプロセッサ2001によって使用されるデータを記憶することができる。
【0168】
任意選択で、プロセッサ2001は、中央演算処理装置、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、または複合プログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device、CPLD)であってもよい。
【0169】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。ネットワークデバイスは、
図10に対応する実施形態において提供される方法でネットワークデバイスによって実行される方法を実施することができる。
図21を参照すると、ネットワークデバイスは、処理ユニット2101およびトランシーバユニット2102を含む。
【0170】
処理ユニット2101は、トランシーバユニット2102を使用することによって端末デバイスに位置情報を送信するように構成され、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1の所定の位置および位置情報は、任意のPRBの第2の所定の位置を決定するために端末デバイスによって使用され、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。
【0171】
可能な実装において、トランシーバユニット2102を使用することによって端末デバイスに位置情報を送信するとき、処理ユニット2101は、
物理ブロードキャストチャネル上で端末デバイスに運ばれるブロードキャストメッセージをトランシーバユニット2102を使用することによって送信するように具体的に構成され、ブロードキャストメッセージは、位置情報を運ぶ。
【0172】
可能な実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである。
【0173】
可能な実装において、第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置である。
【0174】
可能な実装において、第1の所定の位置は、以下、すなわち、
同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである。
【0175】
本出願のこの実施形態におけるユニットの分割は例であり、論理的な機能の分割であるに過ぎず、実際の実装中に他の分割方法が存在しうることに留意されたい。本出願のこの実施形態の機能ユニットが、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が、物理的に独立して存在してもよく、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されえ、またはソフトウェアの機能ユニットの形態で実装されうる。
【0176】
統合されたユニットは、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本出願の技術的な解決策は基本的にソフトウェア製品の形態で実装されえ、あるいは従来技術、または技術的な解決策のすべてもしくは一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装されうる。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)コンピュータデバイスまたはプロセッサに命じるためのいくつかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0177】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。ネットワークデバイスは、
図10に対応する実施形態において提供される方法でネットワークデバイスによって実行される方法を使用し、
図21に示されたネットワークデバイスと同じデバイスであってよい。
図22を参照すると、ネットワークデバイスは、プロセッサ2201、通信モジュール2202、およびメモリ2203を含む。
【0178】
プロセッサ2201は、以下のプロセス、すなわち、
通信モジュール2202を使用することによってプロセッサ2201により端末デバイスに位置情報を送信することを実行するためにメモリ2203内のプログラムを読むように構成され、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1の所定の位置および位置情報は、任意のPRBの第2の所定の位置を決定するために端末デバイスによって使用され、第2の所定の位置は、システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される。
【0179】
通信モジュール2202は、データを送信および/または受信するための通信インターフェースを含む。
【0180】
可能な実装において、通信モジュール2202を使用することによって端末デバイスに位置情報を送信するとき、プロセッサ2201は、
物理ブロードキャストチャネル上で端末デバイスに運ばれるブロードキャストメッセージを通信モジュール2202を使用することによって送信するように具体的に構成され、ブロードキャストメッセージは、位置情報を運ぶ。
【0181】
可能な実装において、位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の任意のPRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
位置情報は、第1の所定の位置と任意のPRBの第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである。
【0182】
可能な実装において、第2の所定の位置は、任意のPRBの境界の位置または中心の位置である。
【0183】
可能な実装において、第1の所定の位置は、以下、すなわち、
同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、同期信号ブロックPRBグリッドの第1のサブキャリアに対応する周波数、同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである。
【0184】
プロセッサ2201、通信モジュール2202、およびメモリ2203は、バスを使用することによって互いに接続される。バスは、PCIバス、EISAバスなどであってもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどとしてカテゴリー分けされ得る。
【0185】
図22において、バスアーキテクチャは、プロセッサ2201によって表される1つまたは複数のプロセッサおよびメモリ2203によって表されるメモリの様々な回路を使用することによって特にリンクされる任意の数の相互に接続されたバスおよびブリッジを含み得る。バスアーキテクチャは、周辺デバイス、電圧安定化装置、および電力管理回路などの様々なその他の回路をさらにリンクし得る。このすべては、当技術分野においてよく知られており、したがって、本明細書においてさらに説明されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。通信モジュール2202は、複数の構成要素であってもよく、すなわち、送信器および通信モジュールを含み、送信媒体上で様々なその他の装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ2201は、バスアーキテクチャの管理および通常の処理を担い、メモリ2203は、動作を実行する際にプロセッサ2201によって使用されるデータを記憶することができる。
【0186】
任意選択で、プロセッサ2201は、中央演算処理装置、ASIC、FPGA、またはCPLDであってもよい。
【0187】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスは、
図10に対応する実施形態において提供される方法で端末デバイスによって実行される方法を実施することができる。
図23を参照すると、端末デバイスは、トランシーバユニット2301および処理ユニット2302を含む。
【0188】
トランシーバユニット2301は、ネットワークデバイスによって送信されたスケジューリング情報を受信するように構成され、スケジューリング情報は、指定PRB上に端末デバイスをスケジューリングするためにネットワークデバイスによって使用され、指定PRBは、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBである。
【0189】
処理ユニット2302は、所定の情報に基づいて指定PRBの位置を決定するように構成され、所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちの1つの異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される。
【0190】
可能な実装において、所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅の中の任意のシステム帯域幅の異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ということは、具体的には、
所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用されること、または
所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置、および第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとは少なくとも1つのシステム帯域幅の中の同じシステム帯域幅に属し、第1のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と第2のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔とは異なることである。
【0191】
本出願のこの実施形態におけるユニットの分割は例であり、論理的な機能の分割であるに過ぎず、実際の実装中に他の分割方法が存在しうることに留意されたい。本出願のこの実施形態の機能ユニットが、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が、物理的に独立して存在してもよく、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されえ、またはソフトウェアの機能ユニットの形態で実装されうる。
【0192】
統合されたユニットは、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本出願の技術的な解決策は基本的にソフトウェア製品の形態で実装されえ、あるいは従来技術、または技術的な解決策のすべてもしくは一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装されうる。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)コンピュータデバイスまたはプロセッサに命じるためのいくつかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0193】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスは、
図10に対応する実施形態において提供される方法で端末デバイスによって実行される方法を使用し、
図24に示された端末デバイスと同じデバイスであってよい。
図24を参照すると、端末デバイスは、プロセッサ2401、通信モジュール2402、およびメモリ2403を含む。
【0194】
プロセッサ2401は、以下のプロセス、すなわち、
ネットワークデバイスによって送信されたスケジューリング情報を通信モジュール2402を使用することによってプロセッサ2401により受信することであって、スケジューリング情報が、指定PRB上に端末デバイスをスケジューリングするためにネットワークデバイスによって使用され、指定PRBが、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBである、受信することと、
所定の情報に基づいて指定PRBの位置をプロセッサ2401によって決定することであって、所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、決定することとを実行するためにメモリ2403内のプログラムを読むように構成される。
【0195】
可能な実装において、所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ということは、具体的には、
所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用されること、または
所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置、および第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとは少なくとも1つのシステム帯域幅の中の同じシステム帯域幅に属し、第1のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と第2のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔とは異なることである。
【0196】
プロセッサ2401、通信モジュール2402、およびメモリ2403は、バスを使用することによって互いに接続される。バスは、PCIバス、EISAバスなどであってもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどとしてカテゴリー分けされ得る。
【0197】
図24において、バスアーキテクチャは、プロセッサ2401によって表される1つまたは複数のプロセッサおよびメモリ2403によって表されるメモリの様々な回路を使用することによって特にリンクされる任意の数の相互に接続されたバスおよびブリッジを含み得る。バスアーキテクチャは、周辺デバイス、電圧安定化装置、および電力管理回路などの様々なその他の回路をさらにリンクし得る。このすべては、当技術分野においてよく知られており、したがって、本明細書においてさらに説明されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。通信モジュール2402は、複数の構成要素であってもよく、すなわち、送信器および通信モジュールを含み、送信媒体上で様々なその他の装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ2401は、バスアーキテクチャの管理および通常の処理を担い、メモリ2403は、動作を実行する際にプロセッサ2401によって使用されるデータを記憶することができる。
【0198】
任意選択で、プロセッサ2401は、中央演算処理装置、ASIC、FPGA、またはCPLDであってもよい。
【0199】
本出願の実施形態は、PRBグリッド指示装置をさらに提供し、装置は、チップを含む。チップは、上述のPRBグリッド指示方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するように構成され、チップは、上述のPRBグリッド指示方法において端末デバイスによってデータを送信および/または受信するための方法をトランシーバ(または通信モジュール)を使用することによって実行する。あるいは、チップは、上述のPRBグリッド指示方法においてネットワークデバイスによって実行される方法を実行するように構成され、チップは、上述のPRBグリッド指示方法においてネットワークデバイスによってデータを送信および/または受信するための方法をトランシーバ(または通信モジュール)を使用することによって実行する。
【0200】
本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ上で実行されるとき、コンピュータプログラム製品は、コンピュータが上述の実施形態の端末デバイスによって実行されるPRBグリッド指示方法を実行することを可能にするか、またはコンピュータが上述の実施形態のネットワークデバイスによって実行されるPRBグリッド指示方法を実行することを可能にする。
【0201】
同じ発明の概念に基づいて、本出願の実施形態は、通信システムをさらに提供する。
図25に示されるように、通信システムは、端末デバイス2501およびネットワークデバイス2502を含む。端末デバイス2501は、
図10に対応する実施形態において提供される方法で端末デバイスによって実行される方法を実行するように構成され、端末デバイス2501は、
図19もしくは
図20に示された端末デバイスと同じデバイスであってよく、または
図23もしくは
図24に示された端末デバイスと同じデバイスであってよい。ネットワークデバイス2502は、
図10に対応する実施形態において提供される方法でネットワークデバイスによって実行される方法を実行するように構成され、ネットワークデバイス2502は、
図21または
図22に示されたネットワークデバイスと同じデバイスであってよい。本出願の実施形態において提供されるPRBグリッド指示方法は、通信システムを使用することによって実施され得る。
【0202】
本出願の実施形態は、同期信号(synchronized signal、SS)ブロックの構造をさらに提供し、同期信号ブロックの構造は、上述の方法および装置の実施形態の任意の実施形態または実装に適用され得る。同期信号(synchronized signal、SS)ブロックの構造は、複数の実装を有しうる。
【0203】
可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なる。周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第1のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられる。任意選択で、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含み、24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、それぞれ144である。物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、288である。
【0204】
図29に示される同期信号ブロックの構造が、例として使用される。
図29は、PRBグリッドの4つの行を含む。
図29に示される同期信号ブロックの構造に関して、この実施形態において、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、それぞれ、周波数領域において12個の連続したPRBを含み、物理ブロードキャストチャネルは、周波数領域において24個の連続したPRBを含む。プライマリ同期信号の第1のPRBの左の境界およびセカンダリ同期信号の第1のPRBの左の境界は、それぞれ、周波数領域において物理ブロードキャストチャネルの第1のPRBの左の境界と位置を揃えられる。言い換えると、プライマリ同期信号の第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号の第1のサブキャリアは、それぞれ、物理ブロードキャストチャネルの第1のサブキャリアと同じ周波数を有する。
【0205】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なる。周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアおよびセカンダリプライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ最後のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられ、あるいは周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第145のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられる。任意選択で、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含み、24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、それぞれ144である。物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、288である。
【0206】
図30に示される同期信号ブロックの構造が、例として使用される。
図30は、PRBグリッドの4つの行を含む。
図30に示される同期信号ブロックの構造に関して、この実施形態において、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、それぞれ、周波数領域において12個の連続したPRBを含み、物理ブロードキャストチャネルは、周波数領域において24個の連続したPRBを含む。プライマリ同期信号の第1のPRBの左の境界およびセカンダリ同期信号の第1のPRBの左の境界は、それぞれ、周波数領域において物理ブロードキャストチャネルの第13のPRBの左の境界と位置を揃えられる。言い換えると、プライマリ同期信号の第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号の第1のサブキャリアは、それぞれ、物理ブロードキャストチャネルの第145のサブキャリアと同じ周波数を有する。
【0207】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なる。周波数領域において、物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第1のサブキャリアと、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方とは、周波数の第5のオフセット値を有し、第5のオフセット値は、PRBの整数倍であり、6個のPRBでないか、または周波数領域において、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ最後のサブキャリアと、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアのうちの少なくとも一方とは、周波数の第5のオフセット値を有し、第5のオフセット値は、PRBの整数倍であり、6個のPRBでない。任意選択で、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含み、24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、それぞれ144である。物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、288である。
【0208】
図31に示される同期信号ブロックの構造が、例として使用される。
図31は、PRBグリッドの4つの行を含む。
図31に示される同期信号ブロックの構造に関して、この実施形態において、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、それぞれ、周波数領域において12個の連続したPRBを含み、物理ブロードキャストチャネルは、周波数領域において24個の連続したPRBを含む。プライマリ同期信号の第1のPRBの左の境界およびセカンダリ同期信号の第1のPRBの左の境界は、それぞれ、周波数領域において物理ブロードキャストチャネルの第4のPRBの左の境界と位置を揃えられる。言い換えると、プライマリ同期信号の第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号の第1のサブキャリアは、それぞれ、物理ブロードキャストチャネルの第37のサブキャリアと同じ周波数を有するか、または物理ブロードキャストチャネルの第37のサブキャリアと位置を揃えられる。
【0209】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含む。プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、物理ブロードキャストチャネル信号内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Cであり、A、B、およびCは、正の整数であり、Bは、Cと等しくない。周波数領域において、プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアおよびセカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第Dのサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられ、Dは、1以上、C-B+1以下の整数であるが、73に等しくなく、またはDは、1以上、C-B+1以下の整数であり、12の整数倍+1であるが、73に等しくない。任意選択で、A個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。
【0210】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含む。同期信号ブロックは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、同期信号ブロックの第2のOFDMシンボルおよび第3のOFDMシンボルは、連続しておらず、第2のシンボルと第3のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである。任意選択で、A個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。
【0211】
図32に示される同期信号ブロックの構造が、例として使用される。
図32は、PRBグリッドの5つの行を含む。
図32に示される同期信号ブロックの構造に関して、この実施形態の同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含む。24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、同期信号ブロックの第2のOFDMシンボルおよび第3のOFDMシンボルは、連続しておらず、第2のシンボルと第3のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである。
【0212】
他の可能な実装において、同期信号ブロックは、プライマリ同期信号(primary synchronized signal、PSS)、セカンダリ同期信号(secondary synchronized signal、SSS)、および物理ブロードキャストチャネルを含み、同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含む。同期信号ブロックは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、同期信号ブロックの第3のOFDMシンボルおよび第4のOFDMシンボルは、連続しておらず、第3のシンボルと第4のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである。任意選択で、A個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有する。
【0213】
図33に示される同期信号ブロックの構造が、例として使用される。
図33は、PRBグリッドの5つの行を含む。
図33に示される同期信号ブロックの構造に関して、この実施形態の同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、24個のPRBを含む。24個のPRBは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、同期信号ブロックの第3のOFDMシンボルおよび第4のOFDMシンボルは、連続しておらず、第3のシンボルと第4のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである。
【0214】
当業者は、本出願の実施形態が方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するはずである。したがって、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せによる実施形態の形態を用いうる。さらに、本出願は、コンピュータが使用可能なプログラムコードを含む(ディスクメモリ、CD-ROM、光学式メモリなどを含むがこれらに限定されない)1つまたは複数のコンピュータが使用可能な記憶媒体上に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用しうる。
【0215】
本出願は、本出願による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照して説明されている。流れ図および/またはブロック図の各プロセスおよび/または各ブロックと、流れ図および/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組合せとを実装するためにコンピュータプログラム命令が使用され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは任意のその他のプログラミング可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が流れ図の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックの特定の機能を実装するための装置を生成するようにマシンを生成するために多目的コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または任意のその他のプログラミング可能なデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されうる。
【0216】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリに記憶された命令が指示装置を含む製品を生成するように、特定の方法で働くようにコンピュータまたは任意のその他のプログラミング可能なデータ処理デバイスに命令することができるコンピュータ可読メモリに記憶され得る。指示装置は、流れ図の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックの規定された機能を実装する。
【0217】
さらなる実施形態は、以下の通り提供される。なお、これらの実施形態の番号付けは、必ずしも前に提供された実施形態の番号付けに従わないことがある。
【0218】
実施形態1. 物理リソースブロックPRBグリッド指示方法であって、
ネットワークデバイスによって送信された位置情報を端末デバイスによって受信するステップであって、前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、前記第1の所定の位置は、前記同期信号ブロックPRBグリッドの前記第1のサブキャリアに対応する周波数である、ステップと、
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記指定PRBの第2の所定の位置を前記端末デバイスによって決定するステップであって、前記第2の所定の位置は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、ステップと
を含む、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法。
【0219】
実施形態2. ネットワークデバイスによって送信された位置情報を端末デバイスによって受信する前記ステップは、
物理ブロードキャストチャネル上で運ばれ、前記ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストメッセージを、前記端末デバイスによって受信することであって、前記ブロードキャストメッセージは、前記位置情報を運ぶ、受信することを含む実施形態1に記載の方法。
【0220】
実施形態3. 前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである、実施形態1または2に記載の方法。
【0221】
実施形態4. Nは、0または0.5を含む実施形態3に記載の方法。
【0222】
実施形態5. Mは、{0, 2, 4, 6, 8, 10}のうちのいずれか1つの値を含む実施形態3または4に記載の方法。
【0223】
実施形態6. 前記第2の所定の位置は、前記指定PRBの境界の位置または中心の位置を含む実施形態1から5のいずれか一項に記載の方法。
【0224】
実施形態7. 前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記指定PRBの第2の所定の位置を前記端末デバイスによって決定する前記ステップの後、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスを前記指定PRBからQ個のPRB離れた位置にスケジューリングするとき、前記第2の所定の位置および1つのPRBの幅に基づいて前記指定PRBからQ個のPRB離れた前記位置を前記端末デバイスによって決定するステップであって、Qは、0以上の整数であり、前記PRBの前記幅は、前記第1のサブキャリア間隔と前記PRBに含まれるサブキャリアの数との積に等しい、ステップをさらに含む実施形態1から6のいずれか一項に記載の方法。
【0225】
実施形態8. 前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記指定PRBの第2の所定の位置を前記端末デバイスによって決定する前記ステップの後、
前記第1のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッド内の前記指定PRBの前記第2の所定の位置に基づいて第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を前記端末デバイスによって決定するステップであって、前記第2のサブキャリア間隔と前記第1のサブキャリア間隔とは異なり、前記第1のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッドと前記第2のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッドとは同じシステム帯域幅に属する、ステップをさらに含む実施形態1から7のいずれか一項に記載の方法。
【0226】
実施形態9. 物理リソースブロックPRBグリッド指示方法であって、
ネットワークデバイスによって端末デバイスに位置情報を送信するステップであって、前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、前記第1の所定の位置は、前記同期信号ブロックPRBグリッドの前記第1のサブキャリアに対応する周波数であり、前記第1の所定の位置および前記位置情報は、前記指定PRBの第2の所定の位置を決定するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の所定の位置は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、ステップ
を含む、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法。
【0227】
実施形態10. ネットワークデバイスによって端末デバイスに位置情報を送信する前記ステップは、
物理ブロードキャストチャネル上で前記端末デバイスに運ばれるブロードキャストメッセージを前記ネットワークデバイスによって送信することであって、前記ブロードキャストメッセージは、前記位置情報を運ぶ、送信することを含む、実施形態9に記載の方法。
【0228】
実施形態11. 前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである、実施形態9または10に記載の方法。
【0229】
実施形態12. Nは、0または0.5を含む、実施形態11に記載の方法。
【0230】
実施形態13. Mは、0、2、4、6、8、および10のうちのいずれか1つの値を含む、実施形態11または12に記載の方法。
【0231】
実施形態14. 前記第2の所定の位置は、前記指定PRBの境界の位置または中心の位置である、実施形態9から13のいずれか一項に記載の方法。
【0232】
実施形態15. 物理リソースブロックPRBグリッド指示方法であって、
ネットワークデバイスによって端末デバイスにスケジューリング情報を送信するステップであって、前記スケジューリング情報は、指定PRB上に前記端末デバイスをスケジューリングするために前記ネットワークデバイスによって使用され、前記指定PRBは、所定の情報に基づいて決定され、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内にあるPRBの位置であり、前記所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つの異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ステップ
を含む、物理リソースブロックPRBグリッド指示方法。
【0233】
実施形態16. 前記所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ということは、具体的には、
前記所定の情報は、前記少なくとも1つのシステム帯域幅のうちの前記いずれか1つにおける前記異なるサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用されること、または
前記所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置、および前記第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、前記第1のシステム共通PRBグリッドと前記第2のシステム共通PRBグリッドとは前記少なくとも1つのシステム帯域幅の中の同じシステム帯域幅に属し、前記第1のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と前記第2のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔とは異なることである、実施形態15に記載の方法。
【0234】
実施形態17. プロセッサ、通信モジュール、およびメモリを含む端末デバイスであって、
前記プロセッサは、以下のプロセス、すなわち、
ネットワークデバイスによって送信された位置情報を前記通信モジュールを使用することによって前記プロセッサにより受信することであって、前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、前記第1の所定の位置は、前記同期信号ブロックPRBグリッドの前記第1のサブキャリアに対応する周波数である、受信すること、ならびに
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記指定PRBの第2の所定の位置を前記プロセッサによって決定することであって、前記第2の所定の位置は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、決定することを実行するために前記メモリ内のプログラムを読むように構成される、端末デバイス。
【0235】
実施形態18. 前記ネットワークデバイスによって送信された前記位置情報を前記通信モジュールを使用することによって受信するとき、前記プロセッサは、
物理ブロードキャストチャネル上で運ばれ、前記ネットワークデバイスによって送信されたブロードキャストメッセージを、前記通信モジュールを使用することによって受信するように特に構成され、前記ブロードキャストメッセージは、前記位置情報を運ぶ、実施形態17に記載の端末デバイス。
【0236】
実施形態19. 前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである、実施形態17または18に記載の端末デバイス。
【0237】
実施形態20. Nは、0または0.5を含む、実施形態19に記載の端末デバイス。
【0238】
実施形態21. Mは、0、2、4、6、8、および10のうちのいずれか1つの値を含む、実施形態19または20に記載の端末デバイス。
【0239】
実施形態22. 前記第2の所定の位置は、前記指定PRBの境界の位置または中心の位置である、実施形態17から21のいずれか一項に記載の端末デバイス。
【0240】
実施形態23. 前記プロセッサは、
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記指定PRBの前記第2の所定の位置を決定した後、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスを前記指定PRBからQ個のPRB離れた位置にスケジューリングするとき、前記第2の所定の位置および1つのPRBの幅に基づいて前記指定PRBからQ個のPRB離れた前記位置を決定するようにさらに構成され、Qは、0以上の整数であり、前記PRBの前記幅は、前記第1のサブキャリア間隔と前記PRBに含まれるサブキャリアの数との積に等しい、実施形態17から22のいずれか一項に記載の端末デバイス。
【0241】
実施形態24. 前記プロセッサは、
前記第1の所定の位置および前記位置情報に基づいて前記指定PRBの前記第2の所定の位置を決定した後、前記第1のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッド内の前記指定PRBの前記第2の所定の位置に基づいて第2のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置を決定するようにさらに構成され、前記第2のサブキャリア間隔と前記第1のサブキャリア間隔とは異なり、前記第1のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッドと前記第2のサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッドとは同じシステム帯域幅に属する、実施形態17から23のいずれか一項に記載の端末デバイス。
【0242】
実施形態25. プロセッサ、通信モジュール、およびメモリを含むネットワークデバイスであって、
前記プロセッサは、以下のプロセス、すなわち、
前記通信モジュールを使用することによって前記プロセッサにより端末デバイスに位置情報を送信することであって、前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、前記第1の所定の位置および前記位置情報は、前記指定PRBの第2の所定の位置を決定するために前記端末デバイスによって使用され、前記第2の所定の位置は、前記システム共通PRBグリッドに含まれるPRBの位置を決定するために使用される、送信することを実行するために前記メモリ内のプログラムを読むように構成される、ネットワークデバイス。
【0243】
実施形態26. 前記通信モジュールを使用することによって前記端末デバイスに前記位置情報を送信するとき、前記プロセッサは、
物理ブロードキャストチャネル上で前記端末デバイスに運ばれるブロードキャストメッセージを前記通信モジュールを使用することによって送信するように具体的に構成され、前記ブロードキャストメッセージは、前記位置情報を運ぶ、実施形態25に記載のネットワークデバイス。
【0244】
実施形態27. 前記位置情報は、同期信号ブロックPRBグリッド内の第1の所定の位置と第1のサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内の指定PRBとの間の相対的な位置関係を示すために使用される、ということは、具体的には、
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にN個のPRBのオフセットがあることを示すために使用され、Nが、0以上であること、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置にM個のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Mが、0以上であることである、実施形態25または26に記載のネットワークデバイス。
【0245】
実施形態28. Nは、0または0.5を含む、実施形態27に記載のネットワークデバイス。
【0246】
実施形態29. Mは、0、2、4、6、8、および10のうちのいずれか1つの値を含む、実施形態27または28に記載のネットワークデバイス。
【0247】
実施形態30. 前記第2の所定の位置は、前記指定PRBの境界の位置または中心の位置である、実施形態25から29のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0248】
実施形態31. 前記第1の所定の位置は、以下、すなわち、
前記同期信号ブロックPRBグリッドの中心周波数、前記同期信号ブロックPRBグリッドの前記第1のサブキャリアに対応する周波数、前記同期信号ブロックPRBグリッドに対応する同期信号ブロックのキャリア周波数位置、前記同期信号ブロックPRBグリッドの前記中心周波数に最も近いサブキャリアに対応する中心周波数、および前記同期信号ブロックPRBグリッドに対応する物理チャネルの第145のサブキャリアに対応する周波数のうちのいずれか1つである、実施形態25から30のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0249】
実施形態32. プロセッサ、通信モジュール、およびメモリを含む端末デバイスであって、
前記プロセッサは、以下のプロセス、すなわち、
ネットワークデバイスによって送信されたスケジューリング情報を前記通信モジュールを使用することによって前記プロセッサにより受信することであって、前記スケジューリング情報は、指定PRB上に前記端末デバイスをスケジューリングするために前記ネットワークデバイスによって使用され、前記指定PRBは、システム帯域幅におけるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッド内のPRBである、受信することと、
所定の情報に基づいて前記指定PRBの位置を前記プロセッサによって決定することであって、前記所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、決定することと、
を実行するために前記メモリ内のプログラムを読むように構成される、端末デバイス。
【0250】
実施形態33. 前記所定の情報は、少なくとも1つのシステム帯域幅のうちのいずれか1つにおける異なるサブキャリア間隔のシステム共通PRBグリッドを示すために使用される、ということは、具体的には、
前記所定の情報は、前記少なくとも1つのシステム帯域幅のうちの前記いずれか1つにおける前記異なるサブキャリア間隔の前記システム共通PRBグリッド内のPRBの位置を示すために使用されること、または
前記所定の情報は、第1のシステム共通PRBグリッド内のPRBの位置、および前記第1のシステム共通PRBグリッドと第2のシステム共通PRBグリッドとの間の相対的な位置関係を示すために使用され、前記第1のシステム共通PRBグリッドと前記第2のシステム共通PRBグリッドとは前記少なくとも1つのシステム帯域幅の中の同じシステム帯域幅に属し、前記第1のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔と前記第2のシステム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔とは異なることである、実施形態32に記載の端末デバイス。
【0251】
実施形態34. 前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記指定PRBの前記第2の所定の位置に、M個のサブキャリア間隔にN個のPRBを足したオフセットがあることを示すために使用され、前記指定PRBは、前記システム共通PRBグリッド内の制御リソース内の第1のPRBであり、MとNとの両方は、0以上であるか、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記第2の所定の位置に、M個の第3のサブキャリア間隔にNx12個の第4のサブキャリア間隔を足したオフセットがあることを示すために使用され、前記第3のサブキャリア間隔は、M個のサブキャリア間隔に対応するサブキャリア間隔であり、前記第4のサブキャリア間隔は、前記N個のPRBに対応するサブキャリア間隔であるか、または
前記位置情報は、前記第1の所定の位置と前記第2の所定の位置にM+Nx12xA個の第3のサブキャリア間隔のオフセットがあることを示すために使用され、Aは、1、2、4、8、または16である、実施形態1または2に記載の方法。
【0252】
実施形態35. N≦2x第1の帯域幅-同期信号ブロックの帯域幅、またはN≦2x第1の帯域幅-同期信号ブロックの帯域幅-制御リソースの帯域幅であり、前記第1の帯域幅は、現在の周波数帯域内の前記端末デバイスによってサポートされる最大受信帯域幅であるか、または前記第1の帯域幅は、前記端末デバイスによってサポートされる受信帯域幅内の最大帯域幅である、実施形態3から8または実施形態34のいずれか一項に記載の方法。
【0253】
実施形態36. 前記指定PRBに対応するサブキャリア間隔は、前記システム共通PRBグリッドもしくは前記同期信号ブロックPRBグリッドが位置する周波数帯域内のすべてのチャネルによってサポートされる最大サブキャリア間隔であるか、または前記指定PRBに対応するサブキャリア間隔は、前記システム共通PRBグリッドもしくは前記同期信号ブロックPRBグリッドが位置する周波数帯域内のデータチャネルによってサポートされる最大サブキャリア間隔であるか、または前記指定PRBに対応するサブキャリア間隔は、30kHz、60kHz、120kHz、240kHz、もしくは480kHzのうちのいずれか1つである、実施形態3から8または実施形態34もしくは35のいずれか一項に記載の方法。
【0254】
実施形態37. Mは、予め設定された値の集合のうちのいずれか1つの値であり、前記予め設定された値の集合は、{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11}または{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23}である、実施形態3から8または実施形態34から36のいずれか一項に記載の方法。
【0255】
実施形態38. 前記第1の所定の位置と前記第2の所定の位置との間のM個のサブキャリア間隔の前記オフセットにおけるサブキャリア間隔は、同期信号ブロックのサブキャリア間隔または前記システム共通PRBグリッドのサブキャリア間隔である、実施形態3から8または実施形態34から36のいずれか一項に記載の方法。
【0256】
実施形態39. 前記指定PRBは、前記システム共通PRBグリッド内の指定PRBであり、前記指定PRBは、前記システム共通グリッド内の前記第1のPRBである、実施形態3から8または実施形態34から38のいずれか一項に記載の方法。
【0257】
実施形態40. 前記指定PRBは、前記第1の所定の位置に最も近いPRBであるか、または前記指定PRBは、前記第1の所定の位置が位置しているシステム共通PRBであるか、または前記指定PRBは、前記システム共通PRBグリッド内の前記制御リソース内のPRBである、実施形態3から8または実施形態34から38のいずれか一項に記載の方法。
【0258】
実施形態41. Mの値は、以下の式、すなわち、M=U、M=Ux2、M=Ux2+1、およびM=Ux6のうちの1つを満たしてもよく、Uは、前記位置情報であるか、またはUは、0、1、2、3、...、47のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、23のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、11のうちの値に等しくてもよく、またはUは、0、1、2、3、...、7のうちの値に等しくてもよい、実施形態3から8または実施形態34から38のいずれか一項に記載の方法。
【0259】
実施形態42. 前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの前記数とは異なり、周波数領域において、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ前記第1のサブキャリアおよび前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ前記第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第1のサブキャリアと同じ周波数を有する、実施形態1から16もしくは実施形態34から41のいずれか一項に記載の方法、または実施形態17から24もしくは実施形態32および33のいずれか一項に記載の端末デバイス、または実施形態25から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0260】
実施形態43. 前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの前記数とは異なり、周波数領域において、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアおよび前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ最後のサブキャリアと同じ周波数を有する、実施形態1から16もしくは実施形態34から41のいずれか一項に記載の方法、または実施形態17から24もしくは実施形態32および33のいずれか一項に記載の端末デバイス、または実施形態25から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0261】
実施形態44. 前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数とは異なり、前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数と前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの前記数とは異なり、周波数領域において、物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第1のサブキャリアと、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ前記第1のサブキャリアおよび前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ前記第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方とは、周波数の第5のオフセット値を有し、前記第5のオフセット値は、PRBの整数倍であり、6個のPRBでないか、または周波数領域において、前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ最後のサブキャリアと、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアおよび前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ最後のサブキャリアのうちの少なくとも一方とは、周波数の第5のオフセット値を有し、前記第5のオフセット値は、PRBの整数倍であり、6個のPRBでない、実施形態1から16もしくは実施形態34から41のいずれか一項に記載の方法、または実施形態17から24もしくは実施形態32および33のいずれか一項に記載の端末デバイス、または実施形態25から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0262】
実施形態45. 前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記同期信号ブロックの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)グリッドは、A個のPRBを含み、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Bであり、物理ブロードキャストチャネル信号内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶサブキャリアの数は、Cであり、A、B、およびCは、正の整数であり、Bは、Cと等しくなく、周波数領域において、前記プライマリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ前記第1のサブキャリアおよび前記セカンダリ同期信号内で同期シーケンス変調信号を運ぶ前記第1のサブキャリアのうちの少なくとも一方は、前記物理ブロードキャストチャネル内で物理ブロードキャストチャネル変調信号を運ぶ第Dのサブキャリアと同じ周波数を有するか、または位置を揃えられ、Dは、1以上、C-B+1以下の整数であるが、73に等しくなく、またはDは、1以上、C-B+1以下の整数であり、12の整数倍+1であるが、73に等しくない、実施形態1から16もしくは実施形態34から41のいずれか一項に記載の方法、または実施形態17から24もしくは実施形態32および33のいずれか一項に記載の端末デバイス、または実施形態25から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0263】
実施形態46. 前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記同期信号ブロックは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、前記同期信号ブロックの第2のOFDMシンボルおよび第3のOFDMシンボルは、連続しておらず、前記第2のシンボルと前記第3のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである、実施形態1から16もしくは実施形態34から41のいずれか一項に記載の方法、または実施形態17から24もしくは実施形態32および33のいずれか一項に記載の端末デバイス、または実施形態25から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0264】
実施形態47. 前記同期信号ブロックは、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号、および物理ブロードキャストチャネルを含み、前記同期信号ブロックは、時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、前記同期信号ブロックの第3のOFDMシンボルおよび第4のOFDMシンボルは、連続しておらず、前記第3のシンボルと前記第4のシンボルとの間の距離は、1 OFDMシンボルである、実施形態1から16もしくは実施形態34から41のいずれか一項に記載の方法、または実施形態17から24もしくは実施形態32および33のいずれか一項に記載の端末デバイス、または実施形態25から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0265】
実施形態48. コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータが実施形態1から8のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にする、コンピュータ可読記憶媒体。
【0266】
実施形態49. コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータが実施形態9から14のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にする、コンピュータ可読記憶媒体。
【0267】
実施形態50. コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータが実施形態15または実施形態16に記載の方法を実行することを可能にする、コンピュータ可読記憶媒体。
【0268】
実施形態51. コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムコードは、前記コンピュータが実施形態1から8のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にするコンピュータプログラム製品。
【0269】
実施形態52. コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムコードは、前記コンピュータが実施形態9から14のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にするコンピュータプログラム製品。
【0270】
実施形態53. コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータプログラムコードは、前記コンピュータが実施形態15または実施形態16に記載の方法を実行することを可能にするコンピュータプログラム製品。
【0271】
実施形態54. メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含む端末デバイスであって、前記メモリは、前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、前記1つまたは複数のプロセッサは、実施形態1から8のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、端末デバイス。
【0272】
実施形態55. 1つまたは複数のプロセッサを含む端末デバイスであって、前記1つまたは複数のプロセッサは、メモリに結合され、前記メモリ内の命令を読み、前記命令に従って実施形態1から8のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、端末デバイス。
【0273】
実施形態56. メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含むネットワークデバイスであって、前記メモリは、前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、前記1つまたは複数のプロセッサは、実施形態9から14のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークデバイス。
【0274】
実施形態57. 1つまたは複数のプロセッサを含むネットワークデバイスであって、前記1つまたは複数のプロセッサは、メモリに結合され、前記メモリ内の命令を読み、前記命令に従って実施形態9から14のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークデバイス。
【0275】
実施形態58. メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含むネットワークデバイスであって、前記メモリは、前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、前記1つまたは複数のプロセッサは、実施形態15または実施形態16に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークデバイス。
【0276】
実施形態59. 1つまたは複数のプロセッサを含むネットワークデバイスであって、前記1つまたは複数のプロセッサは、メモリに結合され、前記メモリ内の命令を読み、前記命令に従って実施形態15または実施形態16に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークデバイス。
【0277】
実施形態60. 実施形態1から8のいずれか一項に記載の方法を実施するためにメモリ内の命令を実行するように構成されたプロセッサを含む、チップ。
【0278】
実施形態61. 実施形態9から14のいずれか一項に記載の方法を実施するためにメモリ内の命令を実行するように構成されたプロセッサを含む、チップシステム。
【0279】
実施形態62. 実施形態15または実施形態16に記載の方法を実施するためにメモリ内の命令を実行するように構成されたプロセッサを含む、チップシステム。
【0280】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、一連の動作およびステップがコンピュータまたは他のプログラミング可能なデバイス上で実行され、それによって、コンピュータによって実施される処理を生成するようにコンピュータまたは他のプログラミング可能なデータ処理デバイスにロードされ得る。したがって、コンピュータまたは他のプログラミング可能なデバイス上で実行される命令が、流れ図の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックの特定の機能を実施するためのステップを提供する。
【符号の説明】
【0281】
110 ネットワークデバイス
120 端末デバイス
1101 分散ユニット、DU
1102 集約ユニット、CU
1901 トランシーバユニット
1902 処理ユニット
2001 プロセッサ
2002 通信モジュール
2003 メモリ
2101 処理ユニット
2102 トランシーバユニット
2201 プロセッサ
2202 通信モジュール
2203 メモリ
2301 トランシーバユニット
2302 処理ユニット
2401 プロセッサ
2402 通信モジュール
2403 メモリ
2501 端末デバイス
2502 ネットワークデバイス