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特許7375225電力ヘッドルームの送信方法、端末機器及びネットワーク機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-27
(45)【発行日】2023-11-07
(54)【発明の名称】電力ヘッドルームの送信方法、端末機器及びネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/21 20230101AFI20231030BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20231030BHJP
   H04W 80/02 20090101ALI20231030BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20231030BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20231030BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W24/10
H04W80/02
H04W64/00 110
H04W72/231
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022560184
(86)(22)【出願日】2021-03-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-11
(86)【国際出願番号】 CN2021083219
(87)【国際公開番号】W WO2021197221
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-09-30
(31)【優先権主張番号】202010246507.0
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王▲園▼▲園▼
(72)【発明者】
【氏名】司▲曄▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ウ▼▲華▼明
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0253986(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0167895(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器により実行される電力ヘッドルームの送信方法であって、
ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信するステップを含み、前記PH値は
第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び第2SRSの第2PH値のうち少なくとも1つであり、
前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第2PH値は前記第2SRSの第2構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである、電力ヘッドルームの送信方法。
【請求項2】
前記ネットワーク機器へ指示情報を送信するステップをさらに含み、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信する前記ステップは、
メディアアクセス制御制御要素MAC CEによって、前記ネットワーク機器へ前記PH値を送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記MAC CEは前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのビットをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1構成情報は測位用のSRSリソースセットの情報要素において構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信する前記ステップの前に、
経路損失基準信号の送信電力、及び前記経路損失基準信号を測定して得られた受信電力によって、経路損失値を計算するステップと、
前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1PH値を得るステップと、をさらに含み、
前記第1構成情報は、経路損失基準信号、p0電力値、経路損失係数を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1PH値を得る前記ステップは、
前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力及び電力制御調整値によって、第1PH値を得るステップを含み、前記電力制御調整値は0である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1電力ヘッドルームPH値を得る前記ステップは、
前記第1PH値が基準測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式によって前記第1PH値を得るステップを含む。
【数1】

式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q)は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1電力ヘッドルームPH値を得る前記ステップは、
前記第1PH値が実測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式によって前記第1PH値を得るステップを含む。
【数2】

式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q)は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値であり、10Log10(2μ・MSRS,b,f,c(i))は帯域幅及びサブキャリアを変数とする関数である、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
目標セルインデックスのPHフィールドの存在有無と、
前記第1PH値の実測位用のSRSに基づく送信と、
前記第1PH値の基準測位用のSRSに基づく送信と、
前記サービングセルの最大送信電力と、
メディアアクセス制御MACにおける電力管理に応じた電力バックオフの適用有無と、のうちの少なくとも1つを指示するための関連情報を前記ネットワーク機器へ送信するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク機器により実行される電力ヘッドルームの送信方法であって、
端末機器から送信されるサービングセルの電力ヘッドルームPH値を受信するステップを含み
前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び第2SRSの第2PH値のうち少なくとも1つであり、
前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第2PH値は前記第2SRSの第2構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである、電力ヘッドルームの送信方法。
【請求項12】
前記端末機器から送信される指示情報を受信するステップをさらに含み、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
端末機器から送信されるサービングセルの電力ヘッドルームPH値を受信する前記ステップは、
メディアアクセス制御制御要素MAC CEによって、前記端末機器から送信される前記PH値を受信するステップを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行されると、請求項1から10のいずれか1項に記載の電力ヘッドルームの送信方法のステップを実現する、端末機器。
【請求項15】
メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行されると、請求項11から13のいずれか1項に記載の電力ヘッドルームの送信方法のステップを実現する、ネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本発明は、2020年3月31日に中国特許局に出願された、出願番号202010246507.0、発明の名称「電力ヘッドルームの送信方法、端末機器及びネットワーク機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本発明に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は通信分野に関し、特に電力ヘッドルームの送信方法、端末機器及びネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0003】
新しい無線(New Radio,NR)は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation,CA)、デュアルコネクティビティ(Dual connectivity,DC)、補助アップリンク(Supplementary Uplink,SUL)、キャリア切替及び送信をサポートする。これらのシーンにおいて、ユーザ機器(User Equipment,UE)は同時に複数のキャリア上でアップリンク物理チャネル又は基準信号を送信することができる。
【0004】
電力ヘッドルーム報告(Power Headroom Report,PHR)は、主にネットワーク側のスケジューリングを補助するために用いられ、チャネルタイプによって、アップリンクではタイプ1及びタイプ3のPHRがサポートされる。タイプ1のPHRは物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)に基づいて計算され、タイプ3のPHRはサウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)に基づいて計算される。SRSは、測位用のSRS及び測定用のSRSの2つの種類があるが、現在、タイプ3のPHRでは、SRSの種類が区別されていないことにより、測位用のSRSに対応する第1電力ヘッドルーム(Power Headroom,PH)値又は測定用のSRSに対応する第2PH値について報告することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例の目的は、測位用のSRSに対応する第1PH値又は測定用のSRSに対応する第2PH値について報告するために、電力ヘッドルームの送信方法、端末機器及びネットワーク機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、端末機器により実行される電力ヘッドルームの送信方法であって、ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信するステップを含み、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである電力ヘッドルームの送信方法を提供する。
【0007】
第2態様において、ネットワーク機器により実行される電力ヘッドルームの送信方法であって、端末機器から送信されるサービングセルの電力ヘッドルームPH値を受信するステップを含み、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである電力ヘッドルームの送信方法を提供する。
【0008】
第3態様において、ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信するための処理モジュールを含み、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである端末機器を提供する。
【0009】
第4態様において、端末機器から送信されるサービングセルの電力ヘッドルームPH値を受信するための実行モジュールを含み、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSであるネットワーク機器を提供する。
【0010】
第5態様において、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の電力ヘッドルームの送信方法のステップを実現する端末機器を提供する。
【0011】
第6態様において、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行されると、第2態様に記載の電力ヘッドルームの送信方法のステップを実現するネットワーク機器を提供する。
【0012】
第7態様において、プロセッサにより実行されると、第1態様又は第2態様に記載の電力ヘッドルームの送信方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の一実施例は電力ヘッドルームの送信方法、端末機器及びネットワーク機器を提供し、ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信するステップであって、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であるステップにおいて、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSであることで、測位用のSRSに対応する第1PH値又は測定用のSRSに対応する第2PH値について報告することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本明細書で説明された図面は本願を更に理解させ、本願の一部を構成するためのものであり、本願の例示的実施例及びその説明は本願を解釈するためのものであり、本願を不適切に限定する意図がない。図面の説明を次に記載する。
図1】本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法である。
図2】本発明の別の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法である。
図3】本発明のさらに別の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法である。
図4】本発明の更なる実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法である。
図5】本発明の更なる実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法である。
図6】本発明の更なる実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法である
図7a】MAC CEのシグナリングフォーマットの模式図である。
図7b】MAC CEのシグナリングフォーマットの模式図である。
図7c】MAC CEのシグナリングフォーマットの模式図である。
図7d】MAC CEのシグナリングフォーマットの模式図である。
図8】本発明の実施例に係る端末機器の構造模式図である。
図9】本発明の実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
図10】本発明の別の実施例に係る端末機器の構造模式図である。
図11】本発明の別の実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下において本願の具体例及び対応する図面を参照しながら、本願の技術的解決手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は本願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。本明細書の各実施例における「及び/又は」は前後両方のうちの少なくとも1つを示す。
【0016】
本発明の実施例の技術的解決手段は様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex,FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex,TDD)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System,UMTS)又はワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access,WiMAX)通信システム、5Gシステム、又は新しい無線(New Radio,NR)システム、又は将来発展型通信システムに応用可能であることを理解すべきである。
【0017】
本発明の実施例において、端末機器は、移動局(Mobile Station,MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)、モバイル電話(Mobile Telephone)、ユーザ機器(User Equipment,UE)、ハンドセット(handset)及び携帯機器(portable equipment)、車両(vehicle)等を含んでもよいが、それらに限定されず、該端末機器は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)によって1つ又は複数のコアネットワークと通信可能であり、例えば、端末機器はモバイル電話(又は「セルラー」電話と呼ばれ)、無線通信機能を有するコンピュータ等であってもよく、端末機器は携帯型、ポータブル型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵の又は車載のモバイル装置であってもよい。
【0018】
本発明の実施例において、ネットワーク機器は無線アクセスネットワークに配置されて端末機器に無線通信機能を提供するための装置である。前記ネットワーク機器は基地局であってもよく、前記基地局は様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイント等を含んでもよい。異なる無線アクセス技術を採用したシステムにおいて、基地局機能を有する機器は名称が異なる場合がある。例えば、LTEネットワークでは、発展型ノードB(Evolved NodeB,eNB又はeNodeB)と呼ばれ、第3世代(3rd Generation,3G)ネットワークでは、ノードB(Node B)と呼ばれ、又は、将来発展型通信システムでは、ネットワーク機器と呼ばれる等々。しかし、用語は限定するためのものではない。
【0019】
図1は、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法100であり、該方法は端末機器により実行することができ、言い換えれば、該方法は端末機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行することができ、該方法は以下のステップを含む。
【0020】
S102で、端末機器はネットワーク機器へサービングセルのPH値を送信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0021】
前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである。一つの実施形態において、第2PH値は前記第2SRSの第2構成情報によって得られてもよい。
【0022】
これを基に、ネットワーク機器は端末機器から送信されるサービングセルのPH値を受信し、該PH値に基づいて対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0023】
これにより、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法100は、ネットワーク機器へサービングセルのPH値を送信するステップであって、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であるステップにおいて、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSであることで、測位用のSRSに対応する第1PH値又は測定用のSRSに対応する第2PH値についてPH値を報告することができ、それによって、ネットワーク機器は第1PH値又は第2PH値について対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0024】
図2は、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法200であり、該方法はネットワーク機器により実行することができ、言い換えれば、該方法はネットワーク機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行することができ、該方法は以下のステップを含む。
【0025】
S202で、ネットワーク機器は端末機器から送信されるサービングセルのPH値を受信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0026】
前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである。
【0027】
一つの実施形態において、ネットワーク機器はメディアアクセス制御層制御要素(Medium Access Control Control Element,MAC CE)によってPH値を受信し、該PH値に基づいて対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行ってもよい。
【0028】
これにより、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法200は、端末機器から送信されるサービングセルのPH値を受信するステップであって、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であるステップにおいて、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSであることで、測位用のSRSに対応する第1PH値又は測定用のSRSに対応する第2PH値について対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0029】
図3は、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法300であり、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器により実行することができ、言い換えれば、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行することができ、該方法は以下のステップを含む。
【0030】
S304で、端末機器はネットワーク機器へサービングセルのPH値を送信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0031】
前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである。一つの実施形態において、第2PH値は前記第2SRSの第2構成情報によって得られてもよい。
【0032】
一つの実施形態において、測位用のSRSの第1構成情報は測位用のSRSリソースセットの情報要素において構成されてもよく、例えば、SRS-PosResourcesetの情報要素において構成されてもよい。第2構成情報はSRS-Resourcesetにおいて構成されてもよい。
【0033】
一つの実施形態において、端末機器はMAC CEによってネットワーク機器へ前記PH値を送信してもよい。
【0034】
一つの実施形態において、UEはプロトコルに規定されたトリガ条件に応じてPHR報告をトリガしてもよい。
【0035】
ネットワーク機器は端末機器から送信されるサービングセルのPH値を受信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0036】
前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである。
【0037】
一つの実施形態において、ネットワーク機器はMAC CEによってPH値を受信し、該PH値に基づいて対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行ってもよい。
【0038】
これにより、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法300は、ネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信するステップであって、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であるステップにおいて、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSであることで、測位用のSRSに対応する第1PH値又は測定用のSRSに対応する第2PH値についてPH値を報告することができ、それによって、ネットワーク機器は第1PH値又は第2PH値について対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0039】
図4は、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法400であり、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器により実行することができ、言い換えれば、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行することができ、該方法は以下のステップを含む。
【0040】
S401で、ネットワーク機器は前記端末機器へ第1SRSの第1構成情報を送信する。
【0041】
前記第1構成情報は、経路損失基準(Path loss reference)信号PLb,f,c(q)、p0電力値P0_SRS,b,f,c(q)、経路損失係数αSRS,b,f,c(q)を含み、そのうち、前記経路損失基準信号は目標セルから送信される信号であり、前記目標セルはサービングセル又は/及び隣接セルである。
【0042】
一つの実施形態において、前記経路損失基準信号は、同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block,SSB)、チャネル状態情報(Channel State Information,CSI)基準信号、ダウンリンク測位基準信号(Downlink Pos-Reference Signal,Dl-PRS)のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
前記経路損失基準信号がSSB又はCSI基準信号である場合、前記第1構成情報は前記経路損失基準信号の送信電力情報をさらに含む。送信電力情報は前記経路損失基準信号の送信電力を指示するためのものである。前記経路損失基準信号がDL PRSである場合、前記経路損失基準信号の送信電力情報はLTE測位プロトコル(LTE Positioning Protocol,LPP)により取り決められる。端末機器は該第1構成情報を受信し、以下のステップを実行する。
【0044】
S402で、端末機器は第1SRSの第1構成情報によって、第1SRSの第1PH値を得る。
【0045】
具体的には、第1SRSの第1構成情報によって、第1SRSの第1PH値を得るステップは以下のステップを含んでもよい。
【0046】
経路損失基準信号の送信電力、及び前記経路損失基準信号を測定して得られた受信電力によって、経路損失値PLb,f,c(q)を計算する。一つの実施形態において、経路損失値PLb,f,c(q)は経路損失基準信号の送信電力と前記受信電力との差である。
【0047】
5G NRシステムにおける経路損失基準について、ネットワーク側は1つのセルに対して同時に複数のダウンリンク経路損失基準を構成することができ、選択的に、各path loss referenceは異なる基準信号に対応してもよく、例えば、path_loss_reference_1はSSB1に対応し、path_loss_reference_2はSSB2に対応する。UEのアップリンク送信について、ネットワーク側はMAC CE又は物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)によって、UEの現在使用中の経路損失基準を変更することを指示してもよい。
【0048】
前記経路損失値PLb,f,c(q)、p0電力値P0_SRS,b,f,c(q)、経路損失係数αSRS,b,f,c(q)、前記サービングセルの最大送信電力
によって、第1PH値を得る。前記サービングセルの最大送信電力
はUEがSRS送信時点iにおけるサービングセルcのキャリアfに構成した最大出力電力であり、プロトコルにより取り決められてもよい。
【0049】
一つの実施形態において、第1PH値は下記式である。
【0050】
【数5】
【0051】
別の実施形態において、第1PH値は下記式である。
【0052】
【数6】
【0053】
ここで、電力制御調整値hb,f,c(i)は0であってもよく、言い換えれば、第1PH値は電力制御調整値hb,f,c(i)と無関係である。
【0054】
S404で、端末機器はネットワーク機器へサービングセルのPH値を送信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0055】
ネットワーク機器は端末機器から送信されるサービングセルのPH値を受信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、第1SRSは測位用のSRSである。
【0056】
上記S404は図3の実施例のステップS304に類似する説明とすればよく、重複部分はここで説明を省略する。
【0057】
これにより、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法200は、経路損失基準信号の送信電力、及び前記経路損失基準信号を測定して得られた受信電力によって、経路損失値を計算し、そして前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1PH値を得ることで、測位用のSRSに対応する第1PH値について正確に特定し且つ報告することができ、それによって、ネットワーク機器は第1PH値について対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0058】
図5は、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法500であり、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器により実行することができ、言い換えれば、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行することができ、該方法は以下のステップを含む。
【0059】
S502で、端末機器は第1SRSの第1構成情報によって、第1SRSの第1PH値を得る。
【0060】
本ステップは図4の実施例のステップS402に類似する説明とすればよく、重複部分はここで説明を省略する。
【0061】
一つの実施形態において、前記第1構成情報は、経路損失基準信号、p0電力値P0_SRS,b,f,c(qs)、経路損失係数αSRS,b,f,c(qs)を含み、そのうち、前記経路損失基準信号は目標セルから送信される信号であり、前記目標セルはサービングセル又は/及び隣接セルである。
【0062】
一つの実施形態において、前記経路損失基準信号は、SSB、CSI基準信号、Dl-PRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0063】
前記経路損失基準信号がSSB又はCSI基準信号である場合、前記第1構成情報は前記経路損失基準信号の送信電力情報をさらに含む。前記経路損失基準信号がDL PRSである場合、前記経路損失基準信号の送信電力情報はLTE測位プロトコル(LTE Positioning Protocol,LPP)により取り決められる。
【0064】
具体的には、測位用のSRSの第1構成情報によって、第1PH値を得るステップは以下のステップを含む。
【0065】
経路損失基準信号の送信電力、及び前記経路損失基準信号を測定して得られた受信電力によって、経路損失値PLb,f,c(q) を計算する。一つの実施形態において、経路損失値PLb,f,c(q) は経路損失基準信号の送信電力と前記受信電力との差である。
【0066】
5G NRシステムにおける経路損失基準について、ネットワーク側は1つのセルに対して同時に複数のダウンリンク経路損失基準を構成してもよく、選択的に、各path loss referenceは異なる基準信号に対応してもよく、例えば、path_loss_reference_1はSSB1に対応し、path_loss_reference_2はSSB2に対応する。UEのアップリンク送信について、ネットワーク側はMAC CE又はPDCCH(Physical Downlink Control Channel,物理ダウンリンク制御チャネル)によって、UEの現在使用中の経路損失基準を変更することを指示してもよい。
【0067】
測位用のSRS及び測定用のSRSは、電力及び経路損失の計算方法が異なる。測定用のSRSは、その電力が下記式によって計算される。
【0068】
【数7】
【0069】
式中、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q) は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q) は前記経路損失値であり、10Log10(2μ・MSRS,b,f,c(i))は帯域幅及びサブキャリアを変数とする関数である。上記パラメータはsrs-resourcesetのパラメータにより構成される。
【0070】
測位用のSRSは、その電力が下記式によって計算される。
【0071】
【数8】
【0072】
式中、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q)は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値であり、10Log10(2μ・MSRS,b,f,c(i))は帯域幅及びサブキャリアを変数とする関数である。上記パラメータはsrs-posresourcesetのパラメータにより構成される。
【0073】
前記経路損失値PLb,f,c(q)、p0電力値P0_SRS,b,f,c(q)、経路損失係数αSRS,b,f,c(q)、前記サービングセルの最大送信電力
によって、第1PH値を得る。前記サービングセルの最大送信電力
はUEがSRS伝送時点iにおけるサービングセルcのキャリアfに構成した最大出力電力であり、前記サービングセルの最大送信電力はプロトコルにより取り決められてもよい。
【0074】
一つの実施形態において、第1PH値は下記式である。
【0075】
【数9】
【0076】
別の実施形態において、第1PH値は下記式であり、ここで、電力制御調整値hb,f,c(i)は0であってもよい。
【数10】
【0077】
アップリンク物理チャネル又は基準信号が実際に送信されるものであるか否かに応じて、アップリンクでは仮想及び実PHRがサポートされる。仮想PHRはアップリンク物理チャネル又は基準信号が送信されていないことに対応し、実PHRはアップリンク物理チャネル又は基準信号が実際に送信されることに対応する。これを基に、一つの実施形態において、前記第1PH値が基準測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式(1)によって前記第1PH値を得る。
【0078】
【数11】
・・・(1)
【0079】
式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q) は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値である。
【0080】
選択的に、前記第1PH値が基準測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式(2)によって前記第1PH値を得る。
【0081】
【数12】
・・・(2)
【0082】
式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力でありP0_SRS,b,f,c(q) は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q) は前記経路損失値であり、hb,f,c(i)は電力制御調整値であり、hb,f,c(i)は0である。
【0083】
別の実施形態において、前記第1PH値が実測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式(3)によって前記第1PH値を得てもよい。
【0084】
【数13】
・・・(3)
【0085】
式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q) は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値であり、10Log10(2μ・MSRS,b,f,c(i))は帯域幅及びサブキャリアを変数とする関数である。
【0086】
S504で、端末機器はネットワーク機器へサービングセルのPH値を送信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0087】
ネットワーク機器は端末機器から送信される測位用のSRSの第1PH値を受信する。
【0088】
上記S504は図3の実施例のステップS304に類似する説明とすればよく、重複部分はここで説明を省略する。
【0089】
これにより、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法500は、経路損失基準信号の送信電力、及び前記経路損失基準信号を測定して得られた受信電力によって、経路損失値を計算し、そして前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1PH値を得ることで、測位用のSRSのPH値について正確に特定し且つ報告することができ、それによって、ネットワーク機器は測位用のSRSのPH値について対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0090】
図6は、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法600であり、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器により実行することができ、言い換えれば、該方法は端末機器及び/又はネットワーク機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行することができ、該方法は以下のステップを含む。
【0091】
S602で、端末機器は第1SRSの第1構成情報によって、第1SRSの第1PH値を得る。
【0092】
本ステップは図4の実施例のステップS402又は図5の実施例のステップS502に類似する説明とすればよく、重複部分はここで説明を省略する。
【0093】
S604で、端末機器はネットワーク機器へサービングセルのPH値を送信し、前記PH値は第1SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値である。
【0094】
ネットワーク機器は端末機器から送信される測位用のSRSの第1電力ヘッドルームPH値を受信する。
【0095】
上記S604は図3の実施例のステップS304に類似する説明とすればよく、重複部分はここで説明を省略する。
【0096】
S606で、端末機器は前記ネットワーク機器へ指示情報を送信し、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものである。
【0097】
一つの実施形態において、上記指示情報は個別に送信してもよく、他の情報と共に送信してもよい。他の情報と共に送信することを例にし、指示情報とPH値が共に送信されると仮定すると、ステップS604ではMAC CEによって、前記ネットワーク機器へ前記PH値を送信することができ、図7a中のビットFに示すように、前記MAC CEは前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのビットをさらに含む。該ビットはMAC CE内の予約ビットRを使用してもよく、PH値が実送信によるものか基準フォーマットによるものかを指示するためのビットVを使用してもよく、又はMACにおける電力管理に応じた電力バックオフの適用有無を指示するためのビットPを使用してもよく、組み合わせ指示を使用してもよく、組み合わせPH値のbit、又は拡張PH値のbitは前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示する。
【0098】
ネットワーク機器は前記端末機器から送信される指示情報を受信し、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものである。
【0099】
これにより、ネットワーク機器は受信されたPH値が第1PH値か第2PH値かを区別し、対応するネットワークスケジューリング、電力もしくは端末スケジューリングを行うことができる。
【0100】
説明すべきことは、図6はステップS606がステップS604に続くことを例にして例示的に説明するが、実用においてステップS606はステップS604の前、後又はそれと同時に実行してもよい点であり、よって、図6中のステップS606がステップS604に次いで実行される例示的な説明は本発明の実施形態を限定するものと理解されるべきではない。
【0101】
S608で、端末機器は前記ネットワーク機器へ関連情報を送信する。
【0102】
具体的には、PHRは単一(single)PHR及び複数(Multiple)PHRがあり、前者のPHRにはプライマリサービングセル(Primary cell,PCell)のPHのみが含まれ、後者のPHRにはPcell及びセカンダリセル(Secondary Cell,SCell)が含まれる。PHR報告時にsingle entry PHR MAC CE及びmultiple entry PHR MAC CEが使用される。例えば、single entry PHR MAC CEが使用される場合、本ステップにおいてUEは前記ネットワーク機器へ、例えば図7bに示すように、前記サービングセルの最大送信電力
を指示するための関連情報をさらに報告してもよい。
【0103】
さらに例えば、multiple entry PHR MAC CEが使用される場合、UEは前記ネットワーク機器へ以下の関連情報をさらに報告してもよい。
【0104】
例えば、図7c又は7dに示すように、前記関連情報は、前記目標セルインデックスのPHフィールドの存在有無と、前記第1PH値の実測位用のSRSに基づく送信と、前記第1PH値の基準測位用のSRSに基づく送信と、前記サービングセルの最大送信電力
と、メディアアクセス制御MACにおける電力管理に応じた電力バックオフpower backoffの適用有無と、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0105】
それに応じて、本実施例は、ネットワーク機器が端末機器から送信される関連情報を受信するステップをさらに含む。ネットワーク機器側から記述されるネットワーク機器と端末機器とのインタラクションはS608の端末機器側から記述されるものと同じであり、重複を回避するために、関連説明は適宜省略する。
【0106】
同様に説明すべきことは、図6はステップS608がステップS604及びS606に続くことを例にして例示的に説明するが、実用においてステップS608はステップS604及び/又はS606の前、後又はそれらと同時に実行してもよい点であり、よって、図6中のステップS608がステップS604及びS606に次いで実行される例示的な説明は本発明の実施形態を限定するものと理解されるべきではない。
【0107】
また、いくつかの実施例において、電力ヘッドルームの送信方法はステップS602、S604及びS606を含み、別のいくつかの実施例では、ステップS602、S604及びS608を含む。
【0108】
これにより、本発明の実施例で提供される電力ヘッドルームの送信方法600は、前記ネットワーク機器へ指示情報を送信するステップにおいて、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものであることで、伝送されたPH値が第1PH値か第2PH値かを特定することができる。
【0109】
以上の各実施例について、ネットワーク機器側から記述されるネットワーク機器と端末機器とのインタラクションは端末機器側から記述されるものと同じであることが理解され、重複を回避するために、関連説明は適宜省略する。
【0110】
図8は本発明の実施例に係る端末機器の構造模式図である。図8に示すように、端末機器800は、処理モジュール810を含む。
【0111】
処理モジュール810はネットワーク機器へサービングセルの電力ヘッドルームPH値を送信するために用いられ、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、前記第1PH値は前記第1SRSの第1構成情報によって得られるものであり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである。
【0112】
一つの実施形態において、処理モジュール810は前記ネットワーク機器へ指示情報を送信するために用いられ、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものである。
【0113】
一つの実施形態において、処理モジュール810はメディアアクセス制御制御要素MAC CEによって、前記ネットワーク機器へ前記PH値を送信するために用いられる。
【0114】
一つの実施形態において、前記MAC CEは前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのビットをさらに含む。
【0115】
一つの実施形態において、前記第1構成情報は測位用のSRSリソースセットの情報要素において構成される。
【0116】
一つの実施形態において、処理モジュール810は経路損失基準信号の送信電力、及び前記経路損失基準信号を測定して得られた受信電力によって、経路損失値を計算し、そして前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力によって、第1PH値を得るために用いられ、前記第1構成情報は、経路損失基準信号、p0電力値、経路損失係数を含む。
【0117】
一つの実施形態において、処理モジュール810は前記経路損失値、p0電力値、経路損失係数、前記サービングセルの最大送信電力及び電力制御調整値によって、第1PH値を得るために用いられ、前記電力制御調整値は0である。
【0118】
一つの実施形態において、処理モジュール810は前記第1PH値が基準測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式によって前記第1PH値を得るために用いられる。
【0119】
【数14】
【0120】
式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q)は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値である。
【0121】
一つの実施形態において、処理モジュール810は前記第1PH値が実測位用のSRSに基づいて送信される場合、下記式によって前記第1PH値を得るために用いられる。
【0122】
【数15】
【0123】
式中、PHtype3,b,f,c(i,q)は前記第1PH値であり、
は前記サービングセルの最大送信電力であり、P0_SRS,b,f,c(q)は前記p0電力値であり、αSRS,b,f,c(q)は前記経路損失係数であり、PLb,f,c(q)は前記経路損失値であり、10Log10(2μ・MSRS,b,f,c(i))は帯域幅及びサブキャリアを変数とする関数である。
【0124】
一つの実施形態において、前記経路損失基準信号は、同期信号ブロックSSB、チャネル状態情報CSI基準信号、ダウンリンク測位基準信号DL-PRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
一つの実施形態において、前記経路損失基準信号がSSB又はCSI基準信号である場合、前記第1構成情報は前記経路損失基準信号の送信電力情報をさらに含み、前記経路損失基準信号がDL PRSである場合、前記経路損失基準信号の送信電力情報は所定のプロトコルにより取り決められる。
【0126】
一つの実施形態において、処理モジュール810は、前記目標セルインデックスのPHフィールドの存在有無と、前記第1PH値の実測位用のSRSに基づく送信と、前記第1PH値の基準測位用のSRSに基づく送信と、前記サービングセルの最大送信電力と、メディアアクセス制御MACにおける電力管理に応じた電力バックオフの適用有無と、のうちの少なくとも1つを指示するための関連情報を前記ネットワーク機器へ送信するために用いられる。
【0127】
本発明の実施例に係る端末機器800は、本発明の実施例に係る方法100、300~700において端末機器が実行する対応の手順を参照すればよく、且つ、該端末機器800内の各ユニット/モジュール及び上記他の動作及び/又は機能はそれぞれ方法100、300~700において端末機器が実行する手順を実現するためのものであり、同じ又は同等の技術的効果を達成することができ、説明を簡潔にするために、ここでは繰り返し説明しない。
【0128】
図9は本発明の実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。図9に示すように、ネットワーク機器900は、実行モジュール910を含む。
【0129】
実行モジュール910は端末機器から送信されるサービングセルの電力ヘッドルームPH値を受信するために用いられ、前記PH値は第1サウンディング基準信号SRSの第1PH値及び/又は第2SRSの第2PH値であり、前記第1SRSは測位用のSRSであり、前記第2SRSは測定用のSRSである。
【0130】
一つの実施形態において、実行モジュール910は前記端末機器から送信される指示情報を受信するために用いられ、前記指示情報は前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのものである。
【0131】
一つの実施形態において、実行モジュール910はメディアアクセス制御制御要素MAC CEによって、前記端末機器から送信される前記PH値を受信するために用いられる。
【0132】
一つの実施形態において、前記MAC CEは前記PH値が前記第1PH値又は前記第2PH値であることを指示するためのビットをさらに含む。
【0133】
一つの実施形態において、前記第1構成情報は測位用のSRSリソースセットの情報要素において構成される。
【0134】
一つの実施形態において、前記経路損失基準信号は、同期信号ブロックSSB、チャネル状態情報CSI基準信号、ダウンリンク測位基準信号DL-PRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0135】
一つの実施形態において、前記経路損失基準信号がSSB又はCSI基準信号である場合、前記第1構成情報は前記経路損失基準信号の送信電力情報をさらに含み。
【0136】
一つの実施形態において、実行モジュール910は端末機器から送信される指示情報を受信するために用いられ、前記指示情報はPH値が前記第1PH値又は測定用のSRSの第2PH値であることを指示するためのものである。
【0137】
一つの実施形態において、実行モジュール910は、前記目標セルインデックスのPHフィールドの存在有無と、前記第1PH値の実測位用のSRSに基づく送信と、前記第1PH値の基準測位用のSRSに基づく送信と、前記サービングセルの最大送信電力と、メディアアクセス制御MACにおける電力管理に応じた電力バックオフの適用有無と、のうちの少なくとも1つを指示するための、前記端末機器から送信される関連情報を受信するために用いられる。
【0138】
本発明の実施例に係るネットワーク機器900は本発明の実施例に係る方法200、300~700においてネットワーク機器が実行する対応の手順を参照すればよく、且つ、該ネットワーク機器900内の各ユニット/モジュール及び上記他の動作及び/又は機能はそれぞれ方法200、300~700においてネットワーク機器が実行する手順を実現するためのものであり、同じ又は同等の技術的効果を達成することができ、説明を簡潔にするために、ここでは繰り返し説明しない。
【0139】
図10は本発明の別の実施例に係る端末機器のフロック図である。図10に示す端末機器1000は、少なくとも1つのプロセッサ1001、メモリ1002、及び少なくとも1つのネットワークインタフェース1004及びユーザインタフェース1003を含む。端末機器1000内の各コンポーネントはバスシステム1005によって互いに結合される。なお、バスシステム1005はこれらのコンポーネント間の接続通信を実現するためのものであることが理解される。バスシステム1005はデータバスを含む以外、電源バス、制御バス及び状態信号バスも含む。しかし、説明を明確化にするために、図10では各種のバスをいずれもバスシステム1005と表記する。
【0140】
ユーザインタフェース1003はディスプレイ、キーボード、ポインティング装置(例えば、マウス、トラックボール(trackball))、タッチパッド又はタッチパネル等を含んでもよい。
【0141】
本発明の実施例におけるメモリ1002は揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、あるいは揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。例示的なものであり限定する意図がない説明によれば、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM,SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM,DDRSDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM,SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM,DRRAM)のような多くの形のRAMが使用可能である。本発明の実施例に記載のシステム及び方法に係るメモリ1002は、これらのメモリ及び他のいかなる適切なメモリを含むが、それらに限定されないよう意図される。
【0142】
いくつかの実施形態において、メモリ1002は、実行可能モジュール又はデータ構造、又はそれらの部分集合、又はそれらの上位集合としてのオペレーティングシステム10021及びアプリケーション10022のような要素を記憶している。
【0143】
オペレーティングシステム10021は、各種のシステムプログラム、例えばフレームワーク層、コアライブラリ層、ドライバ層等を含み、各種の基本サービスの実現及びハードウェアベースのタスクの処理に用いられる。アプリケーション10022は、各種のアプリケーション、例えばメディアプレーヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)等を含み、各種のアプリケーションサービスの実現に用いられる。本発明の実施例の方法を実現するプログラムはアプリケーション10022に含まれてもよい。
【0144】
本発明の実施例において、端末機器1000は、メモリ1002に記憶され且つプロセッサ1001上で実行可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムはプロセッサ1001により実行されると、以下の方法100、300~700において端末機器が実行する手順のステップを実現する。
【0145】
上記の本発明の実施例に開示された方法はプロセッサ1001に応用することができ、又はプロセッサ1001によって実現することができる。プロセッサ1001は、信号処理能力を有する集積回路チップであり得る。実施過程では、上記方法の各ステップはプロセッサ1001におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完了可能である。上記プロセッサ1001は共通プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート又はトランジスタロジックデバイス、離散ハードウェアコンポーネントであってもよい。本発明の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。共通プロセッサはマイクロプロセッサ又は任意の一般的なプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例に基づいて開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって実行して遂行し、又は復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールを組み合せて実行して遂行するように直接体現してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等、本分野でよく用いられているコンピュータ可読記憶媒体に位置してもよい。該コンピュータ可読記憶媒体はメモリ1002に位置し、プロセッサ1001はメモリ1002中の情報を読み取り、そのハードウェアと連携して上記方法のステップを遂行する。具体的には、該コンピュータ可読記憶媒体に、プロセッサ1001により実行されると、上記の方法100、300~700において端末機器が実行する手順を実現するコンピュータプログラムが記憶されている。
【0146】
本発明の実施例に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組合せによって実現できることが理解可能である。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組合せにおいて実現することができる。
【0147】
ソフトウェアによる実現について、本発明の実施例に記載の機能を実現するためのモジュール(例えば、プロセス、関数等)によって本発明の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードはメモリに記憶しプロセッサによって実行することができる。メモリはプロセッサ内又はプロセッサの外部で実現することができる。
【0148】
端末機器1000は前記実施例における端末機器で実現される各プロセスを実現することができ、且つ同じ又は同等の技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0149】
図11は、本発明の実施例が応用されるネットワーク機器の構造図であり、方法の実施例400の詳細を実現し、同じ効果を達成することができる。図11に示すように、ネットワーク機器1100は、プロセッサ1101、送受信機1102、メモリ1103及びバスインタフェースを含み、本発明の実施例では、ネットワーク機器1100は、メモリ1103に記憶され且つプロセッサ1101上で実行可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムはプロセッサ1101により実行されると、方法200、300~700においてネットワーク機器に対応するステップを実現する。
【0150】
図11において、バスアーキテクチャは相互に接続されている任意数のバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ1101を代表とした1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ1103を代表としたメモリの様々な回路を一体に接続する。バスアーキテクチャはさらに、周辺機器、電圧レギュレータ及び電力管理回路等のような様々な他の回路を一体に接続することができ、これらはいずれも本分野に周知のことであるため、本明細書ではさらに説明しない。バスインタフェースはインタフェースを提供する。送受信機1102は複数の部材としてもよく、即ち、送信機及び受信機を含み、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。
【0151】
プロセッサ1101は、バスアーキテクチャ及び通常の処理の管理を担当し、メモリ1103はプロセッサ1101が操作を実行する時に使用するデータを記憶することができる。
【0152】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記方法の実施例200、300~700においてネットワーク機器が実行する手順を実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0153】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0154】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0155】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7a
図7b
図7c
図7d
図8
図9
図10
図11